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石川県 輪島市

平成14年  3月 旧輪島市 定例会(第1回) 02月27日−01号




平成14年  3月 旧輪島市 定例会(第1回) − 02月27日−01号









平成14年  3月 旧輪島市 定例会(第1回)



            第1回市議会定例会会議録

             平成14年2月27日(水曜日)

               (午前10時01分開会)

出席議員(17人)

   1番  森 正樹         2番  漆谷豊和

   3番  大宮 正         4番  高田正男

   5番  椿原正洋         7番  上平公一

   8番  上野吉邦         9番  小川 栄

  10番  とおし勝年       12番  橋本重勝

  13番  坂本賢治        14番  田中秀男

  15番  中納治良三郎      16番  坂下幸雄

  18番  大畑 豊        19番  園又輝夫

  20番  中山 勝

欠員(3人)

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説明のため議場に出席した者の職氏名

  市長      梶 文秋      助役      粟原正一

                    総務部長

  収入役     源代 清      兼監理課長   小坂文夫

                    事務取扱

  福祉環境              産業経済

          向面正一              竹中栄信

  部長                部長

  総務課長    宿谷秋央      企画課長    大下泰宏

  財政課長    坂下信幸      税務課長    上 清広

                    長寿保健

  福祉課長    谷 弘明              皆戸憲邦

                    課長補佐

  環境対策              農林水産

          中崎忠雄              浦 啓一

  課長                課長

                    漆器観光

  商工業課長   小上防 登             木引松男

                    課長

                    都市整備

  土木課長    角 隆一              谷口 寛

                    課長

  下水道課長   坂本 栄      水道課長    大形重康

                    教育次長

  教育長     松岡惠水              田中正明

                    兼庶務課長

  教育委員会             教育委員会

  学校教育    山下至高      生涯学習    皆戸秀継

  課長                課長

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△開会・開議



○議長(中納治良三郎君) ただいまより平成14年第1回輪島市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。

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△議長諸報告



○議長(中納治良三郎君) この際、ご報告いたします。

 去る、2月18日、桶 正行君から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出があり、地方自治法第 126条の規定により同日付で、議長においてこれを許可いたしましたので、ご報告いたします。

 次に、お手元に配付してあります報告事項について職員をしてご報告いたさせます。

 次長。



◎事務局次長(竹中斉君) 命によりまして、ご報告申し上げます。

 お手元に配付してあります書類のうち、議長報告に係るものについてご報告申し上げます。

 議長報告第1号は、平成13年中における本市議会の活動状況等についての調書でありまして、第1調書から第4調書までをそれぞれ分類してまとめたものでございます。

 次に、議長報告第2号は、平成13年中において本市議会が採択すべきものと決定した採択請願の処理結果についての報告書でございます。

 以上で報告を終わります。



○議長(中納治良三郎君) 以上で報告を終わります。

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△各特別委員会に関する報告



○議長(中納治良三郎君) 次に、交通対策特別委員会、産業振興対策特別委員会、日本航空学園立地推進特別委員会、輪島市議会議員政治倫理条例特別委員会、以上4特別委員会に関する報告を申し上げます。職員をして報告いたさせます。



◎事務局次長(竹中斉君) 命によりまして、平成13年12月定例会以降における、各特別委員会の活動状況についてご報告申し上げます。

 まず、交通対策特別委員会の活動状況についてご報告いたします。

 去る1月16日に委員会を開催し、懸案事項についての質疑及び陳情先等の協議を行い、1月23日から25日にかけて、陳情並びに行政視察を行いました。

 県関係につきましては、知事初め関係部局へ陳情し、能登空港の二次交通の確保や、空港駐車場の無料化について、特段の配慮を求めるとともに、能越自動車道の整備促進等、土木部関係にも陳情を行いました。

 また、大阪航空局に対しては、能登空港の航空管制業務職員等の宿舎を輪島市内に設置されるよう、お願いをしてまいりました。

 続いて、佐賀県川副町へ視察を行い、佐賀空港における旅客需要拡大策について説明を受け、質疑を行ってまいりましたが、着陸料の軽減や空港駐車場の無料化、あるいは、佐賀空港利用の旅行等に対する助成制度など、貴重な助言や指導をいただいてまいりました。

 次に、産業振興対策特別委員会の活動状況についてご報告いたします。

 去る2月14日に委員会を開催し、執行部から説明を聴取するとともに、質疑を行いました。

 まず、平成13年中の観光客の入り込み状況についてでありますが、昨年は、大阪や東京の新たなテーマパークのオープンなどにより、観光客の目は都市部に向いたこと、また、海外旅行の低迷が国内旅行への増加につながるとの観測は、期待されたものとはならず、対前年比約6%減となったとのことでありました。

 しかし、コンベンション等誘致助成事業利用者の見込み増加あるいは、カニまつりの開催時期に一致して、宿泊者数が増加する等の明るい材料もあることから、さらなる工夫を行い、関係諸団体が連携し、継続してPRに努めるよう求めました。

 また、舳倉島での海水淡水化事業について、平成14年度事業予定及び、計画変更についての質疑を行いました。

 島で頑張る方々の生活向上に、また、海を資源とする観光においても、重要な事業であるため、順調に進捗することを望むものです。

 続いて、公共下水道事業の進捗状況及び、平成14年度事業予定についても質疑を行いました。

 観光都市を標榜する本市において、生活関連のインフラ整備を積極的に行う必要があります。その供用利用について、担当職員の努力に敬意を表するところでありますが、さらなる加入促進を図られるよう求めました。

 なお、最近の本委員会の議件につきましては、常任委員会で審議すべき内容が多いと思われるため、先刻の委員会において、付託事項に関する総括を行い、今議会会期中において、本委員会の調査審議を終了することに決しました。

 次に、日本航空学園立地推進特別委員会の活動状況についてご報告いたします。

 去る2月12日に委員会を開催し、執行部並びに当学園輪島開設事務所担当者から、説明を聴取し質疑を行いました。

 学園側からは教育内容や組織等の予定についても説明が行われたところですが、校舎等の建設着工が遅れていることに対する指摘に対し、当初の基本設計の遅れが、そのまま実施段階の遅れにつながっている状況であり、努力中との説明でありました。

 また、執行部からは、本市にとって学園誘致は、さまざまなプラス面も期待できることから、市民各位のご協力をいただき、地元経済界の方々と手を携えて、最善策を探っていきたいとのことでありました。

 さらに、一人でも多く輪島に住んでいただけるよう、また生徒募集などの機会には、ぜひ輪島の地名を入れていただくようお願いをいたしたところです。

 次に、輪島市議会議員政治倫理条例特別委員会の活動状況についてご報告いたします。

 去る1月18日、1月29日、2 月13日、2月20日、及び、2月25日の、計5回の委員会を開催し、慎重審議を重ねました。

 しかしながら、価値観の違いや利害について、線引きを行うことの困難性、さらに、条例は、規範として制定されるべきであり、かつ、実効性を持ち得るものでなければならないこと。

 また、法規定の欠如に対して「規制を施さず、放置すべき趣旨」との解釈もあることから、当該条例(案)の内容についての結論を導くに至りませんでした。

 以上で、各特別委員会の活動状況の、ご報告を終わります。



○議長(中納治良三郎君) 以上で各特別委員会の活動状況の報告を終わります。

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△会期決定の件



○議長(中納治良三郎君) 日程に入り、会期の決定を行います。

 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月14日までの16日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

              (「異議なし」というものあり)



○議長(中納治良三郎君) ご異議なしと認めます。よって、会期は16日間とすることに決しました。

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△会議録署名議員指名の件



○議長(中納治良三郎君) 次に、会議録署名議員を指名いたします。

 本署名議員に13番坂本賢治君、7番上平公一君を指名いたします。

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△議会議案(第1号)



○議長(中納治良三郎君) 次に、園又輝夫君外7名から提出のあった議会議案第1号「市議会議員の倫理確立に関する決議」を議題といたします。

 議案内容を職員をして朗読いたさせます。



◎事務局次長(竹中斉君) 命により、朗読いたします。

            市議会議員の倫理確立に関する決議

 本市議会議員は、市民全体の代表者として、その品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、市民の厳粛な信託にこたえるため、常に倫理意識に徹し、誠実かつ公正に、議員活動に取り組まなければならない。

 しかるに、先日、同僚議員の不祥事が発覚し、市民の議会にたいする信頼を、大きく失墜させたことは、極めて遺憾である。

 市民の洗礼を受けた議員は、単に、行政に関わる問題にとどまらず、社会全般にわたっての問題も含めて、その影響力は大きく、この不祥事を機会に、議員に求められている使命は、極めて重いものであることを再認識するものである。

 よって、わたくしども議員は、自らの行動を厳しく律し、日常的に議員としてふさわしい品位と識見を養うとともに、法令の遵守はもとより、厳しい倫理意識をもって、市民の信頼回復へ向け、輪島市議会議員としての使命達成に努めるものである。

 以上決議する。

 平成14年2月27日

 輪島市議会

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△採決



○議長(中納治良三郎君) お諮りいたします。本案は、事理明白につき、この際、趣旨の説明、質疑、討論を省略し、即決いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

              (「異議なし」というものあり)



○議長(中納治良三郎君) ご異議なしと認めます。よって即決することに決しました。

 採決いたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

              (「異議なし」というものあり)



○議長(中納治良三郎君) ご異議なしと認めます。よって本案は可決されました。

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△議案上程



○議長(中納治良三郎君) 次に本日、市長から提出のあった報告第1号及び議案第1号ないし第38号を一括して上程いたします。

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△市長議案説明



○議長(中納治良三郎君) これより、提出議案に対する説明を求めます。

 市長。

              (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 本日、ここに、平成14年第1回市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました平成14年度当初予算案及び諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解を賜りたく存じます。

 まず、議案の説明に先立ちまして、先般、議員の辞職にかかわる大変残念な問題が発生したことについてでありますが、いかなることがあっても全体の奉仕者として市民の負託にこたえるべく立場にあるものとして、今回の事態を重く受けとめ、このようなことが二度と起きないよう私ども執行部、議会がともに力を合わせ綱紀の粛正を図り、社会からの信頼回復に努めなければならないと、そのように強く決意するものであります。

 さて、我が国の経済は、個人消費がなお弱含み、企業業績は悪化、失業率がこれまでにない高さに上昇し、一方では求人倍率の低下から新規学卒者の就職さえ決まらないなど、景況はさらに厳しさを増しており、回復はなお先行きが不透明な状態にあります。

 このことから、本市におきましても、基幹産業である漆器産業や観光産業の低迷が続いておりまして、雇用情勢も悪化している状況であります。有効求人倍率も、毎年、悪化する中、昨年12月現在で国の0.51倍に対し、本市では0.49倍と非常に厳しい数値を示しているところであります。

 このため国の緊急雇用対策も積極的に受け入れ、漆器、観光産業を初め林業などへの支援、あるいは中心市街地活性化対策など、不況対策を積極的に行ってきたほか、日本航空学園及び株式会社トパテックの誘致などにより、新たな雇用創出にも努力してまいりました。

 このような中で、今、県内外を問わず市町村合併の問題が論議され、大きく進展を見ようとしておりますが、ここ奥能登についてもさまざまな動きが見られているところであります。

 総務省によりますと、平成12年度末現在におきまして、全市町村の63%に当たる市町村が合併に関する調査及び研究に参加しているという数字が示されております。本市といたしましては、財政支援を盛り込んだ合併特例法の期限が平成17年3月末であることを視野に入れ、市民、議会、経済界などとも十分に議論を行い、検討委員会を立ち上げ、それぞれの立場において、お互いの自治体のメリットを生かし合い、また不足するものを補い合うことによって、地域の発展を図ることのできる最良のパートナーを求めるべく検討を進めてまいりたいと考えております。

 本日、新聞報道によりましても、隣接する門前町において議員全員協議会の中で、輪島・穴水を対象としての検討を進めるという報道もありました。そういった問題も十分に我々としても考慮に入れながら、検討をしてまいりたいというふうに考えております。

 それでは、ここで今回提出いたしました諸議案についてご説明いたします。

 平成14年度当初予算につきましては、本来、懸案の諸課題や新年度における施策などを盛り込んだ年間を通じたものとすべきでありますが、昨年12月市議会定例会でも申し上げましたとおり、本年4月24日の任期満了に伴う市長選挙を控え、新規施策など一部の予算計上を見送ったいわゆる準通年型予算として編成したものであります。

 しかしながら、雇用情勢を含む現下の厳しい経済情勢に対応するものや平成15年7月の能登空港開港、こういったことを目前として緊急に整備をすべきもの、あるいは少子・高齢化社会に対応したものなど、一時たりとも市政の停滞が許されない喫緊の課題については積極的に配慮いたしたものであります。

 歳入面では、長引く景気低迷によりまして市税収入の減少と地方交付税の削減によりまして、財源確保が一層困難な状況から、歳出面においても市長交際費などの大幅な縮減を初めとして義務的経費の抑制にも極力努めたところでありまして、その結果、一般会計予算を、対前年度比 6.9%減の 145億 3,500万円としたものであります。また、特別会計予算におきましては、対前年度比 7.1%減の 112億 4,404万 7,000円、企業会計では、対前年度比 6.1%減の57億 6,975万 9,000円とし、全会計合わせまして対前年度比 6.8%減の 315億 4,880万 6,000円としたものであります。

 以下、主な諸施策について、ご説明を申し上げます。

 まず第1に「再生、躍進の基盤づくり・わじま」についてであります。

 「機能的な道路・交通・情報ネットワークの整備」といたしまして、公共交通手段のない町野地区及び南志見地区において、児童が学校の登下校に利用するスクールバスを、高齢者などの住民利用にまで幅広く活用しようとするものであります。

 愛称を地域の子供たちと大人がともに乗るということから「愛のり(相乗り)バス」という愛称をつけました。利用料金は市街地の「のらんけバス」と同額の1回乗車につき 100円とし、また、地域住民の交通利便性の向上を図るため、学校開校日には、これまでの児童の登下校以外の昼間の時間帯に1便を増便し、日曜祝日などの休校日においては、原則、運休といたしますけれども、運動会などの学校の行事が行われる日は、開校日と同様の運行をしたいというふうに考えております。

 また、IT分野において、国の「e−Japan重点計画」及び「e−Japan2002プログラム」に基づく、電子自治体を目指し、国並びに地方公共団体相互間をコンピューターネットワークで結び、迅速な文書交換を可能とするための総合行政ネットワーク推進費を計上いたしました。

 このことによりまして法令、条例等の情報の共有を図り、高度情報化社会に対応した行政遂行能力の構築を図ってまいりたいと考えております。このシステムは、平成14年度後半から試験運用を始めまして、平成15年度には本格稼働するという予定であります。

 さらに「安全と安心のある暮らしの確保」といたしましては、災害などの緊急連絡手段として整備いたしました防災行政無線について、懸案となっておりました難聴状態の改善を図ろうとするものであります。これまで拡声器の方向を変え、あるいは増設を行うなど、各種の工夫を重ねてまいりましたけれども、依然として満足のいく結果を得られていないことから、今回、音響などの面から再調査を行い、難聴の解消を図ってまいりたいと考えております。

 第2に「うるおいと暮らしやすさ・わじま」についてであります。

 本市には、浜屋造りや塗師屋造りの家、造り酒屋などといった伝統的な建物が残っており、これらが、奥能登の自然と一体となって独特な町並み風景を醸し出しております。

 その自然と融合した景観について保全育成を図るために、保全すべき建築物及び地区の指定を行うとともに技術的・財政的な支援を行い、さらに個性ある美しい町並みの形成を促進することによりまして、中心市街地における市民及び観光客の回遊性を高め、にぎわいづくりにもつなげてまいりたいと考えております。

 そのために今議会におきまして「まちづくり景観保全条例」についても上程いたしたところであります。この中で、行政、市民、事業者などの協力関係、またその責務を明らかにしながら、あわせて指定地域内の建物改修などへの財政的支援を行いながら、まちづくりを進めてまいりたいと考えているところであります。

 また、豊かな自然を有する西保地区の市有山林を中心として、市民自らが参加し、コナラやケヤキなどの広葉樹の植栽を体験していただきながら、自然と親しむことにより、環境保全の意識を高める市民参加型の事業を新たに展開してまいりたいと考えております。

 第3といたしまして、「新たな力の創造とにぎわい・わじま」についてであります。

 「新たな活路を拓く農林水産業」といたしまして、本年度より通年開放を行うこととした県健康の森におきまして、市民や観光に訪れた方々に、ほだ木栽培や菌床栽培による観光キノコ園づくりを行い、地域に根差した資源の活用を図ることによりまして、就業機会の確保及び新規雇用の創出につなげてまいりたいと考えております。

 次に、「活力ある商工業の再生」といたしまして、まちづくり三法の一つであります中心市街地活性化法に基づきまして、商工会議所や各商店街などが、平成14年度中にまちづくりを運営・管理する機関、つまりTMOを経済産業大臣の認定後に設立する予定になっておりまして、本市といたしましても、このTMO設立に際し、2分の1の出資を行おうとするものであります。

 この設立に際しての自治体の出資比率が2分の1以上の場合、国の有利な財源の活用などが可能になることから、中心市街地周辺の整備を初め、効率的な事業の展開を図ることができるようになるもので2分の1の出費を行うこととするものであります。

 また、市内の事業所などが、国際標準機構(ISO)の規格である9000シリーズ及び 14000シリーズを取得し、認証登録することによって、一層競争力を高めることを促し、より地元経済にも波及する効果を上げることができるということから、登録料の一部について助成しながら、製品管理や環境などにも配慮した企業を育成しようとするものであります。

 また、冒頭にも述べましたように、今日の底の見えない不況の中で、本市におきましても基幹産業である漆器産業等の中小企業は資金面において極めて厳しい状況にあるわけであります。

 このため、緊急措置といたしまして、従来の中小企業経営安定資金制度を改正いたします。運転資金の貸付限度額を現行の 500万円から 2,000万円に引き上げるとともに、その借入利子の0.35%を利子補給という形で補助することによりまして、県内では最も有利な1.5 %の融資条件として、現下の不況にあえぐ中小企業の救済に資することといたします。

 次に、「伝統に新しい息吹を〜漆器産業の再構築」といたしまして、輪島塗の特徴であるその原材としての地の粉の埋蔵量調査のために、輪島漆器商工業協同組合を支援しようとするものであります。

 また、組合は、本年8月1日に70年ぶりに輪島塗に関係する全業種が一同に参加する道中祭を復活させることを決定し、本市の基幹産業である輪島塗の歴史と伝統をよみがえらせ、業界を活性化させるとともに、観光にも効果を上げたいとしていることから、その運営費の一部に対し、助成を行うものであります。

 次に、「ふれあい・にぎわい観光の推進」でありますが、今年度に創設いたしましたコンベンション等誘致助成制度でありますが、大きな成果を上げておりまして、現在までの利用状況では、中学校及び高等学校の生徒等が、合宿、スポーツ大会でサン・アリーナを利用するケースや修学旅行を中心として、平成14年2月20日現在までで91件、 3,176人が本市に宿泊しております。修学旅行や合宿を助成対象とした制度は、全国初であるということもありまして、平成14年度におきましても全国に向け情報発信を行い、利用者のさらなる増加を図り、宿泊客の増加へとつなげてまいりたいと考えております。

 そのほか、来年7月開港予定の能登空港関連のイベントやPR事業、輪島温泉郷まちづくり、新たな旅行形態として散策の旅の充実、先日大盛況でありましたセカンドメモリアルGOGO、ジギング釣り大会やサンセットクルージングなどの海洋資源活用事業などの各種事業を推進し、観光都市輪島の魅力を全国に発信していきたいと考えております。

 第4に「安心で健やかな暮らし・わじま」についてであります。

 高齢化対策として民間事業者が設置する老人福祉施設について、その建設費の一部を助成することといたしました。立地場所は、医療法人社団輪生会、老人保健施設「百寿苑」に隣接し、新設するものでありまして、仮称といたしまして社会福祉法人寿福祉会、養護老人ホーム「ふるさと能登」といたしまして、本年4月に着工し、平成15年2月に竣工予定となっております。

 また、子育て支援対策といたしまして、乳幼児医療費の助成対象年齢を、これまで県内8市では率先して引き上げてまいりましたけれども、今回、さらに就学前の子供についても対象年齢として引き上げていくということによりまして、疾病の早期発見及び治療を促進いたしまして、乳幼児の健康増進を図ってまいりたいと考えております。

 さらに平成14年度より、河井、鳳来両保育所におきまして、これまで朝7時30分から夕方5時30分までであった保育時間について、これを午後7時まで延長することといたしまして、子育て支援の一層の充実を図ってまいりたいと考えております。

 第5に「かがやく人と郷土の誇り・わじま」についてであります。

 平成14年度石川県内におきまして、第14回全国生涯学習フェスティバル、いわゆる「まなびピア石川2002」が開催をされ、当市におきましても、その会場の1団体といたしまして、平成14年10月10日から14日までの5日間、各種のイベントを行うために、先般輪島での実行委員会を立ち上げたところであります。

 この事業は、文部科学省の提唱のもと、生涯学習に係る活動の場を全国的な規模で提供することによりまして、生涯学習への意欲を高め、一層の振興を図ることを目的として開催されるものでありまして、生涯学習の意義を周知する絶好の機会であるととらえております。また、全国から多数の参加者が集うことにより、美しい自然や歴史と文化にはぐくまれた本市の魅力を全国に発信できるものと考えております。

 また、4月からの学校週5日制に対応すべく地域活動の拠点施設としても、各公民館の活動が重要となってまいります。このため公民館単位での地域少年少女サークルの活動育成やスポーツクラブなどの生涯スポーツの推進をより一層図ってまいりたいと考えております。

 また、高等教育への支援充実を図るために、大学生の育英資金の貸付額及び高校生育英資金の給付額それぞれを改定することといたしました。大学生については、現行月額2万 5,000円を3万 5,000円に、高校生については、現行 9,000円を1万円にそれぞれ増額しようとするものであります。

 第6に「多様な力の結集、連携・わじま」についてであります。

 行政運営の推進といたしまして、平成11年8月に改正住民基本台帳法が公布されました。公布から3年以内となる本年7月から住民基本台帳ネットワークシステムが運用されることとなります。このシステムは、各市町村で管理する住民基本台帳を基礎として、全国の市町村を電気通信回線で結んだネットワークシステムとなっておりまして、全国どこからでも住民票の写しの取得が可能となることから、一層利便性向上に資することができると考えております。

 次に、予算議案以外の主なものについてご説明を申し上げます。

 議案第14号から議案第38号及び報告1件のうち条例につきましては、新たに制定するものが9件、一部改正に係るものが13件、その他の議案といたしまして、市道路線の変更、辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更など、計3件及び財産処分に関し専決を行った報告1件であり、合わせて26件についてお諮りするものであります。

 そのうちの報告第1号でありますが、昨年8月に臨空産業団地に進出を表明しておりました株式会社トパテックとの土地売買契約についてでありまして、臨空産業団地への進出第1号となる同社が本年10月からの操業開始に向けて、3月中に起工式を行う必要から緊急を要し、地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分を行い、売買契約を行ったところでありました。これにつきましてのご承認を賜りますようお願いを申し上げるのであります。

 次に、議案第14号についてでありますが、地方公務員法等の一部を改正する法律の施行に伴いまして、本市職員の新たな再任用制度の導入を図るものでありまして、具体的には、本格的な高齢化社会への移行に対応し、高齢者の知識や経験などを活用するということのほかに、年金制度の改正があることから、それにあわせ60歳代前半の生活を雇用と年金を連携する形で支えるという意味合いの制度であります。

 次に、議案第19号でありますが、身体障害者などが属する世帯に対しまして、ホームヘルパー及びガイドヘルパーを派遣することにより、身体障害者の方が健全で安らかな生活を営むことができるよう援護し、障害者福祉の向上に寄与することを目的として条例を制定しようとするものであります。

 次に、議案第23号でありますが、本市におけるボランティア活動の奨励及び振興並びにボランティア精神の育成を目的といたしまして、既成の表彰条例にボランティア活動分野に関しても明文化した規定を加えようとするものであります。

 次に、議案第29号でありますが、輪島市税条例の一部改正についてでありまして、入湯税の課税免除の範囲を拡大しようとするものであります。具体的には、コンベンション等誘致支援助成制度の対象者の一部を準用いたしまして、修学旅行やスポーツ大会等で本市に宿泊を伴って訪れる学校の児童・生徒等を入湯税の課税免除の対象といたしまして、さらなる観光客の誘致を目指すものであります。

 次に、議案第37号についてでありますが、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第5項の規定によりまして、臨空産業団地周辺の道路整備に係る辺地総合整備計画の変更について議決をお願いしようとするものであります。

 次に、議案第38号についてでありますが、奥能登広域圏事務組合におきまして、組合規約第15条ただし書きの規定によりまして、能登空港活性化基金を造成するために、その負担として、奥能登ふれあい市町村圏振興整備事業基金の基本財産、現在8億 5,000万円あるわけであります。そのうちの1億円を処分するということが組合議会において議決されました。これに伴いまして圏域市町村の一つといたしまして、本市においても議決をお願いするものであります。

 以上が、今回提出いたしました議案の主な内容であります。

 さて、平成10年4月に市長就任以来、今日まで本市の活力、振興、市民福祉の向上を念頭にいたしまして全身全霊を傾注し、取り組んでまいったところであります。

 この間、企業誘致に積極的に取り組み、企業立地推進室を設置いたしました。アテナ、ワールドエコロジー、エコモを誘致し、そして今回臨空産業団地進出第1号となる株式会社トパテックの誘致も実現を見ることができました。また、来年4月には日本航空学園が能登空港隣接地に開校する運びでありまして、これも市議会並びに市民各位のご支援、ご協力に心から感謝を申し上げる次第であります。

 また、少子・高齢化社会に対応するため、特別養護老人ホーム「あての木園」の増床、二勢市営住宅、町野市営住宅建設への着手、放課後児童クラブの開設、乳幼児医療助成の拡大、三井、南志見、鵠巣保育所の移転改築、こういった住民ニーズに即応したさまざまな施策の展開を実施させていただくことができました。

 さらに、公共下水道の供用開始、街路整備、一本松総合運動公園体育館「サン・アリーナ」の建設、西保、河原田、大屋公民館の整備といった住みよい社会環境の実現を推進することができました。また、情報公開条例や地区タウンミーティング、地域インターネットの導入、また先般から開始をさせていただいております定例記者会見の実施などにより、分権時代に求められる開かれた市政運営についても意を用いてまいりました。

 今後とも「安心・快適・活力“わじま”」を実現するために、第4次輪島市総合計画に基づく諸施策をさらに推し進めるとともに、市町村合併への対応などさまざまな諸課題も多く残されているところでありまして、引き続き、これらの具現化に向け、取り組んでまいりたいと考えております。

 議員皆様のご指導とご協力をお願い申し上げます。

 以上をもちまして、説明を終わりますが何とぞ、ご審議賜り、いずれも適切なる対応をお願い申し上げます。

 なお、平成13年度補正予算案、人事案件につきましては後日追加提案をいたしたく、あらかじめご了承賜りますようお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(中納治良三郎君) 以上で説明を終わります。

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△休会の件



○議長(中納治良三郎君) 次に、休会の件について、お諮りいたします。

 明2月28日から3月6日までの7日間は、議案等調査のため休会いたしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

              (「異議なし」というものあり)



○議長(中納治良三郎君) ご異議なしと認めます。よって以上のとおり休会することに決しました。

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△閉議



○議長(中納治良三郎君) 本日の議事は、これをもって終了いたしました。

 次会は、3月7日午前10時より会議を開きます。これにて散会いたします。

              (午前10時52分散会)

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             (参照)議事日程(第1号)

                         平成14年2月27日(水)

                         午前10時開議

日程第1 会期決定の件

  第2 会議録署名議員指名の件

  第3 議会議案第1号(即決)

  第4 議案上程

  第5 市長議案説明

  第6 休会の件

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                             収総第913号

                             平成14年2月26日

 輪島市議会議長 中納治良三郎様

                           輪島市長 梶 文秋

     平成14年第1回市議会定例会における説明員の委任並びに嘱託について(通知)

 地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定により、平成14年2月27日招集に係る平成14年第1回市議会定例会における説明員として、下記の者を委任並びに嘱託したので通知します。

                    記

委任した者               嘱託した者

                     教育委員会

 助役      粟原正一                 松岡惠水

                     教育長

                     教育委員会

 収入役     源代 清        教育次長     田中正明

                     兼庶務課長

 総務部長                教育委員会

 兼監理課長   小坂文夫                 山下至高

 事務取扱                学校教育課長

                     教育委員会

 福祉環境部長  向面正一                 皆戸秀継

                     生涯教育課長

                     教育委員会

 産業経済部長  竹中栄信                 平 政雄

                     文化課長

                     農業委員会

 総務課長    宿谷秋央                 加藤武治

                     事務局長

                     選挙管理委員会

 企画課長    大下泰宏                 古坊勝行

                     書記長

                     監査委員

 財政課長    坂下信幸                 高森 茂

                     事務局長

 税務課長    上 清広

 市民課長    井前 猛

 福祉課長    谷 弘明

 長寿保健

         皆戸憲邦

 課長補佐

 環境対策課長  中崎忠雄

 農林水産課長  浦 啓一

 商工業課長   小上防 登

 漆器観光課長  木引松男

 土木課長    角 隆一

 都市整備課長  谷口 寛

 下水道課長   坂本 栄

 会計課長    熊野 章

 水道課長    大形重康

 病院事務長   江下幸夫

 国民宿舎支配人 若島正夫



△会期予定表

           平成14年第1回市議会定例会会期予定表

                         (会期16日間)



日次
月日

開議時刻
摘要



2月27日

午前10時
開会、議案上程、説明

(議員全員協議会)



28日

 
休会



3月1日

 
休会(議会運営委員会)



2日

 
休会



3日

 
休会



4日

 
休会



5日

 
休会



6日

 
休会



7日

午前10時
追加議案上程、説明、質疑、質問


10
8日

午前10時
質疑、質問(委員会付託)


11
9日

 
休会


12
10日

 
休会


13
11日

 
休会(委員会)


14
12日

 
休会(連合審査会)


15
13日

 
休会(委員会)


16
14日

午後2時
委員長報告、質疑、討論

採決、閉会