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平成17年 8月25日観光・交通対策特別委員会−08月25日-01号




平成17年 8月25日観光・交通対策特別委員会

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 │              観光・交通対策特別委員会会議記録            │
 ├──────────────────────────────────────────┤
 │1 日  時  平成17年8月25日(木曜日) 午前 10時02分 開議       │
 │                        午後  0時04分 閉議       │
 ├──────────────────────────────────────────┤
 │2 場  所  特別委員会室                            │
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 │3 出席委員  吉崎委員長、中村副委員長、小泉委員、宮元委員、山田(省)委員、    │
 │        長井委員、矢田委員、北村(繁)委員、石坂委員、若林委員、       │
 │        田中委員 (欠席委員:なし)                    │
 ├──────────────────────────────────────────┤
 │4 出席職員  今村専任調査員、高橋主任主事                    │
 ├──────────────────────────────────────────┤
 │5 説 明 員  新宅観光交流局長、角田企画振興部長ほか関係次長・課長        │
 │        (欠席説明員:なし)                        │
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 │6 会議に付した事件等                               │
 │  付託案件について                                │
 │ (1) 平成17年度上半期の主な観光地等の入り込み状況について             │
 │ (2) 第1回石川県観光創造会議の開催について                    │
 │ (3) 観光総合プロデューサーの委嘱について                     │
 │ (4) ほっと石川観光ウェブリサーチ事業の実施について                │
 │ (5) 観光地魅力創出計画策定支援事業の採択について                 │
 │ (6) 愛・地球博「いしかわの日」の出展について                   │
 │ (7) 「いしかわの工芸・百選」の選定について                    │
 │ (8) 金沢城・兼六園四季物語「太鼓の響き」の開催について              │
 │ (9) 国内誘客策の今後の取り組みについて                      │
 │ (10)能登空港の利用状況及び販売促進協力金について                 │
 │ (11)観光・交流基盤の更なる充実について                      │
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 │7 議事の経過概要  別紙のとおり                         │
 ├──────────────────────────────────────────┤
 │8 特 記 事 項                                   │
 │ ・7月の人事異動により説明員の変更があり、新宅観光推進局長から紹介があった。   │
 └──────────────────────────────────────────┘
                石  川  県  議  会



                  会 議 の 概 要

△(説明:観光交流局関係)
◎新宅剛 観光交流局長 
  (1) 平成17年度上半期の主な観光地等の入り込み状況について
 平成17年度上半期、これは1月から6月までですが、主な観光地の入り込み状況は、資料の表に記載のとおり山代温泉や粟津温泉での新たな旅館のオープンやゴールデンウイーク期間中天候に恵まれたことなどによりまして、一部の温泉地や動物園などで増加があったわけですが、愛知万博などの影響もあり、県内主要温泉地全体では、前年比2.4%の減少となっているほか、兼六園や輪島朝市なども前年に比べ減少しており、総じて昨年より若干下回る状況で推移しているところです。
 今後、秋から冬にかけて、温泉地などの各観光施設の入り込み増に向けて、観光関係者とともに誘客促進に努めていきたいと考えています。
  (2) 第1回石川県観光創造会議の開催について
 次に、国内誘客促進に向けた最近の取り組みについて説明します。
 まず、第1回石川県観光創造会議の開催について、この会議は観光振興分野に精通し、高い識見をお持ちの各界各層の方々から石川県の観光振興施策について大所高所から御意見、御指導を賜ることを目的に、県内外の18名の方々に委員をお願いしています。
 一昨日、8月23日に第1回目の会議を資料に記載の6名の方々に御出席をいただき、知事も出席しまして、東京で開催しました。
 会議では、委員の皆様方から能登の夏祭りを旅行商品化して売り出すべきであるとか、県境を超えた広域連携が必要である、さらに県民ぐるみのもてなしの心が大切であるといった御意見のほか、資料には記載してありませんけれども、伝統的な観光資源に依存しないプログラムの展開も必要であるといったこと、大河ドラマ「利家とまつ」の舞台をもっと利活用すべきであること、それから新聞での大型広告は有効であるといった意見、それから単年度限りではなく、中期の目標を定めた取り組みも必要であるといった数多くの御意見、御提案を承ったところです。今後の施策の参考にしていきたいと考えています。
 今後、9月20日と11月17日に同会議を金沢で開催する予定で、残りの12名の委員の皆様方から御意見をいただくこととしています。
 なお、一昨日は、この会議終了後、知事を先頭に都内の大手旅行会社を訪問しまして、秋、冬の送客について働きかけを行ってまいりました。
  (3) 観光総合プロデューサーの委嘱について
 次に、観光総合プロデューサーの委嘱です。
 石川県の観光施策について専門的な立場からのアドバイスをいただくため、観光総合プロデューサーを、現在テレビコマーシャルや観光イベントの企画などで活躍中の早川和良さんにお願いをしました。
 早川さんは、金沢美大を卒業された方で、石川県に思いを寄せておられます。月に1回程度御来県いただき、記載のとおり観光イベントの企画や観光PRの手法、個別の観光振興事業の実施などに指導、助言をいただくこととしています。
  (4) ほっと石川観光ウェブリサーチ事業の実施について
 広く全国から石川県の観光に興味のある方を募集して、インターネットを利用して意見を求めたり、意見交換などを行うウェブ委員会を設置することとしました。7月下旬より石川県のホームページ「ほっと石川旅ネット」において200人程度を目途に委員を募集しているところです。選任された方々には、特定のテーマに対して御意見や御提案を求めたり、さらにはお互いに意見交換を行ってもらったりして、それらを今後の施策に生かしていきたいと考えています。
  (5) 観光地魅力創出計画策定支援事業の採択について
 県内観光地の魅力向上を図るため、旅行ニーズに対応した受け皿整備や、温泉地活性化に向けた各種の取り組みなど市や町が行う観光振興計画の策定に対して県が支援するものです。
 資料に記載のとおり、金沢市以下7つの市町の計画を今回採択しました。計画策定に係る経費への一部助成とともに、策定に当たって助言指導なども行うこととしています。
 また、この計画に基づいて、地域で取り組まれるハード、ソフトの具体的な事業についても、今後支援をしていくこととしています。
  (6) 愛・地球博「いしかわの日」の出展について
 現在、愛知県で開催されている愛・地球博において、9月8日を「いしかわの日」と設定して、会場内のEXPOドームにおいて石川の情報発信のためのイベントを開催することとしています。
 「カニ列車で行く 加賀百万石の旅」と銘打って各種のイベントを計画していますが、主な内容としては、ステージではぶらり途中下車の旅などのテレビ番組にも出演されている俳優の阿藤快さんと、山中御出身の道場六三郎さんによる、石川の魅力に関するトークショー。金沢市の加賀とびはしご登り、小松市、加賀市による勧進帳寸劇や、輪島市の御陣乗太鼓など、県を代表する伝統芸能の披露などです。
 また、展示エリアでは、九谷焼や輪島塗など石川県を代表する伝統工芸品などの展示のほか、輪島塗沈金体験やイカ徳利づくり体験、それから特産品の販売などを行うこととしています。
 なお、お手元にパンフレットを配付させていただいておりますので、ごらんいただきたいと思います。
  (7) 「いしかわの工芸・百選」の選定について
 石川県の工芸品の魅力を全国発信することにより、新たな需要の掘り起こしを図るため、5月10日から6月10日にかけて「いしかわの工芸・百選」を募集した結果、会社も含め140人の方から331点の応募をいただきました。応募作品については、第1次審査、第2次審査を経て、最優秀賞、優秀賞10点を含む全体で100点を入選作品として選定したところです。
 最優秀賞には、輪島市の大工さんの作品で「彩(いろどり)」と名づけられた輪島塗の八段重ねのパーティプレート、お盆です。
 また、優秀賞には、加賀市の北出さんの作品で九谷焼の湯呑セットほか8つの作品が選ばれています。なお、最終選考で選ばれた100点については、11月7日発売予定の婦人画報に全作品が掲載されるとともに、東京日本橋の高島屋において11月9日から21日の13日間展示販売されることとなっています。これらの取り組みによりまして、今後とも本県工芸品の魅力を広く全国に情報発信していきたいと考えています。
  (8) 金沢城・兼六園四季物語「太鼓の響き」の開催について
 金沢城公園を舞台に、四季を通じた夜の観光魅力創出とまちなかのにぎわいづくりを目的として、8月26日、27日の2日間の予定で開催するものです。
 内容については、ライトアップされた金沢城の菱櫓、五十間長屋などをバックに、迫力ある太鼓の演奏をお楽しみいただくもので、炎太鼓を中心に、26日は和太鼓とドラムによる和と洋の競演、27日は男性による太鼓と女性による太鼓の2部構成としています。
 なお、お手元にパンフレットを配付させていただいておりますので、ごらんいただき、お時間が許せばぜひご来場いただきたいと思います。
  (9) 国内誘客策の今後の取り組みについて
 1 情報発信事業についてですが、(1)観光キャンペーンの推進については、3大都市圏で旅行会社を対象とした旅行商品実現化交流会を今後10月と2月に開催する予定です。
 北陸石川千年温泉キャンペーンとして、JRグループとタイアップして情報発信を行ったり、料理の鉄人道場六三郎さんとの食談義などを実施する予定です。
 11月から12月にかけて、県内で御活躍中の人間国宝などと語る日本の至宝を訪ねる旅も実施することとしています。
 10月以降には、体験型修学旅行の誘致のため、大都市圏などの旅行代理店、学校、修学旅行協会などへ出向宣伝することとしています。
 また、本年度初めて実施した旅行商品づくりコンテストについては、これから本格的に送客が始まる予定です。
 (2)首都圏アンテナショップの開設ですが、現在の有楽町能登ふるさと館をリニューアルしまして、11月中旬に開設の予定です。事業の主体は県の物産協会ですが、現場の管理運営を担う新会社として、能登や加賀を含む20名の方々の参画を得て、きのう、株式会社加賀・能登・金沢が設立されたところです。
 2 受入体制の整備についてですが、(1)各種イベントの展開については、金沢城・兼六園ライトアップは、今後、11月と2月に開催する予定です。
 それから、ボランティアガイドが案内する2時間程度の小さな旅、加賀百万石ウォークは、現在、夏・秋編を実施中であり、今後、冬編も予定しています。
 (2)観光産業を担う人材育成についてですが、次代を担う観光リーダーを育成するための石川ツーリズムセミナーは、1期生の2年目を現在開催中で、2期生は9月から開講の予定です。
 また、地域で活躍されている方々を顕彰するとともに、人材育成にも取り組んでいただく観光マイスター制度を創設しました。現在、候補者を募り、10月に認定させていただく予定です。
 以上、主な国内向けの誘客策について御報告しましたが、各施策とも実効が上がるよう努力していきたいと考えておりますので、よろしく御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

△(説明:企画振興部関係)
◎角田隆 企画振興部長 
  (10) 能登空港の利用状況及び販売促進協力金について
 一昨年7月7日に開港した能登空港は、開港後2年を経過しました。その利用状況をまとめています。
 御承知のとおり、能登空港の羽田便は搭乗率保証制度を設けており、これにより2便体制を確保している状況です。
 2年目の利用状況ですが、速報段階ですが、全体の利用人数としては、1年目の実績を3%ほど上回っており、15万5,513人ということになっています。累計の搭乗率にして64.5%という結果になっています。
 一般的に、開港の2年目は、利用者数が減りやすいということが言われておりますが、その中で増になったという実績であり、この間、利用促進に御指導、御鞭撻を賜りました委員各位を初め、御協力を賜りました県民各位に感謝を申し上げたいと考えています。
 能登空港の利用については、首都圏からの旅行者が多くを占めておりますけれども、県としては、これから3年目を迎えて、さらなる利用促進に向けて、地元の市町を初め、関係の諸団体と一体となりまして、これまで以上に取り組みを進めていきたいと考えています。
 次に、搭乗率保証制度上の販売促進協力金ですが、これは2年目の累計搭乗率が、目標としていた63%を若干上回って64.5%となりましたので、航空会社の方からことしもまた協力金をいただけるということです。金額は1,400万円から1,500万円程度になると見込まれておりますけれども、金額の確定は利用人数の確定値が出る9月上旬になるものと考えています。
 なお、この協力金の使途ですが、地元市町と協議し、搭乗率保証制度の実施主体となっている財団法人奥能登開発公社の理事会において決定していきたいと考えています。
 県としては、能登の情報発信を引き続き強化し、能登空港の利用促進につながるような活用方策を検討していきたいと考えています。
 引き続き、よろしく御指導をいただきたく存じます。

△(説明:土木部関係)
◎小間井孝吉 技監 
  (11) 観光・交流基盤の更なる充実について
 土木部では、これまでに進めてきた県土ダブルラダー構想を推進する中で、1つは、3大都市圏との交流促進を図る全国ネットの高規格幹線道路の整備。2つには、富山、福井などの隣県交流を促進し、隣県相互の観光地を直結するための県際道路の整備。3つには、観光客の県内での快適な移動やもてなしの充実を図るための道の駅の整備やわかりやすい道路標識の整備などを、観光部局と緊密に連携をとりながら交流基盤の整備を行っているところです。
 以下、現時点での計画及び整備状況について、その主なものを具体的に御説明します。
 まず、3大都市圏との交流促進を図る全国ネットの高規格幹線道路ですが、北陸自動車道については既に全線開通していますが、今後は、より高速道路を手軽に使いやすい道路にするため、仮称ですが、小松空港インターや白山インターなど追加インターの設置を検討していきたいと考えています。
 また、能登地域が中京圏や首都圏と結ばれることとなる能越自動車道については、現在、七尾−氷見間について用地交渉を進めており、16年度末では16%の進捗となっています。
 能登空港と直結する穴水道路については、今年度中に供用される予定です。
 さらに、ことし12月には月浦白尾インターチェンジ連絡道路の白尾ランプ橋が完成することにより、自動車専用道路で能登地域が北陸自動車道と直結されることとなり、さらなる交流の促進が期待されるところです。
 県としては、能越自動車道の未着手区間である輪島−能登空港間について平成18年度の新規事業着手を要望しており、全線供用に向けて国に強く働きかけていく所存です。
 次に、隣県交流を促進する県際道路の整備ですが、福井県境部で昨年4月に完成した国道364号大内道路により、山中温泉と永平寺間の新たな観光ルートが形成されたことから、供用前に比べて交通量は平日で約1.4倍、休日で約2.1倍に増加し、観光施設の入り込み客も増加するなど、潜在需要の多さが実証され、観光産業の活性化に大きな効果があらわれています。
 また、富山県境部で整備を進めている国道304号の東原バイパスについては、富山県側の高窪バイパスとともに本年内の同時完成供用を目指し、鋭意工事促進を図っています。さらに金沢井波線についても角間から県境間8キロメートルについて順次整備に着手し、現在、全区間において整備中です。今年度は清水工区の工事を鋭意進めるとともに、おおむね用地買収が完了した田島工区についてこの8月に工事に着手したところです。
 この2つの路線は、金沢と富山県西部を最短で結ぶ道路であるばかりでなく、東海北陸自動車道の福光インターとも連絡し、観光、経済両面で隣県交流が促進されることから、今後とも重点的に整備促進を図ることとしています。
 石川県に訪れた観光客へのおもてなしの充実と観光・地域情報を提供する目的で、従来から観光地周辺の幹線道路で道の駅の整備を進めているところです。
 去る8月10日には、国道249号珠洲市仁江町地内の「すず塩田村」が道の駅に新規登録され、この登録により道の駅は県内17カ所となり、今後とも観光地と連携をとりながら観光客に対するサービス向上に努めてまいる所存です。
 また、道路案内標識についても、平成15年度に加賀温泉郷の各温泉協会、道路管理者、各市町の観光関係部局からなる加賀温泉郷地域道路案内標識整備計画検討委員会を組織し、各温泉への誘導ルート、標識整備計画を策定し、昨年度末までに道路案内標識の整備を終えたところです。
 今後は、観光地や福井県等から交通の拠点である小松空港への経路についても、わかりやすい道路案内標識整備に努めてまいりたいと考えています。
 このように、土木部としても、道路施策の中で観光推進のための交流基盤の整備が重要かつ有効であると認識しており、国、地方とも大変財政状況の厳しい折ではありますが、コスト縮減や効率的な事業執行に努め、観光石川の交流基盤整備を進めていく所存ですので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。

(質疑応答)
◆長井賢誓 委員  北陸新幹線については、昨年暮れ、政府・与党申し合わせによりまして、平成26年に完成をみるということで、4月27日に認可されたわけですが、6月4日には起工式が開催されました。このような状況にありまして、新幹線について数点にわたりましてお尋ねをしたいと思います。
 まず、地元説明会、さらに用地交渉について、認可を受けた北陸新幹線の建設工事に係る沿線市町や沿線住民に対する説明会を開催して、ひと通り終わったようでありますが、地元住民の感触等はどうであったのか。また、今後はどのように用地交渉を進めていくのか。この点についてお伺いをします。
◎角田隆 企画振興部長  去る6月12日から7月12日にかけて、沿線の76の町会、1組合の方々に対して、延べ18回にわたり、事業主体の鉄道・運輸機構、それから県、関係の市町によりまして、地元に対する説明をさせていただきました。
 説明会の際には、住民の方々から指摘があったのは2点ほどあり、1つは騒音とか振動等の環境対策をどうするのかということ。それからもう一つは工事中の安全対策はどうなのかということであったようです。これについては、機構の方から、騒音、振動については今後、施設と車両の両面で必要な対策を講じていくということ。それから、工事中の安全対策については、工事を実際に着手する前に地元の方で説明会を実施させていただき、御理解を得て進めていきたいという説明をしているところです。
 また、若干、用地の補償に関する個別の御質問がありましたが、こちらについては、調査測量が終わってから改めて用地の説明会を開催させていただくということで御理解いただいたところです。
 今後のスケジュールですが、まず年内に機構の方で測量を実施していただき、その後用地の取得に入るということになってきます。そして、実際の用地買収については、機構から県が委託を受けておりまして、県の方で進めていきますが、この用地の測量が完了して、買収すべき用地が確定次第、私どもの用地対策室が交渉に当たるということになっています。
 スケジュール的には、おおむね4年程度で完了するということを目標にしておりまして、機構、関係市町と連携して、地権者の皆様方の御理解と御協力が得られるよう誠心誠意取り組んでいきたいと考えています。
◆長井賢誓 委員  2点目ですが、並行在来線について、JR西日本から経営分離された場合ですが、地域の足の確保のために第三セクターによる鉄道の存続が必要とありますが、先般、並行在来線対策協議会を設置したようです。民間の知恵、民間の協力をいかにすべきか。今後、どのように取り組みをしていく考えなのか。また隣県、富山、福井との連携も必要と考えますが、どのように考えているのか伺いたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  御指摘のように、6月30日に並行在来線対策協議会を設置しました。これから他県の先行事例などを参考にして、課題の抽出など経営運行計画を幅広く検討して、開業時期が場合によっては前倒しされてもいいように、しっかりと検討を進めていきたいと考えているところです。
 今、御指摘のありました民間の知恵や活力を活用していくべきだという点は、私もそのとおりだと思っておりまして、何分こういう民間でやっておられるような事業についてのノウハウを、私どもは持ち合わせておりませんので、こうした協議会の場においても、民間の方々、鉄道事業に精通された方々にも構成のメンバーに入っていただいておりますし、また外部の方々からも機会をとらえて、いろいろと講習なり勉強の機会を設けさせていただきたいと考えています。
 また、隣県との連携も県の境を越えて実際には車両が運行されるということになってくると思いますので、これは十分な連絡、連携をとっていかなければならないと思っておりますけれども、他方でそれぞれの県が抱えている例えば輸送密度の違いですとか、開発状況の違いですとか、あるいはその枝線や私鉄との連絡の違いですとか、そういった固有の事情もありますので、まずはそれぞれ自分のところをよく勉強して課題を抽出する。その上で、より広域的な連携をどう図っていくかということを御相談させていただくというステップをこれから進めていくことになろうと思っており、新幹線については、北陸新幹線に関する連絡協議会というのを既に設置していますし、そこで並行在来線の問題も協議しましょうということで合意を見ておりますので、こういったものを活用しながら適切に対応していきたいと考えています。
◆長井賢誓 委員  次に、開業に向けて振興発展策といいますか、北陸新幹線の開業に向けた振興方策検討ということで、4月に振興方策検討プロジェクトを設置されたようです。先般、先進県の視察をされたようですが、並行在来線を含む先進県の取り組みはどのようであったか。その見聞された結果の概要をお伺いしたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  7月の上旬から下旬にかけまして複数のグループに分けて先行県の視察をしてきたところです。
 内容は、相当多岐にわたっておりまして、細かい論点もたくさん含んでいるものですから、これについてはしばらく時間をかけて取りまとめさせていただきたいと思っておりますけれども、現時点で私どもが大ざっぱに把握している内容について、中間的ですが、御説明をさせていただきたいと思います。
 幾つかの目的があって調べてまいりました。一つは振興策ということもありますけれども、むしろ例えばストロー現象ですとか、並行在来線に関するいろいろな負担ですとか、そういったマイナス面の問題と、それからプラス面の問題と両方広く見てきたわけです。
 1つは、並行在来線については、実際にやはり並行在来線を安定的に運営しようとすると、実際の経営状況は自然体では難しいところがありまして、そこはさまざまな負担の問題なども含めて対応していかなければならないということはどこでも共通している問題としてありました。
 また、空港についても、地理的な環境によりまして減便を余儀なくされているようなところもあったようです。
 他方、交流人口ですが、一般的には例えばストロー現象ということで開業前はそれぞれ皆さん御心配なさっていたようですけれども、結果的には個別分野ごとにはプラスマイナスはあるにせよ、総体としてはそれほど目立ったストロー現象ということは起きていなかったようであり、特に交流人口全体として見ますと、いずれも2割以上増加をしているというようなことで、また一部の県では、その開業に伴ってむしろ観光にいらっしゃる方が相当ふえたというようなこともありまして、むしろ新幹線の整備に伴うプラスの効果というのが非常に大きかったということです。これは私どもとしても心強いことだと思っています。
 それから、振興策ということの一貫だと思いますけれども、どちらの県でも、新幹線の駅を中心として、相当、その駅前の開発などに取り組んでおられるようで、かなり整備が進んだということがあるようです。
 大体以上のようなところでして、ただ、冒頭申し上げましたけれども、石川県には石川県の特性というものもありますし、どうこれを生かしていくか、あるいはどういうところを気をつけていくべきかということは、これからもう少し事情を踏まえた課題の抽出作業というものを進めていきたいと考えておりますし、またそれがまとまりましたら御説明する機会があろうかと思っています。
◆若林昭夫 委員  首都圏におけるアンテナショップ、能登ふるさと館が新装して、改めて全県的なアンテナショップに変わるという御報告がありました。
 県物産協会が事業主体で、県内から20人・社の出資に基づいて経営をしていくとのことですが、これで石川県を代表する伝統工芸品を、ほとんど網羅することができるのかどうか。例えば、産地によっては非常に規模の小さいものがありますし、そういうところはなかなか出資などはできない部分があるのではないかと、私は勝手に推測しているのですけれども、そのあたりはどうなのかお聞きしたい。また、県はこの首都圏アンテナショップに対してどういう支援をされているのかお聞きしたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  加賀から能登まで特産品販売業者20社で、その20社の方のお店の製品に限って販売するといったことではないと思っています。できるだけ幅広く品ぞろえをして、そしてアンテナショップの機能を果たしていきたいと思っています。
 それから支援ですが、県と県内の市町で運営費の一部を補助していきたいと思っています。
◎三国栄 交流政策課長  県の支援ですが、平成17年度は1,150万円、市補助金1,150万円の物産協会に対する支援を予定しています。
 20社の業種ですが、伝統工芸の業者、そしてお菓子屋さん、そして酒造のメーカーさん、県内の伝統工芸、物産協会、幅広く網羅しております。
◆若林昭夫 委員  伝統的工芸品産業は御存じのように低迷したままで、なかなか浮上するきっかけをつかめません。
 そういう意味では、こういう大消費地におけるアンテナショップの果たす役割はかなり期待ができるものと、私は思います。実態は、高いものはなかなか売れないそうですけれども。
 しかし、ぜひ県内全域のこのすぐれた伝統的工芸品をしっかり展示して、まず見ていただくことも非常に大きな役割を果たすものと期待しますので、どうぞまた支援等も含めて精いっぱいお願いしたいと思います。
 それから、昨年、南加賀の4温泉協議会が発足しました。それで、そのとき確か県議の代表の方が、この4温泉協議会には幾らでも協力して県に対して働きかけもしたい。しかし、皆さんがしっかりまとまっていただかないと、自分たちが羽ばたいて飛んでいって、後ろを振り向いたらだれもいなかったと、こういうこれまでの経緯も含めた指摘がまず冒頭にありました。以後いろいろあって、4温泉協議会は、7月に「おったか祭り」という、加賀の方で白山ろくから南加賀へ至る全体の伝統芸能やそういうものを持ち寄られて一つの祭典をされたわけでありますけれども、このまつりを観光交流局の方も見ておられたのではないかと思いますけれども、このあたりをどのように受けとめられたかということをまずお聞きしたい。
 それから、4温泉協議会は、一生懸命やっておられるのでしょうけれども、何となく内部にぎくしゃくしたものを、私は外から見て感じます。それで、昨年の発足時に、「一生懸命やるよ、行政にも働きかけをしますよ、でも皆さんがちゃんと後ろへついてきてもらわないと困る」ということを指摘された、そういうことがこの2年ほどの間に何となく内部に漂っているような雰囲気を私は見ます。
 一方能登の観光については非常に広域で、それぞれの市町も一体となって、やはりある種の危機感もあろうかと思いますけれども、非常に広域観光について皆さんが一体感を持ってやっておられる。したがって、そういうことには県も非常に支援がしやすいだろうと私は思います。そういう意味で、南加賀の4温泉という非常に恵まれた従来の観光資源をもとに、これからの観光ということを考えれば、当然、広域でやらなければなかなかお客のニーズを満たすことができないという時代に入っていると思いますので、そういう意味でも、4温泉協議会がしっかりと一体感、まとまりを持たないと、県も支援しにくいのではないかと、私は思います。
 そういう意味でも、ある程度努力はされていると思いますけれども、やはり今は内部で多少ぎくしゃくしたものがあります。どうしても各温泉地それぞれ特性を発揮してやりたいという気持ち、それと連携することとは私はやぶさかでないと思うのですけど、やはり何となく個性が強過ぎるのか、ぎくしゃく感を感じますので、そのあたり県としてどのように受けとめているのか。広域観光を考えた場合、当然、一体感を持つべきだと私は思いますけれども、そういう意味では、県がその4温泉をうまく指導されていくという上でも、このあたりの問題についてどのように受けとめておられるか、お聞きをしておきます。
◎新宅剛 観光交流局長  加賀4温泉のお話ですが、若林委員おっしゃったとおり、その特性を強調して各温泉が都会に売り込んでいくということと、もう一つは、連携しながらその地域全体を売り込んでいくという、その2つは相反することではなく、調和しながらやっていかなければならないと思っています。
 そのあたり、内部で多少ぎくしゃくといったお話をされましたが、十分なまとまりがまだないのかもしれません。
 ただ、7月の初め、「加賀おったかまつり」というのを4温泉と白山ろくの皆さんが協力をして連帯感を持ってなされた。それは大成功だったと聞いています。
 私は、たまたま金沢で別のお祭りがあったのでそちらへ出向きましたけれども、職員が出向いておったか祭りを拝見してまいりました。非常に盛り上がっていた。そして、地元の方は一生懸命にそれに取り組んでいたという話を聞いております。
 そういう例もありますので、共通事項については力を合わせてやっていくことが、その温泉地の魅力アップといいますか、加賀地域の魅力アップにつながると思っておりまして、おっしゃった内部の話については、私どもも聞いてみたいと思いますけれども、4温泉の皆さんがもっともっと話し合いをしていってもらいたいと思っています。
 相談があれば幾らでも相談に応じて、またアドバイスなりもできたらしていきたいと思っています。
◆若林昭夫 委員  空港の2次交通ですが、能登空港のふれあいタクシーでしたか、乗り合わせるタクシーなども非常に好評で、ことしも継続されておられますし、そういうものも含めて、小松空港から確かに加賀の温泉郷へのバスもあるわけですけれども、例えば山中温泉に至ってはほとんどそこから外れてしまっているような印象があります。
 ところが、例えば小松空港から山中温泉までタクシーを利用しますと、8,000円ほどかかります。山代温泉ぐらいですと5,000円、片山津温泉が最も安くて3,000円ぐらい、こういう料金かと思います。そうしますと、空港へおりてタクシーに乗りかえるとき、5,000円あるいはそれを超えていく料金であることは、温泉地へ行こうとするお客さんにとって非常に負担であると思います。
 そういう意味で、地元の方から、能登空港周辺のふれあいタクシーのようなものを加賀の方にも展開できるようにしていただけないかという声が聞こえてきました。
 それから、そのこともそうですが、例えばバス路線ですけれども、今はどうしても公共交通機関であるバスが普通路線を走りますと、利用客が大変減少して間引きされていくといいますか、どんどん少なくなっていっている状況です。これはもう会社の経営等もやむを得ない部分があろうかと思います。
 そういう意味では、南加賀の方で、できればバスを生活路線と重ね合わせながら空港から南加賀のそれぞれの温泉地へ入っていくコース、そして最大に延ばせば永平寺までという、県境の道路の整備も含めて、そのあたりまで視野に入れた、バス路線を考えてもらえないかということを要望したいということをお聞きしています。
 それから、きのう、加賀の観光総合情報センターといいますか、KAGA旅・まちネットへも寄ってお話を聞いておりましたら、このごろのお客さんは、例えば温泉地へはローカル線に乗って行きたいということです。それは地域が非常にわかりやすいということなのでしょう。そういう意味でも、地域、地方のいろいろな風物を見ながら温泉地へ入るという、そういう問い合わせがお客さんからかなりあります、ということをお聞きしました。
 そうしますと、今、温泉地で考えておられるバス路線を、上手に生活路線とダブらせながら走らすことによって、例えば公共交通機関であるバス会社もある程度お客を吸収しながら観光客も運ぶということになる。果たしてうまくいくかどうか、その辺はよく検討しなければならないと思いますけれども、こういう希望を持っておられるようであります。
 県としては今のような話について、どのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  地方交通行政については企画振興部の方が所管だと思っておりますけれども、観光面としてお答えをいたします。
 加賀温泉駅からの2次交通というのは、従前からの課題であると思っています。そういったことを、今、委員おっしゃいましたように、地域の例えば4温泉協議会などで御議論いただきまして、どうしたらいいのか、これはやはり経費のかかることですから、採算性の問題、そして地元の負担がどれくらいできるのかとか、市や県は、どういった参加方法でそういうことをやっていけばいいのか、今後の研究課題だと思っています。まずは地元の観光協会、4温泉協議会などでも真剣に御議論をいただきたいと思っています。
◎山口裕啓 参事兼次長  現在、小松空港から地元の鉄道会社のバスが加賀温泉駅に1日6便運行されています。そのほかに、加賀温泉から各温泉地には各旅館のバス、例えば山中温泉のどこどこ旅館、山代のどこどこ旅館なんていうバスが発着をしておりまして、実際、小松空港をおりられたお客様が加賀温泉まで行かれて利用されるというケースがあります。
 そのほかに、山中温泉の中には、御承知のように、おでかけ号というバスが走っておりますし、加賀はCANBUSが走っておりますので、観光客の方は最近非常に情報量が豊かですので、そういうCANBUSあたりを上手に御利用されると、先ほどもおっしゃったローカル線でいろいろめぐりたいという、そういう御要望にもある程度こたえることができるのではないかと思います。
 いずれにしましても、今、加賀温泉協議会が4温泉郷を中心に、2次交通の問題も真剣に考えておりますので、我々としてもどういう方法があるのか、観光業務としてもいろいろと加賀温泉協議会の皆さんと協議をしている状況でして、もし地元のバス会社にそういう要望が必要であるということであれば、我々も一生懸命その仲立ち、御支援をしていきたいと思っています。
◎針多洋一 企画振興部次長[空港・新幹線担当]  能登空港のふるさとタクシーについては、当初、能登空港開港の時点で2次交通がなく、これは新たにそれを確保しなければならないということで、地元市町村、関係の業界、それから県が一体となりまして、それをどうやって確保していくかということを相談しながら「ふるさとタクシー」というものを創設したという経緯があります。
 それから、加賀の温泉地の方でも、温泉を主体として、そういったものができないかという話はお聞きすることはありますけれども、具体的な相談があれば、地域が一体になれるものかどうかも含めて検討する必要があると思っています。
 それから、小松空港から温泉地へのバスですけれども、これは路線バスと言っていいと思いますが、ありますけれども残念ながらいずれも成績が悪いといいますか、赤字が出ておりまして、単独で温泉へ行くというのは難しい状況です。
 それから、各温泉旅館の方で送迎ということもやっておりますので、ここら辺をどういうふうにかみ合わせていくかということは、皆さんと相談をしながら進めていくべきことかなというふうに思っています。
◆石坂修一 委員  まず、愛・地球博の「いしかわの日」ですが、これは長久手会場でどれぐらいの方がその場所へ足を運んでいただけるというふうに見ていらっしゃるのか、お聞かせ願いたいと思います。
 それから2点目は、石川県の観光創造会議のこの意見を見ていますと、県境を越えた広域連携だとか、もてなしの心なんていうのは、何も石川県だけじゃなくて全国の共通課題だと思うんですね。
 そんな中で、石川の観光振興というか、石川のオリジナリティなり、他との差別化という視点でいいアイデアをもらえるということが期待されるところだろうと思うのですが、この依頼された委員の方々は石川県へ造詣の深い方なのかどうなのか、どのあたりを期待しておられるのかということもお聞きしたいと思います。
 それから3点目は、能登空港はこれで2年目です。大体、これくらいの人数で落ちついたのかなということだろうと思うのですが、少なくとも、この能登空港誘致のときの第7次空港整備5カ年計画ですか、あのときの空港需要予測調査では、名古屋便、大阪便含めて31万2,000人だと。そのときにどういうことが議論されたかというと、飛行機の便数はふえればふえるほど潜在需要が掘り起こせるのだということを我々は聞いていたわけですね。
 ところが、多分、その計画を立てたころと今では、社会全体の客観情勢は相当変わってきていると思うのです。そうしますと、これから能登空港のあり方の中で、じゃ3便にしたらさらにふえるのかどうか、4便にしたらさらに需要が掘り起こせるのかどうか。そういう点について、どのような認識を持っていらっしゃるのか、お聞かせ願いたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  一昨日行われた創造会議の意見につきまして、全国共通の話だというお話がございましたが、それはそれなりに石川県の取り組みが若干その辺が不足していたということでして、そういう意見も極めて大切な意見だというふうにお聞きしました。
 それから、石川県に特有の課題についてお話も確かにありました。先ほど申し上げなかったわけですが、音楽堂なり、オーケストラ・アンサンブル金沢、それは非常にすぐれた観光資源にもなるといったことで全国展開をしていくべきだとか、石川県の伝統が重過ぎて、そのしがらみでなかなか新しい展開ができない面があるのではないかとか、そういった注意事項もございました。
 委員の選考につきましては、全国的に観光事業に携っている方々。それから、石川県に非常にゆかりの深い方ということで、今回の6名につきましては、全国的な観点でお仕事なさっておいでる方ですが、全体で18名の方にお願いをしておりまして、石川県出身の方ですとか、石川県在住の方もほかに委員としてお願いをしております。そういった面で幅広く人選をしたつもりです。
 今回の6名の中にも、例えば浅野加寿子さん、この方はNHKの大河ドラマ「利家とまつ」のプロデューサーをされた方で、石川へはもうその当時頻繁においでいただいて状況は十分御存じの方でございますし、一番上の赤池さんというユニバーサルデザイン総合研究所の方も、石川県でのお仕事を頻繁に行っておいでいる方です。
◎角田隆 企画振興部長  能登空港の需要予測についてですが、当時の需要予測は、全体の31万3,000人の中で東京便の利用者は19万1,000人を見込んでおりまして、これは3往復を前提とした数字です。去年の実績が15万5,000人ですので、3便化したときには大体4万人ぐらいが見込めるのかというお尋ねだろうと思いますけれども、きちっとこうなりますという説明をするのは難しいのですが、今でも時間帯がもっと早くなったり、もっと遅くなると使いやすいというお声は随分地元の方からも伺っているところですので、3便ということが仮に実現いたしますと、それは相応の需要につながっていくと私どもとしては認識しています。他方、3便目を飛ばすことに伴うコストが航空会社の方に発生するわけですから、その需要がふえるということだけで、3便目というのが実現するかというのはまた別の問題だと思っています。
 いずれにしても、さまざまな振興策もあわせ講じることによりまして、地域振興に役立つような空港ということで引き続き利用促進を図っていきたいと考えています。
◎嶋栄一 観光推進課長  9月8日の「いしかわの日」の観客数は、約3,000人を見込んでいます。
◆石坂修一 委員  そうしますと、空港需要予測調査の当時の予想と、今の15万人程度というのは、ある程度期待された数字というふうに見ていらっしゃるのかどうかということを再度確認したい。
 それからもう一つ、この「いしかわの日」ですが、多分、このエキスポへ行く人が、いしかわの日がこの日だから、これへ行こうなんていう人は多分ほとんどいないだろうと思います。
 それから、向こうへ行っても、予約しないと会場へは入れないというような限られた時間の中に、求めてここへ行こうという方は、例えば入口で全員にきちっとチラシが配られるとか、何かそういうことがされないと難しいのではないかという気がします。
 もう一つは、費用対効果というとらえ方からしますと、3,000人の方に石川をPRするためにかかったコストというのはどれくらいなのでしょうか。教えていただけたらと思います。
◎角田隆 企画振興部長  需要予測の段階では、3便を前提にしてあるモデルで計算して答えを出しているだけだと思いますので、2便入れたときの数字と比べてどうかということをお答えするのは難しいのですけれども、今、申し上げましたように、当時の目標の19万人と今の十五、六万人というのは、2便段階ですけれども、かなり近いところまで、いい線まで行っているという認識でおります。
 ただ、これに満足することなく引き続き利用促進に努めていきたいと考えています。
◎山口裕啓 参事兼次長  9月8日のいしかわの日開催の件ですが、お手元に配付しているパンフレットについては、名古屋を中心として、県の名古屋事務所、大阪事務所、それから東京事務所のほかに旅行代理店についても配布してあります。特に名古屋については、県人会の方々にも働きかけて、ぜひこの日にお出ましいただくようにお誘い、PRをしているところです。
 それから、愛知万博については、非常に好評でして、9月25日までには1,500万人を優に超えるという、そういう効果もあるようでして、1日平均は約10万人ということです。もちろん、当日は、会場にお越しになったお客さまについては、長久手会場、瀬戸会場でこういうものをお配りするということもやりますし、それぞれ予定を立てていらっしゃる方があると思いますが、時間の許す限り、このEXPOドームへ来ていただくような誘導もしてみたいと思います。
 これに係る経費ですが、盛りだくさんの内容をしております。事前のPRもしておりますので、およそ1,000万円の経費をかけて予算措置をしていただいているところです。
 このカニ列車は、今後の冬の誘客に対して有効的だというふうに考えておりますので、いしかわの日に来られたお客様が、今後、秋冬にかけて石川にお越しいただけるようなそういう動機づけもぜひ、イベント会場で繰り広げていきたいと思っています。
◆石坂修一 委員  そうしますと、1,000万円を仮に3,000人で割りますと、1人三千何百円のコストをかけたということになりますね。
 ですから、私は、これがいい悪いじゃなくて、そういうことをきちんと押さえながら、やっぱり本当にむだのない使い方をしていかなければならないのではないかと思うのです。
 ですから、そのあたりをぜひ認識した上で、これからも観光のPRの中で有効なお金の使い方をしていただきたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  観光には費用が伴うものですが、ここは有効活用といったことを考えながらしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
◆宮元陸 委員  今、石坂委員が言われたことに関連してお聞きしたいのですが、まず観光創造会議です。
 これまでこういう識者及び専門家から意見を聞く会合というのは、恐らく石川県としては何回となくしてきていると思います。にもかかわらず、今回また新たに第1回県観光創造会議。ネーミングが大変勇ましいのですが、県の意図するところは、これまでのいろんな方々の提言やいろんな意見を聞いて、県の方針として、まだまだ不足をしているゆえに、またそういう会議を設けたのか。意図するところはどういうところなのかをお聞きをしたい。
 あわせて、観光総合プロデューサーの委嘱というのがあります。これはまだほかにも何人かいらっしゃるのでしょうか。何か屋上屋を次々重ねておられるようなそんな気がしてならないのでありますが、この観光創造会議と観光総合プロデューサーというのはどう違うのか、明確に御説明いただければありがたいのですが。
◎新宅剛 観光交流局長  観光創造会議ですが、3月に新しい観光プランを立てて、これからそのプランに基づいて本格的に取り組みを進めていくということですが、大所高所から観光振興施策について随時御意見をお聞きしながら進めていく必要があるということで、各分野の専門家の方に委員をお願いしたわけであります。それぞれ、その最前線で御活躍の方ですので、有益なお話が聞けるものと思っています。
 それから、観光プロデューサーは早川さん1人ですが、この方には石川県の実際の観光振興事業の現場での御指導をいただくということで、月1回程度おいでいただいて、いろんな意見をお聞きしながら相談もしていきたいと思っています。
 その違いは、創造会議の方は全国の大きな流れを組んだ大所高所の意見をいただくといったことです。
◆宮元陸 委員  先ほど石坂委員が、この観光創造会議の意見は全国共通の話であって、石川県にとってどういう状況、何がいいのかというのがよくわからないというお話だったんですが、そのとおりだと私も思ってお聞きをしておりました。
 私が今これを拝見して御報告を受けて思いましたのは、これまで石川県は、いろんな専門家の御意見を聞きながら、たくさんのノウハウを蓄積され、いろんな問題点も県なりに恐らくすべて把握をされておられると思うのです。
 そういう中で、私は、いわゆる審議会ではないですけれども、こういういろんな組織をつくって専門家の御意見を聞くというやり方は、これからは逆に問題点をそういう組織に投げかけて、その問題点についての専門家の意見を聞くというふうなやり方ならわかるのですけれども、抽象的な形で、ふろしきを大きく広げた形で、専門家の意見を聞きながらというのはちょっと焦点がぼやけ過ぎているのではないかと思っています。
 例えば、誘客作戦は、当然、広域観光ですから一体的にやらなければいけない。しかし、温泉地の魅力づくりというのは個々でやらなければいけないわけです。各地の温泉ではいろんな問題を抱えているわけです。
 例えば、能登は自然が売り物で、素朴なところがいいから売れていくわけですけれども、先ほど若林委員が言われたような加賀温泉郷なんていうようなところはいわゆる設備産業なんですね。設備をどんどん更新して、そしてその設備の魅力によって集客をしていくということなのですが、この不況で構造上の問題を抱えていて、そしていわゆる供給過剰産業にさせられてしまっているところがあるわけです。
 そういうことの問題について、例えば県はどうするのかというようなことを、こういう専門家の方々にお聞きをしていくというのならわかるのですけれども、何となくぼやっと聞いていてもこれはなかなか前に進むのは難しいのではないかと、そんな感じがするのです。
 私は、観光交流局を新たにつくっていただいて、そういう供給過剰産業と言われている部門に対して県はどう動いていくのか、どういう施策を持って当たっていこうとしているのかというところが見えないと、これはなかなか根本的な解決策にはなり得ないと思っているのです。
 昔は、社員旅行で何百人、何千人の方々が温泉地を訪れて大変景気のよかった時代もありました。今はもうそうではなくなっているわけでありまして、構造的にもう今の状態を維持できなくなっています。
 この間の新聞に出ておりましたけど、片山津熱エネルギーの問題もしかりでありまして、そういう問題点を抱えながら埋没していかんとしているのが現状であり、そこの部分を県がどう対応するかということをぜひひとつ打ち出していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎新宅剛 観光交流局長  観光創造会議ですが、漫然とこの会議を開いていくといったことなく、きちっとテーマをとらえながら御意見をお伺いしていきたいと、宮元委員のおっしゃったとおりであると思っています。そこら辺は、これから留意していきたいと思っています。
 それから、それぞれ民間で活躍の方ですから、私たちもずっと観光を連続してやってきておりますけれども、発想の面でこういった方々の柔軟な発想とか、大胆な発想、こういった民間的な発想も大変大事だと思っています。
 それから、観光産業の供給過剰といったことは、全国的に国内観光は非常に縮小しておりますので、そういったことは否めない状況でありますけれども、県としても各温泉地の具体的な問題点、課題について地元の市とか町と一緒になって相談に乗っていきたい、検討していきたいと思っています。
○中村勲 副委員長  宮元委員に関連しますけれど、私は創造会議あるいはプロデューサー委嘱等、それはそれできっとそれなりにまた違った観点からの評価は得られるし、またそれによって示唆されるものもあるというふうに思っています。
 それと同時に、局長、大事なことは現場の声をどう観光行政に反映していくか。このことをやっぱり基本に置かないと、こういう専門家の意見というのは本物になりませんよ。
 はっきり言って、この入り込み状況、局長見てくださいよ。山代温泉と粟津温泉がふえているでしょう。これはもう歴然としているじゃないですか。いわゆる温泉を買収した企業が低料金で、若者向けに、家族向けに温泉に入れますよという宣伝がきいているわけでしょう、これ。そうでしょう。
 それから、このいしかわ動物園とのとじま水族館もふえている。これも歴然としているでしょう。旭川で動物園が非常にユニークな発想でやられた。我々が議会からそのことを質問しましたし、その結果、いしかわ動物園やのとじま水族館の皆さんが創意工夫、発想の中で努力をした。アイデアを駆使して、そしてそれが今数字にあらわれたんじゃないですか。
 やっぱり現場重視ということをやらないと、本当に観光立県なんて目指すことはできませんよ。この辺、局長どうですか。
◎新宅剛 観光交流局長  中村委員おっしゃったとおり、現場の意見、それは大事です。私どもも現場から遊離したことはやってはいけないということで、各温泉地の皆さんと随時話し合いをして、意見は吸収しています。
 ただ、今おっしゃったように、低料金の新しいスタイルの旅館が非常に好調であるといった現実がございます。このスタイルも大事ですが、これまでの伝統的な旅館も新しい取り組みをしていかなければならない。何か工夫していかなければならないと、こういったことではないかと思っています。
 現場の意見も聞きながら、また現場の皆さんにもぜひ新しい観光ニーズに即した取り組みを御検討いただきたいと思っています。
◆田中博人 委員  大変くどいようですけれども、観光創造会議のあり方について私も大変疑問に思いました。
 私も商工会活動を三十数年やっておりまして、この最初の意見・提言の概要ということで、夏祭りの旅行の商品化とか、広域連携とか、おもてなしの心なんていうのはもう20年前からこの程度の意見はよく出ているんです。だから、がっかりしてしまいました。
 今のこの出席委員の方々を見ますと、まさに提言されるよりも応援隊になってもらった方がいいような、そんな立派な方ばっかりです。
 また、観光商品だけじゃなくて、提案型でいい意見は採用しよう、商品にしていこうという、そういった直接の専門の方なり、あるいはその関連に属する方々が多いわけです。そうすると、そういう商品になるようなものを、わざわざこんなところで意見を言うわけがないのであって、この角度をぜひ変えて、やっぱり応援隊だと思うんですよね。
 先ほどからありますように、地元の意見等を重視しながら、困ったところに対する意見、あるいはこの分野の応援をしてもらおうというような形に変えていった方がいいような気がします。
 それからもう一点、若林委員のお話の中にありましたが、確かに能登の方はある意味での危機感から非常に広域的なものの窓口がまとまっているのではないかというようなお話をされたわけですけれども、加賀4温泉郷には危機感がないのかと思ったら、この前産業委員会で視察しまして、宮元委員にも御案内いただきましたけど、もう危機感を通り越してしまっているような感じがしました。あの片山津の、実際今やっておいでない、倒産したのか休業したのかわからない状況を見ましても、それから、山中でも実際には28億円ほどの値があるものを何千万円で買収したり、粟津でも今3軒くらいを売り出していますけれども、大変なことです。
 今、国際チャーター便なり、あるいは小松空港は航路をどんどん呼びかけてやっていますし、それから新幹線ももう1けた年以内に来るというときに、加賀温泉郷をあのまま放置するということは、地元の者が言ってくれば何かするということではないのではないかと思います。
 せっかく、この観光交流局を知事は目玉としてつくった以上は、ぜひ、よし悪しはわかりませんけれども小泉総理が郵政民営化をあれだけ強いリーダーシップを持ってやっているように、あのくらいのリーダーシップで、ぜひこの加賀温泉郷の4郷に対してやらないと、これはこの後はもう大変なことになるのではないかと、そんな感じがしましたので、そういった意味で観光交流局だけじゃなくて県を挙げて取り組まないと答えが出ないのではないか、そんな感じがしました。
◎新宅剛 観光交流局長  創造会議の件ですが、委員の皆さんは、全国で大変活躍されている方々であり、石川県についていろんな機会を通じてまた応援していただくという、そんなお気持ちも持っておいでです。そこら辺は、そんなふうな見方も私どもはお願いをしています。
 それから、片山津温泉の問題、加賀温泉郷の問題、先ほどお話もありました。全体のパイが小さくなっている中で大変厳しい状況である。実際の姿は、休廃業旅館が建ち並ぶといったことで、基本的にはまちをどうやっていくかという、非常に大きな観点で見ていく必要もあると思っています。
 そういったことを観光部局も頑張っていきますけれども、県挙げてやっていかなければならない問題だと思っておりまして、土木部、企画振興部の皆さんとも相談しながら、そういった検討会議もやりながら進めていきたいと思っています。
◆矢田富郎 委員  石川県観光創造会議の件ですけれども、質問をするつもりはないんですけれども、何かいろんなところで、例えば兼六園周辺の会議とか、えらい方と言いますと変な言い方ですけれども、立派な方々を委員にしてやられているというのが、今、たくさんあると思うんですよ。
 知事が好きで、そういうふうに皆さん方にやらせているのか、皆さん方が知事に提言をして、そうさせていらっしゃるのか、それは私はわかりませんけれども、中村委員が言われたように、やはり現場というのは一番よくわかるわけですよ。いくら金沢にゆかりのある人だと言っても、そこにずっと住んでいるわけでもなくて、どこにあんな石ころがあるかというところまでわかっているわけではないはずです。ですから、現場というのが一番大事な話なんだろうという気もします。
 これはもうできてしまっているものですから、もうどうしろということを私は言うつもりはないですけれども、今後、やはりそういう部分もいろいろと考えていただいて、こういう会議とか、委員会とか、懇談会とか、懇話会とかというのはつくられるべきではないのかなという気がします。別に質問ではありません。
 質問は、2つさせていただきます。
 1つは、さっき若林委員も言われたアンテナショップの件ですが、有楽町のスペースは広くなるのですか。今のままなのですか。能登だけであれだけで、金沢、加賀が入ってもあのスペースでやるおつもりなのかどうなのかということをお聞きします。
◎新宅剛 観光交流局長  スペースは、今のままです。その中でいろんな工夫をしていきたいと思っています。
◆矢田富郎 委員  ちょうど1年ほど前でしたが、たまたま東京でお会いさせていただく人にお土産を持っていくのを忘れましてどうしようかと思ったんですけれども、そういえば有楽町へ行けば能登のお菓子でもあるのではないかと思って、あそこへ行ったんです。そして、皆さん方それぞれ考え方が違うかもしれませんけれども、お菓子箱で二、三千円ぐらいのものを持っていけばいいかなという思いだったんですけど、ないんですね。
 例えば、500円の8つ入りの芋菓子みたいなものであったり、高価な輪島塗とかというのはありますけれども、ちょうど手ごろなといいますか、自分勝手な手ごろかもしれませんけれども、二、三千円ぐらいのお菓子というのが全くないんです。ちょっとみっともないかなと思いながら、七、八百円の菓子を2つ重ねて、それでもう一つ何か入れて持っていった覚えがあるのですけれども、その需要と言いますか、私みたいな人は滅多にいないのかもしれませんけれども、それなりにアンテナショップとして、いろんなところにもPRをしながら、そしてまた今度は金沢も加賀も入れるというようなことでやられるとするならば、もう少し利用者の要望にこたえられるような内容にしてほしいと思います。これはどうしろということはないのですけれども、要望として聞いていただきたいと思います。
◎新宅剛 観光交流局長  アンテナショップのスペースは、大変狭いと私も思っておりますけれども、とりあえずここでスタートして、どういう業績を上げられるかやってみて、好調であれば場所等は別途検討したいと思っています。
 それから、運営は20人の方に出資いただいて会社をつくってありますけれども、その中に金沢のお菓子屋さんもおいでます。今、矢田先生がおっしゃったそういうニーズも多分あろうかと思いますので、伝えておきたいと思います。
◆矢田富郎 委員  2点目に、この観光地魅力創出計画策定支援事業の採択についてとありますが、以前も議会にこういう話が出ていたのかどうか私はわからないものですから、素朴な質問からさせていただきますけれども、この7カ所を選んだ経緯ですが、県がこの7つの市町に対して、あなたのところに補助するから何かつくれよと言われたのか、全市町に対して、こういうことを県が考えているから、何か書いて持って来いよということでやられたのか、もしくは各市町がそれぞれの地域でやっているのをピックアップしてやられたのか。そのあたりをちょっと教えていただけますか。
◎新宅剛 観光交流局長  この観光地魅力創出支援事業については、年度の初め、4月に全市町に照会をして、この7つが今年度上がってきたものです。
 ただ、昨年度までに既に計画をつくり終えたところもありまして、例えば富来町と珠洲市については、もう既につくり終えているという状況です。
◆矢田富郎 委員  例えば今後ですけれども、私は津幡出身ですが、森林公園があるわけです。全国でも、北海道を除けば本州では一番広いと言われる森林公園。わくわく森林ハウスができたり、運動広場に芝生を敷いたりということもやっていただいて、最近はそれなりに利活用がよくなってきているのかなという気もするのですけれども、まだまだ地元にしてみると、そういう点では、県の施設なのだから、もっと人が集まるようなものを考えてみてくれないのかというような思いが私にもありますし、町の方々にもあるだろうというふうに思うのです。
 ほかの町でも、それぞれの町にあるだろうとは思いますが、例えば来年以降、町がこういうことをやるということであれば、これに乗っかる可能性というのはあるわけですか。
◎新宅剛 観光交流局長  結論を申し上げますと、可能性はあります。
 年度の初めに、津幡町の観光担当の課長さんでしたかが来られまして、津幡町もこれから観光に力を入れていきたい、森林公園もあるといったことをおっしゃっておられて、私も心強く思った次第です。
◆矢田富郎 委員  最後に補助金総額が500万円。ということは、7カ所で500万円ということですか。平均すると1カ所大体70万円ということでいいわけですか。
 ということは、各市町はおよそ150万円ぐらいのものを計画して、そのうちの半分を費用負担しろというような話なのですか。
 金額から言うと、それはどんなものなんですかね。要するに、机の前に座って鉛筆でものを書いたり、パソコンで打ったりというような程度であれば金額は十分なのかもしれません。ものを建てるとかいうことはないだろうと思いますけれども、さっきの創造会議じゃないですけれども、いろんな人を寄せて、自分のところも県に負けずにやろうではないかと、東京の方やら、北海道の方やら、九州の方やらを呼んでやろうとするならば、会議を2回ぐらいすると終わってしまうのではないかという気もするのですが、この金額が大きいのか小さいのかわかりませんけれども、ちょっとどうなのかという気がするのですけれども、いかがですか。
◎山口裕啓 参事兼次長  総額の500万円が大きいか小さいかはいろいろ議論があるところだと思いますが、私どもは市町の自主的な取り組みがまず大事だというようなことで、今、積極的に手を挙げたのは金沢市を含めて8つの市町でした。
 計画のつくり方にもよります。市町の担当の方がみずから汗をかいて知恵を出しながら創意工夫をしてやるという計画づくりもありますし、コンサルタントに委託してやるという方法もあります。
 全面的にコンサルに委託すると、内容もありますけれども、およそ150万円ぐらい、200万円弱では少し届かないかなというふうに思いますが、我々としては、市町にぜひこういうところで汗をかいてほしいという思いがありますので、できるだけみずから創意工夫をして、コンサルに丸投げという形ではなくて、みずから汗をかくという姿勢をぜひとってほしいという思いもありまして、この金額で何とかできるのでないかというふうに思っています。
○中村勲 副委員長  金も物も動かないというそんな時代に人を動かす。それが、イコール観光だということで、人の交流を進めようということで、谷本県政が力を入れているということは十分承知しています。
 議会もそういう意味でこの特別委員会を立ち上げたわけですから、今の矢田委員の質問あたりでも、やっぱり議会と行政がともにこの観光行政をどう進めていくのかという、そういう立場に立ったときに、局長、極端なことを言ったら、議会側からもぜひ予算づけに応援してほしいというぐらいの積極的な姿勢というのか、そんなものを見せないと、500万円がいいのか悪いのか、大きいのか小さいのかという、そういう論議にならざるを得なくなるんです。そこに局長、もっと積極性を見せたらいいのではないですか。これは私の意見です。
 そこで、企画振興部長にお尋ねしますけれども、能登空港の利用促進について、たまたま航空会社の支店長とお会いしたら、「中村さん、もっと中学生の利用を進めてくださいよ」と言われました。奥能登の中学校の修学旅行は能登空港を利用しているということを聞きました。しかし残念ながら、七尾から羽咋にかけての中学校はまるっきり利用がない。それから、金沢から加賀にかけて小松空港を利用する中学校が全くないという指摘でした。こういうところを攻めるというのは利用促進に非常に効果があるし、逆に言えば、販売促進協力金が来るのですから、そういったものを利用しながら中学生の旅行等に能登空港の利用促進を図るということを働きかけていく必要があるのではないか。それをお聞きしたいのがまず1点です。
 それから、前年度ですが、金沢市の委員会で、金沢市としても能登空港を時折利用したらどうかという発言をしたら金沢市が何と答えたかというと、「いや、別に県から頼まれていないから」と言ったそうです。その答えも本当におもしろい答えですけれども、しかし部長、能登空港というのは、能登だけのための空港じゃないでしょう。石川県の財産じゃないですか。だとしたら、これを未来永劫守っていくためには、県内の自治体やありとあらゆる団体に能登空港を時折利用してくださいぐらいの声かけをするということは、そんなことは行政として当たり前じゃないですか。そうでしょう。かけていないんですよ、声を。部長、あなたは来てすぐでわからないかもしれないけど、前任者はかけていません。
 だから、そういうところに利用促進というものの思いを、しっかりと照準を合わせていくという、こういうことが大切ではないか。これが2点目です。
 それから、金沢港の水深を深くするということが毎年論議されて、ことしは何か具体的に調査も入っているようですし、来年度いけるというような見通しもあるようですが、本当にその見通しでいいのかどうか。そして、本当にその見通しどおりになったときに、何年で金沢港は水深13メートルになるのか。
 先日も金沢のある商社が、本当に地方の一商社が、台湾のシーリンというパルプメーカーと代理店契約を結びました。それで、台湾のそのシーリンというメーカーはワンハイという船会社を持っているのです。50艘ほど持っていて、世界で十二、三番目という規模だそうです。
 金沢港に大型船を入れたい。金沢、つまり石川や北陸から台湾向けの仕事、荷物は十分ある。だから、大型船を入れてそれを航路としてつくり上げていくことには十分採算が合うという見通しを持っているけれども、残念ながら港に入れないというわけです。
 私はそこで初めてわかりました。金沢港から釜山港へ荷物を集積させて、そこから台湾へ運んでいるという、その理由がやっとわかったのです。やっぱり、民間活力というこういう時代に、行政がもっと積極的に国に働きかけて、受け皿つくり、環境づくりというものを強力に進めていかないと、部長、金沢や石川県は取り残されるわ。その辺について、どういう考え方なのかお聞きしたい。
 それからもう一つ、小松−上海便で福井県議会、福井県にも強力な要請をしました。そして実現をして増便もされた。こういう状況の中で、福井議会からいつも私どもが言われるのは、小松空港の名称をどうするのかということです。「我々に応援してくれと言うばっかりで、あんたのところは何もせん」と。小松空港インターもなかなか上がってこないし、そして空港の名称も依然として小松だと。これから都道府県合併が出てくるという時代に、いつまでも「小松」にこだわっていて本当にいいのか。ここには加賀出身の議員さんもおいでますし、その人たちの意見というのは私は聞いていませんよ。聞いていませんけれども、しかしそういう将来を見通しての空港名称の変更等々についても、信義を裏切るような形ではなくて、こたえていくということをやらなかったら、本当に今後の都道府県合併で石川県がそのセンターになるというそんなことはできない。その辺について部長はどう思われているのか聞かせてほしいと思っています。
 それから、これは宮元委員が言うかと思いましたが、何か石川県は上海、上海と言ってやたらとそっちの方に目が向いているけれども、台湾との交流というか台湾との空路。先ほど言った航路もそうですが、そういったものの将来性、将来の見通しというものを県は持っているのかどうか。
 台湾というのは、李登輝さんが日本へ来られたときみたいに、あるいは長井委員が頑張っておられる八田與一さん、そういったゆかりの地が台湾でして、台湾は非常に石川県にそういう意味では思い入れがあるのです。それが先ほど言いましたシーリンというパルプメーカーとの、大手商社を押しのけて地方の一商社がそこと代理店契約できたという事実につながっているのです。向こうがそう言っているのですからね。石川県、金沢というのは大変私どもは思い入れが深い。そして、大手商社を別にして地方の金沢の商社を選んだという、そういう経緯からしても、これは国交上の問題はあるにしてももっと力を入れていくべきではないのか。
 そんなところを、まず企画振興部長に質問をしたいと思います。
◎角田隆 企画振興部長  中学生の利用については済みません。見落としがあったかと思います。
 企画振興部の方は、首都圏の方からどうやって人を引っ張ってくるかというところにどちらかというと力が入ってしまう傾向がありまして、地元の方々に地元での利用促進をお願いするという役割分担をやってきたということもあって、見落としがあったかと思いますけれども、教育委員会や関係者と相談してそういったものも視野に入れて十分取り組んでいかなければならないと、今改めて思いを強くしたところです。
 あわせて、その地域によって、奥能登の方ではやっているけれども、他の地域ではそうでもないというようなこともあるようですので、その辺を調べさせていただいて、どういう問題点があるのかということも、よく現場の方のお考えなども伺いながら進めていかなければならないと思っています。
 金沢市のお話がありましたが、金沢市に声をかけていないというのは、事実そうだろうと思います。実際、金沢市の方がどちらの空港を利用したら利用しやすいかという客観的な条件から申し上げれば、恐らくは小松の方が距離的にも時間的にもということがあるのだろうと思います。
 ただ、そこはこれから例えば新幹線の整備などを視野に入れていきますと、能登、金沢、加賀といろんな意味でスポットが3つ大きく分かれることになり、相互に相乗効果で利用促進を図っていかなければならないという時代を迎えると思っていますので、もう少し広い気持ちで、たまにはちょっと北の方から行ってくださいといういうようなことも、当然申し上げていい話だと思いますし、どれだけの方が呼応していただけるかというのはまたそれぞれの方の事情もあろうかと思いますけれども、そういうことを申し上げるのは全く問題もないですし、むしろ望ましいのではないかというふうに私としても考えています。
 それから3つ目の港湾関係については、いわゆる技術的な問題ですとか、公共事業全体としての考え方はむしろ土木部かと思いますけれども、全体としての地域の振興ですとか、石川県の将来、長期計画ということをも考えたときに、企画振興部としても当然一定の役割はあると思っています。
 国等への働きかけというのは恐らくもう今や県を挙げていろんな取り組みをしているところだと承知していますけれども、金沢港の水深13メーターを、今10メーター程度だと思いますけれども、深くするということが、結局は最近の船の大型化ですとか、物流拠点の整備と、北陸の方の物流拠点としてどういうところをどう整備していくかという全国的な見地もあると思いますけれども、そういった意味でも非常に有効な方策であるということを国に対して強く主張していくということが重要なのではないかと考えています。
 それから、小松空港の名称の件については、いろいろ御議論がこの場でもあるようでございまして、今後の路線開設状況ですとか、両県民、両議会における議論等を踏まえて対応していくということであろうと認識しています。
 それから、台湾便の話がございました。上海ばっかりということをおっしゃいましたけれども、私どもは国際化ということを考えています。小松空港の国際化をどういうふうに進めていくかと、今後の空港利用ということを考えたときにそういったことを進めていかなければならないという、その一つのルートが上海ということでして、何も上海ができればそれでいいと、そういうふうに狭く考えているわけではありませんので、引き続きいろんな可能性を探っていかなければいけないと思っていますし、ある意味でその地理的な関係あるいは経済的なこれまでの関係ということを考えますと、台湾は大きな候補だと思っています。上海便のときもいろいろとハードルはありました。台湾便ということについてもいろいろハードルはあるかと思いますけれども、そういったことを一つ一つ乗り越えながらいろいろな可能性を広げていくという努力は当然させていただきたいと思っています。
◎小間井孝吉 技監  金沢港の13メーター岸壁の採択の見通しですが、委員御指摘のとおり、金沢港は石川県の海の玄関口にあるばかりでなく、環日本海国際交流並びに日本海国土軸の中央に位置する北陸地方のゲートウェイの一つとして重要な役割を担っています。また、担っていくべきだと私ども考えています。
 こういう観点から、実は来年度コマツさんがさらに増産体制を整えるという話もあります。そういう中で、ぜひ13メーター岸壁を早く建設してほしいという要望、各企業からの要望もありまして、現在、国交省に採択に向けての要望活動を鋭意進めています。
 見通しは明るいようですけれども、まだまだこれから財務省等とのいろいろな調整案件があります。これからも県議会議員のバックアップをぜひお願いしまして、採択に向けて頑張りますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○中村勲 副委員長  角田部長、小松空港の名称変更云々という質問がこの委員会で出たというだけで、逆に言えばあなた方はやりやすくなるというか、そんなものですよ。だから、そんなふうにとらえてもらって、これからはやはり大局的にものを見ていくという時代ですから、ぜひ一つ考えてください。
 次は、新宅局長にお聞きしますが、首都圏から1,000万人、海外から35万人という構想をぶち上げて取り組んでいるわけですけれど、本会議でもいろいろ質問もあったり、委員会でも質問をさせていただいた経緯もあるのですが、要するに観光客の入り込みのマイナス要因は、万博ストロー現象だというふうにとらえてもいいのではないか。そのことを万博が始まる前に、本会議や委員会で質問がありましたし、私もしました。
 そのときに、局長も山口参事も、万全な対策をとっていきたいと言いましたけれども、こういう結果にならざるを得ないということはどうなんですか。「万全の対策」というのはとられたのですか。
 9月8日に「いしかわの日」、これは外向きの石川アピールの日だというふうに理解していますけど、やっぱり万博がもう終わる時分になって、石川の外向きのアピールだとしても、時既に遅しということを言わざるを得ないし、万博対策として、どのような対策をとられたのかだけひとつ、短くていいですから答えてください。
◎新宅剛 観光交流局長  万博対策としましては、旅行会社と連携して、万博をごらんになられた方が石川県へ来られるようなツアーバス、そういうものをつくってもらっています。
 それから、また4月には旅行商品を募集しまして、万博旅行から石川県への商品づくりをしていただいています。それは、確実に実績が上がっているところですが、全体として愛知県へ全国的に集中する量が非常に大きいということでないかと思っています。万全の体制だったかと言われたら、確かに結果的には万全ではないのですけれども、そこは大変難しいところです。
 それから、9月8日については、そういう日になってしまったわけです。全国のそれぞれの日を抽選で決めた結果、こういうことになってしまいましたけれども、これはもう秋から冬にかけての誘客策として大いに宣伝をしていきたいと、こんなふうに思っています。
○中村勲 副委員長  努力しておられるのは私たちも重々承知していますし、予算の執行も厳しい、そういう状況の中で思うようにできなかったということも私たちは聞いています。
 けれども、交流人口を増大させるというのは知事の、17年度あるいは短期計画の中の目玉ですから、やっぱり観光交流局の果たす役割というのは、逆に言えば、谷本県政にも大きな好結果をもたらすということに通じていくので、声を大にして、上の方に声を上げてもらわないと、何か聞いていると、さっきの話じゃないけれど、現場や、言ってみれば県民にだけ苦労を強いているようなそんな形に結果的にとらえられてしまうと、これはやっぱり残念だなと思っています。せっかく議会でこれまで問題になっていたというだけに、ちょっと残念だなと思っています。
 最後に、土木部。技監にお尋ねしますけど、人の交流を盛んにするということは、石川県内の道路とかあるいはいろんな施設の利用を便利にする、こういうことも大切で、石川県へ行ったらなかなか環境整備もよくなされていたということがまた訪れてみたい石川県、金沢ということになるので、その観点から例えば、できた橋になぜ車を通さないのか。私にはちょっとわからないのですが、それもある意味では税金のむだ遣いになってしまうのではないかと思います。
 例えば、湊線から五郎島にかけてのあの橋はもう完成しているのだけれども、なかなか上層部の舗装がなされず、依然として通行不能にしてありますけれども、交通の流れが変わったりして、五郎島の町に迷惑がかかるとかという心配もあるかもしれませんけれども、やっぱり完成したら随時開放する、供用開始していくことは、やはり効率的な予算の執行だと思います。
 その点について、予定はどうなっているのかということを聞いておきたいと思います。
 先ほど、小松空港インターをつくりたいという要望があるというような説明がありましたけれども、徳光のETCを継続的に利用するということについては、周辺の道路整備など金のかかる話もついて回りますけれども、徳光のETCは非常に利用度も高いですし、継続的に利用できるようにならないのかということについてお聞きしたいと思います。
◎小間井孝吉 技監  臨港線の橋の取りつけ道路の関係ですが、現在、地元と調整をしているところです。地元については、取りつけ道路でかなり車が進入してくるということでいろいろ交通安全上の課題が出ておりまして、現在、その課題について私ども現場において整理をしながら、もうしばらくでその整備が終わりまして、この秋には供用開始できるのではないかというふうに思っています。
 それからもう一つ、スマートインターチェンジの徳光インターですが、現在、利用状況が北陸地方では2番目に多い1日約760台ということです。そういう意味で、私どももこの実験はまだ継続中でありますが、結果を踏まえて、地元自治体あるいは国、そして新たな高速道路の管理者となる中日本高速道路株式会社と相談して継続できないかということも強く要望していきたいと思っています。
◆宮元陸 委員  先ほど矢田委員の発言に関連ですが、観光地魅力創出計画策定事業についてです。
 金額の多い少ないは別としましょう。しかし、過去の経緯を御存じでいてこういう施策を出されているのかちょっとわからないのですが、例えば私の地元の片山津温泉などは、こういうグランドデザインとか、観光シンボル計画というのはもう嫌というほどやっているんです。もう何回も何回も、もう倒れるぐらいやっているわけです。
 それで、問題点は既にでき上がっていて、何をどうしてほしいかということがすべてわかっているにもかかわらず、またこういう施策をする。僕は本当は言わないでおこうと思ったのですが、話が出たのでもう一つ踏み込んで申し上げますと、問題点はもう出尽くしています。そういう中で、もう一度地元に汗をかきなさいということで山口参事はさっき言われたけれども、もう汗はかき過ぎて大変です。汗も出ません。
 そういう中で、私がこういうことを言うと大変失礼かもしれないけれども、ちょっとおざなりな、やることがないからこれを出してきたみたいなことでは、先ほど中村委員から現場の声を聞いていない云々の話がありましたけれども、私はまさしく現場の声を聞いていただきたいと思います。策定事業はもうこりごりというのが現場の声です、はっきり申し上げて。
 歩いて暮らせるまちづくり、たしか小渕内閣総理大臣のときに堺屋経済企画庁長官が出されたプランに乗って、それもつい最近でもやったところですよ。だからいっぱいもう問題点は出ているのであって、こういうことを改めてまたやらされるというのは、地元としては恐らく本当の声はたまらない部分があると思います。その声を一度ぜひ聞いていただきたいと思います。
 そういうことで細切れの予算を出すくらいなら、統合予算でもいいですから、統合補助金でも構いませんから、5,000万円でも1億円でも出していただいた方がよっぽどいいと私は思っています。答弁してください。
◎新宅剛 観光交流局長  片山津温泉再生計画というこれについては、市の方で真剣に取り組んでおられるようでして、決しておざなりの計画とか、前のものの焼き直しとか、そんなことではないと聞いておりますが、現場の意見をもう一度しっかりと聞いておきたいと思います。
◆北村繁盛 委員  観光客の入り込み数について、愛知万博の影響、これは多少理解はできるのですが、減少傾向にあるということです。これについて、お隣の富山県や福井県はどうなのかということを1点お聞きしたいと思います。
 それから、今いろいろと議論されていますように、温泉地の魅力アップとか、あるいは観光資源の掘り起しとか、いろいろと課題も山積されていますが、私は本県はすばらしい観光資源を有している県であると思うのです。だからこそ観光立県を標榜して、その中で、いわゆる全国あるいは海外に発信するインターネットの活用というものをどこまで考えておられるのか。石川県のホームページの作成は県民文化局の所管だと思いますが、ほっと石川旅ネットは恐らく観光総室が立ち上げたと思います。全体的に見てその評価は他県に比べてどうなのか。
 私は、ちょっとPRが下手だと思うのです。もっとインターネットを活用して、ここへ行きたい、ここへ一遍行ってみたいという方が非常にふえてきているということの実態を考えると、そのPRが非常に下手だというふうに思うのですが、その辺のところで、このほっと石川観光ウェブリサーチ事業にも取り組むのかなというふうに思いますが、この辺のところをお聞かせいただきたい。
◎山口裕啓 参事兼次長  観光入り込み数についてですが、富山県、福井県にも、宇奈月、芦原という温泉地があります。
 温泉地の比較でことしの上半期をいろいろ調べてみますと、福井県の芦原については対前年比10%を超える落ち込みということですし、富山県の宇奈月も8%ぐらいの減ということです。
◎新宅剛 観光交流局長  インターネットをごらんになられて観光、旅行をされるといった方は非常にふえてきています。このインターネットの活用というのは、観光宣伝の中でも大変重要なことですので、石川県の旅ネットというホームページも充実していきたいと思いますし、外国向けの外国語のホームページも充実していきたいと思っています。
◆北村繁盛 委員  インターネットによる本県のPRの位置づけというのはどういうふうに見ていますか。
◎山口裕啓 参事兼次長  私どもはほっと石川の観光ガイドシステムというのを持っておりまして、その中には石川県の四季折々のイベント、それから名所旧跡のほかに、各温泉地の具体的な予約ができるような各温泉組合とのリンク集もあります。そういう中で、私どもは13年に大幅に改訂をしまして、月平均のアクセス回数が2万5,000件ほどあります。前年に比較しますと、前年が月平均2万3,000件でございましたので、2,000件弱ほど上回っております。前年に比べてもアクセス件数が多いということについては、それだけ多くの方々が関心を持って石川県の観光のホームページを見ていただいているというふうに理解をしています。
◆北村繁盛 委員  そういうことで、とにかく表現力も非常に大事だということ。そういうことを踏まえて位置づけということを言ったのですが、とにかくインターネットの時代ですから、この発信、PRというのは物すごく大きなウエイトがあるということを認識いただいて取り組んでいただきたいと思います。
◎山口裕啓 参事兼次長  位置づけですが、私どもはPRの手法としては、従来の4大メディアといいまして新聞、雑誌、テレビ、ラジオのほかにインターネットの活用というのも今後大きく飛躍的に伸びる分野であると思っています。
 国の統計をいろいろ見ていきますと、国レベルでもインターネットの活用によって旅の計画をされるという方が非常に層としては多くなってきていますので、今後は、情報の発信手段としてはインターネットの活用というのはますます重要であるというふうに考えておりまして、リアルタイムでいろんな意見を含めて、加賀、能登の観光情報が的確に消費者に伝わるような、そういう努力をしていきたいと思っています。