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富山県 南砺市

平成20年 12月 定例会(第8回) 12月15日−03号




平成20年 12月 定例会(第8回) − 12月15日−03号







平成20年 12月 定例会(第8回)



議事日程(第3号)

                  平成20年12月15日(月)午前10時開会

日程第1 市政一般に対する質問

     議案第96号 平成20年度南砺市一般会計補正予算(第6号)

     議案第97号 平成20年度南砺市温泉事業特別会計補正予算(第3号)

     議案第98号 平成20年度南砺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

     議案第99号 平成20年度南砺市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)

     議案第100号 平成20年度南砺市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)

     議案第101号 平成20年度南砺市介護事業特別会計補正予算(第1号)

     議案第102号 平成20年度南砺市国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)

     議案第103号 平成20年度南砺市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)

     議案第104号 平成20年度南砺市水道事業会計補正予算(第2号)

     議案第105号 平成20年度南砺市下水道事業会計補正予算(第1号)

     議案第106号 南砺市特別会計条例の一部改正について

     議案第107号 南砺市過疎地域自立促進特別措置法の施行に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について

     議案第108号 南砺市立学校設置条例の一部改正について

     議案第109号 南砺市学校教育施設使用条例の一部改正について

     議案第110号 南砺市国民健康保険条例の一部改正について

     議案第111号 南砺市病院事業使用料及び手数料条例の一部改正について

     議案第112号 字の区域の変更及び廃止について

     議案第113号 字の区域の廃止について

     議案第114号 辺地総合整備計画の変更について

     議案第115号 市道路線の認定について

     議案第116号 市道路線の廃止について

     議案第117号 訴えの提起について

     議案第118号 南砺市城端老人福祉センター「美山荘」及び南砺市福光福祉の家の指定管理者の指定について

     議案第119号 南砺市城端老人福祉センター「美山荘別館」の指定管理者の指定について

     議案第120号 南砺市特別養護老人ホーム及び南砺市デイサービスセンターの指定管理者の指定について

     議案第121号 南砺市福野シルバーワークプラザ及び南砺市福野高齢者共同作業センターの指定管理者の指定について

     議案第122号 南砺市城端介護研修センターの指定管理者の指定について

     議案第123号 南砺市高瀬コミュニティ施設の指定管理者の指定について

     議案第124号 南砺市利賀特産品等直売施設の指定管理者の指定について

     議案第125号 南砺市利賀農業拠点施設の指定管理者の指定について

     議案第126号 南砺市利賀高齢農業者生きがい農園等管理施設の指定管理者の指定について

     議案第127号 南砺市つくばね森林公園の指定管理者の指定について

     議案第128号 南砺市福光林業総合センターの指定管理者の指定について

     議案第129号 南砺市利賀林業者宿泊研修施設の指定管理者の指定について

     議案第130号 南砺市利賀ふるさとの森林の指定管理者の指定について

     議案第131号 南砺市起業家支援センターの指定管理者の指定について

     議案第132号 南砺市福光会館及び南砺市街中にぎわい弐号館の指定管理者の指定について

     議案第133号 南砺市井波物産展示館の指定管理者の指定について

     議案第134号 南砺市井波彫刻総合会館及び南砺市都市公園(井波芸術の森)の指定管理者の指定について

     議案第135号 南砺市井波彫刻伝統産業会館の指定管理者の指定について

     議案第136号 南砺市城端織物会館の指定管理者の指定について

     議案第137号 南砺市五箇山和紙の里の指定管理者の指定について

     議案第138号 南砺市井波商業観光拠点施設の指定管理者の指定について

     承認第5号 専決処分の承認を求めることについて

     報告第7号 専決処分の報告について

日程第2 請願第1号 生産資材価格高騰に関する請願

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本日の会議に付した事件

 議事日程に同じ

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出席議員(30人)

      1番  河合常晴議員        2番  赤池伸彦議員

      3番  水口秀治議員        4番  脊戸川義之議員

      5番  小西正信議員        6番  山本勝徳議員

      7番  助田幸雄議員        8番  長井久美子議員

      9番  水上成雄議員       10番  榊 祐人議員

     11番  中島 満議員       12番  山瀬悦朗議員

     13番  齊藤光一議員       14番  向川静孝議員

     15番  池田庄平議員       16番  高田龍司郎議員

     17番  川辺邦明議員       18番  山田 勉議員

     19番  岩崎 誠議員       20番  石崎俊彦議員

     21番  前田美好議員       22番  才川昌一議員

     23番  蓮沼晃一議員       24番  浅田裕二議員

     25番  片岸 博議員       26番  西井秀治議員

     27番  香川俊光議員       28番  水木 猛議員

     29番  城岸一明議員       30番  且見公順議員

欠席議員(なし)

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説明のため出席した者

 市長       田中幹夫      教育委員長    蓑口勝美

 医療局管理者   倉知 圓      市長政策室長   平本和雄

 総務部長

          大家信二      民生部長     石村悦朗

 会計管理者

                    産業経済部長

 医療局長     三谷直樹               細川 哲

                    建設部長

 市長政策室次長  大浦章一      総務部次長    下田正佳

 総務部次長    上坂吉明      教育次長     仲筋武智

 民生部次長    池田祐昇      民生部次長    山畔勝博

 産業経済部次長  松田泰彦      産業経済部次長  長谷川正昭

 建設部次長    加藤信行      建設部次長    西坂英嗣

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職務のため出席した事務局職員

                    局長補佐

 事務局長     奥野伸一               中嶋真知子

                    議事調査係長

 議事調査係主任  溝口早苗

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(水木猛議員) ただいまから本日の会議を開きます。

 議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

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△市政一般に対する質問並びに議案第96号から議案第138号、承認第5号及び報告第7号



○議長(水木猛議員) 日程第1、市政一般に対する質問並びに議案第96号 平成20年度南砺市一般会計補正予算(第6号)から議案第138号 南砺市井波商業観光拠点施設の指定管理者の指定についてまで、承認第5号 専決処分の承認を求めることについて及び報告第7号 専決処分の報告について、以上45案件を一括議題といたします。

 これより、市政一般に対する質問並びに提出案件の質疑を行います。

 通告がありますので、順次発言を許可いたします。

 20番、石崎俊彦議員。

   〔20番 石崎俊彦議員登壇〕



◆20番(石崎俊彦議員) 皆さん、おはようございます。

 月曜日のトップバッターということでいささか緊張ぎみでありますが、このほど産業建設常任委員会に任命されました20番、自民クラブ所属の石崎であります。通告に従い、一般質問をいたします。

 任期満了に伴う、南砺市2期目の市長選に激戦を勝ち抜かれ、2代目の市長としてご当選になられました田中幹夫様には、まずもって心からお喜びを申し上げる次第でございます。今後は、すばらしい南砺市になるようかじ取り役をお願いするものであります。

 さて、世界経済はご存じのとおり、アメリカ発のサブプライム住宅ローン問題、または証券大手リーマン・ブラザーズの破綻などにより、日本経済にも金融危機、証券化商品の価格下落、資金調達の困難、正規雇用者の削減、非正規雇用者の解雇、新規雇用者内定の取り消しなど企業にも、そして働く者にも打撃を受けております。南砺市内の企業に景気悪化による影響があるのは必至であります。

 金融対策の強化、雇用確保対策、公共事業の拡大など、実施に向け検討すべきだと思われます。そこで、選挙運動中に新市長みずから宣言されました幾つもの公約を実現していただかなければなりません。

 今回、私も選挙運動をしてきた一人として、住民の悲痛な声が何回も聞かれました。田中市長におかれましては、公約を守っていただき、4町4村が合併してよかったと言われる南砺市にしていただきますようお願いして、市長の公約の中から、幾つかの産業建設にかかわる質問をいたします。

 まずは、元気づくりの中からであります。

 個性ある町並みと商店街の魅力づくりの取り組みです。

 1番に、市の総合計画では、都市計画マスタープランの策定をつくることになっていますが、4つの旧町にそれぞれ商店街がある南砺市であります。どの町をどのようにして、個性ある町並みと商店街の魅力を出していかれるのか、市長の考えをお聞きいたします。

 2つ目といたしましては、市発注工事、購買は、原則地元発注となっていますが、それはぜひお願いしたいと思います。地元とは、市に本社を置く企業を指すのか、電話一本だけの社員不在のところも含めるのか、市長のお考えをお聞きいたします。また、指名基準の緩和措置があるのかないのか、あわせてお伺いをいたします。

 次に、安心づくりです。災害、雪害に強く、犯罪のないまちづくりです。

 1番といたしましては、災害についてであります。

 12日に水上議員も質問されましたが、7月28日に起きてしまった豪雨災害でありますが、査定が終わり次第、順次復旧作業に取りかかってもらうのはもちろん言うまでもありませんが、査定にかからない小規模の復旧事業や査定から外された災害でありますが、市長の答弁では、県単独補助事業を活用して復旧に当たる方針と答弁がありました。

 天災で起きた災害であります。国・県、または市で100%の復旧事業に当たるのは当然と考えますが、市長として配慮されるのかされないのか、改めて市長の考えをお聞きいたします。

 2番目に、雪害に強い、でありますが、水源が豊富な場所において消雪装置の設置が一番雪害対策によいと思われますが、市道、スーパー農道などには、まだ消雪装置のない道路が何カ所も見受けられます。また、水源のない地域に対して雪害対策について、今後どのようにされるのか、市長のお考えをお聞きいたします。

 3番目といたしまして、犯罪のないまちづくりですが、実際にあったことです。窃盗犯を追いかけたが、暗くて見失ってしまった。また、暗くて歩行者が少ないことを利用して、大麻草の栽培をしたりするのは、道路が大変暗いためであると思われます。青少年の育成のためにも、環境の悪いところには市が直接防犯灯、街灯などを設置すべきと思われます。事情があって市ができないときには、設置する地域に対して補助基準を緩和すべきだと強く思われますが、市長の考えをお聞きします。

 4番目ですが、公約にありませんでしたが、交通安全であります。

 市では、昨年、交通安全事故死亡者は3人でしたが、ことしに入り、既に8人の死亡事故が発生しております。先般、交通死亡事故発生に伴う非常事態宣言が発令されたところであります。交通指導者の育成、ボランティアの参加を広く呼びかけ、市長みずから交通安全を願うことが交通死亡事故を減少させることにつながると私は考えておりますが、市長の考えをお聞きいたします。

 終わりになりますが、夢づくりであります。

 東海北陸自動車の4車線化を進め、インターチェンジ周辺を整備します、についてお伺いいたします。

 1番に、公約どおりに早期に4車線化に向かって進めていただきたいと思います。

 さて、インターチェンジの周辺の整備ですが、市内には2カ所のインターチェンジがあります。どこのインターチェンジ周辺を整備されるのか、そして、どのように整備されるのかを市長の考えをお伺いいたします。

 2番目といたしまして、新スマートインターチェンジを早期に設置していただき、企業誘致をし、人口をふやし、住宅政策を充実させ、税収を伸ばし、さきがけて緑の里から世界へのごとく南砺市になると思われますが、市長のご所見をお伺いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 石崎議員の質問にお答えをいたします。

 ご質問の個性ある町並みと商店街の魅力づくりについてでございますが、議員もご存じのとおり、市では、昨年度から都市計画マスタープランを策定しており、昨年度は全体構想の取りまとめ、本年度は地域別構想の取りまとめを行っているところでございます。

 この都市計画マスタープランは、安全で快適な都市環境をつくり出すためのまちづくりの方針でございまして、新市の総合計画に即してまちづくりに関連した施策を統一した考え方で進めていく必要があるため、旧4町の都市計画マスタープランを統合、再編して、南砺市都市計画マスタープランとして改めて策定するものであります。

 この中で、議員ご指摘の個性ある町並みと商店街の魅力づくりについてでございますが、城端や井波は門前町として、また福野や福光は市場町として栄えてきた経緯から、歴史的な町並みが色濃く残っています。それぞれの地域の特性をかんがみ、地域別構想では、まちづくりの目標を城端地域は善徳寺や曳山祭り、そしてむぎや祭りの伝統芸能や絹織物などの伝統産業と、起業化支援センターでのアニメ制作やロボット開発など先端産業が融合した地域の特色を生かして、「伝統文化と新たな産業が織りなすまち城端」としております。

 井波地域は、瑞泉寺を中心とした歴史的な町並みが残る門前町に彫刻工芸が伝統文化として継承されるまちを目指して、「町並みに工芸と暮らしが息づくまち井波」としております。

 福野地域は、商業と工業の充実により、買い物や通勤で人々が集まり、また地域風土を生かした里芋などの農業、菊などの園芸を通して人々が集うまちとして、「商工と農芸に人が集いにぎわうまち福野」としております。

 福光地域は、棟方志功の版画、中国との交流の文化と干し柿や米菓などの自然の食材、医王山、イオックスアローザのレクリエーション施設といった自然をはぐくみ、交流するまちとして、「自然と文化をはぐくむ交流のまち福光」としております。

 4地域それぞれにまちづくりの目標を設定し、個性的な文化や歴史を感じる場所として訪れ、歩いてみたくなるような町並みの環境整備に努めたいと思っています。

 都市計画マスタープランの策定に当たりましては、市民アンケートの実施やワークショップの開催などにより、市民の皆様の意見の反映や協働のまちづくりに配慮してきたところでありますが、今後、まちづくりを進める上で、何よりも商店街の皆様を初め市民の連携が必要であると考えており、まちづくりに関するさまざまな活動が積極的に行える組織の育成を図るなど、市民と行政の協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えています。

 次に、市発注工事、購買などの地元発注についての考え方を申し上げます。

 地元への発注状況につきましては、先日、改めて担当課から現状を聴取したところであります。現在の市内業者の考え方につきましては、南砺市に法人市民税を納付している法人としており、固定資産税のみの法人は市内業者として取り扱っておりません。

 これは、市内の事業所に従業員が配置されているということを前提としており、法人税の申告があれば、法人市民税法人税割が納付されることを条件としたものであります。本社があるとか、電話が一本だけということは視点が少し違っておりますが、趣旨と目的にはかなっていると考えております。

 指名基準につきましては、平成21年度が指名業者の登録がえに当たる年であります。この登録の状況を見きわめた上で検討し、判断したいと思っています。

 なお、登録の受け付けは、平成21年2月中に行うこととなっています。

 7月28日発生の局地激甚災害の災害査定にかからない小規模災害復旧についてでございますが、この件につきましては、12日、水上議員の質問にお答えしましたとおりでございますけれども、現在12月24日までに各地区より上がってくる災害箇所集計、そして確認した上で再度検討すべき点もあるかと思いますけれども、現在のところは、県の事業により復旧を考えているところでございます。ご理解をお願いいたします。

 次に、雪害に強いまちづくりについてでございます。

 現在、南砺市においては市道1,335キロのうち97キロにおいて消雪装置が設置され、稼働しております。今年度も水利の可能箇所と重要路線を中心に1.2キロを設置したところであります。

 近年は、高齢化の進展に伴い、除雪作業の不要な消雪設置の設置要望が多く寄せられているところでありますが、全国的には地下水の低下に伴う地盤沈下などの環境問題から、消雪装置の新設について抑制されてきている傾向にもあります。当市においても、水源の確保ができるエリアは限られていることから、なかなか要望にこたえられない状況にあります。

 しかし、水源が確保され、かつ住宅密集地であることや雪寒指定路線であることなど、必要な箇所については設置基準等を勘案し、今後とも計画的に整備を進めていきたいと考えています。

 次に、犯罪のないまちづくりについてでございます。

 防犯灯の設置件数については、昨年は約60件の設置要望があり、ことしは設置件数がやや減少しております。防犯灯の設置については、地域の道路事情をより把握している各自治会の判断に任せており、自治会からの要望に基づき市が事業費の2分の1、限度額1万円の補助率で補助しており、設置後の維持管理は各自治会にお願いしてあります。

 補助金の増額については、現在の市財政の状況から見ますと、現状のままと考えております。しかしながら、いまだ夜間暗くなる道があることから、今後も自治会から設置したい旨の要望があれば、補助をしてまいりたいと考えております。

 次に、交通安全についてお答えいたします。

 質問にありましたように、市では、ことし交通死亡事故が相次ぎ、きょう現在で8人の方のとうとい命が失われました。しかもそのうちの5人が道路を横断中の高齢者で、いずれも暗くなった時間帯に交通事故に遭っています。この交通事故死者8人という数は、南砺市発足以来最悪のものとなり、大変深刻な事態であると私は受けとめています。

 南砺市では、11月28日、交通死亡事故多発非常事態宣言を発令して、市民の皆様に交通事故防止を強く呼びかけているところであります。今後は、南砺市での交通死亡事故ゼロを目指し、さまざまな施策に取り組みたいと考えています。

 最大の課題は、高齢者の交通事故をいかに防ぐかということです。私が会長を務めております南砺市交通対策協議会では、警察や交通安全協会など関係機関団体との強い連携のもと、高齢者に対する交通安全啓発活動を行ってきたところでありますが、今後、なお一層推進してまいります。

 市ホームページや広報なんとへ啓発記事を掲載し、広く市民に交通安全意識高揚のための呼びかけを行い、南砺自動車学校と連携した高齢者交通安全講習、各地で行われております高齢者の集会の場などを利用して、交通安全啓発活動なども企画してまいります。また、市内の交通指導員、交通安全アドバイザー、交通安全母の会などと緊密な連携のもと、交通安全活動を推進したいと考えております。

 南砺市での悲惨な交通死亡事故の撲滅に向け、今後の交通安全対策を強力に推進するために、是非とも皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 次に、去る7月5日に待望久しかった東海北陸自動車道は30数年の歳月をかけて、ようやく全線供用開始がなされました。その後も、交通量が順調に伸び、休日では3倍を越す交通量もあることから、渋滞も幾日か確認されているところであります。

 今後は、一刻も早く白鳥インターチェンジから小矢部砺波ジャンクション間の4車線化の実現に向けて、関係機関に強く働きかけていきたいと考えております。

 特に、平野部においては既に用地買収もされて相当の年数を経過しており、維持管理の面からも周辺住民から苦情が出ているところもありますので、集中的に整備を要望していきたいと考えています。

 また、全線開通したことにより、これまで以上にインターチェンジ及び周辺整備の重要性が増してきたわけでありまして、いずれのインターチェンジということなく、接続道路や企業団地の整備など、また、多くの観光客などに回遊していただくための案内看板など設置を幅広く整備を図っていく必要があると考えています。

 新スマートインターチェンジの整備につきましては、平成18年度から調査研究を行っており、初年度においては、福光インターチェンジから小矢部砺波ジャンクションの間6カ所について費用対効果を算定し、比較検討を行い、翌平成19年度においては、一般及び企業に対してアンケート調査を実施し、候補地をさらに2カ所に絞り込み、企業団地整備に伴う開発交通量予測を付加し、費用対効果を算定いたしました。そして、その2カ年の調査を受けまして、接続候補地を一般県道安居福野線交差点に絞り込んだところであります。

 本年平成20年度においては、国・県、そして中日本高速道路株式会社等関係機関をメンバーとする検討委員会を開催し、その箇所について概略設計を行い、現在、公安委員会との協議を進めているところであります。

 一方、ご存じのとおり国の方では、道路特定財源の一般財源化の閣議決定がなされ、また、人口減少傾向に伴う交通量予測の見直しがなされているところから、新規のスマートインターチェンジの本格運用については、整備にかかる国の制度自体が見直されている状態でもあります。現段階では非常に不透明な状況にあります。

 しかしながら、これまで進めてまいりました新スマートインターチェンジの調査研究において、救急医療や通勤圏域としてのその必要性があることは既にお示ししたとおりでありますし、平成19年度に行ったアンケート調査の結果では、過半数の方が新しいインターチェンジの利用をしたいと答えているところであります。

 そこで、さらに整備効果を発揮するため、企業団地などとの一体的整備により利活用の向上が期待されているところであり、今後、関係機関との協議に加え、その概要などを逐次市民にお知らせしていくことにより、より多くの方々に利用していただけるスマートインターチェンジの早期実現化が図られるよう進めていきたいと考えております。

 以上、石崎議員の質問の答弁とさせていただきます。



○議長(水木猛議員) 12番、山瀬悦朗議員。

   〔12番 山瀬悦朗議員登壇〕



◆12番(山瀬悦朗議員) 通告に従って、質問させていただきます。

 まず最初に、母乳育児の件でございます。

 この件については、さきの9月の定例会でも質問させていただきました。その後、南砺中央病院の母乳育児外来、正式には母乳育児相談室といいますが、そこへのBBTの取材もあり、南砺中央病院のこの機能については、砺波地区としてもぜひ重要な機能として存続したいなということで、皆さんにお知らせしたいなというふうに思っております。

 ただ、残念ながら、担当の助産師さんがやめられたということで、母乳育児について、この後、南砺市として、どういった方向で進めていこうかということを主に質問させていただきたいと思います。

 厚生労働省が行った平成17年の乳児栄養調査によると、お母さん方は96%の方が母乳で育児をしたいと、こういう結果になっております。当然でありますが、赤ん坊を産んだら、当然母乳で育てる、これは当たり前のことかもしれません。人間として、本当に当たり前のことかもしれません。ただ、それが今までは余りにも当たり前のことでしたので、支援とかサポートというのがなかなかなかったという、そんな状況になっております。

 特に、国の授乳育児のガイドということで、これが2007年に改めてつくられました。それ以前は、ミルク、母乳両方の育児が推奨されました。そんな中で、お母さん方はどうしても母乳で育てたいというときに、その情報が余りにも薄いということで大変迷っていらっしゃる、困っていらっしゃる、そんなことが発生しておりました。

 ただ、2007年のガイドからは、WHOなりユニセフが推奨している母乳育児に関する10カ条という指針が出ておるんですが、それに従ってガイドが作成されております。

 今、国のガイドについて、ぜひとも南砺市としても母乳育児を推奨していくということで、ぜひとも行政一丸となって、そして市民、地域も一丸となって母乳育児を推奨すればいいんじゃないかなということを思っております。

 母乳育児、何でこんな私が熱くなっておるか、本当に不思議なんですが、先日から母乳育児をやっておる、実は南砺中央病院に行っておられたお母さん方の集まりに参加させていただきました。

 あるお母さんからは、独身時代、結婚して子供できるまでは何もこんなこと考えんと、コンビニ弁当食べたり、お総菜買ったり、スナック菓子やらジュースやら飲んどったんやけど、赤ん坊できた途端に、この子をちゃんと育てんなんなということで料理をつくり始めたとか、そんなふうな意識づけができてきたり、あとはどうしても我慢できんで、ケーキ食べてしまったら、おっぱい張ってしまって赤ん坊飲んでくれんようになったと。また、夜中赤ん坊がくんくん言い始めたら、お母さんのおっぱいが自然に張ってきて、そして自然に目覚めて、子供とリズムが一体となって育児ができる、授乳ができる。そんな本能的な神秘的なことも聞かせてもらって、いや母乳育児というのは、ほんまにすごいことやなというふうな感動をさせていただきました。

 お母さん方は、出産によって大きな気づきのチャンスをつかんで、その後の母乳による子供とのやりとりの中でたくさんのことを気づき、学んでいらっしゃいます。しかし、一人ではほんまに心配なんです。また、核家族化、おばあちゃん世代との育児環境、食生活、生活習慣の違いから、今の母乳育児へのサポートがうまくいっていないのも現実であります。そんな中でも、南砺市は毎年約400人の子供が生まれています。

 まず、1つ目の提案として、この400人の赤ちゃんが健康で元気に育っていく環境を市全体みんなでつくっていこうということで、南砺市として母乳育児を応援する宣言を提案したいと思います。

 昨年、民生病院常任委員会で視察に行ってきました山口県光市、そこへ行った目的は、病院の視察でしたが、そこではしっかり「おっぱい都市宣言」というのをされております。私は、そこへ行ってちらっとそれを見たんですが、多分この中の議員さんも行かれていらっしゃる方ありますので、もしかしたら記憶に残っているんじゃないかなというふうに思います。

 2つ目は、南砺中央病院として母乳育児への応援体制として、WTOとユニセフから赤ちゃんに優しい病院としての認定を目指してもらうということを提案したいと思います。

 県内には、県立中央病院、済生会高岡、そしてあわの産婦人科、この3つだけが認定を受けております。南砺中央病院も、以前には認定のもう一歩というところまでいっていたということも聞いております。現在の医師、助産師、看護師の人数、体制では大変難しいことは承知しておりますが、この認定を目指して、そのためのクリア項目である母乳育児を成功させるための10カ条、これを推進するということで、ぜひとも母乳育児をサポートしていきたいというふうに思っております。

 そして、3つ目、4つ目としては、妊娠期から始まり出産授乳時の母乳育児への情報提供、それと支援であります。お母さん方はやはり心配で不安であります。特に第一子目の妊娠、出産、育児については、マタニティーブルーや育児ノイローゼの言葉があるように、一人ではなかなか解決できておりません。妊娠期、出産、授乳期、保育期など、それぞれの時期に適切な情報を医師、助産師、看護師、保健師、栄養士、そして保育士などが母乳育児を理解し、そして情報を共有して、お母さんと子供が健やかに育つよう支援する体制づくりを提案いたします。

 情報共有については、さきに話しました厚生労働省の授乳、離乳の支援ガイドの中でたくさんの実践事例も紹介されております。子育て支援にかかわるすべての保健医療従事者で、南砺市としての共通の理念、目標を持って、生まれてきてよかったまちを実現するよう体制づくり、情報の共有を提案いたします。

 そしてまた、すべてのお母さんが母乳で育てられるわけではありません。感染症や薬の使用、赤ちゃんの状態によってできない方もあります。そういった場合も、授乳を通して健やかな母子、親子関係づくりができるよう、あわせて支援が必要だというふうに考えております。

 5つ目は、保健センター、病院を初めその他の公共施設での授乳期の子育てへの支援ということです。授乳期のお母さん方が外出しても、安全に衛生的に授乳できる場所があることで、いろいろなところへ出かけられて子育てをしている、母乳育児をしている、そんなことが当たり前になるような光景にしていきたいということであります。

 最後、6つ目は、地域全体が育児に優しいまちに変わっていくということです。

 例えば、商店街におっぱいシールが張ってあるお店があって、そこでは授乳のスペースが置いてあるとか、お菓子屋さんに母乳育児に優しいお菓子が並んでいるとか、食堂のメニューでおっぱいに優しいメニューがあったりと、そんな光景があったり、そして、店の前の縁台で休んでいるお母さんが授乳している、そんな光景が当たり前になるような、そんな地域にしていきたいということです。

 小学校の高学年や中学校の授業の中でも、お母さんが参加して授乳の様子を見てもらえ、そんな命の授業を行うなど、地域のいろいろな場面で見られる、そんな環境づくりを市民と行政が協働で進めていくことを提案したいと思います。

 南砺中央病院の母乳育児相談室に通っていたお母さん方が、今グループを組織してサークル活動を始めようとしておられます。そんな地域の活動、行政、病院のサポートなど、地域全体に活動が広がり、赤ちゃんが元気で育つまち、生まれてきてよかった南砺市の実現を目指して行動して、みんなでやっていきたいというふうに提案したいと思います。

 次に、田中市長がマニフェストの中でも大きく取り上げております市民との協働の仕組みを提案いたします。

 合併して役場が遠くなった、行政センターへ行っても愛想がないがいちゃという市民からの声、そして、行政との距離感を感じている声が聞こえております。市民との協働を進めていく上では、最初に何としてもクリアしたい課題であります。

 そのヒントとして、福光地域の自治振興会と行政職員のかかわり方、これが参考になりました。福光地域の自治振興会の事務局員を行政の職員が担当していらっしゃいます。旧福光時代に自治振興会が組織された当初から、地域在住の職員が事務局にという慣例が続いているということです。

 その中で、地域と役場の間のいろいろな申請、要望などの手続、役場からの情報提供など担っていらっしゃいました。合併後もその慣例は変わらず継続されており、地域からの情報や思いの吸い上げ、行政からの情報提供などが機能しております。残念ながら、私の地元の城端ではそんな仕組みがないため、福光さん、きなるいなという思いが本音であります。

 そこで、その仕組みを発展させて、行政と市民の距離が近づき、協働のまちづくりの基盤となる仕組みとして提案いたします。

 1つ目に、職員に自治振興会事務局員の兼務辞令を出して職員の業務として行う、こんなことができないかなということ。2つ目に、各町内、集落に担当の職員を任命する、これは辞令まではいかないと思いますが、そういうこと。3つ目に、職員による出前講座、この3つであります。

 南砺市には400近い町内集落が点在しております。中には、もう既に数件といった集落もあり、高齢化により集落機能がもはやできなくなっているところもあります。市長が口癖のように言っていらっしゃいます情報公開を一歩進めて情報提供ということを実現すると、これの実現にもつながる仕組みではないかなというふうに考えます。行政センターで市民が来るの待っているのではなく、来れない方へ職員が出かけて行政サービスが隅々まで行える、そんな仕組みづくりとして提案いたしたいと思います。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 山瀬議員の質問にお答えをいたします。

 私からは、母乳育児応援宣言及び自治振興会と行政の協働についてご質問にお答えいたしまして、そのほかについては、医療局管理者及び民生部長からお答えをいたします。

 育児支援を考えるときに、周産期から幼児期まで、母子ともども心身両面において健全であることが何よりも大切なことであり、南砺市といたしましても、医療面、健康福祉面でも支援をしているところであります。

 その中で、母乳育児の考え方も大切であることに異論はないことであります。母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養素のみならず、さまざまな病気やアレルギーから赤ちゃんを守る免疫物の役割を果たしております。また、授乳時にはお母さんと触れ合うことで、赤ちゃんの精神的な発達にも大いに関係していると言われています。

 富山県における母乳育児の活動は、全国的にも早く昭和59年に高岡市で母乳育児を進める会が発足し、旧福光町や魚津市、小矢部市などに広がり、同年に富山県西部母乳育児推進協議会が設立されるなど、南砺市もこの分野では先進地域であったわけであります。

 富山県でも、平成元年に母乳育児推進協議会が設立されて、積極的に母乳育児を推進した経緯があります。南砺市においても、少子社会の中で健康で健全な育児は大変重要な課題であることは、改めて議論を要しないことであると考えます。

 せっかくの山瀬議員からのご提案でございますし、産科医師や小児科医師、あるいは助産師や保健師など、関係各方面からご意見と、そしてお母さん方のご希望を聞きながら、富山県の母乳育児推進シンボルマークの活用なども含めて、ぜひ前向きに母乳育児を応援する宣言について検討を行ってまいりたいと思います。

 次に、自治振興会と行政が協働してまちづくりを推進していくために貴重なご提案をいただきました。この点について、お答えをいたします。

 何度も申し上げますが、私の市政運営の基本姿勢は、市民が主役の市政、常に市民目線に立った市政運営、そして、市民と行政の協働のまちづくりであります。その第一歩として、来年1月から市内31の自治振興会単位で対話集会を開催し、直接市民の皆様からご意見を賜りまして、新年度からの対応を図ってまいります。就任早々今月10日に、南砺市自治振興会連絡協議会の皆様と日程や運営方法等を協議させていただいたところであります。

 この自治振興会単位の対話集会につきましては、まず自治振興会と市の共催で開催すること。地域の市民の皆様全員対象に参加を呼びかけていくこと。市側の運営は、その地域に居住する一般行政職の市職員が自治振興会の皆さんと協力をして当たるということ。対話集会では、必ずその地域の皆さんが一番お困りのことなど、地域の課題を話し合うこと。次に、その地域の夢や将来構想をお聞きしたいということなどを具体的な内容で協議させていただいたものであります。

 この協議項目の中の3番目にありました運営は、その地域に居住する市職員が自治振興会の皆さんと協力して当たると、この部分がある意味、山瀬議員のご提案であるところの市職員を自治振興会事務局員にという部分に近いやり方になるかと思います。

 ただ、初登庁直後の市職員に対する訓示の中で、市職員は常に全体の奉仕者、公僕であるという自覚のもとに公私にわたり市民に接すること。また、常に市民目線で業務に当たることと強く申し上げました。

 そういった意味からすれば、自治振興会事務局員の兼務辞令並びに町内・集落担当職員の任命につきましては、奉仕者として参加するのではなく、職務として自治振興会事務局員に任命することとなります。地方公務員の原点や私の思うところの市民と行政の協働のまちづくりの方向といささか異なる気もいたします。

 ご提案のこの2点につきましては、今後の自治振興会との対話集会の協議内容にもよりますが、今のところ個人的には命令でなく、奉仕者、公僕として参加するシステムを構築してまいりたいと考えております。

 最後に、職員による出前講座につきましてでございますが、ご要望があれば、すぐにでも出向かさせますし、対話集会を踏まえて、今後、出前講座のメニュー化を図ってまいりたいとも考えております。

 私の答弁は以上であります。



○議長(水木猛議員) 倉知医療局管理者の答弁を求めます。

 倉知医療局管理者。

   〔倉知 圓医療局管理者登壇〕



◎医療局管理者(倉知圓) それでは、私のほうから、山瀬議員のご質問の中にありました2番と6番についてお答えをさせていただきます。

 まず、赤ちゃんに優しい病院ということでございますが、これはやはりユニセフが提唱しております母乳育児を成功させるための10カ条、これを実践している病院を認定しているものですけれども、先ほど議員のご案内にありましたごとく、富山県では3病院が認定されていると聞いております。

 南砺市立の病院としては、公立南砺中央病院に平成18年3月からお産を再開いたしまして、これまでに111名の赤ちゃんの誕生をいただいております。全市的には、毎年約400名の赤ちゃんが誕生していらっしゃるわけで、このすべての赤ちゃんでご希望の方には何らかのご支援が必要という考え方で、南砺市公立南砺中央病院にこの5月に母乳育児相談室を設置したところであります。

 私個人としても、母乳育児を成功させるための10カ条、大変賛同している一人でありまして、さきの議会でも10カ条を読み上げさせていただいたかと思いますので、詳細は省かせていただきますが、そうやって努力をしてまいりましたが、大変申しわけなく、また残念なことでありますが、担当の助産師が急遽退職をされまして、現在は機能が低下している現状がございます。

 しかしながら、今後も助産師の確保に努める一方で、お母さん方のご希望やお知恵をいただきながら、母乳育児の支援を続けてまいりたいというふうなことでございます。お約束をさせていただきます。

 次に、地域に広がる育児支援のネットワークづくりについてでありますが、お母さん方が育児という共通の問題で悩まれているときに、お互いに話し合われたり、あるいは励まし合ったりできる場所があることは、大変心強いものであるかと思います。

 市内には、これまでにもそのようなお母さん方の会がございまして、また、先ほど山瀬議員がおっしゃられましたように、グループの形成が見られるというようなこともありますので、病院としても可能な限りのご支援をさせていただきたいと思っております。

 いずれも、自主的な運営をされている会でありますが、これからもご相談があれば、保健師の方、あるいは地元の助産師さん方とも協力しつつ出産育児など、全般的な幅広い支援をしてまいりたいと考えております。

 議員におかれましては、積極的にご支援とご指導を賜りますようお願いいたしまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(水木猛議員) 石村民生部長の答弁を求めます。

 石村民生部長。

   〔石村悦朗民生部長登壇〕



◎民生部長(石村悦朗) それでは、私のほうから残りの質問についてお答えいたします。

 母乳育児の情報提供につきましては、各機関でそれぞれのステージで行っております。ほとんどの妊婦の方は医療機関で出産されており、医療機関からの情報提供がされていますが、市におきましては、母子手帳の交付時に母乳の勧め方を保健師が個別に面談を行っています。また、マタニティー教室を開催いたしまして、助産師、歯科医師、保健師、管理栄養士が連携し、情報提供を行っており、平成20年は10回開催しています。

 授乳期としての最初は、新生児期に保健師、助産師が家庭訪問し、個別の状況に応じた指導を行っています。また、乳児期は3カ月、5カ月、8カ月と定期的な健診乳幼児相談会を設け、個別的、集団的に小児科医師、保健師、助産師、管理栄養士が指導を行っており、さらに、児童センターや子育て支援センターへも保健師、管理栄養士が出向き、母乳育児の情報提供を行っています。

 また、南砺市には母子保健推進協議会の方々が母乳育児推進のサポートをしていただいており、授乳中の母親からの悩み事や相談を保健師につなぐ地域と行政のパイプ役も果たしていただいており、必要に応じて保健師が戸別訪問を行っております。

 次に、関係者、関係機関等の連携についてでありますが、砺波医療圏の産婦人科医師と平成20年度当初に面談し、母子保健の連携について確認しております。南砺市独自の妊娠届け書として妊婦健診結果に基づく保健指導の具体的な指示事項を記入していただくものを使用することの理解をいただき、医療と保健の連携をしております。

 また、助産師、看護師、保健師は、砺波厚生センター管内での連携会議を実施し、さらには南砺市内の病院、在宅助産師と定期的な連携会議を実施しており、指導についての意見交換を行っております。また、3カ月児集団健診の場に助産師が参加し、乳房の管理や個別の含ませ方、抱き方など、細部にわたる指導を行い、母乳育児の継続をできるよう支援しているところでございます。

 今後は、各機関一層の連携を図りながら、それぞれが母乳のすばらしさを認識し、その普及に努めていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(水木猛議員) それでは、暫時休憩いたします。



△休憩 午前10時54分

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△再開 午前11時06分



○議長(水木猛議員) 会議を再開いたします。

 各議員による市政一般に対する質問並びに提出案件の質疑を継続いたします。

 8番、長井久美子議員。

   〔8番 長井久美子議員登壇〕



◆8番(長井久美子議員) このたび、市民の皆様方の絶大なご支援により、南砺市政に参画させていただくことができまして大変有り難く、改めて感謝申し上げたいと存じます。また、もとより浅学非才の身でありますので、市長を初め議員の皆様方には格段のご指導、ごべんたつを賜りたいと心からお願い申し上げる次第であります。

 本日は、南砺市政セカンドステージ幕開けのはえある定例議会で一般質問の機会を与えていただき、心より感謝申し上げます。

 さて、私は昨年の3月策定されました南砺市総合計画21のプロジェクトのうち、安全・安心プロジェクトから、だれもが安全で安心して暮らせるまちづくりについて、お伺いいたします。

 第1点は、消費生活の安全・安心の確保についてであります。

 私たちは、生きるために毎日何らかの形で経済活動をしておりますが、それが安全で安心なものと信じながら生活しているわけであります。しかしながら、昨今は心ない一握りの人々の犯罪行為により、善良な市民が裏切られるというつらい事件が起きております。

 ご承知のとおり、消費者基本法第19条に、地方公共団体は商品及び役務に関し事業者と消費者との間に生じた苦情の処理のあっせんに努めなければならないと、県及び市町村の責務であると規定しておるところであります。

 消費者トラブルについては、市の広報紙、新聞やテレビでも頻繁に注意の喚起の報道がなされていますが、こんな中にあっても、被害に遭う人が後を絶たないのが現実であります。

 県の消費生活センターの統計によりますと、平成19年度の受付件数は1万37件であり、平成15年、16年に盛んにおきました架空不当請求事案の最盛期に比べると、相談件数は半数となり、減少傾向にあると言われております。

 一方、還付金詐欺や携帯電話を使った架空請求、最近では、定額給付金振り込め詐欺など新たな手口が次々と出現し、市民生活が脅かされております。また、被害に遭った年代別の傾向として、携帯電話やインターネットにまつわるトラブルが30歳代から40歳代に異常な伸びを見せており、高齢者に見られる訪問販売トラブルと対極をなしているようであります。

 では、南砺市民が被害に遭ったと気づいたとき、どこへ相談すればよろしいのでしょうか。業務分担では、住民環境課が担当部署とされ、とりあえず近くの行政センターへということでしょうが、そこから先が余りよく見えません。体制はどのようになっているのでしょうか。

 県での対応は、富山と高岡の2カ所に消費生活センターが設置され、市町村でも4自治体が専任の相談員を配置しておられるとのことであります。ちなみに平成19年度で県の消費生活センターが受け付けた相談のうち、南砺市からの相談件数は384件でありました。そのうち富山での受け付けは163件、高岡では221件でありました。

 トラブルの解決には、一刻も早い対処が望まれるわけですが、県下有数の広い地域を持つ南砺市の特性にかんがみ、高齢の方のひとり暮らしや日中一人でおられる高齢者をねらって言葉巧みに入り込む問題の業者から市民を守る確固たる手だてとして、専任の相談員の設置が急務であると考えますが、いかがでしょうか。

 また、トラブルの早期発見と未然防止への方策としては、住民が問題意識を共有し、地域が支え合うことでより効果が上がると考えます。平成18年9月に富山県では「くらしの安心ネットワークとやま」をつくられ、富山県消費生活推進リーダーを住民啓発のためのパイプ役として設けられました。

 ネットワークの拡充と人材の育成に力を入れておられますが、残念ながら、南砺市にはおいでにならないようでございます。消費者目線に立った安心・安全のため専任相談員の設置と、住民への啓発の手だてとして、市民を巻き込んだ南砺市独自のくらしの安心ネットワークの構築を提案するものであります。

 次に、生活道路の歩道部分の維持管理についてお伺いいたします。

 歩道に街路樹が植えてありますのは、春には新芽の芽吹きがそこを通る者に再生への勇気を与え、咲く花は町なかに華やぎを、若葉が茂れば真夏の太陽を遮って旅人を憩わせ、秋ともなれば縦横に錦をあやなし、もみじの名勝を訪ねることができなくても、いながらにして秋を満喫することができる安らぎの散歩道となるわけであります。

 ただ、街路樹は道行く人々に安らぎを与える反面、野鳥のねぐらになって、夕方の騒音やふん害、害虫の駆除、落ち葉の始末など、近隣に住む人々には、何かと大変なご迷惑をおかけしているのが現状であります。地域の人々の献身的な尽力と市当局の配慮により、落ち葉の始末や草取りについても、年々改善されて美しい景観が保たれるということは、大変ありがたく心から敬意を表するものであります。

 先日、街路樹の植栽されている生活道路についてどんなふうになっているか、市内5地域を見て回りましたが、道路の幅員、道路改良工事の年次、樹木の種類や成長の度合いなど、さまざまで一概には申せませんが、付近に住む方々のご苦労が安らぎの景観を支えていると深く実感いたしました。

 しかしながら、一部では樹木の成長に伴い、歩道の路面がひび割れし、歩行に支障を来たすと思われる箇所が二、三見受けられました。健康づくりのウオーキングをする方、シルバーカーを押しながら歩く人、ベビーカーの赤ちゃん、リハビリのため、つえを頼りに歩行訓練される方、自転車の中学生、これから雪の季節になりますと、児童・生徒の通学や歩道除雪の妨げになり、凍結による歩行者の転倒事故も想定され、事故のないことを願わずにはおられませんでした。

 そこで、市内各所にある街路樹つき歩道の維持管理について、どのような計画になっているのかお尋ねいたします。

 以上、安全で安心な、そして歩いて暮らせるまちづくりについての市長の考えをお聞かせいただければ幸いであります。

 以上、終わります。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 長井議員の質問についてお答えいたします。

 私からは、消費生活の安全・安心の確保についてお答えし、生活道路の維持管理のご質問については、建設部長からお答えをさせていただきます。

 市の消費生活相談窓口である住民環境課及び各行政センターに寄せられる消費生活相談件数については、県下の状況と同じく減少傾向にあります。10月、11月については、各1件にとどまっています。

 とはいえ、相談窓口がわからず、顕在化していない被害もあると思われますので、市の相談窓口の住民環境課並びに各行政センターより積極的に情報発信を行い、周知徹底を図っていきます。あわせて消費者行政情報の市民への啓発については、関係各機関から寄せられる情報のホームページへの公開、広報なんとでの連載記事掲載、消費生活講座の開講を通じて実施してきておりますので、これらの啓発事業について強化を図り、消費者である市民にとって有効な情報の発信に努めます。

 また、ご質問にありました富山県消費生活推進リーダーについてでございますが、消費生活推進リーダーとは、県内在住で消費生活専門相談員、消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタントの資格を有し、平成17年に県が行った募集事業に応募された有志者で、県の実施する消費生活出前講座の講師として活動されている方です。

 現在、県下で20名の方がこの職についており、呉西では、高岡市で3名、砺波市で2名、射水市で3名の方が、そして呉東では、富山市に7名のほか魚津市や立山町で5名の方がおられます。

 ご指摘のとおり、南砺市には消費生活推進リーダーはおられませんが、制度開始以来、南砺市内で開催する消費生活出前講座にも、講師として派遣されております。

 昨年度の実績といたしましては、社会福祉協議会、女性団体連絡協議会、市教育委員会などの主催する研修会に合わせて計5回の出前講座を実施されています。また、消費生活推進リーダーとは別に、富山県から委嘱された富山県くらしのアドバイザーが県下で80名、市内に5名おられます。

 この方々にも市内保育園の父兄参観日や婦人会、老人クラブ主催の研修会などの機会をとらえ、くらしの相談会という消費生活講座を開催しており、市民に対する消費生活知識の普及についてご尽力をいただいております。

 専任相談員の設置についてでございますが、専任の相談員を設置されている県内4市町の現状は、富山市に2名、高岡市、射水市、上市町で各1名が配置され、4月から11月まで毎月の相談件数はおおむねの平均で富山市で160件、高岡市で45件、射水市13件、上市町が1件となっています。人口9万4,000人を超える射水市においても、市の消費生活相談窓口での相談については、2日に1件あるかないかという状況です。

 さて、当市における消費生活問題の相談処理体制についてですが、行政センター並びに住民環境課に寄せられる相談の中で、専門的な知識を要する相談については、県消費者生活センターや警察署などの関係機関と連携を図りつつ、対応しています。

 悪質商法が巧妙化、複雑化、多様化して消費者保護の観点から法改正が進む現状で、県下で2番目に広い地域を有する南砺市においては、若干名の専門相談員を配置するよりも、各地域で相談窓口となる行政センターの職員や担当課職員を県などが主催します消費者生活相談研修会などに積極的に参加させ、研修で得た情報や知識を共有し、市民相談窓口として機能強化を図り、市民が消費生活相談をしやすい環境整備を進めることで、消費者行政相談に対応していきたいと考えています。

 あわせて関係各課並びに消費生活センターや警察署など関係各機関との連絡体制を構築し、相互に連携をとることでトラブルの早期発見、そして早期解決を目指したいと思います。

 私からの答弁は以上です。



○議長(水木猛議員) 細川建設部長の答弁を求めます。

 細川建設部長。

   〔細川 哲産業経済部長兼建設部長登壇〕



◎建設部長(細川哲) 私からは、街路樹が植栽されております道路の補修及び維持管理についてお答えを申し上げます。

 議員ご承知のとおり、南砺市総合計画の中の安全で快適なまちづくりに基づきまして、市街地を中心に潤いのある道路づくりの一環として街路樹のある歩道整備に努めているところでございます。

 現在、南砺市におきましては、歩道に街路樹が植栽されております道路は39路線、延長にしまして20.1キロが整備されているところでございます。今年度も都市計画道路2路線につきまして、地域の皆さんのご理解を得て街路樹のある歩道の整備がなされました。着実にその整備が進んでいるところでございます。市街地における安らぎのある空間が創出されているものと考えております。

 一方、年々その維持管理費がかさんでおりまして、今年度におきましては、樹木の種類や成長を考慮し剪定、防除、雪囲いなど16路線につきまして、年間約700万円をかけまして維持管理に努めているところでございます。

 しかしながら、落葉の、いわゆる落ち葉の清掃ですとか、除草などにまで十分手が回りませず、地域住民の方々のボランティアによる清掃をいただいているところでありまして、深く感謝しているところでございます。

 また、ご指摘の樹木の成長に伴い、根によって歩道面にでこぼこが起きて、水たまりが発生する事態が今年度になりましても12カ所発見されておりまして、アスファルトなどによります補修を早急にさせていただいたところでございます。

 街路樹のある39路線の中におきましては、整備してからかなり年数を経ているものもありますことから、今後、同様な事態が出てくることが予想されますので、行政センターの協力を得ながら、随時道路パトロールの徹底を図るとともに、市民の皆さんからの情報提供も得ながら、危険箇所がありましたら、すばやく補修に努め、市民の皆さんの安全で安心な地域づくりに心がけていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(水木猛議員) 1番、河合常晴議員。

   〔1番 河合常晴議員登壇〕



◆1番(河合常晴議員) 議席番号1番の河合常晴でございます。

 このたびの市議会議員選挙におきまして、多くの方々にご支援をいただき、この場に立つことができましたことに感謝を申し上げ、質問をさせていただきます。また、今回選ばれました議員の中で唯一の昭和40年代生まれでございます。若さと行動力で一生懸命頑張りたいと存じます。皆様のご指導とごべんたつよろしくお願い申し上げます。

 私は、まず最初に、さきに全線開通いたしました東海北陸自動車道に関連して、さきの石崎議員とは少し別の視点で質問をさせていただきます。

 7月の全線開通以降、各種マスコミなどで報道されておりますように、桜ヶ池、城端サービスエリア周辺は、週末にでもなりますと、大変な混雑ぶりでございます。

 自動車の駐車台数は、正確な数字は出ておりませんが、3倍とも5倍とも言われており、物販施設や周辺施設のレストランの売り上げも前年比170%、あるいは130%とも言われ、順調であると伺っております。

 私は、この南砺市に来てくださる人、物、お金をしっかりと南砺市内で受けとめ、滞留をさせることは重要な施策の一つであると、選挙期間中に訴えてまいりました。

 その一つとして、城端サービスエリアにおけるETCによるスマートインターチェンジの開設を求めるとともに、その前段となる社会実験の再開についてお尋ねをするものです。

 県内外から南砺市にお越しになる多くの方々に、単に五箇山インターや福光インターでの乗り降りだけでなく、五箇山インターから平野部まで南砺市内に滞留していただいたり、県定公園にも指定されている桜ヶ池公園周辺の利用や、あるいは冬季においては、城端サービスエリアから周辺のスキー場へアクセスしていただくことは、南砺市の観光や経済にとって重要なことであると考えます。

 ハイウエーオアシスにおける簡易インターの設置という発想は、この桜ヶ池が日本で最初の候補地の一つであり、この考え方が現在日本じゅうに広がっておるのだと聞いております。

 城端サービスエリアの社会実験につきましては、過去に一度実施され、利用者の不足からスマートインター設置は中断しているわけですが、当初から全線開通時にスマートインターの社会実験を行う予定であったはずであるとも認識しております。

 ことしの3月議会において、前任の議員の方が同様の質問をしておられますが、当時の当局の回答は、全線開通までしばらく様子を見たらどうか、さらには機械を持っていけば、スマートインターをすぐにでも設置できる状況であるとも言っておられます。

 実際に、全線開通してみて、さきに述べたような状況であることに加え、新たな農産物直販施設の建設計画がある中で、周辺の環境が整ったしかるべき時期に社会実験を再開するべきであると考えますが、いかがでしょうか。また、田中市長も選挙期間中に城端サービスエリアのスマートインター設置に向けての意気込みを示しておられたはずであります。改めて、市長の意気込みと実験再開が実現する諸条件について、お尋ねをするものであります。

 次に、去る7月28日に起きました豪雨水害に関連して質問させていただきます。

 まずもって、このたびの豪雨水害におきまして、被災された方々には改めてお見舞い申し上げるとともに、一日も早い以前と変わらぬ生活に戻られますことをご祈念申し上げます。

 災害の復旧作業につきましては、先日の水上議員や榊議員、そして本日の石崎議員への答弁にもありましたように、市、県、国、当局の力強い連携のもと、一日も早い復興を希望するものであります。

 当時、私は主に城端の中心部の状況しか見ておりませんが、私自身4日間、知人や友人の会社や倉庫などに復旧のボランティアに出かけました。

 私は、平成16年7月に起きました福井豪雨水害のボランティアに出かけた経験を持っております。また、私の友人や所属していた団体は、同じ年におきました新潟豪雨水害や新潟県中越地震、平成9年のロシア船ナホトカ号による日本海重油流出事故、平成7年の阪神・淡路大震災などにボランティアに出かけたり、現地の災害ボランティアセンターのお世話をしたりしており、そのときの話をいろいろ聞いた記憶があります。

 それらの経験や体験などをもとに、今回の豪雨水害の災害に対する対応を見たときに、関係の方々は十分訓練やシミュレーションはしていたのでしょうが、何分想定を超えた大きな水害でもあり、ボランティアの受け入れなどに関しまして、現場での対応力に少し欠けていたのではないかと感じております。

 先日、新任議員研修会で配付されました南砺市地域防災計画を拝見いたしました。その中には、災害救援ボランティア活動の支援という項目があり、各種団体とともにボランティアの受け入れが円滑に行われるよう、活動環境の整備を行うものとすると明記してございます。さらには、ボランティア受け入れマニュアルを作成するとの記載もございます。

 このボランティア受け入れマニュアルの整備状況と、関係団体との連携についてどのような状況であるか、お聞かせください。また、今回、民家への対応と企業への対応に差があったのではないかという意見も地元では聞こえてまいります。

 災害での救援は、もちろん人命優先、生活優先ではありますが、今回は不幸中の幸いにして、人命にかかる大きな被害は発生しませんでした。であるからこそ、人命にかかわる第一次的な災害対応の後、第2次的に発生する住民のニーズに対応するためにどのような体制が必要であったのか、検討する必要があるのではないかと考えます。

 私が言うまでもなく、災害はいつやってくるかわかりません。今後、社会福祉協議会、日本赤十字社、消防団、救護班、自治振興会や自主防災組織、あるいは青年会議所、商工会青年部や女性部、ボランティア関係のNPOなどの各種団体と災害時の連携の確認を最低でも年1回くらい定期的に行っておくべきと考えますが、いかがでしょうか。

 また、あわせて南砺市における災害ボランティアコーディネーターの養成についても、現状をお聞かせください。

 災害に強い、安心できる南砺市であるとともに、コミュニティー組織など地域のきずなを大切にした連携の強化は、南砺市総合計画の中に記載のある重要な施策の一つでもあります。

 以上、市長のご所見をお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 河合議員の質問についてお答えをいたします。

 なお、豪雨災害の関係につきましては、民生部長からお答えをいたします。

 ご存じのとおり、城端サービスエリアにおきます社会実験につきましては、平成17年6月20日から同年9月19日までの3カ月間実施し、一日平均134台の利用がありました。

 目標とする数値には届きませんでした。しかしながら、この時期は東海北陸自動車道も全線開通していないということから、開通後に再度社会実験を行うということを国土交通省に強く要請し、中断の運びとなっているのであります。

 その後、本年7月5日に全線開通した以降は、中日本高速道路株式会社のデータによりますと、五箇山インターチェンジと福光インターチェンジ間の交通量は、開通前の約2倍、五箇山インターチェンジの利用客は約1.5倍、福光インターチェンジの利用客は1.2倍となっており、現在のところ予想以上の全通効果と言えます。

 一方、先ほどの石崎議員の答弁でも申し上げましたけれども、国のほうでは、道路特定財源の一般財源化の閣議決定及び交通量予測指針の見直し等により、スマートインターチェンジを含めた新規事業の取り組みについては、非常に不透明な状況であり、全国的に停滞しているところであります。

 そこで、質問の内容であります城端サービスエリアの社会実験への意気込みや再開のためのめどについて、以下のとおりお答えをいたします。

 まず、1点目に、事前に社会実験を行って、実験結果により本格導入を判断する、これまでの制度自体が平成20年度からは、新規箇所について中止されております。さらに、交通量予測の指針が見直されている途中であり、今後、どのような手法で本格設置になるのかが、いまだ示されていないのが現状です。したがって、現段階で具体的な手順となる制度自体の見直しが立たない状況でもあります。

 2点目に、平成17年度に実施した社会実験の結果を受けて恒久的設置に向けては、高速道路城端サービスエリアとスマートインターチェンジとの接続及び一般道への接続について、安全対策上、何点か構造的に課題を整理する必要があることが明らかになってまいりました。

 したがって、機械を持っていけば、直ちにスマートインターを設置できるという状況ではなく、幾つかの課題をクリアする必要があると考えられます。

 これにつきましては、全国でさまざまなサービスエリア、そしてパーキングエリア型の接続スマートインターチェンジがありますので、それらの実績を参考に、今後現地で詳細に調査設計を行う必要があります。

 平成17年度の社会実験の際は、あくまでも実験ということで時間も限定され、運用され、人による誘導や監視が行われてきたわけでありますが、本格的な運用となりますと、安全面で十分な精査が必要となります。

 3点目に、ETC設備自体の運営は中日本高速道路株式会社が行うわけでありまして、どの程度の収益見込みが立つかが大きな判断となります。

 五箇山インターチェンジや福光インターチェンジの利用客が、単に新しく設置した城端スマートインターチェンジに移動するだけでは採算割れとなるため、これまで一般道を利用していた車が城端サービスエリアなどを利用して、どれだけ高速道路を利用する車がふえるか、そのことが重要な課題と言えます。

 全線開通による交通量の増加や東海北陸自動車道における富山県内唯一のサービスエリアであるという立地条件のよさから、城端サービスエリアの駐車場利用が大きく伸びている中で、今後、直販施設のオープンや中日本高速道路株式会社における利用者の利便性向上対策などにより、駐車スペースの不足が懸念されます。

 スマートインターチェンジを設置するためには、かなりの駐車スペースを犠牲にしなければならず、利用者には、さらに不便をかけることにもなりかねません。

 一方で、国そのものの制度面が不透明であること、本格運用には将来のサービスエリア内の整備計画と整合をとりながら、調査と整備に相当の期間と事業費を必要とすること、そして、何よりも新規に設置する城端サービスエリアスマートインターチェンジを含め、周辺の観光地、スキー場などへのアンセス道路の整備等をあわせて全体の高速道路利用者がふえる計画を立て、中日本高速道路に説明をする必要があります。

 これらのことから、まず利用者に愛されるサービスエリアの機能の拡大や駐車スペースの拡充など、中日本高速道路株式会社とともに連携し、城端サービスエリアの総合的な整備計画をまず立てることが第一ではないかなと考えております。その上で、スマートインターチェンジの設置について、再度検討をしていきたいと考えています。



○議長(水木猛議員) 石村民生部長の答弁を求めます。

 石村部長。

   〔石村悦朗民生部長登壇〕



◎民生部長(石村悦朗) それでは、河合議員の質問にお答えいたします。

 まず、ボランティア受け入れマニュアルについてでございますが、大規模な災害が発生した場合に、まず被害者のニーズに的確に対応するため、市は社会福祉協議会と連携いたしまして、災害救援ボランティア本部を設置いたします。災害救援ボランティアの活動マニュアルは、運営スタッフなどが支障なく活動できる体制をつくり、ボランティアの受け入れ態勢をつくることを目的に、平成19年3月に南砺市社会福祉協議会が作成いたしました。

 このマニュアルは、全国及び県の社会福祉協議会の災害救援ボランティアセンターのマニュアルなどを参考にいたしまして、南砺市地域防災計画を基本として作成しております。

 主な内容といたしましては、本部の設置と運営の流れ、現地本部のボランティア受け付けから活動派遣までの各部署の役割を解説しております。

 ボランティアの応援を必要としている被災者情報の取りまとめをし、ボランティア活動参加者の受け付けから活動紹介、調整と派遣スタッフのミーティング、リーダーの決定、活動記録書の作成などを説明し、災害現場へ送り出します。災害ボランティア活動は、被災住民の復旧を目的とし、特に災害弱者の要援護者の復旧支援を優先とすることになっています。

 今回、災害救護ボランティアセンター現地対策室を城端行政センター1階に設置し、南砺市内の在住、勤務している方を対象にテレビ、ラジオ、新聞や市及び社会福祉協議会のホームページでボランティアの募集を行いました。

 その結果、7月30日から8月15日までの間、52団体、延べ609名のボランティアを北野や出丸地区などの災害現場へ派遣いたしました。また、8月19日から22日にかけては、被災者世帯を再訪問し、心のケアを図りました。福光地域や利賀地域でも災害ボランティア活動が行われ、延べ100名のボランティアが支援活動を行いました。

 次に、各種団体との連携についてでありますが、災害救援ボランティア活動を実施するには、行政とボランティア、NPO等関係機関や団体と災害救助ボランティアマニュアルを共有し、相互に連携、協力することが大切であります。

 今回の豪雨災害では、市連合婦人会、赤十字奉仕団、地区社協、市内の企業、金融機関、中学校生徒、ボランティア団体や砺波市、小矢部市の職員の方たちなど幅広く各種団体、各分野からの応援をいただきました。

 災害救援ボランティアの受け入れは、能登半島地震や中越地震が近県で発生している状況を踏まえて、平成18年から年1回訓練を行っております。

 平成18年度は、福野地域で行われた富山県防災訓練に合わせ、災害救援ボランティアの受け付け訓練を市内ボランティア団体、市社会福祉協議会及び市民生部福祉課が共同で実施いたしました。また、平成19年度は、福野中学校を会場に共同訓練を行いました。

 災害ボランティアの受付訓練は、近年始まったばかりでございますが、今回の豪雨災害の教訓を生かし、これまでの災害時の受け付け体制を検証し、各種団体の連携を強化し、災害時の迅速な対応を築けるよう、次回の訓練から対策を講じていきたいと考えております。

 次に、災害ボランティアコーディネーターの現状についてでございますが、災害ボランティアコーディネーターの養成研修会は、県社会福祉協議会が年1回開催しております。市社会福祉協議会のボランティアコーディネーターは、関係者全員が受講済みであります。また、市社会福祉協議会でも、全職員を対象に独自の研修会を企画し、今年度はNPOレスキューストックヤードから講師を招きまして、「救援ボランティアセンターについて」と題して講演をいただきました。

 また、今回、県社会福祉協議会が主催する災害救援ボランティアコーディネーター養成研修会が、12月8日から9日の日程で富山県民会館を中心にして行われ、コーディネーターの役割について多くの方々に聴講していただいております。災害時要援護者事業とあわせ、これからの災害対策の一環として、定期的に進めたいと考えております。

 よろしくお願いいたします。



○議長(水木猛議員) 暫時休憩いたします。



△休憩 午前11時47分

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△再開 午後1時00分



○議長(水木猛議員) 会議を再開いたします。

 各議員による市政一般に対する質問並びに提出案件の質疑を継続いたします。

 5番、小西正信議員。

   〔5番 小西正信議員登壇〕



◆5番(小西正信議員) 5番、小西正信でございます。先月の南砺市議会議員選挙によりまして初当選をさせていただきました新人議員でございます。今後とも、市民の皆様の声を大切にしながら、夢と希望に満ちた元気な南砺市となるよう、微力ながら頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。皆様方の温かいご指導、ごべんたつを賜りますよう、よろしくお願いをいたします。

 行政サイドからの立場を変えての登壇であり、いささかの不安と緊張を感じての質問となりますが、よろしくお願いを申し上げます。

 さて、田中市長におかれましては、若さと行動力を前面に押し出し、市政運営に対し熱い思いを訴えられまして、大変すばらしい成績で当選され、市民に夢と感動を与えました。今後はより多くの市民参加のもと、パイオニア的行動で各種事業に取り組まれるものと、私も期待しておるところでございます。

 ただ、私の思いといたしましては、市長の対話重視も理解でき、大切なことと思いますが、市民全員の意見を求めながら事業を進めようとすると、どのような事柄にも賛否両論があり、これを調整しようとすると時間がかかり、行政のスピード感が低下し、国の施策、時代の潮流に乗りおくれることが予想されます。前向きな判断力とスピードある実行力、行動力が必要不可欠であると、私は思います。

 さて、一般質問をさせていただきます。

 市長は、選挙の折に今までからの変革、そして、私が南砺市を変えますと訴えてこられました。約2年間にわたり、数知れないほどの会議、協議を積み重ね、みんなで知恵を出し合い、工夫を凝らして策定した南砺市総合計画を変えられるのか否か、変えるとすれば、どこを変えるのか、改めて見解を求めるものであります。

 合併以来、第1期は旧町村のやり残した事業の促進、創成期ということで、みんなで仲よく分庁舎方式でもって、いかに市民の福祉サービスの低下を来たさないよう、しっかりとした市政運営をしていこうということから、19年度を初年度とする総合計画を実施して、2年目となっております。

 第2期に入り、いよいよ南砺市本来の事業を実施して、市の活性化、魅力あるまちづくり、住んでよかったと思える地域づくり、ふるさとづくりを目指し、南砺市の独自性を発揮し、全国の市町村に誇れる南砺市をつくっていかなければならないと考えます。その基本となるのが総合計画の着実な実行であります。市政運営の根幹をなすものであります。

 「さきがけて緑の里から世界へ」の将来構想のもと3つの基本目標、7つの基本方針、そして21のプロジェクトから成り立っております。基本構想、基本計画、財政的にも裏打ちされた実施計画から成り立っております。また、計画の進行管理であるPDCAの初期段階であります。

 Pはプラン、計画であります。Dはドゥー、実行、Cはチェック、検証・評価、Aはアクション、改善して次の行動を起こそうというものでございます。そしてまた、計画、実行と繰り返し回していき、よりよい成果を求めようというものであります。

 総合計画10年目の2年目で、検証もしないで変えるというのは少し早いように思いますが、いかがでしょうか。

 次に、これも選挙の折、富山新聞に載っておりましたが、医療・福祉の政策について、公立病院の赤字は市の財政を圧迫するまでに達し、将来を見据えれば、医療行政の一元化で無駄を削る必要があると記載されており、病院関係者及び市民は、大変な驚きと不安を口々に言っており、機会を見て市長の考えを聞いてほしいと言っております。私も心配であり、改めて見解をお伺いするものであります。

 病院事業会計も極めて重要なことから、地方公営企業法の適用を受け、独立採算制の原則に基づき経営のあり方が厳しく問われております。しかし、全国の公立病院の9割は頑張っておりますが、赤字経営を余儀なくされており、国の医療制度に問題があると言わざるを得ないと思っております。

 私は、市民ニーズに合った地域に根差した医療施設を拠点に、命の大切さ、健康で豊かな生活を支えるため、さらなる医療体制の充実を図らなければならないと思います。市民の安全・安心の観点から、一般会計からの繰り出しはやむを得ないと思っております。

 東京で起こったことではありますが、若い妊婦さんが脳内出血で倒れられ、日本を代表するような8つの病院がたらい回しにして、最後に亡くなられた痛ましい報道がなされており、今もって責任のなすり合いをしている現状を見ますと、人の命の大切さ、命を軽んじて人ごとのように扱ってはならないと再認識をしたところであります。

 高度医療設備が整い、24時間の受け入れ態勢、ER緊急治療室のある指定病院でなぜこのようなことが行ったのか信じがたいことでありました。私たちには、たらい回しにされるほどの病院の数もありません。改めて2つの大きな病院の存続についてお考えを聞きます。

 次に、市長の選挙公報を見ますと、元気づくりの1番目に、財政と人材の構造計算をし、行財政改革を断行しますとありますが、私には理解がしがたく、首をかしげてしまいます。これは、病院のあり方を示して言われたのか、各行政センターの見直しを示して言われたのか。あるいは別の次元での話なのか、お聞かせを願いたいと思います。

 次に、私は今後の市政運営には、さらなる一体感の醸成が大切であると思っております。まず、市職員の給与についてお伺いいたします。

 合併以来、市職員は職員同士仲よく一生懸命頑張っていこうという意欲は、災害対応等でも明確に見えるものの、各町村の合併前の給与水準体系はそのまま継続しており、同じ年齢の者が同じような仕事をして頑張っても、結果もらえる給料に大きな差があるというのは、いかがなものかと思います。

 こういう不平不満が職員の口から出て、家族、市民に伝わり、一体感に支障を来たすことになれば、これは大変なことになります。先ほどの財政と人材の構造計算をし、行財政改革を断行とも関係することではなかろうかと思います。

 南砺市のラスパイレス指数は90.0で、給与水準から見ても低いわけでありますが、その中で大きなばらつきがあるのは公平の原則から見ても、おかしなことではないかと思われます。合併以来、順次改正されていると聞いておりますが、その実態をお聞きいたします。

 次に、以前に香川議員の質問もあったところではありますが、私は南砺市合併記念式典の折、そのフィナーレを飾ったのが高原兄作詞作曲の南砺市の歌で、子供たちから大人まで、全合唱団員が声高らかに歌い上げられ、私も非常に感動したのを覚えております。これは合併のための応援歌であり、1年の期限で使用させてもらったものであります。

 私は、まず新しい歌を作成の上、市内の各小学校の水準の高い合唱団で共通の認識で歌ってもらい、小学校全体から中学校、市民へと大きく波及し、一つの輪になって一体感が醸成されれば、大変すばらしいことだと思います。

 今は、各イベント、行事にも余り歌われなくなった富山県民の歌も、私たちはきちんと歌えます。しかし、歌いたくてもないものは歌えないのであります。この南砺市の歌をつくるのに、どのくらいの費用がかかるのかわかりませんが、末永く心に残るものであります。作成に対するご見解をお伺いいたします。

 そのほか、文化、芸術、スポーツ面等一体感に向けた取り組みを実行し、南砺市の魅力あるふるさとづくりに邁進していかなければならないと思います。

 私自身勉強不足であり、足りない面がたくさんあるわけでありますが、方言を研究している金沢大学の加藤和夫先生は、京都で「何々が足らない」足らずと言っていたのが、福井では「たら」となり、富山県では「ダラ」と言われるようになったのだと聞きました。

 私も友達から今までよく「だら」でないがかと言われてきました。このダラの下に「仏」の一文字を加えますと、「ダラブツ」となります。よく親から「ダラブツ」と言われてきましたが、仏様の教えを聞かない、不足しているということでしょうか。私も新人議員でありますので、市民の方からこの言葉をいただくことがあると思いますが、一生懸命議員活動をしていきたいと考えております。

 田中市長におかれましても、若さと実行力で失敗を恐れず事業の前倒しをしていくような積極的な市政運営をしていただけるようよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 小西議員のご質問にお答えをいたします。

 まず、総合計画についてでございます。

 12日の且見議員の自民クラブ代表質問にもお答えをしましたが、議員ご指摘のように、これまでの4年間は、前溝口市長様を先頭に旧町村からの継続事業の推進と早期完成、市民の一体感の醸成や住民サービスの平準化など、新しい市としての基盤づくりを最優先に進める中で、市の将来像を示す総合計画が多くの市民の皆さんの参画のもとに議論と検討を重ねられてきております。「さきがけて緑の里から世界へ」のキャッチフレーズに示すように、散居や合掌造り集落の景観、受け継がれてきた伝統文化や芸術など、多くの魅力ある資源を広く国内外に発信していこうという崇高な計画として策定されております。

 5日の所信表明でも申し上げましたとおり、私は、目標に向かって動き出したこの計画を踏襲し、市の向かっている方向がどのようなものかということを市民に対して積極的に情報公開をし、行政への信頼を高めていきたいと考えております。

 総合計画に示されている整備方針、目標値は時代の変化の中で必然的に変えざるを得ないものもあるかと思いますが、将来構想、基本目標、基本方針、そして、施策の大綱は基本的に変えるべきではないと考えます。変えるとすれば、その手法であると考えております。

 市民との積極的な対話を通じて、多くの声に耳を傾けていき、行政と市民の協働のまちづくりによって生まれてきてよかったまち、そんな南砺市の実現を目指してまいりたいと考えております。

 計画は、策定することが目的でないということは言うまでもありません。議員のご指摘にもありますように、何を目的として、どういう手段で実行するのか、そして、その結果がどうだったのかといった評価や検証が重要であることは、強く認識しているところであります。

 昨今子の激変する社会情勢や厳しい財政運営が迫られ、限られた予算の中での計画の遂行は容易なことではありません。計画に定めた目標値に対しての達成度の把握や事業内容の検証、今後の展開方法など十分なチェックと検証、評価によって、より一層の実効性ある事業の確保を図っていきたいと考えております。何とぞ議員各位のご理解と、そしてご協力をお願いいたします。

 続きまして、病院の質問についてお答えをいたします。

 私は、南砺市立病院の果たす役割を大きく分けて、1つ、地域医療の確保、2、疾病予防、介護予防、3、地域住民の健康と安心を守るにあると考えております。南砺市立医療機関は、南砺市民病院、公立南砺中央病院の2病院と南砺家庭地域医療センター、平、上平、利賀診療所の4診療所があります。

 南砺市は4町4村合併により誕生し、琵琶湖に匹敵する行政区域を抱えておりますが、これらの医療施設が市内にバランスよく配置されていることが、市の利点としてとらえられており、市民の安全・安心を支えていると理解をしております。

 ただ、地方公営企業法の適用を受け、独立採算を旨とする病院事業については、経営の改善を目指すことも求められていることは、ご案内のとおりであります。

 私は、市立病院、診療所を含めてみなし一病院として、電子カルテシステムなどの医療情報システムの一元化を図るため、合併前の各首長の皆様や合併の後の前溝口市長様がご尽力され、構築されてこられた経緯を承知しておりますし、これからもその方針は揺らぐものではありません。

 私は、この医療情報の一元化の完成を機会に、それぞれの医療施設について無駄がないか、統廃合のできる事務がないのか、もっと効率的に運営する方法はないのかを検証し、見直したいと考えております。

 南砺市の厳しい財政状況を考えるとき、病院であっても、効率性は求められております。私は、赤字にならない経営を目指すことを前提に、また今は赤字であっても、本当に必要な機能は何か、言いかえれば、不採算部門であっても、市民にとって必要な医療を提供するために繰り入れは必要である。そのために繰り出し基準のルールを明確にすることによって、病院開設者としての責任を果たしてまいりたいと考えております。

 総務省では、今年度中に公立病院改革プランの策定を求めておりますが、私は今ほど申しました3つの視点により、改革プランの骨子を今年度中に作成し、平成21年度には、骨子に基づき素案を策定したいと考えております。

 なお、南砺市の医療の誇ることのできる特徴として、在宅医療があります。在宅医療を支える仕組みが既に構築されており、県下においても、先進地として認められているところであります。高齢化が進む南砺市においての施設の充足と並んで、在宅医療の推進が必要であると考えております。

 昨今、住みなれた家庭や地域において、身近な人に囲まれて療養しながら生活を送りたいと希望する患者のニーズがふえております。これは医療、保険、福祉が連携して初めて可能となると考えております。病気になれば、治すことは当たり前のことですが、あわせて在宅福祉充実や健康なお年寄りをふやしていく仕組みを進めなくてはなりません。みなし一病院の構築とともに、今こそ医療、保健、福祉の連携を密にして医療、福祉行政のセカンドステージに取り組みたいと考えております。

 続きまして、財政と人材の構造計算、そして市民の一体感の醸成について、職員の給与についてお答えをいたします。

 一般的に物事を推し進めるには人、物、金が重要であると言われております。また、それらを身の丈に合った、バランスよく機能させていく、そのバランスが重要であると考えております。

 そこで人、とりわけ市の職員の給与について申し上げますと、平成16年11月1日の南砺市合併以来、溝口前市長は南砺市の一体感の醸成を前面に掲げられ、市政の執行に努めておられました。こういった流れの中で、職員間の意識も合併前の旧自治体の垣根を超えた交流が進み、職員の一体感も培われてきているとおっしゃっておられます。

 小西議員も指摘されましたように、同じ年齢の職員が同じ仕事を頑張っても、給料に大きな差が生じる事態は、職員勤労意欲を損ないかねない大きな問題であると考えております。

 具体的に申し上げますと、国家公務員と地方自治体の職員給与を比較したラスパイレス指数は、平成16年度、すなわち合併前自治体の個別の指数は、最高値が94.7、最低値77.5となっておりました。この不公平感を取り除くため、これまで特に旧村の職員を中心に格差是正に努めてまいっており、平成22年度中には、旧町村間の格差について一定の調整を行えるものと考えております。

 議員は、平成19年度におけるラスパイレス指数について90.0と触れておられました。この値は県内の15自治体中14番目に位置する値となっております。富山県内の自治体で同じ業務を行いながら、南砺市の職員の給与水準についてこの値が妥当なのか、また、行政改革の一環として住民サービスを落とすことなく人件費を削減し、限られた財政の中でより多くの予算を住民サービスに配分するために、定員適正化計画を策定しました。

 この計画に挙げられた10年間で201名の職員削減をしようとするには、どうすればいいのか。そのためには、職員はこれまで以上に自己研さんに励み、効率的な行政を目指して、業務に取り組んでいく必要があると考えております。給料のみが仕事のやりがいということではございませんが、給与水準も職員の励みの一つになるよう、県内のほかの自治体と比べて妥当なレベルとなるよう、配慮していく必要があると考えております。

 いずれにいたしましても、ただいまは職員の給与について申し上げましたが、人、物、金、すべてについてバランスよく機能し、最大限の効果を生み出せるような、さらなる行財政改革を断行していかなければならないと申し上げておるわけでございまして、議員各位におかれましては、この点についてご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 市民の一体感の醸成について、南砺市の歌についてお答えをいたします。

 南砺市になりまして5年目の節目を迎えました。小西議員のご意見のとおり、市民みずからが、自分たちの地域や市を思う郷土愛と市民相互の連帯意識を高め、市の歌を口ずさむことでさらなる一体感醸成や融和を図る上からも、南砺市の歌を制定することにつきましては、それも一つのアイデアだと思います。

 市の歌をうまく活用すれば、小学生、中学生、そして市民全体へと大きく波及し、いろいろな年代の方の一体感が一層強くなり、大変すばらしいことだと思います。また、質問にもありましたように、ことし3月定例会で香川議員から市の歌と同様に、南砺市の花や木、市民憲章の制定についてお尋ねがありました。

 いずれにしましても、制定の時期、あるは制定の契機につきましては、市町村制施行などの記念事業の一環として制定されるのが一般的な流れにあるということも理解しており、来年度は市制5周年を迎えますことから、現在、来年の予算の編成作業中でもありますが、今後、これらの観光については、市民の皆さんのご意見をお聞きしながら、さらなる一体感の醸成のためにぜひ取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員各位のご協力をよろしくお願いいたします。



○議長(水木猛議員) 赤池伸彦議員。

   〔2番 赤池伸彦議員登壇〕



◆2番(赤池伸彦議員) 議席番号2番の赤池伸彦です。初めてなので、大変緊張しております。

 質問に入ります前に、新人でありますので、一言だけごあいさつさせていただきます。

 さきの選挙で地区の方の、市民の方の非常にたくさんの支持をいただきまして、自分でも驚くぐらいの結果を出していただきました。本当にありがとうございました。

 田中市長と最初にお会いしたのは、PTAからが始まりであります。今回このような形で、また違った形で仕事をしていくことになりますが、南砺市のために頑張っていただきたいと思います。

 それでは、質問に入らせていただきます。

 新任議員研修が11月25、26日とございました。そのときに、たくさんの資料をいただきまして、本当にありがとうございました。その中にありまして、割とほっとする厚みの大体8ミリぐらいですかね、南砺市総合計画という冊子の中に、21世紀の南砺市を築いていくために21のプロジェクトを展開すると書かれてあります。

 その中に、子供たちが健やかに育つ環境づくりというプロジェクトがあります。主な施策として、子供の健やかな成長をはぐくむ環境づくりと書かれております。内容について見てみますと、家庭や学校、そして、地域全体で子供たちを見守るというふうに書かれています。

 子供を育てていくに当たっては、家庭教育、地域教育、学校教育、これら3つのバランスがうまくとれて初めて子供たちはすくすくと元気に育っていくと、私も考えております。

 私の地域の小さな学校の例ではございますが、福光西部小学校は、この20年度で廃校となり、来年度から福光中部小学校に統合となります。統合の是非に関しましては、地区の振興会の方、保護者の方々が市と十分に協議されて導き出された結果であり、そのことを今この場で申し上げるつもりはございませんが、個人的な思いとしては、残念だというのが正直な気持ちであります。

 小規模校と大規模校のメリット、デメリットについては、それぞれいろいろあると思いますが、小規模校についての私なりの考えを少しだけ述べさせていただきます。

 まず、利点の1つ目としてですけれども、学校に通っている子供たちの父親や母親はもちろんですが、おじいちゃんやおばあちゃん、そして兄弟、姉妹の顔までが見えるということです。これは逆に言うと、おじいちゃんやおばあちゃんたちからも、この子はどこどこのだれんちの子やというのがわかるということなんです。これは、地域で子供を育てていくという点では、とてもすばらしいことだと思います。

 西部小学校でも、毎年恒例の行事になっております「いつもありがとう集会」が先日も行われました。その中で、子供たちが地域の人たちをみんな家族のようだと話してくれたのは、大変うれしいことでした。今回の統合で来年度からは、地域の中で子供たちを見守る機会は少なくなりますが、これまでとはまた異なった形で、子供たちとかかわっていけるような新たな取り組みも考えていかなければならんと考えております。

 2つ目は、児童数が少ないがために子供たち同士が横の関係だけじゃなくて、縦のつながりも自然と学んでいくということです。中学校や高校になれば、部活動などで先輩、後輩を意識することにはなりますけれども、それ以前の成長期においてさまざまな学年とかかわることで、思いやりや敬いや礼節など、その後の人生に人格形成にも大きくプラスに作用しているものと思います。

 3つ目は、先生と深い信頼関係を築きやすいという点です。

 子供たちと先生だけではなくて、ペアレントアンドティーチャー、すなわち保護者と先生が強力に連携することで、初めて子供たちを明るい未来に導くことができると考えます。

 家庭的な愛情に包まれながら、素直に伸び伸びと子供たちが成長できるという小規模校ならではのすばらしい環境とは逆に、マイナス面として複式学級による学力低下や競争意識の低下を懸念する声も聞かれます。

 確かに、同じ時間内で複数の学年を1人の先生が見るわけですから、授業の進みぐあいがおくれぎみになることもあるかと思います。しかしながら、子供たちの数が少ないということは、それだけ子供たちに目が行き届く、言いかえれば、よりマンツーマンの接し方に近づくのではないかと思っています。

 ことし4月に行われました小学校6年生と中学校3年生対象の学力テストでも、南砺市の子供たちはすばらしい成績を残してくれました。中でも、福光西部小学校6年生の子供たちが特に頑張っていたと、小学校の先生から聞いております。もしかしたら、たまたまことしは、勉学にすぐれた子供たちがそろっていただけなのかもしれませんが、いい成績が残せたというのは事実であります。

 そこで、これは市長にお尋ねたいんですが、学校統廃合によって、地域の中で子供たちと接していく機会が減少していくわけですが、地域として、これからどのように子供たちとかかわっていけるのか、具体的な取り組み等があれば、お聞かせください。また、小規模校のこういうところはすばらしいと思われていることをお聞かせください。そして、その利点を今後の学校教育のあり方に生かすお考えがあれば、ぜひお聞かせください。

 最後に、質問ではないんですが、一言だけお願いをいたします。7月28日の災害でたくさんの被害がありました。被害を受けた地域の方も一日も早い復旧を望んでおられると思います。

 西部山麓用水もまた壊滅的な打撃を受けております。周辺住民の方も一日も早い復旧を待ち望んでおられますので、一日も早い復興をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 赤池議員の質問についてお答えをいたします。

 赤池議員とは、本当にPTA活動を通じてさまざまなことをいろいろと教えていただいた関係にありまして、今回も教育についてのご質問でありますので、お答えをさせていただきたいと思います。

 まず、地域教育についてでございます。

 学校の統廃合によって、地域として子供たちと接していく機会が減少していく中で、これからどのように子供たちとかかわっていくべきなのかという問いについて、お答えをさせていただきたいと思います。

 小学校の放課後や週末などに学校の余裕教室などを活用して地域の方々の参画を得ながら、子供たちが勉強や、そしてスポーツ、文化活動、自然体験活動、地域住民との交流活動などの取り組みを実施することにより、子供たちが地域社会の中で心豊かで健やかにはぐくまれる環境づくりを推進していくことをねらいとして、平成16年度に地域子ども教室推進事業「子どもかがやき教室」がスタートいたしました。

 平成19年度からは、文部科学省と厚生労働省が連携をして、放課後子どもプランが創設され、南砺市でも市内の8つの小学校区で教育委員会が所管する放課後子ども教室と、5つの小学校区において児童育成課が所管する放課後児童クラブが実施されております。

 福光西部小学校区においても、地元の公民館を中心に地域の方々の協力を得て、平成19年度から主に低学年の児童を対象として、週3回の割合でスポーツ教室や体験に重点を置いた遊び教室を中心に実施しております。

 来年4月の学校統合後においても、南蟹谷地区の児童を対象とした放課後子ども教室を継続して実施していけるよう、地元の方々と協力体制について協議を進めているところであります。

 また、現在、放課後子ども教室と放課後児童クラブのいずれも実施されていない上平小学校区においても、地元のスポーツクラブを初めとする関係団体と来年度からの実施に向けて協議を進めております。

 いずれにいたしましても、子供の社会性、公共心や規範意識、勤勉性、自主性を育て、創造性豊かな子供たちを育成していくためには、非常に重要な事業であるととらえており、今後も継続して実施していけるよう、地元の方々と連携を深めつつ、さらなる事業の充実を図ってまいりたいと思います。

 また、これらのような小学校区単位による活動のほかに、地区公民館を拠点に週末や長期休業時などに子供たちの体験活動や地域の伝統文化を継承する活動などが一部の公民館で行われておりますが、この活動がより多くの公民館で実施していけるよう、地区公民館の育成を図ってまいりたいと考えております。

 続きまして、学校教育について小規模校のメリット、デメリットについてお答えをいたします。

 小規模校、大規模校ともにメリットとデメリットがあると思います。小規模校と大規模校のメリットは、総じて相反するものとなっております。小規模校においてのメリットとして、児童・生徒にとっては、授業での発表の機会や児童会、生徒会活動などの学校行事での活動の場が多くなること、教材や設備が余裕を持って活用できることなどが挙げられます。

 教職員にとっては、子供一人一人を把握しやすく、学習指導や生徒指導がきめ細かく行えるほか、教職員間の連携が密になり、意思疎通が図りやすく、指導が徹底しやすいなどのメリットがあると思います。

 南砺市においては、児童・生徒全員で郷土芸能に取り組み、学習発表会や地域の行事で息の合った民謡を披露して、郷土を愛する心をはぐくんだり、小中合同の運動会や英語活動などの交流事業を実施して、異年齢の集団の中での子供が成長する環境をつくるなど、小規模校ならではの教育活動を実践し、成果を上げています。

 一方、デメリットといたしましては、児童・生徒が多様な人間関係を経験する機会が少なくなり、交友関係や学校行事での役割が固定化しやすく、切磋琢磨する姿勢や競争心が育ちにくく、クラブ活動の数も少なく選択肢が限定されることなどが挙げられます。

 また、いじめや不登校などの問題が発生した場合、少人数でクラスがえもできないため、対応が難しいという面もあります。とりわけ2学年で1学級を編成する複式学級となる場合、1人の担任が2学年を受け持つこととなり、学習指導や生活指導を行う上で、大きな問題となります。

 中学校では、教員の定数が少ないため、保健体育や音楽などの教科担任を配置できない場合があります。また、チームティーチングなどの新しい学習指導方法が困難であったりします。

 このように、小規模校にはメリット、デメリット両方がありますが、メリットを生かしながら、デメリットをできるだけ克服するよう学校運営を進めております。

 しかしながら、少子化による児童・生徒数の減少に歯どめがきかないことから、複式学級の解消などを目指し、地域の方々のご理解を得ながら学校の統廃合に取り組んでいるところでございます。

 赤池議員の質問は以上であります。

 最後に、西部山麓用水のお話がありました。これについても、災害復旧を計画的に進めていこうということで、前の質問のとおりであります。

 以上であります。



○議長(水木猛議員) それでは、暫時休憩いたします。



△休憩 午後1時45分

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△再開 午後1時55分



○議長(水木猛議員) 会議を再開いたします。

 各議員による市政一般に対する質問並びに提出案件の質疑を継続いたします。

 7番、助田幸雄議員。

   〔7番 助田幸雄議員登壇〕



◆7番(助田幸雄議員) 初めに、先日の南砺市議会議員選挙において、市民の皆様からご支持、ご支援をいただき、初当選させていただきましたことを心から感謝と御礼を申し上げます。井波選挙区選出の助田幸雄でございます。

 午前中に河合議員が質問されましたが、私と河合議員は親子ほど年が違いますが、63歳の新人議員であります。私は企業人の一人として、また一般市民の一人として、63歳ではございますが、別の角度から南砺市の発展のために何か力を尽くそうと思っております。

 また、私はできない公約は言ってきませんでした。それと私はこう申し上げてまいりました。いろいろな市の考え方、それから、すばらしい先輩議員の考え方、これは私は地域に持って帰って、必ずお伝えをいたしましてご理解をいただきます。必ずそれはやります。

 そして、やはりこれはいろいろと先日からもありましたが、市政と一般市民との距離が非常にあると、私は今でも思っております。これは私ら議員として必ず地域にこのすばらしい行政の考え方、それと先ほど言いましたように、先輩議員の考え方は必ずお伝えいたします。まだ、半月余りの新人議員でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、事前通告に従い、3点についてお伺いさせていただきます。

 まず、第1点は、県立高校の再編・統合についてであります。

 井波高校の校舎建設は、第1期工事が昭和33年12月から2カ年継続工事として始まり、また第2期工事は昭和37年10月から2年継続で行われ、実に5年間にわたる歳月を費やしております。校舎や体育館の建設設備などに要した当時の井波町における経費は、約5,440万円余りであります。校舎敷地は約2万4,000平方メートルとなっています。

 これらの校舎、体育館、設備、備品、校舎敷地など昭和37年に寄附をし、多大な地元負担を伴いながらも、地域住民の熱烈な思いの中で井波高校が整備された経緯については、市長もご存じのことと考えております。

 現在、井波高校は、社会のニーズにこたえるため平成17年4月に福祉科を新しく設置し、特色ある高校として隣接する南砺市民病院や近くの特別養護老人ホームいなみのご支援とご協力により、生徒は実践的な教育を受け、本年3月には初めての卒業生を出し、卒業生は上級福祉学校への進学や地域福祉施設に就職するなど、高齢化が著しい当市にとっても、その果たす役割は非常に大きなものがあり、今後とも地域福祉サービスの充実のためにも、重要なものであると考えております。私はこの特色ある井波高校の存続を強く求めるものであります。

 富山県の前期計画における再編統合の新校の骨格(素案)の内容と、その広報、また素案に対する市民の意見集約と市の考え方について、市長にお伺いするものであります。

 第2点は、南砺市を訪れる観光客の維持と増加についてであります。

 南砺市の各地域には、それぞれの特色のある観光施設、観光資源や文化があります。本年7月の東海北陸自動車道の開通に伴い、南砺市を訪問される観光客は増加しています。これは、市においてより多くの方々に南砺市を知っていただくものであり、非常にありがたいものと考えております。

 しかし、2年後、3年後、南砺市を訪れる観光客数の維持と増加を考えたときに、わかりやすい観光客への案内はもちろん、市民が一体となって心のこもったおもてなしをすることが、市長が提案されている一流の田舎、一流のおもてなしではないでしょうか。

 市長は、南砺市を訪問される観光客数の維持、増加についてどのような考えを持っておられるか、お伺いするものであります。

 第3点は、先輩議員もご質問されておりますが、地名の復活についてであります。

 市長は、市長選挙の際、マニフェストとして地名の復活について積極的に取り組むとされ、期間を3年以内とされています。実際、市民の中には、生まれ育ったところの名称に愛着を持っておられる方々は多くおられます。また、各地域の行政センターには、その地域の名がついているのも同じと思います。

 私は市長の地名の復活について、その手順をどのようになされるのか、お伺いするものであります。

 以上、3点について、市長の明快な答弁をお願いし、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 助田議員のご質問にお答えをします。

 まず、質問に答える前に、県立高校の再編統合につきましては、県立の問題であり、この点をご理解いただきたいと思います。また、ご質問の2番目、3番目の後、1番目という順にお答えをさせていただきたいと思います。

 高校再編統合につきましては、急激な生徒数の減少が引き金となり議論されてきたことは、既にご存じのとおりであります。県内における中学校の卒業者数は、昭和63年ごろ約2万人をピークに、近年では半数の1万人にまで落ち込み、平成21年3月には1万人を割り込むことが予想されております。

 また、南砺市におきましても、平成20年3月に517人の生徒が中学校を卒業されておりますが、平成28年には450人を下回るという予測数値が統計的にも示されているところであります。

 このことから、県教育委員会では、平成19年12月に了承されました県立学校教育振興計画基本計画を着実に推進するため、県立学校教育振興計画推進会議を設置し、再編の進め方として、平成27年度までの間に前期を平成24年度までに、後期を平成25年度から27年度までの2期に分けて段階的に実施され、ことし8月に前期計画における再編統合後の新高校の骨格(素案)が県教育委員会でまとめられ、各市町村教育委員会教育長に送付されたところであります。

 今後、この骨格の最終的な決定と、実施計画の策定に向けてさらに検討を進められるところと認識をしております。

 それでは最初に、2番目の県の前期計画における再編統合後の新高校の骨格(素案)の内容と広報についてお答えをいたします。

 この前期計画の内容については、海洋高校と滑川高校の再編統合、大沢野工業高校と富山工業高校の再編統合、二上工業高校と高岡工芸高校の再編統合、有磯高校と氷見高校の再編統合、そして我が南砺市の井波高校と福野高校の再編統合の5件の再編統合が示されており、井波高校と福野高校による新高校は、福野高校の校舎などを活用し、学科構成として現在の福野高校の普通科、農業環境科に井波高校での福祉科を再編統合するものとなっております。

 また、前期計画における再編統合後の新高校の骨格(素案)の策定に至るまでの広報につきましては、それぞれの地域で行われ、南砺市では、本年10月7日に福野体育館において、南砺市PTA連絡協議会に説明があったほか、県のホームページで県民から幅広く意見を聴取され、素案に反映されたとお聞きしています。

 また、策定されました素案は、県のホームページで公開され、広く意見聴取されました。そのほか市町村教育委員会教育長に素案概要が届き、素案に対する意見申し出案内も添付されていたと聞いております。今後、それらを取りまとめられるものと思います。

 次に、ご質問3番目の素案に対する市民の意見の集約、そして市の考え方についてお答えをいたします。

 先ほどもお答えしましたように、県で開催された南砺市PTA連絡協議会の地域説明会で、関係者による意見交換や検討が十分された上で意見集約されたものと受けとめております。

 なお、今後、県の教育委員会において新高校の骨格(素案)のより具体的で現実的な事項など、実施計画の策定に向けて新たな計画案が示された段階で、市や地元に対して説明会や意見を求める機会が設けられるものと考えております。関係の皆様と一緒に注視していきたいと思います。

 最後となりましたが、1番目の特色ある井波高校の存続を強く求めるという質問についてお答えをいたします。

 井波高等学校は、昭和24年9月、福野高等学校の井波分校(定時制)として設立されてから、本年、創立60周年という節目を迎え、この10月には記念事業が盛大にとり行われるなど、歴史と伝統ある高校であります。また、昭和38年には、旧井波町において、用地や校舎の整備に多額の費用を投じ、県に寄附することで誘致された高校であり、当時の旧町民の皆様には、並々ならぬ努力や理解があってのことと認識をしております。

 しかしながら、今回の素案で示されました計画については真摯に受けとめ、今後、当事者となる中学生や保護者への不安や不都合を与えないためにも、県に対して再編統合に関する一層の情報の提供を求めていきたいと考えており、中学校長会などとも連携を図りながら、市内の中学生一人一人が自分に適した高校の選択が可能となるよう配慮してまいりたいと考えております。

 次に、観光客の維持と増加についてであります。

 2年後、3年後の観光客の増加について、そして、わかりやすい観光客の案内について、ご質問にお答えをいたします。

 私もそうですが、何度も行きたいと思えるような観光地となるためには、旅をする一人一人がその土地での体験や交流を通して得られる感動にあると考えています。また、ガイドブックやホームページの情報だけでは得られない、その地域の多彩な魅力を知ってもらい、再び行きたくなる、再び訪れたくなるような情報の提供が、これからの南砺市の観光にも必要な要素であると考えています。

 そのためには、まずここに住む市民一人一人が四季の自然、歴史、文化、風土のすばらしさを認識し、来訪者に伝えるという大きな役割が必要となってきます。

 現在、市内では6つのボランティアガイドが組織され、これらのグループは地域の人たちと触れ合いや知的要求を満たしたいという、新たな観光ニーズにこたえる重要な役割を担っていただいております。

 市が取り組んでいますこうしたボランティア活動の支援やもてなしの研修会の実施、観光協会などによる地元へのホスピタリティーの向上への働きかけも有効な戦略でありますが、その一方では、市民みずからが地域の魅力を発見し、あるいは磨きをかけ、より地域の個性や魅力度を高めていくことも必要であると認識しております。

 リピーターが多いとされる京都、神戸、隣接する金沢市や飛騨市、高山市などについて考えてみますと、これらの観光地は神社仏閣、そして美術館などの本物に触れられ、さらには四季折々の顔があり、まちそのものが典型的な観光資源だけに観光客を囲い込まず、暮らしや人そのものが魅力として輝いています。

 こうしたことから、市長としてぜひとも市民の皆さんにお願いしたいことは、まず住んでいる地域の市民が住んでいる地域のことをよく知ることから始めていただきたいと考えています。また、そのことが何よりも市民が住みやすいまちをつくろうとする心がけにもつながります。

 これまでの流れに甘えて努力を怠るのではなく、歴史や個性を掘り起こし、それを新たな魅力を伝えていく。リピーターを引きつけてやまない人との出会いであり、さらにリピーターがこうじて定住した人たちの決め手は、人との関係にあります。私は、このことが一流の田舎づくりへの第一歩であると考えております。

 次に、旧町村名の復活について、手順についてお答えをさせていただきます。

 関連の質問が自民クラブの且見議員の代表質問にありましたので、簡単にお答えをさせていただきます。

 私は、市長選で旧町村名に関して対話による解決をしていきたいと申しておりました。これは旧町村名を復活したいという人たちと、そしてまた復活ありきではないという人たちもいらっしゃるわけで、そういった方々の多くの市民の皆様と対話集会を通じ、十分意思の疎通を行い、今後の市民の皆様と協働のまちづくりを実行しながら、方向性を見出していきたいという意味であります。

 議員の皆様方におかれましても、それぞれの地域でのご意見をお聞かせいただくとともに、十分に協議をしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。

 以上、助田議員の質問に対する答弁とさせていただきます。



○議長(水木猛議員) 24番、浅田裕二議員。

   〔24番 浅田裕二議員登壇〕



◆24番(浅田裕二議員) 平成20年12月定例会に最後のバッターとして質問をいたします。24番、浅田裕二でございます。

 南砺市議会自民クラブの一員として、市長にお尋ねいたします。

 1期4年が終わり2期目を迎えるためのこのたびの選挙は、南砺市の基礎固めにとっての新しい幕開けに対する市民の思いを込めたものであり、市長の姿勢、議会の姿勢を問われる熾烈であり、そして大変激烈な選挙戦だったかと思われます。かつまた、その結果に対する選民としての責任の重さを大いに感じるところでございます。

 市長は、この選挙戦を通じて数々のマニフェストを市民に公表され、市民の皆様の負託を受けて、市政の壇上へ上がられたところであります。私からもお祝いを申し上げるところでございます。

 12日に始まった代表質問以来、たくさんの議員の質問を受けながら答弁を重ねられたところでありますが、私のほうからも病院改革、医療ネットワークの確立について、また農商工連携による南砺ブランド発信について、それと高速情報通信網の整備についての3点について質問をさせていただきます。

 まず、病院改革、広域ネットワークの確立についてお伺いいたします。

 このたびの選挙戦において、市長はある地域においては、この病院に一本化したい、また別の地域においては、そこの病院に一本化したいなどの発言があったにも聞いております。今、南砺市には2つの公立病院があり、4つの診療所が存在するところであります。

 9月議会におきましても、病院間のカルテ等情報共有化を図るための医療情報システム整備補正予算について審議、議決等の過程において、医者の確保のための、それこそ血のにじむような努力、そして現在の病院の医療体制の確保、確立のため、今まで並々ならぬ努力を尽くされていることなどを再確認したところでございます。

 それぞれの病院は、診療所は、その地域で歴史と経緯と愛着が存在するところであります。地元の住民にとっては、決してあだや疎かにはできないものが存在しますが、とりわけ南砺市民病院は、昭和28年3月に旧井波町、庄川町、利賀村、井口村の人口3万6,000人を対象とした28床の組合立厚生病院として開設された病院ですが、開院当初から順調に大きくなった病院ではありません。昭和40年には常勤の医師は、小児科医1名という状態になり、累積赤字の拡大の中、議会において廃院の議論がされたこともあります。

 しかし、病院の必需品を町民が供給するなどの住民の支援があったり、病院職員と議会、そして住民が一体となって、旧井波町挙げての病院建て直しを図った歴史がある病院でございます。

 地域住民の支援をいただきながら、職員一丸となって頑張っていく伝統があります。そのことは、昨今の厳しい環境の中でも、病院の経営指標を見ていただければ、ご理解できるものと思います。

 そんな住民感情を踏まえながら、市長はしっかりと病院の改革に取り組んでいただくことを期待しているところであります。

 そこで、市長にお聞きをいたします。

 今さら言うまでもなく、病院は今、絶対的な医師不足、看護師不足の状態が継続しているところでございます。地域医療崩壊の危機に直面しております。そんな状態を認識しながら、しっかりとした病院改革に取り組んでいただきたいところでありますが、一方、南砺市、砺波市、小矢部市と連携した広域医療のネットワークの確立も急を要するものであると思います。

 南砺中央病院が夜間二次救急外来の患者の受け入れについて、変則対応を試行開始されました。一方、砺波総合病院も救急患者の受け入れに対して悲鳴を上げている状態であります。救急隊員の方も搬送先の選定確保に大変苦慮し、最近、よく新聞に載っているような患者のたらい回しがいつ起こるかとも限らない状態にあり、市民の皆様は大変不安を抱いております。

 そんな不安の解消のためにも、どのような医療改革、あるいは広域医療ネットワークの確立を進めようとしておられるのか、市長の具体的な施策をお聞きいたします。

 続いて、農商工連携による南砺ブランドの発信についてお伺いいたします。

 現在の地産地消の大合唱の上に立って、異種産業が手を携えて、新商品開発に乗り出し、地元ブランドとしていろいろな商品開発に取り組むことは地元生産者、地元業者にとっても大変喜ばしいことかと考えられます。

 現に、いやし系ロボットのパロが世界に発信できるようなブランドとして確立され、あるいは、昨年度は特産品開発ということで、利賀の紅そばを使った品物の開発が行われ、あるいは本年度は井波の木彫刻を主体とした製品の開発に取り組んでいるところであります。

 いやし系ロボットに関しては、それまで蓄積された民間企業の力が結集されたものであり、一方、特産品の開発においては、国からの小規模事業者新事業全国展開支援事業補助金という長ったらしい補助金を十分に活用して、それぞれ開発が行われたものでございます。

 新製品、新商品あるいは特産品開発には、相当な労力と資金が必要かと思われます。また南砺ブランドとしての定着化に対しても、相当な資金、あるいは相当な労力が必要かと思われます。それらに対して市長はどのように支援を考えておられるのか、お聞きしたいと思います。

 最後に、高速情報通信網についてお伺いいたします。

 最近の通信網の充実は、光ファイバーの整備等により目を見張るものであります。情報量の多量化、あるいは処理スピードの迅速化は、これからの企業、あるいはそれを必要とする個人にとって必要不可欠な整備であり、新しく企業を誘致するにおいても、大変重要な位置づけであろうかと思われます。

 それなのに、残念ながら、今、高速通信網は砺波市までは整備されていますが、南砺市内においては、一般的にはその恩恵を受けられない状態にあります。今までもたくさんの議員が質問を繰り返してきたと思いますが、いまだに未整備の状態であります。今度、新市長の誕生ということで、大変大きな期待を企業誘致に思いをはせる市民の皆様が持っているところであります。ぜひ早急な整備をお願いしたいところであります。市長の今後の具体的な計画をぜひお聞かせください。

 終わりになりますが、私が自民クラブの幹事長として、今定例会の最後のトリとして質問の機会を与えられました。今定例会の市長の答弁を聞いていますと、職員のつくった答弁書の朗読の感が多少見受けられます。せっかく市民の支持を得て当選されたからには、マニフェストに対しての真摯な取り組みにおいてのご自分の言葉での答弁を期待するところであります。

 今後、南砺市議会自民クラブといたしましては、新市長に対しましては、是は是、非は非として、これからも市民の皆さんの目線を通してしっかりとした論戦を張っていきたいと考えております。市長のご理解と今後のご活躍を切にお願い申し上げまして、質問を終わります。



○議長(水木猛議員) 田中市長の答弁を求めます。

 田中市長。

   〔田中幹夫市長登壇〕



◎市長(田中幹夫) 浅田議員の質問についてお答えをいたします。

 まず、病院改革、広域医療ネットワークの確立についてお答えをいたします。

 病院改革につきましては、山田議員、小西議員の質問でお答えしたところでございますが、独立採算を旨とした病院事業においては、改革は避けて通れないところであります。私は、市民の安全・安心を支えている南砺市立病院がこれからも存続できるよう、公立病院改革プランを策定したいと考えているところであります。

 総務省からの通知によりますと、公立病院改革ガイドラインのポイントは、1、地域において真に必要な公立病院の持続可能な経営を目指し、経営を効率化する。2、そのための公立病院改革プランを策定する。必要に応じて二次医療圏単位での経営主体の再編、ネットワーク化を図る。3、プランの実施状況を点検、評価、公表とするとありますので、その内容に沿って作業を進めてまいりたいと考えております。

 次に、広域医療ネットワークの確立についてでありますが、地方において医師不足が地域医療崩壊の引き金となっております。南砺市立2病院は二次医療を担う役割がありますが、一次医療を担う医院や診療所を営む開業医さんが後継者不足により絶対数が足りない状況にあります。

 本来、そこで受け持つ患者様が二次医療を担う公立病院に集中する傾向にあります。この関係は、救急医療にも当てはまるところであり、病院勤務医師の疲弊が進み、地域医療崩壊につながった事例は、全国に多々あります。

 公立南砺中央病院においても、救急医療体制の一環として取り組んできた夜間二次救急外来の変則対応をせざるを得なくなった事実もあります。

 二次救急体制、これは南砺市だけでは解決できない問題であります。少なくとも砺波医療圏で取り組まなければならない課題であります。現在、この課題を協議する場がありません。砺波広域圏は南砺市と砺波市で構成されており、小矢部市は入っておりません。医療圏は3市で構成されていますが、協議機関はありません。

 いずれにいたしましても、中核になるのは二・五次医療を受け持つ砺波総合病院であり、砺波市を抜きにして語ることはできません。

 そこで、私は砺波市長、そして小矢部市長とこの問題について率直に語りたいと考えております。もちろん富山県の指導もお願いしたいところであり、広域医療ネットワーク確立のために、早急に取り組みたいと考えております。

 続きまして、農商工連携による南砺ブランドの発信についてお答えをいたします。

 農商工連携の取り組みについては、県内において地場産原材料を活用した高品質な商品開発や健康飲料や耕作放棄地を利用してワイン生産などの事例が生まれてきているものと承知していたしております。

 今月に入って新たに5件の事例が出ております。南砺市対象といたしましては、低コストの用排水路修繕工法・長谷川一夫、稲積梅などの加工食品・有限会社サカタニ農産、県産酒米を使用した無ろ過生原酒・福光農協もあり、南砺市の農業関係者の方々も事業に参画されているところでございます。

 私といたしましては、こうした取り組みを市内に広げ、農林水産業と中小企業者の方々が手を携え、地域を挙げて固有の資源の価値を高めていくことは、地域経済の活性化につながるものと強く確信をしておりますことから、地元産業団体、農林業関係機関との連携をより一層密にしながら、農商工連携の取り組みを積極的に支援してまいりたいと考えております。

 まず初めに、制度などの周知については、農商工連携の推進に当たりましては、一次産業に従事される方々と中小企業者の方々双方に連携を強化し、相乗効果を発揮して、地域経済の活性化を図るという趣旨を十分にご理解いただき、事業の実施に当たることが、本制度の効果的な活用にとって不可欠であると認識しております。このため農政局、経済産業局及び県は、市町村等支援策などとあわせ、各地で説明会を開き、制度の周知を図っているところでございます。

 なお、富山県におきましては、中小企業者及びその組合が新製品や新技術の研究開発を行う場合に、開発に要する経費の一部を補助する地域産業活性化事業や中小企業者の生産する新商品について県が認定すれば、その商品を県が随意契約で購入できる新事業分野開拓事業者認定事業、いわゆるトライアル発注制度を実施し、地場産品の開発、振興に取り組んでおり、これら事業における南砺市の対象商品には、地域資源活用事業では、大根寿司、またトライアル発注制度にはパロ、洗砂L、A、B、C、絹しけ壁紙、清涼飲料水・感謝、木製トレリス雅、フラクトオリゴ糖などが認定を受けております。

 また、議員ご指摘の商工会が国の小規模事業者新事業全国展開支援事業、予算800万円の認定を受け、特産品開発に取り組んでいるものには、昨年度の利賀の紅そば、本年度の井波木彫刻がありますが、特産品の開拓にとどまらず南砺ブランドとして定着させ、販路拡大にも努めていかなければならないものと考えており、今後は、国の支援の内容や取り組み事例などについて、各種会議の場や広報媒体の活用など、さまざまな機会を通じて情報の提供に努めるとともに、関係団体や地域の産業支援機関などと連携を密にしながら、関係者の取り組み、意欲の醸成を図ってまいる考えでございます。

 また、新製品、新商品、特産品開発は、プランの検討から事業化に至るまで、きめ細やかに対応していく必要があると考えており、南砺市発信の地域ブランドは、地域の基幹産業の高度化に欠かせないものと認識しているところであります。

 南砺市においては、10月末に各商工会、JAなどで構成する農商工連携推進委員会が設立され、これからの農林水産業における生産や経営の効率化、流通の高度化などの取り組みに対し、市内への波及効果が見込まれるよう、農商工連携のモデルとなる事例を創出するなど、各団体の創意工夫によって新たな南砺ブランドの創出に向けた取り組みが始まっており、市といたしましても、積極的に支援してまいりたいと考えております。

 次に、高速情報通信網の整備についてでございます。

 光ファイバーケーブルによる通信網の整備促進については、現在の生活産業基盤の構築にはなくてはならないものだと認識をしております。平成18年8月に、総務省が次世代ブロードバンド戦略2010を発表し、さらに本年6月に、デジタル・ディバイド解消戦略を発表しましたが、その中に、ブロードバンド基盤の整備目標として2010年度末には、ブロードバンドゼロ地域を解消すること、双方向30メガ以上の超高速ブロードバンドの世帯カバー率を90%以上とすることという整備目標を引き続き推進していくということが明記されております。

 これを受け、現在、となみ衛星通信テレビでは、高速大容量、高セキュリティー、高品質、低コストを考えた環境づくりに取り組んできているところであり、高速ブロードバンドの環境は整っているところであります。

 しかしながら、まだ超高速ブロードバンドという大容量の光通信網については、市内において整備されていないのが実情であります。また、その整備について進出が期待されていたNTT西日本においては、南砺市内では整備は行わないと意思表示がされており、県内での区域に入っていない市は南砺市だけとなっております。

 このような状況の中で、市内の一部企業においては独自で専用回線を整備し、利用していると伺っており、今後の企業活動にとっては必要なインフラであるということは承知しているところであります。

 このような課題の解決に向け、南砺市と砺波市、砺波広域圏事務組合、となみ衛星通信テレビとの協議の結果、早急な取り組みが必要であるとの認識から整備計画を立て、本年度、砺波広域圏事務組合が窓口となり、総務省に地域情報通信基盤推進交付金の事業採択を要望しておりましたが、さきの一次景気対策補正予算により、内諾を受けたとの連絡を受けております。

 この事業は、今後、となみ衛星通信テレビが実施主体となり、通信機器改定版の導入や光ケーブルのインフラ再構築により、南砺市内における超高速ブロードバンド環境が整うことになり、上り30メガ、下り160メガの超高速化に向けて事業サービスの開始ができることとなります。また、あわせて企業向けのサービスも順次開始されるよう、関係者と協議をしていくこととしており、実現されれば、企業誘致も含め地域経済の活性化に大きく寄与できるものと期待をしております。

 以上、答弁とさせていただきます。



○議長(水木猛議員) これをもって、市政一般に対する質問並び提出案件の質疑を終了いたします。

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△議案第96号から承認第5号までの委員会付託



○議長(水木猛議員) ただいま議題となっております議案第96号から承認第5号まで、以上44案件につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり(末尾参照)、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。

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△請願第1号の委員会付託



○議長(水木猛議員) 次に、日程第2、請願第1号 生産資材価格高騰に関する請願を議題といたします。

 ただいま議題となっております請願第1号につきましては、会議規則第134条の規定により、お手元に配付しました請願文書表のとおり(末尾参照)、所管の常任委員会に付託いたします。

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△休会について



○議長(水木猛議員) お諮りいたします。議案調査のため、12月19日及び22日の2日間休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と言う人あり〕



○議長(水木猛議員) ご異議なしと認めます。

 よって、そのように決定いたしました。

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△散会



○議長(水木猛議員) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 なお、次回は12月24日午後4時に本会議を再開し、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。

 本日は、これをもって散会いたします。

 ご苦労さまでした。



△散会 午後2時40分