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石川県 小松市

平成25年第1回定例会(第3日目)  本文




2013.03.05 : 平成25年第1回定例会(第3日目)  本文


      開議 午前10時00分

   ◎開議の宣告
◯議長(円地仁志君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。

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   ◎会議時間の延長

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◯議長(円地仁志君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。

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   ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政
    一般質問

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◯議長(円地仁志君) 日程第1、市長提出議案第1号 平成25年度小松市一般会計予算外30件を一括して議題といたします。
 これより提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
 通告がありますので、順次発言を許します。

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   ◇ 宮 西 健 吉 君

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◯議長(円地仁志君) 宮西健吉君。
   〔14番 宮西健吉君登壇〕

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◯14番(宮西健吉君) 皆さん、おはようございます。
 この3月定例会からインターネットでのライブ中継が本格運用なされております。きのうのアクセスは9人であったそうであります。
 それでは、去る2月27日、12代市川團十郎さんのお別れ会が東京の青山葬儀所でしめやかにとり行われました。本市からは、市長、議長が参列されました。
 1987年(昭和62年)に、奥州への途中、義経、弁慶が安宅の関を通ったと言われる平安時代の文治3年(1187年)から800年であるとして、昭和62年(1987年)7月4日、小松の公会堂で12代市川團十郎さんが勧進帳小松八百年祭を行い、また安宅の関を訪れておられます。また、その年の4月27日には、曳山子供歌舞伎当番町、大文字町が演じる演題「勧進帳」にも指導に当たっておられます。
 当時、團十郎さんは公会堂では歌舞伎はおもしろくないと言われて、高架3点事業の一環として芸術劇場うららを建設されたわけであります。うららができると同時に、子供歌舞伎が結成されたわけであります。
 その後、当時JCの有志の皆さんで成松会が結成され、名誉会長に森元総理、会長にコマニーの塚本さん、事務局長に森中さん、新道さんたちが中心になり、昭和61年より始まった中学校の古典教室、それから子供歌舞伎の指導を市川團十郎さんに働きかけ、近年では毎年、指導のため小松を訪れられておられます。
 昨年は病気と闘いながら当番校の板津中学校に9月15日、「勧進帳」の指導に駆けつけていただきました。
 また、五、六年前だと思いますが、東京・銀座の歌舞伎座で行われる俳優祭に小松の子供歌舞伎、中学校の古典教室のはやし方が招待されております。
 私は、市川團十郎さんの人柄をしのび、そんな思いから一番お世話になった教育委員会の教育長にも参列をしてほしかったと思うのであります。非常に残念であります。
 市川海老蔵さんは父の遺志を引き継ぎたいと、成松会の会長、塚本さんに述べられたと聞いております。
 ここで改めて哀悼の意を表し、謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。
 それでは、通告に従い2点について質問させていただきます。
 この案件は2点とも総務企画常任委員会の所管でありますが、今回、本会議で質問させていただきたいと思います。
 初めに、本市の消防団区域の見直しをしてはどうかについてであります。
 小松市の消防団の沿革は、明治27年に小松消防組が誕生、昭和15年12月に小松市制が施行され、小松消防組から小松警防団に移行されました。戦後、昭和23年3月、消防組織法が施行、8月1日、消防法が施行され、小松市消防団が発足しております。そして昭和29年10月1日、消防本部、消防署が開設になりました。
 消防団は橋北、橋南、安宅、牧、板津、白江、苗代、御幸、粟津の9分団でありました。昭和30年、江沼郡月津、矢田野、那谷、能美郡中海の4カ村を編入合併、消防団は13分団になったのであります。
 昭和31年には、能美郡金野、西尾、大杉谷、尾小屋、新丸、国府(一部を省く)、この6カ村を編入合併、消防団は19分団になり、昭和37年、新丸を尾小屋に統合し、現在の18分団になったと聞いております。
 平成7年には、女性消防団(定員15名)が発足。
 平成8年4月より、18分団の定員数を、世帯数、人口割を考慮し428名と定めたのであります。
 先般、新聞報道で金沢消防団74年ぶりに区域再編と一面のトップ記事に記載されました。
 本市においてはJRも一部高架化がされ、車社会での道路整備も近年数段によくなり、中消防署、南消防署のほか、東、西、粟津温泉の3カ所の出張所が地域バランスのとれた配置になっております。
 また、去る2月26日、北京・ロンドン五輪に出場の中川真依さんが一日指令センター長を務め、消防新指令システム運用開始式が行われました。GPS機能つきの新指令システムでは、出動指令を電子データで消防車や救急車に送るほか、消防隊員や消防団員の携帯電話に地図つき指令メールを送る。消防車にはGPSつき端末を載せ、現場に最も近い車両が駆けつける。これにより、これまでより数分程度短縮できるそうである。また、通報者がGPSつき携帯電話であれば即座に通報場所がわかるそうであります。
 地域の人口動態、道路事情、地理的条件の変化する中、またICT技術の進歩により、システム機能の強化により、消防団員が16名不足している今日、消防団組織の見直しを検討する必要があると思うのであります。消防団の数、定員数について、消防長の見解をお尋ねします。
 また、消防団の組織は昭和37年以降、大きな見直しが行われておらず、一度、消防団の管轄区域を見直し、地域の協力が得られた分団から再編してはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 この消防団区域の見直しにより、団員の待遇改善を図り、資機材の整備充実を図ることにより、消防団の活性化につなげることで団員不足も解消されるのではないでしょうか。2年前の東日本大震災により、市民の防災意識は高まる中、地域の安心・安全、防災のために活躍されている消防団員に敬意を表し、特に待遇改善をしていただきたいと思います。
 次に、エントランスホールに分煙室を設置してはどうかについてであります。
 平成25年4月1日から道府県たばこ税と市町村たばこ税の税率が変わります。これは平成23年度税制改正において、企業の国際競争力強化等の観点から、法人実効税率の引き下げと課税ベースの拡大措置が実施されることに伴い、地方の税収に極力影響を与えないよう、都道府県と市町村の増減収を調整するため、平成25年度から道府県たばこ税の一部を市町村たばこ税に移譲することによるものであります。
 たばこ税には国税と地方税がありますが、今回、旧3級品を省くたばこ地方税のうち、道府県たばこ税が1,000本当たり改正前1,504円であるものが改正後860円に、市町村たばこ税が1,000本当たり改正前4,618円であるものが5,262円になります。要するに道府県たばこ税が644円下がり、市町村たばこ税が644円上がることになります。
 また、旧3級品のたばこ税、わかば、エコー、しんせい、ゴールデンバット等でありますが、これにおいても道府県たばこ税が改正前1,000本当たり716円が改正後411円に下がり、市町村たばこ税が1,000本当たり改正前2,190円が改正後2,495円に上がります。これも道府県たばこ税が305円下がり、市町村たばこ税が305円上がることになります。
 例として例えば1箱20本入り410円のたばこの場合、たばこ税は国たばこ税、特別税を含みますが122円44銭、県たばこ税が17円20銭、市町村たばこ税が105円24銭、合計で244円88銭の税金がかかるわけであります。
 本市のたばこ税収入は、平成20年から平成24年度まで5カ年で年平均6億4,300万円余りであります。平成25年度は、当初予算に7億5,500万円が計上されております。たばこの愛煙家は毎年減少をしておりますが、本市の税収に多大なる貢献をしております。
 先日、日本経済新聞に、東海道新幹線全駅で分煙化、屋外喫煙所撤去する。喫煙ルームをつけて、子供連れの乗客などから受動喫煙の防止を図ると報道されました。
 市役所を訪れる愛煙家市民や市職員のために、エントランスホールに分煙室を強く要望するものであります。本市の対応についてお尋ねします。
 昨年8月に、日本たばこ産業(JT)から行政へ分煙化に関する提案書が出されていると聞いております。小松たばこ組合からJTも幾らでも話に乗り、応分の助成金または援助する用意があると聞いております。
 市長はよく、「市役所という会社では市民は株主である」とおっしゃいます。株主であるならば、市民サービスの一環として前向きに検討をよろしくお願いをしたいと思います。
 私の質問は以上であります。

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◯議長(円地仁志君) 行政管理部長、野村長久君。
   〔行政管理部長 野村長久君登壇〕

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◯行政管理部長(野村長久君) 皆さん、おはようございます。
 宮西健吉議員のエントランスホールに分煙室を設置してはどうかという御質問にお答えを申し上げます。
 健康増進法でありますとか厚生労働省の通知で定められておりますとおり、市庁舎には来庁者の受動喫煙を防止する努力義務が課せられておりますし、原則として全面禁止が望ましいと思っております。現在、来庁されております愛煙家の方々には、庁舎正面玄関の脇で喫煙をしていただいているのが現状でございます。
 議員の御案内のとおり、JT(日本たばこ産業)の喫煙環境整備の制度につきましては承知もいたしておりますし、庁舎の管理でありますとか愛煙家にとって有効策であればできるだけ活用していきたいと、このように考えております。
 ただ、設置に当たりましては分煙効果の判定基準という幾つかの条件を確保しなければなりません。参考までに、例えば非喫煙場所から喫煙方向への一定の空気の流れの確保でありますとか、時間平均の浮遊粉じん濃度や一酸化炭素濃度の基準等の制限も挙げられます。
 JTとはこれまで継続的な検討も行っておりますし、分煙にかなう場所等の条件が特定され次第、市民のための分煙室となるように整備をしていきたいとこのように思っております。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) 消防長、村上修君。
   〔消防長 村上 修君登壇〕

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◯消防長(村上 修君) おはようございます。
 私のほうからは、宮西議員の本市消防団区域の見直しをしてはどうかという質問にお答えいたします。
 小松市消防団の沿革については、議員御案内のとおりであります。昭和23年、現在の小松市消防団の姿になってちょうどことしで65年が経過いたします。3月1日時点でございますが、消防団組織は団本部、女性分団、そして市制がしかれ、町村の合併を重ね編成順に1分団から18分団となっております。定員は428名、実員は3月1日で412名、充足率は96%であります。
 昭和37年、最後の見直しがあって以来、消防団の枠組みと伝統は、消防団一人一人の郷土愛を持って、献身的に引き継がれてきました。全国的に若者の地域離れやサラリーマン化などで消防団の確保が困難な中、小松市では定員90%を下回ったことがありません。サラリーマン化も全国の70%に対して60%弱、58%となっております。
 また、活動面では火災、風水害はもとより、行方不明者捜索など多岐にわたる災害活動においても支障はなく、特に消防団員は地形に精通しており、行方不明者の捜索には欠かせない存在でございます。
 また、過去に中山間地域の各町内会から、現在の消防分団の存続を要望する声がありました。人口の変動や地理的条件の変化があり、議員御案内のとおり消防署・所の適正配置は平成19年、東出張所の開設で一応の区切りはついたものの、まだまだ研究の余地はあると思っております。
 また先日、2月26日、運用開始しました消防指令システムはICTをフルに活用し、消防団車両にもGPSつき端末装置を装備したところでございます。このこともございますが、特に各消防団や連合町内会等から管轄の見直しの要望は出ていないと思っております。
 私といたしましては、これまでも各分団の個々の問題については、分団独自で相互の話し合いにより解決できているものと思っておりますし、議員御提案の管轄区域の見直しについては消防団と地元住民や連合町内会等の相互理解及び合意が最優先と考えております。
 最後になりましたが、消防団は今も昔も地域コミュニティの中心であり、防火、防災、減災のとりでとして重要な役割があります。平常時にも地域に密着した活動を展開していくことが小松市の安全・安心に欠かせないところであります。
 我々消防職員と連携をより密にし、今後、消防団の活性化に取り組んでいきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) 宮西健吉君。
   〔14番 宮西健吉君登壇〕

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◯14番(宮西健吉君) 分煙室について再質問したいと思います。
 和田市政になられてからエントランスホールに簡単な分煙室があったわけですけれども、それが撤去されました。その後の経緯を言いますと、玄関の入り口に来庁者のたばこの吸い殻というかそういった灰皿が用意されておりますし、西口のところにも用意がされているということでございます。そういった中で、そういう分煙室できちっと仕切るということが市民サービスの一環であると思うんですけれども、今ほどの答弁を聞いておりますと、するのかしないのか、検討するようで、その結果どうされるのか、まだちょっとはっきりしなかったもんですから、その辺明確に、やるのかやらないのか、検討してするのか、その辺もう少しはっきりと答弁をお願いしたいと思います。

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◯議長(円地仁志君) 行政管理部長、野村長久君。
   〔行政管理部長 野村長久君登壇〕

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◯行政管理部長(野村長久君) 宮西議員の再質問にお答えを申し上げます。
 今ほど申し上げましたとおり、分煙条件にかなう場所、これにつきましては今、JTと協議中でございますし、エントランス周辺、いろんな部分も考えられております。
 今御指摘のするのかしないのかという話でございますけれども、当然仕切る必要もございますから、仕切ってなおかつ今ほど申し上げましたように空気の流れ等も確保しなければならないというような状況もありますし、今のところ実施をしたいということでJTと調整をしておるというぐあいに御理解を願いたいとこのように思います。

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   ◇ 梅 田 利 和 君

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◯議長(円地仁志君) 梅田利和君。
   〔8番 梅田利和君登壇〕

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◯8番(梅田利和君) 3月定例会に質問の機会をいただきましたので、通告に従い、今回補正予算として提出されました公会堂施設改修費について質問をいたします。
 小松市公会堂は、市の文化発展の中心施設として今から53年前の昭和34年に建設されました。現在でも、市民の音楽や文化交流の場としてだけではなく、全国的な大会や催事も開かれ、多くの文化人や芸術家を招く場として幅広く利用されております。
 公会堂建設から10年後に生まれた43歳の私が言うと若干説得力に欠けますが、53年前の建設当時は、末広総合運動公園の整備を初め、現在の小松市の骨格をなしているさまざまなまちづくりのプロジェクトが進められた時代であり、その中でも公会堂は、石川県のみならず北陸においても、当時は斬新かつ大規模な公共施設であったと聞いております。建物の外壁には宮本三郎画伯原画の線彫りした壁画が光彩を放ち、ガラスの透明感が際立つ外観は戦後モダニズムの名品であると、近年の建築雑誌でも紹介されております。
 また、小松城三の丸跡の芦城公園は公会堂の庭とも言え、もうじき始まる花見の時期には展望塔から見おろす公園はまさに絶景で、桜のじゅうたんを敷き詰めたようであり、また周辺を見渡せば、東には霊峰白山を、西には日本海を望み、市内を一望できる場所でもあります。
 市内では唯一1,000名以上を収容できる大ホールは、これまで先ほど話もありましたが團十郎さんの歌舞伎や演劇、コンサート等、幅広く利用されておりますが、今回、この大ホールの天井材の改修費として6,700万円が補正予算として計上されております。
 平成23年3月11日に発生しました東日本大震災では、津波被害のない地域においても地震による建物への被害があり、東京では築70年を超えた会館のホールの天井板の一部が落下するという事故がありました。
 また、昨年12月には、中央自動車道笹子トンネル内におきましても老朽化した天井板が落下するという事故が発生したことは記憶に新しいところであります。
 小松市公会堂については53年が経過しており、老朽化と大規模な地震が発生した場合における対応が心配されるところでありますが、今回の天井材の改修はこうした点をどのように踏まえてのものなのかお聞かせください。
 過去にこれまでも公会堂の改修には、公会堂の機能を有し、博物館や図書館を併設した複合施設にするべきとか、設備的には現代人に合わせてシートを少し大き目に変更するべきなどの意見や要望が出されております。
 市民にとって公会堂は、市の文化発展の期待を込め、建設され、利用されてきた施設でありますし、また小松市歌の中には「文化の華と永久に咲く」とも歌われております。
 しつこいようですが、公会堂は文化発展の期待の中、長い間、市民がなれ親しんできた施設であります。今後、さらなる大規模な改修や、あるいは建てかえも含めた計画をお持ちであるかについてお聞かせください。
 市民も当然でありますが、市長も思い入れのある施設であろうと思いますので、公会堂の今後の思いも込めた御答弁をお願いいたします。
 以上で質問を終わります。

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◯議長(円地仁志君) 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) おはようございます。
 梅田議員から小松市民のシンボルとも言える公会堂の今後の扱いについて御質問いただきました。
 この公会堂、確かに53年たっておりますし、当時は小さな小松市が日本に誇る市民施設として大変注目を集めたわけでございます。この2年後に末広体育館が完成いたしまして、これもドーム型の屋内体育館としては日本最初のものだと、今になってそう言われておるんですけれども、大変これも注目を集めたり、末広運動公園全体もいろんな整備をされてきたということです。
 過去のいろんな著書を読みますと、当時の市長は毎年一つずつ大きなものをやっていくと。そうすれば10年たてば小松市はすばらしいまちになると、そういうお考えのもと、一つ一つ大きなものを仕上げてきたということでして、当時はもちろん借金がゼロの小松市でございます。そんな国とか県からの大きな補助がない中でこういうことを仕上げたということの小松市の底力の強さというものを改めて感じ取った次第でございます。
 公会堂につきましては、きょういらっしゃる議員の方、また傍聴席の皆さん方も、またテレビをごらんの皆さん方も含めまして必ずいろんな思い出があるわけでございまして、昔は結婚式場もあったとか、ダンスホールをしたとか、そういう方もよくまちのほうでお話をお伺いすることができ、年数の問題ではなくて、やはり思い出の深さ、高さというのははかり知れないなというふうに思っております。議員がおっしゃるように確かに一部古くなったり、それから座席もやや狭くなったりというようなことで御不便を感じさせていただいていることは本当に申しわけないなと思うんですが、ただ稼働率はとっても高くて、特に音楽関係におきましては本当に小松の殿堂だというふうに思っております。民謡から子供の舞踊まで、そして学校、中学校、高校のブラスバンド、もう全て公会堂でやるというのがこれは常態化しているということでございますので、音楽が盛んな小松市のやはり大きなメッカだというふうに思っております。今回、昨年から調査をいたしまして、内部的に鉄骨がさびているとか、ひびが入っているということは全くございませんでした。そういう意味では、五十数年前の建築でありますが、とてもいい仕事をなさっていただいているというあかしだろうと思っております。
 ただ昨今、おっしゃるように天井についてさまざまないろんな被害が出ておるわけでございまして、天井板そのものも別に老朽化しているわけでございませんが、今回の補正予算をうまく活用いたしまして軽量のものに変えていくという方針を出させていただいたわけでございます。
 そのほかこれから公会堂のいろんなレイアウトも含めまして、やはり使い勝手の悪いという部分もございます。そんなところについて中期的にどうしていくのか。また、議員がおっしゃるように長期的にどうするのかという大きな課題がございますが、ぜひ愛着のある施設、これをぜひ私どもとしてはやはり残していくということを前提とした使い方、また補強の仕方というものをぜひ考えていきたいなというふうに思っております。
 詳細は担当部長のほうからお答えをさせていただきますが、まずはできるところからより安全なものにしていくと。あわせて、天井というのは非常に音響効果に影響がございます。また、照明もございますのでそこも一新をして、もっと使い勝手のいいものに取り急ぎ修復をしたいということでございます。
 それから、展望台もございまして、ぜひこの展望台、皆さん方も一度上がっていただきたいなと思います。能登半島まではいきませんけれども、本当に白山市から加賀市、そして安宅の海、霊峰白山、もうずっと見渡せる絶景の場所でございます。最近上がる人はあんまりいらっしゃらないんですが、これも小松の重要なシンボルだと思っておりますので、ぜひまた皆さん方も一度体験をお願いしたいと思います。
 よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 観光文化部長、岡山敏弘君。
   〔観光文化部長 岡山敏弘君登壇〕

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◯観光文化部長(岡山敏弘君) おはようございます。
 梅田議員の公会堂改修費につきまして、市長答弁に続きましてお答えさせていただきます。
 小松市公会堂は、市の文化発展の中心施設として昭和34年5月に建設されました。市内を一望できる展望塔や市内で唯一1,000名以上収容できる大ホールを備え、市民の文化交流や多くの文化人、それから芸術家を招く場所として親しまれてきております。
 そこで、今回の改修目的と内容でございます。建設後53年が経過しておりますが、耐震診断の結果ではコンクリート強度は設計基準強度を満たしておりまして、コンクリートの中の鉄筋が腐食している形跡は報告されておりません。まだ使用には耐え得ると想定いたしております。
 議員の御案内にもありましたように、さきの東日本大震災での建築物の天井材の落下や、昨年の中央自動車トンネル内での老朽化した天井材の落下事例もありまして、耐震診断では大規模地震による大ホールの天井材落下の懸念が指摘されているところでございます。
 国におきましても、多くの人が集う劇場など天井材の耐震改修について補助対象といたしたところでありまして、今回、先行的に国の補正予算を活用し、大ホール天井材の軽量化、それから補強を図るものでございます。具体的には大ホールの天井材は現在モルタルの重量が重いものでありますが、これをボード系の軽い材質のものに改修するとともに、つり天井の取りつけ部分の補強などを行うものであります。これとあわせまして、天井内の照明、それから音響、消防設備等も更新するとともに、音響測定の実施などを行うものであります。
 この公会堂、市民の吹奏楽など、音楽や芸能の発表の場として広く利用されていることから、当面は必要となる補強等の改修を行い、施設の有効を図っていくこととして、議員から御指摘のいただきました恒久的な課題につきましては引き続き検討を行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

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   ◇ 吉 村 範 明 君

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◯議長(円地仁志君) 吉村範明君。
   〔6番 吉村範明君登壇〕

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◯6番(吉村範明君) 皆さん、おはようございます。
 3月議会での質疑・質問2日目、自民党こまつ3番バッターを務めさせていただきます吉村でございます。
 WBC、侍ジャパンのようにタイムリーヒットを打ち、よい答弁がいただけるよう、発言通告に従い本市観光施策について、そして本市学校教育について質問させていただきますので、的確かつ明瞭な御答弁をよろしくお願いいたします。
 初めに、市長は議案説明のテーマの一つとして強調されておられます大交流時代。私も同様に、那谷寺、粟津温泉がともに1300年を迎えるこれからの四、五年、小松市が国内外から最も注目を浴び、そして多くの方々がこの地に訪れていただける絶好の機会である大交流時代に入ったと思います。
 本年1月には台湾便デーリー化を鑑み、円地議長発案であります台湾交流促進事業として台湾中部の彰化市へ友好関係を築くべく、議会、経済界の皆さんが総勢28名でお伺いをし、すばらしい交流事業が行われました。結果、5月には彰化市の皆さん約100名がこの地を訪れてくださるとのことです。この機会に本市が官民一体となった受け入れ方次第では、金沢や立山黒部アルペンルートなどへの素通り通過点ではなく、多くの方々が宿泊、滞在していただける来日時の出発点、到着点になり得ると思います。
 あわせて北陸新幹線金沢開業、木場潟で行われます全国植樹祭開催、そして那谷寺、粟津温泉の1300年祭等々ビッグプロジェクトが控えており、これから石川県、そして小松市に国籍を問わず何百万人もの方々が訪れていただける、こんなはかり知れないわくわくとした期待感を、観光地で御商売をされている皆さんはもとより、私も含め多くの市民の皆さんが期待感を共有しているのではないでしょうか。
 市長はこれまで、北陸新幹線開業を狙いJR小松駅周辺東西プロジェクトによる一大交流拠点づくりとして、(仮称)科学交流館やこまつ曳山交流館の整備を急ピッチで進めてこられました。小松駅周辺へ滞留させる環境はこれで整うとは思いますが、本市に訪れたお客様に対し、小松全域に広がる観光名所への導き方にもう一工夫必要ではないかと感じております。市民の方々からも、今まででは新幹線が開業しても南加賀地域はその恩恵にあずかれないのではないかと不安視されており、観光資源の掘り起こしや2次交通網の拡充など、ハードはもとよりソフト面も充実させることが必要ではないかと意見をいただいております。
 市長は、新幹線開業でのチャンスを成長につなげるための準備期間は本年12月までだと議案説明の際にも申されておられました。25年度、市長肝いりのJR小松駅周辺東西プロジェクトが一定の完成を見、開業後何百人とも期待されている来松者を、今後、市内全域にある観光施設等にどう反映し、どう進め、どう導いていかれるのか、2期目を目指しておられる市長の今持っておられるプランをぜひともお聞かせください。
 次に、せんだって新聞でも報道された石川県当初予算案には、金沢城や兼六園の観光を楽しんでもらおうとスマートフォン向けの解説アプリケーションの開発に乗り出し、見学場所でスマホをかざせば内容や絵図などが配信されるアプリを、26年度新幹線開業を見据え運用開始を目指しているとのことです。利用できる場所は、金沢城、兼六園、そして尾山神社で、橋爪門や五十間長屋など約50カ所を利用ポイントとして、閲覧可能範囲内でより詳細な情報を得ることができるものを発掘調査等の内容に加え、ボランティアガイドに寄せられる質問を考慮し、配信する情報内容を盛り込めるよう検討されるそうです。
 現在の情報化社会において、すぐに情報を入手できるスマートフォンやタブレット端末等は全世界の方々が多く持ち歩いておられますし、国内旅行者のみならず、外国の旅行者が多く訪れている地域では空港や駅など旅行者が多く集まる場所にタッチパネル式の観光案内端末を設置するなど付加価値をつくり、利便性を図るための便利なツールとして大いに活用されています。
 本市では科学交流館や電気バスなど科学を重要視する施策を講じてこられておりますが、今ある環境を最大限に活用するため、そして来松者のおもてなしをより強化し、他の地域との差別化を図るためにも、ICT、情報通信技術をフル活用すべきです。
 本年5月、台湾・彰化市の訪問団約100名が本市を訪れてくださいますが、その際、受け入れ体制が特に重要だと考えます。中でも一番危惧されることは言葉の問題です。
 恥ずかしながら勉強不足で他言語のヒアリングができない私にとって、諸外国を訪れ、ホテルなどに入ったとき、真っ先に探すのは衛星放送の日本番組です。チャンネルを探し当てたときの安心感ははかり知れないものがあります。全ての方がそうだとは限りませんが、母国語でわかる情報があればあるほど安心と利便性を感じ、一度訪れていただいた方は言語ロスが少なければリピーターとなってくれるでしょうし、ほかの方々を連れてきてくださると思います。来松者が気持ちよく過ごしていただける。それこそが、日本流の真のおもてなしではないでしょうか。
 しかし、各観光地において施設の説明用の紙媒体はあり重宝してはおりますが、内容を全て網羅することは難しく、限界があると思います。紙媒体と電子媒体を組み合わせて、現地で見学しながら解説が聞ければ理解もできるでしょうし、観光地の魅力もわかっていただけると思います。
 今後、本市にある各観光地も観光アプリの導入を検討されているところもあると思いますので、観光政策的に各観光地の皆さんの意見も反映しながら市独自で運用してもよいですし、各観光地でつくり上げる場合、予算面でのバックアップ等も含め、早急にシステムを構築していただくことが、観光来松者へのおもてなしとなると思いますが、本市のお考えをお聞かせください。
 続きまして、複式学級増加に伴う本市教育施策のこれからについてであります。
 市長が昨年御出席をいただいた私の母校、南部中学校の卒業式において、これまでの感謝の気持ちをみんなに訴えるように卒業生が述べた答辞。そして、せんだって行われた小松市立高等学校の卒業式では、涙で言葉に詰まりながらもみんなに感謝の気持ちを伝えた卒業生の答辞。私はいずれの会場にも出席する機会があり、答辞を聞きながら涙し、感動させていただきました。
 実は、2人とも那谷小学校の卒業生であります。今回、児童数の少ない小学校出身の生徒が代表に選ばれるほど子供たちがこれまで並々ならぬ努力を学校生活で重ねた結果であり、我々以上に子供たちは地域を愛し、地域に誇りを持って日々研さんを積んでこられたのだと思うと、子供たちのため、今我々ができ得る最大限の努力をしなければならないと改めて心に誓いました。
 今回の質問は所属委員会所管の問題かと存じますが、本市挙げて取り組まなくてはならない重要課題と存じますので、どうか御了承いただきたいと思います。
 この場に初めて登壇させていただいた2011年6月議会に、小学校の義務教育のあり方について質問させていただきました。その際、那谷小学校、西尾小学校の2校が複式学級であり、数年後にも3校が対象になり得る可能性がある中、小学校児童の受けるべき、受けさせるべき義務教育や複式学級解消について今すぐ手だてを講ずるべきだと意見を述べさせていただきました。
 その際、教育長より御答弁をいただいたとおり、すぐさま対応してくださった児童の教育については、いわゆる主要科目において講師を配置し、学力低下をなくする手だてを素早く講じていただけたことは高く評価させていただいておりますし、感謝をいたしております。
 しかし、複式学級の数は進むばかりであります。私が最も危惧していた事態が平成25年度、26年度に起ころうとしております。本年度4月から新たに金野小学校が2、3年1学級の複式に、そしてこのまま放置してしまうと平成26年度では那谷小学校で1、2年、3、4年、5、6年のくくりで全て複式学級となり、西尾小学校では広域通学者がいなければ残念ながら1年生がゼロ人、4学年2学級の複式となってしまいます。本定例会以降、すぐに対応しないと手おくれになってしまいます。
 私の住む那谷は、昨年、少子化対策、まちの活性化を促すべく那谷まちづくり委員会を発足し、有識者から子育て世代までの方々でさまざまな議論を重ね、アイデアを出し合い、策を練っております。しかしながら、例えば定住促進策を講じ、若い夫婦に住居を構えてもらったとしても、初産の方なら小学校入学まで6年の歳月が過ぎてしまいます。このようにさまざまな策を講じた後、効果があらわれてくるのは中長期になる可能性があるため、民間の努力だけでは小学校のコミュニティが保てません。
 現在、西尾小学校で行っている広域通学モデル校制度は、入学、転入学の条件として市内在住者であり、原則1年間の通学で申請し、希望により次年度更新できるとなっております。西尾小学校に施策を講じておりながら、そして西尾校下の住民の皆さんも存続に心血を注いでこられたにもかかわらず複式学級となってしまっている今こそ、あらゆるところの見直しを図っていかなければならないと思います。
 さきに述べた入学、転入学の条件である市内在住のみであれば、本市の人口は限られ、仮に那谷小学校、西尾小学校、金野小学校が同じモデル校制度を活用すれば児童の奪い合いになりかねません。それを避けるためにも、例えば市内在住者に限定している縛りを取っ払い、市外からも入学できるような仕組みをつくる。また、本市転入者の方々には率先して3校に入学していただけるような仕掛けづくりを、そして保護者の手を煩わせる1年ごとの申請ではなく、原則卒業までの一括申請等々、打つ手だては幾らでもあると思います。
 市外から入学させることができない縛りが仮に文科省のほうであるのであれば、構造改革特別区域などを駆使してほしいと思いますし、見直しに対しいろんな弊害があるのであれば行政として取り除いていただきたいと思います。
 市執行部におかれましては、複式学級がふえ続ける現状を十分認識しておられると思いますので、複式学級を解決できる即効性のある施策を、あれこれ迷うことなくスピード感を持って今すぐに重い腰を上げて取り組んでいただきたいと思います。
 昨日の浅村議員の言葉にもありました大阪府大東市の5年生が命と引きかえに訴えた言葉を本市執行部の皆さんは真摯に受けとめ、小学校の統廃合が本市で行われることのないよう、今のうちに施策を講じていただくことを強く望みます。本市のお考えをお聞かせください。
 以上で質問終わりますが、終わりに本年度3月末をもって本市を御退職なされる皆様におかれましては、これまで市政運営に多大なる御尽力を賜りましたことに対し、感謝と敬意を申し上げます。これからの皆々様のますますの御活躍、御多幸を御祈念申し上げ、質問を終えます。
 ありがとうございました。

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◯議長(円地仁志君) 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) 吉村議員の御質問にお答えをいたします。教育問題は教育長からということでお願いいたします。
 大交流時代とこうおっしゃっていただきまして、そのとおりでございまして、それをたくさんゲットしようということで今スピードを上げてやってきているさなかでございます。
 おっしゃった中でスマートフォン活用のアプリ、これはもう既に行っておるわけですが、これをもっといろいろ題材をもっとふやさないかんということは同じ考えでございますので、よろしく御協力お願いします。
 それから台湾につきましては、所信表明でも申し上げたとおりでございまして、本当に訪問団、御苦労さまでございました。
 ことしは台北便デーリー化ということもございますので、台湾ウイーク等を設けてやるということで準備をさせていただきたいなと思っております。台湾からは彰化市の皆さんだけでなくて台北近辺の台湾で名立たる舞踊家の皆さんだとか、子供たちも来るということになっておりますので、大変にぎやかな年になろうかと思います。既に台湾語の小松市紹介ビデオの編集も終わっておりますし、さまざまに今進めておりますので、これを一つの大きなステップにしていきたいなと思います。
 詳細、担当部長からお話ししますけれども、私からは今後の推進組織について、タイムリーヒットになるかどうかわかりませんけれどもお話をさせていただきたいと思います。
 国際都市小松を目指すということを今進めておりまして、外国から来られる方も小松はすごいということで、今、4つのテーマに絞らせていただきまして「歌舞伎のまち」、それから「乗り物のまち」、そして「環境王国」、そして今建設しております「科学と交流」と、こういうような総別をさせていただいて今進めておるんですが、この中でやはり国際都市をもっと本格的につくり上げていきたいなと。これもやり方はいろいろあるわけですが、それの推進組織というものはやはり必要だろうというふうに思っておりまして、これも今度の選挙で新しい市長さんがということになるわけですが、専門の部署を設けて、さらにいろんな民間の人、また大学関係も含めて協力体制をもっと強化にしていくというようなことをまずやらなきゃいけないなと思っております。
 それから今、観光協会だとか物産振興協会とあります。那谷寺のほうにもあるわけでございますが、その上部団体でございますが、これが基本的には事務局体制一つでございますけれども、名実ともに一つにして、さらに権限と予算を持ってやっていくのもいいんではないかなということで、今それぞれの協会の役員の皆さんとも議論をしておりまして、多分そういう方向になろうかなと思っております。これは実質的には数カ月時間がかかりますので、そういうふうに我々市役所のほうも、また民間のそういった団体も、またそれぞれの地域もぜひ融合して一気呵成にやっていくということだろうと思います。
 吉村議員おっしゃったように、もう4年後に那谷寺さん、那殿観音さんが1300年、それから今から5年後に粟津温泉の1300年でありますが、その前には加賀百万石を築かれました利家の奥様、まつの方、芳春院と言われるんですけれども、芳春院の方が亡くなって400回忌というのがあと3年後に迫っております。また、私どもの曳山子供歌舞伎も250周年が3年後でございまして、そういうふうに一つの節目節目を大切にして、私の持論でありますそれを一つのきっかけにしていろんなものをレベルアップしていく。また、お越しになる皆さん方にたくさんの感銘を与えるような仕掛けをつくっていくということをあわせてやっていきたいなと思います。
 よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 教育長、坂本和哉君。
   〔教育長 坂本和哉君登壇〕

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◯教育長(坂本和哉君) おはようございます。
 それでは、吉村議員から質問がありました複式学級増加に伴うこれからの施策ということでお答えします。
 確かに議員御指摘のとおり、中山間地では少子化が進み、次年度、西尾小学校と那谷小学校では複式学級がさらにふえ、新たに金野小学校でも複式学級ができる見込みです。
 児童生徒数の減少に伴って、これまで児童数の増加を目的とした取り組みを幾つか行ってまいりました。特に西尾小学校地区が中心ですけれども、平成2年から山村留学制度、それから平成12年度からは特別認定校制度というような制度を使いまして通学の範囲を市の内外に広げた取り組みを行ってまいりました。ところが、その中で例えば住居が見つからなかったりとか、あるいは保護者の方の就職が困難であったりとか、さまざまな理由の中から期待するほどの児童数の増加というものが見られませんでした。
 そこで、小規模校の特色を生かした教育を推進するための施策として、西尾小学校、松東中学校を対象として広域通学モデル校という現在の制度を進め、今日に至っているところでございます。
 そんな中で、教育委員会としまして児童数の増加を目的としたこれまでの取り組みもありますけれども、就学については原則として学区制、これを維持し、地域で子供を育てるという方向を大切にしていくつもりでおります。
 ただその中で、小松市内それぞれの学区ごとに自然環境が豊かであったり、あるいはすぐれた文化、歴史があったりと、それぞれの地域で自慢できることが数多くあります。育った地域に誇りが持てるよう特色のある教育、それぞれの学校で特色のある教育を進めていくことが大切な視点であるというふうに考えております。
 それからまた、地域の子供たちのためによりよい教育環境の整備というものを進めてまいりますために、今後、さまざまな地区の協議会等に参加させていただき、そんな中で地域の方々の願い、あるいは方針、そんなものを受けとめながら、子供たちにとってよりよい学習環境というものを検討していくつもりでおります。すぐに動き出しますので、具体的な策はこれからすぐにまた考えてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

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◯議長(円地仁志君) 観光文化部長、岡山敏弘君。
   〔観光文化部長 岡山敏弘君登壇〕

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◯観光文化部長(岡山敏弘君) 吉村議員の大交流時代に向けての本市の観光施策につきまして、市長答弁に続きましてお答えさせていただきます。
 北陸新幹線金沢開業を間近に、この大交流時代に本市に訪れる人をふやすために、地域、それからまちとしての魅力アップ、イメージアップが不可欠であり、4つのテーマを柱に市全体で魅力アップを図っているところでございます。
 南加賀の交流拠点であります小松駅周辺につきましても、こまつ曳山交流館みよっさ、それからサイエンスヒルズこまつの完成によりましてもっと多くの人が小松を訪れてくれるものと見込んでおります。
 そこで、小松を訪れた人がさらに小松のたくさんの史跡、それから景勝地、それから自然、温泉、美術館など、これらに足を運んでいただくための施策が必要であると考えております。そのため、ICTを活用し、市内各観光地の情報を発信しているところでありまして、各種ツールの周知や関係者と連携し、内容の充実を図っているところでございます。
 小松市観光協会のホームページ「まるごと・こまつ・旅ナビ」、それから石川県観光連盟のホームページ、それからiPhone、アンドロイド、これらのアプリ等では多言語化を図っております。それぞれ2カ国語から5カ国語で対応しているところでございます。
 また、公衆無線LANサービスの提供によりまして情報発信し、利便性アップに努めております。現在、市内の公共施設10施設で提供いたしておりますが、新たに曳山交流館、それからサイエンスヒルズこまつにおきましても追加増設し12施設となります。さらに、市内の観光地や各施設等の状況を見ながら増設も検討いたしたいと計画いたしております。
 それからまた、空の駅、道の駅、それからこまつ曳山交流館、サイエンスヒルズなど、拠点となる施設におきましても観光情報を提供することで観光客の回遊につなげていくことができるかなと思っています。そのほか、コンベンション、それからスポーツ合宿への助成やお買い物券等の利用拡大によりまして、市内各観光地、施設への誘客につなげていきたいと考えております。
 今後も行政、それから事業者、それから市民が連携し、ICTを活用した情報提供の充実や観光素材を組み合わせた魅力的な観光コースを提案するなど、観光地への誘客促進に努めて小松市の観光の活性化推進につなげていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) 吉村範明君。
   〔6番 吉村範明君登壇〕

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◯6番(吉村範明君) それでは、再質問をさせていただきます。
 観光に関しましては本当にその観光地の方々とよく議論を重ねて、地域に合った、観光地に合ったよりよいものをまた構築していっていただければというふうに思います。
 再質問のほうは教育長にさせていただきたいと思います。
 これまで2011年6月議会、もう間もなく2年余りたとうとしております。その間、どんどんどんどんふえる一方でございます。このまま行きますと、平成29年度では波佐谷小学校が2、3年となるような形になってしまいます。
 今の話を聞いていますと、今から地域で聞いて、地域の言葉を反映しやっていくという御答弁でしたが、遅過ぎます。もうせっぱ詰まっているんですよ。そんな中、子供たちは一生懸命、自然の中で勉学もし、そして運動もし、地域の人たちとコミュニケーションを図り、「おお、どこそこの坊やな」「どこそこの子やな」「おお、おっちゃん、何々なんや」、そんなコミュニケーションはすごいとっています。しかしながら、仕組みがないから人がふえないというところなんですよ。
 先ほども申しましたとおり、誰か来ていただいたとしても、新しくですね、定住策を設けても、若い夫婦だと、おぎゃーっと生まれてから小学校に入るまで6年かかるんですよ、6年。
 そんなことを考えたら、今のうちに施策を講じないと、どんどんどんどんどんどんどんどん真っ黒い数字がふえていくだけで、──皆さん、済みません、こっちの資料で申しわけないんですけれども、複式学級がこのようにどんどんどんどん黒くなっているようにふえてまいります。これを何とかして食いとめなあかん。そこを私は聞いておるので、ぜひともそういった施策を講じるためにどうしていくのか、今後どうしていくのか、それをぜひともお聞かせいただきたいと思います。
 そうじゃないと、本当に複式学級が那谷小学校、そして西尾小学校が複式になったのをきっかけにどんどんなっていくと、今の市政は複式学級を量産する市政だと言われてしまいますので、ぜひともその辺を考慮して検討していくようにお願いしたいと思います。
 具体的なお答えを、御答弁をいただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 教育長、坂本和哉君。
   〔教育長 坂本和哉君登壇〕

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◯教育長(坂本和哉君) それでは、吉村議員の再質問の部分についてお答え申していきます。
 今確かに複式学級が年々ふえていくその現状については御指摘のとおりでございますけれども、先ほど答弁の中でも申し上げましたけれども、基本的に子供たちは自分の生まれ育った地域で愛されながら育っていくというのが一番大事かなというふうに思っております。そんな中で、そこへ他地域の、もちろん広域モデル通学というような形で思いを持っている親御さんたち、あるいは子供たちに集っていただくそういう場は場として大切なことだというふうに考えておりますけれども、その仕組みの学校が、議員もおっしゃられるとおり2つ、3つとあって、そこで子供の進路が戸惑ってしまって、子供の取り合い、正しくないかもしれませんけれども、混乱が起きるような状態というのは避けたいというふうに思っております。ただ、そのために今、複式になっていく可能性のある地域にそれぞれ具体的にこの学校ではこれ、この学校ではこれというような策を講じるのは非常に難しいところがあるというふうに考えております。
 ただ、最低限、そこで学ぶ子供たちにとって、その学校で学ぶことがハンディにならない対策だけは早急にとってまいりますけれども、具体的な数の増加を私どもとして、あなたはここに行きなさいとかというような指示を出して進めることは非常に困難があるかなというふうに考えております。
 それ以上の今答えというのはありませんけれども、すぐに教育委員会の中で話し合いしながら、具体的な策をまた考えていきたいというふうに思っております。
 以上です。

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◯議長(円地仁志君) 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) 教育長、ちょっとおとなしい答弁でございましたので、もう二、三歩前へ出なきゃいけないなと思っております。
 成り行きでいきますとそういったところがふえてくる、これはもう議員おっしゃったとおりでございまして、そこをどう打開するかが私どもの知恵でございまして、もちろん教育委員会だけじゃなくて私も含めてしっかり頑張らないかんなと思っておりますし、あわせて地域の皆さん方もやはり腹をくくるところはくくって、伝統ある那谷小学校をどのようにしてやはりもっといろんな方々に受け入れてもらうすばらしい学校にしていくかということだろうと思います。那谷は1300年の那谷寺さんもあるわけですし、そういうような文化レベルといいますと、もう小松の中ではピカ一なんだろうと思いますし、逆に言えば和の文学、和の象徴みたいなところがございますけれども、これからはさっき台湾の話もされておりましたけれども、例えば中国語、台湾語の特別コースがあるとか、英語の、あそこ那谷小学校へいけば英語がグンバツになるとかいうような御方針を立てていただくならば、私どもとしては特別の先生を配置するとか、そういうバイリンガルの教室を設けるとか、そんなことは全然やぶさかじゃないわけです。
 ですから、ぜひ今活性化委員会も先日お話を聞かせていただきましたけれども大変前向きな議論がされているようですから、地元のほうももう二歩前へ出ていただきたいなと。我々はもう三歩前へ出なきゃいけないのかなと思っておりますので、ここがやはり思案のしどころ、そして心合わせのしどころかなと思いますので、何とぞまた御容赦を、御理解をお願いいたしたいと思います。

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◯議長(円地仁志君) 吉村範明君。
   〔6番 吉村範明君登壇〕

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◯6番(吉村範明君) 市長、ありがとうございました。
 教育長におかれましては、何もされないということだったので非常にショックだったんですが、市長は今そう言っていただきましたので、ただ、やはり地域のみんなが頑張ってますが、しょせん市立学校なので口を挟むことはできません。民間の学校であれば、こういった方針をするんだよ。そのためにも教育特区、教育特別区域として内閣府に届け出をしていただいて、そういったバイリンガルであったり中高一貫とはなりませんけれども、そういった外国語を取得できる小学校として内閣府に申請をしていただいて、そういった那谷であったり、西尾であったり、金野のであったり、そういったところを特別区としてぜひとも内閣府に申請をしていただきたいというふうに思いますが、そういった形で今後進めていっていただけるか御答弁をいただきたいと思います。

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◯議長(円地仁志君) 教育長、坂本和哉君。
   〔教育長 坂本和哉君登壇〕

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◯教育長(坂本和哉君) 今御指摘のありました内閣府に申請するかどうかということですけれども、しっかりとこの後すぐに勉強しまして進めるというか検討してまいりたいというふうに思っています。よろしくお願いします。
 以上です。

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   ◇ 木 下 裕 介 君

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◯議長(円地仁志君) 木下裕介君。
   〔3番 木下裕介君登壇〕

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◯3番(木下裕介君) おはようございます。
 3月定例会におきまして、通告しました3点について質問を行います。明快で丁寧な答弁をよろしくお願いいたします。
 市長は、任期4年の在任期間を迎えようとしています。これまで力を入れて取り組んできた施策も多いと思います。小さなことから大きなことまで。その内容については昨日の質問の中で数多く触れられていましたので、私は違った点から端的にお聞きします。
 この任期4年間、やり残したことは何でしょうか。つまり御自身の自省する姿勢、次につなげようとする心構え、こうした市長の見解がお答えいただけますと幸いです。あわせて、やり残し課題の理由もお伺いいたします。
 続いて、国による地方公務員給与の削減要請についての対応です。
 今から2カ月ほど前の1月15日、麻生太郎財務大臣は、新政権になって最初に開かれた国と地方の協議の場でこう述べました。「新年度予算は、自民党としては中期的に財政健全化をうたい、日本経済再生の原点に考えている。中身を重点化しなければならない。地方財政の課題は何といっても給与の削減。7.8%のカットを国家公務員は既に履行している。地方公務員のラスパイレス指数は106ぐらいになっている。なかなか理解を得られるところではない。新年度予算からお願いする」。財務大臣はこう前置きし、地方交付税交付金の削減に触れました。「今回の補正予算で1.4兆円を地域の元気臨時交付金として計上し、(公共事業の地方負担を肩がわりするなど)最大限の配慮をした。1.4兆円が来るのだから、その半分、6,000億円ぐらいを削っていただくことになる」。
 この奇妙な論理を整理しますと、2012年度の地方歳出は給与費が4分の1、21兆円を占め、地方交付税を肥大化させている。国家公務員給与は震災復興財源をつくるために2012年4月から2年間に限って平均7.8%削減中で、結果としてラスパイレス指数、全国平均では106.9ですが、これを9年ぶりに100を超え、自治体の8割で給与水準が国を上回りました。さらに、さきの国家公務員給与削減特例法では、地方公務員給与にも地方公共団体で自主的かつ適切に対応という附則があります。さらに、地方公務員給与を国家公務員並みに減らせば、給与関係費を全体で1.2兆円削減できるというわけです。
 当然、首長の連合組織である地方6団体は異議を唱えました。しかし、結局、地方自治体に配る地方交付税総額は今年度より3,900億円減の17.1兆円、配分額が前年度を下回るのは6年ぶりになりました。ただし、地方税収を1.1%増と見込むなど、使途を限定しない一般財源の総額は前年度より0.3%ふえる形を整えました。
 焦点だった地方公務員の給与削減については、当面2013年度に限り、7月から実施の臨時特例として給与費を8,504億円削減することになりました。国家公務員が震災復興財源に充てるために2年間限定で削減していることに歩調を合わせるよう、地方交付税を削減するということによって、いわば地方自治体を誘導するということです。
 ただ、この削減と引きかえに、これまでの自治体の人件費削減努力を反映させた地域元気づくり事業費3,000億円、緊急防災・減災事業費4,550億円、国が実施する全国防災事業の地方負担分973億円を新設し、合計8,523億円を地方財政計画の歳出に計上しました。
 これには二通りの見方が考えられます。一つは、官僚天国には厳しい目を向けている国民感情から見て妥当という考え方です。地方公務員の給与は国家公務員に準ずるとした国公準拠という原則があり、その国家公務員が大震災の復興財源捻出のため給与カットをしているのだから、地方は国に従う必要があるということになります。もう一つの見方は、国が地方自治体に給与費の削減を要請することはあり得るにしても、地方交付税の削減を通じ、事実上、強制することは筋が通らないという考え方です。
 地方交付税は自治体の一般財源を保障するものであって補助金ではありません。そもそも地方公務員給与の決定権は中央政府にはありません。地方自治体職員の給与は国公準拠という原則を踏まえながら、住民の声を聞き、議会が自主的に条例で定めるものです。つまり公務員給与の削減の是非も、その程度も、削減した場合の財源の使途も、自治体が自分の頭で考え、住民との合意で決めるのが地方自治であります。まして、多くの自治体はこの10年間、相当数の定数削減をしてきた経過があります。ここ小松市も26年までの5カ年で、消防、医療職を除く職員の10%、75人の削減を進める適正化計画を策定しています。
 さらに、今回の地方財政計画で国が地域の減災・防災事業を財源保障することは重要だとしても、問題は地域元気づくり事業にあることになります。地域の元気をつくる財源の配分額を、補助金でもなく自治体の自由な財源を保障するはずの地方交付税を使って、なぜ国が自治体を選別、評価して決めるのかということにつながっていくからです。これは地方分権とはかけ離れた中央集権的な発想であると言わざるを得ません。
 本日の朝刊でも、地方公務員の給与カットを前提に、政府が2013年度の地方交付税削減を決めたことに、47都道府県知事と20政令指定都市市長の8割が反対、賛成はいなかったことが報道されていました。
 結局、この問題は、国から強制されるのではなく、自治体自身がみずから考え、律しなければいけないということにあると考えるべきです。
 そこでお聞きします。国からの地方公務員給与削減要請について、市はどのように対応されるのでしょうか。
 最後に、地元産品の販路拡大についてです。
 小松市出身で、県外、市外で飲食店を経営される方はかなりいらっしゃいます。市出身の調理師であったり、パティシエ、飲食店のオーナーさん、どれぐらい把握されているのか。そういう人たちを囲い込む、年に1回、地元の生産者の方々と会ってもらい、ルートをつくれないか。そういう後押しを行政がやってみてはどうかと考えます。
 ぐるなびという企業があります。ぐるなびといえば飲食店検索サイトでは日本最大級と言われています。このぐるなびは、地域、地方の産品をできるだけ大都市圏の飲食店に使ってもらいたいということで、例えば東京のシェフと生産者を引き合わせ、食材を使えないかという食材探しのツアーを実施しています。また、東京で地方の特産物をPRする場を設けるなど、生産者と料理人の橋渡しに取り組んでいます。
 さらに、ぐるなびは先を行っており、実はその自治体出身のシェフをデータでしっかり集めており、地元出身のシェフが、ある県のある市でお店をやっていますという情報も収集しているそうです。東京や大阪で食材を使われるシェフの方と小松市の生産者をつないでいくことによって、地元産品の販路も広がっていくのではないかと思います。
 予算がなかなかないというのもよく承知しておりますが、今申し上げたことはそれほど予算もかからないことですし、地域所得の向上において重要なことは連携していくこと、組むことです。民間企業をどんどん活用し、小松市の地域所得を向上させるために、今申し上げたような施策を展開することも検討されてはいかがでしょうか。
 以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。

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◯議長(円地仁志君) 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) 木下議員の御質問にお答えをいたします。1番目は私から、2番、3番は担当部長からということでお願いいたします。
 この4年間を振り返って、そして次に向かってという簡単な御質問を頂戴しましたので、簡潔にお答えをしなきゃいけないなと思っています。
 いろいろ継続案件はたくさんございます。それはもう御承知のことと思いますので省かさせていただきます。
 自分自身として一番大事だと思いましたのは、一つはやはり市民一人一人の幸せをどう高めて持っていくのかということと、行政のそういった市民の幸せ度、また、まちの発展のために行政の進め方をどう変えていくか、行政のあり方そのものを変えていかなきゃいけないというのが私の一番の役目だというふうに思っておりまして、それにこれまで腐心してきたつもりでございます。
 昨年から金沢大学にもお願いいたしまして幸せへの「道しるべ」ということで、市民協働課も設置いたしまして進めてきたんですが、これが7.21という数値をいただきまして、これは全国レベルから見ると0.8ポイント高いというレベルですが、これをもう1ポイントぐらい高めたいなと、当面は。そのためにやらなきゃいけないことをどうやって科学的な手法でいろんなデータだとか実態を分析して、それをどう政策に反映していくのかという、これまでの行政と違うやり方でございますが、そんなことをきちっとやっていくような市役所にしていきたいなと思っています。
 今、出産、子育てしやすいまち、556の5万人以上の市の中で16番目に昨年は認定をいただきました。それから、シニアが住みやすいまちは14位でございます。一方で、財政力があるかというのは556分の530ですから下から数えて26番目と大変優劣がはっきりしているまちでございますが、子育て、それからシニア、この部分はもう本当に1番を目指していきたいなというのが私のやり方でございまして、財政力についてはやはり市民が安心する数字にしていく。こういうものを計画的にビジョンを持って、アクションプランをつくって、10年間で200億円という数字を定めましたが、どうもそれだけでは財政に関して安心のまちにどうもならないようでございますので、これをもう一度見直さないといけないなと、そんなふうに思っております。
 まさしく議員がおっしゃるように地方分権、これは市の職員、そして皆様方、そして市民の皆さん方の思いが一つになったところに私はすばらしいまちができるというふうに思っておりまして、詳細につきましては先々週、今度の2期目を考えた新しいマニフェスト60項目をもう既に出しておりますので、そちらをごらんいただきたいなと思っております。
 それから、2番目の給与削減に関する件について、ちょっとだけ私のほうからコメントをさせていただきたいと思います。
 基本的にはこの4年間で、小松市総人件費相当削減することができました。これは定年退職者が多いということと、それから人員につきましてはもちろんトータルでのいろんな行政改革プランをつくってございますが、基本的には消防だとか病院、これはどんどん、どんどんということじゃなくて必要な部分については増員をしていくと、予算もかけていくというのが私の考え方でございまして、これはきちっと増員をさせていただいておるわけです。
 それから、民間にお願いできるものは民間にお願いをしていくと。さまざま今民間のほうも御努力されておりまして、いろんな資機材も民間のほうがいいなんていう部分が結構ございますので、そんなところをどんどん利用させていただきたいと。この辺いろいろ意見が分かれるところだと思いますが、そのようにさせていただきたいと。
 そして残る部分については、どうやって効率をしていくかということで、仕事のやり方を変えるとか、それから無駄をなくするとか、そして一人一人の職員のレベルを上げていくとか、または部課長さんが全体の組織の長でございますので、その人たちの旗振りをどういうふうに高めていくかというようなことをやらせていただきました。
 そんなことで、給与削減についてどうするんだということでございますが、これは各自治体も7月からということを国からも要請されているんで、それまでそれぞれの自治体の中で議論をさらにするというふうに私も直接お伺いしておりまして、これは選挙もございますので、次の市長さんがということになろうかと思っております。
 ただ、自分としては、こういう今ラスパイレス、後ほど部長さん細かく御説明いたしますが、給与を仮に、9カ月間のことでございますが、私どもは人事院勧告に従ったりいろんなルールに従ってやっておるんですけれども、これを機会により職員の皆さん方がモラルを上げれるような給与体系に一部でも変えれることができるならそれにこしたことないなと私はそう思っておりまして、それが可能かどうかということありますけれども、そういうふうにただ単に一部削減するのかしないかは別ですよ。しないという方法もあるわけですけれども、するんではなくて、これを一つのきっかけにして何か新しい方策がとれるのかとれないのか、そのあたりも今担当部門のほうで検討していただいておりますので、最終的には6月議会にということになりますので、よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 総合政策部長、早松利男君。
   〔総合政策部長 早松利男君登壇〕

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◯総合政策部長(早松利男君) おはようございます。
 私からは、国による地方公務員の給与削減要請に対する対応について、市長答弁に続いてお答えさせていただきます。
 今回、国では平均7.8%の国家公務員の給与減額措置に準じた取り組みを地方公共団体に要請しております。ただし、議員御案内のとおり、この要請は一律に現状からさらに7.8%減額するように求めているものではなくて、各団体において既に行われている給与抑制措置を踏まえた上での取り組みを求めているものでございます。
 本市では、御案内のとおり市民の安全・安心を担う消防、病院関係を除く職員数、これについて削減を積極的に進めてきております。また、平成24年のラスパイレス指数は、全国の市の平均が98.8でございます。それに対して本市は94.4となっております。さらに、今回の国家公務員の暫定的な2年間の給与減額措置の影響を含めた場合には、全国の市の平均が106.9となりまして、本市のラスパイレスは102.2となっております。
 したがいまして、このラスパイレス指数において国家公務員の給与水準より本市が上回っているとされる2.2%相当分の給与引き下げを国が要請しているということとなります。
 地方交付税の削減についてのお話もありましたが、さまざまな御意見があるようでございます。
 本市の地方交付税、概算で現在のところ見ますと、単純に言いますと今回の給与措置の影響で2億円程度の減額、2億円余りかなと思っておりますが、お話にありましたその一方で地域の元気づくり事業費というものが地方交付税の中に考慮されることとなっております。これについては、今ほど申し上げましたラスパイレス指数であるとか、これまでの職員数の削減状況等を踏まえて試算しますと約1億3,000万円程度逆に増加要因かなと思っております。差し引きしまして、地方交付税、現在のところ7,000万円余り減額の影響があるのではないかというふうに見ております。
 国では、平成25年、ことしの7月からの実施を求めておりますが、今ほど市長からもお話ありましたとおり、本市におきましてどのように対応していくかということにつきましては6月議会までに十分検討してまいりたいと思っております。
 よろしくお願いいたします。
 以上です。

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◯議長(円地仁志君) 経済環境部長、西野徳康君。
   〔経済環境部長 西野徳康君登壇〕

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◯経済環境部長(西野徳康君) おはようございます。
 私からは、木下議員の3点目の地元産品の販路拡大につきましてお答え申し上げます。
 環境王国、この認定によりまして小松市はすぐれた自然環境と農業のバランスがとれ、安心できる農産物の生産に適していると評価されております。このメリットを生かして、環境王国こまつとして農業の振興、活性化を図るため、農産物の販路拡大、それから加工品開発に取り組んでおります。具体的には、米に関しては環境に配慮した特別栽培米の普及拡大、米・食味コンクールによる品質や生産者意欲の向上により小松市産米のブランドを高める取り組みを行いまして、今年度は新たに関西のデパート、それからホテルへの販路が拡大しました。
 また、6次産業化としまして、トマトカレーの販売から新たな関連商品が販売され、今年度においては大学や民間とともに六条大麦を使いました加工商品を開発しまして、本年度開設した「空の駅こまつ」においても全国及び世界から往来される方々に向け、販売を開始したところでございます。
 さらに、季刊誌の「こまつもん」というものを発刊したり、関係都市との相互交流によって環境王国こまつのPRにも努めているところでございます。
 今後につきましては、平成27年度に米・食味分析鑑定コンクールの国際大会というのが小松市で開催されることになっております。この国際大会での金賞受賞を目指すことによって小松市産米の知名度を上げ、さらなるブランド力の向上を目指してまいりたいと考えております。
 また、小松市の進める6次産業化というのは24次産業化ということで新たな機能を付加した形でございますけれども、ニンジン、大豆等、地元食材を活用して消費者の求める新たな機能性等を付加した商品開発を進めてまいります。
 これら小松市を代表するさまざまな産品ございますが、販売を伸ばしていくために各地の展示会、商談会、こういったものを積極的に活用して、都市圏のみならず地方都市を含め各地のニーズを把握したり市場調査を行うと、こういったものを行うとともに、議員が御案内ございましたけれども、首都圏の飲食店経営者を初め、全国展開する卸、小売業チェーン店あるいは外食産業、中食産業、ホテルチェーン、こういったさまざまなものがございますので、幅広に販路を開拓、拡大していきたいと考えております。
 また、具体の案件ございますけれども、した場合には売り手と買い手がマッチングできる相談情報窓口、こういったものも必要でございますので、これらを設け、新たなビジネスチャンスを広げてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) この際、午後1時まで休憩いたします。

      休憩 午前11時49分

      再開 午後 1時00分


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◯議長(円地仁志君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。

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   ◇ 片 山 瞬次郎 君

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◯議長(円地仁志君) 片山瞬次郎君。
   〔11番 片山瞬次郎君登壇〕

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◯11番(片山瞬次郎君) 一般質問の最終の質問者になりました。元気いっぱいやってまいりますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、第12代市川團十郎さんは小松市の子供歌舞伎の大恩人でございます。成田屋のおはこの「勧進帳」を子供歌舞伎にて上演させていただいているのは、まさに團十郎さんのおかげであり、大変なことでもあります。本当に本当に感謝申し上げたい、このように思います。
 歌舞伎界の発展、伝統芸能、文化の興隆に貢献したその功績は卓越していて、小松市民の大きな誇りとしてその偉業をたたえていきたいと思いますし、私の希望としては何らかの形で顕彰させていただきたいとの思いでいっぱいでありますが、ただ、今は團十郎さんがしのばれるばかりであります。ともかく、子供歌舞伎の伝統をこの御恩に報いて、小松の地より発展させることが一番だと思います。
 さて、質問に移ります。
 まず最初に、幼児教育の無償化についてであります。
 少子・高齢化が叫ばれます。ここで言う幼児教育の意味は、幼稚園及び保育所を含む教育費の無償化の意味合いであります。
 子供の成長と発達に大きな影響を及ぼす幼児教育・保育の重要性を考えると、幼児教育・保育の無償化を目指し、就学前1年から就学前3年までの段階的な制度を図っていく動きがあります。
 厚生労働省によりますと、47年後──2060年です──には日本の人口が8,674万人まで減少して、人口数で見ると関東地方の1都6県(約4,200万人)が消失するのに等しい深刻な人口減少社会が到来すると予想されています。
 こうした中で、我が国の社会保障に対する信頼が揺らげば、経済に悪影響をもたらしかねない状況です。日本が世界に誇る国民皆保険、皆年金といった現行の社会保障制度を守り、維持するためには、何よりも支え手の拡大が重要です。若者の雇用政策の充実はもちろん、若い世代を総合的に支援し、子供を安心して産み育てられる社会環境の構築が急務であります。
 人口減少が進む主な原因は、晩婚化や非婚化などの進展による出生数の減少です。その背景には、非正規雇用の増加や仕事と子育てを両立するための環境整備のおくれ、子育てに対する教育費の増大など、家計の不安があります。子育て環境の改善に向けた新たな取り組みが欠かせなくなります。与党間、自由民主党と公明党で取り交わした連立政権合意書に、「幼児教育無償化を財源を確保しながら進める」との一文が盛り込まれたのはこのためであります。
 就学前の環境は人格形成に大きな影響を与えます。ひとしく恵まれた教育環境の中で幼児期を送ることが大切であります。
 諸外国、イギリスやフランス、韓国などではこのように無償化の取り組みを進めている国がふえてきております。
 小学校就学前の幼稚園や保育所などの幼児教育無償化は、少子化対策の観点からも効果は大きいと思われます。現在、小松市も第3子に限り、諸条件や所得制限を行って一部対応はしていますが、全ての幼児教育無償化が望まれます。今後の進展が待たれます。これを進展することによって、先ほども市長言いましたけれども、子育てナンバーワンが実現できるかの大きな要素かもしれません。
 実際、3歳から5歳までの就学前1年から3年の幼児教育無償化を行った場合、およそ財源的には幾らぐらい小松市の場合は必要なのでしょうか。
 市長は、幼稚園、保育所の幼児教育無償化について、どのようなお考えをお持ちかお聞きしたいと思います。
 2つ目です。中小企業金融円滑化法の期限到来に向けた支援策についてです。
 中小企業金融円滑化法は、金融機関に対して中小企業から返済条件の変更要請があればできるだけ応じる義務を課した法律です。2008年の秋、リーマンショックを受け成立しました。中小企業への貸し渋り、貸しはがしを防ぐために導入。当初は11年3月末に期限でしたが、延長を重ねて本年、13年のこの3月末で期限となります。同法が終了すれば、一部中小企業の資金繰りの困難に伴う倒産等もあり、日本経済は再び失速する可能性が指摘されております。抜本的な事業再生を実施しないと対処できないとも思われます。景気に与える影響は甚大です。
 この法により、中小企業の資金繰りは改善されたが、売り上げ、収益が回復する先は極めて限られており、結果としては金融機関からの再貸し出し、再々貸し出しに応じざるを得ない例が増加しております。
 小松市としても、県や商工会議所と連携して対応を望むところでありますが、何か支援策を考えているのでしたら所感をお伺いしたいと思います。
 3つ目です。期日前投票時における宣誓書の簡略化をということで、選挙時によく私も聞かれるんですけれども、期日前投票所の受付で宣誓書に記入する際に、「職員に見られていると手が震えてしまう」「緊張で嫌だ」等の声です。「改善できないか」との声が上がります。私も高齢者や障害者の方々は緊張して自分の名前すら書けないという状況もあるのではないかと思います。このような、有権者の心理的負担の軽減を図り投票ができることは大切なことだと思います。
 各種選挙の期日前投票の際に記入する宣誓書及び投票用紙交付請求書を、各世帯に郵送する投票所入場券の裏に印刷することを決め、適用を始めた自治体も少なからず出ております。
 選挙管理委員会委員長の見解をお伺いいたします。
 4つ目に教育長にですけれども、命を大切にする教育と理科教育についてであります。
 最初に、命を大切にする教育。
 大東市の話なので、先ほど浅村さん、そして吉村さんも若干触れてましたので、ちょっとだけです。ある朝刊コラムに「過去200万年の“累積人口”は約1,120億人との試算があることを知った。親と子の出会いは「1,120億分の1」の幸運──ほとんど奇跡であるらしい」。中略しまして「大阪府大東市では小学校5年の男児11歳が電車に飛び込んで自殺した。通っている学校が統廃合されることに触れたメモが残っていたという」。ここでメモの引用がありまして、「どうか一つのちいさな命とひきかえに、とうはいごうを中止してください」。飛びまして「人類史上でたった一度の奇跡として生まれた君が、何かの引き換えになる「小さな命」のはずがない。間違っている」とありました。
 私はこの記事を読んだとき、この子は自信をなくしたのか、自分の命の尊厳性や自己の可能性を無意識にでも少しでも感じなかったのかと。
 交友関係の中で切磋琢磨し子供たちは成長しますが、ストレス等で子供たちのエネルギー、生きる力が弱くなって、ちょっとしたことで疎外感を感じたり、いじめと感じるということになってしまうのではないかとも思います。
 教育そのものが、自分、他人ともの命のとうとさや人間の原点を大切にすることでその基盤が成り立っているはずです。命を大切にする教育について、教育長の所感をお伺いします。
 また、学校教育、生涯教育の中でどのような取り組みをしているのでしょうか。
 2つ目として、理科教育についてであります。
 平成24年度から新しい学習指導要領が実施され、理科では3年間の授業総数、中学校ですけれども385時間で前年度より95時間ふえています。教科書のページもかなりふえております。
 指導要領の内容を見ると、中学校1、2年ともに高校から移行した内容があり、新規内容も加わっています。3年生では高校から移行した内容、新規内容が盛りだくさん。私が高校時代に習っていたような内容が数多く、難易度が上がっております。
 ちょっと主な単元だけ見ました。中学校1年では、力とばねの伸び、水圧、浮力、質量と重さの違い、これが高校から移行しています。それから、新しい内容ではプラスチック。ほかにもありますけれども。
 2年生では、電力量、熱量、電子、交流、無脊椎動物の仲間、生物の変遷と進化等が高校からの移行。私がびっくりしたのは、周期表が2年生で、我々は高校のときに習いましたけど周期表が2年生で出てきている。
 3年生では、力の合成・分解、仕事・仕事率、それから放射線、水溶液の電導性、イオン、これが高校からの移行ですね。それから、原子の成り立ちも高校から移行しております。あと新規内容では、DNAや地球温暖化等、そういうのがあります。
 本当に内容が濃くなっているなと思います。今年度の授業数の増加、内容の高度化により、さらに苦手な生徒がふえるのではないかとも心配になります。また逆のことも言えるかもしれません。興味を持って頑張れる子もいるかもしれません。
 私は中学校1年の新しい科学という教科書を読みました。私の時代の高校で学習した内容が加えられていましたし、見る分にはあんまり感じなかったんですけれども、副教材やプリントを見たときは、やはり歴然としてそのことを感じました。
 私の考えでは、自然科学は五感を通じて実験や体験をして、その現象の不思議さからおもしろみを感じるのだと思います。前向きな思考となる興味、好きは学びの原点です。また、時間的な余裕がないと考える力が伸びない。思考するには時間が必要だからです。
 教科の流れを俯瞰してみれば、教科書中心で、個々人の体験が伴わず、即効性が求められて、現在は知的なことと学力テスト等の比較ばかりが目立つようにならないか懸念がされます。
 昨年の8月、全国学力テストの結果から、中学校理科では、観察や実験をもとに子供に考えさせたり、表現させたりする部分を強化すべきとの識者の意見もありました。
 取り組む意欲が大切です。時間数もふえ、そして内容の難解度、そして先生方の教育技術も注目されると思います。教科書の教えるスピードが速く、量が消化できない。最終的には自然科学を先生から教え、学ぶの関係が希薄となります。点数のレベルや各学校、各地域との横の比較が重視されて、受験対応的になるのではないかと懸念しております。教育現場はうまく対応できているのかどうかすごく心配です。
 教育長の所感をお伺いしたいと思います。
 以上、私の質問を終わらせていただきます。
 よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) 片山議員の御質問にお答えをさせていただきます。1番目の幼児教育は私から、そして中小企業円滑法に関連することは経済環境部長から、そして期日前投票は御指定のとおり選挙管理委員長、そして理科教育については教育長ということでお願い申し上げます。
 まず最初に、午前中、宮西議員からもお話ございまして、12代團十郎様の御逝去、本当に謹んで感謝を申し上げながらお悔やみを申し上げたいと思っております。
 先日、円地議長と、そして成松会のメンバーと、それから北野勝彦先生と、そして私と告別式に参列をさせていただきました。関係者並びに一般の歌舞伎ファンの方、本当に列をなしておられまして、團十郎様の御逝去を本当に皆さん方がひとしく惜しんで、そして嘆いておられるなという思いをいたしました。
 そのときに頂戴いたしましたおはがきの中で、辞世の句というのがございまして、これは新聞でも皆さんごらんになっていると思いますけど、「色は空 空は色との 時なき世へ」。最期にこの文言を御自分でパソコンに打たれたというふうに聞いておりまして、時なき世へ、今、在天にいらっしゃるわけでございます。
 私どもはこれまで25年余りの本当に厚い御厚情に感謝を申し上げて、そしてこの5月には追慕展も今企画をしております。そして、日ごろ私どもがお稽古をつけていただきました「勧進帳」、そして曳山子供歌舞伎、5月には今度演じる子供たちもその思いを背負ってしっかりと熱演してくれると思っております。
 4月2日からの新歌舞伎座のこけら落とし、そして私どもの5月の春の巻が團十郎様の在天からのエールをいただいて、しっかり成功することを御期待を申し上げたいと思います。
 御質問の幼児教育の無償化でございます。
 私も方向としてそういう方向が正しいというふうに思っておりまして、数年前に公立高校の無償化というのも一歩先に始まったわけでございます。それよりも先に私は幼児教育じゃないかなと思っておりましたが、いずれにしてもこの3月から検討会が開かれて、6月には答申が出る。大変スピード感を感じるわけでございますし、その答申が出ましたら、早く実現をしてほしいなと思うんですが、これを小松市だけで全額費用負担しますと毎年6億円以上かかります。全国で7,900億円と言っていますから、大体その1,000分の1ですから大体うなずけるわけでございますが、そういう意味ではぜひ国のほうで義務教育化していただくということが本当に望ましいと思いますし、あるまちは無償化をやって、あるところはできない。私は同じ日本人として子供たちに差が出るということは一番つろうございまして、医療費なんかもやっぱり同じ考え方をぜひお願いをしたいなと常々申し上げています。
 2年前の6月議会で杉林さんがちょうど議長のときに国のほうに幼児教育の無償化の議員提出議案が成立しておりまして、そういう要望もしておるわけでございまして、ぜひそういう方向を皆さん方と一緒に進めていければなと思っています。
 今回、小松市3,050名余りの子供たちが対象になるわけでございますし、今、企画されておりますのがまず5歳児からと。その次に4歳児、3歳児まで広げるということでございますが、段階的でも結構でございますので、ぜひそういう方向が進むように私もしっかりと要望しながら、あわせて私どもが今できますのはそれぞれ幼稚園、保育園のいかにして質を高めておくかということだろうと思います。金銭的な部分についてはできる限りのことは今まで4年間させていただきましたが、質を高めるということはこれはまた別の問題だと思いますし、それからそこで働いていらっしゃる保育士だとか幼稚園の先生方の待遇をどうもっと高めていくかということもあわせて必要ではないかなと思っておりますので、これから皆さん方とともにまたいろいろ考えていきたいなと思います。
 よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 教育長、坂本和哉君。
   〔教育長 坂本和哉君登壇〕

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◯教育長(坂本和哉君) それでは、片山議員の命を大切にする教育という部分と理科教育についてというところでお答えします。
 最初に、命を大切にする部分についてですけれども、子供を取り巻く現状としまして、少子化あるいは核家族化等によって、出産あるいは身近な親族の死、そんなものから子供たちが接するそんな機会がだんだんと少なくなっているかなというふうに思います。また一方で、ゲーム機器あるいはパソコン、スマートフォン等、機器の普及に伴って命や死に対する感覚が麻痺してしまったり、あるいは一方ではいじめ等に起因する暴力事件や自殺というようなことも起こってきています。
 そんな中で、命の教育についてですけれども、命の教育の基盤となるのは基本的には家庭であるというふうに思います。一人一人の子供たちが大切にされ、自分はかけがえのない存在だという思いを育てることが基本であると思います。それと同時に、自分と同じようにほかの人も大切な存在だと教える家庭の役割はますます大きくなっていると考えます。
 学校では、そうした保護者の方や家族の思いをしっかりと受けとめ、家庭と連携しながら命の教育をさらに深めていくことが重要だと考えています。子供たちの命を大切にする心と生きる意欲、これを育てていくことが必要であると考えています。そのためには、学校は安心して学び、生きがいを見つけられる場でなくてはならないと考えています。
 学校教育において教科、道徳あるいは特別活動などさまざまな学習や活動の中で、自己肯定感あるいは自己存在感、自己有用感というようなものをしっかりと育むとともに、命の教育に取り組んでいきたいというふうに思っています。命の大切さを単に知識としてではなくて、人と人の触れ合いの中で体験的な実感を伴って培われるものであるというふうに考え、命の大切さを教える教育とともに、生きる喜び、生きることのよさを子供たちに実感させる教育を推進していきたいというふうに考えております。
 実例としまして現在取り組んでいるものを幾つか挙げますと、道徳教育におきまして、自分と他人の命を大切にする心、あるいは態度を育成する。あるいは教科、あるいは学校保健委員会等で命や人の成長に関する学習を行う。あるいは学校行事や児童会、生徒会の活動などにおいて連帯感あるいは達成感を味わわせる場面を設定する。また、ボランティア活動や職場体験などで人の役に立つ喜びを味わう。また、赤ちゃんふれあい体験等、具体的な触れ合いの体験を通じて命の大切さを感じさせていきたいというふうに思っております。
 次に、理科教育についてですけれども、学習指導要領の改訂に伴って小中学校では理科における学習内容が、議員御指摘のとおり大幅に増加しました。とともに、授業時間数も増加しており、その中で観察あるいは実験の時間が十分に確保されるようになってきております。
 学習指導要領の目標では実感を伴った理解を図る、また改訂の趣旨の中には科学技術が日常生活や社会を豊かにしていることから、理科を学習することの意義や有用性を実感させることがうたわれています。これらから、理科は実体験が何よりも大切であると捉えています。理科は教科の特性上、見て、触れて、感じてといった五感を生かした展開が大切です。観察、実験は必須であり、それに伴って児童生徒が実際に操作できる数の理科の備品の充実を図ってまいります。
 また、指導要領には博物館や科学学習センターなど積極的に連携や協力を図るように配慮することと明記されており、来年度オープン予定のサイエンスヒルズこまつのひととものづくり科学館の積極的な利用を通して、理科における興味、関心をさらに高め、実体験重視の教育活動を展開していきたいというふうに考えております。
 以上です。

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◯議長(円地仁志君) 選挙管理委員会委員長、坂井紀敬君。
   〔選挙管理委員会委員長 坂井紀敬君登
    壇〕

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◯選挙管理委員会委員長(坂井紀敬君) 私からは、期日前投票時における宣誓書の簡略化をについて御質問にお答えを申し上げます。
 宣誓書とは、期日前投票において投票しようとする人が、本人の氏名、住所、期日前投票する理由等を宣誓するための書面です。
 現在、小松市では宣誓書は各期日前投票所に備えつけられており、期日前投票に来た人がその場で記載することとなっております。
 県内では、昨年12月の衆議院議員総選挙におきまして19市町のうち9市町で投票所入場券の裏面に宣誓書の印刷されたものを使用しております。
 確かに宣誓書を使用した場合、自宅で宣誓書を記載して期日前投票所に来ることができ、選挙に来る人にとって利便性が高まるものと考えております。
 つきましては、入場券の様式や受け付け時の対応に工夫を凝らし、導入に向けて検討してまいりたいと考えております。
 貴重な御意見、大変ありがとうございました。
 以上であります。

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◯議長(円地仁志君) 経済環境部長、西野徳康君。
   〔経済環境部長 西野徳康君登壇〕

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◯経済環境部長(西野徳康君) それでは私のほうからは、片山議員からの2点目の中小企業円滑化法の期限到来に向けた支援策につきましてお答え申し上げます。
 市内中小企業者の円滑な資金繰りを支えるために、市ではいわゆる金融円滑法施行中に中小企業向けの本市融資制度の拡充、特別枠の設置、具体的には2つございまして、一つは中小企業緊急支援資金融資制度の融資期間、それから限度額の拡充、こういうもの。それからもう一つは、震災や円高影響者への特別枠としまして中小企業緊急特別資金融資制度、こういったものを実施してまいりました。また、貸付条件変更に対応した制度融資利子補給事業、こういったものも実施し、こうして県の融資制度との組み合わせなどによって中小企業者が柔軟に融資制度を利用できるよう対応してきたところでございます。
 中小企業者の中には、今月3月末の期限到来後に金融機関の対応が変化するのでないかという不安を抱く方もいらっしゃるということでございますが、金融機関は従来どおりの姿勢で資金繰りに応じていくということもお聞きしております。
 市としても引き続き市内中小企業者の資金繰り支援を行う中で、先ほど申し上げた中小企業緊急支援資金融資制度、この継続のため、新年度当初予算に所要額を計上し、引き続き金融機関に柔軟な融資対応を促すということ。それから、国、県などが設ける金融円滑化相談窓口との連携、それから今月6日──あすでございますけれども──には小松商工会議所主催での懇談会、こういったところで連携内容の確認、さらには商工労働課の窓口時間を延長し、保証認定事務等の迅速な対応と、こういったものを通じまして期限の到来に向けて適切に対応してまいりたいと考えております。
 今後も景況の変化に迅速に対応し、市内中小企業者の経営安定化が進むよう、支援体制や施策の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) 片山瞬次郎君。
   〔11番 片山瞬次郎君登壇〕

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◯11番(片山瞬次郎君) 再質問させていただきます。
 教育長ですね。ちょっと一つ残念やったなと思ったのが、命の教育ということで、私は小松市には財産があると。教育上のすごい財産があるというふうに思っています。
 それは何かといったときに、読み聞かせだなと思うんですね。読み聞かせで、もちろん家庭の中で読み聞かせをするというのもありますけれども、学校の中で読み聞かせを続けて、その啓発に触れながら、今、小松の子供たちが県内ではトップクラスの中で、いろんな形で育っている。その読み聞かせの中で命の大切さとかそういうことを学んだ幼児の方も本当に多いだろうと。それから、中学校でもやっぱり古典とかそういう先生方がやっていらっしゃる。その視点が一つ欠けているんではないかというふうに、教育長の中に欠けているんだなというふうに私はちょっと思っちゃったんですね。実際はそうでないかもしれません。もっと重視をするべきだというふうに私は思います。そのことを教育長が本当に読み聞かせの効用、読むというようなことを、ちょっと余り感じられなかったので、そのことだけひとつお願いしたいと思います。
 それともう一つ、西野部長様ですね。相談の窓口は市役所内に設置して、どういうふうな形で設置するのかどうかわかりませんけれども、設置をするのかどうか。そして、どういうような形で進めるのかというのがちょっと余りにも見えなかったので、どうなんだろうと思いました。
 その2点だけ再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いします。

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◯議長(円地仁志君) 教育長、坂本和哉君。
   〔教育長 坂本和哉君登壇〕

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◯教育長(坂本和哉君) それでは、今、片山議員の再質問にありました部分について、私の所見を述べたいと思います。
 今御指摘、本当にありがとうございます。子供たちにとって読書活動、それから自分で読む読書と同時に、今議員の御指摘のとおり、言葉として、音として、読書というかその物語、文書に触れる、とっても大切な活動だというふうに思っております。読み聞かせ、音による言葉のつながりによって、人と人のぬくもりを感じたりという部分で本当に人間のつながりの大事なところがこの部分にあるというふうに思っております。
 学校の中でも読書活動はかなり定着しておりまして、小学校、特に読み聞かせが盛んに行われております。それから、中学校の朝読書の中でも、単に読むだけではなくて、職員が本を紹介したりというような形で本と子供たちのつながり、そして本を通じて人と人とのつながり、これは命の教育という部分で非常に大切なものだというふうに思っております。
 御指摘のとおり、しっかりとまたこの部分についても命の教育という視点から進めてまいります。
 どうもありがとうございました。

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◯議長(円地仁志君) 経済環境部長、西野徳康君。
   〔経済環境部長 西野徳康君登壇〕

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◯経済環境部長(西野徳康君) 片山議員からの再質問にお答え申し上げます。
 窓口の設置と、それから相談の内容、仕方だという御指摘でございます。
 これまでの法の施行の中で、先ほども申し上げましたようにさまざまな企業さんとの相談をさせていただきました。中身を見ますと、やはり資金、必要な額の規模も違いますし、置かれている背景、それからどういう展開をして法の趣旨に照らして経営を安定させるかということはまちまちでございます。
 また、市独自で対応できるものであったり、あるいは県であったり商工会議所であったり、それぞれ役割分担ございます。そういった意味で、これまでの方針としては同様に対応してまいりたいと考えてますが、法の施行後、情勢がどのように変わるかというところが一番の心配でございますので、そのあたりの確認をあした、先ほど申し上げた懇談会で改めて確認をして、相談窓口がないという事態に陥らないようにしっかりと連携をしてまいりたいと考えております。
 このために、市ではホームページに昨日、窓口なり、御案内をさせていただいているところでございますし、それから窓口の時間の延長ということも先ほど申し上げましたけれども、県なり商工会議所は今月の1日から、引き続き市でも3月4日から時間を延長しまして柔軟に対応していくという体制を整えております。
 いずれにしましても、先ほど申し上げましたとおり、窓口相談ができる相手がしっかりといるということで、企業のよき相談相手となれるように今後ともしっかりと対応してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

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◯議長(円地仁志君) 以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。
 ほかに質疑並びに質問はありませんか。
   〔「なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。

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   ◎議案の委員会付託

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◯議長(円地仁志君) ただいま議題となっております市長提出議案第1号外30件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。

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   ◎次会日程報告

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◯議長(円地仁志君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 明6日から13日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 御異議なしと認めます。
 よって、明6日から13日までは委員会審査等のため休会することに決しました。
 次会は、3月14日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論及び採決を行います。

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   ◎散会の宣告

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◯議長(円地仁志君) 本日はこれにて散会いたします。

      散会 午後 1時40分