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石川県 輪島市

平成28年  9月 定例会(第3回) 09月08日−03号




平成28年  9月 定例会(第3回) − 09月08日−03号









平成28年  9月 定例会(第3回)



          第3回市議会定例会会議録

          平成28年9月8日(木曜日)

     (午前10時00分開議)

出席議員(17人)

   1番  下 善裕         2番  高田正男

   3番  鐙 邦夫         4番  森 裕一

   5番  西  恵         6番  一二三秀仁

   7番  森 正樹         8番  漆谷豊和

   9番  竹田一郎        10番  上平公一

  11番  坂本賢治        12番  大宮 正

  13番  椿原正洋        14番  小山 栄

  15番  玉岡了英        16番  橋本重勝

  17番  中山 勝

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説明のため議場に出席した者の職氏名

 市長                 梶 文秋

 副市長                坂口 茂

 総務部長               宮坂雅之

 交流政策部長兼地方創生推進室長    山下博之

 福祉環境部長             田中昭二

 産業部長               中山由紀夫

 建設部長               茨木則夫

 建設部技監兼土木課長         野口裕一

 建設部参事兼上下水道課長       吉村正一

 会計管理者兼会計課長         西山豊一

 門前総合支所長            宮下敏茂

 市立輪島病院事務部長         井上 治

 総務部総務課長            岡本文明

 総務部防災対策課長          平岡 広

 総務部財政課長            田方利彦

 交流政策部企画課長          中前 豊

 交流政策部観光課長          大西正浩

 福祉環境部市民課長          浦西武司

 産業部農林水産課長          中山 隆

 建設部都市整備課長          林平成人

 教育長                吉岡邦男

 教育委員会事務局教育部長兼学校教育課長

                    松山真由美

 教育委員会事務局庶務課長       中村義男

 教育委員会事務局文化課長       定見充雄

 教育委員会事務局生涯学習課長     華岡一哉

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△開議・会議時間延長



○議長(森正樹君) これより本日の会議を開きます。

 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。

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△質疑・質問(続)



○議長(森正樹君) 日程第1、議案第85号から議案第95号までを一括して議題とし、質疑及び市政一般に関する質問を続行いたします。

 椿原正洋議員。

     (13番 椿原正洋君登壇)



◆13番(椿原正洋君) おはようございます。

 本日、2日目ということで、第3回市議会定例会、拓政会の一員として質問をさせていただきます。

 東北、北海道、台風の被害、非常に大きい被害であります。お亡くなりになられた方皆様方にご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げたいというふうに思っております。

 さて、国の補正予算、これから審議されるわけでありますが、持続的な経済対策、緊急経済対策を織りまぜて予算案が示されております。未来へ投資する経済対策28兆円、地方への好循環に向けた緊急経済対策3.5兆円と予算組みが提案されております。内容は、生活者支援、子育て支援、中小零細企業支援、農林水産業支援、観光産業支援、災害復旧事業、耐震化事業、金融政策、ものづくりなど、幅広い、きめ細かな制度が多く盛り込まれております。

 輪島市も、いち早くそういったような情報を取り入れて、準備を進めておかなければならないというふうに思っております。

 先日、自民党石川県支部連合会の地域支部訪問で輪島市の来年度要望をいたしました。奥能登2市2町の抱える課題などを含めた要望でありますが、特に人口減少に対する県の取り組む姿勢などをお伺いしたところであります。特別に対策室などを設置し、喫緊に取り組むべき最重要課題であると強く要望いたしました。福村県連会長にもご理解をいただいたというふうに思っております。

 昨年の国勢調査の速報値を見ますと、奥能登2市2町の総人口は約6万7,000人、5カ年で8,000人強の人口が減少しております。言い方は少し語弊があるかもしれませんが、穴水町は約8,500人おります。こういった人口が5年に一度消滅しているという大変大きな問題であるというふうに思っております。

 この人口問題解決には、仕事、雇用の創出が最大の課題であります。特に、輪島市にとっての産業、それから農林水産業の振興並びに小規模な企業誘致による施策などなどが必要であるというふうに思っております。国が提唱している地方創生は、このような地方の要望に対して取り組めるような予算措置となっているかと思います。積極的な取り組みをお願いし、質問に入らさせていただきます。

 まず初めに、情報通信技術の積極的な活用であります。

 本市の取組み状況ということでありますが、現在、輪島市では、地域のWi−Fiを活用しての防災、観光案内などを行い、市民、観光客の一助となっております。また、子育て支援とか応援メールなどの導入で、子供の予防接種、子育て相談なども適切に情報提供を行っています。ただ、一方通行の側面もあり、子供、保護者、行政が一体化して、連携して情報管理と伝達が行われるということが、より一層の子育て支援も得られるというふうに思います。

 こういったこと、各課でもいろんな情報技術の推進が進められるというふうに思っております。取り組み状況をお伺いしたいというふうに思っております。

 また、今後の利用計画でありますが、今般の議会で、保育所等ICT推進事業で、保育士の事務負担軽減や子供の管理を一元化し、即座に対応すべく、ICT事業を推進する計画であります。実施状況を見て保育所等にも拡大し、導入を図っていくというようなことであります。

 日々進化する情報通信技術を各課で積極的に取り組むことで、行政の効率化や仕事の能率アップにつながるので、各課の仕事に適したICTの導入を図るべきであると思っております。議会も、森議長を先頭に、ペーパーレス化と情報の共有化を目指し、検討を始めております。各課での利用計画や促進について伺っておきたいと思います。

 情報の共有化、活用化により、タイムラグのない施策が実施される。災害情報、子供や生活弱者の見守り、観光案内と、幅広い活用が期待されるというふうに思っております。ぜひ取り組みを検討していただきたいと思います。

 ちなみに、ペーパーレスでありますが、私ども、今議会で職員や議会用に決算書等を含めたものが配られました。ちなみに、1つはかってみたら2.2キロ。これ100部ということですが、220キロということであります。これが全てなくなるということはないですが、ペーパーレス化すれば、ごみの削減にもなるというふうに思っております。

 続いて、教育についてであります。

 まず初めに、危機管理について。

 不審者等の対応でありますが、昨今、子供たちが置かれている社会状況、それから教育環境は大変複雑なものがあります。通学に際しては交通問題、学校内では学習や生徒指導、生活指導などの問題があります。災害や不審者などにも的確に対応していかなければならないと思っております。

 特に、不審者情報については、即座に対応しなければ意味はないと思っております。輪島市内の小・中学校などの対応はどういうふうになっておりますか。学校、保護者、子供並びに警察などとの連携はどうなっておりますか、お示しいただきたい。

 聞くところによりますと、対応は一部、各学校に任されているというところもあります。ある学校では、保護者への連絡が携帯電話での任意の申し込みでしか対応されていないということで、全般にわたっての情報伝達が少し不適切なところがあるんじゃないかなというふうに思っております。この辺の現状もお伺いしたいというふうに思っております。

 ことしの7月でしたか、皆さんも経験があると思います。県内の小学校で爆破予告というのが相次いであったというふうに記憶されているかと思っております。学校、子供、保護者及び地域住民などを含め、この予告に対して大変疑心暗鬼になり、幸い、人騒がせするだけの事件でありました。しかし、皆さんも、もしもという思いが頭の片隅にあったのではないかと思っております。

 各学校の対応は、さまざまなようでありました。安心・安全のために市教委としてどのような対策をとられましたか、伺っておきたいと思います。

 このようなとき、保護者などへの情報伝達が即座に伝わらないと意味がないというふうに思っておりますので、改めて確認をしておきたいと思います。

 もう一つ、その関連してなんですが、今度は施設の問題であります。

 不審者が侵入しやすい学校などがないか。安全対策を徹底しないと、問題が起こってからでは遅過ぎるというふうに思っております。

 悲惨な事件、事故が毎日のように報道されております。事件、事故は、田舎だとか都会だとか関係なく発生しております。防犯カメラの設置、侵入しにくい環境を整備する必要もあるというふうに思っております。

 ちなみに、河原田小学校では、例えば児童が通学してくると、職員室から一目瞭然、人が見えるというようなことがあり、不審者などに即対応ができるというようなところがあります。そういったいい学校もありますが、学校においては、不審者が入ってきても全く気づかない学校もあるんじゃないかというふうに思っております。安全対策を、いま一度お示しいただきたいと思います。

 続きまして、育英資金、奨学金でありますが、奨学金の貸与及び返済滞納状況について伺っておきたいと思っております。

 輪島市の条例では、輪島市育英資金、これは大学生、月額3万5,000円のほか、篤志育英資金管理運用規則のもの、それから東京輪島会奨学資金ですか、いろいろあります。

 そこで、伺います。この育英資金の貸与の状況、それから滞納、返済、どういうふうな状況になっているのか。また、主たる滞納の原因がありましたら、教えていただきたいというふうに思っております。

 続いて、その育英資金、奨学金の原資でありますが、年々貸与する人が増加しているというふうに思っております。意欲ある子供たちが経済的な理由により進学を断念することのないように、保護者の経済負担の軽減に取り組むことが重要であるというふうに思っております。しかし、奨学金の原資が不足していては、適切な対応がとれないというふうに思っております。以前、奨学金の原資について質問したとき、将来枯渇するおそれがあるとお聞きいたしております。

 大まかでありますが、育英資金、篤志資金、東京輪島会の資金、こういったものの原資を合計、条例上のものをしますと、約4,000万円程度になるというふうに思っております。輪島市としては多額なのか少額なのか、ちょっと比べるものがないものであります。原資として、27年度末1,400万円強となっております。しかし、毎年、不足額などを一般会計から繰り入れたり、ふるさと納税からの拠出などで補ってきておるということであります。お金には名前はついていないものの、条例の4,000万円の原資はもう既になくなっているというふうな理解でよろしいかどうかということもお伺いしたいと思います。

 ついては、原資の状況を的確に説明していただき、原資の確保に向けてどういうふうな取り組みをされているのか、お示しいただければと思います。

 そして、さらに、育英資金事業の条例が幾つかあります。市育英資金の条例として、関係条例をまとめるか、一括して管理する条例に改定すればどうか、見解を伺っておきたいというふうに思っております。

 3番目に、貸与型から給付型奨学金制度にすべきでないかと、検討をまずしていただきたいというふうに思っております。

 現行制度では、無利子の貸与型で月額3万5,000円、先ほど言いましたが、年間42万円になります。これ4年間、卒業時になりますと168万円、こういったもののいわゆる負債を背負って大学を卒業するか、世の中に出るということになります。このことが大学進学への大きな妨げにもなっているということで、現在、政府では給付型奨学金の創設を検討しております。返済義務のない奨学金制度を創設することにより、部分的ではあるかと思いますが、経済格差の是正を図ろうとしております。

 輪島市においても、ふるさと納税や寄附金など幅広く原資を確保し、将来的に給付型奨学金制度の創設をすべきであると。切れ目のない支援策を検討していただければと思っております。できれば国より先行して実施されてはいかがというふうに思っております。

 3番目、学校給食についてであります。

 質問の前に、学校給食に輪島塗が導入された経緯を少し話させていただきますと、30年以上前ですか、旧深見小学校が学校給食の指定校に選ばれまして、地域特性のある学校給食と地域の伝統工芸を結びつけて取り組まれたものでありました。当時は汁わんでしたが、児童や教職員に対して、漆器組合などの協力、支援で全員に配布されたと記憶いたしております。その後、保護者が飯わん、お膳、皿などを追加して、輪島塗の給食用お膳1セットがそろったと記憶いたしております。

 導入目的でありますが、当時、アルミ製の器を使っており、落としても割れない、割れる心配がない、乱雑に取り扱っておりましたが、輪島塗の器を使うことで丁寧に扱い始め、食べる姿勢や行儀もよくなってきたと報告もあったということです。給食指導だけでなく、情操教育の一環にもなったということであります。このことが報道されると、全国各地でご当地の伝統工芸品を使っての学校給食が多くなったことも承知いたしております。

 そこで、まずは、学校給食が外部委託方式になってからの父兄などからの評価はどうかということであります。そして、管理運営、費用削減効果も出たか、簡潔に述べていただきたいと思います。

 輪島塗の器を毎日、学校給食に使用されているかどうかということで事前にお聞きしました。最近は月1回程度しか使っていないというふうに伺っております。大きな理由は何かというと、食洗機に入れると傷がつくということであります。ご承知のように、傷がついても、修理すれば直せるのが輪島塗の大きな特徴の一つであります。堅牢、優美な特徴を、しまっておくでは非常にもったいないというふうに思っております。無表情なプラスチック器を使うのでなく、子供たちの情操教育の一環として、欠けてもよい、割れてもよいくらいの気持ちで毎日使わせていただきたいと思っております。

 現場で洗うことの面倒さもありますが、輪島塗の器を自分で洗うということも大切な教育であります。輪島の子ならではの特色であります。ぜひ学校給食に輪島塗の器を毎日使うように取り組む努力をまずしてみていただきたいと思います。

 ちなみに、他県では、木曽漆器、会津塗、川連漆器、美濃焼、瀬戸焼、益子焼、有田焼などなどが全国で使用されております。日本調理科学会誌によると、輪島塗の器も箸とともに学校給食に使用されていると紹介されております。美濃焼産地の話でありますが、壊れやすいが、修理して何回も使える完全循環型なので、環境学習にもなるとの思いで、2,500セットも寄附された業者がいるということであります。ぜひ検討をお願いしたいと思います。

 学校給食の最後ですが、長期休暇中の学校給食の提供ということであります。

 夏休み中の困りごとのアンケート、多くの保護者から長期休暇中の昼食の問題が上がってきております。その理由は何かといいますと、子供は夏休み中でありますが、保護者は仕事があるので、長い休暇中の弁当づくりに負担を感じているということであります。子供のためにそのくらいはという思いはありますが、負担と考えている保護者が多いのが現実ではないでしょうか。

 このことは、放課後児童クラブと関係する、担当は福祉課ということでありますが、学校給食の延長線上として、長期休暇中の給食提供についての検討をしていただきたい。

 先進地では、有料で朝食も提供するようなところもあるというふうに伺っております。一度検討していただきたい。教育委員会、福祉課の垣根をとって、連携して対応をお願いしていただきたい。ぜひ共働きの保護者世帯の負担軽減のために努力をしてみていただきたいというふうに思っております。

 最後になりますが、輪島塗業界も後継者問題を抱えております。職人がいなくなるだけではなく、いなくなることで技術が消えてしまうと。一部の職種ではあと5年とも言われ、喫緊かつ最重要課題であると認識しております。早急な対策をとるべく汗をかいております。国や自治体の支援を強く要望いたしたいというふうに思っております。

 また、今回、教育に関した質問が多かったわけでありますが、輪島塗も世界無形文化遺産のユネスコ登録へ向けても忘れてはおりませんので、前向きな答弁をお願いし、質問を終わります。(拍手)



○議長(森正樹君) 吉岡邦男教育長。

     (教育長 吉岡邦男君登壇)



◎教育長(吉岡邦男君) 椿原議員のご質問の教育問題の3点についてお答えをいたします。

 初めに、危機管理についてお尋ねであります。

 不審者の対応につきましては、不審者情報が入り次第、教育委員会から全部の小・中学校にファクスと電話で連絡をし、各学校で早急に対応するよう指示を出しております。

 各学校は、自校で作成いたしました学校管理運営計画書にある危機管理マニュアルに従って対応いたしております。その中では、保護者や警察への連絡係をはっきり示すなど、職員の役割分担を明確にして、毎年実施している不審者対応訓練でその実践力を高めておるところであります。

 保護者への連絡方法は、主にメールと電話であります。メール登録率はほぼ9割以上でありますが、一部、7割から8割程度の学校もありますので、登録されていない家庭には電話連絡をしておるというのが現状であります。

 議員ご指摘のとおり、確かに学校施設内には学校関係者以外の人物が侵入しやすい状況はございます。しかし、そのような学校の中には、防犯カメラの設置、あるいは職員玄関以外の施錠、来校者があると職員室内にチャイムが鳴るなどの対策をとっている学校もございます。

 また、全ての学校におきまして、管理職を中心として見回りを実施するとともに、不審者らしき人物を発見したら、すぐに職員室に知らせる、そのように児童・生徒を指導しておるところであります。

 この7月の爆破予告時の教育委員会の対応につきましては、学校に次の3点の指示を出したところであります。1点目は、予告日の午前7時までに危険物がないかを点検し、7時30分までに教育委員会に報告をすること。2点目は、8時10分の爆破予告時刻までは校舎外で児童・生徒を待避させること。午後も同様の対応をとること。そして3点目が、前日のうちに保護者に連絡をすることであります。全家庭への連絡が確実に行われるよう、今後も指導してまいりたいと思います。

 次に、2番目のお尋ねは、育英資金(奨学金)についてであります。

 奨学金の貸与及び返済滞納状況はどうかということでございますが、議員ご指摘のとおり、市では、有為な人材を育成するため、篤志家からお預かりいたしました資金や、ふるさと納税でいただいた資金をもとに、大学等への進学者に対し、無利子による貸与、貸し付けを行っております。

 まず、貸し付けの状況についてでありますけれども、昨年度までの状況は、平成25年度は23名に対し966万円、平成26年度は29名に対して1,218万円、平成27年度は24名に対して1,008万円の貸し付けを行ってまいりました。

 なお、本年度につきましては、新規6名、継続15名の計21名に貸し付けを行っているところであります。

 次に、滞納の状況についてでありますけれども、平成27年度末時点におきまして9名が滞納しており、滞納総額は139万6,000円となっております。

 滞納の原因につきましては、特段の把握はしておりません。ただ、督促の際には必ず、事情がある場合には相談をいただくようお知らせを行っており、必要がある場合には、それらを勘案した上で返済計画の見直し等の対応を行っております。

 なお、これらの措置等がなく、現在滞納となっている者にあっては、相談の申し出をいただいておりませんので、特段の理由はないものと、こちらのほうで認識をしております。

 次に、育英資金の原資についてのお尋ねでありますが、育英資金の原資は、ご指摘のとおり、14名の篤志家の皆様を初め、東京輪島会、そして、ふるさと納税によりお寄せいただいた方々からの寄託を原資としており、現在、その総額につきましては5,217万4,000円となっております。

 平成27年度末における輪島市奨学金基金の残高は1,417万1,607円となっておりまして、先ほど述べました原資の額5,217万4,000円とは約3,800万円の開きがありますが、この差額分の原資はなくなったわけではなく、本市の債権として計上しており、将来的に償還により本市に戻ってくるものでございます。

 なお、原資の確保策についてでありますが、平成27年度末時点での貸し付け総額は約8,138万円となっており、篤志家等からいただいた原資の額約5,217万円との差額2,921万円については、一時的に一般会計から融通している、そういう状態になっております。

 この貸し付け超過による差額につきましては、今後、少子化や国の奨学金制度の充実等による希望者の減少により、段階的に減少していくことが想定をされておりますので、今後の国の制度の動向などを見ながら対応をしてまいりたいと考えております。

 次に、貸与型から給付型奨学金制度にすべきではないかとのご提案でございます。

 貸し付け制度から給付制度へというご提案については、大学等への進学の支援につきましては、本来、国や県がその役割を担うべき問題である、このように考えておりますので、市の関与が適当かどうかということも含め、今後の検討課題とさせていただきたいというふうに思います。

 3番目は、学校給食についてのお尋ねであります。

 学校給食が外部委託方式になってからの評価はどうかということでございますが、外部委託前と同様に、各調理場に配置されております学校給食栄養管理者のもと、適切な栄養の摂取による健康の保持増進がなされているものと考えております。

 また、市外から転勤されてこられた教職員からは、輪島市の給食はおいしいというお話も聞いておるところであります。

 外部委託前の平成23年度の学校給食費はおよそ7,970万円となり、平成27年度の学校給食費はおよそ7,950万円となっておりまして、20万円ではありますが、費用の減額となっております。

 調理業務に関する専門知識を有する民間事業者が、調理員に対する充実した研修と日常業務の適切な管理を行うことにより、安全な学校給食の提供がなされるよう、教育委員会としても指導してまいりたいと思っております。

 次に、輪島塗の椀を毎日、給食に使用されてはどうかということでございます。

 学校給食における輪島塗わんの使用頻度は、おっしゃるとおり、月1回程度であります。食洗機や乾燥機を使用することによる輪島塗わんの傷みを避けるため、手洗いによる洗浄作業をする必要がございますが、その作業時間や手間の多さから現在の使用頻度となっているということをご理解願いたいというふうに思います。

 次に、長期休業中、夏休みとか冬休み、春休みがございますけれども、そこでの学校給食を提供すればどうかという、そういう案でございますが、学校給食は食の指導という教育課程の一環でありますので、長期休暇中における学校給食の提供は非現実的であるというふうに考えますので、現時点では学校給食による昼食の提供は考えておりません。

 親子のきずな形成の一つに、親から子への食事の提供がございます。これは大事な要素でありますが、また小学校では、5年生から衣食住に関しまして、家庭科という教科の中でこのことを学習するわけでありますので、こういったことを家庭で実践させることが子供の教育になるのではないかというふうに思いまして、この案については、現在、提供は考えておりません。



○議長(森正樹君) 交流政策部長。

     (交流政策部長 山下博之君登壇)



◎交流政策部長(山下博之君) 情報通信技術の積極的な活用についてのお尋ねについてお答えいたします。

 初めに、本市の取組み状況についてでございます。

 本市における情報通信技術、略してICTといいますが、この活用といたしましては、気象情報、防災情報、子育て支援、観光情報のメール配信を初め、利用者の皆様方がスマートフォンで無料のアプリケーションをダウンロードすることにより、さまざまな観光情報や災害時の避難所情報、避難ルート案内などの情報を得ることができるサービスを行っております。

 そして、本年4月からは、インバウンド対応といたしまして、市内の観光スポット13カ所で、スマートフォンやタブレットなどから無料でインターネットに接続することができる輪島市観光・防災Wi−Fi「WAJIMA FREE Wi−Fi」のサービスも開始いたしております。

 このほか、本市ホームページにより市のさまざまな施策に関する情報発信や、議会事務局初め、観光課、輪島市文化会館などでは、フェイスブックにより身近な情報を発信いたしております。

 今後とも、さまざまな情報発信ツールを活用することにより、本市の情報発信の推進に努めてまいりたいと考えております。

 次に、今後の利用計画についてでございますが、庁内における情報共有やペーパーレス化につきましては、庁内ネットワークを利用した庁内ポータルやファイルサーバの活用により庁内の業務連絡、情報共有などの効率化を進めているところであり、農業委員会や農林水産課の農地調査の際の地図につきまして、農地情報を搭載したタブレット型パソコン端末を用いて業務の効率化を図っているところであります。

 今後も、新たな技術の動向に注視しながら、それらを利用した行政サービスの検討や、業務の効率化に向けた情報通信技術(ICT)の活用を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(森正樹君) 上平公一議員。

     (10番 上平公一君登壇)



◆10番(上平公一君) 市政会の上平です。

 9月定例会、私からも市政一般について、市長及び関係者に質問したいと思います。

 毎年、暑いお盆の8月15日、終戦の番組で満豪開拓団の悲劇を特集していました。当時の軍事政権下、国策として日本人500万人を移民として送る計画が推進されて、関東軍は満州農民の土地約200万から1,000万ヘクタールに入植させる一方、地元民を低賃金で建設や農業に強制雇用する。また、終戦の1カ月前に18歳から45歳までの開拓団男子は徴兵、その後、敗戦とともにシベリアに送られ、強制労働で命をなくした方も多い。残されたお年寄り、女性、子供たちは、日本軍の保護もなく母国へ帰る逃避行の中、集団自決やさまざまな悲劇を生んでしまった。無条件降伏でのポツダム宣言の受諾を渋る議論の中、東京を初め主要都市が空襲、また広島、長崎には原子爆弾、沖縄決戦や神風特別攻撃。多くの民間人、軍人が犠牲となりました。国際極東軍事裁判にA、B、C級戦犯として約6,000人が収監、うち1,000人弱に極刑、またGHQの五大改革も執行されました。

 私は、本当の戦争の怖さを知りませんが、こういった報道を見るたびに、この日本で二度とこんな悲しい歴史が繰り返されないことを願い、いろいろ事件はありますが、今の平和を先人に感謝して、これより質問に入ります。

 最初に、官庁及び観光案内など、標識や地図看板の新増設はできないものかお尋ねをします。

 道の駅ふらっと訪夢や朝市へ多く出入りするマリンタウンなど、どこまでが朝市か、いろは橋は、永井豪記念館は、おいしい魚のとれる輪島港は、鴨ケ浦の岩場は、輪島塗の美術館は、旅の疲れを癒やす足湯や温泉は、輪島キリコ会館は、外浦役場のある西保海岸と荒磯遊歩道、千枚田、窓岩、歴史のある時国家、總持寺祖院、泣き砂の琴ヶ浜、市庁舎及び出先機関、合同庁舎や裁判所、税務署や警察、消防、自衛隊、温水プール、市営野球場、陸上競技場に武道館、商工会議所、漆芸研修所、文化会館、図書館、ほかにも能登ブランドの食事どころ、JAおおぞら農産物、JF輪島支所、海産物の直売所、買い物、宿泊施設などの案内、コンビニや福祉関連施設もわかるイラストつき大型地図2カ所、電柱や標識柱を利用した施設案内看板などをふやし紹介することで、時間を有効に利用し、隠れた魅力の再発見でリピーター増になる可能性もある。市街地の回遊を高めるためにも、今までの看板にさらに磨きをかけることをお尋ねします。

 次に、主要地方道七尾・輪島線、警察署周辺の県道改良工事についてお尋ねをいたします。

 河原田地区道路整備促進協議会は、市ノ瀬、石休場、横地、輪島各バイパス、地元を通る能越道でも要望活動を年2回続けていますが、今回、要望箇所でもある杉平地内よりふらっと訪夢区間の道路整備事業が前進すると伺います。

 現在、建設工事進行中の輪島中学校への通学路ですが、片側歩道で幅員も狭く、危険な状況が改善されます。道路整備で用地確保に多くの住民の協力も必要で、課題も多いと伺いますが、今後の計画、工事概要とあわせてお尋ねをしたいと思います。

 次に、市ノ瀬地区換地業務についてお尋ねをします。

 地元が協議、調整を重ね、平成12年より農地の基盤整備事業の工事がスタート。3年後に工事が完了、いよいよ換地作業に着手と思っていると、地権者同士のさまざまな意見から調整が困難となり、歴代区長さんの努力もむなしく現在に至っておりました。

 広域農道、能越道、市道の整備等々、多くの課題が換地問題の影響から見直されることもあったと記憶しております。当時苦労された人たちも他界されたり、高齢化も進み、13年が経過していました。能越道関連用地問題もあることから、突如、補正で事業費が計上され、前進をうれしくも驚いています。

 私も過去にいろいろな話を聞いていますが、進捗の経緯を尋ねてみたいと思います。

 また、山ノ上3号線は5カ年で整備すると言われ退職された建設技監もおられました。完了より13年、今後、換地に1年が必要と伺いましたが、この先、広域農道より山ノ上3号線及び七輪線へのアクセスはどうなるのか尋ねてみたいと思います。

 次に、本年10月末に河原田地区で防災訓練があると伺いました。区長会で協議、杉平町の消防署をメーン会場とし、各町内でも指定の避難場所に移動します。

 地区の中心を南北に河原田川本流、また、もみじ川、桐田川、神田川などの支流も数多くあり、地域に恵みを与える一方で、一度牙をむくと大災害で襲ってくることも平成10年に経験をさせていただきました。高洲山鉢伏を中心に、集中豪雨で砂防堰堤を乗り越えた土石や濁流が住宅、農地、公共施設に甚大な被害を与えました。

 梶市政スタートの年でもあり、先輩議員の配慮から、当時の瓦建設大臣に現地案内の任を任され、本格復旧のために、激甚災害の指定を受け、対応していただいたことを思い起こします。

 記憶の中で忘れられないエピソードとして、現在の清田消防分団長が橋の欄干と体にロープを巻き、濁流の中に逃げおくれたお年寄り、子供たち4人を救出。住民避難指示等、一つ間違ったらと思うと、思わず歓喜をあげました。

 余談でしたが、高齢、過疎化が進み、指定の避難場所に移動することにも多くの課題がある。一方では、災害は忘れたころにやってくるとも言います。地域に応じた対策を尋ねてみたいと思います。

 もう一点、メーン会場が消防署とのことから、ヘリポートによる訓練や新消防署の見学もしたいとの住民の声もあります。この点についても尋ねてみたいと思います。

 次に、文化会館大ホールの空調設備の故障についてお尋ねをします。

 社会福祉大会が突然サンアリーナに変わり、空調の故障と伺いました。大向市長の時代、35年以上の建物ですから、設備もそれなりだと思います。その後、少年の主張大会があり、大ホールには大型扇風機と氷柱、ポリバケツが配備された会場で15人の中学生が熱弁を奮って頑張っていました。私もうちわであおいでいましたが、汗が背中を伝っていました。

 今後もさまざまなイベントが企画されます。改修の見込みをお尋ねしたいと思います。

 次に、市営野球場の施設などの改修の考えについてお尋ねしたいと思います。

 マリンタウンに油回収船の訓練があった8月6日正午、帰宅途中に学童野球大会の看板を見かけ球場に寄ると、輪島クラブと加賀市の山中クラブが大差で試合を終えようとしておりました。その後、自宅へ戻り、くつろいでいると電話があり、富山県の高岡クラブに大屋クラブが勝ったとのことでした。暑くて大変な試合、主力メンバーが何人もダウンしたとのこと。それで納得、だからあんな大差だったのかなと思いました。

 熱中症での緊急搬送こそなかったが、ダウンした子供たちの対策は万全だったのか、また、それなりの設備はあるのか尋ねます。

 また、今どきの子供たちは洋式の腰かけになじんでいて、和式は使い勝手が悪いとも伺います。改修の考えはないのか。

 もう一点、点数表示板の不備やグラウンドの芝、土の問題も、お世話される親御さんからよく聞くことがあります。今後の改修計画はどうなっているのか尋ねてみたいと思います。

 通告による質問はこれで終わりますが、さきの門前地区での市政懇談会、市長が産廃問題の説明で多くの時間を割いておられるので、各地区どんな意見が出るのか、時間の許す範囲で回らさせていただきました。

 単純に、遠くて運賃もかかるでしょう、なぜここなんですか、こんな方もおられましたが、大釜地区のある仁岸地区、隣接の阿岸地区からは、かなり厳しい意見も多く出ていました。質問に対し、市長が熱くなるのではなく、事業者がしっかり話し合いのできる環境を整備し、地元説明で住民の理解、さらなる協力が得られるよう努力されることを強く望み、質問を終わります。

 以上です。



○議長(森正樹君) 梶 文秋市長。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 上平議員のご質問にお答えをいたします。

 官庁あるいは観光案内標識などの新増設についてお尋ねがありました。

 観光案内看板につきましては、国道、県道などの主要交差点に設置いたしております、いわゆる青地に白文字の行き先を示す看板を初め、観光スポットなどを案内する、本市で独自に整備いたしました白を基調とする看板を市内各所に設置しております。

 また、近年では、赤や黒を基調として、輪島塗をイメージしていただく大型看板について、市街地への入り口付近等に設置しながら、輪島らしい雰囲気をつくるために努力をいたしているところでもあります。

 さらには、まちなか散策を楽しむ皆様向けに、ふらっと訪夢、あるいは、まんなか商店街にあるからくり時計を初め、三角州などには大型まちなかマップを、また朝市や神社、酒蔵などの観光スポットにはマジンガーZなどの永井 豪氏のキャラクターが描かれた解説板を設けているほか、市内全域に点在する文化財の周辺には、その由来などについても説明をする案内板を設置いたしております。

 また、現在、曽々木地区におきましては、輪島市の3つの里づくりのうち平家の里を発信する大型看板を、千枚田ポケットパーク内には千枚田の四季などを紹介する看板を整備中ということでありまして、これらは来月中に完成する予定であります。

 今後も、周辺環境との調和、これを大切にしながら、県内外の先進地事例も参考にして、既存案内板の修繕、また内容の見直し、新設などについて研究してまいりますとともに、来訪される皆様方の利用度が高いカーナビ、あるいはスマホナビにつきましても、最新情報の提供に遺漏なきよう努めてまいりたいと思います。

 次に、主要地方道七尾・輪島線道路改良整備についてお尋ねであります。

 この道路改良につきましては、本市における都市計画道路の軸でありまして、将来の能越自動車道輪島インターから市街地へのエントランスとなる都市計画道路河井町・横地線の整備でありまして、石川県が街路事業として実施するものであります。

 その整備の内容でありますけれども、当該路線における未整備の区間は1,210メートルであります。このうち輪島駅前交差点から輪島病院口交差点の信号区域、ここに至る600メートルの区間につきまして、現況では最小8メートル程度の道路幅員を、2.5メートルの両側歩道を含めて、全体で14メートルの幅員として拡幅しようとするものであります。

 現時点で事業に必要な用地が約50件、このうち建物に影響がある物件が約20件と伺っておりますが、現在行っている測量作業の結果によっては、この件数が前後するという可能性がありますので、ご理解をお願いいたします。

 次に、市ノ瀬地区の土地改良事業に伴う換地業務であります。

 市ノ瀬地区の圃場整備は、平成12年度から事業をスタートして、平成15年度には工事が完了いたしたところであります。権利者間の土地の配分、境界設定の認識の相違、集落と土地改良区の連携不足といったことがあったことから、換地の手続が今日に至るまで進んでこなかったという実情があります。

 市ノ瀬地区の一部が、このたび能越自動車道(輪島道路?期区間)の事業区間に該当することから、関係者の皆様方のご理解をいただけるよう、区長さんを初め多くの関係者の皆様方にご尽力をいただき、解決の方向で話し合いが進んでいるという状況であります。

 ことしの4月から、繰り返しになりますけれども、国土交通省の輪島道路建設に向けた事務所が輪島市にも整備、開設されたということなどもありまして、ぜひこの事業を早く進める努力をしなければなりません。

 今後は、この換地業務、事業完了後10年余りが経過しているということもありますので、土地の所有関係など必要な手続を順次行う予定でありまして、換地手続が速やかに進むよう努力をしてまいります。関係する皆様方の特段のご理解とご協力をお願いするものであります。

 また、関連いたしまして、山の上3号及び広域農道とのアクセスについてでありますが、現在、広域営農団地農道につきましては、横地町から市ノ瀬町の市道山ノ上・市ノ瀬線へと接続をさせております。

 その先の延伸問題でありますけれども、能越自動車道(輪島道路?期)の工事計画や換地業務の進捗を考慮しながら、地元の皆様方に使いやすく、また安全で安心して通行できる、そのような道路にすべく計画を検討してまいりたいと考えております。

 なお、ご質問のうち、防災訓練、あるいは文化会館の空調関係、野球場整備については、それぞれ担当課長より答弁を申し上げますので、よろしくお願いします。



○議長(森正樹君) 防災対策課長。

     (防災対策課長 平岡 広君登壇)



◎防災対策課長(平岡広君) 私からは、河原田地区防災訓練についてのお尋ねについてお答えいたします。

 まず、平成10年の台風での水害被害時を思い、訓練のあり方についてのお尋ねにお答えいたします。

 本年度、河原田地区において実施いたします総合防災訓練につきましては、訓練実施日に向けて訓練項目や内容を詰めてまいりたいと考えております。その際には、地域のことは地域の方々が最も詳しいということや、その場所に適した避難場所や避難の方法もあるということを踏まえまして、地域の方々との打ち合わせを行い、ご意見などを伺いたいと考えております。

 地域に応じた対策につきましては、「地域ができることは地域で、行政が行うべきことは行政が」を基本としながらも、地域の実情を考慮し、地域に対して適切な助言や支援を行うものとして対応してまいりたいと考えております。

 次に、新消防署のヘリポートを利用した訓練はするのかというお尋ねにお答えいたします。

 この訓練につきましては、主会場に新消防庁舎及び訓練場を予定しており、訓練項目に石川県消防防災ヘリコプターを利活用する訓練の実施を検討しておりましたが、今回につきましては、石川県航空消防防災グループとの調整がつかず、実施が困難なものとなりました。

 今後も引き続き、石川県消防防災ヘリコプターを利活用する訓練を計画し、実施してまいりたいと考えております。

 また、施設の見学につきましても、団体でお申し込みいただくことにより対応をいたしているところでございます。

 以上、私からご答弁申し上げました。



○議長(森正樹君) 文化課長。

     (文化課長 定見充雄君登壇)



◎文化課長(定見充雄君) 私のほうから、文化会館大ホールの空調設備の故障について、様々大きなイベントで苦労されているが、改修の見込みはとのお尋ねに対してお答えさせていただきます。

 輪島市文化会館大ホールの冷房設備は、8月7日日曜日の昼過ぎに故障いたしました。故障原因は、配管の一部に腐食が見られ、真空状態が保てなくなったことによるものでございます。

 原因箇所の特定に多くの時間を要しましたが、現在、修繕済みであり、あすの最終確認をもって復旧する予定といたしております。

 冷房設備の故障で、輪島市社会福祉大会の会場変更を初め、暑い中でも催しを開催していただきました国際音楽祭・能登、少年の主張輪島大会、輪島高校文化祭の関係者の皆様方には大変ご迷惑をおかけいたし、この場をおかりしまして深くおわび申し上げます。

 今後は、市民の皆様方に快適にご利用いただける施設として、適切な管理に努めてまいる所存でございます。

 以上でございます。



○議長(森正樹君) 生涯学習課長。

     (生涯学習課長 華岡一哉君登壇)



◎生涯学習課長(華岡一哉君) 市営野球場施設改修について、改修の要望を伺うが、計画はあるかとのお尋ねにお答えいたします。

 輪島市輪島野球場の内野と外野の境目の段差につきましては、使用後のグラウンド整備による土の集積や、芝生管理の際の目土などにより生じたものであります。議員ご指摘のとおり、一部、段差が著しい箇所もございますので、安全面を考慮し、整備してまいりたいと考えております。

 また、練習や試合を行っている最中に熱中症を発症した場合には、バックネット裏の建物にクーラーを備えた救護室を設けておりますので、必要に応じて応急処置などにご利用いただきたいと思います。

 最後に、トイレの洋式化などにつきましては、利用者の利便性を高めるため、他の施設整備との優先順位等を勘案しながら整備を図ってまいります。



○議長(森正樹君) 高田正男議員。

     (2番 高田正男君登壇)



◆2番(高田正男君) お疲れさまでございます。

 私も、今定例会において、同僚議員と同じく、幾つかの質問をしたいと思います。

 ことしの8月は、南米で初めてオリンピックが開かれ、日本の選手団はこれまでにない41個のメダルを獲得し、喜びをかみしめながら帰国してまいりました。男女の競泳陣、男子体操、男女の柔道、そしてまた女子レスリング、男女卓球、カヌー、そして男子陸上などの選手がすばらしい活躍を見せてくれました。中でも、陸上男子400メートルリレーや競泳男子リレー、男女の卓球のメダルには興奮をいたしました。

 石川県出身の競泳の小堀選手、柔道の松本選手と川井選手などがメダリストとなりましたが、残念ながらメダルに届かなかった皆さんに、心から深く敬意と、ご苦労さんという意思を伝えたいと思います。

 また、きょうからパラリンピックが開催されましたが、寝不足覚悟で日本選手の活躍を期待したいと思っているところでございます。

 こうした中、国内においては、さきの台風により各地で大きな被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられました方々のご冥福、行方不明者の一日も早い発見、そして早急な復興、復旧を念じ質問に入らせていただきますが、きのうからの質問と重複する部分がございますけれども、私目線での視線とご理解をお願いいたします。

 まず最初に、生涯活躍のまちづくり事業についてお伺いいたします。

 この事業は、本社が白山市にございます社会福祉法人佛子園が、市街地の空き家や空き地を活用し、多世代が交流を深め、生涯活躍のまちを実現させるための施設を整備するものとなっております。

 私は、「人、漆、まちづくり」とありましたパンフレットを見たときに、漆を活用したまちづくりと理解をしてきましたけれども、この思いは大きな誤解でございました。

 佛子園は、私も市の職員であったとき、福祉業務で訪問を行ってきた施設であり、特に障害者の自立に力を注いでいる福祉法人でございます。このような施設が整備され、そこで技術を習得し、就労できることになれば、本人はもちろん、家族の皆さんにも大きな希望を与えることになり、施設の役割は大変大きなものがございますし、そしてまた、福祉施設のケアネットも活用しながら連携の強化を図り、福祉向上に努めていただきたいと考えておりますが、幾つかの問題点が生じているように聞き及んでいるところでございます。

 そこで、お伺いいたします。

 1点目でございますが、佛子園がどのようにして輪島市に進出をしてきたのか、その経緯をお聞かせ願いたいと思います。

 2点目は、今行おうとしている全体計画についてでございますが、施設の規模、利用定員数、雇用予定者数などをお示し願いたいと思います。と同時に、今後においても事業拡大も考えられることから、このことに関してもあわせてお示しをお願いいたします。

 3点目でございますが、輪島への進出に関し、地元町内会への説明会を実施してきたのかどうか、それもお示し願います。

 また、地元における福祉施設の管理者の多くの皆さんは、唐突に進出してきたということで、どのような施設を設置するのか、またその規模も全く把握できないという話も聞きました。このことについても、できれば既設事業所に対し資料提供をしてもよいのではないかということでございますので、ご配慮方よろしくお願いするものでございます。

 次に、今後における市の負担額についてお伺いいたします。

 この施設の整備により、多くの方々が利用した場合、老人対策費、障害者対策費、介護保険費、あるいは利用者に対する助成金など、市の負担額も相当な額に上るものと思われます。この後年度負担を試算した人は年間約3,000万円は下らないと話しておりましたが、市ではどのような試算をしているのかお聞かせを願います。

 一方、この事業所内では幾つかトラブルが発生しているように聞き及んでおりますが、既存施設との連携を密に、ケアネットへの参加等も念頭に、市からの指導も行うなど、十分なご配慮をお願いするところでございます。

 次に、市の有している財産について、特に建物の管理及び利活用についてお伺いいたします。

 小・中学校の統合により、旧西保、三井、南志見中の校舎を初め、保育所の統合、消防署などの移転新築により、これらを原因として多くの建物が利活用されていない状況にあると思います。一部の校舎や保育所へは民間企業や市の機関等が入り使用されたり、あるいはまた倉庫がわりに使用されている施設も存在しているところでございます。

 そこで、お伺いをいたします。

 市内においては、倒産して戸締りもできないような施設も見えますが、防犯上、大きな問題となっている点を考慮し、ことし4月から山岸町に移転して業務を開始いたしました消防署の旧建物、そして、今建設中の輪島中学校が完成、移転をしたときにおける旧上野台中学校の大きなあの施設について、今後の管理・利活用、これをどのようにしていくのか、その計画をお聞かせ願いたいと思います。

 以上が今定例会における私の質問、意見でありますけれども、市長及び関係者の思いをお聞かせ願い、発言を終わります。



○議長(森正樹君) 梶 文秋市長。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 高田議員のご質問にお答えをいたします。

 最初に、生涯活躍のまちづくり事業についてお尋ねがありましたが、この答弁につきましては、後ほど企画課長から答弁をいたさせたいと思います。

 2番目の公有財産の管理についてお答えをいたします。

 特にお尋ねのありましたのは、この市役所庁舎の前にある消防庁舎、そして、現在、輪島中学校として活用している旧上野台中学校校舎に関してということであります。そのほかにもいろいろと施設はたくさんありますけれども、それらにつきましては、市が所有するそれぞれの公有財産あり方検討委員会を近く開催しまして、全体の施設のあり方について、まとめてまいりたいと考えております。

 そこで、まず、旧消防庁舎に話を戻してまいりたいと思いますが、昨日の下議員のご質問にもお答えをいたしましたけれども、この施設につきましては、奥能登広域圏事務組合として、これを解体撤去する予算が既に計上されておりますので、今年度中には取り壊しを終えたいと思っています。

 実はこれは耐震強度が、震度5強で、それ以上のものには耐えられないという、いわゆる耐震性能が全く満たされていない、そういう建物でありますので、それを取り壊しをして、その跡地についてどうするかということは、今後のあり方検討会の中で議論がなされるというふうにご理解をいただきたいと思います。

 現在、輪島中学校として使用しております旧上野台中学校でありますが、校舎棟については、これは耐震化されていない建物であります。体育館のほうは、平成9年度に耐震改修を行っております。

 そこで、体育館については、現在、災害時の避難場所にも指定をいたしているということや、あるいは市街地に近く、市民スポーツの需要ということも考慮いたしますと、今後、これらについて、そういった方向性も含めて検討をあわせてしてまいりたいと思いますが、旧校舎棟については、これも耐震化されていないということを含めて非常に悩ましい問題であろうというふうに考えております。あわせて検討させていただきたいと思います。

 私のほうからは以上であります。



○議長(森正樹君) 企画課長。

     (企画課長 中前 豊君登壇)



◎企画課長(中前豊君) 生涯活躍のまちづくり事業についてのお尋ねについてお答えいたします。

 まず、輪島KABULETの輪島進出の経緯についてのお尋ねでございます。

 昨年度、地方創生総合戦略を策定するに当たり、日本版CCRCの先駆的な取り組みを行っておりますシェア金沢を訪問したことをきっかけに、本市におきましても移住者増につながるようなまちづくりができないかということで、社会福祉法人佛子園との協議を始めました。そのような中、社会福祉法人佛子園からタウン型の生涯活躍のまちづくりの提案を受け、国の地方創生先行型交付金事業に応募し、先駆的事業分として採択されたところであります。

 次に、事業全体の計画、施設規模、利用定員数、雇用予定数などについてのお尋ねでございます。

 生涯活躍のまちづくり事業を展開する中で、必要となる多世代交流拠点となる核施設の整備を初め、周辺にウエルネス、育児支援施設、ゲストハウス、ショートステイ、グループホーム、サービスつき高齢者住宅をそれぞれ1棟ずつ整備し、これらの施設を活用した高齢者や障害者への福祉サービスも同時に提供していくこととなります。さらに、将来的には、サービスつき高齢者住宅を1棟、グループホームを3棟の建設も計画いたしております。

 福祉サービスの提供の計画につきましては、高齢者デイサービスで10名、就労継続支援A型が27名、就労継続支援B型が7名、生活介護が6名、短期入所が2名、放課後等デイサービスが10名、グループホーム5名を予定いたしております。これによる雇用者数は、88名を予定いたしております。

 次に、地元町内等に対する説明会の実施状況についてのお尋ねです。

 地元住民への説明会につきましては、当該プロジェクトの概要説明や進捗状況の報告など、これまでに9回開催いたしました。福祉事業者への説明会は、2回開催しております。

 地域住民の皆様方や関係機関のさまざまなご意見を吸い上げながら、住民の皆様方も一緒になって取り組みを行う体制づくりを進めていく予定といたしております。

 次に、市の負担額について、後年度負担の予想額についてのお尋ねでございます。

 本市の負担額につきましては、昨日の代表質問でお答えいたしましたとおりでありますので、ご理解をお願いいたします。



○議長(森正樹君) 坂本賢治議員。

     (11番 坂本賢治君登壇)



◆11番(坂本賢治君) 私も、本定例会、議案並びに市政一般について質問をさせていただきます。

 先月は、リオオリンピック、41個のメダル、過去最高のメダルをとって、日本国民に大きな感動を与えたオリンピックでもありました。銅メダルをとって感動の涙を流す人、選手、そして決勝で負けて銀メダルで涙を流す選手。卓球の福原 愛ちゃんが小さいころから負けず嫌いで、負けると必ず涙を流す選手も泣いておりました。あの涙も大変かわいく思えたんですが、4連覇を目指した女子レスリングの吉田沙保里さん、残念ながら銀メダルでありました。本当は彼女に泣いてほしくなかったんですけれども、似合わない涙に多少残念な思いをしたのは私だけではなかったかというふうに思います。

 いずれにいたしましても、今回のオリンピック、2020年には東京で開催されます。向こう4年間、この石川県からもいろんな競技にメダルをとった選手もおりますけれども、これから4年間、青少年を含めて、石川県から、そしてこの輪島からも東京オリンピックに参加できる選手が出てくることを願いながら、質問に入ります。

 今ほど同僚議員からも質問ありましたけれども、社会福祉法人佛子園が事業計画をしております源泉の掘削に特化して、私からも質問させていただきます。

 全国にあるどの温泉地でも、温泉の源泉掘削や全ての温泉権利、温泉権について、大変厳しい制約が課されております。

 今回、佛子園が掘削する予定地は、輪島温泉2号源泉から500メーター以内、そして、既に源泉掘削を行い、供用しているルートイン輪島とも極めて近い、500メーター以内にあります。決して湧出量が豊富とは言えず、500メーター以内に新たに源泉を掘削するということに、私は大きな不安を抱くものであります。

 そこで、伺います。

 この佛子園の源泉掘削に関しての覚書書あるいは協定書は締結しているんでしょうか。あるならば、その内容についても示していただきたいと思います。

 この輪島市は、石川県内7番目の温泉地として認定されています。500メーター以内に3カ所目の源泉掘削には慎重にならざるを得ないと思いますが、この源泉に関する全ての温泉権は輪島市に帰属するんでしょうか、あわせて伺います。

 今回の佛子園の源泉掘削は、深度約1,500メーターまで掘削する予定と聞いておりますが、1,500メーターも掘ると相当多額な経費を要すると思いますが、施設、まだ詳細な設計も上がっていないようでありますが、見ると、そんなに大きい、スーパー銭湯のような温泉施設ではないように思います。極めて小規模な浴室、温浴施設とするならば、本当にこの源泉掘削が必要なのかどうか疑問が残ります。

 直線距離でいくと、恐らく輪島温泉2号源泉から直線距離で300メーターくらいでしょうか。源泉掘削するよりも、配管で引いたほうがよほど経費が安くつく。将来的な温泉権についても問題が生じないように私は思います。この3本目の源泉掘削によって、輪島温泉2号源泉、そして、ルートイン輪島の湧出量への影響が懸念されるところでありますが、いずれにしても、この源泉掘削については、もっと慎重な対応をしてほしかったというふうに思います。その辺もあわせてご答弁をお願いします。

 次に、輪島ブルーエナジーについて質問いたします。

 昨年8月に起工式が行われ、一部事業が着工され、8月には一部が完成していると聞いております。

 過ぐる議会でも質問いたしましたが、当初計画では、ブルーエナジー本社が特許を持つプラントを使用する予定でありましたが、諸般の事情により外国製のプラントへ変更することになったと聞いております。株主である輪島市として、もちろんその情報は把握しているかと思いますが、その後のプラント計画はどのようになっているのか伺います。

 また、今後の事業開始予定についてもあわせて伺います。

 過ぐる議会の全員協議会にもお話ししましたが、輪島市が出資しているこの輪島ブルーエナジーの事業について、事業の変更や、年1回の株主総会もあろうかというふうに思いますけれども、その都度、議会にも事業の進捗状況などについてはぜひ報告をお願いしたいというふうに思います。

 次に、昨日の同僚議員の質問にもありましたけれども、能登SAKEツーリズム推進事業について伺います。

 この事業に対する答弁は、昨日の同僚議員の答弁で全てかというふうに思いますけれども、通告してありますので、私からも質問をさせていただきます。

 本事業に対する補正予算額は1,200万円、交流拠点となる対象施設は町野町若桑にある中納酒造。創業が1849年といいますから、江戸時代末期、創業以来160年余り経過することになります。

 前当主が旧輪島市議会議員、合併前の、平成の大合併が始まる当時の議長でもありました。皆さん方全ての方が知っているとは思いませんけれども、多くの方が中納治郎三郎議員を、元議長をご存じかというふうに思います。

 中納さんは、議員を退職され、翌年に不慮の事故で急逝されておりますけれども、今は奥さんの瑛子さんが中納酒造の跡を継いで、事業の一部を継承しております。

 この予算内示を受けた後、いろいろ担当からも話を聞いたわけでありますけれども、中納さんとも同じ会派で、同じ釜の飯を食った同僚議員として意気に感じ、中納さんの奥さんのお宅に伺ってきました。

 私も、中納さんの葬儀以来、久しぶりにお邪魔をして、奥さんと話すことができました。話によりますと、数年前から地域の奥様方といろいろ話す中で、中納さんの今は使っていない大きな酒蔵と母屋のほうを利用して何かに活用できないかと、そんな話が出ていたようであります。そんな折、昨年映画化された「一献の系譜」により映画監督の石井かほりさんとの出会いもあり、今回の企画が持ち上がったと聞きました。

 中納酒造の酒蔵というのは、この奥能登でも相当大きい、もう有数の大きさを誇る酒蔵でありまして、母屋のほうも立派で、もう築数十年、100年以上ですかね、相当古いものであります。

 町野地区は、先ほどの答弁にもありましたが、平家の里構想に位置づけられており、時国家とともに本事業が新たな情報の発信基地として活用されることになりますが、私も、地元ではありませんけれども、大いに期待したいと思っております。

 事業主体は「かほりと醸す能登ネット」で、今現在、会員は地元を中心に数名、10名弱くらいで始めるようでありますけれども、この団体においては、とりあえず今、補助金をいただいて、施設整備を含めて環境整備が終われば、全国で能登杜氏が出向している酒屋さんが70件程度あるそうでございます。その酒を展示販売すると。そして、今まさにこうじがブームになっておりますので、持っているノウハウを生かしながら、いろんなこうじを使った食材を提供していきたい。母屋を利用して、輪島塗の御膳で食事も提供していきたい、そういう構想だそうであります。

 なかなかこの輪島市の宿泊施設においても、輪島塗の器で御飯を食べる、輪島らしさを味わえるという食堂、あるいは宿というのも、あるにはありますが、極めて数が少ないというのが現状かというふうに思います。

 この事業によって、平家の里構想、新たな情報発信ができれば、輪島市が、平家の里構想として町野地区が大きく脚光を浴びることになろうかというふうに思います。

 これは質問通告ではありませんけれども、お話を伺っていく中で、地元のお母さん方六、七人が中心となって活動を始めるようでありますけれども、その方々は誰一人としてスマホやパソコンが使えない、インターネットも使ったことがないという。これまでの生活に必要がなかったからだったと思いますけれども、これからはやっぱりその場所で、中納酒造の「かほりと醸す能登ネット」で情報発信をする、そういう活動も必要かというふうに思います。

 2年半前に三井地区を中心に地域おこし協力隊として、山本 亮君が活動してまいりました。山本君は新たな道で地元にしっかり密着した活動をし、来年度からは三井地区を中心に活動を広げられるというふうに思いますけれども、今回のこの事業についても、町野町を地盤とする平家の里づくりに貢献できる、あるいは将来、町野地区に永住できる、希望する、そういう新たな地域おこし協力隊員を募集してサポートする、そんな体制が私は必要ではないかなというふうに思います。

 これは、町野地区を代表する、地盤とする議員がお二方おりますけれども、決して私はこれ以上出しゃばる気はございませんけれども、話を聞く限り、本当に曽々木が観光地であった時代から見ると大変衰退をしているというのが現状かというふうに思います。今後ともお二人のお力をかりながら、町野地区の皆さん方も一生懸命頑張ると思いますので、今後についてはご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。

 以上で私の質問を終わりますけれども、昨年は、北陸新幹線金沢開業や「まれ」の効果もあって、大幅に観光客がふえております。ことしに入って、「まれ」効果も2年目ということで、入り込みが若干落ちているようであります。

 そんな中、8月22日からの輪島大祭に合わせまして、朝市通り商店街、本町通り商店街ですね、4つの店舗が「わじま工迎参道」と銘打ってイベントを企画いたしました。私も22日、初日ですね、一つのお店に、知り合いの、漆芸研修所を卒業され輪島で頑張っている友人がいましたので伺いました。輪島漆芸研修所で、輪島で頑張っている卒業生に、店舗の一角に卒業生の作品を展示販売するスペースを与えて情報発信をするイベントでありました。当日、私が行ったときには、MRO北陸放送のカメラも入っておりました。その後、MROでも放映されたようであります。

 通常ならば午前中だけ営業の店舗が多いのでありますけれども、午後、輪島を訪れるお客さんにも寄っていただけるような、そういう対応をしておりました。展示販売だけじゃなしに、来てくれた方に輪島塗のおわんでお米を食べてもらう、直接おわんを持って御飯を食べてもらうということも企画をして、実施されたようであります。来た方々からは、大変貴重な体験ができたという、好印象だったという話も聞いております。

 輪島朝市は午前中、本町商店街も大方の店が午前中でシャッターをおろしてしまう、戸を閉めてしまうというのが現状です。本当に滞在型観光を目指すこの観光都市・輪島においては、ぜひ本町商店街、朝市通り商店街、午後も今言った一例を、たった1週間でしたけれども、このことをぜひ継続してやっていただきたい。そのことが輪島に滞在していただける。そして、輪島漆芸研修所を卒業して輪島で頑張っている若い職人さんや作家さんを育てていただきたい。そのことが輪島市の将来のまちづくりに最も大切なことかなというふうに思っております。

 これはケーブルテレビで発信されておりますので、もし見ておられる方がいましたら、ぜひこの趣旨を1年間を通じて継続できるような、そういう協調した取り組みを期待して、私の質問を終わります。



○議長(森正樹君) 梶 文秋市長。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 坂本議員のご質問にお答えをいたします。

 質問の項目よりも、能登SAKEツーリズムのほうでは、長い時間を割いて熱弁をいただきました。地元にいる人そのものが新しい発想で頑張ること。それから、地元以外の人たちが輪島に来て、その人たちがいろいろな発想をもって地域に住む人に刺激を与え続ける。それを寛容にして新たなエネルギーや、アイデアや行動力というものを受け入れるほど、その地域は、よりさまざまな活動、活躍ができるまちになると思います。

 半島地域であり、とりわけ閉鎖的に見える地域でありますけれども、そういう強い思いが、逆に昔は半島だからこそ外からたくさん入ってきて、それを受け入れてきたはずであるということを今、改めて思うときではなかろうかと、そんなことも思います。

 ということで、答弁に入らせていただきますけれども、まず私のほうから、温泉掘削についての答弁をさせていただきます。

 まず、佛子園の皆さんの源泉掘削に係る質問です。

 生涯活躍のまちづくりプロジェクトの一環として、社会福祉法人佛子園が行う温泉掘削につきましては、温泉掘削に関する合意書なるものを本年の6月1日に取り交わしをいたしております。

 その内容でありますが、本市が掘削予定地より半径500メートル以内の源泉所有者であるとして、温泉掘削に合意することはもとよりでありますが、社会福祉法人佛子園が温泉を利用する権利、いわゆる温泉権を有し、掘削及び諸手続に関する費用については社会福祉法人佛子園が負担してくださいよということになっております。

 また、その温泉利用の権利については、本市の承諾なしにこれを第三者に譲渡、あるいは転貸、継承してはならないということについても定めていますし、周辺でこのほかに温泉掘削が出てきた場合、その同意については本市の判断によるものというふうに定めさせていただいております。そのことで合意がなされたということであります。

 それから、500メートル以内に輪島温泉2号源泉とホテル・ルートインの源泉があるが、その影響はどうなのかということであります。

 掘削工事を終える予定でありますが、平成29年5月ごろ、この際に半径500メートル以内の既存の源泉との影響を調査する同時揚湯試験、温泉をくみ上げる、揚湯試験を実施する予定であります。その試験結果を勘案しながら、くみ上げる量をどのようにセーブするのかということを決めていくということになります。

 仮に既存の温泉に影響を及ぼすという場合には、そこにくみ上げるために設置する揚水ポンプの能力を下げるという調整が必要になる場合も想定されるということであります。

 ちなみに、今ここに、手元にデータがない中でありますけれども、若干アバウトな話になりますが、輪島市の2号源泉は、深さはおよそ1,240メートルだと言われておりまして、毎分300リットル、温度は60度から70度の間ということになります。一方、ルートインは1,000メートルの深さで揚湯していると。輪島市の場合は毎分300リットルの余裕はありますけれども、使途が限定されておりますので、現在、市内配湯の分と足湯の分で100リットル揚げているということであります。容量は300リットルありますけれども、100リットル使っているということであります。ルートイン、それから、これから佛子園がどれだけの量を使うのか、それが深さも含めてどんなふうに干渉するのか、その問題については来年の掘削終了の段階でいろいろと調整が必要であるということでご理解いただきたいと思います。

 それから、2番目のブルーエナジーのご質問、それと長時間かけてご質問いただいた能登SAKEツーリズムのご質問につきましては、産業部長から答弁を行いますので、よろしくお願いします。



○議長(森正樹君) 産業部長。

     (産業部長 中山由紀夫君登壇)



◎産業部長(中山由紀夫君) 輪島ブルーエナジーの事業進捗について、事業の進捗状況と今後の事業開始予定をお尋ねいただきました。

 株式会社輪島ブルーエナジーにつきましては、未利用となっている間伐材で木質バイオマス発電を行い、有効活用することから、森林の環境保全、資産価値の向上、さらには新たな雇用の創出など、地域の産業経済にも幅広く好影響を及ぼす極めて公益性の高い事業であるとの判断から、議員各位のご承認をいただき出資を行ったところであります。

 会社設立当初におきましては、平成27年中の電力供給開始を予定いたしておりましたが、建設用地の確保、さらに当初予定いたしておりました発電プラントにつきましても、より実用性にすぐれ、稼働実績のある新プラントへの再検討を行ったところ、その選定に時間を要したため、大幅におくれを生じているところであります。

 現在は、当初の計画の発電方式と同じ水素リッチガスによる新プラントの詳細設計が行われており、今月中にはプラント設置のための土工事に着手し、来年夏には完成、秋から売電を開始する予定とのことであります。

 また、この間、バイオマス発電のためのチップ製造設備と貯留・乾燥施設の建設が進められ、本年3月末に竣工いたしております。今後、発電プラント完成までの間、チップ製造設備により製造された木材チップにつきましては、他社への販売を予定しているとのことであり、事業のおくれはあるものの、確実に進捗しているとのことであります。

 続きまして、能登SAKEツーリズム推進事業について、施設整備の概要を示せとのお尋ねであります。

 昨日、玉岡議員の代表質問にもお答えいたしましたとおり、能登SAKEツーリズム推進事業は、町野町の中納酒造の本宅におきまして、四季を通じた地域の食材を能登の伝統的な調理法により、輪島塗の御膳で提供することができる施設への改修に対する支援であります。

 整備の概要は、来客される皆様方に提供する料理を調理する厨房の改修とトイレの増築が主なもので、付随して必要となる備品などとあわせて今回支援を行うものであります。

 施設の管理運営についての具体的な方針を示せとのお尋ねにつきまして。

 運営につきましては、地元で以前より郷土料理などの調理、継承活動をしている女性の皆様方が主体となって組織する「かほりと醸す能登ネット」により行われ、映画「一献の系譜」の石井かほり監督の協力も得て、能登杜氏と酒文化も含めて広く情報発信させていく予定となっております。

 本市といたしましても、能登SAKEツーリズム推進事業により整備された施設が能登ツーリズムの拠点となり、地域の発展と活性化が図られるよう協力してまいりたいと考えております。

 それから、ご提案をいただきました地域おこし協力隊につきましては、今後の検討課題ということで受け取らさせていただきます。

 以上でございます。



○議長(森正樹君) 以上で、通告による質疑・質問は終わりました。

 これをもちまして質疑・質問を終わります。

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△委員会付託の件



○議長(森正樹君) ただいま議題となっております議案第85号から議案第95号までの各件は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

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△休会の件



○議長(森正樹君) 日程第2、休会の件をお諮りいたします。

 あす9月9日から10月2日までの24日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」というものあり)



○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、あす9月9日から10月2日までの24日間は休会することに決しました。

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△閉議



○議長(森正樹君) 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。

 次会は、10月3日午後2時から会議を開きます。

 本日はこれにて散会いたします。

          (午前11時52分散会)

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          (参照)議事日程(第3号)

                           平成28年9月8日(木)

                           午前10時開議

 日程第1 議案第85号から議案第95号まで

       一括議題

       質疑及び市政一般に関する質問、委員会付託

   第2 休会の決定