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富山県 黒部市

平成21年第3回定例会(第1号 9月 1日)




平成21年第3回定例会(第1号 9月 1日)





 






平成21年第3回黒部市議会9月定例会会議録


平成21年9月1日(火曜日)





             議 事 日 程(第1号)


                           平成21年9月1日(火)


                           午前10時開議


 第1  会議録署名議員の指名


 第2  会期の決定


 第3  議案第50号 平成21年度黒部市一般会計補正予算(第2号)


     議案第51号 平成21年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3


            号)


     議案第52号 平成21年度黒部市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1


            号)


     議案第53号 平成21年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)


     議案第54号 専決処分の承認について


     議案第55号 黒部市保育所条例の一部改正について


     議案第56号 黒部市国民健康保険条例の一部改正について


     議案第57号 黒部市ふれあい交流館条例の一部改正について


     議案第58号 黒部市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について


     認定第 1号 平成20年度黒部市一般会計歳入歳出決算の認定について


     認定第 2号 平成20年度黒部市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 3号 平成20年度黒部市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 4号 平成20年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算


            の認定について


     認定第 5号 平成20年度黒部市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 6号 平成20年度黒部市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 7号 平成20年度黒部市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認


            定について


     認定第 8号 平成20年度黒部市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 9号 平成20年度黒部市診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定に


            ついて


     認定第10号 平成20年度黒部市新川広域圏老人保養センター事業特別会計


            歳入歳出決算の認定について


     認定第11号 平成20年度黒部市病院事業会計決算の認定について


     認定第12号 平成20年度黒部市水道事業会計決算の認定について


     報告第 6号 平成20年度黒部市一般会計継続費精算報告書


     報告第 7号 平成20年度決算に係る健全化判断比率等の報告について


     報告第 8号 専決処分の報告について


     報告第 9号 専決処分の報告について


         (21件 提案理由説明 ・ 4件 報告)


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本日の会議に付した事件


  議事日程に同じ


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本日の出席議員     22人


     1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君


     3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君


     5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君


     7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君


     9番 橋 本 文 一 君      10番 辻   泰 久 君


    11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君


    13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君


    15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君


    17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君


    19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君


    21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君


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本日の欠席議員    な し


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説明のため出席した者


 市長部局


  市長             堀 内 康 男 君


  副市長            中 谷 延 之 君


  総務企画部長         名 越   誓 君


  市民生活部長         岩 井 哲 雄 君


  産業経済部長         石 川 幹 夫 君


  都市建設部長         岩 井 宏 道 君


  上下水道部長         小 崎 敏 弘 君


  地域センター長        此 川 健 道 君


  会計管理者          平 野 正 義 君


  都市建設部理事        舟 田 浩 志 君


  総務企画部次長総務課長    能 澤 雄 二 君


  総務企画部次長企画政策課長  大 川 信 一 君


  総務企画部次長財政課長    中 田 博 己 君


  市民生活部次長福祉課長    米 生 利 弥 君


  産業経済部次長農業水産課長  米 陀 峰 信 君


  上下水道部次長営業課長    浅 野 芳 幸 君


  総務課主幹          有 磯 弘 之 君


 病  院


  市民病院事務局長       岡 崎 文 夫 君


  市民病院事務局次長      沢 井 利 夫 君


 消防本部


  消防長            佐々木   隆 君


  黒部消防署長         岡 島   茂 君


 教育委員会


  教育委員長          庭 田 龍 祥 君


  教育長            中 山 慶 一 君


  教育部長           幅 口 文史朗 君


  教育委員会次長学校教育課長  平   正 夫 君


 代表監査委員          福 島   樹 君


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職務のため議場に出席した事務局職員


  事務局長           荻 野 佳 秀 君


  議事調査課長         能 登 澄 雄 君


  議事調査係長         橋 本 正 則 君


  主任             山 口 真 二 君


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○(一般質問通告)


一般質問(代表)


 日本共産党 橋本文一議員


      ・1 公共交通について


       (1)「黒部市公共交通庁内検討委員会」が立ち上がり、


         1年が経過した。住民が望んでいる公共交通をどう進


         めていくのか


      ・2 農業について


       (1)水田等有効活用促進対策として米粉の作付が推進さ


         れているが、市内で作付できる対象地域はどのような


         地域なのか


       (2)下立地区の転作を米粉に切り替えることができない


         のか。大豆、麦が栽培しにくく、雑草が生えるのがあ


         きらかで、長年の作付状況から無理ではないか。平成


         23年度には、幹線道路(観光道路)沿いに転作団地


         が来るが、景観的に問題ではないか


       (3)米粉の作付対象面積を知事特認等により市全体で考


         えられないのか


      ・3 豊かな緑と扇状地の環境について


       (1)これまでも、カシノナガキクイムシの被害と対策に


         ついて指摘をしてきたが、被害状況の把握と対策が適


         当であったと思うか


       (2)一昨年、黒部峡谷にも被害が拡がり、現在では、峡


         谷鉄道森石駅より先の国有林にも拡がった。どのよう


         な対策をとってきたのか。また、国に働きかけてきた


         のか


       (3)宇奈月公園の被害が昨年より見られたが、対策をと


         ったのか


       (4)豊かな緑と扇状地の環境を守っていくために、学識


         経験者なども加わった協議会等を作る考えはないのか


 会派清流 竹山繁夫議員


      ・1 政権交代における市政への影響について


       (1)暫定税率廃止による道路整備の財源確保の懸念は


       (2)政策見直しをどう考えるのか


         ?後期高齢者医療保険制度の廃止について


         ?教員の免許更新制度の見直しについて


         ?全国学力テストの見直しについて


       (3)平成22年度重要要望事業について再度の働きかけ


         の必要は


       (4)不況下における市民税の確保をどう見ていくのか


      ・2 防災、危機管理について


       (1)総合防災訓練を終えて


         ?評価したいこと


         ?課題について


       (2)危険箇所にある要援護者施設の周辺対策工事は


       (3)高齢者、障害者等支援が必要な人達の手助けプラン


         策定状況は


       (4)地区自主防災会の機能強化のための訓練、指導の応


         援体制、マニュアルプランの考えはないのか


       (5)危機管理マニュアルの徹底はなされているのか


      ・3 企業進出と農業振興について


       (1)企業誘致の成功を契機とした新たなるアプローチ状


         況は


       (2)遊休農地の解消が厳しいとの事であるが打開策をど


         のように考えていくのか


       (3)改正農地法が6月に成立したが、企業参入等につい


         てはどのように考えているのか


       (4)農家の戸別所得補償の制度設計が始まる様子である


         が、どのように認識しているのか


 新樹会 吉田重治議員


      ・1 衆議院議員選挙について


       (1)衆議院議員選挙後の市長の心境は


       (2)新政権に期待することは


      ・2 (仮称)水博物館の建設について


       (1)県事業として一本化の出来ない理由は


       (2)どのような規模と内容を備えた施設を考えているの


         か


      ・3 新川育成牧場について


       (1)新川育成牧場の経営の向上と充実について


       (2)訪れやすい牧場の環境整備について


       (3)黒部市の支援策について


      ・4 バイオ燃料について


       (1)廃食油の回収とリサイクルについて


       (2)菜の花の栽培促進について


      ・5 国際文化センター「コラーレ」の駐車場について


       (1)駐車場の拡大ができないのか


       (2)既存の駐車場の改修について


一般質問(個人)


 6番 寺田仁嗣議員


      ・1 スポーツ振興について


       (1)トップアスリート育成事業や地域スポーツコーディ


         ネーター設置事業について


       (2)スクールニューディールにおけるグランドの芝生化


         について


       (3)合宿誘致について


      ・2 観光事業について


       (1)名所旧跡地の整備について


       (2)富山湾横断観光船の運航について


       (3)農産物直売所について


      ・3 集中豪雨による土砂災害について


       (1)特別養護老人ホーム越野荘の集中豪雨時における土


         砂災害の危険度について


       (2)土砂災害における避難訓練等について


 3番 辻 靖雄議員


      ・1 来年4月の市長選について


       (1)任期約3年半の総括について


       (2)市長選へ出馬の意欲について


      ・2 景気回復への取り組みについて


       (1)景気の見通しと税収の見込みについて


       (2)SS製粉の企業誘致の経緯と展望について


       (3)?YKKの地元採用計画について


       (4)地場産業の支援策について


       (5)公共事業の前倒し発注の実状について


      ・3 教育の諸課題について


       (1)中学校の武道の必須化への準備について


       (2)錬成館の利用状況と課題への対応について


       (3)小・中学校における新型インフルエンザ対策につい


         て


 7番 吉松定子議員


      ・1 小中学校の夏季休業と小中学校統廃合の取り組み状況


        について


       (1)平成21年度小学校新学習指導要領では算数、理科、


         低学年の体育授業数、週当たり1時間、年間35時間


         の増をどの様に対処されているか


       (2)各教科、科目の年間授業数の実態調査がなされてい


         るか、又学習指導要領の定めとどういう状況にあるか


       (3)小中学校教育について学校統廃合を含む教育につい


         て審議する会が設けられ、その審議結果により、市や


         市教育委員会が答申なされていることへの現在までの


         取り組み状況をお聞かせ下さい


 8番 伊東景治議員


      ・1 政権交代後の政治に対する市政の対応


       (1)2009年度補正予算に対する市の取り組みは充分


         か


       (2)今後の市政に対する影響について


       (3)教育行政への影響はないのか


      ・2 観光行政について


       (1)富山湾横断観光船事業について


         ?成果と課題について


         ?今後の取り組みについて


       (2)今後のにいかわ観光圏事業について


      ・3 教育行政について


       (1)補正予算による教育環境の整備について


         ?理科設備の整備について


         ?授業内容の充実について


       (2)教員二人体制について


 2番 谷口弘義議員


      ・1 国民健康保険について


       (1)国は保険税の減免を行った場合は特別調整交付金で


         措置するとしているが、その内容と国の財政措置はど


         のようなものなのか。また、市は生活困窮者に対して


         保険税の減免を行うべきと思うが


       (2)国保法第44条について、国は減免した費用の半分


         を特別調整交付金で補填する考えを表明しており、市


         は国保法第44条を適用し国に対し、さらなる負担の


         増額を求めるべきと思うが


      ・2 子育て支援について


       (1)市内の学童保育は、施設が狭く希望者が全員入れな


         いところもある。改善の必要があると思うが


       (2)児童センターの整備推進については保護者等から新


         たな場所での設置要望が寄せられており、新たな児童


         館の設置が必要と思うが


      ・3 派遣労働者の実態と、雇用対策について


       (1)市内において今年4月までの一年間で250名の派


         遣労働者が減るとされていたが、現状はどうか


       (2)緊急雇用創出事業とふるさと再生事業に職を失った


         派遣労働者が何人入っているのか。また、これからの


         雇用対策はどうなのか


      ・4 学校施設の地上デジタル対応型テレビの購入について


       (1)テレビ等の購入については、市内の業者から購入し、


         市の経済活性化に努めるべきと思うが


 17番 川上 浩議員


      ・1 水道事故の検証と今後の対応について


       (1)音沢・東山簡易水道の滅菌薬過混入事故と、犬山地


         区の停電による簡易水道断水及び水質汚濁事故につい


         て、今後の対応を含めてどのように総括したのか


       (2)ライフラインである水道の事故であった。懸念され


         ていた簡易水道の給配水施設(旧宇奈月町の4簡易水


         道)の老朽化が露見した。対応を急ぐべきと考えるが


       (3)緊急時への対応と総合的な水道事業管理として上水


         道と簡易水道のつなぎ込みを検討されていたがどのよ


         うに進捗しているのか


       (4)第一次総合振興計画の前期実施計画の中では、水道


         事業への具体的な事業化が明確ではない。今回の事故


         を通して、具体的対応が迫られていると考えるが


      ・2 大流行が懸念される新型インフルエンザへの対応につ


        いて


       (1)市内の発生状況を、どのように把握し対策本部では、


         どのように対応しているのか


       (2)新型インフルエンザの発生・流行レベルの捉え方は


         どのように考えているのか。また医学的見地からはど


         うか


       (3)流行レベルに合わせた各担当部署(学校、幼稚園、


         保育所、居宅・在宅福祉サービス機関、病院、その他


         公共施設など)での具体的対応策はどのようになって


         いるのか


       (4)ワクチンの供給量の不足が懸念されているが、市内


         の確保状況と接種優先順をどのように考えているのか


 1番 小柳勇人議員


      ・1 地域経済の振興について


       (1)地域経済の役割について


       (2)プレミアム商品券「マチヂカラ商品券」の効果につ


         いて


       (3)今後の振興策について


      ・2 安全安心のまちづくり


       (1)災害時の避難場所について


       (2)災害弱者への対応について


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               開 会 の 宣 告


  午前10時00分


○議長(中谷松太郎君) 本日、9月定例会が招集されましたところ、ただいまの出席議員は「21名」であります。


 定足数に達しましたので、これより、平成21年第3回黒部市議会9月定例会を開会いたします。


 これより、諸般の報告を行います。


 監査委員から例月出納検査の5月分、6月分及び7月分の結果報告がありました。


 お手元に配付したとおりであります。


 説明は省略をさせていただきます。


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               開      議


  午前10時00分 開 議


○議長(中谷松太郎君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、「吉松定子君」及び「伊東景治君」を指名いたします。


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○議長(中谷松太郎君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から9月18日までの18日間といたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。


 よって、会期は18日間と決定いたしました。


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○議長(中谷松太郎君) 日程第3、「議案第50号から議案第58号まで」、「認定第1号から認定第12号まで」及び「報告第6号から報告第9号まで」、以上25件を一括議題といたします。


 市長から提案理由の説明を求めます。


 市長、堀内康男君。


             〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。


 早いもので9月になりました。8月は後半、大変暑い盛夏を思わせるような夏になったわけでありますが、そういう中で大変熱い総選挙も繰り広げられ、そして政権が変わりました。このことによって我々地方にとりまして大きな変化、激変がないように、そしてまた混乱が起きないように願うところであります。


 まだまだ具体的な政策についてはわかっておりませんが、黒部市におきましても大変多くの課題を抱えております。それらが着実に実現できることを願うところであります。


 それでは、平成21年第3回黒部市議会9月定例会の提案理由を説明させていただきます。


 本日ここに平成21年第3回黒部市議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。


 議案の説明に先立ちまして、市政の概要等について申し上げます。


 初めに、最近の経済情勢について申し上げます。


 世界的な金融危機から端を発した世界経済の悪化は、今なお厳しい状況が続いております。内閣府が発表いたしました8月の月例経済報告によりますと、企業収益、設備投資は大幅に減少、雇用情勢は急速に悪化、その反面、個人消費は定額給付金、高速道路料金の引き下げ、エコカー減税や補助金、家電製品のエコポイント政策など、経済対策の効果もあり、持ち直していると報告されております。これら個人消費の持ち直しに関する取り組みにつきましては、本市におきましても定額給付金と相乗効果をもたらすものとして、黒部商工会議所と宇奈月町商工会によるプレミアム商品券事業が4月から6月にかけて実施されました。この事業が全国の同様な事業と連動して消費者マインドを刺激し、個人消費に一定の効果があったものと考えており、両団体とご協力いただいた企業、商店、そして市民の皆様に感謝申し上げる次第であります。


 一方、黒部商工会議所の第1四半期の地域景況調査によりますと、全業種とも景気の底打ち感はなく、依然として悪化している。大企業と地方の中小企業との景気回復に対する地域差、時間差があると報告されております。このように市内中小企業や、事業所では、まだまだ景気回復の兆しが見えないというのが現状であります。このような中にあって国においては、補正予算としてさきの国会において成立いたしました14兆7,000億円の経済危機対策などを着実に実施することが強く求められていることから、本市におきましても、本定例会補正予算として10億円を超える追加事業費を上程しております。地域活性化・経済対策交付金や農山漁村活性化プロジェクト交付金による整備事業が、地域の雇用と活性化に結びつくものと大きな期待をしているところであります。引き続き景気回復に向けた軌道が確実なものとなるよう、企業、各種団体等の民間セクターとの連携も強化しつつ、市といたしましても最大限の努力を重ねてまいりたいと考えております。


 次に、北陸新幹線整備について申し上げます。


 平成26年度末までに長野から金沢までの延伸を目指しております北陸新幹線につきましては、去る8月4日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から国土交通省に対しまして、レール敷設や駅舎整備等に必要な工事実施計画の認可申請が提出されました。この整備工事に関しましては地元自治体の負担が伴いますので、国土交通省が沿線4県に意見を求めているところであります。富山県においては、同意文書を提出しておりますが、一部沿線自治体で慎重な態度を示していることから、関係する全県が同意するよう協議しているところであります。この協議が早期に調い、実施計画が認可され、少なくとも当初予定どおりの平成26年度末までの開業が実現するよう願っているところであります。


 一方、本市におきましても、駅舎建設が含まれるこの実施計画の早期認可が呼び水となり、新駅周辺整備事業にも弾みがつくことを大変期待いたしております。現在、新駅周辺整備事業につきましては、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら鋭意進めているところであり、用地取得では約4割、物件移転では3分の2が完了している状況であります。また、鉄道・運輸機構による新たな整備事業と本市による新駅周辺整備事業の本格着工を目前に迎えましたことから、このたび、新幹線新駅周辺整備現地対策事務所を若栗地区に設置することといたしました。この事務所では、新駅周辺整備に関する地元の皆様のご相談やご要望をお受けし、適切で速やかな対応に当たりたいと考えております。


 今後とも、国や富山県などの動向を踏まえつつ、適時適切に地元の皆様に対するご説明を重ねながら、さらにご理解とご協力を賜り、円滑かつ着実に新駅周辺整備事業を進めてまいりたいと考えております。


 次に、農作物の日照不足や低温対策について申し上げます。


 7月から8月上旬にかけては、曇りや雨の日が多く、雨の降らなかった日があったのかと感じるほどでありました。富山気象台の概況では、7月は全般的に気圧の谷や梅雨前線に影響され、降水量は平年の168%、日照時間は平年の45%と報告されております。8月に入りましても上旬では、曇りや雨の日が多く、降水量は178%、日照時間は29%と記録的な日照不足となっていることが数値の上でも確認されております。


 この気象状況のもと、県内においては水稲では生育のややおくれとともに、いもち病やカメムシの被害を受けやすい状況にあります。さらに、天候不順が続けば、米の収量や品質の低下が懸念されているところであります。また、果樹等園芸作物では生育不良、甘味が少ないなどに加え、病害虫の発生などが報告されております。この対応策として県及び農協などにおいては、生産者に対し日照不足と低温に伴う農作物の管理対策の徹底として、排水対策や病害虫防除など農作物に応じた適切な管理をするよう指導しております。幸い、8月中旬以降では、好天の日が続いておりますので、農作物の生育の回復を期待いたしております。今後、台風による豪雨や日照不足に十分注意しながら、引き続き、関係機関と連携を密にし、農作物の適切な管理を呼びかけてまいりたいと考えております。


 次に、防災対策について申し上げます。


 この夏も、国内各地におきまして、大きな災害に見舞われております。7月21日から26日にかけて、中国・九州北部地域での豪雨による土砂崩れ、土石流が発生し、死者30名、被災家屋1万戸を超える災害となりました。また8月9日には台風9号による豪雨により、近畿、四国地域を中心に広い範囲で水害が発生し、多くの死者と今なお行方不明者がおられます。さらに、8月11日には駿河湾を震源とするマグニチュード6.5、最大震度6弱の地震が発生し、死者1名、損壊家屋が6,000戸を超える災害となりました。被災された方々に対しまして、心からお見舞い申し上げますとともに、不自由な生活を強いられている方々が、一日も早くもとの生活に戻ることができるよう願うものであります。


 このような自然災害には、平常時から災害に対する備えが大変重要であります。本市におきましては、9月5日、黒部市総合公園を初め、市内6会場において富山県総合防災訓練を実施いたします。この訓練には、行政機関はもとより、消防団、自主防災会、社会福祉協議会などの各種団体、そして市民の皆様に多数参加いただくことにしております。こうした防災訓練の実施を通して、市民一人一人の防災意識の向上や自主防災組織の充実、育成に努めるとともに、今後とも、国、県や関係機関と連携した防災行政の充実に努めてまいりたいと考えております。


 続きまして、本格流行の段階に入っております新型インフルエンザ対策について申し上げます。


 先日、国内で初めて死者が確認され、また、子どもが重症化する例も相次ぎ、県内でも集団感染が確認されております。本市におきましても、昨日、特別養護老人ホームに勤務する職員の集団感染が確認されたと報告を受けております。このことからも、今後さらに、適切な感染対策が必要と考えております。新型インフルエンザに対しては、ほとんどの方が免疫を持っておりませんので、感染の拡大を抑制するには市民の皆様によるせきエチケット、うがい、手洗いの励行など、感染予防の徹底が必要であります。また、発熱、せき、のどの痛みなどのインフルエンザの症状がある場合には、最寄りの医療機関にあらかじめ電話連絡をしてから受診していただきますようお願い申し上げます。特に、基礎疾患、ぜんそく、心疾患、腎疾患、糖尿病などをお持ちの方や乳幼児、妊婦の皆様方におかれましては、日ごろから、かかりつけの医師と相談しておいていただくようあわせてお願い申し上げます。本市といたしましては、これまでも新型インフルエンザに対する感染予防の啓発を行ってまいりましたが、引き続き正確な情報提供に努めるとともに、関係機関と連携しながら適切な対応策を講じてまいりますので、市民の皆様にはご自身による感染予防対策の徹底と冷静な対応をしていただきますようお願い申し上げるものであります。


 それでは、本日提案しております議案についてご説明申し上げます。


 まず、予算関係について申し上げます。


 議案第50号は、「平成21年度黒部市一般会計補正予算(第2号)」であります。


 補正額は10億6,885万5,000円でありまして、補正後の予算総額を213億263万8,000円とするものであります。


 歳入歳出予算の補正の概要について申し上げます。


 総務費は、2011年7月からのデジタルテレビ放送への完全移行に向け、黒部、宇奈月両庁舎や保育所など、市内公共施設のテレビや配線を更新するほか、国際文化センター「コラーレ」の音響設備改修費を計上しております。


 民生費は、出産育児一時金の引き上げに伴う国民健康保険事業特別会計への繰出金の追加と、市内グループホーム施設へのスプリンクラー設置補助のほか、子育て応援特別手当事業、母子家庭自立支援事業、離職者に対する住宅手当緊急特別措置事業に要する経費を計上しております。


 衛生費は、特定年齢の女性に対するがん検診推進事業費と今年度創設した住宅用太陽光発電システム設置補助金を追加しております。


 農林水産業費は、石田企業団地に進出する米粉パン製造用製粉業者に対する施設整備補助金のほか、牧野地区で実施する公害防除土地改良事業に関する経費と、第一排水機場の真空ポンプ更新工事費や中山間地域における有害鳥獣対策費などを追加しております。また林道関係として、山のみちづくり福平東城線、ふるさと林道別又僧ケ岳線の事業費分担金を追加しております。水産業関係では、漁村文化ミュージアムIKUJIプロジェクト事業に関する経費と、魚の駅生地の遊休スペースを利用した新たな飲食施設の整備補助金を追加しております。


 商工費では、生地神明町におけるまち歩き観光のためのトイレ整備費と、旧宇奈月保育所を宇奈月国際会館セレネの駐車場として活用するための解体・整備費を計上しております。


 土木費では、市道改良事業費のほか、北陸新幹線の駅舎と一体整備することとなる地域観光ギャラリーの設計費等を計上しております。また、耐震化の普及啓発の資料として地震発生時に揺れやすさを想定した地図の策定費や、長屋市営住宅、大原市営住宅のテレビ放送デジタル化対応費を追加しております。


 消防費では、救急隊員出動時用の感染防護衣の整備費と、はしご車の全面的な点検改修費等を計上しております。


 教育費では、市内の小・中学校、幼稚園及び各地区公民館のテレビ放送デジタル化対応費を計上しており、小・中学校については普通教室に1台ずつデジタルテレビを配備するほか、各小・中学校の理科教育設備費を追加しております。また、環境教育の一環として、田家、中央、三日市、宇奈月の各小学校において太陽光発電パネルを整備するほか、田家小学校体育館の大規模改造、耐震補強工事、高志野中学校屋上防水工事、市民プール改修工事費を計上しております。このほか、地球環境保全に向けたサイクルシェアリング事業費や、愛本刎橋を広く周知する看板及びプロジェクターの更新費、メーコン市の中高校生受け入れ事業費などを追加しております。これらの補正の財源としましては、国、県支出金、諸収入、市債のほか、繰越金をもって充当することといたしております。このうち、地域活性化・経済対策交付につきましては、2億8,753万6,000円を見込んでおりますが、この充当につきましては安全・安心の実現、教育環境の充実、地域経済の活性化の観点から事業費を配分したところであります。


 次に、特別会計の補正について概要を申し上げます。


 議案第51号は、「平成21年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」であります。後期高齢者支援金及び老人保健医療拠出金の確定に伴う追加のほか、出産育児一時金の引き上げ負担分と、療養費システムの開発費等を追加するものであります。


 議案第52号は、「平成21年度黒部市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)」であります。前年度において過納となった国庫負担金及び交付金の精算返納分であります。


 次に、企業会計の補正について概要を申し上げます。


 議案第53号は、「平成21年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)」であります。市民病院電子カルテの更新費であります。


 議案第54号は、音沢東山簡易水道の滅菌薬過混入案件に対する復旧費用と損害賠償費用を計上した「平成21年度黒部市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)」について、専決処分の承認をお願いするものであります。


 次に、条例関係について申し上げます。


 一部改正するものとしましては、宇奈月保育所の廃止に伴う「黒部市保育所条例の一部改正」のほか3件を提出いたしております。


 次に、決算について申し上げます。


 認定に付しておりますのは、平成20年度黒部市一般会計、特別会計及び企業会計、合わせて12会計の決算であります。


 一般会計では、歳入決算額が206億6,245万6,000円、歳出決算額では200億9,861万3,000円で、歳入歳出差引額は5億6,384万3,000円となり、このうち翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、4億4,218万5,000円の黒字決算となりました。


 このほか、国民健康保険事業など特別会計9会計及び病院事業など企業会計2会計の決算について、いずれも監査委員の意見をつけて認定をお願いするものであります。


 次に、報告事項といたしまして、「平成20年度黒部市一般会計継続費精算報告書」、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定による「平成20年度決算に係る健全化判断比率等について」監査委員の意見をつけて報告するもの、及び損害賠償の額の決定に関する専決処分2件を提出いたしております。


 以上、本日提出いたしました議案につきまして概要を申し上げました。


 なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げたいと思います。


 何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げて提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。


            〔市長 堀内康男君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 次に、「認定第1号から認定第12号まで」、平成20年度黒部市一般会計歳入歳出決算ほか11件及び「報告第7号 平成20年度決算に係る健全化判断比率等の報告について」、監査委員の審査の結果の報告を求めます。


 代表監査委員、福島 樹君。


           〔代表監査委員 福島 樹君登壇〕


○代表監査委員(福島 樹君) おはようございます。


 それでは、平成20年度黒部市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに病院事業及び水道事業会計決算、あわせまして財政健全化判断比率等の審査結果の概要につきまして報告をいたします。


 なお、詳細につきましては、意見書の記述のとおりであります。


 一般会計と特別会計を合わせた決算の規模が予算総額317億2,003万4,000円に対しまして、歳入292億386万8,000円、対予算比で92.1%。歳出287億5,876万8,000円、同90.7%。実質収支額は3億2,095万7,000円の黒字決算でありました。


 次に、一般会計の決算におきましては、実質収支で4億4,218万5,000円の黒字決算となりました。黒字額は標準財政規模の3.8%に相当し、おおむね標準的な水準となっております。また、実質単年度収支におきましても、3億7,744万6,000円の黒字計上となっております。歳入におきましては、前年度に比べて市税や地方交付税、国庫支出金等で増収となり、市債や繰越金等で減収となったことで、財源別構成では一般財源62%、特定財源38%となり、一般財源のウエートがやや高くなっております。また、自主財源は57.7%、依存財源は42.3%の構成となっております。市税の対調定収入率は96.5%と前年度と同水準でありましたが、不納欠損として2,116万4,000円が処理されております。また、現年課税分と過年度滞納繰り越し分を合わせて2億8,062万7,000円が収入未済となっております。引き続き、早期徴収に努力を願いたいものであります。歳出におきましては、義務的経費39.7%、投資的経費18.4%、その他経費41.9%の構成となっております。また、財政指標におきましては経常収支比率は85.3%と、前年度の90.1%よりややよくなっております。財政力指数は3カ年平均で0.790ポイント、単年度で0.725ポイントと、前年度より低下傾向にあります。積立金現在高は45億2,095万2,000円で、うち財政調整基金は8.7%増加して、15億237万6,000円となっております。市債の現在高は232億9,443万1,000円で、前年度に比べ2.8%減少をしております。債務負担行為につきましても、21億9,481万2,000円と、前年度に比べ11.6%減少しており、健全財政運用を目指す取り組みへの努力の結果と考えられます。


 次に、特別会計におきましては、国民健康保険事業会計の決算収支が実質収支におきまして1億3,376万7,000円の赤字計上となりまして、この不足額は翌年度の繰上充用金にて補てんされております。結果としては21年度の保険税率の改定の要因ともなったものであります。国保税の収入率は81.5%で、前年度の85.2%から見て低下をしておる状態にあります。収入未済額は現年課税分と過年度滞納分を合わせまして、1億4,587万4,000円となっております。老人保健医療事業会計と後期高齢者医療事業会計の決算収支では実質収支が黒字となっており、残り簡易水道事業会計以下6事業の会計につき、決算収支は一般会計や基金よりの繰入金により収支が均衡となり、実質収支ではゼロとなっております。今後とも一般会計への依存度を小さくするよう努力されたいものであります。


 次に、病院事業会計に移りますが、総収益94億4,344万9,000円、総費用が94億344万5,000円で、経常利益4,395万6,000円となり、特別損失を差し引いた純利益で4,000万4,000円の黒字決算となっております。本業の医業収支におきましては1,301万2,000円の医業利益の計上となっております。利用した患者数は前年度に比べまして入院で0.8%の減少、外来で2%の減少となりましたが、一般病床の利用率は94.6%と高率で確保されております。ちなみに県下の主要自治体病院を比較してみましても病床利用率が90%以上の病院は他になく、当年度における決算でも黒字決算となっているのは当院のみでありました。当年度におきましても医療供給体制の充実や医療の質の向上等につきましては、継続して取り組み中でありますが、新たに21年度の移行予定で準備を進めている診療報酬の請求方式について、今までの出来高請求からDPC、いわゆる診断群分類包括評価方式への移行をするものでありますが、このことにより、職員のさらなるコストの意識の向上や作業効率の改善につながるものと期待できるものであります。今後とも病院におかれましては、地域住民の安心のとりでとして、県東部における基幹病院の役割を果たされるよう望むものであります。


 次に、水道事業会計の決算につきましては、総収益3億441万4,000円、総費用3億43万1,000円で、純利益が398万3,000円の黒字決算でありました。給水戸数で7,772戸、給水人口で2万2,167人、普及率が59.6%となり、有収率は83.15%と、ほぼ横ばい状態でありました。本年の営業収支では3,610万7,000円の損失となっておりますが、営業外収支において一般会計からの補助金等で4,025万6,000円の利益が計上されたことで、全体では黒字決算となったところであります。簡易水道の統合や水道復旧事業の促進、漏水対策事業、ライフライン機能強化事業等の主要施策につきましては、当年度も継続的に取り組まれているところでありますが、大きな課題の一つでありました水道料金体系の統一や料金設定の適正化の検討につきましては、今年6月より検討委員会がスタートいたしまして検討が始まっているところであります。


 最後となりましたが、健全化判断比率及び資金不足比率の審査結果について申し上げます。


 平成20年度決算に係る健全化判断比率、資金不足比率及び算定の基礎を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認めました。それぞれの指標は早期健全化基準及び経営健全化基準を下回る水準となっておりますが、ただ、実質公債費比率につきましては、早期健全化基準の25%に近い数値にいるのが現実でありまして、今後とも税収の増減に伴う標準財政規模の推移や公債費等に係る関連支出の分析を進めるなどして、市債及び公債費の管理には十分注意が必要かと思います。


 以上で、簡単ではありますが、決算審査の結果の概要の報告を終わらせていただきます。


          〔代表監査委員 福島 樹君自席に着席〕


○議長(中谷松太郎君) 以上で本日の日程は終了いたしました。


 お諮りいたします。議事の都合により9月2日から4日までの3日間は本会議を休会とすることにいたしたいと思います。


 これにご異議ございませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。


 よって、9月2日から4日までの3日間は本会議を休会とすることに決しました。


 なお、9月5日及び6日の2日間は市の休日でありますので休会であります。


 9月7日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表質問及び個人質問を予定しております。


 一般質問の通告書は、明日、2日、正午まで提出願います。


 本日はこれをもって散会いたします。





  散会 午前10時43分