議事ロックス -地方議会議事録検索-


福井県 大野市

平成23年 12月 定例会 12月14日−委員長報告、質疑、討論、採決−04号




平成23年 12月 定例会 − 12月14日−委員長報告、質疑、討論、採決−04号







平成23年 12月 定例会






       平成23年12月・第378回定例会 会議録(第4日)

                              平成23年12月14日(水)
午前10時  開議


1.議事日程
    第1.議案第62号から議案第70号まで
       及び議案第72号から議案第77号まで      15件
       陳情9号                     1件
       (委員長報告、質疑、討論、採決)
    第2.特別委員長報告
    第3.議案第78号 教育委員会委員の任命について
    第4.市会案第5号 国の出先機関原則廃止に関する意見書
    第5.市会案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書

2.出席議員(18名)
     1番   山 ?  利 昭 君    2番   梅 林  厚 子 君
     3番   永 田  正 幸 君    4番   松 田  元 栄 君
     5番   前 田  政 美 君    6番   石 塚  淳 子 君
     7番   宮 澤  秀 樹 君    8番   川 端  義 秀 君
     9番   松 原  啓 治 君    10番  藤 堂  勝 義 君
     11番  高 岡  和 行 君    12番  兼 井    大 君
     13番  島 口  敏 榮 君    14番  浦 井  智 治 君
     15番  本 田    章 君    16番  畑 中  章 男 君
     17番  砂 子  三 郎 君    18番  榮    正 夫 君


3.説明のため出席した者の職・氏名
   市   長  岡 田  高 大 君    副 市 長  下 河  育 太 君

   教 育 長  松 田  公 二 君    秘 書 政策  藤 森    勉 君
                        局   長

   総 務 部長  江 波  庄 進 君    市 民 福祉  巻 寄  富美男 君
                        部   長

   産 業 経済  長谷川  雅 人 君    建 設 部長  辻    忠 信 君
   部   長

   和泉支所長  石 田  光 義 君    会計管理者  澤 田  みち代 君

   教育委員会  宮 下  真 一 君    消 防 長  小 林    進 君
   事 務 局長

   建設部理事  下 村  直 人 君    行 政 戦略  田 中  雄一郎 君
                        課   長

   総 務 課長  羽 田  年 也 君    財 政 課長  鉱 崎  昭 治 君

   社 会 福祉  廣 瀬  吉 隆 君    産 業 振興  金 子  正 義 君
   課   長                課   長

   建 設 課長  佐 子  重 夫 君    教 育 総務  島 田  健 一 君
                        課   長

   監 査 委員  木戸口  正 和 君    消 防 本部  石 田  純 也 君
   事 務 局長                次   長

   財   政  加 藤  正 幸 君
   課 長 補佐


4.事務局職員出席者
   局   長  中 村  浩 一      次   長  清 水  啓 司
   係   長  山 田  明 美      係   長  前 田  晃 宏

5.議事
(午前10時20分 開議)







○議長(本田章君)

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりであります。

 これより日程に入ります。

 日程第1「議案第62号から議案第70号まで及び議案第72号から議案第77号までの15議案、並びに陳情1件」を一括して議題と致します。

 12月6日、委員会に付託致しました各案件の審査結果について各委員長より報告を求めます。

 最初に、産経建設常任委員長、宮澤秀樹君。

(産経建設常任委員長 宮澤秀樹君 登壇)



◎産経建設常任委員長(宮澤秀樹君)

 産経建設常任委員会は去る6日の本会議において付託を受けました案件について、7日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。

 以下、委員会での審査結果並びに経過について申し上げます。

 まず議案について申し上げます。

議案第62号 平成23年度大野市一般会計補正予算(第4号)案

のうち当委員会付託分については、全会一致で理事者の説明を了とし、原案を可決することに決しました。

 次に、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。

 最初に、義景公園整備についてであります。

 9月定例会の当委員会において、義景公園整備については、本公園の持つ歴史的価値を大切にするよう求めたところです。

 理事者から、現在までに地元関係者や関係団体で組織する検討委員会と庁内関係課による協議を重ね、具体的な計画がまとまりつつあるとの説明を受けました。

 今後は、大野市をPRするまちなか観光のスポットとして、誘客の向上につながる整備に努めていただくとともに、可能な限り地下水保全にも配慮した整備と管理運営がなされるよう期待致します。

 次に、公共交通について申し上げます。

 まちなか循環バス、乗合タクシーなどの来年4月以降の本格運行に向けての便編成や運賃設定の方針などについて説明を受けました。試験運行開始から2年以上が経過し、これまでの実績をもとにして、利用者の少ない便を廃止するなど、コスト削減を意識しながら、各地区区長会からの意見も踏まえ、市民の利便性を低下させないよう整理されたものであります。

 委員から、今後の課題として、高齢ドライバーの免許返上者への助成制度の創設や、現在、量販店の協力で行っている定期券購入者への割引券発行サービスの拡充などで、利用者数を向上させる仕掛け作りを考えていただくことや、事業所から協賛金の協力を求めるなど、市全体で公共交通を支える環境づくりにも努めていただきたいとの意見が出されたところであります。これら公共交通は、移動手段としての本来の役割のほか、高齢者の引きこもり防止や交通事故防止など、健康・福祉・交通安全の面にも寄与しており、今後、十分に検討していただきたいと存じます。

 次に、奥越ふれあい公園多目的グラウンドの照明設備工事について申し上げます。

 グラウンド上の明るさは内野、外野とも十分確保できるため、野球競技にも対応できるとの説明を受けました。しかしながら、高さの面で、利用者ニーズに真に対応しているか、いささか疑問に感じますので、周辺地域の環境にも配慮しつつ、利用者などの声を今一度確認して、可能な範囲での対策を願います。

 次に、特産農産物の価格向上対策について申し上げます。

 特産農産物の作付け面積の拡大も大切ですが、併せて生産状況を把握し、市場の需要と供給のバランスを見極めた適正な出荷計画により価格向上につなげることも重要であります。特産農産物振興に関する補助事業の効果を無駄にしないためにも、JAとの協議の中で、価格面での対応策を検討していただきたいと存じます。

 次に「中心市街地活性化に向けての要望書」について申し上げます。

 本要望書は、現在の中心市街地活性化基本計画期間が、平成25年3月までとされていることから、要望者がこれまでの効果を検証した結果、中心市街地に経済効果をもたらす仕組みづくりや大型空き店舗の活用などの課題が依然として残っており、これらを解決するため新たな計画の申請と計画に民間主体での活性化事業の組み入れを求めるものであります。委員から、現計画において、ハード・ソフト両面での事業推進に留意するよう求めていたにもかかわらず、ソフト面が立ち遅れていることは遺憾とする意見がありました。大野のまちづくりにとって、重要な施策の一つでありますので、本要望書の主旨を踏まえつつ、中心市街地活性化の追い風となるよう、次期計画はハード・ソフト事業をバランスよく組み入れて策定していただきたいと存じます。

 最後に、意見書について申し上げます。

 委員から「国の出先機関原則廃止に関する意見書」の提出について提案がありました。

 現在、国では地域主権改革の一環として、国の出先機関原則廃止を掲げ、議論が進められております。しかしながら、本年、わが国を襲った東日本大震災では、国土交通省の出先機関である地方整備局が迅速に対応し、被災地の復旧・復興に貢献されています。よって、この意見書は地方整備局の事務・権限、廃止を拙速に推し進めることが、大規模災害などの緊急時における防災計画や復旧・復興対策に大きな不安材料となることから提案されたものであります。当委員会と致しましては、安心・安全なまちづくりの観点から、意見書を全会一致で提出することに決した次第であります。

 以上であります。

 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告と致します。



○議長(本田章君)

 次に、民生環境常任委員長、川端義秀君。

(民生環境常任委員長 川端義秀君 登壇)



◎民生環境常任委員長(川端義秀君)

 民生環境常任委員会は、8日委員会を開催し、去る6日の本会議において付託を受けました、各案件について慎重に審査を行いました。

 以下、委員会での審査の結果並びに経過について申し上げます。

 まず議案について申し上げます。

議案第68号 大野市児童デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例案

議案第69号 大野市地域子育て支援センターの設置及び管理に関する条例案

議案第74号 大野市福祉事務所設置条例及び大野市保健センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案

議案第75号 大野市老人福祉センター設置条例を廃止する条例案

議案第76号 指定管理者の指定について

以上、5議案については、全会一致で、

議案第62号 平成23年度大野市一般会計補正予算(第4号)案

のうち当委員会付託分

議案第63号 平成23年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案

議案第64号 平成23年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第1号)案

議案第65号 平成23年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)案

議案第66号 平成23年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案

議案第67号 平成23年度大野市水道事業会計補正予算(第1号)案

以上、6議案については賛成多数で、それぞれ理事者の説明を了とし、原案を可決することに決しました。

 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。

 初めに「結とぴあ」について申し上げます。

 来年4月1日から「結とぴあ」のオープンと同時に、保健医療福祉サービスのワンストップサービスがスタートするため、その体制を整えるべく、事前準備も含めオープン1週間前から執務を行えるよう、詳細にわたり調整を図っているとの報告を受けました。保健医療福祉サービスの提供は、市民サービスの最たる要でありますので、滞りなく事務事業が執行できるよう関係部局の間において十分に協議を行うとともに、OA機器類をはじめとする移転に関しましても市民の迷惑とならないよう配慮されたいと存じます。

 次に「大野市児童デイサービスセンター」について申し上げます。

 「結とぴあ」の整備に伴い、来年4月1日から「大野市児童デイサービスセンター」を新たに開設し、発達支援を行う「くれよん教室」と言語について指導相談を行う「ことばの教室」の二つの業務を行い、その管理は指定管理者により行うとの説明を受けました。現在、有終東小学校において「ことばの教室」が開設されており、23人の子どもたちが通所しているとのことであります。児童デイサービスセンターの開設により、この「ことばの教室」も有終東小学校から結とぴあへ移転しますが、子どもたちは環境の変化などにとても敏感に反応すると思われます。理事者におかれましては、その開設に向け指定管理者と共に諸準備を進められることと存じますが、場所等が変わることに対する子どもたちへのケアについても配慮されるよう求めた次第であります。

 次に「国民健康保険」について申し上げます。

 国民健康保険税について、平成23年度の9市の比較表を拝見致しますと、大野市の税率等はいずれも高い状況であります。その原因は、高齢化の進展と医療の高度化によるものであることとは存じますが、このように県内他市と比較し、大野市が随分高い状況を目の当たりにしますと、本市の国民健康保険事業の将来に対し不安が募ります。健康であることは、誰にとっても最大の願いでありますので、今後とも健診受診率向上を図り、健康教室開催などによる予防医療に努めるとともに、ジェネリック医薬品の使用を啓発するなど、より一層の医療費抑制に取り組まれたいと存じます。

 最後に「ハッピーブライダル応援事業」について申し上げます。

 この事業につきましては、若者の結婚離れを防ぐこと、また市内で結婚式や披露宴を行うことにより、子どもたちに結婚に対するあこがれの気持ちを醸し出すことを目的に実施するとのことでありました。「越前おおの産業と食彩フェア」等において、PR用ブースを設置するなど、機会を捉えて広報啓発に取り組まれている様子を見受けますが、やはりもう少し早い時期にリーフレットを作成し、大野市内での結婚式や披露宴のモデルプランが提示できるとよかったのではないかと思われます。今後、本事業が軌道に乗るまでには、まだまだ時間がかかることと存じますので、関係団体等と協力し、引き続き広報啓発活動を続けるよう求めた次第であります。

 以上であります。

 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますよう、お願い申し上げまして、当委員会の報告と致します。



○議長(本田章君)

 次に、総務文教常任委員長、前田政美君。

(総務文教常任委員長 前田政美君 登壇)



◎総務文教常任委員長(前田政美君)

 総務文教常任委員会は、去る6日の本会議において付託を受けました各案件について、9日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。

 以下、委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。

 まず議案について申し上げます。

議案第70号 大野市一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例案

議案第72号 大野市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例案

議案第73号 多田記念大野有終会館設置条例の一部を改正する条例案

議案第77号 開成中学校 特別教室管理棟・給食室棟・廊下棟耐震補強工事請負契約の変更について

の4議案については全会一致で、また

議案第62号 平成23年度大野市一般会計補正予算(第4号)案

のうち当委員会付託分については賛成多数で、それぞれ理事者の説明を了とし、原案を可決とすることに決しました。

 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。

 最初に学校施設について申し上げます。

 開成中学校 特別教室管理棟・給食室棟・廊下棟耐震補強工事請負契約の変更については、委員から「基礎杭の補強計画の根拠」について質問があり、理事者からは開成中学校の補強工事については、実施設計時に近隣箇所の地質調査結果を参考として基礎杭の補強計画を立て、第三者機関である福井県耐震診断評定委員会の審査を受け、適正との判定を得て設計を行ったが、工事の実施に当たり、さらに安全を期すために現地の地質調査を行った結果、杭を延長することが必要と判断したとの説明がありました。

 しかしながら、今回の変更には老朽化した受電設備の更新のように、当初設計に組み込むことが可能であったのではないかという点も見受けられることから、今後はこうしたことがないよう、精査して取り組んでほしいとの意見が出されました。

 また「学校施設の老朽化等による不具合に、どう対応していくのか」の質問に対し、理事者からは「子どもたちの安全に関することを最優先に順次取り組んでいる」との説明がありましたが、委員からは「要望を良く聞き、現場の状況をしっかりと把握した上で、優先順位を決めてほしい」との意見が出されました。

 次に、学校教育について申し上げます。

 平成24年度から中学校で実施される新学習指導要領において、1年生及び2年生で武道が必修となることについて説明がありました。 委員からは、成長期にある児童は体格や体力に差があるので、けがなどへの対策を学校サイドで十分配慮しながら取り組み、また柔道を取り入れることで必要となる柔道着については、父兄の負担をなるべく軽減するよう要望がありました。また、武道の選択においても、平成30年の2巡目国体において、本市では相撲競技が行われること、また剣道も道場が整備されており、それぞれ素晴らしい選手がいることから、生徒が武道の選択肢を広く持てるような対応を要望致します。

 また、学校給食における地産地消や食育を推進していく上で、学校給食会がネックになっている点が見受けられます。今後、本市の農産物を、より一層学校給食に取り入れていくよう、学校給食会と交渉を重ねてほしいとの意見が出されました。

 次に、スポーツ施設について申し上げます。

 奥越ふれあい公園の多目的グラウンドの照明については、照度は市民グラウンドに比べてかなり明るくなり、高さも約2?高くなるということですが、他県や他市の多目的グラウンドの照明塔の高さは最低でも20?、高い所では30?の所もあります。今回の照明設置に当たっては、設置工事を担当する都市計画課とスポーツ課の間で事前の協議が持たれなかったとの説明がありました。縦割り行政の弊害が見受けられた事案でありますので、事業の執行に際しては、事前に部局を横断し、綿密な協議を行ってから当たられるよう指摘致しておきます。

 次に、防災について申し上げます。

 自主防災組織のリーダー会議を11月に開催したが、参加者がごく少数にとどまったとの報告を受けました。今般の東日本大震災における対応では、日ごろの訓練の成果の着実な実行と指導的立場にある方々の的確で臨機応変な指示が生死を分けたとの報告が多く聞かれました。

 理事者におかれましては、自主防災組織の未結成地区の組織化とともに、指導者の養成に一層取り組まれるよう要望致します。

 次に、陳情について申し上げます。

陳情9号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書採択を求める陳情

についてであります。

 本陳情は、自然災害を含めて、国民の生命、財産、安全を脅かす事態が発生している昨今、自衛隊、警察、消防などの初動態勢を整えるため、平成16年5月に民主、自民、公明3党が制定に合意した「緊急事態基本法」を早急に制定するよう、意見書の提出を求めるものであります。委員からは「自然災害の発生は、人間の力の及ぶところではないが、戦争は人間がするものであり、両者を同様の問題と捉えて法整備を行うことは基本的に間違っている」との意見が出されました。

 しかしながら、今般の東日本大震災においては、地方自治体を主体とした「災害対策基本法」では、災害に対する国の責務が明確でない問題点が浮き彫りになりました。

 今後も発生が予測される広域的な大規模災害等に迅速・的確に対処するためには、法律の整備が必要と考えられることから、賛成多数で採択と決し、別途市会案として意見書を提出することに決しました。

 最後に、要望書について申し上げます。

 まず「生涯学習を推進するための有終西小学校グラウンドへの設備設置に関する要望」について申し上げます。

 本要望は、有終西小学校のグラウンドでは多くの催し物が開催されているが、照明がないため、夜間の行事に支障を来している、また市庁舎建設に伴い有終グラウンドを使用している「有終少年野球チーム」が有終西小学校のグラウンドでの練習を希望していることから、夜間照明と外電源、またバックネットの設置を要望するものであります。理事者からは、バックネットについては、新年度で対応する方向で予算要求しているが、照明の設置については、他の小学校ではスポーツ少年団や野球部の保護者会などが設置していることから、使用するスポーツ少年団及び保護者会等に設置を願いたい旨の説明がありました。

 また、夜間にグラウンドで実施される市民行事のための照明については、仮設の照明を設置することで対応し、外の電源については、地域の行事等が適切にできるような態勢を取っていきたいとのことでありますので、保護者と地元地区からの要望であることを、十分に踏まえて適正に対処されたいと存じます。

 最後に「憩いの島マレットゴルフ場の増設等にかかる要望」について申し上げます。

 本要望は、真名川憩いの島のマレットゴルフ場が、県下で一番狭い競技場であることから、コースの増設、また競技人口の増加に伴う便所の増設やパーソナルコンピューターの電源の設置を要望するものであります。理事者からは、コースの増設については河川敷であることから県との協議が必要であり、また拡張には多額の事業費を要することから、早急な着手は困難であり、計画的に取り組んでいく必要があること。便所の増設についてはコースを拡張する際に仮設便所を増設することで対応したい旨、また電源の設置については河川敷であることから困難であり、バッテリーを搭載したパソコンで対応を願いたいとの説明があり、委員からは徐々に予算化して対応していってほしいとの意見が出されました。

 以上であります。

 議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告と致します。



○議長(本田章君)

 これよりただ今の各委員長の報告に対する質疑に入ります。

 (沈黙)



○議長(本田章君)

 質疑を終結致します。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますので、順次これを許します。

 最初に榮 正夫君。

 (18番 榮 正夫君 登壇)



◆18番(榮正夫君)

 日本共産党の榮 正夫です。

議案第62号 平成23年度大野市一般会計補正予算(第4号)案

について反対討論を行います。

 これまで大野市は、行政改革と称して、行政にかかる人件費を削減して民営化、教育行政の統廃合を進めてきました。そのたびに削減されるのが現業部門であり、同時に保育所部門・小中学校の教育部門の削減が行われてきています。

 今回の補正予算でも、第2表「債務負担行為」、下庄小学校給食調理業務委託、学校給食センター給食調理業務委託等の限度額7,649万1,000円の補正予算を平成24年から平成26年度及び平成28年度までの業務委託予算を計上しています。学校給食は、食育を大切にするという大野市の三大計画の中心をなすものであり、その分野が民間委託されて、教育の範疇(はんちゅう)から遠ざかる懸念から反対であります。

 地方財政が厳しい時代こそ、公務労働の質的発展と大野市のいう地域力・市民力の真価を発揮していくことが求められていることを述べて、議案第62号に対する反対討論とします。

陳情9号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書採択を求める陳情

については、後ほど市会案に対する反対討論を行いますが、陳情採択に反対を致しました。

 以上です。



○議長(本田章君)

 次に、高岡和行君。

 (11番 高岡和行君 登壇)



◆11番(高岡和行君)

 双葉会の高岡でございます。

 畑中会長のご同意をいただきまして、

議案第77号 開成中学校 特別教室管理棟・給食室棟・廊下棟耐震補強工事請負契約の変更について

討論を致します。

 この工事は、過日行われました耐震調査、その後、耐震設計を設計事務所に厳正なる結果で落札をされ、そしてその後、工事請負契約が結ばれ、予定価格の約96?近くで落札をして工事を始めた耐震工事であります。しかしながら、今回、増額変更ということで、1,899万9,750円の増額変更がなされております。

 先ほども総務文教常任委員長の方からの委員長報告の中にもございましたように、元来耐震構造工事でありながら、耐震の増額変更があるということは、民間においては、ほぼ考えられないような増額変更じゃないかと思います。ましてや、外部に出ているキュービクルまで、調査した時に分かるはずのことも、この増額変更がされているということ、非常に遺憾に思います。

 こんなことをわれわれ議員に議案第77号として、承認をせよということです。われわれは付託を受けておりますから、こういったものに関して承認をしたり、否決したりすることができます。

 ところが、理事者はこの増額変更に対して市民から付託を受けているわけですよ。市民のお金を使うことに関しての代執行をして、市民から付託を受けて議案を作っていると思うんですね。過日も申し上げましたけども、9月も反対の討論を致しました。400万円についてもそうです。あの土地は何も出てこなかった。私の聞き及んでいるところによりますと、保健所からいろんな提案が出てきているということでございます。あの時も時期尚早じゃないかということを申し上げました。

 私はこの頃常々思います。行政事業というのが、どうも市民に受け入れられない理由は吟味をしているのかということです。

 ましてや、子どもが日々学業に励んでいる所ですけれども、中学校、学校ですから、今、総務文教常任委員長がおっしゃられたように、これでもかという吟味をすれば、当初から4?のパイルが8?になったんじゃないかと思います。これでもか、これ以上何もないかというような吟味した予算執行をしていけば、市民の支持率をいただけるんじゃないかと思います。

 なぜ、こういう反対の討論をするかと言いますと、今後、休日急患センター約2億円、そしてその後、本庁舎35億円余り、またこういったような増額変更が平気で出されてきたら、これは非常に遺憾に思います。

 それが出てくるたびに、市民から不支持を突きつけられたものと思っております。

 そういった意味でもこの議案第77号に関しては、反対の討論とさせていただきます。

 以上です。



○議長(本田章君)

 以上で、通告による討論は終わりました。

 これにて討論を終結致します。

 これより採決致します。

 まず討論のありました、

議案第62号 平成23年度大野市一般会計補正予算(第4号)案

 について採決致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております議案第62号に対する委員長の報告は原案を可決であります。

委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(本田章君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。

 次に、討論のありました

議案第77号 開成中学校 特別教室管理棟・給食室棟・廊下棟耐震補強工事請負契約の変更について

採決致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております議案第77号に対する委員長の報告は原案を可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(本田章君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。

 次に、討論のありました

陳情9号 緊急事態基本法の早期制定を求める意見書採択を求める陳情

について採決致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております陳情9号に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(本田章君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、陳情9号は採択と決しました。

 引き続き一括採決致します。

 お諮り致します。

 議案第63号から議案第67号までの5議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」「異議あり」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議がありますので、起立採決致します。

 ただ今議題となっております5議案については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(本田章君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、議案第63号から議案第67号までの5議案については、委員長報告のとおり決しました。

 引き続き一括採決致します。

 お諮り致します。

 議案第68号から議案第70号まで及び議案第72号から議案第76号までの8議案については、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、8議案については、いずれも委員長報告のとおり決しました。

 日程第2「特別委員長報告」を行います。

 最初に、庁舎等建設特別委員長、川端義秀君。

(庁舎等建設特別委員長 川端義秀君 登壇)



◎庁舎等建設特別委員長(川端義秀君)

 庁舎等建設特別委員会は、9月定例会以降、これまで5回委員会を開催し、庁舎整備基本計画素案について、基本計画策定委員会やタウンミーティングの状況を含めて説明を受けて議論を重ねてきたところであります。

 このような中、当委員会は12日に委員会を開催し、まず理事者から庁舎整備基本計画素案について、これまで当委員会から出された庁舎の配置、駐車場、構造、多目的広場整備等についての意見及び提案に対する考え方が示され、議論を致しました。

 委員からは、これまで基本計画の策定に当たっては、当委員会をはじめタウンミーティングで出された市民の多くの意見、提案等を十分尊重するとともに、内容を精査し、基本計画に積極的に組み入れてほしいとの意見が述べられました。

 また、これまでは庁舎の全体並びに多目的広場など周辺整備にかかる基本計画を中心に議論を進めてまいりましたが、今後の基本計画の策定、基本設計のスケジュールを考慮すると、そろそろ議会棟の機能をはじめとした庁舎の施設内部について検討する必要があるのではないかとのことから、計画案を早急に提示していただきたいとの意見が述べられました。

 これから基本計画の策定、基本設計の実施に向けて順次進められると存じますが、庁舎建設、多目的広場等の整備を一体的に捉え、当委員会の意見、提案についても十分検証を重ねられ、計画に取り組んでいただきたいと存じます。

 今後とも、市民のことを第一義に考え、便利で使いやすく、より有効的に利用される庁舎となるよう当委員会として議論を重ねていきたいと考えております。

 なお当委員会の取りまとめに当たっては、議員各位のご意見を賜りながら取り組んでまいりますので、ご理解とご支援をお願い申し上げまして、当委員会の報告と致します。



○議長(本田章君)

 次に、中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員長、島口敏榮君。

(中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員長 島口敏榮君 登壇)



◎中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員長(島口敏榮君)

 中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員会は、先の定例会終了後の11月8日、9日に富山県南砺市、氷見市、そして岐阜県郡上市へ、高速自動車道がもたらす地域への効果について委員会研修を行いました。いずれの地域においても、観光客が増加したほか、救急自動車の搬送時間が短縮されるなど生活面においても高速自動車道が活用されているとのことで、大野市においても中部縦貫自動車道の全線開通を強く願う次第でありました。

 さて、本定例会においては12日に委員会を開催し、中部縦貫自動車道並びに国道158号、国道157号について、所管課より進捗(しんちょく)状況及び今後の計画等の説明を求めたところであります。

 まず中部縦貫自動車道大野油坂道路の和泉・油坂間についてでありますが、かねてより事業化に向け、市民、行政、議会が一丸となって要望を重ねてまいりましたが、この11月に国土交通省において、平成24年度に新規事業化する方針が決定されたとのことです。ぜひとも来年度の政府予算に盛り込まれるよう、今後も働き掛けを続けていきたいと存じます。また、大野東・和泉間では土地境界の立会いがほぼ完了し、現在は来年度の用地買収、物件補償に向けた業務が進められているとのことです。

 この大野油坂道路については「真に必要な命の道」であるということが認められたものであり、今後の整備について期待するものであります。

 次に、永平寺大野道路についてでありますが、第1工区となります福井北ジャンクションから松岡インター間の2.2??については、松岡高架橋工事が本格的に進められ、また第2工区については、10月20日に延長936?の浅見トンネルが貫通したとのことです。第4工区となります勝山・大野間では、小矢戸トンネル工事が年内をもってほぼ作業を終えることとなり、また大野インター付近では沿線住民によるシバザクラの植栽が行われるなど、平成24年度の供用開始に向け着実に準備が進められております。

 次に、国道158号ですが、奈良瀬・境寺間については、今年度末の供用開始に向け、旧道との取り付け工事などが進められております。残る境寺から計石間の約5??については、新規事業採択と早期整備を実現するため、福井市と連携し要望を行ったとお聞きしました。

 次に、国道157号大野バイパス整備についてであります。

 平成26年度の供用開始を目指し工事が進められておりますが、南新在家から中保間については、平成24年度の供用開始に向け準備を進めているとのこと、また中保から吉までの1.3??については、用地買収、物件補償が進められ、現在、中保から吉に向けて工事が進められております。

 いずれの事業も、当委員会におきましては、所期の目的達成のため積極的に支援をし、関係機関に対し要望活動を行っていくことで意見の一致を見ております。

 議員各位におかれましても、当委員会に対しまして、今後ともご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当委員会の報告と致します。



○議長(本田章君)

 以上で特別委員長報告を終わります。

 日程第3、

議案第78号 教育委員会委員の任命について

を議題と致します。

 提案理由の説明を求めます。

 市長、岡田君。

 (市長 岡田高大君 登壇)



◎市長(岡田高大君)

 ただ今上程されました

議案第78号 教育委員会委員の任命について

ご説明申し上げます。

 現委員の清水美那子氏の任期が、平成23年12月21日で満了となりますので、その後任と致しまして引き続き、大野市美川町10番12号、清水美那子氏を教育委員会委員に任命致したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意をお願いするものであります。

 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりでありますのでよろしくお願い致します。



○議長(本田章君)

 お諮り致します。

 本案は、人事に関する案件でありますので、質疑・委員会付託・討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております議案第78号 教育委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、議案第78号はこれに同意することに決しました。

 日程第4、

市会案第5号 国の出先機関原則廃止に関する意見書

を議題と致します。

 お諮り致します。

 本案については、提案理由の説明・質疑・委員会付託・討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております

市会案第5号 国の出先機関原則廃止に関する意見書

 については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、市会案第5号は原案のとおり可決されました。

 日程第5、

市会案第6号 緊急事態基本法の早期制定を求める意見書

を議題と致します。

 市会案第6号について事務局より朗読致させます。



◎議会事務局長(中村浩一君)

 命により朗読致します。

 本文のみを朗読致します。

「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書

 今回の東日本大震災における我が国の対応は、当初「想定外」という言葉に代表されるように、緊急事態における取り組みの甘さを国民と世界に広く知らしめる結果となった。

 世界の多数の国々は、今回のような大規模自然災害時には「非常事態宣言」を発令し、政府主導のもとに救援と復興に対処している。

 我が国のように平時体制のまま国家的緊急事態を乗り切ろうとすると、被災地で初動対応する自衛隊、警察、消防等が部隊の移動、私有物の撤去、土地の収用などに手間取り、救援活動に支障を来し、その結果、被害の拡大を招くこととなる。

 我が国の憲法は、平時を想定したものとなっており、外部からの武力攻撃、テロ等の有事並びに大規模自然災害、原子力発電所の臨界事故等を想定した「非常事態条項」が明記されていない。

 平成16年5月には、その不備を補足すべく、民主、自民、公明三党が「緊急事態基本法」の制定で合意したが、いまだ制定の見通しは立っていない。

 よって、国においては、「緊急事態基本法」を早急に制定されるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成23年12月14日

 福井県大野市議会



○議長(本田章君)

 これより、ただ今の市会案第6号に対する質疑に入ります。

 質疑の通告がありますのでこれを許します。

 浦井智治君。

 (14番 浦井智治君 登壇)



◆14番(浦井智治君)

 日本共産党の浦井智治です。

 私は

市会案第6号「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書

について質疑を行います。

 第1に、この意見書案では今回の東日本大震災におけるわが国の対応は、緊急事態における取り組みの甘さを国民と世界に知らしめる結果となったとしていますが、この取り組みの甘さとは具体的にどういうことを指しているのか伺いたいと思います。

 第2に、大震災など有事以外の緊急時には災害対策基本法、大規模地震対策特別措置法、原子力災害対策特別措置法などがありますが、今回の大震災に対しては、これらの法律の規定で対処できるものであり、不十分なところは現行法の改正をしていくべきだと考えます。

 この意見書案では、現行法に不備があるとしていますが、それは何を指しているのか伺いたいと思います。



○議長(本田章君)

 ただ今の質疑に対する提出者の答弁を求めます。

 前田政美君。

 (提出者 5番 前田政美君 登壇)



◎5番(前田政美君)

 浦井議員の質疑にお答え致します。

 まず第1点目の「今回の東日本大震災における政府の取り組みの甘さ」についてお答え致します。

 去る3月11日に発生した東日本大震災は、戦後においてわが国最大の災害となり、東北地方は未曾有の被害に見舞われました。今回の震災では、地震と津波という二重の自然災害が発生し、さらに原子力発電所や石油コンビナートが二次災害に見舞われた上、被災地域は極めて広範囲に及びました。

 一方、今回の様な緊急事態に対して国が機動的・機能的に対処できる態勢が整えられていないことから、最適な支援活動を行うことはできませんでした。

 わが国では、これまで有事や自然災害、原子力災害に対する個別法は整備されてまいりましたが、それらが同時多発的又は広範囲に及んで発生した場合の指揮・命令系統が未整備であることが、かなり前から指摘されておりました。

 そういった状況を受けて、平成16年に民主、自民、公明3党が「緊急事態基本法」の制定で合意したにもかかわらず、制定されることなく今日に至り、今回の震災では「想定外だった」との発言が繰り返されました。

 その結果、指揮・命令系統が混乱し、適時・的確な情報の公開がなされず、政府発表も度々変更され、国民は混乱し、不安な日常生活を送ることを余儀なくされました。

 法律の整備をはじめ、活断層の再検証に伴う地震や津波への対応、原子力発電設備の安全性の見直しなど、指摘されていた事項をあらかじめ検討し、準備を行っていれば、原発事故など幾つかの災害は未然に防ぐことが出来たのではないでしょうか。

 次に、浦井議員の質疑の2点目「有事以外の緊急事態に対応する法律である災害対策基本法、大規模地震対策特別措置法、原子力災害対策特別措置法で対応可能ではないか」についてお答え致します。

 ご指摘のように、わが国においては、これまで自然災害や原子力災害に対応する法律が整備されてまいり、災害対策基本法は昭和34年の伊勢湾台風を機に、また原子力災害特別措置法は平成11年の東海村での核燃料加工中の臨界事故を機に制定されました。

 総務文教常任委員長報告でも申し上げましたが、災害対策基本法は地方自治体を主体として規定されており、「避難指示」や「避難勧告」などは地方自治体には決定権限があっても、首相には権限がなく、緊急時においても首相の指揮の下、避難命令が出せないといった問題点があります。

 また、自然災害のみならず、有事の際など個別・具体的な事態対処のための法的整備も行われてきておりますが、現状では、これらを包括し、かつ危機に対処する中枢組織等が未整備となっている状況にあります。

 今回の震災のように、県域を超え、広範囲に発生した災害等に際しては、国が主導権を取り、総力を結集して危機を収束させ、国家の復旧・復興を図っていく必要があります。

 全体の状況を把握して、取るべき対応策を的確に判断し、迅速に指揮・命令できる強力な司令塔が事態に応じて必要な処置を実施する体制を整えることが肝要であると考えております。

 これらの問題解決には、非常事態に迅速に対応できる体制作りを目的とした法律を整備することにより、効果的で機能的なシステムが構築される必要があるものとして意見書を提出することと致しました。



○議長(本田章君)

 浦井君。



◆14番(浦井智治君)

 再質疑を行いたいと思います。

 意見書案では、平時体制のまま国家的緊急事態を乗り切ろうとすると被災地で初動対応する自衛隊、警察、消防等が部隊の移動、私有物の撤去、土地の収用などに手間取り救援活動に支障を来し、その結果、被害の拡大を招くことになるとしていますが、今回の大震災で実際にどういう支障を来したのか、また今回のこの緊急事態基本法について、内容、問題点についてどのような審議をしたのか質問します。



○議長(本田章君)

 前田君。



◎5番(前田政美君)

 「どういうような審議がされたか」につきましては、先ほど委員長報告で申し述べております。



○議長(本田章君)

 浦井君。



◆14番(浦井智治君)

 先ほどの答弁では、緊急事態法そのものについて、どんな審議をしたのかということを質問したんですけども、先ほどは答弁がありませんでした。

 それから具体的にどういう支障があったのか、そして今、大事なことは大規模地震や原発事故からどういう点が不十分だったのか、これを教訓にしてこれから必要な措置を講じていかなければならないと思うんです。

 具体的な支障についても答弁がありません。

 そういうことからも、今、大事なことはやはりそういった教訓から必要な措置を講ずることではないかと思います。

 この有事というものを一般化して、戦争やテロと災害を同列視すべきではないと思うのです。こういう議論もなしに、意見書を採択すべきでないということを主張して質疑を終わります。



○議長(本田章君)

 以上で浦井君の質疑を終結致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております市会案第6号については委員会付託を省略致したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。

 よって市会案第6号については委員会付託を省略することに決しました。

 これより討論に入ります。

 討論の通告がありますのでこれを許します。

 榮 正夫君。

 (18番 榮 正夫君 登壇)



◆18番(榮正夫君)

 日本共産党の榮 正夫です。

市会案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書

について反対討論を行います。

 まずこの市会案が述べています「東日本大震災におけるわが国の対応は、当初想定外という言葉に代表されるように、緊急事態における取り組みの甘さを国民と世界に広く知らしめる結果となった」とありますが「原発は大丈夫だ、大丈夫だ」という安全神話にどっぷりと浸かってきたその結果であることは明白であります。

 また、市会案の記述に「原子力発電所の臨界事故の想定」とありますが、人類の現代科学技術の到達点は原発の臨界事故に対処する技術は持ち合わせていない。だからこそ「原発ゼロの日本」への運動と世論が広がっています。

 以上の点から、今回の大震災と原発事故から国民が求めるものは、国民の居住や通信の自由などを規制する国民統制ではありません。大震災と津波などへの対策への強化であり、そして、いったん苛酷な事故を起こせば容易に収束できず、国民の生活と安全、経済活動を破壊し続けているやっかいな原子力発電をなくし、その脅威を取り除くことです。

 また「緊急事態基本法」については、人権制約が受容される場合のある自然災害と、予測がつき外交上などの措置が検討されるべき武力攻撃とを一緒に「緊急事態」としているところに「根本的な欠陥」があると研究者の指摘があります。

 世界各地に侵略を続けてきた歴代のアメリカ外交が、世界の人々の恨みを買い、テロリズムを生み出す土壌となっていることは皮肉なことです。

 日本は、憲法9条を高く掲げ、生かす外交こそ、テロの危険の増大を除去し、国民と国土の安全の土台です。アメリカのいいなりで、憲法改悪、世界へ戦争を仕掛ける国になることは、アメリカのようにテロの高い危険にさらされることになりかねません。世界有数の原発が集中するわが福井県であるからこそ、戦争とテロを抑止する最大の「武器」である憲法9条を擁護する活動に力を注ぐべきであり、大野市議会はその先頭に立つべきであることを主張して討論とします。

 以上。



○議長(本田章君)

 以上で通告による討論は終わりました。

 これにて討論を終結致します。

 これより採決致します。

 お諮り致します。

 ただ今議題となっております

市会案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書

については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(本田章君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、市会案第6号は原案のとおり可決されました。

 この際申し上げます。

 地方自治法第100条第13項及び大野市議会会議規則第160条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣致したいと思います。

 お諮り致します。

 本議会は、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(本田章君)

 ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり議員を派遣することに決しました。

 以上で本定例会の日程は全て議了致しました。

 これをもちまして、平成23年12月第378回大野市議会定例会を閉会致します。

 大変ご苦労さまでございました。





(午前11時30分 閉会)