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石川県 金沢市

平成18年  6月 都市整備常任委員会 日程単位




平成18年  6月 都市整備常任委員会 − 06月26日−01号










平成18年  6月 都市整備常任委員会



          都市整備常任委員会記録

1.日時     平成18年6月26日(月)

2.開議時間   開会 午前10時01分〜閉会 午前11時20分

3.場所     第4委員会室

4.出席委員(8名)

         田中仁委員長、安居知世副委員長

         松井純一、村池敬一、渡辺満、出石輝夫、宮保喜一、

         上田忠信の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員  別紙のとおり

7.事務局出席者 水由主査、一ノ宮主任

8.審査事件等  別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、議案審査付託表により本委員会に付託された議案第1号平成18年度金沢市一般会計補正予算中当委員会所管分を初めとする議案6件及び報告1件について執行部より説明を聴取し、質疑応答の後、採決を行った結果、全会一致で可決または承認すべきものと決した。その後、所管事務の調査として、別紙のとおり閉会中も継続して調査することと決し、引き続き、執行部より報告事項を聴取し、その他所管に関する事項とあわせ質問応答を行い、次回の委員会開催日時を決定し、閉会した。



△[議案の説明]

・議案第1号中、当委員会所管についての説明・・・・・・・坂戸都市整備局長

 都市整備局所管分の議案について、補正予算説明書で説明する。

 12ページ、平成18年度金沢市一般会計補正予算(第1号)だが、8款土木費、2項道路橋りょう費、3目道路新設改良費、補助道路新設改良事業費に9,000万円計上している。これは沖−浅野本町線用地取得と道路改良舗装、土清水−上辰巳線用地取得と立木補償の事業を進める。道路舗装事業費として7,000万円計上している。これは、堅町通りにて石張り舗装工を改良するものである。5項都市計画費、3目街路事業費は、街路新設改良費として2億3,250万円計上している。これは、疋田−上荒屋線、北安江町地内で地下埋設物の移設と高柳町地内での用地取得、道路築造を進める。泉野−野々市線では泉本町地内で用地取得を進める。7目公園費の公園新設改良費は土地開発公社から次年度予定していた金市町、千木町の公園の用地取得を前倒しして買い戻しする。

 13ページの6項住宅費、2目住宅建設費は、市営住宅施設改良費として、4,600万円計上している。これは、18年、19年度の2カ年で計画していた市営住宅火災報知機の設置を前倒して施行する。

・議案第3号中、当委員会所管についての説明・・・・・・・坂戸都市整備局長

 19ページ、平成18年度金沢市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)のうち、当委員会所管の雨水関連部について説明する。

 2款資本的収入、2項企業債、1目企業債の説明欄、雨水関連建設改良債として3,150万円を、3項国庫補助金、1目国庫補助金、雨水関連建設改良費補助として3,500万円を収入として計上し、雨水関連施設の資本的支出に充てるものである。

 20ページの支出を見てほしい。2款資本的支出、1項建設改良費、2目雨水関連施設費として7,000万円を計上している。これは雨水幹線築造補助事業として、三口町、問屋町2丁目地内で弓取川1号雨水幹線築造工事を進めるものである。

 議案第10号、第17号から第19号まで及び報告第3号については、議案書及び議案説明資料で担当の課長から説明する。

・議案第10号についての説明・・・・・・・・・・・・・・馬場建築指導課長

 議案書31ページ、金沢市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について説明する。

 この改正案は2つの内容から構成されており、1つは建築基準法及び同施行令の一部改正に伴う所要の改正を行うものである。具体的には、公共事業等の施行により敷地面積が減少し、各地区計画区域内に定められている敷地面積の最低限度規定に抵触する状態となった土地は条例違反となるので、この不合理を改正するために当該制約規定は適用しない、すなわち、条例違反の土地ではないという扱いをする内容である。2つ目は、かたつ工業団地の立地に伴い、当該地区に新たに地区計画制度を導入するもので、安全で快適な美しいまちづくりを推進するための方策を講ずる。内容としては区域の設定と建築物等の制限である。

・議案第17号についての説明・・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 議案書41ページの路線認定から44ページの路線変更まで、平成18年度6月議会議案説明資料に基づき説明する。資料番号1を見てほしい。市道の路線認定について説明する。

 駅北線6号ないし森本48号岩出町線12号まで合計32路線、延長4,161メートルについて道路法第8条第1項の規定により路線の認定を行うものである。

・議案第18号についての説明・・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 市道の路線廃止について、道路法第10条第1項の規定により路線廃止を行うものである。1級幹線21号天神町線は、既に平成13年の小立野トンネル供用開始から県道金沢−井波線となっている路線であり、今回路線整理のため廃止とする。1級幹線125号石引−小立野町線、1級幹線24号涌波線、浅川20号田上本町線8号は、今年4月15日の金沢外環状道路山側幹線、通称山側環状の全面供用開始に伴う路線の廃止であり、それぞれ県道金沢−井波線、金沢−小松線、芝原−石引線へと振りかえとなる。涌波2丁目線12号については、山側環状開通後道路に面する地権者から払い下げ希望があり、周辺道路網を確認したところ特に不都合が認められず、地元の町会の同意もあり、廃道し払い下げる予定である。

 以上、あわせて5路線、延長1,390メートルの路線廃止を行うものである。

・議案第19号についての説明・・・・・・・・・・・・・・河村道路管理課長

 道路法第10条第2項の規定により路線変更を行う。1級幹線118号若松−田上線ないし広岡1丁目線17号の4路線、延長5,470メートルを同4路線延長4,168メートルに路線変更を行うものである。それぞれの案件については、位置図を添付してあるので参照してほしい。

・報告第3号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・宮下市営住宅課長

 議案書61ページ、専決処分の報告及び損害賠償の額の決定について説明する。

 これは、公用車による交通事故の賠償についてであり、その交通事故の概要は、平成17年1月21日午後3時45分ごろ、市営住宅課職員が仕事を終えて帰庁中に、東蚊爪の交差点で信号停止中の相手方、割出町298番地5、嶋恵美さんの自動車に後方より追突して、むち打ち症などの人身傷害を負わせたというものである。なお、損害賠償の総額は治療費、慰謝料などで141万626円、そのうち自賠責保険の限度額120万円はお互いの損害保険会社で精算が済んでおり、残金21万626円について平成18年5月29日専決処分をしたので報告する。なお、賠償金21万626円は後日、市有物件災害共済会から全額補てんされ、金沢市の持ち出しはない。



△[議案に対する質疑応答]





◆村池敬一委員 ?疋田−上荒屋線に関して2億3,000万円余の補正予算が計上され、説明では北安江の高架橋部分と高柳地区と言っていたが、その予算内訳はどのようになっているのか。

 ?疋田−上荒屋線は以前の話では平成20年に完成するとなっていたが、それが少し前倒しで早くなるのか。今年度は、高柳地内で600メートル残っているが、そのうちどの部分を今回の予算措置でカバーして、残りがどれだけになるのか。

 ?工事は高柳交差点の方から入っていくのか、三池の区画整理をしている方から入っていくのか。



◎出口道路建設課長 ?疋田−上荒屋線の北安江については、支障のある物件を除去する工事である。予算内訳として、北安江は5,000万円の補正になるが、これは移転の補償である。高柳地内については一部用地取得と工事の両方を合わせて1億2,400万円を予定している。

 ?工事期間は、今の予定では平成18、19、20年を目標にしている。ただし、非常に金額がかかるので、20年に間違いなく完成するかは予算次第でわからない。

 ?高柳地内の工事は三池の方から入る予定である。



△[討論]

 なし



△[採決]

 議案第1号中本委員会所管分、議案第3号中本委員会所管分、議案第10号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、報告第3号

………………全会一致でいずれも原案のとおり可決または承認すべきもの



△[閉会中の継続調査]

 別紙事項について閉会中も継続して調査することに決定



△[報告事項]

・公共工事コストの縮減率(平成17年度実績)について

                ・・・・・・・・・・・小浦技術管理課長

 本市の公共工事のコスト縮減対策は平成9年度から取り組んでおり、現在、取り組んでいる行動計画は平成16年度に見直した新行動計画と、平成16年度に新たに策定した構造改革プログラムの2施策で進めている。

 公共工事コストの縮減率の数値目標は、平成14年度の技術基準、考え方を基準として、平成20年度までに8%以上のコスト縮減率の達成を目標としている。本市の行政改革実施計画では、平成17年度の目標数値を4.9%とし、平成17年度の実績では、対象工事金額305億6,300万円余に対して14億9,800万円余の縮減額が得られ、縮減率では4.9%となり、同年度の目標値は達成している。

 縮減額の施策項目別内訳だが、新行動計画のうち計画手法の見直しでは同時施行等による事業効率などによって1億3,800万円余、技術基準の見直しでは消雪配管材料の見直しや下水道汚水ますの小口径化などで9,200万円余、設計手法の見直しではコンクリート2次製品の活用や下水道マンホールの構造の変更などによって2億7,300万円余、技術開発の推進では下水道本管の改良工事で更生工法の採用などによって1億2,700万円余、建設副産物対策では公共工事間で建設発生土の利用促進などによって4億5,300万円余の縮減となっている。

 一方、構造改革プログラムでは、事業の重点、集中化では街路事業などにおいて早期の供用による事業便益を縮減額として計上し1億1,500万円余、計画・設計・管理の最適化では、盛土方法の見直しや工法の変更によって2億5,600万円余、調達の最適化では、民間活力を導入し4,000万円余の縮減額となり、合計額で14億9,800万円余となっている。

 また、直接的な工事コストの縮減につながらないものの、ライフサイクルコストの低減や工事におけるリサイクルの推進など環境に対する負荷の低減等も重要な施策であり、今後とも積極的に対応を進めたい。

・山側環状開通に伴う合同パトロール結果の対応状況について

               ・・・・・・・・・・・・・清水都市計画課長

 資料3を見てほしい。山側環状開通に伴う交通安全合同パトロールの結果について報告する。

 去る4月15日に山側環状が開通したが、4月24日と25日の両日にわたって地元の関係団体、金沢市、警察が合同でパトロールを行った。その結果、全部で80件ほどの要望事項が提出されている。これまでに国、県、警察で既に整備済みのところもあるが、残されている箇所については、関係機関が協議を重ねて今後対応していきたい。

 主な対応状況だが、道路標識の改善として、資料下の右の写真のように、取りつけ道路のところで自動車の行列ができてなかなか割り込めないところに駐停車しないような道路のマーキングをしている。2番目は、交差点危険箇所にガードレールを設置した。これは思った以上にスピードのある車が通るので、横断歩道の近くにガードレールを設置している。3番目は、危険防止のために樹木等を補植して、横断禁止看板を設置した。下の左側の写真になるが、鈴見町で交通量の少ないときに人が中央分離帯を横断するため、けもの道のようになっているが、ここは非常に交通量も多く危険であるので、ここに樹木を植え、簡単に通れないようにして、なおかつ看板も設置している。4番目は、危険防止のためのバリケード設置である。これは野田町の墓地の近くに横断歩道設置予定箇所があるが、今のところまだ信号等が設置されておらず、非常に危険なので、急遽バリケードを設置して横断できないように配慮した。5番目は、交差点に不要電柱があり、非常に通りにくい状態なので、これを撤去している。

・シンドラー社製のエレベーターの点検結果について

               ・・・・・・・・・・・・・宮下市営住宅課長

 資料番号4を見てほしい。シンドラー社製のエレベーターの点検結果について、市営住宅課と緑と花の課所管分をあわせて報告する。

 去る6月3日に東京都港区で発生した区営マンションのエレベーター死亡事故を受けて、本市においても緊急にエレベーターの点検を実施した。特に、事故を起こしたシンドラー社製のエレベーターについての点検結果を報告する。

 本市には、シンドラー社製のエレベーターは2基あり、1基は田上本町の市営住宅で、ことし4月に供用を開始している。もう1基は、緑と花の課所管の卯辰山公園健康交流センター千寿閣で、16年4月9日に供用を開始している。

 これまでの保守点検の状況は、年1回の定期検査と月1回の現地点検であり、2基とも点検業者はシンドラーエレベーター金沢営業所が直営でやっている。過去の故障、ふぐあい等については、田上本町の住宅において、4月1日から現在まで原因不明のブザーが10回鳴っており、原因を調査している。千寿閣においてはこれまで故障、ふぐあい等の報告はない。

 緊急点検の結果だが、6月9日にシンドラー社の社員及び市の職員が、マスコミ公開のもとで緊急点検を実施し、安全スイッチ、ブレーキ、制御盤など33項目について点検を実施したところ、2基ともに異常はなかった。しかし、田上本町住宅のブザーの鳴動については、その時点では原因不明のため引き続き調査をするとして終わっている。

 その後調査した結果だが、ブザー鳴動の原因と対策を引き続き調査した結果、点検業者から原因不明のブザーの鳴動については、シンドラー社サービスセンターと警備会社との警報受信履歴が一致したこともあり、考えられる原因として、利用者のボタンの押し間違いによる誤操作としか考えられないとの報告を受けている。このことから対策として、誤操作を防止するため外部連絡用ボタンの下に注意を促すシールを張って注意を促し、当面様子を見たいということである。

・シンドラー社製の民間エレベーターの緊急調査について(口頭報告)

               ・・・・・・・・・・・・・馬場建築指導課長

 シンドラー社製の民間エレベーターの緊急調査について口頭報告する。

 先ほども説明があったが、6月3日に港区のシティハイツ竹芝において、シンドラー社製エレベーターによる死亡事故が発生した。6月8日に国土交通省から同社製のエレベーターの所有者、管理者に対して注意喚起と緊急点検実施を要請するよう指示があった。これを受けて、本市では6月9日、10日にかけて、工場用のエレベーターを含めた67台の民間エレベーターの所有者、管理者49名に注意文書と点検実施依頼文書を送っている。

 本日現在、14台13名の所有者、管理者から報告書が提出されている。そのうち異常なしとの報告は9台である。異常ありというかふぐあいありは5台である。なお、最終的に報告書が提出されるのは7月下旬ごろだと思っている。

 今後、その内容を分析し、内容によってはメンテナンス業者あるいはメーカーに対して事情を聞くことも考えている。

・公園での事故について   ・・・・・・・・・・・・・上田緑と花の課長

 資料5、公園での事故についてである。

 日時は平成18年6月24日午後5時半ごろ、場所は、金沢市西大桑町の県及び市営住宅等が隣接する西大桑町児童公園である。遊具については、鉄製回転遊具、一般的にグローブジャングルと呼んでいる。公園の概要は、街区公園であり、児童公園と言われる標準的なタイプである。設置年月日は昭和53年8月25日で、金沢市が管理している。

 事故の内容だが、子供数人がその遊具で遊んでいたところ、芯棒が折れて遊具が転倒し、子供も投げ出された。そして、救急車で病院へ運ばれた子供は3名、保護者に付き添われて病院へ行った子供が1名、7歳、9歳、10歳の合計4人の子供である。けがの内容は、足及び頭部の打撲であり、処置後帰宅している。転倒の原因については、芯棒が折れ、基礎部と上部が分離したためだが、その詳しい内容等についてはこれからまた調査をしたい。

 対応は、明くる日の6月25日、当該遊具の撤去を朝から行った。そして、児童及び保護者へのお見舞いに伺うと同時に、校下や近隣の町会長に報告している。そして、同種の遊具25基について使用禁止の措置をしている。次の日の6月26日、本日だが、朝9時半より市内にある同種遊具25基について緊急点検を実施している。そして、事故原因を調査して今後の対応に当たるところである。また、同種遊具がある施設、学校や、保育所等への連絡もあわせて行う予定である。

 公園にある遊具の管理については、金沢市は冬場を除き1カ月に1回点検しており、この遊具の点検は6月20日に行っている。通常の点検の内容は、目視及び触診を行っている。同種の遊具は全部で54基あり、昨年の7月に一斉の点検を行っているが、そのときにはクレーンでつり上げており、軸受け部分の基幹をなす部分に支障があったものが25基あって、その後3基撤去している。その時点では当該遊具に異常は見られなかった。

 今後の対応だが、子供にも大変人気のある遊具であることから、こういった点検の結果を踏まえて、現在使用禁止の措置をしているが、専門家、地域の方々とも十分協議して、今回の事故を教訓にして、二度とこういうことがないよう対処したい。



△[説明に対する質問応答]





◆渡辺満委員 ?市長の本会議場での言葉にもあったように、最近は建築関係の、例えば耐震構造とか、あるいはシンドラー社といったような建築関係の問題が吹き出ているように思う。これはコストの切り下げを余りに強く意識するがために、安ければいいという風潮が出てきているのではないか。公共工事コストの縮減率の報告があったが、安全という観点では若干心配もある。例えば、盛土の見直しとか、下水の汚水ますを小径化するなどの報告があったが、それでは今までは余計なことをしていたのか。本当にそれが将来的にも安全が確保されるのか。

 ?構造改革の中で市内の中小業者に対する配慮は十分なのか。

 ?数年前にもコンビ遊具の事故があったが、その教訓は生かされていなかったのか。新聞の写真で見る限り、折れるべきところが折れたという印象を持っている。つい最近点検をしたばかりだと聞いたが、その点検の内容はどうだったのか。



◎小浦技術管理課長 ?コスト縮減施策は、基本的には機能、品質を損なうことなく、計画や設計手法や工事発注の効率化等によりコストの削減をねらっている。汚水ますの小口径化については、従前は直径40センチのコンクリート製の汚水ますを使っていたが、最近は清掃器具等が発達して直径20センチの塩ビ製の汚水ますでも大丈夫となり、コンクリート製が塩ビ製にかわっても機能は全く変わらない。技術の向上による削減効果である。盛土等は、新たに造成する場合に将来の沈下を考慮する中で、急激にするか、ゆっくりと上に重しとなる泥を盛って沈下させていくかを工事の計画段階から実施までの間を見計らって工法を選定している。

 ?中小の企業に対する配慮については、決して単価を値切るとか、歩掛かりを切るというものではなく、先ほど言ったように機能・品質を損なうことのない縮減を目指している。



◎上田緑と花の課長 ?数年前の事故の教訓が生かされていないのではないかということだが、安全で楽しい公園であるべきところで児童がけがをして、管理する者としては本当に反省しなければならないと感じている。委員から折れるべきところが折れたという指摘もあり、我々も一生懸命点検をしているが、その反面、点検の仕方、遊具そのものの存在のあり方や、耐用年数といったいろんな要素について、改めて抜本的に見直しをしていきたい。いろんな専門家の方々と我々で原因の調査を一生懸命して、これからの対応について検討して、こういうことがないように対処していきたい。



◆渡辺満委員 このような事故があると、遊具がなければ事故も起こらないということで、遊具の撤去につながるのではないかと心配される。魅力のない公園は本末転倒なので、子供が楽しい公園でないといけない。管理はしっかりやらなければならないし、しかし本来は楽しい遊具の撤去にならないことも考えなければいけない。



◎上田緑と花の課長 委員の言うとおり、遊具にスリルがあるということは楽しい、魅力があるということでもある。反面、その分管理や点検も大変になる。そのようなプラス、マイナスの部分も含めて、やはり安全で魅力のある楽しい公園づくりは、管理者側だけの結論ではなくて、利用者の意見と専門家の意見をそれぞれ総合的に協議しながら、これからの管理のあり方、運営の仕方について考えていきたい。



◆村池敬一委員 ?金沢市が安全・安心都市宣言をして、これから安全面等にもっと注視していかなければならない矢先にこういった報告を受けるのは、極めて残念至極である。今ほど渡辺委員も言ったように、子供たちがいなくなった公園は明らかに児童公園ではなくなる。そういう意味で、安心して遊べる環境づくりは行政としてきっちりやっていかなければならないし、今回のことに関しても、例えば遊具転倒の原因は、芯棒が折れ、基礎部と上部が分離したという単なる事実説明であって、本当のところもともと強度が足りなかったと考えられないか。あるいは、点検を結構頻繁にしていたとはいいながら、その点検体制に問題があるのではないか。腐食や劣化をもっと早く事前に察知できなかったのか。そういう意味で、頻繁にやっている点検が、業者に任せっきりになっている状況ではないかと懸念される。職員の立ち会いをきちっとして、行政責任の名において、業者と一緒に点検をするという体制がしっかりされているのか。

 ?そろそろお盆のシーズンに入ってくるが、去年までは、完成前だった山側環状の部分的にでき上がった道路を、野田山墓地の墓参のための駐車場に貸していたと聞いている。それで非常に便利だったものが、山側環状の完成によって今年からは使えなくなるという声が地元から上がっているので、そのあたりに対して少し配慮や地元説明が必要かと思う。この委員会の所管ではないかもしれないが、その点を聞かせてほしい。



◎上田緑と花の課長 ?点検の際には、国なり施設業協会から点検の基準というものが出ており、それを参考に市でマニュアルをつくり、金沢市と点検を委託しているまちづくり財団と、そして専門の補修とか整備に当たる業者の3者で最初に点検のやり方などをチェックしている。それに基づいて各遊具のある公園の点検に当たっており、市もすべての公園を市の担当職員が回っているわけではないが、初めにはこういう形で市がリードをしながら作業に当たっている。



◎土谷土木部長 ?山側環状の開通前に使われていなかった部分の駐車場の問題について、確かにこれは当委員会の所管ではないが、聞くところでは、駐車場はお盆になると非常にその道路が混雑するので、去年は試行的に下から大乗寺へ上がって三小牛へ一方通行をさせていた。ただ、三小牛へ回る道が非常に距離的に遠いという苦情があった。ことしは、そういう経験も踏まえた中で、今度は大乗寺の丘陵公園の中を通って元の山側環状へ迂回させる手段も考えているとも聞いている。駐車場の不足については、上部とか中部の方に少し駐車場があるが、少しPR不足の感はあり、ことしはその辺もしっかりとPRしたいと聞く。

 ただ、地元への説明等については、私から担当課へ伝えたい。



◆村池敬一委員 公園の事故の件で、毎回ではないが、市の職員も場合によっては、あるいは最初はきちっと立ち会って一緒に見ているという話だが、その頻度はどれぐらいがいいのかも含めて今後は検討していかざるを得ないと思う。

 公園の管理には、遊具等の業者に任せるものもあれば、町会に頼む、いわゆる管理委託契約のケースもあると思う。そのあたりの役割分担の責任の所在が明確でない場合、特に心配なのは、業者もさることながら、やはり町の皆さんとの管理委託契約に任せている部分であり、草刈り程度であれば当然、管理委託契約の中で町会で対応できるが、それを超えるものはやはり市が責任を持って、きっちりと掌握しながら、適時に対応を進めることが必要ではないか、という苦情を若干聞いている。その点、今の体制でいいのか、管理強化をするのか、どのような考えなのか聞きたい。



◎上田緑と花の課長 一つの公園をみれば、設置者である市、点検や一部管理も委託しているまちづくり財団、専門の業者、ボランティア等の地元の方々、そして利用者といろんな形で成り立っている。そういう方々の情報をもらいながら、また共有しながら管理運営に当たっているのが実態である。

 そして、今回の事故については、新聞報道、マスコミ等では子供からのかなり前から揺れていたという声もあるわけで、そういう声がありながら、なぜ事故が発生したのか、やはり点検などの情報がこちらの方へスムーズに届くようなことも必要かと思う。

 責任の所在は当然、金沢市に管理責任があって100%負うことになり、今回のことも誠実に対応したい。そういう点で、先ほど委員の言った安全、安心に対する市の役割は大変大きいものがあり、今回の事故を深く心に受けとめながら、今後こういうことのないようにいろいろと対処していきたい。また、地域の皆さん、利用者の皆さん、そしてそれぞれ管理をしている方々にもいろんな形でお願いなり、意見をもらうことになると思うので、よろしくお願いしたい。



◆松井純一委員 私もきのう公園へ行ってきたが、子供が三、四十人、本当に多くの子供が遊んでいた。遊具の件を聞くと、あの遊具は本当に楽しかった、ぜひまたつけてほしいという声も聞いた。また、子供が何人も「前からあれ傾いていたよ」と言っていた。4日前に点検したときにどういう点検の仕方をしていたのか。この点検の仕方というのは、目視、触診と言うが、どこまでの点検なのか。

 その後、たまたまその近くの集会所で会合があったので、かわりにおわびをしてきたが、本当にしっかりしてほしい。

 きのうの朝に、局長も4名の子供の自宅へおわびに行ったと聞いた。事故後の対応はそれでいいのだが、今後どのようなことをやっていくのか。その点も含めてしっかりとした対応をしてほしい。



◎上田緑と花の課長 松井委員の言うとおりであり、新聞報道と委員の話というのはまさしく一緒のことだと思う。それだけ点検のあり方について反省すべき点が大いにある。これから遊具の実態を見て、またそれらに合わせた点検のあり方をもっとしっかりつくり、対応していきたい。そして、あの遊具は大変魅力的で、西大桑町児童公園はたくさんの子供さんが遊んでいるいい公園の一つであり、大変喜んでいるのだが、このような事故があって本当に利用者の方々に申しわけないことをしたと思っている。

 また、けがをしたから簡単に遊具を取り外すということは考えておらず、地域の皆さんと相談しながら安全で楽しい公園づくりに向けて根本から見直すために、既に緊急点検を行っている。そのことについても、結果がこうだからこうするという一方的な市だけの結論を出すつもりはない。さらに金属疲労といった問題、遊具全体のこと、そして利用者の皆さん、愛護している方々、支えてもらっている方々の総合的な意見なり考えに基づいてこれからの対応を考えていく。



△[その他・質問応答]





◆宮保喜一委員 梅雨時期に入っているが、幸いにしてこちらの方は雨が少ない。九州の熊本や西日本は大変な雨になっている。雨はこれからだと思うが、土のうの市内の保管場所と、大体どれぐらいあって、各町会や市民に対してここに土のうが保管されていることが周知徹底されているのか。



◎扇子内水整備課長 毎年出水期の前に、水防倉庫と資材置き場の点検をしているが、今現在、市内には金沢市で5カ所、県が4カ所、合計9カ所の水防倉庫を持っている。その中には、水防資機材として土のう、鉄ピン、シート、一輪車とか、水防に当たるための資材を備蓄している。

 委員から指摘のあった土のうだが、この水防倉庫に約1万900袋の土のうを完成品として、いつでも出せる形で準備をしている。それから、各分団−−金沢市は49分団あるが、緊急時には消防局に連絡をくれるので、各分団にも土のうをあらかじめ配置している。その分団が土のうを持ち出すことができるし、いざとなれば水防倉庫から持って行く形になる。緊急時には、地域の皆さんだけでは当然対応できないので、水防職員並びに指定業者−−金沢市内を6地区に分けて54社の会社と契約を結んでいるが、水防警報が出るとその業者に土のうを運んでほしいという要請をしている。その業者も土のうは約1万袋以上あらかじめ準備をしている状況である。

 昨年、大雨ではないが高潮があり、町会の皆さんがいろいろ心配していたので、新たに今回、粟崎の木谷公園とか、それから近岡町に地域の皆さんと協力しながら、公園の中や駐車場にあらかじめステーション方式で土のうを用意するといった土のうステーションの設置を現在試みている。水防的にも、伏見川の右岸側の東力町、小坂町にあらかじめ土のうを準備し、ぬれないようにシートで覆ってステーション方式で配置している。

 今後、消防団、水防職員、それから地域の皆さんと連携をして水防に協力してもらえればと考えている。



◆宮保喜一委員 以前、高橋川がはんらんしたときは、土のうが遠いところにあって探すのが大変だった。今、何カ所か配置されていると言うが、大体水の出るところは毎年決まっているので、その近くの、できれば公園あたりに設置しておけば、恐らくその町内の人や皆さんが、ここに土のうがあるとわかるのではないか。



◎扇子内水整備課長 今言ったように、各重要水防箇所の近くに水防倉庫を配置していると理解してほしい。しかしながら、緊急性や地域の皆さんの協力を考えると、地域の方と話し合いをして、地域の方も一緒になってやるというところについてはあらかじめ土のうを配置しており、今後、過去に浸水の経験をした地域や、おそれがある地域については、話し合いをして、地域と連携をした水防体制を考えている。



◆渡辺満委員 ?本会議で森議員が辰巳ダム建設について質問していたが、特に地すべり対策について、地すべり箇所についての答弁は、県の考え方を言っていたが、市独自にも同様の考え方をしているのか。

 ?特に指摘をされた箇所について、地元は何も言っていないのか。



◎扇子内水整備課長 ?今現在、辰巳ダムの実際の計画、それから地元に対する説明については、一義的に石川県が対応している。その内容は金沢市でも把握している。地すべりについて、地すべりが予測される、想定をされるところについてはボーリング調査をして検証し、その内容を公開していると聞いている。その調査結果については県議会でも報告があったが、大きな地すべりを想定するものではないと聞いており、市も県の報告が正しいと考えている。

 ?地すべりの対応を、県はきちっとやるという説明を地元にしていると聞いており、特段地元からの要望は聞いていない。



◆安居知世副委員長 この回覧を見てほしい。橋場−若宮線の工事区間の周辺の町会に対して出された回覧だが、5月の時点では都市計画道路橋場−若宮線の供用開始について、事情により供用を開始するという回覧が出ていた。その後、6月頭に都市計画道路橋場−若宮線、未供用区間における今後の対応について、というまた新たな回覧が出て、この中ではさきにお知らせした供用開始は一度見送ることとし、当面は現状のとおりとするという方向修正の回覧になっている。これはどうして方向修正したのか、説明してほしい。



◎出口道路建設課長 内容については指摘のとおりであり、まず地元の皆さんに供用開始のお知らせをした。そこで、いろんな意見が市や警察に入ったのだが、今まで入っていた車が細街路に入って周辺の道路が混雑して危ないという意見や、スカイハイツの前が今以上に危険になるという意見があった。

 そこで、市として警察と協議した結果、交通事故や人身事故は非常に危険なので、それよりも一日も早い供用を目指して、今、鋭意地元のスカイハイツの皆さんと全面供用を目指して交渉している。



◆安居知世副委員長 5月の時点で供用開始をすることになったいきさつについてどう考えているのか。



◎出口道路建設課長 暫定供用の目的は、違法駐車対策であり、あの場所は現在、関係者以外通行禁止になっている。しかし、ある程度の車は入っている。我々とすれば今よりも少しでもよくなる方法として、警察と協議した結果、暫定供用するという判断になった。しかし、少し不便かもしれないが、やはり交通安全や人身事故が一番心配であり、総合的に判断して取りやめている。



◆安居知世副委員長 人身事故やけがは確かに危ない。しかし、供用されていないはずのこの道路を調べたところ、1日あたり3,500台以上の通行車両が通っている。沿線の車しか通れないにもかかわらず3,500台通っていること自体がまず異状である。

 この写真を見てほしい。歩道にも車道にもたくさん駐車中の車がある。実はこれは供用開始をやめるといった後の写真であり、もともと何で暫定供用をするという話になったかといえば、通行車両だけでなく、このような駐車車両も非常に多い。そして、用水のそばに歩道があるのだが、このちょうど車がとまっているところがその出入り口になっているので、その場所を通る学生や、小さな生徒たちが車の影になって、後ろから通る車と非常に接触しやすい状態になっている。そういう声があったために、地元の方がまず駐車車両を何とかしてほしい、駐車禁止の場所にもかかわらず駐車している放置車両を何とかしてほしいということから、暫定供用開始に地元の皆さん、周辺の町会の町会長たちが集まって決まったことだと思っている。

 周りの町会内へ通過車両が入り込んで危ないという話があるのであれば、今現在危ない状況について市はどう考えているのか。地元の新聞にも2回ほどこの駐車車両に関する報道もあったが、それに対して市は今までどのような対応をとってきたのか。



◎出口道路建設課長 今の指摘のとおり、駐車は確かにある。そういう中で、市としては駐車禁止であるとか、いろんな看板等は出している。私は少し減ったのではないかと思うのだが、現実的になかなか難しく、やはり今後も警察といろんな協議をして、現在金沢市で管理していることから、いま一度駐車している車に駐車はいけないという周知徹底を図っていきたい。



◆安居知世副委員長 周知徹底を図った後でどうなったかを報告してほしい。

 マンションの住民から非常に通行量がふえて危なくなったという話が出ている。この道に1日あたり3,500台の車が通っており、スカイハイツの前の道は歩道もなく、電柱などもあって非常に歩きにくいということで、前に歩道をつくって自分たちの歩く道の安全確保をしてほしいとの声がある。この話は聞いているか。



◎出口道路建設課長 マンションの方というよりも、行政としてぜひあの前に暫定歩道が必要だと思っている。非常に危険であり、マンションの方の協力が得られれば、暫定歩道をつくって全面供用を目指している。ただし、あくまでもまだ個人の地面なので、一生懸命交渉をして、一日も早くマンション側の了解を得たい。



◆安居知世副委員長 今ほどマンションの皆さんの了解を得次第やりたいという話だった。聞いた話だと、マンションの皆さんは総会で歩道をつけることに賛成したと聞いている。ということは、了解していると認識していいのか。



◎出口道路建設課長 私の了解というのは、そのマンションと道路の使用形態の契約がされたら了解と考える。



◆安居知世副委員長 契約してもらえるように鋭意努めてほしいし、本来であればそうやって歩道ができて、安全の確保ができる。だから暫定供用ではなくて全面供用するのが一義的であることはわかっている。しかし、今までそうやってなかなか進まなかったのがこの事業であり、だから皆さんがいろいろ知恵を絞って、では片側だけでも暫定供用して、駐車車両をまず駆逐しようとか、歩いている人たちに対して安全確保しようとかやってきたわけである。これがもし仮にできないのであれば、通過車両の問題、放置車両の問題はこのまま続くわけであり、それに対する対応を考えてほしい。それをお願いして質問を終わる。



△[次回の委員会の日程]

 平成18年8月23日(水)午前10時と決定

                                (以上)