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石川県 加賀市

平成16年 12月 定例会(第6回) 12月14日−03号




平成16年 12月 定例会(第6回) − 12月14日−03号







平成16年 12月 定例会(第6回)



               平成16年12月14日(火)午前10時00分開議

出席議員(21名)

                          1番  宮下一夫

                          2番  高辻伸行

                          3番  安達優二

                          4番  谷本直人

                          5番  長谷川浄教

                          7番  山口忠志

                          8番  細野祐治

                          9番  岩村正秀

                         10番  宮本啓子

                         11番  上出栄雄

                         12番  小塩作馬

                         13番  西出清次

                         14番  坂野行平

                         15番  西出 振

                         16番  林 俊昭

                         17番  若林幸子

                         18番  吉江外代夫

                         19番  林 茂信

                         20番  新後由紀子

                         21番  村井幸栄

                         22番  川下 勉

欠席議員(0名)



△開議



○議長(若林幸子君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。



△議長諸報告



○議長(若林幸子君) 諸般の口頭報告は、これを省略いたします。



△質疑・質問



○議長(若林幸子君) 日程第1、市長提出報告第12号及び第13号並びに議案第66号から第75号までを一括議題といたします。

 これより質疑並びに日程第2の市政に対する一般質問をあわせて行います。

 通告がありましたので、順次発言を許します。

 安達優二さん。



◆(安達優二君) おはようございます。

 平成16年第6回定例会におきまして、市民の要望を踏まえ、質問、提案をいたします。

 昨日の質問と一部重複しますが、通告どおり行いますので、当局の明快な答弁をお願いします。

 最初に財政健全化に向けた取り組みについてであります。

 本市の財政見通しでは引き続き市税収入が減少する状況ではありますが、財政健全化に当たっては、歳出の量を厳しく抑制することが必要であり、その中で真に必要な行政サービスの水準を維持するため、予算配分の重点化、効率化を通して歳出の質を向上させることが求められると思います。このためには、まず施策間のめり張りを明確にし、市として真に必要で効果の高い施策への絞り込みを行うべきであります。

 また、限られた財政の中での重点化を可能とするためにも、その他の分野については大胆な削減を行うべきであり、その際には単価見直し、コスト縮減、むだの排除等、行政経費の見直し、削減を徹底して行うべきであります。

 また、人件費についても極めて深刻な財政事情、民間における厳しい情勢等にかんがみ、業務の効率化、人員配置の適正化を図るとともに、総人件費の抑制に努めるべきであると思います。また昨日各議員から質問されたように、県内全市町村の平成15年度の普通会計決算見込みによる経常収支比率は悪化し、起債制限比率は警戒ラインを超えており、財政の硬直化が加速して、加賀市の財政事情は県内でも各市町村の中でも厳しい状況にあることがわかります。

 これに対して県は、各市町村に合併後も例外なく財政の健全化に努めなければならないと指摘しております。加賀市においても鋭意努力していると思いますが、財政健全化にさらに取り組んでいく必要があると考えます。

 そこで3点について伺います。

 まず、人件費についてであります。ここ数年で訪れる団塊世代の定年退職以降、職員の新規採用を慎重かつ計画的に行うことで、人件費総額の抑制に効果が見込まれるのではないかと考えますが、そのことについてお尋ねいたします。

 次に、収納率向上に向けた取り組みについてであります。

 自主財源を確保するため、固定資産税、市民税の滞納処理など、収納率の向上に向けた現在の取り組み内容と課題についてお尋ねいたします。

 さらに今後の財政運営の方向性についてであります。

 三位一体改革の中で地方財政にとっては、より一層むだを省いた運営が求められることになりますが、そのための具体的な手法と財政運営の方向についてお尋ねいたします。

 次に、指定管理者制度の導入についてであります。

 昨年の9月2日に地方自治法の一部が改正され、公の施設、すなわちスポーツ施設、都市公園、文化施設、社会福祉施設など、住民の福祉を増進する目的で大勢の市民の皆様に利用していただくために設置された施設の管理方法が、御存じのように管理委託制度から指定管理者制度に移行することができるようになりました。

 公的施設の管理運営については、これまで市の出資法人、公共団体、公共的団体及び社会福祉協議会などにしか委託することができませんでした。しかし指定管理者制度の導入により、今後は民間の事業者、NPO法人、ボランティア団体なども含めて広く公募し、費用、企画などの提案内容から判断して、よりふさわしい施設の管理者を決めていくことができるようになりました。ただし、学校、道路、河川など法律によって決められているものは、この指定管理者制度の対象とはなりませんが、近年ではスポーツ事務などの体育施設、集会施設、美術館、福祉施設等の運営において、民間事業者によって十分なサービスの提供が行われており、民間の効果的、効率的な手法を公の施設にも活用することが有効と考えられ、経費削減や利用者に対するサービスの向上などが期待できます。

 そこで2点お聞きいたします。

 まず指定管理者制度の第1号として本年7月1日にオープンした加賀市健康プラザスワトンの利用人数や運営状況、また指定管理者制度の導入、効果についてお伺いいたします。

 さらに現在管理運営を委託している市の施設について、地方自治法の改正に基づいて3年以内に指定管理者制度を導入する必要があると考えますが、今後その施設がどうあるべきかの検討及びどのような対応を考えているのか、お聞きいたします。

 次に、介護保険制度の見直しについてであります。

 これに関しては、きのう吉江議員からいろいろお話がありましたけれども、介護保険制度は施行後5年を目安に見直しすることとされており、来年の制度の改革へ向け、国の社会保険審議会介護保険部会は昨年5月より審議を開始し、合計16回の会議を行い、本年4月30日に介護保険制度の見直しに関する意見が取りまとめられたところであります。この意見報告をもとに、来年の通常国会へ改革案が提出される運びとなっております。

 今回の制度見直しに当たっての基本的視点は、1つは制度の継続、可能性として給付の効率化、重点化、また明るく活力ある超高齢社会の構築として予防重視型への転換、それから社会保障の総合化として効率的かつ効果的な社会保障制度体系の確立などの3点が上げられております。

 また、制度見直しの主要項目は、1、量から質へのサービス改革の推進、2、在宅支援の強化と利用者負担の見直しによる在宅ケアの推進、3、市町村の保険者機能の強化による地方分権の推進、4、介護予防の推進、5番目に痴呆ケアの推進、最後に地域ケア体制の推進の6項目が上げられ、制度の見直しが図られるものと伺っております。

 そこで、加賀市の実情に照らし合わせると、今後の介護保険の運用に当たっての本市の課題は、地域の独自性や工夫を生かしたサービスの導入、また地域における総合的、継続的なサービスの提供、痴呆ケア支援などを行うための仕組みづくりや人材育成であると考えますが、この点についてどのように取り組まれるのか、御所見をお伺いいたします。

 さらに見直しの項目の介護予防推進のその1つとして、特に筋トレまたはパワーリハビリなどを中心とした介護予防のための施設整備が図られていくものと思いますが、今後介護予防事業等に本市はどのように取り組まれていくのか。さらにまたこのようなパワーリハビリなどが各中学校下にも整備拡充できないか、お聞きいたします。

 最後に学校のバリアフリー化についてお伺いいたします。

 昨年の8月に国において学校施設のバリアフリー化等に関する調査研究協力者会議が設置されて、1つにハートビル法、高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建設の促進に関する法律の一部改正に伴い、学校施設がバリアフリー化の努力義務の対象に位置づけられたこと、また障害者基本計画に基づく重点施策実施5カ年計画において、小中学校施設のバリアフリー化の参考となる指針及び事例集の作成が定められ、これを受けて本年3月に学校施設のバリアフリー化等に関する調査研究協力者会議から報告書が文部科学省に提出されました。そこで、文部科学省ではこの報告書を参考にして、学校施設のバリアフリー化等に関する指針を作成する予定になっております。

 また、文部科学省は既に学校のバリアフリー化に関する整備を国庫補助の対象としており、具体的には公立学校施設整備において、新築、増築、改築や大規模な改修を実施する際に、エレベーター、障害者トイレ、スロープ、自動ドア等の設置に要する経費などバリアフリー対策が実施できるようになっております。よって、加賀市としては、学校施設のバリアフリー化について、学校の児童・生徒はもちろん災害時の地域の避難施設として、また高齢者や障害者に対する視点から今後どのように取り組んでいくのか、市当局の所見をお伺いいたしまして、私の質問を終わります。



○議長(若林幸子君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) おはようございます。安達議員の御質問にお答えいたします。

 まず、財政の健全化に向けた取り組みの中での、人件費についてでございます。

 平成19年から団塊の世代が相次いで定年を迎え、年金や退職金、労働力、消費動向などかなり深刻な事態を招くことが想定されております。本市におきましても団塊の世代の定年退職は大きな課題と考えております。

 議員御質問の職員採用に関してでありますが、合併によります職員増ともあわせて、長期的、計画的な視野に立って考えていかなければなりません。ベテランの職員が大量にやめることにより、市民サービスの低下や業務の遂行に支障を招かないようにすべきであります。

 一方で財政健全化のために、適材適所、少数精鋭の推進、新規採用の抑制などが必要となります。その上、最も大事なことは職員の意識改革をし、その能力を十分に発揮できる研修環境をいかにつくることかだと思います。こうした問題は新市における課題と考えております。

 次に、今後の財政運営の方向性についてでございます。

 国の三位一体改革については、吉江議員にお答えいたしましたとおり、具体的な内容を見きわめて対応をしてまいります。山中町との合併後は、新市において中長期の財政計画を策定し、人件費や事務費の抑制に努めるとともに、合併特例債を活用して、公債費の後年度負担の軽減を図るなど、合併の財政効果を最大限に生かした健全な財政運営が求められております。

 次に、指定管理者制度への移行についてであります。

 議員御指摘のとおり、地方自治法の改正によりまして、個々の公の施設につきましては、平成18年9月までに法人などの団体に管理を行わせる指定管理者制度とするか、市直営とするか選択しなければなりません。指定管理者制度を導入する目的は、民間の管理手法や能力を幅広く活用すること、住民のニーズに効果的かつ効率的に対応すること、さらには管理経費の縮減や新たな雇用創出といったことがあります。これらの目的を現実のものとするためには、できるだけ多くの団体を対象とした公募によって指定管理者を選定することが最も望ましいと考えております。

 しかし、公の施設の中には、管理に一定のノウハウを必要とし、公募による管理者選定が適さない施設があることも事実であります。そのような面からも施設の特性や持ち味を十分に発揮できるよう、合併を控えております山中町とも考え方や各施設の管理のあり方、また時期も含め、協議を重ねているところであります。

 なお、指定管理者制度への移行時期につきましては、来年度中には指定管理者の選定を実施したいと考えております。

 次に、介護予防施設の整備拡充についてであります。

 トレーニングマシンを導入した介護予防施設の整備につきましては、スワトンの利用状況や事業効果なども参考に、改めて市民ニーズを把握し、また市内の介護サービス事業者などによる整備事例もあることから、行政による整備のみでなく、民間業者による整備も考慮して、今後の地域展開を検討していく所存であります。

 あとは担当部長から説明をいたします。



○議長(若林幸子君) 宮崎市民サービス部長。



◎市民サービス部長(宮崎護君) 収納率の向上に向けた取り組みについてお答えをいたします。

 市税等の収納につきましては、大口滞納や収納困難事案の粘り強い収納活動を初め、一斉戸別訪問徴収、フレックスタイムでの休日や夜間訪問徴収、市外、県外の滞納者宅への訪問徴収、不誠実な滞納者に対する財産の差し押さえや公売など、規定に基づいた的確な対応をいたしております。

 また上水道料金の収納につきましても、給水停止処分を実施するなど、実情を十分把握し、慎重に対応をいたしております。

 収納率向上の課題の1つといたしまして、市民の皆さんに市の財政状況や税料金について広報啓発に努め、理解と協力を得ていくことが大切だと思っております。今後とも税料金の徴収、滞納整理には公平・公正でより効果的な手法を検討し、納税者の理解と協力が得られますように、努力をしてまいりたいと思っております。

 次に、指定管理者制度に関連して、健康プラザスワトンの運営状況についてお答えをいたします。スワトンにつきましては、ことし7月1日より運営を開始し、高齢者を対象とした筋力トレーニング教室や障害者を対象としたリハビリ教室などの健康事業、これに加えまして個人メニューの健康づくり活動が行われております。また、10月からはエアロビクスや太極拳など6つの健康教室も始まっております。

 現在の利用者登録数は約 640名となっております。これは指定管理者の公募時期に当初見込んでおりました 260名を大幅に上回った状況に至っております。また利用者の増加に対応するため、指定管理者独自にトレーニング機器を導入したことや、スワトンとの相乗効果が期待されるプールが来年の1月中旬に開館する予定とも聞いております。

 そういう状況の中でさらに夜10時までの営業や、休館日を少なくした運営を効率的に行うなど、指定管理者制度の導入により、民間事業者の能力やノウハウが生かされ、住民サービスの向上や経費の削減などの効果が見えてきた、こういうぐあいに思っております。

 次に、介護保険制度の見直しについてお答えいたします。

 さきに吉江議員の御質問にお答えいたしましたとおり、今回の介護保険制度見直しに対応した第3期介護保険事業計画につきましては、来年1月に計画策定委員会を設置いたしまして、具体的な検討を開始する予定をいたしております。

 制度改正に関する指針への具体的な対応につきましては、策定委員会での御意見、御提案を尊重いたしまして、平成18年度に向けた検討をしてまいりたいと思っております。

 以上です。



○議長(若林幸子君) 北澤教育長。



◎教育長(北澤陸夫君) おはようございます。学校施設のバリアフリー化についてお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり、公の施設のバリアフリー化は1つの課題であると認識いたしております。具体的な対応としては校舎の改築時において順次対応してきているところでありますし、現校舎でも部分的ではありますが、トイレや玄関のスロープなどでその対応をとってきているところでございます。

 今後計画される大規模改造時においても、バリアフリー化についてはしっかりと対応を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。

 以上です。



○議長(若林幸子君) 宮下一夫さん。



◆(宮下一夫君) きょう12月14日はノルウェーのアムンゼン隊が南極の極点に幾多の苦難を乗り越えて達成した記念すべき日であります。山中町との合併問題も大詰めを迎えており、まだ幾つかの課題が残っておりますが、両市、町の住民にとって不公平感が生じないような、すばらしいゴールを目指して取り組んでいかれることを期待いたしまして、私の意見と市民の声を交えまして4点質問したいと思いますので、当局の誠意ある前向きな回答を期待するものであります。

 第1点目は第4次加賀市総合計画の進捗状況と前期事業の総括についてであります。

 来年山中町との合併によって、新しい市において新しく総合計画を策定することになります。本市では皆さんも御存じのように、平成13年に自然と文化の息づく町を将来都市像と掲げた第4次加賀市総合計画を策定してまちづくりを行ってきましたが、現時点において進捗状況をチェックして、新しい市において策定される総合計画の基本資料とすべきと考えます。

 第4次総合計画は事業期間を平成22年までの10年間とし、平成15年までを前期、平成18年までを中期、平成22年までを後期として3期間に分けて事業実施時期や事業の達成目標を数字目標にしてベンチマークし、事業の計画的な推進を図ってまいりました。

 そこで、平成13年から15年までの前期における事業の実施状況についてお尋ねをいたします。

 まず、総合計画の主要事業において実施時期が前期となっている事業は、環境基本計画の策定事業を初めとして全部で25事業がありますが、実施できた事業数は幾つなのか、またできなかった事業については、その理由と来年の合併時までに達成できるのかどうかをお尋ねいたします。

 次に、ベンチマークとして目標数値を掲げてある指標は、環境管理ISO認証事業者数を初めとして全部で26種類ありますが、前期においてその数値を達成できた数は幾つなのか、また目標数値を達成できなかったものについては、その状況と合併時までに達成できるのかどうかをお尋ねします。

 さらに第4次加賀市総合計画の前期を終えて、中心となって事業を推し進めてきた大幸市長の総合計画に対する評価と総括をお聞かせ願います。

 第2点目は観光振興対策の提案についてであります。

 今、外国旅行に出かける人は、地球総人口の1割以上、年間約7億人に達しております。この数字が2010年には10億人、2020年には16億人に伸びることが予想されております。このように21世紀の最大の産業は旅産業と言われており、温泉を中心とした観光都市を標榜する加賀市にとっては、この流れに対応していくことは急務であります。そこで観光産業の振興策について3点提案いたします。

 第1の提案として、中国を集客圏域に取り入れた観光戦略の推進であります。

 中国人は日本の温泉を好んでおり、中国人観光客が1994年の20万人から2003年に45万人と、10年間で倍以上の伸びを示しております。またことしの9月から訪日団体観光ビザの発給対象地が、中国において拡大されたことにより、今後大きく観光客がふえると言われております。さらに、11月25日からは小松空港と上海を結ぶ定期便が週2回就航したことにより、これから石川県に多くの中国観光客が訪れることが予想されます。

 温泉を好む中国人観光客に加賀市に多く来ていただくためにも、受け入れ態勢の準備をする必要があります。そのためには、中国語を話すことができる観光ガイドや、ホテル従業員の育成が必要であり、そのために中国語会話教室の開講、中国語で書かれた観光マップの作成、中国語の観光サイン看板の設置などを行うなど、中国人観光客が安心して歩ける観光都市加賀市を全国に先駆けて打ち出し、加賀温泉郷の独自カラーをPRしていかなければなりません。

 さらに県と協力して上海、北京、台湾などへ加賀温泉郷を売り込む観光PR団を送り込むなど、積極的な集客策をとることも必要かと考えます。

 第2の提案は、テレビドラマのロケ地としての働きかけを行うことであります。

 一昨年のNHKの大河ドラマの「利家とまつ」では、加賀百万石が舞台となったことで、石川県の観光客数が大きく増加したことでわかるように、大河ドラマのロケ地になることが集客にとって最も効果的な方法であります。

 来年の大河ドラマは「義経」であり、加賀市には木曾街道、首洗池、尼御前岬、小松には安宅の関など、義経にゆかりの場所も多くあるので、ぜひNHKに積極的にロケ地に入れてもらうよう、働きかけを行うべきであります。さらに朝の連続ドラマのロケ地も集客効果が高いので、ぜひ働きかけを行うことを要望いたします。

 第3の提案は、合併して新しい加賀市が誕生したときには、山代、片山津、山中温泉を合わせた宿泊数は日本第4位となり、有数の温泉観光地となります。そこで温泉観光都市を前面に打ち出していくため、新しい市の組織においては温泉観光課のようなセクションを設置して情報を発信して、日本全国からアジアへ、そしてオーバーな表現になるかもしれませんが、全世界に加賀温泉郷をアピールする気概で取り組まれていくことが、新しい加賀市の観光産業の進展、経済の振興につながると考えますので、ぜひ観光セクションの強化を求めます。

 第3点目は登下校時の子供を守る安全策についてであります。

 先月の18日に奈良県で小学1年の女子児童が自動車で連れ去られ、殺害される、大変悲しい事件が起きました。さらに29日には金沢市内の保育園付近でかまを振り回す不審な男が出没した事件も起き、子供をねらった凶悪な事件が全国で相次ぎ、保育園、幼稚園、学校に通う子供に不安が広がり、保護者たちはとても心配して大きな社会問題になっております。

 加賀市内においても学校関係者によると、登下校時に不審者から声をかけられた事件もあるとお聞きいたしております。金沢市の小学校では、育友会の委員がジャンパーを着用して警戒に当たり、児童は集団登下校して地域の保護者や高齢者でつくるスクールサポート隊が街頭で見回りをして、子供を事件から守る防衛手段をとっております。

 加賀市では、このような状況下において、子供たちの安全を確保するためにどのような策をとっているのかお尋ねいたします。事件が起こってからでは遅いのであり、早急に地域一丸となった、子供を不審者から守る安全対策をとられることを強く要望いたします。

 最後の第4点目は合併を記念したイベント開催の提案であります。

 合併の調印が済んでいない現在において、合併記念イベントの話をすることは少し早いのでありますが、両市町の住民のきずなを強めるため、住民総参加で住民主導型のイベントを開催することを要望いたします。そのため、早いうちから行政から各種団体に記念イベントの開催を年間スケジュールが決まる前に働きかけを行うことが必要であります。

 スポーツと文化の両面のイベントを同時開催すれば、一気に打ち解け込めるのではないでしょうか。例えばスポーツ面では聖火リレーの実施、これは子供からお年寄りまでが参加して、全地域を走れば自然と両市町のきずなが強まると思われます。さらにゲートボール大会、グラウンドゴルフ大会、ニュースポーツ大会など合併大記念体育祭を開いてはどうでしょうか。

 文化面では合併大文化祭と銘打って、文化会館、市民会館、アートギャラリーなどにおいて、音楽祭、生け花展、大茶会、よさこいソーランなどを開催して、さらに書道、油絵、写真などの愛好者による総合美術展を開催すれば、文化の花が開き、両市町の住民の心も開くのではないでしょうか。

 そこで、来年度予算に合併記念イベント費を盛り込むことも要望いたしまして、私の質問と提案を終わります。



○議長(若林幸子君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 宮下議員の御質問にお答えいたします。

 まず、総合計画の前期を終えての自己評価と総括についてでございます。

 私は総合計画の基本理念である改革と再生、行政サービスの向上を常に行政課題としてとらえ、現場主義に立った市政運営を心がけてまいりました。現場で何が起き、何が求められているかを徹底的に検討し、最善の方法をとってまいりました。当初の計画どおりには達成できなかった目標もありますが、市民の視点に立ち、喫緊に必要とされる事業を優先し、精いっぱい取り組んでまいりました。その評価は市民と時代によって判断されるものと思っております。

 また、現在の総合計画は、その実績においても今後のまちづくりの揺るぎない指標となるものと確信しております。基本的な方向は、合併後に策定を予定している新市の総合計画にも引き継がれていくものと考えておりまます。

 次に、観光振興の提案についてであります。

 国際観光、とりわけ中国本土からの誘客は大きな市場であります。小松上海便の定期便化による利便性が高まったことと並行して、北陸や石川の知名度アップのための努力が重要であります。県においては、今年度観光振興行動計画の見直しに着手し、観光戦略を策定中であります。その中では、国際プロモーションや空港利用促進策などは県レベルで、また受け入れ側のエリアマップ、案内板、通訳、イベント、修景などは市町村の役割であると位置づけられております。

 市といたしましては、過去に中国語、韓国語、英語のパンフレットを作成しておりますが、今後は海外の方がいつでも、どこでも取り出せる海外向けホームページを構築させてまいりたいと考えております。また、九谷焼を初め、世界に通じる市内の文化、自然遺産を再発掘し、外国からのお客様の誘客促進に生かしてまいりたいと考えております。

 現状では、日本人が中国へ行くのは易しく、中国からはビザの取得や所得から見て高過ぎる旅費や宿泊費などの問題など、訪日の定着化はまだ遠い道のりのようであります。

 そのような中でもここ数年の県内の外国人宿泊調査によると、金沢を除く温泉地では、山中温泉と和倉温泉が台湾からのお客様を中心に突出しております。その原動力は特定旅館の長年にわたる営業努力によるものであり、当温泉地においても個々の旅館のより一層の取り組みが必要であると思っております。

 来年の大河ドラマ「義経」については、今年2月に私と小松市長、根上町長とそして国会議員の方と一緒に直接NHKに要請いたしました。11月以降源平ゆかりの地を回るバスツアーの実施、南加賀の自治体と共同しての義経伝説南加賀の旅ガイドブックの発行、そして義経伝説と観光コースを学ぶセミナーの開催などをいたしております。いずれも好評でありました。

 大河ドラマによるお客様の増加と放送終了後の落ち込みについては「利家とまつ」で経験しております。注意すべきはポスト大河であります。その意味から、この機会にボランティアガイド養成に努めるとともに、市民の方々にも郷土の歴史などに関心を持っていただき、ホスピタリティあふれる観光都市を目指してまいりたいと思っております。

 ドラマなどロケ地の誘致につきましては、越前加賀フィルムコミッションを通し、働きかけてまいりたいと思います。また山中町との合併がなれば、加賀温泉郷のほぼ主要な温泉地を擁することとなり、域内の総合的なPR、個性あるコースづくりなど多様な展開が可能となります。既存の観光情報センターのあり方も含め、一層の観光の企画、発信機能の強化を図っていかなければならないと考えております。

 あとは担当部局長から答弁をいたします。



○議長(若林幸子君) 深村総務部長。



◎総務部長(深村富士雄君) 総合計画の前期事業の進捗についてお答えいたします。

 総合計画におきまして、前期に実施が予定された25の主要事業の進捗についてでございますが、予定された事業のうち九谷焼美術館、九谷焼窯跡展示館、観光情報センターの設置など約7割、18の事業が既に実施済みまたは実施中でございます。

 また、リサイクル情報システムの構築、まちづくり条例の制定など、6つの事業につきましては検討に時間を要しておりますが、来年度中の実現を目指して検討や作業を進めているところでございます。

 次に、未着手となっております環境基本計画の策定につきましては、合併後の新市建設計画におきまして引き継がれる予定でございます。

 次に、分野別施策の指標として目標が設定されております26の事業の進捗についてでございます。

 前期目標を達成したものはISO認定事業者数など13の事業、目標数値の未達成のものが、歩道設置道路の整備延長など9つの事業、未着手の事業が漁礁の設置など4つの事業となっております。これらは経済情勢などの阻害要因もあるものと思っております。重要度や緊急度など必要性、それと合併後への継続性といったものを見きわめながら、引き続き進捗を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 北澤教育長。



◎教育長(北澤陸夫君) 登下校時の子供の安全対策についてお答えをいたします。

 議員御指摘の事件については、こういうことを平気で行う人がいるということに怒りを感じますし、二度とあってはならないと強く思っているところでございます。

 御質問の登下校時の安全対策についてでございますが、児童・生徒の不審者に対する防犯意識をつけることや、保護者や地域との連携を図ることなどの指導や要請を学校にしているところでございます。

 各学校においては安全指導はもちろん、警察との連携による不審者を想定した防犯訓練の実施、地域ボランティアによる協力体制の整備、安全パトロールの強化、近隣の情報交換など、学校や地域の実情に応じて関係機関や保護者、地域の協力を得たいろいろな対策を講じて安全を確保しているところでございます。

 今後も保護者や地域、警察など関係機関と綿密な連携をとって、情報を共有する中で、子供の安全を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 津田合併協議会事務局長。



◎合併協議会事務局長(津田稔勝君) 宮下議員の合併を契機とした記念イベントの開催についてでございます。

 現在合併協議も大詰めを迎えようとしております。当面の目標は、まず合併に関する両市町の議会におきます議決でございます。今後協議が円滑に進みまして、議会の議決がいただけました時点で宮下議員の御提言も参考にし、両市町の一体感を高めるべく既存の事業も含めて合併記念イベントの計画に着手してまいりたいと、そのように思っております。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 岩村正秀さん。



◆(岩村正秀君) いよいよ今議会の質問者も残り少なくなってまいりました。13人目の質問になりますと多少重複する点もあろうかと思いますが、お許しをいただきたいというふうに思います。

 今議会が終わり、年が明けて新しい年を迎えますと、いよいよ選挙の年となるわけであります。最近の新聞紙上を見ましても、お隣の小松市の市長選挙はどうなるのか、また新しく誕生する白山市の市長はだれになるのか、大変関心のあるところでもあります。大幸市長におかれましては、新市の市長に向けて意欲満々とお見受けし、健康に留意されて頑張っていただくことに期待をいたしております。

 今回は、合併とその他について、私が感じたことや体験したことを述べさせていただいて、市長の所見をお伺いしたいと思います。

 この秋には全国的なイベントや行事が加賀市でも開催されたわけであります。1つは10月に片山津で行われた男子のゴルフの日本オープンであります。主催は日本ゴルフ協会とNHKで、第69回大会にして初めて日本海側での開催だそうであります。もちろんNHKでは4日間テレビ中継され、決勝の2日間で約1万人の観客が訪れて、谷口 徹選手の涙の復活優勝で幕を閉じたわけであります。経済効果はどれほどかはわかりませんが、開催された白山コースは連日予約でいっぱいだそうであります。

 ゴルフはともかくとして、ちょっと驚いたことがあります。毎日会場の入り口では有料入場者にコースのレイアウトや選手を紹介するパンフレットなどが入ったいわゆる案内グッズが配られるわけであります。当然その中の1つには、主催者の1つでありますNHKのチラシなども入っております。そのほかに驚くや、何と加賀市の展観施設を紹介する観光パンフレットも入っておりました。これはとても難しい仕事をやってのけたなと感心をいたしております。

 この大会は御存じのとおり普通のスポンサー競技ではなく、文字どおりゴルファー日本一を決める権威ある大会でもあります。もちろん加賀市も後援団体の1つではありますが、大胆さと厚かましさでは市長の上を行く、こんな職員も加賀市にいたのかと実は感心をいたしております。こんな仕事が必ず実を結ぶときが来るはずであります。どなたの指示かわかりませんが、今後とも頑張っていただくようお願いを申し上げます。

 次に、9月17日から3日間行われた全国町並みゼミ大聖寺大会であります。私はそこで2つのいい体験をさせていただきました。1つは2日目に行われた分科会で、山中今立会場へ参加をいたしました。そこでは山村の文化的景観の保存ということで、パネルディスカッションなども行われていました。それはともかくとして、そのほかに山中町河南小学校の6年生による研究発表が行われ、タイトルは山中今昔物語であります。サブタイトルは山中町は永遠に不滅です。いかにも意味深であります。しかし内容はとてもしっかりしたものでありました。7つの研究グループに分かれたもので、ちょっと紹介をしたいと思います。

 温泉グループ。山中座に来た人たちに聞き取り調査をしてみると、山中温泉は気持ちいいという人ばかりでした。山中温泉に来るのが7回目という観光客の人もいました。やっぱり山中温泉は有名なんだなと思いました。また山中の多くの人が温泉を利用していることもわかりました。

 しかし観光協会で調べてみると、山中温泉に来る観光客は年々減っていることがわかりました。観光協会では観光に来る人たちのためにお散歩号を走らせています。私たちも体験乗車させてもらいました。全国の多くの人に山中の美しい自然を見てもらい、気持ちいい温泉に入ってもらいたいです。

 湯札グループ。山中町の湯札の歴史を調べてみると明治時代にできたということがわかり、驚きました。また約 9,000人の人口のうち 6,800人もの人が湯札を買っていると知って、すごいことだと思いました。長谷田のおふろ、第二菊の湯に入りに来る人たち50人にアンケート調査をしたところ、合併して湯札がなくなると困ると答えた人が33人いました。また湯札がなくなってもおふろに入りに来ると答えた人が28人、わからないと答えた人が14人、来ないと答えた人が8人でした。町のいろいろな意見を聞いてみて、これからもやはり安い値段でおふろに入れるといいなと思いました。

 まちづくりグループ。僕たちは最近できた南町ゆげ街道のまちづくりを調べました。調べてみると電柱を地下に埋めたり、歩道を広くきれいにしたり、建物を和風にしたり、いろいろな工夫をしていることがわかりました。そのまちづくりのために町の人たちが何回も集まって話し合ったりお金を出し合ったりしたことも知りました。僕たちの町もこういうまちづくりを参考にすれば、きっといい町ができるだろうと思いました。

 自然グループ。山中町の95%が森林だということがわかりました。しかし森林は昔に比べ64ヘクタール減少しているそうです。それはダムの開発などが原因だということです。山中町は鶴仙渓や県民の森など美しい自然がたくさん残っている町です。それは山中の人々の自然を大切にする気持ちのあらわれだと思います。森林組合の方々も毎年たくさん木を植え、森林を減らさないように努力していることも知りました。これからも山中の美しく豊かな自然が未来に残せるようにしたいです。

 漆器グループ。山中漆器は売上高や生産量が減少してきています。このままでは長い歴史のある山中漆器が滅亡する可能性があります。だから新しいデザインの漆器をつくったり、キャラクターやブランドの商品を開発したりするとよいと思います。また山中漆器の特徴である木製漆器のよいところと近代漆器のよいところを合わせた漆器づくりに取り組めたらよいと思います。山中と加賀市が合併しても加賀漆器ではなくて、これからも山中漆器であり続けてほしいです。

 うめえもんグループ。山中は小さい町だけど、お菓子や温泉卵などおいしいものがたくさんあることが改めてわかりました。またかたくり素麺などの伝統料理があることも初めて知りました。おいしいものの多くは昔から味や形が変わらないものが多いなと思いました。加賀市の人にも山中町のおいしいものを食べてもらいたいです。そしてこれからも山中のうめえもんを未来に残していけたらよいなと思います。

 最後に人物グループ。山中には昔、行基や蓮如、松尾芭蕉など有名な人が遠くからやってきたことがわかりました。また今は人間国宝の川北良造さん、料理の鉄人の道場六三郎さんという有名な人物が活躍していることも知りました。そして山中町の文化はこれらの人物とかかわりが深いこともわかりました。私は山中の文化や人物のことをもっと学んでいきたいと思いました。また、加賀市の人にも川北さんや道場さんのことを知ってもらいたいです。以上。

 以上の発表を生徒たちから直接聞いたわけであります。この発表を聞いて私も胸を打たれ、隣に当日参加者として出席をしていた大幸市長に思わず一言言ってしまいました。「市長、山中では小学生でもこれだけ真剣に合併を考えている。加賀市の小学生ではこんなことを考えている子はいないでしょう。市長、あんたの責任は大変重いですよ」。そんなことを申し上げた記憶があります。山中と加賀市では合併に対する考え方がこんなにも違うのかと改めて考えさせられたものであります。

 大幸市長には、ぜひそのときの感想をお聞かせ願いたいと思います。さらにもう1人、そのときの参加者でもありました中野収入役も心を痛めた1人かと思います。あわせて所見をお伺いしたいと思います。

 もう1つの体験は、今回の町並みゼミに遠くから参加をいただいた沖縄県の竹富島の上勢頭芳徳さんと知り合ったことであります。それが御縁で先日竹富島へ行ってまいりました。人口 319人、牛 333頭、水牛17頭、人より牛の数が多いという小さな島であります。昔からの建物や町並みを守り続けてきて、昭和62年に重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けております。昼は上勢頭さんに竹富の歴史を紹介していただき、夜は民宿において、ほかの宿泊者の皆さんとともに島の生活や苦労話なども聞かせていただきました。

 上勢頭さんによると、よく文化で飯が食えるかという人がいますが、どこかで聞いたことのあるせりふではありますが、竹富では古いものを守ってきた結果、今全国から30万人の観光客が来るようになった。そして働く場所ができたことによって、若い人たちが島に戻ってくるようになった。おかげでことしは7人も赤ちゃんが誕生したと喜んで話をしておられました。

 しかし、こちらからごみ問題の質問をしますと、今一番島で困っているのがそのことだそうであります。観光客がふえたことによって、ふえ続けるごみの量に頭を抱えているようでもあります。

 当日の民宿では、千葉県から来たという中年夫婦、東京から来たという若い女性2人、そして何とロサンゼルスから来たという日系人の2人、そして島の人たちと楽しいひとときを過ごし、せっかくの機会なのでこちらから持って行った加賀市の観光パンフレットを皆さんに差し上げて宣伝をしてきたところであります。

 竹富島はサンゴでできた島ということで、もちろん町の中心部の道路は舗装ではなくサンゴと白い砂が敷いてあります。朝6時、竹富はまだ真っ暗であります。しかし自分の家の周りの道路は自分たちで掃き清める習慣があって、竹ぼうきとくま手を使って皆さんが掃除をしております。そして朝8時30分、石垣島からの1番の連絡船でまたたくさんの観光客が訪れて、水牛車に乗り、案内人の三線と島歌を聞きながらゆっくりと時間が流れる、そんなのんびりとした島、夕日と星がとてもきれいな竹富島でした。今回の竹富島視察を今後大聖寺地区や橋立地区の景観整備やまちづくりに少しでも役立てるように気持ちを新たにしたところであります。

 翌日は石垣市役所を訪ねてみました。1階ホールには市民も利用できるオープンな売店もあり、役所というかたい雰囲気を和ませてくれるものでもありました。加賀市役所の殺風景な1階ロビーにも売店を設置するのも一考かと思います。

 以上、自主研修の報告になりましたが、市長、ニューヨークもよかったと思いますが、竹富島もとてもいいところでありました。ぜひ一度足を運ばれたらいかがでしょうか。

 最後に合併問題について一言だけ意見を述べます。

 私は山中町との合併は1つの通過点と考えます。近い将来、必ず小松市や今度できる能美市との合併の話も持ち上がってくると思われます。そんなことを念頭に置くと、自治区設置や、その期間を10年間とする話にはとても疑問を感じております。もともと江戸時代同じ大聖寺藩ということで、あの名品古九谷を生んだ経緯や、山中節で歌われている北前船との関係を考えると、今議論されていることはとても小さなことであるのかもしれません。江戸、明治、大正と大聖寺藩と江沼郡の違いはあれど、同じ器の中で暮らしてきたのかと思います。むしろ合併するというより、元に戻ると言った方が正しいのかもしれません。そんな中でわざわざ壁をつくるのが自治区でないのか、そんな心配をするわけであります。もちろん合併には賛成をしますが、合併後一日も早く壁を取っ払って一つになれるような方策を考えてほしいものであります。

 終わります。



○議長(若林幸子君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 岩村議員の御質問にお答えいたします。

 まず、全国町並みゼミ大聖寺大会についてであります。

 山中町立河南小学校6年生の総合的な学習の研究発表では、町の伝統産業である漆器、伝統料理、著名人、自然、温泉、まちづくりなどに素直な意見が出されており、心から感心をいたしました。私は加賀市の小学生の皆さんも山中町の子供たちと同じように、自然や伝統を守り続けることの大切さを感じておると思っております。このような小学生の純粋な気持ちを大切にし、合併後も加賀、山中の自然や伝統、文化を未来につなげることが必要であると思っております。

 また、分科会場になりました今立町の建物群は山村景観そのものであり、これらを保存すべきものとつくづく感じております。その折に、今立町婦人会の方々より、地元産のカモリ、ゼンマイやワラビ、ズイキなどを使った手料理をいただき、参加した方々から大変おいしいと評判であり、私も心からおいしいと思いました。こうした山村のもてなしの心や地元料理なども後世に引き継ぐべき文化であると感じたものであります。ですから、小さな町を大切にしながらも合併していかなければいけないなというふうに思いました。

 次に、沖縄県の竹富島でありますが、私は平成3年、小松那覇便が就航したときに、沖縄県訪問団の団長として訪れております。島の道路は岩村議員が言われましたように舗装されていなく、水牛による観光があり、のんびりと島内観光を体験いたしました。エメラルドグリーンの海と星の砂の浜辺やだれもが三線を弾くことができる伝統文化が息づいておりました。豊かな自然と町並みと伝統文化、温かく、人情味あふれる島の人々との出会いなど、今も竹富島の印象が強く心の中に残っております。

 次に、地域自治区の取り扱いについてであります。

 合併を実現させるために最も大切にしなければならないのは、山中町との信頼関係であります。この意味で自治区、2人助役制は合併を進めるための大前提となったものであります。これは法律で定められたもの以上の信義と倫理観で、お互いに理解すべきものであると考えております。

 この自治区と呼ばれる組織の設置が新市一体化の壁になるのではないかという御指摘でございますが、これは合併による住民の不安を解消し、早期に新市の一体感の醸成を図るための経過措置であると考えております。

 山中温泉区の設置期限につきましては、任意協議会から本格的な合併協議へ移行するときの申し合わせで、10年間としております。しかしながら合併後、山中町の区域においてまちづくり推進協議会が設置されました時点で、地域自治組織のあり方について新市の議会で議論されるものと思っております。

 なお、地域自治組織につきましては、既に一部の自治体では、さきの地方自治法の改正を受けまして、新たな地域づくりのあり方が検討されております。これは合併を機会に地域の歴史や風土に根差したよりよい地域づくりを模索するものであります。

 新市においては、地域の伝統や文化を守り育て、自治区単位の自主、自立の風土を再生するためには、このような地域自治組織のあり方も将来的な検討課題であると思っております。

 あとは担当者から答弁をいたします。



○議長(若林幸子君) 中野収入役。



◎収入役(中野孝子君) 河南小学校児童による研究発表に対する感想を申し上げます。

 当日は山村の景観について勉強したいと思い、全国町並みゼミの分科会に私的に参加をしておりました。子供たちの研究発表は大変純粋で、ふるさとを思う気持ちがよくあらわれておりました。さらに合併しても新市の一員としてふるさとのすぐれたものを伝えていこうとする心が伝わり、大変立派な発表であったと感心した次第でございます。

 加賀市の小学生もまた、ふるさとを愛する気持ちは同じであろうと確信しております。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 徳田地域支援部長。



◎地域支援部長(徳田弘君) 日本オープンゴルフ大会での観光発信について申し上げます。

 この大会は加賀市を全国発信できるよい機会ととらえまして、日本ゴルフ協会にお願いし、御理解と御協力をいただいたものでございます。今後もこのような機会をとらえまして、主催者に加賀市の観光の魅力を御理解いただき、パンフレットなどの配布等お願いし、加賀市のPRに努めてまいる所存でございます。



○議長(若林幸子君) 宮本啓子さん。



◆(宮本啓子君) 平成16年12月定例会において、しんがりを務めさせていただきます。市民の意見を踏まえて質問いたしたいと思いますので、当局の誠意ある答弁をお願いいたします。

 最初に発達障害者の支援について質問いたします。

 2005年4月1日から発達障害者支援法が施行されることになりました。今まで発達障害とは自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)など脳機能の障害であり、症状が低年齢で発現するものであり、人口の5%とされる頻度の高い障害だが、発見がおくれ不登校や引きこもりなどの2次障害を引き起こすケースも多いと言われています。

 しかし、知的障害を伴わない場合は障害と認定されないために、必要な支援が大変おくれていました。12月4日、石川県女性意見発表会が開催されましたが、その発表の中にADHD、多動性障害の子供を持つ母親の発表がありました。子供に症状があらわれ始めてからは、周囲の人から落ちつきなく動き回る子供を見て、「しつけができていない変わった子供」、「落ちつきなく迷惑な行動をする子」などと変な目で見られ、「母親がどんな育て方をしてきたのか」などと陰口を言われるようになりました。教育委員会に相談しても検査法がわからない状態であり、途方に暮れる毎日を送っていました。「私の育て方がそんなに悪いのか、どこが人と違うのか」と考えると胸が押しつぶされるような思いを毎日していました。そしてある日、体から力が抜けたようになり、起き上がれないようになり、この母親自体が心の病気であるパニック障害になってしまったとのことでした。

 現在は子供も19歳になり、育て方が原因ではなく脳機能の障害の1つだということがわかり、「なるようになる」と前向きに考えるように生活していますし、子供も落ちつきを少しずつ取り戻しているとのことですが、これからの生活はまだまだ不安であり、母親自身薬を飲み続けていかなければ生活できない状態であるとのことでした。

 こんな状態の中、石川県婦人会館で大勢の前で発表することは大変なことであると思われましたが、それでも薬を飲みながらの発表は、1人でも多くの方にこの障害について理解してほしいと思う強い願いからのものだと思われました。

 このケースは周囲の無理解と支援策がなかったことにより母親自身の精神がむしばまれていってしまったものです。病気にならないにしても、こんな心の状態である母親はたくさんいると思われます。

 今回成立した法案は、国と地方自治体に早期発見と早期支援が行われるよう必要な施策の実施を定めているものであります。具体的な支援策として専門的な相談や助言、就労支援などを行い、早期発見では1歳6カ月児健診と3歳児健診、就学時の各健診で留意し、保護者の相談、助言などを行うことを求められています。また成長段階に応じてきめ細かな対策が行われるような支援体制の整備が定められました。

 いずれにしても具体策ではないところが残念ではありますが、それぞれの自治体にその方策は任されるところが多いようです。法律だけができただけで、やっぱり終わらないためにも、きめ細やかな支援策を具体的に各自治体が行っていかなければならないのではないかと思われます。加賀市においても早期発見、早期支援策が必要と思われますが、御所見をお聞きいたします。

 ただ、先日アメリカのコロラド州立大学で1週間の研修を受けてきました。研修の内容は専門の音楽療法の勉強でしたが、アメリカの最先端の脳卒中やパーキンソン、自閉症など脳機能障害に対する早期の治療に機能訓練として音楽療法を利用している様子を病院などで見学することができました。その内容はすばらしいものでしたので、いつの日か市政に生かしていきたいと思います。

 しかし、今まで日本では音楽療法の最先端は、アメリカのノードフロビンスの即興演奏による音楽療法が一番だと思われていましたが、実際にはアメリカではそうではないということがわかったことでした。どんなにすばらしいと思われる指導方法や治療方法であっても、その方法1つに固執してはならないということがわかったことです。障害児一人一人に合った方法が施策として行われなければならないと思われます。

 最近加賀市の障害児教育のあり方を高知県などの研修報告会などに参加させていただいて感じるのは、知的障害児をゴムボートに乗せて激流を川下りさせるなどのビデオなどは誤解されやすく、行政が1つの方法に偏り過ぎているのではないかと危惧させられています。つけ加えてこのようなことのないように考慮して、広く多くの方法を取り入れていくことを願ってつけ加えさせていただきます。

 次に、学校給食のあり方について質問させていただきます。

 加賀市では生ごみの堆肥化事業が試験的に行われています。その1つとして学校給食で出される生ごみが回収されています。それを見学する機会がありましたが、出されている残飯に驚かされました。幾つもの大きなポリ容器にたくさんの給食の残飯が出されていました。中でも多くのパンがそのままの形で出されていることや、パンの真ん中に指が1本差し込まれたような穴があいたままに捨てられているのに問題を感じました。聞くところによると、「パンのときよりも御飯のときの方がもっと量が多いんですよ」と言われていました。

 これまでに議会などでも大きなテーマとして生ごみの資源化や減量化、環境問題として大きく取り上げられてきています。また世界的には餓死をしている子供たちがたくさんいる中で、これでいいのだろうかと考えさせられました。食事に対する感謝の気持ちなどないような出され方がされていました。給食がおいしくないためなのか、量が多いためなのかわかりませんが、給食のあり方を考える必要があるのではないでしょうか。

 量について栄養摂取カロリーの基準値が小学校で 650カロリー、中学校で 830カロリーであるとのことでありますが、あらかじめ食べたいパンの数を聞いて、注文するなどの方策がとれないのか、また以前は病気で休んだ人のパンは近くの友達が持って帰ってあげるなどしていたと思われるが、現在はどうなっているのか。また好き嫌いをしない、残さないで食べるなど、当たり前だと思われていた食事に対する指導はどうなっているのか、お聞きいたします。

 また残飯の量は各学校で毎日はかっているとのことですが、それを直接子供たちに接している教師が認識し、食育指導として取り組んでいく必要があるのではないか、お聞きいたしたいと思います。

 次に、地域芸能支援について質問いたしたいと思います。

 加賀市は能楽や茶道を伝統的芸能として学校教育の一環に取り入れています。今回の補正予算には学校能楽衣装整備事業として、国民文化祭に出場するための衣装を購入するなどとして 170万円が計上されています。当初予算と合わせて 412万 5,000円になります。

 伝統芸能を学校教育の中に取り入れることにより、その技術と精神を通して青少年の心の育成に役立てようとするものであり、ある意味では評価すべきことなのではないかと思います。

 しかし地域での芸能は加賀市内の各町内の祭りに行われている獅子舞などにも残っています。この獅子舞を自分たちの手で維持している若者たちからすると、同じ伝統芸能の伝承という観点から見ると、能楽や茶道はうらやましい限りではないかと思われます。能楽や茶道は武家社会の中ではぐくまれてきたものであり、獅子舞などは農民や漁村の中で息づいてきたものであり、能楽や茶道は静的なものであるために高級ブランドと思われるのに対して、獅子舞は動的であり、庶民的に思われるかもしれません。しかし地域ではぐくまれた文化という観点から見ると、どちらも大切な加賀市の文化的伝統芸能ではないでしょうか。

 そこで、青年団の意見を取り入れ、獅子舞における教育的意義を具体的に上げて、能楽や茶道と同じように継続のための支援が必要ではないか提言したいと思います。加賀市内には多くの獅子舞があると思われますが、今回は私自身がよく知っている地元橋立町、小塩町、田尻町の秋祭りについて質問させていただきます。

 ここで行われている獅子舞は、それまでにあったものにかわり、約80年ほど前ににぎやかで勇壮な獅子舞として内灘、金石などから導入されたものであります。最近は9月20日、21日、22日に3町がそれぞれ獅子舞を行い、3日目は船主への親方舞の伝統から他の町まで出かけて獅子舞を行います。その途中、すれ違う3つの獅子は、競り合い、気分は高揚していき、クライマックスをそれぞれの神社で迎え、獅子舞を終わるというものであります。この獅子舞があったおかげで、現在も、加賀市では現在ほとんどなくなってしまった青年団がしっかりと組織されています。

 この獅子舞は学校教育の中にはない、地域での青少年教育として重要な意味があるのではないかと思われます。郷土への愛着心と誇り、連帯感、協調性など年齢を超えた関係性の構築など、いわゆる今大切にしなければならないコミュニティーを育成する意味から見ても、貴重な存在であると思われます。

 また35年前の話になりますが、私の同級生が大学を卒業してカナダに赴任しました。そのとき、不安にあり、ホームシックにかかりそうになったとき、獅子舞の笛の音が懐かしく思われ、日本から縦笛を送ってもらい毎日吹いて過ごすことにより、無事精神的危機を抜け出すことができたと言っていました。

 また現在の話ですが、同じように親元を離れ、金沢の高校へ通うために下宿している学生が、やっぱり祭りばやしを吹いて頑張っているとお母さんから聞かされました。祭りの間朝から晩まで頑張り通したことと、仲間意識が一人ではないという励ましと根性を育てていたのです。昔も今も同じく郷里を離れ寂しくなったとき、心の支えになる祭りばやしでありました。

 これらのケースから獅子舞によって年齢を超えた関係性の構築と根性を育成することができたと考えられます。また同時に運動感覚、機敏性、リズム感を育成する効果が考えられます。

 またことしの祭りの最終日の夜、ある町の青年団の団長が目を輝かせて、「この3日間無事に町中1軒1軒回り終わらせることと、その間事故もなく統率していかなければならないという重責でどれだけ途中にお酒を飲まされても、酔えるものではなかった」。「だけどやり通した後の今の気持ちは今までの人生の中では味わったことがないいいもんや、涙があふれたわ」と言って、途端に団長の目頭は赤く涙で潤んでいました。

 また、そばにいた役員の1人は、「僕は終わったとき不思議と涙は出んかった、しかし棒振りの小学校の子供たちに、練習きつかったけどよう祭りの3日間頑張ってくれたなといった声をかけたとき、子供らが黙ってうなずいてくれたんや。そのとき涙があふれて出たわ」と言っていました。しらけていると言われている今どきの若者たちが感動している姿に、私自身がまた感動してしまいました。また、ある町の団長の日ごろ見せないりりしさは、この獅子舞が大人へと成長させる大きな役割があるのだと確信しました。

 そして若者たちは私に向かって言ってくれました。「おばちゃん、僕ら長男でないけれど、この町に家を建てて住みたいと思っている。獅子舞のあるこの町が誇りに思えるから、そして自分たちの子供たちにも獅子舞させてやりたいから子供いっぱいつくらないかん」と言ってくれます。

 実際、一度町から出ていった青年が結婚して家を建てて住み始めました。こっそりと聞いてみると、「年いったし恥ずかしいけど、獅子舞があるからや」と言っていました。別の青年は二世帯住宅を建て増ししています。獅子舞は若者たちの定住を促進し、少子化対策にまでも役立つのではないかと思います。こうやって獅子舞の効果を並べていくと切りがないほどたくさんあります。

 もちろん朝の出発は40人ほどの獅子舞の団体も、夕方の終わりには見学者もふえ何百人も膨れ上がる中、羽目を外してしまう人もいますが、それでも町じゅうが一体となって行われるこの獅子舞は、現代にとって貴重なものであると思われます。何とか継承して行われていってほしいものだと願わずにはいられません。決して見せるための祭りではありませんが、橋立町が伝統的建造物群の指定を受けることになればなおさら、北前魂を表現する行事としても位置づけられるのではないかと思います。

 しかし近年の少子化は、獅子舞を維持していくための子供たちや青年団の構成員の減少を初め、獅子舞に参加するために学校を休むことなどにより、学校教育に支障が出るのではないかと危惧される声が、学校の教師や地域の方などから出るなどして、肩身の狭い思いをしての参加になることがあります。そのため少子化に加え、棒振りや太鼓たたき、笛吹きなどに親が出させたがらない、つらいことはしたくないなどから、1カ月の練習が続けられない子供たちがふえてきました。郷土の伝統行事の伝承という意味から考えても、小学校、中学校はもとより高校生においても加賀市から働きかけて、大切な地域での教育の一環として、助成金はともかくも精神的に奨励するような方策はとれないか、お聞きいたしたいと思います。

 次に、市民活動の活性化についてお聞きいたします。

 加賀市は各団体などに対する活動費の補助金の削減を図ってきました。石川県の女性協議会の中では、少なさから言ったら話にならない状態です。加賀市は15万円で、他の市町村は40万円から60万円ほどの助成金を支給されているとのことで、加賀市の会長は、そんなに少なくてどうやって運営しているのですか、県や市からの要請で参加する行事はないのですかと、多くの市町村の会長から不思議がられたとのことであります。活動歴50年の加賀市女性協議会でもそのようなものですから、他の団体も同じようなものだと考えられます。

 助成金だけが市民活動の活性化につながるとは考えられませんが、市民が生き生きと元気に活動していくためには、市民活動を支援していくことは大切な施策であると考えています。加賀市においてもボランティアのネットワークづくりをインターネットホームページを作成して行われようとしています。

 しかし市民活動を行っている方たちは、その活動を持続していこうとするとボランティアだけで進めていると力が尽きてしまうことが多々あります。そこでその活動が継続していくための物心両面の支援者が必要になります。

 そこで、ここ数年全国的に各自治体では市民活動センターやNPOセンターなど中間支援組織が続々と誕生しています。それは支援したい人と活動する人を引き合わせたり、活動のための助成金の紹介や事業の紹介をする役割をする機関であります。そういう機関が必要なのではないかと思われます。

 インターネットのようにパソコンでのやりとりだけでなく、実際に会話しながら活動の悩み事を聞いてあげるなどして支援する体制が必要なのではないかと思います。加賀市においても市民活動に関する情報を集め、発信したり、実際に市民活動に参加したい人、支援したい人の出会いの機会をつくるなどして、活動を支えるためのセンター的機関や場所をつくっていく必要があるのではないでしょうか。

 また、今までにも私も議会において公共事業や税金の一部を納税者が活動を支援したい登録団体に指名して払う方法などいろいろと提言をしてきました。市民活動の財源についても、助成金のかわりに事業委託するなどして確保していく方法がとれないか、お聞きいたしたいと思います。

 次に、災害時における避難所の設置についてですが、昨日の議会で他の議員が多く質問されていましたので、割愛をさせていただきます。しかし避難所での車いすで使用できるトイレの設置などを強く要望するものです。

 以上、質問を終わります。



○議長(若林幸子君) 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) 宮本議員の質問にお答えいたします。

 まず、発達障害者の支援についてでございます。

 平成17年4月から発達障害者支援法が施行されますが、本市におきましても平成16年3月に策定した加賀市障害者計画においても新たに発達障害者への支援策を検討し、実施することを定めたところでございます。子供の健やかな発育を支援するために、体の発育及び精神面の発達を含め、発達状況の確認はとても重要であると思います。

 既に幼児期の節目となる1歳6カ月児健診、3歳2カ月児健診、及び就学時健診において発達障害の疑いのある子供の発見に努めております。そして子供の状況に応じた適切な相談や教室で継続的なかかわり合いを持ち、さらに必要に応じて医師や心理判定員などによる相談、助言を行っております。

 また、小中学校におきましては特殊学級などに在籍する子供一人一人の状況に応じた指導に最大限の努力を払っております。教育委員会においても就学時の相談を初め保護者の希望に応じた相談を随時実施し、学校と連携しながら児童・生徒へのよりよい教育に向けて努力をしているところでございます。

 今後とも、国、県の動向を見ながらこの法律の趣旨に基づき、なお一層発達障害の疑いのある子供の早期発見に努め、障害児の支援策を充実させていきたいと思っております。

 あとは担当部局長から答弁をいたします。



○議長(若林幸子君) 深村総務部長。



◎総務部長(深村富士雄君) 質問は割愛するというようなお話でございましたですが、トイレの部分の御指摘もございましたので、一応の概要については昨日各議員さんにお答えさせていただいたとおりでございます。繰り返しになりますけれども、トイレなどを含めたバリアフリー等の整備につきましては、その本来の公の施設の機能の中で検討してまいりたいと思います。御理解のほどお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 徳田地域支援部長。



◎地域支援部長(徳田弘君) 市民活動の活性化についてお答えをいたします。

 加賀市における市民活動への支援につきましては、原則、各地区まちづくり活動の中で、活動の場の提供や、必要であれば財政面での支援を行っておるところでございます。またNPO法人に対しましては、住民協働課、観光ボランティアに関しましては観光商工課、福祉ボランティア等に関しましては社会福祉協議会で関係団体やサークルの状況を把握し、市民に対しての必要な情報提供などをいたしておるところでございます。

 一方はづちを楽堂や竹の浦館の管理、九谷焼美術館や市民会館の喫茶部門などにつきましては、既にNPO法人などに業務委託をしておるところでございます。また形態は異なりますが、別所町、大和町、丸山団地などにおけます公園管理につきましては、里親制度による市民活動で行われております。今後も民間活動を支援する観点からこうしたことが可能であれば積極的に行ってまいりたいと考えております。

 なお、御提言の中間支援組織についてでございますが、これにつきましては今後の研究課題とさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 北澤教育長。



◎教育長(北澤陸夫君) 学校給食のあり方についてお答えをさせていただきます。

 学校給食は児童・生徒の健全な発達のために、栄養価などを考えて献立を作成し、それに基づいて調理方法に工夫を凝らして子供たちに喜ばれるおいしい給食を提供しようと努力しているところでございます。さらに、食べ物に感謝する心や食べ物と健康、体づくりの関係などを指導し、残さず食べるように児童・生徒に働きかけております。

 しかし議員御指摘のとおり、学校によっては残渣が目立つ日もあります。このことは子供の食習慣にも原因があるのではないかと思っておるところでございます。また、持ち帰りについてはO157など衛生面が指摘され出してから、その方策は現在はとっておりません。

 今後は、栄養バランスと児童・生徒の食の実態を考慮した献立作成を検討するとともに、教師と栄養職員の授業を通して栄養指導や食べ物に対する感謝の気持ちなどを育て、食の大切さを実感させるような食育指導の充実を図っていきたいと考えているところでございます。

 次に、地域芸能支援についての御質問にお答えをいたします。

 祭礼など地域行事における学校の対応についてでございますが、地域の要請に応じて授業や部活動など支障のない範囲内で協力をいたしているところでございます。

 議員が御指摘のように地域行事は地域の伝統や歴史、人とのつながりなど、豊かなふるさとを実感する機会でもございます。今日、郷土意識が希薄になっていると言われておりますが、子供にとって地域社会は大切な生活の場でございます。郷土によってはぐくまれてきた文化や伝統に触れ、体験することを通して、そこに住むことの喜びと郷土をつくり上げてきた人々への尊敬の念や感謝の気持ちが育つとともに、地域との連帯感を深め、社会性を培うことができる大切な生活の場であるというふうに考えているところでございます。

 さらにふるさとを愛し大切にするということは、今生活しているふるさとをつくり上げてきた獅子舞などを初めとする伝統や文化、先人の努力に思いを寄せ、これを今後の人々のために発展させ、引き継いでいくことであると思っております。その意味で高校生にも機会をとらえ働きかけ、これからも学校と十分な連携をとって、ふるさと教育の充実に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(若林幸子君) 以上をもって、議題に対する質疑並びに一般質問は終わりました。



△委員会付託



○議長(若林幸子君) ただいま議題となっております報告第12号及び第13号並びに議案第66号から第75号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、また請願第7号につきましては、同じく請願文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。



△市長追加提出議案説明(第76号)



○議長(若林幸子君) 日程第3、本日市長から追加して提案のあった議案第76号を議題といたします。

 市長から提案理由の説明を求めます。

 大幸市長。



◎市長(大幸甚君) ただいま上程されました追加議案について御説明申し上げます。

 議案第76号一般会計補正予算で、その総額は 4,390万円の増額であります。今回の補正内容は台風23号の被害により三谷小学校のり面崩落の災害復旧事業でございます。先般国の災害査定が終了しましたので、今回追加させていただくものでございます。これに対する歳入は国庫補助金と市債を充てております。

 以上本日提出させていただきました追加議案でございます。何とぞ御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



○議長(若林幸子君) 提案理由の説明は終わりました。



△休憩



○議長(若林幸子君) 議事手続のため暫時休憩いたします。

                             午前11時47分休憩

               平成16年12月14日(火)午前11時48分再開

出席議員(21名)

                          1番  宮下一夫

                          2番  高辻伸行

                          3番  安達優二

                          4番  谷本直人

                          5番  長谷川浄教

                          7番  山口忠志

                          8番  細野祐治

                          9番  岩村正秀

                         10番  宮本啓子

                         11番  上出栄雄

                         12番  小塩作馬

                         13番  西出清次

                         14番  坂野行平

                         15番  西出 振

                         16番  林 俊昭

                         17番  若林幸子

                         18番  吉江外代夫

                         19番  林 茂信

                         20番  新後由紀子

                         21番  村井幸栄

                         22番  川下 勉

欠席議員(0名)



△再開



○議長(若林幸子君) 会議を再開し、休憩前の議事を続けます。



△質疑



○議長(若林幸子君) ただいま議題となっております議案第76号に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

         (「なし」と言う者あり)



○議長(若林幸子君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。



△委員会付託



○議長(若林幸子君) ただいま議題となっております議案第76号は、お手元の議案付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。



△休会決定



○議長(若林幸子君) 日程第4、休会の件についてお諮りいたします。

 議案審査のため明15日から19日までの5日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と言う者あり)



○議長(若林幸子君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会することに決しました。



△閉議



○議長(若林幸子君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。

 次会は12月20日午後3時から会議を開きます。

 本日はこれにて散会いたします。

                             午前11時49分閉議

             議事日程(第3号)

                         平成16年12月14日(火)

                         午前10時 開議

日程第1   市長提出報告第12号及び第13号並びに議案第66号から第75号まで

       一括議題

        質疑

        常任委員会付託

  第2   一般質問

  第3   市長追加提出議案第76号

       議題

        説明

        質疑

        常任委員会付託

  第4   休会決定

        閉議

          平成16年第6回加賀市議会定例会議案付託表

総務委員会



議案番号
件名


報告第12号
専決処分の報告について(一般職の職員の給与に関する条例の一部改正)


報告第13号
専決処分の報告について(平成16年度加賀市一般会計補正予算)


議案第66号
平成16年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第10款 地方特例交付金
     第11款 地方交付税
     第16款 県支出金(3項)
     第19款 繰入金
     第22款 市債(1項1目)
  歳出  第1款 議会費
      第2款 総務費(1項1目、2目、3目、8目、5項、6項)
      第3款 民生費(1項6目、8目)
      第8款 土木費(5項3目)
      第9款 消防費
     第12款 公債費
 第3条第3表 地方債補正


議案第73号
南加賀広域圏事務組合を組織する地方公共団体の数の増減(廃置分合)に伴う南加賀広域圏事務組合の規約の変更について



教育民生委員会



議案番号
件名


議案第66号
平成16年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第13款 分担金及び負担金(2項)
     第15款 国庫支出金(1項1目)
     第16款 県支出金(1項、2項2目)
     第18款 寄附金(1項3目)
  歳出  第2款 総務費(1項16目、2項、3項)
      第3款 民生費(1項1目、3目、2項、3項)
     第10款 教育費(1項、2項、3項、4項、6項)


議案第67号
平成16年度加賀市国民健康保険特別会計補正予算


議案第69号
平成16年度加賀市介護保険特別会計補正予算



産業建設委員会



議案番号
件名


議案第66号
平成16年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正中
  歳入 第13款 分担金及び負担金(1項)
     第15款 国庫支出金(1項2目、2項、3項、4項)
     第16款 県支出金(2項4目)
     第18款 寄附金(1項2目、5目)
     第21款 諸収入
     第22款 市債(1項5目、7目、10目)
  歳出  第2款 総務費(1項4目、11目)
      第4款 衛生費
      第6款 農林水産業費
      第7款 商工費
      第8款 土木費(1項、2項、4項、5項1目、2目、5目)
     第10款 教育費(5項)
     第11款 災害復旧費
 第2条第2表 繰越明許費補正


議案第68号
平成16年度加賀市下水道事業特別会計補正予算


議案第70号
平成16年度水道事業会計補正予算


議案第71号
加賀市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正について


議案第72号
加賀市都市公園条例の一部改正について


議案第74号
市道路線の廃止について


議案第75号
市道路線の認定について



          平成16年第6回加賀市議会定例会請願文書表

産業建設委員会



受理
件名
請願者
紹介議員


番号
年月日



16・11・24
市道編入に関する請願書
  (豊町・高尾町地内)
豊町
区長 西村博明
高尾町
区長 本谷 修
谷本直人



                  (写)

                         発加行第92号

                         平成16年12月14日

加賀市議会議長

   若林幸子様

                         加賀市長   大幸 甚

            議案の追加提出について

 平成16年第6回加賀市議会定例会に提案する議案を、次のとおり追加提出します。

                 議案第76号

          平成16年第6回加賀市議会定例会議案付託表(追加分)

総務委員会



議案番号
件名


議案第76号
平成16年度加賀市一般会計補正予算
 第2条第2表 地方債補正





教育民生委員会



議案番号
件名


議案第76号
平成16年度加賀市一般会計補正予算
 第1条第1表 歳入歳出予算補正



(参考)

          陳情書等一覧表



受理
件名
陳情・要望者


番号
年月日


66
16・10・5
三位一体改革と農林水産関係国庫補助負担金改革に関する要請
加賀市農業委員会
会長 山谷一男


67
16・11・18
国民本位の公共事業推進と執行体制拡充を求める要請書
国土交通省全建設労働組合北陸地方本部
執行委員長 金子雄司


68
16・11・24
陳情書
+1.市道C第115号線の道路改良について
|2.市道C第117号線、C第128号線の側溝整備について
+3.市道C第110号線の側溝整備について
打越町
区長 嶋田俊雄


69
16・11・24
要望書
御橋川の雑草、堆積物除去のお願いの件
打越町
区長 嶋田俊雄


70
16・12・2
陳情書
+市道整備について
|ア.市道C第526号の舗装・側溝整備
|イ.市道C第133号の一部拡張又は蓋付側溝整備
|ウ.市道C第140号線の排水溝の蓋付(危険箇所)
|エ.市道C第407号の拡張、側溝整備
|オ.市道C第367号の拡張、側溝整備
|カ.市道C第366号の拡張、側溝整備
+キ.市道C第548号の拡張整備
分校町
区長 稲手秋雄


71
16・12・8
平成17年度要望事項について
+1.区道路舗装整備工事
|2.下区側溝整備工事
|3.上区側溝整備工事
+4.町内全域水道管布設替え工事
中島町
区長 薮谷喜世史