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富山県 黒部市

平成19年第2回定例会(第1号 3月 1日)




平成19年第2回定例会(第1号 3月 1日)





 






平成19年第2回黒部市議会3月定例会会議録


平成19年3月1日(木曜日)





          議 事 日 程(第1号)


                           平成19年3月1日(木)


                           午前10時開議


 第1  会議録署名議員の指名


 第2  会期の決定


 第3  議案第 1号 平成19年度黒部市一般会計予算


     議案第 2号 平成19年度黒部市国民健康保険事業特別会計予算


     議案第 3号 平成19年度黒部市老人保健医療事業特別会計予算


     議案第 4号 平成19年度黒部市簡易水道事業特別会計予算


     議案第 5号 平成19年度黒部市農業集落排水事業特別会計予算


     議案第 6号 平成19年度黒部市公共下水道事業特別会計予算


     議案第 7号 平成19年度黒部市地域開発事業特別会計予算


     議案第 8号 平成19年度黒部市公共用地先行取得事業特別会計予算


     議案第 9号 平成19年度黒部市診療所事業特別会計予算


     議案第10号 平成19年度黒部市新川広域圏老人保養センター事業特別会計


            予算


     議案第11号 平成19年度黒部市病院事業会計予算


     議案第12号 平成19年度黒部市水道事業会計予算


     議案第13号 平成18年度黒部市一般会計補正予算(第3号)


     議案第14号 平成18年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3


            号)


     議案第15号 平成18年度黒部市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1


            号)


     議案第16号 平成18年度黒部市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)


     議案第17号 黒部市副市長定数条例の制定について


     議案第18号 黒部市ふれあい交流館施設整備基金条例の制定について


     議案第19号 黒部市こども医療費助成条例の制定について


     議案第20号 黒部市乳児、幼児及び妊産婦医療費助成に関する条例の全部改


            正について


     議案第21号 黒部市特別職報酬等審議会条例等の一部改正について


     議案第22号 黒部市職員の給与に関する条例の一部改正について


     議案第23号 黒部市水資源対策基金条例の一部改正について


     議案第24号 黒部市特別会計条例の一部改正について


     議案第25号 黒部市保育所条例の一部改正について


     議案第26号 黒部市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の


            一部改正について


     議案第27号 黒部市農業集落排水処理施設条例の一部改正について


     議案第28号 黒部市商工業振興条例の一部改正について


     議案第29号 黒部市下水道条例の一部改正について


     議案第30号 黒部市立小中学校グラウンド夜間照明施設条例の一部改正につ


            いて


     議案第31号 黒部市水道給水条例の一部改正について


     議案第32号 黒部市簡易水道給水条例の一部改正について


     議案第33号 黒部市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について


     議案第34号 黒部市ふれあい交流館に係る指定管理者の指定について


     議案第35号 新川広域圏事務組合規約の変更について


     議案第36号 新川地域介護保険組合規約の変更について


     議案第37号 新川育成牧場組合規約の変更について


     議案第38号 富山県市町村総合事務組合規約の変更について


     議案第39号 富山県市町村会館管理組合規約の変更について


               (39件 提案理由説明)


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本日の会議に付した事件


 議事日程に同じ


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本日の出席議員     22人


     1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君


     3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君


     5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君


     7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君


     9番 辻   泰 久 君      10番 橋 本 文 一 君


    11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君


    13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君


    15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君


    17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君


    19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君


    21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君


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本日の欠席議員    な し


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説明のため出席した者


 市長部局


  市長             堀 内 康 男 君


  助役             中 谷 延 之 君


  助役             室 谷 智 明 君


  総務企画部長         吉 本   昭 君


  市民生活部長         稲 澤 義 之 君


  産業経済部長         石 川 幹 夫 君


  都市建設部長         能 登 健 次 君


  上下水道部長         平 澤 茂 二 君


  地域センター長        熊 野 正 勝 君


  総務部理事総務課長      平 野 正 義 君


  市民生活部次長こども支援課長 岩 井 哲 雄 君


  産業経済部次長農林整備課長  川 添 安 裕 君


  都市建設部次長建設課長    此 川 健 道 君


  上下水道部次長下水道課長   山 田 丈 二 君


  総務企画部次長企画政策課長  名 越   誓 君


  財政課長           能 澤 雄 二 君


  総務課主幹          柳 田   守 君


 病  院


  市民病院長          新 居   隆 君


  市民病院事務局長       松 井 喜 治 君


  市民病院事務局次長      伊 東 高 志 君


 消防本部


  消防長・消防監        谷 口 政 芳 君


  消防本部次長         大勢待 富 雄 君


 教育委員会


  教育委員長          廣 瀬 捷 負 君


  教育長            本 多 省 三 君


  教育部長           山 本 裕 一 君


  事務局次長生涯学習課長    柳 川 一 成 君


 監査委員            福 島   樹 君


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職務のため議場に出席した事務局職員


  事務局長           島   邦 夫 君


  議事調査課長         浅 野 芳 幸 君


  主幹             柳 原 和 彦 君


  主任             橋 本 正 則 君


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○(一般質問通告)


 一般質問(代表)


  新樹会 寺田仁嗣議員


      ・1 平成19年度予算と今後の財政について


       (1)予算規模における市長の思いについて


       (2)個人市民税と法人市民税の増減について


       (3)今後の市税の見通しについて


       (4)三位一体改革による交付税等について


       (5)市債残高と実質公債比率について


       (6)歳出面における諸政策について


       (7)総合振興計画との整合性と財政力について


      ・2 新幹線関連の課題について


       (1)新駅周辺規模誘導計画について


       (2)駅舎のデザインについて


       (3)在来線との結接によるレール・バス導入について


       (4)新駅の駅名について


      ・3 宮野山周辺活性化対策について


       (1)宮野台地より景観を生かした眺望について


       (2)森の祭典事業対応の整備内容について


       (3)宮野橋下の公園管理と滝公園の活用について


       (4)陸上競技場内の芝生有効利用について


       (5)ハイツ宮野・ふれあいハウス宮野及びふれあい交流


          館との係わりについて


       (6)多目的グラウンド周辺の駐車場整備について


       (7)防災上から見た栗寺地区へのバイパス道路について


  一新会 伊東景治議員


      ・1 新年度予算について


      ・2 庁舎建設について


       (1)市民から愛される庁舎の基本理念について


       (2)分庁舎方式での業務の改善について


       (3)新庁舎完成までの取り組みについて


       (4)建設のための資金計画について


      ・3 市立図書館について


       (1)図書館の利用状況について


       (2)市民アンケートについて


       (3)公立図書館の機能、あり方について


       (4)図書購入費について


       (5)図書館の新設について


      ・4 学校給食について


       (1)自校方式とセンター方式について


       (2)宇奈月小・中学校の自校方式の状況について


       (3)自校方式とセンター方式の併用について


       (4)給食センターについて


      ・5 これからの上下水道事業のあり方について


  市民クラブ 山内富美雄議員


      ・1 脳梗塞の治療について


       (1)夢の薬T−PAの効能について


       (2)市民病院での使用状況について


       ・2 新市の都市計画について


       (1)旧市と旧町との調和のとれた土地利用計画について


       (2)都市計画道路の見直しについて


       (3)都市計画道路南線の延伸区間の整備状況について


  日本共産党 橋本文一議員


      ・1 基幹産業の農業について


       (1)近隣の自治体で集落営農が進められることにより、


          一部で集落営農に参加する農家がこれまでの中核農


          家への作業受託を次々と取りやめている。黒部市で


          の実態をどこまで把握しているのか。


       (2)転作率が30%になっている今、転作作物である大


          豆の品質低下と収量減収について、国・県・市は抜


          本的対策を採るべきと思うが。


       (3)現在の2年3作の作付けから3年4作の作付けにつ


          いて検討してみることも必要ではないのか


       (4)県が奨励品種としている大豆についての見直しも必


          要ではないのか


       (5)新たに農業を行う若い経営者への制度融資について、


          現在の状況はどうなっているのか


       (6)今後、生産者の顔も見える生産物はもとより、生産


          地の自然環境も重要なポイントになってくると思う


          が


      ・2 黒部川扇状地の希少生物ついて


       (1)「絶滅危惧種第2類」であるメダカや「希少種」オ


          オタニシ、ドブシジミの生息地を把握しているのか


       (2)生息地の保全対策がとられているのか


       (3)新たに生息地を作る為に水路を自然環境型に改良す


          ることが必要であると思うが


       (4)小学校5年生の理科においてメダカの観察があるが


          子供が黒部市に生息しているメダカで勉強すること


          によって、地球環境を真剣に考えていく子供たちを


          育て、大きな意義があると考えるが


       (5)メダカを通して、農業・教育・地球環境問題や自然


          と共生した社会の将来展望を考えることは、これか


          らの重要テーマであると思うが


  会派清流 内橋健治議員


      ・1 平成19年度予算について


       (1)平成19年度予算の基本方針について


       (2)主要施策の重点目玉事業は何か


       (3)地区要望の予算への反映について


      ・2 合併後の財政運営について


       (1)実質公債比率・市債残高の推移について


       (2)財政の見通しについて


       (3)地方債の無償繰上げ償還について


       (4)合併特例債の活用方針について


      ・3 庁舎の諸問題について


       (1)分庁舎の問題と業務改善について


       (2)組織の見直しについて


       (3)新庁舎建設検討委員会の設置について


       (4)新庁舎建設場所の選定について


      ・4 文化財保護について


       (1)文化財の現状と保護管理について


       (2)郷土伝統芸能の継承について


       (3)文化財保護のデジタル情報化の整備について


       (4)文化財資料館の整備と企画展の開催について


      ・5 農業の課題について


       (1)品目横断的経営安定対策や農地・水・環境保全対策


          への取り組みについて


       (2)小規模農家への対応について


       (3)特産品の育成について


       (4)都市と農山・漁村との交流事業について


 一般質問(個人)


  4番 竹山繁夫議員


      ・1 地域医療の充実について


       (1)地域がん診療連携拠点病院指定における院内体制は


       (2)がん医療科設置の考えは


       (3)医師少数での患者対応の心がけについて


       (4)在宅医療拡大での医療ごみの指導について


      ・2 教育行政について


       (1)教育再生会議の「7つの提言」への所見


       (2)ゆとり教育の見直し・教員免許更新・教育委員会制


          度の改革等の影響はいつ頃から受けるのか


       (3)国際化教育特区での英語力強化の手ごたえは


       (4)いじめについて


  7番 吉松定子議員


      ・1 少子化対策の徹底には


       (1)黒部市民病院における労働対策について


       (2)延長保育及び医療費の無料化について


       (3)全保育所における病後時保育室の設置及び看護師の


          配置について


       (4)男女の出会いの場づくりについて


      ・2 タバコ教育について


      ・3 今後の幼稚園のあり方について


  3番 辻 靖雄議員


      ・1 電子市役所の推進について


       (1)庁内LANを有線から無線への切り替えが可能か


       (2)公印決裁から電子決裁の拡大へ


       (3)電子入札及び公共工事の電子納品の取り組みについ


          て


      ・2 少子高齢化社会の充実を目指して


       (1)子供の医療費助成を中学校(義務教育)までに


       (2)高齢者住宅の建設構想について


       (3)黒部市民病院の名称の変更について


      ・3 行財政改革の推進について


       (1)地方債の無償繰上償還による高金利の軽減額につい


          て


       (2)予算を職員数で割る予算割の視点について


       (3)情報化システムの業務管理の競争入札について


      ・4 安心・安全のまちづくりについて


       (1)今後の消防行政について


       (2)DMV(仮称バス電車)の導入で公共交通の活性化


          を


  13番 山本達雄議員


      ・1 分庁舎方式における事務の効率化について


       (1)改善策について


       (2)事務事業の効率化と市民サービスについて


      ・2 第3セクター施設の今後の運営について


       (1)(株)宇奈月国際会館の経営方針について


       (2)(有)宇奈月農産公社の経営方針について


  1番 小柳勇人議員


      ・1 行政評価システムの導入について


       (1)導入についての考え方


       (2)導入により期待できる効果について


      ・2 コミュニティバス等による地域対策について


       (1)コミュニティバス等による生活交通網の整備につい


          て


      ・3 コミュニティセンターの進捗状況について


       (1)現状について


       (2)地元住民への説明会開催について


  2番 谷口弘義議員


      ・1 子育て支援について


       (1)学童保育を全校下での実施を求める


       (2)学童保育の充実を求める


       (3)希望する児童は全員学童保育を受けられるように


      ・2 誰もが安心して生活できるまちづくりについて


       (1)通学路の路側帯の白線をもっとわかりやすくするよ


          うに


       (2)必要なところには横断歩道をつける


       (3)高橋川にかかる橋に歩道橋をつける


       (4)市の施設は車椅子でも利用できるように


      ・3 黒部市指定文化財について


       (1)黒部市が所有する文化財はどのように保存されてい


          るのか


       (2)貴重な資料、書籍を大切に保管するにはどんな設備


          が必要なのか。今後どのように保管されていくのか


      ・4 除雪体制の維持について


       (1)除雪体制を維持するには最低限の保証が必要でない


          のか


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                 開 会 の 宣 告


  午前10時00分


○議長(川上 浩君) 皆さん、おはようございます。


 本日、3月定例会が招集されましたところ、ただいまの出席議員は「全員」であります。


 定足数に達しましたので、これより、平成19年第2回黒部市議会3月定例会を開会いたします。


 これより、諸般の報告を行います。


 まず、監査委員から例月出納検査の12月分及び1月分の結果報告がありました。


 お手元に配付したとおりであります。


 説明は省略をさせていただきます。


 以上で諸般の報告を終わります。


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                 開      議


  午前10時01分 開 議


○議長(川上 浩君) これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、「橋本文一君」及び「辻 泰久君」を指名いたします。


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○議長(川上 浩君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から3月20日までの20日間といたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(川上 浩君) ご異議なしと認めます。


 よって、会期は20日間と決定いたしました。


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○議長(川上 浩君) 日程第3、「議案第1号から議案第39号まで」、以上39件を一括議題といたします。


 市長から提案理由の説明を求めます。


 市長、堀内康男君。


               〔市長 堀内康男君登壇〕


○市長(堀内康男君) おはようございます。


 どちら様も大変ご苦労さまでございます。


 きょうも大変穏やかな天候でありますが、ことしの冬は予想に反しまして、大変穏やかな冬でありました。おかげで、機械除雪費が昨年と比較して予想外にかからなくて大変助かっております。きょうまでに機械除雪費で1,300万円余り要したところでございますが、予算に比較いたしまして大変少なかったわけであります。


 また、一方では、宇奈月温泉スキー場が1日も営業できず、営業中止したことは大変残念なことでありますし、この暖冬の影響が春以降、農業面他、いろんな面であまり影響がないことを祈るところでございます。3月に入りまして、三寒四温が繰り返されながら、一歩一歩着実に春に向かっていくわけでありますが、まだまだ寒い日がございます。暖房器具等の取り扱いにつきましては、十分ご注意いただきたいと思います。


 昨日も三日市地区大町で2戸が全焼するという、大変残念な火災がございました。被災されました皆さん方には心からお見舞いを申し上げたいと思っております。また、その消火活動には、消防団員の皆さん方には大変ご苦労をおかけし、また三日市分団の皆さん方には、朝まで災害に対する見張り活動をしていただいたという報告を受けております。ご苦労をおかけしましたことに対し、感謝と御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。


 それでは、3月定例会の提案理由を説明させていただきます。


 平成19年度の姿を示す説明でございますので、少しボリュームがありますが、お聞きいただきたいと思います。


 本日ここに、平成19年第2回黒部市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、平成19年度予算案をはじめとする市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。


 議案の説明に先立ちまして、市政の概要等について申し上げます。


 昨年3月31日に旧黒部市と旧宇奈月町が合併し、新生黒部市が誕生してから、はや1年を迎えようとしております。


 この1年を振り返りますと、国内外の社会経済情勢が変貌し続ける中、また本格的な人口減少時代の到来、国と地方の役割分担を見直す地方分権改革の推進等、地方自治体を取り巻く環境は日々厳しさを増す中、私たちは、市民の皆様の温かいご理解とご支援により、新市誕生という新しい歴史の幕を開けることができました。


 また、多くの市民の皆様が参加される中で、新市誕生記念式典をはじめとした各種事業を実施することができましたことに加え、宇奈月小学校の竣工、基幹道路網の整備、市民病院におけるPET/CTの導入など、市民生活の基盤となる社会資本の整備充実をはじめ、各般の施策を着実に進めることができました。


 これもひとえに、議員各位をはじめとする4万3,000市民のご理解、ご協力のたまものと深く感謝申し上げるものであります。


 私たちは、この合併やこの地域の限りない発展を考える上で、先人、先賢が多くの困難を克服して築き上げられた、この地域の歴史と伝統と文化をしっかりと引き継ぎ、「黒部市」の新たな可能性を創造しながら、この地域発展のため、確固たる使命感を持って邁進していく所存であります。今後とも、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げるものであります。


 次に、総合振興計画関係について申し上げます。


 総合振興計画につきましては、昨年9月に黒部市総合振興計画審議会が設置されて以来、全体会及び各部会を通じ、これまで4回にわたり議論を重ねていただいたところであります。審議会に対しまして計画策定に関する諮問を行った際、私は、新生「黒部市」の最上位計画として、これからのまちづくりの指針となる本計画の重要性と今回の計画策定に当たっての3つの視点、「市民との協働による計画づくり」、「実効性を重視した計画づくり」、「計画・評価・予算の連動を視野に入れた計画づくり」ということを申し上げるとともに、十分な議論をいただくことをお願いし、市としての重点課題についてもお示ししたところであります。審議会委員各位におかれましては、それらのことを真摯に受けとめられ、将来の黒部市がどうあるべきか、そのためにこれからどうすべきかなど、真剣かつ積極的に議論いただいておりますことは、まことに喜ばしく、心から感謝申し上げものであります。


 現在、本計画の根幹部分に当たる基本構想について審議いただいており、昨日、その中間報告を審議会として取りまとめていただいたところであります。その基本構想中間報告につきましては、本議会において報告いたした後、市民の皆様への公表を予定しているところであります。なお、今回の基本構想中間報告は、いわば市民に対する情報開示と市民の意見をさらに計画に反映させるためのものであり、「パブリックコメント」なども通じ、今後も継続して審議いただくこととしております。また、4月以降は、基本構想の継続審議と並行して、構想を受けての前期基本計画の審議をお願いする予定としております。いよいよ、さらに踏み込んだ具体的な事業計画づくりとなるわけでありますが、各種の合併効果を見込みつつも、大変厳しい財政状況の中、市民と職員の協働体制により、さらに英知を結集し、よりよい計画策定に向け、全力で取り組みを進めていかなければならないと考えているところであります。


 次に、北陸新幹線関係について申し上げます。


 平成19年度の北陸新新幹線の整備事業費は、昨年度から16億円増の872億円が配分され、このうち富山県内の総事業費は昨年度より138億円増の395億円とされたところであります。


 富山県内の工事等の進捗状況でありますが、県境の朝日町から富山駅までの約52キロメートルについては、すべて用地取得が完了する見込みとなり、また、この区間の工事着手率は8割に達し、新たに魚津市六郎丸高架橋など5カ所の工事が予定されるなど、富山市以西の事業進捗を含め、平成26年度末の完成あるいは前倒し開業も視野に入れた工事等が急ピッチで進められているところであります。


 一方、県東部駅として位置づけられています北陸新幹線新黒部駅(仮称)の周辺整備につきましては、昨年9月に北陸新幹線新駅周辺整備計画検討委員会におきまして一定の計画が取りまとめられたところであります。これを受けまして、平成19年度から地元自治振興会や地権者のご理解、ご協力のもと、新幹線開業に向けて本格的な調査及び整備等を進めてまいりたいと考えております。


 また、新駅周辺において家屋移転等を余儀なくされる地権者の皆様方の不安を解消するため、新駅周辺整備計画の説明会を年末からことし1月にかけて開催したところであります。新駅周辺整備につきましては、平成13年以来、6年の長きにわたる議論の集大成となるこの「整備計画」の報告を踏まえ、パークアンドライド駐車場、駅前広場等の整備、各種アクセス道路網の整備あるいは在来線との交通ネットワークの構築などについて、県東部の方々には「マイ・ステーション」として親しみを持っていただけるよう、また、来訪者の方々には県東部の大自然の魅力を満喫していただけるよう、便利で利用しやすい公共交通、観光拠点となることを目指し、今後とも関係機関と連携し、ご協力をいただきながら、北陸新幹線開業に向け整備を進めてまいりたいと考えております。


 次に、平成19年度予算編成の基本方針について申し上げます。


 最近の我が国経済につきましては、「景気は、消費に弱さが見られるものの、回復している」との判断が示されており、先行きについても、企業部門の好調さが家計部門へ波及し、民間需要中心の回復が続くと見込まれております。地方財政の現状につきましては、地方税収入のほか、地方交付税の原資となる国税収入が大幅に増加するものの、公債費が高い水準で推移することや社会保障関係費の自然増等により、依然として大幅な財源不足の状況となっております。


 このような状況を踏まえ、平成19年度の国の地方財政対策においては、地方交付税を特例的に減額するべきと主張する向きも一部にありましたが、全国の地方団体の働きかけにより法定率分が確保され、地方税や特例地方債などを合わせた一般財源総額では、全国ベースで昨年度を5,000億円程度上回る額が確保されたところであります。


 また、地方と国の関係につきましては、昨年12月に地方分権改革推進法が成立し、今後4月に発足する予定の地方分権改革推進委員会において新地方分権一括法の制定に向けた検討が開始されます。いわゆる「第二期分権改革」が、国の進める「歳出・歳入一体改革」の達成が優先されるあまり、地方に一方的にそのしわ寄せがなされることがないよう、全国の地方団体が力を結集して、地方と国の役割分担の見直し、国から地方への権限と税財源のさらなる移譲などを進め、あるべき地方と国の関係を築き上げていかなければなりません。


 このような中、平成19年度の本市の財政状況につきましては、まず歳入面では、三位一体改革による国から地方への税源移譲等により、個人市民税の伸びが期待できるものの、法人市民税などその他の税の落ち込みにより、市税収入全体では減収となる見込みです。


 さらに、地方交付税についても、法人市民税の交付税算入年度のずれによる影響などから減収と見込まれ、税源移譲に伴い廃止される所得譲与税の減収分と合わせ、来年度の一般財源総額は大幅な減収となるものと見込まれます。


 また、歳出面では、扶助費や公債費などの義務的経費が増大していることに加え、施設の維持管理経費などの物件費や補助費、特別会計への繰出金などが年々増加いたしております。


 このように、歳入の根幹をなします市税収入や地方交付税などを含む一般財源総額が前年度を大きく割り込む一方で、義務的経費などの伸びが大きいため、平成19年度は従来にも増して極めて困難な財政運営を余儀なくされるものと考えられます。


 一方、こうした厳しい本市の財政状況に配慮しつつ、引き続き、新市の一体感の醸成を図っていくとともに、諸政策の着実な推進により、市勢のさらなる進展と市民福祉の一層の向上を目指していかなければなりません。


 このような状況に鑑み、平成19年度の予算編成に当たっては、財政の健全性を堅持するため、適正な受益者負担等による自主財源の確保を図るとともに、すべての事務事業について積極的かつ徹底した見直しを聖域なく行うなど、経費の節減、合理化に努めたところであります。


 また、合併や行革に伴う人員削減計画の着実な実施などにより人件費の抑制を図るとともに、市債発行額を極力抑制することによる市債残高の減少や合併特例債など、交付税措置のある有利な起債の活用に努めるなど、計画的な財政運営による財政基盤の強化にも積極的に取り組んだところであります。


 公債費に関しましては、平成19年度の地方財政対策として、地方自治体が過去に高い金利で借り入れた公的資金について、補償金なしでの繰上償還が一定の条件下で認められたところであります。本市といたしましてもこの措置を活用し、積極的に繰上償還や低利債への借りかえに取り組みたいと考えており、その実施に当たってはできるだけ対象を広くして、自治体の公債費負担が軽減される仕組みとなるよう望むものであります。


 さらに平成19年度予算では、引き続き新市の一体感の醸成に取り組むとともに、「新しい黒部市の基盤づくり」を行う予算と位置づけ、新市建設計画におけるまちづくりの方針や現在策定中の総合振興計画におけるこれまでの議論を踏まえ、「共生」、「活力」、「安心」の3つのテーマを柱とする「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」の創造のために、必要不可欠な事業について予算の重点化に努めることといたしました。


 このような基本方針のもとに予算を編成した結果、平成19年度の予算規模は、一般会計については204億4,844万円で、前年度と比較して5.7%の増、9特別会計と2企業会計を加えた予算総額では423億737万3,000円となり、2.9%の増となっております。


 続きまして、平成19年度主要施策の概要について、総合振興計画のベースとなる新市建設計画におけるまちづくり方針に沿って、その主な内容をご説明申し上げます。


 第1には、「自然と共生し、水と緑の文化を創造するまちづくり」についてであります。


 自然環境の保全につきましては、雄大な山岳地帯、そこから流れ込む黒部川がもたらす良質な水資源などを守り育むために、その自然保護と環境保全を推進して、人と自然が共生し、環境にやさしく、人にもやさしいまちを築くよう努めてまいります。


 また、環境保全意識が高まっている中、環境に関する施策の推進に資するため、環境省に職員を派遣するとともに、公害防止や環境ISO14001への取り組みを推進してまいります。


 河川・海岸環境の保全と整備につきましては、すべての市民の参加と協力のもと、関係機関の協力を得ながら、その保全及び環境美化活動を推進するとともに、市民が親しみやすい水辺広場を整備してまいります。


 森林環境の保全と活用につきましては、豊富な森林は観光資源ともなっており、野生鳥獣との共生も図りつつ、放置・荒廃森林の保全や森林環境の改善に資するため、森づくりプランに基づき里山の再生整備を推進いたします。


 また、とやまの森の祭典開催などにより、地域緑化を普及推進いたします。


 水を生かしたまちづくりにつきましては、全国でも有数の「水」に恵まれた地域であり、水環境の保全意識高揚のため、水の少年団活動への支援などを行うとともに、水辺の楽校など親水空間の整備に努めてまいります。


 自然エネルギーの利活用につきましては、豊富な水を利用し、土地改良区が実施する小規模発電などの水有効利活用等に関する調査研究に対して支援をしてまいります。


 また、バイオマスタウンを構築するため、市民参画のもと、バイオマスの利活用方法の検討とバイオマスタウンづくりの推進体制を整備してまいります。


 第2には、「地域特性を生かした産業育成のまちづくり」についてであります。


 農林水産業の振興につきましては、まず安全で安心なコメづくり基盤の整備に努めるとともに、4月から始まる品目横断的経営安定対策への対応といたしまして、担い手となり得る認定農業者や集落営農の育成並びに法人化への支援をしてまいります。


 また、農村環境の保全活動に対して支援をするとともに、土づくりのため土壌改良剤の散布を推進してまいります。


 林業振興といたしましては、林道等の基盤整備を行うとともに、森林病害虫の防除や地域産材の活用を推進いたしてまいります。


 また、漁業振興といたしまして、水産資源の適正な管理、安定供給の確保のための支援をしてまいります。


 農産物の生産、流通といたしましては、高品質米の生産並びに地産地消の促進、黒部西瓜の生産拡大や農業体験を通じて、食と農業についての理解を深める食育活動を推進してまいります。


 工業の振興につきましては、新規企業誘致を促進するとともに、立地企業や新技術開発、産業おこし推進事業に対して支援いたしてまいります。


 また、就労・雇用対策としてUターン就職セミナーの開催や勤労者融資を引き続き実施し、雇用の安定と勤労者福祉の向上に努めてまいります。


 商業の振興につきましては、商工会議所と商工会への支援や中小企業融資を実施してまいります。


 また、引き続き、「くろべフェア」の開催や中心市街地の活性化を目指すイベントの開催を支援いたします。


 観光の振興につきましては、国際観光、産業観光など、さまざまな観光産業の動向を踏まえ、山・川・海の広域的な観光資源を有効に活用して、まち歩きなどの体験型観光の充実やグリーンツーリズムなどの滞在型観光を推進いたします。


 また、観光客への黒部ブランド商品等の実験販売を実施するほか、観光協会に対して市外への観光イベントなどの情報発信を行うための支援を行うとともに、その体制の強化のため組織の統合を推進してまいります。


 第3には、「快適な暮らしを支える都市基盤の充実したまちづくり」についてであります。


 北陸新幹線の整備につきましては、見込まれます工事費の負担金を計上したほか、新駅周辺整備計画に基づき、駅周辺の現況測量や基本設計など、関連調査やふるさと農道などのアクセス関連工事等を実施してまいります。


 公共交通網の整備として、富山地方鉄道が行う鉄道軌道近代化設備の整備や生活路線バス運行費に対して支援するとともに、地鉄新駅や黒部支線の整備手法などの研究を行ってまいります。


 道路の整備につきましては、幹線道路や生活道路は、交通安全の確保、雪寒対策など緊急に整備が必要な路線から計画的に道路環境を整備するとともに、安心・快適な歩行者空間の確保にも意を注いでまいります。


 幹線道路の整備といたしましては、新堂中新線と都市計画道路前沢植木線の改良及び宇奈月本線の電線共同溝整備を推進してまいります。


 国道8号バイパスにつきましては、国等の関係機関に対し、未着工区間の早期工事着手を積極的に働きかけてまいります。


 市街地、住宅の整備につきましては、都市計画マスタープランの策定や良好な居住環境の形成を目指し、引き続き、三日市保育所周辺土地区画整理事業を推進してまいります。


 また、用途地域内への宅地開発の誘導を図るため、民間宅地開発事業を支援してまいります。


 水道施設の整備につきましては、安全でおいしい水を安定供給するため、計画的に漏水対策や老朽管の更新並びに設備の改良工事を行い、普及率と有収率の向上を図ってまいります。


 下水道の整備につきましては、公共下水道事業や農業集落排水事業などを合わせた普及率が、平成18年度末で86.6%となっている状況でありますが、今後とも計画的に管路の延長を進め、普及率の向上に努めてまいります。


 また、下水道処理場のバイオマス活用施設整備を進めてまいります。


 公園、緑地の整備につきましては、市民の憩いの場、多彩な交流促進の場である宮野運動公園や石田近隣公園などの整備を進めるとともに、宮野墓地公園を拡張整備してまいります。


 情報・通信の整備につきましては、地域情報ネットワークの活用や電子自治体の推進を図り、開かれた行政の実現に努めてまいります。


 第4には、「健やかに安全で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。


 保健・医療の充実につきましては、みずからが自己の健康管理と増進を心がけるよう、指導・相談体制や啓発活動を充実するとともに、基本診査やがん検診などの健康診査を実施してまいります。


 また、介護予防対策を充実するため、地域包括支援センターとも連携してまいります。


 市民病院につきましては、外来棟などの老朽化に対応するため、施設整備マスタープランの策定やX線血管撮影診断、治療システムの更新等医療機器を充実してまいります。


 地域福祉の充実につきましては、市民一人ひとりが自立と連帯の精神を持ち、年齢や障害の有無を超えて、だれもがお互いに支え合いながら暮らせる社会が基本であり、このための地域福祉推進体制を充実してまいります。


 高齢者福祉の充実につきましては、高齢者の増加に伴い、要援護者、ひとり暮らし老人への対策や社会参加と交流の促進等生きがい対策の充実に努めてまいります。


 障害者福祉の充実につきましては、地域社会で障害者が自立した生活を送れるようノーマライゼーション思想の普及に努めるとともに、障害者の自立支援や生活支援事業を充実し、実施してまいります。


 介護保険への対応につきましては、介護を要する状態となることを予防し、自立した生活ができるように包括的地域ケア体制を確立してまいります。


 子育て支援の充実につきましては、一人ひとりの子供を大切に守り育てていく地域密着型の子育て支援を行う必要から、保護者負担の軽減のため、小学校6年生までを対象とした医療費の助成実施や児童手当の増額支給をしてまいります。また、引き続き、保育料の軽減策を実施してまいります。


 消費者支援施策の充実につきましては、消費者の各種相談に対応できる体制の整備を図ってまいります。


 消防・防災体制の充実につきましては、安全で安心して暮らせる消防体制の拡充の一環として救急救命士を養成し、救急救命率の向上を目指してまいります。


 また、自主防災組織の結成率が平成19年2月1日現在で97.3%となったことから、市防災訓練を実施するとともに、地域防災リーダーの育成を図ってまいります。


 防犯体制の充実につきましては、地域ぐるみの連携のもと、安全なまちづくり推進センター事業等の促進による防犯体制の強化を図ってまいります。


 交通安全の推進につきましては、交通事故をなくすため、街頭指導などの交通安全思想の普及・啓発や交通安全施設等の整備に努めてまいります。


 ごみの減量化、リサイクルの推進につきましては、ごみの発生抑制や再利用に努めるため、ごみの減量化やリサイクルに対する意識啓発活動やリサイクル活動を推進し、循環型社会の構築を目指してまいります。


 第5には、「個性と創造性を伸ばし、豊かな心を育むまちづくり」についてであります。


 家庭教育の充実につきましては、安全・安心に学習できる機会を提供するために、放課後子ども教室を実施するほか、地域食育支援事業を推進するなど、地域で子供を育てる環境の充実に努めてまいります。


 学校教育の充実につきましては、中長期的視点に立った学校教育の基本計画及び通学区域の適正化などの重要施策を検討するため、平成19年度はアンケートを実施するなど、学校教育基本計画等調査委員会において調査・研究を行ってまいります。また、引き続き、国際化教育特区への取り組みを推進し、感性と創造性豊かな人材の育成に努めてまいります。


 小中学校の施設整備といたしましては、中央小学校の増築実施設計と小学校保健室冷房施設設置等を行ってまいります。


 青少年の健全育成につきましては、家庭、各種団体がそれぞれの役割を果たしながら、互いに連携し、多様な活動ができる施策の充実や指導者の育成に努めるとともに、育成団体活動に対して支援してまいります。


 生涯学習の推進につきましては、多様な学習ニーズに対応するため、その活動拠点として、ふれあい交流館の活用や公民館などの施設を充実し、自主的に学ぶことができる学習機会を提供してまいります。


 図書館では、日常的な読書から高度な調査・研究の領域まで、市民が求める資料や情報の提供及び生涯学習活動を支援してまいります。


 文化・スポーツの振興につきましては、まず芸術文化の振興では、すぐれた芸術を鑑賞し、親しむ機会をふやすために、芸術祭の開催と芸術文化活動への支援を行ってまいります。


 美術館では、企画展のほか子供たちを中心とした美術鑑賞会や出前美術館を開催してまいります。


 歴史民俗資料館では、市民が県内外へ黒部の歴史を発信できるように歴史講座等を開催いたします。


 また、国際文化センター・コラーレや宇奈月国際会館セレネ、吉田科学館で開催されます自主事業に対して支援してまいります。


 さらに、文化財保護調査事業といたしまして、国道8号バイパスやふるさと農道の埋蔵文化財調査を引き続き実施してまいります。


 次に、スポーツの振興につきましては、市民の健康増進とスポーツによる交流の活発化を目指し、各種スポーツ教室や大会を充実するとともに、スポーツイベント等の誘致並びに総合型地域スポーツクラブに対し支援してまいります。


 また、石田地区の公認45ホールのパークゴルフ場につきましては、来年5月のオープンを目指して整備を進めてまいります。


 国際化への対応につきましては、アメリカメーコン市との姉妹都市提携30周年を迎えることから、メーコン市を親善訪問し、市民レベルの国際交流を図るとともに、国際友好都市韓国三陟市からカーター記念黒部名水ロードレースに市長並びに選手等の受け入れや三陟市への選手派遣を実施してまいります。


 また、国際理解教育の推進の一環として、中学生を姉妹都市のオランダスネーク市へ派遣する交流研修を実施してまいります。


 第6には、「市民と行政が一体となったまちづくり」についてであります。


 市内外との連携・交流の促進につきましては、8月に開催予定の姉妹都市根室市の市制50周年記念式典などに市民ツアーを実施し交流するほか、根室市とのスポーツ交流や東京都千代田区の子供たちとの都市農村交流事業を引き続き実施してまいります。


 開かれた行政への取り組みにつきましては、市民の多様化する行政ニーズに的確に対応し、市民と行政が一体となったまちづくりを推進するため、市政について市民の皆さんと意見を交わすタウンミーティングを定期的に実施してまいります。


 また、広報くろべやみらーれテレビ、ラジオ・ミュー、インターネットなどのメディアを活用し、情報の提供に努めてまいります。


 市民活動支援への取り組みにつきましては、市民がまちづくり、地域づくりに参画・参加できる環境づくりとして、自治振興会などを中心としたさまざまな地域のコミュニティ活動や地域を越えたボランティア活動、まちづくりNPO活動などの支援を積極的に行ってまいります。


 男女共同参画社会の推進につきましては、男女がお互いの人権、尊厳を認め合い、性別にとらわれず、個性と能力が発揮できる社会をつくることを目指し、男女共同参画プランの周知に努め、意識啓発を図ってまいります。


 市民と一体となった計画的行政運営の推進につきましては、さらに公の施設への指定管理者制度の導入を進めるほか、保育所の民営化等、民間活力の積極的な活用を図ってまいります。


 また、総合振興計画の策定を契機として、各種の施策が果たすべき成果目標の設定や進捗評価、改善プロセスを重視した事業評価システムの段階的な導入を図るとともに、行政文書を共有化し、情報の有効活用を図るため文書管理システムを導入いたします。


 健全財政の推進につきましては、厳しい財政状況の中でも本市の活性化と市民福祉の向上を図るため、多種多様な施策を着実に進めるとともに、さらに事務事業及びその執行方法の見直しを行ってまいります。


 なお、平成19年度の市民病院を除いた職員数については、平成18年4月1日の職員数に対し、17人減員の465名となっております。


 また、経費の節減・合理化の一環として、従来からの経緯等にとらわれることなく、歳出全体を根本から厳しく洗い直すとともに、創意と工夫を凝らし、より厳正に施策、事業を予算化したところであります。あわせて、職員の資質のより一層の向上を図るため、絶えず自己研さん、自己啓発を提唱し、一人ひとりの自覚と責任のもと、市民サービスの向上と経営感覚を磨くよう、適切な研修を積極的に措置してまいります。


 次に、合併関連の施策について申し上げます。


 新市の一体化を実感し、市民の皆さんが合併してよかったと感じていただけるように、本年から70歳以上の高齢者に対する無料入浴証とふれあい入浴券の交付や高齢者割安定期券購入費助成を市内全域に拡大するとともに、自治振興会や民間宅地開発に対する助成事業等につきましても、一元化することとしております。


 また、引き続き、新市のまちづくりの指針となる総合振興計画の策定を進めてまいります。


 9月までにはその基本構想、12月までに基本計画を各界各層にわたる方々のご意見を伺いながら取りまとめていきたいと思っております。


 このほか新市の市民憲章策定に要する経費、新市誕生1周年を記念して、11月に招請するNHKの公開番組に係る所要経費及び愛本地区コミュニティセンターの建設費を計上したところであります。


 以上、施策の一端について申し上げました。


 次に、歳入予算のうち、主なものについてご説明申し上げます。


 まず、一般会計におきましては、市税収入として79億4,551万6,000円を計上しております。各税目の見積もりに当たりましては、これまでの本市の税収動向に加え、税源移譲や税制改正に伴う影響額、地方財政計画などを総合的に勘案し、計上したところであります。


 地方交付税につきましては、地方財政計画や本市の基準財政収入額及び需要額の動向などを勘案し、試算の上、さらに合併に伴う支援措置を見込んで計上いたしております。


 国及び県支出金につきましては、事業の内容、採択の見通しなどの精査、把握に努め、それぞれ事業に見合った額を計上いたしております。


 利子割交付金、地方消費税交付金、地方特例交付金などの各種交付金につきましては、国の財政対策などを基礎として積算の上、計上いたしております。


 市債につきましては、公共事業等の財源として必要な額を計上したほか、新たに国の制度による財源対策として減収補てん債を発行することとしております。合併特例債につきましては、新市建設計画に盛り込まれた事業の推進を図るため、4億7,600万円を計上いたしております。


 使用料、手数料につきましては実績を勘案するとともに、適正な受益者負担の見直しを図った上で、見込み得る額を計上しております。


 以上のような歳入の状況でありますが、なお不足する額につきましては、財政調整基金の繰り入れをもって財源調整を行ったところであります。


 また、特別会計、企業会計につきましても、それぞれ見込み得る財源のほか、一般会計からの繰り入れをもって財源調整を行ったところであります。


 以上、平成19年度の予算概要を申し上げましたが、市民並びに議員各位のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。


 次に、平成18年度補正予算について申し上げます。


 まず、一般会計の補正予算についてであります。


 補正額は5,841万7,000円の追加でありまして、補正後の予算総額を198億8,586万2,000円とするものであります。


 国庫補助事業といたしましては、合併補助金の交付決定を受け、固定資産税関係賦課事務費、消防団員用夏服等購入費及び石田近隣公園体験学習センターの防災備蓄用品購入費を追加するほか、生活保護に係る医療扶助費を追加するものであります。


 篤志寄附によるものといたしましては、社会福祉振興事業基金積立金、若者雇用円滑・定着化事業補助金及びKUROBEアクアフェアリーズ活動助成金を追加計上いたしました。


 その他の補正といたしましては、事業費の確定に伴い、新川広域圏事業及び介護保険事業を減額し、県単道路整備事業負担金、造林整備事業費及び老人保健医療事業特別会計繰出金をそれぞれ追加計上いたしました。


 歳入では、市税、国庫支出金、寄附金、諸収入及び繰越金をそれぞれ追加するとともに、将来の財政負担に備え、財政調整基金繰入金及び減債基金繰入金を減額することとしております。


 繰越明許費は、年度内に完了しない見込みの事業費を翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。


 国民健康保険事業特別会計は、保険給付費を更正するとともに、国保財政調整基金繰入金を追加するものであります。


 老人保健医療事業特別会計は、老人医療給付費を追加するものであります。


 公共下水道事業特別会計は、合併補助金の交付決定を受け、下水道台帳整備業務委託費を追加するとともに、繰越明許費及び債務負担行為の設定を行うものであります。


 次に、予算以外の議案の概要について申し上げます。


 条例関係のうち新たに制定するものといたしましては、地方自治法の一部改正を受け、平成19年4月1日から助役制度が副市長制度に代わるところでありますが、現下の山積する重要諸課題に適切に対応するため、中谷助役及び室谷助役に引き続きその任を負っていただくこととし、副市長2人制とする「黒部市副市長定数条例」を提出いたしております。


 また、黒部市ふれあい交流館の設置に伴い、平成19年度に富山県から交付される有効活用支援費の一部を今後の施設整備資金に充当するため、「黒部市ふれあい交流館施設整備基金条例」を少子化対策、子育て支援の一環として、未就学児を無料とする現行の乳児・幼児医療費助成制度に加え、これを新たに小学校3年生の児童まで拡充し、入院医療費については小学校6年生までとする「黒部市こども医療費助成条例」を提出いたしております。


 このほか、「黒部市乳児、幼児及び妊産婦医療費助成に関する条例の全部改正条例」を一部改正するものといたしましては、地方自治法の一部改正を根拠とする「黒部市特別職報酬等審議会条例等の一部改正条例」ほか12条例を提出いたしております。


 次に、その他の議案関係について申し上げます。


 議案第34号は、黒部市ふれあい交流館に係る指定管理者の指定に伴うもの、議案第35号から議案第39号は、いずれも地方自治法の改正等に伴う一部事務組合規約の変更議案であります。


 以上、本日提出いたしました議案につきまして概要を申し上げました。


 なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げます。


 何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。


○議長(川上 浩君) お諮りいたします。


 「議案第1号 平成19年度黒部市一般会計予算」については、委員会条例第6条の規定により、議長を除く21名の委員をもって構成する「予算特別委員会」を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(川上 浩君) ご異議なしと認めます。


 よって、「議案第1号」については、議長を除く21名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。


 以上で、本日の日程は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 議事の都合により、3月2日、5日及び6日の3日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(川上 浩君) ご異議なしと認めます。


 よって、3月2日、5日及び6日までの3日間は、本会議を休会することに決しました。


 なお、3月3日及び4日は市の休日でありますので、休会です。


 3月7日は午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表及び個人質問を予定しております。


 一般質問の通告書は、5日正午まで提出願います。


 本日は、これをもって散会いたします。





  散会 午前10時58分