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平成17年 9月30日総務企画委員会−09月30日-01号




平成17年 9月30日総務企画委員会

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 │        総 務 企 画 委 員 会 会 議 記 録         │
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 │1 日  時  平成17年9月30日(金曜日)  午前 10時02分 開会 │
 │                         午前 11時47分 閉会 │
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 │2 場  所  総務企画委員会室                      │
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 │3 出席委員  宮元委員長、宮下(正)副委員長、山田(省)委員、和田内委員、  │
 │        小倉委員、矢田委員、石坂委員、山根委員、庄源委員      │
 │        (欠席委員:なし)                     │
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 │4 出席職員  尾崎調査課長、田中調査専門員                │
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 │5 説 明 員  稲岡総務部長、本庄人事委員会事務局長、東監査委員事務局長、 │
 │        中田副出納長、角田企画振興部長、森県民文化局長ほか関係次課長│
 │        (欠席説明員:なし)                    │
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 │6 会議に付した事件等                           │
 │  付託案件及び所管事務調査について                    │
 │ (総務部関係)                              │
 │ ・ 付託案件                               │
 │   議案第2号中関係分、議案第4号ないし同第5号             │
 │   報告第1号                              │
 │   請願第53号及び同第54号                        │
 │ (企画振興部・県民文化局関係)                      │
 │ (1) 付託案件                               │
 │   議案第2号中関係分、議案第6号                    │
 │ (2) 報告事項                               │
 │  ア 地域づくりプロジェクト発掘事業の構想案の選定について        │
 │  イ のと鉄道穴水・蛸島間転換バスのダイヤ改正について          │
 │  ウ 「いしかわeタウンフェスタ」の開催について             │
 │  エ 平成17年国勢調査の実施について                  │
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 │7 議事の経過概要  別紙のとおり                     │
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 │8 特記事項                                │
 │ (1) 本委員会に付託された議案4件及び報告1件を一括して採決した結果、全会一│
 │  致をもって原案どおり可決・承認すべきものと決した。           │
 │ (2) 本委員会に付託された請願2件については、賛成少数で不採択とすべきものと│
 │  決した。                                │
 │ (3) 本委員会の所管事務調査事項については、議会閉会中も継続審査する旨を議長│
 │  に申し入れることとした。                        │
 │ (4) 10月4日に予定されている本会議での委員長報告の文案については、委員長に│
 │  一任されることとなった。                        │
 │ (5) 次回委員会は、10月27日(木)午前9時30分から開催することに決定した。│
 └──────────────────────────────────────┘
             石  川  県  議  会



               会 議 の 概 要
△(説明:総務部関係)
◎稲岡伸哉 総務部長 
 ・ 付託案件
  ?議案第2号 平成17年度石川県一般会計補正予算(第3号)[関係分]
  ?議案第4号 長期継続契約を締結することができる契約を定める条例について
  ?議案第5号 石川県税条例の一部を改正する条例について
  ?報告第1号 平成17年度石川県一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について
  ?請願第53号 消費税増税に反対する意見書提出を求める請願
  ?請願第54号 「少子化」をさらに加速させる「サラリーマン増税」しないことを国に求める意見書提出の請願

(質疑応答)
◆庄源一 委員  加賀市・山中町がいよいよ明日から合併します。私も加賀市出身の一人として心から合併をお喜びしたいと思います。
 それで、基礎的な話で恐縮ですが、この山中町が合併して県内は、10市11町があすから10市10町の20市町ということになりますけれども、山中町がいわゆる法人格を持たない県内初めての自治区という形になるわけです。法人格を持つのと持たないのとどういうふうに違うのか私はわからないのですが、この期間は10年以内というふうに言われておりますが、この県内初めての自治区山中町の位置づけ、自治区という考え、これはどういうふうに理解をすればいいのか。我々も少し勉強不足なものですから、お聞きをしておきたいと思います。
◎蟹由尚 地方課長  今回、山中町の方でできます地域自治区ですが、地域でつくります協議会、これは地域の皆さんの意見を取りまとめて、この意見を行政に反映していくということですけれども、市町村の事務を若干分掌し、例えば地域の公の施設の管理であるとか、地域のイベントだとか、地域に根差した財産の管理だとか、そういったものを所管していると、このように承知しております。
◆庄源一 委員  追い打ちかけて申しわけないのですけれども、本来の市町村とこの自治区というのと、大体仕事の内容はわかりますけど、大きく言うとどういう差異があるのですか。わかりやすくお願いします。
◎稲岡伸哉 総務部長  私も昔少し知っていたぐらいの話で申しわけありませんけれども、要は市町村合併して全体の一体感を出さなければいけないというのは今の状況ですけれども、昔の地域のまとまりというのを合併後も保っていきたいというような話の中で、地方自治法の改正により新たに創設された制度だというふうに承知しております。
 基本的には、例えば行政を行う場合に課税権とかが一番基礎的な仕事ですけれども、そういったものは持たずに、先ほど地方課長から申し上げましたように、公の施設の管理とかそういった地域に根差した仕事を行う組織であるということだと思っております。
◆山田省悟 委員  議案第5号の石川県税条例の一部改正する条例についてですけれども、今回、法人県民税の超過課税について5年間の延長が提案をされております。平成18年1月31日を平成23年1月31日ということで改めるということですが、まずなぜ延長する必要があるのかお伺いをしておきます。
◎稲岡伸哉 総務部長  法人県民税については、いわゆる法人税額を課税標準としてその5%を税率として課税することができるというので地方税法に定められておりますけれども、財政上必要がある場合には6%まで超過課税を行うことができるという、そういう仕組みになっております。
 本県では昭和51年から超過課税を実施しており、現在、5.8%という超過課税をお願いしているところです。これは貴重な財源となっており、今後も交通ネットワークの充実ですとか、産業の振興ですとか、高度情報化の推進ですとか、そういった財政需要が見込まれておりますので、引き続き5年間、現行要件での延長をお願いしたいということです。
◆山田省悟 委員  今ほど説明いただきましたけれども、この超過課税によってどのくらいの税収の増が見込まれるのかということと、過去5年間の実績をお伺いしておきます。
◎稲岡伸哉 総務部長  今後の税収ということになりますとまだその見積もりというのは立てておりませんけれども、これまでの5カ年を申し上げますと、平成12年度が7億5,200万円、13年度が7億2,400万円、14年度が5億9,400万円、15年度が6億6,100万円、16年度が6億6,800万円ということで、基本的には法人税割の多寡に連動していると思いますが、6億から7億円程度というふうに御理解をいただければというふうに考えております。
◆山田省悟 委員  この超過課税の実施状況について、全国の状況はどうなっているのかお伺いします。
◎稲岡伸哉 総務部長  本制度は、全国的にいえば静岡県を除く46団体で実施がなされております。税率について申し上げますと、本県と同じ5.8%がほとんどというか44団体で、残る2団体ですが、東京、大阪は制限税率いっぱいの6%ということで多少高くなっております。
 適用対象法人は、資本金額とか法人税額が一定以上ということでさまざまではありますけれども、本県と同様の形での課税を行っているのが36団体ということです。
 なお、静岡県についてはこの超過課税が実施されておりませんが、別途法人事業税の方で超過課税を実施しているという理由により法人県民税については超過課税を実施していないというふうに伺っているところです。
◆石坂修一 委員  この際お聞きしたいのですが、今回、県立大学のインキュベーション施設に予算7,400万ほど敷地造成ということで打ってあるわけですが、これはたしか経済産業省の外郭団体が責任を持ってやるところではなかったかなというふうに承知をしているのです。
 それで、県とすればこのインキュベーション施設にこの後まだ何か応援しなくてはいけない部分があるのかどうかということと、それから現在のインキュベーション施設の骨格がどれぐらいで、どれぐらい入る予定なのかという状況を教えていただけたらと思います。
◎稲岡伸哉 総務部長  今回そういう敷地造成の予算をお願いしておりますが、これは商工の方が所管をしており、確実な数字は今覚えていないのですけれども、ある程度の入出の目途がたっているというように理解をしておりますが、詳しくは商工の方に確認をさせていただきたいと、このように思っております。
◆石坂修一 委員  予算関係もわからないのですか。
◎稲岡伸哉 総務部長  建物関係はすべて中小企業基盤整備機構が建てるというふうに伺っております。
◆石坂修一 委員  ということはこれ単独ですので、敷地造成費だけを支援すればそれであとはなしという解釈でよろしいのですか。
◎稲岡伸哉 総務部長  運営についてのいろんなことはあろうかと思いますけれども、いわゆるハード面ということではそのような理解をいただければというふうに思っております。

△(説明:企画振興部・県民文化局関係)
◎角田隆 企画振興部長 
 (1) 付託案件
  ?議案第2号 平成17年度石川県一般会計補正予算(第3号)[関係分]
  ?議案第6号 「北陸新幹線建設事業に要する経費の一部を市町村に負担させることについて」の議決の一部変更について
 (2) 報告事項
 報告事項の説明に入ります前に一言お礼を申し述べさせていただきます。
 去る17日、18日に実施しました広坂緑地及びいもり堀跡暫定緑地の完成イベントについては、おかげさまで大変多くの方々に御来場いただきました。委員各位初め関係の皆様にこの場をおかりしてお礼を申し上げます。
  ア 地域づくりプロジェクト発掘事業の構想案の選定について
 まず、地域づくりプロジェクト発掘事業の構想案の選定についてということです。企画の方の資料の1により御報告します。この事業ですけれども、能登地域の過疎化が進んでいる、少子・高齢化が進行している、若者が流出しているという事態があり、この地域の活性化、活力維持をどう図るかということが大変大事なテーマだということで、そのための対応の一つとして今年度から新たに着手した事業ですけれども、能登の自然や食文化など豊かな地域資源を活用しましたソフト事業、その先導的なアイデアを民間から募集して、これに産官学が連携協働して、その実施計画の策定ですとか事業の実現に向けた立ち上げの部分を支援しますことにより、交流人口の拡大や地域の活性化を図ろうという趣旨で実施した事業です。
 このたび民間の方にアイデアを募集しましたところ、実は15件の応募がありました。その中から審査をして4件の構想案を選定したところです。それぞれの構想案の概要ですけれども、1の「醸しの里・能登」の構想については、能登の特産品のお酒や魚醤、なれずしなど「醸し」をキーワードとして、観光、交流の拡大を図ろうというものです。
 2番目にあります「奥能登の自然・冒険・体験村」構想については、奥能登の豊かな自然環境の中で、来年度には日本ジャンボリーが開かれますけれども、その会場の跡地、それから千枚田、揚げ浜塩田などを活用した学習、体験、交流事業を行いまして、野外活動のメッカを目指そうというものです。
 3番の「能登半島まるごと釣り堀」構想ですが、こちらは能登半島全体を釣り堀と見立てまして、釣りポイントの情報発信などにより、釣りの愛好家を中心とした交流人口の拡大を図ろうという着想です。
 4番の「演劇文化で賑わうまちづくり」構想です。こちら、旧中島町の能登演劇堂を核としましたまちづくり、これをステップアップしまして、海外演劇の上演などを通じて滞在型の誘客促進を図ろうということ、市民劇団の育成など七尾市全域で演劇文化が漂うまちづくりを進めようというものです。
 今後のスケジュールとしましては、今年度はこの4件の構想案を具体化するために産学官が連携、協働して事業の実施計画を策定しようとしております。来年度は、それに基づきまして、いろいろな準備を進めまして事業をスタートしていく、こういう段取りです。
 イ のと鉄道穴水・蛸島間転換バスのダイヤ改正について
 続きまして、資料の企2に基づきまして、のと鉄道穴水・蛸島間転換バスのダイヤ改正について御報告を申し上げます。
 のと鉄道穴水−蛸島間の廃止に伴う転換バスについては、御案内のとおり、バス転換協議会を設置して、1年ほどかけましていろいろ地元の方々の御意見を伺いながら今95便というダイヤで運行させていただいております。利用者の方からは本数がふえて便利になった、停留所が近くて便利だという評価も聞かれる一方で、一部の路線では時間がかかる、おくれる、座れない、便を増やしてほしいといった御要望も寄せられてきたところです。
 こうした半年間の利用実態といったものを踏まえて、改めてバス転換協議会グループの会議を開催していろいろ検討を重ねてきました。地元の方々の意向をきめ細かく伺いまして、特に通学生や通院の方に配慮して、資料にありますような改正内容を取りまとめて、あす、10月1日から新たなダイヤで運行しようと、こういうことになっております。
 若干御説明申し上げますと、利便性の向上の(1)の?ですが、通学時間帯において、珠洲市への通学等で積み残しやすし詰め状態が生じておりました。こういった混雑状態が見られたことから、これらの区間での増便を新設3便、区間の延伸5便ということをやっております。また、一部の車両については大型化を図ることとしております。
 ?ですが、のと鉄道の穴水駅の乗り継ぎが不便だという声がありました。そこで、30分以内に乗り継ぐことができるような便を増便しております。これも、新設を1便、区間の延伸で3便、時間の変更で2便ということにして、全体で6便が増便になっております。また、穴水駅とのと鉄道のアクセスの向上をこれによって図っていこうということです。
 3番目の時間短縮ですけれども、運行距離を短縮するために国道経由で参ろうというものを増便しております。また、快速便についても充実を図らせていただいております。
 以上のほか、最終便を少しおくらせる。これは、区間を延伸することによって最終便を遅い時間を設定するということ、それから、バス停を2カ所新設しました。それから、長距離の便については、途中でトイレ休憩を入れさせていただくというような工夫もさせていただいております。こういった改善を行うこととしております。
 一方、半年間の利用実態を踏まえて、利用者が少ない便については、これを近いところの便と一本化をするという形で4便の減ということをさせていただいております。また、利用者が少ない区間等についての短縮ということもさせていただいております。
 日曜日や祝祭日のダイヤについては、こういった利用状況を踏まえて16便を運休するという措置をとっております。
 これらの措置ですが、主に利用のない便を対象としており、利用が多少ある便については、御迷惑を余りおかけしないように前後の便が近いところにあるというものを中心に運休あるいは減便などをさせていただいているところです。
 以上の結果、運行便数はトータルとしまして、現在の95便から2便増の97便となりますが、今後とも県としましては、バスが地域の足を確保する最終手段だという考え方のもと、地域住民のニーズを的確に把握しながら市町やバス事業者等と連携して利便性の向上に努めたいと考えております。
 ウ 「いしかわeタウンフェスタ」の開催について
 続きまして、企3の資料です。
 10月8日から10日にかけた3日間ですけれども、旧石川県庁周辺において、いしかわeタウンフェスタを開催する予定です。
 本事業の目的は、かなざわの「まちなか」をITでつなぐ3日間ということをテーマとしまして、最新の情報通信機器の利活用や紹介を行う、そういったイベントを開催して、中心市街地の活性化につなげていければと考えているところです。
 開催内容としては、電子申請など行政情報システムをPRさせていただきますとか、最新の映像機器により県政のあゆみなどの上映をします。また、携帯電話を活用したスタンプラリーも実施したいと考えております。それから、IT関連企業におきます最新情報通信機器の展示・紹介や、広坂緑地では携帯電話などで支払いができる飲食・カフェゾーンを設置するということなどにより、町のにぎわいにつなげたいと考えております。
 委員各位におかれましては、お時間がゆるせば、ぜひごらんいただければと思っております。
◎森久規 県民文化局長 
 (1) 付託案件
  ・議案第2号 平成17年度石川県一般会計補正予算(第3号)[関係分]
 (2) 報告事項
  ・ 平成17年国勢調査の実施について
 明日10月1日を基準日として、全国一斉に国勢調査が実施をされます。国勢調査は大正9年以来5年ごとに実施される国の最も基本的な統計調査でありまして、我が国に在住するすべての人が対象となります。この調査により、人口や世帯数はもとより、世帯の構成、就業状態、通勤・通学地、住宅の広さなど国民生活に関する貴重なデータが得られるものと期待をされております。
 既に9月23日から調査員が調査票を各世帯に配付し、10月1日から10日にかけて調査票を回収することとしております。
 なお、調査の実施に当たりましては、個人のプライバシーに配慮しながら正確な調査に努めていきたいと考えております。

(質疑応答)
◆小倉宏眷 委員  ただいま、のと鉄道の穴水−蛸島間のバスについて説明があったわけですが、利便性がよろしいという者、あまりよくないという人さまざまおられます。しかしながら、やはり不満のある人の解消のためにどんどん便数もふやさなければいけないということですが、利便性を図れば図るほど運行事業者である能登中央バス、奥能登観光開発ですか、恐らく運営は赤字になるのだろうと思います。それに対して、県は補助をしているのですか。どういうつもりなのか、それが一つ。
 それから、鉄道を廃止して、聞いて見るとまだほとんど線路をめくっていないということですが、やはり政府の方針としたら、国から地方へ、官から民へという、こういう方針に基づくと、やはりこれも官から民へという趣旨にのっとって、全国的に民間業者にそれを運営する人がいないのかどうかというそういう公募をしたり、そういうことがどうも県としては消極的に見えます。1社ぐらいいたそうですけれども、消えていってしまった。
 いろんな規制、そういったものが鉄道にはあるのだろうと思いますが、そういった規制も国の特区制度などを活用して何とか使ってもらう人がいないのか。全国的に見ますと、どの鉄道会社もあまり経営がよくないということで、やはり廃止するという方向だという風潮ですけれども、やはり民間は民間なりのアイデアを使ってそれを維持できないのか。
 やはり、スピードを落とせば安全安心ということ、こういったものもある程度保っていけるのではないか、そんなことも考えたりすると、せっかくある鉄道をやめてしまう。官側としては赤字だからやめる方向に行くのだろうと思いますけれども、そういった民間業者でできないだろうかという、公募というものをもう少し積極的にやってみてはどうかなと私は思うのですが、県側としてはそういうようなことは余りさらさら考えておられないようなあんばいですが、その2点についてお聞きします。
◎角田隆 企画振興部長  まず、利便性を向上していくとバス事業者の方はますます赤字になって、県として補てんをどうするのかということですが、こちらを補てんする国庫補助制度とほかに県の単独補助の制度もありますので、そういった形でしっかりとサポートはしていかなければいけないということで運営をさせていただいております。
 ただ、今回の見直しに関して申し上げますと、この便は人が使うかなと思って走らせた便が実際にはなかなか使われていないような実態というのが一方で見つかってきておりますので、一方で利便性の向上し、他方でそういったところについてはむしろ運休させていただいたり減便させていただいたり、あるいはダイヤを少し合わせてみたりという工夫を全体としてはさせていただいております。
 ただ、全体として言うのですけど、全体として確かに営業キロベースを、実際の運行距離が実際の見直し後と前で比べると確かにふえているわけです。
 従って、それだけ赤字もふえるのだろうと思いまして、そこは冒頭申し上げましたような補助制度でカバーをしていかなければいけないだろうと考えております。
 2つ目の点ですけれども、恐らく事ここに及ぶまでの間にさんざん県議会の皆様方とも議論をさせていただいてこういう状況になっているのだろうと思うのですけれども、民間でできるかどうかということで、理論的には民間でできる余地はあるのだろうと思うのですが、そこはどの位の輸送密度があるかということが結局最後のポイントになってくるのではないかというふうに考えています。
 一般的に地方の民鉄の採算ラインとして、よくちまたで言われるのは4,000人ぐらいです。1日4,000人、パー、1キロという感じなのですが、4,000人毎日の輸送密度というのが必要だというふうに言われており、ぎりぎり100円の経費かけて100円稼げるかどうかというぎりぎりのところを探っていくと2,000ぐらいまでなら何とかというのは、大体データとしては出てきております。残念ながら、のと鉄道に関して申し上げますと、1,000を割るぐらいの輸送密度という状況でしたので、そういう状況の中では、結局のところ民間のどなたかに運行を委託したりしても、相当程度の公的な助成、今、バスがそうなっておりますように、公的な助成でカバーしていかざるを得ないということに直面をして、それであれば大量輸送の鉄道よりもむしろバスに補助金を出して、地域の足を確保するということを追求していくということが持続可能な形ではないのかということでこういう状況に至ったのではないかというふうに考えているところです。
 そういうことですので、私どもとしましては、今、この転換バスが地域の足として定着します方向で努力をさせていただければなというふうに考えているところです。
◆小倉宏眷 委員  バスの運行については、やはりこれは初めてやるわけですから、バス会社もある程度の犠牲を払ってやられるのだろうと思いますけれども、国庫補助や県の補助いただいてもなかなか経営が難しいということになれば、やはり時間がたつにしたがってやめざるを得ないというふうなことが起きないのかなというふうに私は思うのですが、そこらあたりを何としてでも県は支えていくのだという決意を持っていなければこれは持続不可能になってくるのではないかというそんな気がしてならない。
 それから、鉄道の民間利用者は非常に困難である、厳しい、こんなことですけれども、私は運行目的ならば絶対ペイはしない。その運行する以外に、例えば宣伝に使うとか、プロ野球でも赤字の球団はたくさんあるのでしょう。あれは宣伝力があるからです。
 それから、宣伝とそのほかに、興味をそそるような企画、例えば、カジノとかという話も出ていましたけれども、特区制度を利用して電車の中でカジノをやらせるとか、いろんな民間ならではのアイデアというものは、私は運行以外に出てくるものもあるのではないか。このような気がしたものですから、民間に広く公募してみてはどうですかと言っているわけなので、そういうやはり官側にできないようなことがやはり民間ではできる、そういうことが私は運行以外にあると思うのです。そういうことも考えてみてはいかがですかと言っているのですが、そこらあたりを考えてみたことはあるのかお尋ねをしておきます。
◎角田隆 企画振興部長  のと鉄道の今回のバス転換のプロセスの中で、民間がいろいろ創意工夫することでだれかがやってくれるのではないかなというふうに考えたかたと言われれば、事実関係としては考えておりません。それだけに非常に厳しかった。鉄道事業者の方にどうでしょうかとお聞きしたことはあるようです。それはもう即座にとても無理だということだったようです。
 だから、総合的に、例えばレジャーか何かで全部やっているような大規模な企業の方が、のと鉄道の開発なりそのほかのいろんなイベントと合わせてパッケージとしてプラスにしていきましょうというようなのを探しに行ったかと言われれば、これもまたそういうことを期待していなかったものですから、そういうことはしてなかったというのは事実です。
 鉄道の問題というのは、のと鉄道以外にも抱えているものもありますので、これからそういうことが可能なのかどうかを検討する際には、もう少し視野を広くしてやっていかなければいけないとは思っているのですけれども、恐らく赤字の程度がかなり大きいということになり、また更新のための設備投資が相当程度大きいということになりますと、やはりそれは相当なブレーキにまたなってくるのかなという気もしており、どういうことであれば触手が動くようなことなのかということをもう少しアンテナを高くしていきたいと思っております。のと鉄道に関して申し上げれば、私どもとしては相当程度輸送密度が低い中で更新事業とかいろんなもので数十億また投資がかかっていくだろうということ、運営費を維持していくのに毎年五億円程度かかるであろうという、そういったいろんな経営判断のもとではなかなかこれを何とかしてくれる人が出てくるのではないかという期待は持てなかったところです。
 私どもとしては、事がここに及んだ状況を考えますと、一日も早くバス転換というものが地域の足として定着していく、その方向で引き続き努力をさせていただきたいと思います。
◆小倉宏眷 委員  やはり、交流人口をふやしたいと県もそう思っておられるわけですから、そういった民間業者のアイデアというものを取り入れるというような積極的な行動をとってもらいたいなと私は思っております。
 廃止してまだほとんど線路もめくっていない。それをどういうふうに生かそうとしているのか、どう思っていらっしゃるのですか。
◎角田隆 企画振興部長  今の沿線の自治体からいろいろとお話を伺っているところで、ちょうど線路で分断されていたためにうまく道路をつなげることができなかったところは道路を拡幅してつなぎたいとか、あるいは圃場整備をやろうとしている地域でもちょうど線路の敷地で2つに分かれていってしまっているところを一体的に整備したりとか、鉄道はそれだけの利便性がある反面もちろん敷地を分断するということで当然そういうことがあったものですから、それがなくなるということであればそこを一体的に活用していきたいというお話があります。
 また、旧駅舎というか昔駅があったところの周辺が、基本的には人が集まりやすいところに駅をつくっているところが多かったりしますので、バスがその駅の前を引き続き通っておりますので、割と人が集まりやすい。そういったところを例えば観光振興とか、住民の交流とか、そういう拠点としてどうやっていったらいいだろうかということも何段階かに分けてやります。実は、ことしの3月に一度そういう議論は一たんしているのですけれども、なかなか財政負担というか先立つものとの関係で、優先順位とかそういったことが必ずしもまだ整理がついていませんので、これは県としても関係自治体に働きかけて、もう少しこの問題を前に進めようではないかということで対応させていただいているところです。
◆小倉宏眷 委員  今、自治体の要望する意向に基づいて駅だとかあるいは道路だとかそういったところをやられる。それはほんの一部であって、例えばトンネルなんかもたくさんあるのです。あれなんかの活用方法とか、線路といったものは民間に払い下げるとか、そういうつもりがあるのかないのかお尋ねしておきます。
◎角田隆 企画振興部長  今、のと鉄道の会社の方の所有になっておりますので、処分については勝手なことは申し上げられないのですけれども、払い下げるといっても鉄道事業者に受け継いでいただくということは、引き続きその鉄道を運営するということが前提になると思うのですが、これはまた先ほど申し上げたような採算の問題にさわってしまうということと、部分部分のレールを撤去して跡地利用しようということを考えますと結局切れてしまうものですから、運行するということで使うということはなかなか難しいのではないかと思うのです。ただ、レールは古いのですけれども非常に鉄としてはいい質のレールを使っておりますので、これは鉄の需要のある方もいらっしゃると思いますので、そういった処分というのはこれから考えなければいけないだろう。
 現実に今具体的にはまだそういうことを考えるには至っておりません。
◆石坂修一 委員  きょうの説明を見ていると、地域づくりプロジェクトの支援策というのは、現段階で具体的にはどのようなことを考えていらっしゃるのかを説明していただけたらと思います。
 多分、この4つをすべて単年度で解決できる問題ではないと思いますので、何年にわたってどれぐらいの予算規模の支援をするとか、方針があるのなら少し御説明していただけたらと思うのです。
◎角田隆 企画振興部長  審査自体は15件のところから有識者の方にもお集まりいただいて4件に絞ったところですけれども、そこは広域性とか先導性とかそういったことで皆さんに点数をつけていただいて絞ったのですが、予算的なことを申し上げますと、大体ことしの計画の策定で2,000万円ほど実は用意をしておりますので、1件当たり500万円ぐらいまでは使えるということで、これは相当なお金ですので、今年度中に有識者というか産官学の連携ということで進めていきたい。
 ただ、一つ一つが実はかなり内容の異なっているものですから、これはケース・バイ・ケースで対応していかなければいけないというふうに考えております。一つ一つにこうですということを、今具体的イメージをお答えするのは難しい状況です。
 ただ、4つの事業ともそれぞれ主体となりますNPOなどが、かなり前向きに取り組んでいただいていると思っておりますので、私どもとしてもそういったことをさらに産官学の連携という観点から支援をしていければというふうに考えております。
◆石坂修一 委員  今の2,000万円というのは当初で多分見てあったのだと思うのですが、単年度だけの助成の予定ですか。
◎角田隆 企画振興部長  この事業はそもそも立ち上げの支援なものですから、継続的に税金を入れてということは考えていないのですけれども、今年度は計画段階についての予算でした。来年度はまさに立ち上げの初期投資もあろうかと思いますけれども、その分については別途また来年度の予算に計上していくということを考えております。
 来年度というのは、ことしは計画だけで終わってしまいますので、来年度、立ち上げの部分の支援をしなければいけない。その分の予算は来年度の当初予算にまたお願いをしていくことになろうかと思います。
◆山根靖則 委員  今の地域づくりプロジェクトに関連して思ったのですが、15件応募があったというふうに言われました。4件の内容はわかるのですけれども、例えば他にどのようなものが出てきたのか。
 今ほども小倉委員の質問がありましたけれども、のと鉄道を存続せよというような要望があったのかなという気もしないでもないです。
 それから、能登半島についてもそれぞれがいろんなところで半島振興も含めていろんな事業をやってきていることがあると思うのですが、そういう既に動いているというか、あるいは動かそうとしているような事業との関連とか。
 あるいは、最近よく新聞で能登町でイカす会ですか、イカやらタコやらそういうものをしているというのが出ているように思うのですが、そういう既に町がやっているようなものと、これらの地域の活性化のプロジェクトの関連みたいなものがどうなっているのか。
 あるいは、加賀の方におりますと、能登の年間の祭りというか、ほとんど休みなしに一年じゅう祭りがあるのではないかというようなふうにも聞いたりしており、ああいう祭りをめぐるような計画みたいなものもおもしろいのかなと思ってみたりもします。
 あるいは、私らも昔から言いますけれども、環日本海の出島的な半島としてそういういろんな特区的なことで便宜を図れるような半島につくってみたらどうだかというような、そんな構想もなかったのか。
 4件だけありますが、ほかの11件は例えばどのようなものがあったということがわかったらまずお聞きをしたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  それでは、残り11件ですけれども申し上げたいと思います。
 1つは、「珠洲スタイル・スローフードによるスモールビジネス振興プロジェクト」ということをおっしゃっていまして、これはファーストフードに対してスローフードということをおっしゃっているのですけれども、これは先ほどの醸しの構想にかなり似ているものですから、これは一体的に実施していただければよろしいかなということで考えました。
 それから、これは七尾市から「一本杉通りの地域づくり」というお話がありました。こちら、商工労働部の方で別途対応を考えたいということでしたので、本件の取り扱いとしては外させていただいたというようなことです。
 それから、滞在型の都市プロジェクトということで、これ輪島市の方ですとか和倉の方とか温泉街が、今、温泉の建物の中だけでお客様をクローズドしているということがありまして、もう少し町全体として観光客の方を迎えることができないかということで、こちらは実はいろんなところで今申し上げた拠点づくりみたいな話と似通ってくるものですから、共通する課題があるものですから全体の中で取り扱っていくべきではないだろうかということで、今回は箇所が個別になるものについては少し避けさせていただいたところです。
 そのほか幾つかあるのですけれども、私どもソフト事業を中心に考えていたものですから、ハード整備みたいなことをメーンにするものについては今回は趣旨が違うということで御遠慮いただいたようなことがあります。
 御関心があるということであれば、後で一覧を届けさせていただきたいと思っております。
◆山根靖則 委員  先ほど石坂委員も事業の予算的なものを、それから今後どれくらい継続して見ていくのかという話がありましたからなのですが、私は特にこれら4つを取り上げて応援していくということと同時に、今ほどもありましたそれぞれの地域がそれぞれで独自にいろいろ工夫しながら考えてみて、実際にもうやっているところもあるのではないかと思うのですが、そういうようなここには取り上げられなかったけれどもそれぞれの地域が地域独自で意欲を持ってやっているというようなことに対しても、これはほかのところでまた応援をしていくということがあればいいのですが、そういうことも応援していかれた方がいいのではないかなというふうに思うので、その辺のことについてお尋ねして終わります。
◎角田隆 企画振興部長  今回はやや先駆的な試みというか、従来、地域振興ということでやってきた話を、さらに一歩進めて先導的で広域的なものに対して特に支援をしようということで、したがって、モデル的なものに絞らせていただいたのですけれども、当然のことながら、地域振興という課題を扱っております企画振興部としましては、全県下地域を主体としますいろんな動きがありますときには、そういった情報を収集して、どういう支援が可能かということを考えていかなければいけない。これはもうベースの問題として私はあると思っております。この事業はやや特化したというか、ポイント絞った形で対応させていただいているところですけれども、基本的な我々の仕事というのはそういうところに広くあるのだということは十分認識して進めていきたいと思っております。
◆和田内幸三 委員  今それぞれお話があったけれども、この地域づくりのプロジェクトは本当に小粒であまり夢がないような気がするのです。しかも、これを見ていると、すべて能登ということに集約されております。
 今、小倉委員から鉄道の話がありました。本当に考えてみると、私以前、随分ばかげた話なのかなということを当時思った方がいたかわかりませんが、私は、当時、輪島から蛸島まで線路をつなぐべきで、将来、能登半島全体を観光資源として交流人口を含めた大きなエリアで考えるべきだということを質問したことがあるのです。それはまた能登空港ができる前でしたから、全くそのことが空耳になってあまり耳を貸さなかったというのが現実なのだろうと思いますけれども、今、はっと私は気ついたのですが、地域の振興を図る役割だということであれば、本当に石川県全体の中で能登半島をどう生かしていくのか。それぞれの拠点づくりも大事ですが、総体的に能登半島全体のイメージというのはやはり日本のみならず世界にPRできるような素材というのはたくさんあると思うのです。
 考えてみると、愛知博だって当初は人が入るのかどうかと言ったけれども、予想をはるかに超えて本当にリピーターを含めて多くの方が訪れたということですから、やはり今の状況からして苦しいからサービスが低下し、人員の削減をしたりといった、のと鉄道の状況を見ていると、これは本当に当たり前のことなのです。苦しいからサービスが低下する、サービスが低下するから人は利用しない。とんどんどんどん今言うようにマイカーに変わっていったということで、やはり利便性の向上とか、その地域の中に明るい兆しが見えればもっといろんな意味で繁栄、発展をしていくような思いはするのですけれども、今の件についていかがでしょうか。
◎角田隆 企画振興部長  今回、事案を選定しますときに、他のメンバーの方とも相談したのですけど、やはり能登全体に対する波及効果のあるようなもの、だけれどもやはり着実に一つを成功させていく、それがまた次の成功例につながるというもの、そういうものを選んでいこうではないか。ここで出ておりますものは確かに拠点のものも一部ですけれども、基本的には能登半島全体を考えていこうということです。
 また、4番目にあります「演劇文化で賑わうまちづくり」についても、プレゼンテーションをしていただいたNPOの方が、演劇を見ていただいて滞在していただくのだということをおっしゃっておりました。アメリカのどこかの町の名前出して、それで成功している町があるということもおっしゃいました。
 そのとき私お尋ねしたのですが、演劇を見て泊まるのでしょうか。また、どこかほかのところに行って泊まってしまうのではないか。映画見るためだけに宿泊する人はいないように思いますということを申し上げたときに、必ずしも演劇堂だけでお泊まりいただくということではなくて、周辺の能登の観光地なりを見ていただいて、それで能登のどこかで泊まっていただくということであり、必ずしも自分の地元にこだわって話をしているわけではないということでした。
 そういう意味では、参加したかなりの方が能登全域を対象にして、醸しであったり、演劇とか芸術であったり、釣りであったり、ばらばらではあるのですけれども、視点はいろいろ横断的にはあるのですが、やはり広域に見ていきたいということをおっしゃっておられました。ただ、それには人のつながりとかいろんなものがあって、NPOだけではなかなかできない。だから、行政、特に県とか広域にやっているところに協力してもらいたいし、市町村にも働きかけてほしいということでもありました。
 そういうやや難しいかなと思うものを特に選ばせていただいて、一つでも二つでも成功させていくことにより、また次のステップにつなげていきたい、こういう思いでこの4点、正直申し上げますと、本当は3件に絞るという話だったのでけれども、4件選ばせていただいたということです。今、御指摘のあったようなことを心にとどめて仕事をこれからもさせていただこうと思っております。
◆和田内幸三 委員  今、行革の一環としていろんな施設を民間委託するのに公募制といいますか、大変多くの人がそのことに関心を寄せて参加をしているのです。だから、まだ輪島から穴水まで、あるいは蛸島から穴水まで、この路線というものが線路をめくっていないとすれば、全国的にいろんなディズニーランドやいろんな施設等があって、石川県の予算規模ぐらいの中で開発事業をやっているのです。
 だから、そういう閉鎖的なことで、本当にすべてこれで終わりだということではなくて、例えば公募をしてこういうようなものはあるのだけれどもということで、もう少し能登半島全体の活性化刺激策を私は模索してもいいのではないか。バスの路線をふやしたどうのこうのも、それは地域住民のことも大事ですが、基本的にはそこに人が住んでいないということが縮小される原因であるとすれば、その地域を拡大し、活力をつけ、そして多くの皆さんに訪れてもらうという発想を一遍展開してみたらどうなのかという思いなのです。
 本当に先ほどお話ししたように、もう一遍原点にかえって地域の振興はいかにあるべきか。そんな目先、小手先だけでは私は能登地域の人口の減少あるいは高齢化社会に対して歯どめがかからない。開発を行うことで新しいまちづくりというものがどんどん人の力でできているのですから、現実の姿を見て、やる気がなければそれで終わってしまうけれども、今の能登の自然等あるいは地形的に日本の国全体の中で一番ど真ん中であるという地勢を考えれば、もう少し広い意味で日本の国のみならず外資系であろうといろんな人の知恵をかりて、あるいは経済面というものを私はもう少し多くの皆さん方に協力してもらうような機会、チャンスを捉えて率先してやるべきだと思うのですが、どうなのでしょう。
◎角田隆 企画振興部長  広い意味での地域振興というか、もう少し交流人口が広くなってきますと、観光局の方とも関係してくるのですけれども、確かにいろんな選択肢を考えていけばいいのではないかというのはそのとおりだと思います。
 私、先ほど、何とかバスでお願いしますと申し上げたのは、地域の足というか生活のための足ということでいくと、なかなか民間でというのは難しいと思うので、そこはバスを地域の足として定着させていきたいと思いますと申し上げたのですが、全く違う観点から観光とか地域振興ということで何かができるということであれば、それは大変結構なことだとも思ってもおります。
 他方で、今、まさに敷地なりを利用してむしろインフラ整備をやろうというお話なりが一方で出てきているものですから、その可能性があるからずっと線路をそのままにして駅舎をそのままにして待っていますというわけにも多分いかないだろうと思いますので、そこはどういったような工夫があるのか、一つの可能性のある話だということは十分念頭に置いておかなければいけないと思うのですが、一つは地域の足としてはバス転換でしっかりやっていきたいということ、それから跡地利用について具体的に進めたいという地元自治体のお話があるときには、やはりある程度そちらを進めることを優先せざるを得ないかなというふうに思います。その上で、長い線路ですから、ほかにもいっぱい使いようはあるということになれば、これは喜んでいろんな活性化につながるような対応のためにつかっていくということになっていくのだろうというふうに思っております。
◆和田内幸三 委員  例えば、音楽堂にしたって二百数十億円を使って、県庁にしても用地も含めて800億円超ですか。かなりそういう意味では大型の事業というのをどんどんやってきました。しかし、考えてみると、能登の地域に先ほどお話があったように地域振興のために本当に大きな財源や知恵というものを使ったのか。
 能登空港ができたことは間違いありません。しかし、考えてみれば、あの滑走路で十分なのか。私は当初、将来的にはハブ空港にしていくべきで、4,000メーターの滑走路つくるべきだと、あるいは今すぐできなくても用地だけは確保しておくべきだと。それは何か。超音速の旅客機も私はそのうちできるだろうということの確信を持っておりました。
 とすれば、やはり能登空港は単なる名古屋やら大阪へシフトしていくのだというようなことのみならず、ハブ空港として、私は韓国・仁川も含めて、いろんな飛行場等も見ますと、こんなところに飛行場をつくって非常に不便だなと思いつつも、かつての金浦空港からの距離を考えれば極めて膨大な予算を投じてやっている中で採算がとれるのか、人が行くのかなということですが、しかし整備をされればそのことになれるといいますか、そのことの重要性というものは指摘されるわけです。みんなそこで乗り継ぎしていろんなところへ行っているのです。
 だから、幸いにして私はその地域の振興を考えるとすれば、もっと大きな一つの素材というものがあるわけで、地域の住民の皆さん方の理解、協力も十分に得られるような環境にあるわけですから、将来的なことも含めてもう少し大きな形で、石川県の大事な財産である能登半島全体に大きな卵を産んで育てていくような価値があるようなことができると思うのですけど、少し私の言うことは大き過ぎるのかどうかわかりませんが、そういう構想を持ってもいいのではないか。
 それは、石川県の皆様方の知恵が足りないとすればもっともっと大きないろんなシンクタンクもあるわけですから、いろんなことで情報を収集して、あるいは協力してもらうような人がいるとすれば、今後の取り組みの課題として、このプロジェクトも大事ですけれども、地域づくりも大事です。その地域づくりの中で大きな輪というものをこれからつくっていくことも将来に向かって大事な事業の一環だとこう思います。
◎角田隆 企画振興部長  いろいろいっぱい投資しているけれども、能登に対する投資が足りないのではないかというのが最初のお話だったと思います。
 比較しても仕方がないのかもしれませんが、日本の地域の中で半島と言われるところはいっぱいあって、私は昔和歌山の方にいまして、和歌山は紀伊半島という半島ですけれども、どうしても半島というのはおくれてしまうような、地理的条件が悪いからそういうところが多いのですが、その中にあって一生懸命道路を整備して何とか地域の振興をしていこうというのが当時の和歌山県の考え方だったと思っております。
 単純に比較することはできないとは思いますけれども、本県の場合というか能登半島の場合は、そういう意味では、まだまだ足りないと言われると思いますけれども相当程度いろいろな意味で、特に道路を中心とするインフラは進捗をしてきているのではないか。さらにまた進捗させていかなければいけないということはあるにせよ、比較的そういうインフラの整った方の半島に属するのではないかなというふうに総体的には思ったりしております。
 今おっしゃいました大きな機能を果たしていかなければいけないということ、ハブ空港については、やはり航空政策というか国全体としてどのように空港を配置していくか、どのような機能を求めていくか、どういうところにどういう空港を置いていくかという大きな文脈の中でむしろ考えられる話かなというふうに思いますけれども、そういう意味では割と大都市周辺で、ある程度大都市から距離があるようなところに空港の立地を求めていく。ハブ空港という点ではそういうことになるのかなというふうに思いますけれども、能登のいろいろな可能性というものが十分に引き出されていないし、伝わってもいないし、PRされていないというところに問題があるのだという点は私もそういうことだと思っております。
 また、そういう魅力というものはそれぞれの地域で生活されている方々の知恵なりチャレンジの中からむしろ出てくるのではないか。小さいことをやっているようですけれども、私どもが机の上で考えるよりはその方がより魅力的な話が出てくるのではないかということを期待しまして、今小粒とおっしゃいましたけれども、そういう小粒なことをやらせていただいていると、そういうところで御理解をいただければと思います。
◆和田内幸三 委員  それは立場的にそうなのでしょうけれども、例えば、今、コマツに大浜でぜひということで知事みずからがトップセールスすると、こんな話でしょう。3年前までは、まさかあそこに大水深岸壁ができるなんてだれも思っていなかったのです。そうでしょう。だけど、やはりトップセールスをして千載一遇のチャンスというものを生かそうとして、急激にこの話が盛り上がったのでしょう。だからやればできるということです。財源不足と言いながら、国土交通省はそのことに対して理解を示している。こんなことでしょう。
 だからやはり、それは立場的にわかります。それに県の人事の問題もあるのです。あなたのような有能な人材を、考えてみれば1年か2年でシフトして、それぞれポジションチェンジしていくこと自体が事業の推進に少し足かせするようなことがあるのです。自分のいる間だけはなるべくリスクをかぶらないようにしようというような、それは言い過ぎかもわかりませんけれども、そういうような傾向がやはりこれまではあるのです。
 だから、今申し上げたとおり、夢の持てるような地域づくりをしましょう。手を加えなかったら自然のままで終わってしまいます。そうでしょう。そういう意味で、金沢港と七尾港を比較しても、手を加えるから金沢港はいろんな物流の基地として拡大していったのですが、手を加えないでまさに調味料を入れないでほうっておくと、それは立派な料理にならないのです。これと一緒で、私は、すばらしい自然とあるいは今言う観光資源と交流人口と、そして空の能登空港というものがきちんとした形でタイアップしていけば、すごい魅力的になって、交流人口、観光も含めて、産業基盤やいろんなものが集積できると、こう私は確信を持っておりますので、それ以上の答弁は求めませんけれども、大きな夢を持ってできれば取り組んでいただきたい。
 2,000万円の予算も大変結構なことですが、せめてそういう意欲がある者を部長から募っていただいて、多くの人は要らないと思います。1人か2人ぐらい。そういうことで能登をいかにして総合的な形で元気をつけるのか、10年、15年の長いサイクルの中で本当に他の地域に負けないようなエネルギーというのをここで吸収できないのかということを少し検討してみてください。
○宮下正博 副委員長  能登空港のことについてお尋ねしたいと思います。
 能登空港のチャーター便のことについては、さきの代表質問の中でも若干説明がありましたが、台湾からのチャーター便が昨年は35便飛んでおり、ことしも60便程度の予定だということですが、これは能登空港にとりましても外国からの交流人口がふえるということも能登地域の経済にとっても大変いいことだと思っております。これだけ台湾からお客さんが来てくれるならもっと能登空港も便利に使い勝手がよいようにしないといけないということで、能登空港ターミナルビルが整備するボーディングブリッジの増設に県も支援するとのことです。その増設のことで、2点についてお聞きします。
 1点目は、増設が完成するのはどれくらいの工期といいますか、整備のスケジュールなどどのようになっているのかということをお尋ねします。
 2点目に、増設をすることでどんな効果が期待できるのかということをお伺いします。
◎角田隆 企画振興部長  まず、工期ですけれども、設計で3カ月、工事が9カ月ですので、全体として約12カ月ということになろうと思います。
 それから、効果ですけれども、今、ボーディングブリッジがない状態で何が起きているかといいますと、一つのフロアで国内線の2便の方が入っていく、出ていく。それから、チャーター便が来たときに、これはCIQですから別のところを区割して区切って、そこで入国、出国していただくということを一つのフロアを使いながらやっているのです。
 このフロア自体はなかなかふやせないのですけれども、通路が1個だと錯綜してくるものですから、外国からいらっしゃる方の場合は別のブリッジを設けることによってできるだけそこをぐちゃぐちゃしないようにしていかなければいけないということと、臨時でいろいろ間仕切りみたいなのを設けているものですから、本当は動線を分けなければいけないという保安の関係からして本当に今のままで大丈夫なのかということもあり、年間に1回や2回来る分には構わないとは思うのですけれども、かなりプログラム化されてきているという状況を踏まえますと、やはり空港としては新しいニーズにこたえていかなければいけないということで、そういう保安面の問題と、それから乗り入れの円滑な乗客の誘導という観点から、このブリッジはつくらなければいけないだろうということで今回支援をしようということになったわけです。
 そういった意味では、そういった問題が解消されていくということがこの効果だというふうに申し上げることができます。
◆庄源一 委員  先ほど小倉委員から議論がありました、のと鉄道の転換バスのダイヤ改正の資料を見まして、我々も、のと鉄道を廃止するかわりに利便性を求めたバスの利用ということで、この資料を見ており、利便性の向上の中の2番、のと鉄道(穴水駅)との接続が30分以内とあるのです。30分といったら相当の時間です。30分以内ですから5分も、10分もあるのでしょうとは思うのですが、ダイヤ改正するわけですから一番大事な点です。30分以内というこの中身はどういうことなのですか。
◎角田隆 企画振興部長  申しわけありません。今、例えば、何分以内が何便というお尋ねだと思うのですけど、申しわけありませんが、その詳細の資料は手元にありませんので、また後ほど届けさせていただきたいと思います。
◆庄源一 委員  私もかつて長野に行ったことがあるのです。長野の信濃鉄道の急行が廃止になって、鈍行で直江津へ着いて、直江津で北陸線から1時間待って金沢に来る。もう二度と電車は乗らないと決意しました。それからはもう車で行っています。車で3時間ちょっとで長野に着くのです。
 ところが、せっかく利便性を求めた転換バスの中身で、30分だったら穴水から輪島まで車で行ってしまいます。宇出津までは40分かかるでしょうけれども、鵜川まで行ってしまいます。30分もし待たされるとしたら、これはまず乗りません。しかも、観光客ものと鉄道の接続で入ってくるわけでしょうから、昔の鉄道があるときにも、たしかあそこで30分から多いときは40分待ったような記憶があるのです。はっきり言ってひどい目に遭ったという気がしております。
 そういう中のダイヤ改正ですから、増便も大事でしょうけど、場合によってはそういう地元のタクシーの利用のこともあるのかもしれません。しかしやはり、少なくても30分という時間が、鉄道をおりてもトイレ行ったりいろいろあるのでしょうから15分以内ぐらいでの利便性がなければ、能登の人に非常に失礼ではないかなと思うのですが、こういう点について、今、細かくわからなければ、もう一回どういうふうな検討をされているのかお聞きしたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  どういう分布になっているのかというのは、今手元にないと申し上げたとおりです。
 冒頭申し上げましたように、利用者の代表の方にもお集まりいただいて今回のダイヤの見直しということを進めさせていただいた。その中で接続の問題が出て、その接続の問題のときに、今、現状30分以内はこういうことですと、これをこういうふうにふやしていきますということで御理解をいただいたと、こういう経緯だというふうに承知をしております。
 その30分というのが利用される方の立場から少し遠慮ぎみな数字だったのかもしれないのですが、30分ではどうしようもないという声がまた出てまいりますようでしたら、今回はこういう形でスタートをしますけれども、またその実情を踏まえてさらなる工夫ができるのかどうか検討をさせていただきたいというふうに考えております。
◆庄源一 委員  利便性向上ですから、こういう形でやはり便利になったと、非常に乗り継ぎもうまくいったと、こういう声が出てこなければ転換バスということの効果が私はなかなか見えてこないのではないか。そういう面ではその辺の検討をお願いしたいと思います。
 それから、もう一点だけ。今議会では、大分新幹線については本会議で議論がありましたので今回はやめておきますが、1点だけ触れていいのかどうかという迷いを持ちながらいたのです。
 いわゆる国家プロジェクトの話ですから、東京駅の乗り入れの問題が出ております。北陸新幹線、北海道新幹線が入ってくる。今までの長野新幹線の便数であればそれはスムーズにいくのでしょうが、この議論をすると北陸新幹線の建設がおくれるのではないかと、こういう議論も一方にあって、国家的なプロジェクトですから、何となく県としては触れていいのか触れない方がいいのかというこういう戸惑いもあるのです。
 でも、将来、いずれにしても北陸新幹線が2014年度、できれば2年前倒しということになれば2012年度、7年後の話ですね。そのときに、やはり県として議論が避けられないのは、今のままの東京駅の状況の中でこの北陸新幹線が金沢へ延伸したときに、ダイヤの確保も含めて北陸新幹線という機能が維持していけるのですか。この辺の議論はどうなのでしょう。
 もしそういうことがあれば、そこのところを踏まえた国への要望を同時にしていかなければならない。県としての運動にかかわってくるのではないかなと思うので、この辺を部長はどのようなお考えなのかお聞きしておきたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  東京駅のキャパの問題があって、羽田みたいな話です、最後はキャパの問題があって、どのくらい金沢、石川との距離あるいは便数が確保できるのかというお尋ねなのですが、できるだけ確保していただきたいということを申し上げるのが我々のスタンスだと思いますけれども、現実的な問題として、東京だけで受け入れられるのかというお話があるのもまた事実で、それでは、それでいいですという話になるのかどうか。例えば、新宿着でいいですということをこちらの方から申し上げるということでもないような気もしますし、そこはこれからいろんな事態の推移を見ながら、発言すべきタイミングでしっかりと申し上げていきたいというふうに思っております。
○宮下正博 副委員長  先ほど口頭説明がありましたけれども、国勢調査について2点ほどお尋ねします。
 本年4月に個人情報保護法が施行され、プライバシー保護について関心が高まっているところですが、今回の国勢調査では調査員が調査票を集めることになっておりますが、調査票に記入された内容、個人のプライバシーはどのように守られているのか。
 また、先月23日より調査票を配付し、10月1日から調査票を回収するとのことですが、今回の調査結果はいつごろわかるのでしょうか、お伺いします。
◎森久規 県民文化局長  プライバシーの確保についてですけれども、統計調査で得られます個人情報あるいはそれに関連した情報については、その保護が大変大切なことであるというふうに思っております。統計法においてもそうした情報は保護されなければならないというふうな明確な規定があり、統計調査によって集められる個人情報は、個人が識別されない形で統計の作成のためにだけ使う、提供される、そんなふうに決まっているものです。
 また、調査員においても秘密の保護について信頼できる人を選ぶということになっておりまして、税務関係者、警察関係者、選挙に関係する人たちというのは選任してはいけないと、そういうふうになっております。
 それから、調査員は非常勤の国家公務員であり、守秘義務が課せられており、秘密を漏らした場合には罰則規定も設けられているところです。
 このように、統計調査というのは従前から個人情報保護に特段の配慮がなされているところですけれども、最近のプライバシーの意識の高まりといいますか、そういうことを踏まえての個人情報保護法の施行もされました。そういうことが契機になりまして、今回の国勢調査では調査票の記入内容について調査員に見られたくないというような思いの人もおられますので、どうしても見られたくないというような方には調査票と同時に封筒がついており、その封筒を使って密封して提出することができるという取り扱いとなっているところです。
 県としましても、市や町との打合会等で調査票の取り扱いには万全を期すように指導しておりますし、県においても調査票のチェック作業は厳重な管理体制のもとに行うこととしているところです。
 それから、調査結果ですけれども、今回の国勢調査の結果については、まず調査票を整理する過程で基本的な調査項目である男女別の人口、それから世帯数について市や町ごとにまとめる作業をしまして、これをもとに県分の速報値を12月上旬に公表する予定です。そして、全国の速報については、総務省において12月末までに公表される予定です。
 さらに、詳細な調査結果については、来年の10月以降、年齢別の人口や配偶関係などが順次公表されることとなっているところです。
◆矢田富郎 委員  今の国勢調査のことについて、少し素朴な疑問を持ったものですからお伺いするのです。
 例えば、私の住む津幡の町は3万6,500人余りの人口がいる。津幡役場の玄関に行くとパネルに張ってあるのですけれども、国勢調査をやると3万四千何百人とか五千何百人とか六千切るような、何百人か1,000人ぐらい減るような数字が過去の12年の国勢調査で出てきたような気がするのです。津幡の話ばっかりで申しわけないですけれども、生まれた方、亡くなられた方、転入転出で毎日町の住民課に行けばそういうのがあるわけです。それを差し引きしながら加えていっていると思うのですけれども、その数字と何で違う数字が出てくるのか。それも多くなるのではなくて少なくなるという素朴な疑問を持っていたのですけれども、ほかの方はみんな意味がわかっておられるのかしらないけれども、私はわからないものですからお伺いしたい。
◎森久規 県民文化局長  人口というのは、正式な統計の数値というのは5年ごとの国勢調査が正式な確定数値として使われております。その際には、全国のもの、県のもの、各市町村別のものと個別のものが出ておりますけれども、それとは別に国調をベースにして住民基本台帳の増減を加味した推計人口というものも毎月出しているところでありまして、多分役場の窓口で出されるというのはそういう数字か、あるいは、住民基本台帳だけの増減が出されるとかそういうケースもあると思うのです。
 ただ、人口の推移をみますと、石川県の推計人口の数字を言いますと、これまでのピークというのは平成10年に118万4,032人になっているのです。ただ、国調は5年ごとですから、平成7年のときには118万、平成12年のときには118万977人。平成10年が推計ではピークですけれども、正式な統計上の数字というのは12年の118万977人ということになるのです。ですから、多分役場の数字というのもそんな数字のずれの部分があるのだろうと思うのです。
 石川県の人口の今後の推移ということでいえば、多分10年がピークであったろうけれども、国勢調査上は12年がピークで、最近の推計人口では117万台に来ていますから、今回の石川県の国調では減るという傾向が最初に出る調査になるだろうというふうなことが見込まれます。
 ただ一方で、例えば全国のことをいえば、国の将来推計人口というのは来年がピークというふうに言われています。ですけれども、実際の国全体としての国調としての数字でいうと、ことしの国調が多分ピークになって、来年は調査はありませんから。
◆矢田富郎 委員  森さん、ピークがいつかとかそういう話ではなくて、町がお知らせしている人口よりも国勢調査の人口が下回って出てくるというのはどういう理由なのですかとお聞きしているのです。
◎森久規 県民文化局長  済みません。実際の役場の窓口の話を先にすればよかったのですけれども、国調の方は実際に住んでいる人、住民票の異動をしてあろうとなかろうと関係なしに現実に住んでいる人をすべてつかまえます。役場は、住民基本台帳をベースにして、住民票が登録されている人をベースにして数字を整理し、通常それで表示しているということがあると思いますので、その差があると思います。
◆矢田富郎 委員  ということは、例えば学生さんあたりが東京なり大阪なり行って4年間いないようになる。そういう方々が実際には住民票置いたまま出ていっているけれども、その家にはいないというのが例えば500人なり1,000人なりいたりすると減るということなのですか。
◎森久規 県民文化局長  そういう可能性があるということです。
◆矢田富郎 委員  可能性ですか。ということは、大阪とか東京へ行くと人数が逆にふえるということになるわけですか。
◎森久規 県民文化局長  そうです。
◆矢田富郎 委員  少し乱暴なことを私に言った人がいるのです。どんなことかといったら、いや、それは全部回収できない。だから、野々市の人がいないから言いますけれども、野々市あたりはアパートがかなり多くて学生さんも多く、いろんな商売の方もいらっしゃるということで回収ができないから、あそこなんかすごく差が大きいと言われた方がいるのですけれども、そういうことではないのですか。
◎森久規 県民文化局長  どうしても嫌だという人については、調査員が親戚なり近所の人なりで捕捉して漏らさず調査するようにしていますし、それから調査の対象者というのは基本的には申告義務が法律上課せられているので、捕捉するのが原則ということなのです。
 どうしても協力しないという人たちについても、いざという場合は役場に出向いたりあるいは郵送したりして何らかの接触を図るとかいうふうなことを心がけており、そういう捕捉漏れがないように徹底するというふうに指導しているところです。
○宮元陸 委員長   先ほど小倉委員のお話をお聞きして、関連で和田内委員も発言されたのですが、列車は走ってないのは結果的にそれでいいのですが、鉄道のレールの利活用を小倉委員が先ほどお話をされていましたが、レジャー産業がそういうところへ、誘致というのですか、話をかけてきたという経緯が全くないと部長はおっしゃいました。僕はそれを聞いて少し意外だったのです。
 そういうところはとっくの昔に当たりをつけておられて、それであらゆる手段をやり尽くした上でやはりだめだったというのならばそれも仕方ないかなというふうに思ったのですが。これから観光産業というのは21世紀のリーディング産業になるというふうに言われているのです。そういう中で、鉄道というのはこれから新たにつくり上げていくことがなかなかできない時代に入ってくる中で、鉄道という観光資源を何かの形で使っていくことができないのかなというふうに思うと、企画振興部としては、こういう鉄道の廃止とかという逆噴射、バックギアみたいな話というのは本来の立場からすればじくじたるものがあると思うのです。ですから、そういうものを何とか生かす方向で、私は、例えば企業誘致と一緒だと思うのです。レジャー産業に対する働きかけとかそういうものもインターネット等の活用をどんどんしてもらって、さっき和田内委員の外資系の話もありましたけれども、もう一回努力をしていただく道はないのか。小倉委員の先ほどからの切々たるお話を聞いて、将来の観光も踏まえた上でやはり考えていただけないかなというふうに思うのですが、いかがですか。
◎角田隆 企画振興部長  全体の路線の中で跡地のお話とかいろいろそういうのを全部まとめて探していきましょうというのは少し難しいのではないかなと率直に思うのです。ただ、非常に長い区間があって、率直に言うと、この後どうしようかと思っているぐらいいっぱい線路が残ることは事実でありまして、跡地として利用する部分は非常に限られた距離です。60キロくらいあり、かなり残る。先ほど、トンネルの話も出ました。橋もあります。そういうものありまして、もし本当に撤去しないで何か活かせるのであればみんなの幸せだろうと思いますし、ある意味で慌ててどんどん撤去しないで、お許しいただけるのであればその部分はずっと持ち続けることができる部分になってくるかと思うので、そうするといろんな機会が出てくるのかと思うのです。
 ただ、沿線は、結構山の中を通っているところもあるものですから、観光的に非常に景色がきれいなところというのはどのくらい魅力的なところがあるのかなというのは、これはまた考えなければいけないところかと思いますけれども、もしだれかが活用してくれて、それがまた新しい雇用だとか産業になりますよということであれば、それは非常にハッピーなことでありまして、そこで目をつむっているということでは必ずしもなかったのです。
 先ほど申し上げたのは、生活の足を確保しなければいけないというときに、まさにそういう生活路線として経営していただけるような方を期待したかというと期待はしなかった。現鉄道事業をやっていただいている方にお聞きしたようですけれども、そこは即座に無理だと言われたということがあったということを御紹介申し上げたのですけれども、そういう生活路線ということではない形、部分的な形で生かせる用地というのは、それ自体はまだ考えたことはないのですが、そういう可能性は否定したつもりではないです。そこはいろいろ可能性の話としてはアンテナを高くしておく必要があるだろうというふうに考えております。
○宮元陸 委員長  要は、のと鉄道全体をパッケージとしてこれを売り込むという広報活動をしてきたかということなのです。例えばレジャー産業なり、外資系の企業でも何でもいいのですけれども、そういう努力を私はしたと思っていたのです。十分なさった上でこれはもうお手上げ状態だというふうに思ったのです。
 部分部分を切ってそんなものだれも使う者がいないので、パッケージとして大きなプロジェクトをだれか買ってくれる人いないかというふうなそんな努力をして、もしかするとむだかもしれませんけれども、もう一度努力をしてみても決してむだではないと思うのですが、どうでしょうか。
◎角田隆 企画振興部長  日常的な生活の足を何とかバスで行こうという努力を一方でしているものですから、また復活する可能性があるのかなということになると、非常に心理的な意味で期待と、それからもし実現しなかったときの落胆と申しますか、そういう苦しい思いを再度することになるのかと思うと、なかなか苦しいなというのが率直な心境です。
○宮元陸 委員長  極めて役所的な発想で、僕はそういうのはやはりおかしいと思うのです。だから、可能性は最後まで追い求めていただく。もう一方ではバス路線のいろんな検討もしていく。私は両建てで進めていく。何か方針が決まったら、もうそれですべてだめなのだというふうな発想は極めてお役所的な考え方ではないかなというふうに私は思うのですが、どうでしょうか。
◎角田隆 企画振興部長  今現実に直面して苦しい中いろいろと努力してバスを足として支えていくというこの部分はきちんと進めなければいけないだろう。この部分を定着させなければいけないだろうということが一つありまして、それと別の要するによければそれでいいやというような話というか、うまくいけばそれでいいしそんなに過度に期待しないということであれば両立すると思うのですけれども、両方目の中に入ってしまうと、どうしてもいい話の方に気持ちが向いてしまうので、先ほど申し上げた環境でなかなか苦しいというのが正直なところだと思いますので、わずかな可能性のところに皆さんの期待が寄っていってしまいますと、また沿線の方々に迷いがふえてしまうのか。それが、今一生懸命やろうとしていますバス転換に対してどういう影響を与えるのか。いろんなことを考えますと、なかなかいろいろ期待したいことと、ここで答弁申し上げることとは必ずしも素直に接続できないなという悩みがありまして、申しわけありません。
◆和田内幸三 委員  さきほどはうまく説明できませんでしたけど、あくまでも私委員長が言われるように同じような思いなのです。ただ、表現の仕方が私は下手ですからうまく言えませんけれども、あくまでも住民の足は足として確保していかなければいけないのです。しかし、今言うように、それを観光資源の一環として、大きなプロジェクトの一環として、結果的にバスを利用したり、あるいは線路をまた違う形で利用する中でやはり選択肢ができる。あるいは、観光、交流人口を目的としてやったことが成功すれば、逆にその時点でバスの需要がなくなればそこで転換できる。こういうようなことを何も沿線の皆さん方に、当然、夢や期待を持たせなければ人は住みません。5年先、10年先、人もいない過疎になっていくっていったら若い者は定着できるわけがない。だから、そういうことを私も委員長も共通した形で、本当に今のままで精いっぱいの努力してきたのですか。単なる今言うように住民の足というものを利便性の中で、あるいは経費的な問題、経営的な問題でということだけできたのではないですか。もっといろんな意味で半島全体の将来像を描いたことの努力というのはあったのですかということを、同じような思いで今お尋ねしているのです。
 だから、先ほど言うように逆噴射、バックギアのことではなくて一遍にトップまでではなく、ローからよろよろと、力強く発進していくことが大事だということ思うのですが、もう一遍元気な答弁してください。
◎角田隆 企画振興部長  一般論的で恐縮ですけれども、いろんな可能性はいろんな可能性として追求していきたい。それから、できるだけ生活の足というか、バス路線の確保にもしっかりと取り組んでいきたいということです。
 その間の整合性をどう図るかについてはいろいろ悩ましいところもありますけれども、知恵を出していかなければいけないということだと思います。
◆和田内幸三 委員  これが違う所管というなら後ろ向きでもいいし、財政当局でいろんなことの中でバックに入れようとニュートラルでもいいのだけれども、やはり地域の振興をしていかなければならないという役割で、そういう中で精いっぱい努力していくその気持ちを企画振興部として持つのは当たり前なのです。一般論で、まさに今言うように、大事な役割の中で、トップとしてあなた自体の考えが今言うように後ろ向きの考えであったら、それでは部下はついていきません。チャンスを与えるから、もしそういうようなアイデアがあったら出してくれ。そうすると、私はそのことを知事なりあるいは三役の皆さんに体を張ってそういうことも提言します。こんな気持ちでなかったら、何かしら皆さん同じような役人の一つの思いを皆さんに押しつけるようではいけない。やはりもっと思い切った発想でやってもらわなければだめです。
 日本の国でも世界の国でも見てください。バブル以上に、今膨大なお金が動いているのです。だから、全体的な日本の国の経済力から考えれば、もっとすごいびっくりするような人はたくさんいるのですから、せめてもう少しニュートラルから前進ギア入れるようなことで、再度答弁してください。
◎角田隆 企画振興部長  済みません。先ほどから口ごもっておりましたのは、事ここに至るより前に何件か現実に民間の方が現に手を挙げられたということはあったようで、それは結局のところというかなかなか実現可能性のないような、あるいは今後の更新投資とかそういう意味の全体の鉄道事業の難しさみたいなものはとりあえず置いたところで、勢いというか心意気のような意味で手を挙げていただいた方がいらっしゃったみたいなのですけれども、結局そのときもうまくいかなかったという過去にそういうもの引きずっているものですから、それで少し嫌な思い出の方がずっと頭にあるものですからそういうことになったのです。また、すばらしいような話があるということで、迷いのないようなどこかの鉄道事業者といろんなリゾート開発も営んできて現にいろんなところで成功している方が、能登はいいところだ、ここへぜひ進出しようと企業誘致的な話であるとそれは非常に安心感も高まるのですけれども、当時、のと鉄道廃止のときいろんなファンの方がお集まりいただいたり、新聞なんかにも記載したので皆さん関心があって、では私がやりましょうという人が出てこなかったわけではないのですけれども、そのときのお話というのは必ずしも熟度の高いお話ではなくて、それを追いかけていくとかえって皆困るかなという苦しい思いをしたということが組織としてあるものですから、それがどうしてもひっかかって私はなかなかここにも前向きなことを言いにくいのですけれども、いろんな機会をきちんとキャッチし、前進していくのだということで、ギアを前に入れろというのは、私も基本姿勢はそういうことだと思っています。
 今、答弁がすかっとしないのはそういう過去のいろいろ苦しい思いがあったものですから、それが引きずっているという状況なのです。
◆和田内幸三 委員  もう一点だけ。今言うように、過去のことを引きずっているなら、過去のこと言えばいろんなことが世の中にあるのです。だけど、きょうの時点でやはりこれまでの議論を踏まえて、過去のこと、済んだことは仕方ない。でも、そのことは反省したり、あるいは参考にしたりやっていくことが日々の政治的な活動であったり、皆さん方の役割なのです。
 そういうことの中でもっと自信持ってやってください。これは提言です。
◆小倉宏眷 委員  私も蒸し返しのようになりますけれども、やはり和田内委員が言われるように、構想というものを大きく持たなければいけない。これは官側としてはなかなかできない。だから、民需というものをうまく利用する。私は逆に、鉄道、蛸島からずっとまだふやして輪島へ行って、輪島から門前通って富来まで行く。富来まで行ったら、昔ののと鉄道の跡地がずっと自転車道路になっている。使おうと思えばいくらでも使える。だから、能登半島をぐるっと回る鉄道でもつくればいいのではないか。
 ここに半島まるごと釣り堀何とかってあるでしょう。そうすれば、鉄道を使って釣り堀をするとか、まだほかにいろんなことが私らとすればできると思う。これは官側ではできない。やはり民需でやってもらうという、そういう掘り起こしをもう少し熱心にやったらどうですかと私は言っている。それをあまり県側としてはやっていない。企業誘致ばかりで、しかも、加賀方面とかそういうところで、能登へ企業誘致はなかなかできない。ですから、せめて観光の壮大な計画でもって、鉄道なんていうものはもう頭からだめなのだという認識が強過ぎる。それを活かす方法、アイデアをやはり何か考えてほしいということなのです。
◎山下孝明 新幹線・交通政策課長  先ほど庄源委員からのお尋ねですけれども、穴水駅で30分以内にどういうふうに接続しているのかということで、今調べた結果を御報告させていただきます。
 今回のワーキングでの調整の中で40本から46本にふやしたわけですけれども、その分布ですが、10分以内のものが18本、それから20以内が18本、30分以内は10本ということで計46本ということです。