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福井県 越前市

平成20年 3月第 2回定例会 03月07日−04号




平成20年 3月第 2回定例会 − 03月07日−04号







平成20年 3月第 2回定例会



          平成20年第2回越前市議会定例会(第4号)



 平成20年3月6日の会議に引き続き、平成20年3月7日午前10時から会議を再開した。

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1 議事日程

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│          平成20年第2回越前市議会定例会議事日程           │

│                        平成20年3月7日午前10時開議 │

│  第 4 号                                  │

│ 第1 一般質問                                 │

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2 本日の会議に付議した事件

 日程第1 一般質問

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3 出席議員(24人)

     1 番 吉 田 慶 一 君         2 番 細 川 かをり 君

     3 番 三田村 輝 士 君         4 番 川 崎 悟 司 君

     5 番 関   利英子 君         6 番 題 佛 臣 一 君

     7 番 小 形 善 信 君         8 番 城 戸 茂 夫 君

     9 番 北 野 光 夫 君        10番 佐々木 富 基 君

    11番 伊 藤 康 司 君        12番 大久保 恵 子 君

    13番 西 野 与五郎 君        14番 福 田 往 世 君

    15番 前 田 一 博 君        16番 中 西 眞 三 君

    17番 上 山 直 行 君        18番 福 田 修 治 君

    19番 嵐     等 君        20番 前 田 修 治 君

    21番 玉 村 正 夫 君        22番 金 子 芳 巧 君

    23番 玉 川 喜一郎 君        24番 片 粕 正二郎 君







4 議  事

       開議 午前10時00分



○議長(福田修治君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(福田修治君) 日程に入ります。

 日程第1一般質問を行います。

 昨日の会議に引き続き一般質問を続行いたします。

 まず、発言順位3番、伊藤康司君。

 伊藤君。



◆(伊藤康司君) おはようございます。

 政新会の伊藤康司でございます。通告に従いまして2点について質問をさせていただきたいと思います。

 まず最初に、地域まちづくり構想についてお伺いをしたいと思います。

 これは国のまちづくり交付金を利用し、歴史と伝統ある町並みを、そこで生活する住民と地域が行政の力をかりながら整備しようとするものでありますが、現在これの対象となっておりますのが、中心市街地を中心としました旧武生市のタンス町、また旧今立町の五箇地区ですが、今回はこの五箇地区の状況に絞って質問をさせていただきたいと思います。

 五箇地区には、旧今立町時代から和紙の里一帯を整備しようとする和紙の里工芸構想というものがありましたが、その後合併による影響や神宮川のカルバートによる河川工事等で見直しを迫られております。そうした中、平成17年3月、和紙工業協同組合を中心に、「物づくりが元気な神と紙の郷づくりを目指して」と題した都市再生モデル調査報告書を作成し、現在に至っております。

 五箇地区では、今回特に古都保存財団が公募した美しい日本の歴史的風土100選に全国698件の中から越前和紙の里五箇地区が選ばれました。また、大滝神社を中心に五箇地区全体で行われる5月の春期祭礼がダイドードリンコが協賛する日本の祭り百選にも選ばれ、ことし1時間番組で全国放送される予定であります。このほかにも、ことし1月27日、NHKBSハイビジョン放送にて、「夢の美術館世界の名建築100選」にも大滝神社の下宮拝殿が選ばれ、放送されました。このように1500年の和紙文化を中心とした歴史と伝統に培われた五箇地区の景観や町並みを、そこに住む人たちが地域ぐるみで守り、育てる意識を養う上でとても重要だと考えております。

 現在、地域まちづくり推進団体の認定に向け、今月20日ごろをめどに、五箇地区全世帯の2分の1以上の加入を目指し、区長さんを中心に署名集めを行っていただいておりますが、地区の皆さんにもう少し理解を得る努力が必要かと考えております。

 そこで、今回、この活動につきまして、五箇地区ではワークショップを5回開かれております。昨年の6月、五箇地区内を実際に歩いていただきまして、地区の景観、様子についてみんなで確認をいたしたところであります。そして、同じく7月に、町並み景観を形成していく上で重視したい、こだわりのポイントについてみんなで議論をしたところでもあります。9月に、町並み景観の形成とあわせて、硬質化していた回遊ルートについて協議をいたしました。11月に、良好な景観の形成に向けた住民の自主的な活動の内容について議論してきました。そして、本年の2月6日に、この4回のワークショップを受けて、最終的な会合が開かれております。

 そこで、お伺いをしたいわけですが、先ほども述べましたように、前提となるのが五箇地区の世帯数の2分の1以上の賛成っていいますか、署名を得る必要があるということは、ステップの第1番としては、それが前提条件になってくるわけですが、これを受けて、地域まちづくり計画を市長に提案するためには、地域まちづくり計画、いわゆる計画対象地域内の土地所有者の2分の1以上の合意が必要となっているというふうになっていますが、この計画対象地域というのは、前段で申し上げましたものと、土地所有者っていう、これも五箇全体のことを指しているのかどうか、お尋ねしたいと思います。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) ただいまの推進団体の五箇地区の今後のスケジュールもあわせまして説明をさせていただきます。

 まちづくりに関する意識の高揚、また取り組みの波及を図るために、先導プロジェクトといたしまして、五箇地区につきましてはまちづくり交付金を活用いたしまして、ハード面、またはソフト面の整備を行おうと現在進めているところでございます。

 地元で取り組んでいただきます今後のスケジュールといたしましては、まず住みよいまちづくりを推進する母体となる地域まちづくり推進団体を、活動地域内の過半数の世帯の加入によって設立をしていただきます。先ほど議員さんのお尋ねの活動地域内ということで御理解いただきたいと思います。

 それから、地域まちづくり推進団体、これは将来のまちづくりを展望した地域まちづくり計画をみずから策定をしていただきます。この計画に基づきまして、景観まちづくりに関する一定のルールであります地域まちづくり協定を定めていただきまして、これを市が承認することになります。

 また、その協定は、地域におけるまちづくりの指針とも言うべき町の設計図となります。それに基づきまして、地域住民が取り組んでいただくものでございます。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 今、スケジュール的には説明を受けたところですが、ここで言う、いわゆる土地所有者の2分の1という項目があるんですね。これはそうしますと、五箇地区全体に地主さんは何百人かおられると思うんですが、借地とか借家の方もいらっしゃいますね。そういった方は、いわゆるその対象から外すということで理解してよろしいんでしょうか。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 2分の1と申し上げますのは、まちづくり推進団体のことが過半数の世帯の加入によっていただきますよということでございまして、今景観まちづくりに関する一定のルールでございます地域まちづくり協定については、地域内の土地所有者等の3分の2以上の合意が必要になるわけですけども、今お尋ねの多分地域まちづくり協定を締結する場合の土地所有者等につきましては、土地所有者及び借地権者を対象といたしておりまして、借家の方は協定者にはなりません。しかし、地域のまちづくりで良好な景観を維持するためには、借家の方にも御協力をいただき、積極的な景観まちづくりに参画していただきたいと考えております。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 今、もちろん借家の方とか借地の上に住まわれてる方の合意を得るということは、これわかるんです。それは今現在進めている、いわゆる五箇地区の2分の1の合意が必要だということで、それはその中に入っていると思うんですね。ところが、このパンフレットですね、これね、各家庭へ回した。これによりますと、市長へ提案するためには、計画対象地域内の土地所有者の2分の1以上の合意が必要というふうになっているんですよね。ほで、今先ほど部長がおっしゃったのは、地域づくり協定、これは3分の2の合意が必要だということ、これはわかるんです。これは例えば、五箇地区内の一定のエリアを整備しようとするときには、そこの地主さんの3分の2のもちろん合意が必要だということはわかるんですが、この市長に提言するために、いわゆる土地所有者の2分の1、エリアが五箇地区だと思うんですね、ここで指しているエリアは。その中の2分の1が必要というのは、この中には署名を集める場合、借家の方は省いた2分の1以上でよろしいんですかということをお聞きしたいんですけどね。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 地域まちづくりの推進団体をつくっていただく要件としまして、第4条に、主として、活動を行う地域の市民等により構成されている団体であること、活動地域内に住所を有する世帯のうち、過半数の世帯の構成員が加入している団体であることと明記してございますので、地域内に住所を有する世帯の半分ということで御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 今の部長の答弁だと、住んでいる人の過半数というのは、今やってるんですね、今、いわゆる今月の20日をめどに。これがもうとにかく、これをクリアしないとスタートできないんですよね。その次なんですよ、次、次に、いわゆる僕が言ってるのは、地域まちづくり計画というものを次出さないとだめなんですね、市長に対してね。これに必要な条件として、いわゆる区域内の2分の1の合意が必要だと、地主さんのですよ、いわゆる土地所有者の2分の1の合意が必要やという、これがクリアできないと、次の地域づくり協定へ進めないんですね、そういうことでしょう。だから、ここで言ってるのが、借地とか、もういわゆる土地を持っていなくてそこで生活されている方は、省かれるのですかということをお聞きしてるんですけども、単純に。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) ちょっとわかりにくくって申しわけございません。要するに、団体ですね、そのようなものをつくっていこうとする団体については、2分の1の構成員が加入してる団体で組織をつくっていただくと。しかしながら、土地、どのような形でその町をつくっていこうかということになりますと、いろんな制限とかというふうなもんがかかわってきますので、この内容につきましては、住みよい街づくり条例の16条で、地域まちづくりの協定の内容ですね、これにつきましては、土地所有者の3分の2以上の合意が得られたものというふうに表現してございまして、この土地所有者等というのは何だということで、土地所有者等といいますのは、土地所有者及び借地権者を対象としておりまして、借家だけの方はその数には入りませんよ。しかしながら、その方々についても、景観まちづくりに十分参画していただいて、町をつくっていただくのに御協力をいただくということでございます。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) いわゆるこれ今署名活動をやっている中で、やはり今僕がお聞きしていてもなかなか理解するのに難しくあるんですよ、これ、全体の計画がね。だから、やっぱり地元の人も、これぱっと見ただけではハードルが高い事業やなあっていうふうに、まず思われると思うんです。だから、その辺、もうちょっとPRが必要かなという思いもしますんで、あとそういったPR活動もぜひお願いしたいなというふうに思っております。

 それと、これを進めていくと、最終的に景観条例、もう今全国各地に景観条例、策定してるとこありますね、条例をつくっているところが。たまたま越前五箇地区は卯立の家というのが基本的な建て方であるわけですが、全国的に条例つくってるとこがある。その中で山形県の金山町っていうところは、ここは数寄屋づくりの家が有名だっちゅうんか、いわゆる越前五箇地区は卯立の工芸館、金山町は数寄屋づくりの家というような形で取り組んでいるわけですが、ここ見ますと、いわゆる補助を出しているんですね。いわゆる家を建てかえたときには、そういった景観に配慮した家を建てた場合には、最高額50万円を限度として助成するとか、コンクリート塀を板塀にかえたときには20万円補助するとかって、そういったいろいろな金額を設けてやっておられるんです。だから、今ちょっと金山町のをしますと、これ昭和51年から平成16年までに軒数としたら、累計ですね、988軒が申し込みをされて、金額的には1億7,600万円の助成をされているというふうなことが出ているんですが、こういった最終的にそこまでいくのかと。それにかわるべきものがあるのか、その辺、まずお聞かせいただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) そういう施設、建物に対して補助があるのかということでございますけども、福井の伝統的民家普及事業という県の補助事業があるわけでございますけども、これは景観重点地区内において、福井の伝統的民家に指定された建造物に対し、建造物の外観及び構造体の改修に対して補助を行うというふうなものがあるようでございますけど、市の補助要綱はまだ決めておりません。今後の検討課題にさせていただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 今、県のそういったものはあると。ほやけど、市についてはないということですが、こういったものをつくるべきだというふうには思うわけですが、再度これについてお答え願えないでしょうか、市としてですよ。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 越前市の状況は、文化財の保護法の規定によりまして、登録有形文化財に登録された建造物にありましては、そういうものの保存及び整備を図るために行う保存整備事業、補助金の対象とするのは、登録文化財の外観及び構造体の改修のみというふうな規定はございますけども、もう少し幅広くということについては、今のところございません。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) これは担当部ではなかなか難しいかなと思うんですが、市長さん、この点、今の独自の景観条例みたいなのをつくっていく必要があるなというふうに思うんですが、それについて市長の考え方。(市長奈良俊幸君「条例の。」と呼ぶ)条例、ええ。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 景観条例については、当然景観計画の策定後の重要な課題として研究を進めているところでありますので、御期待に沿えるように頑張りたいと思います。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) じゃあ、まちづくりについては、その辺にしておきたいと思います。

 次に、新庁舎建設について御質問をさせていただきたいと思います。

 きのうですか、質疑の中でも話が出ましたが、去る2月13日に合併協議会委員との懇談会がありました。これを受けて、現在どのようなお考えちゅうんか、お気持ちをお持ちなのか、述べていただきたいなというふうに思います。



○議長(福田修治君) 福嶋副市長。



◎副市長(福嶋祥介君) 昨日もお答えした次第でございますけども、やはり新庁舎の建設というのは、合併協議会の委員の皆様が大変御苦労いただいてお取りまとめをいただいたといったようなことで、大変大きな政策課題であるという認識は現在も変わっておりません。

 ただ、そういった中でいろいろ御議論ございましたけども、やはり地方財政を取り巻く状況が大変厳しい中で、やはり何といっても市民生活に密着した事業は何としてでも優先してやらせていただきたいということでございます。

 また一方で、財源の問題もあるわけでございますけども、財源問題につきましては、やはり庁舎について申し上げますと、非常に自己資金である基金がやはり決定的に不足をしているといったようなこともございまして、これについてやはり計画的に積み立てをさせていただきたいと。これは私が委員長を務めさせていただきました検討委員会の報告書の中でも、建設費の30%から50%くらいのやはり基金を準備する必要があるということも触れさせていただいておりますけども、その辺一定の金額を計画的に積み立てさせていただくということにやはり尽きるんでないんかというふうに思うわけでございます。そういった非常に大変厳しい中でではございますけども、この20年度今予算案の中で、財政調整基金を5億5,000万円余り取り崩すという中で、前年度並みの1億5,000万円の庁舎建設の基金積み立てを今御提案をさせていただいてるところでございます。よろしく御理解賜るようにお願いをいたします。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 財政厳しいっていうことはよくわかるんです。きのう、おとついの質疑の中でも、議員も厳しい、理事者側も厳しいという、もう何回となく厳しい、厳しいっていう話が出てきてるわけですが、今副市長もおっしゃいましたが、必要なものについて重点的に予算をつけているというふうにおっしゃっております。

 それを受けて、せんだって2月26日に開かれた土地開発公社の理事会において、平成20年度予算案に瓜生水と緑公園用地取得事業費として7億987万4,000円が計上されております。これ平成13年度からの合計は、支払い利息を含めますと21億円を超えるんですね、21億円を超えてくるんです、あの公園にね。そしてまた、今議会に提案されている一般会計予算の中にも、設計委託料を含めた工事費3,000万円が計上されております。この財政が厳しい中に、この公園が本当に必要なのかというふうに思うわけですね。かねがね言っております終末処理場、これは市民生活に切っても切れないもんですから、必要不可欠なもんで、これはやらなきゃならないというふうに思うわけですが、この公園ですね、別に公園が市民生活に本当に必要なものかどうかと。今新庁舎建設、ここには何百人ちゅう職員が、耐震強度も不足している中で働いていらっしゃる。これを犠牲にしてまで、公園をつくらなきゃならないのかと。

 これをお伺いしますと、この7億987万4,000円は来年度、平成21年度から26年度にかけて市がいわゆる土地開発公社から買い戻す計画になっているんですね。そうすると、単純にこの7億900万円、これを6年で割っても、年1億1,000万円ぐらいの金をいわゆる土地開発公社からこの公園用地を買い上げるのに必要なんですね。そうすると、今土地、新庁舎建設に1億5,000万円積む。ほで、公園用地の土地取得費に1億1,000万円近く、この整合性ですね、公園と庁舎とのこの整合性、金額はそう変わらないんですね。この整合性、どうとられるのかなというふうに思うわけですが、これについてお伺いします。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 瓜生水と緑の公園の整備の必要性といいますか、経緯でございますけども、瓜生水と……(伊藤康司君「経緯は後から聞きます。」と呼ぶ)何ですか。必要性につきましては、やはり鯖江市並びに地元町内との長年にわたる協議を経まして、水循環センターと一体的にこの公園を整備しとこうということで進められている事業でございますので、何とぞ御理解をいただきたいと思っております。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 御理解をって言われてもなかなか理解はできないわけですが、簡単に言いますと、これは終末処理場を建設するに当たって、いわゆる迷惑施設っていうんかね、こっちで言う迷惑施設をそこへ持ってくるためのいわゆる交換条件みたいな形で出てきたもんだと思うんですね。それに今例えば21億円というのが出てきてるわけですが、これは土地買収費だけですね。あと今度そこに植栽をするとか擁壁するとか、いろんなまだ工事が別途必要になってきますし、木を植えれば、毎年そこへ剪定に入らなきゃならないし、維持管理費が要る。大きな金がこれから必要になってくるんですね。ほんで、今、この後どのような経緯でつくられたのかお聞きしたいと思ったんですが、先に言われてしまったような感じになったので、そういうなのがあっていいのかなというふうに思うわけです。

 例えば、今立町も終末処理場つくりました。もうほんそばに住宅地がありました。僕がそのときも町議会の議員としていましたが、終末処理場の用地の一角がどうしても地主さんの反対があって手に入れられないと。これがないと終末処理場が建てられないちゅう状況になったんですね。ほんで、うちの建設課の職員が、何回も何回もその地主さんとこへお願いに行っても、なかなか譲ってもらえない。地主さんが言うのは、適当な田んぼを用意してくれっていうことで、なかなかそういう地主さんが思われているような田んぼを手当てできなかったっちゅう経緯があって、僕がそのとき思ったのは、これをやらないと、今立町の将来の下水道ができないっちゅうことで、同僚議員と相談して、だめでもともとで一回行ってこうと。議員がですよ、行ったんです、その地主さんところへ。1時間半ぐらい2人の議員と話をさせていただきまして、何とか町民のために終末処理場を建設するために協力してほしいというお願いをもう延々と1時間半ぐらいやらせていただきました。そこでは話は平行線で、色よい返事はもらえなかったんですが、その後建設課の方から土地が手に入ったと、話がついたということで、今の終末処理場ができた。

 ところが、そのときに、こっちにあった住宅地の方から、今の話のような公園をつくってくれとか、いろんな要望があったんですよ。ほやけど、今立町のときはそういった迷惑施設をつくる交換条件みたいなもん、一切なしで建設したというふうな経緯があるんです。武生の手法と今立の手法が違うんか。例えば、もう一つ言えば清掃センターで沸かしたお湯を家久の方は無料で入って、ほかの人はお金払って入る。これもいわゆる迷惑施設の交換条件みたいなものだと思うんです。そういったことがこれ同じなんですね。これに莫大なお金をつぎ込むちゅうのはいかがなものかなというふうに思うんです。

 ほんで、今お聞きしたいのは、過去この土地を取得するために坪幾らで買ったのか。それと、完成まで、これから先ですね、完成までに総額幾らぐらいになるのか、教えていただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 今議員さんの方から、今立の方では非常に議員さんみずから努力されたということで、頭が下がる思いでございますけども、多分この水循環センターの周辺のところについても、過去からいろんな経緯があって、こういう流れになったんだろうと思っておりますけども、そこらあたり御理解をよろしくお願いしたいと思います。

 それから、土地開発公社からの買い戻し単価につきましては、1平方メートル当たり約6万円でございますし、それから今後幾らぐらいかかるんかということでございますけども、全体事業費につきましては、平成14年の事業認可のときの全体事業費が約41億円でございます。しかしながら、公園の南側の詳細設計がことしの予算でやっていこうというようなことになっておりまして、詳細設計ができておりませんのと、それから地価の動向により用地費もはっきりしていないというふうな状況の中で、現時点での見直し額というんですか、そういうことについては把握できておりませんので、今申し上げられるのは14年時点での全体事業費ということで41億円でございます。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 今平米6万円で買い上げたということは、これはいわゆる過去、平成13年の買収価格だと思うんですが、それでよろしいですか。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) そうでございます。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) そうしますと、今回土地開発公社が求めようとする7億円の土地の坪単価、これは地権者、相手があることでこれから交渉に入ることであるわけですから、単価は今ここでは言いにくいだろうなというふうには思います。でも、これから買収に入るんだと思いますから、単価は結構ですが、今も常々新庁舎の土地だけでも先に確保したらどうですかという、いつも僕は言ってますが、そうすると土地は下がってると、ずっと下がり続けているから、もう一つあれはまた下がるというような話なんですが、13年度に平米6万円で買った土地、今回大体幾らぐらいを想定されているんですか。この段階で買うっていうことでないと思いますけど。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 13年当時、土地開発公社が購入した価格につきまして約6万円と申し上げましたけど、正確には約5万2,000円でございます。済いません。ほて、それを市の方が買い戻そうという単価が約6万円でございます。(伊藤康司君「はい。今回は。だから、今度買おうとする。」と呼ぶ)今回は、要するに今議員さんおっしゃられたように地権者の方の御理解を得た上で単価が決まってくるということでございますので、まずそれがベースになって幾らで買い戻しするかということになろうかと思います。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 何か口が重いんですが、いわゆるこれ、13年度のときよりはかなり下がっているということだけはしっかりと置いて交渉をしていただきたい。もうこういう価格では恐らく買わないと思いますけども、それだけは十分に今ここで申し上げておきたいと思います。

 それと、平成16年につくられた新市建設計画の交付税削減と当時と状況が変わったと。平成17年につくった新市建設計画、これでは庁舎は5年以内に建てようということになっているんですが、これ市長はそのときの状況と状況が変わった。変わったから、積み立てていくんだと。財政が厳しくなったということをおっしゃってるんですが、ほたらこの13年のいわゆる水と緑の公園の計画は、当時と状況が変わらないのか。恐らく16、7年の新市建設計画のときとの財政計画は変わってるわけですから、13年のこれも変わってくると思うんですが、そこの認識はどうお考えですか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 御指摘の件は、大変長い経過をたどっておりまして、旧武生市時代に小泉元市長、あるいは三木前市長、大変御尽力をいただき、当然武生市議会の皆様にも御協力いただき、さらには地元の関係者の皆さんが大いに御理解をいただく中で今日を迎えてるところであります。

 また、この論議に際しては、鯖江市との関係も非常に重要な問題がございまして、県にも間に入っていただいて、平成18年12月、ようやく終末処理センター、いわゆる水循環センターの起工式を迎えることができたところでありまして、本当に多くの皆様の御理解と御協力によって今事業が前に進んでおります。私ども21年度中の一部供用開始を目指し、一部供用開始が実現しなければ、今管渠の布設などもずっと進めておりますけれども、使用料が入ってこないわけでございまして、これ非常に重要な、市の財政計画上も一日も早く水循環センターを完成させるってことが課題となってるところでございます。

 そういう中で、私どもは当然合併のときの旧武生、今立の約束事も大事にしなければならない。あわせて、旧武生時代、旧今立時代のそれぞれの住民の皆さんとのお約束も大事にしなければならないというふうに考えております。

 ぜひ御理解いただきたいのは、多分伊藤議員は先ほどもおっしゃられましたけども、一日も早く用地を新庁舎建設に向けて購入すべきだというお考えを伺っております。私も、そのこと決して気持ちがないわけではございませんけれども、私どもの今念頭にある重要な地区の一つが国高地区ということになるわけですね、庁舎の問題に関して申し上げれば。

 仮に、この長年の積み上げを行政側が簡単にほごにしてしまうことになれば、私は国高地区の皆さん初め、やはり関係者の理解は得られない。国高地区の住民からすれば、なおさら市の庁舎の建設と、今日まで非常に慎重な課題があって、今の循環センターなり公園建設に向かっての積み重ねってことを考えれば、順番を誤らないようにってことが、私はその間に汗をかかれた方のお気持ちとしてあると思います。きちっと物事を一つ一つ完結していくためにも、この事業についてはできるだけ今の現状も踏まえて、経費については財政負担にならないような取り組みを私ども当然考えねばならないと思いますけれども、そういうお約束をしっかり果たさせていただく。その後に、後にというのは順番ということじゃなくて、そういう積み重ねの上に、さらに大きな課題の推進ができると、図られるというふうに私は考えておりますので、ぜひこの点については御理解をいただきまして、しっかり事業の推進を図らねばならないってことをお願い申し上げたいと存じます。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 市長のおっしゃることもよくわかる。そして、僕も先ほどから言ってるのは、終末処理場の建設はこれはどうしても市民生活に必要なもんだからやらなきゃならない。ただ、公園についてはどうですかということを常々、先ほどから申し上げてるんですが、ほんで先ほどの副市長の財政についてのお話にちょっと戻らせていただきますが、きょうの新聞にも出ておりましたが、今現在建設、庁舎すると、2年間で24億円と、2年間ですね。1年間12億円ずつ必要だと。こんだけの財政的な余裕はないと。ほかの事業もストップしなきゃならないということで、これは今ちょっと待ってくださいよということで、こら理解できます。よく理解できます。

 それで、これは今現在やったらという話なんですね。ところが、合併特例債はあと7年かありますね。27年で終わるのかな。だから、この積み立てを今1億5,000万円。例えば、3億円とか4億円を無利子で、大変だろうと思いますが、積んでいけば、この12億円というのはずっと下がってくるんですね。そして、一気に、お金たまったから、さあ建てましょうといったときに、これは1年や2年で建たないんですね。土地の確保するだけでも、これ3年ぐらいかかるんじゃないかなと思うんでね、今から動き出しても、ね。そのときに、さあ金がたまった、建てようっても無理なんだから、土地をとにかく動かす。動かすっつっても急によ、これ3年はかかると思うんですよ。計画してどういうやり方で土地を確保するかも詰めなきゃならないし、時間かかると思うんです。その間に基金の積み立てを1億5,000万円じゃなくって、もう少し3億円なり4億円にして積んでいけば、土地はほんで確保、5年ぐらいで何とか整地してやる。あとの2年ぐらいのときに、基金が20億円とか25億円ぐらいになっていれば、この負担も減ってくると思うんですが、そういう考え方はできないのかどうか、お願いします。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 財政の立場からちょっと御説明させていただきます。

 1億5,000万円というのを今回の当初予算で御提案申し上げました。これを2億円、3億円にできないかという点でのお答えになろうかと思いますけれど、20年度当初予算で申し上げますと、先ほど副市長が申し上げましたように、財政調整基金を5億5,300万円取り崩すと。減債基金も、2億円さらに取り崩す。これで予算当初を組めたらよかったんですが、今回も申しわけないことに、さらに繰越金も3億円入れさせていただいたと。そうでないと当初が組めなかったというのが実情でございます。特に、繰り越しに関しましては、本来支出は現年度の収入で賄うのが一番望ましいんですね。それをいわば過去の歳入でもって現年の歳出をしなきゃいけないと。20年度が3億円、19年度は1億円繰り越しを上げさせてもらいました。18年度以前は、旧武生市、旧今立町とも、これは頭出しの1,000円だけで組んでおりました。それがこういう形で一般財源出さないと当初予算が組めなかったというのが、作業の中での率直な話でございまして、なかなか1億5,000万円が今私どもとしては精いっぱいで、ただもちろん年度が終わりました段階で、例えば19年度は3,000万円というふうに補正させていただきましたけど、それはそのときの財政状況でまた判断させていただきたいと思っております。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 財政の話、時間が余りないのでこの辺で、また別の機会をとらえてやらせていただきたいなと思います。

 ほんで、基本的に市長、今の公園にしても、これは恐らく処理場つくるために地権者の方やらいろいろ御苦労いただいて協力していただいた部分あると思うんです。だから、工事ももう進んでいる。これを一気にとめるとか、そんなことできないと思うし、市も約束してるんですよ、その地元の人とね。やっぱ約束したことは守る、これは大事だと思うんですって、ねえ。だから、合併協定のこの新庁舎建設も大きな約束事なんですね、一つのね。ですから、これもやはり淡々と努力して、積めるものは少しでも多く積んで早期に建設できるように努力していただきたい。それをもう時間がないので申し上げておきたいと思います。

 それと、庁舎についての認識だけ、最後に市長にお聞きしたいなと思います。

 平成8年に耐震診断が行われまして、その結果、Eランクという判定で、12年たってるんですね、きょうまでね、いわゆる耐震診断行ってから12年。そうして、その上、合併特例債の期限内に建設しないということになれば、20年いわゆる放置するようになるんですね、今の旧庁舎をね。20年放置するということになるわけですが、職員、毎日毎日働いてる職員や市民の生活、市民の命、そういうものを行政のトップとしてこの責任をどうお考えになってるのか、これをお伺いしておきたいと思います。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 私自身庁舎の建設については、合併協議のお約束事でもございますし、今ございました防災上の観点からも、できるだけ早く建てたいという思いは十二分に持っております。ですからこそ、着実に建設するために基金を積んだところでありますし、御案内のとおり、19年度の3月補正の中でも3,394万8,000円追加計上させてもらいました。20年度も、今の現状では1億5,000万円からしかスタートできませんが、20年度末に何とかもう少しやりくりして追加計上できれば、そのことを目指すべきだというふうに思っております。ぜひそれは財政状況を見ながらということにはなりますが、できるだけふやすことについては、今後とも真摯に取り組みたいと思いますし、その一つのあかしとして3月補正の中で追加計上したことは御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) もう余り時間がありませんので、次に行きます。

 これね、市長、今新庁舎建設準備室ですか、これが建設部にあるわけですね、だから建設部の中にね。これ今の段階だと、企画部に置くべきでないんかなというふうに思うんですね。これ今から土地を手当てしておくこととか、いろんなこれから作業が出てくると思うんです。そのときに建設部に置いとくっていうのは、ちょっと違うんじゃないかと。企画部に置いて、ある程度めどが立って、さあ建設のめどが立って入っていくよってときに建設部の方へ動かすんならわかるんですが、今建設部にあるっていうのはちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思うんですが、それを企画部の方へ動かすっていう考えはございませんでしょうか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 私は逆に、これ建設部から企画部に移しますと、それこそ市長は現実問題として着工の意思をなくしたというふうに、逆に受け取られかねないと。(笑声起こる)むしろ現実に、私どもは建設部というのは事業する課でありますから、そこの課に置いてこそ、前に向かった事業推進ということになるかというふうに思いますので、伊藤議員がおっしゃられる気持ちだからこそ、私は建設部に置くべきだというふうに考えております。



○議長(福田修治君) 伊藤康司君。



◆(伊藤康司君) 学校建設でも設計、そのまだ準備段階は教育委員会でやって、建てるようになると建設部とのあれになってきますから、私は所管が企画部に置いといたのがいいのかなというふうに思っているから申し上げただけで、それが素早く進むんであれば、建設部であろうが総務部であろうが、私にしたらどこでもいいわけですから、(笑声起こる)だからそういうことなんです。だから、今市長が早く進めるために建設部へ置くんだということであれば、それはやぶさかでございませんので、ぜひ早く進めていっていただきたいというふうに思いまして、私の質問終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(福田修治君) 以上で伊藤康司君の質問を終了いたします。

 次に、発言順位4番、大久保恵子君。

 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 大久保です。よろしくお願いいたします。

 まず、私は吉野瀬川ダムについて御質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 吉野瀬川ダムは、日野川総合開発事業の一環として、広瀬に建設予定の治水と工水の多目的ダムです。これまでの経緯をちょっとお話ししますと、そもそも吉野瀬川の治水は、最初は河川改修で考えていたそうです。しかし、河川沿川の住宅移転に係る費用とか時間を考えると、ダムの方がいいだろうということで、そういう判断で治水ダムになったというふうに聞いてます。

 しかし、もともとが河川改修を考えていたもので、どうしてもダムでないといけないというものではなかったことから、優先順位が低く、着工までに時間がかかるであろうと考え、それなら多目的ダムにした方が着工が早まると判断して、桝谷ダムの工業用水の3万1,000トンからその一部8,300トンを吉野瀬の治水ダムにもらう形で多目的ダムに変更して、今のような形になったと聞いています。

 そのような経緯を経て、今から22年前、昭和61年に実施計画に着工して、それから5年を経て平成3年、ようやく事業が採択され、測量が開始されました。それからまた10年たって、平成13年につけかえ道路の工事に着工し、平成15年小野地区、平成16年勝蓮花地区の移転を完了し、現在つけかえ道路も済んで、トンネルもできています。開通は、来年の春と伺ってます。

 ということで、吉野瀬川ダムはもともと治水のダムで、早期着工をもくろんで桝谷から一部工水を回してもらって多目的ダムにしたという経緯があります。それまでして多目的ダムにしたんですけども、思惑に反して、まだ吉野瀬ダムはダムの本体は着工に至ってません。幸か不幸か、着工までまだ三、四年先と言われています。

 そこでまず、質問なんですけども、現在越前市で使用している工業用水についてお伺いいたします。

 現在、越前市で使っている工業用水は桝谷ダムからのものではなく、地下水をくみ上げております。1日どれだけのものをくみ上げているのでしょうか、教えてください。



○議長(福田修治君) 安達水道部長。



◎水道部長(安達明裕君) 現在、企業10社に約6,000トンを供給いたしております。

 以上です。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) ありがとうございます。

 6,000トンということです。では、このくみ上げの施設ですね、日量何トンほどの能力を持った施設なんでしょうか。



○議長(福田修治君) 安達水道部長。



◎水道部長(安達明裕君) 日量1万トンの取水が可能で、事業認可も1万トンでとってございます。

 以上です。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 1万トンのくみ上げ能力のある施設を持ってて、現在使ってるのが6,000トンということで、まだ4,000トンも余裕があるということですね。現在は桝谷の工業用水がなくても、今のままで十分足りてるということでよろしいでしょうか。



○議長(福田修治君) 安達水道部長。



◎水道部長(安達明裕君) 現時点ではそのようになりますが、先般も城戸議員にお答えいたしましたとおり、池ノ上工業団地の造成で3,000トン近くの供給を考えてございますので、平成21年度では限度いっぱいということに相なります。

 以上です。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 企業誘致等いろいろ頑張っていただきたいと思います。

 今ふえるということですが、それでもなおかつまだ桝谷のダムの工水があります。

 では、桝谷ダムのことについてお伺いしたいんですが、3年前に完成した桝谷ダムの工業用水ですけども、このダムは農業用水と水道用水と工業用水の多目的ダムです。今ほどの答弁で、越前市の工水は今十分足りているということですが、桝谷ダムの工業用水は今どうなっていますか、供給量も教えてください。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 桝谷ダムの供給量につきましては、工業用水の受水量は2万2,700トンとなっておりまして、越前市の分につきましては1万3,200トンがその中に含まれております。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 現在では2万2,700トン、3分の2ということで了解いたしました。

 越前市は、まだ工業用水がくみ上げ分で今のところ4,000トン足りてると、余裕があると。桝谷ダムの完成で、また新たに2万2,700トンの工業用水が出てきます。引き受けなくてはなりません。このダムはもう完成してしまってますので、今さらごめんなさいとは言えないわけでして、その水の買い手が今ないんですね。その水がないんですけども、今どういうふうな状態になってますでしょうか。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 桝谷ダム、水源施設につきまして完成をいたしましたわけでございますけども、工業用水につきましては、まだその需要が見込まれておりませんので、工業用水を引く専用施設はまだ建設されていないという状況でございます。(「来年の話やろ。」と呼ぶ者あり)



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) そのまま使い手がないので、使われることなく流されてると。言葉は悪いんですけども、垂れ流ししているというようなことだというふうに思います。でも、いずれ買わなくてはいけないというふうに思います。

 農業用水は受益者である農家がその維持費を負担してます。そして、水道用水は受益者である市民が維持費を今負担してます。それが今回の水道料の値上げは、これによるものです。そして、桝谷ダムの工業用水は、今買い手がありませんから、流してるわけですけども、いずれこれが市が、買い手がなければその負担を肩がわりすることになるんだろうと思います。その点について、今完成していないんですけども、完成したらどういうふうになるのか、教えてください。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 今先ほどお答えさせていただきましたように、専用施設ができてないわけでございますけども、もしも、給水が必要性が出てくれば、専用施設を建設いたしまして、その費用を含めて企業団というものをつくりまして、企業会計の中で工業用水を給水していくということでございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今施設が完成していないからいいっていうふうなことでしたが、完成したら買わなくてはいけないわけでして、完成させないっていうこともあるんでしょうか。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 今の段階では給水の見込みが立ってないということで、建設は至っておりませんので、可能性としてあると思います。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今は買い手がないので施設がないけども、可能性というか権利は持ってるわけでして、いずれこれはしないといけないことで、この前の12月議会の中西議員の質問によりますと、この水の売り値というか、値段はもう100円以上になるというふうに伺ってます。国の指導は50円です。現在、越前市のくみ上げている工業用水は16円です。(「1トン当たり。」と呼ぶ者あり)はい。それが100円以上になるとなったら、もう買いません。もう工場内でのもうリサイクルも、計画当初は高度成長のときで工業用水もふえるだろうと見込んでこのような計画をされたんでしょうけども、もう時代が変わってますし、工場内でのリサイクルも可能になってきてますので、このような水はもう買わないのではないかなというふうに普通は思います。そしてまた、今は維持費のことですけども、ダムのハードにかかった工業用水分の分担金、アロケーションというんだそうですけども、これも払わないといけないわけでして、これは既に17年度から償還していると聞いてます。それは総工費の何%で、桝谷ダムですけども、その償還の方法はどういうふうにするんでしょうか、教えてください。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 桝谷ダムに係ります工業用水の負担割合は、建設費の約7.2%という負担割合で負担しております。

 また、これに係る償還期間につきましては、吉野瀬ダムの負担分も含めまして、平成17年から平成46年までとなっております。

 償還額につきましては、20年度においては9,400万円余りを予算計上いたしておりまして、31年ごろまでは約1億円のペースで償還をし、その後逓減いたしまして46年に至るという、そういう計画を持っております。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今、この桝谷ダムをおさらいしますと、工業用水2万7,000トンが時代の変遷で今買い手がなくなっていると。しかし、建設にかかった工水分のアロケー、割り当て分は、46年まで毎年1億円以上払っていかないといけない。もう既に何か17年度から始まっているということです。そして、その水のお金は、買い手がない企業にかわって越前市が分担することになるであろうと。この値段は、まだわからない。多分100円以上になるだろうということです。

 こういう現実がある中で、今また新たに吉野瀬ダムの本体を三、四年先に着工しようとしています。

 そこで、吉野瀬ダムについてお伺いいたしたいんですけども、吉野瀬川ダムの工業用水は何トンで、どのようにしようと考えてらっしゃるのでしょうか。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 吉野瀬ダムに係ります工業用水の受水量予定は、8,300トンという予定をいたしております。そのうち越前市の分が7,800トン含まれてるということでございまして、この事業につきましては日野川地区工業用水道事業としまして、桝谷ダムとあわせた共同事業として実施していく計画でございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) その8,300トンを、今買い手のない8,300トンの水をどうしようと考えてますか。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 基本的には、先ほど言いましたように、工業用水道として企業誘致等を図りながら、売水っていいますか、給水できる体制に今後とも推進していくっていう考えでございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) それは頑張って、ぜひ企業誘致していただきたいんですけども、今心配しなくても、桝谷に2万7,000トンあります。今の使ってる7,000トン、それの倍になっても1万4,000トンです。まだ倍の水が桝谷にあるわけです。という現実があります。そしてまた、桝谷と同じく、ハードにかかわる工業用水分の分担金も発生してきます。工事費は、計画当初187億円、現在280億円、着工時は300億円を超すとも言われています。まず、このハードの分担金は幾らぐらいになるんでしょうか、教えてください。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 吉野瀬ダムに係ります工業用水の分担金のことでございますけども、280億円の現在の事業費をもとに計算いたしますと、工業用水の負担金は19億6,000万円、国、県、市というような負担がありまして、そのうち越前の負担は約4億円という形の数字になります。

 以上でございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) はい、ありがとうございます。

 その4億円にプラスして、また水を買うお金が発生してくるわけですね。

 それで、次ですけども、桝谷ダム工水の2万7,000トンに加えて、また新たに吉野瀬ダムの完成に伴い発生する水の量が、不要な工水ですけども、8,300トン出てきます。それを垂れ流して、工水分の建設費、桝谷と吉野の建設費があります。そしてまた、市が負担するであろう水のお金が出てきます。

 そこで、市長にお伺いいたしたいわけですけども、着工が三、四年後に迫った吉野瀬川ダムをこのままというか、工水をそのままにして進められるのでしょうか。私は、このままの着工は非常に問題があると思っております。これまで少なくとも、私が初めて議会に出て10年たつんですけども、私の知る限り、多くの議員がこの工業用水の見直しについて発言してきました。私もしてきました。鯖江の市議会でも取り上げられてます。県会でも取り上げられてます。さきの12月議会でも、そういう発言がありました。その前の9月議会でもありました。本体着工は、幸か不幸か三、四年先と言われてます。今が再検討の最後のチャンスだと思います。今しかないと思います。私は、市長のリーダーシップで、そしてまた政治力で工業用水を外して治水ダムで着工を進めてほしいと思うものです。

 今改めてお尋ねいたします。

 これまでどおり必要のない工水をそのままにして進められるお考えなのでしょうか、市長、よろしくお願いいたします。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 今のこのままというお話ございますけども、これまでも議会の中で御回答させていただきましたけれども、吉野瀬ダムにつきましては、県あるいは越前市、鯖江市がこれまでも幾度となく協議をいたしまして、治水と工業用水の多目的ダムとして行う共同事業であるということを確認して、今日まで事業が進捗してきてるわけでございます。これを踏まえますと、吉野瀬川流域の住民の方々の生命と財産を守り、安全と安心を確保するためにも、一日も早い吉野瀬川ダム本体の着工が望まれるということで、今後とも推進していくことが大事だというふうに考えております。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 市長の御答弁が得られませんので、12月の議会で市長が御答弁されたことについて、私お伺いしたいと思います。

 事業の継続性をおっしゃられました、市長は。先人の御努力がとかということもおっしゃられました。この場合の継続性っていうのは、私は奈良市長だけじゃなくて、これまでの行政の怠慢にほかならないというふうに思ってます。そのときは最善の判断だったかもしれませんけど、この間いろいろ時代が変わり、事情も変わって状況も変わりました。ちなみに、桝谷ダムは最初は武生7万トン、今立1万5,000トンの8万5,000トンで出発してます。それが途中4万5,000トンになり、最終的には今2万7,000トンというふうになっています。ということは、見直してきた経緯があります。前の人が決めたから、そのまま続けるということではないというふうに、そんな時代でもないというふうに思ってます。

 そして、時代が変わりました。国も変わりました。もし見直しでもかけたら、これまでにかかった費用を負担しなくてはいけないと。それが怖くてなかなか言えなかった部分があると思います。でも、平成14年12月に、国と地方に係る経済財政運営と構造改革に関する基本計画という閣議報告が出されました。それによりますと、国に係った分はいろんなことでちゃんと、それまでの経緯がきちっとしてるものであれば、返還を求めないっていうふうな文章です。これは当時の長野県知事の田中さんの脱ダム宣言がきっかけになって国も変わってます。

 このように、国が事業のあり方を改革しようとしているときに、何で地方がまだ必要のない事業をずるずるとやっていかないといけないんでしょうか。非常に私は疑問に思います。

 また、市長は、こうもおっしゃいました。やっとここまで来たのに、そんなことを言ったら、ダムそのものが宙に浮くと。このまま進めるのが治水という意味で私の責任だっていうふうにおっしゃいました。今、治水のダムをやめてほしいって言ってるのではなくて、工水を考えてほしいって言ってるんです。工水をやめたと言っても、治水が必要なら、治水のダムは進むはずなんです。そういうことを言ったら、遅くなると。そういうことを言ったら、県や国はそんなやんちゃを言うんでしょうか。だったら、市長は闘っていただきたいというふうに思います。明らかにみんな必要のないと思っている工水に、目をつぶってそのままいくっていうことは、私は納得できませんし、市民の理解も得られないと思います。一般の市民の常識では、到底考えられないことです。

 それと、もう一つおっしゃいましたのは、県の理解を得られないというふうにおっしゃいました。それについては県にお伺いいたしましたら、それは県の建前かもしれませんけども、県の事業であるが、地元の要望で県が事業化したもんだっていうふうに言ってます。だからしたがって、県が要るか要らないかを判断するものではないと。それは地元で決められるものだというふうにおっしゃいました。そら当然だなっていうふうに思います。だからまず、市が判断する必要があるのではないかなっていうふうに思います。大体このようなことが事業評価が得られるのかと。売れない水をつくって、評価はゼロではないですか。ただでさえ公共事業がやかましく言われているときに、どうしてこんなことが、こんな事業が通用するのかが私はわかりません。特に、今福井県知事は、公共事業にも厳しいと言われてます。市が見直すのをひょっとしたら待ってらっしゃるのではないかなと、それさえも私は思います。

 以上のことで、ちょっと市長、お考えをお聞かせいただきたいっていうふうに思います。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 市長の方の答弁の前に、私の方から、先ほど事業評価の話が出ましたので、お答えをさせていただきますと、先ほど言いましたように、事業主体となります県の方でも、これまで関係市と協議しながらいろんな検討されてきたというお話をさせていただきましたが、政策評価なり事業評価につきましては、平成15年度に県の公共事業等評価委員会におきまして、この吉野瀬ダムの継続性について審査を受けておられます。このときには、継続をするという事業継続との判断を受けておられるとこでございます。

 また、国、経済産業省におかれましても、県のこの結果を受けて、同時に事後評価っていいますか、政策評価を行われておりまして、この国の判断におきましても、補助金対象にするという、そういう判断を15年度にされているということでございます。こういったことを受けて、この事業がさらに進捗をしてきてるちゅうことだけ御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) いろいろ経過も今お伺いいたしました。私は、そのようないろいろ経過がある中で、今残された3年、4年、この間にもう一度市として本当に必要かどうかを判断していただきたいっていうふうに思ってます。

 例えば、今工水をやめたら、ダムサイトの高さが1.5メーター下がると言われてます。工事費が変わります。単に1.5メートル下がるだけではなくて、もう基礎から変わります。ダム自体の規模が変わってきます。どれぐらい安くなるんでしょうか。環境負荷も小さくなります。

 また、この規模はそのままで、この工水をすべて治水に置きかえてはどうかっていう考え方もあります。06年3月6日の県の常任委員会でも、工水を治水にかえられれば一番いい。そのような努力をしていかなければならないと、県の部長がおっしゃってます。3月10日にも、工水を有効にできる方策がないか、地元と検討を進めていきたいっていうふうにもおっしゃってらっしゃいます。これらのことがどうなったかも、私は知りたいと思います。

 また、やっぱりいろいろ考えて、このままが一番いいと、これでいくのが一番いいっていうことになるかもわかりません。でも、少なくとも奈良市長になってから3年たって、複数の議員が要らないと言ってます。継続してここまで来てしまったんだから、仕方がないかなと思っている人はいるとしても、議員の中に、本当に要る、必要だと思ってる議員は多分いないんではないかっていうふうに思います。にもかかわらず、事業だけが進んでいってしまいます。明らかに必要でないものを、検討しないでそのまま進む方が、私は悪だと思います。さきのように、国の事情も変わってきました。いろんなデータも集め、シミュレーションをし、試算をし、このまま進めるなら進めるで説得性のある情報、数字を出して形にしていただきたいなと思います。今のままの憶測とか情緒的なレベルで物を言うのではなく、しっかりした根拠を示していただきたいなと思います。

 国の返還の件についても、理事者の方は知ってらっしゃるのか、知らないってことはないと思いますけど、私はこの資料を見つけて、私から提示するまでは何も教えてくださりませんでした。ただひたすら返す金が、返す金がっていうふうな言い方でした。どうしてもつくりたいって、ダムありきかなとしかもう思いようが私はないんです。

 きのうの仁愛の3億円はいいですけども、これはだめです。(笑声起こる)環境を破壊し、使うことのない工業用水をつくって、それに対して建設費を償還していって、さらに水も買わなくてはいけないと。今、市はここでしっかり試算をして、これにより、このダムをつくることによる市民の負う恩恵と負担をきっちり見きわめて、市民に提示していただきたいというふうに思います。

 もうずっと先送りにしてきました。もう今しかありません。本当に知恵を絞ってやっていただきたいと思いますけど、市長、最後にもう一度お願いいたします。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 先ほど来、西藤部長から答弁させていただいたとおりでございますけれども、1つには、事業主体の県において、これまでも商工労働部、当時の商工労働部ですね、と土木部の間で治水を含めた目的の転用については検討されたと承知をしております。しかしながら、転用は困難との結論に達したと、私は県会議員時代に聞いております。そういう状況が1つございます。

 2つ目には、県が、先ほども部長の方からも答弁ございましたように、事業継続と決定してる中で、工業用水から撤退する場合には、撤退に要する新たな費用を原因者が負担しなければならないってことになります。その負担額というのは、現時点での工業用水の越前市の負担額は約4億円でございますけれども、その何倍にもなるというふうに聞いております。そうなりますと、今のその負担額の何倍にもなる危険性を冒すということになれば、財政的なメリットが非常に私は薄いと感じております。

 3つ目には、見直し論議が続くことで、今ようやく吉野瀬川ダム本体着工というところになったわけでございますけれども、結果として県の中では、吉野瀬川ダム以外にも今着工を待ち望んでるダムがあります。そうなったときに着工順位がおくれて、結果として流域住民の生命、財産を守り、安全・安心を確保するという市の責任を果たせないっていうことであれば、大変私は市長として大きな責任を負うことになるというふうに感じております。

 以上、3点から考えれば、市とすれば、今の時点でダム計画の見直しを求めるというのは妥当ではないというのが私の考えでございます。

 なお、議長とも御相談した上で、ぜひ福井県の担当者の方から議会に対しても説明していただく機会を設けさせていただきたいというふうに考えております。ぜひ内容については、おっしゃるとおり詰めていただくことが必要だと思いますし、一番大切な議会の理解の上でなければ、私どもこの事業の推進を図ることは難しいと思いますので、ぜひそういうような機会を議長にもお願いする中で設けていただいて、大いに論点については詰めていただきたいと考えております。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今数字もお伺いしました。でも、今それも市長の言葉をおかりすれば、聞いておりますというような表現です。さっきから言ってますように、憶測ではなくて、きちっとした検討して、庁内で数字を出して私たちに示してほしいっていうふうに思ってるわけです。そして、治水がおくれるからっていうのも、それは私たち議会の力とか、市長の政治力とかをもって工水をやめたから治水がおくれるのではなくて、必要なものであれば、早期に着工するように働きかけていかないといけないんではないかなと思います。

 きのうの玉川議員の質問にもありましたけども、国や県の顔色を見て仕事をするのではなくて、本当に国や県の体質を地方から変えるためにも、私は闘っていただきたいなっていうふうに思います。本当にもう市長がこれが必要だと思ってるならともかく、市長の今までのお話を聞くと、必要だとは市長も思ってないと思います。(笑声起こる)でも、治水のこととかいろいろおっしゃいましたけど、だから自分は決められないけど、よそのチャンネルが決めたら、私は乗るみたいなことを12月議会でもおっしゃってます。それは私はちょっと市長として責任を放棄されてるかなっていうふうに思うわけですけども、今市長の方から議会の方でっていうお話がありましたけども、市の中でそういうことされるお考えはありませんか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 私どもは十分担当部局を中心に産業経済部も建設部も、それぞれ検討は十二分に連携を深めて、その内容については議論もしておりますし、情報もいただいてるところでございます。決してこの間、そこの連携なり、あるいは議論が不足していたとは思いません。当然、今後ともその関係はさらに密にしながら、県、市連携して事業を推進することが大事だと思ってます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 議論を深めているっていうお話でしたが、私この間、この質問をするに当たって、担当課にお伺いいたしましたが、県と市の連携もとれてるとは思いませんでしたし、産業経済部とこちらのダムの方との連携もとれてるとは思えませんでした。お互いに、それは治水の方だから知らない、それは工水の方だから知らないと。同じ1つのダムをつくるのに、治水と工水がばらばらです。県と市の言ってることも違います。数字も違います。皆さん憶測で物を言ってらっしゃいます。それをきちっと市の中でやっていただきたいと私は思ってるわけです、いかがでしょうか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 私は、決してそのようには感じておりません。むしろ内容については御説明できる内容、できない内容、あるいは県の情報、市の情報、いろいろあるんだろうと思います。むしろそういう中で、しっかり連携を深めながら事業の推進を図るためにも、今後とも県、市の信頼関係を強固にして事業の推進を図っていきたいと考えております。ぜひ御理解いただきますようお願いいたします。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) しつこく言いたくないんですけども、もう時代が変わって、右肩上がりの時代ではなくって、もう本当にだれが見ても明らかにむだな工水が出てきます。本当に残念なことですけど、そういうことです。行政改革の一方で、こういうことって本当に許されないと思うんです。そんな小さい金額でもありませんし、環境も破壊します。本当に一般の常識では考えられないことなんです。これにたえられる説明をきちっと示していただきたいと。それはもう本当の市民の素朴な質問だと思います。それを、その説得力ある資料、続けるにしても続けないにしても、あっ、それなら仕方ない、続けなきゃいけないかなと思えるような資料を市の責任できちっと提示して、私たちに説明してほしいと思います。そして、鯖江ともいろんな関係機関とも協議して検討していただきたいっていうふうに思うんですけど、いかがでしょうか。



○議長(福田修治君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 済いません、治水上の方からちょっと答弁させていただきますと、吉野瀬川の治水計画につきましては、ダムと下流側の河川改修セットで河川の安全率を確保するという計画になっておりまして、仮に工業用水を治水に上乗せをしたとしましても、この河川の計画の日野川の合流点が基準点になるわけですけども、そこでのピーク時の調節効果というのは毎秒2トン、水位にいたしまして1センチから2センチぐらいしか下がらないという程度の治水効果しかないというふうに聞いております。

 したがいまして、ダムに係る費用と下流側の改修に係る費用の合計額が一番経済的になる計画で今進めてきてるわけですけども、そういうことから、ダムに今の工水を全部乗せましたとしましても、治水効果は下流では上がらないという状況でございます。そのように県の方から、治水の方からは聞いておりますし、また先ほど市長が申し上げられましたけど、そのようなことで説明が必要であれば、また県の方にも要請していきたいと思いますけども、その水利解析につきましては、非常に専門的な話になりますので、ちょっとここでは非常に説明しづらいところでございますんで、よろしくお願いします。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今いろんな本当に専門的なことも出ましたけども、それらを含め、本当にいろいろ検討していかないといけないなっていうふうに思うんです。どうも市長としては、市としてそれを改めてされるつもりはありませんか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 先ほども申し上げましたとおり、現時点で市の市民益といいましょうか、越前市のメリット、デメリットを判断すれば、今私どもの方から計画見直しを求めるということは妥当ではないと思います。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 市長は、今そのような御判断なので、でも複数の議員がこれまでいろいろ言ってます。私の発言も、この場で終わってしまいます、はい。そして、いろんな議員が言っても、結局だれも責任をとらないまま、このまま事業だけ進んでってしまいます、今までの成り行きになると。今議会は議会活性化委員会を持って、地方分権にふさわしい議会のあり方っていうのを今模索して検討してます。

 そこで、議長に提案させていただきます。

 議会として検討のための委員会を設置していただきたいっていうふうに思います。このまま進めるにしてもやめるにしても、メリット、デメリット、負担と恩恵をしっかり検討して、民意を集約する場を議会として持っていただきたいと思います、いかがでしょうか。



○議長(福田修治君) 大久保議員にお答えいたします。

 本件に関しましては、建設委員会、産業経済委員会、総務委員会、それぞれかかわりを持っております。そこでの協議を踏まえて、議会運営委員会での協議をいたしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) はい、ありがとうございます。それでは、議会の場でそういうことで。

 私、最後になりますけど、市長の本当に手がたさ、着実さとか、もう誠実さ、まじめさ、生まじめさですね、本当評価させていただきます。でも、ほかが決めたらとかでなくって、私は自分で判断していただきたいなって思うんですよね。先見の明を持って、こういう町にしたいっていう思いで頑張っていただきたいなとエールを送らせていただきます。

 では、2つ目の質問です。食育推進員の配置についてお願いいたします。

 私は、私ごとですけど、長年市民活動の中で、農と食と環境の活動に取り組んでまいりました。そして、その活動を通して、これも長年議会で学校給食を食農教育の一環として、食農教育ってのはそのころはまだ食育って言葉がなくって、農水省と文科相が一緒になり、食農教育として体験学習なんかに取り組んでいました。その食農教育の一環として位置づけるように、そして学校への地場農産物の活用を提言してきましたが、力不足で何分思うような形にはなりませんでした。しかし、ここに来てようやく平成17年に、国の食育基本法の施行、それに伴う18年の食育推進基本計画の策定によって動きが活発化してきており、本当に喜んでいるところです。

 この国の平成17年の食育基本法では、食育を教育の3本柱である知育、徳育、体育の基礎となるものと位置づけました。そして一方、越前市では、国の動きに合わせ、他市に先駆け、平成18年3月、越前市食育推進計画並びに8月には早々に実践プログラムを策定し、農政課を中心に活発化してきております。これも大変喜んでいます。その食育の活動の中でも、学校給食における食育は最も重要で、かつ効果的な取り組みではないかと思ってます。その計画の中にも、学校、幼稚園等における食育の推進5項目、保育所等における推進3項目が記されています。それを受け、実践プログラムにはいろんな事業が掲載されています。そして、その実践プログラムは、18、19年度を第1期として、ことしが1期目の終了の年となっております。

 そこで、お尋ねいたします。

 今、越前市の学校における食育は、教育委員会と農政課がしっかり連携して取り組まれて、大変喜んでいるわけですけども、その1期の達成状況についてお知らせください。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 今、食育の達成状況についての御質問でございますが、越前市の教育推進計画というのは、学校を軸にっていう、一番初めからそういうような形で、今議員御指摘のように学校、また幼稚園、保育園という、そういうようなことを言われました。結論からいいますと、本当におかげさまで児童・生徒一人一人が食というものを確実に意識しながらということが芽生えておるな、また態度等にも身についとるなというようなことを感じております。

 具体的にどういうような事業であったかっていいますと、この実践プログラムの実施状況からいきますと、まず1年にその食育の月間、6月と、それから週間としては毎月19日を中心に1週間を食の週間というような形で、それぞれ学校の中では、児童・生徒は委員会活動をやってます。委員会活動を中心としてそういうような活動をやっておりますし、また楽しい給食の時間ということで、今までですと、静かに食べとるという感じやったんですが、テレビ放送の中で、学校の校内放送の中でいろんな紹介があったり、またはBGM、または給食のクイズ、これも皆児童・生徒が中心になってしとるところです。学校によっては教室の外でも食べましょうっていうような形でピクニック給食というようなことをやってるようなところもあります。また、メニューをセレクトするというような、バイキングにちょっと近いような状態のこともやっております。

 それから、各教科領域全体、行事等もまたがっておりますので、そういう中では学校に合った食に関する指導の全体計画を作成し、給食っていう、食育っていう時間がありませんので、その辺をどう、どこで、どの学年で系統づけしてったらいいかというような計画を作成しておるところでございます。そういうような活動を通して、今ここ18年、19年やっていて着実に、だけどもこれはこれだけでいいっていうことはありませんので、もっともっと見直しながら進めていかんとあかん、そういうような達成状況でございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今、学校における食育の状況をいろいろお話しくださいましたが、また2期目に向けて頑張っていただきたいなっていうふうに思います。

 それと、平成17年4月に、学校給食法が改正されました。それによりますと、児童・生徒の栄養の指導及び管理をつかさどる教員として、小・中学校に栄養教諭を配置することになったと書かれています。

 そこで、お尋ねいたしますが、これまでの学校栄養職員と栄養教諭の違い、また越前市のこれらの方の配置状況をお知らせください。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) まず、学校栄養職員、それから学校栄養教諭の違いでございますが、栄養職員はどちらかといいますと、学校給食の管理関係を中心にやってこられました。栄養教諭ですので、今度は食指導に関しまして、直接に児童・生徒、また集団の前へ立って指導ができる。当然今までのも学校職員も、学校には給食主任という校務分掌がありまして、その先生と栄養職員さんの専門的な知識をいただいて、そしてどちらかというたら、TTという形で補助するというんですか、補佐するというんですか、そういうような形で動いておるところです。

 本市のそれぞれの職員の配置は、栄養教諭が1名、そして栄養職員が6名おります。学校数よりも少ないんじゃないんかということになりますので、これは県、国の配置基準によりまして、大体800から900名のところに1名配置ですから、数校かけ持ちでというような状態でやっていただいとるところでございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) ありがとうございます。

 今数だけ言いますと、大体25校あって、そのうち7校で、3分の1ぐらいかなと。3校に一校ぐらいの割になるのかなっていうふうに思います。

 先ほどの教育基本計画ですけども、食育に関する施策を総合的かつ計画的に進めるために、学校で行う食育として栄養教諭による指導体制の充実、そして食に関する指導内容の充実、学校給食の充実と生きた食材としての学校給食の活用っていうのが明記されてます。

 そして、栄養教諭の仕事なんですけども、学校全体の食に関する指導の計画、策定、教員間や家庭、地域との連携、調整等において中核的な役を担う職であるっていうふうに書かれてます。また、学校における指導体制のかなめとして食育を推進していく上で不可欠な教員というふうに位置づけてます。

 そして、その仕事の内容も簡単に言いますと、子供への指導内容の充実ということで、学校長のリーダーシップのもと、関係教員が連携、協力しながら、栄養教諭を中心として組織的な取り組みを進めることが重要だっていうふうに書かれてます。また、地域の生産団体と連携し、農林漁業体験、食品の流通や調理、食品廃棄物の再利用に関する体験といった子供のさまざまな体験活動も推進する。また、学校外でも、何かいろいろすることがあって、子供向けパンフレット等を作成、配布するとか、もういろいろ書かれてるですね。

 これを見るときに、今までの栄養職員の仕事に食育の仕事が加わったのが、簡単に言ってしまえば栄養教諭かなっていうふうに私思うんですけども、本当にこういう方の存在が必要だなっていうふうに思います。そして、これだけのことを進めるには、1校1人でも足りないぐらいではないかなというふうに思ってます、真剣に進めるには。

 そして一方、食糧難の時代に栄養改善が目的で始まった学校給食が、ようやく最近改正されることになりました。それも食育を目的とし、地場農産物や郷土食、行事食を活用して地域への理解や郷土への愛着を育てることとなっています。それらを担うのが栄養教諭です。ということで、学校で給食を素材にして、このようなきめ細かい食育が行われれば、本当にすばらしいことだなっていうふうに思うんですね。それには、本当に栄養教諭の存在が大きく物を言います。でも、現状の体制でこれらを担うことが可能だとお考えでしょうか。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 今、国、県からの配置基準がこういうような形の中で、ですから現場の中においては、学校の校務分掌の中で給食主任、そしてそこへ栄養教諭さんがおられんところは栄養職員さんがそこでいろんな補佐していただいて、実際の計画を立てて、その中の精いっぱいをやらせていただいてるところです。今議員御指摘の、こら確かにたくさんのことが入ってきます。ですから、校長のリーダーシップのもとに、いろんな学校の中で動ける先生方が十分中心になって、それぞれの学校に合った、またその地域に合った、要するに食育っていうことを進めていっておるのが今の現状でございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 現状の中で精いっぱいのことをされてるということでした。これ県のことだということなんですけども、あわせて県に市として市長も教育長もですけども、県に学校の栄養教諭の配置が可能な予算がつくように、ぜひ強く働きかけていただきたいなっていうふうに思います。

 それと、財政難でしょうけども、これ市長にお聞きしたいんですけども、何を削り、何に予算をつけるかっていうのは、本当に市長の判断ですね、価値観なんです。どんな町にしたいかってのは本当に市長の肩にかかってるんです。ということで、本気で食育を進めるならば、ぜひここに予算を使っていただきたい。この体制を整えることがまず肝要かなと思いますけど、市長、いかがでしょうか。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 越前市から県への要望ということでございますが、毎年させていただいとるところでございます。それで、実は県の方も、越前市が食育に非常に力を入れておるというようなことの御理解いただいて、この4月の異動では1人か2人、要するに増員をしていただけるんじゃないんかなあって期待しとるところでございます。

 確かに、今議員御指摘の栄養教諭を市の中でというのは、非常にうれしいことではございますが、実は業務そのものが国から配置されておる職員さんとの重なってくるところがあるんです。そういうような関係で、それがどう入っていけるかどうかちゅうことに関しましては、研究させていただきたいなと思いますし、今近々に我々がやっていきたいなと思うのは、せっかくの食育推進計画の中で人材バンクとか、その辺でたくさん登録されていただいとります、専門家の。例えば、食生活の改善委員さんやら、それぞれ普及団体、または生産団体の方々はボランティアで、要するに人材バンク、その人たちがどうそれぞれの地域の中で、どう学校の中へ入っていただけるかという、そのシステムをもこれから考えていって、食育を進めていきたい、そういうぐあいに思っております。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 今、教育長の方からいろんな苦心を、地域とかいろんな生産団体とかのかかわり、おっしゃられましたけど、それもコーディネートするのは栄養教諭ですので、絶対栄養教諭の存在が必要だっていうふうに思います。

 私、今市長にお伺いしましたのは、新年度の予算の中に農業ビジョン、入ってます。私、それ本当に期待するものです。農業ビジョンにおいても、学校給食っていうのは、本当に大きな役割、ウエートを占めます。不可欠です、存在は。そういう意味で、農業ビジョンの目玉としても、市単独でも学校に栄養教諭っていう、国の言う資格でなくてもいいんですけども、食育を推進するための職員を配置していただきたいなっていうふうに思うんです、いかがでしょうか。市長、よろしくお願いします。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 御指摘の点をどういうふうに位置づけるかというのは、私どもは十分に研究したいとは考えております。しかしながら、財政的な面とか、人員的な制約の問題もありますので、どういうふうに位置づけられるかについては、慎重な議論をせざるを得ないと思ってるんですけれども、今回も学校給食あり方検討会から、給食のありようについても御提起いただいておりますし、また食育の実践プログラム、さらには今御指摘の農業ビジョン等々考えれば、その取り組みっていうのは非常に重要な論点だというふうには認識いたしております。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◆(大久保恵子君) ぜひ研究して市の単独予算で……(「中島教育長。」「中島教育長。」と呼ぶ者あり)あっ、ごめんなさい。



○議長(福田修治君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 今の件でございますが、今栄養職員さんもそれぞれ研修を積んでいただいて、まず栄養教諭の免許を取っていただく。そして、あとは県の方で栄養教諭として任用していただく、そういうようなことで、うんと今頑張っていただいとるところでございます。



○議長(福田修治君) 大久保恵子君。



◆(大久保恵子君) 済いません。本当に研究していらっしゃるようで、喜ばしいんですけども、財政難の折ですけども、本当にこんな町をつくりたいということで市長に頑張っていただきたいなと思います。

 そして、今教育委員がいらっしゃいますので、ぜひお願いしたいんですけども、ただでさえ今先生事務的に量が大変で困ってらっしゃいます。本当に教育委員としても市の方にいろんな人の加配とかお願いしていただきたいな、先生の事務量を減らすためにもそういうことをしていただきたいなと思うんですけども、その意味でもぜひ今さっき市長がおっしゃいましたけども、あり方の提言の中でもいろんな食育に関する指導の充実の中で、指導員を栄養職員とか栄養教諭を中核としてって書かれてますので、教育委員、よろしくお願いいたします。(「教育委員長。」と呼ぶ者あり)教育委員長。



○議長(福田修治君) 以上で大久保恵子君の質問を終了いたします。

 暫時休憩いたします。

 再開は午後1時といたします。

       休憩 午前11時39分

       再開 午後 1時01分



○議長(福田修治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、発言順位5番、前田修治君。

 前田修治君。



◆(前田修治君) 日本共産党の前田修治でございます。発言通告に沿って一般質問を行います。

 最初に、後期高齢者医療制度についてお尋ねをいたします。

 国民の多くの反対や、また怒りの声をよそに、いよいよこの4月から後期高齢者医療制度が始まろうとしており、本市議会においても条例制定の議案が上げられました。この後期高齢者医療制度につきましては、私どもはこれまでもその問題点を指摘し、またその中止を求めて全国的にも運動をしてまいってきているところでありますけれども、改めていよいよ制度が実施されるということについて、この問題点、整理して申し上げたいというふうに思います。

 これは75歳以上の高齢者を、現在加入しております国民健康保険や、また被用者保険から切り離して、後期高齢者だけの医療保険に組み入れるというもので、保険料が年金から天引きされるとともに、受けられる医療の内容も、それ以下の人と比べて制限されるというものであります。また、年金月額1万5,000円以下の方々については、保険料が天引きされなくて窓口納付となりますけれども、生活困窮などによりこの保険料を滞納すれば、資格証明書の発行で保険証を取り上げられ、病院にかかれなくする、こういうとんでもない制度でございます。

 これまでに市内全地区において市の方から説明会が開かれ、その状況もお聞きをいたしておるわけでありますが、参加された方々の声を聞きますと、説明を聞いてもようわからんとか、あるいはまた自分は幾ら保険料を取られるのか、こういう心配の声をたくさんお聞きするわけであります。参加されていてもこういう状況でありますから、市内1万1,000人を超える対象となる高齢者の方々には、到底制度が理解されているという状況ではないというふうに思われますが、市当局としてはどういう受けとめ方をされておられるのか、まずその見解をお聞きしたいと思います。



○議長(福田修治君) 赤川市民生活部長。



◎市民生活部長(赤川廣喜君) 従来の老人保健と制度上はこっちの対応も変わらない体制でいきたいと考えております。御案内のとおり、後期高齢者医療制度におきましては、増大する高齢者の医療費を踏まえまして、現役世代ですね、中堅の現役世代と高齢者世代の負担をはっきり明確にするとともに、公平でわかりやすい制度にするために、国が法制度化をしたものでございまして、75歳以上の高齢者を対象にした独立した医療制度を設けまして、保険料の年金天引き等につきましては、法律で定められておりますんで、実施主体も広域連合でございますんで、本市といたしましては、該当の高齢者に対しましては真摯にいろんなことでも17地区全部説明会やりましたが、十分に御理解いただけないんで窓口対応、または4月からはちょっと切りかえで窓口が込むということも想定しまして、別室でじっくり御理解いただくような体制も考えております。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) まだ市内の高齢者の方々には理解をされてないという、そういう受けとめだろうというふうに思います。

 そこで、お聞きいたしますけれども、まず保険料ですけれども、これにつきましてはこの新しい後期高齢者医療制度が始まるという広域連合のそのパンフの中では、福井県の1人当たりの平均保険料は年5万7,400円となっていますと。しかし、これはこれまでの制度反対の声の高まりのもとで、これまで保険料を払わなくてもよかった社会保険などの被扶養者の方については、平成20年度に限り凍結、軽減措置をとったためでありまして、年ごとに見直すことになっていることであり、75歳以上の人口がふえるに従って、保険料を引き上げる計画になっていますね。政府のといいますか、平成21年度以降は福井県では年7万8,000円近くになりますし、今言ったように、この保険料が2年ごとに見直すことになってると、そういうことで75歳以上の人口がふえるに従って保険料が上がっていく。政府の試算によりますと、08年度7万4,400円の年間保険料が団塊の世代が75歳になる2025年には、年間9万5,976円に引き上げることとされています。このことについての認識は間違いないですね、いかがですか。



○議長(福田修治君) 赤川市民生活部長。



◎市民生活部長(赤川廣喜君) 75歳以上の後期高齢に該当なさる老人の方の数がふえる。それと、それに伴って医療費がふえると。その想定される医療費を対象人数で割ると、今議員御指摘のとおりの大体の推移をたどるかなと考えております。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) そういうふうに保険料については年々際限なく引き上げられていくと、こういう状況だと思います。まさに、75歳以上のこの保険をつくったねらいの一つが、このわずかな年金しかもらえない、もらわない、こういう高齢者にも高額の保険料を負担させる、このことにあったわけであります。

 次に、医療給付の問題です。

 このパンフなどでは、医療給付などは、今までの老人保健制度と基本的に同じです、このように書かれています。先日の部長答弁も、こうしたことについては74歳以下と同等、あるいはまたそれ以上のものというようなニュアンスの答弁もあったと思います。しかし、実際のところは、これまでのようには診てもらえないわけであります。

 2月13日に中央社会保険医療協議会(中医協)が出した診療報酬の改定の答申では、この後期高齢者医療の第1点として、高齢者の担当医を決められて、いろんな医者にかかれなくなる。つまり高齢者は自由に自分でその医者を選んでかかれなくなると、こういう状況になっていくわけでございます。病気にかかりやすい後期高齢者が、通院のはしごをすんのをやめさせると。このことを目的として、1人の患者につき1人の高齢者担当医を決めるというもので、この病気にはあの医者がいいからというようなことで医者を患者が選べなくなる、こういうことが第1点です。

 第2点目は、慢性疾患などで、これ高齢者の方になりますと、大体いろんな病気を持たれるわけであります。これは好むと好まざるとにかかわらずそうですけれども、こういう慢性疾患などで医者にかかってる場合は、包括払い、いわゆる定額制ということになって、保険で診てもらえる医療に上限が設けられて、検査や必要な治療が受けられなくなるわけであります。検査や画像診断、処置などは、これを定額制にすることにして、高齢者は74歳以下の人が受けられる医療と同じ医療が受けられなくなる。どんな高度な治療をしても、医院には一定額のお金しか入らなくなりますから、いい医療をする病院は赤字になってしまう。その結果、受けられる検査や治療が制限されて、医療内容が悪くなって高齢者は差別されるわけであります。

 (資料を示す)どういうふうになるかといいますと、ちょっと議長の許可をいただいて、こういう、工作下手ですから、ちょっと見づらいんですけど、これ裏表一緒ですからね。後ろの人も見てくださいね。(「横が見えんぞ。」と呼ぶ者あり)横ね、はい。四角いのつくってこなあかんやね。

 この後期高齢者医療制度の出された中央社会保険医療協議会の答申ですね、この実際の診療報酬はもう月6,000円、ここに書いてありますね。月6,000円です。もう6,000円でこれやると。これ慢性疾患だけですよね。慢性疾患というのは、資料がいっぱいあるんで、もうわけがわからんようになりましたけども、ちょっと待ってくださいね。(「玉村さんしかいんやろ、持ってるのは。」と呼ぶ者あり)ああ、いいです、いいです、別に、はい。(「裏で持ってな。」「持ってるわ。」と呼ぶ者あり)ああ、どうも恐れ入ります。慢性疾患というのは、糖尿病、それから脂質異常症、いわゆるコレステロール関係ですね、コレステロールが高いとか、それから高血圧、認知症、こういう高齢になりますと、どなたでもかかってもおかしくない病気ですね。これのその診療に関しては、ここに書いてありますように、例えば月520円のこの医学管理、これは基本料金でのもんです。これに例えばエコーですね、1回5,300円、この茶色いあれですけど、これで5,820円、こんで終わりなんですね、月6,000円が限度ですから。ほんで、例えば加藤さん、あっ、部長じゃないですよ。75歳以上の加藤さんという方がこの月6,000円で例えば医学管理と、それから血液検査ですね、これ2,850円、それから尿検査570円、それからエックス線で6,280円ですから、280円オーバーですから、こらだめですよということになるんですね。我慢してくださいと。

 そういうことで、せっかくつくってきたんですから、もうちょっと見てほしいんですけど、この人ですね、これ服部さん、部長じゃないですよ。75歳以上の服部さんという人がこの医学管理、それから生化学検査、生化学検査っていうのは血液検査だけではわからないいろんな検査ですね。これ生化学検査でやるんですけども、こういう形でやる。それから、エックス線やる。これでもう5,510円。これで目いっぱいなんですね。その下にあるカメラとか胃カメラとか、これ1万3,000円ですから、もう既にペケですね。それから、ここTM、TMっていうのは運動後の心電図。これなんかは1回7,000円ですから、もう1,000円オーバーで、これ受けられません。

 こういう形で、今まで74歳以下ですと、自由に受けられたものが、もう月6,000円までですから、もう受けられなくなる。こういう状況で、本当にこれ1回6,000円でもう受けちゃったと。その後、その月の中でまたてきのうなって病院へ行ったけど、もう6,000円超えてますから、もうだめですよと、来月まで待ってくださいよと。どうしても受けたかったら、自己負担でやってくださいよと。わかります。こういう形になるんですね。後ろの方でも近い方おいでになりますから、ここ重要ですよ。ちゃんと知っておいてほしいんです。そういうことで、これ一生懸命つくりましたけど、もう終わりですね。ああ、どうも、ありがとうございました。

 そういうことで、非常にこれ深刻な問題なんですよ。ですから、ここに書いてあるような、医療給付が今までの制度と同じです。これ本当にこけのうそです。

 それから、第3点は、入院時からもう退院、在宅へと、退院を迫る病院には点数を高くすると。病院追い出しですね。もうこういう状況にあります。

 それから、4点目、息のあるうちに終末は自宅で迎えよ、(笑声起こる)こういう形で追い出す。家族といろいろ相談をして、例えば延命治療をしないような約束をとったところ、そういう病院には点数が高いとか、家族の方にどうせだめですから、もううちの方で亡くなられたらどうですかとか、こういう人権を、(笑声起こる)いや、本当、これ笑い事じゃないですね、人権を無視したようなことをやれというようなことが、この後期高齢者医療制度なんですよ。ですから、こうした安上がりの医療にする。これがこの後期高齢者医療制度創設の目的なんですよ。パンフの中では、「だれもが安心して医療を受けられるように制度が創設された」と書いてありますけども、こんなもんでどこのだれが安心してこの制度に加入できるんかと。(「加入できん。」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。こういう問題であります。

 やっぱりこの75歳以上だけの医療にしたこの医療保険の最大のねらいが、医療費を抑制するために高齢者の医療を差別するという、こういう人権侵害の制度であり、私は断じて許されない、この場でも申し上げてきたわけであります。私の方からは制度の問題点、声を大にして申し上げましたが、この後期高齢者医療制度の導入について、市長はどのように受けとめられておるのか、改めてここでお聞きしたいと思います。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 前回の質疑の中でもお答えしたかというふうに思いますけれども、これ国が法律に基づいて制度設計をされたということでございまして、この4月から制度がスタートするわけでございます。私どもとすれば、円滑にその制度がスタートできるように努力をしたい、努力をするというのが責任でございまして、課題等があれば、その状況をしっかり確認をして、改めてその節には国等にも改善を求めることになるかと思いますが、現時点ではやはりしっかりと責任を果たすべく、円滑なる準備を進めるというのが私どもの立場であることを御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) ちょっと力入れ過ぎました。

 それで、制度が実施された場合の具体的な市の対応について改めてお聞きします。

 まず、保険料を滞納すると、保険証を取り上げられる、こういう問題であります。

 現在、75歳以上の高齢者は、被爆者や障害者と並んで保険証の取り上げが禁止されています。しかし、後期高齢者医療制度では、保険料が払えない75歳以上の高齢者から保険証を取り上げる、こういう仕組みが導入されました。保険料を1年以上滞納して、悪質滞納者というふうにみなされると、保険証を取り上げられ、かわりに資格証明書を発行される。そこで、病院の窓口でかかった医療費を10割、全額支払わなきゃいけない、こういう状況になります。この病院で窓口で10割全額払える人が、保険料を滞納するはずがありません。今も資格証明書を発行された人が受診おくれによって重症化したり、死亡する、そういう不幸なケースが全国でもありますけれども、このような事態を75歳以上の人たちにも広げていく、拡大する、こういうおそれがあります。

 広域連合が最初に出したパンフレット、これですね、医療制度が変わりますという最初に出したパンフレット、この中では、保険料を払わないと、資格証を発行する、つまり保険証を取り上げる、こういうことが書いてありました。ここですね、滞納が一定期間以上続いた場合には、保険証を返還してもらい、資格証明書を交付します。資格証明書は、被保険者の資格を証明するもので、お医者さんにかかるときは全額自己負担になります。このように最初のパンフレットでは書いてありました。しかし、福井県の社会保障推進協議会、社保協といいますけれども、とか各種団体や住民らとの交渉のもとで、新しいパンフレットではこの記述がありません。なくなっています。原則保険証を取り上げはしない、このように約束をしております。越前市としても、高齢者からの保険証を取り上げ、資格証の発行はしない。ぜひこの場で市民の前で確約、明言していただきたいと思います。お願いいたします。



○議長(福田修治君) 赤川市民生活部長。



◎市民生活部長(赤川廣喜君) 今御指摘の件につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律第54条に規定されておりまして、1年以上滞納なさった方に対して、2回ないし3回の催促をもっても応じていただけない、特別の事情がない方に限って資格証明書を発行することとなっております。何回も申し上げますが、誠実に保険料を納められている方の公平性、こういう観点から、広域連合が発行するものでございまして、うちは、本市としてはその広域連合の決定に基づいて事務を行ってるわけでございまして、しかしながら納付相談は前日の玉村議員の御質問にもお答えしましたように、一方的な原則論は一切言いません。真摯にその事情をお聞きする中で相談に応じてまいりたいと考えております。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) 今の部長の答弁は評価いたします。本当にその人その人のやっぱり生活の困窮度もありますし、いろんな条件があります。中には払える能力がありながら払わない、こういう方もおいでになるかもしれません。しかし、きちんとやっぱりその市民の立場で、そうした方々の暮らしを見ながら、しっかりと対応していただいて、国会答弁の中でも厚生労働省は機械的な資格証の発行はしない、こういうこともきちんと言っておりますので、そうした対応をとっていただきたい、このようにお願いをしておきたいと思います。

 次に、低所得者に対する補助といいますか、助成の問題でお聞きをいたします。

 先ほど申し上げましたように、非常に保険料が高額なものとなっておりますし、今まで払っておられなかった方も、今度は年金から引かれていくと。そういうこととか、あるいは1万5,000円以下の人は、今言ったように大変厳しい中でも一生懸命払っていかれると思います。そういう点で、低所得者に対しては保険料への直接の助成、あるいは保険料及び窓口一部負担の減免を行う、こういう形で医療を受けられない高齢者、そういう方々がいないような体制をとっていただきたい、配慮していただきたいと思うわけであります。

 ちなみに、千葉県の浦安市では、高過ぎる保険料を軽減するために助成を実施をするようであります。支給額については、1人当たり1万円。予算額は6,419万5,000円で、75歳以上の高齢者と65歳から74歳の寝たきり等の認定のうち、現役並み所得の人を除く医療費窓口負担1割の人、約6,000人。条例でなく規則で対応して、支給は銀行振り込みを行うと、こういう温かい配慮をしている。これが千葉県浦安市であります。このとおりとはいかなくても、何らかの形で助成をしていく、そういうお考えがないか、市長にお聞きをいたします。



○議長(福田修治君) 赤川市民生活部長。



◎市民生活部長(赤川廣喜君) 浦安市の例を議員お挙げになられましたが、浦安市は御案内のとおり人口15万8,000人でございますかね。従来から高齢者の医療に対してかなり特徴を持ったまちづくりをやっておられます。本市の場合、人口半分ぐらいなんでございますが、県の広域連合におきまして低所得者に配慮するような軽減措置も制度上ありますし、保険料の減免並びに窓口の一部負担の減免につきましては、議員のお訴えはよく私もわかるんでございますが、広域連合ちゅうのはそもそも国民皆保険ちゅうのは、本当の理想論を言いますと、国全体が統一された方が理想だと思うんですが、とりあえずは県一本で広域連合という組織を持って、財政力の弱い、強い関係なく、一定の保険料で平準化するのが目的でございまして、本市だけが独自の制度をやりますと、広域連合みんなで話し合って決めると、県下一本の統一の保険料という観点からすると、乱すことになりますんで、その点は御理解をいただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) 本当に市民のためになることは率先してやっていただき、ほかの自治体がそれを見習って広がっていただければいいと思いますんで、そうした点でもそういうほかの自治体にこだわらずに先駆けてやっていただけたらというふうに思います。

 次に、健康診断のことでお聞きをいたします。

 これもまた差別がここに導入されようとしてるわけでありますけれども、2月6日、厚生労働省が都道府県担当者会議で、75歳以上の健康診査から、血圧を下げる薬、インスリン、血糖を下げる薬、コレステロールを下げる薬、これらを服用してる者をこの健康診査から外せと、こういうとんでもない指示をいたしました。既に県内の自治体でも、慢性疾患を持っている75歳以上の高齢者に通知をして、健康診断を余り受けないようにさせる、そういう動きがあるようであります。

 3月5日、二、三日前ですね、3月5日に福井県の社会保障推進協議会が、この問題で広域連合に要請を行いました。中身は、後期高齢者以外の健診では、治療中であっても制限がないのに、75歳以上の人だけ差別を持ち込むことになると厳しく指摘をして、改善を求めたわけであります。これに対して広域連合の稲葉次長は、「国の通達は市町に通知しているが、実施は自治体に任せてある。問診票も、国のモデルは示したが、市町独自に作成すると思う。問診票に治療中と書いてある人が来ても、健診は受けてもらう」、このように答えています。希望者は全員健診を受けられるのか、このことを確認したところ、予算もつけてあり、そのとおりと言明をいたしました。

 越前市におきましても、後期高齢者の健診をこれまで同様、またそれ以上ということはあっても、決して後退をさせないようにしていただきたい、このことを明言していただきたいと思いますが、お願いいたします。



○議長(福田修治君) 赤川市民生活部長。



◎市民生活部長(赤川廣喜君) 今議員御指摘のとおり、3月5日付の厚労省の省令の告示がございまして、そこでもう官報に登載済みでございますが、そういう差をつけないと。むしろ、昨日も議員に御答弁させていただきましたが、74歳までの方の健診、それプラス75歳以上の高齢者の特有の特色を踏まえた健診を主眼にやっていくということで、厚労省も書いてございますんで、信じたいと思います。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) ぜひそのようにお願いをしたい、こういうふうに思います。

 きのうもちょっと玉村正夫議員も言いましたけども、非常に後期高齢者医療制度、大変難しゅうございます。私も大変苦労いたしまして、まだいまだに理解が深まっておりませんけれども、この後期高齢者医療制度をわかりやすく紹介したパンフレット、日本共産党が出しておりますけれども、「10問10答とことんわかる後期高齢者医療制度」、これなんかも高齢者の方々にも紹介すると、本当にわかりやすいということで、飛ぶようにっていいますか、飛びやしませんけれども、(笑声起こる)本当にわかりやすいということで評判いただいております。限定2部、ほんなことはないんですが、まだありますけれども、ぜひ理事者の方々ももうちょっと知りたいなと、知らんかったと、そういう方はないかもしれませんけども、また要望がありましたら、1部100円でお分けしております。

 そこで、最後になりますけれども、日本共産党がこれまでも運動してきたということを申し上げましたけれども、御承知のように、野党4党が28日、4月実施予定の後期高齢者医療制度を廃止する法案を衆議院に提出いたしました。

 4月から実施予定の後期高齢者医療制度は、本当に国民の怒りが広がる一方であって、中止、撤回や見直しの意見書を可決した地方議会、これがもう大分前ですけれども、もう512となって、さらにふえ続けています。本市市議会でも12月市議会でこの後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を出しておりまして、今継続審査となっておりますけれども、議運の方で採択の方向で進められるようにお願いもしたいというふうに思います。

 実は、これ3月6日の新聞ですかね、後期高齢者医療廃止を求める自民提案意見書を可決ということで、これ「赤旗」ですけれども、岐阜県の大垣市議会は3日開いた本会議で、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を可決したと。意見書は自民クラブから出されたもの。公明党だけが反対しましたと。さすがに(笑声起こる)公明党頑張りますけれども、意見書は高齢者への新たな負担や年金からの保険料強制徴収、さらなる負担増などの問題を指摘し、高齢者の暮らしと健康保持にとって重大な悪影響を及ぼし、高齢者に大幅な負担増をもたらし、生存権を脅かすと批判して同制度の廃止を求めています。自民党が出したんですよ。その中で、自民保守系の議員からは、戦後食糧難の厳しい時代に日本を支えてくれた人たちに、こうした負担を押しつけるのは申しわけない。このままでは選挙に勝てない。これはどうでもいいんですが、(笑声起こる)こういうことで、この政権与党の自民党が出した、決めた法案をこの大垣市議会では自民党が意見書を提出して、公明党だけが反対して、この意見書を可決してる、こういう状況ですね。

 ですから、市長は今も言われましたけれども、円滑なスタートが図れるように、こういうふうに言われますけれども、国民の怒りを背景にして政府・与党も実施前から凍結を言わざるを得ない、もう手直しをせざるを得ない、こういう状況なんですね。例えば、飛行機で言うならば、離陸する前にもう失速してしりもちついてる。こういう状況なんですよ。ぼこぼこで穴だらけ、エンジンもとれかかってる、こういう制度。これが知らないうちならいざ知らず、今こういう結果がわかっていながら、そういう飛行機に市長が高齢者に乗ってくれ、乗ってくれっていうのは、これやっぱり越前市民の長としてはちょっとどうかなというふうに思いますし、それからもう若い人たちがこれから今一生懸命働いて頑張っているのに、この後期高齢者医療制度を見て、ああ、年とったらおれらもああなるんかと、うば捨て山というふうに言われてますけども、展望がない、未来がない、こういう制度を一国一城じゃないですけども、この越前市長がやっぱり看過するということは、いささか市長の任としてはどうかなと、私は思います。そういう点で、後期高齢者医療制度、この落ちそうな飛行機を飛ばすことなく、離陸を中止させる、こういう立場にぜひ市長も立っていただきたい。中止、撤回するよう、越前市の高齢者を初め市民の長として国に要請していただきたい。重ねて、重ねてお願い申し上げますが、いかがでしょうか。



○議長(福田修治君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 前田議員、よく御存じのとおり、後期高齢者医療制度っていうのは、高齢化がどんどん進む中で医療費も増大を続けておりますので、国民皆保険制度を維持するために国が法律を制定して始められる制度であります。いよいよ4月からこの制度がスタートするこの時期においては、私どもは法律に基づいて円滑なる準備を進めるということが責任でございます。しかしながら、野党4党で廃止法案もお出しになってることでございますし、国会で新たな意思が確認をされ、法律が変われば、私どもはそれを受けてまた対応するということになりますので、地方自治体の立場では法律に基づいて、混乱がないようにしっかりとした準備を進めていくのが責任であると、その点を御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) その財源の問題とかいろいろあって、こういう医療制度っていうことでありますけれども、私はやっぱり一言申し上げれば、財源でいけば史上空前の利益を上げている大企業に応分の税負担をさせて、国民負担を減らして予算を医療と社会保障中心に組み替える。これ国政レベルですけれども、こういう形でいけば、こういう医療費の問題ぐらいは解決するんですよ。共産党や社会党が中心になって東京、大阪、京都など、革新都政、府政、県政やってましたけれども、そうした中では、65歳以上の高齢者は医療費は無料だった。それがだんだん後退して、今はこういう75歳以上の方からもこういう高額な保険料を取ろうという、こういう雲泥の違いですね。そうした点で、国のかじ取りも改めていただけないと思いますけれども、越前市は越前市として、市長はそういう市民の立場をおもんぱかってのひとつ行動、態度を要望しておきます。

 次に、中心市街地活性化基本計画についてお聞きをいたします。

 国の認定を受けまして、越前市の中心市街地活性化基本計画、これから進められようとしております。高齢者が利用しやすく、若者に魅力的な商店街の再生、これはそうはいってもなかなか困難な課題であります。

 商店街と公営住宅、病院、福祉関係などの公共施設を組み合わせたまちづくりの促進、生鮮産品の店の確保、空き店舗を活用したチャレンジショップ、高齢者のたまり場づくりや高齢者、子供連れの親子、若者が楽しみながら買い物のできる店づくりや商店街などの多様な企画や発想、本当にいろんな点で必要となってまいります。

 中心市街地活性化基本計画、これもざっと見させていただきましたが、これまでの取り組みの成果と反省という項目で各事業ごとの記述がありますけれども、随所に目にするのが市の財政計画との整合がとれていなかった、こういう記述であります。これは端的に言って、具体的にはどういうことなのか。今日までの中心市街地にかけてきた予算についての評価、また反省点について簡潔にまとめていただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 上野建設部理事。



◎建設部理事(上野定範君) 中心市街地の活性化に関するこれまでの取り組みに対する評価につきましてでございますけども、今先ほど議員がおっしゃったように、基本計画の中にも記載してございます。

 評価といたしましては、JR武生駅周辺、本市の玄関口にふさわしい整備ができたこと、また町の中心部では、蔵の辻、アーケード、街路灯など歴史、伝統を生かした景観整備によりまして町の核ができ、イメージアップ等、一定の成果があったと考えております。しかしながら、現在中心市街地におきましては、人口や歩行者数の減少、空き家、空き店舗の増加に歯どめがかかっておらないような状況にあります。

 これらの反省点といたしましては、町中居住を促進する取り組みがなかったこと、またハード整備にあわせた戦略的なソフトの施策が不十分であったことなど、さらには行政や商店街の取り組みが中心になっており、土地所有者や関係事業者、市民団体や学生など、多様な主体の参画と連携が不十分であったということも反省点に挙げられてると思っております。こうした点を踏まえながら、現在2年間をかけながら活性化基本計画策定を機に積極的に活性化に向けて取り組んでるところでございます。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) これまで主にハード面での開発行為が先行されてきたというふうに思うんですけれども、今後はソフト面での充実を図っていくという方向だろうと思います。大きな事業ですし、一つ一つについてはこれからのことですから、その過程の中でまた議論もあることと思います。

 最近、この市街地開発に関心を持つ人と一緒にまた歩いてみて気がついた点で質問したいというふうに思います。

 例えば、蔵の辻のイベントであります壱の市、これを毎週開催していきたいという、そういう方向が見えてるわけでありますけれども、これを成功させるための各種団体との合同イベントの開催とか、そのための話し合いの場など、具体的にそういう場が提供されてきてるのか。お話を地元の人に聞きますと、壱の市ですね、1回500人程度のお集まりで年間5,000人以上という方が参加をされてると。毎週集まって楽しんでもらえるような催しがここでできたらいいなと、こういうこともおっしゃっておられましたが、こういう点でその方向性ってのは大分筋道が立ってきてるのか、見えてきてるのか、現状をちょっとお聞かせいただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 上野建設部理事。



◎建設部理事(上野定範君) 今回の基本計画におきましては、多様な主体の参画と連携のソフト事業を中心に進めております。このため、さまざまな団体や市民との話し合いの場として、中心市街地の活性化協議会、あるいはまちづくり会社、まちづくりセンターなどの一体的な整備も今まで整えてきたところでございます。

 蔵の辻の事業につきましては、こうした場の中で具体的なアイデアを出し合いながら、ソフト面で現在活性化協議会の専門部会の中で賑わい部会というふうな創出部会というのもございまして、その中でいろいろな具体的な提案、それから実行に向けた手法について、月に2回程度集まっていろいろな参画をもって進めているところでございます。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) 時間が余りなくなりましたので、思った点をちょっと述べまして、質問にかえたいと思うんですけれども、この活性化協議会の構成の中では、確かに地元の西地区とか東地区、南地区、自治振興が入ってありますけれども、やはり市街地地区だけではなくて、周辺地区も含めた地区単位、あるいは学校単位でのイベント協力依頼など、市街地活性化を市民全体の意識に高めていくためにも、幅広く市民を巻き込んだ取り組みが必要だというふうに思います。その点も重々考えておられると思いますが。

 それから、イベント時には、そういう各地区からコミュニティーバスを運行させて、本当に市街地へ市街地へとバスが各地から出てくるような、そういうことなんかもトータル的に考えていただきたい。さらに、イベント時には天候に左右されないためにも、簡易大型テントみたいなものも準備をしていくこととか、あるいはまた商店街の空き店舗の活用方法も、屋台村といいますか、いろんな店をふやすということで、一時的でも人の回遊を図って滞在時間を少しでも長くする、そういう方法もとっていただきたいと思います。

 それから、たまたま歩いてたときに、大阪の若い人がグループが4人、男女2組見えておりまして、ほんで私蔵の辻におったんですけれども、歩いてこられたと。県外から来たんかなと思いましてどちらからとか、ちょっとなかなか根性要るんですけどね、そういう方に話しかけるのは。一応聞きました。ほんで、雑誌のちょっとした案内でちひろの家を見てきたと。その人は石川へスキーに行って、ほんでその帰りしまに、帰りしまっていうか帰りに福井に寄って武生でおりて、来られたと。ほんで、持ってた雑誌が「福井」というこれですね、こんなもんに載ってたんかなあと思って、私も早速本屋さん行ったり、コンビニ行ったりしまして、最後の1冊を買ってきたんですけども、在庫があったんかどうか知りませんが、こん中に本当にこの1ページの中のちょびっと、ちひろの生まれた家記念館とか、越前の里「味真野苑」とか、越前市については旧瓜生、これ鯖江ですか、ちょびっとですね、小次郎公園、紫式部公園、4つぐらい載ってるんですよ。これを見てあのちひろの家へ来たんやと。それで足延ばしてここ歩いてんですと、いいですねと、こういうふうに言われました。ほんで、車で来たので、いわゆるたくみのわざの観光案内所、あそこへ行ってないんですね。僕はあそこへ先に行きまして、地図を持ってたもんですから、これで歩いてくださいったら、あっ、こんなもんがあるんですかと。どこにあるんですかと。駅前にそういうもんがありますよと。そこは知りませんでしたということもありましたんで、私ちひろの家は非常に有名なところでありますし、そことのやっぱりタイアップを強めて、各方面に効果的なPRをもっと大きく載せてもらってもいいと思うんですけれども。

 それから、今言ったように、駅前は列車で来た人はいいですけれども、やはり車で来た人については、例えば高速のインター料金所、こういうところで希望者だけでもいいですわ、どっか行くとこないですかって言われた方にはすっと出すような、そういうものもぜひ準備をしていただきたい。

 それから、タンス町かいわいのおもてなし、ここも確かにいいんです。趣があって、いいタンスもあるし、かわいらしいタンスもあるし、ちょっとあけて入りたいなと思っても、かぎかかってるとか、だれもいないとか、御自由にお入りくださいって書いてんのに、だれもいないとこ入れないですよね。ですから、現状はそうですから、やっぱこれからのことだと思います。ひとつ来た人が足を入って本当に感心するような、芸術だと思います。そういうふうに思いますので、ぜひそういうところも理解をいただいて、大変やと思うんです。本当仕事しながらそういう人の相手もするっていうのは嫌だと思います、正直。私だったら嫌やなと、うざくらしいと思いますけれども、ぜひ御協力もいただいてやっていただきたい。

 それから、これまでの事業をしっかり総括して、反省しながら今後の取り組みに生かしていただきたいと思います。最後、もう時間がないんですが、これ要望にしときます。

 それから、妊婦健診の助成拡大についてですが、今越前市でやっております妊婦健診の助成は、世帯1子、2子の妊婦については、5枚ですね、無料券。それから、3子以降は11枚、こういうことはもう言いませんけれども、これ拡大して、今東京なんかでも、妊婦健診14回無料とか、福井市なんかではこれまで5回やったのを7回にしたとか、そういうふうに広がっておりますので、ぜひそういう方向も図っていただきたいし、それから県外からお嫁に来て、武生の人が県外でお産をされると、実家で。そのときには、やっぱりそこの、石川か富山か福井か大阪かわかりませんけども、そこで妊婦健診した場合でも、武生の受診票を出せば、出せばっていいますか、どういう形になるかわかりませんけれども、例えばそこで領収書をもらって越前市の窓口に出せば助成されるとか、そういう有効な活用も考えていただきたいと思いますが、この点について助成の拡大、回数をふやすという問題、それから里帰りで出産する病院でも、診てもらえば、後でお金が返るなり、何らかの形で助成ができる、そういう方法がないか、市長、お願いいたします。



○議長(福田修治君) 服部福祉保健部長。



◎福祉保健部長(服部秀一君) まず、妊婦健診の助成の回数の増についてでございますが、これ福井県は全国でも進んでいる方だというふうに認識しておりますんで、県内の状況を見ながら、今後考えてまいりたいと思います。

 それから、いわゆる里帰り出産で県外の医療機関で診られた場合につきましては、前向きに検討をしてまいります。



○議長(福田修治君) 前田修治君。



◆(前田修治君) はい、ありがとうございました。ひとつ前向きに検討していただいて、そういう助成が本当に生かされるように、どこで出してもお金はお金ですんで、どうかよろしくお願いいたします。

 質問を終わります。



○議長(福田修治君) 以上で前田修治君の質問を終了いたします。

 次に、発言順位6番、吉田慶一君。

 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 公明党議員団の吉田です。通告に従って質問を行わせていただきます。

 最初に、入札制度につきまして御質問をさせていただきます。

 昨年の9月の一般質問で、7月分の入札結果が武生西小学校の耐力度調査と瓜生水と緑公園造成工事を中心に、請負額が工事金額から比べまして78.8から76.2%が2件、58.3から56.4%が2件あり、明らかに赤字覚悟と思えるような入札結果が出ました。確かに入札は自由競争が基本ではありますが、このような入札結果が出るのは、とても越前市の業者を支援する入札とは言えなく、私は1,000万円以上の入札に最低制限価格を設けるように提案いたしましたが、そのときに理事者の方からは、検討するという回答をいただきましたが、その後の進捗状況を教えてください。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) その後、県内各市の状況でありますとか調査をいたしました。その結果、庁内の公正入札調査委員会でも検討、確認をいたしまして、よりよい品質の確保とダンピングの防止といった観点から、1,000万円を超えるものにつきましては、来年度から設定していきたいと思っております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 差し支えの悪いとこはいいんですが、具体的なやり方をちょっと説明できる範囲内で教えていただきたいんですが。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 落札決定方法でありますけれど、基本的にはこれまでの入札の方法と変わるものではありません。予定価格の範囲内で、かつ最低制限価格以上の入札申し込みに対しまして、最低の価格をもって落札を決定すると。最低制限価格を下回ったものにつきましては、失格になるというものでございます。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) これは当然ことしの4月から導入ちゅうことですね、はい、どうもありがとうございます。

 次に、県外の業者でも、越前市に営業所が、または登録さえしていれば入札に参加できるようになっていますが、私は昨年の9月の一般質問でも申し上げましたが、東京の業者が落札して、それを新潟県の業者に下請を出すと。さらに、それを新潟の業者が越前市の業者に下請を出すという事例がありました。結局下請した越前市の業者は、赤字を覚悟で請負することになったと。そういったこともかんがみまして、ここで私が提案をしたいんですが、今後こういうようなことが発生しないためにも、下請をある程度保護するような、こういう対策ちゅうんですか、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律ちゅうのがありますが、それに基づいて契約時にそういう指導することができないかどうかをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 下請そのものにつきまして、当事者間の自由競争という面もありますので、直接にはできないかと思いますけれど、今議員おっしゃりました公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の中で、施行体系図あるいは施工体制台帳というものがございまして、それを備えることが義務づけられております。それを検査時に確認をいたしておりまして、その中では下請に係る、いわゆる請書と申しますか、もコピーもつけて、なっておりますので、そこで適正な下請がなされてるということを確認いたしております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) ありがとうございます。そこでしか歯どめにならないと思いますが、よろしく強力に指導のほどをお願いしときたいと思います。

 入札に関しましては、これで終わります。

 次に、公園に高齢者遊具の設置をということで質問をさせていただきます。

 現在は、高齢化社会が急速に進み、2000年から施行された介護保険では、要介護と認定されるお年寄りが年々増加をしております。いきいき川柳の中に「ぼけないで ぴんぴんころりと 子孝行」という1首がありました。要するに、子供には迷惑をかけないで、死ぬまで介護を受けないで元気に長生きできるような社会をつくれと、こういう意味の趣旨やと思います。私はこの川柳にあらわされるような、これが今後の越前市の高齢化社会に対する目標ではないかと、そういうことがこの1首からうかがわれます。

 2015年には、4人に一人が65歳以上の高齢者になると言われております。その中で、2025年には520万人が要介護の高齢者に見込まれ、現在要介護者の半数以上が認知症になっております。施設入所は2006年の介護保険制度の見直しから、治療重点型から予防重点型に改正されて、入所には限界があり、在宅ケアが余儀なくされている現状であります。早期の認知症の10%は治療可能な病気で、放置すると、やがて治療で治らない認知症になると言われています。

 要介護になる原因には大きく3つの要素があると言われていますが、その要因は脳卒中、骨折、痴呆などがあります。従来行っていた脳卒中を防止するための食生活改善による生活習慣病の予防だけでは対応できなくなる部分が数多く出てきております。軽度の要介護者が一定期間後に重度化する傾向が高く、現行の給付内容では介護予防効果が上がっていない現状がうかがわれます。

 従来の予防事業は、一気に機能低下が起きる脳卒中を基準にしており、関節症などで生活機能が低下して徐々に身体機能が低下する廃用症候群や痴呆にも対応できる体制の整備がおくれているのではないでしょうか。このまま制度を維持していきますと、将来介護保険の保険料が上昇の一途をたどり、市民の負担が急激に増加することが予想されます。

 今、越前市では、特定高齢者介護事業を実施していますが、これは3カ月のみでほとんど今は実施をされていません。機械的トレーニングでは、高齢者が長続きできないのが現状であります。これからは越前市だけでなく、自治振興会も含めた総合的な要介護者を含めた、高齢者が生きがいを持てる対策が望まれていると思われます。その一環として、私は認知予防のための専門講習会を各自治振興会で実施するよう昨年の一般質問で提案しましたが、これは昨年5カ所とことし12カ所にかけて実施予定になっていますが、その高齢者の総合的な対策の一環として、新たに越前市や各自治振興地域に高齢者用の木製遊具の設置を提案します。

 この高齢者用の木製の遊具の公園等への設置は、今全国各地でかなりの反響を呼んでいて、高齢者が楽しく遊びながらストレッチや筋力強化、また素早い判断力や注意力を向上させる効果があり、さらに何といってもお年寄りの転倒防止や認知症の大きな予防効果があることであり、長続きして実施されており、高齢者間に口コミで広がっていることであります。

 知多半島にある東浦町は、14種類の木製遊具を設置し、人気を集め、全国の自治体や福祉関係者が視察に訪れ、各地に広まる兆しになっております。越前市でも一度視察に行けないか、また視察が無理なら、電話等で話を聞いたり、資料を取り寄せるなどして確認をするだけの価値はあると思いますが、御意見を聞かせてください。



○議長(福田修治君) 服部福祉保健部長。



◎福祉保健部長(服部秀一君) まず、東浦町ですか、これはもう早速資料を取り寄せていただきました。理解いたしました。

 それで、私ども健康21計画ですね、これの改訂版を今つくり上げようとしております。その中で1に運動、2に食事、最後は薬ったんですかね、何かそういうキャッチフレーズがあるそうですが、そういうことでございませんが、いつでも、どこでも、だれでも参加できるラジオ体操などの普及、こういったことを進めていきたいというふうに思っております。もちろん介護予防といたしましては、いきいきふれあいのつどい、それから新規事業になりますが、今立の社会福祉センターのトレーニングルームを活用した介護予防教室などを継続的に進めていきたいと思っております。

 なお、木製の遊具ですか、これこの社会福祉センターに幾つか備えてありますので、それも活用を図っていきたい。また、リハビリ関係にあるかもしれませんが、福祉健康センターにも木製の器具は備えてございますので、PRをしていきたいと。もちろん自治振興会の方にも、こういった介護予防等については、こういう木製の遊具についても進めていきたいというふうに思っております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) ぜひ広く流布をしていっていただきたいと思います。

 ここで確認ですが、なぜ私は木製遊具にこだわったかと申しますと、1つは木のぬくもり、それと楽しみながらやれるということで長続きすると。どうしても機械的なやつは長続きしない。そういったことがありまして、東浦町では人気があるみたいですが。

 この木製遊具はいろんな効果がありまして、この木製遊具は大きく今後広めていくためにも、地域介護・福祉空間整備交付金、難しい名前なんですが、これを利用することができ、屋内や屋外に設置しても冬季間は寒くて利用は無理やと思うんですが、春から秋までの期間を利用するだけでかなりの体力増強に効果があると言われてます。もう一つ効果的なのは、要介護老人の減少が見込まれる。それから、認知症予防に大きな効果が期待されてる。私は、もうこの前から認知症、認知症とばっかり言うてますが、非常に認知症が今潜在認知症というのがふえてます。

 越前市でも、そういったこの効果の確認を資料を通したり、また現地の視察は無理でも、そこら辺等の確認をしていただいて、せっかく今少しあるわけですから、効果的な木製遊具、例えば準備調整運動ができる、1つはですね。それから、次大事なのは感覚運動が養われる。いわゆるバランスですね、ちょっとしたことで転倒をしやすい。私のとこにも祖母がいるんですが、85歳ですが、1センチの段差がかなり障害になってると。やはりバランス感覚が失われてる。それが鍛えられる。3つ目が、体力の回復運動。さっきのだんだんと体力が低下して予防になっていくと、これを防止できる。それから、ゲーム感覚で頭脳運動ができる。これがいわゆる認知症を防止できる効果があると。だから、かなりの効果があります。そういった意味で、これを拡大したらどうかと思うんですが、今後の拡大していくという方向性をお聞かせ願いたいんですが。



○議長(福田修治君) 服部福祉保健部長。



◎福祉保健部長(服部秀一君) 介護予防の事業につきましては、毎年拡大をいたしております。いろんな方法があると思います。そういった中で、できる分については進めていきたいというふうに思います。これから特に、地域でのっていうのが大切だと思いますので、自治振興会で取り組まれるような事業については、私どもの方としてもいろんな形で支援をしていきたい、そういうふうに考えております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) ぜひ自治振興会にも、市の方から積極的にこれを推進をしていただきたいと、これが第1点です。

 次に、この木製遊具は、先ほど申し上げましたようにバランス感覚、体力回復、頭脳を刺激するエリアに分けて、そういうエリアがあるんですね、東浦町は。それをずっと回って歩くんです。それで4つの機能が回復されていくと、こういう仕組みになっています。この木製遊具を私は地元の木材やら間伐材を利用して、他の自治体にも販路拡大できる可能性があると。そういったことで、この伝統産業の一つである家具業界なんかで製作を推進していって、さらにそれを伝統産業の大きな発展への一つの序章にならんかと、そういった観点から御意見をお伺いしたいんです。



○議長(福田修治君) 西藤産業経済部長。



◎産業経済部長(西藤浩一君) 産業振興という面での木製遊具の今後の方向性ということでございますけれども、確かに高齢化社会に目を向けましたいろんな物づくり、そういう視点というのは大事でないかなと。可能性を秘めてるんじゃないかというふうに思っております。しかしながら、今直接お話しありました木製遊具を市の地場産業の中で開発できないかということでございますけども、なかなかちょっと調べましたところ、今すぐ作製できるっていう能力っていいますか、業者の方は今はいらっしゃらないということでございます。それ屋外での木材の加工技術とか、安全基準をクリアしなければいけないっていう、そういういろんな制約がございまして、直ちに今できるものはないだろうというお話でございましたけれども、これからそういうものの開発に意欲を目指される事業者がおられる場合は、市のいろんなチャレンジ事業とか、そういう一つの支援事業もございますので、十分に御相談に乗りながら、そういう開発を支援させていただきたいと思っております。

 また、遊具ということではございませんけれども、現在市内の地場の企業の中で、自社の特殊な加工技術を用いまして、高齢者の健康増進向けに日本レクリエーション協会の公認を得たり、市の教育委員会と連携をしながらニュースポーツの用具を開発されてるという事業者もいられます。その中では地場産の材木を活用されてるっていうこともお聞きしているわけでございます。

 また、さらに言いますと、指物技術という木工ですね、木工の技術を巧みに使われて、組木のパズルを開発されて、高齢者の指の運動とか頭の運動、そういうことに活用された、小さな商品ですけれども、それが非常に評判がいいというようなこともお聞きしておりますので、遊具にこだわらず、高齢化社会にふさわしいいろんな一つの健康づくりなり、福祉を充実、増進のための器具づくり等について、市もいろんな面で支援をさせていただきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 今年度の、20年度の予算書にも、間伐材等有効利用促進事業補助金が400万円、それから間伐材等安定供給促進事業補助金に280万円、合計688万円が計上されてますが、これを利用して間伐材を安定供給していくときに補助を出す。さらに、それを有効に利用していく事業にも補助を出していくと。この有効に利用していく補助の方が高くて400万円と。かなり私はこれはいい予算だなと思ってます。だから、こういったことを通しまして、黙っていては広がりませんので、積極的にそういったことも含めましてアピールをしていっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。



○議長(福田修治君) 服部福祉保健部長。



◎福祉保健部長(服部秀一君) 今先ほどもちょっとお答えをさせていただきましたが、介護予防事業を中心にして、あるいは健康づくり事業なども含めてですが、いろんな事業をやっておりますので、特に今立の社会福祉センターのトレーニングルームでの健康教室等も開催をしていきますのでその中で、そこにも先ほど申し上げましたように木製の、遊具ではありませんが健康器具がございますので、そういったことを取り入れながら検証して、いいものについては進めていきたい、そういうふうに思っておりますんで、御理解いただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) よろしくお願いいたしたいと思います。

 その中で、最後は追加ですが、あくまでも先ほど私申し上げました感覚運動が養われる。それから、ゲーム感覚で頭脳が養われる。それから、体力の回復が見込まれる。この3つが特に大事だと思います。この3つの遊具を使うかどうかで、将来要介護者がふえるかどうかという一つの大きなあれになる。もちろん木製遊具だけでは、これからたくさんふえる高齢者のほういう体力低下の防止は難しいかと思われますが、いろんなものを利用しながら、その中の一つとしてこの木製遊具も含めて使っていただきたいと。また、お年寄りは、晴れた日にはお孫さんを連れて、子供と一体になって遊具に東浦町ではやってるそうです。そういったことも含めまして、この点は要望しときますので、よろしくお願いします。

 次に、市民バスにつきまして質問させていただきます。

 先ほど言いましたように、2015年には4人に一人が65歳以上の高齢者になると言われています。私は、昨年の6月の一般質問で、65歳以上の高齢者が運転免許証を自主的に返納した場合は、市民バスの無料券を配布して、高齢者による交通事故の低減対策を実施するよう提案しましたが、早速越前市として、昨年の10月より異例の早さで取り組みをしていただきました。結果として、ことしの2月19日の4カ月で21人の高齢者の方が運転免許証を返納されたとお聞きしております。市民バスの無料券配布前の平成18年度は、1年間で9人しか返納者がなかったことから、かなりの効果があったことがわかります。ここで私は本格的な高齢者社会を迎えるに当たりまして、何点か提案とお願いをしたいと思います。

 最初に、この運転免許証を自主返納した高齢者は、現在免許証の有効期限までしか市民バスの無料券はもらえません。有効期限を過ぎてもバス代が無料にならないかということであります。免許証返納者21人のうち、70歳以上の方が20人を占めてるわけです。これはなぜかといいますと、65歳で免許証返納して、例えばあと2年しかないと。67になったら、もう車も乗れなくなる。という、そういった理由があるのでないかということも、何人かからお聞きはしております。そういった理由で65歳から70歳までの高齢者は、免許証を返納しにくいのが現状であると思われます。さらに、返納者を増加させ、高齢者の交通事故を少なくしていく上でも有効な対策と思われますが、御意見をお聞かせください。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 運転免許自主返納支援事業でございます。

 自主返納いただいた方、2月末現在では22件というふうに1件ふえてございます。

 また、免許証の有効期限までということですけれど、最低1年間は最短でも保障するというふうな制度になっております。

 この有効期限過ぎても、無料ということで延長できないかという御提案かと思いますけれど、そもそも市民バス100円という低廉な料金で利用をいただいてるということ、それとあとこの制度以前から例えば免許を持ってない方につきましては、ずっと100円で御負担いただくことになるわけなんですね。この制度に乗って返すとずっと負担がないというと、ちょっとそのバランスを欠くという点もございますので、そこは考えどころかなというふうに思っております。ただ、非常に一つの成果を見ておる事業でもございますので、ほかの市の事例等を参考にしながら、また改善すべき点があったら改善していきたいというふうに思っております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 私は、これはやっぱ無料という言葉につられる、効果があるんじゃないかな。ほれはいきなり差別が出るからということで、急にはできないという御返事ですが、やっぱ将来にわたってそういうことを検討していただきたいと。

 次に、市民バスは、現在武生エリアの9本を福井鉄道、また今立エリアで2本をヤマトタクシーが委託して、合計11路線が運行されとる。運行費用は大体5,200万円から5,400万円。今年度、20年度も5,499万円ですか、予算計上されてますが、収益を差し引いた分の委託料を福井県が2分の1補助し、残り2分の1を越前市で負担していると。大体二千三、四百万円ぐらいが越前市の負担かと思います。収益は約600万円前後と。17年、18年、19年見ますと、大体こういう現状です。年間の利用者数が路線1日平均5人未満の場合は、福井県の補助率がカットされると、ある程度。そういった理由やろと思われるんですが、利用者が少ない郊外路線は週2回しか運行されてない。大体火曜日と土曜日か月曜日と木曜日ですね、これが6路線ですか。

 年度別の利用者数は、17年度と18年度はほぼ同じで、約7万8,500人ぐらい。19年度は推測で約4,000人増加して大体8万1,000人から8万2,000人と、若干4,000人ほどふえると見込まれている。今後、確実に予想される高齢者社会において、大事なことは車を少なくするということも一つの大事な交通事故防止と、そういうことにおきまして大事なことでないか。そのための高齢者の手足となる交通機関を充実するということが、今後非常に大事になってくるんではないでしょうか。

 福鉄は、利用率も少ないと。市民バスは、もう市内全域を網羅してるわけですから、これからの交通の足となると、やっぱ市民バス、これが一番効果的な、また必要になってくる事業ではないかと。現在もそうだと思いますが、市民バスは普通の路線バスと違いまして営利事業ではない。むしろ今後の到来する高齢化社会に向けての必要不可欠な福祉事業ととらえて、県の補助が多少減額になろうと、やっぱ今後はこの市民バスの、高齢者もふえていきますから、増設を考えていく必要がある、そのように思うんですが、御意見をお聞きしたいと思います。今後の市民バスの取り組み方です。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 市民バスの今後の方向ということでございますけれど、若干ルートの設定に立ったことも含めてお話しさせていただきます。

 議員おっしゃいましたように市民バス、いわゆる路線バスとはルートを分けまして、漏れのないようにきめ細かな市内を走るということをまず想定して考えております。これ合併の際に、旧市町の両方の住民の利便性の向上ということを目的に、3年をめどに調整するということで検討、スタートいたしました。その過程におきまして、18年度におきましては住民アンケート、利用者アンケート、あるいはグループインタビュー、さらに全区長さんへの意見照会、そういったことを行ってきたとこでございます。そうした検討を重ねた上で実験運行を18年10月から行って、去年の4月から本格運行を開始したというとこでございます。

 その中ではいろんな御意見踏まえて、今考えられる形では、これが最善の方法かなというとこでルートを組んでいるとこでございますので。もちろん常に改善というのは考えていかなきゃいけませんけれど、どうしても効率とか経費とか、そういった当然制約もある程度御理解をいただきたいと思います。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 郊外6路線は、週2回の運行というのは、そういう経済的な面が一番大きいんでしょうか。週2回となった大きな要因を教えていただきたいんですが。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 先ほども申し上げましたような検討の中で、ルートの改善ということで、郊外ルートに関しましては、むしろ1便から増便という形になったかと思います。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 最初は1便やったっつうことが2便になったっつうことですね。要するにふやしたっつうことですね。(企画部長中谷章君「はい。」と呼ぶ)これで打ちどめでないかどうかっつうことが1つ。(笑声起こる)その点をちょっと、大事なことなんでお聞きしたいと思うんですが。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 先ほど申し上げましたように、効率、経費の面もございます。その中でできる工夫、例えばフリー乗降ということも始めましたし、そういった工夫も重ねていく余地もあるかと思います。当然よりよいものにしていかなきゃいけないわけですけれど、そういう検討は常に続けていきたいと思っております。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) その中で、民間バス路線が土日運休になる箇所が結構あるんですね。そういう箇所を土曜日か日曜日のいずれかでも市民バスが運行できないかということなんです。そうすることによって市民、特に高齢者への交通機関の利便性が向上して、逆に乗客数も増加するのでないかと思うんですが、考えをお聞かせ願いたいと思うんですが。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 先ほど申し上げましたように、いろんなアンケート調査等を踏まえて現在の形になっております。これはまた、よりよいものにするためには、やっぱりもう少し実態調査、あるいは成果等を見て日を考えて判断していきたいと思います。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 先ほどのバス停がなくても乗りおりできるとか、そういうなんもふやしたとか、それも非常に大事なことだと思うんです。私は、今すぐはできないと思う。今後、この15年間の間にかなりの高齢者がふえてくると。そういうことを見込んで、もちろんアンケートでされたちゅうことをお聞きしましたが、そういうことも踏まえまして、バス路線は何回も見直しを適宜やっていただきたいと。そして、少しでも市民の足となって利便性が増加する。そうすることによって町中の定住もある程度確保できると。市民バスもまちなか観光でも、今回一部試験的に予算が計上されまして、市民バスを使うということも出てますし、いろんな意味で市民バスの利便性、もうとにかくそれを有効に活用していかなあかん時代がもうすぐここまで来てるということで御理解していただきまして、ぜひひとつそういうことでそういう見直しをかけていただきたいということを要望します。

 最後に、温暖化対策につきまして質問を申し上げます。

 昨年の9月の一般質問で、私は温暖化対策について屋上緑化、また屋根や窓ガラスの特殊塗材、断熱材ですね、省エネ工法を公共施設から積極的に導入するように提案をしました。今後、公共施設の建設や大規模改修時にメリット、デメリットもあわせて検討していくとの回答がありましたが、その後の状況をお聞かせください。



○議長(福田修治君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 議員御提案のありました温暖化対策の工法の導入ということで、温暖化対策に効果があるといたしまして、屋上緑化や遮熱塗材、塗り材ですね、耐久性、遮熱性能、消音機能がある建築素材が、市のチャレンジ商品として認定されまして、それを受けまして昨年10月には、庁内で各課に商品を紹介するといったことも内部的にやっております。その結果としまして、この3月補正で御提案させていただいておりますけれど、国高幼稚園の遊戯室と屋根の改修工事、それと池ノ上勤労者スポーツセンターの屋根改修工事にこの遮熱の塗材、塗り材の商品を使用する予定をしております。

 また、現在建築中の南中山小学校校舎のエコ対策にも、当然こういった塗り材のほかにも深夜電力による蓄熱式暖房でありますとか、断熱材でありますとか、そういったところの環境対策には種々取り組んでおります。



○議長(福田修治君) 吉田慶一君。



◆(吉田慶一君) 積極的に導入されていると、これお聞きしまして、ほんで政府が今回提出する予定になってます省エネ改正法の概要が、この前19日明らかになりましたが、ビルやマンションの省エネ対策を強化して二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を減らすことをねらっていると。二重サッシや複層ガラス、断熱材の利用などが不十分な場合、国土交通省や都道府県知事が業者に改善命令を出し、従わない場合は100万円以下の罰金つきの是正命令があると、こういうふうになりました。延べ床面積が2,000平方メートル以上のマンション、アパート、オフィスビルが対象と。これが最近また300平米以上になりまして、300平米以上の建物、マンション、オフィスビル、また一定規模以上の一戸建て住宅の建て売り業者が対象になる。

 京都議定書で定められましたCO2などの温室効果ガスの排出量を、ことしから2012年までの年度の年平均で、1990年から比べまして6%削減するっちゅうことが決まったわけです。そういった流れの中で、屋根とか窓に、私は特定の業者を応援するわけにいきませんので、しかしこの越前市にこのような有効な屋根とか壁に効果がある断熱材を使用する。これも一つの業者の支援ばっかりにつながるのはちょっと問題がありますが、かなりの断熱効果がある。越前市でも環境計画で出前講座を各自治区にやっていただきましてやってる。民間でも、もうもちろんやっていくと。やっぱり一番悪いのがオフィスなんですね。企業が一番目的達成率が今までも一番いい。一番悪いのがオフィス、ほの次が一般家庭なんです。

 それで、そういう特殊断熱材を使いますと、屋根はもう半永久、それから温度がいいとこでは効果度が10度ぐらい下がります。だから、エアコンを使ってないとこもあります。そういったかなりの有効な効果があります。ほで、それは五、六年で元が取れます。イニシャルコストがほんだけかかるわけですが、五、六年で元が取れるんです。後はもう要らないわけです。そういったことも考えまして、まず越前市の方からさらに積極的に推進をしていただきたい。私、各部署ごとに聞こうと思ったんですが、今中山小学校の話も出ましたし、産業経済のも出ましたが、住宅の方も出ましたので、あと担当する部署の方、積極的にこのことをとらえていっていただきたいことを要望しまして、私の一般質問とします。どうもありがとうございました。



○議長(福田修治君) 以上で吉田慶一君の質問を終了いたします。

 暫時休憩いたします。

 再開は2時50分といたします。

        休憩 午後2時31分

        再開 午後2時50分



○副議長(西野与五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を継続いたします。

 発言順位7番、題佛臣一君。

 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 大志の題佛臣一でございます。発言通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 まず初めでございますが、都市計画道路戸谷片屋線道路改良事業についてでございます。これはきのう同僚議員の嵐議員の方から少し質問がありましたが、ちょっと重複するとこがございますが、ひとつよろしくお願いをいたします。

 この都市計画道路片屋線は、本市の骨格をなす最重点緊急整備道路でありまして、本市北部の土地利用の活性化を促進するため、本路線の早期完成が強く望まれる事業であります。県及び市においても全力で取り組んでいただいているところでありますが、戸谷片屋線の予定地の一部に汚染された土壌、地下水、産業廃棄物が検出されたことにより、周辺環境への影響を与えない安全な施工法の話し合いがなされております。

 そこで、質問でございますが、今現在どのような進捗状況になっているのか、教えていただきたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) ただいまお尋ねの県事業の施行の区間の一部におきまして汚染された廃棄物などが確認されたということから、周辺の生活環境に影響を与えないような工法などを検討するために、昨年11月に学識経験者や地元代表らで8人で構成いたします環境技術検討会を設置いたしまして、これまで4回の検討会を開催してまいりました。

 先般1月30日の第4回検討会におきまして、廃棄物対策を考慮した道路工法、また廃棄物の適正処理方法、汚染の拡散防止方法及び周辺環境への監視体制などについての基本的な方針を取りまとめていただいたところでございます。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 部長、今スムーズに話し合いも進められているということでございますが、この周辺の家庭の井戸からは有害物質は検出しないと、人への健康被害などはないというような報告もいただいております。私が聞いているところによりますと、この地下水が4メートルから7メートルぐらいに走っているというところを私聞いております。この辺につきまして、地元との話し合いはされていると思いますが、今の現在のこの点の話し合いはどのような状況になっておりますでしょうか。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) ただいま地元との協議はどのような流れちゅうんですか、状況かというお尋ねでございますけども、まず環境技術検討会の委員といたしまして地元の区長さんに就任をいただいて、検討会を公開の中で開催をしてきております。

 また、地元役員の方を中心に、検討会の開催ごとに県、市が連携しながら説明会を開催いたしまして、道路工法初め適正処理方法及び監視体制などにつきまして十分説明を行い、そこでの意見を検討会に反映し、生活環境への不安解消に努めてきたところでございます。また、近々に地元の全員の方々を対象に、3日間に分けまして検討会での結果を説明をさせていただく予定も立てております。

 今後は、検討会での方針を十分踏まえまして、工事着手前のモニタリング調査や、並びに詳細設計などを行った後、当区間の工事に着手したいという県の方からお聞きをしております。

 市といたしましても、これらの結果、また進め方につきまして県と連携をしながら、適宜説明会を開催し、住民の御理解を得られるよう鋭意努めてまいるとともに、本事業のさらなる推進を図ってまいりたいと考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 順調に話し合いも進んでいっておられるということで安心をいたしておりますが、1つちょっとお聞きしたいんですが、この工法ですね、オールケーシング工法っていう形で何か今進められているということなんですが、この工法について少しちょっとお願いいたします。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) オールケーシング工法、非常にちょっと専門的になりますけども、廃棄物をなるべく乱さない方法といたしまして、鋼管、大体1メーター50前後の鋼管をゆっくりと回転させながら静かに沈めていくと。ほで、その中の掘削土、もちろん廃棄物もございますけども、それをつまみ出すという工法で、それの鋼管ぐいを沈めていくと。ほて、中の掘削土を適切に処理すると。それから、その後鉄筋を組んだかごですね、それをその中に沈めまして、ほて下の方から生コンを注入していって、一本のくいに仕上げる。そしてまた、並行しながら、外側のくいを、鋼管を引き抜いていくということで現場打ちのくいをつくろうと。それによりまして廃棄物の処理量が非常に小さくなる。それから、くい工法ですので、今先ほど議員さん言われた5メーターから7メーター、そういう厚さのところもございますけども、そういうところの層に上からの荷重が直接行かないような、くいで支えるということで考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) このオールケーシング工法ということが一番妥当ということで、一番安全性であるということを私も聞いております。こういうところを住民の方に理解をしていただいて進めていただきたいなと思っております。

 東西にまたがるこの戸谷片屋線は、市長もいつも言われております沿線地域間のアクセス向上に大きく期待をし待ち望んでおります。県及び市においても、さらなる熱意ある地元地域への話し合いをしていただき、地元の皆様の理解のもとで順調に事業促進に当たっていただくことを強く要望をいたします。

 この質問は、これで終わります。

 次に、行きます。

 吉野瀬川河川改修事業でございます。

 この吉野瀬川河川改修事業も、吉野瀬川流域の洪水被害から守る安全・安心のための早期に完成させなくてはならない大事な事業であります。

 そこで、質問でありますが、現在の進捗状況、また問題になっております放水路廃棄物対策はどのように進められているのか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 県事業で進めております吉野瀬川改修事業でございますけども、河川整備計画では今後20年から30年間で、日野川合流点から河濯川合流点までの約2.4キロを改修する計画となっているわけでございますけども、現在日野川合流点から上流1.34キロメートルを緊急対策特定区間といたしまして、放水路の整備を進めております。用地買収の方は、ほぼ完了していると聞いておるところでございます。

 今お尋ねの放水路の事業用地の一部で廃棄物が確認されたということから、平成18年度に工事中及び整備終了後におきまして、周辺の生活環境に影響を与えないような工事方法、また廃棄物の処理方法などを学識経験者や地元代表者から成ります環境技術検討会を設けまして、対策を検討していただいてきました。

 この結果に基づきまして、廃棄物、また土砂などの運搬などに使用する工事用道路周辺の関係住民の方に対しまして、19年度より説明会を開催いたしまして、搬出に対する理解を求めてきているところでございます。

 関係地係住民の理解をいただいた後、工事用道路の造成などの整備を行い、廃棄物の搬出に着手すると、県の方からお聞きをしております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 専門家の方々にいろんな方々が集まって対策を練っておられるということで、その点は安心はしておるんですが、この廃棄物を3万5,000立米と聞いております。これ1日聞きますと、ダンプが1日40台から80台ほど通るというとこから、廃棄物を処理するために当たり、運搬路周辺の地盤の調査、これがちょっと心配されてくるんですね。その中で、現在どこまで調査は進められているのか。また、地元住民の理解はどこまで進んでおられるのか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 廃棄物及び土砂の工事用運搬路といたしましては、今までに複数案を検討してまいったわけです。これまでに地元地係住民への説明会を4回開催する中で、現在武生商業高校前を通るルートが有力な状況にございます。

 このルートは、これまで大型車の通行量が少ない道路でございましたので、今回搬出に当たりまして大型車の通行が増大することから、その通行に耐え得るかどうかを確認するために、路床試験を実施されております。

 結果といたしまして、吉野瀬川の堤防付近につきましては、地盤支持力が不足するために地盤改良が必要であることを地元に説明をしてきております。

 また、工事中の騒音、振動などにつきましても、関係地係住民に対し説明を行い、御理解を得られるよう県、市一体となり努めてきておりまして、引き続き早期に協力が得られるよう、県とともにさらに努力をしてまいりたいと考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) この点に関しましても、地元の住民の方の理解を進められながら進んでいるということでございますが、例えば工事の影響による周辺の建物、先ほど今ちょっと触れましたが、耐震ですね、例えば近隣する建物がありますね、地盤も今少しやわらかいというところから、その建物に対する耐震の対策ですね、これはどういうふうに今話をされておりますでしょうか。



○副議長(西野与五郎君) 中尾建設部長。



◎建設部長(中尾寛君) 工事用道路によります周辺建物への振動対策ですね、これにつきましては、周辺の建物調査、今の状況を調査するということでございますけども、それとか仮橋工事の、振動を与えないような工法検討などを行いまして、またダンプトラックの速度制限、それから道路の段差解消なども行っていくと、そういうことで対応していきたいということで県の方から聞いております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 吉野瀬川の仮橋をつくり、廃棄物を処理、運搬を3年から5年かかるというようなことも聞いております。3年、5年といっても長く、一口に言いましても結構毎日そういうダンプが通りますと、非常に地域住民の方も心配するところでございます。聞くところによりますと、先ほども言いましたが、近隣のその方々ですが、やはり自分とこの建物が、実は商業高校の前のその今工事が入る突き当たりのところがちょうど広っぱになってるんですね。そこに商業高校の前を時々大型バスが10台ぐらいあっこに駐車場になるんですね。入りまして、エンジンを例えばかけておきますと、そこに住んでおられる方の家が少し振動がするというようなことで、非常に心配をされているんですね。そこら辺等を十分にお話をして理解をしていただくのが一番かなと思いますので、やはり工事は地元の方の理解を第一にして、早期にこの河川改修の完成に向けて進んでいただきたいなと、そういうふうに思っております。

 また、3月には白鬼女橋が開通いたします。東西にまたがるこの一般県道福井鯖江線、白鬼女線ですね、完成は丹南地区全体の望みにもつながりますので、さらなる越前市としての対応を強く要望いたします。

 そこで、最後にこの2つのことに対しまして、市長に一言だけ御答弁いただきたいんですが、やはりこれ両方とも家久に入っておりまして、家久の方々は大変に今苦労されて、もう本当に今言われるように、幾度となく話し合いがされております。きのうの中西議員の質問にもございましたように、一部その話し合いの中でやはり心配される方がおりまして、そういう少し延びたというところも僕はあると思うんですね。やはり越前市の職員も一生懸命やってます。県の方も本当に一生懸命やっております。最後に、やはり本当に最後の攻め、もうここだというときには、これやっぱり市長が行って、何とか頼むね、お願いしますよ、一言言うだけで、やはりそこの住民の方々は安心するんです。ほっとすると思うんですね。やっぱそういうところを市長、現地現場主義って言ってるんですから、やはりそういうとこも積極的に顔出していただくと、地元の方もそこの近隣の住民の方も安心すると思いますので、どうかひとつそういうことも考えていただきまして、この工事、事業も、私地元3人の議員がおりますが、一丸となって今これに取り組んでおりますので、一緒に頑張っていきますので、どうかひとつよろしくお願いいたします。

 次の質問に入ります。(「答えてない。」と呼ぶ者あり)あっ、じゃあ、市長。(笑声起こる)(「自分から言えって。」と呼ぶ者あり)



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 今御質問いただきました戸谷片屋線並びに吉野瀬川の河川改修は、本市の交通体系の基盤であったり、あるいは防災上最も重要な事業だというふうに認識をいたしております。それぞれ県におかれて事業推進を図っていただくことになっておりますので、力強く県に事業をお願いをし、推進を図っていただいてるところでございます。

 しかし、題佛議員御指摘のとおり、環境上の問題がございますし、また住民の皆さんの御理解いただくことも不可欠でございますので、この点については、その大前提として環境対策、また住民の合意形成ということについて県、市連携を深めながら、今対応させていただいております。

 そこで、今後の対応については、県でやっていただくべきこと、それから市でやらねばならないこと、それぞれございますので、十分整理を図りながら、県にやっていただくべきはしっかりと住民の皆さんの御意向を県にお伝えをし、促進を図っていただくように私ども汗をかいてまいりますし、市として対応しなければならないことについては、どういうふうに対応できるか、十分私どもとしても汗をかきながら進めていきたいと思っております。非常にそれぞれ重要な課題でございますので、地元の皆様の御理解いただいた上で、安全に早期にそれぞれの事業が推進できるように頑張っていきたいと思いますし、地元の皆様の御協力も強くお願いを申し上げたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 市長、よろしくお願いをいたします。

 それでは、次の質問に入ります。

 次は、福武線存続についてでございます。

 この福井鉄道株式会社に経営陣を派遣してきた筆頭株主の名古屋鉄道は、約10億円の増資後、第三者に福鉄株を譲渡し、経営陣を撤退する。名鉄は10億円の増資は、あくまでも福井鉄道株式会社へであります。そのことから、福鉄全体の事業の支援に見えてきますが、越前市としては福武線の存続の支援なのか、福鉄事業全体の支援なのか、まずはお聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 現在の再建スキームでは、あくまでも福武線存続のための福井鉄道株式会社の支援でございます。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 私、今の現状では、福鉄全体の何か支援のように見えてきます。福井鉄道が福武線の運行を継続をもしする場合、私は福鉄はほかの事業を切り離して経営をするべきであると考えます。あくまでも支援は、今おっしゃいました福武線であります。今のこの状態だと、現在の経営のまま県も並びに沿線3市も、福鉄に支援をしていくことになっていますね。私は、新たな運行会社をつくって運営すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。



○副議長(西野与五郎君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 福武線のための支援というとこでございまして、スキームにおきましても、行政が支援する分野といたしましては、鉄道用地の取得、それと設備の更新、維持補修ということで、あくまでも福武線に限った内容というふうになっております。

 また、別会社設立ということにつきましては、これはこのスキームが合意を見て具体化されて、新しい経営陣が決まってと、その中での検討されることかと思いますが、今時点ではそういう話はございません。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 内容は違うということを今お聞きしましたが、ここで確認をしておきたいのですが、今次の新経営者をだれにするのか議論をされておりますが、再建スキーム、また再建方向を見ると、あくまでも福鉄が福武線を運行することになっています。もし、新経営者が決まった場合は、この福井鉄道に入って経営をされていくのか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 福井鉄道株式会社で新たに福武線を経営するわけでございます。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) そうなれば、今までと全然変わっていないんですね。やはり名鉄の優秀なる経営陣が福鉄、福井鉄道株式会社に入って経営をされてきた。この福鉄に優秀な経営陣が入ってきて、今まで運行してきたにもかかわらず、こういう赤字が出てきた。こういうふうに皆さんの支援をいただかないとできない状況になってきた。ということは、これまた一緒なことで、どんなすばらしい経営陣が入ってきても一緒になるのではないかなという気がするんですね。だから、これなかなか経営陣ちゅうか、新しいこの新経営者っていうのは見つからないなっていう気が今してきてるんですけど、今越前市においても区長会連合会が中心となり、署名活動が展開をされております。また、存続に向けた沿線住民約250人が参加をした市民フォーラムが2月25日に行われております。鯖江市の区長会連合会なども署名が4万120名、1月23日に提出をされました。これもすべて福武線存続のためなんですね。福井鉄道から運行業務を切り離して、私はえちぜん鉄道のように新会社、運行会社を別に設立すべきだと思いますが、市長は今現在どういうふうにお考えですか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 今回の県から示されたスキームは、福井鉄道株式会社を健全な財政状況に戻した上で、同社が継続運行するってことを基本に置いております。今、28億円もの債務がございますので、現実にはその利払いで運賃収入がすべて消えてしまって、しかも赤字がさらにふえるという悪循環になっております。私どもは、この健全な財政状況に戻すことで運行はしっかりと維持できるという認識を持ってるところであります。

 今、題佛議員御指摘のようなお考えというのは、えちぜん鉄道は第三セクターでありますから、そうなりますと、1つには、行政がさらに鉄道運行にかかわるということを議会として是とされるのかどうか、このことについての理解が必要だというふうに思いますし、さらには現在は福井鉄道株式会社ですから継続運行できますが、新会社ということになれば、多分一度鉄道がストップして新会社を立ち上げ、免許を新たに国土交通省から取得をしてというような、非常に膨大な事務作業も出てくるのではないかと思います。そういうふうなことをかんがみますと、果たして新会社を立ち上げて、行政がしかも相当中心となってこれだけの手続をしてやっていくことが、本当に今妥当であるのか、あるいは合意形成が得られるのか、私は少々疑問を感じております。そういう観点から一番望ましいのは、県が御指摘というかスキーム、提示いただいたような形で福井鉄道株式会社の財政状況を健全にした上で、同社に運行を維持させる、これが今置かれた中では最も望ましい形態だというふうに、そのように考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 県会の方でも、今奮闘をしておるみたいでございます。三セクで運行しているえちぜん鉄道と違い、存続後の責任所在が不明確なのが意見が今出ているというとこですね。やはり運行会社を全く新しい、今言われるように、新しい会社は新しい会社ですが、運行のひとつ会社を切り離すことによって、責任の所在、支援への明確さがわかると思うんですね。私、県がこのスキームを出して、今の福鉄が出しまして、県も沿線3市も、こういう形で今支援に向かって走っていますが、やはりこの先、これうまくいくんやろかというような雰囲気が少し若干してきました。

 やはりそこで、私市長にお願いをしたいのは、市長、存続は熱意がなくてはならない。市民の皆様の乗ろうという盛り上がりがなくてはならないと言っていますが、私はもっとこの越前市の市長がですよ、市長、積極的になるべきだと私思うんです。少しずつ市民の皆様の盛り上がりが出てきております。しかしながら、現在の経営状況と今後の10年後のランニングコストを見ると、設備投資額約31億円、維持修繕費が約12億円、名鉄が撤退した後の新たな経営主体や新体制を考えると、課題はたくさんこらあると思います。もちろん県のリーダーシップが必要ではありますが、私は今ここで越前市に本社がある福武線を存続に向けてのやはり強いリーダーがどっかから出てこなあかんと思うんですね。これは本社がある市長がやはりこれをとったらどうでしょうか。これについてどうですか。



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 率直に申し上げますが、福井県及び福井市の中の意見とすれば、第三セクターが望ましいという意見ございました。越前市と鯖江市が、福井鉄道株式会社がこの間丹南地域に特に貢献が大きかったことや、あるいは越前市に本社があること、さらには将来新幹線が開業したときには北陸本線と、これは第三セクター化されますけれども、福井鉄道が並行する形の中で第三セクターは難しいということを両市から強く県にもお願いする形の中で、今存続が福井鉄道を中心として議論されております。

 その背景にあるのは、私は少なくとも市議会の中からも、三セク化して越前市が中心となって存続することに対しては、非常に否定的な御意見が多かったというふうに判断をし、そのような意見を県に申し上げましたところであって、市として三セクが望ましくて、越前市がその中心となるべきだということであれば、改めて合意形成をやり直していただく必要があるのではないかと、私は大変今の御指摘に違和感を感じながら伺ったところでございます。

 ぜひそのところは、これまで議会の皆様からは福井鉄道という大変地域に貢献した企業が存続をするという強い意志がある中、やはり行政と民間との役割分担をしっかり峻別して、民間を支えるという形で存続を図れという御意見だったというふうに私は認識いたしておりますので、ぜひその観点で今回県からお示しいただいたスキームについて御理解を賜りたいと思います。

 なお、課題はたくさんございまして、先ほど御指摘あった経営陣の確保ですとか出資者の確保、あるいは債務処理の具体的な手法、こういうふうな非常に大きな課題が残されております。

 また、沿線3市、県と福井市を初め非常に広域的な鉄道であることを考えれば、やはり県の強いリーダーシップを発揮していただくことが、存続し、その後再生をしていくためには不可欠だろうと、私は考えております。しかしながら、市として当然その責任の一端を担うことはやぶさかでございませんし、越前市としても議会の皆様の御理解いただいた上で、十二分にその責任を果たす決意ではございますが、やはり福井鉄道がその存続の中心であり、それを支える行政の役割というのは、県のリーダーシップのもとで3市がスクラムを組んでしっかりと全員が汗をかいていくってことが大切だと考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 今県の、この前5日の新聞ですか、6日の新聞ですね、ちょっと気になることが書いてあったので、ちょっとあれなんですが、県の理事者は委員会で3市の責任について鉄道用地は3市に所有してもらうことになっており、鉄道を維持していく上で沿線の責任は重いと言ってるんですね。これ重いといいますと、こらもう本当に私が見る限りでは、これからどこまで負担をしていくのかなと。責任は一体どこへ持っていくのかな、そこんとこがまだ今経営陣が決まっていませんから、それはまだ今思案中だということになるんですね。そういう中で今進んでいます。

 私はここでもう一つ言いたいのは、今ここで越前市としての考えを打ち出していかなくてはならないと思うんですね。やるという強い気持ちで取り組んでいかないと、大変なことに私なってしまうかな。もっと強い気持ちでやるならやる。それで、やはりいろんな提案を私はしていけばいいと思うんですね。

 そこで、私は基本的に存続していく場合は、3市の負担は私は同じであってもいいと思うんです。それだけの提案を今からしていくべきではないかなと思っております。

 案を出します。

 今現在、鯖江市は駅が5カ所あり、中心市街地西山公園の真ん中を走る、まさしく市民密着型でありますね。しかし、越前市を見ると、武生新駅を入れて3カ所、中心市街地から北寄りに離れており、また越前市の駅はいずれも古く、特に西武生駅、家久駅は長年整備されていないように思われます。私は今の現状では、乗る運動を幾らしても、なかなか乗りにくいのではないかなと思います。

 そこで、提案です。

 先般いただいた資料によると、整備投資の中に新駅設置等の4カ所予定されているとありますが、今現在ある西武生駅、家久駅はかなりの修繕が私は必要だと考えます。駅は非常に不便であり、駐車場もほとんどなく、自転車置き場ものざらしであります。決して使いやすいとは言えません。利用者が乗りやすい、使いやすい駅にしていただくことがまず第一だと私思います。

 また、もう一つ提案があります。

 この2つの駅のほかに住宅地である平出町、芝原町の近隣に車も置ける広々とした駅をもう一カ所つくっていただきたいと私は要望いたします。これ西武生駅と家久駅の中間ですね。市民の皆様が乗りやすい環境整備をまずすべきと思います。市長はどう思われますか、この点についてちょっと。



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 後段の御提言は、ごもっともな部分がたくさんあるというふうに感じておりますが、これはまず鉄道を存続するということを確認した後の課題だというふうに考えておりますので……(題佛臣一君「わかります。それはわかります。」と呼ぶ)よく新経営陣が決まれば、経営陣の皆さんや県と詰めさせていただきたいと思っております。

 なお、題佛議員から県議会での県当局の御答弁等の御紹介もあったところでございますが、今回鉄道資産を3市で保有してほしいというのは県の強い意向でありまして、これえちぜん鉄道が上下分離方式、上下というのは下は県が汗をかくけれども、運行については沿線市町村を中心に三セクでやるというスキームを組まれ、その際に基盤の購入費の補助金は県がお出しになりましたけれども、その資産は当然のことながらえちぜん鉄道がその補助をいただいて購入するということで、結局は上、市町村を中心としたえちぜん鉄道株式会社が保有をされると。その前例に倣って、県は鉄道資産を保有することはできないということを主張されまして、それで存続を強く3市が求めるのであれば、費用負担の点についてはえちぜん鉄道のスキームを前提におおむね2対1と、そういう中で資産保有については3市で汗をかいてほしいと強い要請があったところでございます。

 私は、鉄道を運行するという立場に立てば、そのことについては受け入れなければならないだろうというふうに考えております。しかしながら、私どもが鉄道資産を持つから、すべての運行後の責任を3市でやるということでは、これはございません。むしろ先ほども言いましたような優良な経営陣、出資者の確保の問題ですとか、債務処理の具体的な手法等、あるいは不要財産の処分、これは今福井鉄道がある財産処分ということになりますけれども、いろんな課題が残されております。こういう取り組みをしっかり行政側が確立して新会社を支えていくためには、私ども3市の市長の間では、県に新年度、新しい福井鉄道、再生する福井鉄道を支えるための組織を県の中に設けていただくように要請をしております。そこに3市から職員を派遣することについても、3市長の中では合意をしております。それだけの体制を県がつくっていただかないその限りは、今残されてる課題が十分に整理をされないであろう。そのことが十分整理をされなければ、冒頭題佛議員が御心配になられたように、新しい会社が立ち上がっても、責任を持って運行するって形にならない。だからこそ、当初今残された課題をどう詰めていくかっていうことが、20年度の大きな課題だというふうに考えております。そのためにも、やはりリーダーシップを一番発揮していただくべき県の中に組織を置いていただいて、そこに3市が職員を派遣する中で、県と3市が十分連携をし、役割分担をして、この新しく再生をする福井鉄道を支援していく、これが私は行政のしっかりとした決意であり、役割分担につながっていくと考えているところでございます。

 ですから、鉄道資産については私どもが持つ、そういうことについて私は県の強い要請を受け入れなければならないと考えておりますが、そのことと責任の所在っていうのは別の問題で、やはり県のリーダーシップのもとでそれぞれ3市も応分の責任を果たしながら、一緒に汗をかいていくってことが大切だと考えています。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 市長の答弁で大体わかってきましたが、県に本社を置いて市の職員を派遣するというようなことも考えておられるということでございます。

 私は今のうちから、やはりそういう計画も盛り込んだことを考えていくのがいいのかなというふうに思っております。越前市は待っているのではなく、経営的な考え方を前面に打ち出して、乗る運動はもちろん必要であります。この越前市に来る運動、越前市に来たがる新しいまちづくりに向けた施策、企画を積極的に考えていただくことを強く要望いたしまして、この質問は終わります。

 続きまして、中心市街地活性化について質問させていただきます。

 昨年11月に作成されました中心市街地活性化基本計画に、旧法に基づく前基本計画で実施した事業の成果と反省が記載されておりましたが、前基本計画の事業の反省点をどのように考えておられるのか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 上野建設部理事。



◎建設部理事(上野定範君) 先ほど前田議員にもお答えして重複するかと思いますけれども、これまで旧法におきまして計画をしておりました、その反省点といたしまして、JR武生駅周辺整備、あるいは蔵の辻、アーケード、街路灯など歴史、文化を生かした景観整備によりまして、町の核ができ、イメージアップ等、一定の成果があったとは考えております。

 しかしながら、反省点といたしましては、町中居住を促進する取り組みがなされなかったこと、またハード整備にあわせた戦略的なソフト施策が不十分であったこと、またこれらを町に対する推進組織がやはり確立できなかったというようなことが挙げられると思います。

 そういうふうな観点を踏まえまして、現在そういうふうな活性化基本計画認定を受けながら、こういう反省点を踏まえて取り組んでいるとこでございます。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) それ、ちょっと時間もないもんですから、少し早目に進めたいと思います。

 多分原因の中に駐車場も大きな原因の一つだと、私思いますが、今回予算化されてます中心市街地の駐車場整備事業として、地元商店街連盟に管理委託する町中無料駐車場の利用対象者や効果をどのように考えておられるのか。また、暫定整備として予算をとっておりますが、今後どのように運営をされていくのか、お聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 上野建設部理事。



◎建設部理事(上野定範君) 町中の駐車場整備の件でございます。

 この駐車場の件につきましては、これまで計画を立てる段階で、町中に駐車場が必要であるということを議員さんからも御指摘があります。いろんな委員からも御指摘があったことでございます。

 この事業につきましては、蔵の辻や商店街、まちなか観光などに車で訪れる人の利便性の向上を目的として、市が空き地を借り上げまして、地元が管理していただくことによって無料駐車場を確保するものでございます。

 駐車スペースにつきましては、特に観光バスが市内に入ってくることができないということで、観光バス2台及びマイカー13台を予定をしておりまして、市内外の人が利用できるような形をとっていきたいということでございます。

 また、本事業につきましては、まちづくり交付金事業の社会実験事業ということで位置づけておりまして、利用者からのアンケートもともに実施しながら、今後の効果や利用状況を確認しながら検証していきたいというふうな試みでございます。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 今回の基本計画の中で空き家、空き店舗、空き地化が進む理由の一つとして、税対策のためにも老朽化した空き地を放置しておくことが挙げられています。もし貸し家、貸し店舗として提供しても、高額な家賃では借り主が見つからない。結局持ち出しになってしまうんですね。それぐらいならそのままにしておいた方がいいということになるんですね。

 そこで、提案ですが、貸し家、貸し店舗として提供した場合、固定資産税の減免など、貸し主の負担が軽くなるようなことができないでしょうか。借りる側への支援と貸す側の支援、両方への支援を考えてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。



○副議長(西野与五郎君) 堀川総務部理事。



◎総務部理事(堀川覺年君) 固定資産の減免につきましては、地方税法並びに市税賦課徴収条例、これに基づきまして実施をしているとこでございます。

 ただいまの貸し家、貸し店舗に対する減免の適用条件でございますけども、一応3つの要件を必要としております。

 まず第1点が、利用目的が公益性があるということでございます。2点目が、利用形態が専用性があると。専らその目的に沿って使ってると。それに3点目が、いわゆる非営利性があると。この場合ですと無償貸与と、こうした3つの要件が整っておれば、減免の対象になると。それ以外の場合には、税制面からのやはり軽減措置は困難であると、そういうことであります。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) このことにつきましては、私は真剣に取り組んでいただきたいなと思っております。

 時間がないので、次行きますが、観光客を対象にした取り組みが計画されており、にぎわいのある町のイメージが大きく膨らんでまいります。しかし、それに加えた歴史、文化の町越前市としての全国への若者や研究家たちが越前市でしか学べないもの、このことなら越前市に行けば知ることができるといった越前市のゆかりのある、例えば紫式部資料館をつくるとか、学べる越前市としてもPRするなど、観光以外での来訪者を考えることも大切なのではないでしょうか。また、資料館での研修や講義などを開催して深く知ってもらう、学んでもらうなど、越前市でしか、越前市だからといったような独自性を持った取り組みも必要なんではないでしょうか。そういうことも含めて考えていただきたいと思います。

 歴史、伝統を持ち、歴史資源が豊かな越前市の町並みを見ると浮かんでくる光景は、1601年に本多富正がつくり、約400年、道の真ん中に流れていた川と松並木です。平成13年に現在する古い蔵などを店舗や住宅として再生し、風情豊かな町並みに整備された蔵の辻は、国土交通大臣表彰の都市景観大賞を受賞しております。私はその蔵の辻の周辺に用水路と松並木を復元し、風情のある町並み、越前市の誇れる場所として、また市民の安らぎの場として、この用水路と松並木を復活、ぜひしていただきたい、そんなふうに思っております。

 空き家や空き店舗の増加の原因としてさまざまな問題があります。最も大事なのは、そこに店を出したい、そこに住みたい、そこに行きたいという魅力です。人が人を呼ぶんです。歩ける場所をつくったらどうかと思います。観光やイベント等の取り組みと同様、越前市に合った環境づくりは大切なものと考えております。ぜひこの用水路と松並木の復活計画をしていただきたいと思いますが、このことについて最後に市長の答弁をお聞きして終わります。



○副議長(西野与五郎君) 上野建設部理事。



◎建設部理事(上野定範君) 今議員さん御提案の松並木、町用水の再生でございます。

 確かに、旧北陸道にありましては、松並木、町用水の再生が現実化すれば、これは非常に活性化にとって大きなインパクトになるということは思っております。

 しかしながら、やはりこの事業をするに当たりましては、今現在ありますアーケードの撤去、あるいは道路の問題、現状相当狭い道路になっておりますし、それから自動車の通行や停車場も不便になるというふうな課題も含んでおります。また、そこに住んでいただいている市民のコンセンサスも重要かと考えておりますし、今まちづくり交付金事業としては5年間ということでございますので、その5年間ではもうそれは無理やというふうな見解で、今後の課題というふうなことで私どもは考えております。



○副議長(西野与五郎君) 題佛臣一君。



◆(題佛臣一君) 今まちづくりは5年間と聞きましたが、まちづくりは一生でございます。一生この越前市のまちづくりに取り組んでいただきたいなと思っております。

 最後に、やはり斬新な考え方、思い切った施策を打ち込んでいないと、この越前市の町は今のままでは死んでしまいます。やはり行政側もそういう思い切ったことを考えて、新しいまちづくりに望んでいただきますことを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(西野与五郎君) 以上で題佛臣一君の質問を終了いたします。

 次に、発言順位8番、城戸茂夫君。

 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 政新会の城戸茂夫でございます。発言通告に従い、一般質問をさせていただきます。

 先ほど題佛議員が福鉄のことについて触れられましたので、私は発言通告5番目の福井鉄道福武線のことについて、これ先にこの件についてお尋ねをしてまいりたいと思います。

 長い間なれ親しんできた鉄道だけに、市民の愛着も福武線には強いものがあります。それだけに再建が前提となる方策が示され、それを受け入れる方向で進んでいるようであります。私は、この福井鉄道福武線の存続について、先ほど題佛議員が市長のトップとしての強い意志を示すことが必要でないかという点に関しては賛成であります。

 その存続についての視点を大きく3つほど挙げますと、越前市としての公共交通体系がまちづくりには非常に必要であるという観点、そして2つ目には、効果的な利用促進策の明示、今乗る運動とか、いろいろなことが言われております。これでは心もとないというわけであります。3つ目が、非常に財政厳しい折から、越前市の財政負担の、それに耐えられるかということが挙げられると思います。この3つの観点について、私は奈良市長が強いリーダーシップで示していただきたいと思うわけであります。

 また、ここまでの進んできたことに関しては、新聞報道のとおり、ほとんど広く市民の知るところでございますので、ここでは今までのことを省略して話を進めてまいりたいと思います。

 この福井鉄道福武線存続に向けて踏み出すのには、越前市としては駅が3つしかないという、利用客を増加させていくにも駅が3つしかないと。この不利な条件を補うのに西武生駅、ここを駐車場を完備したパーク・アンド・ライド、そして市民バスをそこへほとんど連結させて、現在の市民バスも福祉バスから出発をしておりますので、市民の足としては不十分かという気がかねがねしておりました。最低毎日運行が前提になるかと思います。そして、朝晩、そしてお昼の用事のとき、最低何便かというのは検討の余地があると思いますが、市民バスとの接続、またまた今北海道とか静岡で試験運行がされておりますが、電車とバスのあいのこのDMVというのがございます。DMVに関しては、残念ながらもう少し先の話になるやに聞いておりますが、こういった越前市としての駅の少なさから市民の利用をドラスチックに変えていくということに関しては、市としてかなりの決意が要ると思います。

 まず1点、今の利用客をアップするのに、市として相当の覚悟があんのかどうかについてお尋ねをしたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) まず、現在市民バスとの関連について、ちょっと御説明をさせていただきます。

 先ほど吉田議員の御質問でも市民バスについて触れさせていただきましたけれど、そのときにルートの改善を行ったという中では、すべてのルートにつきまして武生新の駅を通る、発着するというふうになっております。

 また、市街地の北ルート、南ルートは、1日8便の運行をいたしておるところでございます。

 さらに、議員御提案になられましたように、根本的と申しますか、市全体の公共交通体系の中で位置づけて活用していくべきかというふうな御提案かと思います。

 そのことにつきましても、もし今提示されておりますスキームでもって存続していくということを前提としての話になりますが、そうであるならば、市の公共交通活性化会議というふうな会議もございますし、市としても当然懸命に取り組んでいきたいと。また、お話でありました西武生でのいわゆるパーク・アンド・ライドにつきましても、浅水とか水落の駅とかでもございますので、それもまた県とも協議していきたいというふうに思っております。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 非常に前向きの御答弁でありました。

 現在、武生地区、それから今立地区、両方、越前市の場合は福鉄を利用する場合に、まずその3つの駅にどうして行くのかという大きな問題があります。家族に駅まで送ってもらうんなら、もうついでに福井まで行ってしまうとか、鯖江まで行ってしまおうとか、そういうことにもなりかねないというのが、この長い間で三百数十万人から160万人に利用客が減少してきた大きな原因でないかなというふうに思います。

 こうしたモータリゼーションが定着した現状、いつまでも続く保証はないと思います。現に、きのうWITの原油の価格が106ドルを突破しました。こうしたことで120ドルまで行くと言われてる原油。ガソリンが高くなれば、こうした公共交通機関に市民の足ももう戻る可能性もあります。こういった観点からも、必要な公共交通機関、存続を前提で考えるのには先ほど申したように、28万人という非常に少ない利用客ですね、1日に直すと1,000人足らず、往復を考えますと、四、五百人という市民しか利用していない。これを本当に市民の足として活用する、そういう思い切った取り組みを越前市としてなさるということであれば、これは何としても支えていかないかんというふうなふうに考えます。

 この福鉄の存続について、奈良市長の強い御意志をお伺いできればと思いますが、ここでお聞かせください。



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) 私は、城戸議員、先ほども御指摘いただいたとおり、公共交通のあり方について、さらに行政として汗をかきながら体制をしっかり構築するということは、時代の要請だというふうに考えております。

 県とこの間議論をする中でも、新駅設置等について県から4つほど駅を設置したらどうかというふうな御提案もあったように耳にしておりますし、そのうち一つは越前市内に、たしか西武生と家久の間というふうに聞いておりますけれども、こうした区間に駅を設置したらどうかという御提案があったり、あるいは駅舎、ホーム等の改良、さらなる低床車両の導入、こうしたことについても、こちらの方は県が中心に設備投資の一環として研究いただけるという話も伺っております。

 そういうことをかんがみますと、当然市としての市民バス等含め、連携の問題、御指摘いただいた部分でございますが、こういった点も含め、さらに今以上に体制を確立して、福井鉄道を残したことが結果として正しい選択であったと、その後に評価いただけるようにしっかりやっていくことが課題だろう、当然のことだろうというふうに思います。そのために我々どのような内容をさらに詰めていくべきか、これは先ほど題佛議員にも御答弁させていただいたとおり、新経営陣が決まれば、こういった経営陣の皆さんや県及び3市とともに十分議論を深める中で取り組みをしていきたいと思っております。そのためにも、今議会におきまして議会の議員の皆さんが県がお示しいただいたスキームで、まず存続に向けて踏み出す。そしてさらに、内容を県と3市で詰めていくということについて御理解いただくことが不可欠でございますので、ぜひ御理解いただいた上で、その後議会や市民の皆さんの御期待に沿えるような取り組みをぜひさせていただく考えでございますので、重ねて議員の皆様の御理解、お願い申し上げる次第でございます。よろしくどうぞ。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 奈良市長の強い意志を感じました。本来、議会の役割というのは、市長の出された議案について審査をしてというのが大きな役目でありまして、議会が議論の上方向性を示すという役割ではないのであります。やはり奈良市長の強い意志を受け取って、議会としてもそれを尊重して、そして審議に入っていくというのが自然な順序じゃないかなというふうに思います。

 新しいスタートを切ってからの話になるかと思いますが、この福井鉄道福武線、本当に存続後、残してよかったという答えを出すためには、今現在低床になって非常に揺れの強くなってしまった車両、これは何としてもレールを整備して、揺れの少ない、乗り心地のいいものにするとか、それから以前ありました武生新から福井へ向けての急行ですね、今は朝はあるのかもしれませんが、ほかの時間帯は20分置きの普通電車ばかりだというふうに理解をしております。これも武生地区の人が福井へ向けて、JRとの時間の比較から福鉄に乗らない理由の大きな一つじゃないかと思います。あと密度の濃いダイヤ、そして先ほど申し上げた市民バスですね、本格的な市民の足としての市民バスとの組み合わせ、こういったことから、抜本的に越前市の公共交通体系を体系から考えていくということで、力強く市長にも取り組んでいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それでは、初めに戻りまして、行政改革の推進についての質問に入らせていただきます。

 行政改革の質問をさせていただく前に、住民はどんな気持ちで税金を納めているのでありましょうか。私は、いま一度思い起こす必要があると思っております。長引く不況の中で、固定資産税の滞納に苦しむ商店主の方や御主人が昨年の暮れ、人員削減で職を失われて奥様がパートで家計を支えている苦しい現状、そうした中で子供の欲しがるクリスマスプレゼントも我慢をさせて何とかおくれぎみの税金を分割して納めている方、こういう方の相談を受けて、本当に私たちは預かった税金を一円もむだにすることなく、何のために税金を払ってるのか、市民はやはり夢のある越前市、そして少しでも暮らし、便利な生活、そういうことを期待して税金を払っているのだと思います。この観点から、私は行政改革の推進ということについて質問をさせていただきます。

 1番目でありますが、市の職員数と、それから職員の給与を示すラスパイレス指数ですね、さらには職員の福利厚生費、そして職員に関する諸経費が県内他市と比べ優遇されていることが数値を上げて、また表をつけて新聞で報道されました。そして、広く市民の知るところとなっております。問題は、こうした一連の実態を私たち議員が新聞報道で初めて知るということであります。この点に関しましては、市長は昨年12月の議会で私の政新会としての代表質問の中で、このラス指数や職員の給与問題の質問の答弁の中で、職員組合と話し合っていきます。そして、議会にお示しいたしますと答弁された経緯がございます。このチェック機能を問われてる議会は、何のためにあるのかと市民の方に詰め寄られると、私は理事者の議会軽視の姿勢がこういうところにあらわれてくるのでないかということを思うわけなんでありますが、これに対して市長の御見解をいただきたいと思います。(「そうだな。」と呼ぶ者あり)



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) その点については随分誤解があるようでございまして、議員もよく覚えておられると思いますけれども、12月議会の開会日、所信表明の中で私が来年度から新たな住民負担をお願いすることも考慮し、職員の給料につきまして切り下げを職員組合に対して提案したところでありますということを提案理由の中で申し上げました。これ、どこにも発表してないことを一番最初に議会の場でそういう取り組みを今組合に対して投げかけをしたということを説明させていただいております。そういう意味では、この提案理由の中で申し上げたことを一つとっても、一番理解を求めるべき、またしっかりとそのことについても御論議いただくべきお立場の議会に御説明したということは、御理解いただきたいと思います。

 また、職員組合との交渉でございますけれども、これ地方公務員法の第55条の中で、職員給与というのは当然職員の給与でございますので、その交渉事項だということが確認をされております。ですから、職員組合と提案をし、協議をしていくということは、手続的にも私は妥当なことだというふうに考えております。

 また、今日までも越前市といたしますと、市の広報あるいはホームページ等を通して、職員の給与等のいろんな情報については公開をいたしておりますので、決して議会等に適切な情報をお出しをしないとか、あるいはおくれぎみに御報告をするということではございませんので、この点についてはぜひ御理解をいただきたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 決して議会軽視でないということでございますので、今後ともそのようにお願いしたいと思います。

 私は、この職員給与に関しましては、これまでも何度もこの議会で質問をしてまいりました。議会側は、いつも資料が不十分なまま質問をする羽目に陥っております。私は、これまでも消化不良のまま理事者に巧みにかわし切られた経緯が何回もあります。こうした中での今回の新聞報道で、私が新聞で初めて知るという結果は非常に残念な気持ちでいっぱいでございますが、今後確認のためお聞きいたしますが、今回市長、1%削減を出されておりますが、今回の措置で来年ラスの指数としてどういう指数になるのか、お聞かせ願いたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 加藤総務部長。



◎総務部長(加藤進君) 昨日も御説明をさせていただきましたが、議員御承知のとおり、ラスパイレス指数は国家公務員の給料と比較をいたしますので、その年の国家公務員の職員数等で流動的な部分があり、断言はできないところがあります。この点は御理解をいただきたいと思います。

 現状あくまで現在の数値の試算でございますけども、昨日もお答えをいたしましたとおり、1%強の削減の見込みを持っているところでございます。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 1%の引き下げの予定をされておるということで、依然として100を超える高い水準にあるということだと思いますが、それでよろしいんですね。



○副議長(西野与五郎君) 加藤総務部長。



◎総務部長(加藤進君) これも昨日お答えをいたしたとおり、職員の異動等によっても変わるような数値でございます。今まで申したように流動的と申し上げた、そこの点でございまして、それらによって100を切る場合もありますし、その点は流動的であくまで御理解をいただきたいと。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 何度となく私を含めて何人かの議員がこのラスパイレス指数について質問をしております。そのたびに市の答弁は、ラス指数だけでははかれないんだと。まるでこの指数に欠陥があるかのような答弁が何度も続いています。

 それでは、お隣の鯖江市とか県内の他市、その90台で出しておるとこと100を超えている越前市と比較にならないということになるのでしょうか、総務部長、もう一度。



○副議長(西野与五郎君) 加藤総務部長。



◎総務部長(加藤進君) 基本的にはラスパイレスの数字については、今ほど申し上げたとおりでございますが、そういった諸状況をかんがみて市民に対して何らかの形で説明をしなければならない、そういったことから、諸状況を考えながら、今回職員組合に対しても苦渋の選択をしていただいたところでございます。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 1年限りの職員給与1%削減であります。ここで人件費についての市の考え方をお聞きしたいわけでありますが、一般会計18年度の決算までしか出ておりませんが、越前市の普通会計は290億円規模であります。ここで人件費が55億円というふうな計上が決算書を見ても予算書を見ても出てるかと思います。人件費といいますのは、ふだん一般の会社で言いますと、人に係る経費すべてを指すわけなんですね。越前市の人件費というのは、この55億円ですね、18年度。この人件費というのは、どういった位置づけなのか、お答え願えますでしょうか。

 (資料を示す)ちょっとこちらの方から言います。パネルを用意するまでもないと思いましたので、このA4判の数字で言いますと、普通会計290億円の中で人件費は55億円というふうにしか書いてございません。しかし、人件費は人に払う、人に係る経費だというようなことになりますと、この下の物件費34億円の中に2億9,000万円臨時職員の方や嘱託職員の給与がここに入っております。そしてまた、投資的経費、普通建設費ですね、建設部長のとこで42億円の中に1億7,200万円、これは普通建設事業費として書いてありますが、この中に1億7,200万円職員の給与が入っております。そして、もう一つ補助費47億円の中に南越消防組合、南越清掃組合、丹南広域組合、補助費出しておりますが、ここの給与11億6,000万円、これも入っております。こうしてずっと拾ってまいりますと、この普通会計290億円の中に人件費は55億円ではなくて、74億8,500万円という理解が必要でないかと思いますが、総務部長、私のとらえ方、人件費に対する、間違っているのでしょうか、お答えいただけますでしょうか。



○副議長(西野与五郎君) 中谷企画部長。



◎企画部長(中谷章君) 歳出の性質別の内訳を今、をおっしゃったかと思います。人件費と申しますのは、いわゆる給料に相当するものでございますし、今臨時職員でありますとか、そういった賃金と申します、報償でありますとか、そういったものはいわゆる事業費に相当するものと。事業を執行するに当たっての、言ったらばいつもは物件費と今中で、中に委託料とかも入るわけでございますけれど、そういったように事業に要する事業費というふうな分類になる。こういった分類は、割と一般的かと思います。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 御答弁、ちょっと歯切れが余りよくないんじゃないかなと思いますが、普通私ども民間の会社の場合、人件費というのは正社員もパートさんのパート代も、それからアルバイトさんの給料も全部総じて人件費として計上します。ですから、この290億円の中で55億円じゃなしに、人に払っている給料という観点では74億8,500万円という解釈ができるのでないかと思います。私は、何がここで言いたいかといいますと、この55億円のうち、さらに職員給与39億8,000万円、これについて1級、2級を省く3級から上の方ですね、その方の給与の1%を1年に限り今回削減すると。職員組合の方にすれば、職員給与削減で、これは大変うれしいことではないかと思います。しかし、越前市の普通会計全般290億円から見れば、我慢していただくのに十分我慢していただく数字だと思います。ですから、昨今、きのうからの質問の中で、やる気をなくす職員にどういうふうに対応するんだという質問が出ておりますけど、私はそれ以前の問題じゃないかなというふうに思っております。

 ここで、この給与の問題は終わりまして、次に……(「議長、ちょっと。」と呼ぶ者あり)今発言中なんで、ちょっと後にしてもらえませんか。今回は、市職員の数についてお尋ねをしたいと思います。

 合併時に武生と今立両市の職員数は、そのまま越前市に引き継がれ、大変肥大化してしまいました。現段階では、合併時の職員数から100人削減ということが合併当初言われておりました。しかし、現在はかなりその削減も進んでるようにお聞きをしております。私は、そもそもこの骨太の改革が打ち出されてからこの100人削減、これ自体が目標とする数字じゃないというふうに考えております。市民の目線で考えるならば、7万人の武生市が8万人の越前市になって、これだけ多くの職員がふえるのでは、何のための合併だったのかということに映ってまいります。今、旧武生市の職員数に今立総合支所の職員を合わせた600人程度を目標値に設定すべきではないかと考えますが、市民に越前市が行革に真剣に取り組んでると評価される最低レベルと考えます。御所見をお伺いいたします。



○副議長(西野与五郎君) 加藤総務部長。



◎総務部長(加藤進君) 先ほどの考え方の点も含めましてちょっと触れさせていただきたいと思いますが、要は現在越前市の職員が多いか少ないか、その点まずお示しをさせていただきたいと思います。

 今発表してます1,000人当たりの職員数という数字がございます。県平均ではこれ10人となっていますが、越前市はこれは8人という形になっております。これはもうずっと低位置でございまして、他市と比べても、もう本当に低水準でございます。それに加えて、先ほどいわゆる臨時職員、嘱託職員も含めた数字というものもお示しをされました。これらの数字も、その人口の数字がございまして、職員1人当たりの人口ということですが、これも越前市では95.11となっておりますが、県平均では71でございます。1人当たりの受け持ちがこれだけ多いということで、逆に言えば職員が少ない人数で対応をしているということで御理解をいただきたいと思います。

 そういった中で、今ほど議員の方からもお示しがありましたように、新市の建設計画の中では、16年度以降で10年間で773人、当時、それを100人削減して673人にすると、そういった試算をしておりました。それをこの間から説明させてもおりますように、今回の行革のプログラム、これについてはそれを上回る目標を立てておりまして、さらにそれをも上回るスピードで今削減をしているということです。この点について、議員にも十分御理解をいただきたいというふうに。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 総務部長から御説明がありました。私も理解をするところであります。ただ、先ほどこの表で申し上げましたとおり、その290億円の越前市の財政規模の中で、人件費は75億円ぐらいの人件費をかけてるわけであります。1割削減、7億4,000万円の削減が可能なわけなんですね。この財政難の折、人件費を後回しにして行革を論じることはできないというふうに私は認識をしております。

 そして、ここまで例えば芝原の進修学園ですね、ここを民営化して、その分は民間の方へお願いしたんですから、職員が減る。いろんな官から民へという流れの中、そして12月の質問でも触れましたけども、建設部で言いますと、建設部の予算が70億円台から、もう今40億円を切るような時代になって、なおかつ職員数は減っていないと。こういった現状から見ましても、私は人件費の踏み込みは、これからますます大きな意味を持つんでないかということをここで申し上げたいと思います。

 ここで、人のためのコストはどんどんふえてきたわけなんですが、越前市、管理職が多いという質問をさせていただきました。新年度の管理職、幾らぐらいになるのか、総務部長、おわかりでしたら、教えてください。



○副議長(西野与五郎君) 加藤総務部長。



◎総務部長(加藤進君) 基本的に管理職につきましては、所属の職員を指揮監督する役職職員と、そういった形で位置づけております。ふえ続ける行政のいろんな課題、多様化しております、複雑化しております、事務量も相当数ふえております。そして、それらに的確に対応するために、その実情に合わせて必要とする部署にその管理職というものを適切に配置をしてる。これが状況でございます。ただ、今20年度はどうかといいますと、今これから検討する段階で決定はしておりませんので、御理解いただきたい。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 管理職が多くなりますと、私は市長の意思決定が末端のスタッフに届く意思決定の過程でかえって障害になりよんじゃないかというふうに思っております。ちなみに、私がこの議場へ出させていただきました平成14年のころは、管理職の名称も課長の次が課長補佐だけだったと思います。今、参事とか副課長とか、それから課長級の名称が非常に多くありまして、当時理事といいますと、お一人かお二人だけだったと思います。昔は理事級といいますと10級ありましたので、9名か10名か、その程度でなかったかなと。今、その倍ぐらいいらっしゃるんでないかなというふうに思いますので、とにかく管理職の数を人に合わせてふやすというのは、ぜひ考えていただきたいと、総務部長、思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 時間の関係で、ここで答弁をいただかないで、教育委員会の方に質問を移らさせていただきます。

 学校再配置と学校耐震化について教育委員長にお聞きをいたします。あっ、失礼いたしました。服間小学校と南中山小学校の給食設備についてお尋ねをいたします。申しわけございません。

 先月2月18日付で教育委員長の名前で市長に要請書を出されたようでありますが、内容は3項目から成り、その1点目は、服間小学校と南中山小学校の給食設備についてでありました。2点目は、給食施設の設備を進めるに当たり、市民の理解を得られる方法を考慮されたいと、ちょっと理解ができないんですが、具体的に何を言おうとなさっておられるのか、明確に御説明いただきたいと思います。

 そして、この要請書に対して、市長部局から何か回答があったのかもお聞かせ願いたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 藤下教育委員長。



◎教育委員長(藤下洸養君) 市長部局の回答については教育長が申すと思いますが、今南中山小学校及び服間小学校の給食施設の設置に関しまして、私が教育委員長所信のところで申し上げましたとおり、教育委員会といたしましては、給食あり方検討委員会の提言内容を尊重いたしまして、市全体の学校給食がより一層の充実を図り、そして水準向上を図ることが極めて重要だと、そう考えまして、市長に要請書を提出した次第であります。

 その要請書の内容につきましては、これまで1年以上にわたるわけでありますが、教育委員会として十分な問題意識を持ち、検討を行ってまいりました。さらに、一昨年の12月議会で請願書の採択とその重みを勘案し、臨時教育委員会を開催いたしまして、早急に判断したところでございます。

 市長に対しまして、今の質問でありますが、給食施設の設置に際しまして最も効果的、計画的、経済的な整備手法と時期を検討し、市民への理解を得ていただきたいことを要請したと、そういう次第でございます。



○副議長(西野与五郎君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 今ほど市長部局の方からの回答はどうかということでございますが、回答に関しましては、市長の今議会での冒頭の提案理由の中にありました市議会の請願書採択と教育委員会からの要請を尊重し、検討委員会の提言にあるように、最も効果的、計画的、経済的な整備手法と時期について検討を深めていきたい、こういうような考え方をいただいたところでございます。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 教育委員長、せっかく議場に出ておられますので、もう一点教育委員長にお尋ねをいたします。

 教育委員長は、今立地区にお住まいの方であります。この今立地区の中に現在ある4つの小学校を1つにして、現在建設中の南中山小学校をさらに充実させて、文部科学省の推奨する規模の高い教育環境を整え、南越中学校との連携を深める、この方が将来地域の発展や有為な人材輩出につながるのではないかと意見を持たれる方も多くおられると聞いております。教育委員会としては、これはただ単に一つの考え方として片づけてしまうのではなく、むしろ検討に値するものと考えますが、教育委員長、御所見をお尋ねしたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 藤下教育委員長。



◎教育委員長(藤下洸養君) 私も、岡本小学校出身でございます。したがいまして、そのことについては本当に身近に考えております。今立町に4つの小学校がございますが、そのそれぞれの地域の特色を生かしまして、また学校の規模に応じた教育活動が適切に行われ、教育効果も確実に上がっていると思っております。今のところ、統廃合の必要性はないと判断をしております。

 それぞれの学校と申しますと、今も地域における最大のシンボル的な施設であり、文化の発信地であり、スポーツのホームグラウンドである。地域住民の大きなよりどころになっておるところであります。したがいまして、4小学校の統合についての十分な住民合意を得ることは、困難であると判断をしております。

 なお、議員……(城戸茂夫君「まだです。」と呼ぶ)あっ、そうですか。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 済いません、失礼いたしました。今ももう一回お聞きいたしますので。(笑声起こる)

 服間小学校の場合、教育委員会からいただきました入学予定の進行表を見ますと、このままでは複式学級や複々式学級が出てくることは明白であります。これらの現象は、武生地区においても言えることでありますが、子供も親も望まない、このような状況が教育環境面で果たして適切なのでしょうか。教育行政のトップとして疑問を持たれていないのか、お聞かせください。お答えのときには明確に、複々式学級を容認するかしないのかと、イエスかノーかだけで結構ですし……(教育委員長藤下洸養君「はい。」と呼ぶ)もうちょっと、もう一回お待ちください。

 実は、服間地区の入学予定児を持つ親御さんから、南中山小学校へ行きたいんで、市会議員さんに頼めば何とかなるんじゃないかと、こういう市民の方から情報が何件か寄せられてるようであります。これもあわせて御所見をお伺いしたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 藤下教育委員長。



◎教育委員長(藤下洸養君) そういう問題につきましては、もう既にどこの地域、どこの県でおきましても、大変問題になってるってことは、もう十二分に私も感じております。

 また、私も長く京都におりましたんで、京都における統廃合が簡単に行われると。そらどんな理由だからってことも認識をしております。今お尋ねの服間小学校でございますが、児童数の減少により、複式学級は予測されますけれども、複々式学級ですね、これは福井県では行っておりません。だから、複々式学級になることはございません。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 複々式学級は、じゃあ回避できるということはわかりました。複式学級が視野に入ってきます。複式学級で十分な越前市の教育委員会が目指す教育に支障を来さないのか。地方行政の教育のトップとして、その複式学級を容認されるのか、お尋ねをいたします。



○副議長(西野与五郎君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 私の方からお答えします。

 今、複式になってきちんとした教育ができるかということでございますが、今坂口小がありますように、ここも複式であります。そこでも、もうできる精いっぱいのことでやらせていただいてというよりも、その中であって教育効果に影響がある場合には、これこそ地元に説明し、御同意をいただかんとあかんというような形になろうかと思います。

 それから、先ほど絶対複々式にはならないんだということでございますが、この複式になるかどうかというのは、1学年が8名という人数なんです。そして、1年生に関しましては、少し人数が少なくて、そうしますと今進行表を見ますと、服間の場合にゼロ歳児が4人という人数を今聞いています。そうすると、その子らが1年生のときにはそのまま単式なんです。だけども、2年生になったときに、2年と3年の複式になるか、1年と2年の複式になるか、そういうような形で進行していくところでございます。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) あと6分ということになってまいりましたので、もっと詳しく教育委員長と教育長にお話をお伺いしたいんでありますが、ここで話を学校の再配置と学校の耐震化ということで市長の方にお尋ねをしたいと思います。

 これまでも議会で再三にわたり小学校の再配置計画を立てて、将来の適正な配置に備えることを主張してまいりました。学校耐震化や小学校給食問題では、いち早く委員会を立ち上げられ、結論を出してこられました。しかし、根幹をなすこの再配置計画がないまま、学校耐震化や小学校給食問題に手をつけることは、私は奈良市長の推進する行革構造改革プログラム、この推進に非常にブレーキになってくるんじゃないか。そして、行革推進を打ち上げてる越前市として方向が矛盾するのではないでしょうか。まず、これについて市長、御所見をお伺いしたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 中島教育長。



◎教育長(中島和則君) 耐震とかそういうような前に、まず学校再配置のことについて検討せねばならないんでないんかという御指摘でございますが、十分にこのことに関しては考えてきたつもりでございます。そして、この耐震化の計画を出させていただきました。その観点は、前回の議会、または前々回にもお話ししましたように、まず子供たちの教育がどうかっていうことが一番ですし、それから先ほど委員長が言いましたように、その地域での学校というのはずっとシンボル的ないろんなことをしてきました。その中にやっぱり歴史性、地域性、そういうようなことを勘案する中で、この辺を検討してきたところでございます。だから、今の時点においては、耐震化を出させていただいた時点では、統廃合は今考えてないということを言わせていただいたわけでございます。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) 教育長の御答弁ありましたけども、現在武生に小・中学校の数は25ですか、25ですね。(教育長中島和則君「24。」と呼ぶ)24ですか。2年に1校学校整備が可能だとすれば、ずっと財源がもって2年置きに新しく学校が建てかえられることができると仮定をすれば、24校終わると、最初の学校はもう50年目を迎えます。越前市はこのままでいきますと、実に学校建設にエンドレスで、巨額の税金を投入していくと。私は、再配置計画をしっかりして、そしてある程度一学年、1クラスなり2クラスなり確保できる規模で子供の競争心をある程度醸成しながら、そういう教育をはぐくみながら、建設費を例えば学校が半分になった場合、その数百億円のお金を教育の中身に費やせば、もっとすばらしい教育ができるんでないかなと思っています。恐らく子供がいなくなって、むだな投資に終わってしまうような学校にどんどんお金を使っていきますと、教育費に膨大なエンドレスでお金を使いながら、しかも成果が上がらない、私はこれを恐れるわけであります。

 あともう時間がありませんので、最後に広報広聴制度について市長にお尋ねをいたします。

 広報広聴制度につきましては、総合計画を見ますと、それぞれ1行か2行しか載っておりません。187ページですね、総合計画の、ここで主要な事業のところで、広報事業は別としまして、広聴事業っていうのは市民からの苦情、要望、陳情などを受け付け、意見の反映に努めるとともに、市政への理解促進を図りますと、ただこれだけなんですね。私は、今行政改革を進めながら、限られた予算の中で優先順位をつけて、そして行政運営を迫られる奈良市長、この広く聴く、声なき人の声を聞く、この広聴っていうのの非常に高度な行政テクニックだと思いますが、市長は熱心にタウンミーティングですか、地域ミーティングですか、を全地区で展開されて、何とか広聴制度を身をもってやっておられるっていうのは理解をいたします。でも、そこに出てこられる方っていうのは、17地区全部でも限られた人数だと思います。越前市8万8,000人おりますので、その広聴という制度、大変重要やと思いますが、あと30秒で市長、お答えいただけたら、一言。



○副議長(西野与五郎君) 奈良市長。



◎市長(奈良俊幸君) おっしゃられたとおり、私どもも、また議会の皆さんも、それぞれの立場で市民の皆さんの意見を集約して市政運営に反映をする立場でありますけれども、当然より多くの皆さんの御意見をいただくということは大切なことでございまして、先ほど触れていただいた地域ミーティング以外にも、私どもいろんな仕組みを講じて取り組みをしております。また、新年度は特に出前講座の充実なども予定をいたしております。今後も、多くの市民の皆さんの御意見いただきながら、広報広聴に力入れながら、行政運営を進めていきたいと思います。



○副議長(西野与五郎君) 城戸茂夫君。



◆(城戸茂夫君) これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○副議長(西野与五郎君) 以上で城戸茂夫君の質問を終了いたします。

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○副議長(西野与五郎君) 本日はこれをもって延会といたします。

 次会は3月10日午前10時から再開いたします。

        延会 午後4時32分