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山梨県 甲府市

平成21年予算特別委員会 本文




2009.03.19 : 平成21年予算特別委員会 本文


                  午後1時00分 開 議
◯中山委員長 ただいまから本日の予算特別委員会を開きます。
 報告事項を申し上げます。
 市立甲府病院より資料が提出されました。お手元に配付してありますので、御了承願います。
 以上で報告を終わります。
 本日の日程は、下水道事業会計、水道事業会計及び議案第2号から議案第16号までの15案に対する討論、採決であります。
 最初に、下水道事業会計の審査に入ります。
 当局から説明を求めます。
 篠原業務総室長。


◯篠原業務総室長 それでは、議案第15号 平成21年度甲府市下水道事業会計の予算につきまして、説明させていただきます。
 『予算書』の61ページから63ページ並びに『予算に関する説明書』の39ページから57ページでございます。本来ですと、これに基づいて説明すべきではありますけれども、お手元にA4判の予算説明資料を配付させていただきました。この資料をもとに説明をさせていただきます。
 それでは、資料の1ページから説明をさせていただきます。
 はじめに事業計画でございますけれども、事業の規模といたしまして、まず、処理水量4,060万7,000立方メートル、一日平均処理水量11万1,252立方メートル、処理人口は18万4,210人、普及率は93.33%、下水道使用料は、昨年12月の議会におきまして、使用料改定に係る条例改正を承認いただきました。それにより、10.4%、3億3,054万5,000円の増額で、34億8,577万円を見込んでおります。建設改良費は35億1,658万1,000円を予定しております。その内訳についてはごらんのとおりでございます。
 次に、職員数でございます。管理者を含めない損益勘定所属職員は33名、資本勘定所属職員は21名で、平成20年度と同様の合計54名体制で事業運営を行ってまいります。
 次に、2ページでございます。
 当初予算全体の収益的収入及び支出、資本的収入及び支出を前年度と比較した表でございます。
 まず、収益的収入及び支出でございますけれども、これは、汚水や雨水を処理し、水を再生するための収入と費用でございます。
 下水道事業収益及び下水道事業費用につきまして、それぞれともに60億7,378万1,000円、3億2,288万6,000円の減少で収支均衡の予算となっております。
 次に、資本的収入及び支出でございますが、これは、下水道施設を建設改良するための収入と費用でございます。
 資本的収入は70億68万6,000円で、39.1%、44億9,025万3,000円の減少となっております。資本的支出は96億6,634万6,000円で、32%、45億4,958万2,000円の減少となっております。不足額が発生しておりますけれども、これにつきましては内部留保資金等で補てんをすることにいたします。
 収益勘定と資本勘定の合計につきましては、収入合計額が130億7,446万7,000円で、前年度に比べ48億1,313万9,000円の減少、支出合計では、157億4,012万7,000円で、前年度に比べ48億7,246万8,000円の減少となっております。
 なお、詳細につきましては、3ページ、4ページに、当初予算実施計画といたしまして、項及び目ごとの対前年度比較をごらんをいただきたいと思います。
 次に、5ページでございます。
 平成21年度の主な建設改良事業に係る概要でございます。
 汚水管整備といたしまして、17億1,598万9,000円を計上しております。
 甲府市の公共下水道を「公共」、市街化調整区域内の整備に係る特定環境保全公共下水道を「特環」というふうに表示してございます。また、中道地区の峡東流域下水道につきましては、「峡東流域特環」というふうに表示をしております。
 内訳といたしましては、公共につきましては補助対象はなく、市単独分として、相川西処理分区及び荒川西処理分区におきまして7,400万円、管渠延長は714.2メートルを予定しております。
 特環につきましては、補助対象分として、濁川東二号幹線、善光寺第二幹線ほか2処理分区におきまして、4億8,386万9,000円、管渠延長は4,696.7メートル、それから、市単独分といたしまして、濁川東二号幹線、善光寺第二幹線外2処理分区におきまして、2億5,325万4,000円、管渠延長は2,888.4メートルを予定をしております。
 峡東流域特環につきましては、補助対象分として、2処理分区で4,597万9,000円、管渠の延長は442.6メートル、市単独分といたしまして2,408万7,000円、管渠延長は337.5メートルを予定しております。
 合流式下水道事業緊急改善につきましては、これは補助対象で、2億9,400万円、管渠延長は240メートルを予定しております。
 地震対策緊急整備事業につきましても補助対象で、1億5,000万円、管渠延長は250メートルを予定しております。
 管渠更新事業につきましては、3億5,930万円、管渠の延長は1,990メートルを予定しております。
 管渠の整備の延長、合計で1万1,559.4メートルを予定をしております。
 公共下水道基本計画見直し事業といたしまして3,150万円、雨水渠の整備につきましては8,519万円を計上しております。この内訳につきましては、補助対象分はなく、市単独分として、大円川排水区ほかで、管渠の延長は1,626メートルを予定しております。
 処理場建設費につきましては、5億8,200万円を計上しております。この内訳といたしましては、すべてが補助対象分でありまして、水処理第四系列増設工事等となっております。
 次に、6ページでございます。
 平成17年度から平成21年度までの業務実績比較表でございます。
 次に、7ページでございますけれども、企業債償還に係る状況につきまして、平成19年度から平成29年度までの状況をグラフにあらわしております。グラフの左の縦軸が償還元金、右の縦軸が支払利息の金額となっております。グラフの棒の部分が、各年度に償還する元金、折れ線が繰上償還の実施前と実施後の支払利息をあらわしております。平成19年度、20年度、21年度で、繰上償還の実施に伴いまして償還元金は大幅に伸びておりますけれども、このことによりまして支払利息の軽減が大きくなっていることが見て取れると思います。
 以上が平成21年度の予算説明とさせていただきます。よろしく御審議を賜りたいと存じます。


◯中山委員長 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 野中委員。


◯野中委員 「下水」って赤字で書いた資料というのはよかったですね。赤字の下水でよかったですね。別に冷やかしているわけじゃない。
 この表だけ見て、ぱっと目についたのが、平成21年度の甲府市の下水道事業計画の案の中で、処理人口が対象増減は2,110人ふえていて、平成21年度当初予算の処理水量が減っているんですよね、どう考えても。普及率はふえている。これの主な原因は何ですか。


◯中山委員長 内藤工務総室長。


◯内藤工務総室長 まず処理人口につきましては、本年度の算出した根拠でございますけれども、平成19年度の実績値をもとに、供用開始処理区域人口、人口変動率及び1ヘクタール当たりの人口等を勘案し、平成21年度の処理人口を試算させていただきました。また、処理水量につきましては、営業課とか企画課において、上水道の過去の実績値をもとに、甲府分の将来予測を行った上で、下水道の有収水量を算定させていただきました。そして、この算定させていただいた数値に不明水という水量を加えさせていただきました。この不明水につきましては、過去5年間のおおむね平均値を載せさせていただきました。
 そこで、まず、処理人口がふえる傾向でありながら、処理水量等について減る傾向にあったり、あるいは、その傾向がどういうふうな原因でということなんですけれども、今、国で出されている計画の中で特に考えてほしいというのは、まず、人口については減る状況、ですから、処理区域のエリアが広がっても人口は減る傾向ですよというのが一つ、そして、もう一つは、原単位といいまして、一人当たりの平均処理水量というのが水道を中心とする使用世帯につきましては減る傾向にございまして、これが先ほど言った営業課で押さえている水量について若干ずつ減っている傾向、これは水道も同じだと思います。


◯野中委員 そういうことを見ていって、事業規模の実績と計画というのが6ページに書いてありますね。18万4,210人が平成21年度の予算に係る処理人口であると。そうすると、平成20年度の予算よりも少なくとも約2,000人分はふえると。だから、ここで言う管渠を、何メートルって言ったっけ、1万メートル延ばさなきゃだめだ。管渠を延ばすと処理水量は減る。この循環で、平成21年度以降、計画が成り立つんですかね。


◯内藤工務総室長 平成7年度ころから、水道に関しては給水原単位が下がってきています。それで、下水道はそれをまだ普及過程でしたから、人口がふえていく、地域が広がっていくに乗じて処理人口がふえていくという、緩やかに上がっていくという予測を立てていたんですが、原単位の減少の目減り率が非常に大きいというのは、昨今のいわゆる社会情勢、経済情勢を含めた動向。ふえても原単位の目減り量によって平行か右肩下がりになるという傾向があらわれてきたのは最近の事情でございます。ですから、処理人口をふやしていくという計画を立てても、見通しとしては、非常に規模については慎重にこれを見定めなきゃならないということで、現在、取り組まなきゃならないテーマとして、全体計画の中の基本的な原単位、それから将来人口予測、これらを加味した計画を平成21年度の取り組みとして、それらを含めた内容の計画をつくっていきたいと、こういうふうに考えております。


◯野中委員 今から5年前、平成16年に、甲府市下水道局、当時のですね、平成16年に、今から5年前の、甲府市下水道部がつくった5か年計画というのがあるんですよ。これが、この平成21年度、終わりなんだよね。その5か年計画の数字というのはこの中には全然反映されていないですね。だけども、その当時、平成16年の当時に、どうしてもそこまでやらなきゃいけないということと同時に、国からの認可を取ってしまった範囲があった、580ヘクタールとかいう。
                 (「581」と呼ぶ者あり)
 581ヘクタール。そこはもう計画を立てちゃったんだから、やらなきゃならないと言って推し進めてきた結果が、広げれば広げるだけ、人口はしょぼしょぼ、それで、集まる水は減っていくという、こんなことでもってここから先の計画が成り立つのかって、僕は再三再四そのことを言ったんですけども、結局はそのとおりになっちゃったんですね、残念ながら。当時の、中にはだれにもいなかったな、ここには。いるわ、約1名。
                 (「だれだ」と呼ぶ者あり)
 いや、いいです、いいです。個人的な名前は差し控えさせてもらいます。そのときの役職で、しようがない、そこにいたんだから。だけど、結局、今現在になってみるとそういうことになっちゃった。だから、これからは今度どうしなきゃならないかっていうことを聞きますけども、平成21年度の予算はここに載っています。またこれをいじってくれと言うと、財政の方で「お願いだから勘弁してくれ」という話になりますから、いじらないようにしたいと思うんですけれども、予定している管渠の延伸、まず第一ですね、これの平成21年度の予算盛っちゃったから、どうでもこれは工事しなきゃなりませんという考えはやめてほしいと思うんです。たとえ年度の途中でも、ちょっと待てという、要するにブレーキですね。公務員に一番足りないものはブレーキだと言われていますから、ブレーキを踏む足を、下水道事業に携わる人たちは、ぜひあと一本、二本、身につけてほしいと思います。
 それから、せっかく下水道の値上げをしていただいて、料金体系がこのようにはね返ってきて、3億円ですか、収入があるようになってきていますよね。それが有効に、かつ合理的に市民に説明できるような形で生かされるような来年度の予算執行に心がけていただかないと、これは問題だなということになります。
 あと細かいことについては、年度途中で、私も6月また常任委員会の変更がありますので、上下水道に復活させていただきますから、そのときに、平成16年に私がいただいた資料と現在の状況を毎回毎回比較しながら進めていきたいと、こんなふうに考えておりますんで、細かいことはやめておきます。
 あと、下水道、何があったっけな。さっき思い出したようにあったんだけど。いいです。それも常任委員会でまた次にやりましょう。終わります。


◯中山委員長 山田委員。


◯山田委員 私も、野中委員と一緒に言わなかったかどうかわかんないけど、10年前に、さまざまな下水道の事業計画について、もう出ていたから、全国的には合併処理浄化槽という傾向が厚生省関係では特に言われているし、甲府のように中山間地帯が多いところでは、それほどシステムを延ばすということはいかがなものかと言ったことがあるんですけど、そのときは山本市長さんのときで「ふんっ」っていう感じでしたけど、今にしてみると、やっぱり、この市債が、元利償還の金利が安くなったといえ、大変厳しいことは事実なんですよね。ですから、この間、本会議でどなたかが、病院では10年たつと本庁舎が一本建つと言われたけど、下水道で言えば、一番華やかなときなんか、2年で大体本庁舎が一本建つぐらいの感覚ですよね。それだけの一般会計からの繰入金を投入してきたということですから、随分下水道事業というのは大規模事業なんだ、それだけに慎重にぜひ構えていただきたいし、市民は目に見えないけど、やっぱり市民の生活がかかっているということで、しっかり対応を今年度もしていただきたいと思います。
 それで、まず、平成19年の4月から上下一体になりました。それで、ちょうど1年たって向こう新年度を迎えるわけですけども、やっぱり、平成21年度、一年間たって、そういう意味で、何らかの不都合とか都合のよさ、メリット、デメリットがあると思うんですけど、新年度については、上下一体化についてさらにどういうふうに改善したりしていくか、その辺のところの方向をお聞かせしていただきたいと思います。


◯中山委員長 篠原業務総室長。


◯篠原業務総室長 上下一体でのメリットということでございますけれども、金額的な部分はちょっと積算をしてございませんけれども、職員体制ということであれば、職員の上水・下水の技術、それについての交流ということで、技術的なレベルもアップしているということは言えるかと思います。
 それから、共通経費も当然あるわけですけれども、それについても、仮に水道事業で仮払いはしますけれども、下水から後で精算をするというような、両方でかかっていた経費が節減できているというものもメリットの一つだと思います。
 ちょっと、今、突然の質問なので、把握をしておりません。今思いつく部分はそういう部分があるのかなというふうに思いますけれども。


◯山田委員 デメリットっていえば、やっぱり職員体制ということもあると思うんですよね。一人で二役担わなきゃいけないこともあるし、その意味で、皆さんの健康状態、メンタルヘルス系もどうなのかなという心配も当然ありますし、つくった当初はまだいいけど、その後かなり、一、二年たつとかなり響いてくるという話がありますので、新年度は特に職員の皆さんの健康管理に留意していただきたいと思います。
 それから、類似都市に比べて、甲府市の下水道で不明水、浸入水が多い。これに関しての調査をするというお話がかなりありましたよね、こちら側のお願いですけど。新年度においては、浸入水などの対策をどういうふうにしていくのか。有収率を高めるために、誤接続とか無届けとかいろいろあるかと思いますが、その辺の対策を新年度どのようにお考えなのか、お伺いします。


◯中山委員長 渡辺施設維持課長。


◯渡辺施設維持課長 有収率の件につきまして、今年度、不明水を減少するために、雨水の浸入水対策の予備調査業務委託を行いました。平成21年度は、それに伴った浸入水の詳細の調査業務委託等をやっていきたいと思います。それで、今年度の結果は、湧水の浸入水が多いというところを絞り込みまして、4地区が発生領域となりまして、155ヘクタールです。その中で最も多かったのが西田町の80ヘクタール地域です。これらの地域について、平成21年度は原因と対策の調査委託を実施してまいりたいと思っています。


◯山田委員 昔、不明水が甲府はずっと多くて、特に多い時期があって、そのことを指摘された委員さんもいる中で、調査がしっかりできていない。そういう状態の中で未接続問題というのもあったんですよね。やっぱり、不明水、浸入水、それから誤接続とか無届けとか、いろいろあると思うんですが、その辺の調査をしっかりしていただきたいと思います。決算委員会でも私お願いしましたが、せめて類似都市並みの有収率にしていただきたいと思いますが、もしわからなくても結構なんですけど、もし他都市並みに有収率を上げたとするなら、コスト的に幾らぐらい甲府市は助かるということになるんでしょうかね。わかりますか。なかったら結構です。


◯中山委員長 小澤技術管理室長。


◯小澤技術管理室長 例えば100%にした場合どの程度かというようなことだと思うんですが、この前、山田委員さんから、1%有収率を上げた場合どうなのかというような質問があったと思います。それを、試算の域を脱しないんですが、約年間3,000万円ぐらいは経費の節減につながるということでありますから、そこから算出していけば必然的にわかると思いますが、これはあくまでも試算のことですから余りはっきりとは言えない。とりあえず3,000万円ぐらいは経費の節減につながるということであります。


◯山田委員 だから、もっと節減できるんですよね。経費は節約できる。だから、この辺のところはぜひ頑張っていただきたい。それから、特に、今、企業の方々では、地下水をポンプアップして下水に流すという方向が傾向としてふえている。南部工業団地でも、毎年、数ミリ単位では、危険とは言われる数値でないまでも下がっているんですよね。それだけ地下水を使っているという可能性が強くなっていると思うんですが、その辺の把握とか傾向というのはつかまれておられますか。それと新年度の対策というものはこれに対してどうするのか。


◯中山委員長 内藤工務総室長。


◯内藤工務総室長 甲府圏域といいますか、甲府の下水道に関係する地下水というふうに限定されて答えるとするならば、現在、専用水道といいまして、大手のスーパー、あるいは甲府駅、あと富士屋ホテルとか、地下水をくみ上げて、それを自前の膜処理をして上水とブレンドしたり、上水を補助的に使ったりしながら使う、いわゆる地下水の専用水道化ということで、非常にそういう大規模な事業体がそういうことを採用するようになっている。その影響による地下水の吸い上げによる地盤沈下はどうなのかという傾向は若干つかんでいませんが、甲府市域全体で地下水を調査している傾向からいいますと、そういう団体がふえてきたということで、若干の沈下の傾向が見られるということは伺ったことがございます。その地下水を今度は処理して下水に流すわけですから、これを把握しなさいということで何回か私も昨年からも聞いていますので、地下水対策については、ことしの料金改定でもきちっとした体制をとって、管理職を含めて、大手の企業体に向けて、大きな金がかかりますよということと同時に、地下水を利用されたお客さんに対しては、慎重に情報をつかんでいくという体制を構築しております。


◯山田委員 特に地下水を使って、それを汚水にして流しちゃうという場合には、二つ意味がある、というのは、多分に無届けの場合もあり得るということと、もう一つは、管渠を傷める汚水になる場合もある。ですから、その辺のところも含めてしっかり点検をしていただきたいですが、特に、既に事業所段階では有害物質や何かを汚水として流す場合の調査点検もやられているわけですが、その辺の立ち入りが結構数が少ないぞということで、私は、立ち入りをもっともっとやっていただきたい、そういうお願いをしていますが、新年度はいかがでしょう。


◯中山委員長 東福寺浄化センター課長。


◯東福寺浄化センター課長 事業所排水の検査につきましては、今年度は水質検査対象事業所を72ふやしまして行っております。来年度につきましては、件数は同じでありますが、有機溶剤系の検査項目を追加しまして、さらに排水状況をより細かく把握し、監視を強化する予定であります。


◯山田委員 ぜひ調査をしっかりしていただいて、大切な公共の財産なわけですから、傷めないように指導をしていただきたいというふうに思います。
 それから、このような情勢で、せっかく下水道の管渠をつくったとしても、なかなか接続していただけないという家庭もさらに今後ふえる。それから、3年以上経過したところも、高齢者の方々とか老朽家屋などの段階でかなり水洗化するのが困難になる情勢が今来たと思います。それに対する新年度の対策をお聞きします。


◯中山委員長 乙黒営業課長。


◯乙黒営業課長 現在、未接続家屋につきましては、旧甲府市で3,184戸、旧中道町で310戸、合計で3,494戸ございます。
 それから、取り組みにつきましては、接続可能性の高いグループを対象にして訪問活動を行う、また、営業管理室職員によるローラー作戦の実施、それから、下水道促進デーの広報活動の一環としての下水道何でも相談、また、低所得者向けの貸付制度、一般家庭を対象とした誘致あっせん制度などの普及促進を努めて、未接続の解消に努めてまいります。


◯山田委員 でも、なかなか、融資あっせん制度、貸付制度というのは実績が余り上がっていないんですよね。この辺の状況というのは、決算委員会じゃないから細かく聞く必要はないんですけど、頑張ってますよか、それとも今までどおりなのか、それから、新年度はこういう制度も利用しないとなかなか接続していただけない御家庭がうんとふえてくると思うんですよね、今の経済情勢から言うと。その辺、どうでしょうか。


◯乙黒営業課長 貸付制度の実績は、今年度、平成20年度3件、96万円ございました。あっせん制度につきましては、今年度実績1件、50万円でした。それから、補助制度につきましては、平成19年度に、この創設に向けて調査検討を行ってきたところですけれども、本市においては、これまで補助制度を実施していない背景を含め、他都市の状況や本市の下水道事業の進捗状況、また、市民に対する公平感などを総体的に考慮した結果、現状では補助制度の実施は困難な状況であると判断したところでありまして、平成21年度につきましても同様でございます。


◯山田委員 ほとんど、予算特別委員会だから別に細かく聞くことないけど、あっせん制度、融資制度という接続を進めるための制度というものがなかなか生きていないというのは、どこか原因があるなと思うので、それを調べていただきたいなと。平成21年度では、そういう制度を使ってなるべく接続をしていただく御家庭をふやすということが特に大事だと思いますけど、その補助制度については、平成19年度判断して、平成20年度もそのつもりでと言ったけど、平成21年度は新たな年度で、今までにない雇用不安、生活苦が来ているわけですよね。ですから、平成19年度で判断しましたからといって、平成21年度もそれでいきますということじゃなくて、引き続き事態を見ながら、市民の生活状況を見ながら判断したり検討するということも必要かと思いますので、その辺はどうなんでしょうか。


◯乙黒営業課長 他都市の状況を御説明いたしますと、3年以上を経過している、いわば条例にも下水道法にも違反しているというようなところを対象にした補助制度を設けているところは、これまでの調査では一件もございませんでした。
 生活保護世帯につきましては、生活扶助費の中に……以上でございます。


◯山田委員 そういうことを聞いているんじゃなくて、平成21年度、大変な生活苦、経済苦になりますので、新たな情勢を見ながら検討するところは検討していただきたい、そういうことを言ったわけですけど。


◯中山委員長 相良営業管理室長。


◯相良営業管理室長 今後の情勢を見まして検討させていただきます。


◯山田委員 よろしくお願いします。
 それで、もう一つ、下水道は接続しているけども、下水道料金や何かに対する支払いがなかなか困難な御家庭というのがありますよね。そういうものに対して、必ず、今度は保険料だろうとか、いろいろな使用料金、手数料というのは支払いが厳しくなってくる。そういう中で、下水道料金、もちろん上水道もそうですけども、連動して支払いが困難になってくるという御家庭に対しては、新年度どのように取り組みをされますか。


◯中山委員長 亀田収納課長。


◯亀田収納課長 上水道、下水道の支払いが困難なお宅につきましては、その個々の家庭状況におきまして、経済状況をお聞きする中で、分納等の誓約を行う中で支払ってもらうような体制をとっているところでございます。


◯山田委員 これはまた上水の方でお聞きすることになりますけど、ぜひ丁寧な対応を下水道も上水道もしていただきたいと、それを重ねてお願いしますし、それから、減免制度等の活用が必要な場合には、ぜひそれを生かしていただきたいというふうに思います。
 それから、特に、井水、湧水を使って下水道を利用している方々の検針、それから、使用料に関しての対応というものが私はどっか甘いような気がしてならないんですけど、検針に関しては、電話でお聞きするとかファクスでお聞きするという形だけなんですか。職員のどなたかが行って検針するのか、そういうことをしないと、「ちょっとね」というふうに思うんですけど、その辺の検針体制をお聞きします。下水道だけのね。


◯中山委員長 乙黒営業課長。


◯乙黒営業課長 2月末の状況ですが、井水、湧水専用のメーターが取りつけられていまして、定期的に検針しているもの、それから、先方から検針の報告があるもの、これらが約300件弱ございます。


◯山田委員 だから、その体制というものは十分でしょうかねと。例えば、電話で聞きますよ、ファクスで聞きますよということで、一度も足を入れていないと不安じゃないですか。どうなっているんですかということを、今後は特に注視する必要があると思うんですけど、新年度はどうでしょうか。


◯中山委員長 相良営業管理室長。


◯相良営業管理室長 下水道につきましては、今回、引き上げの方向で料金が決まりました。したがいまして、これについてはしっかり今後、検針のメーターの確認等は必要だと思っておりますので、今後それについての対応策を考えていきたいと思っております。


◯山田委員 特に大手の企業さんというものに対する対応は丁寧にしていただきたいなと思います。これで検針体制とか、結構、今までちょっと体制が弱かったのかなと思いますので、今後は普通の料金をいただくということですから、その辺の対応をしっかりしながら、市民のためにも、無理のないように、むだのないように、頑張っていただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯中山委員長 石原(希)委員。


◯石原(希)委員 ちょっと料金のことだけお伺いします。
 今回、上下水道を合わせるとわずかながらの引き下げとなるということで、今まで水道料金引き下げを求めてきた者として大変歓迎しているんですけれども、一方で、値上げになる方たちもいるというふうに聞いておりますけれども、それはどういった方たちで、どのくらいの影響があるのかということをお伺いします。


◯中山委員長 乙黒営業課長。


◯乙黒営業課長 今回の改定につきましては、水道料金は平均で4.8%の引き下げ、下水道使用料で平均で15.35%の引き上げとなっております。そして、水道料金と下水道使用料を合算しまして、水道のメーターが13ミリで、2か月間御使用の場合で、17立方メートルから48立方メートルまでの間で御使用の場合には値下げになります。49立方以上御使用の場合、49立方で1円の値上げになりまして、その後は、数円、10円前後ずつ値上げになっております。


◯石原(希)委員 大体、一般家庭では引き下げになるということでよろしいですか。


◯中山委員長 相良営業管理室長。


◯相良営業管理室長 今回、下水道料金と水道料金を合わせますと、下水道料金の引き上げになるんですが、水道料金はその分として引き下げます。その内容でいきますと、全体では、一般家庭、余り使わない家庭、基本料金を下げておりますので、そういう家庭について引き下げになるということが言えます。


◯石原(希)委員 確認ですけれども、一般に使う方は引き下げになるんですけれども、大量に使うところでは引き上げになってしまうという理解でよろしいですか。


◯中山委員長 乙黒営業課長。


◯乙黒営業課長 合算しますと、徐々に引き上げになってまいります。


◯石原(希)委員 使えば使っただけ上がってしまうわけですよね。
 大変御努力いただいて、一般家庭では引き下げになったということなんですけれども、例えば、大量に使う福祉施設などにおいては、かなりこれが影響があるというふうに伺っているところなんです。それで、ぜひ、こういうふうな改定もありましたので、今後、今、他都市でやっております、いわゆる福祉減免制度というものを創設していただいて、特に、今回値下がりしたといってもやはり高いということなので、ぜひ上下水道を含めて、高齢者とか、ひとり親とか、あとそういった福祉施設に対するそういう減免制度というのをぜひ創設していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。


◯乙黒営業課長 これにつきましても、毎回同様なお答えをしているわけですけれども、本市の下水道事業の経営は、地方公営企業法に基づきまして独立採算制を原則としております。また、同法によりまして経済性の発揮も求められているところですので、いわゆる福祉減免の創設につきましては、現在の独立採算制のもとでは大変困難であると考えております。


◯石原(希)委員 公営企業ということで、今、独立採算制ということをおっしゃられましたけれども、公営企業の本来の目的というのは、やはり公共の福祉の増進ということですので、ぜひ、本当に困った人たちに対しては手を差し伸べていくというのも市長も再三おっしゃっておられますので、ぜひ、高齢者とか、ひとり親とか、障害者の方たちは生活も大変ですし、また、福祉施設というのはそういった方たちを対象に事業を行っているところですので、ぜひ前向きに検討していっていただきたいと思います。


◯中山委員長 石原(希)委員、質問ですか。


◯石原(希)委員 はい、いかがですか。


◯中山委員長 相良営業管理室長。


◯相良営業管理室長 考え方は、先ほど御説明したとおりでございます。


◯石原(希)委員 なかなか、公共企業ということで、独立採算制だけを重視して、それを追求する余り、市民の皆さんの生活というのを軽視してはならないと思いますので、ぜひ、今後ともこのことをぜひ考慮していっていただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯中山委員長 ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


◯中山委員長 以上をもちまして下水道事業会計の審査を終了いたします。
 次に、水道事業会計の審査に入ります。
 当局から説明を求めます。
 篠原業務総室長。


◯篠原業務総室長 それでは、議案第16号 平成21年度甲府市水道事業会計予算につきまして、御説明申し上げます。
 『予算書』の65ページから67ページ、それから『予算に関する説明書』の58ページから82ページに基づきまして説明すべきでありますけれども、下水道事業と同様に、お手元に資料を用意をさせていただきました。それをもとに説明をさせていただきたいと思います。
 まず、資料の1ページでございます。
 はじめに、事業の計画でございます。事業の規模といたしましては、給水栓数11万3,160栓、年間総配水量3,508万7,000立方メートル、一日平均配水量9万6,129立方メートル、給水収益は49億3,874万2,000円を見込んでおります。この給水収益に関しましては、3億8,119万8,000円の減となっております。これにつきましては、先ほどの下水道使用料と同時期に、12月の議会におきまして料金改定に係る条例改正の承認をいただきました。その改定による影響と節水機器の普及等による水需要の減少によるものでございます。
 建設改良費は、28億1,961万4,000円を予定をしております。前年度に比較をいたしまして、2億4,380万7,000円の増加をしておりますけれども、これにつきましては、浄水場の施設等の更新が主な要因でございます。
 次に、職員数でございます。
 管理者1名を含めない損益勘定支弁職員は103名、資本勘定支弁職員として18名、合計121名体制で事業運営を行ってまいります。
 次に、2ページでございます。
 当初予算全体の収益的収入及び支出、資本的収入及び支出を前年度と比較した表でございます。
 まず、収益的収入及び支出でございますけれども、これは、各家庭に水道水をお届けするために必要な収入、それから費用でございます。
 水道事業収益は56億6,419万4,000円、前年度に比べ4.6%、2億7,552万6,000円の減少となっております。
 水道事業費用につきましては、52億2,440万8,000円で、前年度に比べ、1.5%、7,737万1,000円の減少となり、収支では4億3,978万6,000円の黒字が出る予算となっております。
 次に、資本的収入及び支出でございますけれども、これは、水道施設を建設改良するために必要な収入と費用でございます。
 資本的収入は、14億6,312万5,000円、前年度と比較して、46%、12億4,752万9,000円の減少となっております。資本的支出は、47億3,506万4,000円、前年度と比較して、13.9%、7億6,257万8,000円の減少となっております。
 不足する額につきましては、内部留保資金等で補てんをすることになります。
 収益勘定と資本勘定の合計につきましては、収入合計71億2,731万9,000円で、前年度と比較して、15億2,305万5,000円の減少、支出合計では、99億5,947万2,000円で、前年度に比べ8億3,994万9,000円の減少となっております。
 なお、この詳細につきましては、3ページと4ページに当初予算実施計画として項と目ごとの対前年度比が掲載をしてございます。
 次に、5ページでございます。
 平成21年度の主な建設改良事業に係る概要でございます。
 浄水場関係、2億1,747万8,000円を計上しております。平瀬浄水場は、計装設備の更新工事等の事業費でございます。昭和の浄水場、配水本管の仕切弁電動化の工事。中道の新水源につきましては、東部系の新水源の井戸の附帯設備工事を予定をしております。
 配水池関係は4,750万円を計上しております。これにつきましては、山宮の第1ポンプ場の更新工事等でございます。
 配水管関係、19億8,059万8,000円を計上しております。
 更新計画といたしまして、老朽管等の布設替えの工事、延長が2,858メートルを予定しております。
 他企業関連といたしまして、区画整理や街路事業等による布設替えの工事を延長8,043メートルの予定をしております。
 下水道関連といたしまして、水道管布設替えの工事、延長を2万430メートルの予定をしております。
 消火栓関連につきましては、消防からの依頼によりまして、消火栓の新設・更新30基を予定しております。
 次に、6ページにつきましては、平成17年度から平成21年度までの業務実績比較でございます。
 次に、7ページでございます。
 企業債償還に係ります状況につきまして、平成19年度から平成29年度までの状況をグラフにしたものでございます。先ほどの下水と同様、左の縦軸が償還元金、右側の縦軸が支払利息の金額です。グラフの棒が各年度に償還をする元金、折れ線が繰上償還の前と後の支払利息の動きを示しております。平成19年度と平成20年度で元金の繰上償還を行いましたので、一時的には償還元金が伸びておりますけれども、このことで支払利息は大幅に軽減されることが見て取れると思います。
 以上が平成21年度の予算説明とさせていただきます。よろしく御審査を賜りますよう、お願い申し上げます。


◯中山委員長 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 野中委員。


◯野中委員 下水も最初に質問させてもらいましたので、上水もやっぱり最初じゃないとまずいなと。
 まず、「甲府の水」で最初にみんながごまかされていますけども、私があれだけ言ったペットボトルを、どうしてもだめだということで拒否された結果がアルミになりましたね。アルミじゃいいと、ペットボトルじゃだめだと、こういうふうなことがなぜ行われるのかわからぬですけども、私は、基本的に、歯の治療をしていまして、随分虫歯の後を治療していますから、このアルミの飲み口と合わんのですよね、電磁波が発生しちゃって。だから、直接これを飲むと非常にまずく感じて嫌なんですけど、きょうは最終日だからちょっと余談も許してください。
 最初に、まず、「甲府の水」、これを3万6,000本つくって、来年度売ってくんですね。在庫、どのくらいありますか。


◯中山委員長 小林総務課長。


◯小林総務課長 3万6,000本を2008年の2月につくらさせていただきまして、昨年、局のイベントを通じまして、1万本を無料配布させていただきました。引き続き、今年度につきましても、局主催のイベントで約1万本くらい無料配布をする予定でおります。


◯野中委員 先日の新聞に、水道局へ取りにくるじゃあ1本100円で箱単位で売ってやるぞと、こういう記事がありましたですね。全く水商売というのはいい商売だなと本当に思いましたよ。早速、新政クラブでは2箱買わせていただきまして、毎日、予算特別委員会のときに、控室へ戻って愛飲させてもらっていますけども。これは水道水ですよね、基本的には。しかも塩素を抜いて、それで、長期保存ができるようにアルミボトルにしたと。能書きっていうのはいろいろつけりゃつくれるもんだなと思って、本当に私は今でもペットボトルの水の件が悔しくてしようがありません。その辺の事業的なものはまた常任委員会の方でお任せさせていただくとして、販売しますよということを新聞広告で出した後、どのぐらい問い合わせがあったですかね。ちなみに売れた本数か何かがわかったら。


◯小林総務課長 2月から有償頒布というようなことで始めさせていただきまして、2月末現在で82ケース販売の方をさせていただきました。


◯野中委員 「白州の水」を今度、今まで私は、あちこち視察行脚に行ったり、どこか出かけて水飲みたいというときには、できるだけ銘柄を選んで、山梨の水、できれば「白州の水」、なかったらしようがない、富士山の水と、一生懸命そういう水を選んで飲んでいましたけども、そういう中でも、これは甲府市水道局が出している通常の飲用水で、しかも表流水100%ですよね。それで、まだまだ水源が豊富にあって、本当は市民の皆さんにもっと飲んでもらいたいという水なもんですから、私は、何らかの方法でこういうものを拡販する必要があると、こんなふうに考えています。例えば、市役所へ来ても買えないというのはおかしいですよね。水道局は会計が違うから、特別会計だから、別格の皆さんだからあっちへ行かないとだめだよというんじゃなくて、少なくとも市役所の地下へ行ったらこれが1本100円で売っているような、そういう状態にまで持っていってくれると、少しは人に優しい甲府市水道局、去年言ってましたよね、そんなこと、になるんじゃないかと思います。
 その辺で余談はやめまして、水道局は、2ページの説明に、資本的収支不足額32億7,100万円は内部留保金で補てんすると書いてありまして、早速、前年度分と当年度分の貸借対照表を見ていって、流動資産なり資本勘定なり、ざっと探してみると、あるわあるわでびっくりしたんですけども、本当に金持ちだと思いますよ。その中で、これは去年山田委員が聞いているんですね。長期貸付金8億円について聞いているんですけども、ことしが9億3,000万円で、来年度の予算の中では10億8,000万円になっている。この内訳を教えてください。


◯中山委員長 大須賀経営企画課長。


◯大須賀経営企画課長 下水道会計の2億円の貸し付けであります。


◯野中委員 これは今から2億円ふえるというわけですか、来年度。


◯大須賀経営企画課長 お手元の資料の『予算に関する説明書』78ページをごらんいただいて、これが平成22年3月31日現在の貸借対照表になります。そこの固定資産、投資、長期貸付、これが下水道会計の平成22年3月31日の10億8,000万円という残額になります。


◯野中委員 いや、私も今そこを見て話をしているんですよ。78ページの長期貸付金10億8,000万円ですね、これが。その次のページをめくって81ページを見ると、前年の分、平成21年3月31日の長期貸付金が9億3,000万円。あるでしょう、ふえているじゃないですか。これはどこでふやすんですか、平成21年度の予算の中で。約2億円ふえているでしょう。1億7,000万円か。


◯大須賀経営企画課長 ふえた分は、平成21年度中に下水道事業会計へ貸し付ける金額です。


◯野中委員 そうすると、間違いないかどうか。平成17年に2億円、平成18年に3億円、平成19年に3億円、都合8億円行ってて、それにあと1億8,000万円、約10億円下水道へ貸し付けると、こういうことでいいわけですね。


◯大須賀経営企画課長 下水道事業会計には平成17年度から貸し付けを行っていまして、今回、平成17年度、平成18年度分の元金が戻ってくるものがあります。その差し引きで10億8,000万円という形になっております。


◯野中委員 元金幾ら戻ってくるんですか。


◯大須賀経営企画課長 5,000万円になります。


◯野中委員 元金5,000万円戻ってきて、それでまた2億円貸し付けるから、都合1億5,000万円ふえて合計で10億8,000万円ですよと、こういう形ですね。ちなみに、甲府市水道局、上下水道局になりますけども、企業会計でやっている場合には、これは私もちょっとわからないので聞くんですけども、企業会計間の貸借は金利は何%ですか。それで、何%というか、何を基準にした金利になるんですか。


◯大須賀経営企画課長 全国の銀行で、1億円以上の大口定期に基づいた金利の年平均が0.6%という形で、それをとらせていただいています。


◯野中委員 10億円以上の大口定期が0.6%……
     (経営企画課長 大須賀 貢君 「1億円です、すみません、1億です」と呼ぶ)
 1億円以上の大型定期が全国の銀行、全銀協の調べですか、これは。どこの調べでこういうのが出るんですかね。むしろ、それだったら、例えば、公定歩合以上政府系金融機関貸付金額以下とか、そういうふうな形にしといた方がいいんじゃないですか。全国の銀行で1億円以上の定期といったって、1億円以上の定期預金の金利を本当にばらしているところなんかありゃしませんよ、今。例えば、「ここに10億円あります。これを1年間預けますから、幾らで」といった場合には、「こちらへどうぞ」って別の窓口に通されちゃって、我々庶民とは違うところへ行っちゃうじゃないですか。その辺はどうなんですか。


◯大須賀経営企画課長 先ほどの下水道の方で質問がありましたが、上下一体化のメリットということで、水道と下水間のやりとり、これは、もし下水道がほかの会計に借りるともう少し高い金利になりますが、一体化のメリットということも考えながらの利率の設定であります。


◯野中委員 上下一体化というならば、金利は取っちゃいかぬですよ。あるいは公定歩合ですよ。そうでしょう。企業会計間の貸し付けだといった場合には、公定歩合以上政府系金融機関貸付金利以下、こういうふうな形にならなきゃうそじゃないですか。上下一体化というんだったら金利取っちゃいけないでしょう。だって、同じセクションでしょう。こうやって左のポケットから出して右のポケットに移すのに1%ずつ金利取られたら、絶対こっちからこっちへ移す人いませんよ。


◯大須賀経営企画課長 水道事業と下水道事業それぞれ、公営企業法に基づきまして別の事業としての会計で運営を行っています。


◯野中委員 じゃあ、名ばかりの一体化で、本当は一体化じゃないということですね。その理解でよろしいですね。


◯大須賀経営企画課長 名ばかりというか、会計が別ということで、組織は一つになっています。


◯野中委員 わかりました。こういうことだ。左のこのポケットには金はたくさんあるけど、右のポケットは外から見えるようにビニールで張ってあるから金がないようにしてある。ところが、左はかぎがかかって外から絶対見えないようになっていると、こういう理解でよろしいというわけだね。その辺は、じゃあ、もうそれ以上言うのはやめておきます。
 じゃあ、そこでいいんですけども、今と同じ、平成22年3月31日、当年度分の予定貸借対照表と、前年の分と言われている平成21年3月31日までの予想貸借対照表を見ると、ここでおかしなことがあるんです。未収金が11億5,000万円、両方とも11億5,000万円。これ、何でですか。


◯大須賀経営企画課長 あくまでも予定という形で、3月31日現在の予定でつくっております。


◯野中委員 こういうバランスシートをつくるときに、円単位で出しているでしょう、単位を。単位を円単位で出していて、ゼロがダッとここを続いて、予定でつくっておりますといったときには、何で上の方が全部予定にならないんですかね。この1項目だけ予定というのはおかしいじゃないですか。これは本来未収金という予定なんだけども、予定じゃなくて、未収金と言われている預金じゃないですか、もしかしたら。


◯大須賀経営企画課長 この辺に載っている未収金は、主に前年度の3月に予定を立てた水道料金の多くがここに入っております。


◯野中委員 そうすると、3月に予定をしたものがここに入っているということは、1か月で11億5,000万円の水道料。そうすると、1年12か月ではこの12倍という計算になりますけど、いいんですか、それで。


◯大須賀経営企画課長 主に水道料金で、その他、工事等の収入、工事負担金等の収入もございます。


◯野中委員 工事負担金等の収入というのは、剰余金の資本剰余金に入るんじゃないですか、それは。ここに工事負担金という勘定科目があるじゃないですか。


◯大須賀経営企画課長 まだいただいていない、前年の3月に請求をして、まだ4月にならないと入ってこない工事負担金です。


◯野中委員 そうすると、剰余金の中にも未収金科目があってもいいんじゃないですか。


◯大須賀経営企画課長 貸借対照表なんで、資産の合計と負債と資本の合計が一緒になりますので、当然、委員のおっしゃるように工事負担金の方に入ります。


◯野中委員 工事負担金の方に入るでしょう、それは。普通のここで言うところの未収金とは違うものもこっちへ入っているんじゃないですかと、こういうふうなことになるということですか。その辺、ちょっと、貸借対照表だから僕がそれを聞いているわけであって、ほかのことを聞いているんじゃないんですけどね。貸借対照表の考え方というのは、企業会計であろうが普通の民間会計であろうが、全然変わらぬでしょう、勘定科目の中では。そのときに、ここへ入れるべきものがこっちに入ってくるのはおかしいし、しかも、そのおかしい数字が、11億5,000万円というきちんとした形の数字がここへ反映されてきているのもいかがなものかなと。しかも2年連続で同じ数字が計上されるというのはもっとおかしくなっちゃうんじゃないか、こういうふうに私は思ったんですけども、それはどうなんですかと、こういう質問なんですよ。改めて整理して、もう一度そこを一から、横からいろいろ言われてメモも回っているようですけども、そのとおりでなくても結構ですから、お答えください。


◯大須賀経営企画課長 未収金の中に、先ほど言った工事負担金、当然、3月に請求して、まだ3月中に入ったものなので、4月以降入るものを未収金としてここに計上してあります。その相手勘定として工事負担金がございます。


◯野中委員 わかりました。それもまた常任委員会でゆっくりやりましょう。
 来年度予算を審議する予算特別委員会で余りそこで詰まってもしようがないので、とにかく事業方針と方向だけはきちんとしていただきたいということで、特に、今後とも、先ほど下水のときに聞いたように、世帯数がふえて人間の数がふえても、使ってくれる水の量はふえるとは限らない。こういう状態の中で水道事業を円滑に進めていくにはどうしたらいいんだという、そういうところを考えていただいて、いつでもどこでも甲府の水道をひねれば出るおいしい水だよという感覚を捨てていただいて、いつでもどこでも持って歩けるのが「甲府の水」だよと、こうならなきゃおかしいなというところで、ぐるっと回って最初の期首へ戻るわけです。だから、こういう考え方がいろいろいろいろ紆余曲折あっても、ペットボトルで水を持って歩くようなものを甲府の水道として売れるということは、こうやって形としてできるわけだから、その証明にみんなここへ並べたと思うんですよ、委員会で。だから、その考え方を普通のときにもっと生かしてほしいし、もっとそれを柔軟性を持たせて、例えば卸売をするとか、特定のところへ、そうやって売っていただくという、同じ姿勢ですよ。そういう姿勢をとって水道事業をやってほしいと、こういうふうに結んで、終わります。


◯中山委員長 山田委員。


◯山田委員 先ほどの野中さんの続きということでもないんですけど、資産の部ですよね。これで流動資産の関係で、前年度の、78ページのところです。貸借対照表と比べると、現金預金がしっかりあるにはあるんだけども、かなりの金額で前年度の貸借対照表と、つまり、平成21年3月と平成22年3月末日では大きな変化があるということですね。有価証券に関しても、そこ行って1億円ぐらいですか、変化があるという、ここはどういう理由なのかなということをちょっとお伺いします。


◯中山委員長 大須賀経営企画課長。


◯大須賀経営企画課長 まず、料金改定によりまして3億円ほど減収しております。それと有価証券につきましては、今まで国債等を購入して運用しておりましたが、料金値下げによる減収、下水道事業への貸し付け等ございますので、その後の資金運用については、満期になったものについてはそのまま投資をせずに現金として預かって置いておくという形になります。


◯山田委員 でも、料金改定に伴って、現金預金が少なくなったというのは、3億円以上、この3倍ぐらいの金額が減っていますよね。それから、減価償却累計で言えば結構な金額がいまだに出ているわけですから、今の3億円の説明だけではちょっと足りないと思うんですけど、いかがですか。


◯大須賀経営企画課長 あと資本的支出の方で建設改良等の費用が増しております。


◯山田委員 建設改良の方がふえているというけど、こちらの方の表で見ると、さほどそんなに工事を大がかりに平成21年度予算ではしているというふうに思えないですよね。だから、この辺の理由はちょっとわからないので、もう一回ちょっと整理していただけますか。


◯大須賀経営企画課長 資本的支出建設改良費が前年度に比較しまして2億4,000万円ほどふえております。


◯山田委員 もうちょっと何かあるのかな。余り細かくなって聞いてもあれだから。でも、現金預金が減価償却金額がこれだけある中で減っていくというのは、もっと大きな工事なのかなというふうに思っていたんですけど、それほどでもないのかなというところが不思議です。これはまた後でお伺いしたいと思います。
 それからもう一つ、大変ありがたいことに、平成19年と平成20年、繰上償還を随分努力された、その実績がいよいよ平成21年からはっきり出てくるということですよね。ただ、総務省との関係だと思うんですけど、上水・下水でも、財政健全化計画を各事業体でつくらなきゃいけない。その場合には、多分、下水の方では料金の改定をしなさいよねというお約束もしたじゃないかなと。これはどうかなと私は思うんですけど、水道の方だというと、例えば、いろいろな削減をして、特に人員を削減しますよみたいなのを書いてたら困るなと思って見てたら、人員もそんなに減ってないということでしょう。何か違う約束か何かしたですか。その辺をちょっと教えてもらいたいですけど。


◯大須賀経営企画課長 繰上償還に伴う健全化計画につきましては、水道の方は四つほど財務省の方へ提出してあります。その一点としましては、施設更新、漏水対策、地震対策が全国に比べて低い状況にあるため、計画的な実施を行う。定員管理の適正化、これにつきましては、目標値は上下一体化によって達成をしております。あとは維持管理費の削減ということで、毎年2%ほどの経費を削減する。あと未収金対策。この4点を繰上償還の健全化計画の方へ入れてあります。


◯山田委員 水道料金を上げると言っているわけでもないし、人員の適正計画では既にもっと行っているということですから、さほどあれですけども、でも、維持管理の方で2%というのは、光熱水費や何かの関係でしょうかね。結構厳しいかもしれません。その辺は、たしかペナルティーやなんか何もなかったはずだから、余り厳密にやっても職場できついものになりかねないなと思うので、その辺のところはゆったりして、よその漏水の維持管理とか、そっちの方をもっとぐんと出ると、そういうふうにしていただきたいと思います。
 それで、漏水の関係で言いますと、やっぱり下水と同じで有収率の向上が問われています。新年度ではどのようにこの有収率を向上させる努力をされますか。その辺もお伺いします。


◯中山委員長 渡辺施設維持課長。


◯渡辺施設維持課長 有収率向上に伴う、やはり、前も言ったかと思いますけど、老朽化に伴った給水管の漏水が多いということで、老朽管の布設替えを2008年の基本計画に基づいてやっていく。それと、今までどおり、漏水調査329区画のうち80区画を年次的計画として実施してまいります。


◯山田委員 例えば、本市の場合は類似都市に比べて有収率が低いですよね。それを例えばどの程度引き上げるかっていう計画はお持ちなんでしょうかね。新年度においては何%引き上げていこうと。そういうような調査も含めてやるんだから、そういう目標を持たれた方がいいと思うんですけど、いかがですか。


◯中山委員長 小澤技術管理室長。


◯小澤技術管理室長 漏水については、給水区域全域の対応ということになりまして、非常に難しいところなんですが、現在の有収率を1%でも上げたいということで、我々も予算を計上しているというところであります。よろしくお願いいたします。


◯山田委員 例えば類似都市並みに上げていくとすると、あと十数%はいるはずですよね。そうすると、給水原価で言うと大体どのぐらいの金額になるんですか。本市が頑張って有収率を上げた場合です。どのぐらい経費が助かるのかなと。


◯小澤技術管理室長 漏水量から、これも先ほどの下水と同じように、試算の域を脱しないんですが、給水原価から割り出すと、経費としては1億5,000万円ほど漏水にかかっているんですが、ということであります。


◯山田委員 ぜひ、そういうむだなコストもかかっているということなら、早目にぜひやった方がいいと思います。それで、しつこくまた野中さんも言いましたけど、石綿管のことをお伺いしますけど、新年度では、地震に弱くて衛生上危険だと言われているアスベスト管ですよね。どういう計画をお持ちですか。


◯小澤技術管理室長 石綿管につきましては、山田委員さんから数年来御質問がありまして、我々も対応を図っているところなんでありますが、平成21年度としましては、その前に、湯村三丁目の塩沢寺の前の石綿管は平成20年度に布設替えが完了したというところであります。
 平成21年度につきましては、残る北口の貯金局の前と、あと愛宕山が残っているんですが、北口につきましては、区画整理事業に合わせて布設替えを実施していくということでありまして、前からも答弁しているんですが、平成21年度はいよいよ、全線ではないんですが、約半分ぐらいは布設替えできるのかなと、こういうことであります。これは区画整理事業に合わせて行うことですから、経費のことも考えあわせて同時に実施していきたい、こんなふうに考えています。


◯山田委員 一番大物の愛宕山の中区配水池の計画はどうですか。平成21年度にやらないとしても、その計画をお聞きします。


◯中山委員長 内藤工務総室長。


◯内藤工務総室長 中区配水池から東光寺方面に配水しております200ミリ、延長が530メートルあるわけですけども、この中区から配水されているこの管につきましては、中区の配水池の更新計画の中に盛り込みました。それで、中区配水池の更新に合わせてまずやらなきゃならないことが二つございまして、石綿管から配水しているお宅の配水管対策、そして、この中区からの石綿管の配水をどういうふうに扱うかという対策の中で、これを更新計画の中では廃止していこうという方向を出しています。200ミリを使わない方向で出しています。このために、配水調整といいまして、中区の配水池のエリアを若干狭め、そうでない区域を広げるという作業があります。これが二つ目です。これが完成しますと、石綿管200ミリからの配水がなくなり、そこからの給水管として飲んでいるお客さんの対策がとれるということで、おおむね対策が完了する年度ですけれども、現段階では、平成25年を目途にこの事業を進めてまいりたいというふうに考えております。


◯山田委員 とにかく、愛宕山の中区配水池は、たしか6,000人ぐらいの方々に影響するということで、地震からいうと一番耐震性が弱いはずですよね。この辺のところを、平成25年というとまだかなり先がありますけど、ぜひ前倒しぐらいの気持ちで頑張ってやっていただきたい。
 それから、鉛管ですよね。ほとんどのところが個人の問題ですけれども、そうは言っても補助金なんかを出しているところもありますよね。今それをお聞きしているんじゃなくて、公共施設、中学校、小学校でまだ鉛管を接続しているところがありますよね。そういうところの調査をこの前してもらったんですけど、新年度においては、その解消をどういうふうにお考えなのか、お聞きします。


◯中山委員長 渡辺施設維持課長。


◯渡辺施設維持課長 小中学校は、平成19年度中に8件の布設替えが終わりまして、残り6件が残っていたわけですけど、建築営繕課とも協議した結果、水道の方でやる部分は公道部分、その中、学校の敷地内は建築営繕課ということで、両方で協議しまして、残り6件を修繕工事として終了いたしました。それで、8月末にすべてなくなりました。


◯山田委員 ありがとうございました。感謝します。
 それで、あとまだあるですよね、保育園とか老人施設とか、それから、まちで使っている公民館みたいなもの。この辺の調査もぜひしていただいて、今後の対策をぜひ練っていただきたいというふうに思います。
 それから、ここは要望ですけど、時間が長くなっちゃいけないから。小規模貯水槽と、それから10トンの簡易専用水道、これの点検ですよね。特に10トン以下のところは検査もしていないということがありますので、新年度に関しては、ぜひ、これの改善を呼びかけていただきたい。特に、使用者とオーナーが別々のところなんかがあると思うので、その辺の対応をしていただいて、受検すべき、検査すべき必要があるよねということは、いろんな方法を通じてやっていただきたい。水道法の改正までは、これに関してはほとんど行政はタッチしていませんでしたが、水道法の改正以降、これに関しては手を差し伸べるということになっていますので、ぜひその旨をお願いしたいと思います。これはちょっと時間がかかっちゃうので。
 それで、問題は滞納と停水の問題ですよね。新年度はやっぱり不況の中で生活を困窮される家庭が非常に多くなってくる。現在では、かなり頑張っていただいて、たしか平成18年か平成17年度ころの停水処理件数が8,000件ぐらいを、平成19年度においては6,000件ぐらいにまた下げていただいた。随分相談もしながらも頑張っていただいたということですから、現状と今後について、まずお伺いします。


◯中山委員長 亀田収納課長。


◯亀田収納課長 停水件数につきましては、現状、2月末現在で5,197件、前年同比で746件減少しているところでございます。生活に困窮している方が多いということなので、上下水道でも、生活に困窮していることを発見できる機関の一つとしてとらえまして、福祉部局との連絡・連携体制を強化し、引き続き平成21年度も慎重な対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。


◯山田委員 比較から見ると非常にすばらしいと思いますね。何せ、年々1,000件ぐらい停水が、前が高過ぎたのかもしれないですけども、これだけやっているというのは非常にありがたいと思います。でも、新年度は予断を許さないなと思うんですよね。ですから、厳しくなっているという、ライフラインをとめるかとめないかということですから、何度もお願いしていますけど、福祉部との連携も強めながら、こういう御家庭はこうだろうと、むしろ福祉部との連携の中で、こういう補助がある、こういう減免があるということも含めて、丁寧な対応をしないと、せっかくここまで来た5,000件が非常にふえてしまう可能性があるかと思います。この5,000件というのはとめた回数ですよね。
             (収納課長 亀田光仁君「そうです」と呼ぶ)
 この中にはずっととめっ放しみたいな御家庭があるかもしれない。その件数はわかりますか。


◯亀田収納課長 5,000件の中、約4%がとめた切り反応がないのがあります。


◯山田委員 そういう御家庭はどういう御家庭なんでしょうかね。例えばその辺の調査もしないと、もしその辺の調査は生活福祉部と連動するとか、何らかの手だてをしないと、実質、家はあるけどホームレス状態なのかもしれませんよね。ちょっとその辺はどうなんでしょう。


◯亀田収納課長 その4%につきましては、実際調査をしますと、アパートなどで夜逃げをされてしまった、そういう件数がほとんどでございます。


◯山田委員 そういう調査をしていただいたこと自体、感謝したいと思いますが、その辺、引き続いてしっかり調査をしていただきたいなと思います。私の近所にも、お家はありますけど、電気、ガス、水道、全部とめられている家庭があるんですよね、ひとり住まいで。そういうのもありますし、そういうところを発見できる手だてというのはこの水道の料金のところが多いと思いますので、ぜひ連携を強めていただきたいと思います。
 それで、あと水道料金などの減免についてお伺いします。去年の12月議会で、私がちょっと水道の方で、水道料金の減免については、規定集、要綱、綱領などがしっかり整備されていないですよねという質問をしましたところ、望月事業管理者さんから、「今後につきましては、減免の取り扱いをより明確にするため、管理規定を整備してまいります」という御答弁をいただいたわけです。新年度はどうなんですかね。


◯中山委員長 相良営業管理室長。


◯相良営業管理室長 今、局内で協議をしておりますが、3月31日、今年度には整備をしたいと考えております。


◯山田委員 整備するときに、天変地変などなどじゃなくて、ぜひ生活苦の問題なんかも御検討していただきたいと思うんですよ。なかなかしたくないと思いますけど、国保でも、保育でも、介護でも、市税でもありますよね。その辺の検討をぜひ開始していただきたいと思いますけど、どうでしょうか。


◯相良営業管理室長 現在のところは、先ほど申し上げましたが、その福祉的なものについては考えておりません。


◯山田委員 考えるぐらい考えたっていいと思うんですけどね。最初からばーんって言われると、それぐらいちょっと、類似都市の調査とか、要するに、平成21年度というのは大変な年度になるということですから、幾ら丁寧に対応しても停水がいっぱい出ちゃう。大変な家庭がいっぱいふえちゃうかもしれないじゃないですか。その辺のところは、どうでしょうか、事業管理者さんはいらっしゃいますか。ぜひその辺のところを考えるぐらい考えますぐらい言っていただきたいと思うんですけど、どうなんですか、研究するとか。最初から取り上げてもらわないということは寂し過ぎますので。


◯中山委員長 望月上下水道管理者。


◯望月上下水道事業管理者 昨年の議会でございましたですかね、御質問ありましたので、早速、先ほども答弁がありましたけれども、せよということで、一生懸命やっております。
 ただいまの御意見でございますけども、確かにだめだだめだと言っているわけにもいきませんので、連携を取りながら、福祉の方とやるような形で話はしてみたいなと思います。


◯山田委員 お声は小さいけどしっかり聞こえましたので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。
 最後に一つだけ聞きます。新庁舎を建設するにあたって、上下水道が皆さんがこちらに来るといったときに、管理部門が来られるというお話を聞いたんですけど、これはどういう理由で管理部門が来られるのかなと、そこのところの説明をちょっとしていただけますか。


◯中山委員長 小林総務課長。


◯小林総務課長 上下水道局におきまして、新庁舎建設計画を受けまして、将来すべき重要な課題だということで、これまで、まずは局全体で移転ができないかというようなことから始まりまして、さまざまな面、どうしたらこの際、お客様や市民の皆様に混乱を招かないのか、あるいはサービスを低下させない方策はないか、さらにはこの機会にサービスの質を高めるようなことができないのかというようなことで、さまざまな角度から検討をしてまいりました。結論的には、今、委員さんの方から御指摘がございましたように、緊急が高まる東海地震をはじめとするさまざまな災害時の対応が、これを災害対策本部と一体かつ一元的に情報収集や指揮監督命令を発する機能というものと、これまで以上に市長部局との連携強化を図るために、市長部局と一体的な協議連携を有する機能というようなことで、一度すべての機能を現行の組織にとらわれず見直す中で、先ほど申し上げました2つの機能を新庁舎の方へ移転をしていこうというようなことで考えました。


◯山田委員 つまり、長かったですけど、管理部門を新庁舎へ移動すると。ほかの部門は現上下水道局の庁舎ということでよろしいわけですか。


◯小林総務課長 はい、そのとおりでございます。


◯山田委員 それで、金額的には幾ら新庁舎の方へ企業会計として差し出すわけですか。


◯小林総務課長 建設の費用につきましては、まだ具体的に幾らというような、110億円という総額は出ておるようですけれども、具体的に面積でいくのか、職員の数でいくのかというような細かい話も決まっておりません。そういうようなものをまた詰めていく中で、金額の方の協議の方も進めてまいりたいというふうに考えております。


◯山田委員 二つちょっとわからないところがあるんだけど、例えば管理部門が来ても、管理者さん以下部長さんが来ているのかな。余りメリットがあるのかなという。それだったらむしろ市民のための窓口部門を置いておいた方がいいのかなと。災害体制やなんかは、現場の工務やなんかと近い方が指揮命令なんかは迅速にできるし、顔と顔を合わせてやれるわけだから、別にそれでいいんじゃないのかなと私は思うんですよね。例えばどこの管渠がつぶれて、こっちを合わせてとか、図面やなんかが必ず必要になってくると思うんですよね。だったら今の現水道局のままに管理部門も置いて、サービスというか、窓口対応のところはこちら側の新庁舎に来た方が、市民にとっても、下までおりるよりもここへ来た方がいいというふうに普通は思うじゃないですか。何か不思議だなと思うんですけど、その辺の整理はどうなんでしょうかね。


◯小林総務課長 これまでの例えば閉栓の手続、今、窓口というお話が出ましたので、上下水道局の方へお越しいただきますお客様、この内容につきまして、検討の方をいたしました。閉栓の手続は電話をいただければできます。開栓の手続につきましては、既に、例えばアパートで申しますと、移転をされたときに、関係の書類をもう既に、投函をしていただければそれで書類が済むというような扱いにもなっております。また、口座の振替率がもう97%を超えております。また、コンビニ収納の導入等も図っておりますことから、収納窓口を移転をするというほどのサービスの低下ということはないのではないかというふうに考えております。


◯山田委員 だとすると、窓口部門もさしたる、ここへ来たからといってメリットはそんなにないよねというお話ですよね。私聞いたのは、管理部門が来たってしようがないんでしょという質問なんですよ。というのは、簡単に言うと、うちの近所でも水道の皆さんのOBがいっぱいいて、繰上償還もできたことだし、水道局の持っている現金・預金とか、今後さらに減価償却費も出るし、現金があると。新庁舎建設にねらわれているんじゃないかと、そういう話もあるわけですよね。そこで何億か出させりゃ110億円が助かると。だって、普通考えると、管理部門だけいたって、それは議会の対応では便利かもしれないけど、どうなんですかねというふうに私思いますけど、どうなんですか、その辺のところをはっきり言ってもらいたいなと思うんですけど。


◯小林総務課長 先に先ほど申し上げました口座振替率ですけれども、97%という数字は、申しわけございません、82%に訂正させてください。申しわけありません。


◯中山委員長 答弁は簡潔にお願いします。


◯小林総務課長 はい、すみません。
 今、災害時、災害対策本部が出ますと、管理者並びに業務部長、私どもの部長は災害対策本部のメンバーとなってしまいます。したがいまして、その上の者は、もう既にこちらにいるということになれば、いち早い対応ができるというふうにも考えております。


◯山田委員 その辺が、その災害対応のときにトップの人がいるというのはいいんだけど、その災害対応のときに、現場の人がいかに動くかということがポイントですよね。だから、災害対応のときには飛んでくればいいじゃないでしょうかというふうに普通は思うですよ。
 それから、日常の業務から言ってみると、管理部門の人は雲の上の人で新庁舎の方、下々の方は下水道局の庁舎の方へいる。何か、人間関係もそうだけど、和が保てないような気がしてならないんですけど、上下一体で、それから管理者の皆さんも職員の皆さんも一体になって頑張るという作風みたいなものが失われやしないかという、そういう不安もあるんですけど、どうなんですかね。それは小林さんに聞いてもしようがないんですけど、ちょっと部長さんあたりに……。


◯中山委員長 山田委員、「下々」というのは気をつけていただきたいと思います。
 武川業務部長。


◯武川業務部長 いろいろなおかげがあると思いますけれども、上下が一体になって、実際に災害が起きたときには、今ある上石田の場所につきましては、ちょうどそばには甲府バイパスもありますし、特に水道、下水道につきましては、災害が起きた場合には、他都市からの応援態勢というものが実際に中越沖の方でもありました。もちろん、甲府市の方も中越沖の方へ職員を派遣をして、実際に修理をしたわけですけれども、そういうことを踏まえますと、先ほどの移転の話ですけれども、実際に向こうに残る部分は工務部門と実際に給排水の窓口部門が向こうへ残ります。そして、先ほど言いましたように、管理部門と言われます部門が本庁の方へ入るということで、災害対応も災害対策本部の方から被災地の方へ行く場合ですと、中心部の部分が割と渋滞をするということで、現場部門は動きやすいのは上石田の方だということで、現場部門は向こうへ置くと。そして、管理部門は、先ほど小林課長の方からも説明させてもらいましたけれども、やはり市長部局との連携を図る。いろんな意味での連携を図るという部分がありますので、管理者も市長部局の方に、そばにいた方がいろいろ事業の内容についても連携が図れるということで、管理部門だけが向こうへ行くということです。


◯山田委員 だから、私、イメージと違っていたんですよね。じゃ、基本的には工務部門系は向こうで、そのほかは新庁舎ということですか。そういうことですよね。
            (業務部長 武川 裕君「そうです」と呼ぶ)
 すごい異動だなと思うんですけど。この間、たしか上下水道局の庁舎は耐震補強工事をしたですよね。それはして当然だと思うんですけど、だから、何かその辺のところは、例えば工務部門の方と、それから事務方みたいな感じですよね、こうなってくると。だから、なおのこと、この人間関係というか、疎通をしっかりしなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っているんですけど、その辺もしっかり大丈夫だなと、そういうことでしょうかね。


◯武川業務部長 今ちょっと説明をさせてもらいましたけれども、工務部門ということで、仮に今の現状の組織でいきますと、工務部長以下が向こうということになります。それで、現場部門ということですので、その辺は意思疎通は図ってまいりたいと思います。


◯山田委員 だから、問題はそこでいうと疎通の問題で、現場の工務の方々と事務方と。私のイメージは、さっきの下々という言い方が怒られましたけども、管理者、幹部の方々と職員方と、そういうふうに思っていたんですよ。そうじゃないということですね。じゃ、大量な異動ということになるわけですけど。でも、その辺のところだと、もう現実に新年度は新庁舎建設に向けて走り始めますよね。そうすると、何人が異動して何平米必要だということは、当然、一定の財政計画も立てなきゃいけないと思うんですけど、その辺はないんですか。あって当然だと私は思うんですけど。


◯中山委員長 篠原業務総室長。


◯篠原業務総室長 今のところ、先ほど小林が申し上げましたとおり、総体の建設費110億ということであって、我々が入るための賃借なのか、借り上げなのか、資産として持つなのかという具体的な話にまだ入っておりません。


◯中山委員長 山田委員、この件につきましては、予算の範囲内でお願いをいたします。


◯山田委員 計画を平成21年度の中で立てなきゃいけないと思うんですよ。もう何人行くかということは大体イメージはつくわけですよね、そうなってくると。そうすると、一人当たりの平米というものは、ここで計算した平米が出ますよね。だから、その財政計画みたいなものを新年度しっかり持たないとよくないなと。今のところないというお話ですけど、ぜひその辺の財政計画をしっかりしていただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯中山委員長 ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


◯中山委員長 以上をもって水道事業会計の審査を終了いたします。
 以上をもって議案第2号から議案第16号までの15案に対する質疑を終結いたします。
 次に、討論、採決に入るわけでありますが、ここで暫時休憩をしたいと思います。再開時間は後ほど連絡をいたします。
                  午後2時45分 休 憩
             ──────────・──────────
                  午後3時17分 再開議


◯中山委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 議案第2号から議案第16号までの15案を一括議題といたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 最初に、石原希美委員。


◯石原(希)委員 日本共産党を代表して、議案第2号 平成21年度甲府市一般会計予算、議案第3号 平成21年度甲府市国民健康保険事業特別会計予算、議案第5号 平成21年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、議案第8号 平成21年度甲府市介護保険事業特別会計予算、議案第14号 平成21年度甲府市病院事業会計予算、議案第15号 平成21年度甲府市下水道事業会計予算について、反対討論を行います。
 世界経済危機のもと、日本経済は、かつてないスピードで悪化しています。これは国の構造改革の結果つくられた外需頼み、内需ないがしろという経済のゆがみと脆弱さに加えて、労働法制の規制緩和による非正規雇用の拡大、社会保障抑制路線がさらに国民生活を困窮させたと言えます。
 こうした国の悪政に対して、今こそ甲府市政が、住民の福祉の増進を図るという地方自治体本来の役割を果たし、市民を守る防波堤として、暮らし・福祉最優先、市民サービスの充実を図ることが求められています。
 さて、平成21年度予算では、小中学校の耐震化や増改築、学童保育の施設整備など、市民要求にこたえた施策もありますが、一方で、母子家庭支給金の廃止、敬老祝金の削減、介護保険料の引き上げ、多子世帯保育料助成制度の廃止、生きがいデイサービス事業の後退などの内容が含まれたものであり、住民の暮らし・福祉を最優先にしたものとは言いがたい予算になっています。
 以下、主な反対理由を述べます。
 まず、一般会計についてです。
 歳入において、10月から65歳以上の高齢者から住民税の年金天引きが始まります。本市では約1万人の市民がその対象となっており、近年の相次ぐ負担増により、高齢者の暮らしが大変になっているときに、住民税の年金天引きは、暮らし悪化にさらに追い打ちをかけるものと考えます。国の制度改定のよるものではありますが、高齢者の命と暮らしに大きな影響を与える内容であり反対します。
 次に、歳出についてです。
 民生費中、同和対策事業費及び住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金は、ともに根拠法がなくなったもとでの不明朗・不透明な支出であり認められません。
 次に、多子世帯保育料助成制度について、多くの子育て世帯から大変喜ばれ頼りにされていた制度であり、少子化対策、子育て応援という点からも逆行するものであります。
 同じく民生費中の生きがいデイサービス事業費の新たな利用料の徴収及び老人無料入浴事業の縮小は、高齢者の生きがいや自立、ひいては介護予防という点からも認めることはできません。
 次に、商工費の企業誘致対策事業費は、今議会で提出された企業誘致条例に基づく支出であります。現在、県が推進してきたような企業誘致による雇用の確保拡大や地域経済活性化が破綻しているのは明らかです。今の甲府市の地域経済の衰退の一因は、県外資本の行き過ぎた進出により地域内での経済循環が崩壊していることにあり、市内の今ある力を育て応援することに産業政策の主軸を置いてこそ、真の地域経済活性化が図られると考えます。
 次に、土木費の甲府駅周辺にかかわる事業については、現在の厳しい財政状況下においては、事業全体として急ぐ必要のない事業であると考えます。
 次に、諸支出金、開発公社費については、事実上、塩漬け土地の借金の利払いに使われるものであり反対します。
 次に、国民健康保険事業特別会計については、2年連続、国民健康保険料の引き上げ及び介護分賦課限度額の引き上げの内容が含まれており、認めることはできません。
 次に、住宅新築資金等貸付事業特別会計については、先ほども述べた同様の理由により、認めることはできません。
 次に、介護保険事業特別会計については、所得階層を細分化し、低所得者に配慮したことは評価するものですが、保険料基準額で年間約4,000円、全体では平均9%の引き上げとなっており、さらなる市民負担増であり、認めることはできません。
 次に、病院事業会計については、分娩介助料の4万円の引き上げの内容が含まれており、出産・育児の世代にとっての負担増は多大なものであり、少子化対策という点からも認めることはできません。
 最後に、下水道事業会計については、今回、水道料金は引き下げとなり、トータルで見ると市民にとっては若干の引き下げとなりました。しかしながら、下水道だけを見れば引き上げであり、一部に引き上げになる人たちもいること、現下の市民生活の現状を考えあわせると、賛成することはできません。
 以上で討論とします。


◯中山委員長 次に、柳沢暢幸委員。


◯柳沢委員 午前中、136回目の卒業式に出席をし、子供たちから涙と感動と元気をいただいてきました。
 賛成討論を始めます。
 議案第2号から議案第16号までの平成21年度各会計別予算に賛成の立場から討論を行います。
 世界的な金融不況による急速な景気後退や、少子高齢化等による社会保障関連経費の負担増大など、社会情勢が急激に変化する中、地方自治体は税収の減収が予測されるなど、非常に厳しい財政状況となっており、行財政改革を進め、安定的な行政運営を維持することが求められております。
 こうした中、本市においては、行財政改革による財政健全化を図るため、施策、事業の「選択」と「集中」を行う中で、市民生活の安定や、市民福祉のより一層の向上及びごみの減量化や地球温暖化に対する環境問題への積極的な対応、さらには、景気低迷の影響を受ける勤労者などへの支援策の拡充など、限られた財源を市民生活に直接関係する施策への重点配分を行う中で、中長期的な視点に立った持続的な発展と市民福祉の一層の充実に向け、予算の効率的な配分を行っております。
 さらに、本予算は実質公債費比率の改善に努め、財政健全化を強く意識しつつ、緊急な課題や福祉、教育、環境分野などにきめ細やかな対応をしており、大いに評価するものであります。
 また、各特別会計及び各企業会計につきましても、それぞれの事業に見合った適切な予算措置がなされております。
 以上のことから、新年度予算は的確かつ適正な予算であると評価するものであります。
 今後とも、地方分権にふさわしい自主自律の行財政運営を推進するとともに、市民の視点に立ち、本市の都市像である「人がつどい 心がかよう 笑顔あふれるまち・甲府」の実現を目指し、すべての市民が、夢と希望と元気を甲府市というキャンパスに描けるようなまちづくりの推進を強く熱望し、賛成の討論といたします。


◯中山委員長 次に、山田 厚委員。


◯山田委員 議案第12号 甲府市後期高齢者医療事業特別会計予算について、反対討論を行います。
 平成21年度会計は、今までにない不況、雇用破壊を迎え、いかに市民生活を維持するのかが大切な予算であります。しかしながら、政府の段階では、社会保障切り捨ての三位一体小泉改革の流れがいまだに続き、甲府市の予算でも、残念ながらさまざまに市民に痛みを強いる予算状況にもなっています。
 その中でも特に問題なのが後期高齢者医療制度です。この制度は始まったばかりですが、既に制度疲労を起こし混乱をもたらしています。
 報道によると、厚生労働大臣が設置した高齢者医療制度に関する検討会では、この3月17日に最終報告が出たものの、内容は、「後期高齢者」及び「終末期相談支援料」といった名称を、高齢者の尊厳を損なうもので、速やかに見直すことが指摘できただけでした。当初予定されていた「当面制度の基本骨格は維持し、制度の安定化を優先すべき」との文言も削除されたと言います。つまり、何も決まらず、この医療制度の問題をさらに明らかにしただけでした。
 甲府市の後期高齢者医療においても、それまでの老人保健制度と比べると、4月以降現在の段階では、医療費支出が極めて抑制されている傾向があります。これは今後の推移をも検討しなければいけませんが、高齢者の方々が、この医療制度に対しての不安と危惧があり、同時に強まる生活上の問題から、受診抑制の傾向が始まったと見るべきだと思います。
 また、政府から盛んに言われてきたように、国保会計がこれで経営改善されるといったこともなく、さらに国保の会計も悪化しております。
 また、後期高齢者医療の保険料の滞納問題も生じ始めました。甲府市では3月現在で未納額は2,500万円となり、滞納者は675人となっています。今まで老人保健制度では禁じられていた保険証の取り上げを、後期高齢者医療制度ではできることになっております。いよいよ甲府市においても、この社会と甲府市を今まで支えてきていただいた御高齢の方々から保険証を取り上げ、資格証明書を出し、医療機関に行かないでいてください、黙って自宅で死んでください、の状態にするのかどうかが迫られております。市民にとっても甲府市にとっても、いいことは何もないこの後期高齢者医療制度は、とにかく制度廃止するしかありません。したがって、この平成21年度予算に反対するものです。
 以上です。


◯中山委員長 次に、依田敏夫委員。


◯依田委員 後期高齢者みずからが、議案第12号 平成21年度甲府市後期高齢者医療事業特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。
 後期高齢者医療制度につきましては、今後急速に高齢化が進展し、高齢者の医療費を中心に医療費がますます増大することが見込まれる中で、国民皆保険制度を維持し、将来にわたり安定的で持続可能なものとしていくため、平成20年4月に老人保健法の一部改正により、法律の題名を「高齢者の医療の確保に関する法律」に改め、高齢世代と現役世代の負担を明確化し、世代間に公平に負担する新たな医療制度として創設されたものであります。
 昨年4月の制度開始から、制度の名称や、年金から保険料の天引きすることに対し、高齢者の皆さんから多くの声が寄せられたことを背景に、新たな保険料の軽減対策や保険料の口座払いが選択できるように改められるなど、高齢者の皆さんに配慮した制度の運用がなされております。
 さらに9月からは、厚生労働大臣が設置した、高齢者医療制度に関する検討会において、制度の検討がされてきており、本年4月上旬を目途に政府与党としての見直し案がまとまる見通しが報道されているところであります。
 こうした中、被保険者である高齢者の皆さんが、住みなれた地域で、健康で生きがいを持って、安心して暮らすことができるためには、最も身近な市が責任を持って現在の制度を維持し、高齢者の皆さんに不安を与えることのないよう運営していく必要がありますので、制度を維持するための保険料徴収や広域連合への保険料納付をはじめ、各種手続、相談などへのきめ細やかな対応を図るための予算を計上した本案に対し、賛成の意をあらわし、討論といたします。


◯中山委員長 以上で通告による討論は終わりました。
 ほかに討論はありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


◯中山委員長 以上をもって討論を終結いたします。
 これより、議案第2号から議案第16号までを採決いたします。
 はじめに、議案第2号 平成21年度甲府市一般会計予算
 議案第 3号 平成21年度甲府市国民健康保険事業特別会計予算
 議案第 5号 平成21年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
 議案第 8号 平成21年度甲府市介護保険事業特別会計予算
 議案第14号 平成21年度甲府市病院事業会計予算 及び
 議案第15号 平成21年度甲府市下水道事業会計予算の6案を、起立により一括採決いたします。
 6案は、当局原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (賛成者 起立)


◯中山委員長 起立多数であります。
 よって、6案は当局原案のとおり可決するものと決しました。
 次に、議案第12号 平成21年度甲府市後期高齢者医療事業特別会計予算を起立により採決をいたします。
 本案は、当局原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   (賛成者 起立)


◯中山委員長 起立多数であります。
 よって、本案は当局原案のとおり可決するものと決しました。
 次に、議案第4号 平成21年度甲府市交通災害共済事業特別会計予算
 議案第 6号 平成21年度甲府市老人保健事業特別会計予算
 議案第 7号 平成21年度甲府市土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計予算
 議案第 9号 平成21年度甲府市古関・梯町簡易水道事業特別会計予算
 議案第10号 平成21年度甲府市農業集落排水事業特別会計予算
 議案第11号 平成21年度甲府市簡易水道等事業特別会計予算
 議案第13号 平成21年度甲府市中央卸売市場事業会計予算 及び
 議案第16号 平成21年度甲府市水道事業会計予算
の8案を一括採決いたします。
 8案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯中山委員長 御異議なしと認めます。
 よって、8案は当局原案のとおり可決するものと決しました。
 以上をもって、当委員会に付託されました議案の審査をすべて終了をいたしました。
 なお、委員長報告につきましては、審査において各委員から出されました御意見、御要望を織り込む中で、正副委員長で協力し、簡潔に整理し作成していきたいと思いますので、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯中山委員長 それでは、そのようにいたします。
 この際、市長からあいさつしたい旨の申し出がありますので、発言を許します。
 市長 宮島雅展君。


◯宮島市長 こんにちは。委員会の終わりにあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 まず、長い間御苦労さまでした。ありがとうございました。精力的に御審査をいただき、御賛同を賜りましたことも、感謝申し上げたいと思います。
 現下、世界的な金融危機の深刻化や世界景気の一層の下振れ懸念などから、国内経済は企業収益の大幅な減少や個人消費の低迷により、景気はなお悪化し、先行きについても、当面悪化が続くと見られております。
 山梨県内におきましても、世界同時不況に伴う企業の設備投資や個人消費の不振が、県内の産業を直撃し、甲府商工会議所がまとめた昨年12月から本年1月の景気観測調査でも、業況DI(業況判断指数)が過去5年間で最低となり、業種・業態を問わず依然厳しい状況が続いているとする企業が多く見られ、大変深刻な状況に直面をしています。
 このような社会経済情勢の中にありましても、さらなる本市の発展のため、議会をはじめ、市民の皆様からの意見を広くお聞きするとともに、市民、行政協働による開かれた市政の推進を図り、すべての市民の方々がひとしく行政サービスを享受できるよう努めてまいる所存であります。
 本委員会でいただきました御指摘や御要望等につきましては、真摯に受けとめ、今後の市政推進にあたり十分配慮してまいりたいと考えております。
 今後とも、議員各位の御指導と御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、御礼のあいさつとします。ありがとうございました。


◯中山委員長 閉じるにあたりまして、一言あいさつ申し上げます。
 各委員におかれましては、6日間、朝から、またあるときは夜7時近くまで、活発な議論と、また厳正なる審査をいただき、また議事進行にも協力していただきまして、本日ここに予算委員会を閉じることになりました。御協力感謝申し上げる次第であり、大変ありがとうございました。
 また、当局におかれましては、6日間、各委員が活発な御意見・要望をいたしましたことを無にすることなく、平成21年度の行財政運営を図りますことをお願い申し上げまして、委員長の最後のあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。


◯輿石副委員長 中山委員長の補佐になれたかどうかわかりませんけど、本当に6日間御苦労さまでございました。
 また、いつになく熱い議論が交わされたわけですけど、この議論の内容を、また常任委員会、また議会等に反映させていただいて、また議員活動を頑張っていきたいと思います。
 どうも6日間、ありがとうございました。


◯中山委員長 以上をもって、平成21年度予算特別委員会を閉会いたします。
                  午後3時40分 散 会