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平成26年6月定例会(第6号) 本文




2014.07.04 : 平成26年6月定例会(第6号) 本文


◯議長(棚本邦由君)これより本日の会議を開きます。
 直ちに日程に入ります。
 日程第一、諸般の報告をいたします。
 監査委員から、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定に基づき、例月現金出納検査結果の報告がお手元に配付のとおりありました。
       ───────────────────────────────────────
梨監第三百八十一号
平成二十六年 六月二十七日
   山梨県議会議長  棚 本 邦 由 殿
                             山梨県監査委員   芦  沢  幸  彦
                             同         中  込  孝  元
                             同         石  井  脩  徳
                             同         望  月     勝
             例月現金出納検査の結果について(報告)
 このことについて、地方自治法第二百三十五条の二第一項の規定に基づき、平成二十六年四月分例月現金出納検査を平成二十六年五月三十日に実施しました。その結果は次のとおりですので、同法同条第三項の規定により報告します。
 一般会計、特別会計及び基金に係る平成二十六年四月分現金出納状況は、別添歳入歳出計算書、試算表及び基金に属する現金保管状況調書のとおり、概ね適正に処理されていたことを認めます。
 なお、企業会計においては、電気事業会計で支出すべき費用を温泉事業会計で支出しているものがありました。このため、それぞれの会計において試算表の現金預金残高と金融機関発行の残高証明書が一致していませんでした。これについては、修正のための会計間の組替えを五月三十日に行っており、不一致は解消されていることを確認しています。
       ───────────────────────────────────────
---
◯議長(棚本邦由君)次に、会議規則第七十六条の規定に基づき、各常任委員長から、第九十八号議案ないし第百十二号議案及び承第一号議案にかかわる審査の結果について、お手元に配付の委員会報告書のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
              総 務 委 員 会 報 告 書
 本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
               記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │          件              名          │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│       │                                    │     │
│ 第百号   │山梨県の事務処理の特例に関する条例中改正の件              │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百三号  │山梨県警察関係手数料条例中改正の件                   │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百四号  │山梨県県税条例中改正の件                        │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百八号  │平成二十六年度山梨県一般会計補正予算第一条第一項歳入歳出予算の補正額及 │     │
│       │                                    │     │
│       │び歳入歳出予算の総額、同条第二項歳入各款及び歳出中総務委員会関係のもの、│     │
│       │                                    │     │
│       │第二条継続費並びに第三条地方債の補正                  │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 承第一号  │山梨県県税条例中改正の件                        │ 承 認 │
│       │                                    │     │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
  平成二十六年六月三十日
                                総務委員長  白  壁  賢  一
    山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
 本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
               記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │          件              名          │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│       │                                    │     │
│ 第九十八号 │山梨県民生委員定数条例制定の件                     │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第九十九号 │山梨県附属機関の設置に関する条例中改正の件               │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百一号  │山梨県特別会計設置条例等中改正の件                   │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百二号  │山梨県衛生環境研究所手数料条例中改正の件                │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百六号  │山梨県立学校設置条例中改正の件                     │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百七号  │山梨県立本栖湖青少年スポーツセンター設置及び管理条例廃止の件      │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百八号  │平成二十六年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中教育厚生委員会関 │     │
│       │                                    │     │
│       │係のもの                                │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百九号  │平成二十六年度山梨県母子寡婦福祉資金特別会計補正予算          │ 可 決 │
│       │                                    │     │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
  平成二十六年六月三十日
                              教育厚生委員長  河  西  敏  郎
    山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              農 政 産 業 観 光 委 員 会 報 告 書
 本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
               記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │          件              名          │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│       │                                    │     │
│ 第百五号  │山梨県公営企業の設置等に関する条例中改正の件              │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百八号  │平成二十六年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中農政産業観光委員 │     │
│       │                                    │     │
│       │会関係のもの                              │ 可 決 │
│       │                                    │     │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
  平成二十六年六月三十日
                            農政産業観光委員長  塩  澤     浩
    山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
 本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
               記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │          件              名          │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│       │                                    │     │
│ 第百八号  │平成二十六年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中土木森林環境委員 │     │
│       │                                    │     │
│       │会関係のもの                              │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百十号  │契約締結の件                              │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百十一号 │訴えの提起の件                             │ 可 決 │
│       │                                    │     │
│ 第百十二号 │県道の路線の認定及び廃止の件                      │ 可 決 │
│       │                                    │     │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
  平成二十六年六月三十日
                            土木森林環境委員長  桜  本  広  樹
    山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
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◯議長(棚本邦由君)次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、教育厚生委員長及び農政産業観光委員長から、請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
           教 育 厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
 本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
               記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│       │         │            │     │  │   │処理顛末報告│
│受 理 番 号│  件   名  │  請願者の住所氏名  │審査の結果│意見│送付先│      │
│       │         │            │     │  │   │請求の適否 │
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│       │三十人以下学級実 │            │     │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│       │現、義務教育費国庫│            │     │  │   │      │
│第二十六─六号│         │   (略)      │ 採 択 │  │   │      │
│       │負担制度拡充を図る│            │     │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│       │ことについて   │            │     │  │   │      │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
 平成二十六年六月三十日
                              教育厚生委員長  河  西  敏  郎
   山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
           農 政 産 業 観 光 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
 本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
               記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│       │         │            │     │  │   │処理顛末報告│
│受 理 番 号│  件   名  │  請願者の住所氏名  │審査の結果│意見│送付先│      │
│       │         │            │     │  │   │請求の適否 │
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│       │雇用の安定と労働者│            │     │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│       │保護ルール改悪反対│            │     │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│第二十六─三号│を求める意見書の採│   (略)      │ 採 択 │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│       │択を求めることにつ│            │     │  │   │      │
│       │         │            │     │  │   │      │
│       │いて       │            │     │  │   │      │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
 平成二十六年六月三十日
                            農政産業観光委員長  塩  澤     浩
   山梨県議会議長  棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
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◯議長(棚本邦由君)次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各常任委員長及び議会運営委員長から、閉会中の継続審査申出書について、お手元に配付のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
              閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
 本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
                  記
 一 事件
  1 請願 国に原子力政策の転換を求めることについての請願事項の一
  2 請願 原発から撤退し、自然エネルギーへの転換を求める意見書の提出を求めることについての請願事項の
      一及び二
  3 請願 「浜岡原発」の永久停止・廃炉を求める意見書採択を求めることについて
  4 請願 浜岡原子力発電所を永久停止(廃炉)にすることを求めることについて
  5 請願 山梨県議会議員の海外研修制度の廃止を求めることについて
  6 請願 「取り調べの全過程の可視化を求める意見書」の採択を求めることについて
  7 請願 地方自治と民主主義を守る立場から、沖縄全自治体の総意を尊重し、日本政府に対し、米軍新型輸送
      機オスプレイの配備撤回と全国での低空飛行訓練中止を求める意見書の提出を求めることについて
  8 請願 地方財政の充実・強化を図ることについて
  9 請願 特定秘密保護法の廃止を求める意見書採択について
  10 請願 特定秘密保護法を撤廃する意見書提出を求めることについて
  11 請願 憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に反対する意見書提出を求めることについて
  12 総合計画について
  13 県民生活の安定対策について
  14 北富士演習場対策について
  15 土地対策について
  16 防災対策について
  17 男女共同参画について
  18 県の行政機構及び人事管理について
  19 県税の賦課徴収について
  20 公有財産の管理及び運用について
  21 私学振興対策について
  22 市町村に対する技術的助言について
  23 リニア実験線及びリニア中央新幹線について
  24 警察の施設、装備及び活動状況について
 二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
  平成二十六年六月三十日
                                総務委員長  白  壁  賢  一
  山梨県議会議長 棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
 本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
                  記
 一 事件
  1 請願 山梨県立桂高等学校の中高一貫校への改編に関することについて
  2 請願 重度心身障害者医療費助成制度の現行のまま窓口無料の継続を求めることについて
  3 請願 「高校無償化」への所得制限導入に反対し、「教育費無償化」の前進を求める意見書採択について
  4 請願 中学校で使用する歴史教科書の採択に関して山梨県教育委員会の指導強化を求めることについて
  5 社会福祉施設の整備充実とその福祉対策並びに地域福祉対策について
  6 保健衛生の抜本的対策について
  7 県立学校の管理運営について
  8 社会教育、青少年教育、学校教育及び体育の振興について
  9 芸術、文化の向上について
 二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
  平成二十六年六月三十日
                              教育厚生委員長  河  西  敏  郎
  山梨県議会議長 棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
 本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
                  記
 一 事件
  1 請願 国に原子力政策の転換を求めることについての請願事項の二及び三
  2 請願 「TPP(環太平洋連携協定)交渉」への参加に反対する意見書採択を求めることについて
  3 請願 原発から撤退し、自然エネルギーへの転換を求める意見書の提出を求めることについての請願事項の
      三
  4 請願 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求めることについて
  5 農業及び水産業の振興対策について
  6 商工業の振興対策について
  7 労働者の福祉及び雇用対策について
  8 観光の振興対策について
  9 クリーンエネルギーの導入促進及び省エネルギー対策について
  10 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
 二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
  平成二十六年六月三十日
                            農政産業観光委員長  塩  澤     浩
  山梨県議会議長 棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
 本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
                  記
 一 事件
  1 環境対策について
  2 林業の振興対策について
  3 治山治水事業について
  4 県有林野の管理運営対策について
  5 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
  6 河川の管理、改修及びダムの管理並びに砂防事業について
  7 都市計画事業及び下水道事業について
  8 住宅事業及び建築事業について
  9 土木施設災害復旧事業について
 二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
  平成二十六年六月三十日
                            土木森林環境委員長  桜  本  広  樹
  山梨県議会議長 棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
              閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
 本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
                  記
 一 事件
  1 議会の運営に関することについて
  2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
  3 議長の諮問に関することについて
 二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
  平成二十六年七月四日
                              議会運営委員長  中  村  正  則
  山梨県議会議長 棚  本  邦  由  殿
       ───────────────────────────────────────
---
◯議長(棚本邦由君)次に、知事から同第五号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
---
◯議長(棚本邦由君)次に、臼井成夫君外九人から、議第七号議案及び議第九号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
---
◯議長(棚本邦由君)次に、臼井成夫君外五人から、議第八号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
       ───────────────────────────────────────
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◯議長(棚本邦由君)次に、日程第二、知事提出議案、第九十八号議案ないし第百十二号議案及び承第一号議案並びに日程第三の請願を一括して議題といたします。
 ただいま議題となりました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、各委員長から報告を求めます。
 まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長、白壁賢一君。
       (総務委員長 白壁賢一君登壇)
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◯総務委員長(白壁賢一君)総務委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
 まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきもの、また、承認すべきものと決定いたしました。
 次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
 まず、第百三号議案、山梨県警察関係手数料条例中改正の件についてであります。
 「てんかん、躁鬱病、麻薬等の中毒者など、一定の病気等に該当することを理由に免許を取り消された方が、免許を再取得する際の試験内容が変更になったとのことだが、従来の手続からどう変わったのか」とただしたのに対し、「一定の病気等を理由に免許の取り消し処分を受けた後、病気が回復した場合、従来は教習所または公安委員会が行う一般試験により免許を再取得していたが、免許の取り消しから三年を経過しない方については、学科試験と技能試験が免除され、適性試験と講習のみで再取得が可能となった。ただし、取り消し理由が、アルコール、麻薬等の中毒の場合については、学科・技能試験の免除の適用にはならない」との答弁がありました。
 次に、第百四号議案、山梨県県税条例中改正の件についてであります。
 「今回の法人県民税法人税割の引き下げにより、本県の税収への影響額は、どの程度の額になるのか。また、法人税割の減収分は、地方交付税の原資となるとのことであるが、今後の財政運営に支障が出ないよう、引き下げ分を確実に交付税で配分されるようにしてもらう必要があるが、どのように取り組むのか」とただしたのに対し、「今回の改正による減収額は、十五億円程度と見込んでいる。また、法人税割の引き下げ分は、確実に交付税として配分されることが重要であり、知事を初め幹部職員による国への要望など、さまざまな機会を捉えて要望していく」との答弁がありました。
 次に、第百八号議案、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算のうち、富士山山頂環境保全推進事業費についてであります。
 「登山者への携帯トイレの配布・回収・処分については、誰が主体となるのか」とただしたのに対し、「携帯トイレの配布は、新しく移設した五合目の総合管理センターで、県職員並びに県が委託した担当者が行い、回収も同じ場所で実施し、焼却処分は富士吉田市にお願いする。あわせて、富士山吉田口旅館組合と県が協力して、登山道周辺に使用済みトイレが放置されていないかどうかについて確認し、回収する」との答弁がありました。
 以上で、総務委員長の報告といたします。
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◯議長(棚本邦由君)総務委員長の報告が終わりました。
 次に、教育厚生委員長の報告を求めます。教育厚生委員長、河西敏郎君。
       (教育厚生委員長 河西敏郎君登壇)
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◯教育厚生委員長(河西敏郎君)教育厚生委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。
 まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、また、請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。
 次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
 第百六号議案、山梨県立学校設置条例中改正の件に関してであります。
 「今回の改正案については、山梨県立高等支援学校桃花台学園の開設に関するものであるが、職業教育に特化した特別支援学校の設置は、かねてから求められていたものであり、どのような職業を中心に教育していくのか」とただしたのに対し、「産業技術科という専門学科を開設する予定であり、農業生産コース、食品加工コース、環境メンテナンスコースの導入を予定し、農業生産コースでは、特に桃等の農産物の生産、食品加工コースでは、桃を含めた加工品やパンの製造等、環境メンテナンスコースでは、ビルの清掃等の環境にかかわる業務を想定し、コースを設定している」との答弁がありました。
 次に、第百八号議案、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算のうち、まず、健康相談拠点モデル事業費についてであります。
 「地域住民の健康増進を図るため、新規事業として、薬局を健康相談拠点として活用するモデル事業を実施することとしているが、事業を行うに至った背景、期待される効果は何か」とただしたのに対し、「健康志向の高まりや生活習慣病予防に関心を持つ方が大変多くなっている実情を背景に、地域の薬局において、自身の健康については自分で責任を持ち、軽い体調の不調は自分で手当をするいわゆるセルフメディケーションの推進により、過剰なまでに医療機関に受診していた手間や医療費を抑制する効果を期待している。また、この事業を実施するため、県薬剤師会等の協力を得て、健康相談薬局として約三十の薬局を選定する」との答弁がありました。
 次に、ウイルス性肝炎等重症化予防推進事業費についてであります。
 「B型・C型肝炎ウイルス感染者等の重症化防止を図るため、新規事業として、検査費用の助成等を実施することとしているが、助成対象者や想定人数、県民への周知方法など、具体的にはどのように実施していくのか」とただしたのに対し、「この事業では、検査費用の助成を、初回の精密検査と一年に一回の定期的なフォローアップ検査の両方について実施し、初回の精密検査では、保健所の特定感染症検査、また市町村の住民健診で、肝炎ウイルス検査により、陽性と判定された者が対象となり、また、定期検査では、感染ウイルスを原因とする慢性肝炎、肝硬変や肝がん患者であっても、市町村住民税の非課税世帯に属する者を対象とする。初回の精密検査は約二百人、定期検査は約三百人、合計で五百人程度を想定しており、市町村や保健所、医療機関などを通じ、チラシや県ホームページによって、この事業を周知していく」との答弁がありました。
 以上をもちまして、教育厚生委員長の報告といたします。
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◯議長(棚本邦由君)教育厚生委員長の報告が終わりました。
 次に、農政産業観光委員長の報告を求めます。農政産業観光委員長、塩澤浩君。
       (農政産業観光委員長 塩澤 浩君登壇)
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◯農政産業観光委員長(塩澤 浩君)農政産業観光委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、また、請願につきましては、起立により採決したところ、一部の会派では、採択すべきものと採択すべきではないものとに意見が分かれましたが、賛成者多数により、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。
 次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
 第百八号議案、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算のうち、やまなしものづくり産業雇用創造プロジェクト推進費についてであります。
 「本プロジェクトを実施することとなった理由は何か。また、山梨県産業振興ビジョンの十一の産業領域のうち、クリーンエネルギー関連産業などの四分野に限定して、産業の育成と雇用の確保を図ることとした理由は何か」とただしたのに対し、「リーマンショックや円高の進展により、本県の機械電子産業は大きな影響を受けており、新たな産業分野に積極的に挑戦していくことが求められている。そうした中、補助率八割という有利な制度を活用して成長産業を育成強化し、雇用創出につなげることとした。国の事業要件は、安定的で良質な雇用を創造するため、製造業を中心とした地域独自の取り組みを支援することとされているため、県内の他の業種と比較して賃金水準が高いなど、安定的で良質な雇用を創造する業種である製造業関連の四分野を支援することとした」との答弁がありました。
 次に、富士山保全対策費についてであります。
 「富士山保全協力金を支払った登山者にとっては、それが何に使われるのかが一番知りたいことだと思うが、協力金を充当する事業は、どのように選定し、どのような方法で周知するのか」とただしたのに対し、「充当事業については、県や地元市町村及び安全指導センター運営協議会等から、協力金充当事業の候補を提案してもらい、有識者や県、市町村の担当課長等で構成する山梨県富士山保全協力金事業審議会で、その適否を審議し、選定する。そこで選定された事業について、事業予算の議決後に、ホームページ等を通じ、速やかに周知を図っていく」との答弁がありました。
 次に、農業施設復旧支援対策事業費補助金についてであります。
 「予算額の積算はどのようにしたのか。また、国庫補助金の交付申請手続について、現状と今後のスケジュールはどうか」とただしたのに対し、「予算額は、各市町村からの要望額を合計したものであり、市町村では、四月にJA等を通じて、全ての被災農業者の再建面積、再建費用等を調査の上、事業量、要望額を集計している。国庫補助金の交付手続については、国の指示に基づき、予算配分のための事前協議書類として提出した撤去・再建の一件一件についての事業費に関する根拠資料を現在、国で確認しているところである。その確認が終了したところで、順次、予算の配分通知がなされる予定となっており、早ければ、七月下旬ごろにも第一回目の配分が行われると聞いている。予算配分後は、市町村から県、県から国へ計画承認申請、補助金交付申請を行っていくこととなる」との答弁がありました。
 以上をもちまして、農政産業観光委員長の報告といたします。
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◯議長(棚本邦由君)農政産業観光委員長の報告が終わりました。
 次に、土木森林環境委員長の報告を求めます。土木森林環境委員長、桜本広樹君。
       (土木森林環境委員長 桜本広樹君登壇)
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◯土木森林環境委員長(桜本広樹君)土木森林環境委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
 まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
 まず、第百八号議案、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算のうち、水質監視測定調査費についてであります。
 「高額な備品の購入であり、県では、ほかにもさまざまな検査・分析を行っているが、このような分析は、民間には委託できないのか」とただしたのに対し、「分析する揮発性有機化合物は、水質汚濁防止法等で定められている有害物質である。民間にも測定する機関はあるが、県で行っている測定項目は延べ約千七百項目ほどあり、委託の場合との比較検討の結果、機器を購入して測定したほうが、低価格であるという結論に至ったため、今回、予算計上したものである」との答弁がありました。
 次に、除排雪体制整備事業費についてであります。
 「除雪車を機種選定する際、どのようにして決めたのか。また、購入後は、どこに配置するのか」とただしたのに対し、「二月のような豪雪は、今まで経験がなかったため、ホイールローダー等によるこれまでの除雪方法では、とても対応できず、応援に駆けつけてくれたテックフォース、新潟県等が使用していたロータリ除雪車の威力を実感した。これらと同じ、幅が一・五メートルのものを導入し、効果を確認していく。また、配置については、過去の積雪量等を考慮し、富士北麓地域とする」との答弁がありました。
 さらに、「今回のような豪雪は、頻繁にあるとは考えられないが、それを踏まえた全体的な除排雪計画はどうなっているのか」とただしたのに対し、「四月に第一回目の道路除雪対策連絡会議を開催し、道路除排雪計画の策定に着手したところである。他県の情報も参考に、除雪車の有効活用方法等、さまざまな検討を行っていきたいと考えている」との答弁がありました。
 次に、第百十一号議案、訴えの提起の件についてであります。
 「今回、訴えを起こした相手方には、どのような経緯で貸し付けを行い、そもそも支払い能力はあるのか」とただしたのに対し、「本別荘地は、平成十八年八月に民間企業から権利譲渡により、この会社が取得している。借地料は平成二十一年度から滞納されており、会社からは、現在、資産がないため、支払いはできないとの回答を得ている。このため、議決後、速やかに訴訟に係る手続を進めていく」との答弁がありました。
 以上をもちまして、土木森林環境委員長の報告といたします。
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◯議長(棚本邦由君)土木森林環境委員長の報告が終わりました。
 これより、各委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
       (「なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)質疑を打ち切ります。
 これより討論に入ります。
 発言の通告がありますので、順次、発言を許します。
 まず、小越智子さんの発言を許します。小越智子さん。
       (小越智子君登壇)
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◯小越智子君 議案第百号、山梨県の事務処理の特例に関する条例中改正の件、第百八号、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算について反対の討論を行います。
 まず、議案第百号には、重度心身障害者医療費助成窓口無料廃止に伴う貸付制度の申請受理事務を市町村に移譲する条例改正が含まれています。重度障害者の窓口無料を廃止しても、経済負担の心配がないように貸付制度を創設すると、再三、説明されてきました。しかし、当局は、貸付制度の全容は明らかにせず、検討中としか答えてきませんでした。
 ところが、三月末に、議会に報告することもなく、貸し付けの規則を定めました。この規則によると、無利子といいながら、貸付金額の返済が滞ったら、年一〇・七五%の延滞金を徴収すると決めてしまいました。さらに、障害者に何の説明もなく、既に貸し付けのパンフレットを作成し、貸付金が一万円を超える場合は、貸付申請のたびに二百円の収入印紙を障害者自身が用意することとされています。
 無利子といいながら、二百円の収入印紙代がかかるのです。この二百円は国に納めるものであり、県の財政に貢献するものでもなく、障害者の経済負担をふやし、収入印紙をみずから用意させる負担を強いるだけです。県や社会福祉協議会の各種貸し付けに収入印紙を必要とすることなど、聞いたことがありません。
 さらに、手続は複雑で、貸し付け、償還完了まで半年もかかります。十月に受診する場合には、前月から貸付申請をします。診療を経て、支払った医療費、貸付金が還付されるのは三月です。申請から医療費の償還まで半年もかかることが、県のパンフレットに書かれています。とても、安心して適切な診療を受けられる貸付制度ではありません。
 障害者の、内容を説明してほしいとの要望に応えず、議会に報告もなく、勝手にこのような問題のある貸付制度を決め、市町村に移譲するとは無責任です。この移譲に係る市町村への支払いは、今年度は全市町村合わせても七百万円程度です。常任委員会の審査で、八月から市町村担当者が障害者に個別に説明すると答弁されていましたが、障害者にも、市町村にとっても、到底、納得できるものではありません。
 貸付制度ではなく、窓口無料継続こそ、県民の願いであります。
 また、一般会計補正予算には、これらの移譲に係る経費が計上されています。さらに、成長分野における就業体験支援事業費一億二千四百三十六万円が計上されています。これは、派遣会社に委託して、六カ月の就業体験をさせて、雇用拡大をしようという狙いです。
 これまでも、同様の仕組みで雇用政策がとられてきましたが、就業体験先に継続して雇用されたのは六五%、そのうち正社員として雇用されたのは六割で、就業体験者の四割しか正社員として就職できていません。
 雇用拡大といいながら、民間の派遣会社の利益のために税金を投入するかのような制度は見直すべきです。公的機関による就業体験や求職支援を強化し、正社員としての雇用を基本とすべきです。
 以上、反対討論とします。
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◯議長(棚本邦由君)次に、武川勉君の発言を許します。武川勉君。
       (武川 勉君登壇)
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◯武川 勉君 私は、第百八号議案、平成二十六年度山梨県一般会計補正予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。
 農業の豪雪被害からの復旧復興については、資材や人員の不足等により、早期の再建が困難となることも予想されることから、横内知事は国に対し、再建資材や人員を確保するとともに、複数年での再建を可能とするよう、強く要望されました。
 今後も引き続き、農業者に対する継続的な支援が実現するよう、強力な対応をお願いする次第であります。
 さて、五月に県内の養豚場で発生した豚流行性下痢について、知事は、徹底した防疫措置を講じるほか、養豚農家への消毒薬、ワクチンの購入支援などを行い、感染の拡大防止にいち早く取り組まれた結果、沈静化に向かっています。
 また、新御坂トンネルの天井板撤去については、工期を十日間短縮することができ、工事に伴う県内観光などへの影響を可能な限り低減されました。
 さらに、七月一日に山開きされた富士山登山の安全確保については、昨年に引き続き、五合目総合管理センターへの現地連絡本部の設置や、登山道への安全誘導員の配置のほか、総合管理センターにインフォメーションセンターを新たに設置し、外国人観光客等への情報提供の充実を図るなど、積極的に対策を講じられています。
 私は、さまざまな課題に迅速かつ的確に対応される知事の行政手腕を高く評価するものであります。
 さて、今六月定例県議会に提出されました補正予算を見ますと、まず、農業の豪雪被害からの復興策として、百十七億円余を計上し、農業施設の撤去、再建などに要する経費について、国の補助制度を活用しつつ、県と市町村で助成し、本県農業の復興を速やかに図るとされています。
 また、新たに除雪機械を整備し、除雪体制の強化を図るとともに、降雪時の道路網の確保について、関係機関との情報の共有化や相互の支援体制などを検討し、円滑な連携体制を構築するとされています。
 さらに、富士山の普遍的な価値に関する情報発信や保存管理の中心的な役割を担う富士山世界遺産センターの建設工事及び展示工事に要する予算を計上し、早期の竣工を目指すとされています。
 また、成長分野への進出に向けた県内企業の取り組みや、求職者に対する就業体験などへの支援を行う「やまなしものづくり産業雇用創造プロジェクト」を新たに実施し、良質で安定的な雇用の創出を図るとされています。
 その他の事業につきましても、父子家庭の生活の安定と自立の促進を図る資金の貸付制度の創設や、肝炎ウイルス感染者等の重症化の防止を図る事業、高等学校において、国際的に活躍できる人材を育成するための実践研究を行う事業など、県政各般にわたる課題に取り組んでいくための予算が計上されています。
 以上申し上げましたとおり、今回の補正予算は、当面する県政課題に的確に対応した暮らしやすさ日本一の県づくりを目指す予算として、県民福祉の向上に資するものであると認め、賛成討論といたします。
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◯議長(棚本邦由君)以上で、討論を打ち切ります。
 これより、まず、第九十九号議案、第百号議案及び第百八号議案を一括して起立により採決いたします。
 本案に対する各委員長の報告は可決であります。
 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
       (賛成者起立)
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◯議長(棚本邦由君)起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
 次に、第九十八号議案、第百一号議案ないし第百七号議案、第百九号議案ないし第百十二号及び承第一号議案を一括して採決いたします。
 本案に対する各委員長の報告は、可決または承認であります。
 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決または承認することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決または承認することに決定いたしました。
 次に、請願第二十六の三号を起立により採決いたします。
 本請願に対する農政産業観光委員長の請願審査報告書は採択であります。
 お諮りいたします。本請願は委員長報告のとおり採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
       (賛成者起立)
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◯議長(棚本邦由君)起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
 次に、請願第二十六の六号を採決いたします。
 本請願に対する教育厚生委員長の報告は採択であります。
 お諮りいたします。本請願は委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
       ───────────────────────────────────────
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◯議長(棚本邦由君)次に、日程第四、知事提出議案、同第五号議案を議題といたします。
 知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、横内正明君。
       (知事 横内正明君登壇)
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◯知事(横内正明君)山梨県公安委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
 公安委員会委員、井上利男は、平成二十六年七月十九日をもって任期満了となりますので、その後任として、山梨市中村二十九番地、小野堅太郎を任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。
 よろしく御審議をお願いいたします。
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◯議長(棚本邦由君)知事の提案理由の説明が終わりました。
 お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
 これより同第五号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
       ───────────────────────────────────────
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◯議長(棚本邦由君)次に、日程第五、議員提出議案、議第七号議案ないし議第九号議案を一括して議題といたします。
 樋口雄一君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。樋口雄一君。
       (樋口雄一君登壇)
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◯樋口雄一君 今回提出いたしました意見書につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明いたします。
 まず、「三十人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書」についてであります。
 国においては、平成二十三年、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律が改正され、小学校一年生の学級編制の標準が引き下げられました。今後は上級学年への順次拡大など、着実な実行が重要であります。
 日本は、OECD諸国に比べて、一学級当たりの児童生徒数が多く、一人一人の子供に丁寧な対応を行うために、学級規模を引き下げる必要があります。
 本県のはぐくみプランのように、地方が独自に実施する少人数学級は高く評価されております。
 一方、教育予算については、GDPに占める教育費の割合は低く、また、三位一体改革で義務教育費国庫負担制度の国庫負担割合が引き下げられ、自治体財政を圧迫しているとともに、教育条件格差も生じております。
 将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子供たちへの教育は、極めて重要であり、子供や若者の学びを切れ目なく支援していく必要があります。
 よって、国に対し、少人数学級の推進、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国負担割合の復元及び国による教育予算の拡充を強く要望するものであります。
 次に、「雇用の安定と労働者保護ルール改悪反対を求める意見書」についてであります。
 働く者のうち九割が雇用関係のもとで働く我が国では、安定的な雇用と公正な環境のもとで安心して働くことが、地域の成長、ひいては日本経済・社会の持続的成長に必要不可欠であります。
 今、解雇の金銭解決制度やホワイトカラーエグゼンプションの導入、解雇しやすい正社員をふやす懸念のある限定正社員制度の普及や労働者派遣法見直しなど、安定雇用が減少し、不安定雇用が拡大することが危惧されています。
 また、ブラック企業問題に象徴されるように、長時間労働など雇用環境は悪化しており、過重労働の結果、生じている過労死などが、大きな社会問題となっています。
 よって、国に対し、ホワイトカラーエグゼンプションなど労働規制の緩和を行わず、雇用の安定を図り、派遣労働者の直接雇用への誘導と処遇改善に向けた法改正を行うことや、雇用・労働政策にかかわる議論については、労働政策審議会で行うことなどについて、強く要望するものであります。
 次に、「地域医療提供体制の充実・強化を求める意見書」についてであります。
 医師の地域偏在や特定の診療科による医師不足が深刻化しており、病院によっては、診療体制の縮小を余儀なくされるなど、経営環境や医療提供体制の維持が極めて厳しい状況となっております。
 また、救急医療や周産期医療対策などに欠かすことのできない医療提供体制推進事業費補助金が削減されたことにより、都道府県が行う地域医療関連事業の縮小を余儀なくされています。
 よって、国に対し、地域医療提供体制を充実・強化するため、医師の地域的な偏在是正に向けた適切な配置や、医師不足が顕著な特定診療科における医師確保に係る制度の構築など、地域医療を守るための抜本的な対策を早急に行い、あわせて、県が行う地域医療提供体制の充実・強化対策に係る財政措置を強化するよう、強く要望するものであります。
 議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
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◯議長(棚本邦由君)樋口雄一君の提案理由の説明が終わりました。
 お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
 これより、議第八号議案を起立により採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
       (賛成者起立)
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◯議長(棚本邦由君)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
 次に、議第七号議案及び議第九号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
 重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案の条項、字句、数字、その他、整理を要するものについて、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、委任の件はお諮りしたとおり決定いたしました。
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◯議長(棚本邦由君)次に、日程第六、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件は、各委員長申し出のとおり閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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◯議長(棚本邦由君)御異議なしと認めます。よって、継続審査案件はお諮りしたとおり決定いたしました。
 以上で、今定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
 これをもって、平成二十六年六月山梨県議会定例会を閉会いたします。
                                         午後三時十三分閉会
       ───────────────────────────────────────
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◯事務局長(佐野芳彦君)平成二十六年六月山梨県議会定例会の閉会に当たり、議長から御挨拶を申し上げます。
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       ○議長 棚本邦由君の閉会の挨拶
 閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
 去る六月十九日に開会されました今定例会も、全ての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。
 これもひとえに、議会運営に対する各位の御協力のたまものと感謝を申し上げます。
 さて、六月二十七日に、県議会の有志により、新しい山梨県産の銘柄豚甲州富士桜ポークを食材とした弁当を食し、新たな県産ブランドのPRを行ったところであります。
 二月の豪雪で豚舎が倒壊したり、五月には豚流行性下痢の感染が確認されるなど、養豚農家の方々におかれましては、厳しい経営状況が続いていると聞き及んでおります。
 県議会といたしましては、新たな県産ブランドの消費拡大を通して、今後も、本県農業の活性化に向け、協力してまいりたいと考えております。
 今定例会におきましても、本年二月の豪雪災害からの復旧復興対策を初めとする総額百二十一億円余の一般会計補正予算案や、山梨県民生委員定数条例制定案などの審議とあわせ、リニア中央新幹線開業に向けた取り組みや観光振興策、エネルギーの地産地消の推進等についても、活発な議論が交わされたところであります。
 現在、県議会では、防災対策及びエネルギー地産地消に係る政策提言案作成委員会、中央リニア新幹線建設促進及び富士山保全促進に係る山梨県議会議員連盟研究委員会の四つの委員会で、活発な議論が行われているところであります。
 執行部各位におかれましては、こうした諸課題に積極的かつ迅速に取り組んでいただくよう、御期待を申し上げますとともに、議員各位におかれましても、御助言と、なお一層の御尽力をお願いするものであります。
 ところで、去る二十八日、首都圏中央連絡自動車道の相模原相川─高尾山インターチェンジ間が開通いたしました。
 このことによりまして、中央自動車道と東名高速道路が結ばれることとなり、交通アクセスが大きく改善されたことで、都心の渋滞緩和や、あるいは沿線周辺の観光客増加などが期待されています。
 本県におきましても、本格的な夏の観光シーズン到来を前に、産業や観光面などで利便性の向上が図られることで、人や物の交流が活発となり、本県経済の活性化にもつながるものと大いに期待しているところでございます。
 県議会といたしましても、こうした効果を最大限活用するとともに、中央自動車道小仏トンネル付近の渋滞対策について、県選出の国会議員とともに積極的な働きかけを行ってまいりたいと考えております。
 六月定例県議会は本日をもって終了しますが、議員並びに知事を初め執行部各位におかれましては、本格的な夏を迎え、健康に十分、御留意をいただき、本県のさらなる発展のために、引き続き御尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。