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福井県 福井市

平成20年12月定例会 12月24日−05号




平成20年12月定例会 − 12月24日−05号







平成20年12月定例会



               福井市議会会議録 第5号



           平成20年12月24日(水曜日)午後1時32分開議



〇議事日程

 日程1 会議録署名議員の指名

 日程2 第80号議案ないし第90号議案,第92号議案,第41号報告,請願第7号

 日程3 市会案第17号 道路整備に必要な財源の確保に関する意見書について

 日程4 市会案第18号 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見書について

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〇出席議員(35名)

 1番 下畑 健二君   2番 峯田 信一君

 3番 奥島 光晴君   4番 島川由美子君

 5番 堀江 廣海君   6番 鈴木 正樹君

 7番 田村 勝則君   8番 今村 辰和君

 9番 塩谷 雄一君   10番 青木 幹雄君

 11番 谷出 共栄君   12番 西本 恵一君

 13番 浜田  篤君   14番 堀川 秀樹君

 15番 野嶋 祐記君   16番 後藤 勇一君

 17番 高田 訓子君   18番 巳寅 令子君

 19番 石丸 浜夫君   20番 稲木 義幸君

 21番 川井 憲二君   22番 見谷喜代三君

 23番 皆川 信正君   24番 石川 道広君

 25番 松山 俊弘君   26番 宮崎 弥麿君

 27番 山口 清盛君   28番 吉田 琴一君

 29番 谷口 健次君   30番 栗田 政次君

 31番 加藤 貞信君   32番 近藤 高昭君

 33番 西村 公子君   34番 中谷 輝雄君

 35番 田辺 義輝君

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〇欠席議員(0名)

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〇説明のため出席した者

 市長         東 村 新 一 君

 副市長        吹 矢 清 和 君

 企業管理者      村 尾 敬 治 君

 教育長        渡 辺 本 爾 君

 特命幹兼都市戦略部長 佐 藤 哲 也 君

 総務部長       八 木 政 啓 君

 財政部長       南 部 和 幸 君

 市民生活部長     吉 村   薫 君

 福祉保健部長     熊 野 輝 範 君

 商工労働部長     藤 岡 眞 一 君

 農林水産部長     多 田 和 正 君

 建設部長       松 田 寛 行 君

 下水道部長      坂 本 文 明 君

 工事・会計管理部長  江 上 修 一 君

 消防局長       細 川 恭 洋 君

 企業局長       小 林 利 夫 君

 教育部長       岩 堀 好 男 君

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〇事務局出席職員

 議会事務局長     宮 木 正 俊

 議会事務局次長    谷 口 正 雄

 議事調査課長     山 先 勝 男

 議事調査課主任    吉 村 瞬 潤

 議事調査課主事    木 本 貴 博

 議事調査課主事    松 本 康 佑

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○議長(宮崎弥麿君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。

 よって,これより会議を開きます。

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○議長(宮崎弥麿君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,4番 島川由美子君,5番 堀江廣海君の御両名を指名します。

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○議長(宮崎弥麿君) 次に,日程2 第80号議案ないし第90号議案,第92号議案,第41号報告,請願第7号,以上14件を一括議題とします。

 以上の各案件につきましては,去る12月2日及び8日の本会議において,各常任委員会及び予算特別委員会に付託され,予算議案については,予算特別委員会から各常任委員会へ調査依頼されました。

 また,請願第7号については,議会運営委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査終了の順序に従い,結果の報告を求めます。

〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕

 総務委員長 10番 青木幹雄君。

 (10番 青木幹雄君 登壇)



◆10番(青木幹雄君) 去る12月2日の本会議におきまして総務委員会に付託されました案件を審査し,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を調査するため,11日に委員会を開催いたしました。その結果について御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案1件であり,審査の結果,原案どおり可決いたしました。

 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,原案は適当であると報告することに決しました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 第81号議案 福井市市税賦課徴収条例の一部改正についてに関して委員から,今回の改正は福井県や他の市町と同じ内容かとの問いがあり,理事者から,福井県では既に9月定例会で県税条例の改正をしており,福井市としては住民税が県民税と市民税を同時に徴収していることから,今回の改正案は福井県の条例に合わせた内容となっている。

 なお,県内各市町においても,福井県の条例内容や福井市の動向を注視しており,最終的には福井市と同様の取り扱いがされるのではないかと推測されるとの答弁がありました。

 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第80号議案 平成20年度福井市一般会計補正予算,市債について委員から,福井鉄道福武線再建支援事業の財源として市債の追加が計上されているが,この再建支援事業の事業費について,今後の執行予定はどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,維持修繕費については維持補修の実績を確認する必要があり,また,鉄道用地の取得に関しても所有権移転のめどをつける必要があるため,いずれも年度末に執行の見込みであるとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要であります。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。

 なお,去る11月5日から7日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,市税滞納対策及び滞納債権対策室での取り組みについて神奈川県川崎市を,問い合わせ対応のためのコールセンターについて静岡県富士市を,総合窓口サービスについて静岡県浜松市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えまして報告を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,建設委員長 22番 見谷喜代三君。

 (22番 見谷喜代三君 登壇)



◆22番(見谷喜代三君) 去る12月2日の本会議において建設委員会に付託されました案件を審査し,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を調査するため,11日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案3件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。

 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,原案は適当であると報告することに決しました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第80号議案 平成20年度福井市一般会計補正予算,土木費中,橋梁耐震化促進事業について委員から,福井市には耐震に問題がある橋梁はどれくらいあるのかとの問いがあり,理事者から,現在橋梁長寿命化修繕計画を策定しており,その中で今年度までに490橋の点検を行った。そのうち老朽化により耐震に問題があるものが30橋ほど確認されており,来年度以降,延長15メートル以上の重要な橋梁から年次計画を立て,順次詳細点検を進めていくとの答弁がありました。

 次に,同じく土木費中,福井鉄道福武線再建支援事業について委員から,今回の補正予算は福井鉄道福武線の路面軌道部分を除く鉄道部分に係るものだが,軌道部分の用地や整備はどうなるのかとの問いがあり,理事者から,軌道部分については地域公共交通総合連携計画の対象にならないことから,鉄道部分と切り離した形で道路事業等で有効な国庫補助事業を選びながら県と市において進めていきたい。また,軌道用地については,現在も県道用地を軌道が占用している形態のため,用地取得の必要はないとの答弁がありました。

 また委員から,鉄道用地については無償貸与するとのことだが,将来,福井鉄道株式会社の経営が黒字に転じた場合は,逆に地代を求めることも考えられるのかとの問いがあり,理事者から,鉄道用地の無償貸与は地域公共交通総合連携計画に基づく鉄道事業再構築事業を実施するための条件であることから,地代を求めることはできない。仮に経営が黒字に転じた場合は,補助部分について再検討するとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査過程の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。

 なお,去る10月22日から24日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,益田川ダムについて島根県益田市を,下水道処理施設における消化ガスの利用及び汚泥の活用について福岡県北九州市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて報告を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,経済企業委員長 11番 谷出共栄君。

 (11番 谷出共栄君 登壇)



◆11番(谷出共栄君) 去る12月2日の本会議において経済企業委員会に付託されました案件を審査するため,12日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案4件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 第83号議案 福井市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について委員から,経済情勢が厳しい中,毎月に分けて料金を払いたい方もいると思うが,今までどういう話し合いが行われてきたのかとの問いがあり,理事者から,旧越廼村でも協議してきたが,福井市と旧越廼村との集金方法が異なっており旧越廼村は毎月集めていた,合併後は福井市のシステムに統一することになったとの答弁がありました。

 これに対して委員から,以前の集金方法がよいという意見が出てきた場合に臨機応変に対応してほしいとの要望がありました。

 第84号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について委員より,卸売委託手数料の率の設定により,卸売業者の経営が悪化した場合に福井市が是正できる仕組みを設けるとあるが,どのようなものを考えているのかとの問いがあり,理事者から,状況によってぐあいの悪い部分があれば福井市から改善するよう促していく。常に卸売業者の経営状況に気を配りながら市場の運営に当たりたいとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。

 なお,11月5日から11月7日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,農家民宿と市民農園による地域活性化の推進及び木質バイオマス,菜の花バイオマスまちづくりプロジェクト及び環境創造型農業について兵庫県豊岡市を,丹波のブランド化による観光地づくり及び兵庫・丹波篠山デカンショ特産市の開催について兵庫県篠山市を,姫路城を中心とした景観整備と都市型観光地づくり及び活力ある町なか商店街づくり促進事業及び中心市街地商店街空き店舗対策事業について兵庫県姫路市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添え,報告を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,教育民生委員長 15番 野嶋祐記君。

 (15番 野嶋祐記君 登壇)



◆15番(野嶋祐記君) 去る12月2日及び8日の本会議において教育民生委員会に付託されました案件を審査し,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を調査するため,12日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案3件,報告1件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決し,報告は報告どおり承認することに決しました。

 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,原案は適当であると報告することに決しました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず,第41号報告 専決処分の承認を求めることについて(福井市南部保育園における負傷事故に係る和解及び損害賠償額の決定について)に関して委員から,今回の事故を受けて,子供の面倒や指導をする職員に対し,注意義務について改めて喚起を行わなければならない。また,職員が注意義務を怠ったことによって発生した事故については,原因の究明,責任の所在についても明らかにするよう努めてほしいとの要望がありました。

 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第80号議案 平成20年度福井市一般会計補正予算,土木費中,通学路照明灯緊急設置事業について委員から,通学路の照明灯設置はどのように進めているのかとの問いがあり,理事者から,市内の全中学校に対し,通学路照明灯の設置希望調査を実施したところ,23校中16校から合計57カ所の設置希望があった。設置に当たっては,設置基準に基づき,緊急性・必要性の高い箇所から順次進めていくとの答弁がありました。

 また,民生費中,生活保護扶助費について委員から,経済情勢の悪化等に伴い,生活保護世帯数が増加する中,本市の生活保護の申請状況はどのようになっているのかとの問いがあり,理事者から,今年度については11月末現在で140件の申請中,130件について支給を開始している。なお,残りの10件については,申請されたが審査の段階で所得が国の基準を上回るなどの理由により該当しないと判断したとの答弁がありました。

 さらに委員から,生活保護者に対し,生活,家庭状況等の実態を把握するための調査は実施しているのかとの問いがあり,理事者から,生活保護者は生活状況により3段階に分けており,自立の間近な方に対しては1カ月に1回,自立まで時間がかかる方に対しては3カ月に1回,長期間入院している方に対して半年に1回の訪問調査を実施し,実態把握に努めている。なお,実態把握のほかにも,ハローワークへの同行を初め,就労についての相談指導など,生活保護者の自立に向けた支援も積極的に行っているとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。

 なお,去る10月22日から24日にかけて今後の委員会運営の参考に資するため,掛川市の幼保再編計画について及び掛川市立乳幼児センター・すこやかについて静岡県掛川市を,中遠クリーンセンターについて静岡県袋井町を,こども未来館ここにこについて愛知県豊橋市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添え,報告を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,予算特別委員長 24番 石川道広君。

 (24番 石川道広君 登壇)



◆24番(石川道広君) 去る12月2日の本会議におきまして予算特別委員会に付託されました第80号議案 平成20年度福井市一般会計補正予算及び市政上の重要案件を審査及び調査するため,16日及び17日の2日間,委員会を開催いたしましたので,その審査及び調査の結果を御報告申し上げます。

 付託されました第80号議案は,議長を通じ,それぞれの所管の各常任委員会に対し調査依頼をし,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行い,挙手採決の結果,委員全員の賛成により可決されました。また,市政上の重要案件についても,活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続調査と決定いたしました。

 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず,福井駅西口中央地区市街地再開発事業について委員から,再開発ビルへのホテル誘致の断念により福井市民福祉会館を移転するとのことだが,これまでから大きく方向転換し,市有施設を設置する理由は何かとの問いがあり,理事者から,再開発事業は西口駅前広場整備とも関連することから,事業を推進することが最優先であること,事業資金となる保留床の売却のめどが立つ事業計画が必要であるため,施設規模を大幅に縮小することは保留床の単価を引き上げることになり,事業の採算性からも難しいことなどから,市が新たに床を購入したいとの答弁がありました。

 また,委員から,設置する市有施設として福井市民福祉会館を提案した理由は何かとの問いがあり,理事者から,市有施設の設置に当たり,新たな施設を導入することは新たな維持管理費が生じるため,この財政難の折,慎重にならざるを得ない。そのため,既存の施設の中から検討し,耐震等の問題等がある福井市民福祉会館の移転を提案したとの答弁がありました。

 さらに委員から,既存の施設として庁舎の一部移転や,同じく耐震に問題がある福井市文化会館の移転について検討してはどうかとの問いがあり,理事者から,庁舎については災害時を考慮すると分散化は好ましくない。また,福井市文化会館のような大きな空間を持つホールの導入は,再開発ビルの上層部にマンションが配置されることから,それらの柱を避けるなどの制限から困難であるとの答弁がありました。

 さらに委員から,福井市民福祉会館を設置することで事業のコンセプトでもあるにぎわいは創出されるのかとの問いがあり,理事者から,少子・高齢化に伴い,今後のにぎわいの創出の中心は高齢者や団塊の世代の方々が担っていくと考えており,これらの方々が町なかに出てくる機会を設けることは非常に重要である。能楽堂についても,無形文化財を含めた文化・伝統芸能の拠点として,また,幅広い世代の利用も考慮することで県外客や市民も含め,福井の歴史,文化を知る機会にもなる。また,にぎわいは再開発ビルだけで創出するものではなく,AOSSA(アオッサ)や福井西武なども含め,中心市街地全体で創出するものと考えているとの答弁がありました。

 また委員から,今回の提案に伴う費用はどれくらいかとの問いがあり,理事者から,新たな床の取得に約15億円,現在の福井市民福祉会館の取り壊しに約3億円,取り壊し後の駐車場整備に約3,000万円の費用が必要になる。また,仮に現在の福井市民福祉会館に耐震補強工事を実施した場合,約9億円の費用が必要であるとの答弁がありました。

 また委員から,以前から計画に含まれている公共公益施設については,市の方針が決定した後に県に検討を要請するとのことだが,事業全体をとらえて議論していく必要があることから,県と市が同時並行で議論を進める必要があるとの意見がありました。

 また委員から,大幅な計画の変更であることから,市民の意見を聴取することも必要ではないかとの問いがあり,理事者から,まずは市民の代表である議会で議論していただき,方向性を定めたいとの答弁がありました。

 さらに委員から,今回の提案は余りにも唐突な感が否めない。時間を十分にとり,議論を深めていく必要があるとの強い意見がありました。

 次に,福井市都市計画マスタープランについて委員から,今後20年後まで及んでいく計画という視点からすると,策定に当たってはあらゆる世代の声を聞くべきであると考えているが,計画の中にこれから次代を担う世代の声をどのように集約していくのかとの問いがあり,理事者から,策定委員会の委員には,福井県こどもNPOセンターの代表者を選定しているほか,18歳以下の子供たちの声も聞くため,立地条件の異なる明道,社,美山の3中学校の中学生によるまちづくりワークショップを開催し,その結果を集約して策定委員会へ報告したとの答弁がありました。

 次に,災害時要援護者避難支援制度について委員から,災害時に自力で避難できない高齢者や障害者の手助けをするため,地域住民の登録等を行う個別支援計画の作成が進んでない要因はどこにあるのかとの問いがあり,理事者から,支援の担い手となる地域住民が申請書に援護者として個人名を書くことによって責任が重くのしかかるのではと不安を抱いている。今後は,個人名だけではなく,自治会の班や自主防災会などのグループ名で登録することができることも広く周知していきたいという答弁がありました。

 次に,地域コミュニティーについて委員から,先ごろ行われた自治会長へのアンケート調査には地域ごとの特徴という項目があったようだが,集計結果を踏まえ,今後どのような取り組みを行っていくのかとの問いがあり,理事者から,今回の調査では市内の中心部,郊外部,中山間地という3つの地域でそれぞれの課題や特徴が明らかになった。今後はアンケートでは把握できない実態を探るため,それぞれの地域でワークショップを開催し,地域連携や地域コミュニティーのあり方を模索していきたいとの答弁がありました。

 次に,中小企業に対する資金繰り支援について委員から,最近の景気の悪化に伴い,多くの中小企業は資金繰りに大変苦慮している。市発注の工事に関して前払い金や中間金の積極的な支払いに対してどのように考えているのか,また,除雪作業の委託金についても早期に支払うことができないのかとの問いがあり,理事者から,工事請負契約約款により,請負業者からの請求があれば契約金の前払い,あるいは部分払いができるようになっており,請求があればできるだけ速やかに支払いをしていく。また,除雪作業の委託料については,業者の負担軽減を図るため,来年度から機械管理費を契約後,速やかに支払えるよう見直しを行いたいとの答弁がありました。

 次に,福井四ケ浦線について委員から,白滝町と滝波ダムまでの区間が特に道幅が狭く,カーブが多いため危険であるが,改良の予定はあるのか。また,畠中町から国道305号までの区間については,冬期間はスリップなどにより排水路に転落する車が多いため,排水路にふたをするなどの防止策を講じる必要があるのではないかとの問いがあり,理事者から,福井四ケ浦線の管理者である県は,毎年優先順位を定め危険箇所から工事を行っているが,指摘のあった箇所については早期解決に向け県に働きかけていきたいとの答弁がありました。

 次に,地域包括支援センターについて委員から,地域包括支援センターの安定的な運営の確保が必要と考えるが,このたびの介護報酬の引き上げに合わせて地域包括支援センターの委託料も引き上げるのかとの問いがあり,理事者から,地域包括支援センターの委託料は,保健師,社会福祉士,主任介護支援専門員の3職種を専任で配置することを前提に,各センターが抱える地域の平均的な高齢者人口に高齢者世帯数を加味して決定しており,介護報酬のアップとは直接的に関係していないとの答弁がありました。

 次に,子育て支援の充実について委員から,本市で取り組んでいる子育て支援に関する事業において,現在どのような事業に重点的に取り組んでいるのか,また,今度の放課後児童クラブの設置及び充実についてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,平成16年3月に策定した福井市次世代育成支援対策推進行動計画のもと,社会全体での子育ての支援など,7つの基本柱に沿った164の事業に取り組んでいる。特に近年は,保育の充実のほかに妊婦健診の充実,各保育園での一時保育の実施,治療中の児童を指定病院で一時的に預かる乳幼児健康支援サービス事業などを実施している。また,放課後児童クラブについては,現在15の児童クラブを設置しており,放課後児童会と合わせると全地区43カ所で放課後児童健全育成事業を実施している。今後も入会を希望する小学校1,2年生の完全入会を目指し,積極的な取り組みを行っていきたいとの答弁がありました。

 次に,不法投棄について委員から,地域ボランティア活動として収集された不法投棄物に対しても処分費用を徴収するのかとの問いがあり,理事者から,ボランティアによる清掃活動の中で家電用品や粗大ごみ等を収集した場合は,清掃清美課に連絡をいただければ関係所管課と協議の上で所管課が回収する場合もある。また,収集資源センターへ直接搬入していただければ無料で引き取ることになるとの答弁がありました。

 さらに委員から,今後地上デジタル放送への移行に伴い,アナログテレビの不法投棄が予想されるが,その対応について検討しているのかとの問いがあり,今後ともアナログテレビの適正な処理について家電小売店と連携し,広報活動をより一層推進させることにより,不法投棄の未然防止に努めていきたいとの答弁がありました。

 次に,アダプト制度の導入について委員から,周知の方法,対象件数,委託先等はどう考えているのかとの問いがあり,理事者から,現在平成21年度実施に向けて他市の状況を調査し,活動内容,市民の役割などについて関係課と協議している。この制度の導入が決まり次第,市政広報,市のホームページ,報道機関を通じて情報発信する。また,初年度では約10の公園を対象としているが,委託先として市民団体や企業などの幅広い分担を考えており,活動に必要な物品としてごみ袋やほうきなどの消耗品の支給,掲示板の設置などの支援を行っていきたいとの答弁がありました。

 次に,学校版環境ISOの取り組みについて委員から,節電や節水により光熱水費を節減し,節減分の経費の半分を自治体に戻し,もう半分を学校に還元するフィフティー・フィフティーという制度が全国でも広がっているが,こういう制度の導入を検討してはどうかとの問いがあり,理事者から,説明した部分を子供たちに還元することは,教育的な見地からの見方も含め,この制度を導入している自治体への調査を行うなど,まずは制度の研究を行いたいとの答弁がありました。

 次に,教育問題について委員から,子供の理科離れが進んでいるが,技術の発展に係る基礎的な学力である理科に興味を持たせる取り組みをしているのか,また,今度世界に羽ばたく人材を輩出するために教育の現場としてどのような取り組みが大切だと考えているのかとの問いがあり,理事者から,本市の場合,小学校,中学校とも理科の好きな子供の割合が高くなっており,理科離れは見られない。これは,学校を挙げて理科教育に地道に取り組んできた結果だと考えているが,今後も体験学習などを通して理科について興味,関心を持って育つよう努めていきたい。

 また,子供が大きな夢を抱いて学校生活を送ることができるよう,学校は,地域,家庭,保護者と一体になってはぐくむ環境を整えていくことが重要だと考えているとの答弁がありました。

 次に,児童・生徒の体験学習について委員から,小・中学生の農林水産業の体験学習は,後継者育成に結びつくほか,徳育にもつながっていくと思うが,今まで行ってきた農林水産業の体験学習の成果及び今後の方針はどのように考えているかとの問いがあり,理事者から,米づくりを中心とした体験学習のほか,健康をはぐくむ総合食育推進事業の中で食に関する指導も行っている。今後も団体,関係機関と連携し,学校の中でできる限りの体験学習をやっていきたいとの答弁がありました。

 次に,農業の諸問題について委員から,JA福井市の喜ね舎など大規模直売所の現状はどうなっているのか,また,小規模直売所やインショップの増加に関して本市の取り組みはどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,大規模直売所については,販売額で年々約10%ずつの順調な伸びを示している。また,現在,直売所数は小規模直売所やインショップも含め市内に21カ所あるが,福井市食育推進計画の中で平成23年度までに25カ所という数値目標を定めており,今後とも直売所の整備を推進していきたいとの答弁がありました。

 さらにこの件に対して委員より,直売所について現状を調査してもらい,さまざまなふぐあいに対して対応すべきところについては対応してほしいとの要望がありました。

 次に,契約栽培について委員から,市において契約栽培の拡大の見通しはあるのかとの問いがあり,理事者から,現在,新たな取り組みとして下市町でハウス35棟を建て,年間70トンの軟弱野菜を生産する取り組みが始まった。また,三里浜のラッキョウや白方町のサツマイモについても取り組みが進んでいる。特に,白方町のサツマイモについては,風味,食感がよく,糖度も高いことから,今後福井の特産品越前金時として出荷できるような体制に取り組んでいきたい。また,契約栽培は,安定生産,周年出荷が大事であり,市としてもその点を支援していきたいとの答弁がありました。

 次に,区道,農道,農業用用排水路の整備について委員から,それぞれ地元の負担割合はどのくらいかとの問いがあり,理事者から,市道以外の生活道路として区道があるが,上限80万円として4割の補助を行っており,残りについては地元が負担している。また,農道,農業用用排水路について,市単独事業においては地元は55%,中山間地域においては50%の地元負担となっているとの答弁がありました。

 さらに委員から,区道,農道,農業用用排水路の整備が十分ではないため,今後の予算編成において充実させてほしいとの要望がありました。

 次に,福井市勤労者生活安定資金融資制度について委員から,融資利率が3年以内で2.2%,5年以内で2.6%となっているが,厳しい経済情勢の中で利率を引き下げることはできないのか。また,大学入学金等に利用する場合,融資限度額が150万円では少なく,利用しにくいため,限度額を引き上げることは考えているのかとの問いがあり,理事者から,融資利率の決定については,日本銀行の長期プライムレートに基づいて県下一律で算出される仕組みになっている。また,限度額は昭和59年の制度開始以来変わっていない。利用者が利用しやすいよう,利率の引き下げと限度額の引き上げについて,各市町と協調し,県とも協議していきたいとの答弁がありました。

 次に,ガス事業について委員から,天然ガスへの熱量変更事業が終了して5年が経過する中,繰延勘定の償却も今年度で終わり,来年度以降は確実な黒字が見込めるとのことだが,今後,価格改定する予定はあるのかとの問いがあり,理事者から,本年10月末に経済産業局に対し,ガス料金の1.27%の値下げ申請を行っており,順調にいけば来年2月ごろに認可を受け,3月定例会で条例改正案を上程し,4月1日から新価格となる予定であるとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。当委員会は,今後とも継続して市政上の重要案件に関する調査に当たりたいと存じますので,何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げ,御報告とさせていただきます。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,議会運営委員長 8番 今村辰和君。

 (8番 今村辰和君 登壇)



◆8番(今村辰和君) 去る9月定例会において継続審査となりました請願1件を審査するため,12月19日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 請願第7号 後期高齢者医療制度に関する請願につきましては,将来の高齢者医療費の増大に備え,この制度は運用の見直しを図りながら,しっかり運用していかねばならないとして不採択と決定いたしました。

 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。

 なお,去る11月18日から20日にかけまして,議会運営の参考に資するため,議場に質問席を設けた経緯と本会議における質問の実際及び議会運営における改革の取り組みについて愛知県一宮市を,質問席設置前後の変化と課題及び議会運営における改革の取り組みについて長野県諏訪市を,さらに一問一答制導入の影響及び議会運営における改革の取り組みについて滋賀県彦根市を視察し,活発な意見交換を行ってまいりましたことを申し添え,報告を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 以上をもちまして各常任委員会,議会運営委員会及び予算特別委員会の審査報告は全部終了しました。

 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。

 お諮りします。

 第80号議案ないし第83号議案,第85号議案ないし第87号議案,第89号議案,第90号議案,第41号報告については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。

 それでは,採決します。

 第80号議案ないし第83号議案,第85号議案ないし第87号議案,第89号議案,第90号議案,第41号報告に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認であります。

 お諮りします。

 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,各委員長の報告どおり決しました。

 それでは,第84号議案,第88号議案,第92号議案,請願第7号について,討論の通告がありましたので,許可します。

 33番 西村公子君。

 (33番 西村公子君 登壇)



◆33番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております第84号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について,第88号議案 財産の取得について(大型消毒保管機)及び第92号議案 福井市国民健康保険条例の一部改正については反対の立場から,請願第7号 後期高齢者医療制度に関する請願については採択するべきとの立場から,委員長報告に反対し,議員団を代表して討論を行います。

 まず,第84号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について,反対の理由を述べます。

 この条例改正は,国の卸売市場法の一部を改正する法律によるものですが,卸売業者への委託手数料について,農林水産省が業務規定例で全国一律に手数料を定める現行制度を改め,自由化することになります。委託手数料を自由化すれば,産地から手数料率引き下げの要求が強まることは避けられず,手数料引き下げ競争で中小卸売業者の弱体化につながります。反対に引き上げれば,商品価格の高騰や集荷できない状況に陥ることになります。いずれにしても,中小卸売業者の再編,淘汰が起こり,市場廃止につながり,小売店や零細産地の衰退を加速することになります。一方,買い付け集荷の自由化,拡大も行われていますが,卸売業者間の取扱量の格差を広げて,福井市などの中小卸売業者の弱体化を促進すると同時に,卸売業者と特定産地の癒着や産地の差別にもつながり,取引の公正を危うくするものです。このことが,ひいては民営化にもつながりかねません。つまり,消費者への食料の安定供給を果たすべき市場の衰退は,法の目的に反するものであり,消費者の立場に立ったものではありません。弱肉強食の市場原理を公設中央卸売市場に持ち込むことに強く反対するものです。

 次に,第88号議案 財産の取得について(大型消毒保管機)ですが,これは,南部学校給食センターの大型消毒保管機一式を購入するものです。老朽化した消毒保管機の更新が必要であることは理解しておりますが,ただ,この物品入札結果を見ますと,落札した業者は予定価格に対する落札率が99.04%,予定価格内で入札したのは,9社のうち2社しかありません。しかも,9社の差は160万円しかありません。とても競争が行われたとは言えないものです。普通,予定価格を決めるために見積もりをとりますが,担当部署に聞くとこの件では落札した業者からしか見積もりをとっていないということです。全国的な入札の状況を調べたり,できるだけ見積もりを多くとって予定価格を決めることが必要です。今回のようなやり方では,最初から落札業者が決まっているような疑惑を持たれても仕方がありません。予定価格の決め方や入札の改善を図るよう求めるものです。

 次に,第92号議案 福井市国民健康保険条例の一部改正について述べます。

 出産育児一時金の額を3万円引き上げるものですが,その3万円は来年1月からスタートする産科医療補償制度に伴う保険料分です。この制度が国民世論の高まりの中で創設されたことは評価するものですが,多くの問題点を持ったままであることを指摘しておきたいと思います。

 1つは,肝心の補償の対象が,通常出産にもかかわらず子供が脳性麻痺になったというケースに限られ,異常分娩や妊婦が医療事故の被害を受けたケース等は対象になりません。しかも,脳性麻痺であっても未熟児の場合も対象にならないという,ごく限られた場合だけの補償制度となっていることです。

 2つには,基金の運営が民間保険会社に丸投げされており,営利本位に運営されるのではないかとの懸念の声も出ています。スウェーデン,デンマーク,ニュージーランドなど各国で行われている制度はいずれも国営,あるいは公共企業であり,営利企業に任せるのは日本だけです。

 補償対象を大幅に拡大すること,補償金支給の透明性,公平性を確保すること,また,本来の目的である産科医不足対策としても効果を上げられるようにするべきです。市は,国に対してもこの点の見直しを求めるよう要望するものです。

 次に,請願第7号 後期高齢者医療制度に関する請願については,採択するべきであり,不採択とした議会運営委員会の委員長報告は認められません。

 今,全国で不服審査請求が1万件を超え,廃止を求める国民世論は強まっています。先月,衆議院厚生労働委員会で野党四党が提出している廃止法案の質疑が行われましたが,制度存続を主張する自民党議員からも,何で75歳で線引きするのかという思いは確かにあるとか,今乗っている船が整備不良の部分があるのは認めざるを得ないと,制度への疑問の声が相次いだということです。

 75歳以上を別建ての保険にしてしまい,勝手に保険料を天引きすることや,医療や健診を差別してまともな医療が受けられないようにすること,保険料は2年ごとに天井知らずで上がっていくこと,保険料が払えなければ保険証を取り上げるなど,どれをとっても問題だらけの制度であり,請願にあるように廃止か抜本的な見直しこそ多くの市民が望んでいることです。その市民の声を国に上げていくことこそ,市議会の役割であり,採択するべきです。

 以上,理由を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。



○議長(宮崎弥麿君) 以上で討論を終結します。

 それでは,採決します。

 第84号議案,第88号議案,第92号議案,請願第7号に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,不採択であります。

 お諮りします。

 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (賛成者起立)

 起立多数であります。よって,各委員長の報告どおり決しました。

──────────────────────



○議長(宮崎弥麿君) 次に,日程3 市会案第17号 道路整備に必要な財源の確保に関する意見書についてを議題とします。

 お諮りします。

 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 それでは,事務局に案文を朗読させます。

 (事務局朗読)

  道路整備に必要な財源の確保に関する意見書

 「道路」は,地域社会の根幹を形成する施設であり,市民生活の利便,安全・安心及び地域の活性化を根本から支える重要な施設である。

 現在,本市の道路整備は都市圏に比較して相当おくれており,主要な幹線道路のネットワーク化による災害時の緊急輸送や救急医療施設へのアクセス時間の短縮,交通災害から子供たちを守る通学路の整備,豪雪等の災害対策及び道路橋の老朽化等,さまざまな課題が山積し,維持管理費用が増大している。

 しかしながら,道路は地方にとって「命綱」であり,市民生活の安定,都市圏との交流等を含めた地方経済の活性化並びに地域の発展は,道路の整備促進なくして図ることはできない。

 ついては,地方の実情を深く認識され,下記の事項を実現されるよう強く要望する。

          記

1 道路特定財源の一般財源化に当たっては,地方の実情に十分配慮し,地方が真に必要としている道路の整備や維持管理に支障が生じないよう,必要な財源を安定的に確保すること。

2 中部縦貫自動車道(高規格幹線道路)と一体となって国土の骨格を成す幹線ネットワークについては,国の責任において,今後とも優先的かつ着実に整備・維持管理すること。

3 地方の道路整備のニーズに弾力的にこたえられる交付金等の仕組みや,積雪地方における除雪費用の負担軽減等,補助制度の創設・拡充を図ること。

 以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。

 平成20年12月24日

                 福井市議会



○議長(宮崎弥麿君) それでは,市会案第17号について質疑を許可します。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。

 お諮りします。

 ただいま議題となっております市会案第17号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 それでは,市会案17号について討論の通告がありましたので,許可します。

 6番 鈴木正樹君。

 (6番 鈴木正樹君 登壇)



◆6番(鈴木正樹君) 日本共産党議員団の鈴木正樹です。私は,議員団を代表して,ただいま討論の対象となっております市会案第17号 道路整備に必要な財源の確保に関する意見書に反対の立場で討論を行います。

 要望事項の3には賛成できますが,要望事項の1と2を初めとするこの意見書提出の意図に賛成できかねます。

 まず,この意見書では,道路特定財源の一般財源化に当たっては,道路の整備,維持のための財源を安定的に確保することを求め,唯一具体的に名前も挙げて,中部縦貫自動車道(高規格幹線道路)の優先的整備をうたっています。この意見書が求めているのは,道路特定財源で続けられてきた高規格道路中心の道路建設を一般財源化されてもなお続けることを求め,道路特定財源の一般財源化を骨抜きにしようとするものです。

 そもそも道路特定財源が一般財源化されたのは,私たちの納めてきた道路特定財源の使われ方が,高規格道路中心で無駄な道路建設にも巨額の税金をつぎ込む計画になっていたからです。さきの3月定例会でも紹介したように,国の道路建設計画の1番目には,国際競争力の強化がうたわれ,高速道路のインターチェンジと拠点港湾のアクセスをほんの2分か3分縮めるためだけに巨額の予算を計上するものです。この余りに国民の暮らしの実態とかけ離れた税金の使われ方に国民の批判が高まったからこそ,政府・与党も道路特定財源の一般財源化を行わざるを得なかったのです。

 片や,たび重なる削減が続けられる社会保障分野はどうでしょうか。医療費削減政策で医師不足が深刻な問題になり,この福井でも産婦人科の廃止など,地域医療が崩壊の危機にさらされています。介護保険制度は,安過ぎる介護報酬のため,介護士に十分な給料を出せず,深刻な人材不足に悩まされるなど,社会保障分野への予算の拡充は急務と私は考えます。

 今,市民が本当に求めているのは,道路特定財源が一般財源化されても,それでもなお道路最優先で使い続けるということではありません。市民の暮らしの実態に合わせて,柔軟に予算配分を行ってほしいということです。

 また,国の道路予算配分の平成14年度と平成20年度を比べてみますと,国直轄事業は6,139億円から5,939億円へと削減額は200億円です。しかし,都道府県や市町村への補助事業は7,976億円から4,342億円へと3,634億円も削減されています。構造改革の名のもとに行われた公共事業費の削減政策は,中部縦貫自動車道のような高規格道路を中心とした国の直轄事業は温存するが,地方の県や市町村が行う生活道路などへの予算は削減していくというやり方で行われてきたのです。このような国の道路行政の見直しこそ,今求めるべきではありませんか。

 今,私たち市議会がやるべきは,中部縦貫自動車道を最優先に上げるような,このような意見書採択ではないはずです。今やらねばならないのは,社会保障分野を初めとする,明らかに不足する分野にさらなる予算配分を行うこと,国の道路行政の抜本的見直しを求め,公共事業の予算配分は生活密着の事業中心に組み替えていくべきです。

 以上,反対の理由を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。長らくの御清聴ありがとうございました。



○議長(宮崎弥麿君) 次に,3番 奥島光晴君。

 (3番 奥島光晴君 登壇)



◆3番(奥島光晴君) 新政会の奥島光晴でございます。

 市会案第17号 道路整備に必要な財源の確保に関する意見書について,市民クラブ,志成会,公明党,政友会,そして新政会の5会派を代表いたしまして,賛成の立場で討論をさせていただきます。

 本市にとって,道路は市民の日常生活や社会経済活動を支える最も基礎的なインフラであり,その整備は市民の切実な願いであります。

 10月末,取りまとめられました国の生活対策においては,地方公共団体への支援策といたしまして道路特定財源の一般財源化に際し,1兆円を地方の実情に応じて使用する新たな仕組みをつくることとされました。

 その後,従来の地方道路整備臨時交付金約7,000億円を衣がえして約3,000億円を上積みし,計1兆円を新交付金として,道路整備のほか交通関係の公共事業にも使えるようにするという基本方針が出されました。

 しかし,2009年度予算の財務省原案では,道路整備費の地方への配分額が,先日提出された新交付金と従来の補助金を合わせても本年度比で6.4%減少し,地方にとっては依然として厳しい状況と言わざるを得ません。

 現在,北陸新幹線については,悲願である金沢−福井間の認可,着工が来年度からようやく実現化されそうであります。しかしながら,道路整備においては,中部・関東地方と最短距離で結ぶ中部縦貫自動車道を初め,合併に伴う行政区域の拡大や経済活動の広域化に対応する地域間連絡道路網の整備に加えて,災害時の緊急輸送や救急医療施設への早期アクセスなど,均衡ある市域の発展のため,まだまだ必要な道路整備が山積しております。

 さらに,高度経済成長期の昭和40年,50年代に建設された多くの橋梁などの老朽化対策,安全・安心な歩行者空間を確保する歩道のバリアフリー化,冬期間においては積雪,路面凍結により市民の日常生活や産業・経済活動が阻害されないような雪に強いまちづくり等々,道路の適正な維持管理も強く求められております。

 本格的な少子・高齢化を迎え,今こそ次世代の負担軽減につながる社会資本整備を計画的に,かつ重点的に整備することが肝要であると考えます。

 公共交通機関及び鉄道網が発達していない福井市にとっては,大半の移動手段を自動車に依存しているのが実情であります。日常生活に密着した道路整備のための財源を確保することは,市民が安全で安心できる活力ある地域づくりを推進するために,また,安全で快適なまちづくりを目指す本市にとって,必要不可欠なことであることは今さら言うまでもありません。

 これらの理由から,引き続き道路整備の推進が強力に図られるよう,本意見書の採択について賛成するものであります。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,私の賛成討論を終わります。ありがとうございました。



○議長(宮崎弥麿君) 以上で討論を終結します。

 それでは,採決します。

 市会案第17号については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 (賛成者起立)

 起立多数であります。よって,そのように決しました。

──────────────────────



○議長(宮崎弥麿君) 次に,日程4 市会案第18号 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見書についてを議題とします。

 お諮りします。

 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 それでは,事務局に案文を朗読させます。

 (事務局朗読)

  子宮頸がん予防ワクチンに関する意見書

 女性のがんである子宮頸がんの死亡率は高く,毎年約8,000人が子宮頸がんと診断され,約2,500人が亡くなっている。

 子宮頸がんには,ほかのがんにない特徴がある。一つは,発症年齢が低いということである。子宮頸がんの発症年齢層のピークは年々低年齢化しており,1978年ごろは50歳以降だったのに対し,1998年には30代になり,20代,30代の若い女性の子宮頸がんが急増している。

 もう一つは,子宮頸がんの原因のほとんどが,ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染であるということである。8割近くの女性が,一生のうちにHPVに感染するものの,感染した女性がすべて発症するわけではなく,持続感染により子宮頸がんが発症すると言われている。このHPV感染を予防するワクチンは,研究開発が進み,2006年6月には米国を初め80カ国以上の国で承認されている。つまり,子宮頸がんは「予防可能ながん」ということになるのである。

 しかし,まだ日本ではこの予防ワクチンが承認されておらず,我が国においても予防ワクチンへの期待は高まっている。

 よって,政府におかれては,子宮頸がんの予防・早期発見のための取り組みを推進するため,下記の事項について早急に実現するよう強く要望する。

          記

 1 子宮頸がん予防ワクチンの早期承認に向けた審査を進めること。

 2 女性の一生において,HPV感染の可能性が高いこと,また,予防可能ながんであることをかんがみ,予防ワクチンが承認された後は,その推進を図るために接種への助成を行うこと。

 3 日本におけるワクチンの開発,製造,接種のあり方に関して,世界の動向等も考慮し,検討を進め,必要な対応を行うこと。

 以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。

 平成20年12月24日

                 福井市議会



○議長(宮崎弥麿君) それでは,市会案第18号について質疑を許可します。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。

 お諮りします。

 ただいま議題となっております市会案第18号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 それでは,採決します。

 市会案第18号については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 ただいま可決されました市会案第17号及び市会案第18号の意見書における字句の整備並びに取り扱いにつきましては,議長に御一任願います。

 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。

 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。

 (市長 東村新一君 登壇)



◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成20年12月市議会定例会の閉会に当たり,一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては,12月2日の開会以来,本日までの23日間にわたり,一般会計補正予算を初め,各種条例の改正など,提出いたしました各議案について,慎重かつ熱心に御審議をいただき,妥当な御議決を賜りましたことに対しまして,心から厚く御礼を申し上げます。

 この定例会を通じて,議員の皆様から聞かせていただきました御意見,御提案は,十分に尊重し,今後の諸施策の中で反映するよう最善を尽くす所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。

 特に,北陸新幹線につきましては,今月16日,政府・与党間の合意事項に新規着工区間として白山総合車両基地−福井間が盛り込まれ,平成21年末までに認可の結論を得ることとされました。国の平成21年度予算には,着工調整費として計上され,本日閣議決定がされたと伺っております。これまで議員の皆様に御支援,御協力をいただきましたたまものと深く感謝申し上げます。

 これによりまして,駅周辺など各種都市計画事業が前進し,本市のまちづくりが大きく展開していくものと期待しております。今後は一日も早い認可,着工と早期開業を政府,関係機関に対して要望していきたいと考えておりますので,議員の皆様にはこれまで以上に御支援,御協力をお願い申し上げます。

 このような中,福井駅西口中央地区市街地再開発事業につきまして,この12月定例会でホテル計画の断念を御報告するとともに,今後の方針を提案させていただきました。

 議員各位からは,一般質問や予算特別委員会等においてさまざまな観点で御質問や御意見などをいただいたところです。

 しかしながら,議員各位の御意見等を踏まえますと,予算特別委員長の報告にもありましたとおり,方針案に対して御理解を得るにはもう少し期間を要すると判断いたしております。

 したがいまして,定例会閉会後ではございますが,来年早々にも方針案につきまして,資料に基づきより具体的に説明させていただく所存でございます。今後とも御協力をよろしくお願い申し上げます。

 結びになりますが,いよいよことしも余すところあとわずかとなりました。これからは寒さも一段と厳しくなってまいります。議員各位におかれましては,何かと御多忙の日々をお過ごしになられることと存じますが,御自愛賜りまして,市勢発展にさらなる御尽力をいただきますようお願い申し上げますとともに,輝かしい新年を御家族の皆様とともに御健勝でお迎えいただきますよう御祈念申し上げまして,閉会に当たりましてのお礼のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。



○議長(宮崎弥麿君) 以上で会議を閉じます。

 これをもちまして平成20年12月福井市議会定例会を閉会します。

             午後2時49分 閉会







 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。





福井市議会議長                  平成  年  月  日









署名議員                     平成  年  月  日









署名議員                     平成  年  月  日









△〔参照〕



           各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書



         総    務    委    員    会


番 号件            名審査結果
第81号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について原案可決








         建    設    委    員    会


番 号件            名審査結果
第85号議案福井市公共下水道条例の一部改正について原案可決
第86号議案福井市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例等の一部改正について〃
第87号議案福井市特定地域生活排水処理施設条例の一部改正について〃








         経  済  企  業  委  員  会


番 号件            名審査結果
第83号議案福井市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について原案可決
第84号議案福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について〃
第89号議案町及び字の区域の変更について〃
第90号議案中山間地域総合整備事業(一般型・羽生味見地区)の計画変更について〃








         教  育  民  生  委  員  会


番 号件            名審査結果
第82号議案福井市簡易水道等給水条例の一部改正について原案可決
第88号議案財産の取得について
(大型消毒保管機)〃
第92号議案福井市国民健康保険条例の一部改正について〃
第41号報告専決処分の承認を求めることについて
(福井市南部保育園における負傷事故に係る和解及び損害賠償額の決定について)承認








         予  算  特  別  委  員  会


番 号件            名審査結果
第80号議案平成20年度福井市一般会計補正予算原案可決








         議  会  運  営  委  員  会


番 号件            名審査結果
請願第7号後期高齢者医療制度に関する請願不採択