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石川県 白山市

平成26年  9月会議 09月12日−03号




平成26年  9月会議 − 09月12日−03号









平成26年  9月会議



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        平成26年白山市議会定例会9月会議会議録第3号

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            平成26年9月12日(金曜日)

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出席議員(21人)

   1番  横山隆也君      2番  山口俊哉君

   3番  安実隆直君      4番  吉本史宏君

   5番  永井徹史君      6番  石地宜一君

   7番  小川義昭君      8番  安田竹司君

   9番  北嶋章光君     10番  宮中郁恵君

  11番  村本一則君     12番  宮岸美苗君

  13番  岡本克行君     14番  寺越和洋君

  15番  吉田郁夫君     16番  竹田伸弘君

  17番  清水芳文君     18番  前多喜良君

  19番  藤田政樹君     20番  西川寿夫君

  21番  中西恵造君

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説明のため議場に出席した者の職氏名



市長
作野広昭君
 
副市長
桶屋幸藏君


副市長
澤 信一君
 
総務部長
井田正一君


企画財政部長
西川英智君
 
健康福祉部長兼
福祉事務所長
中村直人君


市民生活部長
竹内 茂君
 
産業部長
川北誠喜君


観光文化部長
竹内正隆君
 
建設部長
長谷川 茂君


上下水道部長
宇野 泉君
 
総務部次長兼
秘書課長
村井志朗君


総務部次長兼
職員課長
田持智行君
 
健康福祉部次長
兼健康増進課長
高田秀子君


企画課長
吉森昭一君
 
情報統計課長
竹村達雄君


財政課長
横川祐志君
 
高齢者支援
センター所長
池田紀子君


子育て支援課長
加藤光男君
 
こども福祉室長
舩本靖典君


防災安全課長
北本雅裕君
 
企業立地室長
山口博之君


観光課長
米林 歩君
 
国際交流課長
南田茂喜君


文化振興課長
山下浩雅君
 
教育委員会
委員長
川上隆夫君


教育長
松井 毅君
 
教育部長
松本一之君


学校教育課長
井南寿彦君
 
 
 



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職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名

 事務局長     掛上正則君   議事調査課長   佐々木 満君

 議事調査係長   増田智恵子君  専門員      北出進一君

 手話通訳士    門倉美樹子君  手話通訳士    堀口佳子君

 手話通訳士    山岸 幹君

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            議事日程(第3号)

                        平成26年9月12日(金曜日)

                        午前10時 開議

  日程第1 一般質問

  日程第2 議案第86号ないし議案第98号

       (決算審査特別委員会設置、委員会付託、委員選任)

  日程第3 議案第99号ないし議案第118号

       (委員会付託)

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            本日の会議に付した事件

  議事日程(第3号)のとおり

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          午前10時0分開議



○議長(寺越和洋君) これより本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(寺越和洋君) 日程第1一般質問を続けます。

 順次発言を許します。6番、石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) 皆さん、おはようございます。2日目の最初ということで、いささか緊張しております。

 議席番号6番、一創会の石地宜一です。通告に従いまして一般質問を行います。

 質問の機会を与えていただき、感謝を申し上げます。

 私のほうから5つの項目について質問させていただきます。

 初めに、本9月会議は、作野市長1期目最後の定例会議であります。この3年9カ月、作野市政は、旧8市町村の融和に心を砕きつつ、行財政改革に果敢に取り組み、また、北陸新幹線金沢開業を間近に控え、広域観光を初め、白山手取川ジオパークの日本ジオパーク認定などの取り組み、企業誘致など産業基盤の確立などに意を用い、多くの成果を上げてきたところでございます。

 引き続き市政のトップリーダーとして大いに活動し、市政を引っ張ってほしいと考えております。

 それでは、質問をさせていただきます。

 第1項目、人口減少問題対策について。

 6月会議においてもたくさんの質疑があり、また、新聞紙上でも毎日のように話題となっております人口減少問題対策についてであります。

 総務省が発表した平成26年1月1日現在の住民基本台帳に基づく国内の日本人の総人口は、前年同期より11万2,681人減り、1億2,643万4,964人で、5年連続減少となりました。また、白山市では、平成21年の人口は11万3,380人で、平成26年4月30日時点で11万2,681人と、699人の減少となっております。

 今後、2040年には、日本創生会議の試算では、白山市の人口は9万4,817人と予想されております。

 このような中、日本創生会議が5月の分科会で、全国の自治体の半数以上が将来消滅する可能性があるとの衝撃的な試算を発表しました。

 この8月6日から7日に岡山市で開催された全国市議会議長会の研究フォーラムに、私たち一創会の会派で参加いたしました。日本創生会議の増田寛也座長、元総務大臣の「人口減少時代と地方議会の在り方」と題した基調講演を受講してきました。その内容を少し紹介させていただきます。

 人口減少要因は2つある。第1の要因は、20歳から39歳までの若年女性人口の減少である。日本では9割以上の子供がこの年齢層の母親から生まれるが、第2次ベビーブームの世代の方が40歳以上となり、この世代より下の女性は急減しており、今後の出生数の増加は望みにくく、少子化が進む。第2の要因は、地方から東京への人口移動である。高度成長期以降、一貫して東京に若者が集まり続けることが、人口減少に拍車をかけている。東日本大震災で一時的に東京への流入が減り、一極集中からの転換との指摘があったが、2013年には再び増加した。また、東京オリンピックの開催も2020年に決まり、増加の流れは一層加速すると見られる。これまでの試算では、出生率が1.43から1.8に上昇する。さらに、20代前半の結婚率が8%から25%に上昇すれば出生率は2.1に達し、将来的に1億人弱で人口を安定化させることも期待できる。実現するためには、若者の結婚・出産意欲を阻害する要因をきちんと取り除くことが大切である。長時間労働に対する企業の意識改革を含め、子育てしやすい環境づくりが急がれる。東京への人口一極集中に歯どめをかける地域雇用の開拓が必要であるとの内容でありました。

 人口減少問題は、病気に例えれば慢性疾患のようなものであり、対策を講じても、効果が出るまでは長い時間を必要とします。だからといって事態への対応を先延ばしせず、地道に、そして継続的に取り組むことが重要であり、基本姿勢として求められるものであると思います。

 少子化問題は、既に多くの地方において、若年人口の減少により地域経済の活力が奪われ、人口流出に拍車がかかるといった形で顕著にあらわれています。

 そこで、人口減少問題に取り組むべき課題はたくさんありますが、結婚、出産、子育て支援に対する市としての具体的な対策を市長にお伺いいたします。

 全国知事会は、少子化対策の抜本的な強化を求める「少子化非常事態宣言」を採択いたしました。出生率の向上策、人口維持に必要な2.07に出生率を向上させるには、都会から若い家族を呼び込むとともに、企業誘致を進めるなど各自治体でアイデアを出し合い、施策を推進すべきです。

 例えば、白山市の魅力を紹介しながら、住んでよかったと胸を張って言えるような定住促進策や企業誘致を市長みずからトップセールスするなども考えられると思いますが、市長の考え方をお聞きいたします。

 それから、人口減少に悩む自治体にとって、U・Iターン就職は若者の定住が期待されますが、これらの取り組み方法として人口減少対策チームをつくってはと思いますが、見解をお伺いいたします。

 平成26年度から市の単独施策として、多子世帯のうち低所得世帯の保育料の軽減措置が始まりましたが、例えば第3子を半額ではなく完全無料化にすれば出生率の向上につながると思いますが、市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) おはようございます。

 石地議員の一般質問にお答えをいたします。

 定住促進策の充実についてでありますけれども、本市では、転入者を増加させるため、定住を目的に新築住宅を取得された方への定住促進奨励金制度を平成24年度に創設いたしまして、平成25年度までに240件、平成26年度は既に66件の補助を行っているところであります。

 また、本年度から拡充をしました、市街化区域内で一定規模以上の土地を取得した場合に、住宅を建てるための土地を取得した場合の加算措置の認定件数は37件あります。徐々に拡充の効果が見られているところでもあります。

 今後さらに定住を促進するためには、本市の魅力を積極的にアピールすることが非常に重要なことと考えております。定住促進奨励金のほかに、本市の充実した保育、教育施設や手厚い子育て支援体制、恵まれた自然環境などは、県内だけではなく首都圏からの移住希望者に対しても十分魅力的なものであるため、10月上旬に開設の県アンテナショップ内に設置されます移住相談窓口を活用するなどして周知活動の方法を検討していきたいと考えております。

 また、転入者の受け皿となる快適ですぐれた住環境の整備や、市民の働く場所の確保にも努めていきたいと考えております。

 企業誘致のトップセールスについてでありますが、企業誘致は、市の産業振興と市民の雇用の場の確保の上から重要な施策の一つであります。トップが企業に対し誘致への熱意や誠意を直接訴えることは、非常に大切なことと考えております。

 本市は、来年3月の北陸新幹線金沢開業を初め、高速道路などの広域道路網においても非常に恵まれた交通環境にあります。さらに、強固な地盤、豊富な地下水という豊かな自然環境や高い技術力を持つ企業の集積、そして充実した立地助成制度など、企業立地にとり極めて魅力的な地域であると考えております。

 こうした白山市の魅力について、市内外の企業関係者を初め、上京時におけるさまざまな方々との懇談の際に常にPRをするとともに、みずから市内に立地する企業を訪問いたしまして、最近の経済情勢や設備投資などの経営環境について企業の経営者と意見交換するなど、誘致に向けた働きかけを行っております。

 その結果、私が就任して以来、ファナック株式会社や日機装株式会社といった上場企業が新たに立地するとともに、9社が総額156億円の設備投資を本市で行ったところであります。

 企業誘致に関しては、積極的かつ粘り強く取り組むことが肝要であると考えており、今後も引き続きトップセールスに取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、人口減少対策チーム設置についての御質問でありますけれども、国におきましては、人口減少対策を最重要課題として第2次安倍改造内閣において地方創生担当大臣が置かれ、人口減少問題への具体的な行動として、内閣総理大臣を本部長とする、まち・ひと・しごと創生本部が設置されたところであります。

 また、石川県では先月、人口減少対策ワーキングチームが発足をし、今後はこれらの場で新たな人口減少対策や地域活性化について議論がなされ、具体的な政策が取りまとめられていくものと考えております。

 白山市においても、本市への定住を促進し、活力ある社会を維持するため、関係各課において、定住促進策や子育て支援策などの人口減少対策を講じているところであります。来年3月には、UターンやIターン就職を含め、市内の企業に就職をする若者を確保するための合同就職説明会を市内で開催し、地元での就職活動を支援することも予定しております。

 今後は、これまで以上に、本市の人口減少対策につながる各種施策や事業を全庁体制で効果的に展開していくことが重要であることから、議員御提案の人口減少対策チームにつきましては、設置してまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 中村健康福祉部長。

 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君)登壇〕



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君) 結婚、出産、子育て支援についての具体的な対策を示せとの御質問であります。

 結婚につきましては、結婚意識の高揚を図るため、市内在住もしくは市内の企業に勤める独身男女を募って、出会いの場を提供してまいりました。平成20年の開始時は年1回の開催でございましたが、現在では年7回開催しており、毎年15組程度のカップルが誕生しております。

 今後も、企業などの協力を得て、市内の若者をより多くの結婚につながるよう支援をしていきたいと考えております。

 妊娠、出産に関する支援につきましては、妊婦健診を14回、妊婦歯科健診を1回、産婦健診を1回の助成券を発行しており、さらにマタニティ教室や赤ちゃん訪問などで育児の相談を実施しているところであります。

 また、体調不良の産婦に対し、育児や家事の支援として、産後安心ヘルパー派遣事業や、助産所等で健康管理や育児の援助を行う産後ケア事業を行うとともに、不妊治療や不育児治療費の助成も実施しているところであります。

 さらに、今年度新規事業として、父親が積極的に子育てに参加できるよう、父子手帳を作成し、配布しております。

 また、子育て支援につきましては、これまでも乳幼児から中学生の医療費や各種予防接種の助成のほか、保育料の軽減や延長保育、休日保育などの特別保育事業を推進するなど、働きながら子育てしやすい環境づくりに努めてきたところであります。

 なお、今後、国の多子世帯への税の優遇や保育・教育費の支援など、地方創生施策の動向を注視しながら、少子化対策と子育て支援の充実を積極的に考え、出生率向上に努めていきたいと思っておりますので、御理解をお願いいたします。

 次に、出生率を向上させるために、第3子の保育料の完全無料化を検討せよとの質問についてでありますが、本市では、平成20年度から、保育所に同時入所の場合、例えば5歳児、3歳児、1歳児の3人が入所している場合の保育料は、第2子の3歳児は半額、第3子の1歳児は無料としております。

 また、本年4月からは、所得税の非課税世帯で子供が3人以上の多子世帯の経済的負担軽減のため、保育所入所の第3子を半額としたほか、例えば17歳と5歳児と2歳児の3人兄弟、このうち5歳児と2歳児、2人の児童が保育所に入所のときは、5歳児の保育料を全額から半額に軽減したところであります。また、この場合の2歳児の保育料も、同時入所の軽減規定により半額となっております。

 議員御提案の第3子の保育料の完全無料化につきましては、仮に一番上の子が高校生として試算した場合は、約1億1,500万円の財源が必要となります。

 したがいまして、本市の財政状況を考えますと、第3子の保育料の完全無料化ということにつきましては、今後、国の助成制度を見きわめていきたいと考えておりますが、低所得者への第3子以降の保育料の軽減につきましては、引き続き検討してまいりたいと思っております。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) 再質問いたしますけれども、2040年に白山市の人口が9万4,817人と試算予想されておるわけでございますけれども、今現在の白山市の出生率、幾つか数値を教えていただきたいことと、現状の人口を保持するには、出生率は最低でも1.8、2.01ぐらいに持っていかなきゃいけないんですけれども、その得策、そういったものがあれば、もう一度答弁願います。



○議長(寺越和洋君) 中村健康福祉部長。

 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君)登壇〕



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君) ただいまの御質問の出生率についてでございますが、現在、手元に資料を持っておりません。後日の機会にまたお示しをしたいと思っております。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) 再答弁がありましたけれども、本当にやる気あるのかね。ちなみに石川県の出生率は1.49です。せめて白山市の出生率ぐらいきちんと調べてもらわなかったら、真剣に取り組んでいるという前向きの姿勢が見られません。この問題は、本当に避けて通れる問題ではありません。人口は活力のバロメーターであります。しっかりと対策を講じていただきたいと思います。

 それでは、認知症についての2番目の質問をいたします。

 厚生労働省の推計では、介護が必要な認知症の高齢者は、2012年に300万人を突破しました。2002年の149万人に比べて倍増し、2020年には400万人を超える見通しであります。このほか、症状があっても介護保険制度を利用しない人が2010年時点で160万人に上るとされております。

 現在、白山市の高齢者の動向内容、平成26年1月1日現在では、人口11万2,633人のうち、高齢者数は2万6,929人、要介護者数4,586人のうち、認知症状がある方3,090人であります。

 65歳以上の8人に1人は認知症の症状があるというデータが出ております。認知症とは、何らかの疾患が原因となって起こる脳の病気であります。脳細胞が死んでしまい、物忘れ、判断能力の低下等さまざまな障害が起こり、生活に支障が出てきます。

 認知症を引き起こす病気としては、変性疾患のアルツハイマー病、レビー小体病、前頭側頭型認知症、つまりピック病などと、脳梗塞、脳出血などによる脳血管性認知症があります。認知症の診断、治療では、早期発見で薬により中核症状の進行をおくらせたり、脳血管性認知症では進行をとめたりすることも可能であり、早期発見、早期治療が大切であります。

 そこで、認知症の早期発見の取り組みについて提言したいと思います。

 認知症のいち早い発見と適切な治療に向け、高齢者を対象に、物忘れ検診に取り組んでみてはいかがでしょうか。かかりつけの医師の問診と簡易検査で異常が認められれば、専門医での精密検査をし、症状をいち早く見つけることによって進行をおくらせるなど、本人と家族の負担軽減を図ることができます。

 現在、白山市では、がん検診の無料クーポン券が同封され送付されていますが、同じように、65歳以上の市民を対象に無料で受検され、医師が1次検査として問診、2次検査として簡易テストをそれぞれ行い、認知症の疑いがあれば専門医を紹介するように、医師会と連携を図り、各医療機関で実施してはいかがでしょうか。

 物忘れ検診の案内状を送り、がん検診と同様の要領で実施すれば、認知症の早期発見、早期治療と予防になると思いますが、市長の見解をお尋ねいたします。

 認知症の予防策として、今、公立松任石川中央病院では、認知症を発見する専用のPET医療機器があります。このPETは、日本海側で唯一、北信越では1カ所だけの大変貴重な医療機器であります。ところが、このPETは、検診で稼働実績が何と5人、臨床で106人と、1年間で合計111人の実績であります。ちなみに通常のPETは、年3,000人くらいの稼働であります。

 もう少し市民から認知症PETでの検診を受診してもらうためには、現在の1割助成から大幅に助成率をアップしなければ宝の持ち腐れになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか、市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 中村健康福祉部長。

 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君)登壇〕



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君) 認知症の早期発見、早期治療のため、物忘れ検診を実施してはどうかとの御質問にお答えをいたします。

 認知症は早期に治療することにより進行をおくらせることができることから、本市でも早期診断、早期治療につながる体制づくりが急務であると考えており、これまでも、家族やケアマネジャーなどから相談があった場合、家庭訪問などを実施しながら、かかりつけ医と連携し、専門医につなぐ支援をしております。

 また、昨年度、医師会、つるぎ病院、白山市が連携して立ち上げた白山市在宅医療連携協議会におきまして、在宅における医療と介護サービスの連携や医師の認知症対応力向上研修への参加などを進めております。

 さらに、認知症の疑いのある人については、日ごろから高齢者の状態を把握しているかかりつけ医から専門医につないでいただくことが有効であると考え、本年度、かかりつけ医と専門医、介護事業所、高齢者支援センターとで認知症相談支援検討会を立ち上げ、関係者間での共通指標やチェック表の作成などを検討しております。

 御提案いただきました物忘れ検診につきましては、がん検診のような国からの実施のガイドラインが示されていないことから、今後、他市での実施方法や効果等を参考にしながら、相談支援検討会や在宅医療連携協議会において検討していきたいと考えております。

 次に、認知症PETでの検診への助成率をアップして、認知症の早期発見、予防への対策を検討せよとの御質問にお答えします。

 現在、同じ医療企業団の構成団体である野々市市や川北町は、認知症PET検診の助成を全くしておりませんが、本市におきましては、認知症PET検診料の8万6,400円のうち8,000円の助成を行っております。また、がんのPET検診とセットで受診していただくと、合計で4万2,000円の助成を受けることができることとなっております。

 これ以上の助成率のアップにつきましては、今後、公立松任石川中央病院と料金の負担も含めて協議しながら慎重に検討してまいりたいと思っております。

 また、認知症の予防といたしましては、少しでも物忘れなどの症状があり心配な方は、かかりつけ医に御相談をいただき、公立松任石川中央病院のものわすれ科などの専門外来を受診することで、心理検査やMRI、血液検査など詳しい検査の実施により、早期に治療を開始することができ、進行をおくらせることが可能かと思われます。

 また、認知症は、糖尿病や高血圧などがある場合は、ない人に比べて約2倍のリスクで発症することから、特定健診などを受診し、生活習慣病を予防していくことが、認知症予防には大変大切なことだと考えております。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) もう一度再質問いたしますが、とりあえず物忘れ検診を無料にしていただくことと、そしてもう一つは、このPET、1年間に111件しか利用されていないということで、団塊世代がもう前期高齢者に入ったということで、65歳になる人、それとまた古希の70歳になる人、そういった方に、国民保険同様3割負担で受診できるようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(寺越和洋君) 中村健康福祉部長。

 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君)登壇〕



◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中村直人君) 物忘れ検診の関係でございますが、今のところ課題として、検診の受診につきましては、医師会との協力が不可欠でございますので、今後十分協議をしていきたいというところもございます。それから、検診項目や診断基準等の検討も必要ということもございます。それから、その検診の場合、対象範囲はどこまでにするかと、いろいろ検討事項がございますので、今後前向きに検討していきたいと思っております。

 それから、PETの関係でございますが、先ほど答弁申し上げましたが、今後、実施している公立松任石川中央病院と、料金の関係も含めながら協議していきたいと思っておるところでございます。

 それから、先ほど、申しわけございません。出生率の関係ですが、白山市の場合は、平成20年から平成24年の平均で1.44という出生率でございます。

 以上でございます。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) 物忘れ対策については、十分に今後対応していただきたいと思っております。

 それでは、3番目、東京事務所について。

 平成24年度より、情報発信・情報収集機能を持った白山市東京事務所が設置されました。東京事務所は、旧松任市時代の平成4年度から8年間設置されていましたが、市財政の健全維持と費用対効果の観点から閉鎖されたと聞いております。

 再設置された平成24年度からは、一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構に職員を1名派遣し、東京事務所業務の拠点としております。経費負担は、人件費1名分のほか、事務所使用料、宿舎借上費、活動費その他で、年間約220万円の予算であり、費用対効果は十分あると認識しております。

 先般、企業立地フェア2014年の開催が東京ビッグサイトで開かれ、東京事務所が対応し、ブースを出展して、白山市の企業立地担当者と企業誘致活動を実施している様子が地元新聞の写真入りで掲載されていました。

 そのときに来場した企業には、アフターフォローを含めてどのような結果が生まれたのでしょうか。

 今後、市長もトップセールスとして企業を訪問し、ぜひとも白山市への誘致を働きかけ、成立されれば、白山市の雇用にも、ひいては白山市の人口増にもつながると思いますが、市長の見解をお伺いいたします。

 また、白山市と大変ゆかりのある東京都文京区には白山神社があり、この一帯の「白山」という地名の由来となっており、白山市の観光PRを全国に向けて情報発信できる拠点でもあります。

 白山市東京事務所の職員と市職員、白山市観光連盟の関係者が、文京区の白山通りに面した商店街や東洋大学に働きかけ、白山神社のあじさいまつり、商店振興会の白山まつりに白山観光連盟が特産品を出展するとともに、白山手取川ジオパークや北陸新幹線金沢開業に向けた観光PRも実施しておりますが、文京区の地域ではなかなか白山市の知名度が盛り上がっていないとの指摘を観光連盟からお聞きいたしました。

 また、東洋大学には白山キャンパスがありますが、大学の学園祭にも、白山市を少しでも知ってもらおうと紹介をしてきましたが、残念ながら学生の認識は薄いとのことでした。

 今後、根気よく、粘り強く取り組みが必要であるとの思いであります。

 そこで提案でありますが、東洋大学と地元金城大学と協定をして、今後交流を深めることで、将来東洋大学のスポーツ合宿などの誘致ができるのではないでしょうか、市長にお尋ねいたします。

 また、首都圏で今後の観光PRと物産展の出展をどのようにお考えか、市長にお尋ねいたします。

 石川県は、東京・銀座に移転開業する新たなアンテナショップの名称を「いしかわ百万石物語江戸本店」とし、10月8日に開館の予定であります。白山市としても負担金を負担しているとのことです。ですから、積極的に白山市の特産物を取り扱っていただき、白山市のPRを首都圏で発信することは大切だと思われますが、市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 企業誘致を図る上で、トップセールスを行い、企業に本市の熱意を示すことは非常に重要と考えております。首都圏でのトップセールスについては、東京松任会や地元出身者との交流の機会を活用しましてPRをするとともに、北陸新幹線金沢開業による首都圏とのアクセス向上を企業誘致の大きなチャンスと捉え、市内立地企業の取引先などへ積極的にアプローチしてまいりたいと考えております。

 また、企業立地フェアについてでありますが、本年5月に東京ビッグサイトで開催されたフェアに本市として初めて出展したところであり、本市ブースへ立ち寄られた企業や立地関係機関などの方へ工業用地を紹介するとともに、景気の状況などについて情報交換を行ったところであります。

 なお、来場いただいた企業へは、今後の展開につながるよう、後日、挨拶を兼ね、本市の工業用地のセールスに伺っております。

 また、今年度さらに、大阪、名古屋、東京における企業誘致フェアにブースを出展するとともに、さまざまな機会を捉えて企業訪問をし、積極的に企業誘致を図ってまいりたいと思っております。

 次に、首都圏での今後の観光PRと物産展の出展についてでありますが、本市では、北陸新幹線金沢開業を控え、首都圏での観光PRを行っているところであります。

 具体的には、本年6月には文京区白山神社においての文京あじさいまつり、また、9月6日、7日は白山上向丘商店街の白山まつりに出展したところであります。

 観光ポスターやパンフレットなどによる紹介や、市の代表的な特産品の販売のほか、白山菊酒の試飲などを通しまして、白山市の知名度の向上を図ったところであります。

 また、本市と文京区とのゆかりを紹介したコーナーでは、つながりを知った区民から、新幹線が開通したらぜひ白山市へ旅行してみたいなど、好意的な意見をたくさんちょうだいいたしました。こうしたことから、地元の方々からは継続的にイベントへの参加を要望されたところであります。

 私もことしの春に東洋大学の理事の方々と訪問いたしまして、その旨の要請を行ってきたところでもございます。

 そのほか、この10月に行われる大新宿まつりや日本橋・京橋まつり、また、11月に行われる東洋大学白山祭、白山下商店会チャリティ感謝祭にも出展することとしております。

 こうした取り組みを通じまして、首都圏において、魅力ある本市の観光素材を引き続きPRし、誘客につなげてまいりたいと考えております。

 次に、東京・銀座の石川県新アンテナショップの白山市としての活用についてでありますが、現在、銀座二丁目において準備中であります、新アンテナショップ「いしかわ百万石物語江戸本店」につきましては、石川ファンを拡大し、本県へ誘うための総合的なPR拠点として位置づけられております。ここでは、生鮮品を初め、加工食品や総菜、工芸品などを取りそろえ、本物志向の年配層のほか、流行や情報に高感度な若年層をターゲットとしております。

 県からは、江戸本店の委託運営会社が、10月の開店に向け、県内の取引業者と仕入れ価格など個別の条件交渉を進めております。個々の商品構成の最終作業を行っていると聞いております。

 開店後も、観光連盟や商工会議所、商工会などを通じ、一店でも多くの事業所が本市の特産物を積極的に出品するよう働きかけ、品ぞろえを豊富にしたいと考えております。

 また、新幹線開業直前には、江戸本店のイベントスペースを活用し、全国発酵食品サミットのPRや、魅力ある特産品の試食、試飲、体験イベントの開催を検討したいと考えております。

 こうした取り組みにより、首都圏からの観光誘客につなげてまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 西川企画財政部長。

 〔企画財政部長(西川英智君)登壇〕



◎企画財政部長(西川英智君) 東洋大学とのスポーツ合宿誘致等を図るべきという御質問にお答えをいたします。

 議員御案内のとおり、本市では、東洋大学の学園祭において観光PRコーナーを設け、白山市の自然や文化の魅力とあわせて合宿補助制度を紹介し、白山市の知名度アップに努力を続けているところでございます。

 さらに、来年3月の北陸新幹線金沢開業により、鉄道による移動時間が大幅に短縮され、首都圏において白山市がより身近なものとなることから、これまで以上に白山市を発信してまいりたいと思っております。

 また、東洋大学との関係におきましては、本年の観光連盟の総会におきまして、東洋大学の観光学の教授の方に御講演をいただき、少しでも白山市と東洋大学のきずなを深めているところでございます。

 議員御提案の東洋大学と金城大学との協定に基づく交流につきましては、まず、東洋大学及び金城大学の学生に対し、スポーツ、文化などの交流、あるいは教授同士の学術交流を盛んにし、その折に両校による大学としての交流を希望すれば、市が積極的に橋渡しをしていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) 今度、アンテナショップ、10月8日にオープンしますけれども、そこにはぜひとも白山市の知名度の高い、ロンドン・インターナショナルワインチャレンジという、そういったコンテストがございまして、白山市から3銘酒がそこで受賞されているという、大変すばらしい清酒がございますので、ぜひともそういったアンテナショップで少し宣伝してはいかがでしょうか。そうすれば白山市にも振り向いてくれるのではなかろうかと思います。

 それでは、4番目のふるさと納税について質問いたします。

 このふるさと納税につきましては、昨日、中西議員、そして山口議員、2人の方が質問され、私が3番目ということで、一般質問9人のうち3分の1の3名がこのふるさと納税について質問するということでございます。同じ会派の中西議員といささか質問内容が違いますけれども、質問させていただきます。また、答弁につきましては、昨日と同じ答弁ではなくて、1日たちましたので、すばらしい答弁をいただければとお願い申し上げまして、質問いたしたいと思います。

 4番目、ふるさと納税について。

 ふるさと納税とは、生まれ育った故郷、これまで住んでいて縁のあるまち、応援したいと思うまちなどの県や市区町村に寄附をした場合、居住しているところの住民税、所得税が軽減される制度で、2008年に創設されました。総務省は、各都道府県、市区町村に対して、ふるさと納税のより一層積極的な活用のために、効果的である取り組みを周知しているところであります。

 昨今では、自治体から、ふるさと納税で寄附したお礼に特産品などが贈られるなど、特典が充実しております。地方で生まれ育ち、都会で暮らして、都会で納税している人たちが、ふるさとに少しでも恩返しできないか、寄附対象は、自分の出身地の自治体だけでなく全国どこでもよく、居住地以外の都道府県や市区町村の寄附の一定以上の額が税控除の対象となり、還付されます。

 2008年に創設されたときには、全国で5万4,000件、寄附額は77億円、2012年には12万1,900件で96億円と、件数、金額とも増加しており、順調に定着していると総務省が発表しております。

 また、寄附者に対しては、47都道府県中23都道府県、1,742市区町村のうち909市区町村と、その約半数の自治体が、特産品やその地域で使える割引券、宿泊券などの特典をつけているそうであります。

 さて、我が白山市では、2008年10件で260万3,000円、2013年には13件で64万8,000円であり、年平均にいたしますと11件88万1,000円となっております。全国的には、平成25年度、鳥取県がトップで2万4,198件、3億3,606万7,000円となっております。

 そこで提案ですが、今後の白山市のふるさと納税の寄附者にはお礼に特典制度を設け、地域経済の振興も考え、白山市観光連盟、商工会議所、商工会、地域振興公社と連携して特産品を活用してみてはいかがでしょうか。同時に白山市の特産物のPRも兼ねれば、特産品の情報発信にもつながると思います。ふるさと納税の件数もふえ、地元の特産品も売れ、一石二鳥になるのではないでしょうか。市長の御見解をお伺いいたします。

 また、寄附者の振り込みも簡単にコンビニでできるようになれば、一層寄附しやすくなるかと思いますが、いかがでしょうか。その可能性についてもお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 西川企画財政部長。

 〔企画財政部長(西川英智君)登壇〕



◎企画財政部長(西川英智君) 石地議員のふるさと納税に関する御質問にお答えをいたします。

 ふるさと納税と申しますのは、正式にはふるさと寄附金制度という総務省の制度でございます。本市においては、この制度の本旨に鑑み、寄附者のふるさとに貢献したい、応援したいという純粋な気持ちを大切にし、いただいた寄附金を寄附者の意向に沿った形でそれぞれの事業に有効に活用しております。

 昨日も中西議員、山口議員の御質問にもお答えしましたが、今後さらにふるさと納税の取り組みを充実することと考えており、寄附者に対しては、生まれ育ったふるさとを身近に感じていただけるよう、ふるさとが、新しい応援団に対しては、白山市とのつながりをより強くできるよう工夫をこらしてまいりたいと考えております。また、その際には、観光連盟、商工会等にも御協力いただくということも考えております。

 次に、寄附金のコンビニ納付についてのご質問であります。

 総務省の調査によれば、コンビニ収納を実施している団体は全国で9団体でございます。県内においては、実施している団体はございません。その原因としては、システムの構築に多額の費用がかかると言われております。1,000万円以上の開発費が必要ということになっております。

 ふるさと納税のコンビニ納入につきましては、今後も動向を注視しつつ慎重に対応してまいりたいと考えておりますが、納入寄附者に対する利便性を図るために、クレジットによる取り扱い等も検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) ふるさと納税の件につきまして、本来は市長に通告していたと思いますけれども、これまで、きのうは企画財政部長の西川部長が答弁されていたわけですけれども、きょうは1つ踏み込んで市長から答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 通称ふるさと納税、納税というのは国民の義務であります。それがどの地域にするかということであって、どの地域にしたという、その自治体ごとによる分捕り合戦というんですか、そういうことが本来は趣旨と違うと思います。正確には、ふるさとに寄附をするという行為であります。

 寄附をする行為の中に、見返りを求めるという思いで寄附をするということ自体が、何か少し違うのではないかということで、国のほうから、そういう各自治体が寄附をしていただいたことにこんな見返りをするよという、そういう過剰にならないようにという通達が来たところであります。

 しかしながら、我々といたしましても、寄附をしていただいた方へ少しでもその感謝の気持ちをやはり伝えることが大事であります。それで、市の広報の送付とかいろんなことをやっておるわけであります。

 白山市も地域が広くなりまして、その地域地域において、恐らくその地域に育った人たちが大半でございます。例えば鶴来に育った人、鳥越に育った人、その方が寄附をしていただいたら、昔、自分たちが育ったときにその自然環境を感じたものとか、例えば食べたものであれば、その土地で、鳥越なら鳥越地域でつくられたお米を送るとか、松任の人なら松任のその地域でとれたお米を気持ち的に送る、感謝のそういうものを市としては考えていきたいと、こんなふうに考えております。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) いずれにしろ、ふるさと納税の特典制度をつくるようにお願い申し上げまして、5番目の質問に入りたいと思います。

 5番目、理系人材を生かす社会。最後の項目となります。

 今年度から、市内居住の小学校4、5、6年生及び中学生で、化石、地質、地理に対し興味や関心が深く、調査研究を行った個人またはグループに対して表彰を授与するライン賞を創設し、表彰は平成27年1月を予定していると聞いております。

 しかしながら、白山市内の小・中学生でライン博士の知名度は低く、大人も含めた周知徹底対策が必要ではなかろうかと思います。

 理系人材を生かす社会づくりとして、我が国が国際科学五輪に力を入れ始めて10年経過し、文部科学省は2004年から支援に乗り出しております。今年度も派遣や強化費などに約2億円を投じています。

 この国際科学五輪は、世界の高校生らが認識や思考力を競うものであり、日本でも好成績をおさめております。最近では、大会の認知度も上がり、同世代の活躍が中・高生の刺激になっているとのことで、全国の子供たちのすぐれた才能を見出す好機となっております。また、科学五輪を理数教育全体のレベルアップにつなげることも大切であると思います。

 現在、白山市内の小学校では、出前講座で、企業関係の社長さんみずから小学校へ出向き、生命が生きるための水のとうとさ、飲料水の仕組み、自動車会社から車の説明などの課外授業で、子供たちも一定の興味を示しているようであります。

 そこで、中学生に対して、企業で活躍し定年退職された、すぐれた技術や知識を持ったプラチナOB、定年で第一線から退いた、博士号を習得している人たちに、出前講座で生徒に興味を持たせ、すぐれた才能をさらに伸ばす、このような取り組みがあってもよいのではないでしょうか、見解をお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) ライン博士の周知策についてお答えをいたします。

 白峰地域では、地元のライン博士顕彰会が、博士の功績を長く継承していくことを目的に、毎年、白嶺中学校生徒を対象にした中でライン祭を開催しております。また、市広報でもライン博士を紹介しているところでありますが、まだまだ、議員おっしゃるとおり、市民の認知度は決して高くないと思っております。

 こうしたことから、本年度には、市内の小学生及び中学生を対象として、化石、地質、地理などの研究成果を表彰するライン賞を創設し、小・中学校の校長先生にも説明し、協力を依頼したところであります。

 今後、ライン賞を通じ、博士を顕彰するとともに、探究心あふれる児童・生徒の育成並びにライン博士の啓発に努めてまいりたいと考えております。

 さらに、ライン講座として、白峰地域の関係箇所を訪れたり、化石発掘体験等を行うなど、白山手取川ジオパーク活動とも連携しながら、広く博士の周知啓発活動を行ってまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 松本教育部長。

 〔教育部長(松本一之君)登壇〕



◎教育部長(松本一之君) 中学生に対する、プラチナOBや定年退職した博士号を取得している人たちによる出前講座についての御質問でありますが、市内各中学校においては、生徒の学習への興味や関心を高めたり、望ましい職業観、勤労観を育み、進路を選択する能力等を育てたりするために、多くの外部講師を招いています。

 また、石川県中学生サイエンスチャレンジなど各種の大会に多くの学校が積極的に出場し、知的好奇心を高めることにも力を入れています。

 その結果、昨年は光野中学校が、ことしは白嶺中学校が、中学生サイエンスチャレンジにおいて金賞を受賞するなど、好成績をおさめることができました。

 今後は、さらに理数科教育のレベルアップに向けて、プラチナOBや定年で第一線を退いた博士号を取得している人たちも外部講師として招き、学校教育の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君。

 〔6番(石地宜一君)質問席登壇〕



◆6番(石地宜一君) いずれにしろ、理数教育の環境づくりをまず整えていただきまして、プラチナOBや博士号の人たちを十分に活用され、中・高生のレベルアップを図っていただき、夢を大きく、行く行くはノーベル賞を受賞するような人たちを育てていただけるようにお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。



○議長(寺越和洋君) 石地宜一君の質問は終わりました。

 次に、岡本克行君の質問に移ります。13番、岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) 皆さん、おはようございます。13番、白政会の岡本でございます。通告に従いまして、2点についてお伺いをしたいと思います。

 初めに、白山市職員倫理条例についてお尋ねをいたします。

 政治家と言われる我々議会議員を初め、地方公共団体の知事や市長などの首長は、皆さんも御存じのように、住民から選挙によって選ばれ、全体の奉仕者として公共の利益をかなえるために、住民から負託された公務であることを踏まえ、何よりも公平、公正な立場に立って、決められた法律や条例などのもと、住民の生命や財産をしっかりと守っていくことが強く求められております。そして、常にその人格と倫理の向上に努めるとともに、自己の地位による影響力を不正に行使したり、職務執行の公正さに対する住民の疑惑や不信を招くような行為は厳に慎まなければならない、極めて高い倫理観が求められております。

 地方公共団体の基本法であります地方自治法においては、議会運営の公平さと行政事務の適正な執行を確保するため、議員及び首長に関し、それぞれ兼職の禁止や兼業禁止の規定が設けられており、首長に対しては請負等の禁止条例も定められております。

 全国の地方公共団体においては、この法律に規定されている趣旨を尊重し、みずからをより一層律するため、議員や首長に関する政治倫理条例が制定されており、みずから守るべき倫理基準や遵守事項等を明文化し、行動規範としているところであります。

 特に地方公共団体の首長は、政策立案から実施に至るまでを一手に行うほか、予算の決定権や人事権、さらには土地利用の許認可権など、その権限は極めて高いものであります。

 そして、こうした中、我が白山市においては、議員には白山市議会議員政治倫理条例、市長には白山市職員倫理条例が、それであります。

 作野市長は、平成22年12月に市長に就任以来、この白山市職員倫理条例をこれまで毎年度4回にわたって見直しをされております。1回目は平成23年3月議会、2回目は平成24年3月議会、3回目は平成25年3月議会、そして4回目は平成25年の9月会議の4回であります。いずれも作野市長御自身にかかわる政治倫理基準に関するものでありました。

 内容を見てみますと、1回目は、市からの補助金を主たる財源として運営する法人や団体の代表者に市長は就任しないように努めなければならないとする規定を追加しているものであります。そして2回目は、市が行う公共事業などの請負契約の自粛を求める企業を経営する市長の親族として、配偶者、2親等内の血族、同居の親族に、新たに2親等内の姻族を加え、親族の範囲を広げております。また、3回目は、請負契約の自粛を求める公共事業の範囲を拡大し、市が行う公共事業のほか、県などほかの地方公共団体が行う公共事業も対象としております。さらに4回目では、市長やその配偶者などが以前に役員を務めていた企業に対しても、市内で行う公共事業の請負契約の自粛を求めるよう努める規定を追加しております。

 このように作野市長は、職務を執行する公平さにおいて、不要な市民からの疑惑や不信を招くような行為を防ぎ、市民の信頼を確保するため、政治倫理の確立を図ってこられたのであります。

 これまでもよく言われるものは、法律や条例をつくった当時はよいが、時間が経過するとともに社会の実情と条文の内容が合わなくなる、形ばかりの硬直化した実効性のない、いわゆる骨抜きの作文条例となる現状があるのではないかと思います。

 しかし、作野市長は、先ほど申し上げましたように、この条例を、就任以来、常にその時々の情勢を踏まえた条例とするため、適切な時期に検討するとともに、常に見直しをされ、内容のレベルアップの必要性を判断する中で、円滑に効果的な条例の運用を図っております。

 特に、合併後の白山市の厳しい財政状況を踏まえ、作野市長が、市長就任以来、合併特例措置の廃止期限を見据えた中、早急な対策が求められております行財政改革を喫緊の最重要課題として取り組まれており、公共施設の見直しや職員数の適正化などさまざまな施策を推進されております。

 こうした中で、公共施設などの譲渡や貸与、民営化、さらには管理運営を民間事業者に代行させる仕組みの指定管理者制度の導入なども積極的に進められております。

 そんな思いの中、市長は、これまでの工事や物品、あるいは業務委託等の請負業務だけでなく、より幅広い職務において、利害関係のある業務に携わる機会が多くなっております。当然のことでありますが、これからも市民から不要な疑念を抱かれることのないよう、より厳格で公正、公平な市政の執行が求められており、市民から信頼される市政運営を担っていかなければなりません。

 作野市長は以前に建設会社の役員をされていたと聞いております。そのため、市長として公務を執行されるに当たっては、この条例を遵守していくことに対し、誰よりも高い規範意識を持たれているのではないかと拝察をしております。そしてこのことが、これまでのこの条例の厳格な運用と幾度かの改正にもつながっているものではないかと思います。

 そこでお尋ねをいたしますが、この条例に対する作野市長の深遠なる思いをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 岡本議員の質問にお答えをいたします。

 条例に対する思いについてでありますが、岡本議員が言われるように、市長や議会議員の職務は、選挙を通して住民からの厚い信頼を受け、公務として負託されたものであることから、何事においても公平、公正な立場を堅持し、厳格な中にも崇高な倫理観を持たなければなりません。

 昨今、全国では、首長の汚職事件や公務員の不祥事が後を絶たず、政治家や公務員の規範意識の問題が取りざたされております。市民は政治家などに対し、行政運営や職務執行そのものもさることながら、日ごろの言動に大変注目しております。

 市長は、日々の職務において、実に多くの職務権限を持っております。公共工事を通じての請負や不動産売買に関するもの、補助金の支出決定権、さまざまな許認可権限などがあり、さらに、近年取り組んでおります指定管理者制度や公共施設の民営化を進めていく中においても、厳守しなければならないことがふえています。

 市政運営を行う上で、市民との協働による開かれた市政を推進していくためには、市民との揺るぎない信頼関係の構築が必要不可欠であります。この条例は、そうした信頼関係を築いていくために、また、市民から不要な疑惑や不信を持たれることのないよう、市長としての守るべき倫理基準が定められたものであり、市民に明らかにするため明文化しているものであります。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) 今ほど市長より答弁をいただきましたが、政治倫理は、議員や市長それぞれが、本来、心の中に持ち合わせているものであり、それをあえて細かく明文化する必要はないかもしれませんが、全国的にいろいろと汚職事件がなくならない背景から、それぞれの自治体が、内容はともかく、条例を制定して行動規範としております。この条例では作野市長は、以前に役員を務めたことがある企業に対しても自粛を求めるなど、より細かい倫理基準を規定しておりますが、その必要性について、もう少し詳しくお聞きをしたいと思います。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 白山市は、合併により山から海までを抱え、大変多くの公共事業を行っております。特に市長は、市民に疑惑を持たれることのないようにしなければなりません。私も、今ほどお話がありましたように、以前、建設会社の役員を経験しました。誰にも増して厳格な意識を持たなければならないというふうに思っております。

 これは誰にでもある気持ちだと思いますが、以前所属したことのある、勤務した、役員をしたことがある会社などに対しては、退職した後においても、その会社に対して世話になった恩義というものを感じてしまうものではないかなというふうに私は思います。会社としても、元役員となれば親しい関係だというふうに、逆に会社のほうから頼ってくるものではないかというふうに思います。たとえ本人が公正な、厳格な気持ちを持っていたとしても、市民や第三者から見ればそういうふうに捉えるのが一般的であろうというふうに私は思います。そうしたことからも、市長という職責を考えれば当然のこととして明文化したものであります。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) 市長は今ほどの答弁で、この倫理条例は特別なものではなく、市長として当然守るべきものであると言っておられます。

 白山市は、御存じのように、8つの自治体が合併をいたしまして、面積も広いため、ほかの自治体よりも非常に公共工事も多いのではないかと思います。また、白山市長は、一部事務組合や県・国公共事業を担う団体の会長などの要職にもつく立場にもあります。やはり私は、白山市長は、ほかの市長と比べてより高い政治倫理の確立が求められるのではないかと思います。

 そんな中で、この条例にかける思いもいろいろあるのではないかと思いますが、実際、この条例でどのような効果があったのか、お聞かせを願いたいと思います。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 岡本議員が言われたとおり、白山市長という立場上、海岸、そして砂防、道路、河川などの団体の会長や理事を数多く、それらの団体の要職を務めています。市以外にも、国や県、そしてほかの自治体、そして多くの各種団体も関係してきております。多くのこの役職につけば、より多くの情報が早い段階で耳に入りますし、目にいたします。市のみならず、国や県などの公共事業の情報も知り得る立場になるわけであります。そのことで、職務上、国や県の職員とつながることになります。そして、一緒に要望する機会も、懇談する機会も多くあります。

 そうしたことが、自分の市長としての意思にかかわらず、市長や会長というその要職に対し、県や市、そしてまた公共団体のそういう相手方の役職の人たちが、職員が、必要以上に私のほうに配慮をしてしまうということになるわけであります。

 そうならないためにも、あえて条例に明文化することによりまして、市民の皆さんにも、この市長という立場を理解してもらえたんではないかなというふうに思っております。そして、この条例の見直しについても、議員全員の御理解をいただき、実施しているところであります。

 おかげで、市長就任以来、何事もなく、不要な疑念を持たれずに来ております。また、こうした条例でなければ職務を遂行できなかったと考えております。議員各位並びに市民の皆様に感謝をしているところでもございます。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) 次に、白山市政についてお伺いをいたします。

 この9月会議は、作野市長には現任期中最後の定例会となりました。市長におかれましては、さきの市議会定例会6月会議において、次期市長選挙への再出馬を表明されました。4年間の成果を市民に問うという強い決意をもって選挙に臨まれることとなります。

 今年度は、白山市が誕生10周年の記念すべき年であります。また、来年3月14日には北陸新幹線金沢開業を迎える大切な年であります。白山総合車両所には、続々と北陸新幹線の新型車両W7系が搬入されており、先月行われた金沢での歓迎セレモニーには、3,000人以上の応募者から選ばれた500人が、新幹線を一目見ようと詰めかけ、大変なにぎわいでありました。

 北陸新幹線のW7系車両は、首都圏と北陸を結び、日本の伝統文化と未来をつなぐ「和の未来」がコンセプトとなった美しい車両で、私も早くこの新幹線に乗りたいと希望を膨らませております。

 また、首都圏と金沢を結ぶ「かがやき」は、1日10往復の運行予定であり、観光誘客や企業の経済活動に大きな変化をもたらすことが予想されております。

 今後は、より多くの方々に白山市を訪れていただき、新幹線の開業効果を本市に波及させるための取り組みに知恵を絞っていかなくてはいけないと思っております。

 作野市長はこれまで、合併により優遇されました地方交付税の特例措置が、平成27年度より段階的に削減され、平成32年度までに約40億円もの収入財源が減り、厳しい財政状況となる将来を見据え、合併後の課題となっておりましたスキー場の問題や公共施設の整理統合を推進し、民間にできることは民間に任せ、指定管理者制度を積極的に活用し、公立保育所の民営化などを着実に実行されるなど、市民が将来に希望を持って安心して暮らせるまちづくりに積極的に取り組んでこられました。

 また、全国的に少子高齢化、人口減少社会に突入する中、新しい工業団地の造成による経済の活性化や、区画整理事業による定住人口の拡大、国道8号沿いの道の駅の設置や、白山手取川ジオパークの世界認定に向けた取り組みなど、北陸新幹線の開業効果を生かし、地域のにぎわい創出につながる施策の遂行に日々努力されております。

 特に北陸新幹線白山駅の設置については、国やJR西日本へ強い信念を持って粘り強く交渉を重ねられ、先般報道がありましたように、国土交通省の概算要求に新駅設置の調査費が盛り込まれるという大きな成果を上げられました。私も、10年、20年、30年先の白山市の将来を考えますと、白山駅の設置は、企業活動や観光誘客、交流人口の拡大のためには、なくてはならない最重要課題の一つだと思っております。

 本市の取り組むべき課題をしっかりと捉え、時には厳しい意見にも応えながら、11万市民の幸せを一心に願う作野市長の政治姿勢には、深甚なる敬意を表するものであります。

 作野市長は、角前市長の急逝により、平成22年12月、第2代の白山市長に就任をされました。その最初の市議会におきましては、これからの市政を担うに当たり、市政運営の基本姿勢として、多くの方の声に耳を傾け、さまざまな御意見、御提言を広くお聞きし、対話を通して、市民参加の開かれた市政を推進するとされました。

 さらには、県内最大の市域を生かした、自然、歴史、文化などすばらしい資源と財産を活用し、地域の特徴を生かした地域ごとの施策に取り組むとともに、住民の地域間交流を活発にすることにより、各地域が一体感をもって協調し、安全で安心の、住んでよかった、暮らしてよかったと実感できる、県内一の自治体を目指すと申されました。

 そして、これから達成するための5つの施策を挙げられております。1つ目は、地域経済に活力と元気をもたらす施策の展開。2つ目は、誰もが安心して暮らせる福祉施策の充実。3つ目は、未来を切り開く人づくり。4つ目は、広大な市域を生かした個性を磨く観光施策の推進。最後に、将来にわたり持続可能な行財政運営の確立の5本柱でありました。

 これまでも任期中の節目節目には同様の質問がありましたが、現任期では最後の本会議でありますので、これまでの市政運営を振り返っていただき、3年9カ月の総括と、さらに、2期目の出馬に向けた作野市長の白山市政を担う熱い決意をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 今ほど岡本議員からは、心温まる言葉と力強い励ましをいただくとともに、私にかわって1期目の総括をしていただいたように感じました。大変光栄でございます。

 初めに、市政1期目の総括でありますが、私は、平成22年12月に角前市長の後を受けまして第2代白山市長に就任させていただきました。霊峰白山を象徴とする豊かな自然と地域の風土に育まれた、伝統文化が息づく本市の地域特性を生かしながら、県内最大の市域と第2の人口を誇る都市として、一体感の醸成と住民対話を基本としたまちづくりに努めてまいりました。

 そうした中で、合併特例措置の段階的削減が迫る現状を踏まえ、将来にわたり持続可能な行財政基盤を築くため、行財政改革を最優先課題と位置づけ、行政組織の簡素化や職員数の削減、公共施設の整理統合などに着手をし、未来の子供たちに負担を残さないよう、健全財政の維持、向上に誠心誠意取り組んでまいりました。

 一方で、11万市民の皆さんが、夢と希望を持って、住んでよかった、住み続けたいと思える活力あるまちづくりを目指し、雇用対策としての工業団地の整備や区画整理事業の推進などによる定住促進策、さらには、教育環境の整備、医療や介護福祉施策の充実など、子供から高齢者、障害のある方など全ての市民が安全に安心して暮らせるよう、住民サービスの向上にも努めてまいりました。

 このようなさまざまな施策に果敢に取り組んできたところであり、財政指標の改善につながり、健全財政を維持する中で、保育所や小・中学校の改築、介護関連施設や公民館施設などの整備などを着実に推進することができ、一定の成果を見ることができたものと考えており、議員各位を初め、市民の皆様の御理解と御協力のたまものと心より感謝申し上げる次第であります。

 次に、2期目の出馬に向けた市政運営に対する決意についてでありますが、国全体が人口減少社会に突入し、本市においても、人口減少対策の推進、住民の定住化、交流人口の拡大などが喫緊の課題となっております。

 そのような中で、特に、来年3月14日に待望の北陸新幹線金沢開業を迎え、関東甲信越地方から多くの観光客やビジネスマンが金沢まで訪れることから、まずはその波及効果をより多く取り込むため、それぞれの特色ある地域の伝統文化や歴史、自然を生かした観光資源に磨きをかけ、白山市の魅力を広く全国に発信し、多くの観光客を呼び込む施策に取り組んでいきたいと考えております。

 また、誰もが安心して子供を産み、育てられ、高齢者や障害のある方も生き生きと健やかに暮らせるまちを目指し、さまざまな福祉サービスを充実させるとともに、学校教育施設の整備促進、子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。

 さらに、地域産業の活力を高め、安定した雇用の確保を図り、地域経済の活性化につなげるとともに、企業活動や市民の皆様の利便性を向上させる上でも、北陸新幹線白山駅の設置実現に向けて、引き続き全力を傾注する所存であります。

 なお、先般、市民の皆様を初め関係各位のこれまでの御尽力により、国土交通省の概算要求に新駅設置の調査費が盛り込まれ、このことは、設置に向けた大きな一歩を踏み出したものであります。

 そして、市民満足度の高い行政サービスを提供し続けるため、長期的な視野に立って、引き続き行財政改革に取り組み、さらなる財政の健全化を推進する中で、地域の皆様への丁寧な説明に努めるため、これまでの地域や各団体などとの懇談会の開催のほか、さらに多くの市民の声をより的確に市政に取り入れていくため、市民と直接対話の機会をふやし、オール白山としての一体感の醸成になお一層努めてまいりたいと考えております。

 白山市長として残された任期はあと3カ月でありますが、これまで取り組んでまいりました各種施策を着実に推進し、さらに、将来の白山市を見据え、未来を担う子供たちが、夢と希望を持ち、自分たちのふるさとを愛し、誇りに思える白山市を目指し、市民の思いを真摯に受けとめ、誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくりに渾身の力を注ぎ、全身全霊を尽くす決意であります。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) 今ほどは、作野市長の2期目に向けた決意をお伺いいたしました。大変力強く、頼もしく感じたところであります。

 健全財政を維持するための徹底した行財政改革を行うことにより、各支所がサービスセンターとなります。また、それぞれ公共施設の整理統合が進められる中で、白山ろく地域では、行政サービスが低下するのではないかと心配をする声が聞こえております。

 市長は今ほど、市民満足度の高い行政サービスをしていくとしておりますが、どのような方法で市民満足度を高めていくことを考えているのか、お尋ねをいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 白山市は、県内一の広大な市域であります。この中に大変多くの類似する公共施設があります。その維持管理に毎年莫大な費用が必要でありました。そのため、この行財政改革による持続可能なまちづくりを喫緊の課題として最優先課題として位置づけて、これまで取り組んでまいりました。市民の皆様の不安感を少しでも和らげるためにも、説明の場を設けてきたところであります。

 行政サービスにおける市民満足度を高めていくためには、地域の皆様との直接対話の機会をこれまで以上に設ける必要があると思っております。意見交換ができるようなまちかど市長室などのようなものを開催していきたいなと考えております。

 より的確に地域の意見や提言などを取り入れまして、市民との協働による市政運営に今後ともつなげていきたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) いま一つお伺いをいたします。

 御案内のように、来年は3月14日に北陸新幹線金沢開業が決まったわけであります。県内各自治体では、さまざまな誘客合戦が繰り広げられております。のと鉄道やJR七尾線では、伝統工芸をちりばめた豪華絢爛な観光列車が運行されると聞いておりますし、七尾市の和倉温泉では、新幹線の最寄り駅となる新高岡駅まで路線バスの運行実験を行うこととなっております。また、津幡町の森林公園では、森林セラピーによる癒やしの旅をアピールし、加賀市におきましては、御当地グルメ「加賀ごはん」の創作に取り組むなど、金沢駅まで来た観光客を呼び込むための取り組みがそれぞれに始まっております。

 白山市ではどのような方法で観光誘客につなげるのか、具体的な考えをお伺いしたいと思います。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 白山比?神社を観光誘客の核と位置づけております。市観光連盟や北陸鉄道、JTB金沢支店と共同開発をしました企画切符であります「恋のしらやまさん」を先般発売したところであります。

 今後は、地元バス会社やタクシー会社などとも協働した形で、第2弾、第3弾の旅行商品の企画に着手したいと思っております。

 そして、2次交通の確保を図らなければなりません。重伝建保存地区に指定されている白峰地域へ金沢駅からの直行観光バスを運行するための実証実験を行うこととしております。ぜひともこれを定期運行に持っていきたい、実現したいと考えております。そのためにも、白峰重伝建地区の整備、この地区の重伝建に対しての魅力の発信になお一層努めなければいけないと考えております。

 本市への誘客拡大を図るためには、まずこの白山市の認知度を高めることが必要不可欠でもございます。観光の紹介イベントやキャンペーンに参加することはもちろんでありますけれども、観光PRのみならず、企業誘致や、そして定住の促進化、大学の合宿の誘致なども含めまして、首都圏や関西、中京圏でのトップセールスの方策を検討していきたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君。

 〔13番(岡本克行君)質問席登壇〕



◆13番(岡本克行君) いろいろと白山市のほうで今予定されていますそれぞれの区画整理事業などもよろしくお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。



○議長(寺越和洋君) 岡本克行君の質問は終わりました。

 暫時休憩いたします。

          午前11時48分休憩

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          午後1時0分再開



○議長(寺越和洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△会議時間延長



○議長(寺越和洋君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。

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○議長(寺越和洋君) 一般質問を続けます。17番、清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 今定例会議の最終ということで、6月会議に引き続き大トリとなりました。昨年12月も大トリでしたので、この1年で言いますと、4回の登壇の中で3回が大トリということでございます。これまではAEDの清水とか防災の清水、観光の清水と言ってまいりましたが、大トリの清水ということで、勝手に名前をつけて頑張りたいと思います。

 それでは初めに、白山市の観光施策について5点、質問をいたします。

 まず初めに、白山市の観光特使についてであります。

 平成23年9月議会、一般人による観光特使制度の創設を訴えました。作野市長からは、翌年度に創設するとの答弁がありました。翌平成24年10月、答弁どおり観光特使の制度が創設され、その第1号としてジオパークキャラクターの「ゆきママとしずくちゃん」が任命されました。その後、観光課、東京事務所、商工会議所などが中心となりまして、白山市ゆかりの方々への声かけを展開していただき、現在約30名の方々がいると聞いております。

 名刺を取り交わすときにさりげなく白山市をPRしていただく、地道な取り組みではありますが、心と心を触れ合せながら、対話の中で確実に白山市がPRできるものと確信いたしております。

 できればもう少し任命者がふえていただければ、さらなる白山市の知名度アップ、観光誘客にもつながるのではないかと考えます。

 また、制度の趣旨とはちょっと異なるかもしれませんけれども、観光特使の活動などをホームページで紹介してはいかがでしょうか。

 観光特使の現状と今後の取り組みについてお伺いをいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 清水議員の質問にお答えをします。

 議員御質問の観光特使の現状と今後の取り組みについてでありますが、観光特使制度は、平成24年10月からスタートし、市内の主要企業の経営者や市外在住の白山市出身の方など、現在29名を委嘱しております。特使の方には、口コミによる観光PRを期待しており、市の主要な観光地の写真が入った名刺を渡し、個々の活動の中で有効的に利用いただいております。

 引き続き、ホームページで募集を行うとともに、東京事務所長が出席する会合などで紹介するなど、今後も特使の増員に努めてまいります。

 さらに、早急にホームページで特使の活動を具体的に紹介することで、特使の確保につなげていきたいと考えています。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) よろしくお願いします。

 次に移ります。

 外国人観光客の誘客策についてであります。

 小松空港と海外を結ぶ国際便、現在はソウルと上海と台北便が運航しております。中でも、台北便が毎日運航となってから約2年、県内への台湾観光客が急増していると聞きます。特に温泉と雪が大好きであると聞きますので、白山市にとってはこの上ないことであります。

 そこでまず、白山市に訪れる観光客の中で、外国人観光客の人数と割合についてお尋ねいたします。特に、韓国から、台湾や中国から来られた観光客の人数と割合についてもお尋ねいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) 白山市を訪れる外国人の人数及び推移等についてお答えいたします。本市への外国人の入り込み客数については調査しておりませんので、統計調査を行っている外国人宿泊者数でお答えいたします。

 初めに、過去3年間の市内全体の宿泊者数についてお答えいたします。平成23年には25万1,000人、平成24年には24万人、平成25年には23万8,000人となっており、おおむね24万から25万人で、横ばいで推移しております。

 次に、外国人の宿泊者数の総数についてであります。総数につきましては、平成23年が1,492人、平成24年が1,299人、平成25年が2,004人となっております。全体の宿泊者数に占める外国人の割合は、平成25年で0.8%程度になっております。

 次に、韓国、中国、台湾からの国別の宿泊者人数について、その推移についてお答えいたします。まず、韓国につきましては、平成23年184人、平成24年が130人、平成25年が112人であります。次に、中国につきましては、平成23年が687人、平成24年が609人、平成25年が444人であります。最後に台湾につきましては、平成23年が136人、平成24年が125人、平成25年が1,008人と、平成25年に急激に増加となっております。これは、小松台北便が毎日1便就航されたことによるものというふうに考えております。

 以上です。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 観光客を迎えようとする中で、いつの季節に誰が、どのような人がどういう形で来るかというのは、やっぱり掌握すべきじゃないかなというふうに思います。行政がするというのはちょっと難しいかもしれないですけれども、観光協会とかいろんなところにお願いして、これはすべきじゃないかなというふうに思います。

 結果として、0.8%の外国人しか来ないというのはちょっと寂しい限りですけれども、この人数、割合に対してどのような見解を持っているかお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) お答えいたします。

 確かに平成25年度で2,000人程度ということで、非常に宿泊客数、大体、年間25万人から比べると1%未満ということで、少ないとは感じております。

 ただ、台湾については、先ほど申しましたように、デイリー便との関係で若干ふえておるということもあります。

 今後につきましては、県とかそういった関係機関で、どういった需要でいつ来るのかということも把握しながら、なるべく市としても引っ張ってこれるように努力したいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) そこで3点目の質問に移るわけですけれども、外国人観光客向けの何かプランというか、取り組みというのが必要ではないかということで提案をさせていただきます。

 今ほども申し上げましたけれども、温泉と雪の大好きな外国人観光客、温泉と雪のセットということであれば、全国にも、県内にも多くの観光地がありますけれども、それにスキーを組み合わせるとなると、県内では白山市だけとなります。この利点を活用した誘客、特に外国人向けの特別プランは有効であると考えます。

 以前、一般質問の中で、沖縄県出身の歌手が望岳苑に宿泊したとき、山の麓一帯に敷き詰めた朝霧を見て感動したとか、雪だるままつりでは、雪だるまにともしびがついた幻想的な光景に感動したとか、紹介いたしました。また、温泉に入りながら雪の降るのを見るためだけにこの日本に来る観光客がいるとも聞いたことがあります。

 我々にとっては何気ない日常のことであっても、外国人にとっては、お金と時間を使ってでも訪問しようと考える、とても価値のあるものなのだと思います。

 言うまでもなく、観光施策を考えるとき、そこにどんなことに需要があるのかをしっかり把握する必要があります。その上で、どんな供給ができるのか、おもてなしができるのか、そういったことが、勝ち組になれるかどうかにかかってくるのではないかと思います。特に、土地柄の利点を生かした観光施策は、供給側にも無理がなく、自信を持ってもてなすことができることから、大変有意義であると考えます。

 利点を生かした誘客、特に外国人観光客向けの冬の観光プランについて御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 外国人観光客向けの冬の観光プランについてでありますけれども、本市の白山ろく地域は、日本でも有数の豪雪地帯であります。スキー場を初め、雪だるままつりなどは、外国人旅行者にとりましても大変魅力的なものであります。観光資源となるものと認識をしております。

 冬の白山ろく地域への誘客として、白山ろくの旅行業者において、昨年より、台湾から雑誌社などの方をお招きいたしまして、宣伝活動を行っております。

 さらに本年度は、冬の金沢に来ている外国人旅行者を対象としまして、白山ろく地域へのツアーとして、そば打ち体験、白山一里野温泉スキー場での雪遊びや温泉入浴を組み込んだツアーを計画しているというふうに聞いております。

 本市においても、この旅行商品が販売されることは、白山ろく地域の活性化につながることから、積極的にPRしていきたいと考えております。

 また、地の利を生かしたプランとして、雪だるまや雪像づくり、そしてかんじき履きなどのこの自然体験を、白山市観光連盟や受け入れ先となる地元と一緒になって、旅行商品化ができるか検討していきたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 前向きな答弁でありますけれども、日本人、同じ日本に住んでいる人たちであれば大体のことはわかるわけですけれども、外国人観光客というふうになりますと、例えば国によって季節が違うわけですね。日本は冬でも、南半球は夏なんですね。夏の国から来るということを考えなければいけないと思うんです。

 それと、やはり観光というのは、どちらかというと、ないものねだり、自分が経験したことがないというものを求めて来ると思うんです。ですから、先ほど言ったように、私たちが日常と思っていることでも、外国人観光客にとっては大変貴重な体験であり、また、お金と時間を使ってでも行きたい、経験したいということだろうと思います。

 今、御答弁いただきましたけれども、どんなものでしょう。ことしの冬あたりから取り組むということはできないでしょうか。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) 再質問にお答えいたします。

 ことしからということなんですけれども、今年度については、これは、一里野温泉の業者でありますところが、白山ろく地域のツアーとして、そば打ち体験、温泉、スキー場での雪遊び、そういったもののツアーを今計画しているということで、その利用状況等を少し見ながら、市としても、どういった形で支援できるのか考えていき、来年以降につなげていきたいというふうに考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 最初から100点満点を求めても仕方がないとは思うんですけれども、特に外国人観光客の場合は、何を求めているかというニーズがつかみにくいと思いますので、いろんなことをやりながら、ニーズ調査ということを、観光協会とかそういったところとも協力しながら、今後の取り組みに生かしていただきたいなというふうに思います。

 次の質問に移ります。

 公共施設や観光施設、民間施設にWi−Fiの整備拡大を提案いたします。

 一昔前の観光といえば、旅行代理店や新聞広告、旅行雑誌などを媒介に、行き先や旅行プランを選択しておりましたが、近年では、団体ツアーも、家族や個人の旅行においても、そのほとんどがインターネットを活用して情報を収集しております。

 特に最近では、パソコンで事前の調査をするものの、小型で携帯できるスマートフォンやタブレットを旅行先に持っていき、目的地に着いてからも観光情報を収集する人が急増しておると聞いています。

 旅先では想定外のことが起きることがあり、予定を変更するなど、事前の調査以外の情報が緊急に必要となるときがあります。ところが、いざ情報を得ようとしても、電波がキャッチしにくかったり、全く電波をキャッチできないところもあると聞きます。

 観光客のニーズに的確に対応するためには、受け入れ環境を整えることであり、公衆無線LAN、いわゆるWi−Fiの整備が不可欠であると思います。

 現在、白山市内には、公共施設で2カ所設置されていると聞きます。日本を代表する観光地・京都では、この京都市内だけでも、民間施設も含め230カ所以上あると聞いております。

 市内の道の駅や観光スポット、民間施設も含めたさらなる整備の拡大を提案いたします。御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 公衆無線LAN(Wi−Fi)の整備につきましては、現在、市内では民間事業者や公共施設などを合わせると約140カ所のアクセスポイントが整備されております。

 清水議員御提案の道の駅や観光スポットなどに公衆無線LANの環境を整備することは、観光客やビジネス客のニーズに応えるのみにとどまらず、白山市の情報発信と誘客の拡大、さらには、外国人の受け入れ体制の整備につながる有効な手段と考えております。

 今後の計画につきましては、市内の観光地を中心に増設していきたいと考えています。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) それでは、観光施策最後の質問になります。

 観光宿泊施設の需要と供給についてであります。

 先ほども申し上げましたが、何を求めて観光客はやってくるのか、それをどのようなおもてなしで迎えるのか。いわゆる需要に供給がどう対処するのかが、観光施策の原点であり、その需要と供給、どの観光資源においても重要な要素であります。

 その観光資源の一つに宿泊施設があります。この宿泊施設については、その多くが民間施設であるため、これまで、自治体が取り組む観光施策として取り上げることは少なかったと思います。今回は、観光客の需要と供給の観点から取り上げてみました。

 日本独特の和風を好む客は、木造の温泉旅館で浴衣を着ながらそぞろ歩き、風呂は大浴場で、部屋は畳の和室、他人と同室の大部屋もオーケー、もちろん食事は和食にお酒を求めます。一方、日本に滞在するとはいえ、洋室の個室、寝具はベッド、食事もバイキングや洋食を選べるなど、都会のホテルと同じ施設を求める客がいます。

 白山市内の宿泊施設、ビジネス向きの平野部には洋室のホテルが多く、観光客向きの山ろく部には和室の温泉旅館が多いのが現状です。白山市では、観光誘客を促進するため、バリアフリー化や洋式化などの改修工事に対し補助制度を設けておりますが、白山ろく地域での改修が遅々として進んでいないと聞いております。

 そんなとき、尾口地域にありますかんぽの郷白山尾口が、この11月末で営業を終え、売却される予定であります。白山ろく地域での観光宿泊施設を考えた場合、どちらの需要にも応えるためには、現時点でかんぽの郷が必要不可欠であります。観光宿泊施設として継続して営業する方が落札すればよいのですが、宿泊以外の施設利用を考えている方が落札すれば、白山ろく地域での観光宿泊施設の供給バランスが崩れてしまいます。かんぽの郷がなくなれば、多くの温泉旅館で、客室の改修を含めた施設の洋式化を早急に行う必要が生じ、市としても大きな予算が必要となります。

 そこで、白山ろく地域を訪れる観光客の多様なニーズに応えるため、かんぽの郷白山尾口を市が購入することを提案いたします。また、施設を確保した上で、指定管理者制度を活用した民間委託をすることを提案いたします。市長の御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) 観光宿泊施設の需要と供給についてお答えいたします。

 白山ろくの宿泊施設には和室の旅館が多く、観光客の個室を求めるニーズに対して、かんぽの郷白山尾口が受け入れてきたという実情があります。

 本市といたしましても、営業の継続を強く望むことから、昨年12月に、所有者であります日本郵政株式会社に対して要望書の提出を行いました。さらに本年8月4日にも、11月末の営業終了の決定を受けたことから、再度、同様の要望を行ったところであります。

 現在、9月下旬ごろに入札公示ができるよう、大手不動産業者が準備を進めていると聞いており、今後も推移を注意深く見守ってまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) ちょっと答えにくいかもしれないですけれども、このかんぽの郷を購入するとした場合、幾らぐらいかかるのかわかりますでしょうか。

 また、それを指定管理で運営する場合、どれぐらいの費用がかかるのかといったことも、わかれば。

 きのう、山口議員からもありましたけれども、合併特例債の使用可能残高38億円余りと聞いております。野球場建設に20億円かけるということであれば、白山ろくの観光のためにということで、合併特例債を使っての配慮した施策も必要じゃないかなというふうに思いますけれども、その辺のこともあわせてお聞きいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) 再質問にお答えいたします。

 かんぽの郷尾口につきましては、これは、部屋数が43室、使用定員が200人、それにプラス、あそこにはコテージが5棟あります。そして、テニスコート、あるいは多目的広場等、広大な面積も所有しておりますので、実際に購入価格としてはどれぐらいになるかは、今のところ想像はちょっとしかねますというのがお答えになるかと思います。

 そして、ランニングコストについても、あの程度の規模であれば、年間、市の負担は億を下らないというふうに考えております。

 そうしたことから、市としては、相当の金額がかかること、あるいは年間のランニングコストが多くかかることから、市の購入、あるいは、それを買って指定管理等で継続して運営していくことについての判断は、慎重に行うべきものというふうに考えております。

 なお、不動産会社でも、今回、9月下旬に入札公示をした上で入札し、不調となった場合でも、再度、価格等を見直した上で入札していくということも聞いておりますので、市としてはその辺の推移を見ていくということで、御理解をお願いいたします。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 市長に再質問いたします。市長の御決断を。

 9月末に、もう今月ですので、時間もないことですし、部長からも慎重に取り組みたいという答弁はいただいたわけですけれども、市として、市長の考えとしてどう取り組みたいのかということをお聞きいたします。



○議長(寺越和洋君) 市長、作野広昭君。

 〔市長(作野広昭君)登壇〕



◎市長(作野広昭君) 大変、かんぽの郷はすばらしい施設だというふうに思っております。あのすばらしい施設を、私は、運営しない人はいないというふうに確信をいたしております。

 問題は値段であるというふうに思います。市が地元に譲渡したりいろんなことをする段階においては、いくら残存価値があったとしても、白山ろく地域に無料で譲渡したり、なおかつ修繕を施したり、また、運営費を1年間上乗せしたり、2年間上乗せしたり、修理費を現金でつけたり、そんなことをして公共施設を譲渡してきました。そのことによって、その地域がその公共施設を受けていただいたということであります。問題は、これを郵政省が持っておるということでありまして、この価値を郵政省が幾らに見込むのかというところに大きな問題があるというふうに思います。

 我々と同じような、今の姿勢と同じような気持ちで郵政省が考えていただいて、仮に、ただでもいいから、持っていたらいろんな負担がかかるからと、そういう気持ちになっていただければ、本当にやろうという人たちが物すごくたくさんおるんではないかなというふうに思います。

 何はともあれ、何回かの入札、現在、二、三社ほどいるというふうに聞いており、東京の大手不動産がこれを携わっておるようであります。そこで二、三社という話も聞いております。その推移をしっかりと見ながら、あの施設は白山ろくの地域振興にとって大変重要な施設ということも認識をしておりますので、推移を見ながら対応していきたいと、このように思っております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 答弁は結構ですけれども、8月4日にも要望書を出されたということでございますので、ぜひ宿泊施設にということで、絶対これは地元としてはお願いしたいんだということで、要望活動も続けてお願いしたいなというふうに思います。

 それでは続きまして、防災施策のほうに移りたいと思います。今回は、女性の視点に立った防災施策ということで2点質問をいたします。

 まずは、防災士の資格取得に積極的な女性の起用を提案いたします。

 白山市では、1町内会に最低1人の防災士誕生を目標に、7年後の2020年までに毎年32名、その育成に取り組んでおります。本年5月の防災士会発足の段階で、白山市でも189名誕生しておりますが、これまでは資格取得者のほとんどが男性であり、女性はわずか21名であります。このことは、白山市に限らず、県内の多くの自治体も同じことであると思いますが、今後の取り組みとして、さまざまな観点からも女性の防災士育成が必要であると考えます。

 毎年32名の育成を図るのであれば、少なくともその3分の1から半数を女性にすべきであると考えます。女性防災士育成の拡大強化に向けた御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内市民生活部長。

 〔市民生活部長(竹内 茂君)登壇〕



◎市民生活部長(竹内茂君) 女性防災士の育成につきましては、毎年、各地区に防災士育成講座受講者の推薦を依頼するに当たり、女性受講者の割合が1割以上となるようにとの県からの要請に基づき、女性の推薦に御協力いただくようお願いいたしております。

 最終的には、町内会が、地域の防災活動に貢献できる方かどうか考慮した上で、推薦していただくこととなりますので、現段階では、具体的な割合を定めることは考えておりませんが、近年の受講者及び防災士総数に対して女性の占める割合は、白山市では石川県の提示する1割を上回っており、今後もさらにふやしたいと考えております。

 今後、避難施設運営訓練やそれに関連する学習会など、地域住民の方に女性の役割の重要性について理解していただく機会を設け、女性防災士の増加につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 現段階ではいたし方ないかなというふうな思いもいたします。そうやって町内会に訴えていただきたいと思います。

 1町内会に1人誕生したときのことにまたなるでしょうけれども、その後の取り組みとして、やはり割合を少しずつふやしていくというような取り組みもお願いしたいなと思います。

 次ですけれども、女性の視点に立った防災施策を推進するため、防災女性委員会の創設を提案いたします。

 先週発足いたしました第2次安倍改造内閣、歴代内閣では最多に並ぶ5人の女性閣僚が誕生いたしました。女性の活動を推進しようという首相の強い意欲のあらあれであり、どこよりも女性の施策を推進してまいりました公明党と共通するものがあります。

 さて、3年前の東日本大震災を初め、多くの災害の教訓として、女性の視点に立った防災施策の推進を求める声があります。一般的に男性が考える防災・減災といえば、どちらかというとハード面が多く、女性が考える防災・減災といえば、ソフト面が多いと考えられます。また、避難所対応にいたしましても、男性は組織やルールづくりと物質的な面を多く考えますが、女性は衛生や環境と精神的な面を多く考えます。どちらも大事な要素ではあります。このように男女のすぐれた感性を生かせば、防災・減災により強いまちづくりが推進できると考えます。

 白山市の防災施策の推進に、防災士はもちろん、さまざまな分野で活躍する多くの女性に参画していただけないかと考えます。

 そこで、白山市内に防災女性委員会の創設を提案いたします。

 防災士会の中につくってはどうかとの意見もありますが、それでは防災士ばかりとなってしまいます。防災士を含めたさまざまな分野で活躍する女性、例えば警察官、消防士、医師、獣医、看護師、介護士、社会福祉士、薬剤師、弁護士、教師、保育士、保健師、栄養士など専門職の方々を初め、民生委員や地域の福祉推進委員、傾聴ボランティア、PTAや町内会役員経験者、さらには行政経験者や国際交流員などの方々にも参加していただき、幅広い防災を検討する委員会にしてはいかがでしょうか。また、できれば定期的に開催することも提案いたします。御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内市民生活部長。

 〔市民生活部長(竹内 茂君)登壇〕



◎市民生活部長(竹内茂君) さまざまな分野で活躍する女性が参画する防災委員会の創設の御提案についてでありますが、東日本大震災後の避難所運営や復興期の生活再建において、女性に配慮したきめ細やかな対応や備えが課題となっているところであります。

 本市におきましても、既に5地区で設置されております自主防災委員会にも、たくさんの女性の方に御参加いただいているところであり、その中には、さまざまな分野で御活躍されている女性の方々がいらっしゃると聞いております。

 また、その他の地区におきましても、自主防災委員会設立に向けた取り組みがなされており、今後、地区単位の自主防災委員会の組織化が進展した段階で、女性防災士を含めた防災女性委員会の創設を検討してまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 各地区で取り組むということであれば、それを尊重して推進していただきたいというふうに思います。

 地区別となりますと、今御紹介したような方々を集めるというのは大変かなというふうにも思いまして、まず市で取り組んだらどうかなと思いまして提案しました。そういったことで、推進をお願いします。

 それでは続きまして、白山市の国際交流事業について3点質問いたします。

 まずは、白山市内に外国語専門学校の誘致を提案いたします。

 現在白山市は、国内では静岡県藤枝市と、海外ではアメリカのコロンビア市、オーストラリアのペンリス市、イギリスのボストン町、中国のりつ陽市、そして、ドイツのラインハイム市の4市1町と親善友好都市提携を交わしており、主に中・高生のホームステイ交流を行っております。

 また、国際交流事業として、ジャパンテントに参加したり、国際理解を深めるための各種講座を開催したり、市内在住の外国人との交流も行っております。

 私も国際交流協会の一会員ですが、大変残念ですが、時間の関係上、なかなかこれら事業には参加できておりません。たまに参加できても、言葉が通じないもどかしさを感じております。市内には、私と同じ思いをしている人が多いのではないかと思います。

 そこで、唐突ではありますけれども、白山市内に外国語専門学校の誘致を提案いたします。この外国語専門学校では、英語のほか、中国語、ドイツ語、韓国語やロシア語などを習得します。また、日本語教室を設け、交換留学生を受け入れます。つまり、語学を習得するだけでなく、習得した言語の国に交換留学生として留学することもできる。訪れる留学生を通して新たな交流も展開することができるわけであります。

 先ほど観光施策でも申し上げましたけれども、今後は多くの外国人が白山市にやってくると思います。もてなしの心をしっかり伝えるためにも生きた語学が必要でありますし、身近な場所で語学が習得できることが大切であると考えます。そのことによって、国際交流、国際協力に携わる人材を白山市で育成することができます。白山市から世界へ、世界から白山市へ、人々が集い交流する環境の整備ができます。まちには外国料理店がふえ、音楽や文化の交流もできます。自然と国際感覚が身につき、国際理解深き国際交流先進地となっていくと思います。御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 西川企画財政部長。

 〔企画財政部長(西川英智君)登壇〕



◎企画財政部長(西川英智君) 国際交流についての最初の質問にお答えをいたします。

 今ほど清水議員からも御紹介がありましたように、本市は、県内では金沢市に次ぐ5つの海外親善友好都市を持つ市であり、今年度も、ペンリス市、イギリス・ボストン町並びにりつ陽市との中・高生ホームステイ交流を実施し、20名を派遣し、16名を受け入れたところであります。白山市の将来を担う青少年たちが国際感覚を養い、国際社会にふさわしい人材育成に大きく寄与することができたと考えております。

 また、白山市国際交流協会においても、市民の国際理解、相互交流を促進する活動として、市民を対象とした語学講座などを実施しており、平成25年度においては、5つの講座やサークルに延べ1,200人の参加をいただいているところであります。

 このほか、市民工房うるわしにおいても、在住の外国人の方が講師となり、英語、中国語並びに韓国語の個人教室が開講されており、市民への語学習得の機会が提供されているところであります。

 御質問の外国語専門学校の誘致につきましては、立地条件や開校後の生徒数確保を見込んだ上で、事業者が主体的に進出を判断するものと考えております。

 市としては、今後とも国際交流協会を通じた各種活動を促進し、市民の語学力の向上や国際理解を高めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 唐突な質問であれでしたし、今すぐとも申し上げないですけれども、そういった観点で取り組んでいただきたいと。そういった方々が来られる環境づくりも大切だなというふうに思いますので、よろしくお願いします。

 次に、仮称ウインター・白山テントの開催を提案いたします。

 毎年8月に石川県が行っておりますジャパンテントは、全国から外国人留学生を招いて交流を深める国際交流イベントであります。私の家にも、第7回ですから20年前に、中国留学生を受け入れた経験があります。

 平成23年3月議会において私は、白山市で行う国際交流イベントとして、仮称ウインター・ジャパンテントの開催を提案いたしました。そのときも申し上げましたが、スキーをしたり、雪が舞い散る中の露天風呂に入ったり、かまくらや雪だるまをつくったり、雪合戦で楽しんだり、さらには雪かきや屋根の雪おろしを体験したり、古民家でホームステイするなど、雪国ならではの生活を体験してもらう、留学生を含めた一般外国人を対象にした、2泊3日ぐらいのイベントであります。

 国際都市白山市を目指して、再度提案いたします。御見解をお伺いします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) 冬期の留学生ホームステイ交流、いわゆるウインター・白山テントについてお答えいたします。

 ジャパンテントは、夏休み期間に日本在住の外国人留学生を招き、ホームステイをしながら、石川県ならではのさまざまなプログラムを体験してもらうということになっておりまして、将来、国内外で広く石川県の魅力を情報発信してもらうことを目的とする事業であります。

 本市においてもこの8月には、38の国・地域から55名の留学生を受け入れ、ジオツアーや化石発掘体験を実施し、白山市の魅力を広くPRしたところであります。

 いわゆるウインター・白山テントについてでありますが、実施に当たりましては、ホームステイ受け入れ家庭の確保や参加者の経費負担のほか、留学生の冬休み期間が年末年始の慌ただしい時期であることなど、実施に向けての課題が多くあると考えております。

 一方で、市国際交流協会では毎年、県内の留学生や在住外国人を対象として、地域の方々の協力を得て、雪体験などの事業を展開しておるところでございます。

 昨年度は、白峰・雪だるままつりツアーやかんじき体験などを実施し、約100人の参加がございました。本年度も引き続き、市と協会では、地域と連携を図りながら、ウインタースポーツや雪をテーマとした冬期の事業を充実し、白山市の魅力を積極的に広くPRしたいと考えております。

 以上です。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) 時間がなくなってきたのでちょっと再質問しづらいんですけれども、先ほども観光のところで申し上げましたけれども、いろんなことはやっているとは思うんですけれども、やっぱり一つの大きなイベントという形で白山市から発信してPRしていくという、そこに来た人たちがそういうイベントに参加したということで、口伝えに伝わっていくと。来た人だけでなくて、またそういった情報発信がPRのときもできるんじゃないかなと思いますので、再度検討していただきたいと思います。

 最後になります。キリマンジャロ、モンブランとの国際交流についてであります。

 本年6月、白山商工会の招きで、タンザニアのサロメ・タダウス・シジャオナ駐日大使が白山市を訪れました。これは、白山商工会が、アフリカ最高峰で「白く輝く山」を意味するタンザニアのキリマンジャロで栽培されたコーヒー豆を昨年夏から県内16店舗で販売して得た中から、環境保全活動に寄贈する事業を展開しており、このことがきっかけで招いたものであります。

 また、3年前に白山市内の菓子製造業者が中心となって商品化したスイーツ「白山もんぶらん」のモンブランは、フランスとイタリアとの国境にあるアルプス山脈の最高峰であり、フランス語で「白い山」を意味します。

 今回のタンザニア駐日大使の来訪を契機に、キリマンジャロ、モンブラン、白山という3つの「白い山」を抱えた地域による新たな国際交流事業を発足してはどうか提案いたします。御見解をお伺いいたします。



○議長(寺越和洋君) 竹内観光文化部長。

 〔観光文化部長(竹内正隆君)登壇〕



◎観光文化部長(竹内正隆君) キリマンジャロ、モンブランなど白い山を抱える地域との国際交流についてお答えいたします。

 白山商工会では、アフリカ最高峰の「キリマンジャロ」が現地語で「白く輝く山」を意味していることから、白山ろくのにぎわい創出を目的として、世界の白山との連携事業を企画したところであります。

 平成24年より、タンザニア大使館と連携した御当地コーヒーを商品開発し、販売しております。「白山きりまんじゃろ」とは、白山の水とタンザニアのキリマンジャロ豆で入れたコーヒーで、1杯につき5円ずつが、それぞれの山の環境保全活動に活用されるプロジェクトであります。

 同様に、フランス語で「モンブラン」が「白い山」を意味することから、御当地スイーツ「白山もんぶらん」の事業も展開しているところであります。

 これら3つの白い山つながりの地域間による国際交流についてですが、まず、タンザニアを初めとした諸外国のことを市民に広く理解してもらうことが重要であると考えております。交流を進めていくには、市国際交流協会とも連携し、市民の理解とともに、市民レベルでの草の根交流の積み重ねが必要と考えております。

 今後、市といたしましては、白山商工会のこれからの事業展開や交流状況の推移を見守りながら、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君。残り時間44秒です。

 〔17番(清水芳文君)質問席登壇〕



◆17番(清水芳文君) はい。以上で質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(寺越和洋君) 清水芳文君の質問は終わりました。

 以上で一般質問を終結いたします。

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△日程第2 議案第86号ないし議案第98号(決算審査特別委員会設置、委員会付託、委員選任)



○議長(寺越和洋君) 日程第2議案第86号ないし議案第98号を一括して議題といたします。

 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号ないし議案第98号については、19人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(寺越和洋君) 御異議なしと認めます。よって、議案第86号ないし議案第98号については、19人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。

 お諮りいたします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付してあります名簿のとおり、それぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(寺越和洋君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付してあります名簿のとおり、指名いたしました諸君をそれぞれ決算審査特別委員会の委員に選任することに決しました。

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△日程第3 議案第99号ないし議案第118号(委員会付託)



○議長(寺越和洋君) 日程第3議案第99号ないし議案第118号を一括して議題といたします。

 ただいま議題となりました議案第99号ないし議案第118号については、お手元に配付してあります議案審査付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。

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○議長(寺越和洋君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。

 次に、休会の件についてお諮りいたします。

 議事の都合により、明日13日から23日までの11日間は、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(寺越和洋君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会することに決しました。

 次の本会議は、24日午後3時から開きます。

 本日はこれにて散会いたします。

          午後1時59分散会

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(参照)

          決算審査特別委員会委員名簿

                           平成26年9月12日設置

                           定数 19人

             横山隆也

             山口俊哉

             安実隆直

             吉本史宏

             永井徹史

             石地宜一

             小川義昭

             安田竹司

             北嶋章光

             宮中郁恵

             村本一則

             宮岸美苗

             岡本克行

             吉田郁夫

             竹田伸弘

             清水芳文

             前多喜良

             藤田政樹

             中西恵造

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     平成26年白山市議会定例会9月会議議案審査付託表



委員会名
付託議案


総務企画
常任委員会
議案第99号 平成26年度白山市一般会計補正予算(第2号)
 第1条 歳入歳出予算の補正中
  歳入全部
  歳出 第2款 総務費
     第9款 消防費
 第3条 地方債の補正
議案第102号 平成26年度白山市墓地公苑特別会計補正予算(第1号)
議案第104号 平成26年度白山市湊財産区特別会計補正予算(第1号)
議案第108号 白山市税条例の一部を改正する条例について
議案第117号 財産の処分について


文教福祉
常任委員会
議案第99号 平成26年度白山市一般会計補正予算(第2号)
 第1条 歳入歳出予算の補正中
  歳出 第3款 民生費
     第4款 衛生費(ただし水道建設課分を除く)
     第10款 教育費
 第2条 債務負担行為の補正中関係分
議案第100号 平成26年度白山市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第105号 白山市子ども・子育て会議条例について
議案第106号 白山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例について
議案第107号 白山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例について
議案第109号 白山市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例について
議案第110号 白山市文化会館条例の一部を改正する条例について
議案第111号 白山市立図書館条例の一部を改正する条例について
議案第112号 白山市立公民館条例の一部を改正する条例について
議案第113号 白山市福祉事務所設置条例の一部を改正する条例について
議案第114号 白山市民温泉条例の一部を改正する条例について
議案第118号 あいのき児童センター改築工事請負契約について


産業建設
常任委員会
議案第99号 平成26年度白山市一般会計補正予算(第2号)
 第1条 歳入歳出予算の補正中
  歳出 第4款 衛生費中水道建設課分
     第5款 労働費
     第6款 農林水産業費
     第7款 商工費
     第8款 土木費
 第2条 債務負担行為の補正中関係分
議案第101号 平成26年度白山市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第103号 平成26年度白山市温泉事業特別会計補正予算(第1号)
議案第115号 白山市営住宅条例の一部を改正する条例について
議案第116号 市道路線の認定について