議事ロックス -地方議会議事録検索-


福井県 福井市

平成11年12月定例会 12月22日−03号




平成11年12月定例会 − 12月22日−03号







平成11年12月定例会



               福井市議会会議録 第3号



           平成11年12月22日(水曜日)午後1時33分開議



〇議事日程

 日程1 会議録署名議員の指名

 日程2 第63号議案ないし第80号議案,第26号報告,請願第4号ないし請願第6号

 日程3 市会案第12号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書について

 日程4 市会案第13号 大型油回収船を日本海側に配備することを求める意見書について

 日程5 市会案第14号 国民本位の公共事業の拡大・推進と執行体制の拡充を求める意見書について

──────────────────────

〇出席議員(35名)

 1番 見谷喜代三君   2番 畑  孝幸君

 3番 稲木 義幸君   4番 川井 憲二君

 5番 皆川 信正君   6番 松山 俊弘君

 8番 吉田 琴一君   9番 小林荘一郎君

 10番 山口 清盛君   11番 木村 市助君

 12番 柳沢 峰生君   13番 宮崎 弥麿君

 14番 早川 朱美君   15番 谷口 健次君

 16番 田中 繁利君   17番 栗田 政次君

 18番 近藤 高昭君   19番 皆川 修一君

 20番 加藤 貞信君   21番 松宮 秀彦君

 22番 谷口 忠応君   23番 宮崎 利道君

 24番 浦井美惠子君   25番 西村 公子君

 26番 松井乙右衛門君  27番 中谷 輝雄君

 28番 高橋省一郎君   29番 田辺 義輝君

 30番 中谷 勝治君   31番 若山 樹義君

 32番 山崎 謙二君   33番 西村 高治君

 34番 山田 俊臣君   35番 伊東 敏宏君

 36番 成瀬 亮一君

──────────────────────

〇欠席議員(1名)

 7番 石川 道広君

──────────────────────

〇事務局出席職員

 議会事務局長      大 島 幸 雄

 議会事務局次長     南   昌 宏

 庶務課長        朝 倉 征 夫

 議事課長        吉 村 邦 栄

 議事課主任       田 中 光 夫

 議事課主幹       小 川 眞一郎

 議事課主査       南   裕 之

 議事課主査       黒 田 慶 廣

 議事課主事       塚 本 泰 行

──────────────────────

〇説明のため出席した者

 市長         酒 井 哲 夫 君

 副市長        奈 良 一 機 君

 副市長        笠 松 泰 夫 君

 収入役        花 山   豪 君

 教育長        梶 川 恭 博 君

 企業管理者      桑 野 正 暁 君

 総務部長       奥 津 正 男 君

 企画財政部長     堀 江 廣 海 君

 市民生活部長     勝 木 明 洋 君

 福祉保健部長     石 井 信 孝 君

 商工労働部長     竹 内   寛 君

 農林水産部長     堂 下   暁 君

 都市政策部長     藤 田 由紀男 君

 建設部長       白 崎 謙 一 君

 下水道部長      谷 本 忠 士 君

 企業局長       前 田 幸 雄 君

 教育部長       堀 田 孝 矩 君

 市長室長       佐 藤 岩 雄 君

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。よって,これより会議を開きます。

 なお,本日の欠席通告議員は,7番 石川道広君1名であります。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,20番 加藤貞信君,22番 谷口忠応君の御両名を指名いたします。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 次に日程2 第63号議案ないし第80号議案,第26号報告,請願第4号ないし請願第6号,以上22件を一括議題といたします。

 以上の各案件については,去る7日の本会議において各常任委員会,議会運営委員会及び決算特別委員会に付託され,また請願第4号は議会運営委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査の順序に従い,結果の報告を求めます。

 〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕

 総務委員長 15番 谷口健次君。

 (15番 谷口健次君 登壇)



◆15番(谷口健次君) 報告いたします。

 去る12月7日の本会議において,総務委員会に付託されました案件を審査するため,9日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は,議案3件,報告1件であり,議案は原案どおり可決し,報告は報告どおり承認いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 第80号議案 福井市納税奨励条例及び福井市市税賦課徴収条例の一部改正に関して委員から,納税奨励金の交付率の引き下げや前納報奨金を廃止する今回の改正案は,全国的な動向や時代の流れを勘案すればやむを得ないものと考えられる。しかし,このことにより納税組合の存続が危ぶまれたり,市税の滞納がふえること等が懸念されるので,納税組合に対する十分な趣旨説明や組合長への報奨金についても見直しが必要ではないかとの意見があり,理事者から,これまでも納税組合には本市の納税にとって大きな役割を果たしていただいており,大変感謝している。改正案の中身については,各地区に出向いて説明会を開催するなどし,より一層の協力をいただけるよう努めていきたい。また組合長に対する報奨金についても増額することとしたいとの答弁がありました。

 またこれに関連して委員から,今回の改正で余裕となった財源の一部を納税組合が属する地域に還元するような方法を全庁的な事業の中で検討してほしいとの要望がありました。

 さらに委員から,前納報奨金が廃止されることにより,分割納付に切りかえることが予想されるが,このことによる市の財政の資金繰りへの影響はどの程度に考えているのかとの問いがあり,理事者から,納税組合では市税の3分の1近く,また前納扱いで約90億円が納付されており,すべてが分割ということになれば8分の1ずつ納入されることとなり,若干の影響が出てくることも予測されるが,現在は低金利の状況下であり,一時借り入れ等の方法により対応していきたいとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に建設委員長 16番 田中繁利君。

 (16番 田中繁利君 登壇)



◆16番(田中繁利君) 御報告申し上げます。

 去る12月7日の本会議において,建設委員会に付託されました案件を審査するため,9日委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案4件であり,いずれも挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず第63号議案 平成11年度福井市一般会計補正予算,第8款 土木費中,道路橋りょう費に関して委員から,本年10月から新葬斎場が供用開始され,これまでの葬斎場より距離が遠くなったことを考慮に入れても,それ以上に時間がかかっているが,市街地とフェニックスパークを結ぶアクセス道路「市道中央3−18号線」の進捗状況はどうかとの問いがあり,理事者から,当初計画では平成15年の完成を予定していたが,事業の前倒しもあり,現在は平成13年度末の完成を目標に鋭意施工中であるとの答弁がありました。

 また都市計画費に関して委員から,「三の丸地区市街地再開発事業」の今後の事業計画について問いがあり,理事者から,三の丸の再開発事業は平成3年からストップしているが,今回は医療施設と住宅の組み合わせの案で地権者と調整を図っており,市としてもこの事業を中心市街地全体における活性化の牽引的役割と位置づけ,積極的に計画を推進していきたいとの答弁がありました。

 次に第75号議案 平成11年度福井市下水道事業会計補正予算に関して委員から,下水道事業に関して将来の事業計画について問いがあり,理事者から,現在下水道の普及率は約67%となっており,公共下水道としては約4,900haが事業認可を受け,約59%が既に整備されている。今後これまでと同様の予算措置が行われた場合,平成25年には約85%の整備率に達する見通しであるとの答弁がありました。

 また委員から,公共下水道の未整備区域では,地元によって合併浄化槽の導入等を検討しているが,計画区域内は補助の対象外となっているのが現状である。今後は区域内であっても農業集落排水や合併浄化槽の導入など,地域に合った柔軟な対応をすべきとの意見があり,理事者から,公共下水道の使命は市街地の汚水を集中的に処理することであり,計画区域の未整備の地域や隣接区域についても将来的な維持管理費や汚水処理等を考慮した場合,公共下水道の施設の方がメリットも大きいと考えている。なお,整備計画並びに区域についてはこれまで同様,5年を目安に実情に合った見直しを実施したいとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に教育民生委員長 8番 吉田琴一君。

 (8番 吉田琴一君 登壇)



◆8番(吉田琴一君) 教育民生委員会,報告をいたします。

 去る12月7日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件を審査するため,10日委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました議案4件は,いずれも原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 第63号議案 平成11年度福井市一般会計補正予算の老人福祉費に関して委員から,特別養護老人ホームの入所状況と待機状況について問いがあり,理事者から,入所者は市内外合わせて37の施設に962人を措置している。待機者は現在158人で,そのうち老健など施設での待機者は119人,デイサービスやショートステイなどを利用しながら待機している在宅待機者は39人との答弁がありました。

 またデイサービス事業に関して今回増額補正を行った理由についての問いがあり,理事者から,1回当たりの入浴料金が特浴で700円,一般浴で200円であったものが,今年度から一律100円に引き下げられ,さらに補助金が10年度までの定額方式から事業費方式,いわゆる出来高払いになったことなどが主な要因ではないかとの答弁がありました。

 また心身障害児童クラブ育成事業に関し,市内3施設への補助金割り当ての算定基準について問いがあり,理事者から,補助対象経費のうち人件費については障害児定員により必要とされる指導員の人数に51万円を乗じた額,運営費については障害児数に基づいて助成するとの答弁がありました。

 次に,チャイルドシート購入補助に関して委員から,使用期間が限られるチャイルドシートについては,使用後のリサイクルということも考えなければならないであろうが,単に不要品を譲渡するということだけでは安全面で不安が残る。将来に向け,きめ細かい検討を行い,しっかりとした計画に基づいて事業を実施してほしいとの要望がありました。

 小学校へのコンピューター導入に関しては,昨今目まぐるしく機種更新が行われている中で,今回導入する機種の選定に当たって,どのような基準を設けたのかとの問いがあり,理事者から,学校への導入に当たり,まず一つにはLANボードを装備し,ネットワークとしての使用実績があるもの,2点目は教室という限られたスペースで使用するため,本体が省スペース型のモデルを,3点目に子供たちにとって見やすい画面という点で17インチのディスプレーを,4点目はよりよいものをより安く,より長く使用できるものをということで現時点で処理能力の高いペンティアム?を内蔵するもの,以上の4点を満たす機種を考えているとの答弁がありました。

 さらに委員から,コンピューターを使って子供たちにどの程度の内容を教育するのか,またそれに伴い,教員にどの程度のレベルの研修を実施するのかとの問いがあり,理事者から,小学校ではコンピューター,インターネットなどをごく身近な道具としてなれ親しむ,何の抵抗感もなく自由に使いこなせるようにする。中学校では,卒業までにすべての生徒がコンピューター,インターネットなどを主体的に学び,他人とのコミュニケーションを行う道具として積極的に活用できるようにするというのが目標であり,そのために教員に対する研修についても,これまでの各種講座に加え,今年度からワープロ,表計算,インターネットの活用ができない教員全員を対象に連続5日間の研修を義務づけるなど,充実を図っていくとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査過程の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に経済企業委員長 18番 近藤高昭君。

 (18番 近藤高昭君 登壇)



◆18番(近藤高昭君) 去る12月7日本会議において,経済企業委員会に付託されました案件を審査するため,10日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案9件であり,いずれも挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 第68号議案 平成11年度福井市競輪特別会計補正予算に関して委員から,ここ数年車券の売り上げが落ちているが,これに伴い従業員数の削減は考えているのかとの問いに対し理事者から,現在は三百余名の従業員で運営しているが,今後定年退職等による自然減にあわせて車券売り場の機械化も検討し,定員適正化を図っていきたいとの答弁がありました。

 次に第71号議案 福井市国民宿舎特別会計補正予算について,まず理事者から,国民宿舎「鷹巣荘」は去る11月20日にリニューアル工事が完了し,消防法の規定に基づく防火基準適合証の交付を受けた旨の報告がありました。また今回の補正予算に先般の食中毒事故賠償金として350万円を計上したが,被害者58名との示談交渉につきましてはこれまで誠意をもって当たってきた結果,ほぼ全員の同意を得ており,残る数名についても近く示談に応じる見通しである。このため休業補償や慰謝料等の金額がほぼ確定したことによる措置であるとの説明がありました。これらの説明に対し委員から,利益拡大のため年末年始も営業をしてはどうかとの意見があり,理事者から,他市の動向等も踏まえ,今後検討したいとの答弁がありました。

 次に第69号議案 福井市簡易水道特別会計補正予算について委員から,今後簡易水道廃止の予定はあるかとの問いがあり,理事者から,現在ただ一つの市営である国見簡易水道については平成11年度末をもって市の上水道に統合される予定であり,そのための工事についても発注済みである。これにより市営の簡易水道が全廃になるとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査過程の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,御報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に決算特別委員長 26番 松井乙右衛門君。

 (26番 松井乙右衛門君 登壇)



◆26番(松井乙右衛門君) 去る12月7日の本会議において,決算特別委員会に付託されました案件を審査するために,12月13日から16日までの4日間にわたり委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました第78号議案 平成10年度福井市各会計歳入歳出決算の認定については,原案どおり認定いたしました。

 なお,一般会計及び国民健康保険,農業共済,交通災害共済,競輪,簡易水道,宅地造成,国民宿舎,中央卸売市場,駐車場,農業集落排水,福井駅周辺整備の各特別会計決算並びに財産に関する調書については挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり認定いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず一般会計歳出では,第1款 総務費中,市庁舎の維持管理費に関して委員から,警備,清掃等の業務については委託により保守管理がなされているが,入札に当たって設計額の算出基礎に必要人員,従事日数等の精査がなされているのか,また契約についても毎年更新することから,前年度の実績を考慮に入れた経費の交渉がなされているのかとの問いがあり,理事者から,委託料の算出についてはその業務に応じた人件費等の算出基礎を明確にし,適正な設計額となっている。また委託業務に関しては,昨年「委託に関する一般的要領」を作成し,各所属に配付し周知している。さらに業者に対しても業務日報等の提出を求め,よく点検し,その効果について十分な検討を加え,適正な対応を実施しているとの答弁がありました。

 次に一般管理費の退職手当に関して委員から,平成11年度以降の退職者数は相当数が見込まれ,その退職手当の総額も数十億円になることが予想されるが,厳しい財政状況の中,これに対応するために特別積み立てのような対策を考えるべきではないかとの意見がありました。

 第4款 衛生費中,健康診査事業に関して委員から,昨年度に比べがん検診の受診者数が減少しているが,その原因をどうとらえ,今後どのような対策を講じていくのか,また女性を対象とした骨密度測定について,その枠を広げる考えはないのかとの問いがあり,理事者から,受診者数の減少についてはがん検査による有効性に疑問があるとの報道から市民に不安を与えた結果と考えているが,現在はその不安も解消され,受診者数も増加傾向にある。なお,今後は費用負担の問題もあるが,高度な検査ができる施設を利用した個別検診についても検討していきたい。また骨密度測定については市の単独事業として実施してきたが,今後は老人保健法の中に組み込まれることから,枠の拡大についても取り組んでいきたいとの答弁がありました。

 第8款 土木費中,住宅建設費に関して委員から,市営住宅への入居倍率が2倍を超える現状から見て,市営住宅が足りないことは明らかであり,特に東部地区に不足していると考えるが,地域バランスも含めた今後の住宅施策の取り組みについて問いがあり,理事者から,住宅施策については低迷する経済状況のもと,民間賃貸業者の現状を踏まえた住宅の供給策と中心市街地の活性化に伴う定住化等が大きな問題となっていることから,住宅の需要と供給のバランス並びに人口流出防止を考慮しながら,平成8年度に策定した「福井市住宅マスタープラン」の見直しを検討していきたいとの答弁がありました。

 次に第10款 教育費に関して委員から,最近通学区域の垣根を越えた通学が選択できる方向に進んでいるが,本市においては通学区域の問題で悩んでいる保護者が多くいるようである。そういう問題等を検討するためにも通学区域審議会が設置されているはずだが,最近の状況を見ると開催されていないように思うが,どうかとの問いがあり,理事者から,通学区域審議会は平成9年度末に通学区域の弾力化について開催,また今年度末には中学校の移転に伴う通学区域の審議のため開催する予定である。地域の選択については一部の手直しというわけにはいかないので,審議会に諮り,市全体で考えていくとの答弁がありました。

 また委員から,最近他の県に比べて福井県から各分野で活躍する人材が出ていないような気がする。人材育成には家庭,地域,社会環境等いろいろな要因があると思うが,小・中学校において形成された基礎はその後に大きな影響を与えると思われるので,すぐれたところを伸ばすような教育施策に力を入れてほしいとの要望がありました。

 次に第12款 公債費について委員から,10年度は財政健全化元年であるのに,市債の残高がふえているのはなぜかという問いがあり,理事者から,確かに10年度の市債の発行額が償還額を上回っており,数字上は市債の残高がふえているが,大型減税に伴う減税補てん債や減収補てん債のように地方交付税で措置される起債であり,それを除くと財政健全化計画の限度内である。11年度以降においても起債は健全化計画の枠内に抑えていく考えに変わりはないとの答弁がありました。

 次に一般会計歳入では,固定資産税に関して委員から,課税財産を的確に把握し,適正な課税標準額を算出するという観点から,課税対象物件の調査はどのような方法をとっているのかとの問いがあり,理事者から,これまでも公平適正な課税を念頭に鋭意賦課調査を行っているが,平成8年度から航空写真を取り入れ,土地の地目変更や家屋の新増改築,滅失などに見落としのないよう綿密な調査を行っている。この航空写真による作業も平成11年度中に福井市全域を網羅して完了するため,これをもとにさらに適正な課税に努めていきたいとの答弁がありました。

 また都市計画税に関して委員から,滞納者がかなり増加しているが,納税者の心理的背景には下水道整備などの各種公共事業の進捗状況が密接に関連している可能性も考えられるため,地区ごとの滞納者数の把握など,あらゆる角度から調査検討をし,滞納の原因を追求すべきではないかとの意見がありました。

 さらに委員から,市税全般に言えることだが,長引く景気の低迷による企業倒産やリストラなどが原因で滞納者が増加しているように思えるが,平成10年度から実施している幹部職員による電話催告など,あらゆる方法で今後も安定した税収確保のため,全力を尽くしてほしいとの要望がありました。

 次に不動産売払収入に関して委員から,市有地売払収入で5筆,約6億円が計上されているが,まだほかにその目的を終えたものや,遊休地があると思う。売却等を含めて今後の方針について問いがあり,理事者から,市有財産のうち普通財産については公共用地の代替えとすべきもの,貸し付けをすべきもの,処分すべきものの3種に分類する作業を行い,処分すべき物件については速やかに売却手続を進めていく。また行政財産についても,目的を終えているものについては普通財産に所管がえをしながら,適切な措置を講じていきたいとの答弁がありました。

 次に特別会計について申し上げます。

 まず交通災害共済特別会計に関して委員から,この制度の加入率は年々減少傾向にあり,市としても加入促進にいろいろな手だてを講じていると思うが,民間企業にも同様な保険が各種整備されていることから,この制度そのものの存続を検討すべきではないかとの意見がありました。またこれに関連して委員から,共済制度の中身のみならず,共済の実績や見舞金の支出状況等のパンフレットを作成し各家庭に配布するなど,PRや加入促進に努めてほしいとの要望がありました。

 次に競輪特別会計に関して委員から,全国的な傾向として車券の売上高は減少傾向にあり,本市においても車番制の導入,インターネットでの情報提供,ふるさとダービーの誘致等,売り上げ増に向けて積極的に努力をされているとは思うが,売り上げの伸びない原因として基本的には場所の問題もあると思うので,競輪場の移転等も視野に入れながら検討すべきとの意見がありました。

 また特別会計全般に関して委員から,基本的に特別会計は独立採算が原則である。会計によってはどうしても繰入金を必要とする性格のものもあるが,企業的な性格の会計については行政努力により逆に一般会計に繰り入れられるような財政運営に心がけてほしいとの要望がありました。

 以上が当委員会の審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 次に議会運営委員長 29番 田辺義輝君。

 (29番 田辺義輝君 登壇)



◆29番(田辺義輝君) 去る7日の本会議において,議会運営委員会に付託されました請願2件及び継続審査となっておりました請願1件を審査するため,20日委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告いたします。

 継続審査の請願第4号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書について及び新規の請願第5号 大型油回収船を建造し日本海側への配備を求める意見書について,請願第6号 国民本位の公共事業の拡大・推進と執行体制の拡充を求める意見書については,いずれも趣旨妥当と認め,採択と決定し,議会運営委員会委員により市会案として提出いたしますので,御協力をお願いいたします。

 以上が当委員会での審査の結果でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(皆川修一君) 以上をもちまして各常任委員会,決算特別委員会及び議会運営委員会の審査報告は全部終了いたしました。

 ただいまの各委員長報告に対し一括質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

 ここでお諮りします。

 第80号議案,第26号報告及び請願第4号ないし請願第6号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。

 それでは採決いたします。

 第80号議案に対する委員会の決定は可決であり,第26号報告に対する委員会の決定は承認であります。

 また請願第4号ないし請願第6号に対する委員会の決定は採択であります。

 お諮りいたします。

 以上の各案件は,委員会の決定どおり可決,承認及び採択とすることに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,委員会の決定どおり決しました。

 それでは第63号議案ないし第79号議案について討論の通告がありましたので,許可いたします。

 25番 西村公子君。

 (25番 西村公子君 登壇)



◆25番(西村公子君) 私は日本共産党議員団を代表して,ただいま討論の対象となっております第63号議案 平成11年度福井市一般会計補正予算外14の各会計補正予算,第78号議案 平成10年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について,第79号議案 福井市職員の給与に関する条例等の一部改正について,各委員長報告どおり決することに反対の立場から一括して討論を行います。

 まず第63号議案 平成11年度福井市一般会計補正予算外14の各会計補正予算と第79号議案 福井市職員の給与に関する条例等の一部改正についてですが,全体で差し引き18億6,500万円余りの補正をするということです。この中には私たちがかねてから要望しておりましたバリアフリーの歩道整備に3,000万円や心身障害児の児童クラブ育成事業に260万円,校庭整備事業に2,500万円など,一部については賛成できるものも含まれておりますが,全体としては納得できない大きな問題があります。

 その第1は,全体の補正予算の組み方であります。今,深刻な不況の中でリストラや倒産による失業者の増大,自殺者も相次ぐなど,市民生活は所得減と将来への不安でいっぱいです。このようなときこそ,市民生活を直接支援し,市民の購買力を高める減税や雇用拡大にすそ野の広い福祉施策こそ求められているというのに,酒井市長が打ち出したのはこれまでと相変わらず公共事業に偏ったものです。市民福祉の向上としての補正予算は,全体のわずか6分の1にも満たない3億9,000万円で,しかもその大半は利用者の増加による委託料や補助金の追加というもので,これでは市民の切実な願いにこたえたものとは到底言えません。

 第2には,職員給与を6億5,800万円削減するという点です。昨年は定期昇給の延伸による削減が行われ,2年連続合わせた削減額は何と9億7,000万円にもなります。市長など特別職の給与と違って,一般職員の昇給凍結は退職するまで影響が続いていきます。今回の給与改定は0.23%で過去最低,そして期末手当は0.3カ月減で平均すると12万2,000円の削減になるわけです。大幅な給与引き下げになっております。財政再建と称して多額の借金を抱えた責任も反省もなく,このような大幅な給与削減を一般職員に押しつけることは到底許せません。

 次に第78号議案 平成10年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について述べます。

 第1に10年度は財政健全化計画をスタートさせましたが,債務負担行為を含めると2,000億円を超えるという多額な借金についての厳しい原因究明も反省もなく,結局は大型公共事業,開発はほとんど抜本的な見直しは行わないばかりか,逆に土木債の大幅増加で5億8,000万円市債をふやし,一般会計の市債総額は684億8,000万円となっています。その一方,市民生活に直結した暮らし,福祉,教育などの予算を削減し,一般職員の定期昇給凍結で給与を削減してきました。大型事業の実態を見ますと,駅周辺整備事業では総事業費が416億円で,市の負担は186億円という巨額を投じる計画ですが,現在行っている建物移転についても住民274戸から154戸と,120戸も減少し,しかも企業や商店などの参入希望もないという状況です。地元の方々だけではなく,市民から不安の声が出されていますが,ますます見通しが立たなくなっているのが実態です。

 また総合運動公園も見直しを行ったといっても267億円の計画であり,この計画自体が必要とは思えないと市民の批判が出されております。それよりも現在市内各地にあるスポーツ施設は地域に根差しているからこそ利用も多く,市民からの改修の要望も強くなってきております。さらに市場周辺の区画整理事業などは,郊外の開発によって大型店舗がさらにふえ,結局市街地の活性化どころか,衰退を招く結果につながっているのが現状です。私が委員会審議の中で,大型店の規制をすることや,中小企業や商店街の活性化のために中小企業振興条例の制定を提案しました。また企業立地促進条例を中小企業向けに抜本的に見直しを要求しましたけれども,全く検討する考えもないという極めて冷たい態度でございました。結局街づくりという観点が欠落しているとしか考えられません。

 いずれにしても,こういった大型事業や開発を抜本的に見直すことなしに,財政再建はあり得ないわけですが,税金のむだ遣いや浪費も大きな財政負担になっております。土地開発公社の10年度末の借入金負債総額は153億円で,10年度の利子の支払いだけで4億6,300万円にもなっており,償還額を合わせると大変な負担になっております。鷹巣リゾート開発,大和紡跡地,済生会病院跡地など,十分な見通しもないままに公共用地を取得してきた市長の責任は重大です。

 また足羽川ダム計画は住民の合意もない,利水,治水,どちらを見ても過大な計画であり,市民の納得を得られない事業に毎年1億6,000万円もの出捐を行っていることは認められません。

 さらには県営事業負担金の軽減,廃止を行うことや,議会の海外視察や期成同盟会の陳情経費などは市民の批判が強まるばかりであり,中止するべきです。

 第2に,大型事業やむだ遣いが改善されないその一方で,市民生活はどうなっているでしょうか。消費税増税や医療費の負担増などから不況が一層深刻になり,企業の倒産,リストラなどで将来への不安がさらに強まっています。このようなときに減税や公共料金の値下げ,あるいは暮らしや福祉,教育など,公共事業に比べて経済の波及効果が高い事業を積極的に行うことが求められていますが,市は逆にあらゆる分野で必要な予算を削減しております。例えば,高齢者の敬老祝い金や乳酸菌飲料配布などはほぼ半減,保育所費も決して十分な予算とは言えない状況で,公立,私立とも運営費や補助金が減らされています。幼稚園や小・中学校の補修費や改修費,教育振興費なども軒並み削られております。さらには公民館運営費や各種社会教育施設の予算,あるいは自治会の防犯灯設置補助も改修に対する補助を打ち切ったために半分以下になっております。こういった一方的なやり方が行政改革だとか,財政再建だといって市民の意見も聞かず,どんどん進めているのは全く許せません。

 また国民健康保険事業では,長引く不況の影響で加入世帯が4.2%増加していますが,9年度の均等割と平等割の大幅な引き上げや10年度の課税限度額の引き上げで滞納者が増加し,収納率は91%に落ち込んでいます。負担能力を超えた高い保険税を課し,払えない滞納者に対して正規の保険証を出さないというやり方は到底認められるものではありません。国の補助をもとに戻すことや県の補助を要求することも必要ですが,現在福井市にある11億3,000万円の基金を使えば,保険税の値下げは可能です。審議の過程で国保税について,国の指導による見直し,すなわち引き上げの問題が言われておりましたが,来年からは介護保険が始まり,一層の困難が予想され,市民が安心して医療や介護が受けられるよう市としての軽減策こそ求められていることを強調しておきたいと思います。

 述べてまいりましたように,大型公共事業の計画実施がいかに財政負担を重くするか,そのことを押し通せば市民生活に必要な予算が削減され,市民サービスの低下を招くというだけではなくて,民間委託の拡大などによって福祉制度などが根本から破壊されることにつながっていきます。そのあらわれが公立保育園の民間移譲や統廃合計画,そして学校給食の民間委託の拡大などであります。このような市民や職員を犠牲にする行財政改革や財政健全化計画を撤回し,これまで指摘した大型事業の抜本的見直しやむだを省く行財政運営に転換し,市民の暮らし,福祉,教育など市民要求にこたえるよう強く求め,各会計決算の認定に反対する私の討論を終わります。



○議長(皆川修一君) 以上で討論を終結いたします。

 それでは採決いたします。

 第63号議案ないし第79号議案は,原案のとおり可決認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (賛成者起立)

 起立多数であります。よって,そのように決定いたしました。

──────────────────────



○議長(皆川修一君) 次に日程3ないし日程5を,会議規則第35条の規定により一括議題といたします。

 事務局に朗読させます。

 (事務局朗読)

日程3 市会案第12号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書について

日程4 市会案第13号 大型油回収船を日本海側に配備することを求める意見書について

日程5 市会案第14号 国民本位の公共事業の拡大・推進と執行体制の拡充を求める意見書について



○議長(皆川修一君) ここでお諮りします。

 提出者の説明は,会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 それでは事務局に案文を朗読させます。

 (事務局朗読)

  じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書

 ここ数年来,トンネル建設工事の粉じんによるじん肺の労災認定者が増加し,その療養者数は相当数におよび,現在,トンネルじん肺り患者約1,000人が企業,業界,政府に対し救済とじん肺根絶を求めている。

 トンネル工事によるじん肺被害は,人為的なことから発生した職業病であり,法に基づく対策の不徹底により増大していることからも,早急にその対策が求められている。

 よって,政府におかれては,トンネル工事に対する適切な指導と補償と予防に関する法整備を行ない,じん肺り患者の早期救済とじん肺根絶の対策を講ずるよう強く要望する。

 以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 平成11年12月22日

                 福井市議会

  大型油回収船を日本海側に配備することを求める意見書

 1997年1月に発生したロシアタンカー「ナホトカ号」の油流出事故は,日本海側の1府8県に甚大な被害をもたらした。

 ひとたび大きな油流出事故が起これば,海洋汚染による地球環境への影響はもとより,漁業をはじめとする地域産業に深刻な打撃を与える。

 また,日本海で事故が起きれば潮流や北西風浪により多量の油が沿岸に漂着することは,「ナホトカ号」事故が実証しており,特に日本海を往来する外国タンカーの老朽化による危険性や地震災害時の油流出が大いに危惧される。

 日本は世界有数の石油消費国であり,そのほぼ全量を船舶輸送に依存しているが,外洋での油回収作業が可能な大型油回収船は,名古屋を基地港とする一隻だけであり,日本周辺海域全体を網羅した油防除体制はいまだ不十分である。

 よって,政府におかれては,大型油回収船を建造し,日本海側に配備することを強く要望する。

 以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 平成11年12月22日

                 福井市議会

  国民本位の公共事業の拡大・推進と執行体制の拡充を求める意見書

 我が国の国民生活や経済の基盤である道路・河川等の社会資本整備は,いまだ欧米諸国の水準には達せず,国土の整備,保全を推進する上でも,公共事業の果たす役割は大きいものと考える。

 中央省庁の統廃合に併せて進められている行政の減量化,効率化や民営化を追及するあまり,公共事業の本来の目的を失うことのないように,政府におかれては,次の事項を実現するよう強く要望する。

          記

1.国民への行政サービスの向上を重視し,サービス低下を招くような定員の一律削減は行わず,行政ニーズ,地域の実態に応じた適正な定員を配すること。

2.省庁の統廃合に伴う政,省令の策定にあたっては,国民本位の公共事業,直轄事業推進に相応しい体制を確保し,直轄区間の見直しにあたっては地域の実態や意見を尊重し,反映すること。

3.公共事業の公正,効率的な執行や良質な社会資本整備のために,画一的な事務所,出張所の統廃合を行なわず,それに見合った機構整備,拡充と必要な職員を配置すること。

4.土木研究所,建築研究所の独立行政法人化は,公共事業が持つ公共性,安全性,経済性を阻害する恐れがあるので,独立行政法人個別法の制定は慎重に行うこと。

5.地方財源の悪化を予測させる補助金の廃止,削減は行わないとともに地方自治の拡大のために税額配分の見直しを行うこと。

 以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 平成11年12月22日

                 福井市議会



○議長(皆川修一君) お諮りします。

 ただいま議題となっております市会案第12号ないし市会案第14号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 それでは採決いたします。

 市会案第12号ないし市会案第14号は,原案のとおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 ただいま可決されました市会案第12号ないし市会案第14号の字句の整備並びに取り扱いについては,議長に御一任願います。

 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。

 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可いたします。

 (市長 酒井哲夫君 登壇)



◎市長(酒井哲夫君) 一言お礼の言葉を申し上げます。

 今回の12月定例市議会におきましては,議員各位の御協力をいただきまして御提案申し上げました補正予算並びに平成10年度福井市各会計決算の認定を初めとする重要案件を慎重に御審議をいただき,御承認を賜りましたことに対しまして,心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 今議会での代表質問並びに各委員会を通じましてお寄せいただきました御意見,御要望等につきましては,十分に尊重し,最善を尽くす所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。

 また御承認をいただきました12月補正予算の各事業を的確に推進することにより,実効性のある本市経済の活性化に寄与するとともに,より一層の市民生活の安全確保と福祉の充実を図る所存でございます。

 ところで,私は本年を21世紀へのステップの年と位置づけ,25万市民の幸せと郷土の繁栄を願い,優しさと活力のある「生活・交流都市福井」の創造に向けて,山積する重要な課題に鋭意取り組んでまいったところでございます。

 まず日本経済がようやく回復の兆しを見せているとはいえ,依然厳しい環境にある中,事務事業評価システムの導入を初めとする種々の方策をもって本市の健全な財政構造の確立に努めたところでございます。

 そして県都の顔づくりとも言うべき中心市街地の活性化につきましては,基本計画を策定し,TMO・まちづくり会社設立への準備を進めたほか,福井駅周辺整備事業の促進など,本格的なスタートをすることができました。特に環境元年として環境基本条例の制定やISO14001の認証取得など,地球に優しい福井を目指し,新たな第一歩を踏み出した年でもありました。とりわけ本年は市制110周年を迎え,記念事業として市民の皆様の独創性豊かな企画と大きな熱意のもと,「うらがまちづくり市民の祭典」を開催いたしました。祭典は,市内43地区の総力が結集した感動と興奮に包まれたものになったことは,いまだ記憶に新しいところでございます。

 また福井の子供たちがみずから考え,自分たちの言葉であらわした「福井市こども憲章」が新たに制定される運びとなりましたが,21世紀を担う健全でたくましい青少年の育成に大いに活用されるものと期待を寄せているところでございます。

 このほか,地域に根差した各種産業の振興を図るべく21世紀地域産業創造事業を開始したことを初め,来年度からの介護保険制度の導入への準備や愛宕坂茶道美術館の開館,そして長年懸案となっておりました新葬斎場「聖苑」のオープンなど,数々の事業を推進し,新しい時代に向け着実なステップを刻むことができたものと確信しているところでございます。これもひとえに議員各位を初め市民の皆様のお一人お一人の特段の御理解と御協力のたまものと心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 さて,本年もいよいよ残す日はあと幾ばくかとなりましたが,年が明けますと西暦2000年という新たな幕あけを迎えます。私は西暦2000年の節目の年を21世紀へ羽ばたく年ととらえ,福井市が未来に向けて大きく飛躍する絶好の機会としたいと切に願っているところでございます。市民の皆様の夢や希望をしっかりと受けとめながら,第五次福井市総合計画の策定に着手し,21世紀の創造性豊かで魅力あふれる街づくりの基本方向を定めるとともに,「やさしさと活力のまち・フェニックス福井」の実現に向け,全力を傾注する所存でございます。どうか議員各位を初め市民の皆様におかれましては,より一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 これからは寒さも一段と厳しくなってまいります。議員各位におかれましては何かと御多忙の日々をお過ごしになられることと存じますが,この上とも御自愛賜りまして,市勢発展に御尽力いただきますようお願い申し上げますとともに,新年を御家族おそろいで,そして御健勝でお迎えいただきますよう心から御祈念を申し上げまして,お礼の言葉といたします。

 どうもありがとうございました。



○議長(皆川修一君) これをもちまして平成11年12月福井市議会定例会を閉会いたします。

             午後2時37分 閉会







 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。





福井市議会議長                     平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日











△〔参照〕





             各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書





           総    務    委    員    会


番 号件            名審査結果
第63号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 入

  歳 出

   第1款 議会費

   第2款 総務費中

    第1項 総務管理費

    第2項 徴税費

    第4項 選挙費

    第5項 統計調査費

    第6項 監査委員費

   第9款 消防費

 第2条原案可決
第79号議案福井市職員の給与に関する条例等の一部改正について原案可決
第80号議案福井市納税奨励条例及び福井市市税賦課徴収条例の一部改正について原案可決
第26号報告専決処分の承認を求めることについて
(平成11年度福井市一般会計補正予算)承  認






           建    設    委    員    会


番 号件            名審査結果
第63号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第8款 土木費中

    第1項 土木管理費

    第2項 道路橋りょう費

    第3項 河川水路費

    第4項 都市計画費

    第7項 住宅費

   第11款 災害復旧費中

    第2項 土木施設災害復旧費原案可決
第70号議案平成11年度福井市宅地造成特別会計補正予算原案可決
第74号議案平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算原案可決
第75号議案平成11年度福井市下水道事業会計補正予算原案可決






            教  育  民  生  委  員  会


番 号件            名審査結果
第63号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第2款 総務費中

    第3項 戸籍住民基本台帳費

   第3款 民生費

   第4款 衛生費

   第8款 土木費中

    第5項 総合交通費

   第10款 教育費原案可決
第64号議案平成11年度福井市国民健康保険特別会計補正予算原案可決
第65号議案平成11年度福井市老人保健特別会計補正予算原案可決
第67号議案平成11年度福井市交通災害共済特別会計補正予算原案可決






            経  済  企  業  委  員  会


番 号件            名審査結果
第63号議案平成11年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第5款 労働費

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費

   第11款 災害復旧費中

    第1項 農林水産施設災害復旧費原案可決
第66号議案平成11年度福井市農業共済特別会計補正予算原案可決
第68号議案平成11年度福井市競輪特別会計補正予算原案可決
第69号議案平成11年度福井市簡易水道特別会計補正予算原案可決
第71号議案平成11年度福井市国民宿舎特別会計補正予算原案可決
第72号議案平成11年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算原案可決
第73号議案平成11年度福井市農業集落排水特別会計補正予算原案可決
第76号議案平成11年度福井市ガス事業会計補正予算原案可決
第77号議案平成11年度福井市水道事業会計補正予算原案可決






            決  算  特  別  委  員  会


番 号件            名審査結果
第78号議案平成10年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について原案認定






            議  会  運  営  委  員  会


番 号件            名審査結果
請願第4号じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書について採  択
請願第5号大型油回収船を建造し日本海側への配備を求める意見書について採  択
請願第6号国民本位の公共事業の拡大・推進と執行体制の拡充を求める意見書について採  択