議事ロックス -地方議会議事録検索-


富山県 黒部市

平成19年第4回定例会(第1号 9月 6日)




平成19年第4回定例会(第1号 9月 6日)





 






平成19年第4回黒部市議会9月定例会会議録


平成19年9月6日(木曜日)





               議 事 日 程(第1号)


                            平成19年9月6日(木)


                            午前10時開議


 第1  会議録署名議員の指名


 第2  会期の決定


 第3  議案第52号 平成19年度黒部市一般会計補正予算(第3号)


     議案第53号 専決処分の承認について


     議案第54号 政治倫理の確立のための黒部市長の資産等の公開に関する条例


            及び黒部市情報公開条例の一部改正について


     議案第55号 黒部市都市公園条例の一部改正について


     議案第56号 黒部市営住宅条例の一部改正について


     議案第57号 黒部市立公民館条例の一部改正について


     議案第58号 黒部市総合振興計画基本構想について


     議案第59号 新川広域圏事務組合規約の変更について


     認定第 1号 平成18年度黒部市一般会計歳入歳出決算の認定について


     認定第 2号 平成18年度黒部市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 3号 平成18年度黒部市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 4号 平成18年度黒部市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 5号 平成18年度黒部市水産物地方卸売市場事業特別会計歳入歳出


            決算の認定について


     認定第 6号 平成18年度黒部市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の


            認定について


     認定第 7号 平成18年度黒部市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認


            定について


     認定第 8号 平成18年度黒部市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定


            について


     認定第 9号 平成18年度黒部市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決


            算の認定について


     認定第10号 平成18年度黒部市診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定に


            ついて


     認定第11号 平成18年度黒部市宇奈月温泉スキー場事業特別会計歳入歳出


            決算の認定について


     認定第12号 平成18年度黒部市新川広域圏老人保養センター事業特別会計


            歳入歳出決算の認定について


     認定第13号 平成18年度黒部市病院事業会計決算の認定について


     認定第14号 平成18年度黒部市水道事業会計決算の認定について


     報告第 5号 市出資法人等の経営状況について


            (22件 提案理由説明・1件 報告)


────────────────────〇───────────────────


本日の会議に付した事件


 議事日程に同じ


────────────────────〇───────────────────


本日の出席議員


     1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君


     3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君


     5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君


     7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君


     9番 辻   泰 久 君      10番 橋 本 文 一 君


    11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君


    13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君


    15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君


    17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君


    19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君


    21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君


────────────────────〇───────────────────


本日の欠席議員    な し


────────────────────〇───────────────────


説明のため出席した者


 市長部局


  市長             堀 内 康 男 君


  副市長            中 谷 延 之 君


  副市長            室 谷 智 明 君


  総務企画部長         稲 澤 義 之 君


  市民生活部長         岡 ? 文 夫 君


  産業経済部長         石 川 幹 夫 君


  都市建設部長         岩 井 宏 道 君


  上下水道部長         川 添 安 裕 君


  地域センター長        此 川 健 道 君


  会計管理者          平 野 正 義 君


  総務部次長総務課長      能 澤 雄 二 君


  市民生活部次長こども支援課長 岩 井 哲 雄 君


  農業水産課長         米 陀 峰 信 君


  都市計画課長         広 木 哲 哉 君


  上下水道部次長下水道課長   山 田 丈 二 君


  総務企画部次長企画政策課長  大 川 信 一 君


  財政課長           中 田 博 己 君


  行政係長           林   茂 行 君


 病  院


  市民病院長          新 居   隆 君


  市民病院事務局長       松 井 喜 治 君


  市民病院事務局次長      伊 東 高 志 君


 消防本部


  消防長・消防監        谷 口 政 芳 君


  黒部消防次長         橋 本 政 秀 君


 教育委員会


  教育委員長          高 山 史 生 君


  教育長            本 多 省 三 君


  教育部長           名 越   誓 君


  事務局次長生涯学習課長    柳 川 一 成 君


 代表監査委員          福 島   樹 君


────────────────────〇───────────────────


職務のため議場に出席した事務局職員


  事務局長           島   邦 夫 君


  議事調査課長         能 登 澄 雄 君


  主幹             滝 沢 茂 宏 君


  主査             橋 本 正 則 君


――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――


○(一般質問通告)


 一般質問(代表)


  日本共産党 橋本文一議員


       ・1 カシノナガキクイムシの被害について


        (1)これまでカシノナガキクイムシの被害の重大さを指


           摘してきたが、現在の被害状況をどの程度把握して


           いるのか


        (2)2005年に初めてカシノナガキクイムシ被害の確


           認後、これまで行ってきた対策について適切に行わ


           れてきたと言えるのか


        (3)今年度の予算に森林病害虫等防除事業費として


           250万円計上されていたが、どのような施策を行


           ってきたのか


        (4)カシノナガキクイムシの被害が拡大することによっ


           てさまざまな分野に影響を及ぼすと思うが、それぞ


           れの部局はどう認識しているのか


        (5)ナラ類の集団枯死は保水機能を低下させ、災害を引


           き起こす要因となる。土石流危険箇所・急傾斜地崩


           壊危険箇所などと隣接する被害木の処理を急ぐべき


           ではないのか


        (6)以前から黒部峡谷への被害の拡大が進めば、観光な


           どに大きな影響う及ぼすと指摘をしてきたが、黒部


           峡谷への被害が現実となった今、どのような対策を


           とっていくのか


        (7)黒部峡谷での被害木の処理には、今まで以上の費用


           を要する。国・県に対して財政支援の強化や防除の


           研究を求めていくべきではないのか


       ・2 里山等の保全と活用について


        (1)黒部市の将来を展望して、もっと自然環境を考える


           べき問題である。木が育てられ、伐採され、活用さ


           れるなど、経済活動が山に入れば、里山も守られる


           のではないのか


        (2)かつての伝統的な日本家屋には、スギ・マツ・クリ


           ・ケヤキ・クサマキ等多種多様な木材が里山より切


           り出され、使用されてきた。こうした地場産木材が


           使われるように、県に対して外国産材との価格差の


           補助を求めていくべきだと思うが


        (3)「粗朶」は「再生可能な自然素材」と注目されてい


           ると聞くが、「粗朶」を使った利点と工法とはどの


           ようなものなのか。また、「粗朶」を使った工法は、


           生産地である山に経済活動をもたらすと考えるが


       ・3 株式会社宇奈月国際会館について


        (1)国際会館の経営は破綻状態である。資本金を


           1,000万円にしたことによって、出資金13億


           5,000万円がほとんど回収できなくなったと思う


           が、市民に陳謝すべきでないか


        (2)中谷副市長は、「もはや株式会社としての存続は困


           難。本年度中に財団法人に組織がえするか、市直営


           とするか、秋までに方向性を打ち出したい」と述べ


           ていたが、どのような結果になったのか


        (3)株式の50%以上を保有する黒部市として今後どの


           ように検討していくのか


        (4)黒部市の財産として取得し、建物の維持管理は市が


           責任を持ち、地元温泉街の団体などに無償で貸し付


           けすることも考えてみてはどうか


        (5)建設などの経緯を考えれば、県の責任は非常に重い。


           県に対して、県が持っている株式の無償譲渡と債権


           の破棄を求めていくべきと思うが


       ・4 住民税等について


        (1)国は、「景気が改善」したとして定率減税を廃止し


           たが、地方の景気は回復したと言えるのか。また、


           住民の収入が増えたと言えるのか


        (2)国は、「税源移譲によって住民税が増えても所得税


           が減るので、税額が変わらない」としているが、こ


           とし大幅に収入が減少した人などは増税になる。こ


           うした人への救済をどう徹底するのか


        (3)救済の財源は当然政府が補てんすべきと思うが


        (4)要介護認定者の障害者控除の適用は、どこまで具体


           化したのか


  会派清流 坂井 守議員


       ・1 黒部市の文化、交流について


  新樹会 伊東景治議員


       ・1 第1次総合振興計画について


        (1)基本構想に対する市長の感想


        (2)総合振興計画審議会と学校教育基本計画等調査委


           員会との整合性について


        (3)小学校・中学校の統廃合について


       ・2 宇奈月温泉スキー場について


        (1)黒部市民スキー大会の開催について


        (2)スキー場利用者の推移と今後の予測について


        (3)老朽化したスキー場の整備について


       ・3 土地開発公社保有の土地の処分について


        (1)公社から購入した土地の利用について


        (2)保有する土地の利用と売価の適正化について


       ・4 職員のメンタルヘルス管理について


        (1)本市における職員のメンタルな問題について


        (2)今後のメンタルヘルス対策について


 一般質問(個人)


  2番 谷口弘義議員


       ・1 子育て支援について


        (1)生地幼稚園の休園方針には、幼稚園教育、地域づく


           り、まちづくり、若者の定着、子育て支援から見て


           住民は納得していない。保護者や地元住民は、残し


           てほしいと強く望んでいる。その要望にこたえるべ


           きである


        (2)保育所と幼稚園が一緒になってもよいから残してほ


           しいという要望が地元から2回も出ている。市は検


           討したのか、しなかったのか


        (3)保護者や地域住民と徹底した話し合いが必要と考え


           るが


       ・2 学童保育について


        (1)学童保育は各運営委員会任せになっているのではな


           いか。市当局が責任を持って運営に当たるべきと考


           えるが


        (2)中央小学校の学童保育について、小学校3年生まで


           の希望者は何名か


        (3)希望者全員が学童保育を受けるために、市当局はど


           う対応されたのか


       ・とちの湯の安全対策について


        (1)敬老福祉入浴証でのとちの湯、温泉会館の利用者が


           多くなったと聞いている。そのことによる管理者の


           経費負担増に対して、市が対応をとるべきでないの


           か


        (2)とちの湯の露天ぶろの浴場には安全手すりがない。


           手すりを設けるべきでないのか


        (3)とちの湯の脱衣場の床の傷みがたいへんひどく、早


           急に改修をするべきでないのか


  13番 山本達雄議員


       ・1 森林の「カシノナガキクイムシ」の被害について


        (1)被害の調査結果について


        (2)今後の対策について


       ・2 ことしのサル被害状況とその対策について


        (1)電気柵の設置状況について


        (2)今後の課題について


  5番 内橋健治議員


       ・1 防災対策について


        (1)公共施設の耐震化促進について


          ?耐震診断調査結果内容は


          ?耐震化計画の進捗状況と目標値


          ?木造住宅の耐震診断、改修への助成状況


        (2)消防の広域化と消防庁舎建設について


          ?広域化に向けた市の取り組みや考え


          ?広域化のメリット、デメリットは何か


          ?広域化後の宇奈月、黒部消防署の消防体制と建設規


           模は


        (3)防災情報伝達体制について


          ?防災行政無線の設置状況と課題


          ?緊急地震速報開始への対応について


          ?全国瞬時警報システム(J−ALERT)の導入を


           検討しているか


        (4)住宅火災警報器について


          ?現在の設置状況は


          ?高齢者への設置支援と啓蒙活動


       ・2 公共施設の有効活用策について


        (1)休所保育所の活用策について


        (2)農協との併設公民館の活用策について


  3番 辻 靖雄議員


       ・1 総合振興計画の基本構想について


        (1)本市の親しみやすいインパクトのあるキャッチコピ


           ーについて


        (2)実質公債費比率の現状認識と見通しについて


        (3)公共施設の総点検と長寿命化への対策について


        (4)自治振興会や町内会のコミュニティ強化について


        (5)地区要望対応の優先順位の基準と直営施工方式の導


           入について


       ・2 新市庁舎の建設について


        (1)前期建設こそ行財政改革の推進策になるのではない


           か


        (2)市庁舎のイメージ像の公募について


        (3)建設費の一部を市民債で補強してはどうか


        (4)設計をプロポーザル方式で施工を地元業者で行って


           はどうか


        (5)PFI事業の手法による建設について


       ・3 防災・減災行政について


        (1)第1回荻生地区の訓練の意識について


        (2)家庭・お年寄り、避難所対策について


        (3)小・中学校の防災教育の実情について


        (4)消防職員に1人1台のパソコンを


        (5)携帯電話の不感地域の解消について


  7番 吉松定子議員


       ・1 グリーンパークおおしま(仮称)について


        (1)パークゴルフ場を管理する主管について


        (2)施設利用の有料化について


        (3)グリーンパークおおしま(仮称)総括計画について


  4番 竹山繁夫議員


       ・1 総湯会館建設構想について


        (1)集客計画と宿泊につなげる見通しについて


        (2)既存温泉施設との共存共栄のあり方について


        (3)経営主体をどのようにしていくのか


        (4)予算規模をどのように考えていくのか


       ・2 乗り合いバスの配備について(コミュニティバス)


        (1)公共交通への取り組みについて


        (2)地鉄利用促進と調査研究について


        (3)対策協議会設置の考え方について


        (4)高齢者引きこもり対策の一助とならないか


        (5)スクールバス運行の空き時間利用はできないか


        (6)地区自治組織へのバス貸与について


  1番 小柳勇人議員


       ・1 伝統芸能の保存と地域の活性化について


        (1)各地域にある伝統芸能の現状について


        (2)保存継承及び伝統芸能への支援について


       ・2 宇奈月温泉スキー場について


        (1)運営方針と安全対策について


        (2)検討委員会の現状について


        (3)今後の考え方について


  6番 寺田仁嗣議員


       ・1 企業誘致と定住増対策について


        (1)企業誘致を支援する「企業立地促進法」とは。また


           その後の審議会の経過内容について


        (2)県が業種の選定の中に豊富な水資源を入れているが、


           黒部市は水のPRをどのようにしているか


        (3)新幹線開業と8号バイパス等の開通を見越した新た


           な企業団地の考えはないか


        (4)現在黒部市で実施している助成制度について


        (5)企業立地セミナー等の感触と誘致活動費について


        (6)現在黒部市が実施している定住増対策について


        (7)市内における造成総区画数に対して販売区画数は


        (8)黒部商工会議所の定住人口増への男女の出会い事業


           はどのような進捗か


        (9)市内の事業者に勤務している人を中心に定住化に向


           けた諸施策と黒部市のPRを強力に推進してはどう


           か


        (10)合併による用途地域の見直しを行い面積を拡大する


           ことはできないか


       ・2 黒部米のブランド戦略と黒部ブランドの認知度アップ


           について


        (1)地域ブランド名を全国に発信する工夫と守る努力に


           ついて


        (2)コメを主体にした料理の普及と観光戦略について


        (3)黒部ブランド認定商品の絞り込みと市民への認知度


           アップについて


        (4)食品として高い品質の確立と認定マークの反応につ


           いて


────────────────────〇───────────────────


                 開 会 の 宣 告


  午前10時00分


○議長(川上 浩君) 皆さん、おはようございます。


 本日、9月定例会が招集されましたところ、ただいまの出席議員は「全員」であります。


 定足数に達しましたので、これより、平成19年第4回黒部市議会9月定例会を開会いたします。


 これより、諸般の報告を行います。


 監査委員から例月出納検査の5月分、6月分及び7月分の結果報告がありました。


 お手元に配付したとおりであります。


 説明は省略をさせていただきます。


────────────────────〇───────────────────


                 開      議


  午前10時01分 開 議


○議長(川上 浩君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、「山本達雄君」及び「吉田 重治君」を指名いたします。


────────────────────〇───────────────────


○議長(川上 浩君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から9月20日までの15日間といたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(川上 浩君) ご異議なしと認めます。


 よって、会期は15日間と決定いたしました。


────────────────────〇───────────────────


○議長(川上 浩君) 日程第3、「議案第52号から議案第59号まで」、「認定第1号から認定第14号まで」及び「報告第5号」、以上、23件を一括議題といたします。


 市長から提案理由の説明を求めます。


 市長、堀内康男君。


               〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) おはようございます。


 どちら様も大変ご苦労さまでございます。ようやく朝夕の風がここちよく感じられるきょうこのごろになりました。ことしの夏は格別暑い夏でありまして、その影響が各地であったようであります。また、今度は、強い台風9号が日本に接近しており、今夜あたりが上陸ではないかということであります。大きな被害がないことを願うものであります。議員各位はじめ市民の皆さんには十分ご注意をいただきたいと思っております。


 それでは、9月定例会の提案理由を説明させていただきます。


 本日ここに、平成19年第4回黒部市議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。


 議案の説明に先立ちまして、市政の概要等について申し上げます。


 ことしの夏の最大の話題は、やはり第89回全国高等学校野球選手権大会に桜井高校が17年ぶり4回目の甲子園出場を果たし、黒部市じゅうがこの明るい話題に包まれ、私たちに大きな感動を与えたことであります。また、黒部市の存在を改めて全国にアピールしてくれたところであり、はつらつとしたプレイに市民が一丸となって応援することができました。選手たちの甲子園での奮闘ぶりには、念願の初勝利には結びつかなかったものの、ボールを追いかける桜校ナインのひたむきな姿に市民だれもが心を打たれ、ナインとともに私たちも夢を追いかけさせてもらいました。精いっぱい頑張られた選手はもとより、力の限りの応援、支援をしてくださった数多くの関係者はじめ市民の皆さんに対し心からお礼を申し上げますとともに、桜井高校が甲子園の常連校となり、再びこの感動が訪れることを期待いたしております。おりしも、合併後の新市が一つになって、このような喜びや感動を分かち合えたことは、一体感の醸成に大きな弾みをつけたものと思っております。


 また、ことしは、桜井高校野球部のほかにも小中学生や一般の方々のスポーツにおける活躍は目覚ましく、全国大会や北信越大会等に数多くの選手が出場し、上位入賞を果たしております。さらに、本市が地域スポーツ振興と競技力向上を目的に力を入れております県民体育大会におきましても、一般は総合で3位、中学においては総合4位と顕著な成績を残すことができ、これまでの市民のスポーツへの取り組みが実を結んできているものと思われます。このように多くの大会で次代を担う少年少女が活躍しておりますことを大変うれしく思うとともに、改めて、出場いたしました選手の方々のご活躍とご検討を心から讃えるところであります。


 次に、災害の防止について申し上げます。


 去る7月16日午前に発生いたしました新潟県中越沖地震では、柏崎市や刈羽村を中心に家屋の倒壊等の甚大な被害が生じました。被災されました方々にお見舞いを申し上げますとともに、被災された自治体が1日も早く復興されることを心よりお祈りいたしております。


 この地震において、市内に被害がなかったことは幸いでありましたが、今回の災害を教訓として、引き続き、防災機器管理体制の充実、点検に努めていかなければならないと考えております。


 このような突然の災害に備えるため、今月9日に荻生地内において地震災害を想定した市として初めての総合防災訓練を実施いたします。この総合防災訓練は、今年度、市内全地区で自主防災組織が結成されたことを契機に、自主防災組織と民間企業、各種ボランティア団体及び学校や地域住民の方々約300名の参加により、大規模地震災害に対する実践的な消防・防災訓練を実施するものであります。


 地域防災力を向上するためには、自主防災組織による自主防災活動の充実・強化が大変重要であり、地域の実情を把握し、災害に関する知識を持った指導者の育成が不可欠であります。今後とも、こうした総合防災訓練の実施等を通して、防災思想の普及啓発及び地域防災力の向上に取り組んでいきたいと考えております。


 次に、農業関係について申し上げます。


 本年は7月に、活発な梅雨前線の影響で長雨による日照不足や低温が続き、一方、8月に入ってからは猛暑日が過去最高を記録し、降雨の少ない日が続くなど過酷な気象条件下にあり、水稲の作柄への影響が懸念されております。8月15日現在の作柄概況によりますと、富山県東部は平年並みと発表されているものの、今後は、農家の皆さんに適期刈り取りや乾燥調整作業の適正化に努められ、引き続き、1等米比率の向上や高品質で安全・安心なコメづくりへの取り組みをお願いするものであります。


 また、8月7日、「黒部米」が全国で初めてコメとして地域団体商標の登録が特許庁から認められました。この地域団体商標は、地域の特産品の差別化を図り、地域ブランドを保護するために特許庁が審査し、商標を登録するもので、このたびの登録に当たっては、魚沼産コシヒカリなどを含めて数多くの有名産地が出願された中で、「京都米」と並んで2件のみの登録という快挙であり、関係機関並びに農家の皆様に改めて深く敬意を表したいと思います。


 本市にはこのほかにも、清流日本一の黒部川と扇状地が育んだ黒部ならではの「黒部ブランド」の味覚が数々あり、今後とも食の黒部ブランドの商品開発を支援するとともに、各種イベント等での販売促進や全国に向けた情報発信など、地域ブランド力の向上に取り組んでまいります。


 次に、総合振興計画について申し上げます。


 合併後の新市において、総合的かつ計画的にまちづくりを推進するための指針となる「第1次黒部市総合振興計画基本構想」を本議会に提案しております。この基本構想の策定に当たりましては、市民意識調査やパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様のご意見等を反映するように努めてまいりました。


 また、昨年9月に設置いたしました公募委員を含む各界各層代表の方々で構成する総合振興計画審議会では6つの部会を設け、大所高所、また専門的な立場から、約1年間にわたり真剣かつ積極的に審議いただき、去る8月29日に答申をいただいたところであります。旧市町が合併して初めてとなるこの基本構想は、新市建設計画の理念を引き継ぎ、本市の10年後の姿を展望しつつ、目指すべき将来像として、「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」を掲げ、その実現に向けて、だれもが安心して心豊かに暮らせるまち、そして魅力あふれる黒部市の創造を目指しております。


 今後は、この基本構想に基づく前期基本計画を策定し、市民の参画と協働によるまちづくりという基本理念のもと、目指す将来都市像の実現に向け全力を傾注してまいりたいと考えております。


 次に、国政関係について申し上げます。


 8月27日に安倍改造内閣が発足をいたしました。新内閣には国内外に諸課題が山積する中、とりわけ今般の参議院通常選挙の焦点となった年金制度をはじめとする社会保障、都市と地方の格差是正といった問題への対応と、現在、ようやく回復基調にあると言われる景気を着実に回復軌道に乗せて、持続的な経済成長を実現することが肝要であると思われます。


 また、今回の内閣改造では、民間から増田寛也前岩手県知事が総務大臣に就任されました。この起用は、地方分権改革、地域の活性化に向けた政権の強い決意のあらわれであり、新内閣には真の地方分権の実現に向けた実効ある改革を強く望むものであります。


 それでは、本日提案しております議案について、ご説明申し上げます。


 まず、予算関係について申し上げます。


 議案第52号は、「平成19年度黒部市一般会計補正予算(第3号)」であります。補正額は7,461万7,000円でありまして、補正後の予算総額を206億4,383万8,000円とするものであります。


 歳入歳出予算の補正の概要について申し上げます。


 総務費は、市内企業の法人市民税に係る市税還付金を追加するほか、下立財産区議会議員選挙執行に係る所要経費を追加するものであります。


 民生費は、特別養護老人ホーム越野荘の居室の一部を、個人のプライバシーを確保しながら入居者同士が交流できるよう、ユニット型個室として改修する補助金を計上いたしました。


 衛生費は、公費負担妊婦検診のメニュー見直しに伴うシステム改修費と自噴井戸の保全対策に向けたふるさと湧水保全モデル事業費を計上いたしております。


 農林水産業費では、地産地消を支援するインショップ販売拡大支援事業費、新規就農者研修事業費を新たに計上したほか、制度改正に伴う担い手育成総合支援協議会補助金、林業構造改善事業費、森林整備地域活動支援推進事業費等を追加するものであります。また、篤志寄附によりますふれあいの森づくり整備事業費やサクラ植樹活動費を計上しております。


 商工費では、環境省からの受託によります阿曽原剱沢線登山道整備費のほか、篤志寄附によります商工会議所運営補助金を追加しております。


 教育費では、篤志寄附によります小学校教育備品購入費と教育文化振興基金積立金を追加しております。


 これらの補正に要します財源といたしましては、国県支出金、寄附金、諸収入のほか、繰越金をもって充当することといたしております。


 議案第53号は、桜井高校野球部甲子園出場補助金を計上した「平成19年度黒部市一般会計補正予算(第2号)」の専決処分について、承認をお願いするものであります。


 次に、条例関係について申し上げます。


 本年10月1日から、石田近隣公園の供用を開始するに当たり所要の改正を行う「黒部市都市公園条例の一部改正条例」など、4件であります。


 その他の議案は、「黒部市総合振興計画基本構想について」など2件であります。


 次に、決算関係について申し上げます。


 認定に付しておりますのは、平成18年度黒部市一般会計、特別会計及び企業会計の合わせて14会計の決算であります。


 一般会計では、歳入歳出決算額が198億4,281万2,000円、歳出決算額では186億9,438万2,000円で、歳入歳出差引額は11億4,843万円となり、このうち翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は10億6,037万4,000円となったのであります。


 このほか国民健康保険事業等特別会計11会計及び病院事業等企業会計2会計の決算について、いずれも監査委員の意見をつけて認定をお願いするものであります。


 このほか市が出資いたしております株式会社宇奈月国際会館の経営状況報告書を提出いたしております。


 以上、本日提出いたしました議案につきまして、概要を申し上げました。


 なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げたいと思います。


 何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げて、提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。


○議長(川上 浩君) 次に、「認定第1号から認定第14号まで」、平成18年度黒部市一般会計歳入歳出決算ほか13件について、監査委員の審査結果の報告を求めます。


 代表監査委員、福島 樹君。


             〔代表監査委員 福島 樹君登壇〕


○代表監査委員(福島 樹君) おはようございます。


 地方自治法及び地方公営企業法の規定により、審査に付されておりました平成18年度黒部市一般会計ほか13会計の決算審査の審査結果を意見書を添えて、本日ここに概要を報告させていただきます。


 なお、詳細につきましては、意見書の記述のとおりであります。


 まず、一般会計及び特別会計の歳入歳出決算でありますが、一般会計と特別会計を合わせた予算現額318億7,186万3,000円に対する純計決算額は、歳入291億4,901万1,000円、歳出279億8,461万3,000円であり、形式収支は11億6,439万9,000円であり、実質収支も10億7,134万3,000円のいずれも黒字計上となりました。


 一般会計につきましては、実質収支が10億6,037万4,000円の黒字計上となっております。実質収支比率は9.4%、単年度収支は1億9,277万4,000円の黒字であり、実質単年度収支におきましても2億379万9,000円の黒字計上となっております。


 次に、歳入を分析してみますと、自主財源の構成比率が60.3%、依存財源が39.7%で、自主財源の主体をなす市税収入は歳入総額の42.6%を占めており、依存財源の中心である地方交付税においては14.6%となっております。


 一方、一般財源は64.6%、特定財源は35.4%でありまして、今後とも、この自主財源や一般財源の拡大が進み、独自対応可能な施策の分野が拡大され、行政需要の対応力の強化につながることを期待するものであります。


 歳出につきましては、義務的経費が40.3%、投資的経費が16.9%、その他経費が42.8%の内訳となっており、とりわけ合併初年度であることからも、投資的経費の減少がございました。


 財政の運営状況を幾つかの財政指標から見てまいりますと、収入構造を見る際にも注目すべき財政構造の弾力性を判断する指標とされております経常収支比率は89.1%であり、適正な水準とはいいがたいものでございました。


 単年度の財政力指数は0.807であり、公債比率は16.6%などとなっており、必ずしも良好な状態とはいいがたい数値となっており、今後の財政運営に当たっては十分な配慮が必要と思われます。


 また、市税の次年度への繰り越された滞納額は2億6,315万4,000円となっており、税負担の公平の観点からも、また貴重な自主財源の一部であることからも、今後の滞納繰越分の早期徴収強化に万全を尽くされたいものであります。


 特別会計の決算については、国民健康保険事業で実質収支が黒字になってはおりますが、簡易水道事業など7会計では、一般会計や基金からの繰り入れによって収支が均衡となっております。


 老人保健医療事業においては、歳入決算額が歳出決算額に不足していることから、翌年度歳入繰上充用金で補てんされています。


 また、水産物地方卸売市場事業は、当年度限りで特別会計が廃止となるため、剰余金28万2,000円は一般会計へ繰り出し処理がされております。


 特別会計につきましては、今後とも一般会計への依存度を少なくなるよう努力されたいものであります。


 地方分権が進展し、三位一体改革による税源移譲も進み、地方自治体の自主性や自立性が一段と求められる時代に入ってまいりました。財政運営の執行に当たりましては、「最小の経費で最大の効果を上げる」を基本姿勢として、財源の積極的な確保を図るとともに、事務事業の効率化や一般行政経費の抑制努力など、さらなる行財政改革に努められ、活力のある市政と住民福祉の向上に最善の努力を尽くされることを望むものであります。


 次に、病院事業会計についてでありますが、当年度の患者数及び利用者数の動向は、延べ患者数におきまして、入院が前年度に比べ3,930人で2.8%の減少であり、外来が7,162人、2.9%の減少となっております。1日平均延べ患者数におきましても、入院で10.8人、外来で33.6人の減少となっております。また、カリエールの利用者数におきましても、入所・通所合わせまして406人、2.1%の減少となっております。


 このような背景のもとで当期決算では、経常損益でマイナス3,735万7,000円となり、前年度より1億7,876万2,000円の減額となりました。これに特別利益と特別損失を加除した純損益は、マイナス2,761万円の赤字計上となりました。


 主な要因として考えられますことは、過去最高幅となった3.16%に当たる診療報酬の引き下げがあったことに加え、常勤医の独立等による減員で、一部の診療科目において対応可能患者数を減らし、入院収益等へ影響したことなどが挙げられます。


 一方、建設改良事業においては、PET−CT装置をはじめとして、取り組み中の医療供給体制の充実に向けた投資が、総額4億7,567万5,000円執行されております。


 平成18年度の決算では2,700万円余の赤字計上となったものの、自治体における病院事業の経営が厳しい環境の中で、当病院は、医療供給面では院外処方箋の高率での定着や電子カルテの充実と医療ネットワーク利用による紹介率の向上、PET−CT導入などの高度医療機器の充実等医療供給体制の充実に努力をされ、臨床研修医の受け入れや国際医療交流の推進、地域がん診療連携拠点病院への取り組み等、質的な向上においても積極的に努力されており、自治体病院に求められる「公共の福祉の増進と企業の運営による経済性」についても十分発揮されており、評価できるものと考えます。


 今後とも厳しい経営環境の中で、医師を含めた職員一人ひとりの自助努力と病院自体の積極的な経営改善努力が今日の好業績のもとをなしていることに自信を持って、一人ひとりが知恵を出し合い、さらなる経営改善の向上につながる取り組みに努められ、名実ともに、県東部の基幹病院としての役割を十分果たされることを期待するものであります。


 最後に、水道事業会計についてでありますが、当年度の決算は、営業収支でマイナス4,049万4,000円、営業外収支で4,518万4,000円のプラスで、経常収支は469万円となりました。


 当期純利益は、463万4,000円の黒字計上となっております。しかし、これは他会計よりの補助金で、営業外収支がプラスとなって計上できたものであります。


 給水戸数は、前年度比4.8%の増、給水人口2.8%の増、普及率1.6ポイントアップの55.7%となったものの、節水意識の浸透や暖冬の影響等もあり、給水収益が伸びず、営業収支はマイナスとなっております。


 重点課題として取り組んでおられました漏水対策の成果も一部出てまいりまして、有収率は82.8%と、1.1ポイント向上はしましたものの、いまだ県や全国平均には及ばず、目標の86%に向け、引き続き取り組み強化を図ってもらいたいと考えます。


 今後とも普及率の向上や給水人口の拡大、市内全域の一元化の推進に努められ、料金の適正化や事業収支の健全化にも取り組まれ、水道事業の確立を目指されたい。そして、「名水の里」にふさわしい、「安全でおいしい水」の安定供給に努力されるよう期待するものであります。


 以上、簡単でありますが、概要を申し上げ、報告にかえさせていただきます。


 ありがとうございました。


○議長(川上 浩君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 議事の都合により、9月7日及び10日の2日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(川上 浩君) ご異議なしと認めます。


 よって、9月7日及び10日の2日間は、本会議を休会することに決しました。


 なお、9月8日及び9日は市の休日でありますので、休会です。


 9月11日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表及び個人質問を予定しております。


 一般質問の通告書は、7日正午まで提出願います。


 本日は、これをもって散会いたします。





  散会 午前10時36分