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平成18年 11月 教育環境常任委員会 日程単位




平成18年 11月 教育環境常任委員会 − 11月06日−01号










平成18年 11月 教育環境常任委員会



          教育環境常任委員会記録

1.日時     平成18年11月6日(月)

2.開議時間   開会 午後1時02分〜閉会 午後1時29分

3.場所     第5委員会室

4.出席委員(8名)

         中西利雄委員長、新村誠一副委員長

         福田太郎、森雪枝、澤飯英樹、不破実、

         南部康昭、平田誠一の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員  別紙のとおり

7.事務局出席者 横山主査、上出主査

8.審査事件等  別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、所管事務の調査として、執行部より報告事項を聴取し、その他所管に関する事項とあわせ質問応答を行い、閉会した。



△[報告事項]

・東部管理センターごみ収集車の交通事故について(口頭報告)

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・浜田環境局長

 東部管理センターごみ収集車の交通事故に関して、口頭報告をする。

 去る10月24日午後1時13分ごろ、東部管理センターの2トントラックが神宮寺3丁目の神宮寺西交差点を右折の際、横断中の75歳の女性歩行者に衝突した。直ちに救急車で県立中央病院に搬送されたが、治療のかいなく11月2日午後11時22分、逝去された。心から冥福を祈りたい。

 事故原因については、現在、金沢東警察署で捜査中である。これまで交通事故の防止については、毎朝の朝礼、月末の研修会などを通して、安全運転の励行に努めるよう指示してきたところだが、今回の事故を受けて翌25日には交通事故警報を発令し、改めて安全運転の徹底について強く指示したところである。なお、遺族に対しては、今後とも誠意を尽くしていきたい。大変に不幸な結果を招くに至ったことを心からおわびし、報告とする。・金沢美術工芸大学 平成19年度入学試験等の方針について

      ・・・・・・・・・・・・・・・平金沢美術工芸大学事務局次長

 今般明らかになった高等学校の必修科目の未履修問題については、受験生の責めに帰すものではなく、本学の入学試験等の取り扱い見解を10月31日までにまとめたので報告する。

 出願受理について、推薦入学は美術科芸術学選考とデザイン科で行っており、出願期間は平成18年11月1日から11月6日までである。新卒者が該当し、各高等学校長が作成した調査書等について、現時点で未履修の科目があっても平成19年3月卒業見込みであるという形式要件を審査の上、受理する。一般選抜の出願期間は平成19年1月29日から2月6日までである。新卒者、既卒者とも各高等学校長が作成した調査書等について形式要件を審査の上、受理する。

 合否判定について、推薦入学は、あらかじめ示した募集要項の推薦要件と選考方法により判定する。未履修は、世界史などの科目で起きており、本学の芸術学選考の推薦要件の一つには、歴史の学習に関心が高いことを求めているが、このことは履修をもって判定するものではない。一般選抜についても、あらかじめ示した募集要項の選抜方法により判定する。

 入学許可については、卒業を証明する書類により確認する。

 既入学者については、不問とする。

・「金沢市中学生文化創造夢空間2006」の開催について

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嶋口学校指導課長

 「金沢市中学校文化創造夢空間2006」は、中学生の豊かな感性と情操を養うことを目的に、学校における文化活動の成果を発表したり、プロや専門家の指導のもとで多彩な文化に触れたりはぐくんだりする催し物である。これは2002年――平成14年より開催している。

 今年度は、11月26日日曜日、金沢市文化ホールで開催する。

 催しの内容だが、午前中は大ホールを中心に、吹奏楽部の合同演奏を皮切りに、三味線、太鼓、踊りと創作太鼓、合唱部の合同合唱、そしてオーケストラ・アンサンブル金沢による演奏会と、中学生とのジョイント演奏を行う。午後は、展示等を中心にワークショップを行う。プロや専門家の指導で手がき友禅や絵手紙づくり、着つけなど11部門で行う。このほか、弁論作品や書道、華道の展示を行う。

 委員の皆さんにおいては、式典はないが、この機会にぜひ中学生の文化活動の様子を見ていただければと思う。

・平成19年度金沢市立工業高等学校の第1学年入学者募集要項について

      ・・・・・・・・・・・・・・・野島金沢市立工業高校事務局長

 平成19年度金沢市立工業高等学校本科第1部(全日制)及び本科第2部(定時制)の課程並びに専攻科の第1学年入学者募集要項について報告する。なお、これは11月1日付で告示をしたものである。

 手元の資料を見てほしい。金沢市立工業高等学校の平成19年度第1学年募集要項は、平成18年9月26日に石川県公報で公告された石川県公立高等学校入学者募集要項に準じており、出願資格、出願の手続、入学者の選抜、入試の日程などは専攻科を除いて県立高等学校と同様である。

 募集要項の概要について説明する。なお、手元の表は左欄から項目、本科第1部(全日制)、本科第2部(定時制)、専攻科となっている。

 まず、本科第1部(全日制)の課程についてである。出願資格は、志願者及び保護者が石川県内に居住する者で、従前どおり全県下を対象としている。募集定員は昨年と同様、機械テクノロジー科と情報システム科がおのおの80人、建築科と土木科がおのおの40人であり、合わせて240名である。それぞれ推薦入学者の定員については括弧内に示しているが、こちらも昨年と同様である。出願手続は、県内にある公立学校との併願は禁止としており、本校の学科については第2志望まで可能としている。一般入学の欄にゴシック体で表記しているように、今回の入学者選抜から、県立高校において自己申告書の提出が認められることとなったことから、本校においても自己申告書について規定を追加している。この自己申告書だが、例えば不登校、病気等により、中学課程において長期欠席となった者について、本人の希望により欠席等の理由、志望の動機、高校生活への抱負等を申告させるものである。出願期間等については、推薦入学願書の受け付けは1月29日と30日に行い、面接は2月5日に行う。合格者の発表は、3月16日に一般入学者の合格者とともに発表する。一般入学については、入学願書の受け付けを2月15日から20日までとして、学力検査は3月7日と8日の両日行う。学力検査1日目には、5教科の学力検査を行い、2日目には作文を行う。昨年まで実施していた面接は、今回の入試から実施しない。全日制の公立高校では、学力検査2日目に面接、適性検査、作文、小論文から1つ以上を実施することとなっており、本校では作文を行う。合格者の発表は、さきにも言ったように3月16日に行う。

 次に、定時制について説明する。定時制については、産業技術科で40人を募集し、3月1日から22日まで入学願書を受け付ける。学力検査は3月26日に行い、3月29日に合格者を発表する。今回から新たに自己申告書の提出が認められることとなったことは、全日制と同様である。

 最後に、専攻科については、募集定員は電気科と建築科合わせて30人であり、2月28日から3月14日まで願書を受け付ける。学力検査は3月16日に行い、3月22日に合格者を発表する。

 なお、全国的にそのあり方が問題となっている必修科目の履修状況についてだが、本校においては普通教科13科目の必修科目のすべてについて、ちなみに一例を挙げると地理、歴史のうちの世界史であれば世界史A2単位を第2年次において履修させているように、問題なく履修がされている。また、同様に工業高校に最低必要とされる専門教科25単位の履修についても、学習指導要領に定められている基準を満たしていることを確認している。



△[報告事項及びその他についての質問応答]





◆不破実委員 教育委員会あるいは教育長のところに各小中学校のいじめの実態について報告は上がってきているのか。



◎嶋口学校指導課長 いじめについては、前回のこの委員会の場でも少し話したように、まず、いじめの実態を学校が把握した場合、決められた様式で学校指導課へ報告することになっている。

 それから、現実的に学校が把握できない中で保護者から学校へ相談、そして教育委員会への相談等があれば、当然学校へ事実関係を確認し、改めて事実があれば教育委員会へ報告することになっている。



◆不破実委員 今現在、小中学校で児童・生徒の登校拒否はあるか。





◎嶋口学校指導課長 登校拒否というか不登校の子供は現実にいる。今年度の状況だが、4月から7月までの期間で、小学校では82名、中学校では257名いる。これは国が30日以上の欠席者を不登校と定義づけているが、今この調査はそういう傾向がある子供も含めての人数である。昨年の同時期と比較すると、小学校については1名減、中学校については16名減となっている。昨年度は273名、今年度は257名という状況である。



◆不破実委員 何でこんな質問をするかというと、いじめに遭っている生徒を注意した生徒が逆にターゲットになって、いじめられて、今登校拒否になっている実態がある。いじめをとめようとした生徒が逆にやられるという悲惨なやり方だから、この辺の実態を一度調べてほしいという親の願いである。

 どういうことかというと、中学生だが、集団で自転車に乗って大型店へ行って集団万引きをする問題が出ている。その店は子供が持って行けるような商品が山積みになっている。そこは、中学校から大分距離も遠いが、みんなで行ってやらされる実態を聞いたので、果たして知っているのかどうかを尋ねる。



◎嶋口学校指導課長 不破委員から指摘のあった件については、今つかんでいない。集団で万引きを強要することは過去にあった。そういう中からいじめになっているという状況も以前にあった。今年度に入って不破委員が言ったことについては把握していない。



◆不破実委員 詳細なことは後ほど伝える。



◆南部康昭委員 ここに「英語教育時評 過労死線上の教師たち」がある。これは、過労死ラインである月80時間以上の超過勤務で、先生が疲れ切っている、体と心を病む教員が年々ふえているということである。福井県の森先生という人が和歌山県の大会で発表したものがあるので読んでみる。

 「調査は、福井県下の中高の英語教員108名の協力を得て、2005年12月に実施された。月80時間の過労死ラインを超える超過勤務を余儀なくされている、特に英語教員は中学校で80%、高校で61%にも達している。総合すると、英語教員の実に7割が過労死と隣り合わせの教壇に立っている。英語教員はほぼ全員がいつ心身を病んでもおかしくない状況で働いている。朝7時から夜11時まで働くセブンイレブンが常識化している」という論評である。

 一度、中学校の生徒人数と英語教員の人数、しかもその中で担任を行っているのは何名か出してほしい。

 実は、英語教員は大変な忙しさで、実態はこうであると私のところに先生が来た。朝7時半から16時までは全く休憩がない。とにかく休憩がとれない。2週間に1回しか休憩がとれないと。やはり成果主義というか、非常に厳しい状況があると思う。 この先生は明朗快活な先生で、北海道で7年、名古屋で2年英語教員としてやってきた。金沢へ来てびっくりしたと。このまま続けていけば病気になるか、心身の喪失になる人がどんどんふえてくるだろうと危惧している。

 この実態をどう見ているのか、どういう状況か把握しているのか。



◎川上学校職員課長 南部委員が指摘になったことについて、そういう調査をかけていないので把握していない。今、指摘のあったことを受けて、今後調査をして報告したいと考えている。

 ただ、金沢市では、小中学校において小中一貫英語教育を実施しているが、小学校においてはインストラクター、指導講師、それから中学校においても、英語の授業で正規の職員が手不足である部分については指導講師を派遣している。そのあたりも踏まえて、今後きちんと実態調査をして報告したい。



◆福田太郎委員 不破委員と南部委員からもあったが、不破委員と逆の観点で聞く。パワーハラスメントで亡くなった先生も出ているが、私は何年か前に一般質問で何カ月か以上、一定期間以上学校を休んでいる不登校の先生の質問をしたことがある。そのときに、多分県全体だったと思うが、3けた近い先生がそうなっているという報告を受けた。

 今の社会情勢は非常に厳しく、ニュースでも毎日やっているように、南部委員が言った病気で休みになる先生もいる。この間、奈良市かどこかで、5年間で8日しか出勤していない職員がいたこともあったが、市民から誤解を受けてはいけないと思う。現実、一定期間学校に登校しない先生、不登校先生はいるのか。



◎川上学校職員課長 学校に来ないという定義づけだが、今の発言の趣旨から、精神的な病気で休職している教員は、小中合わせて10名近くという状況である。金沢市の今年度の正規教職員数は年度当初で1,869名であり、そのうち10名足らずの先生が精神的なことで休職している。



◆福田太郎委員 問題は、奈良市でもあったように、表上、書類上は病気で休んでいるが――金沢市に限ってはないと思うが、実際は非常に疑わしき職員がいたと。またほかの市でも出てきたようだが、そういうことがないということなので、今後もないようにお願いする。また、本当に心身的な病気で休んでいる先生には、やはりそれなりのケアをしてほしいと思う。

                                    以上