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石川県 金沢市

平成18年  5月 都市整備常任委員会 日程単位




平成18年  5月 都市整備常任委員会 − 05月31日−01号










平成18年  5月 都市整備常任委員会



            都市整備常任委員会記録

1.日時     平成18年5月31日(水)

2.開議時間   開会 午前10時01分〜閉会 午前11時17分

3.場所     第4委員会室

4.出席委員(8名)

         田中仁委員長、安居知世副委員長

         松井純一、村池敬一、渡辺満、出石輝夫、宮保喜一、

         上田忠信の各委員

5.欠席委員(0名)

6.出席説明員  別紙のとおり

7.事務局出席者 水由主査、一ノ宮主任

8.審査事件等  別紙のとおり

9.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議あいさつに引き続き、執行部からの保留答弁と報告事項の説明を受け、その他所管に関する事項とあわせ質問応答を行った。その後、委員会視察の行程を決定して閉会した。



△[保留答弁]

・屋上緑化の補助件数について      ・・・・・・・上田緑と花の課長

 この事業は平成12年度から行っていて、12年度の実績はなかったが、13年は1件、14年は6件、15年は8件、16年は7件、17年は5件で、合計27件である。

・屋外広告物の改善事業について   ・・・・・・・岡田まちなみ対策課長

 これまで改善事業として助成した撤去件数は、平成4年から始めて17年度までに計108件の助成をして広告物を撤去している。



△[保留答弁に対する質問応答]





◆宮保喜一委員 屋上緑化の件は、予算の範囲内でやるのか、あるいは予算を超える場合は追加するのかどうか。17年度は5件だが、それは予算の範囲内なのかどうか教えてほしい。



◎上田緑と花の課長 17年度の5件分については、当初予算で足りなかったので補正をして対応している。今年度も、件数が多ければ補正で対応する予定である。



△[報告事項]

・屋外広告物等撤去補助事業について ・・・・・・・岡田まちなみ対策課長

 今ほどの保留答弁の広告物撤去に関して、資料番号1のとおり具体例に基づいて説明をする。

 屋外広告物等の撤去補助事業の目的は、景観を阻害している屋外広告物等の撤去を促進して、本市の広告景観の向上及び改善を図ることを目的としている。

 平成4年度から始めて何度か制度改正をしているが、現在の内容としては、まず1番目に景観を改善するために屋外広告物審議会の要請を受け、撤去する場合である。屋外広告物審議会は、金沢市屋外広告物条例に基づく審議会であり、条例やその他の内容について答申をする機関である。その審議会の要請を受けて撤去するものとしては、広告条例の基準等に適合し許可を受けているものに対するもので、撤去費用の50%、100万円を限度として補助している。この屋外広告物審議会から要請があったものとして、モデル交差点事業として3カ所の交差点を設置している。1枚めくると写真があるが、最初に新神田の交差点、2番目が六枚町交差点である。写真のとおり左側が撤去前の状況で、これを撤去し、その際に補助をしているが、その後に右の写真のようになった。ここの歩道にシラカシを植栽して、広告板であふれていた交差点の景観改善を図った。2番目の六枚町交差点も同様に広告看板を撤去して、シラカシを植栽した。それからもう一つ、広告審議会の要請で、屋上にあるペンシル型の広告物を撤去の対象にした。これは裏面の安江町地内の銀行の屋上広告で、こういう屋上に建つペンシル型、またろうそく看板と言われる広告物は、屋上のスカイラインを非常に乱すという指摘があるので、これを補助して撤去し、右側のようになった。あとモデル交差点としてはもう1カ所、森山北交差点があるが、この撤去は半分は進んでいるが、ことしの秋ぐらいをめどに、森山北の交差点の広告板を全部撤去できる予定である。

 実は、前回の委員会で説明したが、これまでは撤去費用の50%補助だったが、ことしから90%まで上げることを考えていて、これについては、新神田、六枚、森山北を同時に取り組んできたので、森山北の交差点が終了した時点で要綱を改正して、90%に引き上げようと思っている。90%にする理由だが、特に問題がある広告物は大型のものが多く、撤去にはクレーンを使用するなど非常に経費がかさむので90%まで引き上げをしたいということである。

 資料1の表に戻って2番目は、条例の改正などの規制区域や基準の変更で、新しい基準に合致しなくなった場合である。この場合は、撤去費用の50%、限度額50万円で補助をする。例えば、先般開通した山側環状道路は、ことし4月に禁止地域として指定をしたが、既存の広告物がある場合には5年間の経過措置期間がある。5年の間に撤去を義務づけられるが、それを少しでも促進するために、このような補助を出しているわけである。

 3番目は、平成8年以前に県条例の基準で許可を受けていた広告物で、本市条例の基準に合致しなくなったものに対する補助である。平成8年に金沢市は中核市になったが、それ以前の広告物の事務は都道府県の事務であったため、中核市になったことで平成8年から金沢市屋外広告物条例として、県条例から独立する形で金沢市域だけの独自条例を施行している。その結果、県条例の適用であったものが市条例の適用で基準等がかわり、あるいは禁止地域等もふえたので合わなくなる場合もあるので、平成8年の切りかえ時点で県条例のもとで許可されていたものは経過措置として保障するが、市条例に合うように撤去を促進するため、50%、50万円の限度額での補助がある。

 4番目は景観を改善するために撤去するものだが、現在の条例の基準等に適合していないもので、この場合は撤去費用の50%、限度額25万円を適用する。これらは許可の手続等がされていないものである。対象地域はほぼ市内全域である。

 過去3年間の実績として、表の1番から4番までの補助制度の種類に応じた件数内訳を記載した。平成15年度は、1番が3件、2番・4番はないが、3番が2件で計5件。平成16年度は、1番が6件、3番が2件、4番が1件で、計9件。平成17年度は、1番が1件、3番が1件、4番が1件の計3件である。平成4年度から始めているが、累計で108件となっている。

 実は、先ほどの写真の中で最後に1例が残っていて、屋上広告の下の方だが、4番の十間町地内の壁面広告である。これは平成18年度に入ってから撤去されたもので、以前はビルの壁面一面に懸垂幕が下がっていたが、こちらの店の方に話しをして取ってもらった。これは許可申請がない事例であったので、表の4番の補助−−50%、25万円限度の補助金が適用された。

・緑と花のサポーターバンク制度について  ・・・・・・上田緑と花の課長

 緑と花の課から資料番号2の緑と花のサポーターバンク制度について説明をする。この制度を設けたのは、花を栽培している方や市民の方々のアンケートから、施設を持っている方は大変なので、協力してくれる人やアドバイスをくれる専門の人が欲しいということや、市民が緑化のいろんな勉強をしてもそれを実際に生かす場所がないので、何か紹介してほしいという声がきっかけである。

 3番目の対象者及び募集要領として、サポーターは、高校生以上の金沢市民で、緑化についてある程度の知識があり活動ができる方をボランティアとして募集する。そして、保育園や小中学校、社会福祉施設、商店街、町会の花壇等の管理者から、サポーターを派遣してほしいという依頼を受けて、条件に合致したところへそれぞれ派遣して、皆さんに活動してもらうものである。

 4番目の活動支援としては、サポーターの方々の研修を行い、また名刺、IDカード、帽子、腕章等を市から支給していきたいと考えている。

 スケジュールは、5月18日に募集を開始している。これは新聞や広報等に記載をしていて、現在、各種団体やサポーターの研修機関などへ制度の周知を図るため、いろんな宣伝活動を行っている。できれば6月下旬ごろから実際に派遣の開始ができないかと考えている。

・消雪装置調整弁について         ・・・・・・河村道路管理課長

 資料番号3の消雪装置調整弁について報告する。平成17年度に整備された消雪装置において、ステンレス製調整弁の破損により水圧でノズル上部が外れ、道路上に水漏れが生じた箇所が6カ所あった。

 発生時期は、平成18年3月上旬、中旬の2回である。発生場所及び個数だが、まず1番目として、路線名は堀川−東金沢線、地内は京町から神宮寺3丁目地内。ここでは、3月上旬に2個、3月中旬に2個が破損している。2番目の春日−御所線だが、地内は南御所町から御所町地内。こちらは3月上旬に1個、中旬に1個、合わせて合計6個である。

 発生後の対応として、製造メーカーに調査を指示したが、その調査の結果、使用した消雪装置の調整弁の一部に粘りがなく剪断される強度不足の製品が混入していることが判明したため、平成17年8月から9月にかけて製造された調整弁については、すべて新しい強度の強いものに取りかえて、4月20日までに完了したところである。

 交換の実施箇所は、まず堀川−東金沢線で904個、春日−御所線は298個、そしてもう一つ鈴見−新庄線の山科地内で1,193個の、合わせて2,395個である。

 今後の対応だが、この製品は平成15年度から使用していて、今までこのような事例はなかったが、今後、既設の調整弁の強度についても、ねじれが大きくかかるような箇所を中心に調査を実施する予定である。この製品は今言った3路線を除いて、15年度以降に9路線で3,451個が使用されている。

・出水期を前にしての防災パトロール等について ・・・・扇子内水整備課長

 資料番号4の出水期を前にしての防災パトロール等について報告する。

 毎年6月1日から6月30日までは、土砂災害防止月間ということで全国的な取り組みがされている。金沢市が管理しているところでは、金沢市によるがけ地防災パトロールや急傾斜の危険地域パトロール、それから石川県、金沢市が管理しているところでは、県・市合同のパトロールを行う。具体的には資料の1番から3番までのとおり、6月9日を皮切りにして、6月15日の県・市がけ地合同パトロールまで地すべり防止指定区域や急傾斜地指定地区をパトロールして、安全の点検を図っていきたい。

 また、この急傾斜地のかかわりで、がけ地に近接する災害弱者施設については、あらかじめ幼稚園5カ所、病院2カ所、障害者施設2カ所の9カ所についてパンフレットを配付し、土砂災害防止に対する意識の高揚を図っていきたい。

 それから2番目に水防月間ということで、5月1日から5月31日までが月間となっている。去る21日には、金沢市水防訓練ということで、示野町において水防訓練を実施して、また5月25日には、県・市合同水防パトロールとして、犀川、高橋川ほかの重要水防箇所を気象台、警察署、市消防局、消防署、県・市関係課でパトロールを実施し点検している。

・まちなか定住促進事業の実績等について ・・・・・・・坂井住宅政策課長

 資料番号5のまちなか定住促進事業の実績等について報告する。例年6月の委員会で報告しているが、本年は5月の報告で分析が不十分のところもあるが了解願いたい。

 まず1番目だが、「まちなか定住」という言葉は既によく周知されているが、今回4月1日の改正でまちなか区域は、少し拡大している。907ヘクタールという中で、主な奨励金の交付を行っているので、年度別にも表現した4項目の実績を報告する。1番目のまちなか住宅建築奨励金だが、承知のとおり戸建て住宅で、平成17年度は70戸を認定している。5年間で389戸になる。2番目のまちなか共同住宅建設費補助は、分譲マンション、賃貸マンション、賃貸アパートが合算されていて、平成17年度の認定件数は4件で112戸分、5年分では466戸になる。3番目のまちなか住宅団地整備費補助は、まちなかで500平米以上の開発行為の件数、区画数であり、平成17年度の認定は1カ所、7区画、5年間で37区画が整備されている。4番目のまちなか住宅リフレッシュ事業補助は、戦前に建てられた町家の改修で、これも定住の一つの面である。昨年は10件で、5年で31戸になる。

 (2)で、まちなかの戸建て住宅の建築戸数を、今回初めて提示することになった。まちなか全体では171戸の新築物件があったが、そのうち認定は70戸である。大まかに7つのブロックに分けてその状況を見ると、やはり長町・長土塀や材木・横山、それから野町・寺町といったところの認定件数、建築件数が多いことがわかる。

 (3)の奨励金利用者の状況だが、5年分で389戸という数字に対応するものだが、まちなか区域内での移動した方は65%で、要は建てかえが主流であることがわかるかと思う。それからまちなか区域外−−金沢市民でまちなかの外にいた方がまちなかに入ってきた方が29%。それから一つのターゲットだが、市外から入ってきた方が6%となっている。

 (4)だが、市としては、転入、要は人口増加が一つの目的であり、5年間でどれぐらい効果があったかというと、推計値も少し入っているが、戸建ての住宅建築奨励金による居住者は、大体1,200名と思っている。その内訳として、まちなか区域中での移動者が約740名、市内間で入ってきた方、それから転入者となっている。まちなか共同住宅だが、マンションと戸建てでは1世帯当たり構成が違うので、その辺も精査してトータル的に見ると、この5年間で約1,920名の居住が確認できていて、転入者は市内と市外と合わせた約810名と思っている。

 その資料の裏には、平成16年度から郊外で良好なまちづくりを実践している地区−−いい街金沢住まいづくり対象区域の39地区、778ヘクタールにおいて戸建て住宅を建てた40歳未満の方に対して、最高50万円の奨励金を交付する制度がある。この2年間でこの地区の新築件数は全部で673件だが、そのうち奨励金の実績は、16年度158戸、17年度145戸、合わせて303戸となっている。

 このいい街奨励金についても地区別の建築数を分けて見てみると、17年度は324戸の建築のうち145戸を認定したが、やはり多いところは西部地区、犀川と浅野川に囲まれた駅西の地区であり、建築ラッシュとなっている。

 (3)はいい街奨励金利用者の状況を2年分集計したもので、まちなか区域外の金沢市内からこの地区に移ってきた人が87%、265戸であり、残念ながらまちなか区域からも3%が郊外へ移動している。また、市外からは10%移動していて、従前の住宅はどうであったかを調べてみると、40歳未満の方なので第1次取得者ということもあり、集合住宅に住んでいた方が75%という実績である。

 3番目に今後の取り組みについて少しまとめたが、市としてまちなか人口をふやすということで、定住促進として住宅政策を掲げているが、これだけのボリュームでは人口がなかなかふえない。承知のとおり、昨年10月の国勢調査結果から金沢市全体で約1,800人の人口が減っていて、まちなか区域でも6万5,000人の住民が住んでいるが、実に約30年間で4万4,000人が減っている。そういうような状況で、今後まちなか人口をふやしていくためには、良好な宅地の供給がぜひ必要であるということで、急遽新年度に入って、都市整備局職員20名によるまちなか居住調査チームを設置した。とりあえず今は1週間ほどかけて幸町をプレ調査として行い、7月いっぱいまでにまちなか区域全部の再調査をする。その中で、未利用地、遊休地などの実態把握をしたい。その結果を踏まえて、全庁組織の定住促進事業推進プロジェクトにおいて開発適地を選定したい。これは公共だけでなかなかできるものではなく、既に設置している「かなざわ定住推進ネットワーク」などの民間団体とも協力して、まちなかにおける開発行為の区域を広げて、民間による開発を支援する政策へチェンジ、レベルアップしていきたいと考えている。

・マンション建設計画について     ・・・・・・・・坂戸都市整備局長

 それでは、私から武蔵北国街道ふくろう通りまちづくり協定締結区域内におけるマンション建設計画について、お手元のA3図面に基づいて説明する。

 まず、5月22日に締結された当まちづくり協定の概要についてだが、協定の区域の位置だが、右側の図面を見てもらうと、武蔵ケ辻交差点のダイエー裏に北国街道が走っているが、その沿線沿い1.6ヘクタールが対象区域である。まちづくりの計画内容について説明すると、建築物の高さの最高限度は、図面の武蔵ケ辻周辺の交差点周辺の赤いところが60メートル。その横の市媛神社周辺の黄土色のところが、31メートル。区域の右端の黄色の部分で対象面積は少ないが、この地区は12メートルである。そして色が抜けているところに、今回新たに31メートルの制限が設けられた。そのほか建築物の用途制限として、風俗関係施設や勝馬投票券販売所などを制限している。それから建物等の形態または意匠、垣またはさくの構造に制限を加える内容となっている。

 マンションの計画だが、図面の網かけになっている箇所が計画地で、用途地域は商業地域、建ぺい率が80%、容積率が400%である。建物の計画は、敷地面積1,158平米で地上14階、最高高さ41.9メートルのマンションを建設することとなっている。

 次に、これまでの経緯について時系列で説明すると、17年4月に、まちづくり協定に向けて地元で協議会が発足している。昨年の4月以降年末までかけて地元協議会と市で協議を重ねて、まちづくり計画案を作成している。そして、ことしの4月5日に、地権者に対するまちづくり計画案の全体説明会が開催されて、その中で色抜きの箇所については31メートルが妥当という決議が行われた。しかし、4月20日には、まちづくり条例に基づいて、開発事業者が計画地に建物最高高さ41.9メートルを内容とする建築計画標識を設置して、5月15日には開発事業者が袋町住民に建物高さは41.9メートルという内容で説明会を開催している。また、5月22日には、まちづくり協定が締結され、同日公告されている。

 金沢市の対応だが、4月20日に建築計画標識が設置された以降、事業者に対してまちづくり計画に即するよう指導し、まちづくり協定が締結された5月22日以降も、再度指導をしている。なお、この計画は、地元の人たちが長時間をかけて練り上げてきた内容であり、地元の思いが込められている。市としても、この思いを大切にしなければならないと思っているので、引き続き協定内容に即するよう粘り強く指導していきたい。

・金沢市副都心北部直江土地区画整理組合設立について(口頭報告)

            ・・・・・・・・前多定住促進部長兼区画整理課長

 私からは、金沢副都心北部直江土地区画整理組合について報告する。

 同組合は、平成16年8月に、地元の方々により設立準備委員会を設け、事業化に向けて地元の調整を進めてきたものである。平成18年5月15日には、金沢市副都心北部直江土地区画整理組合設立の許可を得て、5月28日に、問屋町の金沢流通会館において組合の設立総会が催され、役員の選出、諸規程の決定、事業計画などの諸案について審議を進め、出席地権者の賛同を得て総会を終了した。

 この地区は、問屋センターや弓取団地と接する直江町、近岡町、問屋町3丁目、直江北1丁目、大河端町西の各一部を含む42.6ヘクタールである。能登方面の玄関口としての位置づけや、また金沢外環状道路に位置づけられる都市計画道路福久−福増線の整備による広域アクセス機能の改善など、新たな発展基盤を構築することを目的としている。

 事業計画については、今年度を初年度として平成26年度までの9年間、事業費は約104億円を予定している。



△[報告事項及びその他の質問応答]





◆渡辺満委員 このまちづくり協定区域内のマンション建設は、建築申請はこの協定締結前に出されたものだから有効だといったような新聞報道もあったが、そういったかかわりの中で、建築基準法に合致しているから41メートルで施工したということになると、定住促進とのかかわりはどうなるのか。



◎坂戸都市整備局長 客観的に見れば、私どもが指導している31メートルと比較すれば、居住人口はふえるわけだが、金沢市内の開発は、適切な開発をしなければならないという趣旨のもとで地元の意思に基づいてまちづくり協定が結ばれたわけなので、私どもは引き続き31メートルの高さで指導を行っていきたい。





◆渡辺満委員 質問が言葉足らずで申し訳なかったが、私の言う定住促進とのかかわりは、補助金とのかかわりのことで、市役所の説得に応じずに41メートルの建築をした場合に、定住促進の補助金は支給されるのかどうかという点である。



◎坂井住宅政策課長 今の指摘の点について、先ほどちょっと説明不足であったが、共同住宅建設費補助は、ことしの4月から分割されて、分譲マンションは、事業デベロッパーへの助成から購入者への切りかえとなっている。そういう制度からいくと、あくまでも着工前に補助対象の物件であるかどうかの申請において、あの地区は31メートルということなので、それを超えるものは認めないという考え方である。



◆渡辺満委員 そうすると、31メートルを超える部分だけを認めないということではなく、物件そのものを認めないと理解するが……。



◎坂井住宅政策課長 全くそのとおりで、この制度は今までデベロッパーにしていたことから、高さについては弾力的に運用できたところもあるが、これからは購入者であるので、物件全部がアウトかセーフということになる。



◆渡辺満委員 次に、サポーターバンク制度について尋ねる。従来、緑化美化推進委員が各町会で選ばれていると思うが、この緑化美化委員はサポーターへ登録されるのかどうか。また、その関係についてはどうなのか聞きたい。



◎上田緑と花の課長 質問の緑化美化推進委員は、金沢市町会連合会なり町会組織でつくっている町会役員の一つである。私どものサポーターバンク制度は、その枠を超えて高校生以上の金沢市民全体で、任意に人を集めて、いろんなところへ派遣するという制度である。だから、基本的に母体がちょっと違うということである。



◆渡辺満委員 母体が違うのは先ほどの説明でわかっているが、緑化美化推進委員にこういったサポーターバンク制度ができたから、ぜひ緑化美化推進委員の方も登録をしてくださいといった呼びかけをするのかどうか。

 それから、サポーターバンクと緑化美化委員はこのような点で違いますといった説明をしないと混乱するのではないかという心配から質問をする。



◎上田緑と花の課長 私どもは、花いっぱい事業で町会などいろんな団体へ花を分けている。緑を育て金沢を美しくする会というものがあって、そこで花いっぱい事業を展開しているわけだが、その中の推進母体として緑化美化推進委員が町会から出ていて、そういう方々と連携を図っている。その中で、アンケート調査を実施して、こういう制度が欲しいというものがあったので、新年度に立ち上げたわけである。そして、アンケートでサポーター制度が欲しいと答えた方には連絡をしている。また、呼びかけそのものは、いろんな花を分けている団体を中心に宣伝や呼びかけをしている。だから、個別に町会の緑化美化推進委員全体へ呼びかけをすることは、現在はやっていない。余り範囲が広過ぎても、なかなか難しいと思う。



◆渡辺満委員 もう一つ、緑と花の課に聞くが、最近弥生校下で、公園だと自分たちが思っていたところが、よく調べると道路敷であったことがわかった。そこは、かなり古くから公園として使われていて、町会で管理しているがかなり傷んできた。しかし、町の人は公園として信じて使っているわけで、かなり傷んでいても道路敷だから、整備について緑と花の課は関係ないということになっている。これは、市と市民の関係においては、どこが管理する土地であろうが公園は公園である。これを管轄が違うからできないということではなくて、もう少し市民サイドでものを考えられないか、整理できないかと思うが、こういったことについてどのように考えるか。



◎上田緑と花の課長 最近では、緑のオープンスペースなどは、一般的に公園、緑地という言い方をされるが、現実に金沢市有地であり、公共地である。また、古くから委員指摘のような公共地的なものについても市民の皆さんは親しんでいる。それは、それぞれ管理者がいて、その管理者が汗をかくことが、当然ではないかと思っている。

 そして、私どもの花いっぱい事業などについても、公園以外の児童公園やお宮さんの境内地などのオープンスペースのかわりになるところを利用する形で対応している。市民の皆さんが触れるようなところには、積極的に利用しやすいように助成制度も行っている。しかし、地面の所管ははっきりしない限り、金沢市においても、市民が使うからすべて面倒を見ろということはなかなか難しいのではないかと思っている。したがって、今の物件についても、金沢市でできること、また町会でやってもらうことをお互いに協議し区分しながら取り組むことが必要ではないかと考えている。



◆渡辺満委員 役所がつくったものではないが、例えば、住宅地図に児童公園と載っているような場所は、普通、市民が公園だと信じてしまう。そういったものが、当初から所管が違うから緑と花の課は知りませんということは、やはりぐあいが悪いと思うので、ぜひそういったことができるよう議論してもらうよう要望する。



◎上田緑と花の課長 今の議論の場所は、市道敷ということで、道路管理課と緑と花の課で協議しながら、できるだけ前向きに行うことを現在検討中なので、了承願いたい。



◆渡辺満委員 次に、まちなみ対策課の看板の取り組みは非常にすばらしいと思い、感謝もしている。

 そんな中、歩道の鉄さくなどに広告会社の看板がぶら下がっているが、その撤去については法的に難しいものがあるかと思うが、現在の取り組みを教えてほしい。もう一つは、お店屋さんが歩道上に立て看板を出している。やはり歩きづらいこともあるので、そういった指導についてはどうなっているのか。あるいは、吊り下げ看板−−建物から歩道上に出っ張った看板についても、私は自転車によく乗るが、自転車で走ると頭がぶつかりそうな高さのものがある。こういったものに対する指導は、どのようになっているのか。



◎岡田まちなみ対策課長 まず、指摘の道路の鉄さく等についている、いわゆる商工看板と呼ばれるものは簡単なつくりになっていて、4本木枠を組み合わせて、そこには簡単な付近の地図があり、主にお店がかいてある。デザインとしては非常にわかりにくい地図である。それで、いろいろ店へ聞くと、広告業者が設置してからその周辺のお店に回って載せたので料金がほしいということで、時々そのお店の方から我々に、なぜそのようなものを許可したのかという問い合わせも何件か受けている。もともと路上のさくは、広告物を設置してはいけない物件である。それから当然道路であるので、道路管理者の方でも許可できるわけがない。この撤去については、財産権との関係もあって、簡単に我々の方で、例えば口頭で撤去すると言って撤去できるわけではないので、今その方策を検討している。他の自治体で、道路管理者と一緒に取り組んでいるところがあるので、その資料を先般取り寄せたところである。ある程度は文書通告などをする必要はあるが、道路管理者や、周辺のお店や商店街の方々も快く思っていないのは事実であって、地域の方と相談して何とか撤去に持っていきたい。ただ、財産権はあるので、我々の方ですぐ処分することはできず、どこかで預かる必要があるので、その実施方法を検討しているところである。

 立て看板については、路上には立て看板、電柱には張り紙、それから簡単な板にポスターを張って吊り下げる張り札などがある。張り紙、張り札、立て看板は、今の商工看板よりもさらに簡単な構造であり、これについては、屋外広告物法で、広告物行政の事務を行うところで簡単に除却できる規定をつくっている。実は毎日、パトロールをして、これを除却している。これもやはり財産であるので、一たん預かった上でこちらから撤去したところに通告して、引き取りのない場合は処分する形でやっている。ちなみに、17年度は8,000件の撤去をしている。時々返還を求めてくる方もいるが、その場合は誓約書を出して返しているが、わずかであるので、この部分はほぼ処分しているのが現状である。

 次に道路等にはみ出ている吊り下げ看板だが、それは多分堅固な構造体ではないかと思う。それは、もちろん広告物としても場合によっては許可が必要だが、路上占用ということで道路管理者の許可も必要になる。安全上、歩道で2.5メートル以上をあけなければならないということになっているので、もしそれより低い物であれば、注意を促すとになるので、具体的にあるなら知らせてほしい。我々の方で道路管理者とあわせて指導に行きたい。



○田中仁委員長 さっきの渡辺委員の質問で、児童公園でもないのに住宅地図で児童公園と出ていると言うが、民間の住宅地図については、市役所との関係はどうなっているのか。



◎上田緑と花の課長 正式に連携を図っているのは、告示などで私どもが管理している部分だけである。



○田中仁委員長 そのことはわかるが、今ほどの議論のように、管理する側と利用する側とで、ある意味で言うと整合性がとれない部分があるので、場合によっては行政からの要請等を含めてきちっとしておくべきだと思う。



◆宮保喜一委員 はみ出し看板というよりも、今から木が茂ってくる季節なので、木が歩道へかぶさるところが随分と市内各地にあると思うが、その対応について答えてほしい。



◎上田緑と花の課長 現在、新緑の候であるので、委員指摘のように歩道側は2.5メーターの建築限界、また車道側は4メートルから4メートル50ほどの建築限界をとって、車が通りやすい、また歩行者が歩きやすいような街路樹の管理をしている。木がかぶさっている部分は、見つけ次第対応中である。



◆宮保喜一委員 民地の方はどうか。



◎上田緑と花の課長 民地については、それぞれの要望を受けながら処理をしていて、定期的に二、三年に1回は剪定等で支障枝の除去を行っている。



△[その他の質問応答]





◆安居知世副委員長 ?彦三緑地について聞くが、先般、市長を初め田中委員長や委員の皆さんとともに開園式に立ち会ったが、本当にすばらしい庭園であり、ほかの公園とは違う歴史を感じた。そこで遠田のツツジのいわれと、この庭園の風格を維持していくために今後市としてどのように維持管理をしていくのか聞きたい。

 ?また、穴水町児童公園の横と長土塀通りに作られたモデル事業について、これは、国の資金を入れたモデル事業と聞いているが、このモデル事業を行った経緯と、目的について聞きたい。



◎上田緑と花の課長 ?彦三緑地は、藩制時代に遠田勘右衛門という方が、前田の殿様から御褒美にツツジをもらった。そのツツジを自分の庭に植えたものが代々伝わって、明治時代に遠田さんから山田さんという方に所有者がかわり、昭和59年に彦三緑地として市が引き継ぎ、現在管理をしている。そして、去る4月16日、皆さんの出席のもとで拡張オープンをして、記念イベントを行った。

 そして、ここは先ほどの遠田のツツジという由緒あるものもあり、また、旧の園は1,400平米ほどあるが、園全体は昔の武家庭園というか、庭にツツジを植えて、それを保存してきた庭園的な要素もある。そこで、それらを保全し未来に引き継ぐよう一生懸命に管理する必要があると感じている。ツツジについては彦三が金沢における古い歴史があり、ツツジの文化の発信地ともしたい、そういう地域性も大事にしていきたい。



◎河村道路管理課長 ?穴水公園横の道路整備についての経緯と目的だが、この事業は、コミュニティーゾーン形成事業で行っている。この事業に際しては、平成3年から、日常生活の基盤となる地区内道路において歩行者の安全・利便性、快適性の向上を目的として、ソフト面では交通規制、ハード面では道路の改築等を組み合わせて、高齢者、障害者、学童等の交通弱者を初めとした地域住民が安心して暮らせる質の高い生活環境を確保するとともに、この道路を通して、さらにコミュニティーの再生や地域の活性化を図るコミュニティーゾーンの形成を目的として、平成8年度、9年度で280メートルを整備している。



◆安居知世副委員長 ?彦三緑地だが、遠田のツツジが末永く楽しめるように保存に努めてもらいたい。ところで、ことしのゴールデンウイークを挟んだシーズン中に、地元の皆さんがマナーアップのティッシュを配りながら来園者を数えたところ、推計で1万3,000人くらい入っていたとのことである。その中でちょっと耳にしたのが、そこはふらっとバスも通っていて、公共交通機関を使って来園された方が多かったようだが、バス停が尾張町2丁目というバス停で、なかなかそこが遠田のツツジの公園前だとわからないという声を耳にした。先般、緑と花の課でこの緑地の話をしていたところに、市民からここへ行きたいがバス停はどこかという電話による問い合わせがあったことを課長も知っていると思う。この際、このバス停を、遠田のツツジや彦三緑地の名前を市民や観光客に広めるために、「尾張町2丁目彦三緑地前」や「尾張町2丁目遠田のツツジ前」などいった名称へ変更が考えられないか、北鉄とも協議しながら検討してもらいたい。?長土塀と穴水町児童公園の横の道だが、今ほどの説明で、交通弱者、高齢や児童の方のためにモデル事業として行ったということだが、実はこの道は、非常に高齢者や自転車を使う子供たちから評判が悪い。これは市へもいろんなところから話が来ていると思うが、長土塀通りに関しては、排水溝が真ん中に通っているために水を流す勾配をつくってあるが、その勾配が非常に急である。だから、乳母車を持っているお年寄りや自転車を使う子供たちが非常に使いにくいという声が上がっている。また、穴水町横の道も長土塀通りに合わせて排水溝が真ん中にあるため、その排水溝に沿ってクラッピングが非常に激しく行われていて、これを放置すると非常に歩きにくいという声が上がっている。また、歩道と車道を分けた縁石である白いブロックが入っているが、これが浅いために浮きやすい。すぐにそれが浮いてきて、同じように高齢者の方が歩くのに非常に危険であるという声が上がっている。あわせて、穴水町児童公園横の道のボラード−−石柱は、公園側から三谷産業の前の道まで入っているが、公園側に関しては両側にボラードがあるために、いわゆる車がクランクして入る。だから、車の減速に役立っているが、公園を抜けて民家の側にあるボラードに関しては片側しかボラードがないため、車は直進で入ってくる。ゆえに、全く車の減速に役立っていない。この前、課長に現地を見てもらったが、実際このままでは減速に全く役に立っていない。なおかつ、そのボラードが片側にあり、ボラードとボラードの間に植栽があるため、歩道に入るにはその植栽を越えて入らなければいけない。となると、自転車の人たちがそこを通れなくなっているという事例があって、歩く人にとっても自転車を使う人にとっても非常に危険である。なおかつ、ボラードのために車幅が狭くなっているので、結局その人たちは車がいると車が通るまでそこの道を通れないことになっている。さらに、民家と民家の間にあるために、ボラードがない側の民家の方が家から出るためには、車が非常にその民家すれすれに通ってきている事例があって、民家の方も非常に危険を感じているようだが、このような事例に関して市はどのように考えているのか。



◎上田緑と花の課長 ?ふらっとバスのバス停の名前についてだが、私どもとしても彦三緑地という関連の名前があれば彦三緑地の周知にもつながり、宣伝にもなるので、大変うれしいことである。今後は地元の方々とともに、ふらっとバスの担当部局は都市政策局の交通政策課であるので、そのことを伝えて、実現できないか、前向きに検討していきたい。



◎河村道路管理課長 ?コミュニティー道路の件だが、整備方針として、なぜ排水を真ん中へ持っていったのかということだが、中央で排水することによって歩道の段差を解消するという利点があった。そしてまた、交通量を抑制するためにイメージ歩道や、交差点にはイメージハンプ、そしてフォルトという狭窄部−−クランクする歩道の張り出し部分をつくっている。また、その中にボラードだけでは目につきにくいということで、植栽も配置するという整備方針でやってきた。この事業は、先ほど説明が足りなかったが、住民参加型の事業として、平成3年から地区を選定して、4年、5年に詳細設計に入った後、地域の住民の方といろいろ実験をして整備をしている。それで指摘の自転車を使う子供たちにちょっと不評ということだが、この前立ち会いをして確かに狭いところもある。ただ、道路幅員は6メートル、歩道は両側に1メートル20ぐらいのイメージ歩道がある。そうなると、車道の通れる部分が約3.6メートルぐらいになる。そして、つくりとしては、そういう狭窄部は1車線で通過する。それ以外のところは、イメージ歩道は原則車道だが、すれ違い車線という位置づけで、1車線があって、また交差点に至って、またすれ違いという感じでつくられて減速になるという考えである。それで穴水公園横については、副委員長指摘のように妥当ということだが、その他については、今後、地元の方と協議し、改善できるものは改善したいと考えており、また力添えをお願いしたい。



◆安居知世副委員長 今後、いろいろ地元と話を詰めて改善したい。それとともに、なかなか一気に改善することはできないと思うが、クラッピングや白い縁石の上がりなどがあって、長土塀の通りのこともあるので、なるべく私も気づいたら皆さんに伝えたいので、歩く方の危険がないような維持管理に努めてほしい。



○田中仁委員長 いずれにしても、日々の営みの中で、改善すべきものは改善を図り、できない部分はいろいろな事情があると思うが、意思の疎通だけは行き違いのないように図ってもらいたい。



△[委員会視察について]

 平成18年7月24日(月)〜26日(水)に、小樽市・旭川市へ視察することに決定。

                               (以上)