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石川県 輪島市

平成26年 12月 定例会(第4回) 12月11日−03号




平成26年 12月 定例会(第4回) − 12月11日−03号









平成26年 12月 定例会(第4回)



          第4回市議会定例会会議録

          平成26年12月11日(木曜日)

          (午前10時00分開議)

出席議員(19人)

   1番  下 善裕         2番  森 裕一

   3番  西  恵         4番  高田正男

   4番  一二三秀仁        6番  鐙 邦夫

   7番  森 正樹         8番  漆谷豊和

   9番  大宮 正        10番  高作昌年

  11番  中谷達行        12番  椿原正洋

  13番  上平公一        14番  小山 栄

  15番  玉岡了英        16番  橋本重勝

  17番  坂本賢治        18番  田中秀男

  19番  竹田一郎

欠席議員(1人)

  20番  中山 勝

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説明のため議場に出席した者の職氏名

 市長                 梶 文秋

 副市長                坂口 茂

 総務部長               宮坂雅之

 交流政策部長             坂下利久

 福祉環境部長             北浜陽子

 産業部長               嘉地和春

 建設部長               伊部周二

 建設部技監兼土木課長         福島暢男

 会計管理者兼会計課長         今井由夫

 門前総合支所長            小谷伊佐雄

 市立輪島病院事務部長         井上 治

 総務部総務課長            中山由紀夫

 総務部防災対策課長          薬師富士夫

 総務部財政課長            田方利彦

 交流政策部企画課長          山下博之

 交流政策部観光課長          坂下照彦

 福祉環境部市民課長          浦西武司

 福祉環境部福祉課長          田中昭二

 福祉環境部健康推進課長        森 祐子

 産業部農林水産課長          林平成人

 産業部漆器商工課長          坂口 勇

 教育長                吉岡邦男

 教育委員会事務局教育部長兼庶務課長  西畑賢一

 教育委員会教育参事兼生涯学習課長   宮下敏茂

 教育委員会事務局学校教育課長     春田安子

 教育委員会事務局文化課長       上加政伸

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△開議・会議時間延長



○議長(中谷達行君) これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、あらかじめこれを延長しておきます。

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△質疑・質問(続)



○議長(中谷達行君) 日程第1、議案第111号から議案第129号まで、議案第132号から議案第137号まで及び議案第139号から議案第144号まで一括して議題とし、質疑及び市政一般に関する質問を続行いたします。

 17番坂本賢治君。

     (17番 坂本賢治君登壇)



◆17番(坂本賢治君) 本年納めの議会に当たり、私も市政一般について2点だけ質問させていただきます。

 まず、医療と介護の連携について伺います。

 最近は、テレビなど報道番組等におきまして、地域医療のあり方について、そして地域医療の全国の取り組みについて紹介されております。先週の月曜日、NHKの「クローズアップ現代」という番組では、高齢者や入院患者に対する口腔ケア、口のケアですね。口腔ケアの重要性について放映されておりましたので、私も大変興味深く拝見いたしました。

 輪島病院でも、石川県内の病院に先駆けて医科歯科連携でこの口腔ケアを実践していること、また嚥下機能検査を行うとともに、嚥下機能というのは、物が食道にスムーズに行かなくて、肺、器官のほうに流れ込むという、そういう障害を嚥下障害と言います。その嚥下機能検査の実施も行い、また栄養サポートチームによる患者への栄養サポートを実施していると聞いております。先日は、摂食嚥下障害に取り組んでいる病院として、輪島病院が厚生労働省のヒアリングを受けたとも聞いております。まず、輪島病院のそれらの取り組みについて示していただきたいと思います。

 また、本市におきましては、もう既に高齢化率が40%を超えております。あわせて、介護保険法の改正によって、今後は要介護2以下の高齢者は在宅での生活が余儀なくされることが予想されます。在宅介護のみならず、24時間巡回型訪問介護や訪問看護や夜間診療を求める声がますますふえることと思います。

 全国各地においては、もう既にそのことを見据えて、さまざまな地域医療の取り組みなされております。市内においては、開業医が年々減少し、入院施設を持つ病院は輪島病院だけとなっております。在宅患者への医療サービスの提供は極めて厳しい状況かというふうに思います。

 そこで伺います。これからの輪島において、医療の基幹的役割を担っている輪島病院が、訪問診療を初めとして、患者さんの包括的なケアに対しての中心的役割を担う必要があろうかと思います。これまでも健康推進課内に地域包括支援センター、また病院内には地域医療連携室を設け、それなりの対策を講じていることは私も承知をしております。

 私の案でありますが、新たに地域医療・介護連携支援センターを開設し、そのセンター長に輪島病院の院長がつき、開業医や歯科医師及び歯科衛生士、また各介護事業所や健康推進課並びに社会福祉協議会などの関係機関が連携して地域の医療・介護の充実を図ることが必要だろうと思います。

 輪島病院と開業医や歯科医とは、これまで以上に緊密な連携を図ることは言うまでもありません。お互いの存在意義を認めた上で、お互いの足りないところを補いながら、医療サービスの提供をしていくことが大切かと思います。

 輪島病院では、毎週木曜日に町野で歯科診療をしている広江先生や歯科医師会の会長をしております矢間先生とこれまで何度かこの問題について懇談をする機会をいただきました。このお2人とも口腔ケアの重要性について語っており、これまでも情熱を持って取り組んでいることに対しましても、私自身、本当に感動を覚えた一人でもあります。

 今現在、輪島病院では歯科衛生士の常勤は1人だと聞いております。病院内に歯科口腔外科の設置も視野に入れながら、今後は歯科衛生士の増員や訪問看護師や訪問介護士の方にもこの口腔ケアの技術研修を行うなどのスキルアップも必要ではないかなというふうに思います。

 在宅や施設入所者の口腔ケアの充実を図るだけでも、さまざまな病気の予防にもなります。現代では、タブレット端末の利用などによって、患者さんの画像を現場から転送することによって、そんなことも容易になっていることから、訪問看護師やケアマネジャーから情報をもらって、指示を出すことも可能になります。

 今、輪島病院が取り組んでいることに加え、医療と介護のさらなる連携を強化することによって、在宅の患者さんや施設へ入所されている患者さんの短期での入退院を繰り返すことに対する予防にもなり、医師の皆さんも、結果として高度医療に専念できるのではないでしょうか。

 輪島市が受け入れている研修医についても、どんどん在宅のほうに対する訪問診療に出ていただく。そんなことがこれからの地域医療の大切な仕事ではないかというふうに思います。

 もう一つ重要な問題があります。医薬分業が実施されて、もう久しいわけでありますが、実態は、その患者さんの薬の重複や飲み忘れを含めたことが医薬分業によってできるという想定のもと行われてきておりますが、実態は、必ずしもそうはなっておりません。この際は、調剤薬局や調剤薬局に勤める薬剤師さんも巻き込んでの取り組みが必要であるかというふうに思います。行政当局や関係する多くの職種の専門職とも連携しながら、地域医療・介護の充実に輪島病院が中心的役割を担う、そんなことに力を注いでいただきたいというふうに思います。

 これまで何点か提案してまいりましたが、輪島市民の誰もがいつでもどこにいても医療や介護でのケアを受けることができ、安心して暮らせるまちづくりをすることが求められていると思います。この地域医療・介護連携支援センターなる組織については、新年早々から準備を始め、27年度当初から開設できるような必要があるかというふうに考えますが、この辺についてのお考えを伺いたいと思います。

 次に、教育問題について伺います。

 先月開催された「学校力&親力向上セミナー」に私も参加させていただきました。今年度の統一学力テストの結果についての報告や、それに対する取り組み状況の説明がありました。改めてその内容を要約して説明をお願いしたいと思います。

 そして、その後に「自らの人生を切り開く力を培う体験学習」と題しました福岡女子大学の和栗准教授の講演がありまして、私も印象深く聞いてまいりました。何かというと、学校現場では真に社会に必要とされる、また真に社会が求めている教育が行われていないとずばり鋭い指摘をされておりました。

 実は、このような取り組みを一昨日、金沢高校でも行われております。サイバーステーション社長が金沢高校で講演した内容も、「社会人として求められるもの」の演題で、内容は社会に必要な人材、高校生活をどう過ごすかについて話されたようです。私は直接聞いてはおりませんが、この主催は石川県人材育成推進機構(ジョブカフェ石川)です。このことも、まさに和栗准教授の指摘することとマッチした取り組みのように思います。

 社会に必要とされ、真に社会が求めている教育は、私は義務教育課程でも必要であるというふうに思います。少子化が進む中で、市内の高校は、もう既に競争倍率1倍を切っており、子供たちの中には、残念ながら競争本能を失っている児童・生徒がふえているんじゃないかと思います。

 この輪島市内においても、経済状況は極めて厳しく、疲弊した状況が長く続いており、子供たちにとって、将来の夢や目標を立てにくいのが現状かと思います。

 そこででありますが、学校の授業の中で、経済界で輪島出身の方も全国的に活躍している方もおいでます。輪島市内でも頑張っている経済人もおいでますし、アスリートの方々も多くいます。そんな方々のみずからの実体験を子供たちに話す機会を提供すればどうでしょうか。生きた教材を提供してこそ、子供たちももっと自分の目標を立て、いろいろなことに意欲を抱くんではないでしょうか。

 ちょっと教育現場の皆さんにとっては厳しい意見かもありませんけれども、生きているというか、本当に社会が求めている人材教育、そういうものについて、教育委員会としてどういうお考えをお持ちか伺いたいと思います。

 先日、私もこの講演を聞いた後に思ったことなんですけれども、当日はいろいろな催しもあったんでしょうが、教職員の方や保護者の方の出席がこれまでになく少なかったのが、もう極めて残念でありました。このことも申し上げておきたいと思います。

 次に、昨年の12月議会にも指摘、提案をさせていただきましたが、学校教育の中で、タブレット等を利用した反転教育の実施についてであります。

 もう1年たつわけでありますが、いつごろを目途に採用をする予定なのかを伺いたいと思います。

 少子高齢化はどこの地方でも同じ問題を抱えています。子供たちへのいい教育機会の提供は、1日でも1年でも早いほうがいい。少なくなったとはいえ、将来の輪島市を担っていくであろう子供たちに、今こそ教育面での投資が必要であると思います。昨年末とは一歩進んだ答弁を期待いたしたいと思います。

 きょう未明からノーベル賞の授賞式が行われております。女子が教育を受ける権利を求めて活動しているパキスタン出身のマララさん(17歳)がノーベル平和賞を受賞しました。男女問わず平等に教育を受けれる環境にある輪島の子供たちにとって、こういう世界じゅうには教育を受けれない子供たちがいっぱいいることも認識していただいて、今しかできないことを全力で挑戦をしていただきたいというふうに思います。

 もうことしもわずかとなりましたが、ことし1年、市民の皆さんにとりましては大変厳しい1年であったかと思います。来る新年が、北陸新幹線金沢開業やNHK朝の連続テレビ小説「まれ」の放映なども効果も期待できると思います。

 また、時を同じくして、輪島市においてもキリコ会館や輪島塗会館もオープンすることとなります。そのことを最大限に生かして、より活気のある輪島市になりますことを念じまして、私の質問を終わります。



○議長(中谷達行君) 教育長吉岡邦男君。

     (教育長 吉岡邦男君登壇)



◎教育長(吉岡邦男君) 坂本議員のご質問にお答えをいたします。

 質問の大きな2番目の教育問題の初めでございますが、今年度の市内小・中学校の統一学力テストの結果について示せというお尋ねでございます。

 輪島市教育委員会は、平成23年8月に輪島市学校教育振興基本計画を策定いたしましたその時点から、児童・生徒の学力向上を喫緊の課題の1番目として力を注いできております。

 今年度4月に実施いたしました全国学力・学習状況調査における教科ごとの結果につきましては、去る11月15日に行われました「学校力&親力向上セミナー」でお知らせいたしましたように、小学校6年生の正答率は、県平均と比較いたしますと、国語科は3ポイントから5ポイント上回り、算数科におきましても、県平均を二、三ポイント上回っておりまして、ここ近年は小学生の学力につきましては、順調に推移していると思っております。

 が、しかし一方、中学校3年生では、国語、数学ともに県平均を9ポイントから12ポイント下回り、依然として厳しい結果であります。このことから、輪島市の学力向上の課題は、中学校での学習の大幅な改善を図ることととらえております。

 そのためには、中学生のテスト結果の数字の現実をシビアに受けとめ、点数の結果と生徒の学習状況を分析して、課題となりましたところの学習意欲の喚起、家庭学習の質と量、ゲームやテレビ、インターネット、メールに費やす時間、学校における授業力向上など、改善すべき点を学校と家庭が一緒になって生徒を指導し、一層の学力向上につなげていく必要があると考えております。

 また、学習意欲を持たせるため、道徳教育を充実させ、自己肯定感、いわゆる自尊感情をはぐくむことについて力を注いでいきたいと考えております。

 次のご質問でございますが、反転授業や土曜授業等を含めました来年度の取り組みについてお尋ねでございます。

 子供たちがグローバル化が急激に進むこれからの知識基盤社会を生き抜いていくためには、学びを支える道徳心や健やかな体を養い、確かな学力の定着と個の学力を活用した汎用的能力の育成が必須の思考スキルとなってまいります。こうしたことをかんがみ、今年度スタートいたしました補充学習と発展学習をするための土曜授業の中身の充実と、特に中学校における先生方の授業力の向上、そして地域挙げての生徒の規律規範意識の向上やスポーツ推進室等と連携した運動能力の育成等が重点施策として挙げられます。

 議員のご質問の中にありますタブレット等を活用して、家庭で十分な予習をして登校し、学校ではわからないところを個別に先生から習うという理想的学習形態であるいわゆる反転授業につきましては、輪島市の児童・生徒の学習習慣や学習状況、つまり学びっぷりの実態とその効果等を十分に検証した上で、情報端末を導入することも視野に入れて検討してまいりたい、このように考えております。

 以上であります。



○議長(中谷達行君) 病院事務部長。

     (市立輪島病院事務部長 井上 治君登壇)



◎市立輪島病院事務部長(井上治君) 医療と介護の連携について質問をいただいております。

 最初に、輪島病院の口腔ケアや栄養サポートチームの取り組みを示せというご質問でございます。

 患者さんは、口腔機能が低下いたしますと、歯周病や飲み込む力の低下により、誤嚥性肺炎や感染症などのリスクが高まりますので、口腔ケアは入院患者に対する重要な看護ケアと位置づけられております。

 輪島病院では、平成15年から歯科医師の支援を受けまして口腔ケアの取り組みを開始をしております。平成23年度からは、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、歯科衛生士、言語聴覚士による栄養サポートチームを設置し、患者の口腔内清掃、栄養管理、飲み込む機能の訓練など、チームによる総合的な取り組みを実施しております。

 この取り組みによりまして、口から食べる喜びを取り戻すことや、誤嚥性肺炎、口内炎、口腔乾燥など合併症が減少することで、患者さんの口腔機能や栄養管理が適正に保たれ、早期回復による在院日数の短縮など、効果が得られております。

 また、退院後においても、適正に口腔ケアが維持されるよう、施設の担当職員、在宅を担う看護師及び介護職員とのカンファレンスを実施するほか、訪問診療を行う歯科医師との連携を図っております。

 次に、介護保険法改正等、医療、介護の連携がますます必要というお尋ねをいただいております。

 地域医療・介護総合確保推進法が制定をされ、在宅医療、介護の連携及び病院完結型から地域完結型医療への変革が求められ、在宅医療、介護の一体的なサービス提供体制の構築が求められております。

 平成30年度からは、地域支援事業の中で医療・介護連携の事業が必須事業となることから、今年度は県内で本市を含めて6市町がモデル事業として、連携体制構築のための取り組みを始めております。

 具体的な事業内容といたしましては、医療と介護の橋渡しを担うコーディネーターの配置、医療・介護の他職種によるケアチームの形成、そして3つ目が地域住民への啓発でございます。こういった事業の計画をいたしております。

 輪島病院での医療と介護の連携について説明をいたしますと、患者さんで在宅でのサービスが必要なケースにつきましては、地域医療連携室のソーシャルワーカーがコーディネーターとして包括支援センターやケアマネジャーなどの関係者と連携をし、サービスの調整を行っております。

 また、本市では、医療と介護の連携のため「わじまケアネット」を他に先駆けて設置し、医療と介護関係者の顔の見える関係を構築しており、さらに今年度から開始された「診療情報共有ネットワーク事業」を活用し、開業院との連携強化を図ってまいりたいと考えております。

 このように、既存の体制を強化・再構築し、今年度のモデル事業を通して、本市の現状と課題を明確にした上で、地域において医療と介護の一体的なサービスが受けられる体制の整備のため、拠点となる在宅医療・介護支援センターの設置について検討してまいりたいと考えております。

 次に、医薬分業の実効性についての問題についてご質問いただきました。

 市内には13の調剤薬局があります。市内開業医で院外処方を行っておりますのは、門前地区3診療所、町野地区1診療所、輪島地区では1診療所となっております。

 医薬分業に期待されましたのは、薬の重複投与の予防や服薬指導によって飲み残し薬などが整理をされ、薬剤費の低減を図るところでありました。現状は、居宅での薬剤管理に課題が残っていると考えられております。

 輪島病院では、在宅の服薬管理が必要な方には、退院前に調剤薬局の薬剤師が参加するカンファレンスを実施し、定期的な薬剤師の訪問指導を依頼するなどの連携を図っており、院内での研修会を開催する際にも、調剤薬局の薬剤師や介護職員など多職種に広く参加を呼びかけ、顔の見える関係の構築に努めております。

 今後もこのような取り組みを継続することで、市民の皆様方が住みなれた地域で安心して在宅生活が送れるよう支援を行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(中谷達行君) 17番坂本賢治君。

     (17番 坂本賢治君登壇)



◆17番(坂本賢治君) 若干再質問させていただきます。

 教育長、先ほど私提案いたしました全くの外部講師、経済界とかアスリートを含めたみずから実践している、そういう外部講師を通常の授業なり、あるいは土曜授業の中で採用できないかという問題について、ちょっと私、事前の通告が悪かったのかもしれませんけれども、その辺についてどうお考えか、改めて伺いたいと思います。

 それと、医療と介護の連携につきまして、実は私もこれ、事前通告の段階で、私の思いは輪島病院長にお願いしたいというふうに思っていたんですが、通告ミスから、事務部長から今、もろもろ説明をいただきました。おおむね共通認識を持っているというふうに思いますけれども、この際、全てを総括している市長に1点だけ伺いたいと思います。

 平成30年度には地域医療・介護連携がもう必須となっているという今、答弁もありましたけれども、30年まで待つという意味じゃなしに、検討だけにとどめずに、先ほども申し上げましたように、年明けから準備に入り、平成27年度当初からしっかりとした顔の見える関係を輪島病院に地域医療・介護連携支援センターを設けて、品川院長みずからがセンター長に就任し、そしてその下にいろいろな関係各団体、行政当局ももちろん入ったトータルで輪島市の医療と介護を補足できる、そういうものが必要かというふうに思いますけれども、その辺について、市長から輪島病院も含めて、それで行こうと言えば、私はなるのかなというふうに思いますが、どうお考えでしょうか。その辺を伺っておきたいと思います。



○議長(中谷達行君) 市長。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 坂本議員の再質問についてお答えをいたしたいと思います。

 高齢化率の高まり、そしてそれぞれテーマとしてといいますか、将来のあるべき姿ということで、できるだけ住みなれた地域において、そこで暮らし続けるために、この地域医療ということについて、非常に大切にしてきたつもりではあります。

 その意味で、健康推進課の中にそういったいわゆる保健師の存在というものを重要視をして、人材の確保、そんなことにもかなり積極的に取り組んでまいりましたし、病院の中では、院長は外科部門ということで、院長をその中心とするのではなくて、別のいわば非常に意欲の高い、そして輪島病院の院長と比べて、これは何の遜色もない、かつて済生会病院において院長を経験してきた東福ドクターを中心として、地域医療の連携であったり、地域にどんどん出向いて、直接医療を行うという体制で今日までやってきたところであります。その意味では、今、新たに病院の中にそういったものを設置する、しないという名目的なことよりも、実質的にはかなりその作業というのは綿密に進んでいることであろうというふうに考えております。

 したがって、ご提案いただいた部分につきましては、これはまた病院の中でさらにそうした問題を含めて、そして病院と健康推進課、さらには市内の各医療機関、そういったところの協議も含めて検討をしてまいりたいということでありますので、したがって来年4月からこれでどうだということには現段階ではお答えをすることにはならないというふうに考えております。ご理解のほどお願いします。



○議長(中谷達行君) 教育長。

     (教育長 吉岡邦男君登壇)



◎教育長(吉岡邦男君) 坂本議員の再質問にお答えをいたします。

 子供は、憧れの人間を想定して育つものでございます。そのとおりでございます。そこで、このような外部人材を学校等に招いて、子供に話をその人間の生き方について聞かせるというのは大変大切なことで、例えば門前中学校では、ハイディワイナリーの社長の高作社長を呼んで、1時間講演をしたり、あるいは看護について、専門家、名前忘れましたけれども、そういうことをやっております。また、どんどんこういったことを、スポーツの選手も、例えばサッカーのこの前いらっしゃった何とかという方もおられますけれども、そういった方々の話を聞くような機会を設けていきたい。

 ただ、土曜授業等にということでございますが、教育委員会といたしましては、土曜授業の年間30時間というのは、これは先ほど申し上げましたように、子供の補充学習と発展学習、つまりどこかでつまずいている子供について、その補充学習をして、そして月曜から金曜の授業の中でうまく進んでいかれるように、その子供が進めるようにということを考えております。また、発展学習につきましては、さらに知的背伸びをするような児童・生徒につきまして、もう少し高い程度のものを教材を与えるとか、そういうことに土曜学習の目的を持っていっておりますので、土曜授業の中では、このことについては行わない。しかし、そういうすぐれた人材を子供の前に見せて、その生きざまを語っていただくという、こういう教育活動は今後とも進めていきたいと、このように思っております。



○議長(中谷達行君) 12番椿原正洋君。

     (12番 椿原正洋君登壇)



◆12番(椿原正洋君) それでは、私も12月議会、質問させていただきます。

 質問の前に、現在、衆議院選挙が実施されております。我が自民党は、政権公約の一つとして「地方創生」を掲げてはおりますが、地方がこれは主役の社会をつくり、「まち・ひと・しごと」、創生の好循環を確立し、個性豊かで魅力ある地域社会づくりをすると声高らかに宣言いたしております。決して3年前に戻ってはいけないとの思いがあります。自公政権下以外では絶対実現不可能かというふうに思っております。

 そして、地方創生の中身を見ますと、やる気のある、志の高い地域自治体を国家戦略特区における地方創生特区として指定し、地域の産業や雇用を創出するということを明言いたしております。

 したがいまして、輪島市も、輪島塗といった特色のある産業や自然環境・伝統文化・食などを生かしたまちづくりを早期に提案し、推し進めることが肝要であります。決して2番目でなく、1番手で進めることが私は重要ではないかと思っております。

 今回、質問原稿に向かって、私なりの1年の締めくくり質問をと考えており、頭の中には子育て、医療・介護・福祉、交流人口の拡大、産業振興、企業誘致、行財政改革、少子高齢化、過疎対策、防災、インフラ整備などなど、いろいろな思いがありました。それに加え、17年間片時も忘れず武道館の思いを思って締めくくり質問をしようと思いましたが、やはりここは輪島塗オンリー、3点で質問させていただきたいと思います。

 まず1つ目は、三つ目の世界遺産登録を目指して再度行動を起こしていただけないかということであります。

 先日来から、まれ効果、いろいろ期待される中、輪島塗をユネスコの無形文化遺産登録に向けて、再度この機運を盛り上げていただきたいとな思っております。

 最近、和食の認定や和紙の3産地がユネスコに登録されました。日本という代名詞をいただいている漆器が、いまだ登録から大きく外されているというよりは、外されているんじゃないかなと思うくらい私は遠のいているんじゃないかなと思っております。漆器の中で唯一、輪島塗技術保存会が国指定されております。登録要件においては、何一つ私不備はないと思っております。あとは情熱だけだというふうに思っております。

 来年度、北陸新幹線金沢開業や連続テレビ小説「まれ」の放映などがあり、輪島市は交流人口拡大に向け必死に取り組んでおられるその姿、大変評価いたしておりますが、「まれ」効果でこの輪島が注目されている中で、輪島塗をもう一度土俵に乗せて取り組みをされてはどうかということです。業界初め、機運を盛り上げるために、再度行動を起こしていただきたいと思っております。

 数年前ですか、世界無形文化遺産登録に向けた輪島塗のシンポジウムが開催されたと記憶いたします。一時、市役所にも懸垂幕が掲げられたかなというちょっと記憶をいたしておりますが、定かでありません。いま一度、そのときの情熱を呼び起こし、根気強く取り組んでいただきたいと思っております。

 私は、世界登録遺産登録というのは、単なる認定、登録ということでなく、輪島市が輪島塗を今後永遠に守り受け継ぐ貴重な財産であり、地域振興の私はかなめになってくるというふうに思っております。

 「あえのこと」のように、米をつくる農家がみんなで集まってあえのこと神事を継承しつつ、米のブランド化を図り、地域振興に貢献されようともしております。したがって、「あえのこと」、「世界農業遺産」に加え、輪島塗が輪島で3番目の世界の遺産に認定されることを願うばかりであります。

 さらに、「アマメハギ」も青森の「なまはげ」ですか、こういったものを中心に世界遺産登録に向けて検討されているようであります。このようなことが実現されれば、人口割から比較して、日本で最多の世界の遺産の認定地になる、そういった勲章もいただけるんじゃないかと思います。ひょっとしたら、3つじゃなく、4つになる可能性も私は大であると。

 ちなみに、石川県の人間国宝は、漆芸、陶芸、金工、木工芸などありますが、9名程度おったと思います。人口100万に当たって7.74人と、日本でも一番であります。全国平均5.4人を大きく上回っておりますが、しかし、国宝、物ですね。物となりますと、全国指定が1,000を超えるのに、石川県は2点しかございません。地方自治体の文化行政が弱いとの指摘もございますが、何とか世界認定に向けて、ぜひ行動を起こしていただきたいと思っております。

 2点目でありますが、東京五輪・パラリンピックについて2点質問させていただきます。

 石川県が設置した東京五輪・パラリンピック関連事業推進本部会議と連携して、全庁的な取り組みが輪島市でできないかということございます。

 石川県は、11月20日に「選手強化・事前合宿誘致」、「海外からの誘客促進」、「伝統工芸品の活用」の3本柱で情報収集や魅力発信に取り組むとし、谷本知事が本部長となり、東京五輪・パラリンピック関連事業推進本部会議を設置いたしました。事前合宿については、もはや既に来年1月に応募要項が示されるところであり、4月からは候補地の受け付けがされるというようなことであります。

 前回質問時のときには、石川県の体制待ちとのご答弁でございましたが、もう目前に迫っております。輪島市としても、いち早く情報収集に努め、早く取り組めるよう体制を整えておくべきではないかというふうに思います。

 1つには、国内外チームの合宿場所として、合宿誘致を取り組めないかということです。

 輪島は、長年継続して行っている全日本の競歩やトランポリン大会など、全国的な規模の高いが開催運営できる場所であります。競歩もトランポリンもオリンピックの競技種目であります。また、先日のオリンピック関連報道では、ソフトボールも復活されるような気配であります。ぜひ国内外の代表チームの事前合宿場所として輪島を広く利用していただけるような受け入れ態勢整備していただきたいと思います。

 2つ目には、輪島塗を東京五輪・パラリンピックに活用できないかということです。

 ご承知のとおり、日本を代表する工芸というのは漆器であります。漆器イコールjapanというふうに言っております。この中で、日本の代名詞と言われるのは、私は輪島塗につながってくるんじゃないかと思っております。

 世界各国から参加される選手や競技役員並びに来賓や高額寄附者などに輪島塗を活用していただける場面が必ずあると思います。石川県などと連携し、積極的な情報収集に努め、導入に向けて努力をお願いしたいと思います。

 この件については、数度となく質問をさせていただきましたが、石川県が県内の伝統工芸品の活用を決めたことから、私は即座に対応すべきであります。

 先日、この件に関しての質問が県議会でなされました。オリンピックの役員、関係者には、県関係ゆかりの先生方がたくさんおられるということであります。ぜひ人脈を生かして取り組みをされていただきたい。

 一部報道によりますと、漆器組合さんも既に行動に移しているということであります。

 いずれにせよ、石川県と親密な連携が必要であります。ぜひこの自民党政権下の中で取り上げていただけるよう、私も最善の努力と汗をかきたいと思っております。輪島市もご支援をお願いしたいというふうに思っております。

 最後に、輪島塗の販路開拓の支援についてでありますが、後方支援体制の整備でございます。

 4カ年にわたる「漆の香る事業」、私は町なかを中心とした飲食店や宿泊施設などに輪島塗の器やテーブルなど、よく目にするようになりました。そして、輪島市も、輪島塗を使用した店舗などを紹介するなど、積極的な支援に大変感謝いたしております。

 さて、本題に入りますが、個人の事業主や小さい職場といいますか、職人さんたち、非常に困っていることが1つあります。個人的なつながりなどで新商品などが消費者とか企業と結びつくことが多々あります。しかし、その後の進展がなかなか目に見えていないというのが非常に苦労しているということでございます。

 職人さんたちが企画開発した商品を販売ベースというか、商売ベースに乗せることへの手だてというか、いろいろな申請やら事務手続き、煩雑なことが多いと思います。なかなか職人さんたちの手では解決できないことが結構ございます。したがいまして、石川県、輪島市、ISICO、県工業試験場、それから漆器組合などなどで第三セクター方式を用いて支援センター的なものを設置して、そういった後方支援を取り組めないかということであります。何とぞお願いしたいと思います。

 また、あわせてですが、できれば補助事業ばっかりに頼るわけではないんですが、余り高額な補助事業ということよりも、商品開発の職人さんたちも含めてですが、商品開発のリスク軽減ということで、10万円、30万円程度の市単独の事業として、できれば申請用紙2枚程度で終わるような計らいをお願いできないかというふうなことも思っております。

 最後ですが、前日、西議員のことしの締めくくりと来年への思いを市長は「まれ」と一言で表現されました。私も同感であります。

 私にとっては、武道館建設は望みであります。市長の「まれ」とあわせると「希望」になるというふうに思っておりますんで、希望を捨てずに、来年度以降頑張りたいと思います。

 終わります。



○議長(中谷達行君) 市長梶 文秋君。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 椿原議員のご質問にお答えをいたします。

 最初に、世界遺産登録を目指して、もう少し機運を盛り上げ、輪島塗の発展のために努力をすればどうかということでありました。

 輪島塗のユネスコ無形文化遺産登録に向けた活動については、平成20年に機運醸成と市民の皆様方の理解を深めるという目的で無形文化遺産フォーラムを開催をいたしてまいりました。それ以降、国の提案方針や国家間の提案ルールの変更、つまり文化庁のほうでは、全国の重要無形文化財、それぞれの技術保持団体、これを文化庁が認定登録をしたその順番に合わせて、ユネスコのほうへ候補として提出をしていると、そういう方針になりましたと。そして、その中では、非常に世界いろいろな国々からの申請件数が圧倒的に多いということもあり、そのことを理由として、それぞれの自治体で大きな動きは控えるようにという、そういうことがありました。

 しかし、このことを文化庁の言うとおり守ってまいりましたけれども、当初の予定よりも結果として大幅におくれただけではなくて、先行きが見えないほどの状況となっているというのは、極めて残念だと思っているわけであります。

 近年では、早期登録のための大々的な運動については控えつつも、情報収集などでその動向を探ってきたところであります。

 文化庁によりますと、重要無形文化財に指定されている輪島塗については、必ず将来登録されるであろうとのことでありますけれども、さまざまな情勢変化に翻弄されたあげく、提案してくれないんではないかという、そういった危惧も多くの方が抱いているのではないかというふうに思っています。

 こうした状況の中で、輪島塗は木地から加飾まで、他の産地とまた違った日本の伝統的な漆器づくりということを今でもかたくなに守っている産地であり、その点が評価をされ、後世に残すべき重要無形文化財、輪島塗技術保存会が指定をされたということでもあり、漆器の分野では輪島塗だけでありますので、輪島塗の存在は日本の漆文化そのものであると、そういった自負心も持ちながら、今後も輪島塗の重要性を広く印象づけつつ、これが日本の漆文化だというふうに考えながら、今後とも努力をしてまいりたいと、そのように考えております。

 ユネスコの示す登録条件については、これは当然でありますけれども、地元での保護措置が十分に図られているのかどうかということが大きな条件になってきます。その意味では、漆の香るまちづくり推進事業における飲食店、あるいは宿泊施設への漆器購入助成ということも行いながら取り組んできたというのは、まさしくそのことが理由でもあります。

 講演会開催みたいな単発的な取り組みだけではなくて、産地全体として漆器の振興というものを盛り立てていくということが、結果的にユネスコの登録に結びつく近道であろうと考えております。

 この間、和食が登録され、そして日本文化を象徴する和紙といったものが登録され、その延長線上に輪島塗といったことも視野に入れながら、これからも取り組んでまいりたいと思いますが、一部では日本の漆器産地全体を集約して登録に向かえばどうかといったご意見もあるということなども先般報道にもありましたけれども、そういった動きも含めて、地元の漆器産地、業界として考える問題と行政の立場と、そこはしっかり連携してやらなければと考えておりますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。

 次に、オリンピック・パラリンピックにおいて、少し動く必要があるのではないかというご質問でありました。

 輪島市といたしましては、2006年のバレーボール世界選手権におきまして、フランスのチームについて事前キャンプ地として国際大会のそのキャンプの受け入れをしてきたという実績があります。したがって、条件さえ合致すれば、その候補地として要件を満たすことは、施設も含めて十分考えられるところであります。

 そこへ、このたびソフトボール、あるいは野球初めといたしまして、これまでオリンピックから外されてきた競技についても復活できるという朗報もありました。こうしたことも総合的に含めて、事前キャンプの候補地として取り組む必要があると思いますけれども、その候補地として各国へ紹介されるには、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の組織委員会のほうへ2018年7月末日までに意思表明申請書を提出する手続が必要となっております。その応募要項につきましては、来年、年が明けて1月15日に発表されるということでありまして、現在のところ、詳細な要件等についてはまだ掌握いたしておりません。

 そこで、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のスケジュールについて見てみますと、来年1月下旬ごろに、まず都道府県を対象とした説明会を行うと。そして、2月の下旬に市町村を対象とした説明会を開催するということになっております。今後は、こうした情報収集に努めながら、石川県や競技協会などと十分に相談をしながら、受け入れの可否について検討、取り組みをしてまいりたいと思います。

 次に、この東京オリンピック・パラリンピックに輪島塗を活用できないかということであります。

 このことにつきましては、ことしの春から議員のご協力のもとで、輪島漆器商工業協同組合と連携をしながら、見本品の制作などに取り組んで、7月以降、自民党のオリンピック関係者や石川県に複数回にわたって訪問をし、メダルの収納箱や記念品など、見本となる作品の提案を行ってきたところであります。

 このたび、石川県がこうした東京五輪・パラリンピックの開催効果を石川県内に呼び込むために、全庁的な組織を立ち上げて、伝統工芸品の活用についても検討を始めたということについては、大変心強く、輪島塗にとっても、その大きなチャンスがあるものだと考えているわけであります。

 したがって、本市といたしましても、この好機を逃すことがないよう、今後さらに一歩踏み込んだオリンピックに特化したオリジナルで実現可能な見本品の作成などの支援を行い、japanと呼ばれる漆器のよさ、輪島塗のよさを広くPRをしなければと考えているところであります。

 ただ、メダル入れのケースなどでも、非常に単価が高くなって、メダルの価値を、その中に入れるにしては、極めて高価なものになりそうでもありますので、そういったことも含めて対応しなければと考えているところであります。

 また、輪島塗の販路開拓支援の問題につきましては、ご質問は漆器商工課長より答弁をいたさせます。

 私のほうからは以上であります。



○議長(中谷達行君) 漆器商工課長。

     (漆器商工課長 坂口 勇君登壇)



◎漆器商工課長(坂口勇君) 質問の3番目、輪島塗の販路開拓に係る後方支援体制の整備についてお答えいたします。

 漆器業界の厳しい状況を背景に、従来の塗師屋からの仕事だけに頼るのではなく、職人を初めとした個人事業者が新たな商品の企画開発や販売活動を行おうとすることがふえてきております。

 しかしながら、議員ご指摘のとおり、販売などの経験が少ないことから、せっかくよいアイデアがあったとしても、なかなかうまく事業化に結びつかないというのが現状であります。

 本市といたしましては、そうしたことも踏まえ、輪島市中小企業等産業育成支援制度を設け、新商品などの研究開発や新商品などの販売促進費、それから新規開設準備費に対し助成を行っているところであります。

 ちなみに、本年度は6件の新規申請があり、うち5件を採択いたしております。

 また、この審査に当たりましては、公益財団法人石川県デザインセンター及び公益財団法人石川県産業創出支援機構、いわゆるISICOでございますが、こうした団体などから審査員を派遣していただき、事業者に対しデザインや販路拡大に対するアドバイスなども行っているところでございます。

 また、本年6月には、ISICO内に石川県よろず支援拠点が設置され、小規模事業主に対し各種経営相談や支援を行っております。

 したがいまして、こうした制度をこれまで以上に積極的に活用していただき、新たな商品開発や新たな起業につなげていただければと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。



○議長(中谷達行君) 2番森 裕一君。

     (2番 森 裕一君登壇)



◆2番(森裕一君) それでは、本市議会定例会におきまして、自民党輪島支部並びに拓政会の一員として、市長並びに関係者に質問させていただきます。

 さて、質問に入ります前に、11月21日の衆議院解散を受けて、12月2日の公示以来、選挙戦も終盤を迎え、きょうを入れても残り3日間となっております。

 自民党安倍政権の2年間、アベノミクス効果により日本の景気は大きく回復してきました。しかし、まだまだ景気回復の波が我々の生活しているこの地まで来ているという実感はありません。今地元の北村しげお候補は、「地方の元気なくして日本の活力はない。地方の元気を取り戻し、豊かなふるさとづくりを」と訴えて、この冬空の荒天の中、精力的に運動をしております。ぜひともこの選挙戦を勝ち抜き、安倍政権が最大の課題としている「元気で豊かな地方の創生」を実現されんことを祈念しております。

     (「そうだ」というものあり)



◆2番(森裕一君) 一方、先月22日の22時8分、長野県北部で最大震度6弱の地震が発生しました。翌日のテレビ映像による倒壊した家屋等を目にしますと、能登半島地震の当時が思い起こされ、心が痛みました。

 本格的な冬を迎えようとしている200人近くの方々が避難生活を強いられているとのことであり、一日も早い復旧復興を祈るものであります。

 それでは、通告に従いまして質問に入らせていただきます。

 早いもので来年3月25日で、先ほども触れました能登半島地震から丸8年を迎えようとしております。この夏の8月13日には、總持寺祖院太祖堂復旧の落成を祝い、道下地区のたいまつ行事にあわせて、能登半島地震からの復興感謝の集いとして、1万発もの花火や、地元のボランティアによる明かりのオブジェ等が催され、大勢の人でにぎわいました。その会場となりました道下グラウンドゴルフ場のことで1つ目の質問に入りたいと思います。

 ご存じのように、このグランドゴルフ場には、能登半島地震による家屋の倒壊などによる避難生活者のために仮設住宅が150戸建てられ、家屋の再建がなされる2年間の間、避難者の生活を支えてきました。その後、仮設住宅は撤去されて、芝生の復旧がなされたのですが、植栽された芝生の種類の違いによるものなのか、現在、グラウンドゴルフ場として使用されておりません。利用者や地元の方から改良を望む声が聞こえてきますが、今後どのようにお考えなのかをお尋ねします。

 このグラウンドゴルフ場に関しまして、もう一点お尋ねします。それは、このグラウンドゴルフ場西側の国道沿いに土盛りされて海岸を見渡せる場所にある「絆の木道」についてであります。

 この「絆の木道」は、石川県内で2カ所目のインディペンデントボードウオーク、これは車いすの方も散策できるような板張りの小道でありますが、インディペンデントボードウオークとして、もう一点は震災からの復興の象徴として整備されたものですが、近年、板の腐食等により、歩行に際し危険な箇所が見受けられるようになってきております。ボランティアによる整備などが行われているとお聞きしますが、今後の管理について、どうなされていくのかをお尋ねいたします。

 次に、これも能登半島地震で大きな被害を受けました黒島地区に関してお尋ねします。

 この黒島地区は、江戸時代は天領として、また北前船の船主などとして栄え、その町並みは、黒がわらに下見板や格子戸といった趣のあるたたずまいで、震災の被害もありましたが、その後、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を能登地区で唯一受け、地震からの復旧復興にあわせて町並みの整備が行われてきました。平成23年には市へ寄贈された角海家の復元完了をもって、震災からの復興の一区切りとして、震災復興感謝の集いも催されました。

 しかし、現在、この黒島の町並みの中に、町並みの中心部ですが、その中に2棟の土蔵が震災以来修復されないまま取り残されております。地元の方々もどうにかならないかと困っていると聞いています。市として、どのような対応を考えているのかをお尋ねしたいと思います。

 以上で私からの質問も終わりますが、冒頭でも申し上げたとおり、地元の北村しげお候補が14日には見事な成績で当選を果たし、みずから訴えている「地方族の議員」として、地方創生に邁進し、この能登を元気いっぱいにされていくことを祈念しながら、私からの質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(中谷達行君) 門前総合支所長。

     (門前総合支所長 小谷伊佐雄君登壇)



◎門前総合支所長(小谷伊佐雄君) 森 裕一議員のご質問にお答えいたします。

 1番目の道下グラウンドゴルフ場について、仮設住宅の建てられていた部分が、復旧された芝の違いによりグラウンドゴルフ場として使用されていない状態であるが、今後どうする予定ですかとのお尋ねであります。

 仮設住宅用地として利用されていた部分を復旧したその場所の芝生につきましては、生育が悪い、土が流れる、水はけが悪いなど、幾度か指摘をいただきながら、維持管理に努め、現在は芝生広場としては良好な状態が保たれていると思っております。

 しかしながら、グラウンドゴルフ場愛好者の皆様方からは、復旧箇所は競技に適さない芝生であるとのお話も伺っております。

 芝生を一遍に張りかえするには、広大な面積であり、約5,000万円の費用を要することから、これまで同様に継続して芝生の整備を行ってまいりたいと考えておりますので、利用される皆様方のご理解、ご協力をお願いするものであります。

 次に、能登半島地震からの復旧のシンボルとして整備された「絆の木道」において、敷設された板の腐食などがあらわれていますが、今後の管理について、どのようにしていくのかとのお尋ねであります。

 「絆の木道」は、地元の皆様方や市内外のボランティアの皆様が中心となり、能登半島地震からの復興への思いや感謝の気持ちを込めて、言葉や絵をかき添え、遊歩道として設置されたモニュメントであり、本市といたしましても、この間、積極的に支援してきたところであります。

 8月13日に道下地区で行われました「松明の夕べ」で「絆の木道」を活用したキャンドルイベントの開催にあわせ、地元の有志の方々が事前に腐食した板の修繕を行ったところと伺っております。

 今後の管理につきましては、設置者であります絆の木道づくり実行委員会の皆様と十分に協議して、対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(中谷達行君) 教育部長。

     (教育部長 西畑賢一君登壇)



◎教育部長(西畑賢一君) 森議員からのご質問であります2番目、黒島地区の土蔵について、重伝建の認定を受けている2棟の土蔵について、崩壊のおそれがあるということで、その後の状況はどうなっているかとのお尋ねでございます。

 黒島地区は、平成21年6月30日に重要伝統物建造物群保存地区に選定をされまして、ことしで5年目となります。

 これまで、国の文化財保存事業を活用いたしまして、母屋や土蔵、板塀などの修理・修景を行っております。

 この間、黒島地区の皆様方のご協力によりまして、今年度までに57件の修理・修景が終了する予定であり、徐々にではありますが、天領黒島角海家を中心として北前船で栄えた町並みにふさわしい景観になっていると思っているところであります。

 しかしながら、一方では住民の皆様方の高齢化や空き屋の増加など、今後重要伝統的建造物群保存地区として保存を行っていく上での不安要素があるのも事実でございます。

 議員ご指摘の2棟の土蔵に関しましても、空き屋状態となっている家屋の土蔵でありまして、所有者の管理が行き届いていないのも実情であります。

 所有者には、土蔵の状況や国の補助事業を活用した修理についてのご説明も行ってきておりますが、それぞれの実情もあるため、現状のまま、修理を行うまでには至っておりません。

 2棟の土蔵とも、伝統的建造物群を構成する建築物としての要素はあるものの、屋根や外壁の崩落が起きるなど危険な状況であり、かつ景観を損なうおそれがあることから、改善をお願いしており、引き続き協力を求めたい考えであります。

 今後は、輪島市空き屋等の適正管理に関する条例による対応も検討していかなければならないと考えておりますが、この場合でも、仮に取り壊しとなった際には、その経費を所有者が負担することとなりますので、空き屋が管理不全な状態とならないよう、所有者において適正な管理を行うことが大切でありますので、ご理解をお願いするものであります。

 以上でございます。

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△休憩



○議長(中谷達行君) 暫時休憩いたします。

 午後は1時から再開いたします。

          (午前11時20分休憩)

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          (午後1時00分再開)

          出席議員(休憩前に同じ)

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△再開



○議長(中谷達行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△質疑・質問(続)



○議長(中谷達行君) 質疑・質問を続行します。

 13番上平公一君。

     (13番 上平公一君登壇)



◆13番(上平公一君) 自由民主党、市政会の上平です。

 今12月定例議会に当たり、市政一般について、私からも市長及び関係部課長に対し、今回も素直な心で質問させていただきます。

 2011(平成23)年3月11日14時46分、東日本大震災、その後の大津波と原発事故が起きてから4年目の春を迎えようとしています。いつの間にか被災地のニュースは少なくなり、原発の廃炉や避難区域での除染の進捗もほとんど伝えられません。悲劇の記憶が早くも風化し始めていると、被災地への関心が薄れつつある日本社会へ継承を鳴らす一方、当時、原発事故の情報が少ない中、政府による屋内退避指示で、寝たきりの患者を残し、職員の3分の2が姿を消した南相馬市立総合病院、医療に極めて強い使命感のある看護師たちの心中は複雑だったろうと脚本家、倉本さんは訴えていました。

 また、阪南中央病院の村田副院長は、「原発事故がありましたが、放射能漏れはありません」と報道される一方で、被曝しながら汚染水をふき取っている方がおられる。国の原子力政策と一体になった最大の公害であり、水俣で起きた問題が福島でも起きようとしている。後に被害が出ても、因果関係が明確でないと被害者をはね除けてきた。今回の原発事故でも、「現時点では直ちに健康に被害はありません」という言葉をよく聞きました。将来的に可能性に触れないことに不満を抱くのは当然であり、しっかりとした健康診断や医療体制をつくり、「出るはずがないのに」ではなく、「あり得ることだ」と思い、ケアに当たるべきで、過去のいろいろな被害が隠されてきたように、この福島の被害も隠されてしまうことを心配すると話しておられました。

 11月2日、3日、北陸電力志賀原子力発電所での事故発生を想定し、大規模な原子力総合防災訓練が実施されました。私も許可を得て、輪島市役所から順次、門前、志賀町福浦港及び高台の廃校で整備された放射能防護施設、また国、県、市などの関係各機関が集まり対応をとっているオフサイトセンター、志賀浦小学校児童による訓練及び警察車両を先頭にバスでの避難、赤住集会所での住民避難訓練などなど、自衛隊、消防、沖は海保、また各交差点では防護服に身をまとった警察官と多くの住民の参加もあり、本当に事故が発生したのではと錯覚させるような訓練でした。

 当日の天候は、南西の風6メートルで、海から大変強い風が吹いていました。30キロ圏内自治体が参加し、南東方面に中能登、羽咋、氷見方面へ放射能が拡散したことを想定された訓練と伺いました。

 そこでお尋ねしますが、市役所では市長を先頭に各部課長が協議をされておられましたし、オフサイトセンターでは副市長が対応に当たっておられましたが、経過報告もあわせ、総合評価はどうであったか伺いたいと思います。

 また、初日は南西の風6メートルと大変強く、海も荒れており、船での海上避難は変更となりました。訓練計画は南東報告への拡散でありました。さまざまな状況の変化を想定した訓練の必要性も十分に考えられると思われます。いろいろ問題点も浮き彫りになったと思われます。この教訓を今後の訓練にどう生かしていくか伺いたいと思います。

 また、志賀町福浦港の高台にある廃校を利用した放射能防護施設へ地元区長や関係者とともに内部に入って、志賀町の担当者から説明を伺いました。緊急時、誰がかぎを持ち、施設で何をするのか。外部との通信は一般の人は受け入れないのか。食料は、電気は大丈夫か。鉛のカーテンの効果などなど、多く尋ねておられました。

 そこで伺いますが、剱地地区で整備中であります(仮称)放射能防護施設の進捗、運用など、どういったことが考えられているのかお尋ねしてみたいと思います。

 次に、テレビ寺子屋放送の利用状況についてお尋ねしたいと思います。

 市街地のケーブルテレビの加入状況が悪く、希望者にはDVDの実費販売をしていると伺っています。せっかくの放送が有効に利用され、子供たちの学力向上に、また先生方の努力がその効果に結びついているか不安を抱いています。

 そこで質問します。さきの決算特別委員会で課長は、学力向上の直接的な効果は難しいと答弁されていますが、利用状況とその効果について、再度伺ってみたいと思います。

 また、DVDなどの販売、利用状況についても、実績の数字を挙げて説明を求めたいと思います。

 いずれにしても、学習に利用していただき、その効果がもっと出て、利用者増へとつなげていっていただき、強いて言えば、ケーブルテレビ加入促進にも結びつければと思います。

 12月2日の公示の衆議院選も、あと3日で投票結果が示されます。各マスコミでは、自民党が300議席を超える勢いだと報じています。

 地方にはアベノミクス効果が見えない中、消費増税の先送りと円安問題、閣議決定はされていますが、運用についてさまざまな議論のある集団的自衛権など、今回の選挙では争点が見えにくいとも言われています。

 私は投票を済ませましたが、初日から大荒れの天候ですので、候補者の健康と投票率も心配です。衆議院選初デビューのような当確全国トップクラスの結果を期待申し上げまして、質問を終わります。

 以上です。



○議長(中谷達行君) 防災対策課長。

     (防災対策課長 薬師富士夫君登壇)



◎防災対策課長(薬師富士夫君) 上平議員のご質問にお答えいたします。

 大きな1番、原子力総合防災訓練等について、初めに総合評価についてはどうであったか、そして問題点も浮き彫りになったが訓練をどう生かしていくのかとのお尋ねでございます。

 11月2日から3日にかけまして、国の原子力総合防災訓練が今回始めて石川県で行われ、住民及び関係機関約3,740人が参加し行われました。志賀原発から30キロ圏内である本市も、災害対策本部設置運営訓練、オフサイトセンター運営支援訓練、広報訓練、緊急時モニタリング訓練を行いました。

 また、連休にもかかわらず、仁岸地区、阿岸地区、黒島地区合わせて約120世帯、240人の皆様方にご協力をいただきました。屋内退避の訓練を行っていただきました。

 参加者の皆様方に詳細なシナリオを知らせず、住民が本番さながらに緊迫した避難訓練を行えたなど評価もありましたが、一方では、避難計画の実効性や通信連絡等に多くの課題が指摘される訓練でありました。

 しかしながら、こうした課題を見つけることができたのも訓練の意義の1つであったと考えております。

 次に、現在建設中の(仮)放射線防護施設の進捗、運営等につきましてとのお尋ねでございます。

 今年度末に完成予定の放射線防護施設は、門前町剱地にある旧剱地交流センターの一部を緊急時に即時避難が困難な高齢者、障害者等の要配慮者や近隣の住民等を一時的に屋内退避させるための施設であり、放射性物質の除去フィルターの設置や窓枠部分の改修を行っているものであります。

 運営につきましては、今後、仁岸地区の自主防災組織を初めとする地区住民の皆様方に説明を行い、ご協力をお願いしたいと考えております。

 その他の施設におきましても、円滑に避難所運営ができるよう、日ごろから訓練等を通じ、市民の皆様方への安全・安心の確保のために対応してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(中谷達行君) 学校教育課長。

     (学校教育課長 春田安子君登壇)



◎学校教育課長(春田安子君) 大きな項目2番目、テレビ寺子屋放送の利用状況について、学習での利用状況とその効果はというご質問にお答えいたします。

 ケーブルテレビでのテレビ寺子屋の利用状況についてですが、「家庭でわじまっ子テレビ塾を見た」と答えている児童・生徒につきましては、小学生45%、中学生39%という結果が出ております。

 数値としては少ないのですが、これは家に帰って自主的に視聴している子供の割合です。

 次に、DVDを使って学習を行った学校は75%で、これは主に土曜授業を活用しているほか、自習時間や放課後など、空き時間やすき間時間を使って工夫し、活用している学校もございます。

 特に、外国語活動においては、繰り返し見ることでALTの発音を確認し、通常より多く発音練習ができるという効果が得られております。

 今年度は、さらにわじまっ子テレビ塾でスタンプラリーを行い、よく視聴した子を2月末に表彰するという取り組みを行っております。

 また、DVD等の利用、購入状況はどうかというお尋ねについてです。

 DVDの利活用については、さきにも述べさせていただいたように、学校での授業のほか、地域での学習機会の拡大を図るという観点から、市内の全公民館にも配付しておりますので、今後一層の活用を図っていただくように啓発に努めていきたいと思います。

 また、このDVDはケーブルテレビを視聴する環境がない家庭向けに頒布を行っており、例えば「中学1年生・英語」のように、教科と対象学年によりまとめたものを1枚100円で販売しております。

 なお、購入の実績については、平成24年度分につきましては380枚、平成25年度分につきましては144枚となっており、申し込み1件当たりの平均購入枚数は3枚となっております。

 なお、上平議員お尋ねのDVDにつきましては、さきに述べましたスタンプラリーにおいて、過去を含めてこれまで放送してきたDVDを利活用して、学校及び家で視聴するというようなことに結びつくのではないかというふうにとらえております。

 以上でございます。



○議長(中谷達行君) 13番上平公一君。

     (13番 上平公一君登壇)



◆13番(上平公一君) 再質問をさせていただきます。

 防災課長の答弁、また学校教育課長の答弁、十分答弁としては理解ができました。

 1点だけちょっとお尋ねしてみたいなと思ったのは、原子力総合防災訓練、こういったものが今、国が主導でやるんでしょうが、今後どういった計画で、例えば年1回とか、数年に1回とかいうパターンでやっていくのか、どういったふうに形とっていかれるのか。

 また、先ほども言いましたけれども、当日は私が志賀町におったときは、先ほども言いましたけれども、南西の風6メートル、かなり波、海が荒れている状態でありました。本来なら船で避難することを想定していたんですが、道路も寸断されて、船で避難という予定でしたが、船が出れないということで、急遽バスで避難するという方向に変わって、道路が復旧したということなんだろうと思いますけれども、そういうことを考えていきますと、中能登町、羽咋、氷見への方面の今回は拡散という話でありましたが、また南西に乗ってくると、やっぱり穴水、輪島方面にもそういったものが飛散してくる、もし万が一のことがあった場合の話ですが、そういう可能性もある。今後は、そういったこともまた想定したような訓練も、県に対してでも、国に対してでも、そういったことの訓練も計画してほしいというような申し入れをするような思いがあるかないか、そういったことだけまたお聞かせできるものなら、よろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(中谷達行君) 総務部長。

     (総務部長 宮坂雅之君登壇)



◎総務部長(宮坂雅之君) 上平議員の再質問にお答えします。

 今後の防災訓練のあり方についてでございますけれども、原子力災害につきましては、広域的な被害というものが想定されますので、一自治体だけではとてもできないということで、今まで、これまで行ったとおり、県の原子力防災の関係の訓練とあわせて行うのが適切かと考えております。

 今回は、国の原子力の防災訓練でありまして、順番に原子力のある施設につきまして、国のほうで設定をして行ったものと伺っております。ということで、広域的な観点から、県が行う防災訓練とあわせて、輪島市も参加する中で行いたいということでございます。

 それから、訓練想定の問題でございますけれども、今回の原子力防災訓練につきましては、中能登から氷見のほうへ放射能が漏れるというような想定でございますけれども、これはあくまでも国の想定でございますので、県として、今後、訓練必要なところに向けてのそういった被害が生じるということで訓練想定をされるものと思われますので、そういった場面ありましたならば、私のほうからもそういった必要性について申し上げていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(中谷達行君) 1番下 善裕君。

     (1番 下 善裕君登壇)



◆1番(下善裕君) 会派勇気の下です。

 平成26年第4回輪島市議会定例会最終の質問、提案になりますが、私からは通告に基づき質問並びに提案を3件させていただきます。

 なお、さきの議員の方々の提案、発言と重複する点がありますが、あらかじめご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

 まず1点目は、地域住民の生活力維持のための施策と災害の防止についてでございます。

 さきの第3回9月議会でも触れましたが、能登の里山里海が世界農業遺産の認定を受けました。近代化の中で失われつつあるその土地の環境を生かした伝統的な農林漁業や、それらを支えてきた技術、生物多様性が守られた土地利用、文化・景観などを「地域システム」として一体的に維持保全し、次世代へ継承していくことが目的でございます。

 この「地域システム」とは、里山の暮らしと里海の暮らしが一体となったシステムのことです。

 手入れが行き届かなくなった森林や耕作放棄された田畑は荒廃し、土砂流出災害の発生源となりやすく、またイノシシはミミズやモグラなどの食料を求め、あぜや土手を壊し、決壊が心配されるような水田がよく見られます。

 林地や農地を所有する者が保全することは義務であり、これは重要な国土保全でもあります。そのことが人々の暮らしに深刻な影響を及ぼします。例としては、上流に位置する森林や農地がひとたび崩壊すると、下流域の河川や港湾、人家に影響を与え、甚大な被害をこうむってしまうような災害が全国で発生しています。ところが、今や所有者はもちろん、地域全体でもその保全活動や管理が困難になっている深刻な状況が続いています。今後も有効な手だてを模索していくことが必至です。輪島だけではなく、全国どこにでも起きている課題ですが、地方は地方ですべきことがあるはずですし、それぞれ状況や対応もさまざまです。

 そこで、これまでの取り組みも踏まえ、輪島市にはなくてならないこの里山里海に関して、いま一度行政の対応や連携はどのような状況かを伺い、今後の施策を期待いたします。

 2番目に、観光交流人口の増加と期待についての対応についてという点でございます。

 今議会でも何度も出ておりますけれども、来春、NHK連続ドラマ「まれ」の放映が始まり、もう4カ月を切っております。ロケ地である輪島市への観光客が北陸新幹線の開業とともになだれ込む期待もしながら、また一方では、受け入れ態勢の整備が気になるところであります。昭和40年ごろの能登半島ブームや平成二、三年ごろの高度経済成長期のような勢いのある観光客の伸び率を期待したいところであります。

 ちなみに、平成24年は年間101万9,800名、平成25年は年間107万8,800名、ことし平成26年も昨年並みの推移で観光客が入り込んでいる状況でございます。

 市民全体が受け入れる機運を高め、飲食施設、宿泊施設などのもてなし準備もさまざまな方法で進められているようですし、ロケ地周辺の駐車場、手洗い、休憩所等の観光客利用施設についても、地域協働で整備する必要があると思います。輪島市全体の受け入れに向け整備している施設等の進捗はどのような状況でしょうか。

 3点目になります。子供たちや障害者の社会参画や地域の取り組みについてでございます。

 近年、子供たちの地域社会へのかかわりが少なくなってきているように思えます。地域の祭りや町内会行事に参加する機会も減り、子供会の存続が困難な地区も見受けられます。子供たちが生まれ育った地域社会を知る上で、地域とのかかわりを持つ機会を子供たちの目線で企画、準備するような取り組みを支援してはいかがでしょうか。

 全国には「子供たちがつくるまちづくり」という取り組みを30カ所以上のところでやっております。輪島の子供たちも、自分たちの生まれ育ったまちづくりにかかわることによって、子供たちが将来、このまちをどうしたらいいか、どうしていけばいいかを考える年齢になったときに、輪島市を将来につなげる大人になると信じています。

 今、輪島市の仕組みについて、子供たちがどんどん地域にかかわり、それを教え伝えることが地域社会の重要な役割だと思います。

 また、障害者の社会参画において、雇用も含め、地域全体がノーマライゼーションの意識を持ち、輪島市は不安なく暮らせる優しいまちを目指し、夢も希望も持って暮らせるモデル地域となることを願います。

 ある会社の方と障害者雇用の話をしたことがありました。その会社には障害者と言われる人がいるけれども、障害者だから雇用しているのではない。その人は才能がすぐれているから会社に必要としているという話を聞いたことがありました。

 障害者の自立を支援する社会整備が重要であり、誰もがつながる社会形成を構築すべきだと私は考えます。

 いろいろ悩みを抱えた障害者がいます。健常者もいろいろな悩みを抱えた人がたくさんいます。輪島市を優しいまちのモデルにしたいと思います。

 以上について、輪島市の現状と考えをお聞かせください。

 私からの提案は終わりです。ご清聴ありがとうございました。



○議長(中谷達行君) 市長梶 文秋君。

     (市長 梶 文秋君登壇)



◎市長(梶文秋君) 下議員のご質問にお答えをいたします。

 最初に、地域住民の生活力維持のための施策、そして災害の防止についてということでお尋ねをいただきました。

 本市の大部分を占める中山間地域でありますが、急峻な地形によりまして頻繁に災害が発生することから、各種土地改良事業、あるいは治山事業、河川事業などを行って、国土の保全に努めているところであります。

 この事業それぞれは、国費を投入したもの、あるいは県の単独事業、さらには市の単独事業、その管理する場所によって、それぞれ負担をしながら対応しているということであります。

 ただ、石川全体から見た場合に、奥能登地域、とりわけ輪島市のほうは、そういった自然災害という部分がかなり高い比率になっているということであります。

 こうした災害を未然に防止することは、大変困難なことではありますが、農地につきましては、中山間地域等直接支払制度によって適切な維持管理を実施しなければなりませんし、一方、森林におきましては、「いしかわ森林環境基金事業」によって手入れ不足林の解消に努める。そのことで被害を減らすという施策を実施しているところであります。

 これらの施策は、直接的には農家の方々や林業家の支援といったことにほかなりませんが、農地や山林の荒廃を抑制することによって、近年増加しております局地的豪雨による災害についても、これを未然に防止する効果があるものと考えております。

 世界農業遺産に認定されたこの地域でありますけれども、市のほうでは、これまで独自に広葉樹植栽事業ということもこの間、毎年実施をしてまいりました。これもその一つでありますし、山を育てることは海を育てること、こういった思いで取り組んでいるところでありまして、今後ともこういったさまざまな施策を継続をして、各課及び関係機関と連携を図りながら、豊かな生活環境を維持することで、地域住民の生活力維持向上に努めてまいりたいと考えております。

 観光関係につきましては、この後、観光課長から、そして子供たちとノーマライゼーションの問題、このことについては福祉課長からそれぞれ答弁いたさせますので、よろしくお願いします。



○議長(中谷達行君) 観光課長。

     (観光課長 坂下照彦君登壇)



◎観光課長(坂下照彦君) 私のほうから、2番目のご質問、観光交流人口の増加の期待と対応について、来春の連続テレビ小説「まれ」の放映、北陸新幹線開業と数々の人口移動・交流にかかわる事案がメジロ押しですが、その受け入れ態勢整備の進捗状況についてお答えをいたします。

 まず、観光交流施設につきましては、建物の老朽化が著しいキリコ会館が、来年の3月29日にマリンタウンにおいて「輪島キリコ会館」としてリニューアルオープンいたします。

 同じ日に「輪島塗会館」もオープンし、輪島朝市と永井豪記念館、工房長屋、そして足湯「湯楽里」も含めたマリンタウン周辺の回遊性機能を向上させてまいりたいと考えております。

 さらに、宿泊施設につきましては、石川県の支援を受けまして、輪島塗やアテ材を使用した玄関や客室の改修のほか、宿泊施設予約のあっせんも輪島市観光協会ホームページ等で容易にできる仕組みを構築するなど、宿泊施設の魅力アップとサービス向上を図っております。

 次に、輪島商工会議所を初めとする各種団体による「まれ」の効果を一過性に終わらせない取り組み、例えば新商品や新食事メニューの開発も含めて、そのような取り組みをしたいと考えておりますし、また「まれ」ゆかりの地への誘客につきましては、昨日の田中議員の代表質問にもお答えいたしましたが、ドラマの中で「外浦村役場」として利用している建物につきましては、現在、所有者と協議中であり、ドラマの記念館機能を有した観光交流施設としての活用を検討しているところであります。

 このほか、輪島市観光協会が中心となり「輪島市おもてなし推進委員会」が組織され、宿泊施設や観光施設はもとより、市民もあわせて観光客へのおもてなし向上に努めており、その効果が期待されているところであります。

 いずれにいたしましても、官民一体となった積極的なアイデアや取り組みがまちのにぎわいや魅力創出につながるものと考えており、今後とも関係機関にご協力を呼びかけてまいりたいと思っております。

 以上であります。



○議長(中谷達行君) 福祉課長。

     (福祉課長 田中昭二君登壇)



◎福祉課長(田中昭二君) 下議員の大きい項目の3番目、子供たちと障害者の社会参画や地域の取り組みについてのご質問の中で、1番目で、地域社会に参画する行事・イベントの企画立案や運営などを子供たちや障害者がメーンとなって取り組めるような夢や希望の持てる取り組みができないかとのお尋ねにお答えいたします。

 現在、輪島市児童センターと輪島市門前児童館では、職員のみならず、たくさんのボランティアの皆様方の協力を得ながら、障害の有無にかかわらず、子供たちの発達に応じた支援を行っております。

 その中でも、ことしで3回目となる「おしごとたいけん」では、輪島市内の企業の皆様方、輪島塗、観光、消防、警察、介護など、このような方々から学校との連携、ボランティアの皆様方の協力を得ながら、企画の段階から子供たちも実行委員として参画をしており、子供たちが遊びを通じて働く体験をし、自分たちでまちづくりをすることを目的とした取り組みをいたしているところでございます。

 議員ご提案のように、これまでの経験を生かして、障害者や子供たちが地域に出て取り組みができるように、本市といたしても支援してまいりたいと考えております。

 次に、障害者の雇用状況、基準などはどのようになっているかとのお尋ねでございますが、企業や事業所における障害者の法定雇用率は、民間企業で50人以上の雇用で従業員の2%、国、地方公共団体などでは2.3%、教育委員会などでは2.2%となっております。

 本年6月現在の市役所の雇用率は2.97%で、教育委員会では3.03%であり、この基準を上回っております。

 また、本市では、障害者雇用促進奨励金、障害者継続雇用奨励金などの制度を設け、障害者などを積極的に雇用する事業主に対する支援も行っております。本年度においては、4事業所で4名の方がこの制度を活用して雇用をされておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。



○議長(中谷達行君) 以上で通告による質疑・質問は終わりました。

 これをもちまして質疑・質問を終わります。

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△委員会付託の件



○議長(中谷達行君) ただいま議題となっております議案第111号から議案第129号まで、議案第132号から議案第137号まで及び議案第139号から議案第144号までの各件は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。

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△議案(第130号及び第131号)



○議長(中谷達行君) 日程第2、議案第130号及び議案第131号を一括して議題とします。

 地方自治法第117条の規定により、5番一二三秀仁君、9番大宮 正君の退席を求めます。

     (5番 一二三秀仁君、9番 大宮 正君退席)

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△質疑



○議長(中谷達行君) これより質疑に入ります。

 ただいまのところ質疑の通告はありません。

 これをもちまして質疑を終わります。

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△委員会付託の件



○議長(中谷達行君) ただいま議題となっております議案第130号及び議案第131号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 一二三秀仁君、大宮 正君の入場を認めます。

     (5番 一二三秀仁君、9番 大宮 正君入場)

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△議案(第138号)



○議長(中谷達行君) 日程第3、議案第138号を議題とします。

 地方自治法第117条の規定により、5番一二三秀仁君の退席を求めます。

     (5番 一二三秀仁君退席)

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△質疑



○議長(中谷達行君) これより質疑に入ります。

 ただいまのところ質疑の通告はありません。

 これをもちまして質疑を終わります。

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△委員会付託の件



○議長(中谷達行君) ただいま議題となっております議案第138号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会付託いたします。

 一二三秀仁君の入場を認めます。

     (5番 一二三秀仁君入場)

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△休会の件



○議長(中谷達行君) 日程第4、休会の件をお諮りいたします。

 12月12日から15日までの4日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」というものあり)



○議長(中谷達行君) 異議なしと認めます。よって、12月12日から15日までの4日間、休会することに決しました。

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△閉議



○議長(中谷達行君) 以上で本日の日程は、全て終わりました。

 次会は、12月16日午後2時から会議を開きます。

 本日はこれにて散会いたします。

          (午後1時44分散会)

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          (参照)議事日程(第3号)

                         平成26年12月11日(木)

                         午前10時開議

 日程第1 議案第111号から議案第129号まで、議案第132号から議案第137号まで及び議案第139号から議案第144号まで

      一括議題

      質疑及び市政一般に関する質問、委員会付託

   第2 議案第130号及び議案第131号

       一括議題

       質疑、委員会付託

   第3 議案第138号

       質疑、委員会付託

   第4 休会の決定