議事ロックス -地方議会議事録検索-


山梨県 甲府市

平成18年9月定例会(第5号) 本文




2006.09.25 : 平成18年9月定例会(第5号) 本文


                午後1時00分 開 議
◯議長(原田英行君) これより本日の会議を開きます。
 報告事項を申し上げます。
 9月21日の本会議終了後、決算審査特別委員会を開き、正副委員長の互選を行いました。
 委員長に金丸三郎君、副委員長に清水 保君が選任されましたので、報告いたします。
 次に、内藤幸男君は一身上の都合により本日欠席する旨の届け出がありました。
 以上で報告を終わります。
 これより日程に入ります。
 日程第1から日程第19までの19案を一括議題といたします。
 19案に関し、総務委員長の報告を求めます。
 総務委員長 桜井正富君。
              (総務委員長 桜井正富君 登壇)


◯総務委員長(桜井正富君) 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した経過と結果について御報告いたします。
 まず、議案第99号 専決処分について(平成18年度甲府市一般会計補正予算(第2号))
 議案第102号 専決処分について(東八代広域行政事務組合規約の変更について) 及び
 議案第103号 専決処分について(東八代広域行政事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分について)の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。
 次に、議案第131号 教育委員会委員の任命について 及び
 議案第132号 公平委員会委員の選任についての2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり同意するものと決しました。
 次に、議案第110号 甲府市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例制定について
 議案第111号 甲府市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について
 議案第112号 甲府市特別職の職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例制定について
 議案第113号 甲府市行政手続条例の一部を改正する条例制定について
 議案第114号 甲府市悠遊館条例の一部を改正する条例制定について
 議案第115号 甲府市消防団員等公務災害補償条例等の一部を改正する条例制定について
 議案第116号 甲府市消防団員退職報償金支給条例等の一部を改正する条例制定について
 議案第123号 山梨県市町村総合事務組合規約の変更について
 議案第124号 山梨県市町村自治センターを組織する地方公共団体の数の減少について
 議案第130号 市政功労表彰の決定について 及び
 議案第107号 平成18年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分の11案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
 次に、甲議第11号 甲府市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定については、まず反対意見として、今回の改正は38人から32人と6人減の大幅な削減となる。地方議会は住民の最も身近な議会として、住民の声を自治体に反映し行政を監視監督するための市民の代表機関であり、議員の大幅な削減は、市民の声が行政に届かなくなるばかりか、結果として自治体を住民から遠ざけかねない。よく市民から、議会が見えない、何をしているのかわからないという声を聞くが、それは、多くの市民が、議会が市民の期待にこたえていないという批判の裏返しであって、市民の議員への期待は暮らしを守るために働いてくれることであり、削減した結果、市民の声が以前にも増して暮らしに反映されたかどうか、そういう検証もしない安易な定数削減には絶対に賛成できない。特に甲府市は、今年の3月に合併して新甲府市となったばかりで、新総合計画の施策遂行や国の行政改革など、甲府市を取り巻く状況は、問題、課題が山積している中にあって、チェック機能をしっかり果たし、市民の声を反映させるためには、市議会に市民の各界、各層、各地域から議員が幅広く選出されることが必要である。少なくとも合併直後である来年の選挙は、直近の国勢調査に基づく38人の定数を維持すべきであるとの意見がありました。
 また、賛成意見として、議員定数については、地方自治法の規定はあくまで上限であり、これが絶対正しいという数字はなかなか難しい。これからの人口減少社会、また多様化する市民要望などに対応していくためには、類似都市の数値等も参考にしながら、その上で数字を決めていくということは、現状ではやむを得ないところである。議員に対する市民の目というのは、大変厳しいものがあり、今我々に求められるのは、議員の資質向上と、市政発展のため東奔西走している姿を市民に示していくことである。また、議員定数を減らすよりも、報酬、政務調査費、行政視察等を削減した方がよいのではとの意見もあるが、昨今、議員の活動は広域化、専門化、複雑化しており、行政視察についても、研修を通じて議員がさまざまな情報・知識を得ることが、議員の資質向上につながるものと考える。地方財政を取り巻く環境は依然として厳しく、今、本市においても職員一丸となって行政改革に取り組んでおり、議会としても、今後、求められる役割はますます増大するが、議員みずからが少数精鋭の決意をもって議会改革に取り組み、より質の高い議会を再構築していくべきであるとの意見があり、採決の結果、多数をもって提案のとおり可決するものと決しました。
 最後に、請願第18−6号 出資法及び貸金業規制法の改正に関する意見書提出を求める請願及び
 請願第18−8号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願の2件については、願意妥当であり、いずれも全員異議なく採択するものと決しました。
 以上で報告を終わります。


◯議長(原田英行君) 以上で報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 これより日程第1 議案第99号から日程第3 議案第103号までの3案を一括採決いたします。
 3案に対する委員長の報告は承認であります。
 3案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、3案は委員長報告のとおり承認いたしました。
 次に、日程第4 議案第131号及び日程第5 議案第132号の2案を一括採決いたします。
 2案に対する委員長の報告は同意であります。
 2案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、2案は委員長報告のとおり同意いたしました。
 次に、日程第6 議案第110号から日程第15 議案第130号の10案を一括採決いたします。
 10案に対する委員長の報告は可決であります。
 10案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、10案は委員長報告のとおり可決いたしました。
 次に、日程第16 請願第18−6号及び日程第17 請願第18−8号の2件を一括採決いたします。
 2件に対する委員長の報告は採択であります。
 2件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、2件は委員長報告のとおり採択と決しました。
 次に、日程第19 甲議第11号について討論の通告がありますので、順次これを許します。
 最初に、加藤 裕君。
                (加藤 裕君 登壇)


◯加藤 裕君 日本共産党を代表して、甲議第11号 甲府市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定についての反対討論を行います。
 今回提案された内容は、甲府市議会議員の定数を現行の38人から6人減の32人とし、来年の選挙から実施するというものです。議員の定数の削減は、地方自治体における議会制民主主義を切り縮め、結果として自治体を住民から遠ざけることになります。また、市民各層からの代表者を選出する道を閉ざし、議会の役割を弱めることになります。地方分権の時代にあって、多彩な階層から選ばれた多数の議員によって、さまざまな地域要望、住民要求や意見を十分論議し、政策展開を図ることが求められています。議会の効率性、少数精鋭という考え方で定数削減をすることは、こうした住民の期待に逆行することになります。
 まず、定数の見直しは時代の趨勢といいますが、問題は議会制民主主義の根幹にかかわることであり、時代の趨勢だからそれに従うのが正しいのかどうかということです。全国的な議員定数の削減は、国が地方自治体に持ち込んできた住民犠牲の地方行革の重要な柱の一つとして推進されてきました。
 国は1994年、97年の地方行革指針で、地方議会に自主的に組織運営の合理化を進めることを求め、定数削減の圧力をかけてきました。1998年に甲府市議会は、36人から34人に2人の削減を行っています。2005年3月に総務省が出した新行革指針も、地方議員の定数と報酬について、住民等に対する説明責任を果たすよう努めることとして、事実上の圧力をかけています。
 しかし、地方議会は、住民の最も身近な議会として、住民の声を自治体に反映し、行政をチェックするための住民の代表機関です。地方議員の大幅な削減は、市民の声が行政に届かなくなるということであります。
 また、地方自治体の議員定数は、地方自治法によって、自治体の人口と会議運営の規模を基準とし、住民代表としての機能が十分発揮できるように定められています。ことし3月、中道町、上九一色村の合併によって、新甲府市の人口は20万人を超えました。平成15年の地方自治法第91条の改定で、議員の定数は人口20万以上30万未満の市は38人とされたことから、昨年の国勢調査に基づき、旧中道町から3人、旧上九一色村から1人を選出し、現在38人の議員定数となっています。
 合併後の新総合計画の施策遂行や国の構造改革、行政改革など、甲府市を取り巻く情勢は、問題、課題が山積している中にあって、監視監督機能の発揮が求められますし、多様な住民の声を反映させるためには、市議会に市民の各界、各層、各地域から幅広く選出されることが必要です。少なくとも、合併直後である来年の選挙は、直近の国勢調査に基づく38人の定数を維持し、削減すべきではありません。
 地方議会は、住民の最も身近な議会として、住民の声を自治体に反映する住民の代表機関です。行政のチェック、住民要望の反映、立法機能という、ほかではかわれない重要な機能を持っています。ですから、議会は、市長から提案される条例や、予算、決算の審査だけでなく、みずから条例提案や予算修正などの機能を発揮する議員・会派がそれぞれの立場で、住民の要望実現に力を尽くす、これが本来の議会の姿だと思います。
 日本共産党は、この間、子供の医療費の窓口無料化、介護保険の減免制度などの条例提案など行ってきましたが、議員定数を削減すれば、少数者の声の反映が困難となり、議員の均質化、同質化が起こり、ますます立法機能の発揮などは困難になっていくのではないでしょうか。
 最後に、財政が厳しいから議会も身を削るべきといいますが、議員報酬の見直しや政務調査費、行政視察、海外視察の見直しなど行えば、財源を生み出すことができ、議員の定数の削減をする必要はありません。この間の、議会が見えない、議員が何をしているかわからないという、市民の批判を謙虚に受け、議会の役割を発揮して、住民の暮らしと営業を守るために働くこと、開かれた議会にしていくことが、今一番市民が望んでいる議会の姿ではないでしょうか。
 以上申し上げて、反対の討論といたします。


◯議長(原田英行君) 次に、斉藤憲二君。
                (斉藤憲二君 登壇)


◯斉藤憲二君 甲議第11号 甲府市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、賛成討論を行います。
 少子高齢化による人口減少時代を目前に控え、国・地方を通じた厳しい財政状況の中で、自治体は新しい視点に立って不断に行政改革に取り組み、その体制を刷新していくことが求められております。しかしながら、厳しい財政や地域経済の状況等を背景に、自治体の行政改革の進捗状況に対する住民の視線はますます厳しくなっており、このような現状を踏まえますと、各自治体が今後、行政改革を推進するにあたっては、住民と協働し、危機意識と改革意欲を首長と職員が共有して取り組んでいくことが肝要であり、議会においても、改革推進のためその機能を十分に発揮することが求められているところであります。
 総務省が示した「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」の中で、地方分権の進展に伴い、地方議会の果たす役割がますます増大しており、これを踏まえた議会運営が一層強く求められている。その一方で、議員の定数や支出等に対する各方面からの批判があることにも留意する必要があり、住民等に対する説明責任を果たすよう努めること。また、行政改革大綱等の進捗状況や、執行機関の行う行政評価の結果等についての報告、説明を求めるなど、執行機関に対する監視機能をみずから高めていく取り組みを積極的に行うとともに、住民の多様な意見を把握し、集約、反映させるための取り組みを積極的に行うことが望ましいとしております。
 このような状況下にあって、地方議会の議員定数は、行財政改革のもと、ますます減少の傾向にあることも現実であり、国・地方ともに財政難に直面する中、議員のあり方さえ問われています。各市議会はこのような住民の意思を受け、また、当局の行政改革に合わせて精力的に自己改革に取り組んでおり、本市におきましても、昭和60年、当時の法定数40人に対し、4人減員し、36人としました。また、平成10年には、36人から2人減員し、34人とし、法定数44人に対し、10人の削減を行いました。
 その後、平成14年6月議会において、定数を34人とし、本年3月合併に伴い38人となり、現在に至っております。
 昨今、行財政改革が叫ばれる中、本来、民意をより幅広くみ取り、施策に反映するには、できるだけ多くの議員数があることが望ましいとの論拠がある一方、行財政改革と同様に、議会の改革も必然とする根強い市民感情は看過しがたいものがあり、類似都市と比較しても議員定数を現行のまま据え置くことは逆に民意の離反を招き、議会に対する信頼を損ねる結果を招きかねないことも真摯に考慮すべきであります。
 今、地方分権の進展や市民参加の高まりの中で、地方議会は新たな役割を求められております。本市をはじめ、各自治体で進められているワークショップやパブリックコメントなど、取り組みによって市民が行政の意思形成過程に積極的にかかわってきている今日、より高度な専門的機能を果たしていくことが議会にも求められており、そのためにも、私たちが先頭を切って新たな議会を構築していくべきではないでしょうか。
 以上、申し上げまして、賛成の討論といたします。


◯議長(原田英行君) 次に、山田 厚君。
                (山田 厚君 登壇)


◯山田 厚君 甲議第11号 甲府市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、反対の立場から討論いたします。
 提案者の方々の論拠をお聞きしますと、一つは全国の自治体議員定数の現員の状況を見ても、今や議員定数の削減は時代の趨勢であるとする時代の趨勢論。もう一つは、危機的な地方財政、多様化する行政需要など、行政改革の取り組みは議会にも当てはまる問題であるとする、議会と議員のコスト論です。
 そもそも自治体の議会とは何か、議員とは何かの問題になるかと思います。議会は、行政機関ではありません。市民の声を反映させるための市民の代表機関であり、市民の意思決定機関であります。自治体議員は、市民の声を反映させる代表者たちです。本来、民主主義の基本を考えれば、直接民主主義、直接市民が行政に、その意思決定に参画すべきです。しかし、現実的には不可能なるがゆえに代表制があると思われます。
 自治体の機能の基本は、住民自治です。それを保障する制度として自治体に議会があり、議員がある。私たち市町村議会は、最も市民に身近な議員として、市民のさまざまな声を行政に反映させ、行政をチェックしていかなければなりません。議員の力が弱かったり、議会の権限があいまいであったら、それは行政の監視にはならず、むだな支出を強いること、チェックがなおざりになることだと思われます。
 もし、市民にとって行政のむだがあるとするのならば、市民生活への乱暴な状態があるとするのならば、それをとめたり、改善する機能があるのは、議会であり、見識ある議員の仕事ではないでしょうか。したがって、むだなのは議会や議員ではなく、むだをチェックするために、むだを少なくするために、有効な財政をしっかり使うために、議会と議員があるのではないでしょうか。議会が活発に機能していればいるほど行政のむだがチェックでき、むだを省き、そして必要な改善ができるのではないでしょうか。
 そもそも地方の自治の基本である議会と議員に、経営上に使われているコスト論が持ち込めるものでしょうか。安易に持ち込み、同じように使うのならば、私は間違いだと思います。しかし、残念ながら議会と議員へのコスト論は極めて盛んです。議員の数は少なければ少ないほどいい。まるで議員はむだな贅肉を落とすように言われているのではないでしょうか。その雰囲気の根っこには、明らかに議会と議員への軽視、蔑視、どうせ遊んでいるんだからというような誤った偏見があるのではないでしょうか。これも時代の趨勢かもしれません。しかし、この時代の趨勢は自然にできたものではありません。10年ほど前の国の地方行革指針があり、それをワイドショーなどの一部マスコミが広げたと思われます。
 そもそも近代の歴史において、先達の皆さんが戦後ようやっと勝ち取った地方自治であり、議会制民主主義であり、それを保障する普通選挙制度ではありませんか。普通選挙には2つの権利が保障されていなければなりません。一つは、選挙をする権利、選挙権。もう一つは、候補者となり、議員となるための権利である被選挙権です。戦前のように、女だからだめ、税金をしっかり納めない普通の貧乏人はだめ、候補者にもなれない、選挙もできない、こういったことでは全くの間違いです。
 主権は国民にあります。こういった国民に基盤を置かない議会とは、戦前のように国の議会であろうとも、軍国主義という時代の趨勢に飲み込まれ、時代の趨勢に物も言えず、そして、国の議会であろうとも、議会そのものが時代の趨勢に押しつぶされていったではありませんか。
 しかし、一連の私どもにある議員定数の削減も、同じ危険な傾向があるのではないでしょうか。自治体の議員、これに定数を重ねれば、定数の削減を重ねれば重ねるほどいいという議論。これは結局のところ被選挙権の行使が迫害されるものです。例えば、私どもの甲府市議会が、38名から32名になると、その削減率は16%にもなります。これを単純計算して比較すると、前回1,500票で当選できた議員さんが、今回は1,800票取らなければ当選できないことになります。
 問題は、一人ひとりの議員の当落のことを言っているのではありません。1,600票の声、1,700票の声、それも届かず死に票になるということ。これは贅肉のむだなものをカットすることではなく、少数精鋭の決意の問題ではなく、大切な市民の声とその代表者の一人ひとりを失っていくことになりかねないということであります。結局、選挙に勝てる人は、有力な人、資産家の人、大きな団体の丸抱えの人でなければ、普通の市民は、選挙にも候補者にもなれない状態になっていくのではないでしょうか。
 市民にとっては、身近な候補者の選択ができなくなり、市民からのさまざまな要望や声が、ささやかな願いが、使いものにならなくなってくることではないでしょうか。しかも、議会と議員のコスト論とは、しっかりした論拠がありません。それだけに突き進めば、議員定数は32名でなくてもいいし、そのときの時代の趨勢によって38名でも20名でも16名でも、場合によったら12名でもいいことになりかねないのではないでしょうか。
 私は、この問題は、市民生活が脅かされるのではないかと危惧するものです。市民生活に直結するさまざまな声を、感覚的にも受けなければいけないさまざまな議員、これがいなくなるということは、結局市民生活に対する政治的な感覚が鈍くなっていくのではないでしょうか。
 例えば、今回の障害者自立支援法で、中央官僚の人たちは、障害者の方々に1割負担の導入を入れました。中でも非常に疑問なのは、車いすや義足、義手といった、こういった補装具でさえ、今まで購入したときに援助していた現物給付方式をやめ、そのときに必要な補装具を買う全額を、一たん障害者が全額払って、それから障害者が申請して、ようやっと援助金がくるという、そういった償還方式を持ち込みました。これは非常に障害者にとって負担だと思います。
 甲府市は今までどおり、ありがたいことに、現物給付方式を継続してくれています。これも、自治体と議会が、また一人ひとりの議員が会派を超えて、中央官僚とは異なる健全な市民的感覚、「それじゃあひどいよね」といった市民感覚があるんじゃないかと、私は思うわけです。市民感覚を持つためにも、多様な階層、いろんな地域から多くの議員さんがいることが、私は議会の活性化と議会の力につながるものだと思います。
 今後、議会の弱体化を許さないためにも、議会の軽視を許さないためにも、さまざまな市民の声を受けた、さまざまの代表者を失わないためにも、だからこそ、普通の市民の生活を守る代表者のためにも、間違った時代の趨勢に乗らず、議員の定数削減に、私たちは今後とも反対していくつもりです。
 以上です。


◯議長(原田英行君) 次に、堀内征治君。
                (堀内征治君 登壇)


◯堀内征治君 甲議第11号 甲府市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について、賛成討論を行います。
 地方議会を取り巻く状況は、地方分権一括法の施行以来、大きく変革してまいりました。地方公共団体の自治事務の拡大と自己決定の領域が広がったことにより、議会の役割と責務はますます重要性を増し、議会の機能強化や活性化はもちろんのこと、議員一人ひとりの資質向上が求められております。
 さて、地方議会は住民の多様な意見、要望を行政へ反映させることが使命であり、議員数が少なければよいとは決して考えておりません。多くの市民の多様な声を幅広く聞くためには、一定規模の議員数を確保するのは当然のことと思います。しかし、本市の財政状況に目を転じますと、国の三位一体の改革による国庫補助金や地方交付税の縮減等が懸念されており、今後、自主財源である市税収入においても大幅な増加は望めない状況から、一層の厳しさが見込まれるところであります。加えて、第五次甲府市総合計画などにより、より充実した市民サービスを全市域に拡大するためには多額な予算が必要となります。また、平成20年度にピークを迎える団塊世代の退職手当の財源は、義務的経費の増大として市財政にとって大きな負担になり得るだろうと思います。人件費の高騰により、市民生活に大きな影響を及ぼすようなことは絶対に避けなければなりません。
 我々、市議会といたしましても、平成15年の一般選挙以来、市の厳しい財政状況等を踏まえ、議会みずから議員報酬や費用弁償等の削減を行い、議会経費の軽減に努めてまいりました。
 今回の改正案につきましては、本年3月の中道町、上九一色村北部との合併により、本市の人口が20万人を超えたため、3月定例会において条例の一部改正を行い、38人と定めたところであります。しかし、現状では既に20万人を割った状況が続いており、また今後の甲府市の人口が順調に右肩上がりにふえるということは望みにくい状況であります。合併以前の甲府市における定数34人を基本とし、定数を考えるとしたならば、今回の32人が妥当な数字であると考えます。
 決して市民の声が行政に届かないということではなく、むしろ今の市民感情は議員の数ではなく、質を求めていることを忘れてはならないと思います。
 以上、申し上げまして、甲議第11号の賛成討論といたします。


◯議長(原田英行君) 以上で、通告による討論は終わりました。
 ほかに討論はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって、討論を終結いたします。
 これより日程第19 甲議第11号を起立により採決いたします。
              (中込孝文君「議事進行」と呼ぶ)
 中込孝文君。


◯中込孝文君 採決の方法を無記名投票でやっていただきたいと、お願いを申し上げます。


◯議長(原田英行君) ただいま中込孝文君から、本案を無記名投票により採決されたいとの要求がありました。
 本要求の成立には、会議規則第123条第1項の規定により5人以上の賛成者が必要であります。
 本要求に賛成の諸君の起立を求めます。
                 (賛成者 起立)


◯議長(原田英行君) 起立者5人以上であります。
 よって、本要求は成立いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                午後1時38分 休 憩
      ───────────────・───────────────
                午後2時14分 再開議


◯議長(原田英行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより日程第19 甲議第11号を無記名投票により採決いたします。
 議場の閉鎖を命じます。
               (議場 閉鎖)


◯議長(原田英行君) ただいまの出席議員数は35人であります。
 投票用紙を配付させます。
             (書記 投票用紙 配付)


◯議長(原田英行君) 投票用紙の配付漏れはありませんか───配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。
             (書記 投票箱を点検)


◯議長(原田英行君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。
 会議規則第125条の規定により、本案を「可」とする諸君は白票を、「否」とする諸君は赤票を、点呼に応じて順次投票願います。
 封筒の中の投票用紙を確認願います。
 念のため再度申し上げます。
 本案を「可」とする諸君は白票を、「否」とする諸君は赤票を、点呼に応じて順次投票願います。
 投票は時計回りでお願いします。
 事務局に点呼を命じます。
              (書記 各員の氏名を点呼)
       1番 内 藤 司 朗 君     2番 内 藤   泉 君
       3番 橘 田 秀 富 君     4番 山 田   厚 君
       5番 小 越 智 子 君     6番 渡 辺 礼 子 君
       7番 佐 藤 茂 樹 君     8番 中 込 孝 文 君
       9番 石 原   剛 君    10番 中 山 善 雄 君
      11番 保 坂 一 夫 君    12番 清 水 節 子 君
      13番 加 藤   裕 君    14番 秋 山 雅 司 君
      15番 谷 川 義 孝 君    16番 堀 内 征 治 君
      18番 荻 原 隆 宏 君    19番 楠 間 隆 保 君
      20番 田 中 良 彦 君    21番 五 味   務 君
      22番 清 水   保 君    23番 輿 石   修 君
      24番 清 水   仁 君    25番 野 中 一 二 君
      26番 柳 沢 暢 幸 君    27番 桜 井 正 富 君
      28番 駒 木   明 君    29番 福 永   稔 君
      30番 雨 宮 年 江 君    32番 金 丸 三 郎 君
      33番 小 野 雄 造 君    34番 斉 藤 憲 二 君
      35番 森 沢 幸 夫 君    36番 依 田 敏 夫 君
      37番 上 田 英 文 君


◯議長(原田英行君) 投票漏れはありませんか───投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 残りの投票用紙を回収いたします。
             (書記 投票用紙 回収)


◯議長(原田英行君) 議場の閉鎖を解きます。
               (議場 開鎖)


◯議長(原田英行君) 開票を行います。
 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
    楠 間 隆 保 君
    橘 田 秀 富 君
の両君を指名いたします。
 両君の立ち会いをお願いいたします。
        (楠間隆保君、橘田秀富君 立ち会い開票を点検)


◯議長(原田英行君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数  35票
 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
 そのうち
   賛成  28票
   反対   7票
 以上のとおり賛成が多数であります。
 よって、本案は可決されました。
 次に、日程第20から日程第30までの11案を一括議題といたします。
 11案に関し、民生文教委員長の報告を求めます。
 民生文教委員長 雨宮年江君。
            (民生文教委員長 雨宮年江君 登壇)


◯民生文教委員長(雨宮年江君) 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。
 まず、議案第105号 専決処分について(医療事故に係る損害賠償の額の決定について) 及び
 議案第106号 専決処分について(平成18年度甲府市病院事業会計補正予算(第1号))の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。
 次に、議案第108号 平成18年度甲府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 議案第109号 平成18年度甲府市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
 議案第117号 甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
 議案第118号 甲府市ひとり親家庭等医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について
 議案第119号 甲府市すこやか子育て医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について
 議案第120号 甲府市重度心身障害者医療費助成金支給条例の一部を改正する条例制定について
 議案第121号 甲府市知的障害者通所授産施設条例及び甲府市身体障害者福祉センター条例の一部を改正する条例制定について
 議案第125号 工事請負契約の締結について 及び
 議案第107号 平成18年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分の9案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
 以上で報告を終わります。


◯議長(原田英行君) 以上で報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 これより日程第20 議案第105号及び日程第21 議案第106号の2案を一括採決いたします。
 2案に対する委員長の報告は承認であります。
 2案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、2案は委員長報告のとおり承認いたしました。
 次に、日程第22 議案第108号から日程第29 議案第125号までの8案を一括採決いたします。
 8案に対する委員長の報告は可決であります。
 8案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、8案は委員長報告のとおり可決いたしました。
 次に、日程第31から日程第34までの4案を一括議題といたします。
 4案に関し、経済建設委員長の報告を求めます。
 経済建設委員長 野中一二君。
            (経済建設委員長 野中一二君 登壇)


◯経済建設委員長(野中一二君) 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。
 まず、議案第104号 専決処分について(訴えの提起について)は、全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。
 次に、議案第122号 甲府市市営住宅条例の一部を改正する条例制定について
 議案第133号 訴えの提起について 及び
 議案第107号 平成18年度甲府市一般会計補正予算(第3号)中当委員会所管分の3案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり可決するものと決しました。
 以上で報告を終わります。


◯議長(原田英行君) 以上で報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 これより日程第31 議案第104号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は承認であります。
 本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は委員長報告のとおり承認いたしました。
 次に、日程第32 議案第122号及び日程第33 議案第133号の2案を一括採決いたします。
 2案に対する委員長の報告は可決であります。
 2案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、2案は委員長報告のとおり可決いたしました。
 次に、日程第35及び日程第36の2案を一括議題といたします。
 2案に関し、環境水道委員長の報告を求めます。
 環境水道委員長 金丸三郎君。
            (環境水道委員長 金丸三郎君 登壇)


◯環境水道委員長(金丸三郎君) 去る9月21日の本会議において、当委員会に付託されました案件について22日委員会を開き、慎重に審査した結果について御報告いたします。
 議案第100号 専決処分について(平成18年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号))及び
 議案第101号 専決処分について(平成18年度甲府市水道事業会計補正予算(第1号))の2案については、いずれも全員異議なく当局原案のとおり承認するものと決しました。
 以上で報告を終わります。


◯議長(原田英行君) 以上で報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 これより日程第35 議案第100号及び日程第36 議案第101号の2案を一括採決いたします。
 2案に対する委員長の報告は承認であります。
 2案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、2案は委員長報告のとおり承認いたしました。
 次に、日程第18 日程第30及び日程第34 議案第107号を採決いたします。
 本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。
 本案は、各常任委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって本案は、各常任委員長の報告のとおり可決いたしました。
 次に、日程第37 甲議第12号を議題といたします。
 桜井正富君から提案理由の説明を求めます。
 桜井正富君。
                (桜井正富君 登壇)


◯桜井正富君 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。
 出資法及び貸金業規制法の改正に関する意見書(案)
 超低金利時代といわれる現在、消費者金融、信販会社、銀行など複数業者から返済能力を超えた借り入れをして、苦しんでいる多重債務者が後を絶たず、社会問題化している。
 こうした背景には、貸金業規制法第43条の「みなし弁済」規定を適用させ、利息制限法の上限(年15〜20%)は上回るが、出資法の上限(年29.2%、日賦貸金業者及び電話担保金融は年54.75%)よりは低い金利、いわゆる「グレーゾーン金利」で営業する貸金業者が多いという実態がある。
 こうした中、先般、最高裁判所は、貸金業者の利息制限法の上限を超える利息について「みなし弁済」規定の適用条件を厳格に解釈した判決を示した。
 国では、平成19年1月を目途に出資法等の上限金利を見直すとしている。今回の見直し時期をとらえ、借受者の不安を一日でも早く解消すべきである。
 よって、法改正に当たっては次の事項を実現するよう強く要請する。
1 出資法第5条の上限金利を、少額短期貸付などの例外を設けることなく一律に利息制限法
  第1条の制限金利まで引き下げること。
1 貸金業規制法第43条の「みなし弁済」規定を撤廃すること。
1 出資法における日賦貸金業者及び電話担保金融に対する特例金利を廃止すること。
1 保証料名下での出資法及び利息制限法の脱法を禁止すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
  平成18年9月25日                     甲 府 市 議 会
 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、金融担当大臣であります。
 なお、字句の修正等については、議長に委任いたします。


◯議長(原田英行君) 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、甲議第12号は委員会の付託を省略することに決しました。
 これより本案を採決いたします。
 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は提案のとおり可決いたしました。
 ただいま可決いたしました甲議第12号の意見書は、条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決しました。
 お諮りいたします。
 9月26日から10月3日までの8日間は、決算審査特別委員会審査のため、また10月4日は議事の都合により本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(原田英行君) 御異議なしと認めます。
 よって、9日間は本会議を休会することに決しました。
 休会明け本会議は、10月5日午後1時から開会いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
                午後2時39分 散 会