議事ロックス -地方議会議事録検索-


福井県 福井市

平成10年 3月定例会 02月20日−03号




平成10年 3月定例会 − 02月20日−03号







平成10年 3月定例会



               福井市議会会議録 第3号



           平成10年2月20日(金曜日)午後2時23分開議



〇議事日程

 日程1 会議録署名議員の指名

 日程2 第1号議案ないし第29号議案、第75号議案ないし第87号議案、請願第18号、陳情第22号、陳情第23号、陳情第26号ないし陳情第28号

 日程3 人権擁護委員候補者の推薦について

 日程4 市会案第49号 保育に係る国会附帯決議の尊重等を求める意見書について

 追加日程 市会案第50号 福井市議会委員会条例の一部改正について

──────────────────────

〇出席議員(36名)

 1番 山口 清盛君   2番 柳沢 峰生君

 3番 谷口 健次君   4番 早川 朱美君

 5番 宮崎 弥麿君   6番 木村 市助君

 7番 吉田 琴一君   8番 小林荘一郎君

 9番 田中 繁利君   10番 谷口 文治君

 11番 宮崎 利道君   12番 田中 一男君

 13番 栗田 政次君   14番 近藤 高昭君

 15番 加藤 貞信君   16番 谷口 忠応君

 17番 皆川 修一君   18番 浦井美惠子君

 19番 松宮 秀彦君   20番 上山 正男君

 21番 中谷 勝治君   22番 田辺 義輝君

 23番 西村 公子君   24番 高橋省一郎君

 25番 中谷 輝雄君   26番 松井乙右衛門君

 27番 山崎 謙二君   28番 畑  康夫君

 29番 若山 樹義君   30番 西村 高治君

 31番 中村 正秋君   32番 山田 俊臣君

 34番 浅原 利男君   36番 成瀬 亮一君

 37番 藤田 喜栄君   38番 伊東 敏宏君

──────────────────────

〇欠席議員(0名)

──────────────────────

〇事務局出席職員

 議会事務局長      寺 尾   進

 議会事務局次長     大 島 幸 雄

 庶務課長        南   昌 宏

 議事課長        木 村 英 男

 議事課主幹       出 見 隆 文

 議事課主幹       小 川 眞一郎

 議事課副主幹      山 先 勝 男

 議事課主査       吉 村 匡 弘

 議事課主事       山 本 誠 一

──────────────────────

〇説明のため出席した者

 市長         酒 井 哲 夫 君

 助役         清 水 彰 一 君

 収入役        花 山   豪 君

 教育長        梶 川 恭 博 君

 企業管理者      堂 阪   力 君

 総合政策部長     舟 木   壽 君

 総務部長       桑 野 正 暁 君

 財政部長       奈 良 一 機 君

 市民生活部長     林   廣 美 君

 福祉保健部長     沼     弘 君

 商工労働部長     木 村   健 君

 農林水産部長     堂 下   暁 君

 建設部長       山 分 忠 義 君

 都市計画部長     寺 尾 壽 造 君

 都市整備部長     天 谷 義 雄 君

 下水道部長      中 野 朝 一 君

 工事検査部長     谷 本 忠 士 君

 ガス部長       齊 藤 忠 男 君

 水道部長       谷 口 義 則 君

 学校教育部長     鷹 尾 紹 兼 君

 社会教育部長     坂 上 泰 学 君

 秘書課長       竹 内   寛 君

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。

 よって,これより会議を開きます。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,14番 近藤高昭君,16番 谷口忠応君の御両名を指名いたします。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) 次に日程2 第1号議案ないし第29号議案,第75号議案ないし第87号議案,請願第18号,陳情第22号及び陳情第23号,陳情第26号ないし陳情第28号,以上48件を一括議題といたします。

 以上の各案件については,去る12日の本会議において各常任委員会及び歳入特別委員会に付託され,また陳情第22号及び陳情第23号,陳情第26号ないし陳情第28号については,議会運営委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査の順序に従い,結果の報告を求めます。

 〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕

 総務委員長 9番 田中繁利君。

 (9番 田中繁利君 登壇)



◆9番(田中繁利君) 去る2月12日の本会議において,総務委員会に付託されました案件を審査するため,16日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は,議案8件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。

 なお,第1号議案,第25号議案,第26号議案,第28号議案については,挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず第1号議案 平成10年度一般会計予算に関して委員から,平成7年度から10年度までで職員を57人削減する一方,委託料が全体で155億7,000万円と一般会計予算の約2割を占めているが,その内容はどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,委託料は9年度に比べ約9億6,000万円の増となっているが,その主なものは扶助費及び宝永清川線用地取得や花堂立体交差などの普通建設事業関係の委託料であり,通常の業務委託については全体として減額または前年並みとなっているとの答弁がありました。

 次に総務費の庁舎管理費に関して委員から,先日の一般質問の答弁において,地球温暖化に対する取り組みについては,全庁的に対策を講じていくとの答弁があったが,庁舎管理の燃料費等は前年度比どれくらいの削減目標を持っているのかとの問いがあり,理事者から,電気料が1,000万円,率にして17.7%,ガス料が300万円で10.8%,水道料が1,000万円で11.2%,燃料費が105万円で39.6%の節減目標を持っており,そのほか車両等の燃料費,タクシー借り上げ等の費用についても削減していきたいとの答弁がございました。

 次に第25号議案 行政組織の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例に関連して委員から,重要政策課題推進組織として三つのプロジェクト室を設け,その室長を行財政改革室兼務とすることになっているが,兼務することによって各プロジェクトに行財政改革の手かせ足かせをかけることになるのではないかとの問いがあり,理事者から,それぞれのプロジェクト室は緊急に取り組んでいかなければならない重要課題を持っているが,兼務にした最大のねらいは,横断的な組織機能の充実を図る中で,財政的に裏打ちされた実効性のある計画を立てて,それぞれの事業を推進していくことにあるとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 次に建設委員長 5番 宮崎弥麿君。

 (5番 宮崎弥麿君 登壇)



◆5番(宮崎弥麿君) 去る2月12日の本会議において,建設委員会に付託されました案件を審査するため,16日,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は,議案12件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で議論されました主な事項について申し上げます。

 まず第1号議案 平成10年度福井市一般会計予算中,都市計画費に関して委員から,新葬斎場の炉のメンテナンス及び保証期間について問いがあり,理事者から,将来のメンテナンスについては入札等で決めていくが,炉の請負費の中には試運転,また機械が完全に作動するまでの間は,宮本工業所の指導を受けることになっている。また保証期間は,完成後2年間無償で行う契約であり,さらに職員等の研修についても6カ月間程度指導を受けることになっているとの答弁がありました。

 さらにこの件に関して委員から,保証期間が2年程度では短いのではないか,せめて5年ほどに延長すべきではないかとの問いがあり,理事者から,今後延長に向け宮本工業所と折衝していきたいとの答弁がありました。

 次に第14号議案 平成10年度福井市下水道事業会計予算に関して委員から,福井駅から少し離れたところでも,いまだに下水が入らず,住民は市の行政に対して不公平感,また不信感を抱いているので,今後そういった地域にも目を向けていってほしいとの要望がございました。

 次に第75号議案 平成9年度福井市一般会計補正予算中,都市計画費及び他の駐車場関連予算に関して,本町通り地下駐車場については,当初見込んでいた回転率よりも相当落ち込んでいるのが現状である。また今日の厳しい財政事情の中,安易に一般会計からの繰り入れをするのではなく,なお一層収益を図るべく,車で通勤している職員に月決めで借りてもらうなどの協力依頼,また警察と協力し,駐車場周辺の違法駐車の摘発,さらに公共機関等に利用を呼びかけるなど,少しでも収益が上がるような方策をとるべきであるとの各委員から意見があり,理事者から,各委員から出された意見等を十分踏まえ,利用拡大に今後とも最大限の努力をしていきたいとの答弁がありました。

 次に第86号議案 市道の廃止について及び第87号議案 市道の認定に関連して委員から,以前も委員会等で指摘したが,道路の拡幅等において無償提供された土地が登記も変更されないため,提供した住民に税金がかかっている箇所がある。その対策はとっているのかとの問いがあり,理事者から,現在は登記をして工事に入るという方策をとっているが,過去の道路築造,改良において,工事のみが先行し,1万5,000筆ほどが未処理になっている。予算的にも非常に厳しく,余り進んでいないのが現状であるが,今後最大限の努力をしていきたいとの答弁がありました。

 さらにこの件に関して委員から,人員の面,また予算的に配慮するなど,年度を決めて計画的に行い,一日でも早く解決できるよう努力をしてほしいとの強い要望がございました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 次に教育民生委員長 15番 加藤貞信君。

 (15番 加藤貞信君 登壇)



◆15番(加藤貞信君) 去る2月12日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件を審査するため,17日,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は,議案12件,請願1件であり,議案はいずれも原案どおり可決し,請願は不採択とすることに決定いたしました。

 なお,第1号議案,第2号議案,第18号議案,第75号議案,第76号議案については,挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決し,請願第18号については,挙手採決の結果,賛成少数で不採択と決定いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず第75号議案 平成9年度一般会計補正予算中,民生費に関して委員から,国の特別減税に係る臨時福祉特別給付金の申請方法について,従来の市役所に出向くという方法では,遠隔地の市民から交通費がかさむなどの不満の声があるため,その対応策がないのかとの問いがあり,理事者から,昨年そういう声があったので,今回の申請については市の中心部は従来の方法によるが,川西地区及び足羽地区については遠隔地の利便性を考慮して,3月2日に公民館などで申請を受け付けるよう改善し,また,その周知については市政広報等を通じて徹底を図っていきたいとの答弁がありました。

 次に第1号議案 平成10年度一般会計予算中,第8款 土木費の駐車指導員報酬に関して委員から,マナーの悪い運転者に対しての女性指導員の駐車指導は高い評価を得ているが,将来も現在の人数でやっていけるのか,また,その強化を図る考えはないのかとの問いがあり,理事者から,現在10名の指導員を配置し,3地区を重点地点に指定をして実施しているが,今後とも路線の指定の見直しや追加も視野に入れながら,その強化に努めていきたいとの答弁がありました。

 次に第10款 教育費に関して委員から,最近のナイフ殺傷事件等,少年の暴力事件が増加しているが,非行防止策としてどのような対応策を考えているのか,また所持品検査などを各学校に対し指示する考えはあるのかとの問いがあり,理事者から,国,県からの指導もあり,教育委員会としても,各学校長あて非行防止に関する生徒指導の徹底についてお願いをしているところであり,今後についても地域の方々や関係諸団体,あるいは警察などとの連携を密にしながら細やかな対応と手だてを考えていく計画である。

 また所持品の検査については,今までに検査を実施している学校は2校あるが,今後については予定のない学校が多いと聞いている。

 教育委員会としても,各学校や生徒の実情等を勘案した学校長の判断を重視しており,一律に,一斉検査の実施は控え,慎重な対応を心がけていきたいとの答弁がありました。

 次に請願の審査について申し上げます。

 請願第18号 福井空港周辺整備基金に対する貸付の延長をしないことを求めることについては,委員から,拡張整備計画は発表から13年を経過しようとしているにもかかわらず,地元住民の理解が得られず,全くめどの立たない状況で,また基金の運用にも問題があり,貸し付けの延長は認められないとの意見もありましたが,一方,福井空港の整備拡張は市民の願いであり,交通体系の整備,産業の空洞化解消の観点から貸し付けの延長はやむを得ないとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすることに決定いたしました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査の経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 次に経済企業委員長 1番 山口清盛君。

 (1番 山口清盛君 登壇)



◆1番(山口清盛君) 去る2月12日の本会議において,経済企業委員会に付託されました案件を審査するため,17日,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました案件は議案16件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。

 なお,第1号議案,第6号議案,第7号議案,第9号議案,第10号議案,第15号議案,第16号議案については挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず第1号議案 平成10年度福井市一般会計予算中,商業振興費に関し委員から,中心市街地の活性化問題で以前から大きな問題となっているヒゲ線の存廃問題はその後どうなっているのかとの問いがあり,理事者から,この問題は長年の懸案事項で,地元商店街,福井鉄道のそれぞれの言い分もあり合意に達しておらず,非常に難しい問題であるが,中心市街地の活性化問題を考えるにはこの問題抜きには論議できない。ついては,中心市街地商業地域活性化基本構想策定事業の中で行政主導のもと三者の合意を図りながら積極的に取り組んでいきたいので,いましばらく時間をいただきたいとの答弁がありました。

 この答弁に対し,さらに委員から,大変な苦労ではあるが,駅周の再開発を間近に迎え,千載一遇のチャンスを生かせるよう行政がリーダーシップを発揮し,鋭意努力してほしいとの要望がありました。

 次に第79号議案 平成9年度福井市国民宿舎特別会計補正予算に関し委員から,医学的にも治しにくく,また困っている人が大変多いアトピーが鷹巣温泉で治ったという人の話を聞いているが,施設の古い分,そういう薬効という点に着目しPRすることにより利用客がふえるような工夫をしてほしいとの要望がありました。

 次に農林水産業費の畜産費について委員から,これまで何度となく食肉流通対策事業費については各委員が指摘,要望しているが,その後県はどのような状況なのかとの問いがあり,理事者から,これまでの委員会での質問や意見を踏まえ,県に対しその後の候補地の選定や交渉のめど,覚書の見直し等を明確にするよう強く申し入れている。しかし,食肉センターの建設については三国町の強い反対に遭って膠着状態になっているが,公にできない水面下での交渉中とのことで,いましばらく時間がほしいとの回答であった。

 そこで,進展が見込めない場合は,平成10年度をめどに原点に返り,十分論議したいと再度申し入れており,県においても財政的なこともあり,今後その方向で検討していきたいとしているとの答弁がありました。

 また農業振興費に関し委員から,生産調整がことしも10%以上ふえ,対策費の増額も国に追従して行われてはいるが,福井市独自の対策というものは考えてないのかとの問いがあり,理事者から,1ha以上の集団団地化の困難な中山間地での小規模団地化に対する助成や地域間,地区間での転作調整が十分行えるよう地域集落に対する助成,また宮の下地区に代表される景観形成作物への助成充実など,福井市独自の転作助成を6月の補正予算で計上する予定であるとの答弁がありました。

 次に第15号議案 平成10年度福井市ガス事業会計予算に関し委員から,新年度から水道部とガス部が統合されての対応ということで,サービスの低下,事故の対応,コンピューター処理の問題等危惧されるが,どのような体制でやっていくのかとの問いがあり,理事者から,4月からの体制については市民に迷惑がかからないよう人事異動について配慮をお願いし,また機構改革をにらみ,金沢市,大津市の例を視察し,準備を進めてはいるが,現在の別々の会計事務を4月から一本化するというのは無理だが,今後できるだけ早い時期に一本化するよう努力したいとの答弁がありました。

 また委員から,平成9年度ガス事業会計は赤字に転じる見込みであるとの報告だが,昨年も料金の値上げをし,ことしも値上げをするということはないのかとの問いがあり,理事者から,平成8年度に原料費調整制度を取り入れ,原料価格の変動が一定の範囲を超えた場合に料金を改定できる料金体系に変更したが,今後原料のLPG情勢は需給が緩和され,値下げも予測されるので,4月に料金が再度値上げということはないとの答弁がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 次に歳入特別委員長20番 上山正男君。

 (20番 上山正男君 登壇)



◆20番(上山正男君) 去る2月12日の本会議において,歳入特別委員会に付託されました案件を審査するため,18日,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 付託されました第1号議案 平成10年度一般会計予算第1条中,歳入については,挙手採決の結果,賛成多数で原案どおり可決いたしました。

 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。

 まず委員から,今回の当初予算は骨格予算であり,6月で補正をし,肉づけしていくということであるが,その財源はどこで見込んでいるのかとの問いがあり,理事者から,肉づけ予算を踏まえての当初予算であり,財源的には市税の中で約30億円を見ている。さらに国県支出金並びに市債,これらの財源も確保しながら肉づけ編成をしていくということになるが,その他の歳入項目については留保財源はなく,さらに9年度の決算状況も流動的な部分があり,その影響が出てくることも予想され,財源は至って乏しいとの答弁がありました。

 次に第1款 市税に関し委員から,中心市街地の土地の評価については10%以上の下落に伴い路線価格を見直すということを聞いているが,平成10年度の固定資産税にどれぐらい影響が出るのかとの問いがあり,理事者から,中心市街地の土地評価額は平均で5.5%下がり,駅周辺部においては税収で若干は減るものの全体に占める割合は少ないものと考えている。

 平成9年度に負担調整の見直しがなされ,税負担の均衡化を図るため,負担水準の高い中心部においては税額は据え置き,または引き下げられ,負担水準の低い郊外等においては税額が若干上がることになる。これらの土地の分と平成9年度に新増築された家屋の分や償却資産を合わせると,全体で10億円の増収が見込まれるとの答弁がありました。

 次に市税に関連して委員から,納税組合は市税の納付実績や納税意識の高揚等,その果たしてきた役割は大きく,評価は高いものがあると考えるが,先般の本会議における納税奨励金制度についての一般質問で,納税奨励金については将来その廃止も含めて見直しを検討していると受け取れる答弁があったが,その本意はどこにあるのかとの問いがあり,理事者から,納税組合の重要性は将来とも変わらないが,納税奨励金制度については交付率を過去2回にわたり引き下げるなどの改革を進めてきたものの,さらに基本的な見直しが必要と考えており,市だけの判断ではなく,全国的な趨勢や納税組合長初め金融機関等,関係団体の意見も取り入れながら論議をし,方向づけをしていきたいとの答弁がありました。

 また都市計画税に関して委員から,都市計画税を納めていながら税の目的とする整備が行われていない地域があるが,住民から不満が出ないよう公平に配分するよう配慮してほしいとの要望がありました。

 次に第11款 使用料及び手数料に関して委員から,市有施設の使用料について,近隣市町村や民間において類似施設ができているため,他の施設との競争になってきており,またつくったときには意義のある施設であっても時代とともに利用者のニーズも変わってきている。このため利用者が減ってきている施設もあり,ややもすると一般会計から補てんすることになりかねない状況となっているが,ニーズにこたえ利用者がふえるよう工夫するなど,積極的な対応をしてほしいとの要望がありました。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 次に議会運営委員長11番 宮崎利道君。

 (11番 宮崎利道君 登壇)



◆11番(宮崎利道君) 12月議会で継続審議となりました陳情5件を審査するため,19日,議会運営委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。

 陳情第22号 「サッカーくじ」導入中止を求める意見書及び陳情第23号 「サッカーくじ」導入の中止を求める意見書については,今後も今国会での論議を注目しながら,さらに研究を重ね,慎重に取り扱うべきであるとのことから,継続審査と決定いたしました。

 次に陳情第26号 医療保険制度の改悪に反対する意見書については,国は昨年9月に医療保険制度を見直したにもかかわらず,また新たに制度を改革して医療費を患者に負担させようとしており,これ以上国民に大きな負担をかけるべきではないとの意見がありました。しかし一方では,高齢化社会を迎え,今後ますます医療費の負担が増加し,国,地方自治体ともにさらに財政が厳しいものとなる。財政再建が叫ばれている昨今,国民も我慢すべきところは我慢して,ある程度の負担もやむを得ないとの意見があり,もっと調査研究すべきであるとのことから継続審査と決定いたしました。

 また陳情第27号 著作物の再販売価格維持制度問題に関する意見書については,新聞,書籍,CDと広範囲にわたるため,さらに調査研究し,慎重に審査する必要があることから,継続審査と決定いたしました。

 また陳情第28号 消費税を3%に戻すことなどに関する意見書については,景気が低迷している今日,国並びに地方自治体は公共事業に投資して景気浮揚策を講じているが,依然として景気がよくならない。昨年4月に5%に上げた消費税を3%に戻し,個人消費を拡大することにより景気回復につながるのではないかとの意見がありましたが,挙手採決の結果,不採択と決定をいたしました。

 また意見書採択の要望2件を審査した結果,保育に係る国会附帯決議の尊重等を求める意見書について,議会運営委員会委員より市会案として提出いたしますので,御協力をお願いいたします。

 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。



○議長(田辺義輝君) 以上をもちまして,各常任委員会,歳入特別委員会及び議会運営委員会の審査報告は全部終了いたしました。

 ただいまの各委員長報告に対し,一括質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

 ここでお諮りいたします。

 第3号議案ないし第5号議案,第12号議案,第17号議案,第19号議案ないし第24号議案,第27号議案,第29号議案,第77号議案ないし第80号議案,第82号議案ないし第87号議案,陳情第22号,陳情第23号,陳情第26号及び陳情第27号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。

 それでは,採決いたします。

 第3号議案ないし第5号議案,第12号議案,第17号議案,第19号議案ないし第24号議案,第27号議案,第29号議案,第77号議案ないし第80号議案,第82号議案ないし第87号議案に対する委員会の決定は可決であり,陳情第22号,陳情第23号,陳情第26号及び陳情第27号に対する委員会の決定は継続審査であります。

 お諮りいたします。

 以上の各案件は,委員会の決定どおり可決及び継続審議とすることに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,委員会の決定どおり決しました。また委員長の申し出のとおり継続審議と決定いたしました陳情第22号,陳情第23号,陳情第26号及び陳情第27号については,閉会中も御審査をお願いいたします。

 それでは第1号議案及び第2号議案,第6号議案ないし第11号議案,第13号議案ないし第16号議案,第18号議案,第25号議案及び第26号議案,第28号議案,第75号議案及び第76号議案,第81号議案,請願第18号,陳情第28号については,討論の通告がありましたので,許可いたします。

 23番 西村公子君。

 (23番 西村公子君 登壇)



◆23番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。私は日本共産党議員団を代表して,ただいま討論の対象になっております第1号議案 平成10年度福井市一般会計予算など19の議案,請願第18号 福井空港周辺整備基金に対する貸付の延長をしないことを求めることについて,陳情第28号 消費税を3%に戻すことなどに関する意見書について,いずれも委員長報告どおりに決することに反対する立場から一括して討論を行います。

 まず第1号議案 平成10年度福井市一般会計予算など新年度予算に関して言えば,今福井市の借金は土地開発公社の分も含めて1,800億円にも達していますが,酒井市長が出した財政再建の考えは,膨れ上がった借金の大もとである大型開発や事業を見直すのではなく,市民にそのツケを回すものとなっていることです。大型事業は,今後さらに市の財政を圧迫することは明らかです。駅周辺区画整理事業では,当初計画より74億円ふえて186億円の市の負担,フェニックスパークは380億円の計画,国民宿舎に28億円,歴史博物館に37億円,そのほか国,県の事業として足羽川ダム,新幹線,福井空港など福井市の大きな負担が求められる事業を福井市も推進するとしております。一方,新年度予算は全体を1割カットするということで,これまででも不十分な小・中学校の改修費や図書館の図書購入費,通学路照明灯などがカットされ,数少ない市単独でやっているひとり暮らし老人乳酸菌飲料配付事業を半分の468万円カットするというような市民生活に直接影響するものも多く含まれています。大型事業の見直しをしなければ一層市民生活関連予算を削るとか,公共料金の大幅な引き上げの方向に進まざるを得なくなることは明らかです。

 市民生活に新たな負担をかけないためには,第1には大型事業の見直しを行うことです。例えば,フェニックスパークは基本計画を全面的に見直し,規模を縮小する。国民宿舎については,28億円もかける計画は中止する。駅周辺整備事業も事業費を抑えるように見直す。足羽川ダム建設は中止を求め,毎年1億6,000万円出している対策基金への出資はやめるなど大型事業全体を削減することです。

 第2には,入札制度の抜本的改善を行うことです。松岡町の2段階指名競争入札は2件のみの実施ですが,全体の契約金額が確実に1割は低下しており,この入札方式の波及効果が大きいことが証明されています。福井市の9年度入札契約金額は約200億円ですが,もし1割低下すれば20億円という大きな財源をつくることができる。談合も防ぐことができれば,不公正も正すことができるわけです。

 第3には,食糧費,交際費の縮減や海外視察の中止など浪費,むだ遣い,不明朗な支出を削減することです。新年度に保育料を0.75%,全体で1,450万円の引き上げや国保税の最高限度額を52万円から53万円に引き上げることが提案されていますが,さきに指摘したことをやれば,値上げではなく値下げすることも可能です。

 二つ目の大きな問題は,職員を大幅に減らして民間委託を進めている点です。10年度は職員29人を減らす。つまり退職者補充なしということです。しかし,保健センターなどでは県の事業だったものが市へおろされてきたため,職員が足りなくて大変だということです。庁内の課を回っても,臨時職員が相当数います。400人程度ということですが,そうしなければ仕事が回らないということです。

 また第26号議案で民間委託を行うための条例「改正」が出されていますが,10年度の委託料は157億円余りで,全体の2割にもなるのです。それを今後,学校給食や清掃,保育園等で拡大する方向が出されていますが,これは行政の責務を放棄する方向でしかないことを改めて指摘し,これ以上の民間委託を行わないよう要求いたします。

 新年度予算の三つ目の問題は消費税の問題です。一般会計の使用料手数料に5,542万円,特別会計で4,097万円,企業会計で5億4,727万円で,計6億4,366万円の消費税が転嫁されております。消費税が2%増税され5%になり,医療費の負担もふやされるなど市民生活はますます苦しくなっています。構造的不況が言われる中で,2兆円規模の減税は行われますが,消費税の負担は重く,消費への大きな影響を及ぼしております。陳情第28号の消費税を3%に戻し,食料品を非課税にしてほしいという要求は市民の大きな願いです。政府に対してこれらの要求を行うと同時に,市としても消費税の公共料金への転嫁をやめるべきです。

 その他の議案について,第18号議案 福井市保育所入所措置条例の一部改正については,昨年の児童福祉法の改正による利用契約方式の導入によって,これまで保育措置としていたものを保育の実施義務に変えるもので,保育関係者から国や地方自治体の責任を後退させるものと批判されています。また国は保育コストに基づく方式を取り入れましたが,このような現実には払えないような方針は撤回するよう要求すべきです。

 第25号議案 行政組織の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定については,部の一定の簡素化は行われているものの,職階制が調整参事,副課長,室長と,複雑になり,職員の中で混乱を招くことが予想されています。また,このことが職員全体の間で協議されておらず,理解が得られていない非民主的なやり方で提案されていることは認められません。

 第75号議案 平成9年度福井市一般会計補正予算では,特に道路や都市開発などの県営事業負担金の問題があります。この補正予算に上がっているだけでも8億9,000万円を超えるものです。9年度全体では16億3,000万円にもなるということです。軽減,廃止の方向で繰り返し要求し,改善するよう改めて要求いたします。

 第76号議案 平成9年度福井市国民健康保険特別会計補正予算については,市の老人保健拠出金が加入者負担割合の変更によって約5億円減額されて,その分基金の取り崩しを3億円減らす。つまり市の負担を減らすための補正です。基金を減らさず,その分を保険税の軽減に回すべきです。市民の命と健康を守るべき行政が値上げをどんどん推し進め,払えなければ保険証を渡さないというやり方が続けられていることは大きな問題であり,早急に改善するよう強く要求いたします。

 最後に,請願第18号 福井空港周辺整備基金に対する貸付の延長をしないことを求めることについてです。請願書の中で指摘されているように,地元住民を切り崩すために県が直接出しにくい補助をこの基金による支出で行っています。賛成,反対で差別的な扱いになっており,違法な支出だと批判が高まっています。計画発表から13年が経過していますが,地元を初め県民の世論としても現地での建設を認めていません。よって,市が出している2億円の貸し付けの延長はやめるべきであり,この請願は採択すべきです。

 以上,19件の議案,二つの請願,陳情について,委員長報告どおり決することに反対する日本共産党を代表しての討論を終わります。



○議長(田辺義輝君) 以上で討論を終結いたします。

 それでは採決いたします。

 第1号議案及び第2号議案,第6号議案ないし第11号議案,第13号議案ないし第16号議案,第18号議案,第25号議案及び第26号議案,第28号議案,第75号議案及び第76号議案,第81号議案は原案のとおり可決し,請願第18号,陳情第28号は委員会の決定どおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。

 (賛成者起立)

 起立多数であります。よって,そのように決定いたしました。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) 次に日程3 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。

 理事者より推薦理由について説明を求めます。

 (市長 酒井哲夫君 登壇)



◎市長(酒井哲夫君) 現在,16名おります人権擁護委員のうち,藤井健夫氏,宮越道子氏の両名は,平成10年5月14日付をもって任期満了となります。福井市人権擁護委員の推薦につきましては,福井市の議会議員の選挙権を有する住民で,人格識見高く,広く社会の実情に通じ,人権擁護に理解のある者とされております。藤井健夫氏,宮越道子氏の両名はこれらの諸条件に適合し,適任と認められますので,推薦いたしたく議会の御意見をお伺いいたします。



○議長(田辺義輝君) ただいま説明のありました人権擁護委員候補者の推薦について,議会の意見を求められております。御意見はございませんか。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御意見なしと認めます。よって,候補者の藤井健夫君,宮越道子君の御両名を適任と認め,その旨,答申いたしたいと存じます。

 ここでお諮りいたします。

 本日,市会案第50号が提出されました。この際,これを日程に追加し,議題といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,この際市会案第50号を日程に追加し,議題とすることに決定いたしました。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) それでは市会案第50号 福井市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。

 提出者の提案理由の説明を求めます。

 (11番 宮崎利道君 登壇)



◆11番(宮崎利道君) ただいま上程されました市会案第50号について,提案理由の説明を申し上げます。

 今回,市長から提案された行政組織の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例が可決されたことに伴い,福井市部等設置条例の一部が改正され,4月1日から機構改革により,秘書課,総合政策部,総務部,財政部,工事検査部が市長室,総務部,企画財政部に,さらに建設部,都市計画部,都市整備部が都市政策部,建設部に改められることから,福井市議会委員会条例第2条の常任委員会の所管の一部を変更する必要が生じましたので,この案を提出した次第であります。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,提案理由の説明とさせていただきます。



○議長(田辺義輝君) ただいまの説明に対し質疑を許可いたします。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております市会案第50号については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 それでは採決いたします。

 市会案第50号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) 次に日程4を議題といたします。

 事務局に朗読いたさせます。

 (事務局朗読)

日程4 市会案第49号 保育に係る国会附帯決議の尊重等を求める意見書について



○議長(田辺義輝君) ここでお諮りいたします。

 提出者の説明は,会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 それでは事務局をして案文を朗読いたさせます。

 (事務局朗読)

  保育に係る国会附帯決議の尊重等を求める意見書

 今日,国民の労働と生活をめぐる環境はさまざまに変化し,子供たちの発達にも大きな影響を与えており,就労する女性の勤務の長時間化,勤務形態の多様化などにより保育需要の質的変化が生じている。

 このような現状から,乳児保育や延長保育を初めとする保育需要に即した保育施策の充実と,少子化対策,子育て支援のための公的保障の一層の充実が求められている。

 よって,政府におかれては,改正児童福祉法が平成10年4月1日から施行されるに当たり,多様な保育需要に即応した質の高い保育サービスの提供を図ることや,保育料は現行水準を後退させないよう配慮することなどを内容とした国会両院の厚生委員会において可決された附帯決議の趣旨を尊重し,保育の公的保障の拡充を図られるよう強く要望する。

 以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

  平成10年2月20日

                 福井市議会



○議長(田辺義輝君) お諮りいたします。

 ただいま議題となっております市会案第49号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。

 それでは採決いたします。

 市会案第49号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。

 ただいま可決されました市会案第49号の字句の整備並びに取り扱いにつきましては,議長に御一任を願います。

──────────────────────



○議長(田辺義輝君) 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。

 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可いたします。

 (市長 酒井哲夫君 登壇)



◎市長(酒井哲夫君) 去る2月12日,平成10年3月福井市議会定例会が繰り上げ開会され,御提案申し上げました平成10年度一般会計予算を初め各会計の予算総額1,638億1,420万円ほか,各議案及び平成9年度の補正予算等につきまして,慎重なる御審議をいただき,適切かつ妥当なる御議決を賜りましたことに対しまして,ここに心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 また一般質問,あるいは各委員会を通じましてお寄せいただきました御意見,御要望につきましては,今後その趣旨を真剣に検討の上,最善を尽くしてまいりたと存じますので,よろしくお願いいたします。

 さて,ここでしばらくお時間をちょうだいいたしまして,不肖私にお寄せいただきました議員各位の格別なる御指導,御鞭撻に対しまして,衷心より感謝を申し上げますとともに,一言お礼を申し上げたいと存じます。

 顧みまするに,私はちょうど4年前の3月13日に故大武幸夫前市長の後を受け,第14代の福井市長に就任させていただきました。折しも社会情勢がまことに不安定かつ大変厳しい時期ではございましたけれども,今日まで本市の発展を願い,公平で清潔な開かれた市政を展開し,県都福井市が21世紀に向けて大きく飛躍するため,活力とやさしさのある生活都市づくりに全力を尽くしてきたところでございます。

 主な施策の実例を挙げますならば,生活基盤の整備では,まず西部緑道の完成,屋内ゲートボール場,本町通り地下駐車場,福井市美術館などがオープンいたしました。また,ただいまは福井駅周辺土地区画整理事業やフェニックスパーク建設といった大型事業を推進しているところであります。そして,パーク建設事業の中でも福井市の長年の懸案事項でありました新葬斎場の建設にも昨年ようやく着工することができ,平成11年秋の完成を目指しております。

 また国及び県の御支援のもと,進めてまいりした情報幹線整備事業は総延長100?にも及ぶもので,地方自治体が所有する同様の設備としては国内最大級のものとなり,本年度をもってその事業を完了するものでございます。

 一方,ソフト施策の展開も重視してきたところでありまして,審議会委員の公募制の導入や地域保健医療情報システムの開発,情報公開条例並びに行政手続条例の制定などを進めてまいりました。また都市景観の向上と快適な住環境を確保するため,指定ごみ袋制度の導入や自転車の放置防止に関する条例,空き缶等の散乱及びふん害の防止に関する条例などが制定されたところでございます。

 イベント関係といたしましては,6年度に「不死鳥のねがい」福井市市民憲章の制定30周年記念行事,7年度に環日本海フェスティバル・イン・福井,8年度に越前福井幕末サミット,9年度に日本文化デザイン会議などを実施し,それぞれ大きな反響を得たところでございます。

 加えて,国際交流の分野では,杭州市に福井杭州友好公園が完成し,杭州市からはジャコウネコが本市に贈られるなど,交流に深まりと広がりが見られました。

 また熊本市とは国内姉妹都市の提携を調印し,これを契機に各界各層の方々との幅広い心の通う相互交流が積み重ねられております。そして,昨年11月には災害時相互応援協定を締結いたしました。空襲,大震災,そして大水害,わずか3年の間に三たび町が壊滅した本市は,目覚ましい復興を遂げてまいりました。その経験をもとに,平成7年の阪神・淡路大震災の被災地への支援活動につきましては,本市としてはでき得る限りの手だてを講じてまいりましたし,昨年の重油流出事故につきましては,議員各位を初め全国各地からのボランティアの方々の御協力をいただきながら,組織の総力を挙げて重油の回収や風評被害の払拭に全力を挙げて取り組んできたところであります。そして,福井震災から50年目を迎える本年6月には,地震の被害に遭ったことのある国内4都市を初め海外10カ国から関係者をお招きして,21世紀の国際防災安全都市を目指し,世界震災都市会議を開催いたします。

 また21世紀を見据えた施策も多面的に構築いたしまして,福井市長寿社会憲章の制定や福井市障害者基本計画の策定,第二次福井市行政改革大綱と実施計画の決定,福井駅周辺市街地総合再生計画の策定,第四次福井市総合計画に係る基本計画の改定などに取り組んできたところでございます。

 特に,私が常日ごろから申し上げております市民の皆様方との二人三脚による市民参加型市政,すなわち市長への手紙や市民参加によるまちづくり市民対話,市長とのふれあいトークなどでは市民の皆様の福井の発展を願う熱い思いを直接肌で感じ取ることができ,市政をあずかる者として大変うれしく,心強く思ったところでございます。

 ところで,特にうらがまちづくり推進事業は運動会型の市政を推進するために立案したものでありますが,市民1人1人が街づくりの一役を担い,みずから考え,参加していただくなど,各地区で熱心な取り組みがなされておりまして,今後の街づくりの方向性を見出すためのよい起爆剤になったものと確信をいたしております。

 また歴史のみえるまちづくり事業は,本市に係る歴史的遺産や道筋,先人ゆかりの地などの発掘,保全,復元を行い,拠点施設の整備とともに,それらのネットワークを図ってまいりましたが,各界各層のお力添えもあり,市民挙げての取り組みとなっております。これらの事業は,それぞれの地域にとどまらず,本市全体の活性化はもとより,市民の皆様には本市への愛情と誇りにもつながっているのではないかと考えているところでございます。

 このように市政各般にわたり所期の成果を得ることができ,21世紀に向けた本市発展の基盤が着実に整備されつつありますことは,議会はもとより市民の御支援,御協力のたまものでありまして,心から感謝を申し上げる次第であります。

 ところで,今国,地方を通じ行政改革の推進が重要政策課題となっております。長引く景気低迷に伴います歳入不足から,バブル経済の間に肥大化した行政の見直しが改めて問われておりますとともに,社会経済情勢の激しい変化に柔軟かつ弾力的に対応できるよう,体質を強化することが求められております。しかしながら,激動する社会情勢の中にあって,来るべき21世紀に向けた本市の街づくりは少子,高齢化への対応,都市基盤の再構築,快適な都市環境,福井らしい産業,文化の育成などの多くの課題を抱え,今まさに正念場を迎えていると言えます。このようなとき,地方自治の本旨に基づき,本市の市民の幸せと生活を守り,やさしさと活力を実感できる社会を築く市政を推進するとともに,市民主体の都市づくりをさらに力強く前進させることは私に課せられた重大な使命であると認識をいたしております。

 ともあれこの4年間の間には,いろいろなことがございましたが,ここにつつがなく今日に至り得ましたことは,これひとえに議員各位を初め市民の皆様の多大なる励ましと温かい御支援のたまものでありまして,ここに深く感謝を申し上げる次第でございます。

 私は,いま一度初心に返り,公正で清潔な市政,市民の声が生かされる市政,活力とやさしさのある市政の三つの信条を基本理念として,まことに厳しい社会経済情勢ではありますが,高度化,多様化する市民ニーズに的確に対応した個性的で魅力あふれる施策を積極的に進め,県都にふさわしい誇りと愛着の持てる「生活・交流都市福井の創造」に全身全霊をささげる覚悟であります。今日までの4年間にお寄せいただきました議員各位の手厚い御支援に対し,重ねてお礼を申し上げますとともに,職員の皆さんにはそれぞれの立場で私とともに一生懸命市勢の発展の願い,頑張っていただきましたこともあわせましてお礼を申し上げる次第でございます。

 最後となりましたが,福井市の繁栄と議員各位並びに25万市民の御多幸を心から御祈念を申し上げ,私のお礼の言葉とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)



○議長(田辺義輝君) これをもちまして平成10年3月福井市議会定例会を閉会いたします。

             午後3時30分 閉会







 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。





福井市議会議長                     平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日









署名議員                        平成  年  月  日











△〔参照〕





             各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書





           総    務    委    員    会


番 号件            名審査結果
第1号議案平成10年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第1款 議会費

   第2款 総務費中

    第1項 総務管理費

    第2項 徴税費

    第4項 選挙費

    第5項 統計調査費

    第6項 監査委員費

   第9款 消防費

   第12款 公債費

   第14款 予備費

 第2条中

   第2款 総務費

 第3条

 第4条

 第5条原案可決
第25号議案行政組織の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について原案可決
第26号議案福井市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について原案可決
第27号議案福井市職員旅費支給条例等の一部改正について原案可決
第28号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について原案可決
第29号議案福井市副収入役設置条例の廃止について原案可決
第75号議案平成9年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 入

  歳 出

   第2款 総務費

   第9款 消防費

 第3条中

   第2款 総務費

 第5条原案可決
第83号議案福井市災害ボランティア活動支援基金条例の制定について原案可決






           建    設    委    員    会


番 号件            名審査結果
第1号議案平成10年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第8款 土木費中

    第1項 土木管理費

    第2項 道路橋りょう費

    第3項 河川水路費

    第4項 都市計画費

    第6項 下水道費

    第7項 住宅費

   第11款 災害復旧費中

    第2項 土木施設災害復旧費

 第2条中

   第8款 土木費原案可決
第8号議案平成10年度福井市宅地造成特別会計予算原案可決
第11号議案平成10年度福井市駐車場特別会計予算原案可決
第13号議案平成10年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算原案可決
第14号議案平成10年度福井市下水道事業会計予算原案可決
第75号議案平成9年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第8款 土木費中

    第2項 道路橋りょう費

    第3項 河川水路費

    第4項 都市計画費

    第7項 住宅費

 第2条

 第3条中

   第8款 土木費

 第4条中

   第8款 土木費原案可決
第78号議案平成9年度福井市宅地造成特別会計補正予算原案可決
第80号議案平成9年度福井市駐車場特別会計補正予算原案可決
第81号議案平成9年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算原案可決
第82号議案平成9年度福井市下水道事業会計補正予算原案可決
第86号議案市道の廃止について原案可決
第87号議案市道の認定について原案可決






            教  育  民  生  委  員  会


番 号件            名審査結果
第1号議案原案可決
平成10年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第2款 総務費中

    第3項 戸籍住民基本台帳費

   第3款 民生費

   第4款 衛生費中

    第1項 保健衛生費

    第2項 清掃費

   第8款 土木費中

    第5項 総合交通費

   第10款 教育費原案可決
第2号議案平成10年度福井市国民健康保険特別会計予算原案可決
第3号議案平成10年度福井市老人保健特別会計予算原案可決
第5号議案平成10年度福井市交通災害共済特別会計予算原案可決
第17号議案福井市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正等について原案可決
第18号議案福井市保育所入所措置条例の一部改正について原案可決
第19号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について原案可決
第75号議案平成9年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第3款 民生費

   第4款 衛生費

   第8款 土木費中

    第5項 総合交通費

   第10款 教育費

 第3条中

   第10款 教育費原案可決
第76号議案平成9年度福井市国民健康保険特別会計補正予算原案可決
第77号議案平成9年度福井市老人保健特別会計補正予算原案可決
第84号議案福井市交通災害共済基金条例の一部改正について原案可決
第85号議案福井市シルバーハウスサービス事業に関する条例の廃止について原案可決
請願第18号福井空港周辺整備基金に対する貸付の延長をしないことを求めることについて不採択






            経  済  企  業  委  員  会


番 号件            名審査結果
第1号議案平成10年度福井市一般会計予算

 第1条中

  歳 出

   第4款 衛生費中

    第3項 上水道費

    第4項 簡易水道費

   第5款 労働費

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費

   第11款 災害復旧費中

    第1項 農林水産施設災害復旧費

 第2条中

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費原案可決
第4号議案平成10年度福井市農業共済特別会計予算原案可決
第6号議案平成10年度福井市競輪特別会計予算原案可決
第7号議案平成10年度福井市簡易水道特別会計予算原案可決
第9号議案平成10年度福井市国民宿舎特別会計予算原案可決
第10号議案平成10年度福井市中央卸売市場特別会計予算原案可決
第12号議案平成10年度福井市農業集落排水特別会計予算原案可決
第15号議案平成10年度福井市ガス事業会計予算原案可決
第16号議案平成10年度福井市水道事業会計予算原案可決
第20号議案福井市森林総合利用施設設置及び管理に関する条例の一部改正について原案可決
第21号議案福井市水道給水条例の一部改正について原案可決
第22号議案平成10年度福井市農業共済事業の賦課総額及び賦課単価の決定について原案可決
第23号議案農作物共済の水稲に係る無事戻しについて原案可決
第24号議案園芸施設共済に係る無事戻しについて原案可決
第75号議案平成9年度福井市一般会計補正予算

 第1条中

  歳 出

   第5款 労働費

   第6款 農林水産業費

   第7款 商工費

 第3条中

   第6款 農林水産業費

 第4条中

   第6款 農林水産業費原案可決
第79号議案平成9年度福井市国民宿舎特別会計補正予算原案可決






            歳  入  特  別  委  員  会


番 号件            名審査結果
第1号議案平成10年度福井市一般会計予算
 第1条中
  歳 入原案可決






            議  会  運  営  委  員  会


番 号件            名審査結果
陳情第22号「サッカーくじ」導入中止を求める意見書について継続審査
陳情第23号「サッカーくじ」導入の中止を求める意見書について継続審査
陳情第26号医療保険制度の改悪に反対する意見書について継続審査
陳情第27号著作物の再販売価格維持制度問題に関する意見書について継続審査
陳情第28号消費税を3%に戻すことなどに関する意見書について不採択