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富山県 射水市

平成24年  4月 臨時会 04月23日−01号




平成24年  4月 臨時会 − 04月23日−01号







平成24年  4月 臨時会



     平成24年4月射水市議会臨時会会議録(第1日目)

議事日程(第1号)

               平成24年4月23日(月)午前10時開議

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 会期の決定

日程第3 市長の提案理由の説明(議案第46号から議案第50号まで並びに報告第4号及び報告第5号)

     議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について

     議案第47号 射水市立大島小学校北棟校舎改築(建築主体)工事請負契約について

     議案第48号 射水市立作道小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について

     議案第49号 射水市立塚原小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について

     議案第50号 射水市立射北中学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について

     報告第 4号 専決処分の承認を求めることについて

            (専決処分第22号 射水市市税条例の一部改正について)

     報告第 5号 専決処分の報告について

            (専決処分第9号から第21号まで及び第23号から第25号まで 和解及び損害賠償額の決定)

日程第4 議案第46号に関する条例改廃請求代表者の意見陳述

日程第5 質疑(議案第46号から議案第50号まで並びに報告第4号及び報告第5号)

日程第6 各議案の委員会付託(議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号)

日程第7 委員長報告(議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号)(質疑、討論、採決)

日程第8 議員派遣について(採決)

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本日の会議に付した事件

日程第1から日程第8まで議事日程に同じ

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議長及び副議長の氏名

    議長   瀧田啓剛

    副議長  吉野省三

議員の定数   26名

議員の現在数  26名

出席議員(26名)

     1番  渡辺宏平君      2番  澤村 理君

     3番  山崎晋次君      4番  石黒善隆君

     5番  不後 昇君      6番  菅野清人君

     7番  吉野省三君      8番  伊勢 司君

     9番  津田信人君     10番  堀 義治君

    11番  古城克實君     12番  梶谷幸三君

    13番  赤江寿美雄君    14番  奈田安弘君

    15番  高橋久和君     16番  竹内美津子君

    17番  義本幸子君     18番  高橋賢治君

    19番  中野正一君     20番  四柳 允君

    21番  小島啓子君     22番  帯刀 毅君

    23番  中川一夫君     24番  横堀大輔君

    25番  津本二三男君    26番  瀧田啓剛君

欠席議員(なし)

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説明のため出席した者

 市長        夏野元志君   副市長       泉  洋君

 教育長       結城正斉君   教育委員長     大代忠男君

 代表監査委員    石黒洋二君   市長政策室長    三川俊彦君

 行政管理部長    村上欽哉君   市民環境部長    山崎武司君

 福祉保健部長    渋谷俊樹君   産業経済部長    竹内直樹君

 都市整備部長    樋上博憲君   上下水道部長    西本邦郎君

 市民病院事務局長  寺岡信清君   会計管理者     山崎 毅君

 監査委員事務局長  堀 俊之君   消防長       江川 宏君

 財政課長      岡部宗光君

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職務のため議場に出席した事務局職員

 議会事務局長    肥田幸裕    次長・議事調査課長 澁谷 斎

 議事調査係長    菅原剛史    議事調査係主任   三浦広充

 議事調査係主任   藤岡美乃里



△開会 午前10時00分



△開会の宣告



○議長(瀧田啓剛君) ただいまから平成24年4月射水市議会臨時会を開会いたします。

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△開議の宣告



○議長(瀧田啓剛君) 本日の出席議員数はただいまのところ26名であります。

 よって、会議の定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。

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△会議録署名議員の指名



○議長(瀧田啓剛君) これより本日の日程に入ります。

 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してあります日程表のとおりであります。

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において

  不後 昇君

  赤江寿美雄君

  帯刀 毅君

 を指名いたします。

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△会期の決定



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 異議なしと認めます。

 よって、会期は本日1日と決定いたしました。

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△市長の提案理由の説明(議案第46号から議案第50号まで並びに報告第4号及び報告第5号)



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第3 議案第46号から議案第50号まで並びに報告第4号及び報告第5号を一括議題として、市長から提案理由の説明を求めます。

 夏野市長。

     〔市長 夏野元志君 登壇〕



◎市長(夏野元志君) 本日、ここに4月射水市議会臨時会を招集いたしましたところ、各位には御多用にもかかわらず御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。

 それでは、本臨時会に付議いたしました案件について御説明申し上げます。

 議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止については、去る4月4日に地方自治法第74条第1項の規定に基づき、射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止請求がなされ、同日受理いたしましたので、同条第3項の規定により、意見を付けて当該請求に添えられた条例案を議会に付議するものであります。

 本請求の趣旨は、地方自治法第222条第1項の規定に、「市長は、条例、その他議会の議決を要すべき案件があらたに予算を伴うこととなるものであるときは、必要な予算上の措置が適確に講ぜられる見込みが得られるまでの間は、これを議会に提出してはならない」とあり、これは議会にも適用されると解されているとの理由から、議員提案により可決された条例について、その廃止を求めるというものであります。

 これに対する私の意見につきましては議案書に記載のとおりでありますが、本市の有権者総数の7.4%弱とはいえ、本請求は法定署名数を大きく超える5,650名の連署をもって行われたものであり、これを真摯に受けとめる必要があると考えます。議員各位におかれましては、さきの条例が3分の2の特別多数議決によって可決されましたことを踏まえつつ本請求を「熟議の要請」ととらえ、一人でも多くの市民に理解・納得していただけるよう、いま一度慎重かつ明快な審議をされますことを切に希望するものであります。

 続きまして、議案第47号から議案第50号までは、去る4月16日に入札に付した小・中学校整備に係る工事4件について請負契約を締結したいので議決を求めるものであります。

 次に、報告第4号 専決処分第22号 射水市市税条例の一部改正については、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律が平成24年3月31日付で公布されたことに伴い、本市条例について所要の改正を行うため、地方自治法第179条第1項の規定により同日付で専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。

 また、報告第5号につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されました事項について専決処分をいたしました除雪車による事故等16件について、これを報告するものであります。

 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。



○議長(瀧田啓剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりました。

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△議案第46号に関する条例改廃請求代表者の意見陳述



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第4 議案第46号に関する条例改廃請求代表者の意見陳述を議題といたします。

 議案第46号につきましては、地方自治法第74条第4項の規定に基づき、条例改廃請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないこととされております。

 よって、請求代表者による意見陳述を行います。

 意見を述べる請求代表者は1名であります。

 請求代表者の渡辺謙一さんに議場にお入りいただきます。

     〔請求代表者 渡辺謙一君 入場〕



○議長(瀧田啓剛君) 意見陳述者の方に申し上げます。

 意見を述べる時間は、議会運営委員会で30分以内と決定しておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、渡辺謙一さん、意見陳述をお願いいたします。

     〔請求代表者 渡辺謙一君 登壇〕



◎請求代表者(渡辺謙一君) 私は、射水市橋下条2108番地に住んでいる渡辺謙一でございます。

 今般、地方自治法第74条に基づき、射水市条例第13号の廃止を請求した「市庁舎を考える会」の代表を仰せつかっております。また、私は、夏野市長の政治活動を支援するために結成されました夏野元志政治資金団体「志士の会」の代表も仰せつかっております。「市庁舎を考える会」は、平成21年の市長選挙において、分家前市長が計画された大型庁舎建設計画に反対した夏野市長の公約を支持し、夏野市長を応援した同志が集まって結成したものであります。

 私たち「市庁舎を考える会」の主張は、そもそも市町村合併は市民への行政サービスを低下させないための行財政改革であり、立派な庁舎を新築するために合併したのではなく、庁舎の統合に巨額なお金を使うべきではないというものであります。市庁舎について、一昨年ごろから私が市長から聞いておりましたのは、行財政改革を推進するためにはどうしても分庁舎がネックになっているので、庁舎の統合を急ぎたい。しかし、現在の市の財政状況を考えるとき、庁舎建設に大きな予算を使うべきではないということでありました。しかしながら、ここ1年間の庁舎統合の議論を見ておりますと、市長の意に反しまして、どこかで大型庁舎の建設ありきで事を進めているような気配がして、それを大変危惧しておりました。

 そうするうちに、昨年3月11日、あの巨大地震、大津波が東日本を襲いました。この大地震によって、全国の市町村は学校を中心とした公共施設の耐震化が最大の急務となってきました。夏野市長も直ちに現地を視察されて、「学校の耐震化を第一にする」と明言されました。さらに、「特に災害に弱い地区の防災対策に税を投入すべきで、今は庁舎の建設どころではない」とも言っておいでになりました。

 そんな中で、議会の庁舎建設推進派の方々は、合併特例債の期限を理由に、市長に庁舎建設の決断を迫られたのであります。そして、問題の昨年の6月議会において、市長は議会の冒頭での提案理由説明で、庁舎統合の全体像については市民への説明不十分で理解が得られていないことと、東日本大震災により防災対策の優先順位を改めて検証したいという理由で、庁舎建設に関する条例の提案を先送りすると表明されました。

 ところが、議会最終日の土壇場で、射水市役所位置条例の一部を改正する条例が議員から提出され、可決されました。この条例は、市役所の位置を現在の「射水市戸破1511番地」から「射水市新開発410番1」に改めるというものであります。

 この6月議会時点では、新庁舎の基本構想はおろか現在使われております分庁舎をどうするのか、支所を置くのか、コミュニティセンターをどうするのかという基本的な問題すら決まっていなかったはずです。慌てて第1回の庁舎基本構想検討委員会が開催されたのは8月末であります。これでは本末転倒であり、私は議会の勇み足と言わざるを得ません。

 また、地方自治法第4条、事務所の設定又は変更は、事務所の位置を定め又は変更するに当たり、住民の利便性と交通事情に加えて、関係官公署との関係を考慮することを求めております。

 地方自治法第222条、予算を伴う条例、規則等についての制限は、「地方公共団体の長が、あらたに予算を伴うこととなる議案を提出する場合は、予算上の措置が適確に講ぜられる見込みが得られるまでの間は、これを議会に提出してはならない」と定めてあります。同条は、地方自治体財政の計画的かつ健全な運営を確保するために、市長が無計画に税を使わないよう条例提案権に制限を加えているのであります。これは、当然議員が条例を提案する場合にも類推適用されるものであります。

 新庁舎建設の予算については、議員懇談会で何度も話し合いがされたと反論がありますが、これはあくまでも議員懇談会であり、市民に開示されたものではありません。我々市民からすれば、合併特例債というあめ玉につられた財政計画にしか見えないのであります。とても地方自治法第222条が求めている必要な予算上の措置が講ぜられた上での提案とは言えず、射水市条例第13号は極めて違法性の高い条例であると言わざるを得ません。これから震災対策に大きな予算が必要な時期に、なぜこのように理不尽で違法性の高い条例を可決し、大きな予算を使って庁舎建設を強行しようとされるのか、私たちにはどうしても理解できないのであります。庁舎建設に多額の税金を費やして、射水市の財政は大丈夫なのですか。常々市長が公言されておりますが、庁舎建設に幾らかかるかではなく、幾ら使えるお金があるかではないでしょうか。いま一度合併の原点である行財政改革の見地から、統合庁舎はどうあるべきか、スタートから議論をやり直すべきであります。

 幸いにも、議員の方々が御心配されております合併特例債の期限も5年延長されることとなりました。私たちにはこのかけがえのない射水そしてこのふるさとを、「豊かな自然、あふれる笑顔、きららか射水」にして次世代に引き継がなければならない責任があります。無駄なことに税金を使ったり、無理な借り入れをして次の世代に大きなツケを回すようなことがあってはならないと思います。

 以上のようなことから、私たち「市庁舎を考える会」は、議会に庁舎建設の議論をスタートからやり直してもらうために条例廃止を求める署名活動を決意いたしました。1月から2月という大変雪の多い非常に寒い時期にもかかわらず、180名の人たちが、あっという間に6,000名を超す署名を集めました。法定有効数の1,530人が目標でしたから、無理な収集はしませんでしたが、署名をいただいた人たちからはたくさんの熱い激励もちょうだいいたしました。この署名は、署名の数以上に大変大きい重いものであると感じております。集まった署名は、ふるさとの将来を心配する市民の心であると思います。どうか私たち市民の心を真正面から受けとめて、庁舎統合の議論をスタート地点に戻して、本筋で議論をやり直してくださることを切にお願いいたします。

 ここに去る4月2日の日本経済新聞の記事があります。お読みになった議員の方もおられると思いますが、37面の特集、列島ニュース追跡で、新庁舎建設に揺れる合併自治体として福井県越前市を紹介しています。

 越前市は2005年10月、武生市と今立町が合併してできた市です。特例債期限の2015年度までに新庁舎を建設する計画でしたが、市が移転と現在地での建てかえの2案を示したために議会や市民に意見の対立が生じ、市は一たん建設の先送りを決定しました。ところが、昨年11月に特例債の5年延長が確実となり、時間ができたので議論をやり直すことになったようです。越前市の奈良市長は3月議会で、20年後、30年後のまちづくりはどうあるべきか、ベースの議論から行いたいと、2020年までに建設予定の新庁舎のあり方について、それまでの案を撤回し、市民を交えた懇談会で考えていく方針を示されたのです。また、まちづくりの議論を欠いたまま立地を論じると再び市民間の対立が生じるから、丁寧に議論をやり直すことを決断されたのです。

 射水市とは幾分内容は違いますが、立地が問題となっているところ、合併特例債の延期を機にもう一度庁舎建設の議論をやり直すという点では、私は非常に似通っているのではないかと思います。私は、この際、射水市も越前市を見習い、条例第13号を撤回し、統合庁舎建設の議論を原点からやり直すべきだと思います。正しいことを見習うのにはばかることは何もありません。特に、現在の分庁舎の廃止及び活用を決定した後に、庁舎建設の検討をすべきであります。

 もう一度お願いいたします。どうか統合庁舎建設の議論を原点に戻してください。もし議会で同意がいただけなかった場合、私たち「市庁舎を考える会」は、次のお願いの手段を考えなければなりません。それによって統合庁舎建設をおくらせ、行財政改革がおくれてしまうことも、私たちの本意ではありません。議員の皆様には、地元の人たちに対して詳細に説明し、理解を求めていただきたいと思います。現在の射水市の財政が悪化している現状から判断して、新庁舎建設のコストや負担は最小なのか、新庁舎建設のメリットはどうあるのか、今後の行財政改革の道筋を明確にし、庁舎の位置づけを含めた市全体の青写真を示していただきたいと思います。私たちは、「統合庁舎は必要ない。庁舎建設は絶対するな」とは一言も言っておりません。前述のとおり、射水市の現状そして将来を見据えて議論していただきたい。その結果、市民の賛意を得て建設場所が今の新開発に決まってもよいのではないかと、私は思います。私は、射水市議会の良識を信じます。どうか私たち市民の声を真摯に受けとめ、射水市条例第13号の廃止を議決くださいますようお願い申し上げ、請求代表者の意見陳述を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(瀧田啓剛君) 以上で、地方自治法第74条第4項の規定による条例改廃請求代表者による意見陳述が終わりました。

 ここで、意見陳述者には退場をしていただきます。

     〔請求代表者 渡辺謙一君 退場〕

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△質疑



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第5 各議案に対する質疑に入ります。質疑の通告がありますので、発言を許します。

 津本二三男君。

     〔25番 津本二三男君 登壇〕



◆25番(津本二三男君) 津本二三男でございます。私は、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、この議案につけられている市長の意見について質疑をいたします。

 1点目についてでございます。今回の議案は、言うまでもなく市民の直接請求によって提出されております。地方自治法では、今回のような場合には「当該普通公共団体の長は、意見を付けて条例の制定又は改廃請求を議会に付議しなければならない」と明記され、そしてこの長が付ける意見というのは、地方自治法の趣旨からいって条例案に対する執行機関の立場からする賛否の意見であり、少なくとも賛否を明確にすべきものと解されています。今回、市長が付けられた意見書は比較的長文となっておりますが、条例に対する賛否の意見に該当する部分はどこなのかお尋ねいたします。

 2点目です。市長の意見書では「5,650名もの有効署名による今回の直接請求は、これまでの経緯や経過さらには検討内容が市民の皆さんに十分御理解いただけていない証左であり、反省すべき点を反省すべきであると考えております」とされ、庁舎問題について「合意を得ながら解決に向けて進めていくためには、「6つの懸念」に市長として明確な答えを出し、これらの懸念や疑問を払拭することが当面何よりも重要であるとの考えに至った」とされ、懸念の6つ目には「本当に代替案はないのか」という点を挙げられています。そして、「今後は懸念の払拭に全力で取り組ませていただき、8月をめどに議会及び市民の皆さんに忌憚のない所信を表明させていただきたい」とされています。そこで、この8月をめどに表明される所信とは、新庁舎の建設の見直しも含まれるものなのか、お尋ねいたします。

 以上、2点について市長にお尋ねいたします。



○議長(瀧田啓剛君) 当局の答弁を求めます。

 夏野市長。

     〔市長 夏野元志君 登壇〕



◎市長(夏野元志君) 津本議員からの質疑にお答えをさせていただきます。

 私からは、議員からいただきました2点目の、8月を目途に表明される所信とは新庁舎の建設の見直しも含まれるものなのかの問いについて、お答えをさせていただきます。

 私からの意見書には、今後、この庁舎問題を合意を得ながら解決に向けて進めていくためには、大きく6つの懸念があるというふうに書かさせていただいております。すなわち1つ目、新庁舎建設のコストや負担は最小なのか、2点目、市民生活に不便・不自由は生じないのか、3点目、新庁舎建設のメリットが不明瞭なのではないか、4点目、今後の行財政改革の道筋が明確になっていないのではないか、5点目、庁舎の位置づけを含めた市全体の青写真が示されなければならないのではないか、そして6点目、議員からも御紹介いただきましたが、本当に代替案はないのか、こういったことに対して市長として明確な答えを出し、これらの疑問、懸念を払拭すること、これに全力で取り組まさせていただきたいと書かさせていただいたところでもございます。

 すなわち統合庁舎の必要性につきましては、これまで機会あるたびに説明してきたところではございますけれども、市民の皆さんの間の中ではぬぐい去ることのできなかった心配や疑念が残っているとこういうことでございますので、これを除去することに全力を挙げていきたいということでございます。

 本当に代替案はないのかというこういった疑問ではございますけれども、この初歩的な考えに対してしっかり明確な答えを出し、この疑問を消し去るために自分としても汗をかきたいという趣旨を書かさせていただいたものでありまして、これ以上でもこれ以下でもないということでございます。すなわちこれをもって直ちに建設を白紙に戻すということを考えているものではないということを、御理解をいただきたいと思います。

 私からは以上でございます。



○議長(瀧田啓剛君) 三川市長政策室長。

     〔市長政策室長 三川俊彦君 登壇〕



◎市長政策室長(三川俊彦君) 私のほうから、津本議員1点目の質疑である、条例に対する賛否の意見に該当する部分はどこなのかの問いにお答えいたします。

 意見書の最後の部分に念のため書き添えられているとおり、今回、市長が提出された意見書は、これまでの経緯、本件条例案に対する所見、議会への要請、今後の取り組みについて書き分けられております。庁舎問題に対する市長としてのいわく言いがたいさまざまな思いが投影されているのではと、私どもは拝察しているところでございます。提出議案に対する賛否は、いわば議案の当否に対する市長としての見解を表明する部分と御理解をいただきたいと思っております。したがって、本件条例案に対する所見の部分において、制定の必要性は見出せないとの見解が明らかに表明されているものと受けとめているところであります。



○議長(瀧田啓剛君) ほかに質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 質疑なしと認めます。

 よって、これにて質疑を終結いたします。

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△各議案の委員会付託(議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号)



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第6 各議案の委員会付託を行います。

 議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号については、お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれの所管の常任委員会に付託いたします。

 なお、念のため申し上げます。

 報告第5号は議決事項ではないため、委員会付託を省略いたしますので御了承願います。

 ここで、総務文教常任委員会及び民生病院常任委員会が開かれるため、暫時休憩いたします。



△休憩 午前10時30分



△再開 午前11時35分



○議長(瀧田啓剛君) ただいまの出席議員数は会議の定足数に達しております。

 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△委員長報告(議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号)



○議長(瀧田啓剛君) 日程第7 議案第46号から議案第50号まで及び報告第4号を一括議題といたします。

 各委員長から審査の報告を求めます。

 報告は、総務文教常任委員長、民生病院常任委員長の順でお願いいたします。

 総務文教常任委員長。

     〔総務文教常任委員長 津田信人君 登壇〕



◆総務文教常任委員長(津田信人君) 今4月臨時会で総務文教常任委員会に付託されました議案5件について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。

 議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について申し上げます。

 これは、地方自治法第74条第1項の規定による射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止請求があり、長の意見を付して当該請求に添えられた条例案が議会に付議されたものであり、審査の結果、賛成少数で否決すべきものと決しました。

 次に、議案第47号 射水市立大島小学校北棟校舎改築(建築主体)工事請負契約について、議案第48号 射水市立作道小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について、議案第49号 射水市立塚原小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について並びに議案第50号 射水市立射北中学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約について申し上げます。

 これは、射水市立大島小学校北棟校舎改築(建築主体)工事並びに射水市立作道小学校、射水市立塚原小学校及び射水市立射北中学校の耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事について、それぞれ請負契約を締結しようとするものであり、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、総務文教常任委員会の報告といたします。



○議長(瀧田啓剛君) 民生病院常任委員長。

     〔民生病院常任委員長 帯刀 毅君 登壇〕



◆民生病院常任委員長(帯刀毅君) 今4月臨時会で民生病院常任委員会に付託されました報告1件について、審査の経過と結果について御報告申し上げます。

 報告第4号 専決処分の承認を求めることについて、専決処分第22号 射水市市税条例の一部改正について申し上げます。

 これは、地方税法等の一部を改正する法律が平成24年3月31日に公布されたことに伴い、本市条例について所要の改正を行ったものであります。審査の結果、全会一致で原案のとおり承認すべきものと決しました。

 以上、民生病院常任委員会の報告といたします。



○議長(瀧田啓剛君) 以上で各常任委員長の報告が終わりました。

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△質疑



○議長(瀧田啓剛君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。

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△討論



○議長(瀧田啓剛君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。

 津本二三男君。

     〔25番 津本二三男君 登壇〕



◆25番(津本二三男君) 津本二三男でございます。私は、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、賛成の立場から討論をいたします。

 本条例案は、地方自治法の規定により法定署名数を超える5,650名の連署をもって直接請求され、提出されている条例案でございます。言うまでもなく、今回問題になっている市役所位置条例の一部を改正する条例は、新庁舎の建設を前提にしたものでございます。先ほど請求代表者の渡辺謙一さんの意見陳述がありましたが、私も同様に市役所位置条例の一部を改正する条例は廃止をし、いま一度原点に立ち戻って検討をし直したほうがよいと考えております。

 市当局は、既存庁舎を活用するよりも新庁舎を建てたほうが財政負担が軽くなるとしてまいりました。これが新庁舎を建設するという最大の根拠になってきたものと感じております。そしてその計算は、当然幾つかの前提があるわけでありますが、私はその前提そのものに重大な瑕疵があったと考えております。

 1点目、庁舎は築後50年をめどに建てかえが必要としてきたことでございます。既存庁舎を活用しようとすれば、耐震化工事、大規模改造が必要となる。しかし、これらの工事をしても、その後、数年後あるいは十数年後には50年目を迎え、大きな費用をかけて建てかえが必要になってしまう。それならば、合併特例債が使える今のうちに新しい庁舎を建てれば財政負担は軽くできる、こういったものでございました。しかし、専門家によれば、庁舎のような鉄筋コンクリートの建物は、普通60年以上はもち、メンテナンスをしっかりすれば100年もたせることも可能だということでございます。実際に名古屋市、横浜市、松本市などでは、既に50年を超えた市役所でありながら、耐震化工事を行い、70年、80年以上使うことを目指している自治体も少なからず出てきました。

 そうなれば、話は全く違ってまいります。既存庁舎を活用していく場合に必要となる大規模改造に必要な費用は、1平方メートル当たり9万円。一方、新しい庁舎をつくるために必要な費用は、1平方メートル当たり48万円。既存庁舎の活用は、新庁舎建設の5分の1以下で済むことになります。そして、言うまでもなく今後30年間の間、建てかえる必要も出てまいりません。また、30年後あたりには、内部の水回りなどが老朽化するために再び大規模改造が必要とはなりますが、それは新庁舎を建てた場合も同じであります。

 2点目は、既存庁舎を活用していく場合に必要となる耐震化工事費についてでございます。この耐震化工事の費用を、市当局は、これまで1平方メートル当たり17万円もかかるとしてまいりました。しかし、ほかの自治体の例では工事方法を選ぶことで、1平方メートル当たり6万円あるいは3万円など、市が示してきた工事費単価の3分の1あるいは6分の1の安い単価で行われてきています。しかも最近では、庁舎の耐震化工事は国の補助金対象にもなり、さらに庁舎の統合いかんにもかかわらず合併特例債の対象にもするというふうになってまいりました。耐震化工事は、新庁舎を建てる場合の3分の1もの費用がかかってしまう、こうしてきた市当局の説明は、新庁舎建設を進めるために極めて割高な単価を採用したのではないか、私はこのような疑念を感じてしまいます。

 3点目は、新庁舎建設は、議会の条例改定が決まるまでは既存庁舎の廃止が前提となっておりました。そうでなければ、財政負担の軽減はあり得ません。既存庁舎に係る維持管理費をなくすために、既存庁舎は壊すか民間に売却する、このような議論が市当局からも当たり前のように提示されていました。しかし、今進んでいるのは、新庁舎は建設する、そして既存庁舎も利活用していこうというものでございます。実際に現在の庁舎は各地域の発展の拠点となってきたこともあり、まちづくりを考えた場合には簡単に廃止というわけにはいきません。極端な言い方をすれば、現在市が抱えている施設に新たに大きな新庁舎がふえるだけ、こういうような状況もあり得るものと考えております。既存庁舎を活用はするが、そのほかに他の施設の機能を統合していけば、市が抱える公共施設はトータルで減らせるのではないか、こういったお話も市当局内部からうかがえました。しかし、それらは全く未定、定まっておりません。新庁舎がふえる、こういうことだけはっきりしているのでは困ります。

 以上の3点で、これまでの議論の前提そのものに重大な瑕疵があったと私は考えており、本当に新庁舎建設が必要なのか、いま一度検討し直しが必要になっていると考えております。

 次に、条例の一部改正で、新庁舎の建設場所となった大島中央公園隣接地についてでございます。

 敷地面積は、小杉庁舎や新湊庁舎の約半分しかございません。そこに現在の5庁舎分の機能を集めた新庁舎をつくろうというものでございますが、隣接する大島中央公園で広い駐車場を造成し直さなければ困難になってしまいます。一方、その大島中央公園は都市計画法によってさまざまな規制がかかっている公園であり、駐車場整備が必ずできるという保証がないものと理解しております。さらに、災害対策の拠点としても問題を感じております。庄川が決壊し、はんらんした場合に、洪水地域の中に入ると予想されている土地であります。1階をかさ上げして庁舎そのものの被災を避けることはできても、周りが湖のようになっていては災害対策の拠点としての役割は果たせません。

 最後になりますが、市民の中には旧郡部を中心に、新庁舎建設は市長の公約違反だとの認識が広くあります。さらに新庁舎建設について、とりわけ小杉地区では住民の共感は得られてはおりません。今回の議案提出の根拠となっている直接請求そのものも、その一つのあらわれだと私は考えております。合併して間もない射水市、今も多くの市民は旧市町村を引きずっています。今、射水市にとって一番大事なのは市民としての一体感の醸成、行政を旧5市町村全地区の共感の上で進めることだと私は確信しております。これからの射水市を考えた場合、新庁舎をめぐって地区住民間の溝をつくるようなことは避けるべきだと私は考えております。

 以上の理由から、議案第46号に賛成するものでございます。

 以上で私の討論といたします。



○議長(瀧田啓剛君) 中野正一君。

     〔19番 中野正一君 登壇〕



◆19番(中野正一君) 私は、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、法的な観点から反対意見を申し述べたいと思います。

 先に結論を申し上げますと、今回の直接請求がなぜ行われたのか、全く理解に苦しむものであります。昨年の6月の議員提案は、私ども議会が議会ごとの本会議や予算特別委員会また議員懇談会など、市当局と時間をかけて粘り強く議論を重ねて導き出した結論をもとに、議員一人一人にはそれぞれ自分の支持者を初め地域の皆さんの意見に十分耳を傾けながら、慎重の上にも慎重に、熟慮に熟慮を重ねた上で決断をし、法律にのっとって提案したものであります。その結果、提案、賛成した議員が18名に達したこと、そして全議員の3分の2以上の賛成で条例案が可決されたこと、このことを重く受けとめられたからこそ、市長はかねてからの方針どおり基本構想を策定し、27年度末までの完了を目指して庁舎整備を進めていくと表明をされ、今日まで着実に準備を進めてきておられるものと私どもは理解をしているわけであります。

 今回の請求人らは盛んに民意ということを強調されていますが、この重みというものを18名の各議員が一人一人背負っている市民の皆さんの声、意見というものをどのように考えておられるのでしょうか。あるいは自分たちの主張と違う意見は民意ではないとでも考えておられるのでしょうか。反対にお聞きをしたいくらいであります。市長の言葉をおかりすれば、「熟議の要請」ということになるのでしょうか。しかし、私どもは今申し上げたように、強い責任感と使命感から揺るぎない考えのもとに議員提案したわけでありまして、この考えがいささかも変わるはずもなく、なぜこのような請求をされたのか本当に理解に苦しむのであります。このことを、まず、はっきりと申し上げたいと思います。

 では、請求人の主張に対し、具体的な反論を交えて私の意見を申し述べたいと思います。

 まず、法解釈に明らかに誤りがある。また、議員提案には法令上の制限はないということであります。請求人は、「地方自治法第222条は予算措置がされていない条例案の提出を禁じているので、これが措置されていない昨年6月の市庁舎位置条例の制定は違法である」と主張されております。しかし、これは222条の予算を伴う条例の意味についての法解釈に明らかな誤りがあります。222条は、財政の計画的で健全な運営を確保するため、財政支出を伴う条例の提出には予算の裏づけが必要であるとの趣旨でありますが、ここで言う財政支出とは、条例の施行によりその年度中に義務的に債務を負担せざるを得ないものなど極めて限定的に解釈されています。このように解さないと、複数年度にまたがる事業に関係する条例は、継続費を組まない限りすべて違法ということになりかねないからであります。したがって、庁舎の位置条例は、財政支出を伴う条例には該当しません。これは解釈上争いのないところであります。百歩譲って請求人の主張に沿い、仮に財政支出を伴う条例であると無理やり解釈したとしても、庁舎に係る事業費は新市建設計画はもとより総合計画の財政見通しにも明確に盛り込まれていますから、しかるべき時期に予算措置が的確に講ぜられる見込みが立っている中で条例が制定されたのであり、違法性などあるはずもないのであります。県においても、昨年の議決は違法ではないと明確に表明をされております。

 しかるに請求人が代表を務める「市庁舎を考える会」は、「議員提案の議決は、222条に抵触する議会の暴走と言わざるを得ない」とまでおっしゃっています。暴走しているのは一体どちらでしょうか。222条の解釈に誤りがあるだけではありません。そもそもこの222条というのは、財政上の負担を伴うような条例の提出には予算の裏づけをするよう、地方公共団体の長に対して求めている訓示規定でありまして、議員提案の場合には法令上の制限はないのであります。法令上の制限がないのですから、法に抵触するなんていうことは初めからあり得ないのであります。ただ、自治省、現在の総務省の通知や行政実例で、議員が予算を伴う条例案を提出する場合は、法令上の制限はないが、222条の趣旨を尊重して運営されるべきものであって、あらかじめ執行機関と連絡の上財源の見通しを得る必要があるとされているにすぎないのであります。そして、この尊重すべきとされる財源の見通しを得ることについても、今申し上げたように市当局と議論を尽くす中から、十分財政的な見通しが立っている中で提案したわけでありますから、全く問題はないのであります。本当にわかっておられないのか、それともわかっていながら都合のよいようにわざわざねじ曲げて解釈をしておられるのかよくわかりませんが、いずれにしても法令を正確に読まないで、ここまで議会のことを誹謗非難中傷されるその真意はどこにあるのか、私どもには全く理解できません。

 次に、基本構想のありなしは無関係であるということであります。請求人は、条例制定の際に、庁舎建設の基本構想すら審議されていないから違法だと、何の法令上の根拠も示さずに主張されております。しかし、そもそも庁舎整備に係る基本構想や基本計画といったものは、議会の議決を経て設計委託契約、請負工事契約などが交わされ公金支出が行われるという、一連の庁舎建設事業を具体化していく前提として策定されるプランの一つにすぎず、したがって、これが策定されていないからといって位置条例が不適法となるものではありません。まして、現時点において既に基本構想は策定済みでありますから、請求すべき実益はもはや失われているのであります。

 最後に、議会での審議は尽くされているということであります。「市庁舎を考える会」の皆さんは、議会における審議が十分なされないまま、突然議員提案によって位置条例が強行採決されたと主張されております。

 しかし、合併後、議員提案に至るまでどれだけの時間と労力をかけて議論をしてきたことか、議会ごとの本会議や予算特別委員会はもちろんのこと、一昨年の6月議会で、市長が将来にわたり分庁舎方式を継続していくことは極めて困難と表明されて以来、8月から数次にわたって開かれた各会派と市当局との意見交換会、11月から8回にわたってこの庁舎問題に絞って市当局と集中的に協議が行われた議員懇談会、また年が明けて1月末から2月初めにかけてのタウンミーティングに前後すること2回にわたる全員協議会、5月の議員懇談会など、議会と市当局は十分過ぎるくらい時間をかけ、議論を尽くしてきたのであります。このことは、この議場におられる議員諸氏はもちろんのこと、「市庁舎を考える会」の皆さんもたびたび議会の傍聴に来ておられましたから、よく御存じのはずであります。それでも議会の審議が尽くされていないと言われるのは、全く見解の相違というほかはありません。

 また、今回の直接請求とは別に、「市庁舎を考える会」のメンバーから、市を相手取って裁判が起こされています。この訴訟も、私に言わせれば、小杉からの庁舎移転を阻止するために一部の市民がいたずらに市政を遅延させようとしている行為に思えてなりません。

 さらには、議員提案による条例の制定は一体感の醸成を妨げるものだとも言っておられますが、私どもは一体感の醸成ということを大事にするからこそ、市役所はなるべく市の中心部に近くという大島案の議員提案に踏み切ったのであり、妨げているのはどちらのほうでしょうか。「市庁舎を考える会」の皆さんのかたくなな姿勢こそ、そのことを阻害しているように思います。

 昨年6月に私どもが議員提案をした際にも、議員提案は違法であるといった指摘や異議は、議員のどなたからも出されておりません。継続中の裁判に近く判決が下されれば、今るる申し上げてきた請求人ら皆さんの主張が、すべて誤った思い過ごしか、あるいは意図的に行われた誹謗中傷であることが白日のもとにさらされるでありましょう。そのことを強い確信を持って指摘をして、反対討論といたします。



○議長(瀧田啓剛君) 竹内美津子君。

     〔16番 竹内美津子君 登壇〕



◆16番(竹内美津子君) 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について。

 市長が意見書で述べられたように、条例廃止への本請求にかかわり5,650人が署名されたことの重さについては真摯に受けとめ、十分理解いたしますが、その署名活動におけるプロセスが語られることなく、殊さらに5,650という数字的結果のみが強調されており、この場において、本請求署名活動の中で、条例議決は市長のマニフェスト違反であると主張、強調されていた点に対して、市民の皆様にその署名活動内容について透明性を図り、理解を得るため、あえて反対討論をいたします。

 本廃止請求の署名の重さに対して、物言わぬ市民の中の多くの賛同者いわゆるサイレントマジョリティーと言われる皆さんの意思は、はるかに重きものと受けとめています。結論から申し上げれば、請求人を代表とした「射水市庁舎を考える会」の署名活動配布物では、「議員提案による庁舎位置条例案の可決は、夏野市長のマニフェスト違反である」との主張が述べられていますが、適法な手続のもとに議員定数26の射水市議会において、3分の2に当たる18名の議員の賛成により特別議決された条例について、首長の選挙公約をもってしてその効力が左右されるはずもなく、また、左右できるものでもなく、署名活動の過程における請求人の主張は全くもって見当違いであり、向ける矛先が違うものであったと言わざるを得ません。

 あえて選挙公約と政治行動について申し上げれば、激しい選挙戦にあっては、さまざまな意見を持った支持者が存在する中で、多少争点の単純化・明確化が図られるということは避けられないところであります。しかし、請求人は単純明確化された争点、公約の中で、その内容を十分に精査、理解されることなく、例えば一つの単純化された公約見出しにおいて、自分たちにとって都合のよい部分のみを意図的に取り上げ、市長の公約違反と言われていたように受けとめられます。政治家の政治行動を評価するバロメーターは、日々住民の幸せと安心した暮らしを守るために、どのような政策を実行したかということが重要なポイントと考えます。

 就任3年目を迎えられた今日まで、夏野市長は、行財政改革はもとより県下他の自治体に先駆けて中学3年生までの医療費無料化、積極的な耐震防災対策などの実施に見られるように、さまざまな分野において誠実に、かつ積極的に市民重視の施策に取り組み、実現されてこられました。当然、公約違反と指摘すべき点などないものと確信していますが、請求人は一方でそんな市長の後援団体の代表と承知しています。その立場であるからこそ、市長に対してのより良識ある評価、判断とともに、政治の実相にしっかりと目を向けていただきたいと願うものであります。

 また、一部では市長の後援活動という、誤解を招くような名目を語って署名活動も行われたことも事実のようです。そのような署名活動に、射水市の将来強いては市民の将来を考え、熟慮に熟慮を重ねて判断を導き出された市長は大変苦慮されていました。所属党派、会派、地域を超えて条例を議決した我々は、議会人としてそのような市長をバックアップするという強い決意を持って反対討論に立ち上がったものです。大きな意味を持つ、物言わぬ多くの市民の賛同者の意思もまた同様であるものと確信しています。これらのことから、市長のマニフェスト違反という主張をもって行われた署名活動による本廃止請求に、断固として反論するものであります。

 以上、先ほどから市長が述べられました庁舎整備についての意見の趣旨を十分に理解した上で、我々は条例廃止の必要性はないものと申し上げ、市長のマニフェスト違反との指摘に対する私の反対討論といたします。



○議長(瀧田啓剛君) 奈田安弘君。

     〔14番 奈田安弘君 登壇〕



◆14番(奈田安弘君) 私は、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、財政負担などの面から反対の立場で討論をいたします。

 請求人は、射水市の財政力では新庁舎建設の負担に耐え切れないとの主張をされていますが、議会ではさまざまなシミュレーションのもと慎重な審議を重ねてまいりました。平成20年9月の予算特別委員会では、建設パターン別経費の比較で、統合庁舎建設の場合、既存庁舎どこか1カ所を本庁舎とした場合、また、6庁舎のうち必要分庁舎で継続する場合について協議しておりますし、平成22年の議員懇談会での所要経費30年間を比較した協議、さらには平成23年のタウンミーティングの結果を受けた全員協議会では、大島中央公園敷地での整備案及び小杉庁舎を活用する案並びに南北庁舎案など、これまで協議した内容を再度比較検討し、機会をとらえては協議を重ねてまいりました。

 また、我々議会を初め市民懇話会や基本構想策定委員会の答申でも、経費面で市の財政を圧迫する主な要因は、職員の人件費、公共施設の維持管理費や借入返済など経常的経費の増加であり、新庁舎整備は行財政改革の推進を図って財政の健全化につながることは既に示されているところです。

 また、市の借入金の額を指摘する方もおられますが、起債の残高だけで財政の健全化を論ずるのは、将来にわたってサービスを享受する次世代も含めて負担していくという建設事業での後年度負担の考え方を理解していない議論といえます。

 射水市では、昨年3月、市総合計画の実施計画見直しにおいて、有利な財源を活用した庁舎整備など大型事業も含めた財政見通しを立てました。財政健全化判断比率の一つである実質公債費比率18%未満を堅持するとの報告であり、議会としても手がたい財政運営であると評価するとともに、しっかり検証していかなければならないと思っております。

 庁舎建設に反対する一部の人たちからは、新庁舎は今の子供たちが大きくなってから決めればいいとの主張があります。しかし、そのときの財源はどこにあるのか。それまでの莫大な維持管理費を考えれば、借り入れなしで建設費を確保できるとは思えません。財源の当てもない将来の市民に判断をゆだねてしまうのは問題の先送りであり、次世代に対する責任放棄ではないでしょうか。

 また、統合庁舎建設は地域間のしこりをあおるだけとの指摘もありますが、昨年の市議会6月定例会で庁舎の位置条例に、地域や会派を超え3分の2の議員の特別多数議決によって可決された事実を真摯に受けとめなければなりません。決するまでは大いに議論をすべきであります。しかし、議会制民主主義の観点からも、議会で議決された以上、皆で協力し市の発展を推進すべきだと考えます。射水市民が真の意味で一体感を持ち、市の発展に協力し合う社会の実現のためにも、議員各位また市民の皆様の御理解をお願いし、私の反対討論といたします。



○議長(瀧田啓剛君) これにて討論を終結いたします。

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△表決



○議長(瀧田啓剛君) これより採決に入ります。

 まず、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止についてを採決いたします。

 本案に対する総務文教常任委員長の報告は否決であります。

 なお、本案については、地方自治法第4条第3項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。

 本案の採決については、記名投票により行います。

 議場の閉鎖を命じます。

     〔議場閉鎖〕



○議長(瀧田啓剛君) ただいまの出席議員数は26名であります。その3分の2は18名であります。

 記名投票用の投票札を配付させます。

     〔投票札配付〕



○議長(瀧田啓剛君) 配付漏れはありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めさせます。

     〔投票箱点検〕



○議長(瀧田啓剛君) 異状なしと認めます。

 念のため申し上げます。

 直接請求による条例原案、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、賛成の諸君は白票を、反対の諸君は青票を職員の点呼に応じて順次投票を願います。

 重ねて申し上げます。

 直接請求による条例原案、議案第46号 射水市役所位置条例の一部を改正する条例の廃止について、賛成の諸君は白票を、反対の諸君は青票を職員の点呼に応じて順次投票を願います。

 点呼を命じます。

     〔職員(澁谷議会事務局次長)点呼・投票〕



○議長(瀧田啓剛君) 投票漏れはありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

     〔議場開鎖〕



○議長(瀧田啓剛君) 開票を行います。

 立会人に会議規則第74条の規定により、渡辺宏平君及び澤村 理君を指名いたします。

 両君の立ち会いを願います。

     〔開票〕



○議長(瀧田啓剛君) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数26票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 そのうち、

  賛成    6票

  反対    20票

 以上のとおり、賛成が所定数に達しません。

 よって、議案第46号は否決されました。

     (投票結果)

 賛成者(白色票) 氏名  6名

  3番   山崎晋次

  6番   菅野清人

  11番   古城克實

  21番   小島啓子

  24番   横堀大輔

  25番   津本二三男

 反対者(青色票) 氏名  20名

  1番   渡辺宏平

  2番   澤村 理

  4番   石黒善隆

  5番   不後 昇

  7番   吉野省三

  8番   伊勢 司

  9番   津田信人

  10番   堀 義治

  12番   梶谷幸三

  13番   赤江寿美雄

  14番   奈田安弘

  15番   高橋久和

  16番   竹内美津子

  17番   義本幸子

  18番   高橋賢治

  19番   中野正一

  20番   四柳 允

  22番   帯刀 毅

  23番   中川一夫

  26番   瀧田啓剛



○議長(瀧田啓剛君) 次に、議案第47号 射水市立大島小学校北棟校舎改築(建築主体)工事請負契約についてを採決いたします。

 本案に対する総務文教常任委員長の報告は可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手全員であります。

 よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第48号 射水市立作道小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約についてを採決いたします。

 本案に対する総務文教常任委員長の報告は可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手全員であります。

 よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第49号 射水市立塚原小学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約についてを採決いたします。

 本案に対する総務文教常任委員長の報告は可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手全員であります。

 よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第50号 射水市立射北中学校耐震補強及び大規模改造第?期(建築主体)工事請負契約についてを採決いたします。

 本案に対する総務文教常任委員長の報告は可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手全員であります。

 よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。

 次に、報告第4号 専決処分の承認を求めることについて、専決処分第22号 射水市市税条例の一部改正についてを採決いたします。

 本案に対する民生病院常任委員長の報告は承認であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手全員であります。

 よって、報告第4号は承認されました。

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△議員派遣について(採決)



○議長(瀧田啓剛君) 次に、日程第8 議員派遣についてを議題といたします。

 本件は、第16回富山県日韓友好議員連盟訪韓団の行政視察に、お手元に配付いたしましたとおり、不後 昇君と吉野省三君を派遣するものであります。

 お諮りいたします。

 本件の議員派遣について、賛成の諸君の挙手を求めます。

     〔賛成者挙手〕



○議長(瀧田啓剛君) 挙手多数であります。

 よって、本件については、不後 昇君と吉野省三君を派遣することに決しました。

 なお、お諮りいたします。

 ただいまの議員派遣に関し、変更があった場合の措置については、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(瀧田啓剛君) 異議なしと認め、よって、そのように決しました。

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△閉会の宣告



○議長(瀧田啓剛君) 以上で本臨時会に付議されました案件はすべて議了いたしました。

 これをもちまして、平成24年4月射水市議会臨時会を閉会いたします。

 大変御苦労さまでした。



△閉会 午後0時40分

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

 平成  年  月  日

        射水市議会議長   瀧田啓剛

        射水市議会議員   不後 昇

        射水市議会議員   赤江寿美雄

        射水市議会議員   帯刀 毅