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平成22年総務教育常任委員会 本文




2010.10.01 : 平成22年総務教育常任委員会 本文


               総合政策部関係

◯谷出委員長  ただいまから総務教育常任委員会を開会する。
 なお、渡辺委員には、欠席したい旨の届け出があったので、報告する。
 また、本日の傍聴人は1名であるので、了承願う。
 なお、傍聴人の方はさきにお知らせした留意事項を守って傍聴を願う。
 これより、総合政策部関係の調査に入る。
 9月17日の委員会に引き続き、福井駅西口中央地区再開発についてを議題とする。
 理事者より説明を求める。


◯総合政策部長  それでは、報告事項について申し上げる。
 福井駅西口中央地区の再開発についてである。
 8月19日の委員会協議会以来、常任委員会ではきょうを含めて5回、審議いただいた。熱心な議論、また貴重な意見、提案をいただき、お礼申し上げる。
 西口再開発の県施設については、きのうの予算特別委員会で説明したとおりだが、「サイエンスを楽しく学ぶ体験型施設」を整備したいと考えており、その内容についてお手元の資料に整理したのでごらん願う。
 まず、施設のコンセプトについては、楽しい実験やおもしろい企画展、講座等により、自然の仕組みと暮らしの中の科学を楽しく学び、学習レベルの向上や日々の生活の充実を図る。
 そして、宇宙の成り立ちや恐竜の盛衰等を通じて、地球の環境の大切さを理解する。
 さらに、「教育力」、「恐竜」など、本県の特色を県外にアピールするということにしたいと考えている。
 次に、施設の主な機能としては、高度で先進的な実験や暮らしに役立つさまざまな体験のできるサイエンス実験発見コーナー、そして、先端科学等の企画展示コーナー、さらには、プラネタリウム、恐竜の3D番組等の上映や先端科学講座などを行う映像ホール兼レクチャールーム、そして、恐竜の骨格模型や恐竜ロボットなどを展示し、恐竜博物館のインビテーション機能を持つ恐竜コーナーなどを整備したいと考えている。
 県としては、西口再開発の県施設の用途と主な機能については、以上の内容で議会の了解をいただき、今後、議会の意見、提案をいただきながら、具体的な施設内容や運営等について、さらに検討を進めていきたいと考えている。
 報告事項は以上である。
 よろしくお願いする。


◯谷出委員長  説明は終わった。
 各委員より質疑があれば、発言願う。


◯宮本委員  この時点でもう細かい話はせず、要望にとどめたいと思う。「にぎわい」というキーワードで、県外から人を集めたいという意見が議会から出て、理事者の方もそれはやはりそうであるという話が出たと思う。この段階になって、それがまた消えているのではないか。部長報告の中で、「特色を県外にアピールする」と、ここだけに少し残っているぐらいである。やはり、県民へ視線が行っていると思うので、今後のいろいろな企画の中では、にぎわいを考えて、駅に来た人がふらっと立ち寄って、今度来たときは恐竜博物館へ行こうと思っていただけるような形のものが必要である。高校生や県内の人にターゲットを当てれば、言葉は悪いが、学校の授業の中で取り入れて来場者数はふえると思うが、そうではなくて、色がついていない人をどれだけ集めるかということを考えながら進めてほしい。


◯総合政策部長  委員が言われるとおりで、施設としてにぎわいづくりは非常に重要だと思う。平日の昼間の時間帯はできるだけ学生の方に利用していただき、夜には大学生や大人の方にもプラネタリウムなどいろいろな楽しみ方をしていただきたい。また、県外の方もふらっと立ち寄れる形で、できるだけ皆さんに楽しんでいただける施設にしたいと思っている。今後、そのような形で進めていきたいと思うので、よろしくお願いする。


◯鈴木宏治委員  私は予算特別委員会に出席していないので、若干、重なる点があるかもしれないが、了承いただきたい。
 きょうの部長報告で、「教育力」を福井県の特色としてアピールしたいということだったが、これはどのような経緯で出てきたのか教えていただきたい。


◯交通まちづくり課長  本県の特色をアピールする項目は、いろいろなものがあろうかと思う。特に「恐竜」は代表的なものだと思うが、近年の全国学力テストでは、特に国語と算数において、本県は、秋田県と肩を並べるトップクラスの教育力がある。そのような本県の教育力は、県内にアピールする一つのアイテムであり、今回、企画させていただいた。
 また、歴史や文学などいろいろな分野があろうかと思うが、特にサイエンス教育に力を入れることを県外に情報発信していく。


◯鈴木宏治委員  内容はもちろん理解できるが、経緯を教えてほしい。特に議会の中で「教育力」というような提言が出たわけではないと認識しているが、予算特別委員会の議論はわからないが、どのようなところから出た発想か。


◯交通まちづくり課長  部長報告にあったように、8月19日の委員会協議会で「サイエンスプラザ」、「バイオ館」、「文学館」の3案を提案した。その3案に至る過程において、県外への情報発信の一つとして、「教育力」を打ち出していこうということになった。提案したサイエンスの考え方の中に「恐竜」、「プラネタリウム」のような集客力も考えたものを取り入れながら、今回の案にまとめた。


◯鈴木宏治委員  説明が非常に複雑でいろいろな件があると思うが、その件は理解した。いろいろな意見が出て、よく政治や行政は、足して2で割る、3で割るというような手法を使う。政治、行政の分野では、それはある意味正しい手法なのだが、このような経営というものになると、焦点がぼけると非常にアピールがしにくくなることがあるので、心配している。いわゆる「ごった煮」の状態である。今後、売り出していくときに、行政マンや政治家でもなく、経営やイベント運営の専門家の力を借りて企画していかなければならないのではないかと思うので、考えをお聞きしたい。


◯総合政策部長  その点については、予算特別委員会で野田委員の質問にも答弁させていただいた。今後、具体的な内容を進めていく中で、専門家の意見を聞いていきたい。また、今後、NHKの参画が決まれば、NHKのいろいろな映像技術、教育的なものを組み合わせて、恐竜や教育について全国に発信できるものにしたい。


◯前田委員  先ほど宮本委員が言ったにぎわいについてである。県の施設を4階に建ててにぎわいをつくるということは、無理だと思う。ほかの施設との関連でにぎわいづくりをするということになる。4階部分について、まだ名前は決まっていないと思うが、サイエンスを主体とするのであれば、名前自体でころっとイメージが変わる。ネーミングの仕方で県の施設があそこにあるとわかるが、その辺をどう考えているのか。
 それから、例えば「恐竜」と言えばインパクトが強い。プラネタリウムもインパクトがあると思う。せっかくこういうものをつくっても、名前のつけ方次第で地味な存在に埋没してしまうのではないか。その辺の考え方があればお聞きしたい。


◯総合政策部長  施設の名前については、これからいろいろと決めていく中で、具体的に詰めていく。どのような形で名前をつけるかということも含めて考えていかなければならない。前田委員が言われたように、わかりやすく発信できる名前のつけ方が大事だと思うので、その辺も参考にしながら今後、考えていきたいと思う。


◯前田委員  それから、予算特別委員会の知事答弁もあったが、全部やることになれば、どこに焦点があるのかぼけてくるのではないか。今申し上げたネーミングと同じで、ある程度、アピール力のあるものにもう少し絞るべきではないか。これからどのように絞っていくのかが気にかかる。県として何を重点として何に絞って、表に出していくのか。


◯総合政策部長  「サイエンスを楽しく学ぶ体験型施設」が基本的なコンセプトで、サイエンス実験発見コーナー、科学の展示コーナーはいろいろな形でできると思うが、地元の企業の方にも協力いただくことも考えたい。また、エネルギーなどいろいろなものを出していきたいと思っており、全体としてサイエンスをやるので、私どもが考える中での配置は十分可能だと思う。それからネーミングなどを外に発信することについては、今後、相談しながら決めていきたい。


◯前田委員  やはりこれでは、何かぼやっとした感じがする。インパクトのある何かを表に出すという考え方がなければ、ぼけてしまう。要望であるが、できれば、一番インパクトの強いものを前へ出すことができないのか。


◯総合政策部長  私どもは、サイエンスが基本と考えているので、先ほどのように建物の建て方なども含めて、トータルでどのようなものをどのような形でアピールできるか考えていきたい。


◯野田委員  原則、3層の上にもう1層ということで論議しているが、4階部分のワンフロアだけではいろいろな制約を受けると思う。場合によっては、2層ということもあり得るだろう。1層という非常に制約のある中では、見どころがなくにぎわいもつくれないので、少し弾力的に考えるべきである。アオッサで8階の上に後で施設をオープンさせようと思ったができなかったのである。総務教育常任委員会での教訓があるから、そのあたりは物事を弾力的に見なければならない。
 それから、隣の地権者棟との関係について、アンテナは、マンションの高さを超える必要があることが技術的な問題として問われている。放送業界の一般的なアンテナについて、テレビ関係は一度、足羽山に飛ばすようであるが、ラジオ関係はどうも1本でいく可能性が高い。そうすると、隣の地権者棟との関係をどうするかということもあるので、物事を極めて弾力的に見なければ、今から決め決めの話をすると衝突するだろう。そのようなことを考慮しながら、途中で施設が膨らむようなことがあれば議会に投げかければいいのだから、きょう決め決めにするのではなく、とりあえず進めていってはどうかと思う。要望だけにとどめる。


◯田村副委員長  この4階部分だけでにぎわいづくりやまちづくり全体が決まるわけがない。4階部分に何をもってくるかという議論があって、一応、方向性ができたことは本当によかったと思う。しかし、先日、小学校の会議で「こども歴史文化館へ行ったことがあるか」と聞いたら、「行ったことがない」とのことだった。アクセスの問題やバスなどの費用的な問題もある。そのようなことを考えた場合、JRが通っているためアクセスがよく、駅を降りたところには県有施設がたくさんあり、非常にメリットがあると思った。皆さんいろいろな思いはあるが、先ほどから、「にぎわい、にぎわい」と言っており、せっかく県費を投入するので、これからいろいろと中身を詰めて、県内外問わずにぎわいの中心としてほしい。要望である。


◯関委員  NHKへの来訪者は、年間、何人いるか。


◯交通まちづくり課長  今、福井放送局の来訪者はわからないが、他県の事例を調査したものはある。


◯関委員  福井の事例だ。


◯交通まちづくり課長  後ほど、調べさせていただきたい。ちなみに他県の事例では、岡山県の再開発の事例では、年間3万人程度、秋田県では年間10万人程度と聞いている。


◯関委員  それは、新たにつくった場合の話であるか。


◯交通まちづくり課長  既に整備されている他県の事例であり、今回、駅前でどうなるかという想定の数字ではない。


◯関委員  県庁へ20数年通っているが、NHKには、私が議長になったときにあいさつに1回行っただけである。今は議長でもあいさつに行っているのか行っていないかわからない。子供も含めて一般の人は、どれだけの人が行っているのか。ほとんど行ってないと思う。NHKの玄関で見張っていたわけではないから、私の勝手な想像だが、恐らくみんなそうだと思う。それだけの企画的なものやPRなど見たこともないし、非常に寂しい状況である。民間と違うのである。しかし、NHKはメディアの王様だ。すべての中心である。それが場所を変えて駅前に移っていろいろ新しい趣向を交えてやるといっても、そんなに大きく変われるものではない。来館者数が月1,000人いたとしても、年間1万2,000人が上限である。今の状況では、半分しかないと思う。NHKだけを考えた場合、今、駅前に行っても10倍も20倍も人が集まるような配置にはならないと思う。何か大きな最高裁判所か寺が建つような感じである。
 1階や4階にどうだということについては、今後よく考えていくのだから、どうこう言うつもりはない。しかし、サイエンスといえば恐竜であるかもしれず、恐竜の宣伝だと思えば安いものである。また、福井県のサイエンスのレベルを上げるためであれば安いものだ。そのように考え方を切りかえて、NHKのことは忘れて考えていかなければならない。NHKがあって、上と下に何かをつくるということであれば、計画と予算は別だという話になってくる。予算を認めたわけではないのだから。今度はよく考えていかなければ、プラネタリウムであれ何であれ、NHKが真ん中に行ってもなかなか難しいものがあるのではないか。私はそう思う。そこのところをよく考えなければならない。


◯前田委員  NHKが1階に入るのなら、どのような構想があるのか。


◯交通まちづくり課長  NHK福井放送局は、報道が一番大きな役割であるが、これまで聞いている中では、立地が変わるということを前提にすれば、せっかくであるので、各NHK放送局にハートプラザという施設が1階にあるが、そのようなプラザの機能を充実させて市民、県民との交流を図っていただかなければならない。NHKもそのように考えていると聞いている。また、オープンスタジオ等も1階に設置するような形で、目に見える形で交流を促進していきたいという考えで検討していると聞いている。


◯関委員  所有者はだれになるのか。


◯交通まちづくり課長  これも再開発事業でやるのだが、NHKと県が一つのビルに入るのであれば、両者の共有になる。


◯関委員  NHKと県か。


◯交通まちづくり課長  分棟形式になるので、NHKと県の共有である。


◯谷出委員長  ほかに発言はないか。

      〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯谷出委員長  ないようであるので、私から一言だけ申し上げたいと思う。
 今議会中においては、委員及び理事者の方々には、委員会、委員会協議会と慎重に審議していただいてお礼申し上げる。
 西口のにぎわいづくりのため、いろいろな意見が出て、多少ボタンのかけ違いということもあったように思うが、議会と理事者は車の両輪のごとくとよく言われており、今後とも議会と理事者側は、もっと慎重に話をしていただいて、県政発展のために尽力していくべきではないかと思うので、今後とも協力のほどよろしくお願い申し上げる。
 また、今後ともにぎわい創出のために、福井市とNHK、それから地権者等々あると思うが、十分に連携して創意工夫していただきたいと要望しておく。
 今議会中は皆さん、本当にどうも御苦労さまであった。ありがとう。
 これで、本日の委員会の議事はすべて終了した。
 委員長報告については、私に一任願うとともに、委員会記録の作成についても、委員会条例第27条の規定により、私に一任願う。
 以上で、総務教育常任委員会を閉会する。

                              〜以  上〜

                  総務教育常任委員会
                    委員長   谷 出  晴 彦