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福井県 大野市

平成22年  3月 定例会 03月01日−議案上程、説明−01号




平成22年  3月 定例会 − 03月01日−議案上程、説明−01号







平成22年  3月 定例会





       平成22年3月・第367回定例会 会議録(第1日)

                             平成22年3月1日(月)
                             午前10時     開 議

1.議事日程
   第1.会議録署名議員の指名
   第2.会期の決定
   第3.副議長の選挙
   第4.各常任委員会委員の選任
   第5.議会運営委員会委員の選任
   第6.議会等改革特別委員会委員の補充
   第7.議案第1号から議案第27号まで
      及び議案第29号から議案第33号まで    (32件)
       (一括上程、提案理由の説明)
   第8.議案第28号 大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部変更について

2.出席議員(19名)
     1番   前 田  政 美 君    2番   谷 口  治 衛 君
     3番   石 塚  淳 子 君    4番   沢 田  国 夫 君
     5番   藤 堂  勝 義 君    6番   川 端  義 秀 君
     7番   宮 澤  秀 樹 君    8番   松 原  啓 治 君
     9番   山 本  鐵 夫 君    10番  島 口  敏 榮 君
     11番  高 岡  和 行 君    12番  松 田  信 子 君
     14番  浦 井  智 治 君    15番  本 田    章 君
     16番  常 見  悦 郎 君    17番  松 井  治 男 君
     18番  畑 中  章 男 君    19番  砂 子  三 郎 君
     20番  榮    正 夫 君

3.説明のため出席した者
   市   長  岡 田  高 大 君    副 市 長  山 本  一 郎 君
   教 育 長  松 田  公 二 君    総 務 部長  下 河  育 太 君

   市 民 福祉  藤 森    勉 君    産 業 経済  佐々木  康 男 君
   部   長                部   長

   建 設 部長  堂 下  義 治 君    和泉支所長  前    幸 雄 君

   会計管理者  澤 田  みち代 君    教育委員会  宮 下  真 一 君
                        事 務 局長

   消 防 長  松 田  市 郎 君    建設部理事  中 西    彰 君

   総 合 政策  田 中  雄一郎 君    総 務 課長  羽 田  年 也 君
   課   長

   財 政 課長  巻 寄  富美男 君    社 会 福祉  石 田  光 義 君
                        課   長

   産 業 政策  金 子  正 義 君    建 設 課長  佐 子  重 夫 君
   課   長

   教 育 総務  江 波  庄 進 君    監 査 委員  四 方  一 人 君
   課   長                事 務 局長

   消 防 本部  谷 口  利 和 君    財   政  加 藤  正 幸 君
   次   長                課 長 補佐

4.事務局職員出席者
   局   長  中 村  浩 一      次   長  鉱 崎  昭 治
   係   長  多 田  直 人      係   長  山 田  明 美

5.議事
(午前11時00分 開会)







○議長(砂子三郎君)

 これより、平成22年3月第367回大野市議会定例会を開会いたします。

 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。

 直ちに本日の会議を開きます。

 この際、諸般の報告をいたします。去る2月26日、川端義秀君より、一身上の都合により副議長を辞職したいとの願い出がありましたので、地方自治法第108条の規定により、同日、議長において辞職を許可いたしましたので報告いたします。

 次に、去る2月26日、沢田国夫君、高岡和行君より、議会等改革特別委員会委員の辞任願が提出され、大野市議会委員会条例第14条により、同日、議長において辞任を許可いたしましたので報告いたします。

 次に、市長から

 報告第1号 専決処分の報告について

が提出されております。お手元に配布しておきましたから、ご覧いただきたいと思います。

 次に、去る12月定例会において可決されました「電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書」「中部縦貫自動車道整備促進に関する意見書」「夫婦別姓制度及び永住外国人地方参政権の慎重な審議を求める意見書」の以上3件につきましては、内閣総理大臣をはじめ政府関係機関等へ提出しておきましたので報告しておきます。

 次に、去る12月定例会以降、別紙のとおり議員派遣の手続きについて、大野市議会会議規則第160条第1項ただし書きの規定により、議長においてこれを決定いたしましたので報告しております。

 これより日程に入ります。

 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、

 1番 前田政美君、4番 沢田国夫君

の両名を指名いたします。

 日程第2「会期の決定」を議題といたします。

 本定例会の会期については、去る1月25日および2月22日、そして本日に議会運営委員会を開き協議されましたので、その結果について委員長から報告願います。

 議会運営委員長、本田 章君。

 (議会運営委員長 本田 章君 登壇)



◎議会運営委員長(本田章君)

 平成22年3月第367回大野市議会定例会の会期等につきましては、去る1月25日および2月22日、そして本日、議会運営委員会を開き協議いたしました。その結果についてご報告申し上げます。

 まず本定例会の会期は、本日1日から19日までの19日間といたしました。

 次に、日程について申し述べます。

 本日は副議長の選挙、各常任委員会ならびに議会運営委員会委員の選任、議会等改革特別委員会委員の補充を行い、その後、理事者提出の各議案を上程し、提案理由の説明を行います。引き続き、大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部変更についてを上程し、提案理由、質疑・討論・採決を行います。

 2日から7日までは議案調査のため休会。8日は代表質問の後、一般質問を行います。9日は一般質問。10日は9日に引き続き一般質問を行い、質問終結後、請願・陳情を上程し、議案ならびに請願・陳情を各委員会に付託いたします。

 次に、委員会の日程といたしましては、11日は産経建設常任委員会、12日は産経建設と民生環境の両常任委員会、13日・14日は休会。15日は民生環境と総務文教の両常任委員会、16日は総務文教常任委員会。17日は午前10時から中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員会を、そして午後1時から議会等改革特別委員会を開きます。

 18日は休会。19日は最終日で、各委員会審査の結果を委員長より報告の後、質疑・討論・採決を行います。

 以上であります。各員におかれましては、よろしくご審議の上ご賛同賜りますようお願いいたしまして当委員会の報告といたします。



○議長(砂子三郎君)

 お諮りいたします。

 本定例会の会期は、ただ今の委員長の報告のとおり、本日から19日までの19日間といたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は委員長の報告のとおり19日間と決定いたしました。

 日程第3、これより「副議長の選挙」を行います。選挙は投票により行います。

 議場の閉鎖を命じます。

 (事務局職員、議場閉鎖)



○議長(砂子三郎君)

 ただ今の出席議員は19人であります。投票用紙を配布いたさせます。

 (事務局職員、投票用紙配布)



○議長(砂子三郎君)

 投票用紙の配布漏れはありませんか。

 (「なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 配布漏れなしと認めます。

 投票箱を改めさせます。

 (事務局職員、投票箱点検)



○議長(砂子三郎君)

 異常なしと認めます。

 ここで念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。

 ただ今から投票を行います。

 点呼を命じます。



◎議会事務局長(中村浩一君)

 それでは命によりまして点呼いたします。

 1番 前田政美議員、2番 谷口治衛議員、

 3番 石塚淳子議員、4番 沢田国夫議員、

 5番 藤堂勝義議員、6番 川端義秀議員、

 7番 宮澤秀樹議員、8番 松原啓治議員、

 9番 山本鐡夫議員、10番 島口敏榮議員、

 11番 高岡和行議員、12番 松田信子議員、

 14番 浦井智治議員、15番 本田 章議員、

 16番 常見悦郎議員、17番 松井治男議員、

 18番 畑中章男議員、20番 榮 正夫議員、

 19番 砂子三郎議長、

以上です。



○議長(砂子三郎君)

 投票漏れはありませんか。

 (「なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 投票漏れなしと認めます。

 これにて投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

 (事務局職員、議場開鎖)



○議長(砂子三郎君)

 これより開票を行います。

 立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、

 1番 前田政美君、4番 沢田国夫君

を指名いたします。

 両君の立ち会いをお願いいたします。

 (前田政美君、沢田国夫君 登壇)

 (事務局職員、開票点検)

 (前田政美君、沢田国夫君 確認、降壇)



○議長(砂子三郎君)

 選挙の結果を報告いたします。

 投票総数19票。これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 そのうち有効投票19票、無効投票0票。

 有効投票中、

 宮澤秀樹君 17票、

 浦井智治君 2票、

以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は4.75票であります。

 よって、宮澤秀樹君が大野市議会副議長に当選されました。

 ただ今、副議長に当選されました宮澤秀樹君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により本席から告知いたします。

 ここで副議長に当選されました宮澤秀樹君よりごあいさつをお受けいたします。

 宮澤君。

 (副議長 宮澤秀樹君 登壇)



◎副議長(宮澤秀樹君)

 一言ごあいさつ申し上げます。

 ただ今、議員各位のご推挙により栄誉ある副議長に選出賜りましたこと、誠に身に余る光栄であり、衷心より深く感謝を申し上げる次第であります。

 昨今の社会経済は、一昨年からの世界的な金融危機による景気後退から今なお脱却することができず、わが国におきましても世界的な金融の不安、景気の後退により、地方経済はもとより国民生活にも多大な影響を及ぼしており、大変厳しい状況であり、こうした中、地方都市が共通して抱えている少子高齢化、雇用創出などの課題、そして当市がこれから取り組まなければならないことなど数多くの課題があり、われわれ議会といたしましてもその責務の重大さを実感しているところであります。

 また平成19年から進められている第二期地方分権改革は、地方分権改革推進委員会において、昨年10月に義務付け・枠付けの見直しと条例制定権の拡大等を内容とする第3次勧告が、また11月には「自治財政権の強化による地方政府の実現」と題する第4次勧告が提出され、国では地域主権の早期確立に向けて地域主権戦略会議を昨年設置しております。

 こうした地方分権推進に向けた大きな動きの中で、住民の多様なニーズに応えつつ、基礎自治体としての役割を適切に果たしていくことが重要であります。このような中、当市においては、最重要課題であります中部縦貫自動車道の整備促進、中心市街地活性化などに取り組んでおりますが、これからも従前にもまして大野の特性を生かし、市民が安全・安心に暮らせる個性あふれた地域づくりが求められている大変重要な時期であると考えております。

 このような時期に、議会経験が浅く、まだまだ未熟でございます私を副議長にご推挙いただきましたからには、各位のご支援をいただきながら、砂子議長を補佐し、全身全霊を傾け、市勢の進展と住民福祉の向上に、さらには市議会の発展に最善の努力をしてまいる決意であります。

 どうか議員各位をはじめ、理事者各位におかれましても、心温まるご支援・ご鞭撻(べんたつ)を賜りますようお願い申し上げまして、副議長就任のあいさつといたします。

 どうもありがとうございました。

 (拍手、拍手、拍手)



○議長(砂子三郎君)

 次に、このたび辞職されました川端義秀君からごあいさつをお受けいたします。

 川端君。

 (前副議長 川端義秀君 登壇)



◎前副議長(川端義秀君)

 副議長を退任するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 昨年3月、議員各位のご推挙により、伝統ある大野市議会の副議長に就任させていただき、砂子議長の下、皆さまの絶大なるご協力とご指導を賜りまして、副議長の重責を大過なく果たすことができました。これもひとえに皆さま方のご厚情・ご指導の賜物と厚くお礼を申し上げる次第であります。

 私たち議会は、行政のチェック機関として役割を発揮することが基本ではありますが、安全で安心して暮らしていけるために市民生活の充実を図ることや、多様化する市民の要望に応えていくために積極的に政策を提案することが重要であり、こうしたことが十分発揮され、機能してこそ初めて議会が市民の負託に応えていることだと思われます。今後は一議員として、皆さま方とともに市勢のために全力を尽くす覚悟でございます。

 最後になりますが、宮澤新副議長におかれましては、砂子議長との連携を密にしていただき、今後のますますのご活躍をご期待申し上げまして、副議長退任のあいさつとさせていただきます。

 どうも皆さんありがとうございました。

 (拍手、拍手、拍手)



○議長(砂子三郎君)

 日程第4「各常任委員会委員の選任」について議題といたします。

 お諮りいたします。

 常任委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、

 総務文教常任委員会委員に、

 石塚淳子君、山本鐡夫君、島口敏榮君、

 高岡和行君、浦井智治君、畑中章男君、

そして私、砂子の7人を。

 産経建設常任委員会委員に、

 前田政美君、藤堂勝義君、川端義秀君、

 松田信子君、常見悦郎君、榮 正夫君

の6人を。

 民生環境常任委員会委員に、

 谷口治衛君、沢田国夫君、宮澤秀樹君、

 松原啓治君、本田 章君、松井治男君

の6人をそれぞれ指名いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 ご異議なしと認めます。よって、ただ今指名いたしました諸君をそれぞれ常任委員会委員に選任することに決しました。

 日程第5「議会運営委員会委員の選任」について議題といたします。

 お諮りいたします。

 議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、

 議会運営委員会委員に、

 前田政美君、川端義秀君、島口敏榮君、

 高岡和行君、本田 章君、常見悦郎君

の6人を指名いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」「異議あり」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

ご異議がありますので起立採決いたします。

 ただ今指名いたしました6人の諸君を議会運営委員会委員に選任することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (起立多数)



○議長(砂子三郎君)

 ご着席ください。

 起立多数であります。よって、ただ今指名いたしました6人の諸君を議会運営委員会委員に選任することに決しました。

 各委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。



(午前11時24分 休憩)



(午前11時25分 再開)





○議長(砂子三郎君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 各委員会の正副委員長互選の結果が議長の手元に届いておりますので報告をいたします。

 総務文教常任委員会

  委員長に、高岡和行君、

  副委員長に、畑中章男君。

 産経建設常任委員会

  委員長に、前田政美君、

  副委員長に、藤堂勝義君。

 民生環境常任委員会

  委員長に、沢田国夫君、

  副委員長に、松原啓治君。

 議会運営委員会

  委員長に、本田 章君、

  副委員長に、島口敏榮君

がそれぞれ選任されました。

 この際、各委員会の正副委員長を代表して総務文教常任委員長よりごあいさつをお受けいたします。

 高岡君。

(総務文教常任委員長 高岡和行君 登壇)



◎総務文教常任委員長(高岡和行君)

 各委員会の正副委員長のお許しをいただいて、一言ごあいさつを申し上げます。

 ただ今、各常任委員会委員および議会運営委員会委員の選任が行われ、引き続き正副委員長互選の結果、われわれがその大任を果たすこととなりました。

 議会運営委員会は議会運営の円滑な推進の要として、また常任委員会は市政運営の詳細なチェックと各政策が市民の負託にどう応えているかを審査する場として、非常に重要な任務を担っているのであります。

 政権交代が行われ、先行き不透明な中、地方が共通して抱える課題として、景気低迷による厳しい状況に置かれた地域経済、少子高齢化の進展と人口減少などがあり、そして当市が早急に取り組まなければならない課題も山積しております。加えて市民のニーズはますます多様化し、それに伴う行政サービスも複雑化しております。

 こうした中で委員会は、数多くの課題解決に向け、効果的・効率的に施策展開を図っていくことを求めていくとともに、住民ニーズを的確に行政に反映できる場として、非常に重要性を増しているものと考えます。われわれ議員も委員会制度を十分認識し、誠心誠意さらなる市勢発展のため努力をしてまいる決意であります。

 何とぞ、われわれ正副委員長に対します温かいご指導・ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(砂子三郎君)

 日程第6「議会等改革特別委員会委員の補充」を議題といたします。

 お諮りいたします。

 ただ今欠員となっております議会等改革特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、

 藤堂勝義君、川端義秀君

を指名いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 ご異議なしと認めます。よって、藤堂勝義君、川端義秀君を議会等改革特別委員会委員に選任することに決しました。

 会議の途中でありますが、暫時休憩いたします。



(午前11時28分 休憩)



(午後1時00分 再開)





○議長(砂子三郎君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 日程第7「議案第1号から議案第27号まで、及び議案第29号から議案第33号までの32議案」を一括して議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 市長、岡田君。

 (市長 岡田高大君 登壇)



◎市長(岡田高大君)

 第367回大野市議会定例会の開会に当たり、市政運営について、私の所信の一端を申し述べますとともに、提案いたしました平成22年度各会計当初予算案をはじめとする各議案の概要についてご説明申し上げます。

 先ほどは副議長選挙が行われ、新しく副議長に宮澤秀樹氏が当選されました。心からお祝いを申し上げます。宮澤副議長は市政全般にわたって精通され、かつ優れた見識をお持ちでありますので、今後の議会運営におきまして、議長とともにその手腕を十分に発揮されるものとご期待申し上げるところであります。

 併せまして各委員会の委員の改選が行われ、新たな組織構成のもとにそれぞれ委員長・副委員長が選任されました。各位のご就任をお祝い申し上げますとともに、市政の推進にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

 またこのたび、副議長を辞任されました川端義秀氏には、議会運営をはじめ市政の重要課題の進展のために適切なご指導をいただき、円滑に事業を推進することができました。ここに衷心より感謝申し上げますとともに、今後とも市政の推進に一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

 さて一昨日、南米のチリでマグニチュード8.8の巨大地震が発生し、その甚大な被害状況は現在刻々と明らかになってきており、この地震による津波は日本沿岸へも到達いたしました。また去る1月12日の西インド諸島ハイチ共和国で発生したマグニチュード7.0の大地震は死者が20万人を超えるという、地震災害としては2004年に発生したスマトラ島沖地震に匹敵する空前の惨事となったことはご承知のとおりであります。

 これらの地震は、平成7年1月に起こった阪神淡路大震災の、あの大惨事を彷彿(ほうふつ)させるとともに、自然災害の脅威を改めて思い知らされ、自然災害に対する人間の無力さと普段からの防災対策の重要性を痛感したところであります。この地震によりまして犠牲となられました多くの方々に対し、心よりご冥福をお祈りする次第であります。

 また今年の冬は「暖冬傾向で雪は少ない」と予想されながら、昨年の12月中旬から数度にわたる強い寒気の流れ込みにより、平成18年以来の大雪となりました。1月15日には和泉で208??、下山で229??、市街地でも131??の最大積雪深となり、雪の重みによる建物の損壊が相次ぎ、山間部では大規模な雪崩が発生したほか、屋根雪下ろし作業による負傷者が続出するなどの被害が出る結果となりました。

 今回の大雪に対して、大野市では市民生活に大きな支障が出ないよう、市道などの除排雪には例年にない取り組みを進めてまいりました。こうしたことから、既決の除雪予算に不足を来たすこととなったため、議会のご理解を賜り、専決処分による補正予算を組んで、その対応を図ることといたした次第であります。この承認議案につきましては、今定例会に提出させていただいておりますので、よろしくご審議を賜りたいと存じます。またこの大雪でけがをされた市民の方々に対し、心からお見舞いを申し上げる次第であります。

 次に、本年は4年に1度の第21回冬季オリンピックが日本時間の2月13日から17日間、バンクーバーで開催されており、本日は閉会式の日程を迎えております。今回のオリンピックは「持続の可能性」をスローガンに掲げ、環境を破壊することなく、競技会場はできる限り既存の施設の利用を図るなど、地球環境に配慮した大会運営がなされたところであります。これまでの連日にわたる日本選手の活躍はテレビや新聞などで報道されておりますが、その活躍を見聞きするたびに、われわれに大きな感動と勇気、そして夢と希望を与えてくれる明るい話題となっております。

 一方、日本経済について目を向けてみますと、昨年春ごろの最悪期を脱したわが国の景気は、輸出の回復とこれまでの経済対策などに牽引(けんいん)され、その後も持ち直し傾向が続いております。しかし依然として失業率は高い状態で推移し、物価水準は下落傾向にあるなど厳しい情勢は変わらず、国内の民間需要の回復力は弱いままであるとされております。

 内閣府が先月5日に発表しました平成21年12月の景気動向指数では、景気の現状を表す一致指数において、前月に比べて1.6ポイント上昇し、9カ月連続で前の月を上回りました。基調判断でも「改善を示している」としておりますが、景気の先行きについては「緩やかな回復が続くことに期待は持てるが、雇用情勢の低迷や円高、デフレ圧力による需要の低迷など経済を下押しするリスクに対してはまだまだ警戒が必要である」といわれております。

 このような状況の下、雇用、環境、景気など5本の柱からなる緊急経済対策が盛り込まれた国の平成21年度第二次補正予算が1月28日に成立しました。その財政支出額は7兆2,000億円の規模となっており、この経済効果については、実質GDPを0.7?押し上げると試算されております。しかし、即効性のある施策が少なく、経済対策の効果が本格的に表れるのは4月以降で、多くの専門家の中では、押し上げ効果は0.3?程度にとどまるとの見積もりがなされ、もっと大胆な刺激策が必要であるとも指摘されております。

 この補正予算の中において、地域の活性化に資するため、きめ細かなインフラ整備を速やか、かつ着実に実施することを目的とした「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」が創設されました。この交付金は、大野市では1億6,000万円余りが交付される見込みでありますが、その対応としましては、この目的に沿った必要な経費を平成21年度一般会計補正予算案として計上し、今定例会に議案として提出させていただいているところであります。

 またこの第二次補正予算に続き、子ども手当や高校の実質無償化などの家計支援策が盛り込まれた国の平成22年度予算案は、現在通常国会で審議されております。政権交代後、初めてとなるこの当初予算案の内容は、一般会計の総額で92兆2,992億円と過去最大の規模に膨らみ、税収減を補う新規国債発行額は44兆円を超える空前の規模に達し、当初予算段階から借金が税収を上回る戦後初の事態となる予算案となっております。

 政策的経費に充てる一般歳出においては、社会保障関係費が9.8?の増となり、一般歳出の半分を超える一方、公共事業関係費では18.3?の減と過去に例を見ない大幅削減になるなど、現政権の理念である「コンクリートから人へ」という方向性が如実に表れたものとなっており、政権交代の真価が問われる予算案であると感じております。

 このように国の予算案に盛り込まれた施策の大きな動きは、本市の平成22年度当初予算編成にも影響を及ぼしてくることになります。 6月に第1回目の支給を行う子ども手当などについては、国からの情報を受け当初予算計上いたしましたが、公共事業における一括交付金制度への移行や普通交付税の算定方式の改正による影響などについては、詳細について示されていないことから、その内容が判明した段階での補正予算対応といたしたところであります。

 次に、平成22年度当初予算編成について申し上げます。まず一般財源の見通しでありますが、市税は景気低迷の影響を受けて個人市民税が減収し、また土地の下落傾向に伴って固定資産税も減収となり、市税全体では約1億円の減収が見込まれます。しかし、新年度は市債の償還費が本年度より2億7,900万円減額すること、また先ほど申し上げました「きめ細かな臨時交付金」への対応として、平成22年度の当初予算計上予定額を平成21年度補正予算案として、約1億5,000万円前倒しして計上できたことなどから、財政調整基金や減債基金などの繰り入れを抑えながら、当初予算案の編成が行えたところであります。

 しかしながら、今後の健全財政を展望いたしますと、その時々の要因に左右されない安定的な自主財源の確保への取り組みがさらに必要であり、また一層の行財政改革を図り、経費の節減を図っていかなければならないと強く感じているところであります。

 次に歳出においては、義務的経費の占める割合が大きいという厳しい財政状況下においても、未来を託す子供の教育や子育て支援、健康長寿を支える福祉や地域医療の充実、中心市街地の活性化、産業の振興、まちづくりや道路などの社会基盤の整備、雇用情勢の改善など、本市の中長期的な発展に必要な分野には重点的に予算を配分いたしました。

 また越前大野城築城430年祭の各事業を着実に実施する予算に力点を置くとともに、妊婦の経済的負担の軽減を図り、健やかな出産を応援する「健やかマタニティ手当支給事業」などの新規事業も多く盛り込むことといたしました。

 なお6月には市長選挙が実施されることから、保健・医療・福祉サービス拠点施設の整備や、現在考えております市庁舎建設に向けての取り組み、そして地域づくり支援を行う新しい事業などについては、この選挙を通して、市民の皆さまにその方向性や内容をお示しさせていただき、ご理解とご支持をいただいた上で予算計上してまいりたいと考えているところであります。

 続きまして、市政運営に対する私の所信の一端を申し述べたいと存じます。私は、平成18年7月に市長に就任し、これまでの4年間、「市民の生命と財産を守る」を政治理念とし、現実に即したスピード感あふれる市政運営を基本姿勢として、政治課題の解決に向けて取り組んでまいりました。そして選挙公約に掲げました「大野元気プラン」の実現に向けて、未来の子供たちのために、また将来の大野市を豊かにするために、今何をやるべきかを考え、重点施策を掲げました「越前おおの元気プラン」を定めて、精力的に施策を展開してまいりました。

 これまでの取り組みを考察いたしますと、現時点において既に事業化したもの、実施に向けての準備中であるもの、計画を策定したものなど、その進捗(しんちょく)状況に差はありますが、これまで懸案となっておりました諸課題を着実に進めてまいったものと考えております。平成22年度は「越前おおの元気プラン」推進期間の最終年度に当たりますが、これまでの各施策の進捗状況を検証し、着実に推進していくとともに、山積する行政課題の解決に向けて積極的かつ計画的に取り組んでまいりたいと考えております。

 また国の方では、政権交代により政策の方向転換が図られておりますが、私はこれまでと変わらない信念と行動をもって「越前おおの元気プラン」の実現に向けて市政を担当してまいりたいと意を強くいたしているところであります。

 それでは平成22年度における主要な施策につきまして「越前おおの元気プラン」の4本の柱に沿ってご説明申し上げます。

 まず最初に、中心となります重要施策について申し上げます。今月21日の七間朝市開きを皮切りにスタートいたします越前大野城築城430年祭は、2月17日の実行委員会におきまして実施計画を取りまとめたところであり、これまでの市民自主事業への申し込み状況などから、市民の関心も徐々に高まってきているものと感じております。

 実施を予定している事業について申し上げますと、実行委員会が主催するメイン事業のほか、「昭和のこどもたち」人形展や歴史博物館特別展などの市主催事業、おおの城まつり、越前おおの四季の灯りまつりなどの実行委員会支援事業、市民自主事業、その他関連する事業など60件近くの多彩な事業を展開することといたします。

 メイン事業につきましては、10月9日と10日に越前おおの結ステーションを中心にして、430年祭記念式典、ふるさとステージ・おまつり広場、そして記念パレードを友好的に交流を進めている都市の参加も得ながら実施いたします。また10月2日から23日間にわたっては、越前おおの魅力体感展示館を盛大に開催するなど、市内外からより多くのお客さまをお迎えし、越前おおのの魅力を全国に発信してまいりたいと考えております。

 430年祭に要する新年度の予算総額は約1億1,100万円となり、今後それぞれの事業に話題性を持たせ、かつ各事業を有機的に結び付けながら開催することとし、1年を通してインパクトのあるものにしていく所存であります。また広報宣伝・誘客につきましては、1月に立ち上げた公式ホームページにおいて最新情報を提供しているほか、マスメディアやポスターを活用した情報発信、市内事業者と提携したノベルティーグッズの製作などに取り組んでおります。

 これからは県外への出向宣伝や旅行会社への旅行商品企画の提案、430年祭記念グッズの開発と販売を行うなど積極的に誘客活動を展開し、30万人以上の観光客の増加を目指すとともに観光消費額の拡大も図ってまいりたいと考えております。私は、この430年祭の意義は、1つとして「歴史・伝統・文化の再認識と掘り起こし」、2つ目に「新たな伝統・文化・行事の構築と後世への引き継ぎ」、3つ目に「市民総ぐるみ参加による取り組み」、4つ目として今の厳しい時代だからこそ「一歩を踏み出すアクション起こし」にあるものと考えております。

 この430年祭を通して、市民が越前おおのに愛着と誇りを持ち、人やまち、産業の元気の創造につながるよう、より多くの市民の皆さまの参加を得ながら精力的に取り組んでまいる所存でありますので、議員各位のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。なお430年祭の円滑な実施に向けて対外的なアピールを行うとともに全庁的な機運を高めるため、本日、観光振興課内に「築城430年祭事業推進室」を設置したところであります。

 2点目に、第五次大野市総合計画の策定事業について申し上げます。大野市の長期的なまちづくりの方向を示す現在の第四次大野市総合計画は、平成22年度でその計画期間を終えることになります。そのため、平成23年度からの10年間において、本市が目指すべき将来像や達成すべき目標を定める新たな総合計画を策定するため、本年度から2カ年をかけ、その策定作業を進めているところでありますが、新年度内には基本構想と今後5年間に推進すべき事業を表した前期基本計画を策定することといたします。なお現在作業を進めております都市マスタープランの改定につきましては、この計画との十分な整合性を図ってまいりたいと考えております。

 それでは、第1の柱であります「人が元気」について申し上げます。

 新年度で3年目を迎える「ふるさと納税」につきましては、これまで受け入れ体制を整え、各方面への協力依頼や職員を通じて、あるいは各イベントでのチラシの配布などにより、積極的な広報PR活動に努めているところであります。本年度のこれまでの受け付け状況は、2月末現在で44件、220万円余りの実績となっております。新年度におきましても、これまでに寄附をいただいた方々を含め、より多くの方に応援していただけるよう継続して広報やPR活動に努めてまいりたいと考えております。

 次に、障害者福祉について申し上げます。 現政権による障害者福祉制度の抜本的な見直しのため、政府は昨年12月に障がい者制度改革推進本部を設置し、1月12日には障がい者制度改革推進会議の初会合を開いたところであります。この会議では、直面する障害者基本法の抜本改正や障害者自立支援法に代わる、仮称「障がい者総合福祉法」の制定などを大きな議題としており、本年の夏ごろをめどに改革の骨格を取りまとめることが決定されたところであります。

 国においては、障害者自立支援法を平成25年8月までに廃止し、利用者の応能負担を基本とする総合的な福祉制度を作ることとしておりますが、この新しい制度を制定するまでの対応といたしまして、住民税非課税の方にかかる障害者福祉サービスなどの利用者負担を無料にする改正を本年4月から行うこととしました。本市といたしましては、こうした制度改正は利用者負担の軽減の拡大が図られ、より利用しやすいサービス体制になるものと考え、制度改正が的確に反映できるように、市民に対して周知を徹底してまいりたいと考えております。

 続いて、第二期大野市地域福祉計画と第三次大野市障害者計画の策定について申し上げます。本市における地域福祉推進の指針となる大野市地域福祉計画と、障害者ための施策全般にわたる事項を定める第二次大野市障害者計画は、双方とも平成22年度で計画期間の5年が終了することから、新年度において、それぞれ次の5カ年の計画を定めることといたします。

 策定に当たっては、第五次大野市総合計画との整合性を図り、国における福祉施策の動向などを踏まえることはもちろん、市民アンケートの実施結果や福祉関係の活動を実践されておられる方々のご意見を参考にしながら見直しを行うこととしたいと考えております。

 次に、高齢者福祉について申し上げます。本年1月の本市の高齢化率は28.8?で、家族形態の変化、核家族化などにより、高齢者だけの世帯や一人暮らし高齢者の世帯が増加しているとともに、閉じこもりがちな高齢者も増えてきております。こうしたことから、住み慣れた自宅や地域で自立した生活を送ることができる介護予防の重要性がますます高まってきております。

 そのため、高齢者の介護予防を目的として本年度において試行的に実施してきました「お出かけほっとサロン事業」を新年度から本格的に実施してまいりたいと考えており、より多くの高齢者の方々にこの事業に参加していただけるよう工夫してまいる所存であります。

 次に、次世代育成支援対策推進行動計画の策定について申し上げます。この計画は平成17年度を初年度として、平成26年度までの10年間において子育て支援策を推進する内容を定めるものでありますが、その前期5カ年の計画期間が平成21年度で終了するため、次の5カ年の後期計画を策定するものであります。

 策定に当たっては幅広い方々からの意見を反映させるため、これまで4回にわたる策定委員会を開催し検討を重ねてまいりましたが、先般「越前おおの あったか・こそだて・夢プラン」との愛称で最終計画案が示されたところであり、年度内には本市の計画として策定する予定をいたしております。今後は、この計画に沿って地域全体で子育て支援を推進し、子供の笑顔があふれる大野市にしてまいる所存であります。

 次に、国民健康保険について申し上げます。 国民健康保険事業の運営につきましては、医療の高度化や被保険者の高齢化などにより医療費は増加する一方で、長引く景気の低迷の影響で保険税収入は伸び悩んでいるのが現状であります。さらに平成20年度の医療制度改革の影響を受けて国保会計の単年度収支は赤字額が増えており、不足する収入については、これまで財政調整基金の繰り入れにより補填(ほてん)してまいりましたが、大変厳しい状況に置かれております。

 このようなことから、今後も安定した医療保険を提供していくためには保険税率の見直しは避けられない状況であり、新年度には1カ年をかけて保険税率改定についての議論をいただき、国保財政の健全化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、後期高齢者医療制度について申し上げます。後期高齢者医療制度の改正論議につきましては、昨年11月に発足した高齢者医療制度改革会議において検討が進められているところでありますが、年末には新たな制度の概要が示されると聞き及んでおります。この改革会議では、市町村国保の財政安定化のために、都道府県を単位とした広域化の推進についても検討課題として盛り込まれており、医療制度の抜本的な改正についても議論されるものと考えております。

 また後期高齢者医療の保険料につきましては、新年度が見直しの年となりますが、福井県後期高齢者医療広域連合においては、剰余金などを活用することで現行の保険料を据え置くこととしており、さらに低所得者への保険料の軽減措置も継続されますので、高齢者への負担軽減が図られるものと考えております。本市といたしましては、この制度の適切な運営に努めていくとともに、国保を含めた新たな医療制度構築への国の動きを注視してまいりたいと考えております。

 続いて、新型インフルエンザ対策についてでありますが、昨年の春から世界的に流行した新型インフルエンザは大野市においても感染が広がり、多くの保育所や小中学校などで休業の措置が取られました。感染された多くの市民は幸い軽症のまま回復され、市内において死亡者や重篤な患者の発生がないことに一安心しているところであります。

 現在国においては、今回の流行やワクチンの接種状況などを踏まえ、新型インフルエンザを含めた新たな感染症発生時の対応と予防接種法の改正などの検討を進めているところであり、大野市としましては、今後も感染防止に向けた取り組みと市民への正確な情報発信に努めてまいりたいと考えております。

 次に、地域医療について申し上げます。 大野市における将来の地域医療の在り方につきましては、本年度、大野市地域医療協議会において調査研究を進めてきております。その内容について申し上げますと、まず安心のある医療を受けるには「かかりつけ医」制度を推進するとともに、患者の要望に即した在宅医療の推進に向けては、医療機関や介護保険サービス事業所などとの連携により、きめ細かな情報提供による支援を進めていくことを主な内容としております。

 この実施に当たっては、健康教育や研修会により啓発活動を行い「自分の健康は自分で守る」との考えの下、まずは普段からの健康づくりと予防医療を一層推進していくほか、在宅医療においては、患者に適した医療と福祉サービスをコーディネートできる方策を検討してまいる所存であります。

 続きまして、教育について申し上げます。まちづくりの原点は人づくりであり、人づくりは学びにより育(はぐく)まれます。大野市の「学びの伝統」を再認識し、「学ぶことの大切さ」を未来に継承するとともに、新しい大野市を担う人づくりを目指して、教育を推進してまいりたいと考えております。

 まず教育理念について申し上げます。教育委員会においては、昨年3月に策定しました大野市教育理念「明倫の心を重んじ 育てよう 大野人(おおのびと)」の趣旨普及、啓発に取り組んでまいりました。この「明倫の心」とは、人が人として生きる上で基本とすべき心であり、今、私たちが何よりも大切にしなければならないものであると痛感いたしております。

 新年度におきましても、教育委員会では「ふるさと」と「地域参加」をキーワードに、教育理念の具現化に向けて、優しく、賢く、たくましい大野人の育成に努めてまいりますが、この取り組みは教育委員会のみならず、生涯学習などのいろいろな機会をとらえて、大野市全体として取り組んでまいる所存であります。

 次に、大野市の未来を担う子供たちのための教育施策についてでありますが、新年度予算の計上に当たりましては、ソフト・ハードの両面において内容の充実を図った次第であります。まずソフト面では、新規事業として「ふるさと文化創造事業」を実施いたします。この事業は、小学校では郷土の偉人から「ふるさとを学ぶ」道徳学習を、中学校ではおおの城まつりに積極的に参加して「文化を創る」活動を行うものであります。そのほか就学困難な児童生徒の就学を支援する就学支援員の拡充や、中学校における音楽備品の充実などに力点を置いております。

 ハード面におきましては、学校教育環境の整備に積極的に取り組み、特に学校施設の耐震補強工事につきましては、これまで教室棟を中心に毎年計画的に整備を進めてまいりましたが、新年度においては小中学校4校で体育館などの耐震化を進める実施設計を行います。学校施設は子供たちが1日の大半を過ごす場所であるとともに地域の防災拠点にもなっており、耐震化は喫緊の課題であることから、平成23年度で市内小中学校の耐震化率100?を目標に努力してまいりたいと考えております。

 次に、学校再編について申し上げます。森目小学校と富田小学校につきましては、地区の皆さま方の深いご理解の下、本年4月1日をもって再編統合する運びとなりました。来る28日には森目小学校の閉校式を執り行うこととしておりますが、統合の後も必要なサポートは十分行い、子供たちが不安なく学校生活を送れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 近年の急速な人口減少と少子化の進展の中にあって、子供たちにとってより良い教育環境を整えるために、学校再編は避けて通れない課題でありますので、今後も計画に基づき関係する地区の方々と真摯(しんし)に話し合いを重ねてまいる所存であります。

 次に、こころの豊かさ再発見事業について申し上げます。この事業は、人形作家・石井美千子さんの「昭和のこどもたち」写真パネルを活用することにより、今を生きる私たちが忘れかけている真の心の豊かさを再発見する機会としていただけるよう、これまで3年間取り組んできたものであります。

 そこで新年度におきましては、築城430年祭事業の1つとして「昭和のこどもたち」の実物の人形展を開催することといたしました。開催は430年祭のメイン月である10月を予定しており、子供からお年寄りまで、また市民のほか市外の人に至るまで多くの方々にご覧いただき、この事業の持つ意義を理解していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、文化とスポーツの振興について申し上げます。文化の振興につきましては、市民の自発的な文化・芸術活動の輪が広がるよう支援を行うとともに、優れた芸術や創作活動などに触れ合う市民参加の芸術活動を推進して、創造性が豊かな地域づくりを進めてまいります。また本市には数多くの文化財が存在しておりますが、これらは先人たちの知恵を集めた歴史遺産であることから、次の世代へ継承する保存整備に努め、先人に学ぶ活用を推進してまいりたいと考えております。

 スポーツ振興につきましては、大野市スポーツ振興計画に掲げる「生涯スポーツ社会の実現」「競技力の向上」「生涯スポーツ・競技スポーツ・学校体育との連携」の3つの柱を基本として、市民のスポーツ実施率の向上と健康増進を図ってまいります。なお新年度の越前大野名水マラソンにつきましては、築城430年祭事業の1つとして、ゲストランナーにオリンピックメダリストである有森裕子さんをお招きするほか、車椅子の方によるマラソン参加を盛り込むなど、これまで以上に親しまれる大会になるよう取り組んでまいります。

 次に、防災・防犯対策と消防行政について申し上げます。まず防災対策についてでありますが、平成20年度から本年度にかけて整備を進めてまいりました移動系防災行政無線の整備が完了したことにより、新年度におきましては、もう一方の課題である同報系防災行政無線を整備するため、この実施設計に係る経費を当初予算案に計上いたしたところであります。

 また本年度は、県の総合防災訓練が大野市で開催される予定になっておりますが、市の総合防災訓練と合わせて実施する中で、多くの市民や関係機関の参加をいたき、実践的な訓練にしてまいりたいと考えております。また防犯対策につきましては、本年度に組織を再編した「安全で安心なまちづくり推進会議」をより充実することとし、大野警察署とともに各種団体のご協力をいただきながら、防犯パトロールや街頭啓発を実施してまいりたいと考えております。

 次に、消防行政について申し上げます。消防では、市民の生命と健康、そして生活を守るため、消防防災体制の整備と救急救命体制の充実を図ることとしております。特に不意の災害に対処していくには、マンパワーによるところが大きいため、地域における総合的な防災力強化に向けて、消防団の新戦力を確保する取り組みなどを進めてまいりたいと考えております。

 今後も防災・防犯対策と消防行政の推進につきましては、市によるハード整備と自主防災組織や消防団、地域住民によるソフト対策の両輪で取り組み、「安全で安心のできる、災害に強い地域づくり」を進めてまいる所存であります。

 続きまして、第2の柱であります「産業が元気」について申し上げます。

 まず雇用対策について申し上げます。昨年12月のハローワーク大野管内における有効求人倍率は0.67倍と、13カ月連続して1倍を下回る状況が続き、依然として雇用情勢は厳しいものとなっております。このような状況の中、大野市が本年度において実施しました「ふるさと雇用再生特別基金事業」では18人、「緊急雇用創出事業」では94人の新たな雇用を生む結果となり、新年度においても両事業合わせて307人のさらなる雇用創出を図ることといたしております。

 また昨年7月からは、越前おおの雇用創造推進協議会において、事業や雇用の拡大を促進するセミナーやシンポジウムをはじめ、主に求職者を対象にした実践的な人材育成研修を開催いたしました。その結果、本年度の就職者は成果指標である43人に対し、現時点で30人余りの雇用を確認しております。新年度におきましても、こうした国の雇用対策事業を効果的に実施し、新たな雇用を創出するとともに各分野を担う人材を育成し、ほかの産業振興策も生かしながら起業や事業の拡大を促進してまいりたいと考えております。

 また景気が低迷している状況下にあって、新規の企業立地はかつてない厳しい状況ではありますが、雇用の場の拡大と若者の定住促進を図るため、関係機関と連携しながら魅力ある企業の誘致活動を精力的に行ってまいる所存であります。

 次に、中心市街地の活性化について申し上げます。越前おおの結ステーションの整備につきましては、これまでスピード感を持って進めてまいりましたが、旧大野藩武者溜(だまり)の移設工事を残して今月末に終了することから、4月2日にはオープニング式典を開催することといたしております。

 このうち越前おおの結楽座につきましては、城下町の起こりや幕末の藩政改革などを紹介する空間を整備するほか、農林産物などのワゴン販売、固定式物産販売所での販売を開始することとしており、時鐘(ときがね)とともに来訪者にとって越前おおのの魅力を味わうことができる新たな観光スポットになるものと考えております。平成22年度は中心市街地活性化基本計画の中間年度に当たりますが、引き続き計画を着実に進めるとともに、築城430年祭を開催していく中で結ステーションを有効に活用しながら、まちなかの活性化と産業の振興につながる動きをより確実なものにしていきたいと考えております。

 また大和町市有地につきましては、まちなか観光や各商店街の活動に面的な広がりが図られつつあることなどから、新年度において市民を交えた整備検討委員会を設置して、平成23年度の整備を目指した整備基本計画を策定してまいりたいと考えております。

 次に、商店街の振興について申し上げますと、市民の消費が落ち込んでいる中にあって、大野市の小売業も厳しい状況となっておりますが、各商店街振興組合におきましては、築城430年祭を賑(にぎ)わいや消費拡大の絶好の契機としてとらえております。

 商店街がそれぞれ工夫を凝らしたもてなし空間の創出、お楽しみ抽選券付きの430年祭イベント共通クーポン券の発行、そして市内循環バスの利用も促すポイントシールの発行による消費拡大など、新たな取り組みが新年度において計画されております。市といたしましては、このような動きへの支援のため、これまで果実運用をしてまいりました商業振興基金を有効に活用できるよう条例改正を行うとともに、商工会議所とも連携し積極的に支援してまいりたいと考えております。

 次に、農業・農村の振興について申し上げます。本年度に実施いたしました農村集落カルテ策定事業において、農家などから出されたさまざまな課題につきましては「少子高齢化」「生活環境資本」「地域活動・地域資源」、そして「生産振興」の4つの項目に整理し、今後の取り組みや新たな支援策を検討してきたところであります。

 そこで新年度におきましては、集落自らが新規に取り組むコミュニティー活動や地域資源の活用に対する経費の助成制度を新たに創設するとともに、生産や地域活動に従事する地域おこし協力隊の隊員をモデル的に中山間地域で受け入れることなどにより、農業・農村の活性化を図ってまいりたいと考えております。また特に要望の多かった小規模農家や少人数の生産者グループなどによる特産作物の栽培に必要な機械設備などの支援を行うことにより、特産作物の生産維持と拡大を図ってまいります。なお今回新たに1億円の大野市農業農村振興基金を設置し、今後のこうした農業振興や農村集落活性化への取り組みに必要な資金として有効に活用してまいりたいと考えております。

 環境調和型農業の推進につきましては、消費者への安全で安心な農産物の提供と農家の所得向上を目指し、付加価値の高い農産物を作っていただくため、新年度においては堆肥(たいひ)購入の補助制度を見直すとともに、土づくりに不可欠な良質堆肥の安定供給に努めてまいりたいと考えております。

 次に、戸別所得補償モデル対策について申し上げます。農家の所得と食料自給率の向上を目的に、従来の生産調整や産地確立対策が大きく見直され、平成22年度は米戸別所得補償モデル事業と水田利活用自給力向上事業の2つの事業が実施されることになります。2月には地区ごとの説明会を開催し、農家の方々の不安解消や事業内容の周知に努めてまいりましたが、初めての取り組みであることから、今後も国や県、そして関係機関と連携しながら的確に情報を提供するとともに手続きの円滑化を図り、事業の推進に取り組んでまいりたいと存じます。

 次に、越前おおの農林樂舎(がくしゃ)について申し上げます。農林樂舎は昨年4月の設立以来、ホームページを活用した広報活動や農林業者と連携した出向宣伝をはじめ、規格外や過剰栽培の農林産物集荷販売システムの構築、地域農業サポート、エコフィールドでの環境保全活動やシバザクラの育成、エコ・グリーンツーリズムの推進などに積極的に取り組んでまいりました。

 特に特産振興関係では、集荷販売システムの本格実施のほか、減農薬・減化学肥料栽培や有機栽培などによる農林産物を対象とした「越前おおの里の恵み」認証制度、越前おおの産の農林産物を積極的に売り込むための産地保証制度の創設に向けて、現在準備を進めております。今後農林樂舎が関係機関や団体、農林業者と連携を密にして、その機能の充実を図り、独自の取り組みを確立していけるよう指導してまいりたいと考えております。

 私といたしましては、このような農業・農村振興への積極的な取り組みを行うことにより、越前おおの型農業の確立とブランド力の強化につなげてまいる所存であります。

 続いて、中部縦貫自動車道について申し上げます。まず永平寺大野道路につきましては、平成24年度の供用開始に向けた勝山・大野間の工事が現在鋭意進められております。また大野油坂道路の大野東・和泉間では、昨年度と本年度の合計1億円の事業費により測量・地質調査が行われており、その結果を踏まえて、本年の秋ごろには予備設計が完了する予定と伺っております。

 私といたしましては、政権交代があったとはいえ、中部縦貫自動車道の整備費用が確保され着実に事業の推進が図られるよう、これまで以上に関係機関に働き掛けてまいる所存でありますので、議員各位におかれましても一層のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、国道158号と157号大野バイパスの整備状況について申し上げます。国道158号につきましては、美山橋から境寺までの区間の供用開始に向けて、現在整備が進められております。大野市といたしましては、この整備区間の早期完成に加え、残る境寺から計石までの区間の早期整備に向けて福井市と一体となり、来る4月18日に国道158号整備促進大会を開催することといたしております。

 また国道157号大野バイパスにつきましては、平成24年度での中部縦貫自動車道勝山・大野間の開通に合わせ、暫定2車線の供用開始をめどに工事が進められているところであります。これらの路線は、いずれも大野市には欠かすことのできないインフラ整備でありますので、議員各位におかれましては、促進大会へのご参加とこれからのご協力をお願い申し上げる次第であります。

 次に、シバザクラの植栽による景観づくりに本年度から取り組んでおります華のジュータン形成事業についてでありますが、新年度におきましては、市が実施する事業に加え、市民団体による活動に対して、花の苗や防草シートなどの材料費を全額助成することとし、市民による活動の輪が広がるよう促進してまいりたいと考えております。

 この事業の財源となる地域活力基盤創造交付金は、国の当初予算案において新たに創設される社会資本整備総合交付金へ移行することとなりますが、このような制度改正の影響により本事業の推進に支障を来さないよう取り組んでまいる所存であります。

 次に、自転車を活用したまちづくりについて申し上げます。現在、国では二酸化炭素排出量の削減と自転車事故の抑止を目的に、自転車を使い安全に通学や通勤、買い物ができるまちづくりを目指しております。本市においても、環境にやさしく機動性の高い、かつ健康増進にも役立つ自転車に着目し、その利用を促進したいと考えております。そのため新年度では、自転車を活用したまちづくり検討委員会を設置し、自転車の走行空間や駐輪場の整備などの方策について検討をしてまいりたいと考えております。

 次に、下水道関連事業について申し上げますと、まず新年度における公共下水道事業につきましては、清和町、弥生町、新庄地区などの約20?で管渠整備を行い、第三期事業認可区域485?の早期完成を目指してまいります。事業推進に当たっては、町内ごとに説明会を開催し、市民のご理解とご協力を求めていくとともに、供用開始地域での未加入者に対しては戸別訪問などを行い、加入促進に努めてまいります。

 農業集落排水事業につきましては、平成18年度から整備を進めてきました阪谷中部処理区においてすべての工事が完成し、4月1日から供用開始を行います。この阪谷中部処理区の完成により、すべての処理区の農業集落排水施設が完了したことになりますが、今後は各施設に係る経費の節減を図るとともに適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。なお浄化槽設置整備事業は新年度で60基の補助を予定しているところであります。

 次に、公共交通について申し上げます。昭和35年12月に開業いたしましたJR越美北線は、平成22年に開業50周年を迎えることになります。これを契機に、新年度におきましては越美北線の車両3両によるオリジナルデザインのラッピング列車を運行させ、話題性を高めることで知名度のアップを図ることといたしております。また開業50周年に関連した記念事業を「越美北線と乗合バスに乗る運動を進める会」を事業主体として実施し、観光客などの利用増加を図るとともに沿線市民の越美北線への愛着心を醸成させ、今後の利用拡大を図ってまいりたいと考えております。

 次に、JR越前大野駅前広場の整備について申し上げます。中心市街地活性化基本計画の事業として位置付けております越前大野駅前広場の整備につきましては、本年度において、越前大野駅前広場整備計画検討委員会で検討が重ねられ、このたびその整備計画案がとりまとめられたところであります。現在はこの計画案を反映した実施計画を進めているところであり、今後、この駅前広場が大野への来訪者の「もてなし玄関口」として、ふさわしい広場となるよう整備を進めてまいりたいと考えております。

 続きまして、第3の柱であります「自然が元気」について申し上げます。

 まず環境保全対策につきましては、本年度に策定いたしました越前おおの環境基本計画において、重点プロジェクトに位置付けている施策を推進してまいります。具体的には、河川や地下水の水質検査を実施し、継続して環境汚染の監視を行うとともに、不法投棄の防止や清掃活動など、市民活動と一体となった取り組みを強化することといたします。また環境に対する市民意識の向上を図ることで、自ら考え、自ら行動できる市民参加型のまちづくりを進めることとし、これらの取り組みを通して良好な環境の保全に努めてまいりたいと考えております。

 また地球温暖化対策への取り組みといたしましては、公共交通機関や自転車の利用促進、エコライフやエコドライブなどの普及啓発、マイバッグ運動の推進、太陽光発電の普及など身近なところから取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、湧水(ゆうすい)再生研究調査事業について申し上げます。大野市の水文化再生に向け、平成20年度と本年度の2カ年をかけて、国土交通省や県などの関係機関と連携しながら研究調査を行うワーキング会議を設置し、これまで8回の会議を重ねてまいりました。本年度中には各機関によるこれまでの水に関する調査などの収集や検討結果をまとめ、再生計画案をとりまとめていく予定であります。

 これを受けて、新年度においては国や県の関係所属長などで構成する湧水文化再生検討委員会を構築し、計画案に盛り込まれた各施策の費用対効果や実行性の有無などの議論を深めながらそれぞれの役割分担を定め、実効性のある、仮称ではございますが「越前おおの湧水文化再生計画」を策定する予定をいたしております。

 次に、有害鳥獣対策について申し上げます。昨年は多くの集落においてイノシシやハクビシンによる家屋などへの侵入や農作物への被害が多く発生しており、有害鳥獣対策への強い要望が寄せられていることから、新年度におきましてイノシシを防御する電気柵を延長したり、捕獲用おりを増設する方策などを実施し、被害が減少するよう努めてまいります。

 また有害鳥獣対策につきましては、捕獲隊と地元集落、そして市の3者が情報の共有と連携を図りながら取り組み、鳥獣被害のない里づくりを目指してまいりたいと考えております。

 続きまして、第4の柱であります「行財政改革」について申し上げます。

 まず行政改革について申し上げます。平成20年度から2カ年をかけて策定作業を進めてまいりました第六次大野市行政改革大綱は、「越前おおの元気プラン」に即した施策の展開と効率的な行財政運営を推進できる体制の構築を基本理念とした行政改革大綱として、このたび取りまとめたところであります。今後、この大綱に沿った行政改革を市民の目線に立って、計画的かつ着実に推進してまいりたいと考えております。

 次に、人材育成について申し上げます。「越前おおの元気プラン」の実現に向けて、本市独自の特色ある施策を推進していくためには、その担い手となる職員のさらなるやる気を喚起し、組織力を強化していくことが大変重要であると考えております。このため人材育成基本方針に基づき、専門研修はもちろん、自発的な研修への参加も促進し、幅広い分野の見識を併せ持つ複合専門型職員の育成を図ってまいる所存であります。

 また厳しい財政状況下にあって、行政は「運営」から「経営」という感覚が求められてきております。そのため職員は常にコスト意識と先見性、そしてチャレンジ精神を持って「できない」理由を考えるのではなく、「できる」ことを前提にして、職務を遂行していくという意識を高めていく必要があります。このようなことから、慣例や前例にとらわれない柔軟な発想と創意工夫により行政を進めていくという組織風土の醸成にも努めてまいりたいと考えております。

 以上、平成22年度の主要な施策について、「越前おおの元気プラン」の柱に沿って申し述べてまいりましたが、長引く景気の低迷で市税は減収し、自主財源の安定的な確保がますます厳しくなってくると予想される財政状況ではありますが、私は市民のリーダーとして市民の負託に応え、市政の進展のため一層精励してまいる所存でありますので、議員各位の引き続きのご支援とご協力を重ねてお願い申し上げる次第であります。

 それでは、ただ今上程されました各議案の概要についてご説明申し上げます。

 まず平成22年度当初予算案につきましては全会計で10議案提出いたしておりますが、その予算規模を申し上げますと、一般会計では総額160億3,600万円で、前年度に比べ0.9?の増。特別会計では8つの会計の合計90億9,074万2,000円で、前年度に比べ3.2?の増。企業会計の水道事業会計では1億7,694万3,000円で、前年度に比べ41.4?の減。全会計を合計した総額では253億368万5,000円で、前年度に比べ1.2?の増となっております。

 一般会計予算案における特徴的な点につきましては、先ほどの平成22年度予算編成の中でご説明を申し上げましたが、新年度の重点施策であります越前大野城築城430年祭を実施する事業を中心として、新規事業などを盛り込んだ年間総合予算としております。また特別会計と企業会計においては、一部の建設事業を除いて、通年ベースで必要な事業費などを計上した予算案としております。

 そのほかの議案といたしましては、平成21年度の各会計補正予算案を8件、条例の制定と一部改正の議案を9件、指定管理者の指定議案を1件、契約の締結に関する議案を3件、専決処分の承認を求める議案を1件提出いたしております。

 各議案の提案理由、その内容につきましては、それぞれ担当部長等から説明いたさせますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 総務部長、下河君。

 (総務部長 下河育太君 登壇)



◎総務部長(下河育太君)

 私からは、総務部が所管します各議案の提案理由および内容につきまして説明をいたします。まず予算議案について説明をいたします。

 最初に、

議案第1号 平成22年度大野市一般会計予算案

でございますが、第1条で歳入歳出の総額を160億3,600万円と定めております。一般会計予算の編成に当たりましては「越前おおの元気プラン」の最終年度に当たり、大野が誇る魅力ある素材を越前おおのブランドとして高めていくことや、この優れた素材を生かしたまちづくりを着実に進めていくために必要な施策や事業経費を計上するとともに、政権交代で制度変更が進められております国や県の動向を把握しながら調整を進めてきました。

 また第六次行政改革の初年度として、効果的・効率的な行政運営および健全かつ計画的な財政運営に努めていくことから、既存事業の見直しなども進めてきました。その結果、歳入歳出予算の総額は対前年度比0.9?の伸びとなっております。款項および当該区分ごとの金額は、3?から8?までの「第1表歳入歳出予算」にお示ししたとおりでございます。

 まず6?からの歳出でありますが、第1款の議会費から第13款の予備費まで、各項の金額をお示ししておりますが、前年度の比較で申し上げますと、民生費・労働費・農林水産業費は伸びておりますが、商工費・土木費・教育費は減額となっておりますし、公債費は健康保養施設などの償還がおおむね済んだことから減額となっております。

 また各款の特徴的な事業などを申し上げますと、第2款の総務費では、第五次大野市総合計画や男女共同参画プランの策定、越美北線開業50周年記念事業、同報系防災行政無線整備に向けた実施設計、統合型GISを見据えた地理情報システム基本計画の策定、それに来年度に予定されております参議院議員通常選挙など4つの選挙執行経費などを計上しております。

 第3款の民生費では、障害者福祉サービス、民間保育所運営費、後期高齢者医療広域連合への負担金など通常の各種事業経費に、中学生までの子ども手当、児童扶養手当の父子家庭への給付、第二期地域福祉計画や第三次障害者計画の策定、それに地域密着型サービス事業所の整備などに係る経費を計上しております。

 第4款の衛生費では、妊婦の出産支援としての健やかマタニティ手当の創設、特定健診やがん検診の推進、越前おおの環境塾の開設、休日急患診療所運営費、それに大野・勝山地区広域行政事務組合への廃棄物処理施設管理運営に係る負担金などを計上しております。

 第5款の労働費では、ふるさと雇用再生特別基金、緊急雇用創出事業で総数307人の雇用に係る経費を計上したことから、前年度比では倍増となっております。

 第6款の農林水産業費では、農村集落カルテ策定を受けての農業農村活性化支援事業や地域特産物小規模生産者支援事業の創設、里芋選果場や冷凍加工場、農業機械、畜産施設などの整備、第3期の中山間地域等直接支払事業の開始、森林整備地域活動支援事業の拡充などもありまして、前年度比では32.2?の増、3億7,149万円の増額となっております。

 第7款の商工費では、越前大野城築城430年祭事業の実施や商店街の消費拡大への支援、結ステーションでの旧大野藩武者溜の整備、それに新たに学生合宿の誘致の経費を計上しております。

 第8款の土木費では、河川等の整備・改良に係る経費のほか、華のジュータン形成事業における市民団体への拡充、都市マスタープラン、湧水再生に向けての地下水保全計画、市営住宅等長寿命化計画の策定、除雪車両の更新、街なみ環境整備事業における御清水(おしょうず)周辺の整備や市街地観光周遊路線の舗装美化などの経費を計上しております。

 第9款の消防費では、消防訓練や火災予防事業におきまして、越前大野城築城430年祭事業として拡充して取り組むこと、それに従来からの計画的な消防車両の更新に係る経費を計上しております。

 第10款の教育費では、市民の生涯教育、文化スポーツの振興、各種支援事業に加えまして、新たに教育理念の具現化に向けてのふるさと文化創造事業、新学習指導要領に基づく社会科副読本の作成、「昭和のこどもたち」人形展の開催、学校給食畑設置事業、それに平成23年度での学校施設における耐震化完了に向けて、4小中学校の耐震補強工事実施設計の経費などを計上しております。

 第12款の公債費では、健康保養施設やし尿処理施設の償還がおおむね済んだことから、前年度比で14.4?の減、2億8,012万4,000円の減額となっております。

 次に、3?から5?の歳入でありますが、まず自主財源では、大きな比重を占める市税が予算構成比で24.5?となっておりますが、厳しい地域経済情勢が続いていることでの個人所得などの低迷、土地価格が下落していることから、対前年度比では2.7?の減となっております。この市税に繰入金や諸収入などを加えた自主財源全体では構成比が33.2?、対前年度比では9.6?の減となっておりますが、これは財源全体の運用から財政調整基金などからの繰入金を対前年度比で54.8?の減、4億2,825万9,000円減額したことが大きな要因となっております。

 一方、依存財源で申し上げますと、最も大きな割合を占める地方交付税が予算構成比で34.9?となっております。なお地方交付税は先の地方財政計画では総額で増額となっておりますが、算定方法等が不明確であることから前年度と同額を見込んだところでもあります。また国庫支出金・県支出金は合わせて予算構成比で21.9?と、前年の15.7?から大きく伸びておりますが、これは子ども手当負担金、ふるさと雇用・緊急雇用の基金事業補助金、農産物等安定供給支援事業補助金などが要因となっております。こうしたことから、地方交付税、国・県支出金に市債、地方譲与税、交付金などを加えました依存財源全体では予算構成比で66.8?となっており、対前年度比では7.2?の伸びとなりました。

 戻りまして、第2条の地方債でございますが、これにつきましては9?の「第2表地方債」にお示ししておりますが、農道等整備事業など10事業につきまして、それぞれ起債の限度額、起債の方法、利率および償還の方法を定めております。

 次に、第3条の一時借入金でありますが、借り入れができる最高額を20億円と定めております。次に、第4条の歳出予算の流用につきましては、各項で計上した給料、職員手当および共済費に係る予算額に過不足が生じたときは、同一款内で各項の間で流用することができるとしているところであります。

 次に、11?の

議案第2号 平成22年度大野市国民健康保険事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ38億4,546万5,000円と定めております。予算計上におきましては、前年度の実績を基本として進めたところでありますが、療養給付費、高額療養費などの保険給付費が増額になっていることから、対前年度比で3.7?の増、1億3,872万8,000円の増額となっております。

 第2条の一時借入金でありますが、借り入れができる最高額を3億円と定めております。

 次に、17?の

議案第3号 平成22年度大野市和泉診療所事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1億1,006万9,000円と定めておりますが、医療備品の購入費が前年度比で622万円の減となったことなどから、対前年度比で6.6?の減、771万6,000円の減額となっております。

 次に、21?の

議案第4号 平成22年度大野市老人保健特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ130万7,000円と定めております。本会計では、平成20年度からの後期高齢者医療制度の開始により、これまで2年間、過年度精算として計上してまいりましたが、おおむね精算が済んでいることから、対前年度比でも大幅な減額となったところであります。

 次に、25?の

議案第5号 平成22年度大野市後期高齢者医療特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ3億7,093万円と定めております。予算計上におきましては、前年度の実績を基本としたところでありますが、職員給与費や広域連合医療納付金の減額もありまして、対前年度比で2.9?の減、1,090万7,000円の減額となっております。

 次に、29?の

議案第6号 平成22年度大野市介護保険事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では保険事業勘定と介護サービス事業勘定を計上しております。まず保険事業勘定では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ32億1,459万7,000円と定めております。この保険事業勘定は、31?から34?までの「第1表歳入歳出予算(保険事業勘定)」で定めたとおりでありますが、施設介護サービス給付費などの保険給付費が増額になっていることから、対前年度比で4.8?の増、1億4,683万8,000円の増額となっております。

 次に、介護サービス事業勘定では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1,399万9,000円と定めております。この介護サービス事業勘定は、市が介護サービス事業者として実施いたします介護予防支援事業などの経費を見込んだもので、35、36?の「第1表歳入歳出予算(介護サービス事業勘定)」で定めたとおりであります。平成22年度では、これまでの実績等から居宅介護予防支援事業の増額が見込まれることから、対前年度比で16.5?の増、198万円の増額としたものであります。

 また第2条の歳出予算の流用につきましては、各項で計上した給料、職員手当および共済費に係る予算額に過不足が生じたときは、同一款内で各項の間で流用することができるとしているところであります。

 次に、37?の

議案第7号 平成22年度大野市簡易水道事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1億6,715万6,000円と定めております。中保簡易水道の移設工事、和泉簡易水道のさくせん工事などから、対前年度比で48.7?の増、5,475万8,000円の増額となっております。

 次に、41?の

議案第8号 平成22年度大野市農業集落排水事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ3億2,241万3,000円と定めております。阪谷中部処理区の供用開始によりまして、汚水処理施設整備構想で定めました15処理区の施設が完了したことに伴いまして、維持管理業務が主たるものになりました。しかし本年新たに南六呂師処理区の適正な機能強化のための設計費用を計上したこともありまして、対前年度比で3.9?の減、1,302万円の減額となっております。

 第2条の地方債でございますが、これにつきましては45?の「第2表地方債」のとおり、農業集落排水事業に係る起債の限度額、起債の方法、利率および償還の方法を定めております。第3条の歳出予算の流用につきましては、各項で計上した給料、職員手当および共済費に係る予算額に過不足が生じたときは、同一款内で各項の間で流用することができるとしているところであります。

 次に、47?の

議案第9号 平成22年度大野市下水道事業特別会計予算案

をお願いいたします。本会計では歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ10億4,480万6,000円と定めております。整備計画に基づきまして、管渠や処理場施設の整備工事費を計上しておりますが、対前年度比で2.4?の減、2,596万8,000円の減額となっております。

 第2条の地方債でございますが、これにつきましては51?の「第2表地方債」のとおり、下水道事業に係る起債の限度額、起債の方法、利率および償還の方法を定めております。

 第3条の一時借入金でございますが、借り入れができる最高額を7億円と定めております。第4条の歳出予算の流用につきましては、各項で計上した給料、職員手当および共済費に係る予算額に過不足が生じたときは、同一款内で各項の間で流用することができるとしているところであります。

 次に、53?の

議案第10号 平成22年度大野市水道事業会計予算案

をお願いいたします。本会計での業務予定量は、給水戸数1,416戸、年間給水量29万9,500立方?、1日平均給水量820立方?としております。

 第3条の収益的収入および支出の予定額につきましては、それぞれ1億3,134万9,000円と定めております。第4条の資本的収入および支出の予定額でありますが、資本的収入が718万3,000円、資本的支出は4,559万4,000円としておりまして、資本的収入額が資本的支出額に対して不足いたします3,841万1,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。

 第5条の予定支出の各項の経費の流用につきましては、各項で計上した経費に係る予定額に過不足が生じたときは、同一款内で各項の間で流用することができるとこととしております。第6条では、職員給与費3,102万4,000円につきましては、それ以外の経費に流用し、またはそれ以外の経費をその経費に流用する場合は、議会の議決を経なければならないと定めております。第7条では、一般会計からこの会計へ補助を受ける金額を5,050万2,000円としており、第8条では、たな卸資産の購入限度額を624万4,000円と定めております。

 以上が、平成22年度の各会計当初予算案の説明でございますが、各会計の詳細につきましては、後ほど別冊の「予算に関する説明書」をご覧いただきたいと存じます。

 続きまして、平成21年度補正予算案について説明をいたします。別冊の議案第11号をお願いいたします。

議案第11号 平成21年度大野市一般会計補正予算(第9号)案

は歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億800万円を追加し、補正後の総額を177億6,470万8,000円とするものであります。この補正は、国の緊急経済対策として第2次補正予算に計上されました「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」を受けて、大野市として実施いたします事業を通常の3月補正予算とは分離して予算計上したものであります。

 主な内容といたしましては、橋梁(きょうりょう)の補修、森林の路網整備、公共施設および公用施設の修繕などであり、23事業を計上したものであります。

 また第2条の繰越明許費につきましては、6?および7?のとおりでありますが、すべて23事業につきまして、翌年度に繰り越して使用することができるとしております。

 次に、

議案第12号 平成21年度大野市一般会計補正予算(第10号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市一般会計補正予算(第10号)案は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,956万9,000円を減額し、補正後の総額を177億3,513万9,000円とするものであります。歳入歳出の款項の区分および当該区分ごとの金額につきましては、3?から6?の「第1表歳入歳出予算補正」でお示ししてあるとおりでございます。

 この補正は、歳出ではほとんどが事業の終了、確定などによる精算でありますが、特徴的なことといたしましては、土地の売り払いによる財政調整基金への積み立て、他事業からの返還金に伴う基金設置、行政財産として使用しております土地開発基金財産の買い戻し、国の追加割り当てを受けましての有終東小学校・乾側小学校体育館の耐震補強工事などがあります。

 一方、歳入では交付金や補助金の確定、土地建物売払収入、特産野菜生産安定事業協会からの負担金返還金などを見込むことで、財政調整基金からの繰入金を2億5,800万円減額したものであります。

 第2条の継続費の補正につきましては、7?「第2表継続費補正」のとおり、商工費の多目的広場整備事業につきまして、その総額を減額するとともに平成21年度の年割額を減額しております。第3条の繰越明許費の追加につきましては、8?「第3表繰越明許費補正」のとおり、16事業、負担金などにつきまして、翌年度に繰り越して使用することができる金額を示しております。第4条の地方債の変更につきましては、9?および10?「第4表地方債補正」のとおり、農道等整備事業など9事業につきまして、限度額を増額または減額しております。なお起債の方法、利率、償還の方法は補正前と同じであります。

 次に、

議案第13号 平成21年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億6,613万3,000円を追加し、補正後の総額を39億2,162万1,000円とするものであります。この補正は、療養給付費などの保険給付費を増額するとともに、各種の拠出金などの年間費用を見込んで所要の補正を行うものであります。

 次に、

議案第14号 平成21年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第1号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ70万円を追加し、補正後の総額を1億1,848万5,000円とするものであります。この補正は医薬材料費が不足するために補正を行うものであります。

 次に、

議案第15号 平成21年度大野市老人保健特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市老人保健特別会計補正予算(第2号)案は歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ480万円を減額し、補正後の総額を3,741万9,000円とするものであります。この補正は、医療給付費など負担金の減額が見込まれることから所要の補正を行うものであります。

 次に、

議案第16号 平成21年度大野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ363万3,000円を減額し、補正後の総額を3億7,865万円とするものであります。この補正は、後期高齢者医療広域連合への納付金の減額が見込まれることから所要の補正を行うものであります。

 次に、

議案第17号 平成21年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)案

についてご説明いたします。平成21年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)案につきましては、まず保険事業勘定では、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ430万1,000円を減額し、補正後の総額を31億5,245万2,000円とするものであります。この保険事業勘定では、これまでの実績から居宅介護サービス給付費負担金は減額、施設介護サービス給付費負担金は増額するなどの調整をいたしまして所要の補正を行うものであります。

 また介護サービス事業勘定では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ85万9,000円を追加し、補正後の総額を1,287万8,000円とするものであります。この介護サービス事業勘定では、これまでの実績から居宅介護予防支援事業の増額を見込んで補正を行うものであります。

 次に、

議案第18号 平成21年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案

について説明いたします。平成21年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案は歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ220万円を減額し、補正後の総額を14億1,005万1,000円とするものであります。この補正は、公共下水道建設事業の事業量確定に伴いまして所要の補正を行うものであります。

 第2条の繰越明許費につきましては、5?「第2表繰越明許費」のとおり、公共下水道建設事業につきまして、翌年度に繰り越して使用することができる金額を定めております。

 以上で、予算関係議案の説明を終わらせていただきます。

 次に、条例関係議案について説明をいたします。

 まず

議案第20号 大野市移動通信用鉄塔施設の設置及び管理に関する条例案

について説明いたします。本条例案は、本年度、携帯電話エリア整備事業として下半原地係において工事を進めてきました移動通信用鉄塔が完成することから、設置、管理、電気通信事業者に対する使用許可、それに電気通信事業者からの分担金の徴収など、必要な事項を定めるために提案するものでございます。

 また本条例案におきましては、平成11年に和泉村におきまして整備し、平成17年の市町村合併におきまして大野市が継承しました上大納地係の中竜局、下山地係の下山局も含めて管理していくこととしております。条例の施行日は公布の日からとしております。

 次に、

 議案第30号 土地売買契約の締結について

説明いたします。本議案は、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、契約の締結につきまして議会の議決を求めるものでございます。

 契約物件となっております土地は、大野市東中野一丁目511番など5筆で、地目はいずれも宅地で総地積5,092.27平方?、1,540.41坪であります。当該物件につきましては、平成20年7月以来、売却するため公告を行ってきましたが、厳しい経済情勢や土地価格の下落なども反映しまして、3回は応札者がございませんでしたが、今般4回目の公告におきましてはじめて応札者がありまして、仮契約が整ったものでございます。

 その内容は議案でもお示ししておりますが、契約金額は1億2,893万6,000円、契約の相手方は、大野市友江13号10番地、株式会社芦見屋、代表取締役、芦原雅則であります。

次に、

議案第33号 専決処分の承認を求めることについて

平成21年度大野市一般会計補正予算(第8号)を説明いたします。本議案は、平成21年度大野市一般会計補正予算(第8号)を平成22年2月1日付けで専決処分したもので、地方自治法の規定に基づき、これを議会に報告し、承認を求めるものでございます。

 昨年12月以降の大雪によりまして、除雪に要する経費に不足が生じたため、所要の補正措置を行ったものであります。歳出では除雪経費を増額し、歳入では地方交付税と前年度からの繰越金を充てさせていただき、全体では歳入歳出それぞれに2億3,600万円を追加し、補正後の総額を175億5,670万8,000円としたものであります。

 以上で、私からの各議案の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。



○議長(砂子三郎君)

 産業経済部長、佐々木君。

 (産業経済部長 佐々木康男君 登壇)



◎産業経済部長(佐々木康男君)

 私からは、産業経済部が所管いたします5議案につきまして説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。

 最初に、

議案第19号 大野市農業農村振興基金設置条例案

についてご説明申し上げます。この条例案は、越前おおの型農業の推進および農村集落の活性化を図る新たな基金を設置するためのものであります。この条例は公布の日から施行することとしております。

 次に、

議案第21号 越前おおの結ステーション設置条例案

についてご説明申し上げます。この条例案は、地域住民の交流拠点としての機能および観光客など来訪者のまちなかへの回遊性を高め、産業の活性化を図る機能を持つ「越前おおの結ステーション」の設置および管理に関し、利用許可、使用料などについて定めるものであります。この条例は平成22年4月1日から施行することとしております。

 次に、

議案第22号 大野商業振興基金設置条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。改正の内容は、現在の商業振興基金設置条例におきましては、基金の運用から生ずる利子を商業振興関係事業の財源に充てておりますが、現在の低利率の中において、より効果的に基金を活用するため取り崩しができるよう条例の一部を改正するものであります。この条例は平成22年4月1日から施行することとしております。

 次に、

議案第26号 大野市六呂師堆肥センター設置条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。改正の内容は、六呂師堆肥センターの堆肥保管庫整備に伴い、施設の名称を堆肥製造施設と堆肥保管庫に定め、堆肥センターの業務に保管庫を追加するものであります。この条例は平成22年4月1日施行することとしております。

 次に、

 議案第29号 指定管理者の指定について

の議案についてご説明申し上げます。これは今年度末をもちまして、平成19年1月の臨時会において議決をいただきました施設の指定管理期間が終了することに伴うものでございます。

 施設の名称および指定管理者につきましては、大野市天狗(てんぐ)岩ファミリーパークの指定管理者として、非公募により天狗岩観光組合を指定することとし、地方自治法第224条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。なお指定管理期間は平成22年4月1日から平成23年3月31日までの1年間としております。

 以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 教育委員会事務局長、宮下君。

(教育委員会事務局長 宮下真一君 登壇)



◎教育委員会事務局長(宮下真一君)

 私からは、議案第23号と議案第24号の条例関係2議案と、その他議案としまして議案第32号についてご説明申し上げます。

 初めに、

議案第23号 大野市立学校設置条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。この条例案は森目小学校と富田小学校の統合に伴い、森目小学校を本年3月末で廃止するため、条例の別表第1から大野市森目小学校の項を削るものであります。

 次に、

議案第24号 大野市エキサイト広場総合体育施設設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。この条例案はエキサイト広場体育館の冷暖房設備の整備に伴い、条例の別表の備考に体育館の冷暖房設備の利用規定を加えるものであります。

 次に、

議案第32号 下庄小学校北校舎改築工事請負契約の変更について

ご説明申し上げます。本工事につきましては、昨年5月の臨時市議会におきまして工事請負契約の締結について議決をいただいておりますが、今回、設計変更により工事請負金額を増額する必要が生じたため、変更契約の締結について、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。

 当該工事の当初契約額は6億900万円であり、今回419万8,950円を増額いたしまして、変更後の請負金額を6億1,319万8,950円とするものです。変更の内容につきましては、旧校舎の基礎コンクリート撤去処分費の追加、エレベーターの新基準対応型への変更、屋上防水の環境対応仕様への変更等を追加するものです。

 以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 建設部長、堂下君。

 (建設部長 堂下義治君 登壇)



◎建設部長(堂下義治君)

 私からは、

議案第25号 大野市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案

についてご説明申し上げます。平成18年度に着工いたしました阪谷中部地区農業集落排水処理施設が完成し、本年4月1日から供用開始することに伴い、条例中別表第1に同処理施設を加え、別表第2には同処理施設の使用料金を加えるものであります。この条例は平成22年4月1日からの施行とさせていただきます。

 以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 消防長、松田君。

 (消防長 松田市郎君 登壇)



◎消防長(松田市郎君)

 私からは、

議案第27号 大野市火災予防条例の一部を改正する条例

についてご説明申し上げます。本議案は、平成20年10月1日に大阪市におきまして発生しました個室ビデオ店火災におきまして、多数の死傷者が発生したことを踏まえ、平成21年6月に総務省消防庁が個室ビデオ店等の防火安全対策をまとめたことを受け、火災予防条例に所要の改正をするものでございます。

 改正内容といたしましては、個室型店舗の個室に設置する外開き戸は自動的に閉鎖するものとしております。なお、この条例は平成22年4月1日施行としておりますが、経過措置として既存の個室型店舗においては、平成23年3月31日までの間、適用を猶予しております。

 以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 市民福祉部長、藤森君。

 (市民福祉部長 藤森 勉君 登壇)



◎市民福祉部長(藤森勉君)

 私からは、

議案第31号 環境・生活安全安心対策事業 一般廃棄物処理施設解体工事請負契約の変更について

ご説明申し上げます。本工事につきましては、昨年7月の臨時市議会におきまして工事請負契約の締結について議決をいただいておりますが、今回、設計変更により工事請負金額を増額する必要が生じたため、地方自治法の規定に基づき、変更契約の締結について議会の議決を求めるものであります。

 当該工事の当初契約金額は1億5,120万円であり、今回2,360万5,050円を増額いたしまして、変更後の請負金額を1億7,480万5,050円とするものであります。変更の内容につきましては、旧和泉村清掃センター敷地内に埋設されている残置不燃物等の処分に係る費用を増工するものであります。

 以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、代表質問は8日、一般質問は8日・9日・10日に行います。質問通告は明後日、3日の午前10時までにお願いいたします。

 日程第8、

議案第28号 大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部変更について

を議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。

 市長、岡田君。

 (市長 岡田高大君 登壇)



◎市長(岡田高大君)

 ただ今上程されました、

議案第28号 大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部変更について

ご説明申し上げます。この議案は、地方自治法第286条第1項および第290条の規定に基づき大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部を変更するため、議会の議決をお願いするものであります。

 一部変更の内容は、まず組合議員につきまして、その定数を11人から10人へと1人削減するとともに、組合の関係市の議会であります大野市議会・勝山市議会からの組合議員を、それぞれ5人ずつと同数にするものであります。次に、負担金の分賦割合についてでありますが、衛生費負担金において、公債費負担金と余熱利用負担金を除いた廃棄物処理施設の管理運営に要する経費につきまして、均等割10?を導入するものであります。なお、その他の負担金につきましては従来どおりであります。

 以上、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(砂子三郎君)

 これより質疑を行います。

 (沈黙)



○議長(砂子三郎君)

 以上で質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 本案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。

 これより討論に入ります。

 (沈黙)



○議長(砂子三郎君)

 これにて討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 お諮りいたします。

 ただ今議題となっております、

議案第28号 大野・勝山地区広域行政事務組合規約の一部変更について

は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」の声あり)



○議長(砂子三郎君)

 ご異議なしと認めます。よって議案第28号は原案のとおり可決されました。

 以上で本日の日程が全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

 大変ご苦労さまでございました。

 

(午後2時43分 散会)