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平成18年 11月 産業企業常任委員会 日程単位




平成18年 11月 産業企業常任委員会 − 11月24日−01号










平成18年 11月 産業企業常任委員会



          産業企業常任委員会記録

1.日時    平成18年11月24日(金)

2.開議時間  開会 午前10時00分〜閉会 午前10時43分

3.場所    第2委員会室

4.出席委員(8名)

        関戸正彦委員長、北篤司副委員長

        宮崎雅人、東出文代、山野之義、升きよみ、高村佳伸、井沢義武の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員 別紙のとおり

7.事務局出席者 安藤主査、越田主事

8.審査事件等 別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、執行部から報告事項の説明を受け、その他所管に関する事項とあわせて質問応答を行い、閉会した。



△[報告事項]

・観光パンフレットへの有料広告掲載について・・・・・・桶川観光交流課長

 産業局報告案件−1を見てほしい。金沢市が発行する観光パンフレットで、今回初めて有料広告を掲載することとした。有料広告を掲載することで財源を確保し、パンフレットの内容の充実を図るものである。今回、掲載を予定しているものは、手元に配付してある「金沢城下町見て歩き地図」というパンフレットである。これは、最も一般的で数多く出ているパンフレットであり、2月に10万部を発行し、約6カ月間で配布終了の予定である。掲載料は、大きさや掲載の場所により5万円枠、10万円枠、20万円枠を想定している。掲載料収入予定額は、最大15枠で120万円程度を予定している。募集方法だが、市の広報及びホームページで広く募集している。広告の掲載を受け付けないものとしては、法令等に違反するもの、そのおそれのあるもの、また、公序良俗に反するもの、そのおそれのあるもの、また、政治性や宗教性のあるもの、個人または団体の意見広告に関するもの、風営法で定める事業者等の広告等である。募集期間だが、既に11月14日から開始しており、12月8日までの予定である。

・平成18年度市営金沢競馬の開催成績について・・・・・難波田農林総務課長

 産業局報告案件−2を見てほしい。去る11月7日に、金沢市営競馬で今年度予定している3回12日間の市営競馬の開催が終了した。その結果、入場人員は4万3,495人で、前年度と比較して97.5%である。また、売得額は14億3,758万円で、前年度比較で90.6%である。1人当たりの勝馬投票券の購入額は2万4,800円、前年度と比較して1人当たり1,600円の減で、93.9%である。

・検針票等への広告掲載について・・・・・・・・中川お客さまサービス課長

 企業局の報告案件−1を見てほしい。目的だが、ガス・水道・下水道事業の新たな財源の確保を図り、健全な企業経営に寄与することを目的に、市内ほぼ全域でお客様の目に触れる機会が多い検針票等に有料広告を掲載するものである。広告掲載の概要だが、広告媒体については、使用量のお知らせをしている検針票で、発行枚数は年間170万枚である。また、銀行やコンビニで料金を支払うお客様に送付している納入通知書が30万枚、口座振替済通知書が20万枚で、3種類の印刷物により広告を掲載する。広告募集方法だが、広告代理店へ広告枠を売り渡す方法であり、指名競争入札により高額で落札した業者を広告代理店として決定する。広告募集については、広告代理店が広告主を募集することになるが、掲載の可否は、観光交流課から説明があったように政治性や宗教性のあるもの、また法令等に違反するものなど、広告掲載しないものを規定した掲載基準や仕様書に基づいて企業局が審査、判断をする。実施については、平成18年12月下旬に広告代理店を決定し、平成19年4月から掲載開始を予定している。なお、半年または1年間の通年での掲載を考えている。広告料収入については、現在、先進都市、類似都市等の単価を参考に調査中だが、年間約330万円を見込んでいる。なお、企業局では平成16年から年2回発行している情報誌「ユース」で、ガス器具メーカーの有料広告を掲載しており、内容の充実を図っているところである。

・家庭用消融雪水道割引制度の受付状況等について・・・中川お客さまサービス課長

 企業局報告案件−2を見てほしい。本年12月1日より実施する家庭用消融雪水道割引制度の受け付け及び問い合わせ状況だが、11月20日現在の受け付け件数は16件で、ほとんどが高齢者からの申請である。問い合わせ状況だが、電話、窓口などで103件の問い合わせがあり、内容は申請書類の請求など申し込み手続に関するものが80件、見積もりができる施工業者の照会が5件、料金の割引内容に関するものが18件である。なお、割引制度の周知状況については、金沢市広報やホームページの掲載などを行っているが、さらに検針票裏面に今回の割引制度の広告を今後掲載して、制度の周知に努めたい。



△[報告事項についての質問応答]





◆升きよみ委員 ?広告掲載の件について。行政と企業との癒着の問題や公平性の問題など、公共のものに対する広告という点では非常に慎重でなければならないと思う。広告を掲載しない基準だけは設けているようだが、もっと明快な基準があるべきではないかと思うが、そういった基準を持っているのか。また、実際に行っている類似都市では、問題はなかったのかどうか。

 ?企業局はある意味、広告代理店へ丸投げという思いがするが、そういう点ではどうなっているのか。

 ?競馬事業は衰退傾向にあるということで、これまで議会の中で議論もあった。資料の中で17年度が少し上がっているが何か特別の理由があったのか。それから、今後の見通しについてはいかがか。



◎桶川観光交流課長 ?広告掲載の基準についてだが、市が出す公共性の高いものであり慎重に扱わなければならないということで、金沢市観光パンフレット等印刷物広告掲載基準を設けて、それに基づいて審査し適否を判断する。その基準の中では業種、事業者等の要件を細かく定めている。先ほど、風営法などその一部を言ったが、そのほかにも消費者金融や債権取り立てに関するもの、民事再生法によるものなど、幾つか設けている。また、だめな事業者、業種ばかりではなく、掲載する広告の内容についても基準を設けており、例えば人権の侵害、プライバシーを侵害する内容、法律で禁止されている商品や不適切な商品・サービスといった広告、公衆に不快感を与える表現などは一切だめという基準を設け、その基準を公開して広く募集をしている。また、他都市の状況だが、観光パンフレットについては、例えば京都市や横浜市など、既に先進的に取り組んでいる市があるが、特に心配するようなトラブルや問題は起こっていないと確認している。



◎中川お客さまサービス課長 ?企業局についても広告内容は公共性、公平性を逸脱しないよう厳格に広告掲載要綱及び広告掲載基準を定めている。具体的な内容は、先ほどの観光交流課長の説明と同様なものだが、企業局ではこれに加えてガス・水道・下水道事業を阻害する企業広告は掲載しない。それから、広告募集方法を広告代理店とした理由だが、広告募集方法には、観光交流課が行っている広告枠の定価制の公募、もう一つは、今考えている広告代理店の広告売り渡し、それから寄附などいろいろな方法がある。今回は検針票ということもあり、これから長期間継続的に発行するので、職員で直接募集をするよりも広告販売の営業ノウハウが大変すぐれた専門業者の代理店に任せた方がよいと考え、また地域経済の活性化に少しでも役に立てればという気持ちもあり、今回の募集方法を採用した。



◎難波田農林総務課長 ?参考資料としてついている表は1日当たりの入場者、売得額である。16年度から17年度、大幅に1日当たりの売得額、入場者がふえたのは、16年度の金沢市営競馬は、日、月、それから後半が日、月、火の5日間が年3回で15日であったが、月曜日よりも火曜日の方が入場者が多いということで、17年度から日、火、日、火の4日間が年3回で12日間としたことである。それともう一つは、1人当たりの勝馬投票券の購入金額が17年度に比べて1,600円落ちているように、年々1人当たりの購入金額が減っているのも一つの原因ではないかと思っている。

 今後の見通しだが、12月末ごろに金沢競馬検討委員会の最終回を予定している。この中で今後の金沢競馬のあり方全般について最終報告を受ける予定で、これに基づいて今後のあり方を検討したい。



◆升きよみ委員 広告掲載についてだが、企業というか観光などの宣伝となると、特定の力のあるところ、広告力を持っているところがどんどん出てくるという、ここにも格差が出てこないかと。やはり明快に公表して公開性を保っていくことが大変重要と思うので、改めてお願いする。

 ?企業局は基準を公表するのか。

 ?審査会は、内部だけで行うのか、第三者機関や市民参加で何か設ける考えはあるのか。



◎桶川観光交流課長 ?審査会だが、内部で要綱・基準に基づいて審査をしていく。



◎中川お客さまサービス課長 ?基準の公表は、要綱及び掲載基準ともに公表したい。委託代理店については、入札で行うので公開性は出していきたいと考えている。

 ?審査会については内部の委員会であり、観光交流課と全く同様である。



○関戸正彦委員長 既に企業局情報誌の「ユース」には広告を載せているのか。



◎中川お客さまサービス課長 平成16年から年2回載せている。



○関戸正彦委員長 大体収入はどれだけあるのか。



◎中川お客さまサービス課長 1回につき約6万円で、年12万円ほどである。



◆山野之義委員 ?広告の掲載は非常に大切なことだと思うが、ホームページ上で広告を出すことは広告を出す側からすれば大変魅力はあると思うし、金沢市民だけではなく観光に来た人、観光に行こうと思っている人も含めて見てくれる可能性が非常に高い。もちろん升委員が指摘した心配事項はより一層慎重にしなければならないが、ホームページ等でのことは考えているのか。

 ?広告に掲載を11月14日から既に募集しているということだが、委員長、副委員長には報告があったのかもしれないが、10月30日の委員会でこれを報告することはできなかったのか。升委員が心配する指摘は始める前に議論をしなければならないのではないかと思う。月1回常任委員会を開催することにしたのはそういう点もあるのではないか。10月30日の時点で報告が可能だったのではないかと思うが、なぜおくれてしまったのか。その辺は残念だと思うが見解を聞きたい。



◎桶川観光交流課長 ?以前から問題意識を持ち検討している。ホームページ更新の時期に合わせて広告の検討を行っていきたい。

 ?報告の時期のおくれについては、申しわけなく思っている。前回の委員会のときには、まだ細かい詳細を煮詰めている最中であり、確定をしておらず間に合わなかったことをおわびする。



◆山野之義委員 加納局長に尋ねる。繰り返しになるが、月1回常任委員会が開催されることになったのは、そういう事態を避けるためであると私は理解している。今、課長の説明で理解したつもりだが、10月30日に詳細が決まっておらず、11月14日に募集を実際にかけたというのは、スケジュール上あり得ないのではないかと思う。2週間で詳細が全部決まり募集をかけたというのは、逆に言えば相当タイトなスケジュールであったと思う。そこら辺はどのような議論があってこういうスケジュールになったのか。



◎加納産業局長 前回の委員会に間に合わなかったことをまずおわびする。

 実はタイムスケジュールを逆算して、2月に出したいということで印刷等、またその間の手続等を逆算していき、本来であれば10月の委員会に間に合う形で中身を詳細まで詰めるべきであったが、基準等の細部における是非等について、少し詰めなければならない部分が残りおくれた。ただ、それは事務が滞った結果であり、今後こういうことのないように、きちっと事前に報告できるように反省して取り組んでいきたい。



○関戸正彦委員長 委員長の立場で情報を先に取ればよかったのだが、委員長も聞いていないことだけ、誤解のないように言っておく。



◆升きよみ委員 追い打ちをかけるようだが、市民参加をやってでも第三者機関でチェックしてやるべきでないかというぐらいの意見を言っているわけだから、当然議会が全く知らないのはおかしいことである。先ほどからいろんな基準や要綱などの内容等も本来的には示されてしかるべきではないかということもあえて言っておく。



△[その他についての質問応答]





◆升きよみ委員 ?示野町のイオン、駅前のフォーラスが出店した。この大型店の出店等に対して、中心市街地の商店街ではいろいろな努力が始まっている。5つの商店街が駅から商店街を結ぶバスやタクシーを無料で出すなど、商店街の努力は大変だと思うが、その効果をどう見ているのか。期間限定になっているが、今後の継続性はどうなっていくのか。また、タクシーの利用等でトラブルがなかったのかどうか。

 ?労働情勢について。以前私は、非正規労働の増大による格差問題がいろいろと問題になっているが、こういう実態を調査して把握するべきではないかと言った。派遣、請負、パートなどといった非正規労働者が非常にふえており、けさの新聞等ではパート労働者に対する厚生年金の適用問題などが言われている。その点で、金沢市はこういう非正規労働の実態がどうなっているのか示してほしい。



◎羽場商業振興課長 ?今後の継続性についてはどうかということだが、期間限定をして継続したいと商店街も考えており、来年度予算に向けてどういうことが行政としてできるのか、またお互いに研究して予算に反映できるものは反映していきたいと思っている。また、バスや無料タクシーとも効果は出ていると聞いている。

 タクシーの利用についてのトラブルだが、11月3日から祝祭日について無料タクシーを運行しており、当初3日、4日あたりに、初めてということで若干トラブルがあったと聞いている。それ以降は大和タクシーもちゃんと現場に指導員を置き、あるいはまちづくり協議会の方も担当を置いて、トラブルがないように指導しており、それからはそういったトラブルは聞いていない。



◎西村労働政策課長 ?非正規雇用者数、パート労働者や派遣労働者に関する実態把握は、非常に難しいと考えている。例えば、厚生労働省が調査をしている就業基本構造調査では、一般的に石川県では約2万人のフリーターが存在すると言われているが、これはあくまでも推計である。石川県の人口に占める割合が1%というところから出ているが、フリーター数や非正規労働者については、実は石川労働局やハローワーク、あるいは県においても今のところ明確な数値は把握していないと聞いている。金沢市もなかなか実態がつかめず困っているが、ハローワークや石川県とも連携をしながら把握に努めていきたい。なお、12月だが石川県で労働力調査をすると聞いており、その数字が上がれば報告をしたい。



◎加納産業局長 ?少し補足をする。正規労働、非正規労働という区分は法的用語ではなく非常に難しく、例えば常用かそうでないか、期限を定めずにその雇用をするなどあるわけである。それはそれとしてできるだけいわゆる正規労働に支援ができるように、市も従来から、例えば派遣社員の正規化に対しての奨励金制度を設けるとか、直接にはつながらないかもしれないが、インターンシップ制度を持ち、さらに職場見学を行い、例えば製造業工場等にきちっと雇用されていく形の道筋をつくっていくことなどに取り組んでおり、今後とも労働者の就労環境が整うよう努力していきたい。





◆升きよみ委員 中心商店街の活性化対策としていろいろ努力し、これからも継続して取り組んでいくということだが、タクシーの問題について聞く。実行委員会形式で進めているがその中にはTMOも入っている。そうすると、直接的な補助制度はやっていなくても、金沢市が公共的に関与している限り、特定の方に限定するということではなく、公平性がしっかり保たれる形での指導などがあってしかるべきではないかと思うがどうか。



◎羽場商業振興課長 タクシーは、今のところ確かに1社と契約している。その契約に際しては、石川陸運支局に確認をしたが、このような契約で運行しても特に問題はないという回答があったと聞いている。また、指摘のあった1社限定という問題も出てくるかもしれないので、公平性の観点から今後どうしたらよいか、次回以降詰めていきたい。



○関戸正彦委員長 升委員に関連して質問する。武蔵のダイエー跡は、今現状はどうなっているのか報告してほしい。



◎羽場商業振興課長 この間、通りに面した2カ所でボーリング調査をした。今、そうしたことも総合的に勘案して、近いうちにある程度結論的なものが出されると聞いている。確たることはまだ承知していないが、関心を持って連絡をとりながら、所有者にまた確認をしていきたい。

                                     以上