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富山県 黒部市

平成20年第2回定例会(第1号 6月 9日)




平成20年第2回定例会(第1号 6月 9日)





 






平成20年第2回黒部市議会6月定例会会議録


平成20年6月9日(月曜日)





               議 事 日 程(第1号)


                           平成20年6月9日(月)


                           午前10時開議


 第1  会議録署名議員の指名


 第2  会期の決定


 第3  議案第47号 平成20年度黒部市一般会計補正予算(第1号)


     議案第48号 平成20年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2


            号)


     議案第49号 平成20年度黒部市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)


     議案第50号 専決処分の承認について


     議案第51号 専決処分の承認について


     議案第52号 専決処分の承認について


     議案第53号 専決処分の承認について


     議案第54号 黒部市税条例の一部改正について


     議案第55号 黒部市国民健康保険税条例の一部改正について


     議案第56号 専決処分の承認について


     議案第57号 専決処分の承認について


     議案第58号 災害対応特殊緊急自動車・高度救命処置用資機材の購入につい


            て


     報告第 1号 平成19年度黒部市一般会計継続費繰越計算書


     報告第 2号 平成19年度黒部市一般会計繰越明許費繰越計算書


     報告第 3号 市出資法人等の経営状況について


           (12件 提案理由説明 ・ 3件 報告)


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本日の会議に付した事件


 議事日程に同じ


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 本日の出席議員


     1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君


     3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君


     5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君


     7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君


     9番 橋 本 文 一 君      10番 辻   泰 久 君


    11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君


    13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君


    15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君


    17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君


    19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君


    21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君


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本日の欠席議員    な し


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説明のため出席した者


 市長部局


  市長            堀 内 康 男 君


  副市長           中 谷 延 之 君


  総務企画部長        名 越   誓 君


  市民生活部長        岩 井 哲 雄 君


  産業経済部長        石 川 幹 夫 君


  都市建設部長        岩 井 宏 道 君


  上下水道部長        山 田 丈 二 君


  地域センター長       此 川 健 道 君


  会計管理者         平 野 正 義 君


  総務企画部次長総務課長   能 澤 雄 二 君


  市民生活部次長保険年金課長 河 田 忠 之 君


  農業水産課長        米 陀 峰 信 君


  都市建設部理事       舟 田 浩 志 君


  上下水道部次長水道課長   竹 山 勝 幸 君


  総務企画部次長企画政策課長 大 川 信 一 君


  財政課長          中 田 博 己 君


  行政係長          林   茂 行 君


 病  院


  市民病院長         新 居   隆 君


  市民病院事務局長      岡 崎 文 夫 君


  市民病院事務局次長     沢 井 利 夫 君


 消防本部


  消防長           橋 本 政 秀 君


  消防本部次長        苫   哲 朗 君


 教育委員会


  教育委員長         本 多 省 三 君


  教育長           中 山 慶 一 君


  教育部長          幅 口 文史朗 君


  学校教育課長        平   正 夫 君


 代表監査委員         福 島   樹 君


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職務のため議場に出席した事務局職員


  事務局長          荻 野 佳 秀 君


  議事調査課長        能 登 澄 雄 君


  主幹            滝 沢 茂 宏 君


  主査            橋 本 正 則 君


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○(一般質問通告)


一般質問(代表)


 大志会 中谷松太郎議員


      ・1 ふるさと納税について


      ・2 臨床研修医制度について


      ・3 新学習指導要領について


 日本共産党 谷口弘義議員


      ・1 後期高齢者医療制度について


       (1)国は、「後期高齢者医療制度」になっても、受ける


         医療は変わらないと言ってきたが、どうか


       (2)慢性疾患のある75歳以上の高齢者は、6,000


         円で頭打ちする診療報酬の「包括払い制度」で満足の


         いく治療が受けれると思うか。また6,000円以上


         になると保険外診療となるのか


       (3)国は、保険料が下がると言ってきたが、制度開始前


         に比べ高くなる人はいないのか


       (4)この医療制度の財政は、患者本人の窓口負担を除い


         た医療給付費の50%を「公費」、40%を他の医療


         保険からの「支援金」、10%を後期高齢者が払う


         「保険料」となっている。この負担割合は、今後どう


         なると考え、対処されるのか


       (5)保険料の負担が大きすぎる。減額すべきと思うが


       (6)「特定健診・保健指導」の達成率が低いと「支援金」


         にペナルティが課されるが、おかしいと思わないか。


         また、「支援金」の性格をどう考えているのか


       (7)政府は、2006年の「医療改革法」によって、後


         期高齢者の医療給付費を2015年度に2兆円、20


         25年度に5兆円削減する計画を立てている。その削


         減する内容は何か


       (8)65歳から74歳の障害者は、後期高齢者に加入し


         なくても、障害の程度により県単・心身障害者医療費


         助成の対象にすべきと思うが。また、県単・心身障害


         者医療費助成について、県に対して市はどのような意


          向を示したのか


       (9)市長は、この医療制度について「高齢者の心身の特


         性にふさわしい医療が提供できるように構築するもの」


         と述べているが、今も同じ考えか


       (10)後期高齢者医療制度を廃止し、もとの老人保健制度


         に戻す法案が参議院本会議で可決されたが、このこと


         をどう思うか


       (11)この制度は廃止すべきと思うが。また、国に廃止を


         求めるべきと思うが


      ・2 安心、安全のまちづくりについて


       (1)市内の公共施設で、昭和56年以前の建築物の耐震


         化対策について


         ? 昭和56年以前の建築物で、平成20年4月1日


          までに耐震診断を実施した建物は何戸か。また、耐


          震補強した建物は何戸で、していない建物は何戸か


         ? 耐震診断を実施したが、耐震補強工事が終わって


          いない建物で、震度6以上の地震で倒壊する危険性


          が高いとされる構造耐震指標(Is値)0.3未満


          の建物はあるのか


         ? 詳細な耐震診断が必要な施設として小学校・中学


          校の12の建物があげられている。耐震化優先度調


          査の優先度がそれぞれの施設につけられているが、


          その基準は何か


         ? 学校耐震化促進法案が衆議院で可決された。その


          柱は、市町村が行う公立幼稚園、小中学校、施設の


          耐震化事業について補助率を引き上げる。市町村に


          公立学校施設の耐震診断実施と結果公表を義務づけ


          るものであるが、どう考えているのか


         ? 耐震診断を行っていない社会福祉施設(保育所)、


          幼稚園、市立の学校施設の耐震診断はいつまでに行


          い、耐震化工事をいつまでに終わらせる予定か


       (2)通学路の安全確保について


         ? 通学路の路側帯の白線の引き直しは3年計画で完


          了することになっていたが、1年を経過した進捗率


          と今後の計画は


         ? 通学路の歩道の安全柵が劣化し、役立っていない


          ものもある。早急な対策が必要と考えるが


 会派清流 竹山繁夫議員


      ・1 学校教育基本計画について


       (1)「子ども像」の実現、家庭・地域の教育力の向上を


         どのように図っていくのか


       (2)改正教育基本法では、家庭教育への関与、定着化を


         どのようにしていくのか


       (3)基本計画推進委員会の構成、発足のスケジュールに


         ついて


      ・2 学校再編と耐震化について


       (1)中国四川大地震での学校倒壊、地震対策特措法での


         地方自治体の軽減策が国で検討されている。再編・耐


         震化は加速すべきと考えるが


      ・3 教育基本法等の改正と学習指導要領の改訂を受けて


       (1)ゆとり教育見直しについての認識と方向性について


       (2)理数系前倒しの実施での影響と対応(児童・生徒を


         含めて)


       (3)国際化教育特区の現状とこれから


       (4)教育免許更新制度と先生、児童・生徒への影響と取


         り組みについて


       (5)教職員の一層の指導力アップの市民の声をどのよう


         に受けとめていくのか。


      ・4 ふるさと納税への取り組みについて


       (1)基金創設、目的を定めないで寄附を募るのか(方針


         について)


       (2)PR、情報発信は


       (3)より多く募るための施策への取り組みは


      ・5 雇用促進住宅の廃止について


       (1)入居者に対する支援体制について


       (2)相談窓口の設置、民間の協力体制は


       (3)独立行政法人雇用能力開発機構の動向の調査と市の


         方向づけは


 新樹会 森岡英一議員


      ・観光について


       (1)市長の韓国・台湾訪問、「とやまフェスタ」開催に


         ついて


       (2)黒部・宇奈月温泉観光協会について


       (3)世界文化遺産登録に向けて


       (4)黒部ルートの開放について


一般質問(個人)


 10番 橋本文一議員


      ・1 公共交通について


       (1)各市町村では、コミュニティバスなどが運行され、


         住民に大変喜ばれているが、「黒部市」の公共交通を


         どのように進めていくのか


       (2)住民の足を守ることは、住民の暮らしを守ることで


         あり、市街地から遠い地域の方々、特に高齢者に対し


         ての公共交通網の整備が必要と思うが


       (3)黒部市は、電鉄石田駅から宇奈月温泉駅までの地鉄


         駅を有するが、これを黒部市民に100円の低料金で


         利用できるコミュニティ交通機関として活用し、その


         上に主要な駅を結ぶコミュニティジャンボタクシーを


         走らせることによって、住民の足と暮らしを守るべき


         ではないのか


      ・2 住民税について


       (1)昨年、政府は、税源移譲で住民税がふえても所得税


         が下がるので、税額は変わらないと宣伝をしてきたが、


         昨年、退職やリストラなどで大幅に収入が減った人は


         増税になった。こうした人はどれだけいたのか


       (2)増税となった人への救済措置はどうなっているのか


       (3)対象となる方の不利益にならないよう、救済措置の


         周知徹底を郵送も含めて行うべきと思うが


      ・3 黒部川左岸若栗堤河川敷の有効活用について


       (1)仮称「黒部川ワンダーランド」の建設について


      ・4 宇奈月小学校の通学について


       (1)宇奈月、音沢、内山地域の生徒は、電車による通学


         となっているが、毎日1、2年生の帰宅時に保護者が


         交代で付き添っている。当局はどのように把握してい


         るのか


       (2)他地区のように、スクールバスでの通学変更も考え


         るべきではないか


      ・5 現存する新川木綿の調査と保存について


       (1)幕末から明治初期にかけ、新川地域は木綿の一大産


         地であったが、市内に現存する新川木綿製品の有無を


         どのように把握しているのか


       (2)現存していると思われる新川木綿製品を調査し、保


         存していくべきと思うが


       (3)現存するものなどは、機会をとらえ展示等も検討し


         てみてはどうか


 6番 寺田仁嗣議員


      ・1 吉田科学館について


       (1)学校教育における理科、科学離れの対応について


       (2)吉田科学館への積極的なアプローチについて


       (3)今後の教育方針と吉田科学館の所見について


       (4)創立25周年に向かっての取り組みと市民の関心度


         アップについて


      ・2 新幹線関連の諸課題について


       (1)開業前の全体計画に対する整備率について


       (2)用地取得について


       (3)物件移転に伴う対応と今後の取り組みについて


       (4)地鉄新駅構想と地鉄線南地区の今後について


       (5)地区計画と交流プラザ(案)について


      ・3 清流黒部川のあるべき姿について


       (1)黒部川との共生について


       (2)実態の把握と市民の要望について


 3番 辻 靖雄議員


      ・1 防災行政の決意について


      ・2 人口減少の対応策はあるのか


      ・3 環境問題について


       (1)本市の地球温暖化構想の取り組みについて


       (2)仮称「環境家計ノート」の全戸配布計画について


       (3)新エネルギービジョンの策定について


       (4)環境ビジネスの育成について


       (5)公害カドミウム汚染農地の解消事業の促進について


      ・4 教育の諸課題について


       (1)学校施設の耐震化を前倒し実施を


       (2)教育に抱く所信について


       (3)学校図書館の点検・整備・充実を(学校司書の増員


         を含む)


       (4)小・中学校の「英会話科」の具体的成果事例につい


         て


       (5)特別支援教育の体制強化と教育的効果について


       (6)環境教育の取り組みについて


      ・5 観光振興について


       (1)産業観光の現状と展望について


       (2)まち歩き事業の成果と課題について


       (3)「ガイド」の育成強化の体制支援について


       (4)冬のトロッコ電車運転の可能性について


       (5)春の「名水ロードレース」と秋の「黒部フェア」へ


         の支援強化策について


 14番 吉田重治議員


      ・1 自然災害に強い黒部市つくりについて


       (1)海岸の保全と道路や排水路の整備について


       (2)警報や災害情報の周知の徹底について


       (3)公共施設の耐震化対策について


       (4)黒部市のライフラインの安全性について


      ・2 今後の農業のあり方について


       (1)農家所得の安定と向上について


       (2)減反対策と適地適作の進め方について


       (3)野菜の生産増加について


      ・3 観光や遊びに訪れやすい黒部市つくりについて


       (1)宇奈月国際会館や街中(生地、三日市、宇奈月)へ


         の駐車場の整備について


       (2)トロッコ電車の代替の魅力つくりについて


       (3)市民に愛される温泉つくりについて


 8番 伊東景治議員


      ・1 緊急地震速報の利用について


       (1)学校や給食センターにおける緊急地震速報への対応


         について


       (2)病院における緊急地震速報への対応について


       (3)消防署の対応について


       (4)公共施設の建設完成後の確認について


      ・2 ふるさと納税について


       (1)ふるさと納税への具体的な使途を含めた考えについ


         て


       (2)ふるさと納税の本市の取り組みと現状は


       (3)納税者に対する今後につなげる市の心のこもった対


         応について


      ・3 子ども農山漁村交流プロジェクトについて


       (1)子ども農山漁村交流プロジェクトとこれまで行って


         きた都市農村交流事業との関連について


       (2)これまでの都市農村交流事業での反省点は


       (3)交流事業に参加した児童とその保護者へのフォロー


         について


       (4)観光振興の観点から


 7番 吉松定子議員


      ・1 障害児・障害者歯科診療について


       (1)障害児・障害者歯科診療ネットワークの周知につい


         て


       (2)県東部に第二次医療機関の設立を


 5番 内橋健治議員


      ・1 環境行政について


       (1)ごみの減量化・リサイクルの現状と対策について


       (2)資源物リサイクル広場について


       (3)黒部EM研究会への支援について


       (4)PFIによるバイオマス利活用事業について


         ? 目的と期待される効果について


         ? 事業の実現に向けた計画内容について


         ? 投資効果について


         ? PFI事業者の選定について


      ・2 観光振興について


       (1)国際・広域観光について


       (2)観光組織の連携と強化について


       (3)宇奈月温泉開湯85周年、90周年記念に向けたイ


         ベント及び宇奈月温泉周辺整備計画の考えについて


      ・3 消防署建設について


       (1)黒部・宇奈月消防署の建設時期・場所の決定について


       (2)消防広域運営計画について


 1番 小柳勇人議員


      ・1 合併後の一体感の醸成について


       (1)合併後の一体感の醸成度について


       (2)一体感の醸成の向上について


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                 開 会 の 宣 告


  午前10時00分


○議長(稲田 弘君) 本日、6月定例会が招集されましたところ、ただいまの出席議員は「全員」であります。


 定足数に達しましたので、これより、平成20年第2回黒部市議会6月定例会を開会いたします。


 これより、諸般の報告を行います。


 監査委員から例月出納検査の2月分、3月分及び4月分の結果報告がありました。


 お手元に配付したとおりであります。


 説明は省略させていただきます。


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                 開      議


  午前10時01分 開 議


○議長(稲田 弘君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、「内橋健治君」及び「寺田仁嗣君」を指名いたします。


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○議長(稲田 弘君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から6月20日までの12日間といたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。


 よって、会期は12日間と決定いたしました。


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○議長(稲田 弘君) 日程第3、「議案第47号から議案第58号まで」及び「報告第1号から報告第3号まで」、以上、15件を一括議題といたします。


 市長から提案理由の説明を求めます。


 市長、堀内康男君。


               〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。


 梅雨を感じさせるような大変蒸し暑い一日になりましたが、きのう日曜日、カターレ富山、市町村サンクスデーということで、今回初めて黒部市の日ということで開催されたところであります。


 開幕戦以来の大勢の皆さん方に応援をしていただきました。4,800名余りの方が応援されたようであります。黒部市から1,000人ほど参加し、そして黒部市の活力、元気を県内にアピールできたものと感じております。応援に参加されました皆さん方、そしてまた関係の皆さん方に心から感謝を申し上げたいと思います。


 それでは、提案理由の説明をさせていただきます。


 本日ここに、平成20年第2回黒部市議会6月定例会を召集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。


 議案の説明に先立ちまして、市政の概要等について申し上げます。


 はじめに、最近の経済情勢について申し上げます。内閣府が公表した5月の月例経済報告によりますと、企業収益は弱含みとなっており、アメリカの景気後退懸念や原油価格の動向などから景気の下振れリスクが高まっており、最近の我が国の景気回復は足踏み状態にあるとされております。


 一方、日銀富山事務所がまとめた春季の県内金融経済情勢においても、原油及び原材料価格高の影響などから企業の景況観は悪化しており、富山県の景気は、減速していると発表されております。


 また、本市の情勢につきましては、今年度から、黒部商工会議所が管内の経済情勢調査を実施されますが、現在調査中の第1四半期分では、市内企業の業況は厳しいようであるとお聞きしております。こうした状況下においては、地域みずからが民間・行政と一丸となって、活力ある地域社会の再生に向けて努力していかなければならないと考えるものであります。


 平成20年度は、新しい黒部市のまちづくりの指針となる総合振興計画がスタートいたしましたが、本年を「まちづくり元年」として、山積する課題に着実に取り組み、確かな足跡を刻む1年にしたいと考えております。そして、黒部市が県東部の中核を担う都市として、将来に向かって大きくはばたくため、本市が目指す都市像「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」の実現に向けて全力投球をしてまいる決意でありますので、市民の皆様のご支援と議員各位のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。


 次に、道路特定財源をめぐる議論について申し上げます。


 道路特定財源の暫定税率の期限切れに伴う対応で国政が混乱いたしましたが、4月末の地方税関連法案の成立を受け、ようやく、本年度当初予算で見込みました市税収入が確保される見通しとなりました。今後は、予算の円滑な執行に努め、特に、道路関係の補助事業につきましては、内示があり次第、速やかに工事を発注してまいりたいと考えております。


 また、暫定税率の失効に伴う1カ月間の歳入欠陥に対しましては、市の財政運営に支障が生じないよう、国の責任において適切かつ迅速な補てん措置が確実に講じられるよう、市長会をはじめ地方6団体と一体となって、強く求めてまいりたいと考えております。


 一方、道路特定財源を来年度から一般財源化する基本方針の閣議決定につきましては、重く受けとめておりますが、これまでも市民の皆様の道路関係要望が多いことに加え、国際観光・交流都市を目指す本市にとりまして、県東部の交通拠点として幹線道路ネットワークの整備が不可欠であります。地方が真に必要としている道路が確実に整備されるためには、地方の実情を踏まえ、安定的かつ確実な地方税財源を拡充していくことが必要であると考えております。


 次に、観光振興について申し上げます。


 本県随一の温泉地である宇奈月温泉や日本一のV字峡として知られる黒部峡谷などの観光資源を活用し、本市周辺の豊富な観光スポットとの連携を深め、この地域にしかないオンリーワンの魅力をさらに磨き上げるために、専門的な見地から本市の観光戦略を企画・立案し、その事業展開を推進する「黒部市観光振興・地域活性化マネージャー」を設置いたしました。このマネージャーには、広く民間から専門的知識を有する人材を採用したところであり、宇奈月国際会館セレネを含む宇奈月温泉の再生・活性化のキーパーソンとして、その運営手腕に大きく期待するものであります。


 また、10月の「観光庁」の発足にあわせ、「観光圏整備法」が5月23日に公布されました。この法律は、観光地が広域的に連携して観光圏の整備を行うことにより、国内外からの集客力を高め、2泊3日以上の滞在型観光の促進を目指しております。本市といたしましては、今後、滑川市以東の3市2町で協調しながら、ナショナルブランドの観光資源の宝庫である新川地域における一体的な観光圏整備計画などの策定及びその認定に向け、積極的かつ果敢に挑戦してまいりたいと考えております。


 次に、環境保全について申し上げます。


 政府は、ことし7月の北海道洞爺湖サミットで京都議定書後の取り組みについて、2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を半減させるという長期目標を提案し、主要排出国も含めた実効性ある国際的枠組みの構築を目指すとしております。地球環境問題は、予想される影響の大きさや深刻さから見て、まさに人類の存続基盤に関わる重要な課題の一つであります。このため、一人ひとりの小さな行動が地球全体の温暖化に影響を及ぼしていることを認識し、日常生活における生活様式の転換や環境に優しい活動への取り組みを進めることが重要であると考えております。黒部市としましても、ことし3月にバイオマスタウンとして国より認定を受け、公表を受けました。今後は、バイオマスタウンの実現に向けて、下水道汚泥などの利活用事業をはじめとした各モデル事業を市民及び事業者、行政の連携と協働により推進してまいります。


 また、この地域にあっては、小水力発電などの取り組みも有効であると考えております。市ではそういう取り組みを通して、持続的に発展可能な社会の実現に向け、地球に優しいまちづくりに取り組んでまいります。


 次に、災害防止について申し上げます。


 まず、2月に発生いたしました生地海岸高波被害に当たり、県内各市町村のほか多数の方々からお見舞いとご支援を賜りましたことに対しまして、心から感謝を申し上げますとともに、改めて、防災体制の整備や自然災害に強いまちづくりの推進など、市民の生命と財産を守る施策の推進に一層努めていく所存であります。


 先月2日、ミャンマーにおいて、大型サイクロンによる被害が発生し、死者及び行方不明者ともに記録的な被害状況が報じられております。さらに、先月12日、中国四川省で発生した地震による死者及び不明者は9万人を超え、負傷された人や住まいを失われた人など、多くの方々が被災されました。これらの災害によって被害を受けられた方々や、今なお長期の避難生活を余儀なくされている方々には、心よりお見舞いを申し上げ、一日も早く復興されるように念願するものであります。


 さて、これから梅雨の時期を迎えますが、市では、豪雨による出水、土砂崩れなどの災害対策について、日ごろから国県など関係機関との連携のもとに危機管理体制の整備と危険箇所の点検、整備などを図ってきております。今後とも細心の注意を払いながら、災害の防止に努めてまいりたいと思っております。


 それでは、本日提案いたしております議案についてご説明申し上げます。


 まず、予算関係について申し上げます。


 議案第47号は、「平成20年度黒部市一般会計補正予算(第1号)」であります。


 補正額は7,486万9,000円でありまして、補正後の予算総額を210億6,239万9,000円とするものであります。


 歳入歳出予算の補正の概要について申し上げます。


 総務費は、市内海岸線における津波・高波注意看板の設置費及び市庁舎の防災対応備品配備費を追加しようとするものであります。また、平成21年5月に開始される裁判員制度に向けて、裁判員候補者名簿の調製費を追加するものであります。


 民生費は、国庫補助金の内示に伴い、おらはうす宇奈月における介護施設新築工事補助金を計上したほか、高波被害見舞金による社会福祉振興事業基金積立金を追加しました。


 農林水産業費は、カシノナガキクイムシなどの森林病虫害防除事業費と宇奈月地区交流センター実施設計費を追加したほか、ふれあいの森づくり事業に係る財源更正をするものであります。


 商工費は、先の高波被害を受けられた事業者の方々に対して、特別金融措置として利子及び保証料を助成することとしております。また、市内における小水力や風力、太陽光などの新たなエネルギーの利活用を幅広く検討するため、新エネルギービジョン策定などの事業費を新たに追加したほか、篤志寄附による産業技術振興基金積立金を計上いたしました。


 教育費では、姉妹都市であるオランダ・スネーク市から学生の訪問を受けるための市内での交流経費等を計上しております。また、天真寺松桜閣解体復元事業に係る経費として、今年度分の補助金などを計上するとともに、平成22年度までの3年間の債務負担行為を設定しました。このほか、吉田科学館立体映像ソフトDVD化事業補助金を追加したほか、篤志寄附による教育文化振興基金積立金を計上しました。


 これらの補正に要します財源としましては、国・県支出金、寄附金、繰入金、諸収入のほか、繰越金をもって充当することとしております。


 次に、特別会計の補正について概要を申し上げます。


 議案第48号は、「平成20年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」であります。老人保健拠出金の確定などに伴い、追加補正するものであります。


 議案第49号は、「平成20年度黒部市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」であります。バイオマスエネルギー利活用施設整備運営事業について債務負担行為を設定するものであります。


 議案第50号は、高波被害見舞金による被害対策費及び社会福祉振興事業基金積立金のほか、篤志寄附による合併まちづくり基金積立金及び教育文化振興金積立金を追加補正した「平成19年度黒部市一般会計補正予算(第10号)」について、専決処分の承認をお願いするものであります。


 議案第51号は、高波被害見舞金による社会福祉振興事業基金積立金を追加補正した「平成19年度黒部市一般会計補正予算(第11号)」について、専決処分の承認をお願いするものであります。


 議案第52号は、平成19年度の決算見込みに伴う「平成20年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」について、専決処分の承認をお願いするものであります。


 議案第53号は、平成19年度の決算見込みに伴う「平成20年度黒部市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)」について、専決処分の承認をお願いするものであります。


 次に、条例関係について申し上げます。


 一部改正しようとするものとしまして、地方税法などの一部を改正する法律の施行に伴う「黒部市税条例の一部改正」ほか1件を提出いたしております。


 次に、専決処分の承認についてであります。先に関係法令が改正されたため、「黒部市税条例」及び「黒部市手数料条例」の所要の改正条例を専決したものであります。


 その他議案としましては、「災害対応特殊救急自動車・高度救命処置用資機材の購入について」、財産の取得に係る議案を提出いたしております。


 このほか、報告事項としまして、平成19年度黒部市一般会計継続費繰越計算書及び平成19年度黒部市一般会計繰越明許費繰越計算書のほか、黒部市が出資しております法人の経営状況報告書を提出いたしております。


 以上、本日提出しました議案につきまして概要を申し上げました。


 なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げたいと思います。


 何とぞ、慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。


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○議長(稲田 弘君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 議事の都合により、6月10日及び11日の2日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


               (「異議なし」の声あり)


○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。


 よって、6月10日及び11日の2日間は、本会議を休会とすることに決しました。


 6月12日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表及び個人質問を予定しております。


 一般質問の通告は、明日、10日正午まで提出願います。


 本日はこれをもって散会いたします。





  散会 午前10時22分