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平成17年11月15日産業委員会−11月15日-01号




平成17年11月15日産業委員会

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│ 産 業 委 員 会 会 議 記 録           │
├───────────────────────────────────────┤
│1 日  時  平成17年11月15日(火曜日) 午前10時3分 開議    │
│                         午前11時3分 閉議    │
├───────────────────────────────────────┤
│2 場  所  産業委員会室                         │
├───────────────────────────────────────┤
│3 出席委員  米澤委員長、小泉副委員長、下沢委員、長井委員、向出委員、   │
│        稲村委員、宮下(登)委員、広岡委員、田中委員          │
│         (欠席委員:なし)                      │
├───────────────────────────────────────┤
│4 出席職員  多田課参事、中村調査専門員                  │
├───────────────────────────────────────┤
│5 説 明 員  土肥商工労働部長、新宅観光交流局長、稲手県参事(県民ふれあい公│
│        社理事長)、東方農林水産部長、七野競馬事業局長兼金沢競馬対策室│
│        長ほか関係次長・課長                     │
│        (欠席説明員:山田競馬業務課長)               │
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│6 会議に付した事件等                            │
│  所管事務調査について                           │
│(商工労働部・観光交流局関係)                        │
│ (1) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について[商工労働部関係]  │
│ (2) 第18回石川サイエンス&テクノロジーフォーラムについて          │
│ (3) 「国際漆展・石川2005」の開催について                │
│ (4) 国のモデル事業の採択について                      │
│ (5) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について[観光交流局関係]  │
│ (6) ほっと石川観光ウェブ委員会の設置について                │
│ (7) いしかわのベストビュー100の募集について               │
│ (8) 首都圏アンテナショップの開設について                  │
│ (9) 映画「釣りバカ日誌17」支援委員会(仮称)の設立について         │
│ (10) 旅行代理店販売責任者招へい事業の実施について              │
│ (11) 「日本の至宝を訪ねる旅」事業の実施について               │
│ (12) ユニバーサルデザイン推進事業の内定について               │
│ (13) 韓国・全羅北道からの修学旅行誘致について                │
│(農林水産部・競馬事業局関係)                        │
│ (1) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について[農林水産部関係]  │
│ (2) 平成17年度石川県公共事業評価監視委員会の審議結果について        │
│ (3) 「加賀百万石 錦秋の宴」の開催について                 │
│ (4) 青色発光ダイオードを用いた集魚灯の実証化試験について          │
│ (5) 平成17年度白山スーパー林道の利用状況について              │
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│7 議事の経過概要 別紙のとおり                       │
├───────────────────────────────────────┤
│8 特 記 事 項                                │
│ ・次回委員会は定例会中の12月13日(火)午前10時から開催する。         │
└───────────────────────────────────────┘
                石  川  県  議  会



△(説明:商工労働部・観光交流局関係)
◎土肥淳一 商工労働部長 
 (1) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について
 12月補正予算については、現在、編成作業中ですが、例年この時期に行っています職員費の補正等を予定しています。
 (2) 第18回石川サイエンス&テクノロジーフォーラムについて
 石川サイエンス&テクノロジーフォーラムは、筑波研究学園都市の研究機関に属する本県に関係の深い研究者と、県内の企業、大学等の研究者の交流促進を図るため、昭和63年より開催しているものです。今回は、国際農林水産業研究センター理事の野口明徳さんによるバイオテクノロジーを中心とした基調講演などを予定しています。
 なお、今回は、研究者が一堂に会する場を活用して、独立行政法人中小企業基盤整備機構が石川県立大学敷地内に年内着工を予定している石川4大学(金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学、金沢工業大学、石川県立大学)の連携型のインキュベーション施設の施設概要、期待される研究成果等について、紹介、説明等を行うこととしています。
 (3)「国際漆展・石川2005」の開催について
 世界で唯一の漆の国際公募展である国際漆展・石川2005が、11月16日から21日まで、金沢市のめいてつエムザで開催されます。この展示会では、世界13カ国190点の作品の中から選ばれた、入賞・入選作品80点を展示します。
 従来の漆展においては、どちらかというと芸術性に重きが置かれている傾向にありましたが、今回は実用性を加味した作品が多く応募していて、実際の入選・展示作品も、お盆、スプーンなど実用的な作品が多く展示されることが特徴となっています。多くの県民の皆さんに御来場いただきたく企画しているところです。
 なお、併催展として、人間国宝の前史雄氏を初めとする審査員作品の特別展示や「日々の生活を愉しむ漆」展が行われるほか、巡回展を来年の1月1日から1月31日まで石川県輪島漆芸美術館で開催することとしています。
 (4) 国のモデル事業の採択について
 前回の報告以降に採択された国のモデル事業について説明します。
 中小企業がおのおのの強みを持ち寄って、高付加価値製品・サービスを創出するための新たな事業活動を連携して行う連携体構築支援事業が、北陸唯一で本県から採択されています。
 この事業は、県内の旅行会社が中心となり、海外の富裕層をターゲットとした高付加価値商品の旅行商品を販売するビジネスが成り立つかどうかを調査検討するものです。
◎新宅剛 観光交流局長 
 (5) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について
 12月補正予算については、現在、編成作業中ですが、例年この時期に行っています職員費の補正等を予定しています。
 (6) ほっと石川観光ウェブ委員会の設置について
 このウェブ委員会については、その募集に当たり、7月の本委員会で報告したところですが、石川県の観光に興味のある方々を募り、インターネット上で観光ニーズや石川県の観光振興策について意見交換を行っていただき、本県観光施策への反映を図ろうとするものです。
 応募者は、現在、県外の方21名を含み51名となっており、昨日より委員会をスタートすることとしました。なお、委員は今後も継続して募集していきたいと考えています。
 意見交換していただくテーマは、観光ニーズやトレンド、旅行コースの設定、新たなイベントの創出や観光素材の掘り起こし、情報発信の手法などとし、今後、私どもの方から順次テーマを提示し、委員同士自由に意見交換をしていただく中で、参考となる意見、アイデアなどを収集していきたいと考えています。
 (7) いしかわのベストビュー100の募集について
 本県のすぐれた観光素材をいしかわのベストビュー100として全国から公募し選定するもので、この事業によって選定された観光素材を今後のPRなどに積極的に活用し、より効果的な誘客促進につなげていくとともに、観光ニーズの把握や隠れた観光素材の発掘にも役立てていこうとするものです。
 募集の範囲については、記載のとおり自然や文化・歴史施設、公園など、石川県の見どころを対象に募集することとしています。
 募集期間は11月9日から来年の1月31日までとしています。
 募集に当たっては、旅行雑誌や情報誌などでの募集広告を初め、インターネットや県の広報媒体などを活用し、県内外から広く募集したいと考えています。
 また、このような広報、PRを通じて石川県の観光に対する関心を高めていただくことも考えています。
 なお、選定については、市町からも意見を聞いた上で、来年2月ごろに選定委員会を開催して、選定したいと考えています。
 (8) 首都圏アンテナショップの開設について
 このアンテナショップの開設については、9月の当委員会において11月中の開設及び管理運営を行う新会社の設立について報告したところでありますが、その後、開設に向けた諸準備が進められ、11月19日の土曜日にオープンすることとなりました。店の名前は、有楽町石川県観光物産PRセンター「加賀・能登・金沢 江戸本店」として、首都圏における石川県の工芸品、物産品等の販路拡大と観光情報の発信拠点としての活動をスタートすることとしています。
 (9) 映画「釣りバカ日誌17」支援委員会(仮称)の設立について
 映画「釣りバカ日誌」の本県でのロケの円滑な振興と支援体制の整備を図るため、来る11月21日に支援委員会を設立することとしました。
 支援委員会の委員には、県内関係自治体や観光団体、経済団体及び関係企業の方々などに参画をしていただき、映画の撮影時のボランティア、エキストラの手配や募集、撮影スタッフ、出演者の宿泊場所の手配など、地元でのロケがスムーズに実施されるよう協力体制を整えることとしています。
 この映画の全国上映により、観光振興はもとより地域の活性化に大きな波及効果が見込めることから、地元として協力して支援していきたいと考えています。
 (10) 旅行代理店販売責任者招へい事業の実施について
 来る11月28日から30日にかけ、冬季誘客キャンペーンの一環として、三大都市圏の大手旅行代理店3社の販売部門責任者約20名を石川県に招へいして、現地視察のほか、地元観光団体の代表との意見交換会などを行うことにより、観光客が減少する冬季の誘客促進につなげていくこととしています。
 事業の内容としては、食や温泉に代表される石川県の冬の魅力を再認識してもらうため、加賀・金沢・能登地域の温泉地を中心する観光地を視察していただくほか、加賀、能登の2会場で、意見交換を通して、地元観光団体代表が観光イベントや観光素材などについてPRすることとしています。
 これらの事業を通して、大都市圏からのさらなる誘客を図っていきたいと考えています。
 (11) 「日本の至宝を訪ねる旅」事業の実施について
 今年度の新たな取り組みとして、本県が日本を代表する伝統的工芸品の産地であることを活かして、主として都市部の本物志向を持つ女性層をターゲットにした日本の至宝を訪ねる旅を募集し、石川県への誘客の促進を図ることとしています。
 事業の概要は、本県が誇る伝統工芸作家の制作工房の見学、また、作家との語らい、工芸体験などを通して、石川ならではの本物に触れる旅を実施し、ツアーの実施後、参加者による旅の思い出などを雑誌に掲載することにより、広く石川の魅力を発信することとしています。
 ツアーは11月28日からと、12月6日から、それぞれ3日間で行うこととしており、輪島塗を初め、九谷焼、山中漆器の工房や大樋美術館、県立美術館などを訪ねる行程としています。それぞれの場所で山中漆器の人間国宝 川北良造氏を初め、8名の伝統工芸作家の方々に御協力をいただくこととしています。
 今後も石川県の特色を生かした観光誘客に努めていきたいと考えています。
 (12) ユニバーサルデザイン推進事業の内定について
 今年度から、温泉旅館等が先進的に実施する高齢者、外国人、障害者等に配慮したユニバーサルデザイン関連事業に対して支援することとしていますが、各温泉旅館協同組合から提出のあった実施計画に基づき、去る10月11日に開催しました審査委員会の結果を踏まえ、今年度の実施事業を内定しました。
 内定した事業については、山中温泉、山代温泉、片山津温泉、粟津温泉、輪島温泉郷の14旅館の客室、トイレ、ふろなどのユニバーサル改修や、外国語案内サイン設置などです。県の補助金総額は4,970万円となっています。
 また、この事業では、県の支援にあわせて地元の市においても同額の支援をすることとしていて、今後は各温泉旅館組合からの交付申請書が市を経由して提出され、これを受けて交付手続を進めることとしています。
 (13) 韓国・全羅北道からの修学旅行誘致について
 石川県の友好交流地域の一つであります韓国・全羅北道の青少年育成団体「韓国青少年全北連盟」より、来年1月に本県への修学旅行を実施するとの連絡が入りました。
 中学生が約40名、管理員が約5名の合わせて約45名の予定で、来年1月13日から16日までの3泊4日、県内の歴史・文化施設の見学、ホームステイ、白山青年の家での冬季の各種体験プログラムなどを予定しています。石川県の自然、文化に触れ、また、県民との交流を通して本県への理解を深めてもらいたいと思っています。
 同連盟では、今後、毎年冬季に今回と同規模の修学旅行を派遣したい意向であると聞いていまして、県としても積極的な受け入れを図っていきたいと考えています。
 修学旅行は、将来リピーターとして再度来県が見込まれるなど大きな効果が期待されますことから、今後とも海外からの修学旅行の誘致にも努力していきたいと考えています。

(質疑応答)
○小泉勝 副委員長  韓国・全羅北道からの修学旅行の件ですが、県としてこれに予算はいくらぐらいつけているのですか。
◎太田哲二 国際交流課長  今年度の当初予算の段階では、この修学旅行の誘致は想定されていませんでした。海外誘客の事業の一環として対応していきたいと思っていますので、特に予算については措置されていません。
○小泉勝 副委員長  予算措置していないということは、内容的にはどのような支援をしようと思っているのですか。
◎太田哲二 国際交流課長  今ほど報告しましたように、この件については、韓国青少年連盟の事業であり、それを我々が受け入れるという形になっていますので、具体的には、白山青年の家での冬季プログラムの体験をしてもらうということと、大きなポイントとしてはホームステイをしていただくということになりますので、我々の支援の内容としては、ホームステイの受け入れの準備、それから冬季プログラムの具体的な内容の詰め、こういったところが支援の内容の主なところとなります。
○小泉勝 副委員長  ユニバーサルデザイン推進事業について聞きたいのですけれども、こうやって見ると、和倉温泉から1つも内定がないということは、応募があったのかなかったのか、一体いくつの応募があってこうなったのか、ということをお聞かせください。
◎新宅剛 観光交流局長  各温泉地に照会していまして、たまたま和倉温泉は、今年度準備ができずに応募はありませんでした。来年度に向けて検討はなされると思っています。
◆宮下登詩子 委員  まず、商工労働部にお尋ねしたいと思います。
 新規学卒者の就職状況についてですが、県内の雇用情勢は堅調に推移していると思いますし、景気の好転から新規学卒予定者の求人状況も拡大傾向にあると聞いています。前回の委員会でも、第2回目の学卒予定者の合同面接会の開催の報告がありましたけれども、大好評だと報道されていましたし、新聞でも新規学卒予定者の就職状況が大幅に改善されたと報道もされています。
 そこで、県内の本年度の新規学卒予定者の就職状況はどうなっているのか。また、この間、県ではどのような支援策を進めてきたのか。そして、今後どのように取り組んでいくのか、部長のお考えをお伺いしたいと思います。
◎土肥淳一 商工労働部長  この前、NHKで、景気はよくなってきたのだけれど、都会と地方で就職の状況が非常に違うというようなことを特集していましたけれども、我々も非常にその辺を気にしていまして、9月末現在、まず、新卒の高校卒業予定者ですが、少子化の影響でやはり就職希望者も前年と比べると2.5%ほど減少していて、就職希望者が1,944人と約2,000人弱になっています。ところが求人は2,647人と、これは昨年と比べると21.5%ぐらいふえてきていて、有効求人倍率も非常に伸びています。
 9月末の就職内定率は63%で、昨年は9月末時点では51.9%でしたので、11.1%伸びているという状況にあります。まだ、これでいいのかどうかということはわかりませんし、内定を得ていない学生もまだ多いのですけれども、数字を見てみますと、今、非常に自動車関連企業がいい静岡県、愛知県に次いで、今のところ第3位の率になっています。
 そういった意味で、今後の採用状況に大いに期待をしているところです。
 それから、大学、短大、高専、これらの状況については、まだ、県内の状況はわかりませんが、国全体の全国調査が10月1日現在で行われていて、就職内定率が62.3%と、昨年同月は58.7%でしたので、約3.6%上回っています。県内についても、今まだ集計中ということですが、石川労働局等の意見を聞いていますと、昨年よりも非常に感触はいいのではなかろうかという状況です。
 しかしながら、やはり我々としては、希望する人が全員就職できるというのが理想ですので、そういった意味で、主な事業所に対して求人枠の拡大要請もやりましたし、それから委員おっしゃいましたように、8月と11月に合同就職面接会もしています。あるいはまた、ジョブカフェでもミニ面接会というものを毎月1回程度やっていまして、これも進めていきたいと思っています。
 先ほど言いましたように、都会と地方とでかなり就職面の格差があるということもありますけれども、地元に就職したいという方々には、ぜひ就職の道を開けるように努力していきたいと思っています。
◆宮下登詩子 委員  前向きに努力されているという姿勢がわかりましたけれども、100%就職が決まるように力を注いでいただきたいとお願いしたいと思います。
 続いて、観光関係をお伺いしたいと思いますが、首都圏のアンテナショップの開設ですけれども、先月、どのようなものを売っているのか見てきましたけれども、少しさみしいと思ったのです。
 県内のものを販売するということになると、スペースは大分広くなければならないと思います。また、真ん中に喫茶店というかコーヒーショップがあり、それが語らいの場になっているようには思うのですが、もっと宣伝をしないと。石川県人会とかいろいろな場もあると思いますし、宣伝して、また、豊富な品物がおいてないとものにならないというか、石川の物産展というものにならないのではないかと思います。今の場所でどのぐらい拡大して、どういうスペースになるのか、少しお聞かせいただきたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  基本的には場所が狭く、これは全体を移転しない限り、基本的には面積がふえないわけでありますが、これまでのスペースの中でいかに商品を陳列して皆さんに買っていただくかということで工夫していきたいと思っています。
 それで、県内のいろいろな特産物をできる限り陳列して販売をしていきたい、工夫していきたいと思っています。
◆宮下登詩子 委員  私たちの感覚というのは、スーパーで物を買うような感覚に麻痺されていますから、品定めをしたり、そういう何かゆとりというか、そういうものがあまりない生活を送っています。
 関東の方に行かれた県人会の方などに宣伝すれば、懐かしい味、懐かしい品物、そういうものが求められると思います。私が行ったときは本当に品物もわずかで、あまり宣伝がされてないようで、本当にさみしく感じましたので、工夫されて、豊富な品物で、もっとゆっくり見てじっくり石川のものを買い求めるという、何かそういう雰囲気をつくったらどうでしょうか。石川の民謡とか何か音楽を流すといった宣伝もして、道行く人にもアピールできる何か少し工夫をされた方がいいように思いました。要望しておきたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  今ほどの宮下委員のお話を十分承りまして、これからの店づくりに反映していきたいと思っています。
◆宮下登詩子 委員  特に、女性向けに、女性の目をいやすようにお願いします。
○米澤賢司 委員長  県立大学のインキュベーション施設開設に向けたフォーラムについての報告があったところですけれども、県では産業革新戦略を策定して、産学官の連携というものに力を入れているわけであり、こういった産学官連携の新たな拠点が生まれるということは非常に心強いと思っているわけです。
 また、ことしの4月には県立大学が開設されたわけですが、県立大学に隣接するということで、大学自身の機能の強化にも結びつくと思っており、ぜひ活発な活用というものを期待しています。
 そこで一つ聞きたいのは、県ではこの施設においてどのような分野の研究を進めていこうとしているのか、いかがですか。
◎土肥淳一 商工労働部長  産業革新戦略を本年3月につくり、その中で、独自産業、農業あるいは製造業、サービス業、こういったものを連携したような地域ブランド産業を創造していこうといったことも記載しています。
 例えば、わかりやすい例でいきますと、まず、金時草のような加賀野菜みたいなものをつくる。その中には、抗菌性あるいは抗酸化性成分がありますので、それによって健康食品を開発製造する。それをブランド化して、製品化して、販売していく。こういったことを考えているわけです。
 大学連携型インキュベーション施設において、そういったことができるような拠点としてやっていこうというものです。それからまた、いろいろな先生、優秀な先生方を県立大学の方へ招きましたので、その先生方にも御努力をいただいて、医薬品原料の製造あるいは微生物を活用したいろいろな研究、それから、県立大学だけではなく、金沢大学、それから先端科学技術大学院大学、金沢工業大学、こういった非常に優秀な先生方に、特に食品バイオ、こういったものを中心としてすぐれた研究が行われればと思っています。
○米澤賢司 委員長  このインキュベーション施設ですけれども、旧辰口町のいしかわサイエンスパークにも同様の施設があるわけですが、県立大学の施設とどういう違いがあるのか、それと、それらの施設をどのように今後関連づけていくのか、いかがですか。
◎土肥淳一 商工労働部長  まず、県立大学の横にありますインキュベーション施設の方は食品バイオを中心にして、それから、サイエンスパークにありますクリエイトラボ、フロンティアラボは、どちらかというとIT系を中心にして、いわゆるベンチャー、そういうものを育てていくという施設です。フロンティアラボは、クリエイトラボから一定の年数がたって、もう一歩事業を拡大していこうという方に提供をしています。
 こういったところと、県立大学の横にありますインキュベーション施設と、いろいろな形で連携をとって研究を進めていくということもやっていければいいと思っています。
○米澤賢司 委員長  最後に、この施設ですけれども、研究室を貸室としていく予定だととのことですが、現時点で企業の入居数はどのぐらいになっているのか、それから、今後の入居の促進といいますか、そこら辺の取り組みはどのように進めていくのですか。
◎土肥淳一 商工労働部長  研究施設の総面積は、約1,400?ほどあろうかと思っています。大体1つの部屋が大きいもので約50?、小さいもので約25?ぐらいで、部屋数は最大で40室、最小で20室ぐらいになろうかと思っています。
 他県のこういうインキュベーション施設で同じような規模のものを見ていますと、30社ぐらいで満杯になるかと思っていますが、今のところ10社ぐらいは入居があると思います。あと検討しているというところが10社程度ありまして、その10社も含めてもっと営業していかなければならないと思っています。
 ただ入ってくださいという言い方でもいいのですけれども、この大学ではこういう先生方がこんな研究をしています、そういったことをできるだけ皆さんに集まっていただきPRをする、内容も説明するということで、どちらかというと、企業の方々がぜひ入って一緒に研究したいというような雰囲気づくりが必要ということで、そういう方向でやらせていただいています。

△(説明:農林水産部・競馬事業局関係)
◎東方俊一郎 農林水産部長 
 (1) 平成17年第4回石川県議会定例会提出予定案件について
 12月補正予算については、現在、編成作業中ですが、例年この時期に行っています職員費の補正等を予定しているところです。
 (2) 平成17年度石川県公共事業評価監視委員会の審議結果について
 本県では、公共事業の効率性と実施過程の透明性の一層の向上を図るため、平成10年度から公共事業の再評価を実施しています。
 今年度の再評価対象事業については、石川県公共事業評価監視委員会において審議がなされ、このたび意見具申をいただきましたので、その結果を報告します。
 今回、再評価の対象となりました県事業は16件で、そのうち農林水産部所管事業は1件であり、「県営ほ場整備事業 土田地区」を審議いただきました。
 審議結果として、県の対応方針(案)については、適当と認めるとの御意見をいただいたところです。
 なお、意見具申に際し配慮すべき事項として、一つは、県民に対し事業の必要性や目的・効果を広く明確に説明するとともに県民の理解を得ながら事業の実施に努めるということ。それからもう一つは、今後とも適切に事業計画の見直しを行うとともに合理的な事業の実施に努めること、といった附帯意見もいただきました。
 県としては、これらの委員会意見を踏まえ、引き続き適正な公共事業の執行に努めていきたいと考えています。
 (3) 「加賀百万石 錦秋の宴」の開催について
 県産食材を首都圏に紹介する加賀百万石錦秋の宴の開催について報告します。
 本県は、伝統野菜や魚介類など、量的には少ないながらも個性ある食材に恵まれており、これらのブランド化を推進していくために、平成15年8月に、いしかわブランド食材マーケティング推進協議会を設置して、情報発信力の高い首都圏において、知名度の向上などの取り組みを進めているところです。
 この取り組みの一環として、来る11月19日に、昨年に引き続き首都圏の調理関係者、百貨店等のバイヤー、料理・旅行メディアなどの県産食材サポーターを初めとする約100名の方々をお招きして、県産食材の魅力をアピールする加賀百万石錦秋の宴を開催し、知事も出席してトップセールスを行うこととしています。
 今回は、東京都公園協会の協力を得て、大名庭園で、かつ特別名勝・特別史跡の浜離宮恩賜庭園を会場として、解禁を迎えたばかりのズワイガニなど、県産食材による料理を九谷焼や輪島塗の伝統工芸の器に盛りつけし、個性的な食文化を五感で味わっていただくほか、観光や物産の数々について、業界団体などと連携をしながら情報発信するものです。
 また、こうした取り組みが徐々に実を結ぶ形で、首都圏では京王プラザホテル、ホテルメトロポリタンなどの有名ホテル5カ所において、本県食材を用いたレストランフェアが開催されるほか、今後、さまざまなメディアでも本県の食文化や食材が取り扱われる予定と聞いています。
 今後とも県産食材の生産拡大や担い手の育成につながるよう、ブランド化の推進や販路拡大、そして販売促進に取り組んでいきたいと考えています。
 (4) 青色発光ダイオードを用いた集魚灯の実証化試験について
 漁船漁業は、エネルギー消費型の産業でもあることから、最近の燃油価格の高騰が及ぼす漁業経営への影響は深刻化しているところです。
 本県の漁業の中で、最も燃料を消費していますのが中型イカ釣り漁業であり、集魚灯、すなわちイカを漁船の周辺に集めるために用いる電球への電力供給に大量の燃料が消費されています。この部分で有効な省エネ対策が導入されれば、イカ釣り業界にとってかなりの負担軽減となるところです。
 近年開発された青色発光ダイオード、略して青色LEDといいますが、これは電力の消費量が少ないため、集魚灯に応用することで高い燃油節減効果が期待されていまして、また機器の寿命が比較的長いとの利点も有しているものです。
 水産庁では、青色LED集魚灯の導入促進を図っているところであり、既に沿岸の小型イカ釣り漁船では青色LED集魚灯の実証化試験が実施され、従来の集魚灯と遜色のない漁獲と高い燃油節減効果が確認されつつあるわけですが、まだ海上での実証化が十分でないため、イカ釣り漁業への普及が十分浸透していないという状況にあります。
 特に、沖合漁場で操業する中型イカ釣り漁船では、これまで青色LED集魚灯の実証化試験が全く行われていないことから、本県の中型イカ釣り業界からも早急な調査実施の要望がなされていたところです。
 今般、国からの要請を受け、本県の漁業調査指導船「白山丸」及び青森県の調査船「開運丸」にこの青色LED集魚灯を装備し、実証化試験を行うこととなりました。
 11月12日に宇出津港を出港し、約2週間の予定で、日本海沖合海域において、スルメイカの漁獲効率や燃油の消費量に関して、従来の集魚灯との比較データを収集しますとともに、日本海沖合の荒天に耐え得るような集魚灯の取りつけ方法についても検討することとしています。
 今回の試験で、青色LED集魚灯について、従来の集魚灯と遜色のない漁獲が可能であること、そして、集魚灯点灯のために要する燃油が半分で済むことなどの性能を科学的に実証し、その基礎的データを関係漁業者へ提供することで、今後のイカ釣り漁船への青色LED集魚灯の導入促進を図ることとしています。
 県としては、今後とも低コスト型漁業の推進を図るなど、安定した漁業経営の確立に取り組んでいきたいと考えています。
◎杉原孝一 農林業公社理事長 
 (5) 平成17年度白山スーパー林道の利用状況について
 白山スーパー林道については、本年6月5日から供用を開始し、去る11月10日に有料区間を閉鎖しました。
 今年度の利用台数は8万5,336台となり、台風の影響を受けた昨年度に比べて1万424台、13.9%の増加となっています。車種別では、普通車等が1万785台、15.2%の増加、大型バス等が361台、8.7%のマイナスとなりました。
 また、これを月別で見ますと、6月、7月、8月は昨年度を下回っており、これは、大型バスの減少等から見て、愛知万博の影響等と考えています。9月、10月、11月は昨年度を上回り、前半の不振を後半の紅葉シーズンで盛り返した形となりました。
 次に、利用料収入では、全体で3億1,400万円、本県への配分額は約2億円となり、昨年度に比べて、それぞれ2,005万100円、1,600万円の増収となりました。
 なお、参考に、過去5カ年間の利用台数の推移を見ますと、近年のピークである平成12、13年度から減少傾向にあります。
 公社としては、こうした減少傾向にある利用者の増加を図るため、関係機関との連携をより強め、広報・宣伝に努めるとともに、利用者の安全を第一とし、林道の管理運営に当たっていきたいと考えているところです。

(質疑応答)
◆広岡立美 委員  「加賀百万石 錦秋の宴」の開催、すごいと思って聞いていたのですが、観光交流局で旅行代理店販売責任者招へい事業というものがあって、それは金沢へお呼びして現地視察をしてもらうということで、こちらと直接関係はないかもしれないのですが、何か印象としてそれぞれにやっているようで、観光交流局との連携みたいなものが余り感じられないのですけれども、そういう連携ということはあるのでしょうか。
◎東方俊一郎 農林水産部長  我々は、県産品の販路を県外でもできるだけ広げたいということで、そのためにはやはり我々も出かけていって、具体に料理等をごらんいただく、あるいは食していただく、そういった中で、首都圏にいる調理の関係者であるとか、あるいはいろいろなメディアの方々、そういった方々に県産のいろいろな品物について紹介していただく、実際に商品として使っていただく、そういったことをねらっているということです。
 観光関係の事業は、旅行代理店の方々を招くということですけれども、我々としては外へ出かけていって、そういった姿勢を持っていきたいということで、こういったものを開催しているということです。
◆広岡立美 委員  観光交流局で首都圏のアンテナショップの開設があって、そこでまた石川県のものをいろいろと紹介しながら知ってもらうというのも、何かそれぞれにやっているような気がします。できるだけ一緒にというか、形はどうしたらいいのかわかりませんけれども、こっちはこっち、あっちはあっちではなくて、受け手側の人たちというのは、それほど違わないと思うので、そういうのも考えていったらいいのではないかと思いますが、どうでしょうか。
◎東方俊一郎 農林水産部長  そういったアンテナショップでは、なかなか素材そのものを出すというのは難しいかもしれませんけれども、その辺はできるだけ我々も、県産農産品がそういったアンテナショップに出されるように、観光交流局ともいろいろ連携をとりながらやっていきたいと思います。
◆長井賢誓 委員  国、つまり農林水産省では、平成19年から農地、農業用水等の資源の保全施策を実施すると聞いています。本県にあっては、どのような取り組みを行っていくかのかをお伺いしたいと思います。
◎東方俊一郎 農林水産部長  農業を持続的に発展させるためには、基本的には経営的に成り立つような構造の確立を図るということが必要かと思いますが、それと同時に、基盤となります農地あるいは農業用水、それから環境、そういったものの保全と質的な向上を図ることが必要であると考えています。
 ただ、農地や農業用水等については、農家数等の減少があり、集落機能の低下が見られるところです。そして、今後、適切な保全管理ができるかというと、なかなか難しい状況にあるのではないかと思っています。そういった対応が必要だということで、国では今、農地、農業用水、環境等の良好な保全を図るために地域ぐるみで効果的な共同活動が行われている場合に、それを支援するという施策を打ち出したわけです。
 平成19年度から実施することを予定しているわけですけれども、県としてもそういった取り組みの支援の対象にできるだけなるように、各地域の誘導をしっかりとしていきたいと思っています。
◆長井賢誓 委員  今、概要の説明がありましたが、現在の農村、農家は洪水防止とか水源涵養、国土の保全、多様な生態系、良好な景観等の保全、多面的機能を有していて、これらは農村や農地・農業用水が適正に管理保全されていることによるものと思われます。しかし、過疎化や高齢化、都市との混住化、担い手の不足、こういったことによって、その管理が大変困難になってきている現状であります。これらに対応についてどのように考えているかをお尋ねしたいと思います。
◎東方俊一郎 農林水産部長  今ほどの国の動き等を踏まえ、現在、県内の12の地区で農地・農業用水等の保全管理についての実態調査を行っているところです。国と一緒にその結果の分析を行っているわけですけれども、やはり地域において農地・農業用水、それから環境の保全活動、こういったものが地域ぐるみで実際に実施されるように、こういった分析結果を踏まえながら、できるだけ本県の各農業地域で国の支援が実際に受けられますように取り組んでいきたいと思っています。
○小泉勝 副委員長  青色発光ダイオードの実験についてお聞きしたいのですけれども、先ほどの部長のお話では、データを漁業者に提供することにより使ってもらうようにするというようなことを言っていたのですが、それで本当に漁業者が使ってくれると思っているのですか。
◎東方俊一郎 農林水産部長  今のところの推計ということですけれども、青色発光ダイオードを使った場合に集魚灯にかかる燃料の使用料が約半分になるという予測があります。
 参考までに、中型イカ釣り船で年間に約1万7,400キロリットルのA重油を使っているわけですけれども、そのうち、集魚灯の部分で5,800キロリットルを消費しているのではないかという想定があります。これが半分になりますと、2,900キロリットルということで、この節減効果が、仮に1リッターで55円程度としますと約1億6,000万円に上るということもあります。肝心なことは、同様にイカがとれるということですので、その辺のところが確認できれば、これはやはり漁業者に大いにPRをして、できるだけ利用していただく。もっとも、初期コストが少し高いということがありますけれども、これも水産庁の推定では、約4年で元が取れるという推定もあるようですので、実際にとれぐあいを見ながら、大いに推奨していきたいと思っています。
○小泉勝 副委員長  4年で元が取れるというのは、一体いくらぐらい初期費用がかかるのですか。
◎東方俊一郎 農林水産部長  従来型の集魚灯ですと、中型イカ釣り船の場合、450万円が初期投資ですけれども、青色発光ダイオードの場合は2,400万円かかるということです。ただ、年間の1船当たりの油の節約が約600万円あるということですので、そうしますと、約4年で元が取れるというデータがあります。
○小泉勝 副委員長  今、現場といいますか、私が漁師からよく聞く話は、イカの電灯が盗まれて困る、漁が終わった後、全部それを外して盗まれないようにしている、そのぐらい厳しいようです。盗む人が悪いのですが、燃料費もそうですが、そういうものさえ盗まれるという状況で、つけたままではなくて1回1回外しているというのです。また、朝行くときに1回1回つけているのです。そのような状況で、一体2,400万円の初期投資ができるかどうかと疑問視するのですが。
 こういう実験をするのもいいですけれども、これをした後で、またさらに補助をつけてあげるとか、いろいろな施策を考えてほしいと思うので、その辺も考えていただきたいと要望します。