議事ロックス -地方議会議事録検索-


福井県 鯖江市

平成22年 6月第377回定例会−06月11日-03号




平成22年 6月第377回定例会

            第377回鯖江市議会定例会会議録
   …………………………………………………………………………………………
       平成22年6月11日(金曜日)午前10時00分開会
   …………………………………………………………………………………………
   〇出席議員(19人)
                         1 番  高 田 義 紀
                         2 番  帰 山 明 朗
                         3 番  石 川   修
                         4 番  奥 村 義 則
                         5 番  佐々木 勝 久
                         6 番  遠 藤   隆
                         7 番  小 竹 法 夫
                         8 番  海 野 宣 彦
                         9 番  平 岡 忠 昭
                         10番  丹 尾 廣 樹
                         12番  木 村 愛 子
                         13番  佐々木 敏 幸
                         14番  加 藤 拓 雄
                         15番  山 崎 文 男
                         16番  水 津 達 夫
                         17番  末 本 幸 夫
                         18番  蓑 輪   昇
                         19番  玉 邑 哲 雄
                         20番  菅 原 義 信
   …………………………………………………………………………………………
   〇欠席議員(0人)

   …………………………………………………………………………………………
   〇説明のため出席したもの  市長           牧 野 百 男
                 副市長          池 田 達 昭
                 教育長          藤 原 宣 章
                 総務部長         千 秋 冨 秀
                 政策経営部長       山 本 信 英
                 健康福祉部長       藤 井 勇 二
                 産業環境部長       竹 内 秀 博
                 都市整備部長       田 中 憲 男
                 会計管理者        加 藤 政十司
                 教育委員会事務部長    宇 野 徳 行
   …………………………………………………………………………………………
   〇説明補助者として出席したもの
                 総務課長         酒 井   誠
                 秘書広報課長       牧 田 泰 一
                 総務部危機管理監     佐々木   博
                 政策推進課長       佐々木 繁 樹
                 財政課長         伊 部 雅 俊
                 社会福祉課長       東 井 忠 義
                 商工政策課長       中 村 修 一
                 都市整備部次長      杉 森 惣 市
                 道路河川課長       勝 木 勘 充
                 教育政策課長       辻 川 哲 也
                 監査委員事務局長     有 澤 一 之
   …………………………………………………………………………………………
   〇職務のため出席したもの  議会事務局長       伊 部 孝 幸
                 議会事務局次長      窪 田 育 男
                 議会事務局参事      五十嵐   彰
                 議会事務局次長補佐    山 口 達 哉
   …………………………………………………………………………………………



               開議 午前10時00分
○議長(山崎文男君) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配布いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。
   …………………………………………………………………………………………
△日程第1.一般質問
○議長(山崎文男君) 日程第1、一般質問を行います。
 発言通告書に基づき順次発言を許します。
 最初に、1番 高田義紀君。
              〇1番(高田義紀君)登壇
◆1番(高田義紀君) おはようございます。市民連合の高田義紀でございます。
 前回、質問を休ませていただきまして、心機一転、頑張りたいと思います。
 今回は、鯖江市の観光行政全般について、お尋ねをさせていただきたいと思います。
 4年の任期も間もなく3年を経過いたします。残すところ1年となってまいりました。そこで、初心に返る、そんな意味も含めまして、素朴な疑問をお尋ねしたいと思っております。
 おかげさまをもちまして、いろんなところに行政視察にも行かせていただいております。他の町と見比べ、鯖江市よりすぐれた点、鯖江市のほうがすぐれている点などなど、またインフラ整備はどうなのか、教育政策、福祉政策、産業そして観光と、さまざまな視点から学ばせていただいております。
 そこで今回は、観光施策にということでありますけれども、先日、鹿児島に行ってまいりましたが、そこには桜島と。また長崎、広島にまいりますと、そこにもすばらしい観光地がある。また高知県四万十川などを見ますと、もう一度行きたくなる。そこは決して交通インフラが整備されていなくとも、もう一度行ってみたいと思わせるような、そういう観光地がこの日本にもたくさんございます。
 昨日の遠藤議員も同様の質問をされておりましたが、昨日の市長の御答弁によりますと、今後の鯖江市の観光政策、見るという観光よりも、産業観光に力を注ぐとの発言もございました。ものづくりのまち鯖江を生かし、見学と体験を通し、知的満足度を高め、地域のストーリー性を構築して物語をつくっていくという御発言もありました。ヒストリーはストーリーと、そういう歴史は物語の蓄積なんだと、そんな趣旨だったように思います。
 そのようなテーマもかんがみまして、質問に入らせていただきたいと思います。
 鯖江市の統計によりますと、平成20年度、84万7,000人の方が鯖江市を訪れたとあります。鯖江市にもさまざまな観光地がございますが、その内訳、どこにどれぐらいの方がお見えになったのか。また、その方は県内客なのか、県外からお見えいただいているのか、その点をまずお聞きしたいと思います。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) おはようございます。
 高田議員の御質問にお答えをいたします。
 平成20年の鯖江市の観光入り込み数でございますが、議員のおっしゃいましたとおり84万7,000人ということでございます。その内訳といたしましては、西山公園が約65万6,000人、うるしの里会館が約12万4,000人、ラポーゼかわだが約3万7,000人、誠照寺ほかということで約3万人となってございます。また地域別では、県内客が59万6,000人、県外客が25万1,000人でございます。
 それから平成21年の観光客入り込み数でございますが、96万人でございまして、前年比約13%の伸びとなっております。この平成21年の内訳でございますが、西山公園が約74万2,000人、うるしの里会館が約14万9,000人、ラポーゼかわだが約3万3,000人、誠照寺ほかが約3万6,000人となっております。また地域別では、県内客が65万6,000人、県外客が30万4,000人となっております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) 平成20年度より平成21年度のほうが、13%と大幅に入り込み数が伸びているということでありました。
 そこで、鯖江にお見えいただくまたお出でいただく観光客の皆様、それぞれの施設をどう評価されているのか、お尋ねをいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) それぞれの施設の評価でございますけれども、まず西山公園につきましては、ことしのつつじまつりでのアンケートによりますと、「つつじが満開でなかったにもかかわらず、公園がよく整備されている」、「空気も公園もきれいだ」、「1年1年きれいになっている」、「人出が多くにぎやかである」、「芝桜がきれいだ」など好評をいただいておりますが、期間中、夏日が続いたこともあり、「日影が欲しい」、「トイレが少ない」、また「駐車場が少ない」という御意見もございました。
 また、ラポーゼかわだにつきましても、来館者のアンケートによりますと、「静かで料理もおいしい」、「スタッフの方のあいさつがよかった」、「部屋からのロケーションがとてもよい」、「温泉とサウナがよかった」とのお褒めの言葉と同時に、「部屋の中にトイレがあるとよい」、「外で遊べる遊具がないのが残念」などといった御意見もいただいております。
 うるしの里会館につきましても、同じく来館者のアンケート結果でございますが、「うるしのことがよく学べる」、「販売コーナーの品ぞろえが豊富である」、「いろんな体験ができて楽しい」、「従業員さんの説明がよかった」などといった御意見をいただいております。
 このようなことを踏まえまして、観光客の皆様からは、おおむねよい評価をいただいているというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) 大体の方が、おおむねよいという評価をいただいているみたいであります。
 確かに西山公園、つつじに限らず桜もとてもきれいだと、そう思います。私もことし京都までちょっと花見に行ってまいりましたが、京都よりも鯖江のほうが、鯖江駅から車を運転して自宅に帰る途中、よっぽど西山公園のほうがきれいだなと。何しに行ったのかなと思うぐらい、とてもきれいで整備がされているすばらしい公園だと、私もそう認識をしております。
 そこでお尋ねいたしますが、年間、平成20年度で84万7,000人と、平成21年度で96万人を超える方がこの鯖江市にお出でいただいております。これだけ多くの観光客に来ていただいております。そこで、鯖江にもたらす経済効果というのが、実質どれぐらいあるのかというのをお尋ねをしたいと思います。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) ただいまは西山公園をお褒めいただきまして本当にありがとうございます。
 観光客のもたらす経済効果につきましては、現在までにその経済的な試算というものは行っておりません。そのようなことから、ことしのつつじまつりのアンケート結果によりますものでお答えをさせていただきます。
 つつじまつり期間中ということでございますので、多くの方がお出でになられました。そんな中で、家族それからカップル、個人、いろんな人数にもよりますが、200円から1万円を飲みものや食べ物に使われているようでございます。中でも2,000円から3,000円を使われるとの回答が多く見られております。
 今後において、議員の御質問のとおり、観光客のもたらす経済効果という観点も観光施策には重要でございますので、次回はその点に留意したアンケートなどを行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) この経済効果と申しますのは、とても重要なものだと思います。ただ来ていただくということでは、ちょっと寂しいなと思います。ぜひ、今後、どれぐらい経済効果があるのかそういう試算もしっかりとしていただいて、来年度以降の政策づくりを考えていただきたいと思います。
 そこでお尋ねいたしますが、第5次総合計画によりますと、平成26年に鯖江市への観光客入り込み数を100万人という目標を設定をされております。
 まず、この目標設定でありますが、どうして100万人という目標をお立てになったのかという疑問もございますし、100万人を達成することによって、現在のこの84万人、また96万人よりも、どれぐらい効果があるのか。どう、この鯖江市がよくなるのかということをお考えなのかなという、そういう疑問が出てまいります。
 その点に関しましてお尋ねをいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 観光客入り込み数100万人の達成ということのお尋ねでございますが、この100万人は、議員もおっしゃいましたとおり第5次総合計画の目標値でございまして、市といたしましては、数値の絶対的な意味よりも、交流人口がふえることで、まちや産業を知っていただく機会がふえることになるというふうに考えております。
 先ほど議員のおっしゃいました、昨日、遠藤議員の質問に市長がお答えしましたとおり、人口減少の社会を迎え、経済運営は消費主導になるということが予想されておりまして、観光産業やサービス産業がこれからの経済を牽引していくというようなことでございます。そのような中で、ものづくりのまちといたしまして、地場産業など、歴史や人、それから地域性もあると思いますが、そういったことに物語性を持たせながら、見学や体験を通して観光客の知的充足感を満たしていくことで、これからの観光振興に努めていきたいというふうに考えております。また、こうした取り組みを進めることで、観光客100万人を目指し、産業振興はもとより商業の活性化など、鯖江のまちづくりにつなげていきたいというふうに考えております。
 先ほど、交流人口をふやしていくというようなことで申し上げましたが、その一例になりますけれども、ことしのつつじまつり期間中の5月3日、4日には、西山公園からめがね会館、うるしの里会館を結ぶ無料シャトルバス、ものづくり号を運行いたしました。2日間で約350人の方に御利用いただいたということもございますし、あわせて実施をいたしました越前市との連携によります鯖江・越前スタンプラリーにおいても1,775人の参加がございまして、そのうち1,207人が鯖江市民以外の方というようなことになっております。
 今後とも、いろんな機会をとらえまして、観光客増に努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) いろいろと努力もされているということであります。
 さらにいろんな仕掛けを考えていただいて、少しでも鯖江市にお金が落ちるような、そういう施策の展開というものを進めていっていただきたいと思います。
 先日、鹿児島に行ったと申し上げましたけれども、鹿児島も長崎も、今、新幹線の整備が進んでおりまして、多くの入り込み増が見込まれております。福井県はまだ明確に決まってはおりませんけれども、そういうことを展望した政策づくりというのももう間もなく始めないと遅くなってしまうのではないのかと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、続いて次の質問に移らせていただきます。
 西山公園、これは鯖江市を代表する、また福井県を代表する、日本を代表するすばらしい公園といっても過言ではないかと思います。
 ことしもつつじまつりが行われまして、多くの方がお見えになりました。そこで、この観光という視点、また観光地、観光施設の満足度という視点から考えますと──旅行、出かけるということの楽しみと言いますと、美しいつつじを見る、また桜を見るという「見る」ということ。そして食べる「食」というもの。それとおみやげを買う「買う」という、この三つが、私は、大きな三つの楽しみではないかなと、そう考えています。
 そこで、つつじまつり。「見る」という観点では、すばらしいつつじを見て多くの方が満足をされると思います。また「食べる」という点でも、どれにしようかなと思うぐらい、迷うぐらいたくさんのものも食べられますし、B級グルメという取組みもありまして、「食」ということに関しましては、そこそこ満足をされているのではないかなと思います。
 そういう意味で、アンケート等にも、もうされたということでありますが、このお土産を買うと、「買う」という観点から見た充足度というものは、どうお考えなのか。また、アンケートにお答えなった方はどうおっしゃっておられるのかをお尋ねいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 西山公園のつつじまつりでの「買う」観点からの充足度はどうかというようなお尋ねでございますが、これもアンケートによりますと、つつじまつりに来られるのはリピーターの方が多く、つつじや芝桜、レッサーパンダを見る。そういった見ることを主に訪れる方が多い中で、茶屋、それから屋台、さらにはにぎわい横丁の模擬店などで、その場での飲食が目的というようなことでございまして、まつりということもあろうかと思いますが、どうしても物産品やお土産品を買うというようなことで来られる観光客は少ないようでありまして、アンケートの結果からも特に不満はないというようなことをお聞きしております。
 だた、これは今ほど申しましたとおりまつり期間中というようなことでございますので、そういった意味での「買う」というような人は少ないのかなという思いもございますけれども……。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) 例えば、高速道路に乗りましてサービスエリアに寄りますと、多くの方が買い物をされております。特に女性は、スーパーでは財布の紐は固いものでありますが、そういう観光地に行くと心も和み、財布の紐もゆるくなると言われております。そこで、せっかくお出でいただいた方、きれいな景色を見て、おいしいものを食べると、ついつい財布の紐もゆるんでしまうのではないかなと想像できます。
 ですから、せっかく何十万人もの方がお見えいただくときに、何かこう、鯖江の特産品なりを売ると鯖江にお金が落ちるということにもなりますので、ぜひそういう方向でも考えていくべきだと思います。
 国会に行きますと、総務大臣をモチーフにしたいろいろなまんじゅうとか、そういうものがあります。これは半分冗談のような話でありますが、西山公園に来ると、牧野市長の「百男さんまんじゅう」を食べるとか、議長なら「山ちゃんサブレ」とかですね。私なら「ごえんさんおこし」とか、また「レッサーパンダ焼」というものがあって、その顔をよく見ると何か市長の顔に見えてきて、ちょっと口に入れられないとか、まあ、そういうちょっと話題になるような、そういうものもおもしろいのではないかなと私は思っています。
 そこで、ことしまでの取り組みを参考に、来年度以降、何か新たな計画をされているのか、何かいい知恵があるのか、それをお尋ねしたいと思います。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 今ほど議員がおっしゃいましたとおり「買う」ということは観光の重要な要素であります。そのようなことから、来年度におきましては、にぎわい横丁にあわせた商店街の販売促進活動とも連携することで、買うということに視点を置いたチラシを作成したり、西山公園での地場産品の特設販売コーナーといったことも検討してまいりたいと考えております。
 ただ、西山公園につきましては、訪れる皆様が5万本にも迫る満開のつつじを見に来られる、また、楽しみに来られるということを目的とされておりますので、やはり景観といった面も配慮することが必要と思っておりますので、それほど大きなブース的なものは難しいのかなという思いがしておりますが、検討させていただきたいと思っております。
 それと、先ほど申し上げましためがね会館、うるしの里会館などの産業観光施設を初めとしまして、買うことを楽しんでいていただける店舗の紹介や、シャトルバスの運行などによる各施設への積極的な誘客にも、継続して取組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) はい。
 私も、このつつじまつりの来場者アンケート、ちょっと目を通させていただきました。
 西山公園、入場が無料であります。金沢の兼六園とは違いまして、無料で西山公園に入ることができると。少しぐらいお金をいただいたらどうなのかなとも思いますけれども、無料だから来ていただけるということも往々にしてあると思います。また、お金を使わないから行きやすいということで、つつじまつりに来ていただけるのかもしれません。そこで、あれも買え、これも買えというのでは、結局お金を使い過ぎて、また来ていただけないということにもなるやもしれません。その辺は慎重に考えて施策を展開していっていただきたいなと思っております。
 期待しておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 次に、産業観光についてお尋ねをいたします。
 ことし3月、めがね会館内におきまして、めがねミュージアムがオープンをいたしました。鯖江市、福井県から、また国からも御支援をいただいてとても見栄えのいいというか、格好いいお店に仕上がっております。
 きのうの遠藤議員の言葉を借りれば、めがねから迫力を感じるという、そういうお褒めの言葉もございましたが、私は、そこまで迫力というものは、そう感じなかったのですが、いずれにしてもすばらしい店舗だと思っております。
 そこで、オープン後2カ月以上が経過をいたしました。滑り出しはどうなのかなと心配をしております。現時点での状況、また今の状況を見て、鯖江市としての感想というものをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) めがねミュージアムの運営状況についてのお尋ねでございますけれども、国内唯一の眼鏡フレーム産地という地の利を生かした産業観光の拠点施設として、本年3月20日のオープン以降、その来館者数は、3月には10日間の営業だったにもかかわらずオープニング効果もございまして1,684人の来館がございました。4月は871人、5月は大型連休効果もございまして1,383人の方が見えておられます。
 また、同施設のオープン以降、県内メディアを中心に、新聞やテレビ等でニュースとして取り上げられたこともございますため、来館者の約半数は市内、県内からでございましたが、その一方で、関西、中京方面を中心に観光目的で本県にお越しになられた個人の方が、産地の眼鏡を求めて立ち寄られたケースも多かったとお聞きしております。産地鯖江が持つ潜在的な魅力と今後の産業観光の可能性を、現在は実感しているところでございます。
 産直ショップとしましての売り上げにつきましては、まだオープン間もないということもありますが、目標とした数値には近いもののその目標を下回っているとお聞きをいたしております。産直ショップは、将来に向け、安定し継続した運営が大事でございますので、いろいろな取り組みの中で、安定した売上確保に努めていただきたいと考えております。
 現在は、土・日を中心とした来館者にとどまり、そのほとんどが個人客となっていますことから、今後は平日の来館を促すべく、バスツアー等に代表される団体客の誘客を目指した旅行代理店への営業強化や、個人で鯖江市にお越しになられる方々に向けたさらなるPRを行っていく必要があると認識をいたしております。
 また、これら誘客を含めました同施設の今後の運営につきまして、去る5月24日に同施設の運営主体であります福井県眼鏡協会の役員と、産業観光を推進する鯖江商工会議所、福井県、鯖江市の4者の担当責任者が一堂に会しまして、現時点における運営上の課題や今後の誘客手法等について意見交換を行いました。この中で、眼鏡協会として同施設の周知とイメージアップを図るべく、高速道路利用者向けにめがね会館の壁面にPRペイントを施されるほか、鯖江インターチェンジから同施設までの道案内看板や、めがね会館内ホール部への施設案内板等の整備を近く実施される旨のお話しをお聞きいたしました。今後のさらなる来館者増につながるものと期待をしております。
 市におきましても、今後も産業観光の推進による、楽しめ、愛されるめがね産地鯖江の実現に向けまして、産業界と一体となりPRに取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) このめがね会館のめがねミュージアムに関しまして、市から支援するということ私も賛成をさせていただきましたし、議会も満場一致で賛成をさせていただいたと思います。何とか売り上げを伸ばして、多くの方にお出でいただいて、産業観光の目玉になっていかなければならないと思います。
 同様のショップが、東京の南青山にもGLASS GALLERY291というお店があります。なかなか売り上げも厳しいと。私もいろんな方からお聞きしますと、存続もなかなか難しいんじゃないかという声も入ってまいります。そうならないように、今後、私たちも売り込む必要がありますし、一体となってやっていくべきだと考えております。
 ぜひ、この点も知っていただかなければならない重要な点ですので、お願いをいたします。
 そこで、この産業観光というこの概念でありますけれども、鯖江市というのはそう大きな観光地もないと。もう一度行ってみたいと思うような、代表する観光地もなかなかないということで、観光政策というのは極めて難しい政策の一つだと思います。
 そこで今後、市長もおっしゃったとおり、産業観光というものに力を入れていくということであります。果たして、この産業観光というのが魅力があるのかなと。例えば、お隣、滋賀県の長浜に行きますとガラスをつくっておりまして、そこでガラスをつくる工房を見て、そしてそこでお皿などを購入すると。とても魅力的であります。しかし眼鏡をつくる、例えば工程を見て、めがねを見て、果たして楽しいなと思っていただけるのかということを考えますと、厳しいのかなという点もあります。
 しかし、ものづくりのまち鯖江というものをPRするには不可欠の分野だと思います。ぜひとも頑張っていただきたいと思います。
 そこで、次の質問に移らせていただきますが、情報発信は、PRというものに関しまして、とても重要なものだと思います。来年度、福井県に対する要望の中にも、めがねミュージアムに対するPRへの支援というものも、どうも要望をされているようであります。
 そこで、鯖江市の観光地、産業観光というものをPRするには、どのような手法をお考えなのか、お尋ねいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 観光情報の発信、PRについてのお尋ねでございますが、市としましては、常に観光地と産業観光をセットにしてPRすることに心がけております。その中で、丹南広域組合や県の観光営業部とも連携して、県外のショッピングセンターやサービスエリアへの出向宣伝に参加いたしまして、観光パネル展やパンフレットなどの配布も行っておるところでございます。
 また、発信、PR、こういったものは、市としても独自に行っておりまして、昨年11月には、大阪府泉大津市で行われました「ナンバーワンフェスタ」への出向を初めといたしまして、ふくい南青山291で開催されました「291サマーフェスタ」にも参加をしてございます。また、産業界の協力もいただきながら、眼鏡関係におきましては、東京国際眼鏡展や東京インターナショナルギフトショー、漆器関係では、同じく東京インターナショナルギフトショー、それから国際ホテルレストランショーなどにおいて、産業観光を通しました観光情報の発信に心がけているところでございます。
 今後とも、このような取り組みの中で、発信、PRに努めていきたいというふうに考えております。
 また、全国的に情報発信、PRするために、観光関係のホームページを更新したいと考えております。6月から緊急雇用を活用しまして臨時職員1名を雇用しておりまして、商工会議所や観光協会、観光ボランティアガイドの会にも協力を求めまして、わかりやすく見ばえのする観光情報サイトをつくっていきたいというふうに考えております。
 さらに、観光情報誌「福楽」や、ファミリー向け観光雑誌「こどもといっしょ」などの情報誌への掲載に向けた取り組みも積極的に行っておりまして、特に「福楽」秋号には、石田縞を題材に小説を書かれました本県出身の芥川賞作家津村節子氏が、石田縞手織りセンターでの手織り体験をされた記事が掲載される予定でございます。
 また、うるしの里会館やラポーゼ河和田においても、それぞれの指定管理者が、県観光連盟主催の大都市圏の旅行会社を対象といたしました観光商談会に参加することで、独自のPRに努めていただいております。
 今後とも、このような情報の発信、いろいろな活動を通しまして、積極的な観光客の誘致に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) パンフレットやホームページ等々を通して、日本全国に発信をしていくと。県の支援等もいただいて積極的に情報発信をしていくということでありました。日本全国同じように、どこも一生懸命PRをされております。そこに負けないようなPRというものを、ぜひともお願いしたいと思います。
 PRと申しますと、インターネットは日本全国どこへでも情報発信ができて、どこの方でも見ていただけるという可能性はありますが、そこにたどり着くというのには、なかなか難しい道があるのではなかろうかと思います。
 そこでPRの対象を絞ったらどうかなと思うわけでありますが、眼鏡に関して申し上げますと、眼鏡をつくる技術、眼鏡を売るということも大事でありますが、その技術を生かして、違うもの、異業種への転換とか、そういう観点も産業政策の中であろうかと思います。
 例えば、そういう技術を売り込むとなると、何県の何々市に働きかけたらどうだとか。どこに働きかけると来てくれるかもしれない、そこと何かが結びつくかもしれないという可能性も出てくると思いますけれども、そういう意味で、例えば関西に絞るのかとか、中京に絞るのかとか、いろんな視点がありますが、そういう点でPRの対象というものをどうお考えになっているのかお尋ねをいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) PRの対象についてでございますけれども、対象としている地域は、主といたしまして身近に来ていただける関西、中京、北陸方面と考えております。
 しかしながら、先ほど議員がおっしゃいました年齢、個人、カップル、団体などのグループ構成等、こういった区分けしたPRについては、現在のところ特に限定した取組みは行っておりません。
 しかし、今後の観光振興を目指す上で、年齢やグループ構成、あるいは趣味や知的探究心などに応じて、ターゲットを絞って情報発信、PRすることは大切でございます。特に産業観光を初め見る観光においては、先ほども申し上げましたとおり歴史や人、人にも職人それから人情、いろんなものがございますが、物語性を持たせるとともに観光客の知的充足感を満足させていく必要があると思っております。
 単に全市的な観光にとどまらず、いろんな視点でのものがたりによる観光を加えるというようなことで、ジャンル別、年齢別とした奥のある新たな観光が生まれていくものと考えております。
 このような鯖江市の数ある特徴を生かしまして、先ほど申し上げましたホームページの更新にあわせまして、鯖江商工会議所や鯖江観光協会、産業ボランティアガイドの会とも十分に研究、検討を重ねまして、積極的に情報発信、PRしていくことで、100万人達成に向け努力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) 商工会議所、観光協会と連携をして、お互いに知恵を絞り合って、ぜひとも効果のある対象を絞ってPRをしていただきたいと思います。とにかく鯖江市に来ていただくきっかけをつくるということが大事ではなかろうかと思います。
 観光PR、または産業観光のPR、それもとても大事なことではありますが、そこで一つも二つも頭をひねって知恵を絞り出す必要があろうと思います。例えば、鯖江市で何かこう、企業なり団体なりの会議を募集すると。鯖江市でしてほしいと。嚮陽会館の使用料を無料にするとか、そうすると、そこで何か眼鏡をプレゼントできるとか、漆器製品の名刺入れをプレゼントするとか、いろんな、とにかく鯖江に来ていただいて、その方に鯖江の特産品を実際手に触れて知ってもらうということが、すそ野を広げていくということが大事だと思いますので、いろんなことをお考えいただきたいと思います。
 最後に市長にお尋ねをいたします。
 きのう、市長もおっしゃっておられましたけれども、この鯖江市、見るという観光にはなかなか適さないというところもあって、産業観光という分野で力を入れていきたいということでありました。今度、トップセールス予算というものも新たに創設をされまして、市長みずからのトップセールスマンとしての役割というものも、ますます責任が増してきたように思います。
 そこで、トップセールスの状況と、トップセールスマンとしての牧野市長の今後の行動計画というものがおありでしたら、ぜひともお聞かせいただきたいと思います。
○議長(山崎文男君) 牧野市長。
◎市長(牧野百男君) いろいろと観光についての御提案もいただきまして、本当にどうもありがとうございました。今後、産業観光、行政と進める上で、幾つか参考にさせていただきたいと思いますので、またよろしくお願いを申し上げます。
 私もきのう、観光についての私なりの考え方を申し上げたわけでございますが、私は基本的には、地域感性を外部発信するまちのトップセールスマンが、基本的な考え方でございます。とにかく最大のトップセールスマンとして外部発信に努めるということで、今いろいろと方法を考えているわけでございます。
 その一つに、今、私が取組んでいる眼鏡の情報発信でございますが、一番大きかったのが、東京ガールズコレクションでの鯖江ブランドの発表であったわけでございます。去年3月にあったわけでございますが、それ以降、あれだけの大きなイベントあるいは外部発信というものがないわけでございますが、あのときのいろんな効果の中で、ファッション雑誌あるいはアパレルメーカー、あるいはセレクトショップ等とのいろんな御縁もできました。そういった関係で、タレントの眼鏡コラボの開発とか、ファッション雑誌、あるいはモード雑誌等との連携もできましたし、当時、そのときからつくりました企業対企業のいわゆるBtoBのサイトと、企業対消費者向けのBtoCサイト、これもつくり上げまして、ここからのオファーも結構あるようになってまいりました。
 私は、このトップセールスマンとして心がけていることは、一つには地域の方には聞き役に徹することにしております。行政がああしろこうしろと言っても、そんなにいい案が出るはずはございませんので、とにかく聞き役に徹して、その聞き役に徹した地域感性というものを相手方にどう伝えるかということで、私は、その聞いたことの種まきとそれと橋渡し役といいますか、言い換えてみれば、便利屋というとちょっと悪いですかね。何かそういうようなことに徹することが一つだと思っております。とにかく、相手に対しては橋渡しを中心といたしまして、種まきと、そしてまた便利屋に徹して、いろんなお話を聞くということにしております。
 そういったことで、いろいろときょうまでもセールスをしているわけでございますが、幾つかの商談成立もございます。これはわずかなものでございますが、地域産業の一つの励みにはなっているのかなと思っております。
 なかなか業界の方も、我々のような、かなり高齢の方が、そういったリスクを伴った挑戦というものは避ける傾向にあるわけでございますが、眼鏡協会の若手というものは、非常に熱意あふれる、情熱のある方ばかりでございます。元気のある方でございまして、多少のリスクぐらい担いででもやろうというようなことで、いろいろな取組みをしていただいておりますが、とにかくロットが少ないのが一番大きな難点なのですが、とにかくアパレルとかセレクトとか、ファッションあるいはモード、いろんな、そんなところに行きましても、やはりシーズン物でございますので、大体、少ないというと30本、あるいは50本、多くて100本と、こういうようなロットでございます。そういったロットの中で、工場渡しを幾らにするかでございますが、上手く話がいけば、折り返しで商談が成立するんですが、そういったものでは、幾つかの取引によって喜んでいただける部分もあるのですが、なかなか、ちょんちょんとは行きません。
 やはり、これからは、そういったところを数多く見つけて、それは行政は冒険もできるわけですし、ある程度のリスクを担ぐこともできることですし、行政のトップが出ていくということで、その企業の信頼というのは大変大きなものがあるわけです。そういう、我々の行政のいわゆる戦略ビジョンというものも、こと細かにお話ができますので、そういったことで、いろいろ理解をしていただいて、では一度取り組んでみようかというのが、ぼちぼち出てきております。
 先日も、アパレルとセレクトの店を2社回らせていただいたのですが、これまで扱っていた眼鏡は恐らく中国製だと思います。そういったことで、私どもの製品の差別化というものは、本当に理解をしていただきましたし、今までの眼鏡は何だったのだろうというような、そんなありがたいお声も聞いております。そういった差別化商品を見せる中で、これから鯖江市の戦略ビジョンというものも理解をしていただきまして、そういうような客層というものを、ロットは少のうございますが、アパレル、あるいはまたセレクトであればフォーシーズン行けるところもございますので、そういったところを数多く開発をいたしまして、とにかく地域の眼鏡が光を見るような、そんな積極的なトップセールスを心がけてまいりたいと思っております。
 繊維につきましても、過日、津村節子さんがお見えになったときに、「遅咲きの梅」の作家でございますが、この石田縞というものを大変高く評価をしておりまして、こうやって眠らせておくのはもったいないというようなことで、いろんな体験とか、あるいはまた、いろんなお話もしていただきまして、これもちょうど11月に発売するタウン誌の「福楽」にいろいろと記載をしていただくわけでございますが、こういったもので情報発信をしていきたいと思っております。
 漆器につきましては、本当にこれは大変大きな取組みが幾つか緒に就いておりまして、非常にうれしい限りなんですが、一つには、新しい分野への進出ですね。特に、掛川の山車塗りの商談が成立して、ようやく完成をして、今、うるしの里会館にあるわけでございますが、非常に出来がよくて、産地の宮大工さんに大変喜ばれておりますし、産地の方も何人もこちらのほうにお見えになってきているわけでございますが、非常に出来がいいことによって、今後の注文が見込めるだろうと思っております。
 そしてまた、その後、国とのお話の中で、いわゆる伝統工芸産地とのコラボの開発ということで、今、井波の彫刻欄間とのコラボで山車をつくっていこうと。いわゆる山車塗りから、山車を製作する産地とのコラボですね。そういったことで、新しい伝統工芸に裏打ちされた山車というものを、河和田のほうでつくっていこうというようなことで、今挑戦をしております。
 今、この伝統工芸士が37人もいるというような産地は、もう河和田だけらしいですね。全国23産地でも、これだけ伝統工芸士の方がまだ残っておられるというのは、鯖江の産地だけでございますし、今、23産地の中でも製造出荷額が依然としてかなりのものがある、活性化しているというのは河和田産地でございます。ここも非常に若手が元気でございますので、いろんな挑戦をしていただいております。
 今度は、塗りの材料の開発にも意欲を持って取組んでいただくようなことになっておりますので、新たな分野、あるいは新製品、あるいは新商品開発にも結びつくものだと思っております。
 眼鏡にしても、繊維にしても、漆器にしても、いずれもこれからの方向としては、いわゆる雑貨部門、雑貨部門での進出が、かなり反響が多うございますので、これらについて、いろいろと鯖江らしい雑貨の開発というものもこれから検討していきたいと思っております。
 私といたしましては、皆様方からお聞きした、各業界からお聞きしたものを──これは物売りだけのトップセールスではないわけでございますが、地域情報を全部発信するすべてのトップセールスであるべきだと思っておりますので、いわゆるまちを売ると言いますか、そういったものに徹してまいりたいと思っております。
 そういった中で、地域感性をいかに外部発信するかということで、今後いろいろとまた研究をしてまいりたいと思っております。そういった中で、今、いわゆる公式サイトに加えまして、私もブログとかツイッターなどでも、私のブログサイトにURLも付記をいたしまして、双方向の中でいろいろと人間関係も構築しております。おかげさまで、かなりの人脈もできてまいりましたので、これからは、これをさらに生かしまして、産地の発展に力いっぱいがんばってまいりたいと思っております。
○議長(山崎文男君) 高田義紀君。
◆1番(高田義紀君) ありがとうございます。トップセールスとしての意気込みを聞かせていただきました。
 市長を拝見いたしますと、眼鏡もよく変えていらして、PRもされておると思います。私もきょうはちょっと違う眼鏡をかけまして、少しではありますがそういう訴えというものもしていきたいと思っています。
 東京に行きまして、福井県のアンテナショップがございますが、そこの代表の方がおっしゃっておりましたけれど、福井県のものは、食べるものもまた工業製品もすばらしい。絶対に売れるものなのだと、そうおっしゃっていました。しかし、福井の方は引っ込み思案なのかうまくいくはずがないと言って、なかなか思い切った一歩を踏み出さないんだということもおっしゃっておられました。
 どうか、そういう精神的な支えという意味でも、市長のトップセールスということの仕事の一つではなかろうかなと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 先ほどの竹内産業環境部長の答弁にもありましたが、サービスエリア等でチラシをまくということもおっしゃっておられました。県議会などを見ておりますと、理事者の方と一緒に、南条のサービスエリアに立ってチラシをまくということもされているみたいであります。お声かけいただけましたら、私も、恐らく同僚議員も先輩議員も喜んで協力をさせていただけると思っておりますので、ぜひともお声かけをいただきたいと思います。
 先日、菅総理大臣もおっしゃっておられましたが、とにかく強い経済をつくらなければならないということが第一とおっしゃっておられました。この鯖江市におきましても、強い産業をつくって、そこで税収を上げていかなければ、この疲弊した地方というのは生き残っていけないと思っております。
 とにかく、産業政策の中の観光政策でもあります。この点を鯖江市の第一の課題といたしまして、今後も取組んでいただきたいと思います。そのためには、私たちも惜しみない努力、協力もさせていただきたいと思います。
 以上で、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(山崎文男君) 次に、5番 佐々木勝久君。
             〇5番(佐々木勝久君)登壇
◆5番(佐々木勝久君) 佐々木勝久でございます。
 国民の大きな期待を受けて政権交代が行われましたが、平成に入り14人目の総理として誕生した鳩山内閣も、羽田内閣の64日、宇野内閣の69日に次いで3番目に短い259日ということで総辞職となりまして、先日は、新たな期待を背負い誕生した菅内閣では、3日ほどで大臣が辞任を表明をされるという異常事態が国政では続いております。
 せめて鯖江市だけでも、本当の意味で市民のために政治を邁進していかなければならないというふうに感じながら、質問通告に基づきまして、所見を交え質問をさせていただきたいと思います。昨日からの同僚議員の一般質問と重複する箇所があるかと思いますけれども、私なりの観点で質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、まず初めに、鳥獣害のないふる里SABAEづくりについてお伺いいたします。
 先週の6月3日には河和田町で、そして先日の6月8日には別司町で、クマが出没をいたしまして、注意を呼びかける事態が発生をいたしました。幸い被害などなかったわけでございますけれども、これからも注意が必要であります。行政としましては、十分な取組みを要請させていただきたいと思います。
 さて、鳥獣害と言いますと、以前から課題となっておりますのがイノシシ対策でございます。鯖江市内でも34キロを超える電気さくを設置されたり、また昨年からは、国のふるさと雇用を活用しながら緩衝帯を設けたりと、取組みを一層強化しております。
 深刻化しておりますアライグマにつきましては、平成7年7月18日に福井市内でオス1頭が初めて捕獲をされて以来、さまざまな取組みがされてきておりますけれども、近年、イノシシやアライグマ、ハクビシンなどの有害鳥獣の被害や捕獲数はふえている傾向にございます。
 少し前までは、山里周辺の地域の問題。農作物を荒らすことなどからは、農業者の課題というふうに、特定の方々の問題のようにとらえがちでございましたけれども、市長が提案理由説明の中で示された、アライグマやハクビシンの生育状況調査結果を伺っておりますと、市内の全神社仏閣210件のうち約51%に痕跡が確認をされたという事実からは、すでに市内全域で鳥獣害が発生をしている。または発生する可能性があると言っても過言ではない現状があるというのが事実ではないかというふうに思います。
 今年度に入り2カ月ほどの間に、アライグマ8頭、ハクビシン14頭が捕獲され、調査出動は毎日行われ、おりの設置も27カ所で行ったということを伺っておりますけれども、近年の鯖江市内における鳥獣害の現状はどのようになっているのか。また、状況の把握や分析などはどのように行われていらっしゃるのか、まずお伺いをさせていただきます。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 佐々木議員の御質問にお答えをいたします。
 鳥獣害の現状についてでございますが、ここ数年、山際でのイノシシ、猿による被害に加えまして、特定外来生物のアライグマ、帰化動物のハクビシンなどによる被害が市街地においても発生をいたしております。これら被害の現状把握につきましては、福井県農業共済の水稲等の損害評価実績および各町内区長に調査をさせていただきました結果から申し上げますと、イノシシ、猿、アライグマ、ハクビシンなどによる農作物への被害金額は、平成20年度が160万5,000円、平成21年度160万2,000円となっております。ただ、それぞれの町内へお伺いしたときに、出席された方からいただいた御意見から察しますと、表にあらわれていない被害を含めますと、実際の被害金額はさらに多くなるものと思われます。
 このようなことから、議員御指摘のとおりでございまして、現在は、市街地、農村地域を問わず、市内全域においてアライグマ、ハクビシンによる被害が発生しております。
 また、三里山周辺、片上地区、市西部地域、北中山地区、河和田地区の山際では、イノシシによる被害が発生。さらに市西部地域の山際では、猿による被害も発生をいたしております。今後においては、鹿による被害の発生も危惧されるところでございます。
 そのようなことから、特にイノシシ対策としまして、議員もおっしゃいましたとおり、昨年度、山際集落の住民の方々の安全安心と田畑の保全のために、イノシシが集落に降りてこられないように、山際の雑木を切り払いそれを緩衝帯として防御ネットを設けます鳥獣害対策山際森林整備保全推進事業を実施いたしました。防御ネットを張りました和田町、石生谷町および上河内町の一部においては、集落内でのイノシシによる被害がとても少なくなったということをお聞きしております。
 本事業は、昨年度に引き続き、本年度においても、三里山周辺の中野町、下新庄町、漆原町、石生谷町および上河内町の残りの部分を予定しておりまして、現在、新たに西大井町、沢町などからも御要望をお聞きいたしております。そういったことから、この事業はふるさと雇用を活用した事業でございますので、今後、補正による対応も検討させていだきたいというふうに考えております。
 今後ともこの事業を全市的に展開することで、イノシシの被害の抑制に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) お伺いをいたしますと、やはり市内全域に広がってきているという様子でございますけれども、やはり鳥獣害のないふる里SABAEづくりという、この施策の推進には、市長も提案理由説明の中で発言をされましたように、被害の管理、生息地の管理、そして個体数の管理の三つの側面から、総合的な対策を行うことが必要不可欠であるというふうに認識をしております。
 しかし、このような取り組みは大変地味であり、そして地道な取り組みの積み重ねであるというふうに思います。一つ一つの対策を確実に実施されることが重要でございまして、そのことが着実に鳥獣害を防止するということになっていくと思います。
 また、鳥獣害対策ということでは、鯖江市内だけで行えばよいというものではなく、近隣の市町との連携が不可欠であるというふうに考えますが、鯖江市としての取り組みについて、お伺いをいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 鳥獣害のないふる里SABAEづくりの取組みについてでございますけれども、各町内それぞれに対象となる動物や地域の事情が異なりますことから、地域コミュニティにあった対策を住民の皆様と一緒に考えてまいりたいと考えております。
 現在、ふるさと雇用事業を活用いたしまして、鳥獣害のないふる里づくり推進事業の一つとして、環境アセスメントの専門業者に委託し、専門的知識を持った若手研究者1人と地域コーディネーター1人の2名を雇用しまして、専属で市内全域のきめ細かな生育調査や情報収集活動に当たっていただいております。
 まず手始めに、モデル地区を選定をいたしまして、果樹調査と広域のアライグマ痕跡調査を実施をいたしました。その結果、果実が収穫されていない果樹、生ごみの放棄、空き家の建物などにアライグマやハクビシンが依存していることが浮き彫りとなってまいりました。このことはアライグマだけでなく、イノシシ対策の上でも被害を発生させる原因の一つとなっているということは、すでに御承知のとおりだというふうに思っております。
 また、アライグマ根絶を目指しました効果的な捕獲の推進のため、痕跡が多い地域での定点を決めてセンサーカメラによる生態調査を行いましたところ、アライグマとハクビシンの出没頻度が違うことや、タヌキやアナグマ、テンなどの在来の動物と重なりあって生育しているという事実が確認できたところであります。
 今後は、イノシシや猿対策のためのモデル地区調査、住民意識調査を地域の皆様の御協力をいただきながら実施してまいりたいと考えております。これらのことにより、それぞれの集落の特性に合わせた的確な対策手段を、まずは三里山周辺で8月ごろに御提案をしていきたいと考えております。このような種々の取組みを通しまして、最終的には、県内の市町に先駆けて、住民の皆様と連携協働による鳥獣害対策の鯖江型モデルを構築してまいりたいと考えております。
 次に、隣接する市町との連携についてですが、福井県においては、本年4月、農林水産部農林水産振興課内に新たに鳥獣害対策室が設けられ、鳥獣害対策の総合調整と推進を行うこととなっております。あわせて丹南地区の市町、丹南農林総合事務所から構成されます丹南地域鳥獣害対策連絡会もことし2月に設けられ、5月6日に第1回の会議が開催されました。この中では、各市町の農産物、森林への被害状況の把握や、効率的、広域的な被害予防のための情報交換を行っております。
 それから、三里山周辺では、近年、イノシシによる被害が急増し、隣接する越前市係においても同様の被害が発生していることから、両市が連携した対策をとり、三里山を一体的にとらえた防御、駆除を行うために、現在、越前市の担当部署との協議の場を持ち、近日中に両市の関係者を一堂に会した連絡会を予定いたしております。
 このように、今後は、鯖江市だけの鳥獣害対策に加えまして、広域的な対策をとることで、計画的かつ効率的な防御、駆除を行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 広域連携を既に取組みをされているということでございます。
 地域の方々とも協力をし合いながら鯖江型モデルを構築していきたいというお話でございますけれども、ことしの2月12日に、嚮陽会館で約300名ほどの市民の方々がお集まりになりまして、鳥獣害のないふる里づくり学習会というものが行われました。私も参加をさせていただきましたが、恥ずかしながら私も全然知らないような対策方法などもお伺いすることができまして、とても有意義な学習会でありました。参加された区長のお声などをお伺いしておりますと、同じような感想が多数聞かれ、その後には、この学習会を参考にして、地域で有志の方々で勉強会もされたというお話もお伺いをしております。
 このような学習会や座談会など、一つ一つの地道な活動を継続していくことが、鳥獣害を減少させることに必要だと思っておりますけれども、今後は鳥獣害の現状や対策などをもっともっと多くの市民の方へ周知をしていただいたり、たくさんの方々に御協力をいただくような鳥獣害対策への取組みが必要ではないかと思いますが、市民の方々へ現状周知をどのように行っていかれるのか。また、どのような協力をいただき、行政側と連携をお願いしていくのか考えをお伺いいたします。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 鳥獣害の市民への周知と協力についてでございますが、市では、情報収集とフィードバック、人づくり、体制づくり、管理・捕獲を四つの柱として取り組んでおります。
 情報収集とフィードバックにつきましては、具体的には鯖江市鳥獣害対策協議会と連携して、鳥獣害対策情報誌「さばえいのしし新聞」を発行して、主に山際の町内を対象に回覧を行い、タイムリーな被害対策情報の共有に努めております。
 人づくり、体制づくりについては、鳥獣害対策地域リーダー育成研修会として、被害地における具体的な対策技術の実践講習をこれまで8回開催し、地域のリーダーづくりを進め、あわせて対策に取り組むための地域の合意形成のお手伝いといたしまして、地区区長会や集落の役員会への出前講座として、学習の機会をいただいております。
 また、広く一般住民の方々に鳥獣害を知ってもらうために、イノシシの肉を用いました調理実習や森林体験学習などを行ってまいりました。今ほど議員がおっしゃいました鳥獣害のないふる里づくり学習会も、その一環として実施させていただいたものでございます。
 今後は、地域リーダー育成講習会などに加えて、市内の住民の方々への情報提供のために、「鳥獣害のないふる里SABAEづくり」のホームページの開設、市民対象のパネル展示、町内会対象の学習会の開催、アライグマ対策リーフレットの作成などを行い、対策の普及に努めてまいりたいと考えております。
 例えばでございますけれども、市民の方が不適切に行っている生ごみの処理やペットフードの管理が、本人の意図しないところでアライグマを餌付けしていると、そういったことに気づいていただくことや、情報を見える形で発信していくことでアライグマの痕跡の読み取り能力を高めるなど、被害対策に取組む担い手をふやし、市民が身近に起こっている鳥獣害を意識することにより、一人一人が無理なく、地域に合った予防的対策をとれるようにしていく。そのような取組みで鳥獣害のないふる里SABAEづくりの全市的な活動や体制整備につなげたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) さまざまなことをお考えになられていらっしゃるようでございます。
 ぜひ、積極的にお取組みいただきまして、まだまだアイデアが出てきましたら、いろいろ御多忙な中とは思いますけれども、今が正念場の取り組みではないかと思いますので、ぜひ積極的なお取組みをお願いしたいというふうに思います。
「鳥獣害のないふる里SABAEづくり」の推進のためには、今ほどお話がございましたように、地域の方々との連携というものは必要不可欠であるということはもちろんでございますけれども、この推進を図るためには、やはり行政側としての体制づくりもとても重要でございます。組織上の縦のラインを強固なものにしていただくことはもちろんでございますけれども、担当課であります農林政策課のみが担当して行えばよいというものではありませんで、さまざまな対応・対策などにおいて、複数の課が関係してくることも多いはずでありますので、迅速な対応や対策が実施ができます。部門横断的な対策組織が必要であるかと考えます。今後、どのような取組みを行っていくのかお伺いをさせていただきます。
○議長(山崎文男君) 竹内産業環境部長。
◎産業環境部長(竹内秀博君) 市役所内での横断的な対策組織への取組みでございますが、まず、クマ対策のことについて申し上げますと、先ほど議員もおっしゃいました6月3日にクマが目撃されております。そのような目撃情報が入ったときに、まず危機管理マニュアルをもとにいたしまして、庁内の関係する部署で連絡体制を整え、県、警察、猟友会への連絡を初めといたしまして、出没した地域の住民の方々、それから公民館、保育所、幼稚園、小学校などへの目撃情報を迅速に伝えるとともに、注意を喚起しているところでございます。
 具体的に申し上げますと、農林政策課で情報を受けましたら出没記録表に記帳後、教育政策課へ連絡しますとともに、目撃現場へ職員を派遣し、目撃者との面談、痕跡等の確認を行います。次に、県安全環境部自然環境課への連絡を行いまして、その後、広報およびパトロール、それから関係区長へのチラシ配布、鯖江市ホームページおよび緊急メールへの掲載、あわせて市民協働課、児童福祉課など関係する部署への連絡、報道機関への一斉ファックス、こういったことを行いまして、情報の発信と注意を喚起しているというようなところでございます。
 また、近年、クマ以外のイノシシ、アライグマ、ハクビシンなどの有害鳥獣の発生が市内全域に及んでおります。そういったことから、対策といたしましては、全体の個体数を減らすということにあわせまして、予防も重要な要素となってまいります。このようなことから、議員がおっしゃいましたとおり、鯖江市役所内での横断的な対策組織は必要だというふうに考えております。
 一例でございますけれども、市が管理する施設への対応といたしまして、河川の堤防なら道路河川課、都市公園なら都市計画課、学校施設なら教育政策課、文化財の建物なら文化課というように、関係課が農林政策課を中心といたしまして、被害予防に対する情報などの共有を図り、それぞれを所管する課が、市民の皆様の安全と所管する施設の安全管理を念頭に、有害鳥獣のすみかとなるような場所を取り除くなど、各課でできることは各課で速やかに対応することで、効率的、効果的な対策がとれるよう庁内の関係部署による連絡会を設けてまいりたいというふうに考えております。連絡会では、効果的な予防、駆除などを行うことで、被害に遭いにくい、被害に遭わないふる里鯖江づくりを構築してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 行政側の取組みは一層強化をしていただきたいと再度要望をさせていただきたいと思います。本来このような取り組みは行政が行いまして、市民の方と一緒にやっているというところは、日本でも全国見てもなかなか珍しいのではないかなというふうに感じております。この1年の取組みが、本当に成功しますと、全国モデルになるのではないかなと私は感じますので、確か来年までの3年間をかけた取組みだと思いますので、ぜひ、一層の取組みをお願いしたいと思います。
 次に、「健康で長生き、笑顔で暮らすまちづくり」について質問をさせていただきます。
 少子高齢化や核家族化が進み、ライフスタイルや社会情勢が大きく変化をする中で、保健や医療に対する市民ニーズは多様化、高度化してきております。鯖江市におきましても医療費および関係費用の増大が懸念をされる中で、生活習慣病などの予防や健康増進に重点を置いた取組みが行われております。
 鯖江市の特徴でもあります健康寿命は、県内でもトップクラスでございまして、今後はますます心と体の健康づくりの環境提供を行いながら、健康寿命をさらに伸ばしていくことが重要でありまして、積極的な取組みを期待するところではございますが、今年度の取組みはどのようになっているのかまずお伺いをさせていただきます。
○議長(山崎文男君) 藤井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(藤井勇二君) 健康寿命に向けた今年度の取組みについてでございますが、本年度スタートいたしました第5次鯖江市総合計画においては「健康で長生き、笑顔で暮らすまちづくり」を基本目標に定めるとともに、重点施策の「人の増えるまちづくり」の中で「健康と長寿の推進」と位置づけまして、健康長寿の維持向上に向けた全庁的な取組みとして推進していくこととしております。
 今年度の取組みでは、特定健康診査、各種がん検診、介護予防に向けた健康長寿いきいきサロン、介護予防いきいき講座、学校体育施設の開放や有効利用によるスポーツ活動の場所の拡大、市民スポーツの日などのイベントや多種多様な教室の開催、地区公民館における健康教室、高年大学における講座やクラブ活動の充実などを行ってまいります。
 これらの健康、食育、運動に関するさまざまな事業を、各課が連携をとりまして、心と体の健康づくりを推進し、健康長寿の維持向上を目指していきたいと、そのように考えております。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 全庁的な取組みで進められていくということだととらえさせていただきます。
 近年、日本人の死亡原因のトップは、心疾患、脳血管疾患、がんなどの生活習慣病が約6割を占めていることから、生活習慣病に対する予防や早期発見、早期治療が重要な課題となっております。
 生活習慣病を防ぐには、自分の健康は自分で守るという意識の中で、日ごろから体調管理や生活習慣病予防に努めるとともに、年に1度の特定健康診査を初めとする健康診査受診や、定期的ながん検診受診による早期発見、早期治療に心がけることが大切ではないかと思います。
 しかしながら、平成20年度の特定健康診査受診率は24.2%と非常に低い水準となっております。第5次鯖江市総合計画の目標では、平成26年度の受診率65%となっておりますが、その目標を達成するためにはさまざまな取組みが必要であると考えます。
 先日の新聞には、「特定健康診査を受けましょう」と書かれたTシャツを着て啓発活動に取組む職員の様子が紹介をされましたが、受診率向上に向けて今後どのような取組みを行っていくのかお伺いをいたします。
○議長(山崎文男君) 藤井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(藤井勇二君) 受診率向上に向けてどのようなことを行っていくのかについてでございますが、今年度は、特定健康診査と各種がん検診の受診状況を一目で把握できるようにするために、特定健康診査と各種がん検診受診券を1冊のつづりにいたしました。
 また、ポスターやイベント、公民館などでの集団検診会場におけるのぼり旗や、Tシャツによる視覚的なPR、また、暮れには年賀状の利用やがん検診の未受診者への通知にあわせ、特定健康診査未受診者に対する受診勧奨などを行っております。
 次年度以降も、さらなる受診率の向上に向けまして、受診しやすい環境の整備や受診意識の向上に向けた啓発に努めてまいります。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 何点か工夫をされながら取組みを行われている、または今後も行っていくということでございますけれども、この受診率の目標65%というのは、非常に厳しい目標設定をされているのではないかなというふうに思います。この目標達成には市民の皆さんの協力が必要不可欠でございますので、ぜひ市民の皆さんも受診率向上に向けて、一つでも多くの受診をしていただきながら、御自身の健康を守っていただきたいなと思います。
 平成20年度の死亡に関するデータを見ていきますと、市内の死亡数563名の中で、悪性新生物での死亡者数は190名、約34%ほどを占めておりまして、続いて心疾患、脳血管疾患などが高い数値となっております。また、平成20年度の鯖江市が実施をしていますがん検診の受診率を見ますと、胃がんは9.2%、大腸がんが19%、肺がんが18.8%、乳がんが16.5%、子宮頸がんが17%となっておりまして、五つのがんの平均受診率でも16%と、特定健康診査同様、がん検診の受診率を高めていくことが必要であるというふうに考えますけれども、この受診率向上に向けての今後の取組みはどのようにお考えであるのかお伺いいたします。
○議長(山崎文男君) 藤井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(藤井勇二君) がん検診の受診率向上に向けた今後の取組みについてでございますが、今年度は、特定健康診査と各種がん検診受診券の冊子による送付。市が公民館などで実施しております集団健診会場だけでなく、県内の登録医療機関に予約することで、がん検診を希望する日に、県内の登録医療機関であればどこでも受診ができるようにするために、新たに胃がん、大腸がん、肺がんの個別検診を導入いたしました。
 また昨年に引き続き、節目の年齢の方への乳がんと子宮頸がんのがん検診無料クーポン券付き女性のための検診手帳の送付などを行うことにより、受診率の向上を目指していきたいと、そのように考えております。
 がんについては、早期発見、早期治療が大変重要でありますので、今後も受診率向上に向けた取組みに努めていきたい。そのように考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 市外でも、県内であれば受診できるように変更をされたということで、今年度は受診率が若干でも上がるのではないかというふうに期待が持てますけれども、ぜひ、そのようなことのPRを積極的にしていただきながら、少しでも数値が上がるように、さらなる取組みをお願いしたいと思います。
 がんの中でも唯一ワクチンの接種により予防が可能ながんが子宮頸がんでございます。子宮頸がんの説明や発生状況などにつきましては、昨日の同僚議員の質問にもございましたので、その点についての質問は割愛をさせていただきたいと思います。
 また、鯖江市の考えも昨日答弁でお伺いをいたしましたし、市長の昨日のブログの中では御自身の考え方も書かれておりましたが、それでもあえて私は、自分なりの考え方に基づきまして質問をさせていただきたいというふうに思います。
 子宮頸がんのワクチンは、昨年の10月に国の承認を受けまして、12月22日から一般の医療機関で接種ができるようになったものでありまして、このワクチン接種に関し、個人的にも情報収集や調査研究を行いながら、専門の医師への相談、または意見交換を行ってまいりました。
 子宮頸がんのワクチンは、接種により注射部分に傷みやはれなどの若干の副反応があります。また、感染の状況は、性経験女性の7割から8割が一度は感染するということでありますので、単に健康増進という観点だけではなく、母体保護による少子化対策、病における社会的、経済的損失などの観点からも、ワクチン接種は積極的に行うことが理想だというふうに考えます。
 調査を進める中で、お話をお伺いした医師の方も御家族に接種をされました。私自身も、先月家族が接種をいたしました。子宮頸がんのことや、子宮頸がんワクチンの存在をみずから調べていただいたり、今後、子宮頸がんワクチンの情報がどんどん出てくるようになりますと、非常に多くの方々が、ワクチンの接種を行い、子宮頸がんを予防したいというふうに感じるのではないかと思っております。
 しかしながら、ワクチンの接種費用は医療保険対象外ということでありまして、病院により若干の差があるようでございますが、3回の接種で4万5,000円ほどかかってしまいます。この接種費用は決して安価なものではないことから、ワクチン接種を望んでいる方も接種を見送られたりする方も非常に多いのが現状でございますし、接種の対象が多感な時期の子供であるために、性交渉の低年齢化を容認するような誤解を懸念いたしまして、なかなか接種が進まないというようなこともあるというふうにお伺いをしております。
 鯖江市が全額か一部かは別にいたしまして、費用を補助することは、毎年継続的に予算が必要となり、大変厳しい財政状況の中では簡単に取組めることではないということは十分承知をしております。しかしながら、鯖江市として重要であると考えるならば、地方分権が進み、地方自治が確立されようとしている今、国や県の動向とは別に、単独であっても、重要案件には積極的に取り組む姿勢が求められているのではないでしょうか。
 財政的なことで言うならば、1学年300名から350名ほどの女子がおります。単純に接種費用4万5,000円を350人分としますと1,575万円となります。中学生の女子生徒は1,012名、全額補助すると4,554万円、半分の補助なら2,277万円、1回の接種で5,000円を補助するといたしますと1,518万円となります。補助の方法としては、全額の補助だけではなく一部補助という選択肢もあり、補助対象者もある学年とする方法や数年のスパンをもってする方法ということもあると思います。
 また、財源的なことで言うならば、市長が提案理由説明の中で、平成21年度を終えた財政状況をおっしゃっておりましたが、予算より、特別交付税も1億9,592万円ほど増加をいたしまして、市税も3,700万円ほどの増加となりました。3月補正後の当初見込んでいた1億600万円の財政調整基金の繰り入れも止めまして、さらには1億5,000万円の積み立てをされたとのことでありまして、平成21年度を終えて、3億円を超える予算が節約されたということでありますので、ぜひ重要性を考慮していただきまして、今回は財源をこの部分から一部活用いたしまして、来年度は各事業の見直しやコストダウンを行う中で何とか予算を捻出していただき、ぜひこのワクチン接種の行政支援を早急に実施してほしいというふうに願うところでございますが、いかがお考えになるかお伺いいたします。
○議長(山崎文男君) 藤井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(藤井勇二君) 財政調整基金を財源とした子宮頸がんワクチン接種の補助の実施についてでございますが、今回の財政調整基金の積立は、提案理由で申し上げましたとおり、今後予定しております豊小学校の改築事業や、ふいの財政需要に備えとして行ったものでございます。
 現在、国の予防接種部会で、子宮頸がんワクチン接種を含めた予防接種の取り扱いに関する検討が行われておりますので、今後も国や県の動向を注視いたしまして、具体的な対応策や予算措置などが示された段階で、公費負担を含めた総合的な検討を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 牧野市長にお伺いをさせていただきます。
 私は今回、本年度の補正予算を財源として、財政調整基金の中から予算組みを提案させていただきました。今回の出されております補正予算を見ますと、前年度繰越金として3,280万円ほどの予算を立てて事業に充てられております。決して基金の使用用途としては間違っているとは思わずに発言をさせていただいているつもりでございます。
 また、市民の、または国民の生命と財産を守っていくということは、政治の大きな役割というふうに認識をいたしております。性経験女性の7割から8割が一度は感染するというこのがん。かからないようにするワクチンが目の前にあるのに十分に活用ができないというのなら、行政として、また政治としては、十分に活用できるようにするのが役目ではないかというふうに考えております。
 国や県、他の自治体の動向を注視しながらということもよくわかりますけれども、ぜひ、鯖江市として取組みをするということが、他の自治体が行ったからするということでは、私ども鯖江市の姿勢としては、ちょっと違うのではないかなというふうに思います。ぜひ、市長の御英断をお願いしたいというふうに思いますけれども、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(山崎文男君) 牧野市長。
◎市長(牧野百男君) 私も、佐々木議員とまったく同様の考えでございます。今取り組むべき最大の喫緊の課題であるという認識をしております。
 私はこれまでも、11月の全国市長会でも要請に加わっております。一つには、市長会といたしましては、いわゆる任意接種から定期接種化への要望、そして、その中で地方負担のないように、全額国庫でやっていただくような要望をしております。そういった段階の中で、長妻厚生労働大臣からは、接種部会の中で定期接種の、いわゆる優先度の高いもので、現在議論をしておりますというような回答を得ているわけでございます。先日の全国市長会でも、私も評議員をしているわけでございますが、そこの部会に所属をさせていただいております。その中でも同じような要請が出ております。これは全国各市長会のほとんどのブロックからこの要望が出ております。そういった中で、ぜひとも国でやるべきということでございます。
 私も佐々木議員同様、そんなものは半額補助とか、一部補助とか、段階的実施なんてこんな下らん議論はするべきではないと思います。当然、これは国がやるべきことなんですよ。なぜ国がやるべきことなのかと言いますと、もう一部の自治体では当然実施しておりますが、一つには、これだけワクチン接種で70%の方が予防できるということが確立されているんです。そして接種をする対象が、十代の小さな女児が対象なんです。十代から、14〜15歳までが対象とそういうようなこと。そういった中で、3回の接種を受けると5万円前後の高額の費用がかかる。そして、その接種をすることによって国の医療費の負担減というのは当然見込めるわけなんです。そういった中で、女性の健康を守れる。これを国のワクチン政策としてやらなければならないというのは、国が一番わかっているはずなんですよ。
 そういったことで、これからも全国市長会で積極的に要請をしていきますが、今、国のほうの方向としては、定期接種化になれば交付税化が検討されます。もう一つには、子ども手当の積み増し分ですね。1万3,000円分の積み増し分があるわけでございますが、これもいろいろと、今、議論をされているのは御承知のとおりだと思っております。そういった中で、10歳からの女の子供さんに接種をするわけですから、現物支給でどうかというような議論もあるようでございます。
 私は、今でもやりたい気持ちはあるわけですが、こういったことを地方自治体でやっていく、一つの小さな零細な自治体でやっていくということになれば、すべてのものがこういった形の中で地方が受けていかなければならないことになるわけでございます。
 これだけの大きな問題は、当然国が責任を持ってやるべき課題でありますので、あくまでも国の責任の中でやっていただくように、これからも国に対して積極的に要請をしてまいります。そういった中で、国のほうでの処置が決まれば、積極的に、いち早く鯖江市として取組みたいと思っております。
 もし、国のほうでそういったことができないのであれば、それは当然、財政は困難ではございますが、それは当然考えるべきものだというふうに私は認識をしております。
○議長(山崎文男君) 佐々木勝久君。
◆5番(佐々木勝久君) 国の施策でやるべきことだということで、市長のお考え、私もブログの中で拝見をさせていただきました。ごもっともなことだというふうに思います。
 しかし残念ながら、私どもの今の国政の状況を見ますと、そこまで考えていただける方が果たしてあの中に何人いらっしゃるのかなというのが非常に寂しく思います。市長のような考え方をされる方が、閣僚または内閣総理大臣として活躍をいただくと、もっともっとこの日本がよくなるのではないかなというふうに、今、感じさせていただきました。
 市長の御発言ですから、私は多少残念ではございますけれども、今回、鯖江市としては、ワクチンの接種に取組むということは、早急にはちょっとできないということだというふうに思います。
 女の子をお持ちの親御さん方、たくさん鯖江市内にもいらっしゃると思います。先ほど市長のお話の中で、子ども手当のことも出ましたけれども、支給が間近になっております。ぜひ、子ども手当の支給のお金を使ってでも、皆さんのお子さんに、このワクチンの接種をしていただきまして、子供たちに明るい未来を、そして郷土に明るい未来を持たせていただくように、積極的にワクチン接種をお願いさせていただきまして、私の質問を終わります。
○議長(山崎文男君) 以上で、通告による質問は終わりました。
 関連質問はございませんか。
               (発言する者なし)
○議長(山崎文男君) ないようでありますので、これをもって一般質問を終結いたします。
 以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしました。
 次の本会議は、6月22日、午前10時から開議することとし、これをもって散会いたします。
 御苦労さまでございました。
               散会 午前11時40分