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福井県 福井市

平成12年 3月定例会 02月28日−01号




平成12年 3月定例会 − 02月28日−01号







平成12年 3月定例会



               福井市議会会議録 第1号



           平成12年2月28日(月曜日)午前10時5分開会



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 平成12年2月28日,定例市議会が福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。

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〇議事日程

 日程1 会議録署名議員の指名

 日程2 会期の決定について

 日程3 各特別委員会の付託案件について

 日程4 第1号議案 平成12年度福井市一般会計予算

 日程5 第2号議案 平成12年度福井市国民健康保険特別会計予算

 日程6 第3号議案 平成12年度福井市老人保健特別会計予算

 日程7 第4号議案 平成12年度福井市介護保険特別会計予算

 日程8 第5号議案 平成12年度福井市交通災害共済特別会計予算

 日程9 第6号議案 平成12年度福井市競輪特別会計予算

 日程10 第7号議案 平成12年度福井市宅地造成特別会計予算

 日程11 第8号議案 平成12年度福井市国民宿舎特別会計予算

 日程12 第9号議案 平成12年度福井市中央卸売市場特別会計予算

 日程13 第10号議案 平成12年度福井市駐車場特別会計予算

 日程14 第11号議案 平成12年度福井市農業集落排水特別会計予算

 日程15 第12号議案 平成12年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算

 日程16 第13号議案 平成12年度福井市下水道事業会計予算

 日程17 第14号議案 平成12年度福井市ガス事業会計予算

 日程18 第15号議案 平成12年度福井市水道事業会計予算

 日程19 第16号議案 福井市防災ステーションの設置及び管理に関する条例の制定について

 日程20 第17号議案 福井市行政財産の使用料に関する条例の制定について

 日程21 第18号議案 福井市介護保険条例の制定について

 日程22 第19号議案 福井市介護給付費準備基金条例の制定について

 日程23 第20号議案 福井市準用河川管理条例の制定について

 日程24 第21号議案 福井市立学校施設使用料条例の制定について

 日程25 第22号議案 福井市都市計画審議会設置条例の全部改正について

 日程26 第23号議案 福井市立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の全部改正について

 日程27 第24号議案 福井市附属機関設置条例の一部改正について

 日程28 第25号議案 福井市職員の定年等に関する条例の一部改正について

 日程29 第26号議案 福井市現業職員の給与に関する条例の一部改正について

 日程30 第27号議案 福井市職員旅費支給条例の一部改正について

 日程31 第28号議案 福井市非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例の一部改正について

 日程32 第29号議案 福井市公告式条例の一部改正について

 日程33 第30号議案 福井市行政手続条例の一部改正について

 日程34 第31号議案 フェニックス・プラザ等の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程35 第32号議案 福井市防犯隊設置条例の一部改正について

 日程36 第33号議案 福井市防災会議条例の一部改正について

 日程37 第34号議案 福井市防災センター設置条例の一部改正について

 日程38 第35号議案 福井市水防協議会に関する条例の一部改正について

 日程39 第36号議案 福井市総合計画審議会設置条例の一部改正について

 日程40 第37号議案 福井市特別会計条例の一部改正について

 日程41 第38号議案 福井市手数料徴収条例の一部改正について

 日程42 第39号議案 福井市市税賦課徴収条例の一部改正について

 日程43 第40号議案 福井市印鑑条例の一部改正について

 日程44 第41号議案 福井市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について

 日程45 第42号議案 福井市福祉事務所設置条例の一部改正について

 日程46 第43号議案 福井市ホームヘルプサービス手数料徴収条例の一部改正について

 日程47 第44号議案 すかっとランド九頭竜の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程48 第45号議案 福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について

 日程49 第46号議案 福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について

 日程50 第47号議案 福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程51 第48号議案 福井市国民健康保険条例の一部改正について

 日程52 第49号議案 福井市休日急患センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程53 第50号議案 福井市勤労婦人センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程54 第51号議案 福井市自転車競走実施条例の一部改正について

 日程55 第52号議案 福井市農村生活環境整備施設条例の一部改正について

 日程56 第53号議案 福井市行造林実施条例の一部改正について

 日程57 第54号議案 福井市林業用施設の受益者分担金徴収に関する条例の一部改正について

 日程58 第55号議案 福井市漁港管理条例の一部改正について

 日程59 第56号議案 福井市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程60 第57号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について

 日程61 第58号議案 福井市道路占用料条例の一部改正について

 日程62 第59号議案 福井市営住宅条例及び福井市営特定公共賃貸住宅管理条例の一部改正について

 日程63 第60号議案 福井市公共下水道条例の一部改正について

 日程64 第61号議案 福井市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について

 日程65 第62号議案 福井市特定環境保全公共下水道事業分担金に関する条例の一部改正について

 日程66 第63号議案 福井市公共下水道事業及び九頭竜川流域関連福井市公共下水道事業に係る分担金に関する条例の一部改正について

 日程67 第64号議案 福井市水洗便所設備資金貸付条例の一部改正について

 日程68 第65号議案 福井市証紙条例の一部改正について

 日程69 第66号議案 福井市ガス供給条例の一部改正について

 日程70 第67号議案 福井市簡易ガス供給条例の一部改正について

 日程71 第68号議案 福井市水道給水条例の一部改正について

 日程72 第69号議案 福井市学校設置条例の一部改正について

 日程73 第70号議案 福井市立幼稚園設置条例の一部改正について

 日程74 第71号議案 福井市社会教育委員に関する条例の一部改正について

 日程75 第72号議案 福井市公民館設置に関する条例の一部改正について

 日程76 第73号議案 福井市公民館使用料徴収条例の一部改正について

 日程77 第74号議案 福井市コミュニティ施設設置条例の一部改正について

 日程78 第75号議案 福井市青年の家設置に関する条例の一部改正について

 日程79 第76号議案 福井市青年の家使用料徴収条例の一部改正について

 日程80 第77号議案 福井市少年愛護センター設置条例の一部改正について

 日程81 第78号議案 福井市少年自然の家設置条例の一部改正について

 日程82 第79号議案 福井市体育施設条例の一部改正について

 日程83 第80号議案 福井市立学校屋外運動場に設置する夜間照明灯使用料徴収条例の一部改正について

 日程84 第81号議案 福井市文化会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程85 第82号議案 福井市文化会館使用料徴収条例の一部改正について

 日程86 第83号議案 福井市養浩館庭園設置条例の一部改正について

 日程87 第84号議案 福井市一乗谷史跡公園センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程88 第85号議案 福井市自然史博物館設置条例の一部改正について

 日程89 第86号議案 福井市立郷土歴史博物館設置条例の一部改正について

 日程90 第87号議案 福井市立郷土歴史博物館入館料徴収条例の一部改正について

 日程91 第88号議案 福井市おさごえ民家園条例の一部改正について

 日程92 第89号議案 福井市一乗谷朝倉氏遺跡復原町並の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程93 第90号議案 福井市美術館の設置及び管理に関する条例の一部改正について

 日程94 第91号議案 福井市公平委員会設置条例の一部改正について

 日程95 第92号議案 公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について

 日程96 第93号議案 福井市農業委員会に関する条例の一部改正について

 日程97 第94号議案 福井市予防接種及び結核検診手数料徴収条例の廃止について

 日程98 第95号議案 福井市農業共済条例の廃止について

 日程99 第96号議案 福井都市計画事業北部第六土地区画整理事業施行に関する条例等の廃止について

 日程100 第97号議案 溝渠使用料徴収条例の廃止について

 日程101 第98号議案 福井市簡易水道給水条例及び福井市簡易水道分担金徴収条例の廃止について

 日程102 第99号議案 字の区域及び名称の変更について

 日程103 第100号議案 福井地区消防組合規約の一部変更について

 日程104 第101号議案 福井坂井地区広域市町村圏事務組合規約の一部変更について

 日程105 歳入特別委員会の設置並びに付託について

 日程106 歳入特別委員会委員の選任について

 日程107 地方分権等条例審査特別委員会の設置並びに付託について

 日程108 地方分権等条例審査特別委員会委員の選任について

 日程109 第81号議案 平成11年度福井市一般会計補正予算

 日程110 第82号議案 平成11年度福井市国民健康保険特別会計補正予算

 日程111 第83号議案 平成11年度福井市老人保健特別会計補正予算

 日程112 第84号議案 平成11年度福井市農業共済特別会計補正予算

 日程113 第85号議案 平成11年度福井市競輪特別会計補正予算

 日程114 第86号議案 平成11年度福井市宅地造成特別会計補正予算

 日程115 第87号議案 平成11年度福井市国民宿舎特別会計補正予算

 日程116 第88号議案 平成11年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算

 日程117 第89号議案 平成11年度福井市駐車場特別会計補正予算

 日程118 第90号議案 平成11年度福井市農業集落排水特別会計補正予算

 日程119 第91号議案 平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算

 日程120 第92号議案 平成11年度福井市下水道事業会計補正予算

 日程121 第93号議案 平成11年度福井市ガス事業会計補正予算

 日程122 第94号議案 福井市介護保険円滑導入基金条例の制定について

 日程123 第95号議案 工事請負契約の締結について

           (福井市クリーンセンター排ガス高度処理施設整備工事)

 日程124 第96号議案 工事請負契約の締結について

           (道路改築事業橋梁整備工事(その3))

 日程125 第97号議案 工事委託契約の締結について

           (花堂線立体交差事業跨線部橋梁等施工委託)

 日程126 第98号議案 財産の取得について

           (液晶プロジェクタ及び付属品一式)

 日程127 第99号議案 土地の取得について

 日程128 第100号議案 土地の取得について

 日程129 第101号議案 市道の路線の廃止について

 日程130 第102号議案 市道の路線の認定について

 日程131 第31号報告 専決処分の承認を求めることについて

           (財産の取得について)

 日程132 第32号報告 専決処分の報告について

           (市営住宅の明渡請求及び住宅使用料等の支払請求に関する和解について)

 日程133 第33号報告 専決処分の報告について

           (食中毒事故に係る損害賠償額の決定について)

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〇出席議員(36名)

 1番 見谷喜代三君   2番 畑  孝幸君

 3番 稲木 義幸君   4番 川井 憲二君

 5番 皆川 信正君   6番 松山 俊弘君

 7番 石川 道広君   8番 吉田 琴一君

 9番 小林荘一郎君   10番 山口 清盛君

 11番 木村 市助君   12番 柳沢 峰生君

 13番 宮崎 弥麿君   14番 早川 朱美君

 15番 谷口 健次君   16番 田中 繁利君

 17番 栗田 政次君   18番 近藤 高昭君

 19番 皆川 修一君   20番 加藤 貞信君

 21番 松宮 秀彦君   22番 谷口 忠応君

 23番 宮崎 利道君   24番 浦井美惠子君

 25番 西村 公子君   26番 松井乙右衛門君

 27番 中谷 輝雄君   28番 高橋省一郎君

 29番 田辺 義輝君   30番 中谷 勝治君

 31番 若山 樹義君   32番 山崎 謙二君

 33番 西村 高治君   34番 山田 俊臣君

 35番 伊東 敏宏君   36番 成瀬 亮一君

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〇欠席議員(0名)

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〇事務局出席職員

 議会事務局長      大 島 幸 雄

 議会事務局次長     南   昌 宏

 庶務課長        朝 倉 征 夫

 議事課長        吉 村 邦 栄

 議事課主任       田 中 光 夫

 議事課主幹       小 川 眞一郎

 議事課主査       南   裕 之

 議事課主査       黒 田 慶 廣

 議事課主事       塚 本 泰 行

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〇説明のため出席した者

 市長         酒 井 哲 夫 君

 副市長        奈 良 一 機 君

 副市長        笠 松 泰 夫 君

 収入役        花 山   豪 君

 教育長        梶 川 恭 博 君

 企業管理者      桑 野 正 暁 君

 総務部長       奥 津 正 男 君

 企画財政部長     堀 江 廣 海 君

 市民生活部長     勝 木 明 洋 君

 福祉保健部長     石 井 信 孝 君

 商工労働部長     竹 内   寛 君

 農林水産部長     堂 下   暁 君

 都市政策部長     藤 田 由紀男 君

 建設部長       白 崎 謙 一 君

 下水道部長      谷 本 忠 士 君

 企業局長       前 田 幸 雄 君

 教育部長       堀 田 孝 矩 君

 市長室長       佐 藤 岩 雄 君

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○議長(皆川修一君) 平成12年3月福井市議会定例会は,本日繰り上げ招集せられ,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。

 よって,これより会議を開きます。

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○議長(皆川修一君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,23番 宮崎利道君,24番 浦井美惠子君の御両名を指名いたします。

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○議長(皆川修一君) 次に日程2 会期の決定についてお諮りします。

 今期3月定例市議会の会期は,議案審議の都合上,本日より3月24日までの26日間といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございますので,御了承を願います。

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○議長(皆川修一君) 次に日程3 各特別委員会の付託案件についてを議題といたします。

 去る12月定例市議会において継続審議となっておりました各特別委員会の付託案件について,これより審査の順序に従い経過の報告を求めます。

 市街地活性化対策特別委員長 32番 山崎謙二君。

 (32番 山崎謙二君 登壇)



◆32番(山崎謙二君) おはようございます。

 去る12月定例市議会において継続審議となりました市街地活性化に関する諸問題を審査するため,2月7日に委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告申し上げます。

 まず,理事者から福井駅周辺整備事業のうち連続立体交差事業の進捗状況について,高架本体の用地買収はほぼ終わり,今後は鉄道高架工事の進捗状況を見ながら志比口開発線,宝永東線など連立関連4路線道路の用地買収を進める予定である。また仮線工事は豊島地区の用地の確保に伴い12月20日から上り仮線の供用を開始している。さらに新駅舎のデザインについては,12月27日に「駅高架部景観検討会」を開催し,三つの案の中からA案,シンボリックと明るさを重視した案が選定され,今後はこの案に沿ってJRと協議を進めていきたいとの報告がありました。

 また駅周辺区画整理事業に関しては,全地区面積の約70%の仮換地指定を終え,昨年から建物移転交渉を行い,一部で家屋移転と建築工事が始まっているとの報告がありました。

 この報告に対し委員から,仮換地指定の終わった借地人,借家人への対応と今後の移転計画はどうなっているのか。また,地元のために更地を有効利用する考えはあるのかとの問いがあり,理事者から,これから本格的な移転交渉に入るが,場所により2−3年,4−5年での移転を計画しており,その1年前までには家屋調査など地元との話し合いを行いながら調整していきたい。また,更地については市の所有面積も少なく,今後予想される仮換地の変更等に利用していきたいとの答弁がありました。

 その他委員から,手寄地区の再開発の現状と今後の見通しについて問いがあり,理事者から地元地権者への対応としては,現在地権者各自の資産運用の方法や再開発への意見を集約,調整している段階である。また,市,県の公共公益施設についてもそれぞれ必要性を踏まえて内部で検討されており,今後は商業テナントの誘致とあわせて,話題性のある施設になるよう選定に当たっては慎重に対応していきたいとの答弁がありました。

 次に理事者から,中心市街地活性化事業に関して,まずTMO(街づくり会社)の設立準備状況については,昨年12月に福井市商店街連合会を初め福井駅前商店街振興組合など関係商店街及び福井商工会議所と福井市による設立準備委員会が設置され,今日までに3回の委員会が開催されました。委員会では,会社の目標,出資規模及び出資構成の考え方,役員構成などが検討され,今後のスケジュールとしては2月14日に発起人会を開催し,2月下旬に設立登記を行い3月下旬に株主総会を開催するとの報告がありました。

 次にコミュニティバスの現状と運行に関して,1月末までの延べ利用者数が3万7,900人余りと当初の目標を大きく上回っており,市民の足としても定着していることから,今後の運行についてはTMO(街づくり会社)に事業を移管したい考えである。また,路線の新設に当たっては,福井陸運局,県バス協会などで組織する検討会を設置し,既存のバス路線との競合を避け,高齢者や移動制約者が多く住み,かつ公共施設を初めとする市民の利用率の高い施設を結ぶという観点から路線の検討を行っている。なお車両に関しても現行の車両はかなり古く,乗りおりが不便であるとの市民の意見を考慮し,環境に優しい低公害車で高齢者や身障者に配慮したノンステップバスの導入を計画しているとの報告がありました。

 この報告に対して委員から,TMO構想の策定については,会社設立後の新年度の取り組みとして計画されているが,事業実施におくれを出さないために,行政側としても基本的な事業構想を事前に策定すべきと考えるが,どのような検討をされているのか,また地元商業者に対するTMO(街づくり会社)の果たす役割について問いがあり,理事者から具体的な事業については,街づくり会社設立後,細かい検討に入る予定となっているが,現在議論されている主な事業としては,ソフト面では街づくりを考えるフォーラムの開催,フリーマーケット事業や空き店舗対策事業の実施,ハード面では商店街のアーケードの改修事業やにぎわいを創出するような事業を考えている。また,TMO(街づくり会社)では商業者みずからがやる気を起こすよう関係者の意見や要望を取り入れ,素早く事業に反映することが最も大きな役割と考えており,事務所に関しても市民のだれもが気軽に利用できるような場所に開設を予定しているとの答弁がありました。

 その他委員から,TMO(街づくり会社)の設立に当たっては,行政の縦割りを排除し,関連する幅広い部署からの意見を取り入れ,さらに会社設立後は,民間会社として個々の事業に取り組み全国に誇れる個性ある街づくりを推進してほしいとの要望がありました。

 以上が委員会での審査経過の概要でありますが,当委員会は今後とも継続してこれらの諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位のご賛同をお願い申し上げます。



○議長(皆川修一君) 次に行政改革特別委員長 27番 中谷輝雄君。

 (27番 中谷輝雄君 登壇)



◆27番(中谷輝雄君) 皆さんおはようございます。

 去る12月定例市議会において継続審議となりました行政改革に関する諸問題を審査するため2月8日に委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告申し上げます。

 まず理事者から,第二次福井市行政改革実施計画改訂版の推進状況について報告があり,このうち事業評価システムの導入については,平成12年度予算編成に合わせて各所属が選択した152の事務事業について試験的に評価作業を行っており,現在よりよい評価方法について検討している。さらに職員の意識改革を促すため,課長職以上の職員及び庶務担当職員を対象に研修を実施したとのことであります。

 また各所属で管理している公有財産については,利用状況調査及び現地調査を行い,一部土地の処分を行うとともに,行政目的を終えた行政財産については,普通財産への変更を順次行い,有効活用を進めているとのことであります。

 幼稚園,保育園の統廃合については公立保育所の民営化・分園方式を中心とした五つの取り組みを盛り込んだ「公立保育所統廃合基本計画」に基づき三つの保育園で分園方式を採用しましたが,幼稚園の統廃合は,現況分析の結果,現時点では困難な状況にあるため,今後,地域住民や保護者のニーズ等を見きわめながら通常業務の中で対策を講じていきたいとのことであります。

 次に清掃業務の委託については,既にペットボトル収集業務を民間委託,燃やせるごみの収集についても委託率が65%に達しており,容器包装リサイクル法の完全実施により新たな分別収集業務が発生した場合も民間委託により対応していきたいとのことであります。

 引き続き,学校給食業務のあり方について,下水施設管理の委託について,地図情報システム運用のための研究会の設置について,以上の3項目につき詳細な説明がありました。

 学校給食業務のあり方につきましては,21世紀を担う子供たちに安全で栄養を考えた食事を提供することを主眼に置き検討を行った結果,正規職員を上回らない範囲で,具体的には40%をめどに調理員のパート化を進めていくほか,従来の配送,設備の保守点検に加え,南北両センターを含めた炊飯業務の民間委託を推進していく。施設の新築または大規模改造時には,現状の「ウエットシステム」から作業環境や衛生・健康管理にすぐれた「ドライシステム」に移行することとしています。

 下水施設管理の委託については,業務内容の合理化・効率化を図るとともに変則勤務の見直しを行い,民間委託の導入により職員の削減を図るという基本方針のもとで行政改革を進めており,平成12年度から境浄化センターで実施する水処理・汚泥処理業務の委託により職員を18人から6人に削減,ポンプ場管理センターでは平成12年度から15年度にかけて中央監視業務,マンホールポンプの保守点検業務,さらに佐佳枝ポンプ場の運転管理業務の民間委託を進め,職員を55人から26人に削減するとのことです。

 また,地図情報システムの運用については,平成12年度から本格稼働する資産税課の地図情報システムを有効活用するために設置した研究会の報告書がまとまり,それによれば,現在各部署でそれぞれの地図データを管理しているが,重複投資によるむだを省き,蓄積した情報を共有することで行政事務の高度化を図ることができるため,「統合型GIS」を導入し,全庁横断的な地図管理部門が地図データベースを一括して管理することが望ましいとしています。

 以上の報告に対し,学校給食業務について委員から,老朽化に伴い新築・改築を要する施設が見受けられるが,児童・生徒数の減少が見込まれる中,コスト面から考えて増改築時に単独校からセンターへ振りかえるという方法もあるのではとの意見がある一方,児童生徒の情操教育という点では,身近な場所で調理するという単独校のよさがあり,コスト論だけでなく,教育上の配慮を第一に考えるべきとの意見もありました。

 これに対し理事者から,今日まで給食業務につき検討を重ねてきた結果,センター方式には低コストなどの利点があるが,新規に給食センターを設置するとなると5億円を超える経費がかかり,既存施設の順次改築なら2億2,000万円程度で済むということ,単独校方式には児童生徒の情操教育上の利点があるが,1食当たりの単価が給食センターに比べて40円から50円割高となっていることなど両方式とも一長一短があり,現時点で方針を一本化することは極めて困難である。したがって,センター方式から単独校方式へ,単独校方式からセンター方式へといった移行は考えずに,今後も現状のまま両センターと単独校の2本立てで給食業務を続けていきたいとの説明がありました。

 これに対して委員から,現状は理解できるものの,今日の厳しい財政状況の中,行政の効率化を図ることは不可欠であるから,今後さらに調査・研究を進め,経費の節減に努めてほしいとの要望がありました。

 次に下水施設管理の委託について委員から,ポンプ場の管理を年次的に民間業者に全面委託するとのことだが,緊急時の対応等で不安が残る。経験豊富で信頼できる市職員の退職者を雇用する考えはないかとの問いがあり,理事者から,退職者の雇用については,高齢者の有効活用に向けた職員の再任用制度を検討する中で考えていきたい。また,委託業者に関しては,事前に十分な研修期間を設けて技術移転を図っていきたいとの答弁がありました。

 さらに地図情報システムの運用について委員から,個人情報の保護に細心の注意を払うとともに,これまで各所属でそれぞれ管理してきたデータを,全庁的に活用できるよう極力有効利用してむだを省いてほしいとの要望がありました。

 以上が委員会での審査経過の概要でございますが,当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に福祉・環境対策特別委員長 35番 伊東敏宏君。

 (35番 伊東敏宏君 登壇)



◆35番(伊東敏宏君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました福祉,環境に関する諸問題を審査するため去る2月8日委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告を申し上げます。

 まず,「環境基本計画」の策定に関して理事者から,「環境基本計画策定市民の会」などで検討された福井市の望ましい環境像,及び長期目標について報告がありました。

 この中で,具体的な個別施策を展開していく基礎となる考え方として,「みんなで育てる水と緑の環境都市・ふくい」と設定し,生活環境,自然環境,快適環境,地球環境の四つの視点からとらえた長期目標や,市内を八つのブロックに分けてそれぞれの環境特性を最大限に生かすための地域別環境目標,さらには福井市のすべての人,すなわち行政,市民,事業者,滞在者がそれぞれの立場から計画の推進主体となって適正な環境の保全と創出を実行するための主体別行動目標が示されました。

 報告に対し委員から,「都市計画マスタープラン」や「みどりの基本計画」を初め,数多くの計画が策定されているが,それぞれ所管が異なるため内容の一貫性に欠ける部分があるように思うが,それらの整合性をどのようにとっていくのかとの問いがあり,理事者から,国自体がいわゆる縦割りでの施策を行っている部分もあることから一体性が図りづらい側面もあるが,「第四次福井市総合計画」を基本として長期的,総合的視野でとらえながら各部署の横断的な連携を取り,より実効性のある計画を策定していきたい。また「環境基本計画」についても総合計画にのっとって調整,整合を図る一方,市内各地域それぞれの地域性や特色を十分に考慮しながらきめ細かなものにしていきたいとの答弁がありました。

 次に「第二次老人保健福祉計画」の策定に関して理事者から,同福祉計画の最終的な原案について報告があり,国,県の指導によるサービス需要見込み等の数値的な修正点や,国が在宅サービスの支給限度基準額,施設サービスの平均利用額を提示したことなどを受け,最終的な第1号被保険者の保険料基準額を月額3,300円と試算していることなどが示されました。

 報告に対し委員から,低所得者に対する利用料,保険料の減免措置を市独自に行う考えはないのかとの問いがあり,理事者から,国の制度に従って,旧措置者に対する施設介護サービス費については収入に応じて負担割合を定めており,保険料や高額介護サービス費についてもそれぞれ所得のランクによって負担額が軽減されるなど,低所得者への対応も十分配慮がなされるものと理解している。

 また,新年度当初予算の中にも低所得者への各種対応策を盛り込みながら,高齢者が暮らしやすい生活環境の整備に努めていきたいとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査経過の概要でございます。当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 以上をもちまして各特別委員長の報告は全部終了いたしました。

 ただいまの報告に対して質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

 それではお諮りします。

 各特別委員会の審査報告につきましては,各委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 なお,委員長からの申し出のとおり,継続審議と決定いたしました各特別委員会の付託案件につきましては,閉会中も御審査をお願いいたします。

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○議長(皆川修一君) 次に日程4ないし日程104を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。

 事務局朗読は省略いたします。

 これより市長から平成12年度各会計予算及び条例等について総括説明を求めます。

 (市長 酒井哲夫君 登壇)



◎市長(酒井哲夫君) 本日ここに,平成12年3月福井市議会定例会が開会され,ただいま上程されました平成12年度当初予算案を初め,市政の重要案件の御審議をお願いするに当たり,私の市政運営に対する所信の一端と予算案の大要を申し上げ,議員各位を初め,市民の皆様の深い御理解と御賛同を賜りたいと存じます。

 まず初めに,先般,市政への信頼を著しく損ねる職員の不祥事が発生し,議員各位並びに市民の皆様に,多大な御迷惑をおかけいたしましたことに対し,心より深くおわびを申し上げる次第でございます。

 今後,全職員がいま一度全体の奉仕者としての公務員倫理を肝に銘じるとともに,再発防止に向けて,さらに服務規律や職員研修を徹底し,市政に対する信頼を取り戻すため,最大限の努力を重ねてまいる所存でございます。

 それでは,市政運営に臨みます基本方針について申し上げたいと存じます。

 私は,平成6年3月,福井市長の重責を担わせていただいて以来,今日まで一貫して,地方自治の原則に立ち,常に市民本位の開かれた市政を念頭に置きながら,市民の皆様と一体となった市民参加型市政を積極的に推進し,市勢の限りない発展と市民福祉の向上に,全力を傾けてまいりました。

 この間,市政運営には厳しい逆風の吹く社会経済状況ではありましたが,昨年は,市制施行から110年目の記念すべき年を迎え,議員各位並びに市民の皆様の力強い御支援のもと,市政各般において着実な成果が得られ,加えて街づくりに取り組む市民エネルギーの大きな高まりとともに,21世紀へ向けた都市基盤の整備も順調に進展しつつありますことに対し,まず初めに,衷心より感謝申し上げます。

 また今後の市政運営に当たりましても,市議会を初め,各方面からの御指導,御意見を真摯に受けとめながら,目指すべき都市像「やさしさと活力のまち・フェニックス福井」の実現に向け,さらなる努力を傾注してまいることをお誓いいたし,皆様方のなお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。

 さて,時代は今,激動の1900年代から西暦2000年という,新たな千年紀を刻み始め,さらには,21世紀の足音が刻々と近づいてきている中で,100年,1000年という大きな時の節目を迎え,新しい時代への期待が高まりつつあります。

 私は,これから歩んでいく新たな時代が,人々の英知と努力によって,平和と繁栄をもたらし,明るく希望に輝く社会であることを切に願うものであります。

 本年は,我が福井市におきましても,市制施行以来百年有余の間に培ったとうとい遺産と市民意識の高揚を礎として,福井の新たな街づくりに第一歩を踏み出すとともに,新世紀に向けて,大きく羽ばたく意義深い年であり,私は,次なる未来へのスタートラインに立った今,すべての市民が誇りと愛着の持てる郷土福井の実現を目指し,渾身の努力と情熱を傾けてまいりたいと,決意を新たにしているところでございます。

 ところで,こうした時代の節目を迎えた今日,我が国を取り巻く諸情勢は,大きな変革の波に遭遇しており,まさに歴史的な転換期に差しかかっていると言っても過言ではありません。

 とりわけ,我が国の経済につきましては,バブル経済の破綻に端を発した長期的な不況の輪からなかなか脱し切れず,このため,新たな視点と長期的な展望に立った経済・金融システムの構築により,日本経済の新生を図るべく,懸命な取り組みが続けられております。

 このように,右肩上がりの経済成長が終わりを告げ,本格的な成熟社会へ移行しようとする動きが加速する中で,少子・高齢化は世界に例を見ないスピードで進行し,加えて,まれにみる速さで進む情報通信の高度化,また,温暖化などによる地球環境の悪化など,まさに先例と手本のない時代へと踏み込んでおります。

 また,こうした時代の潮流は,国民の価値観や生活様式に一層の多様化と個性化をもたらし,その結果,これまで我が国の発展を支えてきた国民生活にかかわるさまざまな社会制度が抜本的な見直しを迫られ,このため,21世紀社会を展望した新しい基軸となるべき,柔軟かつ創造的な社会経済システムの構築が喫緊の命題となっているところでございます。

 一方,我々地方行政におきましても,本年4月から地方分権一括法が施行されることに伴い,地方の役割と責任が一層高まる,地方自治新時代が現実となる中で,画一的な街づくりから脱皮を図り,地域の自主性,自立性を高め,個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現が必須の課題となっており,高い自治意識と自己責任のもと,その担い手として,みずからを切磋琢磨し,魅力ある都市の個性をどうつくっていくか,今まさに,自治体の真価が厳しく問われる時代を迎えております。

 物の豊かさとともに心の充足感が一層求められている今日,これからの都市づくりは,人々の触れ合いの中で,個人が尊重され,また,豊かな自然の中で,1人1人の個性が輝き,創造性が伸び

伸びと発揮できるような,人間味あふれる社会を目指していかなければならないと考えております。

 こうした社会の実現は,一朝一夕に達成できるものではありませんが,市民が何を求め,何に期待するのかを真剣に把握し,今何をなすべきかをしっかりと読み取り,それにこたえていく行政の努力と,自分に何ができるかを主体的に考える市民が,協働し,一体となって粘り強く展開していくならば,必ずや実を結び,そして花開くときが来るものと確信いたしております。

 こうした意味からも,政策をつくり,それを実現する人材の育成と資質向上,そして,人を動かす組織づくりの重要性を再認識するとともに,財政健全化を初めとする行政改革に着実に取り組み,健全で柔軟な行財政基盤を背景に,質の高い市政運営を総合的かつ計画的に推進してまいりたいと考えております。

 まことに先の見えない不透明な社会環境ではありますが,その厳しさを超える勇気に加え,たゆまぬ努力と創意の先には,必ずや21世紀に飛躍する福井市の未来があるものと確信し,揺るぎない自信と確固たる信念を持って,輝かしい新世紀へ邁進する所存でございます。

 ここに,改めて,議員各位並びに市民の皆様の格別の御支援と御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。

 それでは,平成12年度当初予算の編成に当たりましての基本的な考え方を申し上げたいと存じます。

 我が国の経済は,2年連続でマイナス成長となる中で,雇用情勢の悪化と相まって,長期にわたって低迷が続いております。

 昨年から,ようやく各種の政策効果が浸透し,アジア経済の回復なども加わり,緩やかな改善傾向が続いているものの,全体的には,自律的な景気回復には至っていないとの慎重な観測がなされているところでございます。

 このため,国におきましては,平成12年度の経済運営に係る基本的な態度として,公共需要から民間需要へのバトンタッチを円滑に行い,個人消費や設備投資を喚起するとともに,大胆な構造改革を一層推進することにより,一部に好転の兆しが見え始めた我が国経済を持続的な成長軌道に乗せ,実質1%の経済成長を達成したいといたしております。

 そして,このような経済運営のもと編成された国の新年度予算は,雇用不安を払拭しつつ,本格的な景気回復に全力を尽くすとの観点から,いわゆる15カ月予算の考え方のもとに,その予算規模を対前年度比3.8%増とする積極型の予算編成となっております。

 しかしながら,一方では,歳入不足を補うため,多額の国債発行を予定しており,その結果,国債依存度は4割近くに達する見込みであり,将来の財政負担が危惧される内容ともなっております。

 一方,地方財政運営の指針となります地方財政計画におきましては,その規模は,0.5%の微増となっているものの,地方税は恒久減税や景気低迷の影響で減収を見込み,これを地方交付税や地方債で補てんした結果,地方全体の債務残高は12年度末で187兆円に達するなど,地方においても,一段と逼迫した財政運営を強いられる計画となっております。

 以上,申し上げてまいりました国及び地方の現状を十分認識した上で,本市の平成12年度当初予算の編成に当たりましては,自主財源の根幹である市税収入が大きく減収となる見通しに加えて,財政調整基金や減債基金を活用できないなど,本市の厳しい財政環境を踏まえるとともに,財政健全化に向けた集中改革期間の最終年度であることを念頭に置き,これまで努力してきた健全財政への道筋をより揺るぎないものにしてまいりたいと考えております。

 しかしながら,このように,限りある財源のもとにありましても,市民サービスの停滞はひとときも許されないことから,引き続き,歳入に見合った歳出を基本とする中で,前例を踏襲することなく,斬新かつ大胆な発想のもとで創意工夫を重ねるとともに,その目的,コスト,効果の検証をねらいとする事業評価の考え方をより一層徹底し,市民生活の向上に資する,適切な施策の選択に,最大限の意を配したところでございます。

 新年度における施策への取り組みにつきましては,こうした視点に配慮しながら,中期行財政計画の着実な推進を基本として,中心市街地の活性化を初め,市民生活に不可欠な生活基盤の整備,都市の活性化を支える産業・経済の振興,豊かで生きがいに満ちた市民生活を実現するための福祉,教育の充実,安全を確保するための防災・環境対策などの施策を重点として,積極的に推進してまいる所存であります。

 加えて,地方分権を踏まえつつ,将来の都市づくりを展望する中で,あすへの確かな布石となる事業につきましても,先見性を持って創造的に展開していくなど,堅実ながらも,新世紀へのかけ橋となる夢膨らむ予算として編成した次第でございます。

 この結果,平成12年度当初予算案の規模は,一般会計で,799億5,500万円,特別会計で,895億1,330万円,企業会計で,289億6,970万円,総額で,1,984億3,800万円となり,一般会計につきましては,地方財政計画を若干上回る,0.8%の伸びとなった次第でございます。

 それでは,以下,重要施策の大要につきまして,各予算の趣旨と概要を「第四次福井市総合計画」における,七つの街づくりの基本方向に沿って,具体的に御説明申し上げたいと存じます。

 最初に掲げた施策は,「個性的で魅力あふれる県都の顔づくり」でございます。

 初めに,県都福井の顔づくりについて申し上げます。

 福井駅を核とする中心市街地は,県都福井の顔であり,高次元の都市機能や経済活力の集積を図りますとともに,活気と風格がみなぎる魅力ある街づくりを目指して,多面的な施策を戦略的に推進してまいりたいと存じます。

 まず,根幹的な事業となる福井駅周辺土地区画整理事業には23億5,500万円を計上し,引き続き全力で取り組んでまいります。

 仮換地の指定が終了したことから,12年度からは建物等の移転など,本格的な整備に着手いたしますほか,国の補助制度を活用したJR用地の取得費として,土地開発公社に対する,20億2,837万5,000円の債務負担行為をお願いいたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。

 また,もう一方のかなめであります福井駅付近連続立体交差事業には4億3,680万円の負担金を計上し,足羽川橋梁の架設工事や高架部の建設などを進めますとともに,宝永清川線の道路改築事業には6,000万円を措置し,県と緊密な連携のもと,早期完成を目指してまいります。

 次に市街地再開発事業のうち,三の丸地区におきましては,高齢社会のニーズに即した事業計画により推進を図りたく,今回3,028万7,000円を計上し,また,手寄地区では,引き続き地権者の皆様とともに事業成立に向け,努力してまいりたいと存じます。

 このほか,本町通り地下駐車場では,今後とも積極的にPR活動などに取り組み,利用者の増大に努めてまいります。

 ところで,福井駅前線における地下駐車場の建設につきましては,県による予備設計を終え,引き続き12年度には,詳細設計に着手する予定であり,地元の皆様と歩調を合わせながら,県当局における建設促進を要望してまいりたいと存じます。

 次に,魅力ある都心商業地の形成について申し上げます。

 「県都の顔づくり元年」と位置づけした昨年は,だるまや西武のリニューアルオープンや大手資本の進出に加え,歩車道のグレードアップなどにより,魅力と活気ある商業ゾーンとして,かつてのにぎわいを取り戻しつつあります。

 本市といたしましても,この機をとらえ,第三セクター方式による街づくり会社に積極的に参画し,官民一体となった街づくりを推進してまいりたいと存じます。

 12年度では,街づくり会社の運営や今後の構想策定に,1,530万4,000円の支援措置を講じますとともに,魅力ある商店街づくりを目指した広範な活性化事業に3,148万4,000円を計上したところでございます。

 また,多くの皆様に御利用いただき,好評を得ておりますコミュニティバスにつきましては,新年度には,新たなルートの選定を行い,その後は現行のルートとあわせて,街づくり会社において運行する計画をいたしております。

 これらの経費としては2,670万4,000円の計上でございます。

 さらに,安全で快適なバス運行を目指して,国の補助を活用した新型車両の購入助成に1,150万円を計上し,一層の利用促進に努めてまいりたいと存じます。

 一方,ハード面からは,地区の回遊性を高めるため,さらに南側へ歩車道のグレードアップを進めますほか,電線共同溝の布設に取り組むなど,賑わいの道づくり事業として,総額1億812万円を計上しております。

 また,交通アクセスの面では,福鉄福井駅前線における,特に路面電車のあり方について,市全体の公共交通計画と整合性を図った,実効性のある検討を進めてまいりたく,フォーラムの開催経費に,189万4,000円を措置しております。

 そのほか,県,市一体となって取り組んでおります大名町交差点の地下横断歩道改善事業には,本市負担金220万円を計上し,バリアフリー化などによる利便性の向上を目指してまいります。

 次に情報通信機能の整備について申し上げます。

 市民の皆様に,行政情報を適切にお伝えすることは,開かれた市政運営を進める上での基本となるものでございます。

 このため,昨年は,高度化した情報通信システムを活用した情報手段として,加入率が36%を超えた福井ケーブルテレビに本市専用の「ふくチャンネル29」を開設し,放送を開始したところでございます。

 今後とも,市議会の放映を初め,きめ細かな市政情報や魅力ある番組を提供するなど,市民に親しんでいただけるチャンネルづくりを目指してまいりたいと考えております。

 また,インターネットによる行政情報の発信を初め,情報システムの高度化を視野に入れた庁内LANの整備や職員のパソコン研修などにも取り組み,情報の共有化による行政運営の効率化に努めてまいりたいと存じます。

 2番目に掲げた施策は,「競争力ある産業都市づくり」であります。

 初めに,農林水産業の振興について申し上げます。

 社会環境が大きく変化し,国際化が進展する中で,農業・農村を取り巻く状況は食料供給力の低下や農村の過疎化,高齢化の進行などにより,一段と厳しさを増しております。

 このため,昨年制定された新農業基本法では,食料生産基盤として活力ある農業と国土や環境を保全する農山村地域の再構築が求められており,本市におきましても,こうした基本理念を実現すべく,将来の進むべき方向を明らかにした農林水産業振興ビジョンを策定したところでございます。

 こうした指針に基づき,今回の予算におきましては,東部地域一体の農産加工施設や直販支援施設などをあわせた複合農業生産拠点施設に3億3,952万円,米の計画的な生産を円滑に推進するため,5,167万5,000円を計上いたしますとともに,低コストの生産体制を目指した機械設備の導入にも,支援を続けてまいります。

 さらに,過疎化,高齢化が進む中山間地域の活性化対策として,耕作放棄地の拡大を防止する観点から,国,県と連携した支援措置として,新たに4,500万円を計上いたしましたほか,農道整備などによる農業生産や定住条件の整備にも取り組んでまいります。

 また園芸センターにつきましては,園芸農家はもとより,市民に広く親しまれる園芸振興の拠点として,機能の充実に努めてまいります。

 一方,農業の生産性向上の基本となる基盤整備の面からは,用排水路改良工事などの市単独事業に十分な配慮をいたしますとともに,県営,団体営など各種の土地改良事業にも,所要の助成措置を講じましたほか,渇水時における農業用水の確保にも万全を期しております。

 次に,林道整備では,越前西部4号線の開設に4,331万3,000円を計上し,事業の進捗を図りますほか,引き続き奥平・高須線の舗装にも取り組んでまいります。

 一方,漁港整備事業には,長橋漁港の改修,鮎川漁港の局部改良,白浜漁港の整備などで,総額1億8,280万円を計上し,鋭意推進してまいります。

 さらに,県管理の鷹巣漁港のしゅんせつに,応分の負担金を措置しております。

 次に,活力ある産業基盤の創造について申し上げます。

 市民の豊かな暮らしや都市の活力を支える源泉とも言える地域経済を一層活性化させるためには,新しい産業を育成するとともに,多様な産業構造を実現し,産業基盤の強化を図ることが肝要であります。

 このため,創設2年目となる21世紀地域産業創造事業には,「うららの福井夜学塾」を初め,「福井魅力アップシンポジウム」や女性起業家などを対象としたセミナーの開催経費として878万2,000円を配し,これまでの成果を踏まえる中で,さらに有意義な取り組みとなるよう努めますとともに,福井らしさを盛り込んだ,新たな地域産業の構想づくりを進めてまいりたいと存じます。

 次に,商業の振興につきましては,個人消費に明るさが見えない中で,厳しい経営環境が続いており,商工団体や各商店街が行う各種事業に対する助成措置に加え,中心市街地においては,街づくり会社と一体となった活性化策を支援してまいります。

 一方,工業振興策といたしましては,ISOの認証取得に対する融資助成制度を初め,中小企業の特許権取得,大学との共同研究,市内への進出企業などに対し,幅広い助成措置を講じております。

 また繊維,眼鏡など本市の基幹産業を育成していく観点から,フクイファッションフェアや国際眼鏡展示会などへの出展に対しましても,応分の支援を続けてまいります。

 続いて,中小企業者等融資資金預託事業では,新たに事業を開始する方への支援策として,創業支援資金を創設いたしますとともに,現下の景気情勢を反映して,特に中小企業育成資金の貸し付けが大きく伸びておりますので,制度全体の預託額を増額し,34億4,172万2,000円を計上した次第でございます。

 さらに,利子補給や保証料につきましても,制度の拡充,強化を図るなど,合わせて,2億1,847万9,000円を措置し,金融面からの支援に全力を尽くしてまいります。

 さて,雇用を取り巻く諸情勢は極めて厳しく,失業率も依然高い水準で推移しております。

 このため,11年度に引き続き,国の交付金を活用した緊急雇用対策事業を実施いたしたく,雇用創出効果が大きく,かつ緊急性の高い10事業について,5,260万円を計上し,就業機会の増大に努めてまいりたいと存じます。

 また,高齢者等雇用奨励金には2,400万円を計上し,特に障害者の方の奨励金交付期間を1年間延長するなど,制度の拡充を図り,雇用の促進と安定的な就業の確保に意を配しております。

 次に,中央卸売市場につきましては,生鮮食料品等の円滑な流通確保に重要な役割を果たしており,引き続き市場機能の充実,強化に努めますとともに,近年,流通形態がさま変わりする中で,時代に合った市場の方向性を長期的な視点を持って,検討してまいりたいと考えております。

 次に,観光の振興について申し上げます。

 本市の誇りとするすぐれた自然や歴史,また15回目を迎える越前時代行列などのイベントを最大限に生かし,積極的に観光PR活動を展開してまいりたいと存じます。

 特に,本年は,勝山市で「恐竜エキスポふくい2000」が開催されますので,これに協賛しながら,観光客の誘致活動に力を入れますとともに,福井の自画像づくりの啓発事業として,テレビやラジオなどを利用した観光イメージアップ戦略を推進してまいります。

 これらに要する予算は1,053万円となっております。

 また,国民宿舎鷹巣荘につきましては,食中毒事故の反省を踏まえ,職員の研修,衛生管理には十分な配慮をいたしますとともに,リニューアルオープンを機に,良質な天然温泉の魅力をアピールしながら,県内外からの宿泊客の誘致になお一層努力してまいりたいと存じます。

 次に,競輪場につきましては,熱望いたしておりました「ふるさとダービー」の開催が決定し,招致活動中,御支援をいただいた議員各位には,この場をおかりいたしまして,深く感謝申し上げます。

 時あたかも,2000年という記念すべき年での開催であり,本市を全国に向けて情報発信する絶好の機会としてとらえながら,収益とファン層の拡大を目指して,全力で取り組んでまいりたく,開催経費として,33億円を計上した次第でございます。

 次に,総合交通体系の確立について申し上げます。

 まず,昨年から3年計画で取り組んでおります公共交通計画策定には400万円を計上し,さまざまな御意見をお聞きしながら,21世紀を視野に入れた本市の交通ネットワークの構築を目指して,検討を続けてまいりたいと存じます。

 また,通勤,通学や高齢者の交通手段として重要な役割を担っております鉄道事業では,京福越前本線及び永平寺線の行政支援を県及び沿線市町村とともに,継続いたします一方,福井鉄道福武線には,沿線都市の支援状況を勘案し,活性化支援策として,新たに,339万5,000円を計上しております。

 なお,両鉄道事業の将来的なあり方につきましては,後顧の憂いがないよう,先ほどの公共交通計画の中で,長期的かつ広域的な観点から,十分に議論していく必要があると考えております。

 次に,都市の産業・経済活動のかなめとなる幹線道路の整備では,聖苑へのアクセス道路として早期完成を目指しております,市道中央3−18号線に7億4,480万円を計上し,国の補助制度を活用しながら,促進を図りますほか,12年度中に完了予定の市道南部1−14号線に3,500万円を措置し,市道北部1−349号線には,用地取得を進めるため3,000万円を計上しております。

 さらに,市街地における交通渋滞の緩和を目指した花堂線立体交差事業につきましては,工事期間中,交通規制等に御協力をいただきながら,鋭意促進を図っておりますが,12年度では2億7,030万円を計上し,年度末の供用開始に向け,工事の進捗に努めてまいります。

 ところで,北陸新幹線につきましては,昨年,与党により取りまとめられた整備新幹線の取り扱い方針において,長野・南越間をフル規格により,十数年で整備することとされ,長年要望いたしてまいりました福井県内の着工に向けて,大きな前進が図られたところでございます。

 今後は,一日も早く建設に着手されるよう,議会の御協力もいただきながら,県及び関係市町村と連携を密にして,国等の関係機関に強く働きかけてまいりたいと存じます。

 次に国際・国内交流の推進について申し上げます。

 昨年は,フラトン市,杭州市と姉妹・友好都市の提携を結んでから10年,また熊本市と姉妹都市を提携して以来5年目という,節目の年でございました。

 こうしたことから,議会,市民の皆様とともに,姉妹・友好都市を訪問し,より一層の交流を深めてまいりましたが,街づくりに対する活発な意見交換を通して,多くの貴重な成果を得ることができました。

 本年も,こうした成果を生かしつつ,杭州市の人民政府代表団を初め,行政,文化,スポーツなど幅広い分野での交流活動を展開しながら,さらなる友好のきずなを深めてまいりたいと存じます。

 また,民間レベルで積極的な交流活動に取り組まれている福井市国際交流協会に対しましても,今後ともスムーズな事業運営が図られるよう,配慮いたしております。

 3番目に掲げた施策は,「健康でやすらぎのある長寿・福祉のまちづくり」であります。

 初めに,保健・福祉体制の強化について申し上げます。

 まず,健康予防事業では,介護保険制度の実施を踏まえ,訪問指導や機能訓練事業あるいは健康な仲間づくり事業などに,1,764万9,000円を計上し,きめ細かな対応を図りますとともに,健康教育相談やふれあい銭湯デイにも力を注ぎ,健康で生きがいを持って暮らせるよう努めてまいります。

 また,40歳以上の方を中心に,健康診査事業などを通して,生活習慣病の予防に努めますほか,母子保健や予防接種事業におきましても,効果的な施策を実施し,市民の健康づくりを支援してまいります。

 さて,長年の念願でありました福井市聖苑につきましては,議員各位を初め,地元関係者の皆様の御協力により,昨年10月から運用を開始したところでございます。

 今後とも,最新の設備を備えた荘厳で格調高い施設として,管理運営には万全を期してまいりたいと考えております。

 次に,地域医療の中で重要な役割を担う国民健康保険事業につきましては,人間ドックなどの事業内容の拡充を図りますとともに,国保税などの収入確保に努め,健全な財政運営と事業運営の安定に一層努力してまいりたいと存じます。

 また,国民年金事業につきましても,引き続き年金制度に対する周知や加入促進に取り組み,円滑な事業運営を図ってまいります。

 一方,勤労者の福祉増進施策では,生活安定資金や育児休業などの生活支援資金の融資事業に9億2,900万円を計上し,一層意を配しますとともに,勤労婦人センターや勤労青少年ホームなどの拠点施設では,講座内容や施設の充実を図り,利用促進に努めてまいります。

 次に,高齢者福祉の充実について申し上げます。

 このたび,「予防の強化」,「介護の充実」,「参加の促進」を基本理念として,介護保険事業計画を盛り込んだ第二次福井市老人保健福祉計画,新オアシスプランが完成いたしましたので,この計画に明記された具体的な施策目標の達成を目指し,最大限の取り組みを進めてまいりたいと存じます。

 まず,介護保険事業についてでございますが,この制度の趣旨とする自己責任の原則と社会的連帯の精神を遵守し,遺漏のないよう万全の実施体制を整え,市民皆様の期待に沿った質の高い介護サービスの提供に全力を傾けてまいります。

 また,これらの事業は,介護保険特別会計を創設し推進いたしたく,居宅介護や施設介護など各種のサービス給付費など,会計総額で99億4,100万円を計上した次第でございます。

 なお,65歳以上の第1号被保険者の保険料につきましては,介護認定や施設の整備状況などを十分勘案し,月額3,300円と算定し,今回,事業実施に必要な事項を含めた条例制定を提案いたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。

 次に,福祉サービス事業では,自立と判定された方への方策として,新規に,市単独でのデイサービスやホームヘルプサービスを実施し,サービスの低下にならないよう配慮をいたす一方,予防事業として,自治会型デイホーム事業を創設いたしますほか,介護者に対する介護支援金給付事業の継続や介護者の集い事業の新設を図るなど,これらの事業に総額で4,666万3,000円を計上し,きめ細かな対応に意を配したところでございます。

 さらに,従来から実施しております給食サービス,緊急通報システム,介護用品の支給などの各種施策につきましても,一層の充実を図っております。

 また,宝永小学校の空き教室の整備に620万円を措置し,地域の高齢者の健康増進や生きがいづくりの拠点として,十分な活用を図ってまいります。

 このほか,歩道の段差解消などのバリアフリー化に6,000万円を計上し,高齢者や障害者の方々に配慮した街づくりを進めてまいります。

 次に,すかっとランド九頭竜の運営につきましては,年末,年始の営業を開始するなど,細心のサービス提供に努め,送迎バスの運行などによる一層の利用促進にも取り組んでまいります。

 また,高齢者の雇用確保に貢献しております福井市シルバー人材センターが設立20周年を迎えますことから,記念事業に応分の助成をいたしますとともに,家内労働センターともども,引き続き支援を続けてまいりたいと存じます。

 なお,ワークプラザにつきましては,12年度から建設準備に取りかかる予定をいたしております。

 次に,心身障害者福祉の推進について申し上げます。

 まず,社会復帰への拠点となる施設整備では,知的障害者の方の基礎学習と社会的自立を支援する足羽学園,足羽更生園の改築に3,000万円,さらに,精神障害者の方の社会復帰施設「あゆみの家」の法人化に向けた拠点づくりに対し,1,164万1,000円の助成措置を講じております。

 また,心身障害児児童クラブへの支援を継続いたしますほか,訪問介護事業の充実や障害者社会参加促進事業などにも取り組み,地域や家庭の中で可能な限り自立して生きがいのある生活を送れるよう,実情に即したきめ細かな施策を進めてまいりたいと存じます。

 4番目に掲げた施策は,「安心して生活できる災害に強いまちづくり」であります。

 初めに,防災対策の推進について申し上げます。

 自然災害や不慮の事故などから市民の生命と財産を守り,安心して暮らせる街づくりは極めて重要な課題であり,積極的に取り組む必要があります。

 まず,真に災害に強い街づくりを推進するためには,市民1人1人の防災意識の高揚が重要であるとの認識から,災害に適切に対処するための心構えや避難場所などをわかりやすくまとめた「わが家の防災ハンドブック」を全世帯に配布いたしたく800万円を計上したところでございます。

 また,昨年から進めております地震防災アセスメント調査では,地域ごとの危険度や被害想定などの分析を行い,実情に即した地震防災体制の確立を目指してまいります。

 さらに,災害時の飲料水確保のため,順次設置しております耐震型の非常用貯水装置には2,400万円を計上し,今回は,麻生津小学校グラウンドに設置を予定しております。

 このほか,備蓄食料の充実を初め,自主防災組織の育成や防災訓練などにも力を注ぎ,市民,行政,防災関係機関が一体となって,21世紀に向けた防災安全都市づくりを推進してまいります。

 また,災害時の避難場所となる学校や公民館の耐震診断には1,950万円を配し,引き続き進めてまいりますとともに,診断結果に基づく学校体育館の補強工事を12年度から計画的に実施いたしたく1億4,600万円を計上した次第でございます。

 次に,消防・救急体制の充実といたしましては,救助資材を積載した消防ポンプ自動車の更新に,3,115万9,000円を配し,消火・救助体制の高度化を図りますとともに,耐震性貯水槽や防火水槽の設置促進に努めてまいりたいと存じます。

 一方,河川・防災行政の推進につきましては,防災ステーションの建設を国の補助を活用し3億4,000万円の継続費をもって,11年度から鋭意進めておりますが,今回は,1億7,200万円を計上し,本年秋のオープンを目指してまいります。

 完成後は,災害支援活動の前線基地として,また,防災教育の場として,その機能が最大限に発揮できますよう,適切な管理運営に努めてまいりたいと存じます。

 ところで,九頭竜川の河川改修事業が開始されてから,本年で100年目を迎えることから,九頭竜川水系治水100周年記念事業を初め,全国治水大会福井大会や水防演習が大規模に実施されますので,これらの事業に要する負担金として,867万1,000円を措置しております。

 続いて,河川改修でございますが,今回の予算では,引き続き馬渡川と印田川を促進いたしますほか,市内各所の河川・水路の整備やしゅんせつ工事にも力を注ぎ,総額で,3億9,100万円を計上しております。

 また,除雪対策や急傾斜地崩壊対策につきましても,遺漏のないよう万全の措置を講じますとともに,さらに,ガスや水道のライフラインにつきましても,老朽管の布設がえに取り組み,市民生活の安心と安全の確保に努めてまいりたいと存じます。

 次に,交通安全の確保について申し上げます。

 福井市内では,昨年29人の方が交通事故で亡くなられており,前年に比べ12人増加しております。

 こうした憂慮すべき状況を踏まえ,交通安全教室などあらゆる機会を通して,交通安全思想の普及に一層力を入れますとともに,福井市交通安全対策協議会の創設に300万円を計上し,全市民が一丸となって,総合的かつ組織的な交通安全運動を展開してまいりたいと存じます。

 また,幼児の安全確保のため,本年4月からチャイルドシートの着用が義務化されますことから,その普及促進を図りたく,購入助成に2,500万円を見込んでおります。

 このほか,交通災害救済事業につきましても,啓蒙活動と加入促進に向け,今後とも努力してまいります。

 一方,交通安全施設の面では,これまでも防護さくや道路照明灯などの整備を進めてまいりましたが,新年度では,実情に即した効果的な安全対策の充実,強化に一層の意を配しております。

 さらに,福井駅周辺におきましては,自転車の整理指導業務を強化し,放置自転車の減少を図りますとともに,違法駐車防止にも,引き続き取り組み,歩行者の安全確保と都市景観の向上に努めてまいりたいと存じます。

 5番目に掲げた施策は,「健やかな子どもを育てる環境づくり」であります。

 初めに,児童福祉の充実について申し上げます。

 今日,少子化が急速に進む中で,安心して子供を産み育てることができる環境づくりは,行政の責務として積極的に取り組まなければなりません。

 本市の保育行政につきましては,これまでも,不死鳥ふくいエンゼルプランを指針として,子供たちの健やかな成長を願いつつ,早朝保育や延長保育などの特別保育を展開し,多様な保育ニーズにこたえてきたところでございます。

 さらに,昨年は,国の少子化対策臨時交付金を活用し,快適な保育環境づくりに取り組みましたが,新年度におきましても,保育内容の充実や乳児室を重点とした施設機能の整備に一層努めてまいりたいと存じます。

 また,公立保育所では,定員の見直しや民営化を視野に入れながら,効率的な運営体制を目指してまいりたいと考えております。

 なお,保育料につきましては,現下の社会経済情勢から,保護者負担の軽減に配慮し,基本的には据え置きといたしております。

 一方,児童の健全育成の地域拠点となる児童館につきましては,現在まで17館を整備してきておりますが,12年度では,和田地区での建設費として4,500万円の計上でございます。

 このほか,新たな試みとして,東藤島小学校と森田小学校の空き教室を利用し,児童クラブを開設いたしたく470万円を措置しております。

 さらに,児童手当では,国において本年6月から,支給対象を3歳未満から小学校入学前までに拡大する方向にあり,これに対し速やかな対応を図りたく,給付総額で,5億3,900万円を計上しております。

 次に,学校教育の推進について申し上げます。

 未来の担い手は言うまでもなく子供たちであります。

 21世紀の福井を担う子供たちが,健やかで創造性豊かな感性をはぐくむ環境づくりには,一層力を注いでまいります。

 まず,安全で快適な教育環境づくりとして,児童・生徒の健康面への配慮から,新たに,保健室の空調設置に取りかかりたく,12年度では2,600万円を計上しております。

 今後は,早期に全学校の整備が完了いたしますよう,積極的に推進してまいりたいと存じます。

 次に,学校施設の充実では,良好な教育環境で学習できるよう,中藤小学校,進明中学校の校庭整備などに合わせて4,700万円,河合小学校のプール建設に6,000万円を計上し,さらに,施設の改善や維持補修にも,可能な限りの配慮をいたしたところでございます。

 なお,このたび,火災被害をこうむった東安居小学校では,児童や保護者の方に御心配をおかけしておりますが,授業に支障が出ないよう,万全の措置に努めますとともに,各学校の火元管理を徹底してまいります。

 また,先ほど申し上げましたとおり,新年度からは,耐震診断の結果に基づく体育館の補強工事を計画的に進めてまいります。

 さらに,麻生津小学校三花分校につきましては,地元関係者の方々の御理解を賜り,本年4月から廃校となりますので,その跡地をコミュニティーの拠点として整備する計画をいたしております。

 また,灯明寺中学校のグラウンド拡張用地を土地開発公社で取得いたしたく,債務負担行為の設定をお願いいたしておりますほか,小・中学校の統廃合や移転事業につきましては,地元の御意向を十分考慮しながら,建設計画を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと存じます。

 一方,学校教育につきましては,完全学校週5日制を初め,総合的な学習の時間などを取り入れた新学習指導要領の実施を平成14年度に控え,「心の教育」を大切にした,開かれた特色ある学校づくりを目指し,意欲的に取り組んでまいりたいと存じます。

 そこで,こうした新しい流れを先取りする事業として,大きな成果を上げております「活かそう!社会の知恵ぶくろ推進事業」を引き続き推進し,さらに12年度からは,新たに二つの事業を展開してまいります。

 まず,「みんなでネット推進事業」は,ボランティア活動などを実践する中で,学校,保護者,地域が連携・協力し合いながら,心豊かな人間性をはぐくむもので,推進校を指定し300万円をもって進めてまいります。

 二つ目の「総合的学習対応推進事業」は,14年度からスタートする,教科の枠を超えた総合的な学習の時間を,より効果的な教育内容とするため,既に各学校で取り組んでいる試行的な実践活動を積極的に支援しようとするもので1,280万円の計上でございます。

 また,不登校など今日的な教育課題に対応するため,引き続きチャレンジ教室,学習支援事業,心の教室相談員などの事業に取り組み,さらなる成果を上げてまいりたいと考えております。

 さらに,小・中学校における情報化教育を積極的に推進いたしますほか,放送設備や学校図書の充実にも意を配しております。

 このほか,昨年は施設改修のため実施を断念いたしました小・中学校連合体育大会に支援措置を講じ,スポーツを通して,児童,生徒の健康増進とスポーツ活動の振興,学校間の交流に努めてまいります。

 次に,学校給食につきましては,米の購入に対する国の補助が段階的に削減されていることなどから,安全でおいしい給食の提供には,大変苦慮いたしておりますが,給食内容の充実と保護者の負担軽減の観点から,助成措置の継続に最大限の配慮をいたしたところでございます。

 さらに,学校や給食センターの調理機器の更新や衛生管理などにも適切な措置を講じております。

 また,青少年の健全育成についての指針となる青少年育成計画の策定に,引き続き取り組みますほか,本年1月1日に制定いたしました福井市こども憲章の活用事業に330万円を計上し,積極的な啓蒙に努めてまいります。

 次に,スポーツの振興について申し上げます。

 まず,総合運動公園整備事業についてでございますが,今回は3億3,000万円を計上しております。

 現在,地元の皆様の御理解と御協力をいただく中で,本格的な建設計画ができ上がるまでの間,暫定的な整備を進めておりますが,12年度早々には,サッカー・ラグビー場が供用開始の運びとなりますので,広く市民の皆様に利用していただきたいと考えております。

 さらに,新年度からはソフトボール場の整備などに着手する予定でございます。

 なお,これら運動施設の名称を「福井市スポーツ公園」とする設置条例を提案いたしておりますので,御理解をお願い申し上げます。

 続いて,地域体育館につきましては,地域スポーツの活動拠点として,(仮称)南体育館の建設に向けて,用地の再取得費や設計等で6億4,305万円を計上し,鋭意準備を進めてまいりたいと存じます。

 このほか,福井市体育館を初め,三秀プールや各体育施設の改修にも取り組んでまいります。

 次に,男女共生社会の形成について申し上げます。

 本市におきましては,男女が互いに人権を尊重し,その個性と能力を十分に発揮することができる男女共生社会の実現を目指しているところでございます。

 新年度では,その指針となる,あじさい女性行動プランについて,昨年施行された男女共同参画社会基本法を踏まえ,第二次プランの策定に着手いたしたいと存じます。

 また,世界女性会議への参加やニューブランズウィック市女性団体との交流などに,148万9,000円を計上し,世界との連携を深める中で,男女共同参画社会進展の一助にいたしたいと考えております。

 さらに,地域におきましては,男女共生推進地域会議を核として,市民と行政が一体となった取り組みを着実に進めますとともに,女性自身の自己開発や企画能力の向上を通じ,審議会や委員会での女性登用率を30%にすることについて,実現に努めてまいりたいと存じます。

 6番目に掲げた施策は,「自然と共生する快適環境都市づくり」であります。

 初めに,環境問題への取り組みについて申し上げます。

 私たちの周囲に見られる消費物資の豊富さは,生活の便利さや豊かさをもたらした反面,大量の廃棄物を排出するなど,地球環境に過大な負荷をかけ続けてまいりました。

 これからは,こうした社会経済活動のあり方やライフスタイルをいま一度見詰め直し,環境に優しい資源循環型社会を目指していかなければなりません。

 そのためには,行政,市民,事業所それぞれが適切な役割分担のもと,一体となって粘り強く推進する必要があり,その先導役として,行政の担う役割は極めて重大であります。

 こうした意味におきましても,「環境元年」と位置づけした昨年において「ISO14001」の認証取得とその規格に沿った全庁的な環境改善行動は,市民の環境に対する取り組みに対して,大きな啓発になったものと考えております。

 今後とも,さらに職員の意識向上に努め,その定着とさらなる浸透を目指して,緩みない取り組みを進めてまいりたいと存じます。

 さらに,福井市環境基本条例の趣旨に基づいて,鋭意進めております環境基本計画の策定には,今回,1,180万2,000円を計上し,市民各層からの有意義な御意見を集約しながら,来年3月をめどに,本市の安全で快適な環境づくりのための具体的な環境目標や施策を取りまとめる予定をいたしております。

 また,廃棄物の処理に関しましては,容器包装リサイクル法などを踏まえながら,効率的な収集体制のもと,一層の分別化によるごみの減量化とリサイクルを推進いたしますとともに,特に,家庭用生ごみ処理機の普及には重点を置き,購入助成費として1,000台分,4,000万円を見込んでおります。

 一方,クリーンセンターにおきましては,総額30億5,000万円の継続費を設定し,11年度から4年計画により,ダイオキシンの排出濃度を改善する工事を進めておりますが,12年度では,10億円を計上し,事業の進捗を図ってまいります。

 次に,快適環境の形成について申し上げます。

 市民に身近な生活基盤の整備を計画的に推進し,より豊かで潤いのある生活を享受できる快適で機能的な環境づくりに努めてまいりたいと存じます。

 まず,水辺空間環境整備事業には2,000万円を計上し,明新河川公園と一乗谷川の整備を進めてまいります。

 また,公園整備事業では,市民の憩いの場として,広く親しまれております足羽山公園の整備促進を図りますとともに,地域のコミュニティーの場として,新田塚地区において,ふれあい公園の整備に着手いたしたく,合わせて5,200万円を予算化しております。

 さらに,足羽山遊園地を初めとする各種公園の維持管理にも力を注ぎ,安心して,気軽に利用していただけるよう,努めてまいります。

 一方,市民生活や経済活動を支える道路・橋梁整備では,安全で快適な道路環境の確保を目指して,総額で8億3,974万円を計上しております。

 10年度末で,市道の舗装率は,96.1%に達し,類似都市の中では,高水準に位置づけされておりますが,今後も,老朽化に伴う舗装整備や自由勾配側溝の敷設を重点に,拡幅等の改良工事も進めてまいりたいと存じます。

 さらに,歩道の段差などの解消を図るバリアフリー化にも,引き続き積極的に取り組んでまいります。

 また,橋梁整備では,下追分橋の改築のほか,県施行による乾徳1号橋のかけかえを進めてまいります。

 続いて,良好な市街地の創出と,安全性と快適性を兼ね備えた居住環境の形成を目指して,鋭意進めております土地区画整理事業につきましては,北部第七地区,森田北東部地区,市場周辺地区で,引き続き促進を図りますとともに,南部第七地区では,早期の完工を目指してまいります。

 これらの事業には,総額で,30億5,143万9,000円を計上しております。

 次に,住環境の整備について申し上げます。

 まず,都市ガスの供給につきましては,需要が低迷する中で,厳しい経営環境が続いておりますが,大和田地区や開発地区などに,順次ガス導管の布設を進め,需要家の拡大に積極的に取り組みますとともに,熱量変更の実施に向けて,天然ガス発生設備の建設に着手するなど,安全で安定した供給に一層努力してまいりたいと存じます。

 これらに要する経費として,15億3,333万1,000円を計上しております。

 また,上水道の整備につきましては,第6次拡張事業として,引き続き施設の整備・拡充,配水管の整備,老朽管の布設がえを促進いたしますとともに,新たに森田浄水場の整備に着手するなど,安全でおいしい水道水の安定供給に全力を挙げてまいりたいと存じます。

 これらの事業費としては23億6,189万円の計上となっております。

 一方,下水道整備事業につきましては,生活環境の向上に寄与する重点事業として,平成14年度末までの普及率70%を目標に,総額で,63億3,557万4,000円を投入し,着実に整備促進を図ってまいりたいと存じます。

 12年度では,引き続き日野川浄化センターの増設工事,境浄化センターの改善工事,乾徳ポンプ場の更新を進めてまいります。

 また,市街地周辺部の管渠布設,中心部の管渠改修を順次進めますほか,浸水対策といたしまして,舞屋ポンプ場の整備を急ぎますとともに,千成寺川の雨水対策にも取り組んでまいります。

 さらに,一部供用を開始しております鷹巣・国見地区の特定環境保全公共下水道事業では,引き続き管渠布設工事を実施してまいります。

 なお,ポンプ場などの下水道施設では,勤務体制の見直しや民間委託を順次推進し,効率的な管理運営に努めてまいります。

 続いて,農業集落排水整備事業では,継続中の酒生東部地区,岡保南部地区,酒生西部地区の3地区において,着実な事業の推進を図るため3億2,000万円を計上しております。

 また,市営住宅の整備につきましては,住宅再生マスタープランに基づき福団地内に計画しております,高齢者向け住宅の建設に向けて,その準備作業に取りかかる予定でございます。

 次に,消費生活の安定と向上について申し上げます。

 新年度におきましても,賢い消費者,自立する消費者を目指し,消費者まつりを重点に,引き続き啓発事業に取り組みますほか,最近,特に増加しております悪質商法などに対応するため,相談業務の充実を図ったところでございます。

 7番目に掲げた施策は,「歴史と文化がみえるまちづくり」でございます。

 初めに,生涯学習の推進について申し上げます。

 まず,生涯学習の地域拠点として重要な役割を担う公民館につきましては,松本公民館の新築事業に2億1,900万円を計上しております。

 また,福井市図書館とみどり図書館におきましては,図書の充実を図りますとともに,開館時間の延長日を週1回から2回に拡大し,利用者の利便向上に努めたところでございます。

 さらに,映像文化センターでは,情報化時代に即した講座を充実するなど,市民の学習意欲にこたえてまいります。

 次に,文化の高揚について申し上げます。

 まず,2年目の取り組みとなる福井の自画像づくり事業では,笏谷石の記録映像が完成することから,その活用を図りますとともに,新たに,仏の舞と松平春嶽公の映像制作に取りかかりたく,これら合わせて2,350万円を計上しております。

 また,開館以来4年目を迎えます美術館におきましては,企画展事業として2,500万円を計上し,名誉市民である彫刻家雨田光平氏の全貌を紹介する「雨田光平展」を初め,「時の万華鏡展」,「小さな小さな展覧会」などを計画しておりますほか,市民文化祭や各種美術展の会場として,質の高い芸術・文化の創造と定着に努めてまいりたいと存じます。

 さらに,文化・芸術活動の拠点施設として,フェニックスプラザや文化会館では,施設機能や管理体制の充実に取り組み,利用者の拡大に努力してまいります。

 また,これまでの福井市文芸協会にかわり,新たに文化会館を拠点として,民間主導による自主運営を目指した「福井芸術・文化フォーラム」が結成されましたので,市民の手による地域文化の創造活動を支援してまいりたく1,300万円を措置しております。

 さて,市民参加による運動会型市政の集約的かつ象徴的事業であります,うらがまちづくり推進事業につきましては,市政110周年を迎えた昨年,その集大成とも言うべき「うらがまちづくり市民の祭典」を開催いたしましたが,市内43地区が総力を結集しての成果発表に,みずからの手による街づくりへの意気込みがひしひしと感じられ,大変心強い限りでございました。

 参加された皆様には,この場をお借りいたしまして,改めて,厚く御礼を申し上げます。

 12年度では,こうした熱い思いをさらに今後の地域づくりに生かし,21世紀を展望した各地区の未来図を企画,立案していただく「21世紀わがまち夢プラン事業」を創設し,1,110万円を計上した次第でございまして,13年度以降はその実現に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。

 次に,21世紀記念事業として5,800万円の計上でございます。

 この事業は,21世紀の幕あけに向けて,100年を刻む記念時計を設置するもので,過去から未来への時の流れの中で,100年の歴史を振り返り,また将来に思いをはせる象徴として,市民の間に根付きますよう,期待を込めて取り組んでまいりたいと存じます。

 また幕あけ時には,ケーブルテレビを利用し,姉妹都市の熊本市と街づくりについて語り合う,カウントダウン事業も計画いたしております。

 次に,歴史的町並みの整備について申し上げます。

 まず,愛宕坂茶道美術館の開館に続き,今春には,橘曙覧記念文学館がオープンの運びとなることから,愛宕坂周辺の整備には引き続き力を注ぎ,両施設の相乗効果により,足羽山を中心とする歴史拠点として,多くの方々に訪れていただけるものと期待をいたしているところでございます。

 また,柴田公園につきましても,歴史と触れ合える格調高い公園として,整備を進めてまいります。

 これらの事業には合わせて3,980万円を計上しております。

 次に,歴史博物館の移転新築事業には3億4,000万円を計上し,用地の再取得や発掘調査のほか,舎人門の遺構を生かした建築設計などを進め,13年度から建設に着手する予定をいたしております。

 また,本年は,松平春嶽公没後110年目に当たることから,春嶽公が生きた激動の時代を検証し,21世紀を迎えるための指針を探る意義ある事業として,「幕末サミット2000」を開催いたしたく580万円を計上したところでございます。

 さらに,橘曙覧記念文学館が開館することから,平成独楽吟事業や橘曙覧記念短歌大会の充実を図りますとともに,松平忠直卿の没後350年を記念した顕彰事業に150万円の助成措置を講じております。

 また,歴史のみえるまちづくり協会が実施する各種事業に対しましても,引き続き支援し,市民と行政が手を携えた取り組みを進めてまいります。

 このほか,国の特別史跡であります一乗谷朝倉氏遺跡におきましては,復原町並みの施設を年末年始を除き,いつでも見学できるよう,配慮したところでございまして,名勝養浩館庭園ともども,本市の貴重な歴史遺産として,多くの市民や観光客の方々に訪れていただきたいと存じます。

 以上,極めて概括的ながら,平成12年度の主要な施策につきまして,御説明申し上げてまいりましたが,次に,総合的かつ計画的な市政運営を推進する上での,幾つかの重要課題について申し上げたいと存じます。

 まず,地方分権の推進でございますが,本年4月から地方分権一括法が施行されることに伴い,従来の機関委任事務制度が廃止され,地方自治体が行う事務は,自治事務と法定受託事務に整理されることになります。

 このため,本市におきましても,行政運営上,さまざまな影響が生じますので,今回,関連する条例の整備を提案いたしておりますので,十分な御審議をお願い申し上げる次第でございます。

 今後におきましては,地方分権の主役は市民の皆様であるとの認識を常に念頭に置き,今回実現した新しい自治制度の円滑な運用とその定着・進展に努めますとともに,新時代の地方自治の担い手として,個性的で活力ある地域づくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 また,このたびの地方分権一括法により,一定の事務権限が移譲される特例市制度が創設されましたが,都市計画や環境行政を中心に,大きなメリットが期待されますことから,今後,移譲に伴う財源措置や移譲内容をさらに見きわめ,議会や市民の皆様と十分な論議を重ねながら,中核市へ移行するステップとして,早期の指定に向け,前向きな取り組みを進めてまいりたいと存じます。

 次に,広域行政につきましては,行政範囲を超えた広域的な行政サービスの必要性は強く認識いたしており,今後,市独自の研究の場を設け,そのあり方について検討を重ねてまいりたいと考えております。

 また,福井,鯖江,武生の3市を中心とした連合都市圏構想“こしの都21”の推進につきましては,これまでも,交流・連携を深めておりますが,今後とも,多様な都市機能を分担し合いつつ,各市の特色や個性を生かしながら,活力ある地域形成に努めてまいりたいと存じます。

 続いて,行政改革の推進でございますが,特に,このたび見直しを行った補助金等につきましては,引き続き市民の目線に立った真に効果的な補助制度となるよう,不断の取り組みを重ねてまいる所存でございます。

 今後とも,こうした認識のもと,議会や市民の皆様の御提言と御協力を賜りながら,財政の健全化を最重点とする実効性のある改革を着実に推進し,確かな行財政基盤に裏づけされた簡素で効率的な市政運営を目指してまいりたいと考えております。

 また,これからの街づくりにおけるキーワードとも言える,人づくりに関しましては,人材育成計画に基づいた各種研修の実践を図りますとともに,自己申告などによる管理職及び主任の登用試験を導入するなど,一層の資質向上と意識改革に努め,地方分権時代にふさわしい職員の育成に力を入れてまいりたいと存じます。

 次に,市政運営の基本指針となる総合計画につきましては,平成14年度を初年度とする,第五次福井市総合計画の策定に本格的に着手する予定をいたしております。

 12年度では,市民意識調査や都市計画マスタープランなどを十分踏まえる中で,市民参加による幅広い助言や提言をいただきながら,21世紀初頭における街づくりの方向性と戦略的プランを見出し,基本構想をつくり上げてまいりたいと考えております。

 このほか,地方分権時代を迎え,市政への理解と信頼を高めるためには,情報公開がますます重要となってきておりますので,制度の利用促進に努め,市民に開かれた市政を推進してまいりたいと存じます。

 さて,最後になりましたが,ここで平成12年度の各施策に要する財源につきまして,御説明申し上げ,御理解を賜りたいと存じます。

 まず,一般会計でございますが,歳入の大宗をなす市税につきましては,恒久減税の継続や景気低迷の影響から,個人市民税,法人市民税ともに,減収は避けられず,加えて,評価基準の見直し等により,固定資産税の減額が予想されますので,こうした極めて厳しい税収環境を念頭に置き,慎重かつ適正な見積もりを行った結果,当初予算では,対前年度比マイナス4.5%の427億4,100万円を計上した次第でございます。

 なお,恒久減税の継続に伴う市税の減収分は,地方特例交付金で,13億円,減税補てん債で,5億円を措置しております。

 次に,地方譲与税,利子割交付金,地方交付税等の一般財源につきましては,地方財政計画や11年度の収入状況などを基礎に,十分精査し,計上したところでございます。

 国・県支出金につきましては,各事業の補助基準を基礎に精査した結果,国庫支出金で54億8,522万9,000円,県支出金で35億3,535万2,000円を計上しております。

 また,市債につきましては,将来の財政負担を考慮し,通常事業に充当する額は,公債費の元金償還額以下の33億8,890万円に抑制し,減税補てん債と合わせて,総額で,5.1%減の38億8,890万円の計上となっております。

 次に,各特別会計及び企業会計につきましては,独立採算の原則を踏まえ,事業収入,国・県支出金,繰入金,市債など,それぞれの会計の事業内容や実績等を勘案の上,計上した次第でございます。

 以上,平成12年度の市政運営に対する基本方針と提出いたしました予算議案につきまして,その概要を御説明申し上げました。

 さて,間もなく,21世紀という新しい歴史の扉が開かれようとしております。時代はまさに転換期のさなかにあり,今後も多くの枠組みが変革を迫られていくことが予想されますが,このようなときこそ,社会のあり方を問い直し,より成熟した社会を目指す千載一遇の好機としてとらえ,前向きに臨んでいく姿勢が必要であると思います。

 本市の市政運営におきましても,取り組むべき課題は多く,容易ならざるものがありますが,一つ一つを着実に実行し,また,時代の趨勢に対する的確で迅速な対応も怠ることなく,この荒波の中で,しっかりと市政のかじ取りを行い,輝かしい21世紀を市民の皆様とともに迎えたいと念願いたしております。

 私は,こうしたことを心に刻み,知恵の時代と言われる新世紀に向けて,職員の英知を結集しつつ,強力なリーダーシップを発揮し,あらん限りの情熱を傾けながら,市政に寄せられた期待と信頼にこたえてまいる決意でございます。

 重ねて,議員各位並びに市民の皆様の深い御理解と力強い御支援を心よりお願い申し上げる次第でございます。

 なお,この他の議案につきましては,それぞれ提案理由の記載に基づきまして,提案いたしております。

 細部につきましては,いずれも,一般質問,あるいは各委員会の御審議等におきまして,詳細に御説明申し上げたいと存じます。

 何とぞ,慎重にご審議の上,妥当な御議決を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。



○議長(皆川修一君) ただいま説明がありました平成12年度各会計予算及び条例等の総括説明に対して,一括質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 次に日程105 歳入特別委員会の設置並びに付託について,及び日程106 歳入特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題といたします。

 まず歳入特別委員会の設置並びに付託についてお諮りいたします。

 今ほど上程いたしました第1号議案 平成12年度福井市一般会計予算第1条中,歳入につきましては13名をもって構成する歳入特別委員会を設置し,これに付託の上,御審査願うことにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 次に歳入特別委員会委員の選任についてをお諮りします。

 ただいま設置されました歳入特別委員会委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。

 それでは指名いたします。

1番 見谷喜代三君  2番 畑  孝幸君

5番 皆川 信正君  7番 石川 道広君

10番 山口 清盛君  15番 谷口 健次君

16番 田中 繁利君  19番 皆川 修一

21番 松宮 秀彦君  24番 浦井美惠子君

25番 西村 公子君  28番 高橋省一郎君

35番 伊東 敏宏君

 以上,13名の諸君を歳入特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 次に日程107 地方分権等条例審査特別委員会の設置並びに付託について,及び日程108 地方分権等条例審査特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題といたします。

 まず,地方分権等条例審査特別委員会の設置並びに付託についてお諮りします。

 先ほど上程いたしました第16号議案ないし第98号議案につきましては,地方分権に伴う改正のほか,条例の制定,改正,廃止でございますので,集中的に審査するため,13名をもって構成する地方分権等条例審査特別委員会を設置し,これに付託の上,御審査願うことにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 次に地方分権等条例審査特別委員会委員の選任についてお諮りします。

 ただいま設置されました地方分権等条例審査特別委員会委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。

 それでは指名いたします。

3番 稲木 義幸君  9番 小林荘一郎君

11番 木村 市助君  13番 宮崎 弥麿君

18番 近藤 高昭君  19番 皆川 修一

21番 松宮 秀彦君  23番 宮崎 利道君

29番 田辺 義輝君  30番 中谷 勝治君

31番 若山 樹義君  32番 山崎 謙二君

33番 西村 高治君

 以上,13名の諸君を地方分権等条例審査特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 次に日程109ないし日程133を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。

 事務局朗読は省略いたします。

 提出者の提案理由の説明を求めます。

 (市長 酒井哲夫君 登壇)



◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました補正予算(案)の提案理由につきまして御説明申し上げます。

 今回,お願いいたします補正予算は,諸般の事情から緊急に予算化の必要が生じました事業等,また,本年度の事務事業の確定に伴います諸事務事業の追加更生と,国の補正予算に伴うもの,あるいは国庫債務負担行為の設定に所要の措置を講ずるものでございます。

 それでは,第81号議案 平成11年度一般会計補正予算につきまして,御説明申し上げます。

 今回は,歳入歳出予算の補正,繰越明許費,及び債務負担行為の補正,並びに地方債の補正でございます。

 まず,歳入歳出予算におきましては,既定の予算額に歳入歳出それぞれ,37億1,161万8,000円を追加いたしまして,予算総額を850億2,308万1,000円といたすものであります。

 以下,概要につきましては,歳出予算から款ごとに御説明申し上げます。

 まず,第2款 総務費でございますが,退職手当の追加分として,7億4,053万7,000円を,また,市税等の還付金,及び還付加算金といたしまして,1億2,340万円を計上するものでございます。

 第3款の民生費につきましては,福祉基金への積立金といたしまして,838万4,000円,障害者の社会参加を促すため,福祉輸送車両の購入費補助を初め,在宅福祉の援助事業などの経費といたしまして,7,772万9,000円,老人福祉サービスの一層の充実を図るため,デイサービスセンター2施設分の整備補助金といたしまして,1,380万円,平成10年度分の清算に伴い確定いたしました,特別養護老人ホームの措置委託料などに係る,国庫補助金等の返還金といたしまして,2,521万7,000円を計上いたしております。

 また,介護保険制度の円滑な導入に資するための広報事業等といたしまして,304万2,000円を,あるいはまた,平成12年度以降,保険料の軽減等に要する経費に充てるため,福井市介護保険円滑導入基金を創設し,その積立金として,19億701万8,000円を措置いたしておりますが,これは全額国からの交付金で賄われております。さらに,すかっとランド九頭竜の管理運営費といたしまして,1,200万円,児童手当の給付費や乳幼児医療費等の助成費,あるいは私立保育所の保育委託料などに,6,958万6,000円を,また,私立保育所の建設補助金といたしまして,3,500万円を追加計上いたす一方,母子家庭等の医療費助成などで1,000万円を,すこやか保育推進事業におきまして,対象園児の減少などから,私立保育所の運営補助金で862万4,000円をそれぞれ減額いたすものでございます。

 また,生活保護の扶助費などで,1億7,065万7,000円を追加計上いたしております。

 また,特別会計への繰出金といたしましては,国民健康保険特別会計,及び老人保健特別会計に,9,116万円をお願いいたすものでございます。

 次に,第4款の衛生費でございますが,家庭用生ごみ処理機の購入費補助につきまして,9月補正予算にて1,000台分を措置いたしましたが,環境に対する市民の意識向上と相まって,予想を大きく上回り,4,000台余りに達するとの見込みから,1億2,000万円を追加計上いたしました。また,古紙回収の奨励事業といたしまして,376万6,000円を措置いたしました。

 次に,第6款の農林水産業費につきましては,福井県野菜生産価格安定協会への負担金として207万7,000円,水田園芸産地活性化対策事業に101万4,000円を措置いたしますとともに,県営事業でとり行っております土地改良事業の事業費が確定いたしたことに伴いまして,6,470万6,000円を追加計上いたしました。

 さらに,中央卸売市場特別会計への繰出金といたしまして,400万円をお願いいたしております。

 第7款の商工費では,中小企業者等への融資に係ります保証料及び利子補給金の追加といたしまして,1,483万1,000円を,また,国民宿舎特別会計への繰出金といたしまして,1,225万7,000円をお願いいたすものでございます。

 次に,第8款の土木費では,福井駅付近連続立体交差事業及び街路事業の県営事業負担金の追加分といたしまして,2,997万円を,また,道路除雪にかかる経費といたしまして9,781万5,000円を,地方バス路線の運行維持費に対する補助金といたしまして,3,368万円を,さらに,駐車場特別会計及び福井駅周辺整備特別会計への繰出金といたしまして,7,651万4,000円を追加計上いたすとともに,県に委託しております,橋梁かけかえ工事の事業費の変更に伴い,3,150万円を減額いたしております。

 第9款の消防費につきましては,福井地区消防組合への負担金といたしまして,2,009万9,000円を追加いたしたいと存じます。

 第10款の教育費におきましては,要・準要保護生徒の就学援助,奨励費におきまして,その対象となります児童・生徒数が小学校で増加,中学校で減少いたしました結果290万1,000円の減額補正をお願いいたすものであります。

 第11款の災害復旧費では,昨年の7月から8月にかけまして発生いたしました,干ばつに伴いまして,その対策に要した経費に対し補助いたすものでありまして,638万4,000円を計上いたしました。

 以上が,今回の歳出予算の概要でございますが,これに対応いたします歳入予算の補正といたしまして,地方交付税で15億3,893万1,000円,国庫支出金で20億6,170万円,県支出金で1億230万4,000円,寄附金で838万3,000円,市債で30万円をお願いいたすものでございます。

 次に,第2表の繰越明許費の設定でございますが,総務費で1件,農林水産業費で2件,土木費で4件,災害復旧費で2件の合わせまして9件で,総額にいたしまして,15億4,704万7,000円をいずれも,やむなき理由によりまして繰り越しいたすものでございます。

 次に,第3表 債務負担行為の補正でございますが,これは国庫債務負担行為の設定に伴いますものでございまして,1億7,600万円を追加いたすものでございます。

 次に,第4表 地方債の補正でございますが,変更といたしまして,農業基盤整備事業の追加をいたす一方,街路整備事業におきまして減額いたし,起債の限度額に,30万円の追加をお願いいたすものであります。

 次に,第82号議案 平成11年度福井市国民健康保険特別会計補正予算でございます。

 歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額に歳入歳出それぞれ7億4,673万5,000円を追加いたしまして,その予算総額を,145億7,180万6,000円といたすものでありまして,その主な内容といたしましては,医療費の増加に伴います,被保険者療養給付費負担金等の増額,また,老人保健医療費拠出金が増額となったことなどによるものでございます。

 次に,第83号議案 平成11年度福井市老人保健特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でございまして,既定の予算額に,歳入歳出それぞれ,15億6,200万円を追加いたしまして,予算の総額を,270億6,975万5,000円といたすものでございます。

 その主な内容といたしましては,医療費の増加によります医療給付費負担金の増額などによるものでございます。

 次に,第84号議案 平成11年度福井市農業共済特別会計補正予算でございまして,既定の予算額に,歳入歳出それぞれ,1億7,476万4,000円を追加いたすものでありまして,その予算総額を,3億8,577万円といたすものであります。

 これは,仮称でありますが,嶺北農業共済組合への事業移行のための予算措置を主な内容といたすものであります。

 また,第2表の地方債の補正では,大豆支払共済金の起債限度額を廃止いたすものでございます。

 次に,第85号議案 平成11年度福井市競輪特別会計補正予算でございます。

 これは,第1表の繰越明許費の設定でございまして,やむなき理由によりまして繰り越しいたすものでございまして,競輪場施設整備事業の1件でございます。

 第86号議案 平成11年度福井市宅地造成特別会計補正予算でございますが,第1表 繰越明許費の設定でございまして,北部第七,及び森田北東部土地区画整理事業で,総額4,797万1,000円をそれぞれやむなき理由により,繰り越しをお願いいたすものでございます。

 第87号議案 平成11年度福井市国民宿舎特別会計補正予算でございますが,これは,歳入予算の補正でございまして,営業収入の減によりまして,一般会計繰入金などを増額いたすものでございます。

 次に,第88号議案 平成11年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算でありますが,これは,歳入予算の補正でございます。

 中央卸売市場の青果物あるいは水産物の取扱高が減少したことに伴い,市場使用料の減が見込まれるため,一般会計繰入金を増額するものであります。

 次に,第89号議案 平成11年度福井市駐車場特別会計補正予算でございますが,歳入予算の補正でございまして,駐車場の利用者伸び悩みによります使用料の減に伴い,一般会計繰入金などを増額するものであります。

 第90号議案 平成11年度福井市農業集落排水特別会計補正予算でございます。

 これは,第1表の繰越明許費の設定,及び第2表の債務負担行為の設定でございまして,それぞれ農業集落排水建設事業に係るものでございます。

 次に,第91号議案 平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算でございます。

 これは,歳入予算の補正でございまして,福井駅周辺土地区画整理事業のうち,一部市債発行を見送りいたしましたことにより,繰越金及び一般会計繰入金で歳入の調整を行い,それぞれ増額をいたしたものでございます。

 第2表 繰越明許費の設定は,やむなき理由により繰り越します,福井駅周辺土地区画整理事業の1件でございます。

 第3表 地方債の補正でございますが,これは福井駅周辺土地区画整理事業に係る起債の限度額を6,660万円減額し,1億8,840万円といたすものであります。

 次に,第92号議案 平成11年度福井市下水道事業会計補正予算でございますが,これは,債務負担行為の補正でございまして,主なものといたしましては,舞屋雨水ポンプ場電気設備等に係る国庫債務負担行為の設定に伴い補正を行うものでありまして,総額で,4億2,600万円をお願いいたすものでございます。

 第93号議案 平成11年度福井市ガス事業会計補正予算でございますが,ガス設備更新工事などの大幅な増加に伴い,器具購入費等を追加するものでありまして,9,983万9,000円を計上いたすものであります。

 また,平成11年度当初予算におきまして設定いたしておりました,天然ガスを原料としたガスの発生装置であります,LNGサテライトの建設工事に係る継続費の変更をお願いいたすものであります。

 なお,その他の議案につきましても,いずれも一般質問,あるいは各委員会におきまして,詳細に御説明申し上げたいと存じますので,何とぞ慎重なる御審議の上,妥当なる御議決を賜りますよう,お願い申し上げまして,説明を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(皆川修一君) ただいま説明がありました第81号議案ないし第102号議案,第31号報告ないし第33号報告について,一括質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

 それでは先ほど上程いたしました第1号議案ないし第101号議案並びに今ほど上程いたしました第81号議案ないし第102号議案,第31号報告については,お手元に配付いたしました付託案件表のとおり,所管の常任委員会,歳入特別委員会及び地方分権等条例審査特別委員会に付託いたします。

 〔付託案件表は本号末尾参照〕

 なお,第32号報告及び第33号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承をお願いいたします。

 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。よって,散会いたします。

             午後0時15分 散会







 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。





福井市議会議長                     平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日











△〔参照〕





                 付 託 案 件 表





           総    務    委    員    会


番 号件            名
第1号議案平成12年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第1款 議会費

   第2款 総務費中

    第1項 総務管理費

    第2項 徴税費

    第4項 選挙費

    第5項 統計調査費

    第6項 監査委員費

   第9款 消防費

   第12款 公債費

   第14款 予備費

 第3条

 第4条

 第5条
第100号議案福井地区消防組合規約の一部変更について
第101号議案福井坂井地区広域市町村圏事務組合規約の一部変更について
第81号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 入

  歳 出

   第2款 総務費

   第9款 消防費

 第2条中

   第2款 総務費

 第4条
第95号議案工事請負契約の締結について
(福井市クリーンセンター排ガス高度処理施設整備工事)
第96号議案工事請負契約の締結について
(道路改築事業橋梁整備工事(その3))
第98号議案財産の取得について
(液晶プロジェクタ及び付属品一式)
第31号報告専決処分の承認を求めることについて
(財産の取得について)






           建    設    委    員    会


番 号件            名
第1号議案平成12年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第8款 土木費中

    第1項 土木管理費

    第2項 道路橋りょう費

    第3項 河川水路費

    第4項 都市計画費

    第6項 下水道費

    第7項 住宅費

   第11款 災害復旧費中

    第2項 土木施設災害復旧費
第7号議案平成12年度福井市宅地造成特別会計予算
第10号議案平成12年度福井市駐車場特別会計予算
第12号議案平成12年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算
第13号議案平成12年度福井市下水道事業会計予算
第81号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第8款 土木費中

    第2項 道路橋りょう費

    第4項 都市計画費

 第2条中

   第8款 土木費

 第3条
第86号議案平成11年度福井市宅地造成特別会計補正予算
第89号議案平成11年度福井市駐車場特別会計補正予算
第91号議案平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算
第92号議案平成11年度福井市下水道事業会計補正予算
第97号議案工事委託契約の締結について
(花堂線立体交差事業 跨線部橋梁等施工委託)
第101号議案市道の路線の廃止について
第102号議案市道の路線の認定について






            教  育  民  生  委  員  会


番 号件            名
第1号議案平成12年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第2款 総務費中

    第3項 戸籍住民基本台帳費

   第3款 民生費

   第4款 衛生費中

    第1項 保健衛生費

    第2項 清掃費

   第8款 土木費中

    第5項 総合交通費

   第10款 教育費

 第2条中

   第10款 教育費
第2号議案平成12年度福井市国民健康保険特別会計予算
第3号議案平成12年度福井市老人保健特別会計予算
第4号議案平成12年度福井市介護保険特別会計予算
第5号議案平成12年度福井市交通災害共済特別会計予算
第81号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第3款 民生費

   第4款 衛生費

   第8款 土木費中

    第5項 総合交通費

   第10款 教育費
第82号議案平成11年度福井市国民健康保険特別会計補正予算
第83号議案平成11年度福井市老人保健特別会計補正予算
第99号議案土地の取得について
第100号議案土地の取得について






            経  済  企  業  委  員  会


番 号件            名
第1号議案平成12年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第4款 衛生費中

    第3項 上水道費

    第4項 簡易水道費

   第5款 労働費

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費

   第11款 災害復旧費中

    第1項 農林水産施設災害復旧費

 第2条中

   第7款 商工費
第6号議案平成12年度福井市競輪特別会計予算
第8号議案平成12年度福井市国民宿舎特別会計予算
第9号議案平成12年度福井市中央卸売市場特別会計予算
第11号議案平成12年度福井市農業集落排水特別会計予算
第14号議案平成12年度福井市ガス事業会計予算
第15号議案平成12年度福井市水道事業会計予算
第99号議案字の区域及び名称の変更について
第81号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費

   第11款 災害復旧費

 第2条中

   第6款 農林水産業費

   第11款 災害復旧費
第84号議案平成11年度福井市農業共済特別会計補正予算
第85号議案平成11年度福井市競輪特別会計補正予算
第87号議案平成11年度福井市国民宿舎特別会計補正予算
第88号議案平成11年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算
第90号議案平成11年度福井市農業集落排水特別会計補正予算
第93号議案平成11年度福井市ガス事業会計補正予算






            歳  入  特  別  委  員  会


番 号件            名
第1号議案平成12年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 入






           地 方 分 権 等 条 例 審 査 特 別 委 員 会


番 号件            名
第16号議案福井市防災ステーションの設置及び管理に関する条例の制定について
第17号議案福井市行政財産の使用料に関する条例の制定について
第18号議案福井市介護保険条例の制定について
第19号議案福井市介護給付費準備基金条例の制定について
第20号議案福井市準用河川管理条例の制定について
第21号議案福井市立学校施設使用料条例の制定について
第22号議案福井市都市計画審議会設置条例の全部改正について
第23号議案福井市立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の全部改正について
第24号議案福井市附属機関設置条例の一部改正について
第25号議案福井市職員の定年等に関する条例の一部改正について
第26号議案福井市現業職員の給与に関する条例の一部改正について
第27号議案福井市職員旅費支給条例の一部改正について
第28号議案福井市非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例の一部改正について
第29号議案福井市公告式条例の一部改正について
第30号議案福井市行政手続条例の一部改正について
第31号議案フェニックス・プラザ等の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第32号議案福井市防犯隊設置条例の一部改正について
第33号議案福井市防災会議条例の一部改正について
第34号議案福井市防災センター設置条例の一部改正について
第35号議案福井市水防協議会に関する条例の一部改正について
第36号議案福井市総合計画審議会設置条例の一部改正について
第37号議案福井市特別会計条例の一部改正について
第38号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について
第39号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について
第40号議案福井市印鑑条例の一部改正について
第41号議案福井市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
第42号議案福井市福祉事務所設置条例の一部改正について
第43号議案福井市ホームヘルプサービス手数料徴収条例の一部改正について
第44号議案すかっとランド九頭竜の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第45号議案福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について
第46号議案福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について
第47号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第48号議案福井市国民健康保険条例の一部改正について
第49号議案福井市休日急患センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について
第50号議案福井市勤労婦人センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について
第51号議案福井市自転車競走実施条例の一部改正について
第52号議案福井市農村生活環境整備施設条例の一部改正について
第53号議案福井市行造林実施条例の一部改正について
第54号議案福井市林業用施設の受益者分担金徴収に関する条例の一部改正について
第55号議案福井市漁港管理条例の一部改正について
第56号議案福井市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第57号議案福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について
第58号議案福井市道路占用料条例の一部改正について
第59号議案福井市営住宅条例及び福井市営特定公共賃貸住宅管理条例の一部改正について
第60号議案福井市公共下水道条例の一部改正について
第61号議案福井市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について
第62号議案福井市特定環境保全公共下水道事業分担金に関する条例の一部改正について
第63号議案福井市公共下水道事業及び九頭竜川流域関連福井市公共下水道事業に係る分担金に関する条例の一部改正について
第64号議案福井市水洗便所設備資金貸付条例の一部改正について
第65号議案福井市証紙条例の一部改正について
第66号議案福井市ガス供給条例の一部改正について
第67号議案福井市簡易ガス供給条例の一部改正について
第68号議案福井市水道給水条例の一部改正について
第69号議案福井市学校設置条例の一部改正について
第70号議案福井市立幼稚園設置条例の一部改正について
第71号議案福井市社会教育委員に関する条例の一部改正について
第72号議案福井市公民館設置に関する条例の一部改正について
第73号議案福井市公民館使用料徴収条例の一部改正について
第74号議案福井市コミュニティ施設設置条例の一部改正について
第75号議案福井市青年の家設置に関する条例の一部改正について
第76号議案福井市青年の家使用料徴収条例の一部改正について
第77号議案福井市少年愛護センター設置条例の一部改正について
第78号議案福井市少年自然の家設置条例の一部改正について
第79号議案福井市体育施設条例の一部改正について
第80号議案福井市立学校屋外運動場に設置する夜間照明灯使用料徴収条例の一部改正について
第81号議案福井市文化会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第82号議案福井市文化会館使用料徴収条例の一部改正について
第83号議案福井市養浩館庭園設置条例の一部改正について
第84号議案福井市一乗谷史跡公園センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について
第85号議案福井市自然史博物館設置条例の一部改正について
第86号議案福井市立郷土歴史博物館設置条例の一部改正について
第87号議案福井市立郷土歴史博物館入館料徴収条例の一部改正について
第88号議案福井市おさごえ民家園条例の一部改正について
第89号議案福井市一乗谷朝倉氏遺跡復原町並の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第90号議案福井市美術館の設置及び管理に関する条例の一部改正について
第91号議案福井市公平委員会設置条例の一部改正について
第92号議案公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
第93号議案福井市農業委員会に関する条例の一部改正について
第94号議案福井市予防接種及び結核検診手数料徴収条例の廃止について
第95号議案福井市農業共済条例の廃止について
第96号議案福井都市計画事業北部第六土地区画整理事業施行に関する条例等の廃止について
第97号議案溝渠使用料徴収条例の廃止について
第98号議案福井市簡易水道給水条例及び福井市簡易水道分担金徴収条例の廃止について
第94号議案福井市介護保険円滑導入基金条例の制定について