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山梨県 甲府市

平成28年9月定例会(第6号) 本文




2016.09.29 : 平成28年9月定例会(第6号) 本文


         平成28年9月甲府市議会定例会議事日程(6)

                       平成28年9月29日(木)午後1時

─────
 報 告
─────

第 1 議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定について
第 2 議案第90号 平成27年度甲府市病院事業会計決算の認定について
第 3 議案第89号 平成27年度甲府市地方卸売市場事業会計剰余金の処分及び
           決算の認定について
第 4 議案第91号 平成27年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の
           認定について
第 5 議案第92号 平成27年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認
           定について
                        以上 決算審査特別委員長報告
──────────────────────────────────────
第 6 甲議第10号 北朝鮮の核実験に抗議する決議について

(出席議員)
木内 直子 君  神山 玄太 君  向山 憲稔 君  望月 大輔 君
鮫田 光一 君  藤原伸一郎 君  深沢 健吾 君  末木 咲子 君
清水 英知 君  長沢 達也 君  佐野 弘仁 君  中村 明彦 君
植田 年美 君  小沢 宏至 君  天野  一 君  山中 和男 君
小澤  浩 君  長沼 達彦 君  坂本 信康 君  岡  政吉 君
内藤 司朗 君  山田  厚 君  兵道 顕司 君  清水  仁 君
桜井 正富 君  金丸 三郎 君  鈴木  篤 君  廣瀬 集一 君
大塚 義久 君  原田 洋二 君  池谷 陸雄 君  荻原 隆宏 君
                                32人

(欠席議員)
                                 なし

説明のため議場に出席した者の職氏名
市長        樋口 雄一 君  副市長       工藤 眞幸 君
副市長       岸川 仁和 君  総合戦略監     窪田  淳 君
危機管理監     早川  守 君  総務部長      輿石 十直 君
企画部長      中村 好伸 君  リニア交通政策監  秋山 益貴 君
市民部長      小林 和彦 君  税務統括監     曽雌 芳典 君
福祉保健部長    相良 治彦 君  子ども未来部長   田中  元 君
環境部長      飯田 正俊 君  産業部長      小林 和生 君
建設部長      七沢 福富 君  病院長       小澤 克良 君
病院事務局長    中澤 義明 君  教育委員長     平賀 数人 君
教育長       長谷川義高 君  教育部長      数野 雅彦 君
選挙管理委員長   志村 文武 君  代表監査委員    幡野 治通 君
農業委員会会長   西名 武洋 君  上下水道局業務部長 堀内 正仁 君
上下水道局工務部長 福島 勇人 君

職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
議会事務局長    古屋 昭仁 君  議会事務総室長   神宮司秀樹 君
議事調査課長    佐藤  学 君  議事調査課長補佐  望月 正文 君
議事調査係長    小林 陽子 君  議事調査係長    橘田 善弘 君
議事調査係長    宮崎 真二 君  議事調査係主事   宇佐美 淳 君
総務課長補佐    田中 敏文 君



               午後 1時00分 開 議
◯議長(清水 仁君) これより本日の会議を開きます。
 報告事項を申し上げます。
 荻原隆宏君外4人から甲議第10号 北朝鮮の核実験に抗議する決議についてが提出されました。
 各位のお手元に配付いたしてありますので、御了承願います。
 以上で報告を終わります。
 これより日程に入ります。
 日程第1 議案第88号から日程第5 議案第92号までの5案を一括議題といたします。
 5案に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
 決算審査特別委員長 鈴木 篤君。
           (決算審査特別委員長 鈴木 篤君 登壇)


◯決算審査特別委員長(鈴木 篤君) 去る9月12日の本会議において、当委員会に付託されました、議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定について、議案第89号 平成27年度甲府市地方卸売市場事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第90号 平成27年度甲府市病院事業会計決算の認定について、議案第91号 平成27年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第92号 平成27年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての5案について、9月16日から9月27日までの12日間にわたり慎重に審査を行いました。
 以下、その経過と結果について御報告いたします。
 委員会は冒頭、総括質問を行いました。
 その主な内容は次のとおりです。
 まず、平成27年度の財政運営についてただしたのに対し、市民税は増収となったものの、評価替えに伴う固定資産税の減収などから市税全体では減収となり、医療給付費や介護給付費等の増加に加え、公共施設の老朽化など長期的な視点に立った取組を推進していく必要があったことから、大変厳しい財政運営であったが、第五次甲府市総合計画の最終年度として、これまでの取り組みと成果を検証する中で、実施計画事業の着実な推進を図るとともに、“こうふ未来創り重点戦略プロジェクト”の実現に向けた取組を計画的に推進し、予算の効率的・効果的な執行に努め、更に後年度負担の軽減を図るため、未利用市有地の売却収入を財源とした債務負担行為償還金の繰上償還をするなど、健全な財政運営を維持できるよう配慮してきたところであり、今後ともマネジメントサイクルによる効率的な行財政運営を図る中で、安定的な財政基盤の強化に努めていくとの答弁がありました。
 これに対し、今後も市長の強いリーダーシップにより、中長期的視点に立った財政運営を行う中で、笑顔あふれるまち創りを実現していくよう求める意見がありました。
 次に、平成27年度決算の総括についてただしたのに対し、市政執行に当たっては、本市を取り巻く社会経済情勢を的確に捉え、これまでの取組と成果を検証し、施策の重点的かつ効率的な執行に努める中で、地域福祉社会の実現、教育環境づくりや歴史と文化の継承、更に開府500年やリニア中央新幹線の開業など、将来を見据えたまちづくりに積極的に取り組み、また、“こうふ未来創り重点戦略プロジェクト”に掲げた施策・事業の早期実現に向けて着手するとともに、第六次甲府市総合計画を初め、甲府市人口ビジョン、甲府市総合戦略など、本市の将来を展望する指針や施策を策定したところであり、今後もより一層効率的で効果的な業務の遂行に努め、市民の信頼と期待に応えられる市政の推進に向け、全身全霊を傾注していくとの答弁がありました。
 これに対し、開府500年や中核市移行に向けた取組は着実に進んでおり、引き続き推進していくよう求める意見がありました。
 次に、将来負担比率についてただしたのに対し、新ごみ処理施設等の建設に係る一部事務組合への負担見込額が増加となったことなどにより、将来負担比率は上昇したものの、将来負担額の約半分を占める市債残高は、後年度に交付税措置のある臨時財政対策債を除いた額では減額となっている上、将来負担額に対し充当可能となる基金の残高は、財政調整基金を積み立てたことなどから増額となっており、今後は公共施設等総合管理計画に基づき公共施設等の適正化に取り組むとともに、計画的な市債の発行により市債残高の抑制に努め、引き続き行財政改革を推進する中で計画的・効率的に基金を積み立てるなど、健全な財政運営を行っていくとの答弁がありました。
 これに対し、自主財源の確保のため「稼ぐまち甲府」の創出に向け、施策の選択とともに集中的な投資を求める意見がありました。
 最後に、消費回復に向けた市政運営についてただしたの対し、甲府プレミアム付商品券を発行し、消費喚起と地域経済の活性化を図るとともに、住宅リフォーム助成や多子世帯の保育料の軽減など様々な施策の展開により、所期の成果はもとより、副次的な効果として消費者の負担軽減に伴う可処分所得の増加により消費マインドの刺激をもたらしており、今後も将来にわたり持続可能で安全安心なまちづくりに向け、地域経済発展の核となる地域産業の振興や雇用の創出、更には子育て支援など市民生活に直結する施策・事業を推進し、市民福祉の増進に取り組んでいくとの答弁がありました。
 これに対し、市民福祉の増進を図ることを市政の根本に置き、様々な施策を展開していくよう求める意見がありました。
 以上が、総括質問の主な内容であります。
 次に、議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定について、細部にわたり行いました審査の経過を順次御報告いたします。
 まず、一般会計について申し上げます。
 歳入については、ふるさと納税についてただしたのに対し、本市の魅力を更にPRしていくことが重要であり、地場産業を紹介する好機と捉え、返礼品の更なる拡充などについても検討していくとの答弁がありました。
 これに対して、他自治体との競争とならないよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 中核市移行を見据えた財源の確保に努めること。
 次に、一般会計歳出について款を追って申し上げます。
 まず、議会費については議会活動予算を確保するとともに、引き続き適正な執行を求める意見がありました。
 総務費については、移住・定住コンシェルジュを配置した成果についてただしたのに対し、8月に配置してから160組・326人、延べ708件の相談を受け、8組・21人が本市へ移住しているとの答弁がありました。
 これに対し、短期間で成果が出ているので、移住した方の動機等の検証を進める中で、更に推進していくよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 地域の公共交通については、住民との検討及び調整を重ね持続可能なものとなるよう努めること。
1 障がい者の就労施設等からの物品調達については、調査研究し更に推進すること。
 民生費については、ファミリー・サポート・センター運営事業についてただしたのに対し、高齢化により協力会員が減少傾向にあるとの答弁がありました。
 これに対し、若い年齢層の協力会員の登録を促進し、サービスが維持できるよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 子育てしやすい環境の創出に一層努めること。
1 産業部と連携して障がい者の就労を支援し、自立を促進すること。
 衛生費については、可燃ごみの減量化及び資源リサイクルの取組についてただしたのに対し、ミックスペーパーの分別排出及びしんぶんコンポストの普及促進など、より多くの市民に取り組んでいただけるよう周知に努めているとの答弁がありました。
 これに対し、引き続き啓発活動を推進していくよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 女性特有のがん検診事業については、引き続き受診率の向上に努めること。
1 食糧費については、市民に誤解を与えないよう、更に適切な執行に努めること。
 労働費については、労働相談についてただしたのに対し、甲府労働基準監督署で行われている相談を補完する意味で、曜日や時間帯を考慮して実施しているとの答弁がありました。
 これに対し、労働不安や雇用不安を解消するため、勤労者に対するアンケート調査の実施などにより、相談体制の改善及び充実を図るよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 労働者セミナー開催については、更なる充実を図ること。
 農林水産業費については、松くい虫防除についてただしたのに対し、年次計画的に被害防除を実施しているものの、管理主体が異なる上、人的作業では対応が困難な箇所があることなどから、対策が一部遅れているところもあるとの答弁がありました。
 これに対し、国・県及び近隣自治体との連携を強化し、昇仙峡などの観光資源の保全や災害対策のために、被害防除を更に推進するよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 有害鳥獣対策事業については、管理捕獲体制を強化すること。
1 農業センターについては、老朽化への対応及び貸出用農機具の利便性向上を図ること。
 商工費については、こうふ暮らし体験モニター事業についてただしたのに対し、老朽化により安全性が確保できないことから、事業に利用していた旧上九一色小学校教員住宅を解体したため、代替施設を検討しているとの答弁がありました。
 これに対し、南北地域の移住・定住策として、地域外から多くの方が農業体験できるような制度についても検討するよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 企業誘致については、中小企業への支援策として、融資制度の充実を図ること。
1 中心市街地活性化については、各補助事業による本市への経済効果を的確に分析することにより、本市の状況を見定め事業を推進すること。
 土木費については、屋外広告物の許可及び点検についてただしたのに対し、講習会等を通して許可申請の必要性についての周知を図ることにより、違反件数は減ってきているとの答弁がありました。
 これに対し、市内の巡回を強化し、引き続き違反広告物を減らしていくよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 遊亀公園附属動物園については、動物を育む観点からも整備に努めること。
1 住宅リフォーム助成制度については、一定の経済効果も出ていることから、更なる周知に努めること。
 消防費については、甲府市防災リーダーについてただしたのに対し、各自治会に1人以上の配置を推進しているが、地域防災力の向上を醸成するためにも多くの方が登録するよう努めていきたいとの答弁がありました。
 これに対し、早期に全自治会への配置を要望するとともに、甲府市防災リーダー同士が交流できる機会を更に設けるよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 消防団員確保のため機能別消防団員の導入を検討すること。
1 自治会における消火栓を使用した消火訓練の取組を更に推進すること。
 教育費については、学力の向上についてただしたのに対し、家庭学習を充実させるためのワークシートの活用や、授業力をつけるための教員研修会の充実など、危機感を持って取り組んでいるとの答弁がありました。
 これに対し、今後も教育格差の是正に努めるよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 いじめ及び不登校問題への対応に引き続き努めること。
1 入学準備金融資制度については、より多くの市民が利用しやすい制度となるよう努めること。
 公債費については、償還金利子の縮減を求める意見がありました。
 災害復旧費、諸支出金及び予備費については、特に質疑はありませんでした。
 次に、特別会計について申し上げます。
 国民健康保険事業特別会計については、特定健康診査の受診率向上の取組についてただしたのに対し、対象者への受診勧奨や、広報誌への掲載及び医療機関へのポスター掲示などにより周知しているとの答弁がありました。
 これに対し、他都市の事例も参考とするよう求める意見がありました。
 交通災害共済事業特別会計については、周知方法についてただしたのに対し、見舞金を増額し、簡易な手続きで相応の給付が受けられる制度であることを自治会の組回覧で周知しているとの答弁がありました。
 これに対し、市民にとって有益な制度であるため更に効果的な周知方法を検討し、加入率の向上を図るよう求める意見がありました。
 住宅新築資金等貸付事業特別会計については、制度自体に問題があるため反対であるとの意見や、未償還金の回収に努めるとともに、引き続き山梨県に対して利子の軽減を要望するよう求める意見がありました。
 土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計については、事業の終了に当たり速やかに会計を閉じるよう求める意見がありました。
 介護保険事業特別会計については、地域密着型サービスを実施する介護施設の選定についてただしたのに対し、応募数が少ない理由としては、介護施設が人材の確保に不安を感じていることが主な要因であるとの答弁がありました。
 後期高齢者医療事業特別会計については、短期証の発行についてただしたのに対し、保険料納付に関する相談を受ける等により、年度当初の発行数から大幅に減っているとの答弁がありました。
 これに対し、今後とも丁寧な対応に努めるよう求める意見がありました。
 古関・梯町簡易水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、簡易水道等事業特別会計、浄化槽事業特別会計については、特に質疑はありませんでした。
 次に、議案第89号 平成27年度甲府市地方卸売市場事業会計剰余金の処分及び決算の認定について御報告いたします。
 地方卸売市場事業会計については、指定管理者制度の導入についてただしたのに対し、甲府市中央卸売市場見直し計画に基づいて、効果的な管理運営及び組織の見直しによる人件費の削減等が図られたとの答弁がありました。
 これに対し、人員削減により、取引や価格の安定及び食の安全性という市場の機能を損なうことなく、引き続き管理運営に努めるよう求める意見がありました。
 次に、議案第90号 平成27年度甲府市病院事業会計決算の認定について、御報告いたします。
 病院事業会計については、公的病院としての取組についてただしたのに対し、救急医療への取組を強化したことに加えて、災害派遣医療チーム(DMAT)を2班体制に拡充したとの答弁がありました。
 これに対し、国から公立病院への経営改善を強く求められているが、今後も公的役割を果たすよう求める意見がありました。
 このほか、主な要望・意見は次のとおりです。
1 インシデント管理を効果的に運用することで、医療事故の未然防止に努め医療の安全性を確保すること。
1 看護師の勤務条件を更に改善することで新人看護師の離職を防ぐなど、看護師の確保に引き続き努めること。
 次に、議案第91号 平成27年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、御報告いたします。
 下水道事業会計については、特定事業場における排水についてただしたのに対し、注視すべき特定事業場は毎年、他の特定事業場は計画的に5年に1度、立入検査を行っているとの答弁がありました。
 次に、議案第92号 平成27年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、御報告いたします。
 水道事業会計については、危機管理や防災対策についてただしたのに対し、委託業者とは緊急時対応の体制を確保した委託契約をしており、職員も業務の区別なく対応できる体制が確保されているとの答弁がありました。
 これに対し、職員の技術の継承や育成を継続し、緊急時にも対応できるよう少数でも十分に経験を積んだ職員を維持するよう求める意見がありました。
 以上が、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号及び議案第92号の審査における質疑の大要であります。
 この後、反対・賛成討論があり、採決の結果、議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定についてのうち、一般会計決算並びに国民健康保険事業、住宅新築資金等貸付事業及び介護保険事業の各特別会計決算については、多数をもって、交通災害共済事業、土地区画整理事業用地先行取得事業、古関・梯町簡易水道事業、農業集落排水事業、簡易水道等事業、後期高齢者医療事業及び浄化槽事業の各特別会計決算については、全員異議なく当局提案のとおり認定するものと決しました。
 次に、議案第90号 平成27年度甲府市病院事業会計決算の認定については、全員異議なく当局提案のとおり認定するものと決しました。
 次に、議案第89号 平成27年度甲府市地方卸売市場事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第91号 平成27年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第92号 平成27年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については、全員異議なく当局提案のとおり可決及び認定するものと決しました。
 最後に、市長から、近年、人口減少や少子高齢化の進行、行政需要の多様化・高度化など、自治体を取り巻く環境は一層厳しさを増している中、市民に最も身近な基礎自治体である本市の役割は、より大きくなり、地域の実情に応じた自主的・自立的な行財政運営を行うことが今まで以上に必要になっていることから、本市においても、多様化する市民ニーズに迅速かつ的確に対応し、市民生活の質を充実させていくため、中核市移行に向けた取組を着実に推進していきたいとのあいさつがありました。
 以上が委員会審査の経過と結果でありますが、まず、本委員会における説明書類については、提出に当たり十分な精査をするよう求めます。本市においては、今後とも厳しい財政運営が続くと見込まれる中、自主財源の積極的な確保に努めながら、自立的な施策の展開が可能となるよう「選択」と「集中」による施策や事業の重点化をさら更に推進する必要があります。
 当局におかれましては、本年度が初年度となる第六次甲府市総合計画や“こうふ未来創り重点戦略プロジェクト”を効果的かつ着実に推進し「人・まち・自然が共生する未来創造都市 甲府」の実現に向け、限られた財源の効率的な執行に引き続き努められるよう要望して報告を終わります。


◯議長(清水 仁君) 以上で報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 日程第1 議案第88号から日程第5 議案第92号までの5案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 最初に、内藤司朗君。
                (内藤司朗君 登壇)


◯内藤司朗君 それでは、議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定についての反対討論をします。11会計の内、甲府市一般会計、国民健康保険事業特別会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計及び介護保険事業特別会計の4会計の決算認定に反対をします。
 平成27年度は、前年の消費税8%への増税後、GDP、国内総生産の6割を占める個人消費は冷え込み続け、その実質値は2年度連続でマイナスとなりました。これは戦後初めての異常事態です。
 また勤労者の平均賃金は賃上げの動きもごく一部にとどまり、1997年以来の所得減少傾向に歯どめはかからず、さらに財務省発表の国民負担率は税負担と社会保障負担を合わせ、43.3%と過去最高になりました。
 所得が減り、負担がふえるのでは、国民生活も地域経済もよくなりません。実際に国や山梨県内の行政や金融機関などが行った生活意識調査でも、生活が苦しいと答える家庭がふえ続けています。
 今回の決算審査特別委員会審査でも生活保護世帯の増加、子どもの貧困の進行など、世代を問わず市民の暮らしの困窮ぶりが明らかになりました。
 こうした中、平成27年度予算は、地方自治体の責務としての福祉の増進と、市民負担の軽減で市民生活を守り、消費の拡大と地域経済を応援することが、いつにも増して求められました。子どもの医療費無料化の対象年齢拡大や、住宅リフォーム助成制度の延長などは評価するものですが、一方で、例えば老齢者医療費助成制度の完全廃止など、この間削られてきた福祉施策及び事業はそのままに、新たにふれあいペンダントの介護保険事業特別会計への移行と有料化などの負担増が行われました。
 また、平成27年度も小学校給食の調理業務やごみ収集業務など、民間委託が拡大しましたが、こうした自治体民営化の進行は公務労働としてのノウハウの継承、専門性、継続性、公平性の後退をもたらします。また、市職員に占める非正規職員の増加など、官製ワーキングプアの増加は地域経済にとっても好ましいことではありません。
 甲府市に限らず、今地方自治体の多くは、国策による農林業や商業など、地域経済の衰退、三大都市圏への大型開発の集中、非正規雇用の拡大による雇用破壊、三位一体の改革以来の地方財政いじめに景気後退が重なり、財政危機に直面しています。住民サービスの後退や公務員定数・人件費削減も国の行政改革押しつけによってもたらされたものではありますが、以上述べたことを総合的に勘案して、平成27年度甲府市一般会計決算認定には賛成できません。
 次に、平成27年度甲府市国民健康保険事業特別会計決算は、最高限度額が2年連続で4万円引き上げられましたが、決して高額所得世帯とは言えない層への負担増であり、認めるわけにはいきません。
 次に、平成27年度甲府市介護保険事業特別会計決算は、保険料基準額の大幅引き上げによる値上げが行われる一方で、地域密着型サービスが2年続けて公募数に達しないなど、国の制度後退に輪をかけたサービス不足が明らかになり、認めるわけにはいきません。
 最後に、平成27年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算は、償還率が38.16%、ゼロ償還者が87人で、償還されない分は市民の税金で穴埋めが繰り返されています。他の貸し付け事業には見られない不明瞭・不公正な事業であり、一般会計からの繰出金を含め認めることはできません。
 以上、反対討論とします。


◯議長(清水 仁君) 次に、坂本信康君。
                (坂本信康君 登壇)


◯坂本信康君 賛成の立場から討論を行います。
 議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定について、議案第89号 平成27年度甲府市地方卸売市場事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第90号 平成27年度甲府市病院事業会計決算の認定について、議案第91号 平成27年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、及び議案第92号 平成27年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての5案について、賛成討論を行います。
 平成27年度の日本経済は、有効求人倍率が23年ぶりの高水準となるなど、雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基調が続いたものの、年度前半には中国など、新興国経済の景気減速の影響等もあり、個人消費や民間設備投資の回復に遅れが見られました。
 こうした中、国においては、一億総活躍社会の実現に向けて、緊急に実施すべき対策を取りまとめ、成長と分配の好循環の形成に向けた緊急対策に取り組んできたところであります。
 一方地方においては、国の掲げる経済政策の波及効果が徐々に感じられてきてはいるものの、経済の好循環の実現が十分に進展しているとは言い難く、その財政運営は厳しい状況でありました。
 本市におきましては、社会保障関連経費の増加や複雑化・多様化する市民ニーズへの対応など、財政を取り巻く環境は依然として厳しい状況にある中、市政の重要課題に対する予算配分を重視し、国の補助メニューを十分活用しながら、自主財源の積極的な確保に努め、限られた財源の効率的な執行に取り組まれてきました。
 また、選択と集中による施策や事業の重点化を行い、第五次甲府市総合計画第10次実施計画を着実に推進するとともに、“こうふ未来創り重点戦略プロジェクト”を策定し、効率的かつ効果的に取り組まれたことは、高く評価するところであります。
 以上のことから、一般会計、各特別会計及び各企業会計の執行に関し、諸事業・諸施策はいずれも議決予算の目的に従って、適正かつ効率的に執行されているものと高く評価し、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号及び議案第92号に対する賛成討論とします。


◯議長(清水 仁君) 以上で通告による討論は終わりました。
 ほかに討論はありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) これをもって討論を終結いたします。
 これより採決に入りますが、この際、議員の皆様に申し上げます。
 起立採決に当たりましては、押しボタン式投票を併用いたします。賛成の諸君は、賛成ボタンを押し、御起立を願います。反対の諸君は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
 これより日程第1 議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算の認定についての内、一般会計並びに国民健康保険事業及び住宅新築資金等貸付事業の各特別会計について、起立により採決いたします。
 3会計決算に対する委員長の報告は認定であります。
 3会計決算は、当局原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  (賛成者起立)


◯議長(清水 仁君) 起立多数であります。
 よって、3会計決算は提案のとおり認定いたしました。
 次に、議案第88号の内、介護保険事業特別会計について、起立により採決いたします。
 本会計決算に対する委員長の報告は認定であります。
 本会計決算は、当局原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  (賛成者起立)


◯議長(清水 仁君) 起立多数であります。
 よって、本会計決算は提案のとおり認定いたしました。
 次に、議案第88号の内、交通災害共済事業、土地区画整理事業用地先行取得事業、古関・梯町簡易水道事業、農業集落排水事業、簡易水道等事業、後期高齢者医療事業及び浄化槽事業の各特別会計について、採決いたします。
 7会計決算に対する委員長の報告は認定であります。
 7会計決算は、当局原案のとおり認定することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、7会計決算は提案のとおり認定するものと決し、議案第88号 平成27年度甲府市各会計別決算は、提案のとおり認定するものと決しました。
 次に、日程第2 議案第90号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定であります。
 本案は、当局原案のとおり認定することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は提案のとおり認定いたしました。
 次に、日程第3 議案第89号から日程第5 議案第92号までの3案を一括採決いたします。
 3案に対する委員長の報告は可決及び認定であります。
 3案は、当局原案のとおり可決及び認定することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、3案は提案のとおり可決及び認定いたしました。
 次に、日程第6 甲議第10号を議題といたします。
 荻原隆宏君から提案理由の説明を求めます。
 荻原隆宏君。
                (荻原隆宏君 登壇)


◯荻原隆宏君 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。
 北朝鮮の核実験に抗議する決議(案)
 核兵器廃絶に向けた国際的な機運が高まる中で、9月9日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、我が国を始め世界各国が強く自制を求めてきたにも関わらず、その反対を押し切って核実験を強行した。
 本年1月の核実験や2月の弾道ミサイルの発射に引き続き、この度重なる一連の挑発行為は、我が国を始めとした関係諸国、そして国際社会が、これまで北朝鮮に対し、国連安全保障理事会決議等の完全な遵守を求めてきたことに明らかに反するものであり、唯一の被爆国である我が国の国民に大きな不安を与えるだけでなく、「核兵器のない世界」の実現を願う国際社会の流れに逆行し、アジア、太平洋地域の平和と安全を脅かすのみならず、世界の平和と安定を損なうものである。
 いかなる理由にせよ、人類の生存権を脅かし、平穏な生活を一瞬のうちに灰じんに帰す核兵器開発のためにこのような核実験は、断じて容認できるものではない。
 甲府市は昭和57年7月2日「核兵器廃絶平和都市宣言」決議を行い、広く市民と共に、核兵器の恐ろしさ、戦争の愚かさ、恒久平和の安全の尊さを訴え、世界平和と人類の繁栄を心から願ってきた。
 よって、本市議会は、北朝鮮による核実験などの一連の行為に強く抗議するとともに、すべての核兵器とそれに係る計画を放棄し、国際社会の責任ある一員としての行為をとるよう強く求めるものである。
 また、日本政府においては、我が国の平和と安全の確保、国民の安全安心に万全を期し、引き続き、国際社会と連携・協力のもと、北朝鮮に対して核兵器の廃棄、弾道ミサイル開発の断念を求めるなど、毅然とした措置を講じるよう強く望むものである。
 以上、決議する。
 平成28年9月29日
                                  甲 府 市 議 会
 以上でございます。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(清水 仁君) 以上で説明は終わりました。
 ただいまの説明に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか───質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。
 これより日程第6 甲議第10号を採決いたします。
 本案は、提案のとおり決することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は提案のとおり可決いたしました。
 次に、総務、民生文教、経済建設及び環境水道の各常任委員長から、目下、委員会において審査中の事件及び所管事項の調査について、会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯議長(清水 仁君) 御異議なしと認めます。
 よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。
 以上をもって、本定例会に提案されました議案及び請願等の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。
               午後 1時47分 閉 会

                        甲府市議会議長  清 水   仁
                          〃 副議長  岡   政 吉
                        会議録署名議員  長 沼 達 彦
                          〃  〃   天 野   一
                          〃  〃   木 内 直 子