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石川県 加賀市

平成19年 12月 定例会(第5回) 12月12日−04号




平成19年 12月 定例会(第5回) − 12月12日−04号







平成19年 12月 定例会(第5回)



           平成19年12月12日(水)午前10時00分開議

出席議員(22名)

                          1番  林 直史

                          2番  宮崎 護

                          3番  高辻伸行

                          4番  安達優二

                          5番  谷本直人

                          6番  室谷弘幸

                          7番  今津和喜夫

                          8番  山口忠志

                          9番  細野祐治

                         10番  岩村正秀

                         11番  宮本啓子

                         12番  上出栄雄

                         13番  西口剛太郎

                         14番  小塩作馬

                         15番  西出清次

                         16番  西出 振

                         17番  林 俊昭

                         18番  林 茂信

                         19番  吉江外代夫

                         20番  要明 勲

                         21番  新後由紀子

                         22番  川下 勉

欠席議員(0名)



△開議



○議長(西出清次君) これより、本日の会議を開きます。



△議長諸報告



○議長(西出清次君) 諸般の口頭報告は、これを省略いたします。



△質疑・質問



○議長(西出清次君) 日程第1、市長提出報告第18号及び議案第102号から第110号までを一括議題といたします。

 これより、質疑並びに日程第2の市政に対する一般質問をあわせて行います。

 通告がありましたので、順次発言を許します。

 要明 勲君。



◆(要明勲君) おはようございます。

 執行部初め議員の皆様方も、連日御苦労さまでございます。大変に大勢の質問者がございまして、私が15番目かと思います。私がお尋ねしたいと思っておった件も、ほとんど出尽くしておりますので、まず、財政問題と交付税について質問の通告をいたしてございましたが、一昨日以来の質問者とほとんど同種でございますのと、風邪を引きまして大変声が皆様方に聞きにくい点がございますので、この2点は割愛をさせていただきまして、その他の2点、公共交通についてと副市長の件、この2つに絞ってお伺いをいたしてまいります。

 さて、第1点の公共交通問題に入ります前に、1つだけ財政について一言言わせていただくことをお許し願いたいと思います。

 一昨日以来、同僚議員の質問に対しまして、市長は財政に対しての大変力強いお考えをお示しいただいております。大変私ども心強く思っておると同時に、やはり相当厳しい財政事情にあるということも、改めて認識をさせられております。私も、心から子供や孫にそのツケを回さないような財政運営をぜひお願いをいたしたいと思っております。

 そこで、かの夕張市の行政運営を見てみますと、これも国策によって炭鉱が閉山をされて、急激に過疎化する中に、その時々の執行部あるいは議会が全力を挙げて、市政の再建に取り組んでまいったと思っております。そういう中で、財政出動ということによって主にこれを回復しようと図っていった。しかし、その結果、今日の状態があるわけでございます。そうしてみると、私はこういう状況を決して人ごとと思わず、他山の石として肝に銘じて財政運営をしていかなければならないと、こんなふうに考えております。

 それでは、具体的な問題をお尋ねいたしてまいります。

 去る11月14日に、総務委員会におきまして、公共交通の対応についての説明をいただきました。私は、過ぐるある日、山中温泉地区のお年寄りに呼びとめられまして、10月19日に新聞報道された路線バスの廃止について、大変なおしかりを受けました。まことにお恥ずかしい限りでございますが、この問題について、私はほとんどお答えをすることができませんでした。かのお年寄りからすれば、市会議員である私は当然そんなことは知っておるものと思って問いかけられたと思います。しかし、遺憾ながら議会には、ほとんど関知していないのが実態ではなかろうかと思います。

 地域住民に一番密着したこうした問題も、当該にある議会が全くほかごとのような傍観者的立場に終始していいものなのか、私は自問自答を繰り返しております。発達した車社会での公共交通の持つ使命のあり方や、その採算性の厳しさは私も承知をいたしておりますが、しかし、この問題は、我が国の急激な高齢化社会の出現や住環境からして、大変大きな社会的問題であり、特に地方に行けば行くほど深刻な課題ではなかろうかと思います。

 さて、10月19日の報道によれば、地域公共交通会議の中で、減り続ける利用者のために多額の税金を使うことに不公平感もあり、現状に合った(乗り合いバス)以外の公共交通手段を考える必要があると、赤字路線バスの補助金を打ち切る理由と説明がありました。しかし、委員の中では、廃止には反対の声もあり、代替案につきましても不十分との意見が多々あったと伺っております。

 地域公共交通会議は、国土交通省の要請で設置されており、設置に当たってもモデル要綱ごとに大変細かな指導があり、構成メンバーもそれぞれの立場の役職者を連ねております。住民代表も加えたものであり、本市は20名をもって構成されております。すなわち、国土交通省お墨つきの極めて権威の高い会議でございます。この会議の賛否によって、私どもの地域の公共交通がどんなふうにでも変わっていくという権威のあるものであろうと思います。住民生活に欠くことのできない地域交通の問題を決定づけるその存在は、まさに重要な位置と考えます。しかし、こうした位置とは裏腹に、10月18日の地域公共交通会議の委員の意思と当局の示された意思とは全く相入れないものであります。こうしたねじれ現象は、権威あるこの会議が何のための存在なのか、時としては、使い分けをなさるような当局の姿勢には、大変危惧を感ずるところでございます。

 そこで、お伺いいたしますが、これまでこの会議が果たしてきた役割とその経緯、また、8路線の廃止を現実のものとしてとり得るべきなのかをお聞かせ願います。さらに、今後の見通しと、この問題に対する議会と当局のあり方についてもお尋ねをいたしておきます。

 次に、11月14日の総務委員会の席上、総務部長の答弁の中で、バス路線の維持の次元から脱却して、できる限りすべての市民の足をどのように確保するかという議論に移すべきと、大変力強い発言がございました。このことは、今後の実態を見てみなければ即断はできませんが、理念といたしましては、私は大いに評価すべき発言と思います。今後の取り組みとしての交通体系の基本理念、コンセプトも示されました。これにつきましても、明春という実施状況を考えれば、余り時間的余裕もございませんが、どのような手順でこれを具体化していくか、その計画などもお教え願います。

 これを具体化していくためには、利用者にも一定の御負担を願うとしましても、当然、市の財政支出は不可欠であります。市は財政支出に対して、いかほどの覚悟をお持ちなのかも、この際つまびらかにしていただきたいと思います。石川県下初の補助金カットに伴う公共交通路線バスの廃止は、各自治体はその結果を今大いに注目して見守っておられることと思います。そんな意味においても、このことはぜひ成功させなければならないと思います。

 今日、全国的に各自治体独自の体制の取り組みが紹介されております。お隣の富山県の路面電車、あるいは小松市、あるいは福井市と、我々の近くにも大変苦労の跡が見られる施策が出ております。しかし、最近の新聞紙上で、本市のコンセプトに似た長野県木曽町の制度を、私は大変興味深く拝見をいたしました。小さな町でありますが、1億何千万円という多額の金を入れて、利用者から入る金が約3,500万円、その差額は特別交付税で補填ということも新聞紙上で紹介されております。私はこの点、非常に参考になるのではないかと思って紹介をしておきます。

 ところで、先日、私は東谷地区を訪れてまいりました。3人のお年寄りが小さな日だまりに座って、いろいろな話をしておられまして、それこそ限界集落の悩みをいろいろ伺ってまいりました。ほとんどの年齢が80歳を過ぎて、そして、ほとんど若い人がいないこの村の悩みは本当に深刻なものでございます。帰り際にいろいろな話が終わった後、1人のお年寄りがぽつんと一言、「ぜいたくは言わん。せめて週1回、朝晩2回だけでもバスの運行ができないだろうか。買い物にも病院にも行けないのでね」と哀願ともとれるこの一言は、政治に携わる者として、私の心を強く揺さぶるものを感じました。

 お年寄りの、ぜいたくを求めない、謙譲の美徳ともとれるこの態度にこそ、市長が初日の説明の中で紹介された、「逝きし世の面影」を読んで心が震えるほどのショックを受けたとのことでございますが、市長が求め続けてやまない日本人の古きよき心と、まさに同一性を強く感じております。行政執行者として、感傷的に流れるのは時には危うさも承知をいたしておりますが、お年寄りの極めて素朴な声として、市長の一考をお願いいたしたいと思います。

 そこで、提案でございますが、前段申し上げた議会のかかわりにつきまして、この問題をいましばらく現状を維持しながら、議会に真剣な議論の場を設けることを議長に提案をいたしたいと思いますが、あわせて市長のお考えもお聞かせを願いたいと思います。

 最後の質問は、欠員中の副市長の件でございます。

 前回に引き続きましての質問になりますが、前回のお答えでは、地域住民がいま一つ納得できないとの声が多く聞かれます。私は、合併に関して、第1回の任意協議会から法定協議会と、最終まで参加をさせていただきました。今日では唯一このような立場にあるだけに、ある種の責任感も強く感じております。

 思い起こせば、合併に際しましては、市と町がする合併には対等とはいえ、おのずと小さい方にハンディがあります。大きな不安が存在しなかったのかと申せばうそになります。旧加賀市、旧山中町ともども事に当たっては、小異を捨てて大同につく、寛容と忍耐、互譲と信頼、これをキーワードにして幾多の障害を超えて今日に至ったのでございます。少しでも地域住民の不安を除くために、双方が知恵を出し合って、地域自治組織の山中温泉区長を兼務させる副市長、当時は助役でございました、設置することに合意を見たのであります。この合意は当時、山中町民にとっては大変大きな安心を担保するものでございました。

 しかし今日、まことに遺憾ながら、前任者の辞任から約6カ月、山中温泉区担当の副市長がいまだ空席のままでございます。予算編成や合併特例債の配分、100人委員会等の設置におけるいろいろな提案のこういった不安や、さらに、合併時に不均一課税から平等な課税に移ろうとする水道料金や保険税の値上げ等々、大きな問題が山積する中、こうした状況を少しでも和らげるためにも、山中温泉区担当の副市長はぜひ置かれることを望んでやみません。選任権をお持ちの市長においても、一般的な副市長の選任とは少々異なりまして、大変御苦労なこととは拝察申し上げます。しかしながら、時間の流れは刻々と進んでおります。山中地区に居住する私どもに、市長がどういうふうにこのことをお考えなのか、いまだその熱意が伝わってまいりません。

 合併をしましてわずかに2年、まだまだいろいろな点において互いに理解し合いながら、立派な加賀市をつくるために努力を重ねなければならないときに、私はこういったことが、のど元に刺さった小骨にならないことを心から念ずるわけであります。当時、互いに別人格の法人が互いに審議し、つくり上げたこういった合併に関する協定書というものがどんな重みがあるのか。そして、その中にある山中温泉区担当の副市長の欠員について、協定書の軽重、重さについて市長の見解と現在の副市長の欠員に対する進捗のほどをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(西出清次君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) おはようございます。

 要明議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 まず、議会の公共交通サービスへの関与についてお答えをしたいと思います。加賀市地域公共交通会議は、公共交通機関や利用者、関係機関の代表者が、市民の生活に必要な輸送手段の確保や利便の向上を図るために、必要な事項について協議や審議を行うために設置した市の機関であり、本年2月に立ち上がったところであります。

 会議の場では、委員の方々はそれぞれの立場で意見を述べられています。市としましても、この会議でまとまった意見を尊重しつつ、市民の目線に立った施策を検討してまいりたいと考えております。この会議の中で、平成15年度から3年間の補助金については、もう少し検討すべきであるとの意見を踏まえ、1年間延長したこともあることも事実であります。また、議会に対しましては、公共交通に関する情報をできる限り小まめに提供していきたいと考えておりますので、議会におかれましても積極的に具体的な提案を出していただきますようお願いするものであります。

 また、要明議員が東谷地区の方々とお話をなさったと。せめて1週間に1回往復でもと、そのお話は要明議員だけではなしに、担当の者も聞いておりまして、私も政治家の一人としてとても心が痛んでおります。限界集落という言葉がいいかどうかわかりませんけれども、当然そんなことも考えて、初めて政治とか行政があるということを心の中に思っております。そういうことも含めまして、担当の者に強く叱咤激励をしておるところであります。

 次に、現在欠員中の副市長についてでございます。

 本年の6月末日をもって、田中副市長が辞任され、その後副市長の1人体制で市政運営に当たっておりますことは御承知のとおりであります。田中副市長が在任中に担当しておりました山中温泉区に係る事務は、現在、田島副市長が行っております。そして、山中で開催される会議や行事には必ず出席をしております。また、私自身も、田中副市長が出席していなかった行事でも出席をするなど、誠心誠意対応しておるところであります。もちろん、合併協定書の「助役の定数については2人とし、うち1人は地域自治組織の山中温泉区をも担当するものとする。」という取り決めは十分承知をしておりますし、同時に尊重しなければならないと思っております。しかし、今の現実は、田島副市長が田中副市長のかわりに実は行っております。むしろ、一般行政の副市長としての考え方を一方でも持つべきではないかということも考えております。副市長はだれでもよいということではありません。今欠員となっていますが、よい人がいないかということをずっと考え続けてきております。そのことも御理解いただきたいなと、こんなふうに思うところであります。あとは、担当部長から説明をします。



○議長(西出清次君) 深村総務部長。



◎総務部長(深村富士雄君) 公共交通についての一連の御質問にお答えいたします。

 まず、今回のバス路線廃止問題に関しまして、地域公共交通会議が果たした役割と経緯についてでございます。地域公共交通会議の役割は、公共交通関係の代表者が必要な事項について協議や審議を行い、住民生活に必要な輸送の確保やその利便向上を図っていくことを目的としております。この点については、今ほど市長が申し上げたとおりでございます。あわせて、今後の交通体系を示す基本計画についての策定審議を行うものでございます。

 そのような役割を持つことから、今回のバス路線廃止計画に関しましても会議で審議し、その結果としては、一定の利用もあることなどから、この「廃止計画には同意できない。」ということで出たものでございます。会議の結果におきまして、「廃止計画に同意する。」というようなことになった場合でございますが、最短で1カ月後に路線廃止に至ることもあり得たものでございました。この会議で出された結果につきましては、関係者はそれを尊重した対応に努めることが求められております。しかしながら、路線廃止の最終判断はバス事業者にございますことから、加賀温泉バスとしては、事業経営の面から廃止せざるを得ないものとして、その届け出が行われたものでございます。

 さらに、結論の一部分には、補助金の扱いについては市とバス事業者でよく話し合い、両者合意の上で決定するというようなことや、代替案は早く具体案を目指すといった内容も含んでおりまして、次の段階に向けての方針を示す役割も果たしたものでございます。これを受けて、バス事業者とも協議いたしました。その結果、間引き運行による維持も難しいというような回答を得ております。また、代替手段の確保につきましては、現在、関係方面との協議を進めているところでございます。

 なお、会議の意思の取りまとめ方につきましては、設置要綱において、出席委員の過半数で決するものとなっております。

 次に、8路線廃止の現実性と今後の見通しについてでございます。

 8路線の廃止につきましては、加賀温泉バス株式会社は、去る10月26日に、国に対して路線廃止の届け出を行っております。これによりまして、半年経過後の4月30日をもって廃止に至ることは、現時点では決定的な状況になっております。

 路線存続の可能性の見通しにつきましては、例えば、路線廃止の影響を受ける区長会から加賀温泉バスに対して路線存続要望が提出された場合や、新たな交通体系の議論の中で、バス事業者としての判断の変化があるかどうかということによって決まってくるわけでございます。現時点では、経営状況からも赤字路線の廃止は避けられないということで確認いたしております。

 次に、バス路線廃止問題に対する当局と議会のあり方、基本的な考え方は今ほど市長が申し上げたとおりでございますが、当局と議会は適切な市政運営が実現されるために、議論を交わしていくべき関係にあるわけでございます。その意味で、今回のバス路線の廃止問題におきましても、委員会や議会全員協議会などにおいて案件とし、議会としての意見をお聞きし、議論の機会を設けてきたつもりではございます。また、旧加賀市のときからでございますが、本議会においても何回か質問があり、その都度、考え方は申し述べてまいってきたつもりでございます。しかしながら、御指摘のように、それがまだ不十分だというようなことがあるとすれば、今後はさらに機会をふやしていくことに留意してまいりたいと思っております。

 次に、新しい計画に対しての財政出動とその覚悟、その額についてというようなことでございますが、公共交通は利用者があってこそ存在価値が高まり、持続していくことが可能になるものでございます。初めから市の財政支出を前提にしてしまいますと、その重要な部分が薄らいでしまいます。結果的に運行維持が困難になるという不幸な事態を招くことが非常に心配されているところです。したがいまして、基本的には利用者からの運賃収入によって、運行収支が均衡する形での仕組みづくりに取り組んでまいるべきものと考えております。ただ、乗り合いタクシーなど、新たな仕組みづくりを行っていく中では、諸経費相当の金額も必要になってまいります。このあたりについては、来年度の予算編成の中での検討課題と思っております。

 いずれにいたしましても、最少の経費で最大の効果を上げるという考え方を持ちながら検討、研究してまいりたいと思っております。

 次に、バス路線の延命を図って廃止までの猶予期間をとって、議会で議論する場を設けるべきとの御提案についてでございますが、路線バスの維持につきましては、収支改善を条件として、既に平成15年度から運行補助を行い、平成18年度にさらに1年間延長してまいった経過がございます。そして、その補助期間中に市民や交通事業者とも「交通サービスを考える会」として意見交換を行い、そこでのアイデアがもとになりまして「おでかけ応援車両」というようなものも現実に実現する段になっておるわけでございます。その一方で路線バスの状況は、期待した状態とは逆に利用者は減少して赤字額が増大し、減便調整によって市民へのサービス水準はむしろ低下し続け、このままでは将来展望はとても見込めない状況にあると認識いたしております。

 そのことからして、路線バスだけに着目するのではなくて、市民と知恵を出し合い、次の新たな段階へ向けて進むべき時期が到来していると判断しているところでございます。そのためにも、市内の高等学校、バス路線がなくなるような地域の区長会、あるいはまちづくり推進協議会等、代替手段を含めて今、鋭意具体的な協議を進めている状況でございます。

 以上でございます。

          (「議長、20番再質問」と言う者あり)



○議長(西出清次君) 20番、要明 勲議員、再質問を認めます。



◆(要明勲君) 私の持ち時間が少々ございますので、再質問させていただきます。

 ただいま副市長の件につきまして、鋭意考えておるということでございますけれども、こうして6カ月という月日がやがて流れようとしておるわけでございます。それで、この選出の方法とすると、地域審議会の意見を聴取して市長が選任をするというふうに合併協定書にはなっております。そうしますと、市長はそういう作業を、例えば山中のある審議会と何らかの形で御協議をなさったことがおありなのか、そういうことから、ああ、市長はやはり何とかしなければならないという熱意がこういうふうにあらわれておるというふうに見とうございますので、お尋ねをいたしておきます。

 結論的に申し上げれば、いつごろその決断をなさるのかお聞かせ願います。今回の市長の御答弁にはございませんでしたが、前回の市長の答弁の中で、私あるいは山中地区住民が大変気にかかったことは、この助役の選任はあえて山中の在住者でなくていいのではないかと。場合によっては広く公募もよろしいのではないかというようなニュアンスのお答えが前回ございました。

 そういうふうに申しておる一方において、田中さんを選んだ基準として、田中さんは長年、山中町議会議員をなさって、なおかつ首長をおやりになった。この方が一番山中のことを熟知しておるので選んだというようなことも、市長の口から出ております。ただいまは田島副市長が山中の担当をなさっておられるということでございますけれども、私は、山中のことを話したら即座に「ああ、あそこの家のあの曲がり角の、あの側溝のことか」と頭にぴんとくるような、そういう方がやはり必要かと思います。しかし、市長のおっしゃるように、この加賀市の中で最高におきましても、10年以内という制約がなされておるわけでございます。そこで私は、山中のことは山中の者に聞けということで、ぜひお願いしたいと思います。

 1つだけ、余分なことになるかもしれませんが、私は去るひつじ年の元旦に、ある場所で市長が大変貴重な講演を皆さんの前でなさるのをお聞かせいただきました。これは、当加賀市にも大変御縁のある池宮彰一郎さんの「受城異聞記」という小説を引用されてのお話でございました。これはまたどういうことかといいますと、大聖寺藩が隣の境を接しておる高山藩が執政に失敗をして城を明け渡しする。そのときに幕府が、大変財政的に苦しい大聖寺藩にそれを接収に行けという命令が下りまして、12月1日に加賀市を出発して山代、那谷寺、そして大杉谷、そして白山山麓を回って白川に出て行くという大変苦難の小説でございました。そして、最初24名で出発した隊がわずかに4人しか残らないというような中で、スタートのときに家老から若いリーダーに対して、武士の最期は義であるということを強く教えた項目があります。市長はこのひつじという年から、「ひつじの下に我を書いたら我を美しくする」というようなことを引用なさって、大変感銘深いお話をちょうだいしたことがございます。

 この協定書の真髄は、まさに信義、義でなかろうかと私は思います。どうか、そういう上においても、山中住民の切実な思いをぜひ早く実現していただくことを心からお願いを申し上げまして、大変長くなりましたが再質問とさせていただきます。ぜひ、いつの時期なのかをお知らせ願いたいと思います。



○議長(西出清次君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 要明議員の再質問にお答えします。

 私自身は、要明議員のその気持ちは十分にわかっておるつもりであります。わかっておるけれども、一方にはもう置くなという意見も実際、山中のある団体の中から要望書が出ております。そういうことがあっても、私はやはり山中の町民の住民感情というものを考えなければいけないというふうなことを言っております。それは随分前にもう出ております。やめられてほんのしばらくしてから出ております。私は山中地区という形でとらえておるつもりであります。その方は山中地区のいろいろな人に聞いたけれども、それはいいのではないかというふうな形でたしか、要望書か陳情書かわかりませんけれども、そういうような形で出ておることも事実であります。そういう人がおいでるということを言っておるんです。だから、それを全部認めているということではありません。その事実をただ言っておるだけであります。だけれども、私が先ほどから言っておるように、やはり山中の町民の全体の感情としてはいかがかなというようなことは、十分私は承知をしておるわけであります。

 それで、地域協議会で副市長のことを協議しなくてはならないと。協議しなくてはならないということになっておるということでありますけれども、私そのあたりをもう一度再確認したいと思いますけれども、副市長の選任は市長の専任事項だと、そういうところで協議しなければできないということでは、私はないのではないのかなというふうに思います。そうしないと、そこに権限が行くということになりますから。そんなことはないと思いますけれども、一応検討してみたいというふうに思います。山中のことは山中の側溝まで全部わかるということになると、私はほとんど人がいないと思います。恐らくここにおる元町会議員さんも含めて、そんな形のことを言われても、そうなりますと選ぶことができなくなります。むしろ、山中の全体の観光とか、漆器とか、まちづくりとか、そういう戦略的あるいはある程度の細かさの戦術的な能力のある人、そういう方をやはり考えるべきではないかなというふうに自分では思っております。

 そうするとなかなか、私も何人かにそっと聞いたりしておりますけれども、なかなかいない。側溝のわかる者になったらだれでもいいということになります。そんなわけにはいきません。ですから、そういうふうなことを考えていきたいというふうに思っておりますし、池宮彰一郎さんのあの本は私も読んで知っております。ただ、あれは小説です。山本 博先生に本当にこんなようなことがあったのかということを聞きました。全く架空のことでありまして、小説でありますので、小説を題材に史実のような言い方をされても、ちょっと錯覚をする場合もありますので、それはそれ、これはこれ。ただ、いろいろな事実としてそういう信義のあることは大事であるというふうに私も思っております。ちょっと答弁が長くなりましたけれども。

 ただいま、担当の者から出てきました。地域協議会の審議事項ということの第8条でありますけれども、この中に、法第202条の7の2項に規定する市町村の施策に関する重要事項とは、地域自治区にかかわる次に掲げる事項と、新市建設計画の進行管理に関する事項、1ですね。2番目は、過疎地域自立促進市町村計画に関する事項、3番目に、地域振興のための基金の活用に関する事項、4番目に、その他重要事項で市長が特に必要と認める事項と、多分ここのことではないかなというふうに思うんですけれども、そういうようなところにはやはり……。

 違いますか。違うならもう一回、当局が持ってきたのが違っていたので、違うことはお許しをいただきたい。そこは調べてもう一度回答をしたいというふうに思います。



○議長(西出清次君) 岩村正秀君。



◆(岩村正秀君) 今議会の最後の質問者となったわけであります。簡潔に質問をしたいと思います。今回は1点に絞り、市民の怒りの声も含めまして質問をしたいと思います。市長の所見をお聞かせ願いたいと思います。

 質問の初日、2日目と大幸流の答弁も健在でありますので安心をいたしております。16人目の質問者でありますので、かなり質問が重複をいたしております。私も、加賀市が進める相次ぐ大型事業に対して心配はないのかという質問をしたいと思っておりましたが、多くの議員の質問に対して、市長は、有利な借金で事業を進めているので夕張市のようにはならないんだ、自信があると答えております。もうこれ以上の発言はないのであります。特に答弁は求めませんが、今現在の市民の生活やまちの声を少しお伝えしたいと思います。

 御承知のとおり、急激な原油の高騰でガソリンを初め、その関連商品まで値上げのニュースが報じられ、市民が生活に不安を感じているのが現状であります。加賀市においても、10年連続の人口減少記録を更新中でありますし、市長のおひざ元の大聖寺でもことし1年、どんどん商店が店じまいをしております。花屋、酒屋、カメラ屋、衣料品店、八百屋、米屋、食堂、お菓子屋、散髪屋など数え切れません。ここ10年ほどで約半分の180店舗ほどに減ったそうであります。ほかにも事業所や営業所はどんどん撤退し、完全にまちが冷え込んだ状態であります。市長はそんな現状をどう認識しておられるのか本当に心配であります。何人もの議員の皆さんが心配するのは、加賀市の財布の中身はもちろんでありますが、市民感情であります。議員は、少なくとも市長より身近に市民の声を聞く機会が多いわけであります。市長はもっと議会の意見も聞くべきであります。

 私も議員になりまして、旧加賀市時代からちょうど10年になります。そのころは、矢田市政の3期目のときであります。当時、中谷宇吉郎雪の科学館を初め、美化センター、アートギャラリー、いきいきランドかが、セミナーハウスあいりす、山代住宅など、いわゆる箱物の大型事業が進められておりました。私も当時、財政のことは余り詳しくありませんでしたが、景気はどんどん悪くなる、旅館では税料金の滞納もピークを迎えている状況でありました。私も含めて、市民の批判や不満は相当あったと記憶しております。しかし、当時の矢田市長も市民生活には余り敏感ではなかったようですし、生活者の声も伝わっていないようでありました。まちの声は、もう市長もかわってもらってもいいのではないか、そんな声が届いたのかわかりませんが、矢田市長がおやめになり、その後すぐに誕生したのが大幸市長であります。

 今、市内のスーパーでは、卵が10個で98円、その特売の日を待って卵を買いに行くわけであります。そんな市民の皆さんからは、とても今の加賀市の何十億円の大型事業はとても理解ができないものと思われます。市長はもう少し市民生活やまちの空気を読むことも大事であります。

 それでは、私が胸につかえております大型事業に関連して何点かお聞きをいたします。

 まず、山代総湯建設計画に関連してであります。市長はさきの予算特別委員会で、山代温泉の廃業旅館、旧万惣購入については、さきの市長選挙の公約であったと述べられております。その後の状況をお聞かせ願いたいと思います。

 次に、橋立丘陵地整備事業計画では、事業費が23億6,000万円でありますが、ほかにもこの場所に学校建設計画があります。総額50億円近くの事業になるのでありましょうか。さきの9月議会では大きな争点になったわけであります。学校建設については、地元でも理解がされていないようでもあります。9月議会以降、地元との話し合いが持たれたのかどうか、また、黒崎小学校の統合問題では、さきに行われた産業建設委員会の席上、教育長は、学校ができても統合は三、四年後になってもしょうがないんだと言っておられます。大幸市長も教育長と同じ考えか確認をしたいと思います。

 次に、今議会に上程されております片山津温泉の整備でありますが、事業の中には総湯の建設があります。事業費7億7,500万円、旧みたにや旅館を購入し、解体後、更地にしてそこに総湯が建設される計画のようであります。まず、この場所での計画見直しを要望いたします。計画発表後、私は何度も現地調査に行ってまいりました。確かに柴山潟に面し、白山が見える場所でもあります。しかし、白山も見えますが、風俗店も見える場所でもあります。近隣には4軒の風俗店があるようであります。一度、朝8時半に現地へ出向きました。やはり客引きの兄さんに「いらっしゃいませ」と声をかけられたわけであります。市長は何度も足を運んで顔見知りとおっしゃいましたが、やはり不気味なものであります。あれほどまでに環境や文化を重視される大幸市長が、市民や観光客が集う総湯の建設を風俗店の前に決断されたとは、とても信じがたいことであります。

 前の室谷議員や新後議員の質問にもありましたが、答弁が全く食い違っておりました。風俗店が建ち並ぶ場所で総湯を建ててもいいんですかと聞いております。私は総湯の建てかえに反対するものではありませんが、この場所ではとても市民の理解を得られないと判断いたします。ある片山津の区長会長経験者にもお聞きをいたしました。こんな場所に総湯を建てて抵抗はありませんかと。そうしたら、「片山津温泉の人間は麻痺しているんでしょうか」という答えが返ってまいりました。市長は、片山津の会議の席上で、総湯ができて人がたくさん出入りをするようになると、風俗店も撤退するだろうと言ったそうですが、その確認も含めて市長のお考えをお聞きいたします。

 私は、何人もの人に聞いたところ、そんな場所にあるふろにはだれも行きたくない、近々市民団体から反対運動が起きるのではないか、また、全国ニュースの話題にもなりかねないと言っております。同じ質問になりますが、今度新しく教育委員長になられた木谷委員長にお尋ねをいたしますが、総湯となれば子供たちもたくさん出入りするわけですが、青少年の教育上、風俗店街の前に家族で集う総湯を建設することは是か非か。委員長として、また、女性の立場も含めて所見をお聞きしたいと思います。これは私案ではありますが、廃業旅館群の再開発については総湯建設とは別に考えるべきであります。やはり行政と商工会議所のような民間団体とで知恵を出し合って、民間活力を活用すべきであります。

 私はこの日曜日に、現総湯へ行ってまいりました。確かに、中へ入りますと配管はむき出しになっておりましたが、ちょっと補修をすればまだまだ使える建物だと感じた次第であります。塩湯も結構なものでありましたし、なかなか雰囲気もあり、370円を払った価値はあったと思っております。現在の総湯は最高の場所であります。隣には休業中のパチンコ屋があり、交渉次第では購入できるのかわかりませんが、それも含めて一体に整備できる場所でもあります。児童センターや地区会館のことを考えても、最も適した場所だと判断をいたします。もう一度、場所の見直しをしてはいかがでありましょうか。

 次に、旧みたにや旅館入札の件で、田島副市長にお尋ねをいたします。

 先日、不動産関係の方と話す機会があり、旧みたにや旅館の入札の件を尋ねたところ、あの入札は、まずだれも参加はしない。なぜなら、莫大な解体費がかかる。それと、固定資産税も負担になる。12月に落札をすると、1月1日の所有者に固定資産税がかかるからであります。約400万円だそうであります。吉江議員は、700万円の損害を市に与えた責任はどうかと言っておりましたが、恐らく参加者がなければ、任意売買でまだまだ安い金額になったはずであろうと言っております。大変甘い判断ではなかったのかと思います。

 次に、これは道義的な責任としてお聞きをいたしますが、旧みたにや旅館には営業していたころから、相当額の税料金の滞納があったわけであります。私の調べでは、平成12年1月現在、上水道の滞納が3,278万円、下水道が1,200万円、ほかにも固定資産税や入湯税など、1億円をはるかに超える滞納があったと思われますし、本来、市に入るべきお金であります。どれだけの滞納金額があったのか、また、どう処理されているのかお聞きをしたいと思います。また、市が旧みたにや旅館を購入した金額が3,500万円、そのうち市へ戻されるお金はないのでありましょうか。いずれにしても、市に対して大きな損失を与えた施設であります。法的には問題はないにしろ、何とも納得がいかない感じもいたしております。市が購入した道義的責任を市民に対しても説明をお願いしたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(西出清次君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 岩村議員の御質問にお答えいたします。

 答弁はいいというようなお話でございましたけれども、答弁というよりか感想という形で、大聖寺町のことを、お互いに生まれたところ、育ったところが鷹匠町ということもありまして、そういう意味ではとても共通するかなというふうに思っております。確かに私が昭和50年、あるいはその前の昭和45年に市会議員になって以来、大聖寺のまちは、店屋も、また人口も減っておることも事実であります。

 それで、いろいろな物の考え方もあるかなというふうに思います。というのは、本当は大聖寺のまちはとても私は住みやすい、いいまちだというふうに思っております。市役所も近いし、公民館もあるし、歩いて図書館も行けるし、学校も行けるし、病院もあるし、消防署も近くにあるし、何でわざわざ遠いところに行くのかなと。そういうふうな価値観をもう少しお互いに勉強してみる必要があるのではないかなと、そんなふうなことをずっと考え続けてきておるわけであります。ですから、その中で大聖寺町の特徴的なものをどう再開発すればいいかなという意味で、これはもう20年、もっと前ぐらいから今の町屋再生ということをずっと考えておったんですけれども、タイミングがあるというふうに思うんです。

 大聖寺の人たちは、ほとんどの方々は大体建物の償却がもう終わってしまっている方が多いんですね。そうでない人もいらっしゃいますけれども、大体多いです。ですから、そういうような意味で、割と優しい方といいましょうか、そんな感じの人が多くおります。そのことも十分私はわかっておりまして、そのタイミングをはかって町屋再生して、一つずつですけれども今再生していると。行政でできることは、経済活動そのものの金利とか何かの補助金という形で応援できますけれども、経済活動は基本的にはやはりそのオーナーの人の、資質という言葉は言ったらいかんかもしれませんが、資質とか、能力とか、気合いとか、何かそういう情熱とか、そういう総合的なものがある方が伸びていく、そういう世界ではないかなというふうに自分では思っております。

 だからして、大聖寺にだれもおらんのかというわけでもないと思います。そんなような意味で昔、あなた方の先輩であります山本外美三さんとか、富田さんとか、今、九谷焼美術館のいろいろお世話をしている下口さんとか、とても議員としてはレベルの高い、質のいい議員だったと私は心から尊敬しております。そんなような形のことがあるということであります。正直言いまして、今までの予算の編成の中で、庶民のことを考えなくて、何かでかい事業ばかりしておって、庶民のことを一つも考えていないというふうなこととか、議員さんの意見をほとんど聞いていないと、聞かないのも幾つかありますよ。それは物の価値観で幾つかあります。しかし、私は大体、ほとんど聞いております。いろいろな側溝整備にしても、あるいはいろいろな道路にしても、いろいろなまちの細かいことについても、私は非常に聞いているつもりです。

 議員も御経験だと思いますけれども、私も先般、先ほど言いましたように77の町内、3回ほど全部懇談会に回っております。そんな遠くにおる人と私は違うというふうに自負をしております。それから、矢田市長さんのときも言っておられましたけれども、矢田市長さんのことは横に置いておいて、矢田市長さんも1回選挙がありました。議員も私も矢田さんと反対の立場に立った側であります。負けました。そのことも思い出してほしいなというふうに思います。やはり現実を見て歩くということ、そして同時に、市民とともに一緒になって、未来はこうなるんだぞと。こういう未来にかかるそういう事業は、必ず我々のためになるんだと。そして、市民の負担も最小限でこれだけのものがあるじゃないかという夢を、よく議員さんも理解をしていただく、聞いていただく。

 何か間接に聞きましたけれども、きのうの橋立丘陵地の答弁は長過ぎていかんとかという御意見もあったようでありますけれども、よく聞いていただければ、1年間の調査した結果を10分やそこらで話しすること自体が短いぐらいでなければならないと、私はこういう意見が出るのではないかと思ったら、反対の意見が出てしまった。まことに私は残念至極だと思います。そんなような形のことを、やはり虚心坦懐に個人的にも含めて、公の場に含めてでも一緒になって議論していくということが、岩村議員、私はとても大事なことではないかなと。私はどこかから声がかかって、行かなかったことは一度もありません。無記名の投書の人でも必ず返事を出しておるんです。そのこともぜひひとつ、御理解をいただきたいなというふうに思います。

 入札の件でありますけれども、岩村議員は一業者か不動産屋に聞かれたと。私の方はもっときちんとした不動産鑑定士という権威のある、それも名前だけではなしに、ちゃんと経験の豊富な方たち。あそこを買いに行くのか、買いに行かないのかということが一番の問題なんです。買いに行かなければおっしゃるとおりなんです。吉江議員に言ったとおりです。1回目不調、2回目も不調、3回目も不調。結果論ではだれでも言えます。あんなもの買う者だれがおるのだと、それは結果論です。公募は日本じゅうからの公募なんです。加賀市だけではないんですよ。どなたでも公募できる、インターネットで全部オープンになっております。だれが買うかわからない、そのこともよくわかった上でおっしゃっておるんだろうと思いますけれども、それだったらもう少し言い回しもあるのではないかなというふうに思うのであります。

 それから次に、旧ホテル万惣の件であります。

 旧ホテル万惣は廃業したまま、かなりの時間を放置しております。できれば駐車場としてそういう形のことを要望しておりますので、できないかということで今、順次調査をしておるところであります。そういうことで御理解いただければいいかなと。その駐車場が全く必要でないということであれば、そこでまた考えなければいけないですけれども、今のところはやはりどれだけかの駐車場は必要でないだろうかなという考えでおります。

 それから、橋立丘陵地に対する御質問でありますけれども、まず、学校建設での地元との接触であります。一昨日、吉江議員にもお答えいたしましたが、橋立丘陵地内への学校移転、改築の計画を提案いたしました折に出されました課題などにつきましては、地元からさらに説明を求められております。現在、説明の開催日を調整中であります。

 次に、黒崎小学校の問題についてであります。9月議会の産業建設委員会において、岩村議員の御質問にありましたように、北澤教育長が答弁をしておりますが、黒崎小学校の問題については、地元の方々とひざを交えながら話し合いを続けることが大切であります。そして、御理解を得るためには、じっくりと時間をかける必要があるという思いであります。このことは、前の方々にも何人かに答弁をしております。そこで3年ないし4年という言葉になったものだろうというふうに思っております。私も北澤教育長と同感の認識にあります。

 次に、片山津温泉総湯の建設予定地についてでございます。

 構想が立ち上がる前から、私なりに何十回も二区の周辺を見てまいりました。そこで感じたことは、廃業3旅館以外にも老朽した建物の空き家、空き店舗が目につき、人が住まない、人の通らない、風俗店だけが目立つ非常に寂れたまちになってしまったという印象を強く感じておりました。恐らく岩村議員もそうだろうと思います。本当にどうにか、何とかしなければならないという思いを強く、実は何年も持ち続けておりました。ただ、この二区周辺は、その一方で柴山潟の水辺と白山連峰の眺望という日本百景にも選ばれており、温泉街のにぎわいを再び創出させる可能性を大きく秘めた場所であると感じておりました。また、片山津温泉の源泉は、江戸時代以来、柴山潟の湖底からわき出たものであり、明治初期の初代総湯が湖畔にあったという歴史がありますし、図面もあります。今回整備する総湯も同様に、このすばらしい柴山潟湖畔にあるべきものではないかと考えておるのであります。

 そして、これらのことをいろいろと考え抜いた結果、この二区周辺整備は民間活力のみに期待するのでは非常に困難であります。この際、思い切って市が率先して再開発する時期であると考え、整備することを決心いたしました。加賀市内の各地域には、歴史や文化や自然などによってはぐくまれたそれぞれ特徴的な文化があります。重ねて申しますが、片山津温泉にとって、それはまさに柴山潟であり、白山連峰の眺望であります。そして、それらを最大限に生かすことのできるこの場所での事業こそが、片山津温泉再生の大きな決め手となると確信をいたしております。

 今議会で報告しましたように、先般、私は別府温泉の水サミットに参加してまいりました。その際、別府8湯を視察し、幾つもの共同浴場にも入ってまいりました。その一角に日本を代表する、国の登録有形文化財になっておる竹瓦温泉と呼ばれる共同浴場がございます。中には入った方もいらっしゃるかもしれません。その周辺には数多くの風俗店がありましたが、そのような環境の中でも、一般の店舗や住宅が共存しておりました。共同浴場には子供から大人まで、また、かなりの外国人も入浴しておりまして、活気あふれておりました。

 片山津温泉においても、片側には風俗店がありますが、もう片側には先ほどから申し上げておりますように、柴山潟、白山連峰のすばらしい大自然の景観が広がっております。片山津温泉再生のためには、この二区の廃業旅館を排除し、総湯を整備することでこの場所を中心にまちの顔を変え、にぎわいのある元気な温泉まちづくりを進めていかなければならないと強く決意をしております。ここから片山津の再生が必ず始まるというふうに私は確信をいたしております。

 次に、旧みたにや旅館の購入についてでございます。

 この件につきましては、さきに吉江議員及び林 俊昭議員にお答えしたとおりであります。税などの滞納につきましては、関係法令に基づき適正に処理されており、今回土地開発公社が市の依頼を受けて競売物件を落札したものであります。何ら問題はないというふうに思います。例えば、そういうような状況があって、そこに道路をどうしてもつけなければいけないといった場合は迂回するんですか。あるいはそういうような物件があって、とてもいい条件だからそこでしかないという場合も世の中に、今まで過去にもあります。具体的に名前を言うと、守秘義務の関係がありますので言えませんけれども、お考えになられれば、あなたが議員になってからでもあります。ですから、そういうような意味で、私は問題はないというふうに思います。

 なお、大変恐縮でございますけれども、みたにやさんに何か3,000万円ほどの滞納があったとか、水道料金がどうのとか、これはどこからお聞きになったか知りませんけれども、公務員には守秘義務があります。怒らないでおいてほしいのですけれども、議員にも同じように私は義務があるとこういうふうに思います。その点も怒らないで考えていただきたいと、こういうふうに思います。あとは教育委員長、あるいはまた担当者から答弁をいたします。



○議長(西出清次君) 田島副市長。



◎副市長(田島孝一君) 岩村議員の質問の、いわゆる道義的責任ということでございます。道義的責任ということの意味には、いろいろな解釈があろうかと思いますけれども、やはり人道的に反するような行為をしたというような場合ではないかと思います。今回の案件につきましての経過、それから応札額の決定等につきましては、吉江議員並びに林 俊昭議員にお答えしたとおりでございますけれども、重複になりますけれどもあわせて申し上げますと、あくまで市が買収をしてほしいということで、公社に依頼があったという案件でございます。そして、公社とすれば理事会を開き、その応札について理事長一任という手続も踏んでおります。それと、応札額の決定につきましては、これは林 俊昭議員にもお答えしたとおりでございますので、そういう中で落札ができたということでございますので、むしろ購入するということに関しての責任は果たしたかなということでございます。

 以上です。



○議長(西出清次君) 木谷教育委員長。



◎教育委員長(木谷啓子君) 総湯の問題についてお答えいたします。

 加賀市では、有害図書の適正な設置及び管理に関する条例など、青少年の健全育成を図るために多くの知恵を集め、その推進を図っているところでございます。片山津温泉は、私の子供たちも育ったまちであります。未来を託する子供たちによい環境を提供することは、私たち大人の責務であり、子供たちが伸び伸びと活動ができ、豊かな心をはぐくむ地域環境はどうあるべきか、今後も関心を持って環境の浄化に力を注ぎたいと思っております。

          (「議長、10番再質問」と言う者あり)



○議長(西出清次君) 10番、岩村正秀君、再質問を認めます。



◆(岩村正秀君) いろいろとお聞きをしましたが、どうも質問と答弁がちょっとかみ合わなかったのが何点かあったように思っております。学校の統合問題については、教育長から答弁をいただいて、そして大幸市長も同じ考えだということを今お聞きしましたので、安心もいたしております。

 総湯の場所が是か非か、これは教育委員長にぜひもう一度お尋ねをしたいのですが、一般的なことではなくて、本当にそこにもう計画をされる。だから、そのところに青少年が本当に教育上いいのか、悪いのかと。だから、是か非かということで私はお伺いをしたいなというふうに思います。

 そして、市長の方からは、あの場所が風俗店に面しておって、実は総湯を建設したら人が出入りをして、たくさんの人が出入りをすることによって、風俗店が撤退をするのではないかという質問にはお答えがなかったようですが、もしもそういう発言があったとしたら、私の考えですが、なかなか風俗店というのはそう簡単には出ていかない。なぜなら、もしあの場所に総湯を建設する、もちろん駐車場もできるわけであります。私が経営者の立場であれば、喜んでその駐車場を使わせていただきたいなというふうに思います。それはなぜなら、お客さんに総湯の入湯券を370円で1枚サービスをつけると、そのお客さんは帰りにふろに入って、その駐車場を堂々と利用して行けるからであります。そんな方法も考えると、なかなか撤退をするということはないように私なりに判断をいたしております。その辺も含めて再質問としたいと思います。

 それからもう一点、実は市長の方から別府の竹瓦温泉の話が出ました。私も昨年、それからその数年前に竹瓦温泉に2回視察に行ってまいりました。あの竹瓦温泉については、明治期にできたおふろであります。風俗店は、その竹瓦温泉ができた裏側に後からできたものでありますから、何も風俗店のところに竹瓦温泉をつくったのではないという御理解をいただきたいなというふうに思います。なかなかすばらしいおふろでした。大正時代に1回建てかえてはおるんですが、なかなか立派な場所ですし、ただ、確認ですけれども、後から風俗店がその裏通りにできたということだけは間違いないと思います。

 以上です。



○議長(西出清次君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 岩村議員の再質問にお答えしたいと思います。

 片山津のあの湖畔に面したところに総湯ができれば、風俗店も撤退すると、するとは言っていないです。する可能性もあると、こういうふうに言ったのがいろいろ回って行って、議員のところにそういうふうに行ったのではないかなと思います。そして、大変恐縮ですけれども、私たちが子供のころには、変な話ですけれども、今どこどことは言いませんが、大聖寺にもそういう風俗的なところもありましたし、山中にも、山代にも、片山津にも、あるいは江戸時代になると串の方にもあったということであります。ですから、時代がいろいろ変遷していくということでありますし、そういうところが変わって、そういうものになっておったという可能性も竹瓦温泉の場合も十分に考えられる。

 ですから、そのあたりは、後でできたのか、先にできたのか、類似のようなものがもう既に昔からあったのか、そのあたりのことはちょっと調べてみなければわかりませんけれども、それはそれで置いておいて、あるところへ行くという形の岩村議員の言われることも一理あることはわかります。しかし、あそこのところを3つの旅館を民間で、あるいは市と民間で再開発するというふうなこともずっと考え続けてきましたけれども、これは私の場合、いい知恵が出ません。観光協会、あるいはまた商工会議所の方々、いろいろな方々にも相談したり話を聞いたりしていますけれども、なかなかそれはできない。

 ですから1つは13年間も、1つはもう10年近くもそれぞれそのままになって、あそこに今あるのは私が答弁したとおりでございます。そういう状況の中で、思い切ってそこでやるのがやはり一番適切だと。あの旅館3つをそういうふうな形にやると、まだほかにも幾つかの廃業旅館があります。そういうようなところに相乗効果が必ずあらわれてくるものだというふうに私は考えております。

 それから、駐車場の件ですけれども、それは考え過ぎではないかなというような気がいたします。いろいろな駐車場の方法もありますから、それはもう本当の小さな、小さいとも言いませんけれども、そんなことのないように幾らでもできると思いますので、そういうふうに対応していきたいというふうに思いますので、またひとつお考えをいただいて、お力添えを賜ればなと、こんなふうに思います。



○議長(西出清次君) 木谷教育委員長。



◎教育委員長(木谷啓子君) 再質問にお答えいたします。

 市長の御意見を聞いておりますと、やはり風俗店とかがありましても、そういう環境もまた子供たちにとっては悪くないのではないかと、そんなことは思いませんけれども、風俗店の存在が気にならないような総湯になるように、これからも状況を見る必要があります。今の段階での判断はとても難しいと思っております。



○議長(西出清次君) 今、要明議員の答弁漏れがあったようでございますので、市長、よろしくお願いいたします。



◎市長(大幸甚君) 要明議員の御指摘でありまして、確かに山中支所と地域自治組織という中で、改めまして新市の長は山中温泉区を担当する特別職を地域審議会の意見を聞いた上で選任する。期間は経過措置として10年以内とするということであります。改めてこのことをもう一度検討したいと思いますし、今地域審議会には諮っていませんけれども、田中さんを決めたときも実は地域審議会に諮っておりません。上がっておりません。私が専任事項で決めたんです。ですから、その田中さんを決めたことも問題があるのかなというふうなことを今考えておりまして、また、地方自治法とかそういうものも含めまして、やはりいろいろ検討したい。

 ただ、私は先ほども言いましたように、どうでもいいということでないということは、要明議員はよく承知しておられると思います。だから、もう既にかわりに田中さんと同じことを田島副市長もやっておるということだけは御理解をいただきたいなというふうに思います。ただ、側溝も全部知っておるかと、こんなことを言われればなかなかでしょうけれども、それはお許しをいただきながら、戦略的、戦術的な形でやっておるということは事実であります。



○議長(西出清次君) 私語は慎んでください。

 木谷教育委員長。



◎教育委員長(木谷啓子君) 先ほどは、私の言葉足らずでそういう風俗店がある環境も悪くないのではと申しましたが、やはり教育委員会としましては、そのような環境が改善されますように、これからも進めていきたいと考えております。



○議長(西出清次君) 以上をもって、市長提出議案に対する質疑並びに市政に対する一般質問は終わりました。



△委員会付託



○議長(西出清次君) ただいま議題となっております報告第18号及び議案第102号から第110号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。



△休会決定



○議長(西出清次君) 日程第3、休会の件についてお諮りいたします。

 議案審査のため、明13日から18日までの6日間休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と言う者あり)



○議長(西出清次君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会することに決しました。



△閉議



○議長(西出清次君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。

 次回は12月19日、午後3時から会議を開きます。

 これにて散会いたします。

                午前11時26分閉議

              議事日程(第4号)

                       平成19年12月12日(水)

                       午前10時 開議

日程第1 市長提出報告第18号及び議案第102号から第110号まで

     一括議題

     質疑

     常任委員会付託

  第2 一般質問

  第3 休会決定

     閉議

                (写)

                          収加行号外

                          平成19年12月12日

加賀市議会議長

  西出清次様

                        加賀市長  大幸 甚

            説明員の欠席について(通知)

 平成19年第5回加賀市議会定例会説明員のうち、次の者が本会議を欠席しますので通知します。





所属

氏名
期日
理由


山代温泉財産区管理会管理会
事務局長
薮  剛
12月12日
公務のため



          平成19年第5回加賀市議会定例会議案付託表



総務委員会



議案番号
件名


議案第102号
平成19年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第9款 地方特例交付金
     第10款 地方交付税
     第14款 国庫支出金(2項1目)
     第15款 県支出金(3項)
     第18款 繰入金
     第19款 繰越金
     第20款 諸収入(6項5目中関係分)
     第21款 市債(1項1目)
  歳出 第1款 議会費
     第2款 総務費(1項、5項、6項)
     第3款 民生費(1項6目、8目)
     第4款 衛生費(1項4目)
     第7款 商工費(1項2目)
     第8款 土木費(5項3目)
     第9款 消防費
     第12款 公債費
     第13款 諸支出金
 第3条第3表 地方債補正


議案第108号
加賀市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について



教育民生委員会



議案番号
件名


報告第18号
専決処分の報告について
(医療事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて)


議案第102号
平成19年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第1款 市税
     第12款 分担金及び負担金(2項)
     第14款 国庫支出金(1項、2項7目)
     第15款 県支出金(1項、2項2目)
     第21款 市債(1項2目、9目)
  歳出 第2款 総務費(2項、3項)
     第3款 民生費(1項1目、2目、2項、3項)
     第4款 衛生費(1項1目)
     第10款 教育費 (1項から4項、6項)
 第2条第2表 繰越明許費補正


議案第103号
平成19年度加賀市国民健康保険特別会計補正予算


議案第104号
平成19年度加賀市介護保険特別会計補正予算


議案第106号
平成19年度加賀市病院事業会計補正予算


議案第109号
加賀市税等の滞納者に対する特別措置に関する条例について



産業建設委員会



議案番号
件名


議案第102号
平成19年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第12款 分担金及び負担金(1項)
     第14款 国庫支出金(2項5目)
     第15款 県支出金(2項6目)
     第17款 寄付金
     第20款 諸収入(6項5目中関係分)
     第21款 市債(1項4目、6目)
  歳出 第4款 衛生費(2項、3項)
     第6款 農林水産業費
     第7款 商工費(1項1目、2項)
     第8款 土木費(1項、2項、5項1目、2目)
     第10款 教育費(5項)


議案第105号
平成19年度加賀市下水道事業特別会計補正予算


議案第107号
平成19年度加賀市水道事業会計補正予算


議案第110号
加賀市水道事業給水条例の一部改正について



(参考)

            陳情書等一覧表



受理
件名
陳情・要望者


番号
年月日


23
19・10・12
学校教育予算に関する要望書
加賀市校長会
 会長 中筋善一