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福井県 大野市

平成24年 12月 定例会 11月26日−議案上程、説明−01号




平成24年 12月 定例会 − 11月26日−議案上程、説明−01号







平成24年 12月 定例会





       平成24年12月・第382回定例会 会議録(第1日)

                             平成24年11月26日(月)
                             午前10時    開 議


1.議 事 日 程
    第1.会議録署名議員の指名
    第2.会期の決定
    第3.議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について
       議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について
         (委員長報告、質疑、討論、採決)
    第4.議案第80号から議案第95号まで(16件)
        (一括上程、提案理由の説明)
    第5.議案第96号 訴訟上の和解について

2.出 席 議 員(18名)
     1番   山 ?  利 昭 君    2番   梅 林  厚 子 君
     3番   永 田  正 幸 君    4番   松 田  元 栄 君
     5番   前 田  政 美 君    6番   石 塚  淳 子 君
     7番   宮 澤  秀 樹 君    8番   川 端  義 秀 君
     9番   松 原  啓 治 君    10番  藤 堂  勝 義 君
     11番  高 岡  和 行 君    12番  兼 井    大 君
     13番  島 口  敏 榮 君    14番  浦 井  智 治 君
     15番  本 田    章 君    16番  畑 中  章 男 君
     17番  砂 子  三 郎 君    18番  榮    正 夫 君

3.説明のため出席した者の職・氏名
   市   長  岡 田  高 大 君    副 市 長  下 河  育 太 君

   教 育 長  松 田  公 二 君    秘 書 政策  田 中  雄一郎 君
                        局   長

   総 務 部長  江 波  庄 進 君    市 民 福祉  巻 寄  富美男 君
                        部   長

   産 業 経済  羽 田  年 也 君    建 設 部長  佐 子  重 夫 君
   部   長

   和泉支所長  石 田  光 義 君    会計管理者  澤 田  みち代 君

   教育委員会  金 子  正 義 君    消 防 長  小 林    進 君
   事 務 局長

   行 政 戦略  加 藤  正 幸 君    総 務 課長  國 枝  勢津子 君
   課   長

   財 政 課長  鉱 崎  昭 治 君    福祉こども  畑 中  六太郎 君
                        課   長

   産 業 振興  嶋 田  敏 文 君    建 設 課長  砂 村  秀 成 君
   課   長

   教 育 総務  島 田  健 一 君    監 査 委員  木戸口  正 和 君
   課   長                事 務 局長

   消 防 本部  石 田  純 也 君    財   政  真 田  正 幸 君
   次   長                課 長 補佐

4.事務局職員出席者
   局   長  山 村  正 人      次   長  清 水  啓 司
   係   長  安 井  妙 子      係   長  前 田  晃 宏

5.議事
(午前10時00分 開議)







○議長(川端義秀君)

 皆さん、おはようございます。

 初めに、大野市民憲章を唱和致しますので、ご起立をお願い致します。

 首唱者の梅林厚子君、登壇願います。

 (2番 梅林厚子君 登壇)



◆2番(梅林厚子君)

 大野市民憲章。

 九頭竜川の上流にある大野は、清らかな水と空気に恵まれ、緑豊かな自然にはぐくまれてきました。純朴さの中にも幕末の大野丸に象徴される進取の気象と、雪国特有のねばり強さとで、今日の繁栄を築いてきました。私たちは、美しい自然と輝かしい伝統を受け継ぎ、住みよく生きがいのあるまちづくりを目指して、市民憲章を定めます。

 一つ、みずみずしさあふれるまちに。



◎全員

 私たちは、美しい自然を守り、豊かな郷土をつくります。



◆2番(梅林厚子君)

 一つ、小さな芽が伸びるまちに。



◎全員

 私たちは、伝統を受け継ぎ、新しい文化を育てます。



◆2番(梅林厚子君)

 一つ、大きくはばたくまちに。



◎全員

 私たちは、働くことに喜びを持ち、郷土の発展につとめます。



◆2番(梅林厚子君)

 一つ、あたたかい心のかようまちに。



◎全員

 私たちは、健康で幸せな家庭をつくり、親切の輪を広げます。



◆2番(梅林厚子君)

 一つ、明るくやすらぎのあるまちに。



◎全員

 私たちは、まちづくりに進んで参加し、住みよいまちを築きます。



○議長(川端義秀君)

 ご着席ください。

 (全員、着席)



○議長(川端義秀君)

 これより平成24年12月第382回大野市議会定例会を開会致します。

 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。

 直ちに本日の会議を開きます。

 この際、諸般の報告を致します。

 市長から、

 報告第19号 専決処分の報告について

が提出されております。

 お手元に配布しておきましたからご覧いただきたいと思います。

 次に、去る9月定例会において可決されました「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書」『地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書』「地方財政の充実・強化を求める意見書」、以上3件につきましては、内閣総理大臣をはじめ、政府関係機関等へ提出しておきましたので報告しておきます。

 次に、地方自治法第100条第13項及び大野市議会会議規則第160条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣致したいと思います。

 お諮り致します。

 本議会は、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(川端義秀君)

 ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することに決しました。

 次に、去る9月定例会以降、別紙のとおり議員派遣の手続きについて、大野市議会会議規則第160条第1項ただし書きの規定により、議長においてこれを決定致しましたので報告しておきます。

 これより日程に入ります。

 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、

 18番 榮 正夫 君、1番 山?利昭 君

の両名を指名致します。

 日程第2「会期の決定」を議題と致します。

 本定例会の会期については、去る10月29日、11月19日、そして本日、議会運営委員会を開き協議されましたので、その結果について委員長から報告願います。

 議会運営委員長、島口敏榮君。

 (議会運営委員長 島口敏榮君 登壇)



◎議会運営委員長(島口敏榮君)

 おはようございます。

 平成24年12月第382回大野市議会定例会の会期等につきましては、去る10月29日及び11月19日、そして本日、議会運営委員会を開き協議致しました。

 その結果について、ご報告申し上げます。

 まず本定例会の会期は、本日11月26日から12月12日までの17日間と致しました。

 次に、日程について申し述べます。

 本日は、決算特別委員長報告の後、質疑・討論・採決を行い、その後、理事者提出の各議案を上程し、提案理由の説明を行います。

 引き続き「訴訟上の和解について」の議案を上程し、提案理由説明・質疑・討論・採決を行います。

 11月27日から12月2日までは議案調査。

 3日は、一般質問を行います。

 4日は、3日に引き続き一般質問を行い、質問終結後、請願・陳情を上程し、議案及び請願・陳情を各委員会に付託致します。

 次に、委員会の日程と致しましては、5日は産経建設常任委員会、6日は民生環境常任委員会、7日は総務文教常任委員会を開きます。

 8日、9日は常任委員会予備日。

 10日は、午前10時から中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員会を、そして午後1時から議会等改革推進特別委員会を開きます。

 11日は、常任委員会及び特別委員会予備日。

 12日は最終日で、各委員会審査の結果を委員長より報告の後、質疑・討論・採決を行います。

 以上であります。

 各員におかれましては、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い致しまして、当委員会の報告と致します。



○議長(川端義秀君)

 お諮り致します。

 本定例会の会期は、ただ今の委員長の報告のとおり、本日から12月12日までの17日間と致したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)



○議長(川端義秀君)

 ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、委員長の報告のとおり17日間と決定致しました。

 日程第3、9月定例会において、決算特別委員会に付託の上、継続審査となっておりました、

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について

以上2議案を一括して議題と致します。

 本案に対する委員長の審査結果の報告を求めます。

 決算特別委員長、兼井 大君。

 (決算特別委員長 兼井 大君 登壇)



◎決算特別委員長(兼井大君)

 本委員会は、先の第381回9月定例会において審査の付託を受けました

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について

の2議案について、6日間にわたり慎重なる審査を行いました。

 審査に当たりましては、決算内容について理事者から説明を受けるとともに、各事業の予算が本市の実情を的確に捉えて適法に執行されたか、事業の必要性や事業の所期の目的が十分に達成されたか、また、その達成は最小の経費で最大の効果となっているかに主眼をおいて、厳正な決算審査を実施致しました。

 その結果、

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

は賛成多数で、また

議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について

は全会一致で、それぞれ認定することに決した次第であります。

 以下、各課等の審査の過程で出されました主な指摘事項や要望、意見等について申し上げます。

 まず歳入について申し上げます。

 わが国の経済は、東日本大震災の復興需要や政策効果に支えられた国内需要を中心に堅調な動きを続けてきましたが、近頃停滞色を強めているといわれており、地方経済に暗い影を落としております。

 このような状況の中、公共施設の使用料や公有財産の貸付収入において滞納が見受けられます。

 歳入の確保、また公平性の観点からも、債務者と連絡を取り、きめ細かな相談を行い、収納計画を立て、確実な徴収に努められたいと思います。

 また、市営住宅等に空き部屋が見受けられます。

 市営住宅等を有効に活用するため、入居要件の緩和措置等を検討して、空き部屋の解消に努めていただきたいと思います。

 また、市が保有する車両等の更新を行う際には、現有車両について、しっかりと査定を行い、競売等の方策による適正な売却を図られたいとの意見が述べられました。

 次に、農業について申し上げます。

 本市では本年3月に越前おおの型食・農業・農村ビジョンを改訂し、越前おおの型農業の持続的発展を基本理念に、第五次大野市総合計画に則して、五つの基本方針を掲げ、時勢に対応した施策を展開し、農業者の所得向上につなげ、農業・農村の活性化を図るとしております。

 この五つの基本方針のうちの一つ「農産物の総ブランド化」の「環境調和型農業の推進」を実現するための中核施設である堆肥製造施設につきましては、畜産農家の高齢化と後継者不足が不安要素となっております。後継者対策は、喫緊の課題でありますので、畜産農家の方とよく相談をして、対策を講じられるよう要望致します。

 また、安全安心な農産物の提供を実現する県の特別栽培農産物認証制度や有機JASの対象面積が約3?の状況にあり、一層の取り組みが期待されるところであります。厳しい産地間競争を勝ち抜き、本市の農産物のブランド化と販路を拡大するため、平成21年に設立した一般財団法人越前おおの農林樂舎の機能をこれまで以上に発揮していただき、越前おおの型農業を強力に推進するよう要望致します。

 次に、林業について申し上げます。

 本市では、これまで間伐はもとより作業道の開設、高性能林業機械の導入、木材加工施設の建設などに助成を行い、木材加工会社の誘致にも取り組んでまいりました。

 森林の保育、間伐の適正な実施は、先人から受け継いだ本市の豊かな森林を後世に引き継ぐため、計画的に間断なく進めていかなければならない施業でありますので、搬出材の利活用について調査・研究を行い、間伐に対するインセンティブを図られるよう要望致します。

 次に、公共下水道について申し上げます。

 公共下水道については、約425?が整備され、約300?が供用開始されておりますが、加入率が伸びない現状にあります。戸別に訪問を行うなど加入促進に努めているとのことですが、受益者負担金や下水道使用料といった収入が増えない分、一般財源からの繰り入れが多くなることが懸念されます。

 加入目標をしっかりと立て、将来にわたる一般財源からの繰入見込額の算出を的確に行い、工事の進捗(しんちょく)率や財政状況などに関する情報を積極的に市民に開示するとともに、公共下水道の加入促進に努められたいと思います。

 主な点につきましては、以上のとおりであります。

 理事者におかれましては、今後、平成25年度当初予算の編成作業に当たられることと存じます。

 平成23年度の経常収支比率が94.8?と硬直化する中で、経常的な支出を見直し、自主財源を有効に施策に反映させた新年度当初予算となることを強く要望するものであります。

 以上、決算特別委員会の審査概要を申し上げましたが、議員各位には何とぞ妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げまして、当委員会の報告と致します。



○議長(川端義秀君)

 これよりただ今の委員長の報告に対する質疑に入ります。

 (沈黙)



○議長(川端義秀君)

 これにて質疑を終結致します。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、これを許します。

 榮 正夫君。

 (18番 榮 正夫君 登壇)



◆18番(榮正夫君)

 日本共産党の榮 正夫です。

私は、日本共産党の大野市議団を代表し、

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

の委員長報告に対する反対討論と言うのではなく、決算特別委員会委員長報告の議案第74号は賛成多数により認定することに決した部分について、討論を通じて、決算審査に寄与するものであります。

 教育総務課についてでありますが、これまで行政改革の一環として地方公務員の削減の手法について、現業職部門、特に学校給食部門の定年による不補充を民間委託に置き換える手法を大野市は実施してまいりました。ただし、このことは偽装請負の危険をはらんだ問題であることは明白であり、学校給食に異変が生じたときは深刻な問題にならざるをえないということは明らかであります。

 次に、後期高齢者医療制度と国民健康保険会計についてでありますが、国民健康保険税は、この年度に17.4?の値上げが行われた年度であり、反対をした予算でありました。

 また、後期高齢者医療制度は「廃止する」と民主党政権は公約していましたが、実現せず、温存されたものであり、大野市に責任あるものではありませんが、国・県言いなりの行政を良しとするものではありません。

 また、金額は少額でありますが、自衛官募集事務経費と委託金の差額が生じてきています。国指導の上意下達がわずかなところで進行しているのでないかということを示しています。

 福井県北陸新幹線建設促進同盟会負担金について質問したところ、平成9年から負担金を支出しているとのことであり、北陸新幹線の延伸は敦賀までということで、在来線がどうなるか、米原駅でのひかりの本数は減少しないか等々のデメリットが県民に知らされないまま、見切り発車の可能性があるなどの問題を含んでいます。理事者の説明によれば、大野市の立場は、何よりも越美北線のローカル線を守ることであり、そのための発言できる機会として、同盟会の負担金を支出しているとのことでありました。その立場を堅持するとともに、北陸新幹線延伸何でも賛成にのめりこまないで、公共交通の守り手としての責務を果たされることを求めておきます。

 負担金の問題では、福井県地方税滞納整理機構負担金について、地方税の課税権者は地方自治体にあり、住民の対抗措置権が確立しないまま滞納整理を先行させることは、住民の納税意識をさらに低下させ、悪循環を生み出す要因ではないか道理と納得を通じての収納機構が求められることでしょう。

 さて、討論の最後に、庁舎建設計画策定事業についてであります。

 この計画案の段階から、現庁舎の耐震診断を行うよう要求してきた経緯があります。現在、実施設計が着々と進んでいます。この段階で、議会関係に関する件で、一言述べておきます。議会部門の会派室は不要であるとの意見が先行し、計画されていますが、今後、矛盾を起こす可能性があることを申し述べて決算審査に当たっての討論と致します。



○議長(川端義秀君)

 以上で通告による討論は終わりました。

 これにて討論を終結致します。

 これより採決致します。

 まず討論のありました

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

採決致します。

 お諮りします。

 議案第74号に対する委員長の報告は、認定であります。

 委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(川端義秀君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、議案第74号は認定されました。

 引き続いて、

議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について

採決致します。

 お諮りします。

 議案第75号に対する委員長の報告は、認定であります。

 委員長の報告のとおり、認定することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(川端義秀君)

 ご異議なしと認めます。よって、議案第75号は認定されました。

 日程第4「議案第80号から議案第95号まで」の16議案を一括して議題と致します。

 提案理由の説明を求めます。

 市長、岡田君。

 (市長 岡田高大君 登壇)



◎市長(岡田高大君)

 平成24年12月第382回大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題の取り組み状況について申し述べますとともに、提案致しました各議案の概要についてご説明を致します。

 さて、本年もあと1カ月余りと残り少なくなってまいりましたが、わが国は数多くの内憂外患を抱えており、新年を間近にし、明るい夢を描く時期にもかかわらず、国民は将来への大きな不安を抱きながら年の瀬を迎えようとしております。

 この年の瀬の慌ただしさが迫る中、去る16日には衆議院が解散され、12月4日公示、そして16日に投開票となりました。今回の解散・総選挙につきましては賛否両論ございますが、あらためて国民の信を問うという観点からすれば意義があるものと考えております。

 一方で、私がこれまで中止を強く主張しておりました国の出先機関改革につきましては、政府は衆議院解散前日の15日、唐突に複数の都道府県でつくる特定広域連合に移管する改革法案を閣議決定し、法案の扱いは総選挙後の政府、国会に委ねられることとなりました。

 この案件につきましては、昨年の12月定例会で市会案として「国の出先機関原則廃止に関する意見書」を可決していただいており、また今月14日の地方を守る会、さらに15日の全国市長会における国の出先機関改革に反対する決議がなされた矢先の閣議決定は、災害時の対応などで最前線に立つ基礎自治体の意向を全く無視したものであり極めて遺憾であります。

 また、10月29日に召集された臨時国会では、去る8月の通常国会で野田首相への問責決議案が可決された参議院において、首相の所信表明演説が憲政史上初めて行われないという、まさに政局は混乱の極みに陥りました。

 今回の解散・総選挙と引き換えに、赤字国債を発行する特例公債法をはじめ、衆議院小選挙区定数のゼロ増5減などの選挙制度改革法と国会議員の歳費を2割カットする法律は、ぎりぎりの段階で成立し、自民・民主・公明の3党は、社会保障制度改革を議論する国民会議を今月中に発足することで合意しております。

 しかしながら、今回の衆議院総選挙は現行の区割りで実施されますので、実際の1票の格差是正にはつながっておらず、また安心できる年金・医療・介護を保障する制度につきましては、これから見直しの議論が始まることから、制度が確立されるまでには困難な道のりが予測されております。

 そのほかにも、税制改革をはじめ東日本大震災の被災者の皆さまへの支援策と被災地の復旧・復興策、事故を教訓としたエネルギー政策や環境政策と防災計画の見直し、環太平洋経済連携協定、いわゆるTPP交渉への参加問題など、喫緊の課題が国内には山積しております。

 また、わが国の主権を守り、国民の安全を守るためには、国際社会と協調した外交政策が不可欠でありますが、現政権の理念なき外交政策は、国際的な安全保障や経済対策の枠組みの中で、戦後わが国が果たしてきた役割を全く無駄にしかねない事態を招くだけでなく、わが国の主権が侵害されるという憂慮すべき事態まで至っております。

 そして日本経済が、ようやく欧州の債務危機の影響や東日本大震災の痛手から立ち直りつつあったところに、先の領土問題をめぐり中国や韓国との関係が悪化したことで停滞感が広まっており、さらには米国の財政の壁の影響も懸念されるなど、先行きは不透明となっております。

 これらの諸課題は選挙の争点となり、その解決は新政権に引き継がれることになりますが、国民の信頼を回復し、国民が希望の持てる明るい未来を実現するためには、今まで以上に政権自らの努力が求められており、さらには地方の協力が不可欠であります。そのためにも新政権には、国民や地方への説明責任を果たしながら迅速で毅然(きぜん)たる対応を期待するものであります。

 それでは、市政の重要課題の進捗(しんちょく)状況や経過について申し上げます。

 まず第五次大野市総合計画について申し上げます。

 本総合計画の2年目に当たります本年度は、市民の生活と安全を守るため前期基本計画越前おおの元気プランに掲げました各施策の実現に向け、全庁体制で取り組んでいるところであります。

 特に、中部縦貫自動車道につきましては、大野油坂道路のうち和泉・油坂区間が本年度事業採択されるなど、事業は順調に進捗しておりますし、中心市街地の活性化につきましては、本年4月には、保健医療福祉サービスの拠点であります結とぴあ、観光客と地域住民の交流の場となる中心市街地の新たな拠点として、城下町東広場をオープンしております。

 また、越前おおの総ブランド化につきましては、越前おおのブランド戦略策定委員会の中間報告を受け、まちの全体イメージとなるブランドキャッチコピーを「結の故郷(くに)」と決定致しております。

 「結」という言葉には、昔の村の生活におきまして、農作業や冠婚葬祭などでお互いに助け合う習慣の意味がありますし、これまでの歴史において、越前と美濃を結ぶ街道の役割や越前おおのと全国各地を結んだ大野屋の実績など、越前おおのが地域と地域を結ぶ役割を築いてきたという意味、そして、これからも広域観光の展開など各地域の活性化に結び付く役割を担っていくという意味も込めております。

 この「結の故郷」につきましては、広報おおのやホームページなどで市内外へ情報発信するとともに、横断幕などを作成し、各大会やイベントを通してキャッチコピーのPRを先行して実施しており、引き続き、このキャッチコピーを柱としたブランド戦略を年度内に策定すべく、鋭意取り組んでまいりたいと存じます。

 次に、大野市教育理念に基づく人づくりにつきましては、本年で3年目を迎えました中学生みこしダンスパフーマンスに代表されますように、全小中学校で、ふるさとづくり学習が行われるようになったことで、児童・生徒に教育理念に基づく行動力が芽生え始め、子どもたちの自らの創意と工夫による活動が活発になってまいりました。

 例えば、第18回福井県中学生郷土新聞コンクールにおきましては、開成中学校の生徒が本市のしょうゆを題材に「おもてなしの気持ち」を大野の宝とした熱い思いを込めて作成しました「明倫の心新聞」が、4,283点の応募作品の中から、上位の5点に入る「あすの福井県を創る協会長賞」を受賞致しました。

 そしてアジア国際子ども映画祭の中部・北陸ブロック大会におきましては、開成中学校の生徒が大会会長賞、阪谷小学校の児童が奨励賞を獲得し、両校は、一昨日の11月24日に南あわじ市で開催されました本選大会へ出場致しております。数多くの応募作品の中から、わずか2中学校が入賞致しましたが、その1校に開成中学校が選ばれております。

 また、全国の高校生が食に関する知識や調理技術などを競う第6回全国高校生食育王選手権大会におきましても、上庄サトイモなどのふるさとの食材をふんだんに使った料理を作りました奥越明成高校が初優勝しております。

 これらのことは、本市の将来を担う大野の子どもたちが、ふるさとの良さを自ら発見し、自らPRし、ふるさとに貢献しようとするため、新たな一歩を踏み出しつつある表れと感じており、平成21年に策定致しました大野市教育理念が着実に浸透してきているものと喜んでおります。

 そのほかにも、美しく豊かな森や水を守るために大野市森・水保全条例を制定しておりますし、市民生活の安全安心を守る防災基盤の整備や、基幹産業であります農業を活性化する越前おおの型農業の推進などを着実に進めることができた年であったと考えております。

 その一方で、本年度は、これまでに総合施策会議を5回開催し、平成23年度の事業実施状況や越前おおの元気プランの成果指標の進捗(しんちょく)状況などについて点検するとともに、基本構想実現のための柱であります「人が元気」「産業が元気」「自然が元気」の各分野において、専門の有識者から情報提供やアドバイスを受けつつ、議論を深めてまいりました。

 その結果、本市を取り巻く状況の変化などにより、今後、本市の対応が必要な課題への取り組みとして、婚活に対する支援及び化石の保全と活用の2施策と平成26年の市制60周年を記念する事業を越前おおの元気プランに追加致しました。

 今後も「ひかりかがやき、たくましく、心ふれあうまち越前おおの」の実現と目標ふれあい交流人口を達成するため、国の動向や社会情勢の変化、市民ニーズなど情報を詳細に収集分析し、越前おおの元気プランの一層の推進に努めるとともに、施策の変更や新たな施策の追加について引き続き検討してまいりたいと考えております。

 次に、新しい庁舎の整備について申し上げます。

 新しい庁舎の整備につきましては、大野市庁舎整備基本設計に基づき、本年度は実施設計を進めており、9月定例会には平面図などの一般図を議会にお示し致しました。現在、これに基づき構造や設備、内装・外装など詳細な部分の設計を進めているところであり、進捗状況はその都度、議会にもご説明させていただいてきているところであります。

 今後、より詳細な部分の設計や積算作業を進めていきたいと考えており、「市民が気軽に集い・憩い・学ぶ」ことができる庁舎の整備を目指し、鋭意努力していく所存であります。

 次に、市民力・地域力アップに向けた地域づくり事業について申し上げます。

 平成22年度より実施し、本年度で3年目となります越前おおの地域づくり交付金事業につきましては、来年2月に、その集大成として、各団体による事業成果の発表会を開催させていただく予定であります。本事業につきましては、平成25年度以降も実施していきたいと考えておりますが、今まで以上に市民力・地域力を高めていくことができる事業となるよう見直しを図っていきたいと考えております。

 次に、行政改革について申し上げます。

 行政改革につきましては、第六次大野市行政改革大綱及び大野市行政改革推進プランに沿い、本年度は市が保有・管理します全ての公共施設・財産の在り方について、設置目的や運営主体の適否などを含めた施設の在り方や効率的な運営方策、利用率の向上策などの考え方を示しました公共施設再編方針を策定し、公共施設の適正化を図ることとしており、現在、各施設のカルテや検証シートに基づき、取りまとめを行っております。来年度には、公共施設再編方針に基づいた公共施設再編計画を策定し、公共施設の適正な配置を図ることとしておりますが、策定前であっても、廃止や譲渡、転用などの方向性が決定しました施設から、来年度以降、順次取り組みを進めていきたいと存じます。

 次に、市制60周年記念事業について申し上げます。

 平成26年7月1日に、本市は市制60周年の記念すべきときを迎えることになりますが、60周年記念事業を実施するため、現在、各課から出された事業案について庁内で検討を行っているところであります。来年度には、市民の皆さまのご参画をいただきながら、記念事業の内容や実施の手法について具体的な検討を行っていきたいと考えております。

 次に、結とぴあの運営状況について申し上げますと、まず児童デイサービスセンターの10月末における利用登録者数は、くれよん教室が20人、ことばの教室が19人と、当初見込みとしておりました人数にほぼ達するとともに、地域子育て支援センターには、昨年度の約1.8倍に当たります5,600人余りの親子が訪れております。一方、社会福祉法人紫水の郷の運営による喫茶店ぶなの木につきましても、老若男女を問わず多くの方が訪れ、明るい雰囲気の中で、市民の憩いの場として定着をしてきていると伺っております。また、結とぴあに来庁されました方の約4割に当たる5,500人余りの方が福祉・保健事務室前の総合受付を利用されております。

 来庁者を対象に7月から8月にかけて実施しましたアンケートにおいては、「以前に比べ、窓口の対応が良くなった」、また「1カ所で用事を済ませることができて便利になった」との評価を頂いております。これも総合受付を設けたことが市民の利用しやすさにつながり、保健・医療・福祉の連携によるワンストップサービスの成果が表れてきたものと感じております。

 しかし「オープンカウンターのため窓口が分かりにくい」との意見やプライバシーの保護対策、さらなる職員の接遇の向上を求める声なども頂きましたので、早速、窓口の表示方法に工夫を施すとともに、一人一人の利用者の立場に応じた対応を図るよう職員に指示したところであります。

 今後とも利用者の声に耳を傾けるとともに、効果的で質の高いサービスを提供して、市民の皆さまに長く愛される施設となるよう努力してまいります。

 次に、高齢者福祉について申し上げます。

 本市の高齢化率は30?に迫り、また核家族化が進行する中、一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が年々増加しております。そのような中で、高齢者の安全と安心を確保する一環として、来月から救急医療情報キットを配布致します。このキットは、緊急連絡先やかかりつけ医などの緊急医療活動に必要な情報を容器に入れて冷蔵庫に保管するもので、万が一の急病時に救急隊員などがキットを活用することにより、迅速な救急救命活動が行えるよう備えるものであります。配布につきましては、75歳以上の一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯など約1,000世帯を対象に、民生委員をはじめとする関係者のご協力をいただきながら行う予定であります。

 この救急医療情報キットを有効に活用することはもちろん、高齢者を地域で見守る体制をさらに強化して、住み慣れた地域で高齢者の方々が元気に暮らしていただけるよう、今後も支援してまいります。

 次に、中心市街地活性化について申し上げます。

 今月16日に「人が集う、活気に満ちた城下町を目指して」をテーマに、中心市街地活性化全国リレーシンポジウムin越前おおのを開催致しました。本市における取り組み事例の紹介や有識者によるパネルディスカッションなどを行い、第1期中心市街地活性化基本計画の総括を確認することで、第2期基本計画策定に向けての意識啓発の場になったものと考えております。

 第2期基本計画の策定につきましては、来月にパブリックコメントを行い、広く市民の意見を求めるとともに、越前おおの中心市街地活性化協議会での協議を踏まえ、国の所管庁であります内閣府に対し基本計画書を提出し、本年度中の認定取得を目指すこととしております。

 なお、まちづくり会社の設立につきましては、当初の計画より遅れておりますが、商工会議所を事務局とした設立発起人会を随時開催し、準備作業を進めている状況と聞き及んでおります。第2期基本計画を実施していくためには、民間主体の事業展開が必要でありますので、市と致しましても早期に会社設立ができるよう働き掛けを行っているところであります。

 次に、地域農業マスタープランについて申し上げます。

 地域農業マスタープランは、地域における担い手への農地集積を図ることを目的とする国の新規事業でありますが、9月末現在で、全国において約380の市町村でプラン作成が進んでいる状況にあります。

 本市におきましても早くから取り組みを始めており、現段階で8集落において計画の認定を受けております。その中で取り組みの優良事例として、右近次郎地区が農林水産省のホームページで全国に紹介されております。これは、集落内における定期的な話し合いが評価されたものであり、これを励みに、今後、ますます多くの集落において、プランの作成が進めばと期待致しているところであります。

 次に、観光について申し上げます。

 まず秋のメーンイベントの一つであります九頭竜紅葉まつりは、2日目があいにくの雨模様となりましたが、平年を上回る5万8,000人の来場があり、自然や旬の味覚など大野の魅力を大いに味わっていただいたものと思っております。また、広域的な連携を目的としまして、越前と加賀の8市町の自慢のご当地グルメを集めて10月に開催しました越前・加賀グルメフェスタin越前おおのについては、1万2,000人の入り込みがございました。また、小松市でのイベントにも出向き、大野の特産品である米やサトイモなどの販売や、しょうゆカツ丼などのグルメの出展と併せて、広域的な観光連携を活用して大いに越前おおのをPRしてまいりました。

 さらに大手旅行代理店との連携によりまして、市内で1,000円相当の食事ができるミールクーポン付きのバスツアーを10月の1カ月間限定で試行を行いました。このミールクーポンは、バスツアーで訪れた観光客がマップを手に市内を散策しながら利用加盟店を探していただくもので、バス5台、約160人の利用がありました。今後は、この試行結果を踏まえ、来年度以降の本格運用について検討してまいりたいと考えております。

 次に、中部縦貫自動車道について申し上げます。

 まず永平寺大野道路につきましては、平成24年度に供用開始が予定されております勝山・大野間、そして平成26年度に供用開始が予定されております福井北・松岡間では、順調に工事が進捗(しんちょく)しており、先週の21日には正副議長及び中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員会の皆さまに、両工事現場を視察していただいたところであります。

 大野油坂道路の大野東・和泉間につきましては、山林部を含めました土地の境界確認がおおむね完了するなど、用地買収に向けた業務が着実に進んでおります。和泉・油坂間につきましては、地権者などから土地立ち入りのご了解をいただきまして、道路計画に必要な地質調査、路線測量などが順調に進められております。

 また、いまだ事業化が決定しておりません大野・大野東間につきましては、越前おおのまるごと道の駅ビジョン実現の要となり、近畿圏や中京圏で大規模災害が発生した際の救援活動の拠点となるヘリポートなどを備えた核となる施設の整備と早期全線事業化が図られるよう、議員各位のご支援とご理解を賜りながら全力で要望活動を続けてまいりたいと存じます。

 次に、国道158号と157号大野バイパスについて申し上げます。

 最初に、国道158号の境寺・計石バイパス整備につきましては、県では路線測量と地質調査着手に向け関係致します14地区に対する説明会をこれまでに実施しておりますが、今後も必要に応じて関係地区への説明会を開催するとのことであります。

 また、国道157号大野バイパスにつきましては、永平寺大野道路の勝山・大野間の供用開始に合わせ、大野インターチェンジと接続します大野インター線を含めた工事が順調に進められております。

 次に、自転車を活用したまちづくり事業について申し上げます。

 自転車を活用したまちづくり計画の策定につきましては、今年度に構築致しました検討委員会をこれまでに4回開催するとともに、市民へのアンケート調査並びに交通量調査や高校生の自転車通学経路調査などを参考に、自転車のネットワークの考え方や自転車走行空間の整備手法について議論をいただいております。

 本計画の取りまとめに当たりましては、年度内には出される予定であります国の自転車利用環境に関するガイドラインの指針に沿った内容とする必要がありますので、そのガイドラインの内容も踏まえながら、取りまとめ作業を進めてまいります。

 次に、奥越特別支援学校について申し上げます。

 これまで、福井県が建設を進めておりました仮称奥越地区特別支援学校の正式名称が、本年10月に「奥越特別支援学校」と決定し、11月1日付けで開設となりました。現在は、来年4月の開校に向けて、入学や転学についての相談を受けていると聞き及んでおります。

 また、本市からの児童・生徒の通学につきましては、2台のスクールバスを運行する計画で、運行ルートにつきましては、保護者の意見を聞きながら調整しているとのことでありますので、児童・生徒や保護者に配慮された利便性の高い通学手段となることを期待するものであります。

 次に、齊藤一郎氏と京都市交響楽団コンサートについて申し上げます。

 10月13日には、本市出身の齊藤一郎氏を指揮者として迎え、本市に在住しておられます松谷由美さんが所属する京都市交響楽団によるクラシックコンサートを開催致しましたが、本格的なフルオーケストラと迫力ある指揮は満員の聴衆を魅了し、大好評を得たものと感じております。

 翌日の午前中、京都市交響楽団員の皆さまには、中学校の吹奏楽部員に楽器種別ごとの演奏指導をしていただき、午後からは、齊藤一郎氏から合同演奏を指揮していただきました。演奏指導では、音の強弱やテンポなどのアドバイスを頂き、第一線で活躍されておられます指揮者から直接学ぶ貴重な機会となりました。近い将来、指導を受けた中学生が、内外の音楽界で活躍していることを大いに期待しております。

 さて、本市ではこれから平成25年度当初予算の編成時期を迎えるわけでありますが、政府は、8月に改訂しました平成25年度から27年度の中期財政フレームで、基礎的財政収支対象経費をできる限り抑制し、平成25年度における地方の一般財源総額については、平成24年度地方財政計画と実質的に同水準としております。また、東日本大震災や原発事故からの復旧・復興、デフレ脱却、日本経済再生など喫緊の課題がある中で、歳出の大枠71兆円を遵守することとしております。

 しかしながら、今回の衆議院総選挙で政府の予算編成が越年になることは確実で、具体的な施策をはじめ、財政基盤の弱い地方へ大きな影響を及ぼす地方交付税、地域自主戦略交付金などの制度改正については、不透明な部分が多くあります。

 このような状況の中ではありますが、市民サービスは一時でも途切れさせることはできませんし、また越前おおの元気プランに掲げました基本施策を着実に前進させる必要があります。そのためにも、安定的な財源の確保を図るとともに、合理化、効率化の考えの下で既存事業の総点検を積極的に行うことで一層の経費削減に努め、越前おおのブランド戦略を念頭に置きながら選択と集中を行い、市民ニーズに応えうる当初予算を編成してまいる所存であります。

 さて、9月定例会に上程され、これまで継続して審査していただきました、

議案第74号 平成23年度大野市歳入歳出決算認定について

そして、

議案第75号 平成23年度大野市水道事業会計の決算認定について

の2議案につきましては、ただ今ご認定を賜り厚くお礼申し上げます。

 先ほど、委員長よりご報告のありましたそれぞれのご意見やご指摘の事項につきましては、これからの予算編成や予算執行において、十分に心掛け、適切に対応してまいりたいと存じます。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について、ご説明申し上げます。

 まず予算議案につきましては、一般会計と四つの特別会計、そして水道事業会計について補正予算案のご審議をお願いするものでございます。

 一般会計の主な内容と致しましては、障害者を支援致します給付費や民間除雪車を借り上げる除雪経費、国の経済危機対応・地域活性化予備費による二つの橋梁の補修工事などの増額と、職員異動に伴う人件費の調整などを含めまして、合計で1億6,236万1,000円を追加し、予算の累計を177億1,500万6,000円とするものでございます。

 また、国民健康保険事業をはじめとする4特別会計、そして水道事業会計の主な内容と致しましては、各会計の事業量の増加に伴う経費の増額を行うほか、職員人件費の調整が主なものでございます。

 次に、条例議案と致しましては、水道法の改正に伴い必要な基準を定め、新たに制定致します「大野市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例案」など、新規制定議案と一部改正議案を合わせて4議案でございます。

 その他の議案と致しましては「指定管理者の指定について」を5議案、「専決処分の承認を求めることについて」を1議案提出致しております。

 各議案の提案理由、その内容につきましては、各担当部長から説明致させますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由と致します。



○議長(川端義秀君)

 総務部長、江波君。

 (総務部長 江波庄進君 登壇)



◎総務部長(江波庄進君)

 私からは、補正予算案議案6件と専決処分議案1件の7議案についてご説明申し上げます。

 まず

議案第80号 平成24年度大野市一般会計補正予算(第5号)案

からご説明致します。

 一般会計補正予算(第5号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億6,236万1,000円を追加し、補正後の総額を177億1,500万6,000円とするものです。

 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額については、3?からの「第1表 歳入歳出予算補正」でお示ししてあるとおりです。

 また、6?の「第2表 債務負担行為」、7?の「第3表 地方債補正」については、後ほど説明させていただきます。

 それでは、まず歳出について4?及び5?の表に基づき説明をさせていただきます。

 なお今回の補正において、人件費分については主に人事異動等に伴う職員給与費と共済費の調整によるものです。一般会計では、人件費総額で4,294万6,000円の減額となっております。

 各款の主な内容を申し上げますと、款1議会費は職員給与費の調整として512万6,000円を減額しております。

 以下款2総務費では、一般管理費で地方公務員災害補償基金負担金94万9,000円、防犯灯設置事業110万円のほか、特別職給与費、職員給与費分の調整と合わせた合計では766万7,000円を増額計上しております。

 款3民生費では、主なものとしてサービス利用者増に伴い、障害福祉サービス事業で1億1,608万1,000円を計上しているほか、職員給与費の調整等と合わせて9,877万6,000円の増額となっております。款4衛生費では、特定疾患等患者支援事業49万5,000円の増額がありますが、特別会計繰出金を含めた職員給与費の調整により、合計では2,569万8,000の減額補正となっております。

 款6農林水産業費では、被災農業者向け経営体育成支援事業補助59万9,000円、県営土地改良事業負担金52万6,000円のほか、職員給与費の調整と合わせた合計では、284万7,000円の増額となっております。款7商工費では、県の事業採択に伴う越前おおの城下町にぎわい交流プラン事業補助9万7,000円のほか、人員増などの職員給与費の調整と合わせて1,186万円の増額補正をしております。

 款8土木費では、国の経済危機対応地域活性化予備費による二つの橋の補修工事など、橋梁補修事業で3,340万3,000円、今冬の除雪経費で6,860万円を追加しているほか、職員給与費の調整などと合わせて8,554万2,000円を増額補正しております。款9消防費では、職員給与費を976万6,000円減額補正しております。

 款10教育費では、燃料費の上昇に伴い、小学校管理運営経費で130万円、文化会館管理運営経費で115万円などを増額しておりますが、職員給与費の調整と合わせ、合計では374万1,000円を減額補正しております。 これらの財源と致しましては、3?のとおり必要な歳入を見込んでおります。

 国庫支出金では、障害福祉サービス等負担金5,804万円、橋梁長寿命化事業補助金など7,074万5,000円、県支出金では障害福祉サービス等負担金2,902万円、財産収入では物品売払収入として、ロータリー除雪車2台の売却分1,750万円を計上しております。

 繰入金では、介護保険事業特別会計繰入金58万4,000円の増額がありますが、事業変更に伴う商業振興基金繰入金66万円の減額があり、合計では7万6,000円の減額となっております。

 諸収入では、大野・勝山地区広域行政事務組合返納金など1,474万3,000円を計上し、市債では道整備交付金事業の事業間の調整に伴い160万円を減額したほか、繰越金3,202万9,000円を充て、収支の均衡を図っております。

 次に、6?の「第2表 債務負担行為」ですが、和泉総合福祉センター、九頭竜保養の里、国民休養地のパークホテル九頭竜とスキー場を除く付帯施設、国民休養地の九頭竜スキー場、そして和泉前坂家族旅行村の五つの施設の管理委託については、今回、関連して「指定管理者の指定について」の議案が提出されております。

 これらの施設については、公共施設再編方針との兼ね合いから、指定管理期間は1年間としております。

 次の小山小学校及び上庄小学校給食調理業務委託、阪谷小学校及び富田小学校給食調理業務委託については、平成25年度から新たに民間委託を行うもので、期間は3年間としております。これで市内小学校は、全て民間委託となります。

 1番下の有終東小学校給食調理業務委託については、平成22年度から実施しており、3年間が経過しますので、更新となる今回は5年間として民間委託することとしております。

 各事項の限度額は記載のとおりです。

 次に、7?「第3表 地方債補正」ですが、道整備交付金事業の事業間の調整に伴い、道路整備事業で2,340万円減額して限度額を7,820万円とし、合併特例事業では2,180万円増額し、6億2,270万円とするものです。起債の方法、利率、償還の方法は補正前と変わりません。

 次に、

議案第81号 平成24年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明致します。

 国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億153万7,000円を追加し、補正後の総額を41億8,199万4,000円とするものです。

 歳出では、職員給与費を減額しておりますが、療養給付費の増を見込み、一般被保険者療養給付費負担金で2,000万円、退職被保険者等療養給費負担金で4,200万円を、それぞれ増額しております。

 歳入では、一般会計からの繰入金の人件費相当分を減額し、前年度の繰越金1億440万円を計上しております。

 次に、

議案第82号 平成24年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明致します。

 和泉診療所事業特別会計(第2号)案では、歳入歳出の総額から、歳入歳出それぞれ349万4,000円を減額し、補正後の総額を9,322万2,000円とするものです。

 歳出は、職員給与費の減額に伴うもので、歳入は、その分の一般会計からの繰入金を減額しております。

 次に、

議案第83号 平成24年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明致します。

 介護保険事業特別会計補正予算(第2号)案は、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,647万4,000円を追加し、補正後の総額を37億6,922万8,000円とするものです。

 本保険事業勘定の歳出では、人件費の調整としての職員給与費491万円の減額がありますが、認定調査諸経費で338万1,000円、介護予防サービス給費負担金で1,500万円などを追加しております。

 歳入は、支払基金からの介護給付費交付金や国庫負担金、県負担金、一般会計からの繰入金などを見込んでおります。

 次に、

議案第84号 平成24年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案

についてご説明致します。

 下水道事業特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ143万9,000円を減額し、補正後の総額を9億1,966万円とするものです。

 本会計の歳出では、職員給与費を減額しているほか、公共下水道建設事業で節間組み替えを行っております。

 歳入は、一般会計からの人件費相当分の繰入金を減額しております。

 次に、

議案第85号 平成24年度大野市水道事業会計補正予算(第2号)案

についてご説明致します。

 水道事業会計補正予算(第2号)案では、収益的収入及び支出の予定額を、それぞれ68万5,000円増額し、補正後の予定額を1億5,407万5,000円とするもので、水道事業会計の総額では2億8,382万5,000円となります。

 支出では、人件費の調整として、職員給与費を31万5,000円減額するとともに、配給水設備の維持管理経費で100万円を増額しており、収入は一般会計からの補助金を充てて財源調整しております。

 次に、

議案第95号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度大野市一般会計補正予算(第4号)

のご説明を致します。

 これは、衆議院が11月16日に解散となったことにより、11月19日付けで衆議院議員総選挙の執行経費1,950万7,000円を専決処分したものです。

 歳入は、全額が県委託金となっております。

 地方自治法第179条第1項の規定に基づき議会に報告し、承認をお願いするものです。

 以上総務部所管の各議案の概要説明とさせていただきます。

 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川端義秀君)

 建設部長、佐子君。

 (建設部長 佐子重夫君 登壇)



◎建設部長(佐子重夫君)

 建設部が所管致します議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号の条例4議案についてご説明申し上げます。

 まず

議案第86号 大野市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例案

についてご説明申し上げます。

 この条例案は、水道法第12条に定められた水道の布設工事施工に際し、技術上の監督業務を行う職員の資格基準及び水道法第19条第3項に定められた水道施設の技術上の管理を行う水道技術管理者の資格基準を条例で明記するよう、水道法が改正されたことを受け、今回、新たに大野市が設置する水道施設の布設工事に関し、布設工事監督者を配置する工事の範囲、布設工事監督者及び水道技術者の資格基準を、この条例で定めるために行うものであります。本条例の施行は、平成25年4月1日としております。

 次に、

議案第87号 大野市公共下水道及び都市下水路の構造の技術上の基準等に関する条例案

についてご説明申し上げます。

 この条例案は、第2次一括法による権限移譲により、大野市の設置する公共下水道及び都市下水路の構造及び維持管理の技術上の基準については、法その他の法令で定めるもののほか、この条例で定めるために行うものであります。本条例の施行は、平成25年4月1日としております。

 次に、

議案第88号 大野市簡易水道等給水条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。

 この条例案は、上水道への統合に伴い、大野市簡易水道等給水条例から中保地区水道に関するものを削除及び西富田地区簡易水道のメーターを直読式から遠隔式へと切り替えたことから、水道メーター使用料の変更を行うものであります。本条例の施行は、平成25年4月1日としております。

 次に、

議案第89号 大野市公共下水道条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。

 この条例は、公共下水道法施行令の一部改正に伴い、公共下水道を使用する者が除外施設を設け、又は必要な措置をして排除しなければならない物質にジオキサンを追加し、排出基準を定めるものであります。本条例の施行は公布の日からとしております。

 以上でございます。

 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川端義秀君)

 市民福祉部長、巻寄君。

 (市民福祉部長 巻寄富美男君 登壇)



◎市民福祉部長(巻寄富美男君)

 私からは、

 議案第90号 指定管理者の指定について

ご説明申し上げます。

 この議案は、本年度で指定管理期間が終了します大野市和泉総合福祉センターについて、引き続き、社会福祉法人大野市社会福祉協議会を指定管理者として指定を行いたく、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決をお願いするものであります。

 指定の期間は、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの1年間としております。

 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川端義秀君)

 産業経済部長、羽田君。

 (産業経済部長 羽田年也君 登壇)



◎産業経済部長(羽田年也君)

 私からは、産業経済部が所管致します議案第91号から議案第94号までの4議案、いずれも「指定管理者の指定について」ご説明申し上げます。

 これらの議案につきましては、今年度末をもちまして、公の施設の指定管理期間が終了することに伴い、引き続き、指定管理者の指定を行うため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。

 施設及びその指定管理者につきましては、議案第91号では、大野市九頭竜保養の里の指定管理者として株式会社メンテナンスナカムラを、議案第92号では、大野市国民休養地のうち国民宿舎パークホテル九頭竜、森とふれあう交流ステーション及び野外ステーション施設の指定管理者として株式会社メンテナンスナカムラを、議案第93号では、大野市国民休養地のうち九頭竜スキー場の指定管理者として森山観光株式会社を、議案第94号では、大野市和泉前坂家族旅行村の指定管理者として福井和泉リゾート株式会社を、それぞれ指定するものであります。

 なお指定管理期間と致しましては、いずれも平成25年4月1日から平成26年3月31日までの1カ年でございます。

 以上よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川端義秀君)

 日程第5、

 議案第96号 訴訟上の和解について

を議題と致します。

 提案理由の説明を求めます。

 市長、岡田君。

 (市長 岡田高大君 登壇)



◎市長(岡田高大君)

 ただ今上程されました

 議案第96号 訴訟上の和解について

ご説明致します。

 この議案は、福井地方裁判所平成23年(ワ)第579号国家賠償請求事件について和解するため、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものであります。

 和解の要旨と致しましては、市は、本事件に関する相手方の申し立てに対し重ねて謝罪するとともに、和解金として330万円を支払い、訴訟費用は各自の負担とすることなどであります。

 和解させていただきます理由としましては、本件は、学校管理下における事故であるため市の責任は免れず、また福井地方裁判所から和解案が提示され、和解金額が妥当なものであり、この和解により円満に解決できるものと判断したからであります。

 以上よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(川端義秀君)

 これより質疑を行います。

  (沈黙)



○議長(川端義秀君)

 以上で質疑を終結致します。

 お諮り致します。

 本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略致したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(川端義秀君)

 ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。

 これより討論に入ります。

 (沈黙)



○議長(川端義秀君)

 これにて討論を終結致します。

 これより採決致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております

 議案第96号 訴訟上の和解について

は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(川端義秀君)

 ご異議なしと認めます。よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。

 以上で本日の日程が全部終了致しました。

 ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、一般質問は12月3日、4日に行います。

 質問通告は、明後日28日の午前10時までにお願い致します。

 本日はこれにて散会致します。

 大変ご苦労さまでございました。



 (午前11時18分 散会)