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富山県 黒部市

平成21年第3回定例会(第2号 9月 7日)




平成21年第3回定例会(第2号 9月 7日)





 






平成21年第3回黒部市議会9月定例会会議録


平成21年9月7日(月曜日)





             議 事 日 程(第2号)


                           平成21年9月7日(月)


                           午前10時開議


 第1  議案第50号 平成21年度黒部市一般会計補正予算(第2号)


     議案第51号 平成21年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3


            号)


     議案第52号 平成21年度黒部市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1


            号)


     議案第53号 平成21年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)


     議案第54号 専決処分の承認について


     議案第55号 黒部市保育所条例の一部改正について


     議案第56号 黒部市国民健康保険条例の一部改正について


     議案第57号 黒部市ふれあい交流館条例の一部改正について


     議案第58号 黒部市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について


     認定第 1号 平成20年度黒部市一般会計歳入歳出決算の認定について


     認定第 2号 平成20年度黒部市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 3号 平成20年度黒部市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 4号 平成20年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算


            の認定について


     認定第 5号 平成20年度黒部市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 6号 平成20年度黒部市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 7号 平成20年度黒部市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認


            定について


     認定第 8号 平成20年度黒部市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 9号 平成20年度黒部市診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定に


            ついて


     認定第10号 平成20年度黒部市新川広域圏老人保養センター事業特別会計


            歳入歳出決算の認定について


     認定第11号 平成20年度黒部市病院事業会計決算の認定について


     認定第12号 平成20年度黒部市水道事業会計決算の認定について


            (21件 質疑、委員会付託)


 第2  請願第 3号 JR黒部駅の橋上化等に関する請願書


     陳情第 3号 富山県の最低賃金の大幅引き上げと中小企業対策の拡充を求め


            る陳情


              (2件 委員会付託)


 第3 一般質問(代表・個人)


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本日の会議に付した事件


  議事日程に同じ


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本日の出席議員     22人


     1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君


     3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君


     5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君


     7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君


     9番 橋 本 文 一 君      10番 辻   泰 久 君


    11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君


    13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君


    15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君


    17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君


    19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君


    21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君


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本日の欠席議員    な し


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説明のため出席した者


 市長部局


  市長             堀 内 康 男 君


  副市長            中 谷 延 之 君


  総務企画部長         名 越   誓 君


  市民生活部長         岩 井 哲 雄 君


  産業経済部長         石 川 幹 夫 君


  都市建設部長         岩 井 宏 道 君


  上下水道部長         小 崎 敏 弘 君


  地域センター長        此 川 健 道 君


  会計管理者          平 野 正 義 君


  都市建設部理事        舟 田 浩 志 君


  総務企画部次長総務課長    能 澤 雄 二 君


  総務企画部次長企画政策課長  大 川 信 一 君


  総務企画部次長財政課長    中 田 博 己 君


  市民生活部次長福祉課長    米 生 利 弥 君


  産業経済部次長農業水産課長  米 陀 峰 信 君


  上下水道部次長営業課長    浅 野 芳 幸 君


 病  院


  市民病院事務局長       岡 崎 文 夫 君


  市民病院事務局次長      沢 井 利 夫 君


 消防本部


  消防長            佐々木   隆 君


  黒部消防署長         岡 島   茂 君


 教育委員会


  教育委員長          庭 田 龍 祥 君


  教育長            中 山 慶 一 君


  教育部長           幅 口 文史朗 君


  教育委員会次長学校教育課長  平   正 夫 君


 代表監査委員          福 島   樹 君


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職務のため議場に出席した事務局職員


  事務局長           荻 野 佳 秀 君


  議事調査課長         能 登 澄 雄 君


  議事調査係長         橋 本 正 則 君


  主任             山 口 真 二 君


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                開     議


  午前10時00分


○議長(中谷松太郎君) どなたも続いてご苦労さまでございます。


 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


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○議長(中谷松太郎君) 日程第1、「議案第50号から議案第58号まで」及び「認定第1号から認定第12号まで」、以上21件を一括議題といたします。


 これより質疑を行います。


 まず、「議案第50号から議案第58号まで」、以上9件を一括して質疑を行います。


 質疑は、ありませんか。


            〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) 質疑なしと認めます。


 次に、「認定第1号から認定第12号まで」、以上12件を一括して質疑を行います。


 質疑は、ありませんか。


            〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) 質疑なしと認めます。


 これより、議案の委員会付託を行います。


 ただいま議題となっております「議案第50号から議案第58号まで」、以上9件は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。


 お諮りいたします。


 「認定第1号から認定第12号まで」、平成20年度各会計決算12件については、委員会条例第6条の規定により、7人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。


 よって、平成20年度各会計決算12件については、7人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。


 さらにお諮りいたします。


 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、小柳勇人君、谷口弘義君、竹山繁夫君、寺田仁嗣君、伊東景治君、橋本文一君及び辻 泰久君の、以上7人を指名いたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。


 よって、ただいま指名いたしました7人の諸君を決算特別委員会の委員に選任することに決しました。


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○議長(中谷松太郎君) 日程第2、今期定例会において、8月25日までに受理した請願1件及び陳情1件については、お手元に配付してあります請願・陳情文書表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。


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○議長(中谷松太郎君) 日程第3、「一般質問の代表質問及び個人質問」を行います。


 まず、代表質問を行います。


 日本共産党を代表して、9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君登壇〕


○9番(橋本文一君) 私は、今定例会におきまして、日本共産党を代表いたしまして3点、8項目について質問いたします。


 まず初めに、公共交通についてであります。


 私は、これまで公共交通の必要性について何度も質問をしてまいりました。そして、コミュニティー交通について幾つかの提案もしてまいりました。黒部市を走る地鉄電車を100円の低料金で利用ができるコミュニティー電車化や、主要な駅と公共交通空白地域とを結ぶコミュニティージャンボタクシーの導入などであります。


 市街地から遠い地域の方々、特に高齢者の方々に対しての公共交通網の整備が重要であります。住民の足を守ることは暮らしを守ることであります。社会保障の充実という点においても早急に進めるべきであります。


 市長は、6月定例会で、鉄道網の既存のストックの利活用を基本に行政と地域、利用者が一体となった持続可能な運行を確保することが大変重要である。また、モデルルート導入地域などの優先順位を含めた個別、具体的な実証実験案について庁舎内合意を進め、採算性や運行形態、バス停の距離、運行本数などのサービス形態、主要車両等について検討する、そして今後は費用負担のあり方やネットワークを構築する幹線交通手段として地域内の輸送に適した交通手段をうまく組み合わせ、トータルとして質の高い交通サービスシステムが供給できる態勢を整えるために事業者、市民を含めた協議会を早期に立ち上げ、運行に向けた合意形成を進めてまいりたいと答えていますが、改めて、住民が望んでいる公共交通を今後どのように進めていくのか、答えていただきたいと思います。


 2点目の質問は、農業についてであります。


 日本の農業は、自動車や電化製品など工業製品の犠牲となり、危機的状況にあります。食料自給率は世界の先進国に類のない水準まで落ち込み、農業総産出額はわずか10年で20%も減少したのであります。もともと自給可能なコメまで外国から毎年77万トンもの大量の外米を輸入しております。


 一方で、農家には、米価の下落はコメのつくり過ぎが原因などと言って減反を押しつけてきたのであります。


 米価を下げているのは輸入米であります。農産物の輸入がふえ、米価が毎年下落する中で、農家経営を続けられない事態が急激に広がっています。


 政府の行ってきた農政は、輸入がふえても農家は規模を拡大すれば効率が上がり収入も上がると言って農家の大規模化を進め、専業農家は20ヘクタール、30ヘクタールとどんどん田んぼを集積し規模を拡大してきたわけであります。


 その結果、どうでありましょうか、家族経営も含め、多様な規模の経営に支えられてきた中小農家を切り捨て、競争力がないのは規模が小さいからだといって画一的な規模拡大をし、農家の経営と暮らしを支えるためにどの国も力を入れている農産物価格補償対策や経営安定対策を放棄してきたのであります。


 農業と農村の再生に今最も必要なのは、農家が安心して生産に励める条件を整え、価格補償や所得保障を抜本的に充実し、農産物輸入自由化をやめることであります。日米自由貿易協定、交渉が進んでいる日豪FTAは、農産物の全面自由化で農業の壊滅につながることは必至であります。断じて認めるわけにはいかないわけであります。


 自国の食料は自国で賄うのが大原則であります。世界的に食料不足が叫ばれる中で、日本の食料自給率は40%を割っております。これまで行ってきた農業の構造改革を改めるべきであります。


 それでは、通告に従いまして質問に入らせていただきます。


 政府は、水田等有効活用促進対策として米粉などの作付を推進されているが、市内で作付できる対象地域はどのような地域なのか、伺います。


 また、下立地域の転作作物である大豆、麦を米粉に切りかえることができないかということであります。以前からこの地域は大豆、麦は栽培しにくく、雑草が生えるのが明らかでありました。農家の方からは、長年の作付状況から見ると無理、団地ブロック制の回転で23年度には幹線道路沿いに転作団地が来るが、今の状況から見ると景観的にも問題であると聞いていますが、答えていただきたいと思います。


 さらに、米粉の作付対象面積を市全体で考えられないかということについても伺います。


 最後の質問は、豊かな緑と扇状地の環境についてであります。


 これまでもカシノナガキクイムシの被害対策について幾度も指摘をしてまいりました。被害状況の把握と対策が、これまで本当に適当であったのかについて、市長、答えてください。


 一昨年、黒部峡谷にも被害が広がり、現在では黒部峡谷鉄道森石駅より先の国有林にも広がりました。これまで、どのような対策をとってきたのか、またどのように国に働きかけてきたのか答えてください。


 宇奈月公園の被害が昨年より見られたが、どのような対策をとってきたのか答えてください。


 5月に特別天然記念物・国際保護鳥のトキが突然飛来し、現在も定住しています。改めて黒部市の自然環境の豊かさを知り、全国に発信する機会になったことは大変すばらしいことであります。豊かな緑と扇状地の環境を守っていくために、学識経験者なども加わった協議会などをつくる考えはないのかについても答えてください。


 私の質問は、以上であります。


            〔9番 橋本文一君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。


 それでは、日本共産党、橋本議員の代表質問にお答えを申し上げたいと思います。


 まず、ご質問の、黒部市公共交通庁内検討委員会において、住民が望んでいる公共交通をどう進めていくのか、どう議論が進んでいるのかという質問にお答えを申し上げたいと思います。


 これまで、先ほどお話がありましたように、橋本議員からは幾度となく公共交通の再生や活性化についてご質問、ご提案をいただいているところであります。


 ご承知のとおり、今後急速に進展する高齢化社会や地球規模での温暖化対策などの環境問題への対応を図る上で、都市の具備すべき機能として、あるいは高齢者などの移動手段としてコミュニティーバスなどの公共交通の果たすべき役割が大きくなってきております。こうしたことから、本市の第1次総合振興計画においてコミュニティー交通関連施策を快適な暮らしを支える都市基盤の充実したまちづくりの中に位置づけて、実現に向けて積極的に取り組んでいるところであります。


 ご質問の黒部市公共交通庁内検討委員会につきましては、昨年来6回開催し、公共交通に関し幅広く検討を進めてきたところであります。これまでの検討内容といたしましては、1つは、現在営業している既存バス路線の再生に向けた取り組みであります。既に市報くろべに、「のんびりバス車窓の旅」として掲載するほか、市のホームページでルート図や運行時刻の掲載などを実施しているところであります。今後、さらに認知度の低い路線の再生や各バス停の情報板の充実について検討していくこととしております。


 また2つ目として、さきの議会で答弁させていただきましたが、費用対効果、採算性など持続可能な運営システムを構築することが重要であります。車両購入などの初期投資を極力抑える方策として、以前より議員ご提案のジャンボタクシーなど簡易な輸送手段を含めて検討いたしております。


 3つ目といたしましては、本市の特徴であります鉄道を生かした公共交通ネットワークを確立することであります。例えば地鉄線とバス交通との結節、運賃体系の一元化、乗り継ぎダイヤの調整、わかりやすいバスマップ、時刻表の作成、マイレール、マイバス意識の醸成を促すアイデアなどについて調査研究を行っております。


 最後に、4つ目でありますが、議員ご指摘の住民の皆様が望んでいる公共交通、住民の皆様との協働による公共交通を整備することであります。


 公共交通の利用見込みにつきましては予測が難しく、現在、交通の不便地域を抱える住民の皆さんにコミュニティー交通の導入意向などを聞かせていただいております。住民の皆様の意向も踏まえて、バス移送に限らずタクシーなど効率的な運行形態や導入時期も含めて調査検討をしているところであります。


 検討すべき課題は多岐にわたるものでありますが、本年度中には検討委員会における検討結果を取りまとめていきたいと考えております。


 こうした検討結果の実現に向けては、今後具体的な導入場所、ルート、運行形態などについて交通事業者など関係機関を含め十分協議する必要があります。こうした協議の場において、実際に割高感のある営業路線や市内の交通不便地域でモデル的にコミュニティーバスなどでのテスト運行を平成22年度に一定期間実施することも含めて協議してまいりたいと考えております。


 また、これらコミュニティーバスなどの導入やテスト走行の実施に当たっては、多額な費用を要することから、国の補助制度を活用しなければならないと考えており、事業の補助採択に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。


 いずれにいたしましても、公共交通は都市政策、福祉政策、観光政策など多様な政策分野に及ぶ課題であり、将来にわたって持続可能なシステムであることが必要であります。


 さきの6月定例会で報告させていただきました地鉄OD調査の結果も踏まえながら、市内公共交通の再生、活性化に向けて市民の参画と協働による地元、行政、交通事業者、利用者が一体となった体制において、できるだけ早期の本格実施を目指して取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続き議員各位のご理解とご支援をお願い申し上げたいと思います。


 次に、ご質問の2番目であります農業についてお答えいたします。


 現在、国が進めております水田等有効活用促進交付金において米粉用米の作付支援が受けられる対象農地につきましては、平成20年度を基準年度とする遊休農地が主な対象となります。本市における内訳は、耕作放棄地17ヘクタール、調整水田130ヘクタール、保全管理田86ヘクタール、それから地力作物田が17ヘクタールで、これを合わせますと250ヘクタールになります。


 次に、下立地域の転作を米粉に切りかえることができないのかというご質問でありますが、議員ご指摘のとおり、下立地域の一部の農地は半湿田状態にあるとともに雑草が生えやすい環境にあり、転作作物である麦、大豆の育成が悪く、優良圃場の約6割程度の収穫しか見込めない状況にあります。


 米粉用米につきましては、国内食糧供給力強化を目的としていることから、先ほど申し上げましたように、遊休農地を主な対象にしております。しかしながら、今ほどの地域事情もあります。また米粉用米を推進したいという意向もあります。こうした遊休農地以外においても米粉用米が作付できるよう、関係機関と協議をしながら助成措置を講じていきたいと考えております。


 次に、米粉の作付対象面積を知事特認などで市全体で考えられないのかとのご質問でありますが、この制度につきまして国内食糧供給力強化を目的としながらスタートしたばかりであります。しかしながら、米粉用米を推進する立場からもこれまで実施してまいりました麦、大豆を中心とした生産調整を基本とし、今後、適地、適作などの条件を見据えた上で、米粉生産所得安定制度などの創設を国や県に対して強く働きかけるとともに、関係機関、農業者と協議をしながら農業所得の向上と米粉製造会社と連携した地産地消の推進並びに黒部米のブランド力の高揚に努めてまいりたいと考えております。


 次に、豊かな緑と扇状地の環境についてのご質問にお答えを申し上げます。


 まず、カシノナガキクイムシの被害状況の把握と対策が適当であったと思うかというご質問でありますが、カシノナガキクイムシの被害は、本市では平成17年に確認されてから毎年、県を初めとする関係機関と連携を図りながら被害状況を把握し対策を講じてきたところであり、発生以来、本年までの5カ年で約5,500本の被害木に対しまして、本年度の予定も含め、約1,200本、1,360万円をかけて処理してまいりました。


 そこで、被害状況の把握と対策は適当であったかと言われますと、昨年の9月定例会でも同様の質問があり、現在も被害が広がりを見せていることを考えますと適当ではなかったと、初期段階の対応のまずさへの自戒を込めて答弁いたしております。しかしながら、その後の全国的な被害の現状や県内で平成14年に確認されてからの被害の広がりぐあいなどにかんがみますと、抜本的な対応策がないのが現状であり、できる範囲内で対策を講じてきたと考えております。


 今後も関係機関と協議しながら引き続き災害につながらないよう注意深く見守りながら対処してまいりたいと思っております。


 次に、黒部峡谷国有林の対応についてでありますが、黒部峡谷での被害につきましては、ことしは出し平ダム付近まで集団的な被害が見られ、点在するものでは小屋平付近まで被害が及んでいることを確認しております。


 国有林への対策につきましては、富山森林管理署へ被害が拡大しないよう対処していただくよう要望してまいりました。その結果、愛本のウラジロガシにつきましては、ことしの春に薬剤の樹幹注入を、またウラジロガシに接する大きなコナラの枯木も伐採していただきました。


 なお、国立公園内、峡谷の対応についても、災害の原因や人に被害が及ばないよう注意深く見守りながら対応していくと伺っております。


 次に、宇奈月公園の被害に対しどのような対策をとったのかとのご質問でありますが、宇奈月公園では、昨年3本のコナラに枯れが認められました。コナラは公園全体で78本ありますが、ことしの春、そのうちの47本に被害が拡大しないように薬剤の樹幹注入を行っております。現時点では10本に被害が認められますが、うち8本は樹幹注入したものとなっております。


 次に、豊かな扇状地の環境を守っていくための市全体の環境保全に対する協議会についてでありますが、現在、圃場整備など新しく土地改良事業を実施する場合には黒部市農業農村整備環境検討委員会を設置し、環境に配慮した工法や工事手順の検討を行っておりますが、ほかの開発や水稲をつくる際の薬剤使用、ごみ問題など各分野で検討されることはありますが、総合的に検討し、市全体を網羅する協議会等につきましては、必要かどうかも含めて将来的には検討すべきと考えているところであります。


            〔市長 堀内康男君自席に着席〕


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 今ほど私の質問に対する答弁をいただいたわけでありますが、再質問をさせていただきます。


 まず、公共交通についてであります。


 私は、前荻野市長に対しましても公共交通の必要性などを訴え続けてきたわけであります。言わなかった回数の方が少ないのではと思うような状況であります。


 今の市長の答弁を聞いておりますと、ようやく進んできたなという感じがしております。来年の平成22年度には試験運行も含めて行いたいということであります。そして、補助金等の申請などもしていかれると私は感じたわけでありますけれども、実際に運行するには住民の皆さん方の要望を含めて、これは一番大事であると思います。


 市長は、かねてから採算性と言われますが、富山県内の公共交通で黒字の市町村はないわけであります。しかしながら、他の自治体は苦しい財政の中でも進めている中で、ようやく黒部市もやっていかれることは本当に重要なことであると思います。ぜひ一日も早くできますことも望みまして、私は公共交通についてはこれ以上述べません。また、地鉄電車を含めての検討もされているということでありますから、進めていただきたいと思います。


 続きまして、農業についてであります。


 農業についても、幾度となく質問をしてきたわけであります。日本の農業は本当に輸出産業の犠牲となって、どんどん農家の経営状況が悪化しているのは、ここにおいでになる議員の皆さんも感じておられると思うわけであります。また、当局も感じておられるのではないかと思うわけであります。


 今、進められてきております米粉等の有効活用であります。市長が答弁されたように、基準年は平成20年となっているわけでありますけれども、私は農家の皆さんに話を聞いて回りました。また、いろんな意見も聞いて回ったわけであります。


 特に下立地区についてであります。実際の収穫量が普通の場所に比べ6割であると市長が答弁されました。6割の状況にある作付地、そういった作付地を、ことし見られましたか。


 私は、あれは余りにも大変な状況にあると思います。豆の木が一切見えません。田んぼにネムやタデなどが生えているわけであります。作付されたときは、私も気にして見ておりました。随分とうまくいっているなと思っていたわけでありますけれども、一番大事なときの土寄せができない。天候の不順もあります。また、地域柄もあると市長もおっしゃいました。私も聞いております。特例を申請しながらでも、ああいった地域は米粉、あるいは飼料米等に変えていかなければならないと思いますが、改めてその件について市長に伺いたいと思います。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 橋本議員が質問しておられるその場所につきましては、幹線道路、観光道路沿いでもございますし、前々から草などが非常に目立ったところであります。景観的にも余りよくないということもありますし、今後もなかなか農地につきましては優良農地と比べて余りほかの作物の生産が難しいということでもありますので、米粉あるいは飼料米などについて作付ができるかどうか、関係機関の皆さん方と協議をさせていただいて、ご理解がいただければそういうことができるようにやっていきたいと思っているところであります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) この政策の基準年度は平成20年が基本であると言われました。平成20年の時点において不耕作地、水張り、あるいは景観作物をやっていた地域に限りこの政策が適用されるということであります。


 今まで富山県、あるいは黒部市も、この政策を100%クリアしてきていたのであります。そういった今まで、転作を含めてまじめに行ってきた農家の皆さん方は、新たに大豆から米粉、あるいはそういったものに変えることができないわけでありますけれども、この件について、市長はどのように感じておられるか、お聞きしたいと思います。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) この制度につきましては、先ほども申し上げましたように、水田等の有効活用のための補助制度でありますので、遊休農地が対象ということになります。そういう意味では、黒部市に比較的たくさんあります250ヘクタールの遊休農地の解消につながるということで、米粉の生産というものに踏み切ったわけでありますが、また一方では、今ほどありましたように、まじめに生産調整を100%守ってきた黒部市でもありますので、そういう生産調整田の中で特例的に、このようにほかの作物ではなかなか難しいという場所があれば、先ほど言いましたように、こういうことを協議する協議会もございますので、そういう協議会と協議をさせていただいて、特例的にそういう場所もこの制度の中に組み入れるかどうかについて相談をしていきたいと思っているところであります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 黒部市において、こういう転作、豆や麦に適していない地域だと思われる地域はどれぐらいあるのか。個人的に私はできないではなくて、ここはなかなかという地域はどれぐらいあるのかということを石川産業経済部長はどのように認識しておられますか。


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 麦、大豆の不適作地はどれくらいあるのかということについては、把握はしてはおりませんけども、先ほどから橋本議員が質問しておられる、いわゆる麦、大豆の転作がしづらい、非常に収穫が少ないところにつきましては、これは今の米粉の対象となる遊休農地以外にも産地確立交付金というものがありますので、これらにつきまして、議員が言われた麦、大豆のなかなか作付しづらいようなところについて、協議会の中で地域指定的なものを行いまして、その中で米粉用のコメを生産した場合の産地づくり交付金を幾らか、いわゆる農家がやれるような、意欲を持てるような形でできるかどうかについては、これから検討の余地があると思ってますので、それらのことについて水田農業推進協議会の中で検討させていただきたいと思っております。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 以前からそういった問題が出ておりました。ぜひそういったものを検討していただきたい。そして、意欲ある農家の皆さんの農業を支えていていただきたい、このように思うわけであります。


 3番目には、カシノナガキクイムシ。私はこの質問をしたのは2005年度の12月定例会にまず最初に質問したと思うわけであります。そのとき黒部市には18本ばかりの被害木があり、それを処理したかどうかということで私は随分と市長とやり合ったわけであります。市長は、自責の念を込めて、昨年の9月に答弁していると述べられました。それはそれでよろしいのですが、これほどまでに被害が広がる。そういった認識がなかったのが実際だと思います。


 私は、石川県に被害があったときから県に出向きまして、何らかの対策をとるべきだということを言ってきたわけでありますけれども、本当にひどいことになっております。


 私は今回、この質問を取りやめようと、そう思っておりました。ところが、住民の皆さんからぜひ言ってくれ、言い続けてくれ、そうしないとだめだと、そう言われました。直接電話をかけてきた方もおられます。また、名を名乗らず言いっ放しの方もおられました。また、同僚の谷口議員に電話をかけてこられた方もおります。あの黒部峡谷鉄道のプラットホームから山を見渡しますと、本当にすごい状況になっております。新山彦橋をバックにした観光写真のポスターのあのすばらしい背景も今後望めないのではないかなと思う次第であります。


 聞きましたけれども、国有林については危険が及ぶところに対して処理をしてきたと言われる。また、小屋平まで進んでいるということを聞いたわけでありますけれども、実際そういう状況でありますか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 先ほどの市長の答弁にありましたように、小屋平周辺まで進んでいるというのは事実であり、私を含めた担当職員等も確認をしております。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 私もトンボ返りで黒部峡谷鉄道に乗り、谷口議員と調査をしてきたわけでありますけれども、私の知っている報告によりますと、馬場谷付近まで入っているという報告がなされております。カシノナガキクイムシの被害については、それだけの幅があるわけですね、認識の違いが。私は、その認識の違いに、どうなのかなという思いであります。もう少し、現地調査を含め、しっかりやっていただきたいと思うわけであります。


 一番今危惧しているのは、先ほど言いました宇奈月公園の問題であります。実際問題、私はナラの木の80%が虫に冒されてるんじゃないかなと思うわけでありますけども、いま一度伺います。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長。石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 先ほどの市長の答弁にもありましたけども、公園全体でコナラが78本、そのうち現時点で枯れているものは10本。その10本のうち、実は予防策として樹幹注入を47本やっているわけですけども、そのうちの8本は残念ながら樹幹注入したものも枯れているという状況であります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) やはり意識が私と違うと思います。一度市長、私と一緒に行って見ようではありませんか。私は、ナラの木の根元を一本一本見てまいりました。全部カシノナガキクイムシの特徴である、おがくずのような木くずが、ほとんどのナラの木に出ているというのが状況じゃないでしょうか。石川産業経済部長は、自分の目で確かめましたか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 見てきています。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) それなら、私の認識が悪かったのかな。一度一緒に行ってみようではありませんか。


 昔、宇奈月台が桃原台と言われてたと私は聞いております。そういった桃原台のいわゆる原生林を踏まえて、ああいった林に覆われた桃原台の面影が残っているのはあの宇奈月公園だけであります。橋も想影橋。そういったあの公園の木があれほどになる、それはやはり手当ての悪さがああなったとしか私は言えないわけであります。


 また、平野部におきましても、私の住んでいる若埜神社のミズナラの木にも虫がたちました。昨年、処理をしていただきました。処理したとこは大丈夫で、早い処理であったので、今は枯れておりませんが、万が一のために冒されていないミズナラも処理していただいたわけでありますけども、まだその木には、私の見たところ入っていないわけであります。


 宇奈月公園では、被害のあった木だけが昨年、樹幹注入などをして保護されたのですか。まずお伺いいたします。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 被害を受けたものを除いて47本に予防のための樹幹注入を行っているものであります。しかしながら、樹幹注入を行ったうち8本が、残念ながら樹幹注入をしたにもかかわらず今回、枯れているというのが現実であります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) ミズナラの対策として最も効果のある方法は、どういった方法でありますか。石川産業経済部長、お願いいたします。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 予防対策としては、まだ確立されたものがないと聞いておりますけども、一般的な対策として有効であると言われているのは、樹木にカシノナガキクイムシが入らないように被覆をする。あるいは樹幹注入もその一つとして有効であるということでありますけども、まだ実証実験が確立されていないということでありますので、やり方の問題があるのか、あるいは樹幹注入自体に問題があるのか、その辺はまだわからないわけでありますけども、とりあえずやれる方法ということで、今回は樹幹注入の方法をとらせていただいたということであります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 樹幹注入が一番いいっていうわけじゃないんですよ。冒されて枯れてしまった木を伐倒処理する方が一番重要なんじゃないんですか。宇奈月公園で昨年冒された、またそれ以前に冒されたコナラの木がそのまま立っているじゃないですか。それをどう思われるのですか。石川産業経済部長はご存じなのですか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 昨年冒された3本の処理をしたかどうかについては、ちょっと確認はしておりませんけども、少なくともその近辺で、カシノナガキクイムシに一番やられるのは、一番樹齢の多い、太い木からということでありますので、そういうことで太いものから順次、樹幹注入をして、これは、予防措置としての樹幹注入です。橋本議員が言われるように飛び立たないようにする薬液注入もありますけども、今回は予防措置としての樹幹注入を47本行ったということであります。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 私との認識のずれが随分あると思います。


 急勾配のところは切ることもできない、処理するとこもできない。一方、平野部で枯れてしまっている木の伐倒、倒木が有効な手段と認識されていない。私はそう感じたんですけど、市長は、どう思いますか。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 有効な対策がどういう方法なのかについては、私も専門的にはよくわかりませんが、今議員言われるように伐倒処理が有効であるということであれば、以前は伐倒してから薫蒸処理するような方法もとっていたようでありますが、薬品等で影響もあるというようなことから、その後どういう処理をとればいいのか。とにかく伐倒して現地から撤去するということが有効であるようならそのように対応していきたいと思っております。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 認識の、いわゆる自然の危機に対する欠落ではないのかなと私は思う次第であります。


 ようやく市民の皆さんもこのカシノナガキクイムシの被害の大きさについてわかってこられたのかなと思うわけであります。やはり民家の木が冒された場合の処理の方法についても今後考えていかなければならない。また予防対策についても考えていかなければならない。私はそのように思うわけでありますけども、何かいい方法がないのか。そういったものも私は考えているわけでありますけども、やはりいち早く住民からその被害状況を知らせていただくことも重要ではないかと思うわけであります。


 宇奈月公園などは、いつも住民が散歩したりしている場所であります。やはりそういった情報等を収集するために、私が最後に質問した、学識経験者を含めたすべてのことに関する協議会なども立ち上げていかなければ、市長が重視するこの自然豊かな黒部市の環境を守っていけないと、私はそう思うわけであります。山であれ、野であれ、浜辺であれ、そういったことに精通した皆さん方が集まっての協議会をぜひ立ち上げて、意見交換などをしていかなければならない、そういった時期に来ていると思いますが、改めて市長にこのことを伺います。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 先ほど答弁で申し上げたとおりでありますが、環境保全に対する協議会につきましては、どういうメンバーの方々に入っていただいて、また効果がどのようにあるのかということも含めて、今後必要かどうかを検討してまいりたいと考えております。


             〔9番 橋本文一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 9番、橋本文一君。


             〔9番 橋本文一君起立〕


○9番(橋本文一君) 私は、3点について質問をしてきたわけでありますけれども、それぞれの質問に対して今後も当局に真摯に当たっていただき、住民の声を聞いていただき実行していただきたいと思うわけであります。私の時間は随分と残っておりますけれども、ここで、日本共産党の代表質問を終わらせていただきます。


 カシノナガキクイムシの宇奈月公園の状況について、改めて私と一緒に調査しようではありませんか。そのことをお願い申し上げて、私の質問は終わります。


○議長(中谷松太郎君) 次に、会派清流を代表して、4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君登壇〕


○4番(竹山繁夫君) おはようございます。会派清流を代表いたしまして代表質問を行いたいと思います。


 まず最初に、政権交代による市政への影響についてであります。


 自民党政治に対する不満が民主党の変化への期待に取ってかわられ、歴史的な交代をもたらしたところであります。連立政権に向け、政権合意を経て、民主党を中心の連立政権樹立が間近に迫っているところであります。


 衆議院議員選挙については自民党の劣勢が予想されたとはいえ、結果は予想以上の大敗になったことは周知のところであります。再生への道のりは険しいものがあると実感しているところであります。猛省、検証し、民意に謙虚に耳を傾けて、再生に向けて活動していくことが求められていると思うところであります。


 次期政権は、マニフェスト実行のために補正予算の見直しをも考えているようであり、予測がつかないことや変わっていくことも十分考えられますが、当面思いつく中で、どのように変わっていくのか、市長にお聞かせ願いたいと思います。


 最初に、道路特定財源諸税の暫定税率廃止は、道路関係予算で大幅な減額となり、現在整備を進めている工事の完成のおくれや休止、あるいは現道路の維持管理レベルの低下といった道路整備への影響は大きいものであり、地域ニーズの意向を無視するものと思われますが、次期政権では、暫定税率廃止は政策工程に入っているところであり、周辺道路整備への財源確保の懸念をどのように考えているかお聞きしたいと思います。


 次に、後期高齢者医療保険制度の廃止、教員の免許更新制度の見直し、全国学力テストの見直し等、政策見直しへの対応等により、市政運営への影響が考えられると思いますが、どのようなスタンスで臨んでいこうとしているかについてお尋ねしたいと思います。


 また、国の概算要求基準の見直しも視野に入っている中で、平成22年度重要要望事業が計画どおりに予算反映されるよう願うものですが、要望の働きかけはどちらかといえば自公政権下で関係方面に働きかけてきたことを考えれば、関係方面への再度の働きかけ、強いメッセージの必要性も出てくるのではないかと思いますが、これについてお聞かせ願いたいと思います。


 政権交代で景気の回復を願うところですが、市内中小企業や事業所では、まだまだ景気の回復の兆しが見えないところであります。政権交代によるさまざまな政策が打ち出されると思いますが、自主財源の観点から不況下においては個人収入、企業収益は厳しいものがあると思います。市民税の確保をどのように考えているのか。富山市では、昨年11月からことし3月までに納めた法人市民税を9月補正で前年度の5倍、6億9,000万円を還付する報道がなされているところでありますが、本市では、どのようになっているのかお聞きしたいと思います。


 次に、防災、危機管理についてであります。


 富山県総合防災訓練が去る9月5日に行われ、約2,900人が参加したとのことであります。今回は、災害時における迅速かつ的確な防災活動の実施や防災思想の普及啓発を図るため、入善町、朝日町と合同で、国の機関の協力を得て、防災関係機関、ライフラインを担う民間企業、ボランティア団体などや住民との連携をとり、災害応急対策等について実践かつ実効性のある総合的な防災訓練を目的として行われたところであります。


 総合防災訓練を終えて間もなく、今後詳しい検証がなされると思いますが、評価と課題について、現時点でどのように整理しているか市長にお聞きしたいと思います。


 次に、所管する各部長、消防長にお聞きします。


 土砂災害危険箇所にある災害時要援護者施設が7月14日の新聞報道によると、県砂防課の調べでは9施設あり、5カ所については対策工事を終えているとのことでありますが、残りの4施設の対策工事をどのようにしているかについてお聞きしたいと思います。


 次に、高齢者や障害者で支援が必要な人たちの避難を手助けするプランの策定状況はどのようになっているかお聞きしたいと思います。


 次に、自主防災会の機能強化のため定期的な訓練、指導の応援体制が必要と思われますが、消防署の定期的な指導のかかわり、マニュアル、プラン作成をどのように考えているかについてお聞かせ願いたいと思います。


 次に、危機管理マニュアルの徹底はなされているのかについて、総務企画部長にお聞きします。


 一般的には、危機管理とは、第一に時と場所を選ばずに発生する緊急事態を予知、予防すること。第二に緊急事態が発生した後には素早く対応して被害を最小限にとどめることと言われていると思います。地域防災計画に基づく予防計画、応急対策計画、復旧計画等、順序立てした行動計画が要求されるかと思いますが、その徹底をどのようにして図られるかについてお聞かせ願いたいと思います。


 3番目に、企業進出と農業振興についてであります。


 県米作改良対策本部は、コメの本格的な買い取りの前に、水管理や適期の刈り取りの徹底をすることで、適期の刈り取り時期を図っているとのことであります。4月下旬から8月上旬にかけての天候不順で、作柄はやや不良とのことであります。農家の皆さんのご苦労が価格に反映されることを願うばかりであります。


 そんな中、米粉製造施設の新設決定は、企業進出の意味合いから、また宮腰衆議院議員の後押しもあり、大変喜ばしいことであります。遊休農地の再生、水田フル活用への弾みをつける意味から大変意味深く、事業費が10億円相当の投資の経済効果、従業員の雇用効果も見込まれており、雇用創出の意味からも早期の立ち上げが計画され、フル活動に向けた取り組みに大いに期待するところであります。


 そこで、次の4点について質問させていただきます。


 1つ目、企業誘致へのアプローチ状況は。2つ目、遊休農地解消打開策をどのように展開しているのか。3つ目、改正農地法による企業参入をどのように考えているのか。4つ目、政権交代による影響をどのように考えいけばよいのか。


 民主党の工程表によると、農家の戸別所得補償を導入するとのことでありますが、どのように説明していくかについてお聞きします。


 以上、よろしくお願いします。


            〔4番 竹山繁夫君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) それでは、会派清流、竹山議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。


 3項目にわたるご質問を受けましたので、順次お答えをいたします。


 最初に、政権交代における市政の影響に関するご質問のうち、道路特定財源の暫定税率廃止による財源確保についてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。


 民主党は、いわゆるガソリン税の暫定税率につきましては、平成20年3月末に暫定税率の期限を迎えた際にも税率の廃止に向けガソリン値下げ隊を全国で結成したほか、今回の総選挙のマニフェストでも暫定税率の廃止を打ち出しております。実際に暫定税率が廃止され本則税率のみとなった場合には、国全体で2兆5,000億円、このうち地方分は9,000億円程度の減収になるものと見込まれております。


 本市におきましては、今年度で試算すれば、暫定税率の廃止により自動車重量譲与税等で約1億円程度の減収になると見込まれております。また、道路建設に係る補助金や交付金が大幅に縮小されるとなれば、道路整備に係る新たな財源確保が今後の大きな課題になります。


 しかしながら、地方では必要な道路の着実な整備を求める声が強く、さらに本市におきましては北陸新幹線の金沢までの開業を間近に控え、また国策でもある観光の振興にも取り組んでおりますので、道路整備は地域振興の命題とも言える行政課題であります。


 今回の政権交代により、与党として暫定税率廃止の動きが再燃するものと考えられますが、あらゆる機会をとらえて地方の実情を新政府に届け、地方の道路整備の必要性とその財源確保を強く訴えかけていきたいと考えております。


 次に、政権交代による政策の見直しについてお答えいたします。


 さきの総選挙で新たに政権を担うこととなりました民主党は、国の第1次補正予算の一部凍結や平成22年度予算概算要求の見直しを打ち出すとともに、予算編成見直しに向けた(仮称)政治主導確立法案を提出する動きも見せております。


 これらの動きに伴う政策の見直しにつきましては、政府から個々具体的な方針が示されない限りその対応内容などをお答えすることはできませんが、本市における国の1次補正予算関連の事業では、他の自治体では臨時会で補正され既に実行されている事業もあり、事業進捗中のものや補正予算対応として実施しようとするものまで対象として予算を凍結することはできないのではないかと考えております。


 一方、平成22年度当初予算編成からはマニフェストの実現に向けた具体的な動きが加速するものと考えられますが、地方自治体の長として黒部市の発展と市民福祉の向上を判断基準として行動し、地方の声や実情を新政府に届けていきたいと考えております。


 次に、後期高齢者医療制度の廃止についてお答えいたします。


 後期高齢者医療制度は、これまでの老人保健制度が抱える高齢者と若者の負担割合など、給付と負担のルールや制度運営責任の明確化などの問題点を解決するために10年の歳月をかけて構築された制度であります。平成20年度からスタートし現在まで、保険料軽減や、保険料納付が原則年金天引きばかりではなくて口座振替への変更が可能になるなど制度の改善を重ねながら、ようやく定着しつつあるところであります。


 このたび後期高齢者医療制度を廃止するとされておりますが、廃止後はどのような制度になるのか、時期がいつごろになるのかなどについては明らかになっておりません。市といたしましては、廃止後の制度が高齢者の皆様に理解を得るとこができる制度となるように、また廃止により混乱が生じることのないように、国は地方と十分な協議をしていただきたいと考えております。


 次に、教員免許更新制についてお答えいたします。


 この制度は今年度から導入され、本市では17名が平成23年3月までに更新しようと講習を受けているところであります。既に終了した該当者もおります。


 政権を担当することになった民主党は、教員免許更新制を抜本的に見直し、教員養成6年制を平成24年度に導入しようとしております。文部科学省の方針などを踏まえ、今後の推移を見てまいりたいと考えているところであります。


 次に、全国学力・学習状況調査についてお答えいたします。


 この調査は、ことし4月に3回目を実施し、その結果が先月27日に発表になったところであります。黒部市は、全国平均と比べると、3回ともおおむね良好な結果であったと伺っております。もう1年実施しますと、初年度の6年生が中学3年生となっており、どのような結果が出るか、貴重なデータが得られる可能性があります。


 また、来年は4月20日に実施すると文部科学省が発表しております。


 今回の政権交代で、抽出調査や隔年実施を検討するということも言われているわけでありますが、児童生徒の成長を第一義に資する施策の推進を願うものであり、状況を見てまいりたいと考えているところであります。


 次に、平成22年度重要要望事業の再度の働きかけの必要はないのかというご質問にお答えいたします。


 市町村は、自立性の高い総合的、包括的な行政主体として、活力に満ちた個性ある地域社会の実現のためにさらなる行財政改革、継続的な自治体運営基盤の整備を推進していくとともに、事務、権限の移譲や国などの関与規制の縮小などを一層求めていく必要があります。


 本市では、第1次黒部市総合振興計画に基づき、市民生活の向上に真に必要不可欠な事業について、国などへの重要要望事業を毎年実施してきているところであります。


 本市の国、県等に対する平成22年度重要要望事業につきましては、去る7月1日、17日及び22日の3日間にわたり実施してまいりました。国への重要要望は、政権を問わず県内のすべての選出国会議員に国に対して働きかけていただくようにお願いするとともに、地元国会議員を通じて関係省庁幹部職員に面会してお願いしているものであります。今後も、総合振興計画に位置づけている重点事業を中心として要望活動を継続していきたいと考えております。


 ご質問の、再度の働きかけの必要はないのかということでありますが、政権交代による影響はまだ先が見えない状況であり、今後の動向を見きわめた上で、必要であれば検討してまいりたいと考えております。


 次に、不況下における市民税の確保をどう見ていくかというご質問にお答えを申し上げたいと思います。


 不況下における税収の確保は大変重要な課題でありますが、経済状況に大きく左右される税目といたしまして特に法人市民税が上げられます。本年度予算において市税収入は総額で77億4,900万円余り計上しておりますが、このうち法人市民税は約2億9,600万円で、市税収入全体の4%足らずとなっております。平成18年度の法人市民税が約13億円と比較すると、4分の1程度にまで落ち込んでいるのが現状であります。


 このような中で、法人市民税の今後の見通しにつきましては、今年度は予算額であります3億円程度は確保できるものと見込んでおります。一方で、平成20年度において納められた予定及び中間納付の額、合わせて1億4,300万円余りに対して今年度における還付額は2,700万円余りで、既に昨年度の還付額の計を上回るなど、厳しい経済状況が反映されたものとなっております。


 ここ数年は、さまざまな事情により大きな幅で推移してきました法人市民税でありますが、平成22年度以降は、今年度が下げどまりという感があるものの順調に増加していくものとも考えにくく、市内大手企業による以前のような納付は見込めないと予測していることもあり、3億円台で推移するものと見込んでおります。


 法人市民税につきましては、課税標準となる法人税の税率引き下げなどが新政権で検討されているとの報道もあり、税収に影響を与える可能性もありますが、いずれの税目にしましても経済状況と密接に関連しており、国や地方のさまざまの経済対策等の効果による一刻も早い景気回復を願うものであります。


 次に、先週、9月5日、土曜日に実施いたしました富山県総合防災訓練についてお答えいたします。


 この県総合防災訓練につきましては、平成15年に開催して以来、6年ぶりの開催となりました。近年の災害事例を踏まえた高波災害対応、都市型水害対応、市街地火災対応、多重衝突事故対応などを初めとしたさまざまな災害を想定し、総合的な訓練を実施いたしました。


 特に今回新たに実施いたしました項目としては、孤立集落対応では2県にまたがるヘリコプターの連携による物資の緊急輸送訓練、避難所運営における生活不活発病対応訓練、アンダーパスの冠水により水没した乗用車を救出する訓練などを実施いたしております。


 この防災訓練の目的は、災害発生時における迅速かつ的確な防災活動の実施や防災意識の普及啓発を図ることであります。


 今回は1市2町で11会場、本市では6会場と、近年にはない多くの会場で開催させていただきました。このことから、各種団体や関係機関に多数ご参加いただき、また相互に連携しながら訓練の成果を高めていくことができたものと考えております。


 ご参加、ご協力いただきました消防団、社会福祉協議会、赤十字奉仕団などの各種団体や民間企業、そして市内16地区の自主防災組織や市民の皆様には改めて感謝申し上げる次第であります。


 なお、ここ近年の異常気象などにより重大化する災害に対応するためには、県や近隣市町と連携して対応する訓練の実施、広く市民の皆様に参加いただける訓練の実施、また訓練の成果が共有できるようさらに工夫していかなければならないと考えているところであります。


            〔市長 堀内康男君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 都市建設部長、岩井宏道君。


           〔都市建設部長 岩井宏道君登壇〕


○都市建設部長(岩井宏道君) 竹山議員からは、私に、大きな2番目の防災危機管理ついての2点目、危険箇所にある災害時要援護者施設の周辺対策工事についてお答えいたします。


 富山県の調査によりますと、黒部市内において土砂災害の危険箇所が約200カ所あるとされております。これまで内山地区の土石流対策や宇奈月温泉の急傾斜地など、土砂災害のおそれが高い箇所や保全すべき人家が多いところなどから順次対策工事が実施されてきたところであります。これまでの対策といたしましては、新聞報道にもありましたように、土砂災害危険箇所にある老人ホーム、保育所など、災害時要援護者施設に関しまして市内9施設のうち5施設で対策工事が概成していると県からお聞きしているところでございます。


 市といたしましては、残る土砂災害危険箇所に対しましても十分に現地調査等を実施していただき、土砂災害の危険が高い箇所についてなどは早急に対策工事が実施されるよう、県に強力に働きかけてまいりたいと考えております。


 なお、土砂災害危険箇所は、県において平成13年、14年に、2万5000分の1の地図情報に基づき判断されているものであり、地元説明を行いながら土砂災害危険箇所全箇所の現地調査を実施し危険性の判断を行うとともに、危険性が高いと判断される区域は、土砂災害防止法に基づきまして土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域に指定することとされています。


 そこで、現地調査の進捗状況につきましては、平成19年度に東布施地区、平成20年度は若栗、荻生、前沢、田家地区で、今年度、平成21年度でございますが、内山、音沢、愛本、下立、浦山地区、平成22年度には宇奈月温泉地区で実施する予定とお聞きしております。


 土砂災害危険区域等の指定がなされた場合は、指定箇所ごとに市防災計画に避難路や避難地を指定することなどソフト対策の充実を図っていくことになりますが、市におきましては、既に当面の対応として県と気象庁から情報提供される土砂災害警戒情報などのメール配信サービスが有効に活用されるよう、各地区公民館や災害時要援護者関連施設に案内パンフレットを配布するなど、情報が早期にかつ的確に市民に伝わるよう対応を進めているところであります。


 今後とも災害時要援護者施設への対応はもちろんのこと、土砂災害から市民の生命と財産を守り、安全・安心な生活を確保するため、早期の土砂災害対策工事の促進を国、県に働きかけるとともに、警戒避難体制の整備などのソフト対策の充実に努めてまいりたいと考えております。


          〔都市建設部長 岩井宏道君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 市民生活部長、岩井哲雄君。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君登壇〕


○市民生活部長(岩井哲雄君) 次に、3点目の、高齢者、障害者等の支援が必要な人たちの手助けプラン策定状況についてお答えいたします。


 災害時における高齢者、障害者などの要援護者への支援につきましては、黒部市地域防災計画の災害時要援護者応急対策計画に基づき実施することとしており、災害時要援護者のための情報伝達、避難、避難生活について市全体の基本事項を定めております。


 災害時要援護者を災害から守るためには、何よりもその身近にいる地域住民の協力が必要であり、自治振興会、町内会等の自主防災組織による支援体制を進め、災害発生時における円滑な避難誘導が重要であると考えております。


 現在、市では、民生委員、児童委員が中心となって災害時要援護者情報を把握をした台帳が作成済みであり、この情報をもとに災害時要援護者の安否確認や避難支援を行うこととしております。


 市といたしましては、今後、黒部市地域防災計画や災害時要援護者台帳をもとに災害時要援護者がより迅速、的確に避難できるよう避難支援プランを策定する予定としております。具体的には、対象者の範囲、支援の役割分担、支援体制などを含めた全体計画と要援護者一人一人に対する支援等を定めた個別計画があり、各自治振興会や自主防災組織、民生・児童委員、消防分団など、地域防災関係者の協力により策定していきたいと考えております。


          〔市民生活部長 岩井哲雄君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 消防長、佐々木隆君。


             〔消防長 佐々木隆君登壇〕


○消防長(佐々木隆君) 会派清流、竹山繁夫議員から、4点目の、地区自主防災会の機能強化のための訓練、指導の応援体制、マニュアル、プランの考えの質問についてお答え申し上げます。


 災害対策基本法には、市町村の責務の一つに、住民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、住民の隣保協同精神に基づく自発的な防災組織である自主防災組織の充実を図り、市町村の有するすべての機能を十分に発揮するよう努めなければならないと規定されております。それに基づき、市においては、合併時に合わせて積極的に取り組んだ結果、全地区に自主防災組織が結成され、各地区に自主防災規約やその防災計画が定められ、防災訓練、講習会等が実施されていることについては、議員承知のことと存じます。


 消防としましては、地域の防災活動を推進するため、市総務課と連携して、結成された自主防災組織が災害時に有効に活動できるよう組織の充実強化を図るため、指導や支援を行っております。


 主な訓練として個別訓練、総合訓練、体験イベント型訓練及び図上訓練があり、主に個別訓練では消火器、消火栓、水バケツリレー等の訓練や、救出救護では心肺蘇生法、AED、搬送訓練等の指導を行っております。


 また、市や県の総合防災訓練においては避難誘導・安否確認訓練・情報収集伝達訓練、給水・炊き出し訓練、土のう積み訓練、救出用資機材取り扱い訓練等も実施されております。


 最後にマニュアルプランについてですが、地域によって高波の危険性が高かったり土砂崩れのおそれがあったりと、災害の危険性が異なるなど各地区に違いがあり、定めてはいません。今後、市総務課と協議し、しっかりと対応したいと考えております。


           〔消防長 佐々木隆君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 総務企画部長、名越 誓君。


           〔総務企画部長 名越 誓君登壇〕


○総務企画部長(名越 誓君) それでは、防災危機管理についてのうち5点目、危機管理マニュアルの徹底はなされているのかということについてお答え申し上げます。


 本市におきましては、黒部市地域防災計画に基づく災害対応や国民保護計画、水防計画などの個別業務における緊急時に対応する行動計画、連絡体制や支援体制など、各所管においてそれぞれ対応するマニュアルを策定しております。


 職員に対しましては、平常時からそれらの行動計画や対応マニュアルを十分に念頭に置き、非常時においては適正な運用ができるよう、周知徹底を図っているところであります。


 緊急時にはこれらの対応マニュアルに基づき対応しているところでありますが、対応マニュアルにはない事案や不都合な事案があれば、その都度適切に見直し、さらに充実したマニュアルに改善してまいりたいと考えております。


          〔総務企画部長 名越 誓君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君登壇〕


○産業経済部長(石川幹夫君) それでは、大きい3点目、企業の進出と農業振興について、3項目について質問を受けておりますので、順次お答えさせていただきます。


 まず、企業誘致のアプローチ状況についてお答えさせていただきます。


 さきの全員協議会でも報告いたしましたが、米粉製造企業であります株式会社SS製粉の石田企業団地への進出は、今後、本市の遊休農地等の解消のみならず、卵、小麦、そば等のいわゆる5大アレルギー物質を含まない、いわゆるアレルギーフリーと言われる米粉の需要、それから富山県産や黒部産の米粉を使った米粉パンのブランド化など、地場産業として新たな分野への事業展開が図られるものと確信をいたしております。それが本市にもたらす影響は非常に大きいものがあると思われます。


 一方、今回の株式会社SS製粉の進出後の石田企業団地につきましては、全体約4.2ヘクタールのうち、まだ売れていない面積は1区画、約0.9ヘクタールとなります。現下において、非常に経済情勢が厳しい状況ではありますが、今後も引き続き石田企業団地への企業誘致を積極的に進めていきたいと考えております。


 それから、企業団地地にかかわらず、市内にあります工場跡地、それから遊休地への企業誘致あっせんなども行うほか、東京黒部会、あるいは関西黒部会への企業誘致情報の提供、それから県が主催します立地環境説明会への積極的な参加によって新たな企業を誘致するよう努めてまいりたいと思います。


 次に、遊休農地の解消の打開策についてお答えいたします。


 遊休農地につきましては、耕作放棄地プラス調整水田や保全管理田等不作付地とされていますが、本市の状況は全体で約250ヘクタールあり、これは水田面積の約9.6%にも及びます。


 まず、耕作放棄地でありますが、平成18年度と平成19年度の2カ年にわたって黒部市農業委員会で調査をいたしました。また、昨年の10月には各生産組合長に耕作放棄地について照会をいたしました。その結果、復元可能な耕作放棄地は17.5ヘクタールで、そのうち農振地域内の耕作放棄地は10.9ヘクタールあることが判明いたしました。国では食料自給率向上対策として、本年度より耕作放棄地再生利用緊急対策事業を開始していますが、本市でもこの事業を導入しながら、先ほどの農振地域内の10.9ヘクタールを3カ年で解消することとしております。


 不作付地の状況につきましては、先ほど橋本議員の答弁で申し上げましたので、省略をさせていただきます。


 遊休農地の発生要因として、次の3点が特に大きいと思われます。


 第1点は、農業者の高齢化や担い手不足により、農地はもとより農道、それから周辺の水路等環境管理等が非常に困難となっているのが一つ。


 それから、第2点は、生産調整が続く中でコメをつくりたくてもつくれない、またつくれる転作物がないという状況が一つあります。


 それから第3点は、鳥獣被害が絶えないという、この3点であります。


 これまでも安心して任せられる担い手への農用地流動化施策、農地・水・環境向上対策事業、鳥獣対策等々、遊休農地の各解消策を実施してまいりましたが、残念ながら有効な解消策とまでは至っておりません。


 そういう中で、このたび米粉製造企業が本市に進出することになり、また国の一連の米粉推進策のもとでコメをつくっても転作扱い、そしてコメ並みの所得が確保されることになりました。対象農家の皆様に対しまして、米粉用米の作付意向を現在確認中でありますが、コメをつくっても転作扱いされる中で、作付希望をされる農家も出てきています。特に東布施地区の山間地では、昨年約3ヘクタールの耕作放棄地を解消しながら米粉用米を作付することが予定されています。現状では、計画とする平成22年度の作付面積約30ヘクタールを達成できる見込みでありますが、平成23年度の作付計画面積100ヘクタールに向けてさらに普及推進に努めていきたいと考えております。


 次に、改正農地法による農業への企業参入等についてお答えいたします。


 農地の確保と農地を最大限に活用することを柱とする農地法等の一部改正する法律が6月24日に公布され、これにより農地法、農業経営基盤強化促進法、農業振興地域の整備に関する法律、農業協同組合法の関連4法が改正され、本年度中の施行が予定されています。


 今回の農地法改正により、農業生産法人以外の法人等の一般企業におきましても一定の条件を満たせば農地の貸借ができ、農業参入がしやすくなりました。


 一定の条件としましては、1つ目に、農地を適正に利用しない場合に解除する旨の条件が付されている契約。2つ目に、地域の農業者と役割分担をし、継続かつ安定的な農業経営を行うこと。3つ目に、法人の場合は、業務執行役員の1人以上が耕作等の事業に従事することがあります。


 基本的には、地域の農地は地域の方が守っていくべきと考えております。このたびの企業参入につきましては、今後の担い手不足対策として地域農業の取り組みの選択肢の拡大ととらえているところであり、農業委員会と連携を図りながら適正な農地利用が確保されるよう努めてまいりたいと考えております。


 次に、農家の戸別所得補償制度についての認識についてお答えします。


 民主党が掲げておりますマニフェストの一つに、戸別所得補償制度の創設がありますが、この制度の法案につきましては、その後、衆議院で否決されたものの2007年11月の参議院で可決された経緯があります。


 その法案の大筋は、国、都道府県、市町村等が定める生産数量の目的に従って、コメ、麦、大豆その他主要農産物を生産するすべての販売農家に対し所得を補償する交付金を交付するものでありますが、その内容としましては、標準的な販売価格と標準的な生産費との差額を基本として補てんする。生産数量の目標に従った生産が条件。主要農産物の種類ごとに毎年の主要農産物の生産面積に応じた支払い。品質、経営規模の拡大、環境の保全に資する割合、コメにかわる農産物の生産の要素を加味する。現行の中山間地域等直接支払制度の恒久化が掲げられています。


 今後は、平成22年度に調査やモデル事業を実施して制度設計され、平成23年度から本格的に実施される計画とされておりますが、米価への影響、標準的な販売価格と標準的な生産費の算定方法を注視するとともに、農家の皆様方が混乱を来すことのないよう情報の収集、提供に努めていきたいと考えております。以上であります。


          〔産業経済部長 石川幹夫君自席に着席〕


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) それでは、まず最初の方から再質問をしたいと思います。


 まず、暫定税率の廃止、政策の見直し等について、詳細なる回答をいただきました。それにつきましては、今後ひとつ混乱のない、市民生活に影響のないようなことになっていただきたいと思います。


 その中で、道路財源については、市長も何か新聞にも書いてありましたけども、混乱が起こらないように、全国知事会を通して戦略会議における民主党の機関へ協議すべきであるという申し出なんかも書かれてございました。


 そういった点、それから、最近新聞紙上でも問題視されております八ツ場ダムの本体工事のストップ等、非常に市民生活に影響のあるものについての協議の場をつくる、表明をする機関が多々ありますが、その辺、市長もそれなりのスタンスを考えておいでると思いますけども、より一層の市民生活に影響のないような行動をひとつとっていただきたいと思いますし、従来の政策が実施されるために、そういう機関等への呼びかけについて、再度お聞きしますけども、今後どのように考えているか、もう一度お願いしたいと思います。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 暫定税率の廃止につきましては、もし予定どおり、マニフェストどおり廃止されるということになれば、黒部市にとりましても大変大きな影響が出てくるものと思います。


 自動車重量譲与税などで1億1,000万円ほど歳入が減るわけでありますが、歳出におきましても、今言われておりますようなことがもしそのまま実行されると、黒部市の歳出の中で6億円ほど影響するのではないかと思っております。


 一つは、まちづくり交付金が半減するような話、それから、地方道路整備臨時交付金が、ことしから活性化基盤創造交付金に制度が変わったのですが、それが廃止されるというように言われておりますし、もしこれが廃止されるとすれば、新駅中新線、市道部分のところでこの制度を利用した事業を行って、そこだけじゃありませんが、行ってることに対する大きな影響が出ます。


 そういうことからすれば、ぜひマニフェストをつくって選挙を闘われたわけでありますが、そもそもマニフェストをつくるときに我々地方の意見を聞かれてつくられたわけでもありませんし、また非常に短時間で限られた人の中でつくられたことからすれば、政権与党として責任のある政策を行っていただくには、これからでもいいですから、ぜひ全国市長会などのしっかりとした意見を聞いていただきながら調整を図っていただきたいと思っているところであります。ぜひそういうふうに調整されることを期待いたしているところであります。


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) 市民生活に影響が出ないようにいろいろ今後、観光、新幹線、行政の課題が非常にあるわけですけども、ひとつよろしくお願いしたと思います。


 政策の見直しについてもいろいろ状況説明、今後の推移を見るということであります。混乱を来さないようなひとつソフトランディングを期待したいと思うところであります。


 それと、今までの働きかけも非常に緻密にやってこられた中でありますけども、ひとつまた方向転換があるようなことがあったらぜひ注文をつけるような姿勢はいつもお持ちになっていただくようにお願いしたいという思いであります。


 次に、防災についてであります。


 いろいろ今回は新聞報道なんかによると2,900人もの参加を得てという話でございました。その中で、個々に部長に質問させていただいたわけですけども、特に今いろいろ言われている、都市建設部長からも話がありましたけども、メール配信等の対策なんかを、わかっているようだけども、実際は普及がなされてないような気もするという思いもありますので、その辺の広報部分もひとつお願いしたいと思います。


 それから、岩井市民生活部長にお尋ねしたいわけですけども、プラン作成をこれからやっていくというご説明でありましたけども、この情報収集プランづくりに当たっては、個人情報の問題が非常にあちこちで叫ばれており、その辺がネックになって進んでいないという話もお聞きしていますが、その辺の情報のクリア、個人情報との絡みの中で地区防災、振興会、民生委員との連携が非常に大事なわけですけども、その辺の考え方についてどのように思っているのか、お聞きしたいと思います。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市民生活部長、岩井哲雄君。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君起立〕


○市民生活部長(岩井哲雄君) 現在の台帳につきましては、個人の同意をとっての台帳で整備させております。ただし、同意をもらってない人の部分は、市の方で管理はしております。以上であります。


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) そうすると、同意いただいた方についてはスムーズな対応策が練れるわけですけども、同意を得ない方については市独自の別の対応をするという意味ですか。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市民生活部長、岩井哲雄君。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君起立〕


○市民生活部長(岩井哲雄君) 台帳管理の方は別で管理するのですが、緊急時になりますと地域の人たちの協力も必要なものですから、区別せずに支援はしていかなければならないと考えております。


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) 地区との連携が非常に大事だと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


 それから、危機管理マニュアルにつきましてでありますけども、名越総務企画部長にお聞きしますが、地区防災の行動計画を立てるに当たって、立派な防災計画ができております。その辺の消防署との連携をとりながら定期的な行動計画、内山地区については3月ごろ簡単な2つぐらいの訓練を消防署の協力を得てやりましたけども、順次計画的な幅広い訓練計画が大事かと思いますので、その辺の計画を消防署等の連携の中でおつくりして、地区に提案して、やりやすいような環境づくりも非常に大事かと思いますので、その辺どのように思っていますか。


           〔総務企画部長 名越 誓君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 総務企画部長、名越 誓君。


           〔総務企画部長 名越 誓君起立〕


○総務企画部長(名越 誓君) 防災に際しましては、マニュアル、行動計画はつくってあるわけですけれども、実際の災害が起こったときにどう機能していくかということがあります。そのためには、訓練とか日ごろの意識を高いレベルで持っていくという必要があると思っております。


 そういう意味では、自主防災組織、こういった方々の訓練と申しますか、こういったものを年1回の市の防災対策だけではなく、日ごろから消防とも連携をとりながら、こういったものが確実に地域の皆さんの力で実施されていくと、こういったことも図っていきたいと考えております。


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) よろしくお願いしたいと思います。


 最後に、石川産業経済部長にお伺いしますが、水田のフル活用助成金、それから農地の出し手に対する交付金等、いろいろやっている中で、耕作放棄地の解消も含めた対応策を推進している中でありますが、今回言われている放棄地の担い手の不足が大きな原因であるわけでございますが、将来的に魅力ある農業が非常に大事かと思います。いろいろ価格の問題もございますが、その辺で農業者に対する今後の対応の問題もあるかと思いますけども、勇気づけると、こういう意味から一つメッセージを発するとすればどのようになるか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) なかなか非常に大きい課題で、私が答えられるようなものは非常に少ないような気がしますけども、先ほど申しましたように、新たに遊休農地で米粉の生産等が可能になりますし、それから新たな政策もかなり出てきておりますし、それから担い手を育成するためのいろいろな方策も出されてきていますので、それらいろいろな政策を皆さん方にお伝えしながら、皆さん方が意欲を持ってできるようにもう少し情報伝達もうまくやり、それから組織づくりとかそういうことも含めて、行政だけではできるわけじゃありませんけど、行政、JA、それから担い手の皆さん方と一緒になって、今後の農業を支えていくいろいろな施策を駆使して、農業をやってる皆さん方が希望を持てるように一生懸命やっていきたいなと思っております。


             〔4番 竹山繁夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 4番、竹山繁夫君。


             〔4番 竹山繁夫君起立〕


○4番(竹山繁夫君) いろいろありがとうございました。


 今後の農業の自給率向上のために、ひとついろいろな推進策を講じて、民主党の所得補償とも関連ありますけども、混乱のないように農業者を指導するのも非常に大事かと思いますので、夢のある推進策を講じていただきたいなと思います。以上、終わります。


○議長(中谷松太郎君) 一般質問の途中でありますが、昼食のため、午後1時まで休憩をいたします。


  休  憩  午前11時58分


  再  開  午後 1時00分


○議長(中谷松太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 一般質問を続けます。


 次に、新樹会を代表して、14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君登壇〕


○14番(吉田重治君) どなた様もご苦労さまでございます。ちょっとマスクが気になるのですけども、うつらないようにか、うつさないようにかわかりませんけども、しっかりと質問させてもらいたいと思います。


 それでは、新樹会を代表しまして質問させていただきます。


 第45回の衆議院選挙も終わり、我が第二選挙区支部の代表、宮腰光寛さんが第5回目の当選を果たされたことは、第二選挙区支部の支持者の皆さんはもちろんですが、私たち黒部市民にとっても大変喜ばしいことだと思っております。


 しかし、全国では自由民主党の大敗であり、複雑な気持ちであります。市長や議員各位には、それぞれの立場での後援会活動や選挙運動には大変ご苦労さまでした。


 衆議院選挙の結果がもたらした影響がどのようになるか心配な面もありますが、新しい政権与党や当選された議員各位の良識ある判断と行動に期待をしたいと思っております。


 自由民主党と民主党の政策に共通するところも幾らかありますが、税金の使い方にかなりの違いがあるように思います。これから始まろうとしている民主党のかじ取りが我が黒部市にどのようにあらわれ、市民生活がどのように変化するのでしょうか。さきの会派清流の竹山議員の質問と重複する部分もありますが、よろしくお願いをしたいと思います。


 初めに、衆議院議員選挙の影響について、市長に伺います。


 麻生政権がとってきた経済対策が少しは効いてきたように報道されていますが、現実はまだまだ厳しい状況であります。衆議院選挙が終わったばかりで、すぐには方向の転換はできにくいとは思いますが、来年度予算の概算要求を白紙に戻すという話もあります。


 黒部市民の生活、安全・安心、市民福祉の向上を図る立場の市長には次の2点についてお尋ねをいたします。


 1点目、衆議院選挙後の市長の心境はいかがでしょうか。2点目、新政権に期待することは何か。


 大きな質問の2番目に、(仮称)水博物館の建設についてお尋ねいたします。


 この事業につきましては、過去に他の議員が何回も質問されていますので、経緯経過については申し上げませんが、黒部川を挟んでお互いの水の恩恵を受けている黒部市と入善町の10数年来の懸案になっている大きな課題と認識をいたしています。


 去る8月13日のK社の社説に、水博物館構想について語っています。


 新川広域圏事務組合の(仮称)水博物館の建設が、両市町の綱引きが続いて、出口が見えない状態が続いている。同広域圏事務組合理事長の澤?魚津市長は、一本化は難しいと、両市町でそれぞれ施設を整備する二極案を提案し、県の支援を打診したが、県は話が振り出しに戻るとして難色を示したとも報じています。すべては報道のとおりとは思いませんが、遠からずではないかと読みました。


 今日までにデータの蓄積が進んだが施設の建設ができなかったのは、広域圏事業といえども、さきにも申し上げましたが、入善町との協議が調わなかったのが最大の理由だと思います。


 県事業として一本化ができない理由をお尋ねいたします。


 次に、市長は今現在、(仮称)水博物館、またはコア施設などの建設を景気低迷、財政の先行き不安な折に、平成26年度の北陸新幹線新駅、(仮称)新黒部駅の開業に向け、新駅周辺に水のデータを備えた情報の発信施設を整備したいと平成22年度の富山県への促進要望もされておられますが、どのような規模と内容を備えた水博物館と考えておられるのか、現在の考えをお聞かせください。


 次に、大きな3番目に、新川育成牧場についてお尋ねいたします。


 私は、新川育成牧場組合員として黒部市議会から派遣されている立場でありますので、会議の中でいろいろ議論もさせていただいております。新川育成牧場組合は昭和44年7月に滑川、魚津、黒部市、そして宇奈月町の3市1町の一部事務組合で設立され、昭和46年4月から放牧が開始され事業が始まったと聞いています。


 事業が開始されたときと現在では運営、委託先がオイルショックの後、諸経費や資材の高騰などで運営ができなくなって委託の解消が起きたこと、さらに牛肉にBSEの問題が発生してから他県からの預託牛の数が大きく減少するなど、牧場も社会環境も大きく変わりました。


 牧場では、収入不足を補うために経費削減の努力と乳牛をふやし、牛乳の生産を多くするとか、牛乳や肉の加工品の販売、卸販売にも努力しているとのことであります。


 さらに売上の向上のためにコンサルタントの指導も受け、いろいろ頑張って経営の改善に努力をしておられますが、借入金の返済や未払いも多くあり、今の状況では今後も大変厳しい状況が続くことが予測されています。


 牧場は今、滑川、魚津、黒部市の3市の事業でありますが、事業の中心地は黒部市にあることから、黒部市の財産みたいなものだと思います。牧場経営がよくなることは黒部市がよくなることですから、黒部市がいま少し積極的に関与し、直接あるいは間接的な支援を強力に進めるべきと思いますが、牧場経営の向上と充実についてお尋ねをいたします。


 次に、現在の新川育成牧場は私自身もほとんど行ったことがありませんでした。市民の皆さんも遊びや食事などに行ったことのない人の方が多いのではないかと思います。行ってみますと、天気のよい日には黒部平野と富山湾が一望できますし、割と近くにあり、牧場は非常にすばらしいビューポイントで、気晴らしに最高の場所に位置していると感じました。


 行くには道幅が少し狭い、勾配がきついなどの道路事情が少し悪く、案内板もあるにはあるのですが、少なくて小さい。そのためにややわかりにくい道順であることと、次の遊び場やお茶をするために行くには、行った道を戻らねばならないことも行きにくいのではないかと私は思っていましたが、何回か道に迷いながらも走ってみましたらいろいろなルートがあり、途中に十二貫野湖あり、大谷ダムあり、宮野運動公園にも行けますし、中部北陸自然歩道にも位置されています。あこや〜のにも行けます。牧場から宇奈月方面におりるには農免道路でスーパー農道にも出ることができ、栃屋の駅や浦山の駅にも近いことも知り、大変驚きました。勉強不足でありました。


 牧場を発展させるために、重複する点もありますが、次の2点。訪れやすい牧場の環境整備について、黒部市のできる支援策についてをお尋ねいたします。


 次に、大きな質問の4番目に、バイオ燃料についてお尋ねをいたします。


 以前に廃食油でバイオ燃料をつくっているというお話を聞き、新樹会で東近江市を視察したことがあります。そのときに、琵琶湖に赤潮が発生しないようにということで、琵琶湖に流れ込む水をきれいにしようと、各家庭が使ったてんぷら油の廃食油の回収を進め、集めた廃食油を精製してバイオ燃料として公用車に使っているとのことでした。ほかに菜の花の栽培をして菜種をとり、良質のてんぷら油を搾り出す施設や、もみ殻の炭化施設等も見せていただきました。


 てんぷら油の回収は琵琶湖の水の浄化に相当に効果があったそうですが、てんぷら油の廃食油回収量がわずかで精製バイオディーゼル燃料もわずかなためにコスト高と聞き、視察したときには余り乗り気ではありませんでした。しかし、ことしの7月19日の日経新聞を読んで驚きました。


 秋田市で10年前からバイオ燃料事業に着手している秋田運送という会社の記事であります。130台のトラックの約30%に当たる40台が、地元産の食用菜種油の廃油を再利用したバイオディーゼル燃料で走っているというものであります。


 その会社では、休耕田や空き地を借りて菜の花の栽培をして、菜種をとり、搾った油は食用油として販売する。そして、そこから出る廃食油を回収し、軽油代替燃料にリサイクルする地産地消による循環型社会づくりを提唱し実践しているとのことでした。てんぷら油の廃食油でつくったバイオ燃料は、軽油と比べてんぷらのにおいが少しするそうですが、二酸化炭素の排出も少なく環境にも優しいとのことであります。


 黒部市ではてんぷら油の回収を進めておられますが、黒部庁舎の裏玄関での廃食油の回収状況や、その他場所での回収状況はどのようになっているのでしょうか。廃食油の回収とリサイクルについてお尋ねします。


 私たちの子供のころには、各家庭で菜の花を植え、菜種をとり、てんぷら油にしていた記憶があります。そのころはすべて手作業によるあぜづくり、刈り取り、種取り、乾燥などをしてきましたが、物不足の折、我が家では大変貴重な油でありました。経済効果が少ないかとは思いますが、環境、エネルギー、農家の転作対応等を考慮して菜の花の栽培を促進するのはいかがでしょうか。菜の花の栽培促進についてお尋ねいたします。


 最後に、国際文化センター・コラーレの駐車場についてであります。


 国際文化センター・コラーレは、建物、駐車場などはいろいろの思いや環境を考慮して考え、つくられたものと理解していますが、建設当時と世の中は相当に変わって、車社会の進行は目まぐるしいものがありますことは皆さんご存じのとおりであります。最近のホールは利用も多く、大きなイベントのときなどは車が道路にあふれ出ることが多くなりました。路上駐車は大変に危険であります。来場者の安全確保と事故防止のためにも利用しやすい駐車対策を図るべきと思います。駐車場の拡大ができないかお尋ねをいたします。


 次に、先ほども申しましたが、建設時の考えや思いもいろいろあるとは思いますが、現在の駐車場の仕切り方、とめ方、それらを変更するなど、小規模な改修をするだけでも駐車台数の増加ができると思いますが、いかがでしょうか。駐車場の小規模な改修をできないかもお尋ねいたします。


 質問は以上でございます。


           〔14番 吉田重治君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) それでは、新樹会、吉田議員の代表質問にお答えを申し上げたいと思います。


 大きく5項目について質問を受けました。まず初めに、衆議院議員選挙の影響についてから順次お答えを申し上げたいと思います。


 まず、1点目の、衆議院議員選挙後の心境についてであります。


 今回の選挙は政権交代選挙と報道される中、国民の高い関心のもと執行され、現政権与党の歴史的大敗という結果となりました。現在の心境を率直に申し上げますと、まず国民の民意により政権が交代するという現実を真摯に受けとめなければならないということ、そしてそのことによって本市の市政運営と市民生活にどのような影響が出てくるのかということを今後慎重に見きわめ、適切に対処していくことが肝要であると思っております。


 また、直接市民と接する地方自治体として、市民福祉の向上を目指した行政運営という原点に立ち返って政策の執行に努めていかなければならないという思いを新たにしているところであります。


 一方、引き続き地元から代議士を輩出できましたことは、本市にとって大変心強い限りであります。今後ともますます黒部市勢はもとより日本国の発展のためにご尽力を賜りたいと思います。


 次に、2点目の新政権に期待することはについてであります。


 政権が変わろうと、本市の目指すべきものは変わるものではありません。新政権には景気の確実の底上げを初め山積する重要課題に対して明確なビジョンを示し、安心して暮らせる社会の構築に向け着実に政策を実行していただきたいと願うものであります。


 また、地方の実情を十分に把握し、地方の生の声を反映した国政運営に当たっていただくよう期待するものであります。特に地方の疲弊感を払拭するとともに、格差社会の解消につながる政治力を発揮されるよう強く望んでおります。


 そういう中で、新たな政策立案に当たっては現状からの大幅な方向転換などにより地方の混乱、あるいは停滞を招くことがないように努めていただきたいと考えております。


 次に、大きな項目の2つ目、(仮称)水博物館の建設について、お答えいたします。


 水博物館構想推進事業のこれまでの取り組み経過は議員ご承知のことと思いますが、若干ご説明をさせていただきたいと思います。


 水博物館(仮称)構想推進事業は、広域圏事業として取り組んできており、平成7年に新川地方拠点都市地域基本計画の中で検討が開始され、正式には平成9年2月に水博物館(仮称)構想推進協議会を発足させて取り組んできております。


 中でも平成14年3月に策定されました水博物館基本構想に基づいて、フィールドミュージアムとしての考え方を基本として、対象地域の拡大等を図りながら、構成2市2町の負担金及び県の補助金を事業資金として、みずはくツアーの開催、地域学芸員の活動展開、資料のデジタルアーカイブ化、みずはくコーナーによる情報発信や展示活動などの事業展開がなされてまいりました。


 水博物館基本構想においては、平成18年度以降の取り組みとして新規中核施設の検討など構想の再検討、見直しがなされてきておりますが、建設場所が決まらないことから、いまだ明確になっていないのが現状であります。このことから、本年7月の水博物館(仮称)構想推進協議会において一本化に向けて協議されましたが不調に終わり、一本化が難しいとして二極化案が提案され、県に打診されたところであります。


 そこで、まず1点目の、県事業として一本化できない理由はとのご質問でありますが、ご承知のとおり黒部市と入善町の両市町において、日本有数の清流を誇る黒部川を挟んで水の恩恵を受けてきている歴史や文化、産業、日々の暮らしがあることから、水にかかわる博物館構想がおのおのに存在しており、一本化できなかったものと思われます。


 また、水の王国とやまを象徴する取り組みであることにかんがみ県が事業主体となって建設するにしても、あるいは新川広域圏事務組合が事業主体となって新川圏域における水博物館を建設することに対して県が支援を検討するにしても、建設予定場所が決まらないことから本事業が長引いている要因になっているものと思われます。


 次に、2点目の、どのような規模と内容を備えた施設を考えているのかとのご質問にお答え申し上げます。


 水博物館(仮称)構想は、これまでフィールドミュージアムの考え方を継承していくことを基本として、コアとなる中核施設の建設という認識のもとに取り組んでまいりました。今後は、新川地域全体をフィールドミュージアムという考え方は変わりませんが、そのエリアに広がる黒部川などの河川、扇状地、水田、海岸などの地形・地質。そこに展開する自然生態系、水にかかわる生活文化や産業活動などの水のスポット、文化スポット、研究機関や関連施設など、このような水に関するサテライト施設に出向いて思い切り水を体験してもらうには、これらを案内する玄関口が必要であるという思いで水博物館構想を推進していければと考えております。その玄関口が2市2町に複数あってもいいと考えております。


 黒部市では、平成26年度に開業が予定されております北陸新幹線(仮称)新黒部駅を富山湾、黒部峡谷、越中にいかわ観光圏の玄関口として位置づけており、また隣接する周辺施設をこれら新川地域に広がるフィールドミュージアムの玄関口の一つとしても位置づけて、来訪者をフィールドミュージアムへの誘導を図っていきたいと考えております。その機能としては、水博物館(仮称)構想推進協議会で蓄積されてきた水に関するデータなどを活用させていただくことが前提となりますが、地域観光ギャラリー的機能をあわせ持った情報発信施設にしたいと考えております。


 その手法といたしましては、今後も引き続き水博物館(仮称)構想推進協議会で県による施設整備を求めていきたいと考えているところであります。


 次に、大きな項目3番目の新川育成牧場についてお答えいたします。


 新川育成牧場につきましては、現在、黒部市、魚津市、滑川市の3市で構成する一部事務組合、新川育成牧場組合が施設の維持管理をし、そして社団法人新川畜産公社が事業の運営を行っております。


 新川育成牧場組合は、昭和44年7月に旧黒部市、旧宇奈月町、魚津市、滑川市の3市1町によって新川育成牧場が設立され、県東部の基幹牧場として整備が行われ、昭和46年4月に放牧が開始されました。


 その後、補助事業の導入や企業的運営を目指して昭和51年4月に社団法人新川畜産公社が設立され、子牛の育成事業に加え、平成5年4月にバーベキューハウス、平成12年4月にMOOガーデンをオープンさせ、平成13年3月からは畜産業に対する理解と認識を深めるため、人と動物の触れ合いを目的とした酪農教育ファームの認証を受け、ふれあい事業を実施しているところであります。


 議員ご承知のとおり、牧場では1万人を超える来場者でにぎわう5月のファームフェアを初め、お盆のお帰りなさいまつり、絶好のロケーションや自家製ソフトクリーム、搾乳体験などを楽しむため、年間10万人を超える市民、観光客が訪れております。まさに議員ご指摘のとおり貴重な黒部市の財産でもあります。


 しかしながら、これまで牧場経営の中心的事業でありました育成部門は、酪農農家の減少や生乳の生産調整による預託牛の減少などにより、牧場への預託頭数がピーク時の3分の1まで減少し、平成14年度には6,700万円を超えていた預託収入が、現在では2,500万円程度まで落ち込んでおり、大変厳しい状況下であります。


 一方、ふれあい事業では乳搾り体験やバター、チーズづくり体験、牧場ブランドの乳酸加工品などを求め多くの人々に訪れていただいております。このように時代の流れとともに新川育成牧場に求められているニーズが変化してきていることから、経営、運営内容についても今後ますますふれあい事業を中心とした観光牧場への転換を図っていく必要があると考えております。


 そこで、最初のご質問の、新川育成牧場の経営の向上と充実についてでありますが、去る3月24日の新川畜産公社の臨時総会におきまして事業見直し計画が提案、了承され、その基本方針では、育成牧場としての役割を堅持しつつも自社乳製品の高速道路サービスエリアでの販売を初めとする市内外での販路拡大、ファームフェアなどのイベントや体験メニューの拡充、営業時間の延長など、地産地消を推進しながらふれあい牧場としての事業に重点を置き、市民が親しみ利用しやすい牧場づくりを目指すこととしております。


 現在、この基本方針に基づき、牧場職員並びに関係機関が、力を合わせて精いっぱいの努力をしているところであります。


 新川畜産公社の理事長として、今後とも市民の皆様に親しまれる牧場を目指してまいりますが、市民の皆様におかれましても牧場が黒部市の貴重な財産であることをご理解いただくとともに、より多く訪れていただきたいと願っております。


 次に、訪れやすい牧場の環境整備についてでありますが、現地までの道のりがわかりにくい、道路が狭いなどの事情は議員ご指摘のとおりであります。しかしながら、道路の全線拡幅、勾配修正となりますと多額の費用を要することから、財源等厳しい状況の中では大変難しいものがあります。また、道路沿線に繁茂する草などにより、走行する車両の視界の妨げとなっていること、大型車両の交互交通に支障を来していること、道がわかりにくいことなどにつきましては、除草等道路の環境整備に努力するよう指導するとともに、平成10年から黒部まちづくり協議会さくらワークショップにより道路沿線に植えられた2,000本の桜が春の牧場の魅力にもつながっておりますので、来場者が楽しみながら牧場へ来れる環境整備とわかりやすい案内看板の設置について検討を進めてまいりたいと考えております。


 次に、黒部市の支援策についてでありますが、これまでも人的支援に加え負担割合に応じた負担金の支援をしてまいりました。しかしながら、先ほど申し上げましたように、牧場は今、大きな事業転換期を迎えております。市民の皆様により親しまれ訪れていただきますよう、観光面でのPRや販路拡大などの支援を行い、安定的な経営を目指していきたいと考えております。


 また、関係2市に対しましても積極的な支援をいただきますよう働きかけていきたいと考えているところであります。


 次に、バイオ燃料についてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。


 これまで家庭からの食用油、てんぷら油は、ほとんどが新聞紙に吸わせたり、市販の固形化剤により燃やせるごみとして捨てられておりましたが、廃棄物の減量化と地球温暖化防止を目的として、3月定例会でも答弁させていただきましたように、ことしの5月から資源として回収し、バイオ燃料に変えて活用する取り組みを行っております。


 現在、実証モデル事業として黒部市役所、黒部庁舎ほか2カ所で回収所を設置しており、8月末までの実績として黒部庁舎で80リットル、その他の2カ所でそれぞれ40リットル、合わせて160リットルが持ち込まれており、年間500リットル前後の回収を見込んでおります。


 持ち込まれました廃食用油につきましては、市内精製業者に無償で回収していただいており、200リットル集まった段階で精製作業を行い、精製率、品質などを確認するための検証をすることにいたしております。


 今後、検証結果を踏まえ、回収ステーションの増設を検討し、廃食用油の持ち込みやすい環境の整備を図って、回収量の増加に努めていきたいと考えております。市民の皆様には廃食用油回収の趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようさらなるPRを図ってまいりたいと考えているところであります。


 次に、菜の花の栽培促進についてお答えいたします。


 菜の花の種子は油を40%含んでいるということであります。そして、てんぷら油などの原料になっております。また、その廃油は精製すればバイオ燃料として再利用できます。加えて、なばなとして食用や春の黄色い花の景観、地力増産などのすぐれた長所があり、菜の花はまさに環境に優しい作物であります。


 本市では、JAくろべ女性部が平成13年より菜の花に取り組まれ、平成16年からなばなを学校給食に提供していただいております。本年はうなづき友学館前で作付されていると伺っておりますが、景観に寄与するばかりではなく地産地消を推進することからも有意義な取り組みであると思っております。


 また、入善町では平成19年度より黄色い油田プロジェクトを進め、菜の花の作付拡大を図っておられます。


 ご質問は、この菜の花を転作作物として促進できないかでありますが、先ほどの長所ばかりではなく問題も抱えております。


 まず採算性の低いことにあります。菜種の収量は10アール当たり100キログラム強でありますが、販売価格は1キロ当たり120円ほどであります。また、湿害に弱く、収量が安定しておりませんし、連作障害や水田への復元への難しさなどもあります。


 しかしながら、議員ご指摘のように、経済効果は少なくてもこれからの循環型社会づくりに欠かせない作物であり、遊休農地の解消を図る米粉用米とあわせて菜の花の栽培促進にも今後新たに努めてまいりたいと考えているところであります。


 最後に、5点目の質問の、コラーレの駐車場についてお答えいたします。


 議員ご指摘のとおり、コラーレで大きなイベントがあるときは、敷地内にある300台の駐車場だけでは対応し切れない状況となっております。現在の対応では、隣接します職業能力開発センターの駐車場、約100台分を借りたり、正面の市道新堂中新線の未利用地約200台分を活用するなどしている状況であります。それらを活用するなどして対応しておりますが、利用者の皆様には大変不自由な思いをおかけしているものと認識いたしております。


 吉田議員からは、既存駐車場の駐車方法の変更による駐車台数の増加や、敷地内の緑化スペースなどを駐車場へ転用できないかというご質問でございますが、議員もご承知のとおり、コラーレは施設の設計段階から多くの市民が意見を交わしながら市民参画型で築き上げられた施設であり、建物の機能やデザインやもちろん、水辺、緑地のゾーニングや森の中の駐車場をイメージした駐車スペースなどは当時の市民の思いが具現化されたものであります。このコンセプトはこれからも大事にしていくべきものと考えており、現在の敷地内の施設につきましては大きく変化させるべきではないと考えております。


 しかしながら、コラーレの駐車場確保は私といたしましても重要な課題であると考えておりまして、当面、新幹線開業までの間は市道新堂中新線が暫定2車線で運用されますので、現在も行っている対応を継続していくことが可能でありますが、その際には安全対策には十分に配慮するとともに、いずれ新堂中新線の活用ができなくなることが想定されますので、コラーレ周辺の市有地の活用などにより駐車場確保を検討してまいりたいと考えております。


            〔市長 堀内康男君自席に着席〕


             〔14番 吉田重治君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君起立〕


○14番(吉田重治君) 市長、どうもありがとうございました。


 二、三、代表質問ですので、あんまり個人の意見を言っては、だめなのでしょうけども、許しを得てちょっと議論させていただきたいなと思います。


 まず、政権の交代、本当に予想はされた選挙だったんですけども、いろいろあると思いますけども、今までのやってきたことが途切れないような行政を続けていってもらいたいという思いであります。先ほど竹山議員の話の中にもありましたけども、政府に対する要望のつなぎが途切れたような格好になったといいますか、自民党系から民主党になったということもありまして、新聞報道にもありましたように、やはり全国知事会等で強力なお願いをという話も出ております。ぜひとも、それらのことも利用しながら、もちろん地元選出の国会議員、あるいはまた、富山県中の国会議員にもお願いしないといけないわけでありますけども、一つの手として、県に対しての要望を強く、今まで以上にやっていただきたいと思っております。


 次に、水博物館構想について聞きそびれた点、私がちょっと聞き違いしたのかなという点もあるんですけども、今、市長が考えておられるのは、新幹線新駅周辺にその情報の発信基地としてのコア施設、中核的なものをという話でしたけども、それは黒部市と入善町の両方にあってもいいというように聞き取れたのですけど、その辺についていま一度、中核施設が黒部市と入善町に同じものが2つあるというのも、ちょっと変じゃないかなという気もするんですけども、今現在の思いをもうちょっと、例えば新幹線からおりた方をそこに誘客して観光案内所を併設したようなものを考えておられるように聞き取れたんですけども、それについてお話しいただきたいと思います。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 先ほどご説明申し上げましたのは、あくまでもフィールドミュージアムを前提として、これまでフィールドミュージアムとしてそれぞれ水の、この黒部川扇状地がこの豊富な水を体感できるような、こういう現場もありますし、あるいは研究機関もありますし、いろんな水を生かしたいろんな文化的施設もたくさんあるわけでありますが、そのフィールドミュージアムに参加するための玄関口としての整備を考えております。そこの玄関口で、この黒部川扇状地の豊かな水の情報を発信し、そこでいろんなフィールドミュージアムを認識してもらって、あるいは若干その知識をそこで得ていただいて、それをもとにフィールドミュージアムに参加していただけるものを考えております。ですから、我々黒部市とすれば、フィールドミュージアムの玄関口として、あるいは、にいかわ観光圏が、にいかわ観光圏の玄関口として、あるいは県東部の交流の拠点、玄関口として新幹線の新駅にそういう情報の発信できる施設を実現できればと考えているところであります。そこがコア施設になるかどうかということについては、またそれは別問題として、今は新幹線開業までにフィールドミュージアムの玄関口としていろんな情報発信や知識を得ていただくような、施設の整備をできればと考えているところです。そういう意味では、そのフィールドミュージアムに玄関口が幾つかあっても、例えば入善町の方で、そこでも玄関口があってフィールドミュージアムに参加していただくということも、私は可能であると思っておりますので、そういう考え方で、できるだけ早くそういう玄関口の整備をしていただきたいと考えているところであります。


             〔14番 吉田重治君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君起立〕


○14番(吉田重治君) はい、ありがとうございました。


 水博物館というと吉田科学館みたいな、何といいますか、福井県では、恐竜博物館というすごい施設があるじゃないですか。観光の施設としても使えるものを市長は望んでおられるのかと思っていました。


 私も議員になるなりからそんな話があったんですけども、先ほども言いましたけども、入善町との一本化、広域圏事業としての一本化ができないため、県主導型といいますか、県営のそういうものがなかなかできないということだったんですけども、市長の頭の中には、将来的にはそういったものを展示したり、観光に使ったりする、そういう博物館を将来、やりたいと思っているんですか、それとも、どうでもいいと思っているんですか。どうでもいいということはないと思いますけども、新幹線の新駅のところで玄関をつくったらそれで終わりじゃなく、玄関に続く奥座敷があったり茶の間があったりといったら変ですけども、家というのはそんなものじゃないかなと思います。博物館にしても、こんな経済の折ですし、箱物が批判される時代ですけども、そういうのを将来的には望んでおられるのかおられないのか、それをちょっとお願いします。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 今ほど説明しましたフィールドミュージの玄関口というのは、これはコア施設ではないと思っております。あくまでもフィールドミュージアムへ参加するための玄関であって、そこには、今まで調査研究されたいろんな情報が、例えば大画面で見てもらったり、あるいはいろんな知識を得てもらったり、あるいはいろんな黒部川扇状地の大きな模型があって、その地形などの知識を得てもらったり、そこでフィールドミュージアムに、黒部川扇状地に関心を持ってもらって実際現場に足を運んでいただくという考え方で、それを新幹線開業までには何としてでも県の支援で実現していただきたいと思っております。そういう意味からして、それは、しばらく前まで言っていたコア施設の完成形ではありませんが、ある意味ではそういう情報の発信基地でもありますが、これまで考えていたようなコア施設については、将来さらなるそういう拠点施設としての整備については、また求めていきたいと思いますが、そこにこだわり続けるとなかなか半歩も一歩も前進できないような状況もございますので、とりあえず新幹線開業までにはサテライト施設的な玄関口をぜひ整備していただきたいと思っているところであります。


             〔14番 吉田重治君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君起立〕


○14番(吉田重治君) あんまり議論してもなかなか経済の状態も悪いし、私は物すごく大きな希望も持っているんですけども、市長のおっしゃる気持ちもよくわかります。できるだけ早い時期に隣の町との一本化も含めて、県の施設としてできることがあればいいなということを言って、この博物館については終わります。


 次に、新川育成牧場のことですけども、私は去年から新川育成牧場組合議会議員ですが、本当に場長を初め職員の方が、非常に努力しておられることもよくわかります。世の中の環境が変わったこともよくわかりますが、やはり市長おっしゃるように、今少し、3市の広域事業でありますけども、黒部市にあるものですから、もちろんあとの2市の協力が必要ですけども、こんな話もありました。


 滑川市の市長ですけども、市長も聞いておられたと思いますけども、議会は、必ずMOOガーデンで反省会してると、マイクロバスに乗ってあこで、議員から職員が行って利用しているが、ほかの市は利用してないのではないかという話もありました。ぜひとも黒部市もそういうことをやってもらいたいということを市長初め議長にも要望しておきたいと思います。


 看板をいろいろ見てきました。8号線を走って富山方面から来ると田家の交差点には国交省の大きい看板が上がってますが、そこにあるという看板で、そこへ来てくれという看板ではないんですね。牧場が出している看板じゃない。そこを曲がってスーパー農道の方へ上がっていくと、また左に6.5キロぐらいに牧場があるという看板、あれが一番富山方面から来たら入りやすくてわかりやすいんですけども、市内中心部から行くときはややこしいですね。荻生の交差点から行くと、桜井中学校の前を真っすぐに行って、スーパー農道の十字路を右折して行けば行けるんですけども、一般の人はなかなかわからない。だから荻生の交差点、あるいは米田さんのパン屋や、突き当たったところなどの何カ所かに、牛の絵が書いてあったり、乳を絞っている看板みたいなものがあって、さっと行けるような案内板をぜひとも黒部市として応援してあげてほしいなということを要望しておきます。いろいろ予算の関係もあるかもしれませんけども、一歩ずつやっていただきたいなと思います。それから道路の整備、先ほどもおっしゃいましたように、大変お金のかかることですけども、それこそ県道もあります。ガーデンハウスから真っすぐMOOガーデンに行ける、本野三日市線、県道124号だったですか、あれが1キロばかり整備されると随分よくなるのじゃないかなと思うんです。ぜひとも県の方に、どうしてああいうところに県道ができたかなと思うぐらい、僕もあちこちを回って歩いて、本当にすごいところに道をつくったなと思って見ていたんですけども、そういうもの要望しておきます。


 それから、廃食油でバイオディーゼル燃料を作っている、近江市は、南でも北でも菜種を栽培している。また、入善町でも何町歩かやっていると、市長が言われたので、私も入善町の話を聞いてみます。


 やっぱり、見たり食べたり絞ったりという、市長が言われた、JA婦人部がやっておられるものをもっと大きくして、その油を絞ったものを納入したところから廃食油を回収するようにすれば、集まり方が随分違うんじゃないかと思うんです。


 一度、秋田へ行ってみたいなと思ってたんですけども、130台の30%、40台もの車がバイオディーゼル燃料を使っているというのは、よっぽど大きな回収をする人がいるのか、施設があるのか、何かあるんじゃないかなと思うんですね。ですから、この廃食油を料理する立場の人から言うと、燃えるごみに出した方が一番簡単でいいんですね。それをペットボトルに入れたり、持って行ったり、あけたりというのはやっぱり面倒くさい。そういうことが家庭から集まらない原因。それから、旅館にちょっと聞いてみたんですけども、一斗缶に菜種油を買うんだけども、使った後、やっぱり200リッターぐらいたまるまで取りに来ないでと言ってました。ですから、出そうという気持ち、それから、集めようとする気持ちを一致させるような何かをしないと、これはうまくいかないと思うんです。これは、担当課は市民環境課になるのかな、どこになるのか。通告は、してないけども、廃食油の回収について、ちょっと研究してもらいたいと思います。その意気込みを岩井市民生活部長にお聞きします。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市民生活部長、岩井哲雄君。


           〔市民生活部長 岩井哲雄君起立〕


○市民生活部長(岩井哲雄君) ことしは、実証でやってるんですが、確かに今のところ160リッター、9月中には200リッターにはなると思います。いかにしてたくさん集めるか、市内でてんぷら油が家庭用で66トンあると、そういう量の計算が出ています。50%が目標値でありますので、それにいかにして近づけるか、まだまだ近過ぎる数値にもなってないんですが、いかにして窓口を広く、そして意識を高く、PRしていきたいと思ってます。


             〔14番 吉田重治君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君起立〕


○14番(吉田重治君) 突然の質問で申しわけございません。ぜひとも、これを出そうという気持ちを市民にわかせること。それから、集めて利用しようというそのものを何かしないと効果が出ないんじゃないかなと思います。先ほども言いましたように、油を、例えばそんな人は、いないと思いますけども、ペットボトルいっぱいの油が下水道に入ったとしたら、その処理費がユニットバスの入る量、150、60リッターが何十杯も必要だという話も聞いたこともありますし、その燃料を使うことによる、先ほども言いましたように、二酸化炭素の排出も少ないということで廃食油のリサイクル、回収とリサイクルは本当に力を入れてやれば黒部市の下水道の処理費も少なくなり、排水もきれいになるだろうし、そんなことで環境にもいいと、ガスの出方が少ないということで、岩井市民生活部長、よろしくお願いします。


 あと最後に、国際文化センター・コラ−レ、つくられたときの理念、方針は、よく聞いておりますし、もう大変だなという思いもするんですけども、最近、自動車も軽四自動車が非常に多くなりまして、一人で軽四に乗って来られる人もたくさんいます。そこで、とめ方の方法で、軽四専用のエリアをつくるとかすれば、違うんじゃないかと。それから、緑地帯を一つだけ何とか外させてもらえないかとか、いろんなものが考えられると思います。市長もおっしゃいましたように、道路の駐車というのは、やっぱり違法駐車を進めるようなものですから、コラーレに行ったら道路にとめてもいいという感じになっちゃあ困ると、子供の教育にもよくない。新幹線が開業してもそのまま使うなら、完全にゼブラの線でも引いて、ここは駐車場ですよっていうふうに、しばらく何かしないと違法駐車を進める要因にもなるんじゃないかなという心配をしております。ぜひ、大した金もかからないと思いますけども、日ごろでもあそこにとめられるような、ここは道路じゃありませんよという印をしないとだめなんじゃないかなと思うんですけども、市長いかがですか。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) コラーレで、大ホールが満席になるのは、年間10回ほどあるそうです。そのときは、今ありますコラーレの300台の駐車場と、隣の職業開発センターが100台で、400台。もう200台が路上駐車。ただ、4車線の用地を確保している中で暫定2車線でありますから、もう残り2車線のところに200台ほどとめておりまして、大体600台で、何とか対応できてるわけでありますが、その道路の部分に白線を引くということには、少し、住民の皆さん方の理解も含めて、少し問題もあるのかなと思います。


 そこで、先ほど言いました市有地が近くに7,000平米ほどございます。それらをどう利用できるのかどうかなどについても、そこが利用できますと250台ほどが駐車可能かなと計算はしているんですが、いずれそういうことも具体的に検討しなければならない時期も来るのかなと思っておりますので、もうしばらくその辺の研究をさせていただきたいと思います。


             〔14番 吉田重治君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 14番、吉田重治君。


             〔14番 吉田重治君起立〕


○14番(吉田重治君) いろいろとありがとうございました。


 まだまだ、いろいろお話をしたいところもあるんですけども、代表質問でありますので、その辺で私の意見も言わせていただきました。


 ありがとうございました。終わります。


○議長(中谷松太郎君) 次に、「個人質問」を行います。


 ただいまのところ、通告者は7人であります。


 念のため、発言順を申し上げます。


 1番目、寺田仁嗣君、2番目、辻靖雄君、3番目、吉松定子君、4番目、伊東景治君、5番目、谷口弘義君、6番目、川上浩君、7番目、小柳勇人君、以上であります。


 順次発言を許可いたします。


 6番、寺田仁嗣君。


             〔6番 寺田仁嗣君登壇〕


○6番(寺田仁嗣君) 午前中に引き続きご苦労さまでございます。少し体の方に異変が起きる時間になりましたが、よろしくお願いいたします。


 長かった国政選挙も終わり、日本の将来はどのような方向に進むのかを案じつつ9月定例会を迎えました。選挙戦につきましては、吉田議員の代表質問でございましたので避けますが、経済の実態は依然として想像以上に厳しい中にあって、また、夏も終わりきらないこの時期に、新型インフルエンザが再び猛威を振るってきました。同じ新型でも新型の自動車であれば興味がわきますが、インフルエンザではどうしようもありません。お互いに予防策をしっかり受けとめ、対処し、万全を図らなければなりません。市内でも発生した以上、関係部署の力強い支援をお願いするものです。


 きょうは3点について質問させていただきます。まず1点目はスポーツ振興について、2点目は観光事業について、3点目は集中豪雨による土砂災害についてお伺いいたします。


 まず、初めに総務文教委員の一人として、スポーツ振興について教育長にお伺いいたします。7月末に行われました第62回富山県民体育大会の黒部選手団の激励巡回に出席し、改めてスポーツのよさと身に迫る感動、そして興奮を覚えると同時に自分の年齢にふがいなさを感じ、若い人がうらやましく感じました。


 黒部市はひとり1スポーツを合い言葉に、県内15市町村の中でもスポーツのおおせいな町であることは言うまでもありません。ことしは桜井高校の甲子園出場は今一歩のところで出場できませんでしたが、高校球児のプレーはいつ見ても、特に景気の低迷しているときほどつまらないことを忘れさせ、心をいやしてくれます。県体においては、富山市、高岡市についで、黒部市の3位は人口を考慮すれば立派な成績ですが、順位だけにこだわり続けてばかりはいられません。政府の教育再生懇談会において、学校の体育教育からオリンピックや国際大会で活躍する一流選手の育成まで、幅広いスポーツ振興に国を挙げて取り組む必要があるとし、「スポーツ庁」を設置し、「スポーツ基本法案」を提出されております。富山県においても、アマチュアスポーツの競技力向上を図るために導入したスポーツアドバイザーを滑川市出身のJOC副会長の福田富昭氏に委嘱し、情熱的に指導者を育て、スポーツで富山県を盛り上げていくとのこと。県の考え方は一つの大きな目的があって、盛り上げることはよい政策だと思います。


 しかし、私はもっと大切なことは、健全な将来を担う子供たちを育てることではないかと思います。勝敗にばかりこだわり過ぎた育成ではなく、殺伐とした社会を是正するためにも、相手を思いやる精神等はスポーツを通して構築されるべきであります。手前みそになりますが、ラグビー競技の言葉に決定的な言葉が2つあります。1つは、ノーサイド精神といって、レフリーの笛が鳴り試合が終われば、サイドは敵味方なく、お互いに肉弾戦を繰り広げたもの同士がおふろに入り、シャワー室で汗を流し合う、そしてプレーを尊重することである。2つ目は、「One for all all for one」といって、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」の言葉が競技の根底に流れております。


 スポーツの基本は、何といってもフェア精神が原点であります。そこで、次の3点のスポーツ振興策についてお伺いいたします。


 1つ目は、黒部市のトップアスリート事業や、地域スポーツコーディネーター設置事業について、どのような方針で取り組んでおられるのかお聞かせください。


 2つ目は、スクールニューディールに先行し、校庭の芝生化についてお願いいたします。


 3つ目は、合宿誘致について、特にふれあい交流館を中心に考えたいと思います。芝生化と合宿誘致については、夏休み以外の時期にふれあい交流館の活用を進める取り組みをしたらどうかということです。また、特に十二貫湖までの10キロメートルの広い山道の、車の往来も少なく、体力をつけるスポーツ合宿には競技関係者からまことに適した場所だと太鼓判が押されております。以上について、よろしくお願いいたします。


 次に、大きな2点目として、観光事業について3点お伺いします。


 当黒部市は、黒部峡谷を中心とした国際観光地を筆頭に、その地域のよさを見出し、小さなまち歩き観光も、ここ一、二年で随分見直され、着々と地域の活性化への一つの手段として進展してきました。ことしの3月定例会で、私は愛本橋を中心とした名所旧跡の復活と刎橋の復元について質問させていただきました。また、その後の6月定例会においては、辻靖雄議員、そして竹山議員からも愛本周辺のあるべき姿について質問されております。


 つい先日、8月23日に滑川市の友人の依頼で児童クラブの子供たち8人と、かつての名所旧跡であった愛本刎橋付近を紹介し、帰りに児童クラブの子供たちに右岸の橋詰めで感想を聞きました。3名の児童から、名所旧跡であったこの付近はもっときれいに整備されているのかと思っていたら、そうでもなかったとの感想が返ってきました。また、1人の児童は、こんなきれいな木々の間からきれいな黒部川が見え、昔の旅人がここで休息し、お茶を飲んだとすれば、人気のあった場所だったのでしょうねと言いながら、これからどのようにきれいに整備されるのか、逆に質問を受けました。改めて右岸から左岸を見詰め、今は刎橋がなくても、日本の3奇橋の名所旧跡としての保存価値を早く見出すべきではないか。3月定例会において、市長は刎橋の復元には希望を持って将来を見据えたいとの答弁であり、9月定例会の補正予算でも刎橋を広く周知する看板等の設置が計上されております。右岸の橋詰めには私有地及び国有地の関係もあり、早急にはなかなかいかないと思います。一日も早くベンチの一つもおけるような環境整備を願うものです。大リーガーのイチロー選手の言葉をかりれば、夢は近づくと目標に変わると言います。早く夢から目標に変わることを含めて、再度市長の所見をお聞かせください。


 次に、富山湾横断観光船実験運航について、市長にお伺いします。


 鳴り物入りで華々しくスタートしたはずの富山湾横断観光船は、7月18日の運航開始以後、高波による欠航が相次ぎ、欠航率が78%にもなりました。私も3回挑戦しましたが、1度も乗船できませんでした。運航船は氷見と黒部の両漁港を結び、新たな広域観光の促進につなげるねらいで企画され、乗船率は60%、欠航率は30%と想定されていたようですが、期間は7月末から1カ月余りという夏場の安定した時期にもかかわらず、実験段階で大きな壁に直面したのではないでしょうか。私は3回目の欠航のときに、漁師さんから一年で一番穏やかな時期といっても、ここは富山湾という深海であり、湖や大きな池とは違う、あのような船で70人も乗船して観光につなげるほど広域観光が重要なのか、生地や氷見の漁港近くが穏やかであっても、湾の中に行けば短時間で様相が変わるとの話を聞き、より一層の安全の配慮が必要だと感じました。また、漁師さんはこうも続けて言われました。船を大きくしなければだめだ。だが、海をよく知っているおれはきょうのような日に欠航を決断したのは正しい処置だと思うと、以上のような漁師さんの何げない言葉が私の頭から離れず、きょうの質問のテーマといたしました。


 いろいろと気象条件等のルールが定められていると思いますが、自然界が相手である以上、二重三重の対応のもと、3市2町としての海上運航を企画されたいと願うものであります。来年に向けての見直しはされていると思いますが、今年度の反省と今後のにいかわ観光圏事業の方針についてお聞かせください。


 次に、農作物直売所についての産業経済部長にお伺いいたします。


 秋の深まりに向かって本格的な紅葉シーズンが到来してきます。3月定例会の予算特別委員会で宇奈月麦酒館の横に農作物直売所が計画され、ことしの秋にもオープンする予定とし、事業費4,589万円を計上されています。また、この9月定例会の補正予算にも一部計上されています。直売所は宇奈月麦酒館が団体観光客を中心とした利用が多いにもかかわらず、既存の売り場が手狭であったことから計画され、黒部商工会議所の選定している黒部ブランド商品を中心に農作物加工品や菓子などのほか、市内で栽培された農作物も直売する予定とされていますが、どのようなアプローチで調達し、運営されていくのか、全体構想とあわせてお聞かせください。


 次に、集中豪雨による土砂災害について市長にお伺いいたします。


 ことしも実りの秋とともに台風の到来の季節がやってきました。災害は忘れたころにやってくるという言葉は近年全く通用しないどころか、至るところで、ことしもとうとい命が失われております。7月21日に襲った山口県防府市特別養護老人ホームライフケア高砂の土砂災害は、まだ記憶に新しく、昼食中の憩いのひとときに集中豪雨で山が大きく崩れ、あっという間に土石流によって土砂に埋まるという災害で、だれもがこんな安全な地帯と思っていたところまでどうしてと、考えられないような災害だったと当時の状況を電話を通して話されました。当黒部市においても、特別養護老人ホーム越野荘が山すその傾斜地に位置し、過去一度大雨時に上部用水があふれ、ホームの中に流れ込むという事態が発生しております。


 昨今の異常気象によるゲリラ豪雨を思うと、不安がつきまとうところです。危険度から見てどのようなレベルにランクされているのか、また、土砂災害等を想定した避難訓練はどのように計画されているのか、市内全般にわたっての土砂災害との訓練とあわせてお聞かせください。なお、一昨日、平成21年度の県防災訓練が黒部市を主会場に実施され、音沢地区において土砂災害の対応訓練が実施されました。その結果を含めてもお伺いしたいと思います。


 以上です。


○議長(中谷松太郎君) 教育長、中山慶一君。


             〔教育長 中山慶一君登壇〕


○教育長(中山慶一君) 大きな1点目、スポーツ振興について、その1点目のトップアスリート育成事業や地域スポーツコーディネーター設置事業についてお答えいたします。


 最初に、この2つの事業は、ふるさと雇用再生特別交付金を受け実施する事業であります。まず、トップアスリート育成事業につきましては、市内中学校のスポーツ競技力を全般的に向上させるため、スポーツトレーニングの指導及び指導者のコーディネートができるトップアスリート育成専門員を配置し、より専門的なトレーニングや指導を展開しております。また、市内のトップアスリートの育成と、さらなる競技力向上を図るべく強化練習会を開催する予定であります。財団法人黒部市体育協会に8月より委託事業として行っており、最初の事業としまして、11月8日に開催されます県駅伝競走大会に向け、強化委員会を8月3日に設置いたしました。体育協会、教育委員会、市陸上競技協会を初め、中学校体育連盟、中学校陸上部顧問の先生などとともに、トップアスリート育成専門員を中心としてトレーニング指導、合同練習会等を開催する予定であります。


 次に、地域スポーツコーディネーター設置事業についてお答えいたします。


 スポーツコーディネーター設置事業とは、ジュニア層から成年層まで一貫した方針を持つ指導者の育成とスポーツ教室の開催等を通して選手育成を図る事業であります。本市では2000年とやま国体が開催された折、成年女子バレーボール競技が開催され、以降、バレーボール競技が本市のシンボルスポーツとして一般・家庭婦人からジュニア層に至るまで盛んに行われております。さらに競技力を高めるために、スポーツ教室の開催等を通して、国民体育大会・県民体育大会などに出場する選手の育成及び市内のバレーボール指導者の連携を図る目的で、トップアスリート育成事業と同じく体育協会に事業委託しております。体育協会の地域スポーツコーディネーターとして5月より勤務しながら、市民・県民・企業・行政で支えております、おらが町のバレーボールチーム「アクアフェアリーズ」の監督も務め、チームの指導のほか、市内外での練習会やスポーツイベント等にも積極的に参加し、スポーツの振興に貢献しております。


 アクアフェアリーズは、Vサマーリーグ決勝リーグ進出、そして10月2日から開催されます「トキめき新潟国体」で成年女子バレーボール競技の北信越代表として3年ぶりの出場を決めるなど好成績をおさめ、全国に「スポーツ健康都市・黒部」の名を発信しております。「市民ひとり1スポーツ」を推進、競技力の一層の向上を図るため、この2つの事業の取り組みを新たに加えて、地域振興や地域の活性化に図って参ります。


 続きまして、2点目のスクールニューディールに先行しての、校庭及びふれあい交流館の芝生化についてのご質問にお答えいたします。


 スクールニューディールでのグラウンドの芝生化の考え方では、芝生を植えることは、はだしで走り回ったり転んだり、けがを恐れずに遊んだりと、子供たちが伸び伸びと遊べる環境づくりにつながるものと位置づけられております。


 ふれあい交流館のグラウンドの芝生化についてでありますが、現在のグラウンドの使われ方としては、グラウンドゴルフやディスクゴルフなど必ずしも芝生を必要としない球技の利用が多いのが実態であります。サッカーやラグビーなど芝生化により思い切りプレーできる球技がある一方、芝生に適さない球技や遊びもあることから、利用状況や利用者の要望も踏まえるとともに、芝生化することにより施設利用増を見込めるかどうかも含めて総合的に調査研究を進めてまいりたいと考えております。


 続きまして、3点目の「合宿誘致について」のご質問にお答えいたします。


 ふれあい交流館は平成19年5月にオープンし、青少年の健全育成を初め、生涯学習・スポーツなどの研修施設として利用されており、宿泊者は、平成19年度は179団体、6,303人、平成20年度は203団体、7,684人となっており、増加傾向にあります。その中でも、スポーツ団体の合宿者に限って言いますと、平成20年度は108団体、3,788人で、宿泊者の約半分となっております。スポーツ団体の合宿者の内訳は、市内の団体が約32%、1,206人、黒部市以外の県内利用が約53%、2,011人、県外利用が約15%、571人となっております。


 ご質問の合宿誘致につきましては、県内の各小・中学校、高校やスポーツ団体への営業活動による新規開拓や過去に利用していただいた団体へも情報提供し、リピータの獲得に努めております。また、ホームページによる情報の提供や利用者アンケートを実施しているところであります。今後は、ふれあいハウス宮野やハイツ宮野、市内各スポーツ施設とも連携を図り、議員ご指摘のとおり十二貫湖までのコースを含め、トレーニングに適した環境であることもPRし、合宿の誘致に努めてまいりたいと考えております。


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) それでは、寺田議員の個人質問の2番目であります「観光事業について」の質問にお答えを申し上げたいと思います。


 まず、1点目の名所旧跡地の整備についてでありますが、この名所旧跡地の中でも特に愛本刎橋、愛本橋周辺の整備についてのご質問であります。6月定例会で愛本刎橋復元を夢としながらも、実現に向けて関係機関に働きかけ、周辺整備を進めていくという内容の答弁をしたところであります。その後、愛本橋周辺を生涯学習や観光の視点から、どのように環境整備すべきかを検討してまいりましたが、その環境整備の第1弾として今定例会に補正予算を計上いたしました。


 内容といたしましては、一つには、愛本刎橋の復元模型を常設展示しております、うなづき友学館の歴史民俗資料館の整備といたしまして、投影用プロジェクターの新機種入れかえと県道からの入り口に設置してあります老朽化した看板の改修を行います。2つ目には、愛本橋周辺の老朽化した説明表示板の改修を行うものであります。これにつきましては、周辺の国有地を管理する富山森林管理所と協議しながら進めることといたしております。右岸の橋詰めにあります建物を以前御旅屋という宿であったそうでありますが、この建物につきましては、底地が富山森林管理所の管理地であり、建物の所有者が賃貸契約をしておられます。市が環境整備のため関与をしていくには、所有関係、権利関係を整理する必要や、建物にかかわる歴史的な調査を行う必要があり、それなりの時間を要するものと思われますが、順次進めてまいりたいと考えております。来訪者や地元の方々にこのすばらしい愛本刎橋の歴史と景観を知っていただき、喜んでいただけるよう環境整備に努めたいと思っております。


 次に、2点目の富山湾横断観光船の運航についてお答えを申し上げたいと思います。議員ご承知のとおり、この事業は富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏の主要事業の一つに掲げられ、県・国・氷見市・富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合青年部などと協力し、初の富山湾横断航路の実験運航として実施いたしたものであります。


 7月18日から8月23日までの37日間、氷見から1日2往復の運航を予定しておりましたが、ことしは近年まれに見る異常気象の影響により、風・波とも荒く、運航率は70%、26日間の見込みに対し、結果は30%、11日間、また、便数では同じく70%、104便の見込みに対し、結果は22%、32便、1,318名の利用にとどまり、残念ながら当初の見込みを大きく下回る結果になりました。しかしながら、予約者数につきましては、当日予約も含め4,488名を数え、当初見込みの4,368名を上回る予約数であり、非常にたくさんの皆さんが関心をお持ちになっていたという事実も伺われました。


 今年度の反省及び今後の方針についてのご質問でありますが、先にも申し上げましたが、この事業は、にいかわ観光圏の補助事業であり、基本的には2カ年実施する事業と考えております。来年度の実施に向けては、今回の実行運航で得た課題を実行委員会において整理し、観光船航路のルート変更、欠航時の対応の方法などを検討し、この事業がにいかわ観光圏のみならず富山県の新たな魅力である観光資源として定着し、願わくば東海北陸道の開通効果で飛躍的に入り込み客がふえた中京圏などの観光客が、観光船により生地や宇奈月温泉へ来ていただけるようになることを心から念願するものであります。


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君登壇〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 続きまして、農作物直売所についてお答えをさせていただきます。


 道の駅うなづきは、平成9年に宇奈月麦酒館、うなづき友学館、農村多目的広場、黒部市炊飯センターの一帯が道の駅として登録されたものでありますが、宇奈月温泉や黒部峡谷の玄関口として宇奈月麦酒館だけでも年間11万人以上の観光客等が訪れています。しかしながら、宇奈月麦酒館の物販コーナーが手狭なことから、大型バスの団体観光客に対して積極的な誘致活動ができませんでした。このため、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金を活用しながら、農作物直売所を併設した特産品販売所を建設することを当初予算に計上させていただいたものであります。現在、生産者、地元協力者、関係機関等から成る「道の駅特産品販売所検討委員会」におきまして、来春のオープンを目指して調達や運営について協議を進めております。


 この施設で販売するものとしては、大きく3つのものがあります。一つは農産物ですが、黒部米、特産品、加工品、山菜、果実などがあります。2つ目は、黒部ブランド商品です。現在、73品目ありますが、それらをできるだけ多く並べたいと考えております。3つ目は、宇奈月麦酒館のオリジナル商品であります。ビールを筆頭に、カレー、ギョーザ等がありますけども、客層は主に、ほとんどが観光客となりますが、観光客は新鮮な、また、珍しいその土地特産の農林水産物に魅力を感じる傾向があります。このことは検討委員会でも協議されてきましたが、出荷年間スケジュールを立てながら11月末を目標に生産者を募っていくこととしております。運営については、地元の協力もいただく予定にしております。


 なお、施設概要につきましては、建設場所はビール館向かいの駐車場を予定しており、構造は木造平家建て、延べ面積は184平米、55.7坪で、うち売り場部分は142.7平米、43.2坪です。また、直売所前にはひさしが設けられ、開放的な雰囲気の中で農作物の販売や休憩と飲食が可能となっております。施設とビール館とはアーケードで結び、利用者が雨にぬれずに往来できるようになっています。観光客に黒部市のさまざまな特産品を購入していただき、気に入っていただき、再び黒部市に来ていただけるような施設を目指していきたいと考えております。


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 次に、集中豪雨により土砂災害についてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。


 まず、「特別養護老人ホーム越野荘の集中豪雨時における土砂災害の危険度について」お答えを申し上げます。この特別養護老人ホーム越野荘は、宮野山の北川斜面下約1万4,700平米の敷地に、昭和62年4月に供用開始後、平成2年度に一部増築し、現在鉄筋コンクリート、一部鉄骨構造、3階建て、延べ床面積約4,300平米の施設であります。また、現在の利用定員は、特養が80名、短期入所が20名、通所で30名で、職員数が約100名の施設であります。


 さて、当該施設の一部は富山県の「土石流氾濫区域」に指定されておりますが、先の竹山議員への答弁のとおり、土砂災害危険箇所は2万5,000分の1の地図情報に基づく判断であることから、県は平成19年度から当該区域を含めて新たな土砂災害に関する基礎調査を行っているところであります。この調査の結果、危険性が高いと判断された場合は、土砂災害防止法に基づき、土砂災害警戒区域、あるいは土砂災害特別警戒区域に指定することになっております。いずれにいたしましても、「土石流氾濫区域」の指定を受けておりますので、基礎調査の早期完了を求めるとともに、対策工事等について県と協議していきたいと考えております。


 次に、「土砂災害における避難訓練等について」お答え申し上げます。現在では、越野荘に限らず、老人等介護施設では地震、火災、風水害の災害に備えた避難計画を策定しており、また、年に2回程度、施設入所者やデイサービスなど利用者の避難訓練が行われているところでありますが、今後は地域特定を考慮した新たな土砂災害に対応した避難計画の策定と避難訓練の実施が必要であると考えております。今年7月に発生した山口県防府市特別養護老人ホームの土砂災害などを教訓に、土砂災害についても施設と連携しながら避難計画の策定と避難訓練の実施を行うとともに、県とも連携しながらハザードマップによる指定避難場所の周知、大雨警報時のパトロールや迅速な情報収集と施設への情報提供を行い、災害の防止に努めてまいりたいと考えているところであります。


             〔6番 寺田仁嗣君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 6番、寺田仁嗣君。


             〔6番 寺田仁嗣君起立〕


○6番(寺田仁嗣君) 長きにわたって、質問したので、なかなかわかりにくかったと思うんですけど、まずスポーツ振興について二、三お願いしたいと思います。


 今ほどアスリート事業、いろんな事業についてのご説明を受けたんですけど、私が一番感じているのは、関係者以外になかなかこういったことが、体協だよりとかいろんなものに載せてあるんですけど、なかなか周知されていないと、知っていないと、そういうことから黒部市内におりながら魚津市の方に行っている生徒もいるということを聞きました。黒部市はこれだけスポーツが盛んと言われているのに、なぜ魚津市まで行かなければならないのかと、こういうことからこの質問をしたわけですけど、新しいことしからの事業ですので、なかなかPRはされていないと思いますけれども、そういった点をこれから学校を通したりして、きっちりと話をしていただいて、少しでもこういった事業が成功するように、これは要望したいと思います。


 それで、魚津市あたりは、有名人といいますか、長距離のランナーをあえてそこに当てておられますけれど、黒部市の場合はそうじゃない。アクアフェアリーズとかいろんな選手がおりますので、それに匹敵はすると思うんですけど、やはり子供というのは、何かちょっと有名な、新聞をにぎわすような選手が来ると、やはり飛びつくような傾向があります。そういう意味では、これからですけど、中にはそういう指導者もぜひ入れていただいて、興味を引けるようにしていただきたいと、これも要望ですけど、ぜひ一つ、新しい事業ですので、これからですから、今さらどうのこうのということはありませんけど、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、芝生化につきましては、私は何回かこの場で質問しているんですけど、やはりこれも父兄の皆さんから、本当に思い切り、球技で思い切りプレーできるような会場が陸上競技場にしかないと、ところがあそこは残念ながら芝生が物すごく深いです。だから、かえって足がとられる。そういう点では、けがは全くしないと思うんですけど、なかなか走りにくいということがあります。じゃあ、河川敷ということになると、雨が降れば3日ほど土の上部に水がたまっておりますので、やわらかくなって、なかなか芝生の効果が出ておりません。そういう意味では、これだけスポーツが盛んと言われている黒部市内のどこかにやはり一つぐらい、そういう芝生化のグラウンドがあってもいいのじゃないかなと。学校の校庭ということになると、なかなかそういうわけにはいきませんので、あえて提案したのは、ふれあい交流館はどうかと、こういうことでお願いしたわけです。


 先ほど質問の中でも触れましたけども、関係者から本当にすばらしいところだと言われております。私の知っている関係者からは、環境がよくて夕方になると富山湾に落ちる夕日なんか見ていると本当に疲れが吹っ飛ぶと、そういうようなこともあります。環境は非常にすばらしいところだと、ましてあれだけ大きな広い道路で、ほとんど車も来ないところは、トレーニングするのにはもってこいだということですので、これも観光の一端だと思って、やはりぜひ普及していただきたいと念願しているんですけど、再度教育長、その辺の意気込みをお聞きしたいと思います。


             〔教育長 中山慶一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 教育長、中山慶一君。


             〔教育長 中山慶一君起立〕


○教育長(中山慶一君) まず、最初にアスリート事業についてお答えいたしますと、この8月から始めたものですから、なかなか周知されていないことは事実でございます。中体連、あるいは中学校の陸上の顧問、ほかの体育関係の顧問によく説明いたしながら、せいぜい利用していただきたいと思っております。


 それと、長距離ランナー有名選手等の誘致等の話もございました。これにつきましても陸上競技協会などとともに、また検討したいと思っております。


 それから2つ目のあこや〜のの件であります。議員ご指摘のとおり、体育館を利用する方も非常に多いわけでありますけども、夕日が非常にきれいだとか、そういった意味での環境のよさ、あるいは子供たちの合宿なんかでもよく聞いております。それから、十二貫野湖へのロードレースなんかもいいんじゃないかと思っております。ただ、芝生化につきましては、グラウンドは、ラグビー場の半分といいましょうか、正式な試合をするほどの大きさがとれない現状です。ラグビーの子供にしましても、ちょっと難しいのではないかと思っていまして、先ほどお答えいたしましたが、芝生化することによってどの程度の利用増が図れるか、そういったことについて検討させていただきたいと思います。


             〔6番 寺田仁嗣君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 6番、寺田仁嗣君。


             〔6番 寺田仁嗣君起立〕


○6番(寺田仁嗣君) 教育長、何か誤解しておられます。私はあえてラグビー場にせよと言っているわけじゃないので、いろんな球技がありますので、やはりそういったことを含めて、できれば半分くらいでも何とかならないものかということを念願しておきます。


 それで、2番目の観光事業についてですけど、愛本の件につきましては市長から詳細に何回もお聞きしておりますので省きますけど、やはりできれば日本の3大奇橋と言われた場所ですので、こちらから行く場合の愛本のトンネルに入る手前くらいにも、こちらの方に行けばそういう場所があるんですよということと、朝日町の方から来ればその道路沿いにもそういう場所があるんですよという、看板の一つがあってもいいんじゃないかなと、こういうことも思っておりますのでよろしく、また考えていただきたいと思います。


 それから、富山湾横断観光船の件ですけど、いかんせん私も、日があわなくてとうとう行けませんでした。そこで、キャンセルについてお聞きしたいんですけど、キャンセルになった場合は本人にどういう連絡をとっておられるのですか。その点をお願いします。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 事前に予約をいただいたときに、連絡先もお聞きしておりますので、キャンセルになった時点で当日、予約をしておられた方に全員に電話連絡をしております。


             〔6番 寺田仁嗣君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 6番、寺田仁嗣君。


             〔6番 寺田仁嗣君起立〕


○6番(寺田仁嗣君) そうすると、例えば60人が申し込んだら60人の方に電話すると。なかなか大変な仕事だと思うんですけど、これは実験ということですので、これからいろいろ改良されていくと思いますけれど、先ほども述べましたとおり、やはり漁師さんの言葉を聞いたとき、私もえっと思い起こしたんですけど、やはり湖のようなところの観光船は日本の至るところにあると。なかなかこれだけの海の湾という中での観光船というのはないんじゃないかと。そういう点で未知数であると、そういうことからも安全が大事だと、強くこの点を言われました。決して悲観的な意味ではなく、前向きだったんですけど、安全第一だよと、そういうようなことを言われましたので、二重三重の安全対策をとって、もしものことがないように、来年以降どのように検討されるのか、またこれから詳細についての検討をされると思いますけれど、やったからにはしっかりと成功をしていただきたいと、こういうことを念願しておきます。


 それから、道の駅の件ですけど、これは特に富山県は野菜が全国で最低だと言われているのですから、できればこういうものを一つのきっかけとして地元での直売ということですので、農家の皆さんがつくったものがむだにならなくて、お金になると、そういうようなことをどのように考えておられるのか、石川産業経済部長、ひとつよろしくお願いします。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、今、農家に対して出荷してくれるように呼びかけております。その呼びかけとしましては、やはり少量多品種かもしれませんけども、とりあえずつくっていただければ売るところがあるということの認識をしていただいて、ぜひつくっていただきたいということ。


 それから、当初といたしましては、やはりどうしてもまだ野菜をつくる農家が少ないものですから、なるべくたくさんの方に参加をしていただきたいということで、今はなるべく多くの農家に呼びかける作業をしております。呼びかけた結果に基づいてそれぞれの組織化をして、それぞれ出荷していただけるような工夫もしていきたいと思っております。


 それから、出荷していただいたものについては、なるべく使えるように、例えば炊飯センター、あるいは宇奈月麦酒館等でも残ったものについては、全部というわけにはなかなか難しいとは思っておりますけども、それらも利用できるような形での運営をこれから考えていきたいと思っております。


             〔6番 寺田仁嗣君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 6番、寺田仁嗣君。


             〔6番 寺田仁嗣君起立〕


○6番(寺田仁嗣君) 個人的に市内でもやっておられるところがあります。そういうところと上手にぶつからないようにしながら、やはり発展していくような方策をぜひお願いしたいと思います。


 特に黒部市としてのメーン商品という野菜は、かってはネギがありましたけど、今はニラですか、そういったものもしっかりと位置づけてするように、ぜひお願いしたいと思います。


 最後に、土砂災害についてですけど、市長から危険地帯ということの話がございました。余りこういう危険という言葉を使うといかがなもんかと思っているんですけど、山口県のようなああいう災害を見ると、全く思いもしなかった遠いところの山が崩れてきたと、それも低い山だったと職員が話をしておりました。越野荘の場合もそんなに高くありません。しかし、これからの時代は異常気象が多いですから、今までは何もなかったかもしれないけど、どういうことが起きるかわかりませんので、土砂災害における避難訓練もぜひ私は大事だと思います。特に越野荘の場合は少し傾斜地になっており、平地と違いますので、そういったことも含めて、ちょっとほかとは違うということも含めて、しっかりと訓練していただきたいと思います。以上で終わります。


○議長(中谷松太郎君) この際10分間休憩いたします。


  休  憩  午後 2時56分


  再  開  午後 3時07分


○議長(中谷松太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 一般質問を続けます。


 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君登壇〕


○3番(辻 靖雄君) どなた様もご苦労様でございます。いよいよ季節は夏からさわやかな秋へ。運動会もたけなわ、子供たちの元気な声が聞こえてきます。


 さて、忘れもしない1年前の9月15日、アメリカ証券会社リーマン・ブラザーズの破綻を機に、アメリカ発の世界大恐慌が起きました。本年1月にはそのアメリカで、初めての黒人大統領が誕生。そして、我が日本でも先日8月30日、戦後初めての政権交代のショック等々、すべてサプライズであり、まさに先の見えない激動の世の中であります。


 そこで、私は9月定例会において3つの質問をさせていただきます。1点目、来年4月の市長選について。2点目、景気回復への取り組みについて。3点目、教育の諸課題について。


 まず、1点目来年4月の市長選についてであります。昨年末から来年にかけて富山県内は市長選のラッシュであります。昨年11月には砺波市、南砺市、本年4月には富山市、6月には高岡市がありました。11月には射水市、そして来年2月に滑川市、4月には黒部市、8月には小矢部市等々メジロ押しであります。


 歴史的な政権交代劇の中で、一味も二味も違った政治環境になりました。地方自治体を預かる市長の責任と使命は変わらないと思いますが、当然のことながら、その戦略、戦術は違ってくるものと思われます。これらを踏まえて、1つ目、任期約3年半の総括について。2つ目、市長選への出馬の意欲について。以上、堀内市長のご答弁を求めます。


 次に、2点目、景気回復への取り組みについて質問いたします。先月8月9日から10日の未明にかけて、台風9号による集中豪雨が西日本各地を襲いました。特に、兵庫県佐用町では、24時間の降水量が観測史上最大の328ミリを記録、町の中心部を流れる川の増水、はんらんによって、死者12名、行方不明者11人、その他土砂崩れ、家屋損壊、床上・床下浸水等々甚大な被害が出ました。私は自然災害への恐怖を覚えるとともに、犠牲者のご冥福と、被災者の皆様へのお見舞い、一日も早い復興を心からお祈りいたしております。


 さて、ここで私は1つの心温まるエピソードをご紹介したいと思います。それは、お隣の入善町に最近企業誘致された株式会社ウーケは、佐用町の豪雨災害に対して直ちに次のようなメッセージを添えて、ふんわりごはん1万80食を提供されました。


 その内容につきまして、このたびは台風9号に伴う豪雨により、佐用町一帯が未曾有の水害に遭われたことに対しまして心からお見舞い申し上げます。被災された方々ヘの一助になれば幸いと思い、弊社商品をご提供いたしますので、お受け取り頂きますようお願いいたします。弊社は、神戸市にある精米メーカーの株式会社神明と商社の丸紅株式会社を親会社とする無菌パックご飯の製造会社であり、富山県東部の日本海に面した入善町で操業をしております。株式会社神明のある神戸市は阪神大震災で被災し、また弊社のある入善町も昨年2月の高波被害で死者を出す被害を受けました。この経験から、被災者の力の源になるのは、温かくておいしいご飯にほかならないという信念のもと、入善町とは災害時の無償提供協定を締結しておりますが、このたびの水害の甚大なる被害を報道を目の当たりにし、胸を痛めておりましたところ、弊社従業員より佐用町の皆様にも製品をお届けしたいとの声が上がってまいりました。弊社製品は添加剤を使用せず、電子レンジでチンするだけで炊き立てのおいしさを味わえるのが特徴です。被災者の方々の一日も早い生活復興を心よりお祈りいたしますという内容でありました。ちなみに、副工場長の奥様が佐用町ご出身ということであります。


 さて、本題に戻りますが、9月1日の定例会で、市長は提案理由の説明をされました。その中で、補正予算として10億6,885万5,000円の追加事業費を上程しました。また、石田企業団地に総事業費9億8,800万円の米粉パン製造用製粉工場を誘致しました。このような明るい話題は砂漠にオアシスの感がし、大歓迎であります。


 しかしながら、提案理由の中で市長も、市内中小企業や事業所ではまだまだ景気回復の兆しが見えないというのが現状であるとの認識を示されております。黒部商工会議所地域景況調査結果報告、平成21年度第1・四半期4月から6月の中で、売上、採算性、仕入単価、従業員、業況、資金繰において悪化しており、前期に引き続き厳しい状況となっており、まだ底が見えない状況であると分析しております。


 そして、今の状況を一言で表すと、回答者より、建設業は蛍光灯、球が切れても直さず、これはエコだと言い切る。製造業、暗雲いまだ晴れず。小売業、安売り競争の激化で、顧客数、利益とも減少の一途、厳しいです。サービス業、神頼みも効果なし。とにかく、雇用、失業率は過去最低の数字を示しております。川柳に「仕事なし休みがふえて居場所なし」とあります。こうした辛い世の中を一日も早く脱却すべく、市当局に対して最大限の努力をお願いするものであります。


 そこで、以下5点の質問をいたします。市長に、具体的でわかりやすいご答弁を求めます。1つ目、景気の見通しと、税収の見込みについて。2つ目、SS製粉の企業誘致の経緯と展望について。3つ目、YKKの地元採用計画について。4つ目、地場産業への支援策について。5つ目、公共事業の前倒し発注の実情について。


 最後に、3点目、教育の諸課題について質問いたします。先日、オランダで世界柔道選手権大会が行われました。来年9月には東京で開催されます。さて、柔道といえば嘉納治五郎先生であります。幕末から明治にかけて、勝海舟や坂本竜馬などと肩を並べる偉業を遂げた先人であります。武道、柔道家として弱冠21歳で講道館柔道を創設、また大日本体育協会の創設、学習院の教頭、現筑波大学の校長等々、日本の教育にも生涯を注ぎ込みました。そして、日本人初の国際オリンピック委員に就任し、日本のオリンピック招致運動にも尽力しました。もともと、自身の虚弱な体質から強い者に負けていたことを悔しく思い、非力な者でも強者に勝てる武道を志したと言われます。エピソードに、欧米視察の帰りの船の中で、大柄なロシア人に囲まれたが、いとも簡単に投げ飛ばしたそうであります。ロシアのプーチン首相の自宅の庭には嘉納治五郎先生の銅像が立てられており、毎朝お参りをしているという報道もありました。ちなみに、弟子の一人、西郷四郎氏は小説や映画で有名な「姿三四郎」のモデルと言われております。名言に「人に勝つより自分に勝て」と、あくまで柔道の理念は「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」を真髄として、単なる勝利至上主義ではなく、自他共栄をその修行の目的として精神の鍛錬を説いております。


 これらを踏まえまして、教育長に以下3点の質問について明確なご答弁を求めます。1つ目、中学校の武道の必須化への準備について。2つ目、錬成館の利用状況と課題への対応について。3つ目、小・中学校における新型インフルエンザ対策について。以上で私の質問を終わります。


            〔3番 辻 靖雄君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) それでは、辻靖雄議員の個人質問にお答えを申し上げたいと思います。まず、来年4月の市長選についての1点目であります。私の現任期までのこれまで3年半の総括ということでご質問をいただきました。まだ任期途中でもありますし、年度途中でもありますが、少し現任期を振り返ってみますと、平成18年3月、旧黒部市と旧宇奈月町が合併し新黒部市が誕生し、その初代市長に就任をさせていただきました。


 合併当初は、一体感の醸成を念頭に置きつつ、合併協定に基づく各種事務事業の一元化また具体化に取り組むとともに、将来を見据えた新たなまちづくりの指針となります総合振興計画の策定に意を注いでまいりました。そして本計画がスタートいたしました昨年度、平成21年度からは、将来都市像として掲げる「大自然のシンフォニー文化交流のまち黒部」の実現に向け、その道筋が確かなものとなるよう努力してまいりました。


 そういう中で、これまでの市政運営につきましては、市民の皆様の温かいご理解とご協力のもと、おおむね順調に推移してきたものと考えております。しかしながら一方で、新幹線関連事業、あるいは新市庁舎の建設を始め、これから具体的な取り組みが必要となってくる課題が多いことも十分認識いたしております。


 景気が低迷する中、市税収入等に不透明な面もありますが、計画は必ず実現できるという強い信念を持って残された期間中、市政運営に全力を傾注してまいりたいと考えております。


 そこで、2点目のご質問の市長選への出馬の意欲についてでありますが、現時点においては、当面するさまざまな課題、先ほど言いましたように、新幹線の関連事業、あるいは新庁舎建設、そして新消防庁舎建設、あるいは広域観光の推進、そして8号バイパスの整備、また8号バイパスから新駅までの新駅中新線の整備の促進、そして大変大きな課題であります黒部市民病院の改築など、多くの課題を黒部市は今、抱えております。それらの事業に対しまして、少しでも前進できるように今はそのことに最大の努力をしていきたいと考えております。


 市長選への出馬の件につきましては、そういう中でもう少し時間をかけて、そしてまた熟慮を重ねて次期の黒部市議会12月定例会までにはその意を決し、皆さん方にご説明できるようになればと考えておりますので、今回の質問に対しましては明確な答弁はできませんが、ご理解をいただきたいと考えております。


 次に、景気回復への取り組みについてのご質問にお答えを申し上げたいと思います。景気の回復の見通しについてでありますが、今定例会の提案理由でも申し上げましたが、世界的な金融危機から端を発した経済状況は引き続き厳しい状況となっており、市内の中小企業や事業所では、まだ景気回復の兆しが見えない状況であります。


 内閣府の8月の月例経済報告によりますと、全国的には個人消費や在庫調整の進展を背景に、生産面の一部に持ち直しの動きが見られると報告がなされておりますが、依然として地域差や、あるいは企業規模間の格差が広がっているものと考えております。


 また、市内の景況についても、議員ご指摘のとおり、前期等の比較で悪化しており、厳しい経済環境が示されております。このような中で本定例会に提出いたしました補正予算による追加経済危機対策事業が、地域の雇用と活性化に結びつくものと期待しているところであります。


 次に税収の見込みについて申し上げます。本年度の一般会計予算において市税収入につきましては、総額で77億4,900万円余りを計上しており、固定資産税と個人市民税で合わせて税収全体の約9割を占める一方、法人市民税は約4%にとどまっております。固定資産税と個人市民税につきましては、当初賦課を終えており、いずれも予算を上回る税収が見込まれることから、本年度につきましては、税収全体で予算額はおおむね確保できるものと見込んでおります。


 来年度以降の税収見込みにつきましては、雇用を始めとする依然として厳しい現下の経済状況にあって、予測が非常に難しいところであります。固定資産税においては設備投資の減少が、個人市民税においては雇用の悪化による賃金の減少等が直接税収に影響してまいります。また、法人税を課税標準としている法人市民税につきましては、経済状況に大きく左右されるところであります。このような中で、今後の税収見込みといたしましては、まず固定資産税は景気の影響もさることながら、評価替えの影響が大きく、今後も減少を続けるものと見込んでおります。個人市民税につきましては、賃金総額の減少によって平成22年度に1割程度の落ち込みが見込まれ、その後増加に転じるものの、納税義務者数の減少により当面は21億円台で推移するものと見込んでおります。法人市民税につきましては、今年度から来年度が底と考えられるものの、その後も大きな増加は見込めないとみており、3億円台で推移するものと見込んでおります。


 その他の税目を含めた税収全体では、来年度は約74億円、その後もさまざまな要因により減少が続くものと見込んでおります。


 次に、景気回復への取り組みについての2番目であります株式会社SS製粉の企業誘致の経緯と展望についてお答えいたします。議員ご承知のとおり、本市農業は黒部川扇状地の肥沃な大地と豊富な水の恩恵を受けながら、全国屈指のコメどころとして発展して参りました。現在では、全国初の地域団体商標「黒部米」として消費者ニーズに対応した売れるコメづくりの生産に向け関係機関と連携を図りながら取り組んでいるところであります。


 しかしながら、1970年代以降、40年余り国が進めてまいりましたコメの生産調整による減反政策や米価の低迷、離農、兼業農家の増加など、農業を取り巻く環境の変化により市内の農地面積に占める遊休農地は約250ヘクタールと極めて多い状況にあります。この面積は、本市の水田面積の9.6%に達するものであり、その解消に向けた取り組みは極めて重要な課題であると認識しているところであります。


 幸いにして、本年、国において一連の米粉推進策が進められ、遊休農地などの米粉用米の作付と処理加工施設の整備に対する助成措置制度が新たに設けられたところであります。また、本年7月には米穀の新用途への利用の促進に関する法律が施行されたところであります。市といたしましては、遊休農地解消に向け、国、県などの支援を受けながら今春より米粉用米の作付に取り組んでいるところであります。


 また、事業の推進に当たり、農林水産省の協力のもと、ロングライフパン製造会社であります株式会社デイプラスと鋭意協議を進め、その関連会社である米粉製造事業者の株式会社SS製粉がこのたび本市に進出する運びとなったところであります。今回の企業誘致により、県東部地域の米粉生産の拠点地域として、また雇用の創出による地域の活性化が図られるものと大きな期待を寄せているところであります。将来的には、黒部産米を使った米粉パンがこの地で製造され、学校給食や地域ブランド商品として販売されるよう、今後も関係機関と協議検討しながら進めてまいりたいと考えております。


 次に、YKKの地元採用計画に関する質問にお答えいたします。YKKAP滑川事業所を含む採用人数の推移としては、平成17年度27名、平成18年度60名、平成19年度79名、平成20年度94名、平成21年度83名となっております。平成22年度採用におきましても、前年度同程度の採用人数を予定しているとのことであります。この人数は主に高校卒業者などの地元採用の人数であり、昨今の経済状況下では採用を控える企業が多い中にあって、地元採用を積極的に行っていただいておりますYKKには大変心強いものを感じております。


 次に、地場産業の支援策についてでありますが、地場産業によるものづくりは、地域の財産であり地域の強みでもあります。地域の経済や雇用を支える大変重要な要素であります。本市におきましても全国的、世界的に流通するものやその業界で高いシェアを占めるものも黒部市内で生産されております。今年6月には、中小企業が行う製品開発などをサポートする国の事業であるものづくり中小企業製品開発等支援補助金の公募があり、1次募集では全国で2,095件が採択となり、そのうち黒部市内の企業2社も採択となったところであります。


 また、本市では以前から新商品や新技術の開発、販路開拓などの新たな取り組みに対し、産業おこし推進事業補助金を設けているほか、昨年12月からは中小企業融資保証料助成金などの制度拡充を図り、支援を行っているところであります。


 続きまして、公共事業の前倒し発注の実情についてお答えを申し上げたいと思います。年度当初に発表しました250万円以上の建設工事を対象とした発注計画では、第2・四半期までの発注率を、件数ベースで80.7%、工事費ベースで89.5%としておりましたが、現時点での予想発注率は、件数ベースで62.8%、工事費ベースで56.3%と当初計画よりそれぞれ17.9%、33.2%下回っております。発注のおくれた主な原因といたしましては、関係機関、地元との協議調整に予想していた以上に時間が必要となったということでありますが、非常に大切な部分であり、十分に協議をして進めていかなければならないと考えております。


 また、もう一つの原因として今年度当初発注予定額の54%余りを占める建築工事の一部に設計業務のおくれが生じたことが挙げられます。しかし、これにつきましても建設費用の縮減、費用縮減と相反する耐震性や機能性などの確保のために必要な検討期間であったと考えております。今後は、引き続き問題点の早期解決に努め、今定例会で検討いただく補正案件も含めて、条件が整い次第早期に発注していきたいと考えておりますので関係各位には引き続きのご理解とご協力をお願いするものであります。


            〔市長 堀内康男君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 教育長、中山慶一君。


             〔教育長 中山慶一君登壇〕


○教育長(中山慶一君) 大きな3番、教育の諸課題について。1点目、中学校の武道の必修化への準備についてお答えいたします。新しい教育基本法では教育の目標に、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことと明記されました。それを受けて、新しい学習指導要領では中学校保健体育科において武道が必修となりました。つまり、武道の学習を通じて、我が国固有の文化と伝統により一層触れることが期待されております。


 武道はわざを高め、勝敗を競う楽しさを味わうとともに、礼に始まり礼に終わるなど、相手を尊重し、勝敗にかかわらず相手に敬意を払い、自分を律する克己心を養うところに大きな意味があると考えております。武道については、柔道、剣道、相撲の中から選択して履修することとなっておりますが、本市の4つの中学校では、現在、武道場として、柔道場、剣道場を有しておりますので、武道の必修化には支障はないものと考えております。現在、授業として柔道を実施している学校が3校、柔道、剣道ともに実施している学校が1校であります。なお、相撲については、土俵の新設など課題が多いと考えております。


 また、体育科教師が指導に当たっているわけですが、本市の体育科男子教員は全員柔道の有段者であります。また、体育科の教師は3年に一度、県教委主催の体育実技研修会を受講しなければならず、当然女子教諭も受けております。今後、武道についての講習がふえますので、指導力にも問題はなく、武道必修化のねらいは達成されていくものと考えております。


 次に、2点目の錬成館の利用状況と課題への対応についてお答えいたします。まず始めに、この施設は市民の健康な身体と健全な精神の育成を図るため設置され、無料で利用して頂いております。平成18年度からは黒部市防犯協会が指定管理者となり管理運営を行っており、現在は、柔道、剣道、空手道、合気道愛好者などの利用があります。平成20年度利用者実績数は、柔道4,488名、剣道6,810名、空手道6,658名、合気道1,790名、その他の利用は警察、消防職員などの430名で、合計2万176名となっております。


 課題であります会議室の設置など、施設整備につきましては、引き続き利用状況を勘案しながら対応を図ってまいりたいと考えております。


 次に、3番目の小・中学校における新型インフルエンザ対策についてお答えいたします。新型インフルエンザにおきましては、先月末から連日のように死亡者が出るなどの報道があり、また、市内でも感染者が出たということで大変心配をしているところであります。


 さて、学校への対策についてのご質問にお答えいたします。まず、国の方針あるいは県の方針が出た場合は速やかに学校へ通知しております。今までに4月、5月、7月、8月に通知しました。内容につきましては、うがい、手洗いの励行や人込みを避けること、マスクを着用することなど、一般的な予防方法の徹底でありますが、保護者への協力依頼も指示しております。それを受けて、各校では感染予防依頼文書を保護者へ配布しております。


 また、学校での予防には教職員の認識が大切であることから、5月に実施されました黒部市新型インフルエンザ感染予防講習会に各校からの参加を要請しましたし、8月には学校保健会主催の新型インフルエンザに対する予防法研修会があり、校長、保健主事、養護教諭などが参加しております。


 今後、児童・生徒へ感染することは避けられない状況であります。そこで、8月末には県の基準を参考にしながら、黒部市医師会の会長とも相談し、新型インフルエンザによる学級閉鎖等の基準を作成し、各小・中学校、幼稚園、学校医へ通知したところであります。学級閉鎖は学級の10%を超える程度の感染者が出た場合に、原則7日間の学級閉鎖を行うこととしております。学年閉鎖、臨時休校についても同様の基準であります。ただ、個々の状況が違いますので、画一的に当てはめるものではなく、あくまでも原則としての基準であります。対象となった場合は学校医、教育委員会と相談しながら対応していくようにと通知しております。


 また、教育委員会から学校へ、児童・生徒用にマスクを、感染予防のために消毒薬を配置いたしました。学校が始まっております。朝の健康観察や児童・生徒の様子をしっかり把握し、感染予防に努めることを明日8日の小・中学校校長研修会でも再度お願いすることとしております。大きな感染にならないことを願っております。


           〔教育長 中山慶一君自席に着席〕


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 少し時間がありますので、再質問をさせていただきます。市長、教育長、ご丁寧な答弁をありがとうございました。最初に市長に来年4月の市長選についてご質問したわけでありますが、現在、市長は気力、体力は充実しておられますか。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 大変ありがたいご質問を受けまして、気力も体力も万全でありまして、充実をいたしております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) ひとつ大変な時期でございますので、その気力、体力を十二分に発揮されて、市民の幸せのために頑張っていただきたいと思います。


 それで、他候補の出馬の動きを聞いていらっしゃいますでしょうか。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) いろいろな話は聞いていないことはないわけでありますが、余りそういうことは意識しないで、自分が果たすべき責務を全うするということに集中したいと思います。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 新庁舎建設、これは広報くろべにもかなり詳しく3候補地が、きのう出ておりました。この場所について、来年3月定例会に間違いなく提案されますでしょうか。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 今回の質問の関連かどうかわかりませんが、平成21年度内には必ずやらさせていただきたいと思います。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) なんか語尾がちょっとよくわからなかったんですけど。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 3月定例会ということは言っておりませんので、平成21年度中には提案させていただきたいと思います。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) わかりました。次に景気回復の取り組みについて、二、三お聞きします。農協がSS製粉企業の誘致に伴って、遊休地の農家の方に対していろいろと意向調査をしておられることを聞いております。この状況について説明願います。


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君登壇〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 今、遊休農地10アール以上の農家に対して、来年度の意向調査を行っておりまして、そのうち約3割ぐらいについては遊休農地を使っての米粉生産に意欲を示しておられる状況であります。ただ、まだ全部回収した状況ではございませんので、最終的にはまだどうこうと言える状況ではございません。


          〔産業経済部長 石川幹夫君自席に着席〕


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 一応目標を設定されてやっておられると思います。積極的な方もいらっしゃるし、戸惑いを持って考え中の方もいらっしゃると思うんですが、この説得力というか、一体幾らぐらい所得がふえるのか、当局の試算では農家所得、大体幾らぐらいの想定でいらっしゃいますでしょうか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 今の施策としては、米粉を生産した場合に10アール当たり5万5,000円、それから農協と政府との契約の中では60キログラム当たりコシヒカリで6,800円、その他のコメで6,000円ということでありますので、それで少し考えていただければと思います。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) それで考えますと、どれぐらいになるのですか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 大体5万5,000円に、仮に10キロとしますと6万8,000円ということになりますので、約12万ぐらいで現状のコメの生産よりは少し悪くなりますけども、それなりの見返りがあると判断をしております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) その12万円余りが大体トータルとしては黒部市内において、この企業誘致による効果として、メリットとして、大体所得向上がどれぐらいなるかということをお聞きしてるのですけども。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 単純計算でいきますと、100ヘクタールを目指しておりますので、1億2,000万円となります。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 1億2,000万円ぐらいの試算が見込めるということで、すばらしい企業誘致じゃないかと、間違いなく確実に推進をお願いしたいと思います。


 それから、YKKの地元採用計画ですが、地元の高校生を80名、90名と本当にしっかりと採用していただいていると、今、初めて聞いたんですが、これからのYKKの将来について、市民の皆さんは、かなり心配しておられます。それは技術の総本山とか研究部門の充実化ということで、将来、労働者の質がブルーカラーからホワイトカラーに変わり、採用されないんじゃないかという心配がひとつありました。その中でこうした優秀な人たちが外から来られるわけですが、黒部工場にはそういう人を含めて、やはり6,000人から7,000人の人たちが常駐することになるんでしょうか。市長、これについて、お願いいたします。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) YKKに伺っているところによれば、企業の規模については下がることはないと。ふえることも余りないんですが、今の規模が維持されると伺っております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 例えば、海外や県外からたくさん来られて、そういう総本山を支えていかれるから、地元よりもかなり質が違ってくるんじゃないかと思いますが、そういう人たちが黒部市に住んでいただけるかどうかというのは非常に興味あるところで、気にかかるところなんですが、それに対しての市長の秘策、絶対黒部市に定住してもらうぞというものがありましたら、ひとつよろしくお願いいたします。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 秘策というものは、当然あるわけではないし、やはり知能労働者の方々が当然ふえていくということが十分考えられますので、そういう方々に認めていただけるようなまちづくりを進めていくということになると思います。まずその1つは、やはり安全・安心なまちづくり。この豊かな自然、あるいは教育水準の高さとか、そういうものがやはり基本、福祉の充実などもそうですが、そういう本来あるべき豊かな住民生活をしっかりとつくっていくことで、ここに半定住なり定住をしていただけるものと思います。


 また、そういう知能労働者の皆さん方は、都会のようなそういう場所よりも、こういう落ちついて安心して暮らせるような生活がおしゃれと考えておられる方が多いと思いますので、そういう意味ではそういういいところをしっかりと生かした、まちづくりを今後とも続けるべきではないかと思っております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 今の既定方針どおりしっかりとまちづくりを進めていっていただきたいと思います。あと、地場産業への支援策についてですが、実際いろんな商工会議所の役員の方とかよく話をする機会があるのですが、すごく去年から廃業が多くなったと、商工会議所の会員が少なくなったと、こういう嘆きを聞いているわけですが、実際何社ぐらい減ってきているのか、石川産業経済部長、聞いておられますか。


           〔産業経済部長 石川幹夫君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 産業経済部長、石川幹夫君。


           〔産業経済部長 石川幹夫君起立〕


○産業経済部長(石川幹夫君) 申しわけありませんが、具体的な数字は聞いておりませんけども、商工会議所の会員数につきましては、廃業になって減る一方、新たに加わるものもあり、会員数については変わらないと聞いております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) 僕の友人に司法書士をやっている方がいて、最近めちゃくちゃ忙しいと、そういうことを言って、何でそんなに忙しいのだということを聞きますと、今まで株式会社、法人にしてたのを原点に返って、普通、個人の会社にしたんだと、その手続で大変忙しいと、これは本当に不景気のどん底の姿だと語っておりました。こういった中で、いろんな僕らの業種の仲間とかそういう方々は資金繰りというか売り上げが上がらないもんですから、資金繰りをどうしようかと、そういうことで、これ、市長にお願いなんですが、とにかくお金は借りるのは上手になっても返すのが難しいということで、借り入れしなければならないような額でわからないのだけどということで、この金利分だけ、利息だけを払って元金は2年間ほど凍結してもらえないか、そういう政策とってもらえないかということの話も聞きましたので、これはよく政府とかそういうところに働きかけていかないとできない話でもあると。例えば金融庁がそういう制度を打ち出さないと、銀行もやっぱりそういう方に対してはAランクをBランク、Cランクに落としてとかいろいろあったり、また銀行自身も、自己資本比率云々ということで、そういう政策上の話で、これはお金がかからない政策なんですけども、ぜひいろんな機会で市長からもそういう大変困ってる中小企業、零細に対してひとつ救済策としてこういうのを呼びかける、そういう思いはあるかどうか、ぜひ努力してもらいたいわけですが、ひとつ決意のほどをお願いいたします。


             〔市長 堀内康男君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君起立〕


○市長(堀内康男君) 元金の据え置きということにつきましては、市が直接融資しているわけではございませんので、そういうことが可能かどうかということについて、関係機関と相談はさせていただきたいと思いますが、その件につきましては、恐らく金融機関などにつきましても、大変難しい判断、厳しい判断をするんだろうと思います。中小企業の皆さん方が一番悩んでいるのは、キャッシュフローだろうと思います。そこで、元金をしばらく据え置くなり凍結ということになると厳しいわけで、なかなかそういうこともできない。特に政府系とかそういうところについてはできないということが多いと思いますので、一番大事なことは月々の返済なり、キャッシュフローを軽くしてあげるということが大変大事だと思います。そこで、借りかえ資金、政府系の資金なんかでも借りかえをさせてもらって、月々の返済額を減らしてもらうような、そういうことができるようなお話につきましては、今までもしておりますし、これからもしていきたいと思います。とにかく月々のキャッシュフローを軽減することが中小企業の皆さん方にとっては大変大事だと、借りかえをして、しかも返済期間を延ばしてもらうと。大抵今までは運転資金だったら5年とか、せいぜい7年だったのを8年、10年に借りかえさせてもらい、なおかつそれぐらいの期間で資金でも、それぐらいの期間に延ばしてもらうことがキャッシュフローの軽減、負担の軽減につながるんではないかなと思いますので、そういうことについてはぜひお願いをしていきたいと思います。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) いろんな機会でぜひ、今、おっしゃったようなことを積極的に発言をしていただければと思います。


 次、公共事業の前倒し発注の実情についてですが、先ほど事情をちょっと聞かせてもらってびっくりしたんですが、本当にいろんなことがあって一生懸命なんだけれども結果はそういうことだということなんですが、いずれにしても早期発注をぜひお願いしたいと思います。そこで、一つ一つの案件については競争入札ということで、総合評価方式は徹底されているかを何人かの方に聞くわけですが、これについて、中谷副市長、お願いいたします。


○議長(中谷松太郎君) 副市長、中谷延之君。


             〔副市長 中谷延之君登壇〕


○副市長(中谷延之君) 辻議員の質問にお答え申し上げます。ご承知のとおり、公共事業につきましては、企業に対しましては、経営事項審査数値と、いわゆる経審というものでランクづけがされております。それによって、金額に応じて業者を選定して入札を行われて、最低価格のものを争わせるというのは普通のやり方でありますが、この総合評価方式についてはさらに補足的な数値を入れると、例えば、工事成績のいわゆる品質の問題ですね、これの成績のよしあし、あるいはまた地域社会の貢献度、除雪体制の協力とか、あるいは災害協定を結んでいるとかそういったこと。それとまた、企業努力としてISOの1004とか9006とかそういったものを取得しているかどうかといったようなこと。それから、指名停止になったかならないかというようなことを数値化をして、それを補足的な数値として合算して評価をするというようなことになるわけでありまして、その結果として最低入札価格でなくても落札する場合があるというようなことになろうかと思っております。


 現在、我が市としては平成19年度からは施行しております。現在のところ昨年度で8件ほど試行しておりますが、その結果としてそういった総合評価方式で最低価格落札者でなく、その前の入札価格の方が落札した例は1件あります。本年度については、4件程度試行してみるというようなことで、今の段階としては試行段階というようなことでございます。


 いずれ将来的にはすべての業種にこういったような総合評価方式を入れていくということにはしたいと思いますけども、なかなか事務的にもそれからいろんな、どういった形でその経審を入れるかということについてもまだまだ検討する余地があろうかと、そのように思っている次第でございます。


           〔副市長 中谷延之君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 念のため申し上げます。発言の途中でありますが、辻靖雄議員の持ち時間は午後4時7分までであります。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) じゃあ、最後に教育の諸課題の小・中学校における新型インフルエンザ対策で中山教育長にお願いいたします。いろいろと準備万端のお話もありました。いろんな方から相談されたり、ぜひ聞いてくれという話なんですが、学校で各児童に対してマスクの用意はできないものでしょうかと。確かに保護者の原理原則、自分のことは自分で守るということもあるんですけど、備えあれば憂いなしと、非常事態での対応ということもあります。それから、登下校の際には安全パトロールで地域の人たちはみんな子供たちを守っているとかそういうことの線上に考えれば、これ単価6円で2,000枚、そういう業者がおりますので、1万2,000円と、大体3,500名ぐらい生徒さんおられるので、大体2万4,000円、これは子ども手当よりも安く、そういう計算になりますが、ぜひ学校でマスクの用意をしていただければと、こういうことなんです。教育長、どうでしょうか。


             〔教育長 中山慶一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 教育長、中山慶一君。


             〔教育長 中山慶一君起立〕


○教育長(中山慶一君) お答えいたします。現在、学校では原則的ではありますが、児童数の1割でその1週間分を備蓄しております。これの大きな理由は、当日突発的に子供さんが発熱をすると、そういった段階でマスクをしてもらって人に移さないということを想定しておりますし、それからまたマスクを持ってくる段階におきましても、例えばお子さんが朝忘れてきたとか、あるいは買いに行ったけども家の方が買い忘れたとか、そういった事態を想定して備蓄をしているところでありますが、大変申しわけございませんが、基本的には自分でマスクを用意していただきたいと思っております。


             〔3番 辻 靖雄君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 3番、辻 靖雄君。


             〔3番 辻 靖雄君起立〕


○3番(辻 靖雄君) まだ2分ほどありますね。やっぱりそのガードはかたいですね。どうしても何とか、マスクぐらいはこれは本人の責任というよりも感染ですからね。何とか予算を少しぐらいは計上できないものか、ぜひ教育委員会で検討していただきたいという思いがいっぱいなんですけども。


             〔教育長 中山慶一君挙手〕


○議長(中谷松太郎君) 教育長、中山慶一君。


             〔教育長 中山慶一君起立〕


○教育長(中山慶一君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、金額的には大したことないかもしれませんが、健康は自分で守ると、そういったもの、大きな私は教育の一環だと思いますので、これにつきましては中学生は当然自分でやると思います。小学生の低学年は難しいかもしれませんが、これについてはぜひご家庭でもご協力いただきまして、そういったことを徹底していただければありがたいと思っております。以上であります。


○議長(中谷松太郎君) お諮りいたします。


 本日の会議はこの程度にとどめ、明日に延期したいと思います。


 これにご異議ありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。


 よって、本日はこれをもって延会することに決しました。


 明日、9月8日は、午前10時開議、残る一般質問のうちの個人質問を行います。


 本日はこれをもって散会いたします。


 ご苦労様でございました。





  散会 午後 4時07分