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石川県 金沢市

平成19年  2月 総務常任委員会 日程単位




平成19年  2月 総務常任委員会 − 02月15日−01号










平成19年  2月 総務常任委員会



          総務常任委員会記録

1.日時     平成19年2月15日(木)

2.開議時間   開会 午前10時2分〜閉会 午前11時3分

3.場所     第1委員会室

4.出席委員(8名)

         浅田美和子委員長、粟森慨副委員長

         黒沢和規、森一敏、横越徹、苗代明彦、玉野道、的場豊征

         の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員  別紙のとおり

7.事務局出席者 西田担当課長、小木主事

8.審査事件等  別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、執行部より保留答弁及び報告事項について説明を聴取し、質問応答を行った後、閉会した。



△[保留答弁]

・大型店舗の協議実績と中心市街地の商業等の現況について

             ・・・・・・黒瀬総合調整課長(兼)圏域交流課長

 前回の保留答弁だが、森委員から大規模店の立地制限の状況とそれに伴うこれまでの成果をまとめた資料の提出をという依頼であった。

 資料1、大規模店の立地制限の状況だが、金沢市においては商業環境形成指針をもとに、市全体としての適正な商業機能の配置を行っている。商業環境形成指針の目安となる店舗面積だが、資料記載の7つのゾーンに分けて、それぞれに適正な店舗を設置するように進めている。この商業環境形成指針だが、大規模店の立地を制限する性質のものではなく、都市全体としての適正な商業機能の配置を目指す方向性を示したものと理解してほしい。その形成指針に基づく協議の実績だが、平成14年の条例施行から平成19年1月末までの件数として57件の協議があり、すべて指針の基準を超える商業施設の立地はなかった。こうした状況の中で、中心市街地の商業等の状況だが、2番目に記載した部分である。まず、中心市街地の小売商業の現況だが、下のグラフ等々見比べながら聞いてほしい。市全体、それから中心市街地の店舗数については依然として減少を続けている。市全体に占める中心市街地の店舗数の割合(占有率)という形で表示しているが、これについては平成16年調査時に減少傾向の改善が少し見られた。それから年間商品販売額については、市全体として減少傾向が続いていたが、平成16年調査時にわずかだがプラスに転じている。中心市街地の年間商品販売額は依然として減少が続いているが、平成16年の調査時に年間商品販売額、市全体に占める中心市街地の年間商品販売額の割合については、大きく改善の傾向が見られるようになってきた。

 右側の方に移って、中心市街地の主要商店街の現況である。事業所数、年間商品販売額、売場面積の現況については、おのおのの商店街によって差異はあるが、全体としては各項目とも、中心市街地の合計を見ればわかるが、わずかだが増加している。3番目の中心市街地の主要商店街の歩行者通行量の調査状況だが、平日の通行量については、平成9年調査時以降、全体として歩行者通行量は減少傾向にある。ただ、平成13年時以降、対前年比で増加を示す商店街もあり、少しずつだが回復の傾向がうかがえると考えている。下の表を見るとわかると思うが、平成9年から平成11年の間においては、調査できなかった竪町商店街を除くすべての商店街において歩行者が減少しているが、平成13年以降については、前年を上回る年が出る傾向が少しずつあらわれており、回復基調に向かっていると見ている。それから、休日の通行量については、平成13年の調査以降については対前年比で増加を示す商店街が多くあり、竪町、香林坊、片町、武蔵の4つの商店街では、平成15年、17年の調査時において平成9年の調査時の水準を超えており、全体としては回復基調が強く見られるようになってきた。



△[報告事項]

・玉川こども図書館(仮称)の実施設計概要について

             ・・・・・黒瀬総合調整課長(兼)圏域交流課長

 資料2、玉川こども図書館(仮称)の実施設計の概要について報告したい。まず、建物改修の基本的なコンセプトだが、まず古いものと新しいものの対比ということで、旧日本たばこ産業金沢支店の典型的な事務所ビルスタイルの外観を古いものとして残しながら、建物内部の空間特性を生かしたこども図書館としての機能を新しく付加することで、古いものと新しく付加するところが明確にわかるような計画としている。新しいものとして付加する部分は、すぐれた本物というコンセプトで、素材感を重視した品質のよい書架や家具類を子供サイズで配置することにしている。また、トイレやエレベーターのサイン類だが、これについてもデザインにすぐれ、わかりやすい統一感があって子供の視覚を通して想像力を触発するサインシステムの構築をすることにしている。外構周りだが、基本的なコンセプトとして、隣接する玉川公園や玉川図書館と一体的な利用をしていこうと掲げており、隣接する玉川公園との段差とかフェンスの撤去、あるいはそれぞれの施設の回遊性を高めるための散策路、連絡通路などの設置をする計画である。それから利便性の向上という部分だが、パースの真ん中から左側の部分になるが、歩道前面部に階段とスロープを新設して来館者の利便性を確保するとともに、歩行者と自動車による来館者を分離した安全への配慮を行う。また、玉川図書館と玉川こども図書館の中間位置に駐輪場を新設して、自転車で来られる方の利便性にも配慮したいと考えている。広く市民に親しまれる緑地空間の創出という部分だが、一体的に利用する中で既存の樹木や生け垣などを適切に整理して、明るく開放的な緑地空間を創出していきたい。また、築山とか高木などを適切に配置して、子供が日陰で読書する空間の創出にも努めていきたい。先ほども周辺の一体的利用というところで話したが、玉川公園と一体的な緑地として利用できるよう整備したい。地域資源の有効活用だが、パースの中央に三角屋根の絵がかかれているが、かつて地域のシンボルであった専売局の大時計を前面に配して図書館と地域住民から親しみ愛されるシンボルとして位置づけたい。

・金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2006について

              ・・・・・黒瀬総合調整課長(兼)圏域交流課長

 資料3、金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション2006について報告したい。応募の結果だが、昨年9月から先月末までの5カ月間募集をした。作品総数は470作品あり、前回実績から19作品少ないが、ほぼ同程度の作品数となっている。内訳としては、国内から219作品、国外から251作品となっており、世界48カ国から応募があった。応募の状況を見ると、前回に比べて国内の応募が少し減り、国外からの応募がふえている。国内の応募が減ったのは、昭和38年から2年に1度開催されている現代日本彫刻展と重なったことが考えられる。国外からの応募がふえたことについては、募集期間を前回に比べて2カ月ほど長くとったことが考えられ、国数も48カ国で前回に比べて8カ国ふえており、国際コンペティションとして広く世界に周知できたと考えている。このコンペティションの審査のスケジュールだが、今月21日に第一次審査としてマケット−−模型とかスケッチ等による審査で入選作品3点を選考する。第一次審査の結果の発表については、審査終了後、作家に制作意思を確認した上で23日に正式発表をしたい。その後、作家に実際の作品制作に取りかかってもらい、10月上旬に第二次の審査会を行って、実作品による審査で最優秀作品1作品、優秀作品2作品を決定する予定としている。この作品については、平成19年度から20年度にかけて順次設置をしていきたい。

・金沢市文化施設の名称変更について・・・・・・・・・・・喜多国際文化課長

 資料4、国際文化課から金沢市文化施設の名称変更について報告したい。昨年3月1日に、金沢市観光会館及び金沢市民俗文化財展示館、金沢市立ふるさと偉人館の名称の変更について金沢市文化施設名称検討委員会に諮り、今日まで議論を進めてきた。去る2月6日に金沢市文化施設名称検討委員会が開催され、3施設の新たな名称について検討委員全員の賛成により結論が出た。その旨市長への答申があったので、その内容について報告したい。

 観光会館の新たな名称案の「金沢歌劇座」だが、「座」には人が集まるという意味合いがある。また、「歌劇」には歌、劇も含むので大変幅広い分野のイメージを有していること。そしてほかに類似した名称の施設がない点から「金沢歌劇座」にということで賛成された。金沢市民俗文化財展示館は、新たな名称として「金沢くらしの博物館」にということで、これは「民俗」という言葉は大変範囲が広く、その展示内容が想像しにくいこと。また、その展示されている内容が金沢の暮らしに直結した品の展示をしていることからも、わかりやすい名称として「金沢くらしの博物館」にということである。金沢市立ふるさと偉人館については、新たな名称として「金沢ふるさと偉人館」ということで、この館の名称については、開館時に公募した経緯がある。また、市が推進しているふるさと教育の拠点の一つであることから、「ふるさと」の名は残して、いわゆる堅いイメージのある「市立」という文字を省き「金沢ふるさと偉人館」にということである。以上のように検討委員会としての各施設の新たな名称案について市長に答申された。

 今後の予定だが、3館の新たな名称案については、3月議会に館名変更の条例改正案を提出して審議をお願いしたい。なお、条例の施行日については、案として「金沢くらしの博物館」、「金沢ふるさと偉人館」については平成19年4月1日から、「金沢歌劇座」については、6カ月間の周知期間を置く関係から平成19年10月1日からの施行と考えている。また、今回の館名改称を記念して記念自主事業を行い、今後も入館者や利用者の増につながるような自主事業、企画展示を積極的に進めていきたい。

・世界遺産暫定一覧表登載に向けた提案の結果について・・横山文化財保護課長

 資料5、世界遺産暫定一覧表登載に向けた提案の結果について報告したい。昨年の当委員会でも報告したが、11月29日、石川県と共同で文化庁に提案した。去る1月23日、国の文化審議会文化財分科会において、4件が一覧表に登載され、本市ほか19件がさらに審議を尽くすため継続審議と決定された。一覧表に登載された4件は、富岡製糸場と富士山、飛鳥・藤原、それから長崎の教会群であった。決定の概要だが、提案した「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」は「城下町及び伝統文化・精神性が融合した貴重な文化遺産群及び文化的景観である」。また、「いまだ見られない分野の文化遺産である」と評価され、さらに審議を尽くすため継続審議とされた。課題として指摘された事項だが、継続審議案件に共通する課題として、まず提案の主題または考え方を明確にすること。各資産の意義や精神的背景等、諸要素についても説明すること。それから世界的な位置づけを明確にすること。また、文化財指定等を進める手順並びに保存管理計画策定等の手順を整理することが継続審議案件の共通課題とされた。それから、個別に課題が示されており、金沢に関する課題として、主題の類似するもの、特に同じ加賀藩に関する資産である「近世高岡の文化遺産群」に対し、金沢が持つ特質及び優位性に関する検討を行うこと。資産構成については、都市遺産の観点から広くまち並みを資産構成に含めること。また文化的景観の観点からの資産の評価について検討を行うこと。それから完全性ということで、城下町の中心を成し、史跡への指定が行われていない金沢城跡の保護。それから登録基準の妥当性ということで、城下町に継承されたさまざまな伝統技術と構成資産の関係から十分な説明が必要であることがそれぞれ個別課題とされた。課題の整理と今後の対応だが、まず類似した提案との比較、それから主題の明確化や、文化財と文化的景観指定の推進を図ること。それから保存管理計画の策定や緩衝地帯の設定、環境整備を図るといったことを推進していきたい。まず何より市民の理解と協力が必要なので、啓発活動、広報活動の推進をしていきたい。

・金沢の歴史遺産保存に向けた推進体制について・・・・・・武村都市政策局長

 資料5で追加資料を載せたので、それについて説明したい。今ほど文化財保護課長から報告があったように世界遺産の継続案件になったので、さらに世界遺産の登録実現を目指して歴史遺産保存の推進体制をしっかりと整えていくことが大切である。さきに、12月1日付で委員の承認もあり歴史遺産保存部を新設したし、庁内連絡会議も新設して取り組んでいるところであるが、推進には専門家の指導、助言が大変重要なので、この4月1日から新たに1つの調査研究室、そして2つの委員会を設置したい。これらを通じて歴史遺産の保存・継承、そして金沢の世界遺産登録に向けての推進を図っていきたい。1つ目の歴史遺産調査研究室だが、文化財保護課内の組織で、市庁舎の南分室に設置したい。今回提案した多様な構成遺産、資産について、関係分野の国内の第一人者6名の先生方に就任をお願いする。調査研究室については、庁内関係課の職員も調査研究チームとしてここに構成をさせており、この6名の先生方から具体的に指導、助言をもらい寺院群、惣構堀、用水、庭園などの歴史遺産の調査資料をまずは収集、集積をしっかりと行う。同時に、文化財指定や史跡指定に向けた調査研究をさらに進めていく組織立てを考えている。2つ目の歴史遺産保存検討委員会だが、今ほどの調査研究成果等を踏まえながら世界遺産登録に向けて、これも9名の専門の学識経験者から構成する。専門の見地から歴史遺産に関する調査事業、保存整備の調整、それから資産全体の総合的な保存継承策などについても積極的に指導、アドバイスをもらいたいと思っている。ここにも書いてあるが、前田家墓所や辰巳用水の個々の資産については検討委員会が立ち上がっており、この歴史遺産保存検討委員会がこれらを束ねることになるので、今まであったそれぞれの検討委員会は、専門部会という形で4つ−−寺院群の検討部会、惣構堀・用水の検討部会、庭園の検討部会、そして新たに文化的景観の検討部会を設けて、この分野での議論をさらに深めて、文化財指定、それから史跡指定の推進を心がけていきたい。3つ目の金沢の伝統文化・技芸と歴史的景観に関する検討委員会だが、今回の提案について、国からは城下町、そして伝統文化・精神性が融合した貴重な文化遺産群あるいは文化的景観であるという点や、いまだ見られていない新しい分野の文化資産であるという点での評価をしてもらったので、こうした金沢の、ある面では特質とも言えるような文化資産である伝統芸能あるいは伝統工芸と、それから構成する歴史遺産の関係を明らかにすることが重要となり、金沢の伝統工芸あるいは芸能が金沢のまちなみ形成とか市民の暮らしに及ぼした影響について専門の立場から検討してもらうために設置し、委員はその分野の専門家10名にお願いしたい。

 こうした新しい3つの組織でもって、歴史遺産の保存、継承のために発足した歴史遺産保存部と十分に連携しながら世界遺産登録に向けてしっかりと取り組んでいきたい。

・投票率の向上について(口頭報告)・・・・・・・・太田選挙管理委員会書記長

 選挙管理委員会から1件報告したい。昨年12月議会において、選挙に関して各議員から幾つかの発言があった。これらの発言の趣旨を踏まえて、1月22日及び2月14日の2回開催された選挙管理委員会に議題として諮り、次のような結論となったので報告したい。

 各議員からの発言を集約すると、投票率の向上に関連して、期日前投票所の増設を検討できないかということと選挙期日当日の投票所配置の基本的な考え方及び今後の対応についての2点になると思うので、これら2点について選挙管理委員会の基本的な考え方を答えたい。

 まず、第1点目の期日前投票所の増設についてだが、期日前投票は当日投票の例外的な制度であるが、一方で当日投票と同様の管理が求められているところである。したがって投票所として適当なスペースが確保できる施設であるか、投票箱、投票用紙などを選挙期間中、確実に責任を持って保管できる場所であるか、さらに投票管理者など従事する人員を無理なく配置できるかなど、これらの点を考慮して、現在、最大限の努力をして8カ所開設している。これらのことを念頭に置きながら、過去4回期日前投票が実施されているが、その4回の選挙における期日前投票の実施状況から判断すると、現在の8カ所での開設が限度であるという結論である。なお、この問題については、これからも息長く研究していかなければならないと考えている。

 もう一つの投票所配置の基本的な考え方及び今後の対応だが、投票所の配置については、原則として従来から小学校の通学区域を単位として設定してきた。今後もこの原則を踏襲していきたい。ただ、人口集中等により課題となった投票区については、隣接の投票区を含めた投票区の区域の見直し、あるいは周辺に投票所施設として適当な施設があれば、投票区の分割も検討する必要があると考えている。



△[保留答弁及び報告事項に対する質問応答]





◆森一敏委員 保留答弁についてだが、バブル時期と重なった期間のデータで複合的な要因が絡んでいると思うが、大規模店の郊外進出の問題とどの程度因果関係があるのかは吟味が必要だと思う。中心市街地にある有名商店街のデータを見ると、濃淡はあるがまあまあ頑張っているという報告であり、その評価についてはいろいろ意見があると思う。もう少し聞けたらと思うのが、有名商店街の動向はデータでわかるが、中心市街地の区域は前回の委員会で玉野委員がエリアの確認もしたが、その中にある中小のさまざまな商業を営む「何々屋さん」という言い方をする、昔から地域に根を張ってきた商業活動の担い手の動向は把握しているのか。今回の資料ではそのあたりが見えないが、把握していれば報告してほしい。把握していなければ報告をお願いしても無理だが、そういった何々屋さんを大事にしたいというのは市長がこれまで答弁の中で何回か話してきたことなので、その地域にある商業活動の担い手の状況を把握しているのかどうか。

 それから、山側幹線が開通して、商業環境形成指針の基準に照らしてどうかではなく、あっという間に大規模な駐車場を備えた大型の商業施設が展開してきている。その影響を受けたと思われる金沢市中心市街地区域よりも南部で、昔から地域に根差して営業活動をやってきた商店街がピンチに陥っているという話も聞く。その住宅街で、特に高齢者を中心に商業エリアがなくなって、日常生活の商品購入に非常に事欠く心配な事態が新しく進行しているが、そういうことに対する把握も含めて認識を聞きたい。それから、商店の店舗数の変動についてもここにデータがあるが、昔から金沢でなりわいをやってきた方がいて、県外からの資本が入ってくるとそれに取ってかわられていくとか、店舗数だけでは判断し切れない問題もあると思うが、そのあたりについてはどう考えているのか聞きたい。



◎黒瀬総合調整課長[兼]圏域交流課長 個人というか小さい商店の情報を把握しているかだが、そこまでのデータはそろっていない。それから、県外資本が入ってきているかは、一部わかっている部分もあるが、全体としてきちんとした形では把握できていない。



◎武村都市政策局長 何点か質問があったが、今ほど課長が言ったように、具体的な数字はこちらにない。多分商業振興にデータがあると思うので、もし必要であれば次回にでも報告したい。

 基本的なことを言うと、屋の字を大事にすることは、もちろん大切なことだと思っている。定住促進策では、こういった住む方の生活の基盤となる店は大事なので、制度的には商業振興で、まちなかの屋の字のつく店について既に支援制度がある。

 それから、山側環状が通ったことによって、まちなかではないが地域の商店街の活動が少し弱まっているという質問だったと思う。確かに地区によってはそういう傾向は見られる。例えば小立野地区はある面で山側環状が通らず、そこからのアクセスが少し整っていないところであり、確かに従来から見ると少し弱まってきている。そこが懸念されるので、都市整備常任委員会でも諮ったが、大学病院前の広見を整備して商店街の活性化にもつながるまちづくりに踏み込んでいきたい。それから地域商店街に対しては、イベントをやったり、そういったところで商業活動の支援も行っている。

 それから店舗数に相違はないが経営形態について、県外資本が入る形でもいいのかという趣旨であったと思う。例えば竪町商店街に聞くと、かなりの数の県外の商売屋が入っているが、シャッターをおろされるより、店を開いてブランド的な商売をやってもらうほうが、その周辺の店にも人が集まって波及効果が行き渡る。こういったこともまちなかの商店街活動ではある面で大事な要素である。いろんな形態があると思うが、まちなかの商店街をしっかりと整える、あるいはにぎわいを持たせることになると、多様な商売屋なり事業主が入って頑張ってもらうのも一つのあるべき姿ではないかと思っている。



◆森一敏委員 私もすべて在来の金沢市民によって経営されていなければならないと言うつもりはない。いろいろな担い手で商業が活性化されて、そしてまちが活性化して市民生活が豊かになることを目指すことに異論はない。しかし同時に、金沢の在来の人たちがいろいろな環境の変化によって、意欲はあるけれども営業を続けられなくなり、結果として、大手企業の経営者の方々によって担われていくあり方が拡大していいとも思えない。そういった方々のいろいろな思いが私にも聞こえてくるので、行政としてその声を聞いてもらいたい。商業振興と関係があるのは当然だが、また機会があったら金沢市全体の状況が具体的にわかるものを出してほしい。それから中心市街地活性化については、前回の報告にあった計画をこれから実施に移していくが、いろんな議論をさせてもらいたいと思っている。



◆玉野道委員 森委員の関連だが、所管の違いもあり、商業活動にも関連するので難しいという答えだと思う。ただ、現実に金沢らしいまちづくりとは一体何なのか。片町、香林坊の商店街は品格がなくなったという話を聞く。早い話が創業何百年という会社が店を閉め、金沢の経済人に物すごい衝撃が走ったという話である。そういう意味では、金沢らしさイコールしにせだが、どんどん店を閉めざるを得なくなって、現実に都市計画の看板が立っている。経済部局の所管だと言われればそうだが、都市政策として、まず金沢らしい商業のまちづくりのあり方はどうかと言われると、ただ単に、ふえた、こうしたという問題ではないと思う。薬局がふえたり、携帯電話の店がふえたりと従来のような金沢らしさ、金沢従来の趣がある商店街がどんどん消えていったことを森委員は指摘したかったと思う。それはまさに商業ではなくてまちづくり政策の問題だと思う。経済活動や商業活動であり個人の考えなので難しい部分はあると思うが、現実に金沢の顔である商店街についてどう考えているのか、現状で満足しているのかという話である。答弁は求めないので、しっかり考えてほしい。



○浅田美和子委員長 意見か。



◆玉野道委員 現状をきちっと把握してほしいということである。



◆黒沢和規委員 ?玉川こども図書館だが、外構の基本コンセプト、図面が載っている。駐車場らしきものが少し描かれているが、来館者についてはこども図書館なので親とともに来ることが十分考えられるが、来館者の交通についてどのような考え方を持っているのか。従来のように公共交通機関をできるだけ利用してほしいところがあると思うが、基本的な考え方を聞かせてほしい。

 ?先ほど選挙管理委員会書記長から報告があったが、先般12月議会で各議員が質問をしたが、そのときに種々の答弁があった。その後、議会での質問等を踏まえて選挙管理委員会が開催されたときに、その議会での議論を検討し、そしてきょう報告があったと理解するが、方法としてそれでよいのかと疑問に思った。定例会での質問は、内部的な制度だが通告等々が行われている。当然答弁については、選挙管理委員会が開かれているのか開かれていないのかわからないが、検討された上で答弁しているはずである。それがその後検討してきょう報告しているというのは、いささか順序が逆になっている印象を持った。これは内容のことではないのでそれ以上は言わないが、経過等を説明してほしいと思う。



◎黒瀬総合調整課長[兼]圏域交流課長 ?玉川こども図書館に来るお客様のアクセスに対しての基本的な考え方はどうかという質問だったと思う。金沢市としては、中心市街地で歩けるまちづくりを推進していく基本方針を出しているので、基本的には公共交通機関を利用して来てもらうのが一番よいと考えている。そのために玉川こども図書館の道路に面した部分についても、歩行者が安全に入れるように車との分離も考えている。



◎太田選挙管理委員会書記長 ?確かに定例会では通告があり、答弁については、委員会は本市は必ずしも時期が急な場合開かないこともあるが、最低限、選挙管理委員会委員長に相談して答弁している。逆と言われれば逆かもしれないが、一応そうなっている。



◆黒沢和規委員 ?図書館の利用者の件だが、そういう答弁が返ってくることはわかっていた。ただ、現況で玉川図書館の利用者は結構車で来ている。そして土日、休日等については、現実問題として駐車場がいっぱいのこともある。今回こども図書館で何台程度のものを想定しているのかわからないが、全体的な問題としてある程度そういうものが要ると考えるがどうか。それと、これまで議論もされてきているが、既存の公共交通機関だけでなくふらっとバス等々の導入とかも想定にあるのか。少し広い視野での考えももっているのか、もしあるとすれば答えてほしい。

 ?選挙管理委員会に関してはどういうやり方をしているのかは、私がどうこう言うことはできない。ただ、議会と選挙管理委員会のやりとりのあり方として、選挙管理委員会委員長が出席するか、委員長の代理が出席するか、事務当局の責任者が説明員として出席するかは、議会内部の問題なのでその辺は議会における検討も必要かと思っている。ただ、説明員として答弁をするということであれば、やはり選挙管理委員会の意思として答弁してもらうのが本来ではないかと思う。答弁で方針が示されるということは、きちんと議論をされた上で出てくるというのが私どもの理解であると一言、言っておきたい。



◎黒瀬総合調整課長[兼]圏域交流課長 ?車で来る方への駐車場の配慮のことでの質問であった。現在の計画では、常時駐車できるところを38台分準備している。イベントなどがあるときには、もう少し広げられるようにと考えている。



◎藤田都市政策局次長[兼]企画課長[兼]交通政策課長[兼]新幹線建設推進室長 ?玉川図書館近辺の公共交通の状況だが、現時点において近くにバス停がない等の問題がある。一番近いのが南町のバス停になると思うが、そこから歩いてくるのが現況である。今後は、金沢市で新金沢交通戦略を策定しており、まちなか区域については公共交通の利便性を高めていくことも盛り込んでいる。そうした中で橋場−若宮線の状況も踏まえると、完成したら既存の路線バスを走らせることも選択肢の一つと思っており、また必要に応じてふらっとバス等の検討も進めていかなければと思っている。いずれにせよその利便性向上の検討を進めていく必要があるという認識である。



◆玉野道委員 ?パースの時計台の位置だが、後からかいたような位置にあり、何でこんな変なパースをかいているのか。答弁は要らない。この玉川こども図書館は、中心部にとっては物すごく有効利用できる土地である。駐車場の確保と言ったが、絵を見てふらっとバスの将来的なことを考えると、生け垣で囲むとふらっとバスの拠点にはなりにくいと思う。これも地域要望が出て、考えるという話になったらまた壊すのか。視点をこども図書館だけに当てるのもいいが、旧JTの空地をどういう形で地域生活や交通の便に有効活用できるかという視点が欠けているのではないか。藤田都市政策局次長から答弁があったように、バス停を考えたら歩いてこなければいけない。こども図書館という名前をつける以上は、公共交通を使うか、保護者が車に乗せてくるという話になる。それなら地域要望もあり、議会でも質問されているふらっとバスをいろんな形で活用しての利便性と効率性を考えたら、少なくともこのような絵にならないのではないか。こども図書館という視点だけでなく、この地域でこども図書館をつくることによって、駐車場の位置とか将来的な交通政策の展望とか、いろんなことを考えたら、もう少し絵のかき方があったと思う。単なる絵、計画と言われたらそうだが、トータルとしてこれをどういう形で位置づけていくのか。ただ単にこども図書館という位置づけではなく、地域の中での位置づけでどういう形でこの空間をうまく将来に向けて活用していくのか。生活環境もあるし交通環境もあるが、トータルとしてもう少し広い視点でこの絵をかいてほしい。先に生け垣で囲むとふらっとバスを通すときまた壊さなければいけない話になるので、大きな視点で位置づけを考えてほしい。ふらっとバス、こども図書館への交通手段の話もあるのでぜひお願いしたい。



◎武村都市政策局長 こども図書館はまちなかで子供たちが親子で楽しむ空間になると思っている。委員指摘のように、周辺に県の玉川公園があり、市の図書館がある。こういった、またとない公共施設がある一つの空間なので、総合的、一体的に、そして連携をとり合って整備していくことが大事だと思っている。今年度、基本設計の予算がつき、先般検討委員会にも基本設計の概要を説明し、委員からはこういう一つの方向性もあるという意見をもらった。きょう委員会でもらった意見については、最終的に取りまとめの段階で少し整理をしたいと思っている。私どもも、地域全体というかこの空間全体での扱いを念頭に置いている。その中で、交通の一つの方向性として既存のバスルート改正やふらっとバスの可能性もこれから検討していかなければならないと思っている。



◆森一敏委員 こども図書館は市民、学校関係者から非常に期待が寄せられている。子ども読書推進プランは教育委員会が策定したが、それを生かしていくための条件整備は教育関係者が求めているほどには進められてこなかった状況の中で、非常に期待が寄せられているということである。今回は建物やその周辺のハードな部分、設計についての報告で、今ほどの意見もいろいろと傾聴すべき内容があったと思うが、肝心なのは中身、そしてどのように運営されていくかである。所管がもしかしたら移っていくという話を前に聞いた記憶があるが、私の記憶間違いであれば訂正してほしい。

 この間図書ボランティアや学校図書館、公共図書館に協力してきた方がたくさんいて、金沢の図書館行政を充実させてほしいという意見を出したり、勉強会をする市民活動がある。そういったところと情報交換をしながら、開館に向けて準備を怠りなくやってほしいという要望も、会派としても市長に対して出してきた経過がある。ソフトの部分についてこの間どのようなプロセスをたどっているのか。それから、今後どう進めていくか、それがどんな形で報告されるのかを聞いておきたい。



◎武村都市政策局長 玉川こども図書館については、建物というかハードの部分の平面プランが少しわかってきたので報告した。ソフト部門についても、今のところ総合調整課の中に建設のための準備室を持っており、そこで取り扱いをしている。平成17年末の総務常任委員会にも諮ったが、玉川こども図書館の整備に係る基本方針、ハードもソフトも含めての大きな方針をこの検討委員会でつくってもらった。この中身は実施設計−−建物、土地利用のあり方、それから今委員が言った図書館の機能面についても踏み込んでまとめてもらっている。機能は大きく言って3つあり、1つは子供が本に親しめる拠点であること。2つ目は親子で楽しく学んで活動をする拠点であること。3つ目は、子供の読書活動に携わるネットワークの拠点であること。その中で学校の図書館ボランティア研修というか研究機能を持たせればどうかなどの議論を今盛んにソフト面で深めてもらっているところであり、学校との連携強化は今からの図書のあり方についても大変重要なことなので、こういった専門コーナーをこの中でも取り込んでいく位置づけで今議論を進めている。

 もう少し時間をもらって、今まとめができた段階でまた委員会に報告したいと思っているし、新年度予算の中では整備なりその方針についてまた諮ることにもなると思うので、よろしくお願いしたい。



△[その他所管に関する事項についての質問応答]

 なし

                                 以上