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石川県 金沢市

平成18年  8月 総務常任委員会 日程単位




平成18年  8月 総務常任委員会 − 08月21日−01号










平成18年  8月 総務常任委員会



          総務常任委員会記録

1.日時     平成18年8月21日(月)

2.開議時間   開会 午前10時2分〜閉会 午後0時20分

3.場所     第1委員会室

         金沢大学四十万農場跡地、旧白雲楼ホテル跡地(現地視察)

4.出席委員(8名)

         浅田美和子委員長、粟森慨副委員長

         黒沢和規、森一敏、横越徹、苗代明彦、玉野道、的場豊征

         の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員  別紙のとおり

7.事務局出席者 西田担当課長、小木主事

8.審査事件等  別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、執行部より報告事項について説明を聴取し、質問応答を行った。続いて、その他所管に関する事項について質問応答を行った後、金沢大学四十万農場跡地及び旧白雲楼ホテル跡地の現地視察を行い、閉会した。



△[報告事項について]

・「金沢」の魅力発信に向けた取り組みについて・・・・・・・・河原企画課長

 「金沢」の魅力発信に向けた取り組みについて報告したい。資料番号1の概要だが、北陸新幹線の開業に備えて、金沢に多くの人々が集まるよう交流人口の増加策として金沢の歴史・文化面に焦点を当て、それらを中心とした魅力を発信していく。具体的には、1つには「金沢」の魅力発信戦略チームを設置して、首都圏を初めとする新幹線の沿線地域の方々を対象に、「金沢」の魅力に触れる機会と滞在プログラムを提案して、その運営、発信方策等について検討を行う。また、北陸3県が共有する文化であり、金沢の伝統文化の基礎でもある「禅文化」に着目して、関係都市と連携して「禅文化」を発信する研究チームを設置し、北陸「禅の道」として国内外へ広く発信する方策等の研究をあわせて進める。各チームの構成だが、「金沢」の魅力発信戦略チームは、JR西日本、旅行会社関係、ホテル関係、そして市関係課等で構成している。また、「禅文化」発信研究チームだが、高岡市、輪島市、かほく市、永平寺町、金沢市の4市1町、禅文化にかかわりの深い市の企画、広域観光等の関係課で構成している。いずれも、今後必要に応じて関係する企業や団体、行政担当者を加えて、検討の各プロセスが具体化するよう取り組みを進めていく。スケジュールだが、今年度は「金沢」の魅力発信戦略チームにおいては、金沢の魅力調査を現在実施中であり、9月以降金沢の魅力を洗い出し、魅力発信戦略の対象の検討、また各地域、対象ごとの滞在プログラムの提案を行っていく。一方、「禅文化」の発信研究チームでは、「禅文化」にかかわる素材の発掘、例えば茶や能や武道など大変幅広いが、その活用方策の調査研究、また北陸全体を視野に禅の道、禅文化を核とした連携方策、内外への魅力発信方策等を研究していくほか、北陸「禅の道」、「禅文化」を生かした魅力的な滞在プログラムを提案していく。平成19年以降は、新幹線沿線地域ごと、対象ごとに滞在プログラムを発信し、民間事業者と連携した滞在プログラムの試行と検証、また内外に向けた北陸「禅の道」の発信等に積極的に取り組み、金沢の多様で幅広い魅力の発信による交流人口の拡大を目指して、逆ストロー現象につなげていきたい。

・寺中町地内大規模公共用地の利用検討について・・・・・・大脇総合調整課長

 資料番号2、寺中町地内大規模公共用地の利用検討についてだが、土地の所在地は右の地図を見るとわかるように、金沢外環状道路海側幹線と金石街道の交差する場所であり、別川製作所の跡地である。土地は寺中町イ1番1、ほか全3筆である。面積が1万1,755平方メートル、3,556坪である。用途地域は工業地域となっていて、容積率200%、建ぺい率が60%である。それで、この土地利用の方向性を取りまとめるために検討会を設置し、当該公共用地について周辺の人口の推移であるとか、市全体の公共施設の配置状況、それから公共交通あるいは道路環境等の交通アクセスの立地条件を勘案して、この公共用地の土地利用あるいは整備する施設のあり方を検討する。この検討会の委員だが、町会連合会の関係者あるいは図書や子供の関係者、学識者の10人で構成した。各地域の状況を踏まえて、専門の立場から意見をいただきたいと思っている。検討会のスケジュールだが、第1回目の会合、先週の木曜日、8月17日に開催した。当該公共用地の周辺状況や市全体の公共施設の配置状況を説明して、いろいろと意見もいただき、現地も視察している。第2回目は、11月に予定していて、1回目の会議での意見を踏まえて課題を整理し、土地利用の方向性を検討していきたい。平成19年2月を予定として第3回の会議を開き、ここでは土地利用や整備施設の方向性を取りまとめていきたい。

・金沢市まちなか業務用駐車場整序促進助成金制度について

              ・・・・・・藤田都市政策局次長兼交通政策課長

 資料番号3、金沢市まちなか業務用駐車場整序促進助成金制度についてである。

 駐車場の適正配置に関しては、本年4月1日から金沢市における駐車場の適正な配置に関する条例を施行しているが、その業務の一環である。中心業務地の課題として、業務用駐車場が周辺住宅地に混入して、居住環境の悪化とコミュニティの崩壊を招いているという問題意識がある。この観点から、業務用地区内に業務用立体駐車場の整備を促進し、周辺に混入した業務用駐車場を集約化する必要がある。立体駐車場の整序促進には助成制度が要るため、今回制度創設に当たっている。根拠としては、条例の第16条にまちなか駐車場への援助を規定しており、これに基づいて創設する。2の助成制度の内容だが、適用区域については、右図に示す国道157号沿いの南町かいわいである。一番北側のところがエムザの境であり、南側が大和の北側という範囲である。支援額は1台あたり50万円で、全体の上限台数として545台を設定している。1駐車場当たりの助成限度額は、25台以上100台以下で、最高5,000万円という計算になる。適正配置の観点から、右に書いてあるゾーンを5つのゾーンに区分して上限台数を設定し、偏りのない配置を促進する。なお、助成対象外として、時間貸し利用の駐車台数と附置義務駐車台数を考えている。この制度は9月1日からの施行を予定している。3だが、助成対象となる駐車場認定要件であり、4つの大きな項目に分けてある。まず1つ目が敷地に関する要件で、駐車場の敷地が適用区域内にあることという要件をつけている。2つ目は構造に関する要件で、1つ目が立体駐車場であること。2つ目が駐車場単一の建築物であること。ただし、国道157号に面する建物については、少なくとも1、2階は事務所店舗とすることでまちとしての連檐性を確保することを考えている。3つ目、自動車の出入りが国道157号から行われる構造でないこと。これは、国道157号の流動性を確保する観点から設けている。3つ目が利用に関する要件で、事業の用に供する月決めまたは専用駐車場であること。周辺に混入している業務用駐車場の集約化に資するという要件を課している。周辺の環境に関する要件として、周辺の道路の交通に支障を来さないこと、まちなかにふさわしい景観に配慮したものであること、中心部への過度な自動車の流入を抑制する等、条例第3条の基本理念に則したものであること等の要件をつけている。

・交通実験2006の実施概要について・・藤田都市政策局次長兼交通政策課長

 資料番号4、交通実験2006の実施についてである。交通実験については、県、市共同で平成12年度から取り組んできている。交通渋滞の緩和、地球環境の保全、中心市街地の活性化等がその目標であり、これまでパーク・アンド・ライドの拡充やシティライナーの運行など本格運行に結びついた実験も数多くある。今年度は、以下の4点の実験をすることを考えている。

 まず、実験1は兼六園周遊バスの運行実験であり、昨年冬に実験をしたが、右側の地図の赤色のルートで兼六園周辺文化施設を結ぶ周遊バスを運行することを検討している。期間は9月16日から10月31日までの46日間である。実験2は、歩行回遊性向上実験で、既に竪町商店街については歩けるまちづくり協定で歩行者専用道路になっているが、柿木畠、広坂通り近辺についても、試行的に歩行者優先空間を確保する実験をしたい。期間は、9月16日から10月29日までの土日祝日の16日間を予定している。実験3は環状道路循環バス運行及び乗り継ぎ割引実験で、ルートは右に示す緑の路線を考えている。期間は11月1日から11月30日までの20日間で、市民の中からも金沢のバス路線は放射状には整備されているが、環状方向になかなか便が悪いという指摘も受けている。市民の意見も踏まえて、環状方向へのバスの実験をしてみて、どの程度利用者がいるのか、ニーズがあるのか等々の検証をしてみたい。実験4がパーク・アンド・ライド特急バス運行実験で、本年4月に施行された駐車場適正配置条例の中にパーク・アンド・ライドの推進で1章設けられているが、その関連で、南部車庫とバロー高尾店の2カ所のパーク・アンド・ライド駐車場から特急バスでまちなかまで来れるパーク・アンド・ライドと特急バスを兼ね合わせた実験をしてみたい。期間は10月2日から10月31日までの平日21日間である。

・北陸新幹線の用地測量等に関する地元説明会について

               ・・・・・藤田都市政策局次長兼交通政策課長

 資料番号5、北陸新幹線の用地測量等に関する地元説明会を実施したので報告したい。期間は7月3日から15日までの間で、13町会に対して計9回開催している。町会については下記に記載してある。この説明会の主催は、鉄道・運輸機構だが、石川県、金沢市の関係部局についても同席していろいろ意見を伺った。説明した内容は、中心線測量の結果と、今後新幹線等でつくっていく構造物の設計概要を示した。さらに、新幹線建設に伴う道路、水路のつけかえ等の内容についても説明した。今後これを踏まえての個々の用地買収となるので、実施するに当たっての用地測量、建物調査をさせてもらうお願いをした。その際に、生活環境道路整備計画の案として、現道のつけかえ箇所を幅員8メートル−−歩道2.5メートル、車道5.5メートルの生活関連環境道路を整備していく方針を示した。今後、用地測量、建物調査については、今年10月ごろから来年にかけて順次現地作業に取りかかる。用地取得については、用地測量が完了し、詳細な事業用地が確定した後に取りかかる。工事着手前には、具体的な方法や時間について工事説明会を実施する。地元から今回の説明会等も含めてさまざまな要望が出ているが、機構、県とも協力しながら適切に対応していきたい。

・プール事故に関する対応について・・・・太田スポーツ振興課長(口頭報告)

 プール事故に関する対応について口頭で報告したい。先般7月31日、埼玉県ふじみ野市営大井プールにおいて痛ましい事故があった。金沢市にはこの吸引力の強い流水プールはないが、この事故にかんがみ市内のプールの特に吸水口等の総点検を実施したので、その結果を報告したい。まず、市営体育施設のプールは富樫の総合プール、東力の西部市民体育会館、それから鳴和台市民体育会館の3カ所ある。翌8月1日、水に潜って目視、触手で点検を行った。その結果、吸水口のふたはきちんとボルトで締められており、緩み等の異常はなかった。なお、他の委員会の所管として、小、中、高校のプール81カ所、それから保育所プールで8カ所、徒渉池−−児童公園の池が6カ所ある。それぞれ異常がなかったので、各委員会で報告済み、ないしはこれから報告する。体育施設においては、設備点検の強化、それから点検体制の再確認及び徹底をし今後とも安全には万全を期したい。

・インターネット公売の実施について・・・・・・・・・・・・・山田税務課長

 このたび市税滞納者の差し押さえ財産をより高値で換価することを目的として、県内自治体では初のインターネットでの公売を実施する。オークションで着物、反物、袋帯などの未使用のもの、計11点を予定している。手元の写真がその一部で、3点ほど載せてある。見積価格で20万円程度の加賀友禅、それから大島といったものを初めとして合計200万円程度である。参加の申し込みは8月22日から9月5日までの2週間で、参加資格を取得してもらう。入札については9月13日から15日までの3日間、この間に最も高い値をつけた方が落札者となり、何度でも入札は可能である。現物を見たい方は下見会があり、本庁のエントランスホールにおいて8月31日に展示する。24時間、全国どこからでも参加できて、効率よく、より高値での売却を期待している。委員で興味のある方は参加してほしい。



△[報告事項に対する質問応答]





◆森一敏委員 ?「金沢」の魅力発信の取り組みについて質問したい。客観的にはどうかわからないが、金沢はちょっと物価は高いが、住むには非常にいいという声をよく聞く一方、旅行者については、来てみるとさほどでもないという反応をよく聞く。そんな意味で、この魅力調査というのはどういうやり方で魅力を把握していくのか。

 ?禅の文化に着目するということだが、禅に着目したのは、一体どういう経緯あるいは目的、認識があってのことなのか詳しく説明してほしい。



◎河原企画課長 ?魅力発信調査だが、新幹線は長野まで来ており、その後上越、富山を経て金沢へ来るが、富山都市圏、上越都市圏、また長野上田都市圏、高崎都市圏、そして東京という5つの大きな区分を対象にして、各エリア別、性別、年齢別のインターネット調査を実施している。具体的には研究機関に調査委託をして、その調査会社に登録しているモニターの中からこのような区分に沿って240人の方を選び出して、インターネットでアンケート調査を実施している。調査内容だが、金沢に抱いているイメージや関心、また歴史文化にかかわる諸要素−−具体的に茶や能や食とかを提起しながら、金沢に対してどのような期待を抱き、また関心を持っているのかを明らかにした上で、大勢の強いものを描き出し、それらをその大勢の強いところへ向けて発信していく戦略をとりたい。

 ?禅文化だが、伝統文化の諸要素−−例えば料理では懐石料理や精進料理もある。また、茶道、剣道、柔道、合気道といった武道、さらには能、俳句、墨跡、書道、陶芸が、たどるとすべて禅文化に行き着く。中国から入った禅文化は、これらの伝統文化を広く抱合する概念と思っている。禅文化については、京都から福井を経て金沢、そして輪島へと禅の道があり、そうした禅の道の中にこういった伝統文化の諸要素も埋もれていると思っている。これらのものを掘り起こして、そして発信していくことがこの北陸の地のさまざまな伝統文化の諸要素を掘り起こし、発信していくことにつながると思っていて、これらについても関係都市と連携して研究を進める。





◆森一敏委員 240人のモニターは金沢に足を運んだことがある人、運んでいないけれどもイメージを持っている人の両方が入っているのか。



◎河原企画課長 金沢に見えた方、まだ見えていない方の両方を含んでいる。



◆森一敏委員 これらの検討の経過あるいは中間報告とか、成案になるまでの議会での説明はどう考えているのか。



◎河原企画課長 先ほど申し上げた「金沢」の魅力発信チームを過去2回開催して、民間事業者や関係各課を含めて調査内容を検討した。8月末までの調査期間であるが、調査結果についてはさらに検討し、また議会に報告したい。



○浅田美和子委員長 今からか。



◎河原企画課長 今からである。



◆苗代明彦委員 金沢まちなか業務用駐車場整序促進助成金制度について、少し聞きたい。これをやること自体は私も異論はないが、既に小規模な駐車場等々がある。これらとの関係はどうなっていくのか。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 これから助成制度ができるので、既にできている駐車場に対しての助成制度があるわけではない。例えば住宅の助成等も含めて、助成制度は適用がされてから当然出てくる。その観点からすると、これまで余りにも周辺の住宅地域に平面駐車場として業務用駐車場が混入してきたのが問題であって、今回、まちなかの業務用駐車場の近くに不臨時的な立体駐車場をつくるという制度をつくる。これまでの駐車場については、その制度の適用はない。



◆苗代明彦委員 少し意味合いが違うと思う。新しく施行されるものなので、補助対象は新規のものなのは理解できるが、言いたいのは、この区域にも小規模な駐車場等々、実際に営業しているところがある。そうすると、立体駐車場に市が助成をしてやるということは、ある意味で商売がたきにもなってくる。実際、駐車場を経営している方とどういう話し合いがあるのか。例えば、実際やっているところがこれを機に建てかえて、もう少し規模を増して立体にやると。これは何の問題もない。それはそれでできるが、その辺のところをどう考えているのか。嫌な質問だろうと思うが。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 この立体駐車場の支援制度については、一昨年に市民検討会議をかなり頻繁に開いて、その中でいろいろ議論してきた。この立体駐車場の助成は、まちなか地域なので平面利用よりは集約化を図って土地の有効利用を図りたいという観点でつくっている。今後立体駐車場ができて、そのほかの部分については商売がたきができるというのであれば、そういうことになろうかと思うが、制度の内容や条例等の趣旨の普及啓発を図りながら理解をいただいていくことになると思う。



◎武村都市政策局長 少しつけ加えると、まちなかの空き地に平面駐車場ができることについては、まちを整える観点からいうといかがなものかと思う。具体的に言うと、2年ほど前に国道157号通り沿いにビルが取り壊されて、平面駐車場になった。ビルが林立してる中で歯抜けのような状態になってきたことは委員各位も理解いただけると思うし、あの形が決してまちの活性化にとっていい形ではないと思っている。業務機能についてはやはり必要なものは必要なので、すべてを排除するわけにはいかないので、先ほど説明したように、必要台数をはかりながら業務用の部分を整えていく。一方で、まちの景観なり、そのまちの整えというものも必要なので、このあたりはどうするかということになると、立体駐車場という形で整えさせてほしい。ただ、この区域から後ろの住居区域の中に散在しているものについては、こちらへできるだけ集約していく。この制度はまちを整えることと、業務の駐車場の必要台数は整えていくべきでないかという観点から制度を設けたわけで、そのためにも構造に関する要件、あるいは周辺環境に関する要件等をこの中へ取り入れている。



◆苗代明彦委員 その辺はよくわかる。その辺を文句をつけているわけでは決してない。ちょっと質問を変えて、赤線で囲まれた区域に、現在ある路面駐車場は何カ所ぐらいあるのか。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 現在、平面駐車場に限らず、立体駐車場も合わせての数字しか今持ち合わせてないが、現在赤に囲まれた地域で利用されている駐車台数が1,860台である。合わせて、赤の区域内の需要で、地域外の赤の外側に駐車場を借りているのが512台あると聞いている。



◆苗代明彦委員 何カ所あるかわかるか。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 箇所数は今手持ちでないので、また調べて報告したい。



○浅田美和子委員長 では、後ほどお願いしたい。



◆苗代明彦委員 1,860台だから数カ所、現在営業している駐車場がある。私が言いたかったのは、この制度自身は、いわゆるまち並みを整える云々と十二分な理由があって異論はない。ただ、現在駐車場をやっている方々と、結局、どう折り合いをつけていくのか。私はどこの駐車場とも関係ないが、誤解のないようにやってほしい。その辺をどう理解を求めていくかを聞きたかった。制度そのものはよくわかっている。



◎武村都市政策局長 現在、民間で平面で使っている駐車場の皆さんが、こういった制度を活用して、まちを整えていくことについても理解をいただく方向に進めばいいのではないか。こういう制度を我々もPRし、そして使っていただく形になると思っている。



◆苗代明彦委員 赤のゾーン以外、周辺に512台の需要があるが、需要は駐車場をつくればつくるほどまだまだふえていく可能性がある。何しろ、中心地に駐車場が多ければ多いほど車が入ってくる。これは、全く一回で理解できない矛盾したところがある。一方では、まちなかに車の乗り入れを抑制しようという大きな一つの流れがある。一方では、金を出して、言ってみれば駐車場整備を促して台数をふやす。今、景観だけではなく台数もふやすということだが、この辺の整合性はどうなのか。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 基本的に条例に基づいてやっており、過度に自動車を呼び込まないような規定も設けている。今回の立体駐車場については、かなり厳しい要件を課している。この立体駐車場を支援するのは、ただ単に駐車場ができるから支援するのではなく、周辺の住宅地に混入している駐車場を集約化して持ってくるという場合に限って支援をする構造にしている。例えば3つ目の利用に関する要件の中で、周辺に混入している業務用駐車場の集約化に資することという要件を課しているし、また周辺環境に関する要件としては、中心部への過度な自動車の流入を抑制すると条例第3条の基本理念に則したものであることという要件も課している。この部分について適正に対応していきたいと考えている。



◆苗代明彦委員 これ以上あまり言わないが、いわゆる今言う要件は、それに資することと言ったって、どこまでが資してるのか、資していないのか、この辺の判断も非常に難しいところがあると思う。もう一つは、先ほど言った既存の駐車場との関係は十二分に配慮しながらやってほしいと思う。大きな流れとして、できるだけ中心地に流入する車を少なくしていく。それから公共交通機関の実験もやりながら、これを活用してもらう。一方では、駐車場を整備していくというが、台数について制約が書いてない。あちこち手を挙げて20カ所もできたら、市は補正でも打ってこたえなければどうしようもない。その辺の整合性だけはひとつ十分配慮をして、運用に当たってほしい。





◎武村都市政策局長 環状道路が通って交通の流れが変わってきた。確かにまちなかの交通量は減ってきたので、委員の言うとおり、これからはまちなかは公共交通と、そしてマイカーに過度に依存しない体質、体制でやっていかなければならない。その過程の中で、今回の制度についても、既存の駐車場への配慮を忘れるなということなので、PR等を十分にしっかりと進めていきたい。そんな点を含みながら、本日いただいた意見を勘案して、制度としてしっかりしたものに整えていきたい。



◆玉野道委員 「金沢」の魅力発信についてだが、総論としては異議を申すつもりで質問するわけでない。過去にこの種のものとして「蓮如の道」というものがあった。禅文化の取り組みについては私は異論はない。ただ現実に、蓮如の道のときにも論議があったと思うが、その定義づけである。蓮如はそこらじゅうを通った。禅もそうである。この選定に当たっては、幾つかの自治体に問い合わせをして結果としてこうなったのか、最初から位置づけがあってこういうことになったのか、その選定基準と選考のあり方について聞きたい。



◎河原企画課長 最初に都市があったわけではない。先ほど申したように、能や茶など北陸の文化土壌を見ていく中で、その共通項として禅というものが浮かび上がってきた。その中で、まずは禅文化を伝える関係市町が集まって素材を発掘しようじゃないかという研究チームをつくったことが出発点である。今後とも関係市町に土壌があったら、そうしたことも含めて、北陸として共通して発信していける素材を見つけ生かしていきたい。



◆玉野道委員 北陸の共通ということに正直言って私はひっかかる。こういう発信をするときはいい。ところが、声がかからないのでそんなの知らないという感情的な話でないが、だから永平寺町もかほく市も入っているわけである。そこまで入れると、個人的にあそこもあそこもどうして入らなかったかと思う。問い合わせしたが、「いや、今回は結構です。次の機会のときにぜひお願いします」ということなのか、その辺が気になる。2市2町のときでもそうである。観光についてはすべて当たったわけだから、そういう意味での広域行政とか、発信の仕方とか、その取り組みのボタンのかけ違いとは言わないが、そのことがかえって災いになっていることも懸念される意味で聞いている。なぜここに絞られたのか、その選定基準でいろんな論議があったのかどうなのか。ましてや禅といえども蓮如上人の道でないが、その種の問題は、ある意味ではきちっと整理をしないといけない。ぜひその辺の整理の仕方を教えてほしい。



◎河原企画課長 まず、京都から福井、そして金沢、輪島へと伝わった禅の拠点をたどった次第で、その禅の拠点からまたさらに伝統文化が派生している。だから、これはスタートラインで、限定してこの数でスタートしているが、すべてこれで完結するわけではない。今後、調査をする中で、広く連携を深める方策を考えていきたいと思っている。



◆玉野道委員 苗代委員も指摘したが、駐車場の論議は繰り返さない。ただ、既存の施設を持っている皆さんと、なおかつ区域についてもう少し整理をしてほしかった。先に森委員から別の課題で議会の説明についての話があったが、その辺のことも整理をしてやってほしい。

 そういう観点からもう一点、苗代委員から補正でという話があった。条例を見たが、基本的に政策と条例と制度と施策の優先度はどういうことになるのか。この条例は平成18年4月1日施行となっているが、内容を見ると台数も金額も入っていない。今明示されたところである。そういう意味で、9月議会前の9月1日の施行だが、その予算の位置づけ、そして議会のあり方はどういう形に整理されたのか。なぜ私がこういうことを聞くかというと、10月から福祉部門でかなり予算を組み替える必要がある。条例もそういうものが出てくると思う。ところが、9月議会を目の前にして、この条例の施行と予算の位置づけと、そしてなおかつ議会の承認のあり方というのはどう論議をされて、この9月1日からの台数と金額を明示されたのか。9月議会をまたないでやろうとしたのか。それだけの優先順位というか、緊急度があるのか。この条例だけでなく、ほかの条例の施行についても政策という観点と議会との関係、条例との関係と優先度という観点で整理すると、ちょっといかがなものかと思う。現実に予算が発生するわけだから、その辺の整理の仕方を教えてほしい。



◎武村都市政策局長 基本的に大きな流れの政策や条例はやはり当初でお願いすることが基本だと思っている。ただ、新しい施設でどうしてもオープンの時期が当初に間に合わないとか、そういうときにはそれぞれの議会で条例制定をお願いしている。そういうことで議会の皆さんにも十分協議をいただいて進めるのが基本だと思っている。ただ、今回のこの制度については、当初議会でも駐車場条例の中でいろいろと審議をいただいた経緯がある。後ほどまた細かいことは担当の課長から言うが、制度の活用について駐車場をつくりたいという皆さんから、いつからその制度ができ上がるんだという問い合わせが何件か来ている。条例の中で大枠は審議をいただいているので、今回、要綱、規則で詳細を決めさせてもらい、9月1日からの施行をぜひお願いしたい。大筋は先ほど来、話しているように、当初議会が基本だと我々も十分認識をしている。議会の皆さんとはそういうことで制度議論をもちろんさせていただきながら、具体的に制度の時期とかについては今回のように議会の委員会等に諮り進めていると理解してほしい。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 基本的に条例制定時に支援制度をつくる話をしてから、何件かの問い合わせは来ている。その制度がいつできるのかという話もあり、なるべく早いタイミングで制度の概要について知らせる必要があると考えて、9月1日にようやく間に合わせたというのが正直なところである。この制度について実際にその予算が発生するのは、具体的な事業の話が出てこないとなかなか幾らという話も載せられないので、今回は特に9月補正という対応はしてない。また内容が詰まっていった段階で補正を審議いただくという対応になると思う。



◆玉野道委員 それなら、金額の裏づけのないものを制度として出してどうするのか。先に言ったが、10月からいろんな制度が国から矢継ぎ早に出される。少なくとも所管の担当と話していると、予算の関係上、当初議会で処理をしたいという。今の話を聞いていると、武村局長と藤田課長のそれぞれニュアンスは違う。現実に補正を出さないと言いながら、新年度と言う。藤田課長は、要望があったからなるべく組みたいというが、財政の裏づけはないと言っている。何でも当初予算と言っているわけでないが、補正で対応するのなら何で9月議会まで待てないのか。そして、理念やら精神は入っているが、中身については金額も台数も一つも入ってない。気をつけてほしいのは、基本的に議会の役割とか、財政の承認事項とか、議会のあり方はどういう形で論議して、制度的な運営をしているのか。財政課長どうか。



◎丸口財政課長 条例と予算の関係についてだが、予算を伴う条例は、これは予算の裏づけがないと出せない原則になっている。そういうことでいくと、条例と予算は本来一緒に出すというのが筋になる。ただし今回のような場合は、この条例が施行されてもすぐにこれが現実に移せるかというと、実際に事業費が出てくるまでには時間がかかるという場合もある。そんな場合は、もし万が一、年度途中に出てくることになると、補正予算を打つか、既決の中で当面対応することが現実処理として出てくる。これについては、4月1日に一応条例だけ出しているので、本来は委員の言うとおり条例と予算はセットで出すのが正しいと思うが、今回は特殊で現実的な対応になった。



◆黒沢和規委員 ?「金沢」の魅力発信の件だが、何人かの委員から質問があったが禅文化に関して研究をするということである。方策としては特に異論はないが、発信の研究チームの関係市町を見ると、高岡や永平寺町やかほく市とある。これは総持寺とか西田幾多郎記念館がある関係で選ばれていると思うが、こうしたものについて一番最後のところに書いてある国内外へ広く発信する方策等を研究するだけなのか。ここの表現が非常にひっかかっているが、「金沢の伝統文化の基盤である「禅文化」に着目し」と書いてある。精神的にはそういうものがあると思うが、そうした部分まで掘り下げてやるのか。その辺をもう少し整理してほしい。

 ?それからもう一つ、これは表現上の問題だけなので、なぜかということだけ答えてほしい。今ほど議論があった業務用駐車場のことである。表題もそうだが、金沢市まちなか業務用駐車場整序促進に「整序」という表現が使ってある。整序という意味は何なのか。整備でないのか。整序というのは順序を整えるだけでないのか。あえて聞きなれない表現を使うことは、行政用語としては必要なのかもしれないが、一般市民としては整備という表現だけで十分ではないかと思う。特別の意味があるのかどうかだけ答えてほしい。



◎河原企画課長 ?禅文化であるが、食とか芸能、工芸といった具体的な伝統文化の中身はもとより、禅自体についても、この禅を組めることが現代社会にとって非常にニーズのある事柄であれば、当然この週末滞在プログラムに取り入れて具体的に発信していく。ただ、本日各委員から意見をいただいたので、そうしたことを踏まえて、関係市町の拡大、さらには検討された内容の具体化に向けた調査を進めていきたい。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 ?駐車場助成制度の名称の問題で、なぜ整備でないのかという点だが、整備という表現を使うと、基本的に今度新しくつくってどんどん駐車場をふやしていくというニュアンスになると思う。整序というのは先ほど申し上げたように、既存のものを集約化して一つに集めていくという趣旨で、整序という名称をつけた。



◆黒沢和規委員 こだわるようだが、集約をするという意味だという話であった。その整序という言葉にはそのような意味が一般的にはないように理解している。それに関して議論をするつもりはないが、今後進めるに当たって、再度研究してほしい。



○浅田美和子委員長 この件は要望ということで確認する。



△[その他所管に関する事項についての質問応答]





◆玉野道委員 区画整理がされ、環状道路も整備されて大型店舗も張りついた。そんな意味では、ある意味うれしいことだが、交通の問題、特に右折車の問題がある。そういう意味で、田上とかで要望が出ているが、田上については金沢市の所管なので独自で対応ができると思っている。よろしくお願いしたい。もう一点、金沢の所管でないところがある。戸板の区画整理で発生している県道と国道の問題である。私も交通対策課の皆さんに一回、実情を見てほしいと話をしたが、あの状態をどのように見ているのか。県や国とはどういう形で協議に入っているのか。金沢市としてどのような対応を求めているのか。この3点について聞かせてほしい。



◎藤田都市政策局次長兼交通政策課長 山環の関係については、特に右折用の矢印信号等が少ないという意見は非常に多くある。この点については、金沢市の場合は都市整備局と交通政策課との連携が中心になるが、国、県で対応してもらわなければならない部分もあるので、そこは密に連絡をとっており、早急に改善できる部分については改善しようという話になっている。

 また、戸板の件だが、私も見てきた。戸板の部分は商業施設開設に伴い、国道8号に国が左折レーンをつくり、さらに11日の朝から片町方面から向かうところの直進レーンをふやす対応をしている。これは暫定的な対応となっているが、この区画整理がされた地域の交通については、基本的に開始前には必ず県警などと調整して、万全を期す対応でと考えているが、実際に動いてみるといろいろ問題が出てくる箇所もある。例えばあそこの部分を高校生が自転車でそのまま走り抜けているという事例を私も何件か見ている。そういう点については、国道と県道のまじりということもあり、国、県に対して対応を相談したいと考えている。



○浅田美和子委員長 できるだけ早急に対応できるようお願いしたい。



△[現地視察について]

 金沢大学四十万農場跡地において、武村都市政策局長及び大脇総合調整課長から、跡地の概要及び今後の利用方針について説明を受けた。その後、旧白雲楼ホテル跡地に移動し、武村都市政策局長及び大脇総合調整課長、尾崎営繕課長から跡地の現状について説明を受けた。

                              (以上)