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石川県 小松市

平成25年第1回定例会(第1日目)  本文




2013.02.25 : 平成25年第1回定例会(第1日目)  本文


      開会 午前10時00分

   ◎開会の宣告
◯議長(円地仁志君) おはようございます。
 ただいまより平成25年第1回小松市議会定例会を開会いたします。

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   ◎開議の宣告

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◯議長(円地仁志君) これより本日の会議を開きます。

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   ◎諸般の報告

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◯議長(円地仁志君) 地方自治法第121条の規定による今期定例会における説明員の氏名は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。
 その他の報告は省略いたします。

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   ◎会議時間の延長

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◯議長(円地仁志君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。

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   ◎会期の決定

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◯議長(円地仁志君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から3月14日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 御異議なしと認めます。
 よって、会期は18日間と決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。

      休憩 午前10時01分

      再開 午前10時29分


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◯議長(円地仁志君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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   ◎日程の追加

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◯議長(円地仁志君) 日程追加、お諮りをいたします。
 休憩中に、宮西健吉君外7名から議員提出議案第1号 北朝鮮の核実験実施に対する決議が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、審議することといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 御異議なしと認めます。
 よって、議員提出議案第1号を日程に追加し、審議することに決しました。

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   ◎議員提出議案第1号の上程、説明、質
    疑、委員会付託省略、討論、採決

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◯議長(円地仁志君) 議員提出議案第1号 北朝鮮の核実験実施に対する決議を議題といたします。
 提出者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。
 宮西健吉君。
   〔14番 宮西健吉君登壇〕

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◯14番(宮西健吉君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、説明をいたします。
 議員提出議案第1号 北朝鮮の核実験実施に対する決議について説明をいたします。
 去る2月12日、我が国及び国際社会が北朝鮮に対し、再三にわたり強く自制を求めていたにもかかわらず核実験が強行されたことは、我が国の安全のみならず、広く国際社会の平和と安定を大きく損なう行為であり、断じて容認できるものではありません。
 今回の北朝鮮の行為は、先般、全会一致で採択された安保理決議2037号を初めとする一連の国連安保理決議に違反していることは明白であり、このような挑発行為は国際社会への明確な挑戦であります。
 よって、小松市議会は、かかる行為に対し断固抗議するとともに、国際社会が結束した外交努力を展開し、平和的な解決を図るよう強く求めるものであります。
 以上であります。

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◯議長(円地仁志君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
   〔「なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 宮西健吉君。
   〔14番 宮西健吉君登壇〕

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◯14番(宮西健吉君) 一部修正をさせていただきたいと思います。
 「安保理決議2037」と申し上げたと思いますが、「安保理決議2087号」でありますので、これを訂正させていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

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◯議長(円地仁志君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
   〔「なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、委員会への付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
   〔「なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 討論なしと認めます。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議員提出議案第1号 北朝鮮の核実験実施に対する決議を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

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◯議長(円地仁志君) 起立総員。
 よって、本案は原案のとおり決しました。

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   ◎市長提出議案第1号〜議案第31号の
    上程、説明

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◯議長(円地仁志君) 日程第2、市長提出議案第1号 平成25年度小松市一般会計予算外30件を一括して議題といたします。
 市長より提案理由の説明を求めます。
 市長、和田愼司君。
   〔市長 和田愼司君登壇〕

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◯市長(和田愼司君) 皆様、おはようございます。
 まず初めに、去る2月3日、歌舞伎界を代表する大名跡を継がれ、伝統的な荒事を国内外で豪快に見せてくださいました第12代市川團十郎さんが御逝去されました。小松市民が團十郎さんから受けた御恩に深く感謝いたしますとともに、心より御冥福をお祈り申し上げます。
 勧進帳八百年祭を機に御縁をいただいてより25年余、小松市ではその御厚意により、歌舞伎十八番のうち「勧進帳」の上演に取り組ませていただきました。特に昨年は二度にわたり、小中学生のお稽古に小松へおいでいただき、小松の子供たちに全身全霊で一芸に打ち込む生き方をじかに御教示いただきました。この貴重な経験を通して、小松の子供たちは團十郎さんの心を受け継ぎ、世界に羽ばたける人材として育てていただきました。
 小松市は、團十郎さんが御逝去されたことを悼み、御恩をしのぶため、2月5日から1週間、こまつ芸術劇場うららにて、團十郎さんの追悼記帳と小松の子供たちと團十郎さんとの交流の日々を写した追悼写真展を開催させていただきました。市内外、首都圏、関西圏からも記帳のお客様が訪れ、連日100名を超える方々が「歌舞伎のまち こまつ」を牽引していただいた團十郎さんとのお別れを惜しまれました。
 お旅まつりの5月には、市民の皆様から團十郎さんとの思い出の写真や品々を御提供いただき、團十郎さんをしのぶ「十二代市川團十郎丈追慕展」を開催したいと思っておりますので、皆様におかれましても御観覧のほどお願い申し上げます。
 それでは、平成25年第1回市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました議案の概要と所信の一端を申し上げます。
 私は、4月12日に市長としての任期4年間を満了することとなります。振り返りますと、小松製作所発祥の地小松工場の移転や大和小松店の閉店、ハローワーク小松管内の有効求人倍率が0.24倍まで落ち込むなど、さまざまな問題に直面してまいりました。その間、小松市をよくしたい、強くしたいとの思いと、ピンチはチャンスに変えていく気構えで、改革、スピード、イメージアップを柱として、自分の持てるものを注ぎ込んでまいりました。
 市議会や市民の皆様を初め多くの方々からの温かいエールをいただいたことが大きなエネルギーになり、深く感謝申し上げます。
 市長に就任してまず取り組んだことは、行政改革、財政再建への方向性を明確にすることでした。
 お客様である市民の皆様から評価される市役所へ、まちづくりをリードする市役所、市職員への変革。この実現に向けて、経営改革チームを設け、組織や人事、仕事のやり方を常に見直してきました。
 仕事のすき間や重複をなくし、目標の共有と連携の強化を図るため、事業部制的な考えで、組織をまち発展、くらし充実、行財政改革の3つのグループに再編しました。また、市民に身近な市役所に向け、平日仕事をしている人たちが土曜日、日曜日も行政手続ができるよう、小松駅前行政サービスセンターを開設。さらに、こども教育相談・発達支援センター、高齢者総合相談センターなどを開設しました。
 組織は戦略に従うという考えのもと、機動的で強靭な組織を目指し、柔軟に見直しを進めてきました。
 市職員の専門性や能力を高める人事制度に向け、職階、職名を整理するとともに、課長級登用試験の導入や専門コースを設定しました。能力や業績が反映される評価、QCや危機管理などの新しい研修、社会貢献活動の推奨など、職員の育成に努めてまいりました。
 仕事のやり方を改革していくことが市役所の質を高める上で重要だと考えています。月2回の定例会議で方針決定と進捗管理を行い、方針展開の徹底とスピードアップを図っています。「3ム」、無理、無駄、むらの根絶を目指し、業務改善活動をスタートさせました。さらに、市役所の省エネとごみ減量化を進めるため、小松市役所環境マネジメントシステム(KEMS)を独自に策定し、全庁的な取り組みを行っているところです。
 また、新しい仕事にチャレンジしていく風土づくりにも努めた結果、金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学と包括協定を締結し、多くのプロジェクトを実施することができました。そのほか県内外の幾多の大学ともさまざまな分野で連携を深めることができ大変うれしく思っています。
 財政再建は、市民の期待、願いが強いテーマです。次世代の子や孫に、よりよい社会を残していくという信念で取り組み、ふえ続けてきた市債残高はようやく減少に転じました。10年間で200億円の減少を目標に掲げ、市債発行額の抑制や繰り上げ償還の実施により、平成22年度以降の3年間で約64億円改善する見込みです。また、この改善により利子負担の軽減に大きな成果を上げています。
 職員定数については、市民の安全・安心に直結する医療職、消防職は増強に努めました。そのほか市長部局は職員数の適正化に軸を置きながら市民サービスの向上に職員一丸となって努めてきました。
 諸経費については、契約電力量の見直しなど知恵と工夫を重ね、また業務改善、省エネ活動の展開により固定費を縮減しています。
 この経営改善効果を原資に、水道料金や保育料を引き下げるなど、市民生活へ還元することもできました。この流れを継続していくことがこれからの行政に求められている大切なことだと考えます。
 時代は大きく変化しています。小松空港や北陸新幹線による大交流時代、世界で類を見ない速さで進展する超長寿社会。このような中、まちの発展、くらしの充実を進める上で最も大切なことは明確なビジョンを持つことです。平成23年6月に、本市のまちづくりの方向性を示す指針として、市議会、市民の皆様との意見交換を踏まえ10年ビジョンを策定、公表しました。本市の強みや目標を市全体で共有したこのビジョンの実現に向け、ビジョンに政策と予算をリンクし、スピードを持ってまちづくりを実行しています。
 次に、日本一「たくましい」「おもしろい」まちへについてです。
 平成26年度の北陸新幹線金沢開業は間近です。このチャンスを成長につなげるための準備期間は本年12月までと考えており、これまで市制70周年でまちの強みや地域資源を再確認するとともに、新しい取り組みやさまざまな活用策を講じてきました。
 特にJR小松駅周辺については、駅の東西プロジェクトにより大きく進化しようとしています。駅東地区では平成23年5月に、こまつの杜がオープンしました。世界的企業の本社教育部門が集約され、世界各国、全国各地からコマツ関連の経営者や社員が訪れ、人材育成や経営幹部会議が開催されています。さらに、本年中の開館に向けて整備中の(仮称)科学交流館については、丘と建築物が融合した特徴ある外観が見えてきました。日本海側初の立体視型全天周3Dシアター、ものづくり・科学体験、企業の新製品発表や大学研究者等の情報発信、技術展示など、まさにまちと人の成長を目指す先端科学と技術による交流施設であり、名称をひととものづくり科学館、産業振興支援施設についてはこまつビジネス創造プラザとし、敷地全体の愛称をサイエンスヒルズこまつにしたいと考えております。
 一方、駅西地区には町衆文化、伝統文化が集積しています。現在、本年5月1日のオープンに向け、こまつ曳山交流館の整備を進めており、これに先立ち子供歌舞伎を継承する人材育成や支援制度の構築も行ってきました。1,000軒余の町家のうち既に115軒を町家認定し、その活用も進めてきました。商店街の名称も変え、駅西エリア全体が歌舞伎のまちにふさわしい形になりつつあります。
 このJR小松駅東西が新旧のコントラストにより、まちの魅力を一層高め、北陸の一大交流ゾーンに形成されるべく取り組んできました。
 さて、これからの大交流時代に、世界とつながる開港から50年を経た小松空港は大きな財産であります。航空機での移動の機動性を高めるため、乗り継ぎ割引制度の拡充に努めてきた結果、現在、羽田乗り継ぎは全国最多の34区間となり、また国内線では羽田、福岡、仙台の各便の増便が予定されています。重要な国際線では、アジアのハブ空港との連絡強化に取り組んでおり、台北便については毎日運航化が実現されました。国際貨物便も拡充され、小松空港の機能が一段と向上したと思っています。
 あわせて周辺の魅力づくりにも努め、航空プラザ内の大型遊具ぶ〜んぶんワールドは多くの親子連れでにぎわっています。空港内に本市の強みの一つである農林水産物の試食販売や文化発信拠点として空の駅を設けたところです。
 平成23年10月に、北陸3県の自治体で初、全国でも11番目の環境王国に認定されました。そのシンボルである水郷木場潟は、景観の美しさなどから多くのウオーキング愛好家に親しまれ、またカヌーのメッカとして多くの大会を開催するなど、その価値は一層高まっています。さらに、平成27年5月に開催される第66回全国植樹祭の主会場にも決定されました。これは木場潟の歴史とともに、これまで多岐にわたる市民活動が評価されたと深く感謝しております。
 自然資源を生かした里山自然学校大杉みどりの里、里山自然学校こまつ滝ケ原の2拠点を整備し、地元の方々にとどまらず、県外の学生サークルや企業研修など新しい交流が始まっています。
 さらに、国際連合大学とも連携した取り組みにより、地元日用杉を使用したティーハウスが国連大学前に設置されるなど、地域資源の活用にも大きく貢献しています。今後、国連大学関係者を通じ、諸外国から文化人や科学者の来松を進めてまいります。
 農林水産品は、安心・安全・本物の環境王国こまつブランドとして6次産業化が大いに進みました。JAや市民団体との連携により数々の新商品も開発し、販路も大きく拡大しています。
 本市の底力は、ものづくりです。農林水産業の振興はもとより、本社機能や素材産業など未来型産業の誘致を進めてきました。ものづくりは人材育成が重要です。技術者や経営者、伝統産業の後継者など、多くの育成支援策を講じてきました。また、地産地消と地場産業の育成の観点から、九谷焼や小松瓦、小松畳表など地元の産材を使用した地域産材利用促進奨励金制度も創設しました。
 さて、まちづくりを進める上で一貫したコンセプトは「イメージアップ」です。イメージキャラクターとして3歳の誕生日を迎えたカブッキーは子供たちの絶大な支持を集め、歌舞伎のまちの発信に大きく貢献しています。小松うどんの全国ご当地うどんサミットのグランプリ獲得やトマトカレーの農林水産大臣賞受賞、また現在、全国巡回展開催中の加賀赤絵展は東京、京都、名古屋で高く評価されています。
 そして昨年より、地域資源を「歌舞伎のまち」「科学と交流」「乗りもののまち」「環境王国こまつ」という4つのテーマに大別し、広告宣伝を強化、展開しています。この4テーマは、日本文化や自然環境、産業の強みそのものであり、本市に備わっているポテンシャルの高さに感謝しています。
 次に、日本一「ここちよい」まちへについてです。
 これからのまちづくりは、時代変化を先取りした医療、福祉、教育の充実が絶対条件です。昨年11月に南加賀救急医療センターが開設され、広域エリアの救急医療体制が格段に向上しました。健康づくりは地域ごとでさらに高めていただけるよう、平成24年度より健康5つの輪推進事業を展開し、去る23日、小松市健康づくり推進のまち表彰を実施しました。これにより地域全体での健康づくり機運を上昇させていきたいと考えています。
 また、ICTを利活用した高機能消防指令システムの稼働により救急、消防体制も充実されます。自主防災組織91%結成など、地域防災力アップもあわせ、市民協働での安心して暮らせる環境が一層高まったと思っています。
 次代を担う子供たちのため、「子供たちの笑い声があふれるまち」を目指してきました。緊急課題であった小中学校耐震化は、2月末をもって100%を達成できます。また、全校に冷房が完備されるとともに、計画的にプールや通学路の改修を進めています。
 本市の出産、子育て環境は全国的な経済誌の統計によりますと全国トップレベルに位置づけされました。子宝を願う人々のため、特定不妊治療、不育治療の支援制度を拡大。保育料では、中間所得層や第3子以降の入所児童への減額措置の拡大を図りました。これにより、保育料水準は県内他都市と比べても低い水準となっています。
 また、予防接種についてはいち早く全額助成を実施するとともに、小児医療費助成についても申請手続を改善した上、小学生から中学生までの第3子以降の自己負担額を引き下げました。
 これからの子供たちはグローバル社会で成長していきます。理科、科学や語学、文化、スポーツなど、世界で活躍する人材育成を目指し政策を展開してきました。学校教育では、理科指導員の配置、理科教材の充実、ICT機器の導入などを図っています。また、宮本三郎画伯生誕地として宮本三郎記念デッサン大賞展を創設し、次世代の有望人材の発掘、育成を進めるとともに、スポーツにおいてもトップアスリートの育成を強化しています。このように学術、研究、スポーツ、音楽など全ての分野でトップレベルの人材育成を政策の大きな柱として展開しています。
 一方、身近で便利な相談窓口体制の構築は、「ここちよい」まちを目指す上で重要な政策と位置づけています。県内で先駆けてオープンしたこども教育相談・発達支援センターでは、教育、福祉分野が一丸となって子供たちや保護者のため懸命に対応しています。また、超長寿社会において、健康や介護などさまざまな悩み事が増加することを鑑み、高齢者総合相談センターを市内6カ所に開設しました。さらに、社会的に弱い立場にある方々への生活支援や就労支援の対応として、社会福祉協議会内に総合的な相談窓口としてこまつふれあい支援センターを設置しました。おかげさまで、それぞれ多くの方々に御利用いただいており、今後ともさらなる機能拡充が必要と考えています。
 本市は高齢者の住みよさでも全国トップレベルとなっています。超長寿社会は日本全体が直面する大きな変化です。シニアが元気で活躍するまちを目指し、市民博士の認定やおとこ塾など新しい仕組みを構築してきました。いきいきサロンは市内全域で展開され、200町内会で活動しています。また、わがまち防犯隊による見守りのおかげをもち、子供たちは安心して登下校しており、シニアの活躍で地域のきずなが深まっているものと感謝しています。
 生活路線バスは、地域に密着した市民の移動手段として欠くことのできない公共交通です。65歳以上の高齢者、障害のある方、高校生を対象に安価ならく賃パスポートを導入し、高齢者の外出促進、子育て世代への経済支援の一助といたしました。
 平成21年9月には、定住促進支援制度を創設しました。市外からの転入、町なかや農山村地域、飛行場周辺地域への定住を促進し、私の最大テーマの一つである「家族三代が笑顔で暮らすまち」を目指してきました。少子・高齢化は日本全体にかかわる大きな課題であります。小松市においては長寿社会を楽しく過ごせるよう、これからも政策制度の改善に努めていかねばなりません。
 さて、昨年12月16日に行われました第46回衆議院議員総選挙において、3年3カ月ぶりに自由民主党、公明党の連立政権として安倍内閣が成立しました。政府は、平成24年度補正予算と一体的なものとして平成25年度予算を編成し、日本経済再生に向けて切れ目のない政策対応に取り組む15カ月予算とする方針を示しています。平成24年度補正予算は、経済の先行き懸念に対し強力なてこ入れを行うため、日本経済再生に向けた緊急経済対策として、「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安心・地域活性化」の3つを重点分野に掲げ、財政支出13兆円、事業規模20兆円を超える規模となっています。
 地方公共団体に対しては、今回の補正予算の公共投資に係る地方負担と地方の資金調達に配慮し、迅速かつ円滑な実施ができるよう、今回限りの特別措置として充当率及び地方交付税算入率が通常分より有利な補正予算債による対応に加え、各地方公共団体の追加公共投資の負担額等に応じて配分する地域の元気臨時交付金を創設し、地方負担総額の8割程度を交付する措置も講じられており、本市としてもスピードを上げて全国植樹祭開催や北陸新幹線開業などの大交流時代に向けた施策を推進するため、このような有利な財源を活用し、今回の補正予算案に次年度予定事業を積極的に前倒し計上しております。
 今後も、事業の着実な推進と有利な財源確保のため、常にアンテナを高くし、国、県等の動向に注意を払い、情報の収集、把握に努め、財源措置等に有利なものがあれば積極的に活用し、一般財源の削減に努めていきます。
 それでは、今議会に提出いたしました議案の概要について説明申し上げます。
 提出いたしました議案は、予算案20件、条例案8件、その他の議案3件、合計31件であります。
 最初に、平成24年度補正予算案についてです。
 補正額は、一般会計37億63万2,000円、特別会計7億8,735万4,000円、企業会計9億3,875万9,000円、合計54億2,674万5,000円で、補正後の予算累計額は、一般会計で464億5,110万8,000円、全会計の合計では987億3,785万2,000円となります。また、このほかに債務負担行為額として減額20億2,180万円、繰越明許費として44億1,919万7,000円を計上いたしております。
 主な補正内容は、国の平成24年度補正予算や予備費を活用したもののほか、除雪費の増額補正や退職手当の追加、将来負担軽減に向けて、一般会計、水道事業会計及び病院事業会計でそれぞれ市債の繰り上げ償還を行うものであります。
 まず、国の補正予算を活用した補正について、主な事業をテーマ別に分けて説明させていただきます。
 第1のテーマは、「大交流時代に成長するたくましい・おもしろいまちへ」です。
 JR小松駅周辺東西プロジェクトによる一大交流拠点づくりとして、平成25年度予定の(仮称)科学交流館整備、こまつ曳山交流館整備について事業を前倒しして実施いたします。また、市民の音楽や文化交流施設として利用されています公会堂については、耐震上、大ホールの天井材の軽量化と補強改修工事を行います。
 第2のテーマは、「こまつの底力は、ものづくり」です。
 きめ細かな農業基盤整備として、担い手の育成と農地利用の集積、低コストによる生産性の向上を図るため、河田地区、長田地区の用排水路を改修するとともに、鵜川地区、小野地区のあぜ抜きに対して助成してまいります。そのほか、県営土地改良費や県営広域基幹林道整備費に係る負担金について所要額を計上しております。
 第3のテーマは、「家族三代が笑顔で暮らすここちよいまち」です。
 児童生徒の安心・安全なまちづくりのため、側溝、道路改修に所要額を計上し、3町内で通学路の安全確保の工事を行います。
 また、防災力の向上のため、橋梁について梯大橋などの6橋の詳細設計に加え、新川大橋など4橋の長寿命化を行い、計画的な修繕により生涯コストの縮減を図るものです。
 国の補正予算の活用では、一般会計で20事業、事業費として約29億5,000万円、農業集落排水事業特別会計では8,200万円、公共下水道事業会計では4億円を計上しています。
 国の予備費の活用については、板津中学校リニューアル費として太陽光発電設備の設置に係る所要額のほか、総額として1億2,610万円を計上しています。
 続きまして、平成25年度当初予算案についてです。
 本来、当初予算案は年間を通した市政の予算を提示し、当該年度の市政の運営方針を明らかにするものでありますが、市長としての任期満了を間近に控え、大きな政策の変更については改めて市民の負託に委ねることとし、骨格予算として編成しております。
 先ほど説明いたしました国の大型補正予算を積極的に取り入れた平成24年度補正予算案に、平成25年度当初予算案、そして6月に予定される補正予算案を合計したものが、従来の当初予算に該当するとお考えいただきたい。
 骨格予算編成に当たっての基本的な考え方は次のとおりであります。
 第1に、人件費、扶助費、公債費の義務的経費、施設の維持管理費、一般行政費は、年間の所要額を確保する。第2に、新規事業、新規施策は、原則早期の実施が不可欠な事業に限り計上する。第3に、国、県の補助事業として継続実施中のものは補助内示予定額を織り込む。第4に、道路、都市排水路などの枠的単独事業は、年間予定額の60%程度を計上する。第5に、県営事業負担金などは年間予定額の50%程度を計上する。
 この結果、平成25年度の当初予算額は、一般会計372億7,000万円、特別会計315億5,840万円、企業会計185億5,420万円、合計873億8,260万円となり、ほかに債務負担行為額として5億820万円を計上いたしております。
 前年度に対する伸び率は、骨格予算ということもあり、一般会計で10.4%の減少、全会計の合計では5.2%の減少となっております。なお、国の補正予算を活用した3月補正予算案との合計では、一般会計では1.5%の減少、全会計の合計では0.7%の増加となっております。
 それでは、平成25年度当初予算案のうち、主なものについて御説明させていただきます。
 まず、歳入についてです。
 東日本大震災から2年が経過しようとしております。被災された多くの方々に、市在住の個人や企業、団体などが支援を続けているところですが、早急な復興を心よりお祈りいたします。
 エネルギーのあり方や供給不安は、引き続き日本にとり最大課題でありますが、円安によるエネルギー価格高騰も問題視されております。日本の景気は回復基調に乗ったとの見方が出ているものの、欧州債務危機や中国景気の減速、中東の政情不安などにより、景気の先行きを十分注視していかなければなりません。
 このような中、景気の動向に左右される法人市民税については、国税の法人税率が30%から25.5%に見直しされた影響もあり、当初予算計上額は11億円と、前年度当初予算額を4億円下回っております。また、個人市民税については個人所得の減少による減収。固定資産税については、地価下落の影響が見られるものの、家屋における新築、増築により、固定資産税全体では前年度並みの税収が見込まれています。以上により、市税全体では146億円の予算計上といたしました。
 地方交付税については、市税の減収等に伴い前年度に比べて2.4%増の64億5,000万円を見込んでいます。
 歳出では、職員人件費は職員数の適正管理や人員構成差により給与費の減額を見込んでいますが、退職予定者増により退職手当が1億3,000万円程度増額となります。
 扶助費については、私立保育所入所児童数の増加に伴い児童運営費の増額など、扶助費全体で約4億円の増となります。
 公債費については、繰り上げ償還の効果などにより一般会計で約67億円と、前年度当初予算に対し約6,000万円の減となります。
 一般行政費では、公立保育所の管理運営費、水道光熱費、指定管理委託費の減少などにより1億4,000万円余の減となります。
 投資的経費は、(仮称)科学交流館整備、こまつ曳山交流館整備の前倒しや小中学校改築の本体工事完了に加え、骨格予算化の影響もあって、一般会計では約28億円と、前年度比で47億円減となりますが、3月補正予算案の投資的経費を含めると全会計で約82億円となります。
 それでは、当初予算案に計上いたしました主な事業について、テーマ別に御説明いたします。
 第1のテーマは、「大交流時代に成長するたくましい・おもしろいまちへ」です。
 いよいよ5月1日に開館いたします「歌舞伎のまち こまつ」の拠点施設でありますこまつ曳山交流館みよっさについては、年間の管理運営に係る所要額を計上しております。
 国際交流関係では、先月、市議会議員初め経済界、文化団体で構成された台湾交流促進事業訪問団が彰化市を訪れ相互交流を深められました。5月には、彰化市から市長初め多くのメンバーの来松受け入れが実現できましたのは、訪問団の大きな成果だとお礼申し上げます。これを機に、小松−台湾便デーリー化を記念した文化、産業交流事業を加速させたいと考えます。
 また、4月には加賀赤絵展、全国さくらシンポジウムを、5月には全国子供歌舞伎フェスティバル、お旅まつりを、11月には全国産業観光フォーラムの開催を予定しており、本市の産業、文化、自然を国内外に発信します。
 第2のテーマは、「こまつの底力は、ものづくり」です。
 若者の就労機会を継続的に創出するために、就職、求人双方から好評でした合同就職面接会及び合同就職説明会を本年度も開催いたします。若年者の正規採用、地元への定着を推進するため、国の試行雇用奨励金を活用して、若年者を正規職員として登用した中小企業者に助成します。
 本市の伝統的産業である小松畳表や九谷焼などに携わる職人の後継者育成のため、雇用奨励金制度を継続し、若年者の伝統産業への就業を支援いたします。
 人材面では、引き続き小松短期大学が実施するものづくり人材スキルアップ講座や、北陸先端科学技術大学院大学が実施する技術・サービス経営コースを従業員に受講させる中小企業に対して助成します。
 第3のテーマは、「家族三代が笑顔で暮らすここちよいまち」です。
 子供たちが優しく、たくましく育つために、これまでも保育料の軽減などさまざまな施策の充実に努めてきたところです。国の制度改正に伴い、入園している第3子以降の園児の保育料の補助基準額の引き上げにより、幼稚園就園奨励費の増額を行っています。また、予防接種のうち、子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌のワクチンについては、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金が平成24年度で終了することから、国庫補助が廃止されますが、引き続き全額公費負担として所要の予算措置を講じております。
 子供たちの教育環境の充実のために、第一小学校改築、芦城小学校講堂改築に伴う外構工事を行います。3年前から進めています小中学校のプール改修や通学路整備については、平成25年度も計画的に実施してまいります。
 佐美串線や北浅井沖町線、幸八幡線など道路整備にも所要の経費を計上しております。また、各地域の生活関連道路や都市排水路の整備に関する枠的単独事業については、骨格予算の性格上、年間予定額の60%程度を計上しております。
 エコでここちよい生活をみんなで実現するために、引き続き市民の皆様と協働してごみ減量やリサイクル率向上のエコ活動を着実に進めるとともに、循環型社会に向けて新たなごみ焼却施設となる熱回収施設の建設、運営に係るアドバイザリー業務及びストックヤード整備について所要額を計上しております。
 以上が、平成25年度当初予算案に計上いたしました主な施策の概要であります。
 条例案としましては、小松市職員退職手当条例等の一部を改正する条例についてなど8件、その他の議案として市道路線の認定についてなど3件を提出いたしております。
 このうち、小松市職員退職手当条例等の一部改正は、退職給付の官民均衡を図る観点から、退職手当の支給水準を段階的に引き下げ官民格差の解消を図るものです。国家公務員については、国家公務員の退職給付の給付水準の見直し等のための国家公務員退職手当法等の一部を改正する法律が平成25年1月1日より施行されており、地方公務員についても国家公務員の退職手当制度の改正に準じて必要な措置を講ずるように国から要請されているところであり、国、県の対応に準じての改正であります。
 そのほかの条例案等については、本日からの日程に従い、担当部課長より説明いたしますので、私からの説明は省略いたします。
 北陸新幹線金沢開業を初めとする大交流時代の到来を控え、JR小松駅周辺を南加賀地域のターミナルとして、北陸の際立ったエリアとして整備することが肝要です。
 懸案となっております旧大和小松店跡地については、昨年10月下旬に(株)大和より、自社においても引き続き検討するが、地元小松市でも活用策を考慮いただきたいとの申し出がありました。その後、内部検討を重ねてまいりましたが、今月8日には、旧大和小松店跡地活用検討会を設け、旧大和小松店跡地の土地利用の方向性、施設の活用イメージについて検討を始めました。その中で、民間の力を活用した施設整備を図ることが望ましいものの、同跡地は南加賀の拠点としての機能を強めるために重要な位置を占めることから、暫定的に小松市が所有することも選択肢の一つであるとの御意見をいただきました。小松市として用地取得についても判断すべきタイミングだと考えております。(株)大和としても、同跡地の処理につき最終的な検討をしており、本日の(株)大和の臨時取締役会において一定の方向性を決定するとの情報もあります。
 本市としましても柔軟に対処できるよう臨んでまいりたいと考えます。その際には、市議会の皆様にも格段の御理解をいただきますようお願いいたします。
 終わりに、私の小松市政に対するこれからの思いを申し述べます。
 本市は、歴史や伝統を深めるために常に進取の気性を抱き、進化してきたすばらしい風土を持っています。この4年間、「温故知新」をモットーに、先人たちの努力に感謝し、未来に向けたまちづくりを議会や市民の皆様とともに進めてまいりました。国際化が進む小松空港や新しい形に変わるJR小松駅周辺、世界に誇れる地域資源など、他都市にはない多くの魅力をさらに磨き上げ、北陸の成長を牽引する「北陸の新都心 国際都市こまつ」を目指していきます。
 これからの超長寿社会に一人一人のお幸せを願い、さらに心を込めてまちづくりを進めていきます。子供たちや若い人たちが夢を描き成長できる、またシニアや女性が活躍できるまちに向け、政策を拡充していかなければなりません。もっと身近で安心の医療、福祉を実現していくことも重要です。「このまちでよかった」と言っていただけるよう、本市の底力である市民力、地域力を結集し、市民協働で、家族みんなの笑顔があふれるまちへさらに高めていきます。
 以上で提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。

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   ◎次会日程報告

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◯議長(円地仁志君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 明26日から3月3日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と言う人あり〕

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◯議長(円地仁志君) 御異議なしと認めます。
 よって、明26日から3月3日までは議案調査のため休会することに決しました。
 次会は、3月4日午前10時から会議を開き、市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。

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   ◎散会の宣告

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◯議長(円地仁志君) 本日はこれにて散会いたします。

      散会 午前11時15分