議事ロックス -地方議会議事録検索-


石川県 金沢市

平成18年  9月 都市整備常任委員会 日程単位




平成18年  9月 都市整備常任委員会 − 09月19日−01号










平成18年  9月 都市整備常任委員会



          都市整備常任委員会記録

1.日時      平成18年9月19日(火)

2.開議時間    開会 午前10時03分〜閉会 午前11時20分

3.場所      第4委員会室

4.出席委員(8名)

          田中仁委員長、安居知世副委員長

          松井純一、村池敬一、渡辺満、出石輝夫、宮保喜一、

          上田忠信の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員   別紙のとおり

7.事務局出席者  水由主査、一ノ宮主任

8.審査事件等   別紙のとおり

9.議事の経過等  以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、議案審査付託表により本委員会に付託された議案第1号平成18年度金沢市一般会計補正予算中本委員会所管分を初めとする議案6件について執行部より説明を聴取し、質疑応答の後、採決を行った結果、全会一致で可決すべきものと決した。その後、所管事務の調査として、別紙のとおり閉会中も継続して調査することと決し、引き続き、執行部より報告事項を聴取し、その他所管に関する事項とあわせ質問応答を行い、次回の委員会開催日時を決定し、閉会した。



△[議案の説明]

・議案第1号中、当委員会所管についての説明・・・・・坂戸都市整備局長

 都市整備局所管分の議案について説明する。

 まず、議案第1号、平成18年度金沢市一般会計補正予算(第2号)について説明する。補正予算説明書18ページを開いてほしい。

 8款土木費、1項土木管理費、1目土木総務費は、宅地等防災対策費として960万円計上しているが、これは7月18日から19日の集中豪雨により発生した民地のがけ崩れ箇所に対し助成枠を追加するものである。職員費は、防災工事に係る国庫補助の増額に伴い、単独支弁費用を補助支弁に振りかえるものである。

 2項道路橋りょう費、2目道路維持費の説明欄、災害関連道路補修費として3,300万円計上しているが、同じく7月の豪雨により発生した道路施設、側溝、暗渠の修繕、そして崩土撤去などの緊急対策修繕費である。道路除排雪機械購入費補助として400万円計上しているのは、除排雪機械購入を要望する町会がふえたことによる。3目道路新設改良費、消雪装置整備事業費として3,150万円計上しているのは、町会が行う消雪装置の新設、改修がふえたことにより助成枠を追加するものである。

 3項河川費、2目河川維持費だが、災害関連河川浚渫費として2,600万円計上しているのは、寺津用水遊歩道崩壊対策工事費及び同じく7月豪雨により河川の修復、しゅんせつ工事を実施するものである。

 5項都市計画費、3目街路事業費、駐車場事業費特別会計への繰出金については、後ほど特別会計のところで説明する。7目の公園費だが、公園遊具安全対策費として1,400万円計上している。これは西大桑町児童公園で発生した事故を教訓として、日常の点検とは別に専門家による公園遊具の点検を実施するものである。災害関連公園補修費として350万円計上しているのは、卯辰山公園内で発生した自然のり面崩壊箇所の復旧費である。

 19ページ、6項住宅費、2目住宅建設費、笠舞住宅解体費として2,800万円計上しているのは、笠舞住宅入居者すべての退去が完了したことにより、解体工事を実施するものである。

 21ページを開いてほしい。11款1項災害復旧費、2目土木施設災害復旧費だが、現年補助災害復旧事業費として3億640万円計上している。これも同じく7月の豪雨により発生した中山町地内の路面陥没ほか4件の災害復旧工事の復旧に伴うものである。職員費については、補助災害復旧事業費の増に伴い単独人件費を補助支弁に振りかえるものである。一般経費として1,700万円計上しているが、これは災害復旧工事の査定に係る設計委託費である。

・議案第3号についての説明・・・・・・・・・・・・・坂戸都市整備局長

 補正予算説明書35ページを開いてほしい。議案第3号、平成18年度金沢市駐車場事業費特別会計補正予算(第1号)について説明する。

 1目事業費だが、金沢駅東駐車場管理費として1,900万円計上している。これは駐車場外壁の劣化を診断した結果、外壁タイルのひび割れ等が認められたため、修繕工事を実施するものである。歳入は前ページで、これらの財源として一般会計繰入金1,900万円を計上している。補正予算については以上である。

・議案第14号についての説明・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 議案書の27ページ、金沢市駅前広場条例及び金沢市自転車等駐車場条例の一部改正について説明する。

 改正の理由は、金沢都市計画事業金沢駅北土地区画整理事業に伴い、町の名称が変更されたため、金沢駅東広場の位置を「金沢市堀川町4番地」から「金沢市木ノ新保町2番地」に、金沢市営金沢駅第1自転車駐車場の位置を「金沢市北安江町ヘの61番地6」から「金沢市木ノ新保町43番地」に改めるものである。

・議案第15号についての説明・・・・・・・・・・・・・馬場建築指導課長

 議案第15号、金沢市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について説明する。議案書の28ページを開いてほしい。

 今回の改正は、無量寺第二地区、湖陽団地地区、塚崎南地区の3地区に新たに地区計画制度を導入するものであり、これにより地区計画が導入されている区域は45カ所となる予定である。内容としては、区域の設定及び建築物等に関する制限に関し必要な事項を定めるものである。無量寺第二地区では、拠点サービス地区、住宅・軽工業地区、一般住宅地区の3地区を設定している。区域面積は19ヘクタールである。湖陽団地地区では、その大部分を低層住宅地区として、一部に沿道サービス地区を設定している。区域面積は12.9ヘクタールである。塚崎南地区では、全域において主に住宅用建築物の配置を予定している。面積は1.6ヘクタールである。

 3地区それぞれにおいて安全で快適な美しいまちづくりを推進あるいは誘導するための方策である。

・議案第21号についての説明・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 議案書41ページの路線認定から43ページの路線変更まで、平成18年9月議会議案説明資料に基づき説明する。

 2枚目の総括表を見てほしい。議案第21号、市道の路線認定について説明する。道路法第8条第1項の規定により路線認定を行うものだが、2級幹線371号田上本町線ないし森本44号南森本町線まで合計22路線、延長2,769メートルで路線の認定を行うものである。

・議案第22号についての説明・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 議案第22号、市道の路線変更については、道路法第10条第2項の規定により、路線変更を行うものである。

 1級幹線127号田上−舘町線と1級幹線128号松村−示野中線の2路線について、延長1,336メートルを同2路線延長2,494メートルに路線変更を行う。

 それぞれの案件については、位置図を添付しているので、参照してほしい。



△[議案に対する質疑応答]

 なし



△[討論]

 なし



△[採決]

 議案第1号中本委員会所管分、議案第3号、議案第14号、議案第15号、議案第21号、議案第22号……全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきもの



△[閉会中の継続調査]

 別紙事項について閉会中も継続して調査することに決定



△[報告事項]

・建築基準法第52条第8項第1号に基づく容積率の緩和の区域の見直しについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水都市計画課長

 議案説明資料の2番、建築基準法第52条第8項第1号に基づく容積率の緩和の区域の見直しについてだが、平成14年に建築基準法が一部改正され、都市再生の観点から、2に書いてある表のように一定の敷地面積と空地率を有する共同住宅の建築については容積率を都市計画で定めたものの1.5倍まで緩和するという改定があった。本市においては、定住促進の観点から中心市街地を中心にこの区域を定めたが、最近、無秩序な高層住宅の建築計画による景観や既存の居住環境を損なうおそれが高くなってきたために、今回はこの容積率を緩和する区域を縮小したい。

 2番の容積率緩和の要件に書いてあるが、用途は第1種・第2種住居地域、それから準住居地域、準工業地域においては、敷地面積が2,000平米以上あって、空地率を60%以上とれば容積率を1.5倍にする、あるいは近隣商業・商業地域では敷地面積が1,000平米以上で空地率を40%以上にすれば同じく容積率を1.5倍にするという法律改正である。例えば、第1種住居地域等では通常容積率が200%だが、この要件にかなえば300%の容積率で建築できる。

 次のページに色刷りの資料があるが、本市においては対象とする区域を赤い区域−−都心軸と、それから青い区域−−主に中心市街地のエリアだが、対象としていた。しかし、先ほどの理由から赤いエリアの都心軸についてだけ緩和区域にして、あとの青いエリアは除外したいと考えている。

 なお、手続については、9月5日に都市計画審議会に諮って了承を得て、9月11日に告示している。

・周辺環境に調和した道路標識の設置について・・・岡田まちなみ対策課長

 資料番号3、周辺環境に調和した道路標識の設置について、目的と現在の取り組み状況を説明する。

 沿道の景観を向上する上で、道路標識も非常に重要な役割を担っている。交通の安全と円滑性はもちろん大事だが、現状の道路標識はそれが優先されており、景観構成要素としての視点に少し欠けたところがある。特に景観的に配慮が求められる地域においては、周辺環境と調和したサイズの道路標識の設置が必要である。特区の認定がされ、それに基づき道路標識の縮小を行い、道路の標識と周辺環境との調和を図ることによって、美しい金沢の沿道景観を保全し、創出していくことを目的としている。

 現在の取り組みだが、国の道路標識設置基準では全国一律の標識文字サイズのみ規定されている。このため、文字サイズを縮小するには特区の認定が必要であり、ことし3月、内閣総理大臣から周辺環境に調和した道路標識金沢特区の認定を受け、標識の縮小が可能となった。ことしに入ってからは、道路標識金沢特区標識検討委員会を設置したが、学識経験者等から構成される検討委員会であり、標識縮小に当たっての基本方針、どのエリアで実施するのか、実施地区の問題、実際に文字のサイズをどのくらいにするのかということを検討している。資料には基本方針策定フローとあるが、7月26日に第1回目の委員会を開催し、道路標識特区の目的趣旨と視認実験の方法について検討した。視認実験は、8月12日に片町から武蔵ヶ辻の間の国道を歩行者専用にして道路祭り(金沢ゆめ街道2006)が開催されたが、そこにブースを出展して、パネル展示や動画の実験等も行いアンケートを書いてもらっている。そのアンケートは400枚余りになる。それから現在、観光客にもアンケートを実施しており、その結果をまとめて、来月に第2回の委員会を開催して、これからの社会実験の方法について検討する。社会実験とは、金沢21世紀美術館横の本多通りにある道路案内標識を実際に縮小したものを掲げて、モニター等の意見をもらうものである。その意見を集計した上で第3回の委員会を開催して、実際に文字の大きさ、それから実施するエリアについて議論をして基本方針を策定したいと思っている。

 2枚目のペーパーを見てほしい。これは、道路祭りにおいて実際に展示したパネルの縮小版である。写真は21世紀美術館横の本多通りにある標識だが、左の上が現行文字サイズ30センチ、その右がシミュレーションとして文字とともに盤面も少し小さくして文字サイズ20センチに縮小したもの。その下が文字サイズ15センチ、そして下の右が文字サイズ10センチである。このアンケートでは、文字の大きさの問題とあわせて景観向上のために標識を縮小する取り組みについての考え方を尋ねている。

 1枚前の資料3の最後に中間結果とあるが、その段階では縮小を可とする意見が約54%、不可という意見が46%あった。実はこのアンケートはほとんど金沢市域の方であり、先般の検討委員会でも道路案内標識を本当に必要としているのは県外の方々ということもあり、今、東山の休憩館と長町の休憩館においてこのパネルを展示して、観光客からアンケートをもらっている。それとあわせてサンプル数を800ぐらいにして、その上で検討委員会に諮って、社会実験を検討し実施していきたい。

 なお、道路祭りの実験では、このパネルの展示のほかに、明るさの問題として、昼・薄暮時・夜間というボックスをつくり、その中で照度を変えて実験をした。それから、コンピュータシミュレーションとして、実際の本多通りを実写して、標識板のサイズを変えて体験してもらい、それらに基づいてアンケートをとっている。全部のアンケートがそろった時点で、都市整備常任委員会にその結果を報告したい。

・橋梁防護柵の実態調査について・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 資料番号4、橋梁防護柵の実態調査について説明する。資料中、橋の名称が一部間違っているので訂正する。1番目の事故の概要と2番目の?の中で、「海の中橋大橋」となっているが、「海の中道大橋」の誤りなので訂正してほしい。

 事故の概要についてだが、平成18年8月25日午後11時ごろ、福岡市の「海の中道大橋」でRV車が乗用車に追突され海に転落し、幼児3名が死亡した。当時、乗用車は時速80キロを超える速度で走行していた模様である。

 現地の状況と問題点だが、?として、事故が発生した「海の中道大橋」は、歩道幅員が4メートルで、歩車道境界部に20センチの段差があり分離されていたが、歩道海側の防護さくは歩道用の防護さくであった。?として、国の防護さく設置基準ではこのような歩道つきの橋には転落防止のため歩道用の防護さくを設置することとなっている。?として、当該橋梁は博多湾を渡る渡海橋であり、逸脱すれば相当の被害が予想されるため、車両用の防護さくの設置義務がなかったか一部問題として取り上げられている。

 金沢市の橋梁の状況だが、金沢市が管理する道路橋は全部で1,335橋ある。歩道つきの橋梁については255橋、歩道なしの橋梁が1,051橋、歩道橋−−歩道のみの橋梁が29橋という現状である。

 今現在の調査の方針として、調査する橋梁を福岡市の橋梁と同タイプの歩道つきの橋梁タイプで、しかも法河川にかかる幹線道路の橋梁について今緊急に調査を行っており、現状の把握に努めている。

・特別警戒水位の追加について・・・・・・・・・・・・扇子内水整備課長

 資料番号5、特別警戒水位の追加について説明する。背景として、一昨年、全国的な水害が多発したことで平成17年7月に水防法が改正され、避難勧告となる目安、特別警戒水位が新たに設定をされ、既に犀川、浅野川の2河川については17年8月に設定されている。

 今回、石川県が新たに6河川−−安原川、伏見川、高橋川、大野川、金腐川、森下川について新たに水位情報周知河川として特別警戒水位を設定した。水位の設定については、資料に特別警戒水位の設定の水位が書いてある。

 今後、この水位については、県において浸水想定区域図の作成を進めていくと今議会にも報告があったが、市はこれを受けて洪水避難地図を作成し、市民に周知する予定である。ちなみに、石川県内ではこの6河川を含めて14河川が新たに水位情報周知河川と指定された。

・まちなか共同住宅(分譲型)建設費補助金の交付決定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坂井住宅政策課長

 資料番号6を開いてほしい。まちなか共同住宅のうちでも分譲マンションの建設費の補助金の交付決定があったので報告する。

 対象物件の名称は「D'グランセ十間町」、建設事業者は大和ハウス工業金沢支店、建築場所は下の方に見取り図をつけてあるが、十間町9番5ほかということで近江町の通りであり、敷地面積は約1,100平米である。構造及び階数は、鉄筋コンクリートづくり10階建て、写真のように外観はこのような形で、高さは30.99メートル、31メートル以内でおさめている。住宅の形及び戸数だが、分譲マンション44戸が3階から10階まで、及び店舗−−もともとこの敷地には和菓子の村上があり、その店舗が1階、2階に入る。住宅の概要は2LDK、3LDK、4LDKがあり、平均の床面積は79.8平米、地下1階と地上1階には機械式の駐車場46台を用意している。この建設計画の認定日は昨年の9月15日、そして完成は先月の8月31日、完成検査は9月6日である。私も実際に現場で立ち会って検査をしている。

 補助金の交付だが、交付決定日は9月6日で、補助金の総額は4,648万円、内訳は、認定戸数44戸について100万円で4,400万円、プラス併設の店舗−−床面積掛ける1万円というルールなので、248万円ということで計4,648万円である。

 なお、私たちもこの建物にいろいろと注文をして、ほぼ実現できているが、外観の写真のとおり面格子を取りつけて、できるだけ町家風を意識する。普通は屋上はフラットだが、勾配屋根を意識させる構造物もつける。1階には店舗をつけて、連続した沿道コミュニティーにする。よく1階からマンションというのはあるが、人の通りが少なくなるので、この辺も条件づけている。それから、洗濯物が外から見えないよう、洗濯の置き場も配慮させている。

 資料の裏を見てほしい。この44棟すべての分譲が完了したと聞いているが、大和ハウスから入居者の特徴を聞くと、年齢層が非常に高く、50歳以上が約64%であり、まちなかの区域外及び市外からの転入効果もあった。世帯年齢別では20代、30代、40代、50代、60代、70代と見ていくと、大体50代以上が約7割近くあることがわかる。それから、従前の居住地については、まちなか区域の方が約23%、10戸あるが、まちなか区域の外から入ってきた人が圧倒的に多い。市外からも8戸、約20%弱あり、沖縄、関東、富山、能登、加賀からといった状況である。世帯数はマンションの大きさも関係するのか、圧倒的に1人、2人が多い。今のところ、このような状況であり、実際入居して住民登録等をすると全体で85人となる予定だが、若干人数はふえるのではないかと期待している。平均の世帯数は1.93人で、まちなか区域での平均は2.23人である。

・市営住宅のバルコニーの手すりの安全性に係る点検について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮下市営住宅課長

 資料番号7を見てほしい。市営住宅のバルコニーの手すりの安全性に係る点検を実施したので報告する。

 点検をする理由は、平成18年8月6日、愛知県西尾市の県営住宅で来訪者のブラジル人男性が3階のバルコニーの段差でバランスを崩して、手すりにつかまったが、手すりの縦格子−−手すり子が外れて地上に転落し、手及び肋骨を骨折するという事故が発生した。このことを重く見た国交省から点検調査の依頼があった。点検方法だが、特殊建築物等定期調査業務基準という点検マニュアルがあり、それによりバルコニーの手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきがないか、目視、触手で確認している。まず、1次点検として、対象住戸の1割以上を点検し、転落のおそれがないと判断された住戸を有する住棟については、全住戸について転落のおそれがないものとし、1次点検で転落のおそれがありとされた住戸の棟では、全住戸を対象として再点検を行う。点検対象住戸は全市営住宅3,575戸のうち、鉄筋コンクリート製の手すりや、バルコニーのない住戸などを除いた643戸で、額新町、光が丘、緑住宅など比較的建築年の古い団地が対象である。既に8月22日から28日にかけて市職員が2人点検を行い、643戸から抽出した89戸のバルコニーの手すりを点検した結果、転落のおそれがある手すりはなかった。この後、入居者に手すりを含む住戸各部の日常的点検をしてもらうよう依頼文を出すことにしている。

 なお、民間の共同住宅については、8月28日付で所有者、管理者に点検調査の上、9月29日までに回答するよう、建築指導課から依頼文を出している。また、点検結果については、10月20日までに国交省に報告することになっている。

・金沢駅北土地区画整理事業の完成について(口頭報告)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水都市計画課長

 金沢駅北土地区画整理事業の完成について口頭報告する。

 この事業は平成6年3月31日に事業認可を受け、平成18年8月11日に換地処分になり、9月6日には登記も完了することとなった。面積は11.9ヘクタールで、駅東広場、浅野川線の地下化、都市計画道路の整備等の事業が無事完成したことになる。

 ついては、10月28日土曜日、11時半から金沢駅東広場の地下広場において完成記念式典を行いたいと思っている。委員の皆さんには、後日、案内状を送付するので、よろしくお願いしたい。

・観音堂上辰巳線の開通について(口頭報告)・・・・・出口道路建設課長

 観音堂−上辰巳線の開通について口頭報告する。

 来月10月28日土曜日に、松村7丁目から観音堂町間551メートルを供用開始する。同時に、松村第二土地区画整理事業地内の198メートルも供用開始を行う。その結果、国道8号線から外環状道路海側幹線間が通行可能となる。

 当日は、10時から開通式を行い、午後3時より一般供用開始を予定している。

・都市計画道路田上舘町線の開通について(口頭報告)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前多定住促進部長

 都市計画道路田上−舘町線の開通について口頭報告する。

 この道路は、山側環状道路田上町交差点から田上第五、田上本町の区画整理事業地内を通過し、浅野川を渡って、対岸の主要地方道金沢湯涌−福光線に接続するものである。全長1,400メートル、全幅18メートルの2車線道路である。平成8年から区画整理事業で施工して、この道路の一部は事業の進捗に合わせて既に供用開始してきたが、浅野川を横断する橋梁及び対岸の県道の取りつけ工事が工程どおりの進捗を見せていることから、10月21日に区画整理事業組合において全線の開通を行うものである。



△[説明に対する質問応答]





◆松井純一委員 無秩序な高層住宅の建築計画が景観や既存の居住環境を損なっている。今の大和ハウスのマンションの件では補助金を出している。町家に合ったような雰囲気にしているが、実質、金沢市内の景観を考えればマンションはどこでも大体同じようなものなので、定住促進に関する戸建てとマンションの考え方について教えてほしい。また今後ともこのマンションの補助をしていくのか。私としては、定住促進は戸建てが大変重要だと思うが…。



◎坂井住宅政策課長 金沢市内で分譲マンションはここ40年間で約300棟弱建てられている。戸数は約1万900戸ほど供給されている。そのほとんどがまちなかでの建設となっている。金沢市まちなかにおける定住促進に関する条例の中で、適切な景観、特に高さ制限に応じてもらったマンションに対して財政的支援を行うことになっており、13年からまちなかにおけるマンションの認定は4棟、戸数は251戸、補助金総額は2億7,000万円となっている。それだけでも定住の効果はあると見ているが、やはり戸建ての方がまちなみや、定住効果は非常に高いと思っている。条例で定められていることもあり、今後はもう一度その効果や景観について少し研究をしたい。



◆村池敬一委員 松井議員の質問に関連して質問する。補助金を出すに当たり、外観など金沢市らしさを意識した注文をしている。ただ、例えば面格子を取りつけて町家を意識させる外観と言うが、そうすることで逆にビルの本来の個性的な外観が損なわれることも考えられるのではないか。また、屋根形状にしても、余り高いものにすることが合理的かどうか考える必要があるのではないか。洗濯物が道路から見えないよう景観に配慮することはわかるが、こういった条件は、何かの検討委員会で出された結果なのか。それを聞かせてほしい。





◎岡田まちなみ対策課長 条例に基づく景観審議会の中に、建物部会や用水みちすじ部会など幾つか部会があるが、特にまちなかの大事な場所や規模の大きな建物、郊外部であっても規模の大きい景観上影響があると思われる建物については、専門の建物部会に諮った上でいろいろ意見を聞き、我々から施工主に要望して、デザインのお願いをしている。



◆渡辺満委員 容積率の区域見直しの件だが、11日に告示をしている。委員会まで待てなかったのは急ぐ理由があったのか。



◎清水都市計画課長 この案件については、法的には都市計画審議会で審議して、その了承を得て決定することになっている。おくれればおくれるほどどんどん計画が進んで影響も出てくるので、できるだけ早く了承を得て実施に移したかった。



◆渡辺満委員 審議会を通ったからといって、議会の意見を聞かずに告示するのはどうか。具体的な理由があって急ぎたかったというのであれば、それは報告でいいと思うが、議会は何のためにあるのか。その点を指摘している。



◎清水都市計画課長 この件については、確かに具体的には案件はなかったが、現にいろいろな住民との間で紛争などが起きていたので、できるだけ早く実施に移せばいいと思っていた。特にまちなかについては非常に空き地が多いので定住促進の事業でいろいろとしているが、ボリュームで稼ぐのではなく、もっと住環境や景観に配慮して空き地を埋めていく方がよいのではないかと議論していた。



○田中仁委員長 執行部に改めて認識してほしいのは、議会サイドは、今年度から法的な部分以外は各種審議会の委員をすべて辞退している。理由は議会の活性化を含めて、執行部と議会は緊張感を持ちながら対応していくためである。今、課長の説明は、そういう状況であったと重々理解はするが、審議会の決定を覆す云々という話ではなく、実行に当たって議会サイドに周知連絡をするということも執行部の皆さんに問われる課題であり、いずれにしても議会と執行部との関係を整理して、行き違いのないように対応していただきたい。



◆渡辺満委員 マンション建設により、地域のコミュニティー活動はどうなのかという心配がある。私は戸建てでなくても分譲マンションで定住促進をやればいいと思っているが、マンションになるととかく隣の人は勝手だということになるので、やはり定住促進の部分で、そのマンションで町会を設立する指導をしてほしい。そして校下活動にも参加してほしい。





◎坂井住宅政策課長 全く指摘のとおりである。条例の趣旨では、土地の有効活用、住宅の質的向上、そして安全で快適な居住環境、それから良好なまちなみ及び麗しい近隣社会の形成が基本理念となっている。こういうマンション計画についても、今の市役所の体制では市民参画課が町会云々の働きかけをやっているので、さらに連携を深めていきたい。



◆宮保喜一委員 資料3の道路標識について、景観は大事だが、道路標識はこれまでより小さくなる。この間、能登から外環を走ってきたが、あそこはわかりにくい標識で、夜、雨の降った日は特に見にくく、よほど徐行しないと標識が見えない。果たしてこう小さくすると、地元はそれでいいが、県外のドライバーはこれでいいのか。アンケートも半々であり、検討委員会の中でどういう話があったのか聞きたい。



◎岡田まちなみ対策課長 検討委員会の中でもいろいろ議論して、やはり市内の人はほとんど道路案内を見ない。問題はやはり地理にふなれな県外の方だという意見をもらったし、もちろん安全と円滑な交通の確保も重要だという意見ももらっている。我々も問題点を承知しているが、やはり景観上大事な場所では景観対策を考える必要があるということで、この特区の認定を受けている。特区の認定自体は金沢市全域で受けているが、何も全域でやるとは思っていない。これから検討委員会で検討していくことになるが、金沢の中心部といった範囲を限定してやりたい。確かに文字を小さくしたら見にくくなるので、盤面の素材を見直して、夜間でもより見やすい素材の研究をしているし、道路管理者とも話をしているが、表示内容をシンプルにして、内容を整理した上で表示することも検討している。その上でまた委員会に報告して、実際に写真の場所に標識を上げてモニターの意見を聞いて、実施できる場合には実施していきたい。



◆宮保喜一委員 特別警戒水位の追加について、地元の高橋川の馬替では改修されて、相当雨が降っても問題ないが、改修が終わっていない額乙丸町や、三十苅、四十万あたりは、この間の雨が降ってきたときには警戒水位ぎりぎりだった。あのあたりで測定するのなら話はわかるが、県の所管になるがどのように考えているのか。



◎扇子内水整備課長 今、高橋川に特別警戒水位を定めたが、現実には高橋川では水位観測所がまだ1カ所しか整備されていない。現在ある場所については既に河川改修が終わっているが、金沢市域以外の鶴来の水位が今の特別警戒水位になれば、河川改修をしていないところの水位がどれくらいになるかを想定している。順次、水位観測所を整備していくと思うが、上流の方で水位が堤防のかなり上の方まで来ている状況であり、水防活動に活用するために現在の水位設定になっている。



◆松井純一委員 きのうの台風13号で、九州、中国地方で大きな被害を受けた。幸い本市はこれといった被害はないようだが、市としては今回の台風に際してどのような対策を講じていたのか。ここ2日間から3日間、どのような考え方でどういう行動を起こしていたのか。



◎土谷土木部長 今回の台風13号は、18日に特に石川県内へ接近するという気象台等の連絡があった。たまたま今回は3連休の中で、15日の金曜日に土木部の内水整備課を中心にした体制づくりを周知した後、関係課への協力も要請している。17日には臨時調整会議等を開く予定をしていたが、石川県から少し遠ざかる状況になり、今回は開かないという連絡があった。ただ、18日の午前中については、満潮時刻が10時46分であり、満潮と風による海の波の関係で、雨が降らなくても粟崎周辺や大野川沿いで水位が上がる懸念もあったので、内水整備課では午前中から午後1時ごろまで課内で待機したほか、パトロールを行っている。



◆松井純一委員 ?外環状道路の山側幹線の件だが、開通してこれまでも事故等があり、先月も中央分離帯の街路樹に激突するという事故もあった。これは自損事故で病院に入院したが、100キロ以上は出ていたと思う。そんな危ないところが結構あるのか。?右折矢印については各町会連合会からも要望が出ていると思うが、田上ではほとんど曲がれないということもよく聞く。現在の状況を聞かせてほしい。



○田中仁委員長 所管が違うと思うが、皆さんは開通した最初の方に2日間ほどかけて全域回ってきたこともあるので、情報として把握している分があれば報告してほしい。



◎河村道路管理課長 ?長坂台のカーブの部分は、昭和40年代にできた現道の部分だが、今のところ60キロの速度規制になっている。そこは50キロに落としてほしいということを働きかけている。?信号の右折についても、同じくパトロールしたときに県警に申し込んである。



◆宮保喜一委員 外環状道路の額谷地内で、下の中学校から真っすぐ入ってくると、前の旧道があってすぐ外環がある。下から走ってくると青の信号が見える。青なので知らない人が走ってくると旧道とぶつかるわけだが、そこで事故が何回か起きていると思うが何か聞いているか。できれば対策についても伺いたい。





◎河村道路管理課長 その場所では今のところ聞いていない。



○田中仁委員長 聞いていないとのことなので、宮保委員の指摘の部分で道路管理上の問題があるとすれば整理をして、交通対策上の問題があるとすればまた他の部所で整理をしてもらい、具体的な対応をお願いしたい。別途、次回の委員会でもいいので報告をお願いしたい。



△[その他・質問応答]





◆安居知世副委員長 ?本年、本当にたくさんのアメリカシロヒトリが発生して、各委員も町会の皆さんからいろいろ苦情等があったと思う。ことしの発生状況についてどのように認識しているのか。?公園、街路樹、学校、民家の庭など本当に多くの被害が見られるが、市としてどのように取り組んできたのか。?まちなかの定住促進に関して、今回の定例会においてもまちなかの定住促進に関する質疑があった。まちなか住宅リフレッシュ制度の充実という答弁であったかと思う。確かに金沢らしいまちなみを残す上で、まちなか住宅リフレッシュ制度などは非常に有効だと思われるが、まちなかにミニ駐車場や空き地、空き家がふえている根本的な理由はこれだけではないのではないか。大きな理由は、まちなかの住宅が狭隘であること、まちなかの道自体が非常に狭隘で緊急車両などが通れず、生活上住みにくいと思っている方がいることが大きな理由と思われる。確かに高齢の方であれば多少狭隘な住宅地であっても住みにくいと感じることはないかと思うが、私のような子育て世帯、子供がたくさんいる世帯ではなかなかそういう狭隘な家では住みづらい。ゆとりのある家に住みたいと思うのが普通な考えではないだろうか。そこで、まずゆとりのある住宅に住みたいという要望があることをぜひ知ってほしい。?長町で民間事業者が道路やポケットパークなどが含まれた宅地整備をしているが、その宅地に関しては、地域外からの居住者、特に子供がいる居住者がたくさん住んでいる。これを見ても、まちなかの子育て世代が住みやすいまちなか定住促進も同時に考えてほしい。そういう意味で、個々の家に対する支援だけではなく、まちなか全体に対する支援、まちなかの整備に対する支援に関しても広い視野に立って考えていく必要があるのではないか。長いスパンで見て、まちなかに若い人たちが住める支援体制も一緒に考えてほしい。



◎上田緑と花の課長 ?ことしのアメリカシロヒトリ等の病害虫の発生は、例年に比べて多いと皆さんも感じていると思う。いろいろな原因があると思うが、1化期は普通よりも少し多いかなといった程度だった。しかし2化期は、例年以上の発生とだれもが感じるような状況だった。これは8月中旬ごろから一気に高温が続き、晴天が続いたことで、虫にとっては活発に活動しやすい状況になったことが大きいと思っている。それで、公園や街路樹、学校、公共施設、そして民家の庭でもアメリカシロヒトリが発生し、かなり食害された後も大変見受けられた。?平成13年から捕殺を中心とした取り組みをしたが、平成16年からは捕殺と、拡散しているとか高所にあって届かないといったやむを得ない場合に農薬散布をするという形で見直しを行い現在に至っている。しかし、ことしの状況は一気に拡散、成長して、現実にはなかなか対応し切れなかった。平成12年まで一斉薬剤散布をしていたこともあり、薬剤散布を復活しないのかという声や、現実的に薬剤を使わないとなかなか処理できないことから、来年度に向けて、薬剤散布もある程度視野に入れながらもっと効果的な方法や、より安全性の高い他の方法がないか考えたい。また、現場で実際に薬剤散布を使わざるを得ない場合の見直しを行ったので、来年度に向けてそれが運用できるような体制をとり、現場と方針との行き違いがないように地域の指定業者や町会の皆さんとしっかり意思疎通を図りながら対応していきたい。



◎坂井住宅政策課長 ?まちなかの定住促進というのは、住宅を皆さんにつくってもらい、人口をふやしていこうという戦略の部分である。若者がまちなかに住む、住まないということは戦術の部分である。戦術の部分でいえば、議会の了承をもらって、今年度からまちなかに40歳未満の方が住む場合の補助にプラス50万円をしている。?数年前に民間の住宅ビルダーが長町に良好な住宅団地をつくったが、9区画のうちほとんどがまちなか外からの転入者であり、町会にも若い人が入ってきて非常にうれしいという声を聞いている。今のまちなかでは、家が古くなった、間口が狭く奥の深い家だからという理由で転居をして、新たな人がその土地を購入して家を建てるというパターンがほとんどである。市としては既に平成13年にまちなか住宅団地整備補助を実施している。それは、まちなかに最低でも開発行為500平米以上のもの、平均宅地は150平米以上のものとなる良好な住宅団地の整備の認定を得ると、道路の築造費並びに用地費の2分の1を補助する事業である。大変件数は少ないが、その中に長町の住宅団地も含まれている。今後、良好な宅地を供給するには、民間のノウハウ・資金を活用して、新たな戦術をやっていけないか、鋭意検討しているところである。趣旨については、全く副委員長と同感であり、頑張りたい。



△[次回の委員会の日程]

 平成18年10月10日(火)午前10時 及び

 平成18年11月24日(金)午前10時 と決定

                              (以上)