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平成19年第350回定例会(第1号 開会日) 本文




2007.02.13 : 平成19年第350回定例会(第1号 開会日) 本文


◯議長(屋敷 勇君) 第350回定例福井県議会は、ここに成立いたしましたので、これより開会し、直ちに本日の会議を開きます。
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◯議長(屋敷 勇君) 議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。
 4月の統一地方選挙前に、ここに任期の最後を飾る定例県議会を、改装した議事堂において、各位の御出席のもとに開会の運びとなりましたことは、まことに意義深いものがあります。この4年間、「光陰矢のごとし」との言葉どおり、歳月というものは本当に早く過ぎていくものであると実感をいたしているところであります。
 さて、福井県政は、北陸新幹線や高規格幹線道路などの高速交通体系の整備促進を初め原子力問題や少子化対策、さらには地方分権改革など、大変重要な課題が山積をしておりますが、本県が個性豊かで元気に飛躍するよう、これらの課題に迅速に取り組むとともに、県民の皆様の理解と参加を得ながら、効果的な施策を積極的に講じていくことが強く求められているところでございます。
 特に北陸新幹線につきましては、平成19年度政府予算案において公共事業関係費が抑制される中、新幹線鉄道整備事業費は昨年を大幅に上回る予算が確保されました。このことは、平成16年12月の政府・与党申し合わせに基づき、新幹線の着実な整備促進が図られるとともに、次のスキーム見直しに向けて大きな弾みになるものと期待するところであります。今後とも県議会を挙げて、既に認可申請を行っている敦賀までの工事認可と開業が実現されるよう取り組んでいく必要があると考えております。
 今定例会に提案される平成19年度の予算案は、いわゆる骨格予算でありますが、本県経済の本格的な回復を図るなど、県民福祉の向上と県勢発展のために重要な意義を持つものであります。議員各位におかれましては、そうした意義を踏まえていただきまして、第15次民主議会の有終の美を飾るべく、県民の負託にこたえるため、十分に審議を尽くされますよう特段の御協力をお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。
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◯議長(屋敷 勇君) 次に、さきの定例会において任命の同意をいたしました福井県教育委員会委員禿了滉君から就任のごあいさつがあります。
 禿君。
      〔禿 了滉君登壇〕

◯教育委員会委員(禿 了滉君) さきの昨年末の定例議会におきまして御同意をいただき、12月25日付をもちまして福井県教育委員会委員の任命をちょうだいいたしました禿了滉と申します。
 御案内のとおり、今、我が国の教育のあり方は大きく問い直されておりまして、恐らく戦後改革以来の大変革期に当面しておると言っても過言ではないかと存じます。そういう中にありまして、まことに微力でございますが、この福井県の教育行政の望ましいあり方を求めて、それを進展させるために最大限の努力をいたす所存でございます。
 議員各位の絶大なるお力添え、御激励を賜りますことを切にお願い申し上げまして、まことに簡単でございますが、就任のごあいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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◯議長(屋敷 勇君) 次に、書記から諸般の報告を願います。
      〔書 記 報 告〕
                                政 推 第13号
                                平成19年2月6日
  福井県議会議長
    屋敷  勇  様
                            福井県知事 西 川 一 誠
             2月定例県議会の招集について
 第350回定例福井県議会を別添のとおり招集することになりましたので、通知します。
      (別 添)
 福井県告示第66号
  第350回定例福井県議会を平成19年2月13日午後1時福井県議会議事堂に招集する。
   平成19年2月6日
                            福井県知事 西 川 一 誠
             ───────────────────
                                政 推 第18号
                                平成19年2月9日
  福井県議会議長
    屋敷  勇  様
                            福井県知事 西 川 一 誠
                議案の送付について
  第350回定例福井県議会に提出する議案を別添のとおり送付します。
      (別 添)
 第1号議案 平成19年度福井県一般会計予算
 第2号議案 平成19年度福井県公債管理特別会計予算
 第3号議案 平成19年度福井県用品等集中管理事業特別会計予算
 第4号議案 平成19年度福井県災害救助基金特別会計予算
 第5号議案 平成19年度福井県母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算
 第6号議案 平成19年度福井県中小企業支援資金貸付金特別会計予算
 第7号議案 平成19年度福井県農業改良資金貸付金特別会計予算
 第8号議案 平成19年度福井県沿岸漁業改善資金貸付金特別会計予算
 第9号議案 平成19年度福井県林業改善資金貸付金特別会計予算
 第10号議案 平成19年度福井県県有林事業特別会計予算
 第11号議案 平成19年度福井県用地先行取得事業特別会計予算
 第12号議案 平成19年度福井県駐車場整備事業特別会計予算
 第13号議案 平成19年度福井県港湾整備事業特別会計予算
 第14号議案 平成19年度福井県下水道事業特別会計予算
 第15号議案 平成19年度福井県証紙特別会計予算
 第16号議案 平成19年度福井県病院事業会計予算
 第17号議案 平成19年度福井県電気事業会計予算
 第18号議案 平成19年度福井県臨海工業用地等造成事業会計予算
 第19号議案 平成19年度福井県工業用水道事業会計予算
 第20号議案 平成19年度福井県水道用水供給事業会計予算
 第21号議案 平成19年度福井県臨海下水道事業会計予算
 第22号議案 福井県公債管理特別会計条例の制定について
 第23号議案 福井県手数料徴収条例の一部改正について
 第24号議案 福井県民会館の設置および管理に関する条例の廃止について
 第25号議案 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定に
      ついて
 第26号議案 福井県職員定数条例の一部改正について
 第27号議案 福井県一般職の職員等の旅費に関する条例の一部改正について
 第28号議案 福井県職員等の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
 第29号議案 福井県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部改正について
 第30号議案 福井県恩給ならびに他の地方公共団体の退職年金および退職一時金の基礎となるべき
      在職期間と職員の退職年金および退職一時金の基礎となるべき在職期間との通算に関す
      る条例の一部改正について
 第31号議案 福井県公益認定等委員会条例の制定について
 第32号議案 公立大学法人福井県立大学に係る地方独立行政法人法第59条第2項に規定する条例で
      定める内部組織を定める条例の制定について
 第33号議案 公立大学法人福井県立大学の設立に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
 第34号議案 福井県統計調査条例の一部改正について
 第35号議案 福井県立社会福祉施設に関する条例の一部改正について
 第36号議案 福井県立病院使用料および手数料徴収条例の一部改正について
 第37号議案 福井県立すこやかシルバー病院使用料および手数料徴収条例の一部改正について
 第38号議案 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律の
      施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
 第39号議案 旅館業法施行条例の一部改正について
 第40号議案 福井県公衆浴場基準条例の一部改正について
 第41号議案 福井県工業技術センター使用料および手数料徴収条例の一部改正について
 第42号議案 福井県森林整備地域活動支援基金条例の一部改正について
 第43号議案 福井県道路占用料徴収条例の一部改正について
 第44号議案 道路法に基づく自動車駐車場の駐車料金の徴収等に関する条例の一部改正について
 第45号議案 福井県港湾施設管理条例の一部改正について
 第46号議案 福井県営住宅条例の一部改正について
 第47号議案 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定
      について
 第48号議案 福井県立学校職員定数条例の一部改正について
 第49号議案 市町立学校県費負担教職員定数条例の一部改正について
 第50号議案 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条
      例の整備に関する条例の制定について
 第51号議案 福井県留置施設視察委員会条例の制定について
 第52号議案 福井県地方警察職員定数条例の一部改正について
 第53号議案 福井県公安委員会等手数料徴収条例の一部改正について
 第54号議案 公立大学法人福井県立大学が徴収する料金の上限の認可について
 第55号議案 公立大学法人福井県立大学中期目標の制定について
 第56号議案 指定管理者の指定について
 第57号議案 指定管理者の指定について
 第58号議案 全国自治宝くじ事務協議会規約の一部改正について
 第59号議案 関東・中部・東北自治宝くじ事務協議会規約の一部改正について
 第60号議案 公平委員会事務の受託の廃止に関する協議について
 第61号議案 九頭竜川流域下水道の維持管理に要する費用の市の負担の一部改正について
 第62号議案 包括外部監査契約の締結について
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                                  福 監 第330号
                                  平成18年12月27日
  福井県議会議長  様
                          福井県監査委員  高 島 寛 正
                          同        安 居 喜 義
                          同        井 上 圭 充
                          同        朝 山 美樹雄
           例月現金出納検査の結果に関する報告について
 地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月現金出納検査の結果を、次のとおり提出し
ます。
                    記
1 検査年月日  平成18年12月25日
2 検査の対象  平成18年11月分
         一般会計 特別会計 公営企業会計
3 検査の結果  各会計の収支計算書等の計数は、関係諸帳簿および指定金融機関の預金現在高
        証明書等と符合し、正確であることを認めた。
     〔別添資料省略〕
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                                  福 監 第11号
                                  平成19年2月1日
  福井県議会議長  様
                          福井県監査委員  高 島 寛 正
                          同        安 居 喜 義
                          同        井 上 圭 充
                          同        朝 山 美樹雄
           例月現金出納検査の結果に関する報告について
 地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月現金出納検査の結果を、次のとおり提出し
ます。
                    記
1 検査年月日  平成19年1月29日
2 検査の対象  平成18年12月分
         一般会計 特別会計 公営企業会計
3 検査の結果  各会計の収支計算書等の計数は、関係諸帳簿および指定金融機関の預金現在高
        証明書等と符合し、正確であることを認めた。
     〔別添資料省略〕
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◯議長(屋敷 勇君) 次に、今議会提案事件の説明等のため、地方自治法第121条の規定により、会期中、お手元に配付の者の出席を求めておきましたので、御了承願います。
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                 説 明 者 名 簿
                                 第350回定例会
 知       事                      西  川  一  誠
 (委任を受けた者)      副    知    事     山  本  雅  俊
                副    知    事     飯  島  義  雄
                出    納    長     旭     信  昭
                総  務  部  長      杉  本  達  治
                総 合 政 策 部 長     藤  原  宣  章
                安 全 環 境 部 長     筑  後  康  雄
                健 康 福 祉 部 長     品  谷  義  雄
                産 業 労 働 部 長     須  藤     治
                農 林 水 産 部 長     川  口  義  夫
                土  木  部  長      児  玉     忠
                企  業  局  長      藤  原  宣  章
 教育委員会委員長                       木  瀬  誠二郎
 (委任を受けた者)      委         員     稲  山  幹  夫
                     〃          瀬  尾  佳  彦
                     〃          真  田  一  郎
                     〃          禿     了  滉
                教    育    長     西  藤  正  治
 公安委員会委員長                       松  浦  正  則
 (委任を受けた者)      委         員     三田村   俊  文
                     〃          松  本  幸太郎
                警 察 本 部 長       繁  田     誠
 人事委員会委員長                       川  上  賢  正
 (委任を受けた者)      委         員     嶋  田  洋  子
                     〃          山  本  正  敏
 監 査 委 員                        井  上  圭  充
(各行政委員会の委員長または委任を受けた委員のうちそれぞれ各1名が出席するものとする)
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◯議長(屋敷 勇君) なお、第349回定例会において可決されました意見書3件につきましては、関係当局に提出し、その実現方について強く要請するとともに、採択されました請願5件について、その処理経過及び結果の報告を求めておきましたところ、お手元に配付のとおり報告がありましたので、御了承願います。
     〔別添資料後掲〕
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◯議長(屋敷 勇君) また、地方自治法第100条第12項及び会議規則第120条の規定に基づき、お手元に配付いたしましたとおり、緊急を要するものとして議員の派遣を決定いたしましたので、御了承願います。
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                議員の派遣について(報告)
 地方自治法第100条第12項および福井県議会会議規則第120条第1項ただし書の規定に基づき、下
記のとおり緊急を要する議員の派遣を決定したので報告する。
                 記
1 越美北線早期運転再開要望活動
 (1) 派遣の目的   平成16年7月18日の福井豪雨災害により甚大な被害を受けた越美北線の
             早期運転再開の要望活動を行うため。
 (2) 派 遣 地   石川県金沢市
 (3) 派遣期間    平成19年1月15日(月)
 (4) 派遣議員    山田 庄司 議員  渡辺 政士 議員
 (5) 派遣の内容   越美北線早期運転再開要望活動
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◯議長(屋敷 勇君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。
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             第1 会議録署名議員の指名について

◯議長(屋敷 勇君) まず、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、中川君、仲倉君、野田君を指名いたします。
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                 第2 会期決定について

◯議長(屋敷 勇君) 次に、日程第2 会期決定についてを議題といたします。
 本定例会の会期を、本日より来る3月5日までの21日間と定めたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(屋敷 勇君) 御異議なしと認めます。
 よって、そのように決定いたしました。
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                第3 議席の変更について

◯議長(屋敷 勇君) 次に、日程第3 議席の変更についてを議題といたします。
 本会議場が仮議場から議場に移転したことに伴い、会議規則第4条第3項の規定により、ただいま御着席のとおり議席の変更をいたしますので、御了承願います。
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                   新 議 席 表
   1番  鈴  木  宏  治          21番  石  橋  壮一郎
   2番  四  谷  昌  則          22番  斉  藤  新  緑
   3番  水  口     保          23番  小  泉  剛  康
   4番  仲  倉  典  克          24番  一  瀬  明  宏
   5番  田  村  康  夫          25番  渡  辺  政  士
   6番  東  角     操          26番  中  川  平  一
   7番  松  田  泰  典          27番  山  岸  猛  夫
   8番  欠        員          28番  高  島  寛  正
   9番  安  居  喜  義          29番  山  田  庄  司
   10番  佐  藤  正  雄          30番  野  田  富  久
   11番  畑     孝  幸          31番  前  田  康  博
   12番  谷  出  晴  彦          32番  屋  敷     勇
   13番  笹  岡  一  彦          33番  田  中  敏  幸
   14番  加  藤  正  熈          34番  石  川  与三吉
   15番  谷  口  忠  応          35番  山  本  文  雄
   16番  松  井  拓  夫          36番  松  崎  晃  治
   17番  吉  田  伊三郎           37番  関     孝  治
   18番  欠        員          38番  山  本  芳  男
   19番  山  本  正  雄          39番  美  濃  美  雄
   20番  堂  前     広          40番  欠        員
             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            第4 第1号議案から第62号議案まで(62件)

◯議長(屋敷 勇君) 次に、日程第4の62件を議題といたします。
 これより、知事から提案理由の説明を求めることにいたします。
 知事西川君。
      〔知事西川一誠君登壇〕

◯知事(西川一誠君) 第350回定例県議会の開会に当たり、県政運営の所信の一端を申し述べますとともに、県政の諸課題及び平成19年度当初予算案等の概要につきまして、御説明を申し上げます。
 私は、知事就任以来4年間、マニフェスト「福井元気宣言」に基づき、福井の活性化を最優先の課題として、全力で県政推進に取り組んでまいりました。
 現在、失業率が全国一低くなるなど本県産業は力強さを取り戻しつつあり、出生率が全国47都道府県の中で唯一上昇し、また犯罪の減少率が全国第1位となるなど、全国に誇る成果を上げております。
 また、北陸新幹線の県内着工の実現、高速道路の整備促進、エネルギー研究開発拠点化計画の推進など県政の重要課題について成果と方向性を示すことができました。
 1期目の任期を終えようとする今、「元気宣言」に掲げた各種施策がおおむね目標を達成することができましたことは、県議会を初め県民の皆様の県政に対する力強い御支援、御協力のたまものであり、改めて心より厚くお礼申し上げます。
 変革の時代の中、県政は極めて重要な時期を迎えており、特に県勢発展の基礎となる北陸新幹線などの重要プロジェクトはここ数年間がまさに重要であり、その進捗を加速させなければなりません。また、これからは活力ある経済社会を基本に、教育・文化・福祉を充実するなど、さらに県民の暮らしの質を高め、楽しみと喜びにあふれた福井県を目指していかなければなりません。本県のすぐれた歴史や伝統文化、健康長寿、女性が生き生きと活躍し、子供を産み育てやすい生活環境など、福井の魅力をさらに磨き上げ、真の豊かさが実感できるすぐれた県として全国にアピールしていくことが重要であります。
 私は、こうした認識のもと、県民の皆様の御支持を得て県政推進に引き続き全力で取り組み、県民が未来に夢と希望を、ふるさと福井に自信と誇りを持てる理想のふるさとづくりに邁進いたしたいと考えております。
 さて、地方と国の関係につきましては、昨年12月に地方分権改革推進法が成立いたしました。今後、4月に発足する予定の地方分権改革推進委員会において、新地方分権一括法の制定に向けた検討が開始されます。いわゆる第2期分権改革が国の単なる歳出削減を達成する手段とされることがないよう、全国の地方団体が政治力を結集して、地方と国の役割分担の見直し、国から地方への権限と税財源のさらなる移譲などをぜひとも実現させなければなりません。
 また現在、国において道州制についての検討も進められております。いわゆる道州制は我が国のあり方の根本にかかわる問題であり、その中身を議論する前に、地方と国を通じた行政改革の推進、大都市問題の解決、地方分権の憲法上の位置づけの明確化などさまざまな課題があります。日本世論調査会が実施した最近の全国調査では、6割以上の国民がこの制度に反対しております。合併後の住民と市町村とが新たな自治を築きつつある現在、地域の実情を踏まえない全国一律の制度の議論は、地方分権に逆行することになりかねません。全国知事会においても、先月、道州制検討の前提となる基本的な考え方を取りまとめ、いわゆる道州制ありきとしないことで意見が一致したところであります。知事会の憲法問題特別委員会としても、各政党などと意見交換会を実施し、憲法改正が行われる場合には地方自治の充実を柱の一つとするよう強く要請しております。今後とも、地域のことは地域みずからの責任で決めるという真の地方分権改革の実現を目指し、全国の自治体とともに最大限の努力をしてまいりたいと考えております。
 それでは、当面する県政の重要課題について申し上げます。
 まず、北陸新幹線についてであります。
 北陸新幹線の福井駅部につきましては、新年度の政府予算案で30億円の事業費が計上され、橋脚や高架橋の建設が本格化してまいりますが、平成20年度末の完成を目指して工事が着実に実施されるよう、福井市と連携を図りながら取り組んでまいります。
 福井駅部整備に伴うえちぜん鉄道の高架化につきましては、福井市からの要請も踏まえ、中心市街地の活性化や都市の再開発、高齢社会にふさわしい新たな交通体系の整備を図る観点から、平成16年12月の政府・与党申し合わせを基本に、三国芦原線を次世代型路面電車システム化し、福井駅前へ乗り入れ、勝山永平寺線を高架化により福井駅部に乗り入れる県の案を、国など関係機関とも協議の上、先般、県議会にお示しいたしました。現在、国や鉄道・運輸機構と高架構造や施工方法などの技術的な問題や整備手法、財源などの課題について鋭意協議を重ねており、沿線市町及び鉄道事業者に対しても計画内容について説明をし、理解を求めているところであります。今後、課題等を整理し、県議会の御意見を十分踏まえ、早期に結論が得られるよう全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 北陸新幹線の整備促進につきましては、今月2日に政府・与党の関係議員に対し、県議会や経済界とともに、敦賀までの工事実施計画の一括認可及び早期整備、北陸3県同時期での福井開業の実現に向け早期に本格的な議論が開始されるよう、改めて強く要請いたしました。
 次の整備スキームにおいて、福井及び敦賀までの整備方針が明確にされ、福井駅部完成から間を置かずに新幹線事業が実施されるよう、県議会と一体となって国及び関係機関への要請活動をさらに強力に展開してまいりたいと考えております。
 次に、原子力行政についてであります。
 美浜発電所3号機につきましては、関西電力が1月10日に原子炉を起動し、国の総合負荷性能検査を経て今月7日に営業運転を再開いたしました。県では、これまで調整運転の各段階において、立入調査等により発電所の状況を確認しており、引き続きより一層の安全確保に努めるよう求めてまいります。
 「もんじゅ」につきましては、改造工事で据えつけ等を終えた機器・設備について、原子力機構が昨年12月から工事確認試験を実施しております。今後とも、県原子力安全専門委員会において改造工事や工事確認試験の実施状況を十分確認するなど、安全確保に万全を期してまいります。
 エネルギー研究開発拠点化計画につきましては、平成19年度の推進方針に基づき、各実施主体において事業が展開されております。このうち、福井大学及び福井工業大学では、国が新年度政府予算案で創設した「原子力人材養成プログラム」に基づき、高速炉講座の開設や放射線機器の整備等を行うこととしております。また、関西電力は、新たな高経年化研究施設や新素材の研究・開発等を行う電子線照射施設の整備に向け構想策定を進めております。今後、県内大学と関西・中京圏の大学等による共同研究の促進、教員相互派遣や共通科目化の実現など各種事業を充実・強化し、計画内容のさらなるステージアップを図りながら、国内外から多くのすぐれた研究者が集う先進的な研究拠点となるよう、国、電力事業者、地元経済界、大学等とともに全力で取り組んでまいります。
 次に、足羽川ダムにつきましては、国、県、池田町の三者による「足羽川ダム建設事業推進協議会」を昨年末に開催し、環境アセスメントの実施や水源地域整備計画の策定などの役割分担やスケジュールなどについて確認を行ったところであります。足羽川ダムを含む九頭竜川水系河川整備計画は、2月15日に策定・公表される予定であります。
 次に、当初予算につきまして御説明申し上げます。
 平成19年度は、年度当初において知事及び県議会議員の選挙が行われるため、経常的、継続的な事業について予算計上することとし、政策的な経費については選挙後の補正予算で対処することといたしました。
 なお、福祉、教育など県民生活に密接にかかわり、国の制度改正等に伴って年度当初から実施しなければならないもの、北陸新幹線の整備や福井豪雨災害対策など事業の早期実現を図る必要があるものなどについては予算計上し、円滑な事業の実施に支障が生じないよう対応いたしました。
 また、「行財政改革実行プラン」に基づき、事務事業の見直し等を積極的に進め、財源の確保と健全財政の維持に努めることを基本としたところであります。
 以下、主要施策と課題について、「元気宣言」に沿って申し上げます。
 まず、「元気な産業」についてであります。
 最近の我が国経済につきましては、「景気は、消費に弱さが見られるものの、回復している」との判断が示されております。
 一方、本県経済は、個人消費は全体として持ち直しの動きが見られ、企業の生産活動については、業種によってばらつきがあるものの、製造業を中心とした穏やかな回復の動きとなっております。
 雇用情勢につきましても、昨年12月に国が発表した平成18年7月から9月までの第3・四半期における本県の完全失業率は、全国平均の4.1%に対し2.4%と、3期連続で全国一低くなっております。
 グローバル化が加速する中、こうした景気の回復基調をより確かなものとするためには、世界レベルの次世代技術産業を育成するとともに、繊維、眼鏡など地場産業の振興、非正規社員の雇用環境の改善や若年人材の確保などの課題に的確に対応する必要があります。昨年12月には「経済社会活性化戦略会議」から、本県経済の持続的かつ安定した成長を目指した新しい戦略等について報告を受けたところであります。県民の経済社会活動のさらなる質の向上を図る観点から、今後の産業労働政策に十分生かしてまいりたいと考えております。特に、若者の本県への就職促進につきましては、大都市圏の企業を中心に採用活動が本格化・早期化していることから、就職活動が本格化する前の1月5日に、県内企業98社と学生やその保護者など約900名の参加を得て、「ふるさと企業魅力発見フェア」を県営体育館で実施をいたしました。今後、さらに新たに策定した「福井県職業能力開発計画」等に基づき、若者や女性、非正規社員などに対する職業能力の開発、企業の人材育成の支援等を積極的に行ってまいりたいと考えております。
 また、県内企業の東アジアヘの販路開拓につきましては、最新の企業動向や国際情勢等を踏まえ、新たな「東アジア・マーケット開拓戦略プラン」を策定いたしました。海外事務所の機能強化、中国ビジネスリスクに関する相談体制の整備など、東アジアヘの販路開拓に挑戦する企業の支援を一層充実してまいりたいと考えております。
 企業誘致につきましては、この4年間の本県への立地企業が95社となり、投資額は約2,040億円、新規雇用者数は約3,000人となるなど誘致活動の成果が着実にあらわれております。今月には、テクノポート福井へ石膏建材のトップメーカーである吉野石膏株式会社の進出が新たに決定したところであり、さらに企業誘致を積極的に展開してまいります。
 中心市街地の活性化につきましては、今月8日に中心市街地活性化懇話会から、コンパクトなまちづくりに向け、まちの郊外化を抑制することなどを内容とする提言がありました。これを踏まえまして、中心市街地活性化に向けて市町が重点的に取り組むべき事項や、大規模集客施設の適正立地に関する事項などについての基本的な方針を年度内に策定してまいりたいと考えております。
 次に、農林水産業の振興であります。
 新年度から、国の新たな農業政策が実施されます。このうち、認定農業者や集落営農組織の経営に着目して支援する「品目横断的経営安定対策」につきましては、集落の合意形成などを促進してきた結果、対象となる水田面積の割合が昨年度末の28%から本年度末には40%に拡大する見込みであります。平成22年度には60%以上となるよう、集積をさらに加速させてまいります。
 また、農地や農業用水などの保全管理と環境調和型農業を推進する「農地・水・環境保全向上対策」につきましては、市町と連携し、農家以外の方も含め多くの県民の参加を得て、各集落における活動組織の立ち上げや活動計画の策定等を進めております。
 平成21年春に本県で開催されます「第60回全国植樹祭」につきましては、昨年末に大会の開催方針、開催会場、記念事業などについて基本構想を策定いたしました。開催を通じ、福井豪雨災害からの復興と森林の恵みを全国に力強く伝えることができるよう全力を尽くしてまいります。また、子供から大人まで県民一人一人が森林や自然の恵み、厳しさを再認識し、木を切って使う県産材の活用や四季折々の花木の植栽など、将来につながる県民運動を広く展開してまいります。新年度は、7月を目途に「第60回全国植樹祭福井県実行委員会」を設置するなど推進体制をさらに強化するとともに、会場施設の整備計画等について基本計画を策定してまいりたいと考えております。
 本年度の「越前がに漁」につきましては、漁業者みずからによる資源管理や漁場の保全等を進めてきた結果、1月末現在の漁獲量は433トン、漁獲金額は約13億9,000万円と好調な水揚げとなっており、本県史上9番目の豊漁でございました昨年度を漁獲量、漁獲金額とも上回る見込みであります。貴重な水産資源の保護育成に努めながら、販売力の強化など、より収益性の高い水産業の振興に努めてまいります。
 次に、「元気な社会」についてであります。
 少子化対策につきましては、「ふくい3人っ子応援プロジェクト」や「子育てマイスター」を初めとする本県の施策が「厚生労働白書」や「少子化社会白書」において紹介されるなど、高い評価を受けております。今後、さらに施策の充実に努め、全国一子供を産み育てやすい県を目指してまいりたいと考えております。
 特に、子供たちの放課後の安全・安心な居場所や、充実した活動の場の確保が子育て支援の重要な、さらなる課題となっております。このため、月曜日から土曜日まで保護者が日中不在の小学3年生までの児童を預かる「放課後児童クラブ」と、週2回程度すべての小・中学生を対象に体験活動等を行う「地域子ども教室」というのがありますが、これらの二つを「放課後子どもクラブ」として一体的に運営することといたしております。今後、小学校区ごとに設置する地域・学校協議会を中心に、これら実施時間や場所等を調整しながら、地域の実情に応じた対策が推進されるよう、この事業を通じて努めてまいりたいと考えております。
 「健康長寿ふくい」の推進につきましては、健康と若さを保ちながら年を重ねるアンチエイジング医学に基づき、血管や骨などの「健康長寿度」をかかりつけ医がチェックできるシステムを、昨年12月に全国に先駆けて開発いたしました。3月に医療機関や市町等の健康診断担当者を対象とする研修会を開催する予定であり、県民に広く普及してまいりたいと考えております。
 そして、7月に「第43回献血運動推進全国大会」、また9月に「第8回健康日本21全国大会」が本県で開催されます。健康長寿と、これを支える福井のライフスタイルや食、豊かな自然など、福井の魅力を広く知っていただく大会となるよう全力を尽くしてまいります。
 医師確保対策でありますが、昨年6月に設置いたしました「医師確保対策協議会」において、内科、産科、小児科などの診療科目や地域ごとの課題などについて検討を進めてまいりました。その検討結果を踏まえ、新たに後期研修医に対する国内外の長期研修制度の創設や、女性医師確保のための院内保育所の拡充等を図ってまいりたいと考えております。
 また、関西電力においては、エネルギー研究開発拠点化計画の一環として、新年度から嶺南地域における医師確保を図る奨学金制度を実施することにいたしております。
 平成16年度から建設工事を進めてまいりました県立病院の「こころの医療センター」につきましては、うつ病などの早期治療を行う心身医療科病棟を新設するなど機能を充実し、4月から診療を開始いたします。関連施設であります小児療育センター、看護専門学校、福井東養護学校、特殊教育センターについても予定どおり4月から新施設で業務を開始する予定であります。
 なお、新しい施設での業務開始等に伴い、小児療育センターを「こども療育センター」に、また特殊教育センターを「特別支援教育センター」に改めることとし、今議会に関係議案を御提案いたしております。
 次に、障害者福祉についてでありますが、障害者自立支援法の趣旨等を踏まえ、障害者雇用の促進、グループホーム等の拡充、ホームヘルプなど在宅サービスの充実等を内容とする新しい「福井県障害者福祉計画」を本年度中に策定することといたしております。また、サービス利用者に対する原則1割の定率負担や食費・光熱水費の実費負担等につきましては、国が新たな支援制度を創設したこと等を踏まえ、負担軽減策の充実を図ってまいりたいと考えております。
 次に、教育について申し上げます。
 「元気宣言」に基づき、小・中学校における少人数学級編制を計画的に進める「元気福井っ子笑顔プラン」でありますが、計画の最終年度として、4月の新学期から中学1年生の学級編制を現在の32人学級から30人学級とするなど、所期の目標を達成してまいりたいと考えております。
 また、新年度から、学習障害、注意欠陥多動性障害等の児童・生徒に対し、通常の学級等で特別な支援を行う特別支援教育制度が導入されます。これまで、教員が新制度について理解を深めるガイダンスの実施や、各小・中学校で校内の支援体制を整備する特別支援教育コーディネーターの養成を行ってきているところであります。
 さて、6月に「第2回食育推進全国大会」が本県で開催されます。大会を契機に、県民の食育への理解と関心を高めるとともに、健康長寿を支える福井の食文化や栄養教諭の活動、地場産学校給食の推進など、本県の食に関する先進的な取り組みとその成果を県内外に広く紹介してまいりたいと考えております。
 県立大学についてでありますが、大学経営の視点を導入し、自主的・自律的な運営を行う組織とするため、4月に「公立大学法人福井県立大学」を設立する予定であります。地域を担う人材の養成や研究成果の地域への貢献など、県民にとってより一層魅力ある大学として発展させてまいりたいと考えております。今議会に法人の中期目標を初めとする関係議案を提案しているところであります。
 さて、国においては、昨年、教育基本法が改正され、教育再生についてさまざまな議論が進められております。教育委員会においては、教員採用前研修の導入を含めた研修体系の見直し方策等を昨年12月にまとめたところでございます。新規卒業者の現場体験研修を3月に実施するほか、臨時任用講師の実践的指導力の向上を目指した教育養成塾の実施等について検討を進めております。本県教育のより一層の充実を目指し、学校、家庭、地域、それぞれの課題に対し、さらに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、「元気な県土」についてであります。
 舞鶴若狭自動車道につきましては、新たに若狭町4地区において用地契約の調印を行い、地区ごとの団体調印はすべて終了いたしました。地権者との個別の契約交渉を行っておりました小浜市尾崎地区についても買収を終え、小浜西−敦賀間全体の約96%の用地を確保いたしました。早期の用地買収完了を目指し、残る地権者との交渉に引き続き全力で取り組んでまいります。
 平成23年度完成を目指します小浜西−小浜間及び平成26年度完成を目指す小浜−敦賀間の工事は着実に進捗しており、先月には敦賀市の山地区でトンネル工事が開始されたところであります。完成予定時期より少しでも早く開通できるよう、引き続き西日本及び中日本高速道路株式会社に対し強く要請してまいります。
 中部縦貫自動車道につきましても、完成目標を明確にして整備を促進する必要があります。このうち、永平寺西−永平寺東間については3月17日に供用が開始される予定であります。上志比−勝山間については、平成20年度中の供用開始を目指し工事が進められております。永平寺大野道路全線については、おおむね10年後までの開通を目指すとともに、大野油坂道路については平成19年度政府予算において新規着工準備箇所の採択を受け、整備への道筋が示されるよう、国に対し強く要請してまいりたいと考えております。
 なお、国は年末に「道路特定財源の見直しに関する具体策」を決定し、平成19年中に真に必要な道路整備に関する中期的な計画を作成することといたしました。道路整備がいまだ十分でない地方にとって、今回の見直しが今後の道路整備に支障を来すものとなってはならないと考えております。舞鶴若狭自動車道とあわせ、中部縦貫自動車道がこの計画に確実に組み入れられるよう、県議会と一体となり、全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 足羽川の激甚災害対策特別緊急事業につきましては、本年度中にはJR橋下流において、現在工事中の橋梁部を除き掘削が完了する予定であるなど、順調に工事が進んでおります。平成20年度の完成に向け、泉橋、木田橋のかけかえや、残る河床の掘削等を着実に進めてまいります。
 幸橋整備事業につきましては、10月に鉄道のほか5車線の道路で通行ができる予定であります。その後、橋の取りつけ道路等の整備を行い、平成21年度末には事業全体が完成するよう全力を挙げてまいります。
 JR越美北線の復旧につきましては、JR西日本により順調に工事が進められており、3月には流出した五つの鉄橋で橋げたの架設工事がすべて完了する見込みであります。鉄橋部も含め不通区間の線路や通信設備等の復旧工事も鋭意進められており、本年夏の全線運行再開を目指し、JR西日本と協議を行っているところであります。
 福井駅西口で整備を進めております地下駐車場につきましては、10月に供用を開始する予定であり、今議会に駐車料金や指定管理者制度の導入等に係る設置管理条例案を提案しております。
 福井駅周辺の西口駅前広場の拡張整備と西口中央地区の再開発につきましては、地元商店者等による再開発準備組合が昨年12月に設立され、先月には福井市の福井駅前広場整備計画検討委員会において広場の基本的なレイアウト案が取りまとめられるなど、計画推進に向け大きく前進しております。福井市では、JR西日本が売却することとした土地を単独で取得する方針を示すなど、年度内の都市計画決定に向け全力を尽くしているところであり、県としても福井市の都市計画決定に向けた手続が円滑に進むよう、国を初め関係機関と協議・調整しているところであります。
 福井駅東口で建設が進められております手寄地区市街地再開発ビル内の福井県県民ホールにつきましては、4月19日から4日間、県民からの公募による公演を含めた開館記念事業を実施してまいりたいと考えております。
 次に、「元気な県政」でありますが、国民保護につきましては、平成17年11月に美浜町を中心に全国に先駆けて実施した実動訓練の結果等を踏まえ、先月、大規模な事業所単位の避難実施を追加するなど、福井県国民保護計画を一部改正いたしました。現在、各市町の計画作成が進められており、年度内にすべての市町で計画が作成されるよう、強く働きかけているところであります。
 国の特別措置法の補助事業として実施しております敦賀市の民間最終処分場につきましては、昨年10月から敦賀市と共同で対策工事に係る実施設計の代執行を行っております。今後、年度内に設計を完了し、新年度に着工する予定であります。
 次に、ふくいブランドの創造であります。
 継体大王即位1500周年記念事業につきましては、大王ゆかりの自治体や民間団体等において事業の具体的計画が明らかにされるなど、活発な活動が展開されております。
 昨年12月には、こうした団体などとともに「継体大王即位1500周年記念事業実行委員会」を設立したところであり、この実行委員会を中心に記念事業全体を調整し、大王にまつわる歴史・伝説・ロマンを全国に広くアピールしてまいりたいと考えております。
 これまで受け継いできた福井の魅力を県民みずから発見・再認識し、次世代に伝える「考福学」の推進を行っているところでございますが、この趣旨に賛同する経済団体や学校等において発表会が開催されるなど、運動の輪が広がっております。今後さらに多くの県民が参加する広がりがある県民運動へと発展させてまいりたいと考えております。
 福井城築城400年を記念し、昨年から福井市と連携して調査・検討を進めております御廊下橋の復元整備につきましては、御廊下橋整備推進委員会において近く計画を取りまとめることとしております。イベントの開催や募金活動の実施などを通じ、多くの県民の参加・協力を得ながら整備してまいりたいと考えております。
 さて、県においては、これまでさまざまな機会、媒体等を通じ、福井の魅力を全国に強く訴えてまいりました。この10月から放送されるNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台が本県に決定されたことはこうしたPR活動の成果でもあり、ふるさと福井を全国に広める絶好の機会と考えております。今後、県観光連盟など民間団体と協力して、番組を契機とした新たな観光誘客やPR活動を進めるなど、県民機運を盛り上げてまいりたいと考えております。先月には、東京都荒川区との交流の一つとして、荒川ケーブルテレビ株式会社が県内の観光地などを取材し、このほど荒川区内で放映をいたしました。首都圏の一つの地域ではございますが、今後ともさまざまな分野で発信の場を広げてまいりたいと考えております。
 以上、主要施策と課題について概略を申し上げましたが、平成19年度当初予算案の規模は、一般会計4,438億4,275万円余、特別会計194億6,336万円余、企業会計321億2,586万円余、計4,954億3,198万円余となった次第であります。
 また、これに伴う歳入予算につきましては、確実に収入が見込まれる県税1,143億6,859万円余、地方交付税1,158億円を計上いたしましたほか、国庫支出金673億5,993万円余を計上するとともに、不足する財源につきましては、県債管理基金等を取り崩して措置することといたしました。
 また、一般会計の予算規模の明確化と公債費の総合的な管理を行うため、新たに公債管理特別会計を設置することといたしました。
 このほか、今回提案いたしました主な議案について御説明申し上げます。
 第28号議案は、県人事委員会の勧告を踏まえ、県職員の勤務時間、休憩時間等の見直しを行うものであります。
 その他の議案につきましては、それぞれ記載の理由に基づき提案いたしました次第であります。
 以上、私の県政に対する所信の一端と県政の重要課題、予算案等について申し上げました。何とぞ慎重に御審議の上、妥当な御議決を賜りますようお願い申し上げます。
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◯議長(屋敷 勇君) 以上をもって、本日の議事日程は全部終了いたしました。
 この際、お諮りいたします。
 明14日から15日までは休会にいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(屋敷 勇君) 御異議なしと認めます。
 よって、そのように決定いたしました。
 なお、来る16日は午前10時より開議することとし、議事日程は当日お知らせいたしますから、御了承願います。
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◯議長(屋敷 勇君) 本日は、以上で散会いたします。
                              午後1時50分 散  会