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富山県 滑川市

平成23年 3月定例会(第5号 3月23日)




平成23年 3月定例会(第5号 3月23日)





 
                  平成23年3月


          滑川市議会定例会会議録 第5号





平成23年3月23日(水曜日)


         ──────────────────────


             議 事 日 程   第 5 号


                       平成23年3月23日(水)午後1時30分開議


第 1  委 員 長 報 告


      総務文教消防委員長


      産業厚生建設委員長


     質       疑


     討       論


     採       決


第 2  議案の追加提案


     議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦について


     提案理由説明


     採       決


第 3  議員提出議案第1号 TPP交渉参加反対に関する意見書


第 4  議員提出議案第2号 地方住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充を


               求める意見書


第 5  議員提出議案第3号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し、万全の


               領域警備を求める意見書


第 6  議員提出議案第4号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直し


               を求める意見書


     提案理由説明


     質       疑


     討       論


     採       決


第 7  都市計画審議会委員の推薦


第 8  新川畜産公社理事の推薦


第 9  (仮称)富山県東部消防広域化協議会委員の推薦


第 10  議員派遣


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               本日の会議に付した事件


日程第1 委 員 長 報 告


      総務文教消防委員長


      産業厚生建設委員長


     質       疑


     討       論


     採       決


日程第2 議案の追加提案


     議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦について


     提案理由説明


     採       決


日程第3 議員提出議案第1号 TPP交渉参加反対に関する意見書


日程第4 議員提出議案第2号 地方住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充を


               求める意見書


日程第5 議員提出議案第3号 尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し、万全の


               領域警備を求める意見書


日程第6 議員提出議案第4号 民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直し


               を求める意見書


     提案理由説明


     質       疑


     討       論


     採       決


日程第7 都市計画審議会委員の推薦


日程第8 新川畜産公社理事の推薦


日程第9 (仮称)富山県東部消防広域化協議会委員の推薦


日程第10 議員派遣


         ──────────◇──────────


出席議員(16名)


    1番 水 野 達 夫 君    2番 高 木 悦 子 君


    3番 原     明 君    4番 岩 城 晶 巳 君


    5番 石 倉 正 樹 君    6番 中 島   勲 君


    7番 古 沢 利 之 君    8番 浦 田 竹 昭 君


    9番 開 田 晃 江 君    10番 中 川   勲 君


    11番 澤 谷   清 君    12番 砂 原   孝 君


    13番 野 末 利 夫 君    14番 森     結 君


    15番 高 橋 久 光 君    16番 前 田 新 作 君


欠席議員(なし)


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             説明のため出席した者の職・氏名


 市長                    上 田 昌 孝 君


 副市長                   久 保 眞 人 君


 総務部長                  佐 藤 孝 男 君


 企画情報課長                杉 田 隆 之 君


 総務部参事総務課長事務取扱         池 本   覚 君


 総務部次長財政課長事務取扱         小 幡 卓 雄 君


 税務課長                  宮 川   潮 君


 検査室長                  三 浦   勇 君


 産業民生部長                坪 川 宗 嗣 君


 産業民生部参事市民課長事務取扱       荒 木   隆 君


 産業民生部参事市民健康センター所長事務取扱 石 原 和 子 君


 産業民生部次長生活環境課長事務取扱     高 辻   進 君


 福祉課長                  川 原 啓 子 君


 高齢介護課長                山 下 貴 章 君


 産業民生部次長商工水産課長事務取扱     稲 谷 幹 男 君


 農林課長                  碓 井 善 仁 君


 建設部長                  松 木 俊 彦 君


 まちづくり課長               此 川 邦 好 君


 建設課長                  東     朗 君


 上下水道課長                福 田 作 一 君


 会計管理者会計課長事務取扱         寺 崎 満 幸 君


 監査委員事務局長              嶋 川   渡 君


 消防長                   飛   三津夫 君


 消防署長                  石 原 雅 雄 君


 教育委員長                 永 田 晉 治 君


 教育長                   石 川 忠 志 君


 教育次長                  若 林 克 己 君


 学務課長                  平 井 利枝子 君


 生涯学習課長兼スポーツ課長         折 田   勝 君





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          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名





 事務局長                  石 坂 好 美


 主幹                    成 瀬 久 之


 主事                    角 井 理 香


 主事                    小 善 夏 樹





         ──────────◇──────────





◎午後1時30分開議





○議長(中川 勲君)  ただいまから、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


         ──────────◇──────────





◎委員長報告





○議長(中川 勲君)  日程第1、各常任委員会における審査の経過並びに結果について、各常任委員長から報告を求めます。


 総務文教消防委員長 中島勲君。


     〔総務文教消防委員長 中島 勲君登壇〕


○総務文教消防委員長(中島 勲君)  それでは、総務文教消防委員会を開催いたしましたので、その結果についてご報告をさせていただきます。


 日時は、3月15日並びに3月16日の2日間にわたって行いました。時間は、午前10時開会であります。場所につきましては、大会議室でございます。出席委員は、澤谷清委員、水野達夫委員、岩城晶巳委員、古沢利之委員、中川勲委員、砂原孝委員、高橋久光委員、そして私、中島、以上8名。よって、欠席はございません。説明のために出席をした者は、上田市長、石川教育長、佐藤部長、若林教育次長、飛消防長、寺崎会計管理者、小幡課長、池本課長、石原消防署長、杉田課長、宮川課長、三浦室長、嶋川事務局長、平井課長、折田課長、以上であります。


案件並びに結果


付託案件


  (1)議案第1号 平成23年度滑川市一般会計予算


            第1表 歳入 全部


               歳出 第1款 議会費


                  第2款 総務費


                  (但し、市民課、生活環境課、建設課所管分を除く)


                  第9款 消防費


                  第10款 教育費


                  第11款 公債費


                  第12款 諸支出金


                  第13款 予備費


            第2表 債務負担行為


            第3表 地方債


  (2)議案第9号 平成22年度滑川市一般会計補正予算(第7号)


            第1表 歳入 全部


                歳出 第2款 総務費


                   第10款 教育費


            第2表 繰越明許費


            第3表 地方債


  (3)議案第15号 滑川市健全な財政に関する条例の制定について


  (4)議案第16号 滑川市公共施設整備基金条例の制定について


  (5)議案第20号 滑川市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について


  (6)議案第21号 滑川市総合計画審議会条例の一部を改正する条例の制定について


  (7)議案第22号 滑川市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について


  (8)議案第23号 滑川市各種委員会委員等の報酬及び費用弁償並びに実費弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について


  (9)議案第27号 滑川市教育センター設置条例の一部を改正する条例の制定について


  (10)議案第29号 地方自治法第179条による専決処分の承認を求めることについて


            専決第3号 平成22年度滑川市一般会計補正予算(第5号)


            専決第4号 平成22年度滑川市一般会計補正予算(第6号)


  (11)議案第30号 滑川市土地開発公社の解散について


  (12)議案第31号 辺地に係る総合整備計画の策定について


  (13)議案第33号 富山地区広域圏事務組合規約の変更について


  (14)議案第34号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の変更について


 以上の14議案につきましては、慎重審査の結果、分離採決を行い、議案第1号、議案第15号の2議案につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


 その他の12議案につきましては、賛成全員で原案のとおり可決または承認すべきものと決定いたしました。


 以上でございます。


○議長(中川 勲君)  産業厚生建設委員長 浦田竹昭君。


     〔産業厚生建設委員長 浦田竹昭君登壇〕


○産業厚生建設委員長(浦田竹昭君)  それでは、産業厚生建設委員会を開催いたしましたので、その結果について報告をいたします。


 日時は、3月17日午前10時より並びに3月18日、同じく午前10時より、2日間にわたりました。場所につきましては、いずれも大会議室でございます。出席委員につきましては、原明委員、高木悦子委員、石倉正樹委員、開田晃江委員、野末利夫委員、森結委員、前田新作委員、そして私、計8名。よって、欠席はございません。両日とも同様でございます。説明のため出席した者、上田市長、久保副市長、坪川部長、松木部長、高辻課長、稲谷課長、荒木課長、石原所長、川原課長、山下課長、碓井課長、此川課長、東課長、福田課長、両日とも同様でございます。


案件並びに結果


付託案件


  (1)議案第1号 平成23年度滑川市一般会計予算


            第1表 歳出 第2款 総務費


                   (但し、市民課、生活環境課、建設課所管分)


                   第3款 民生費


                   第4款 衛生費


                   第5款 労働費


                   第6款 農林水産業費


                   第7款 商工費


                   第8款 土木費


  (2)議案第2号 平成23年度滑川市国民健康保険事業特別会計予算


  (3)議案第3号 平成23年度滑川市後期高齢者医療事業特別会計予算


  (4)議案第4号 平成23年度滑川市介護保険事業特別会計予算


  (5)議案第5号 平成23年度滑川市下水道事業特別会計予算


  (6)議案第6号 平成23年度滑川市農業集落排水事業特別会計予算


  (7)議案第7号 平成23年度滑川市工業団地造成事業特別会計予算


  (8)議案第8号 平成23年度滑川市水道事業会計予算


  (9)議案第9号 平成22年度滑川市一般会計補正予算(第7号)


            第1表 歳出 第3款 民生費


                   第4款 衛生費


                   第6款 農林水産業費


                   第8款 土木費


                   第12款 諸支出金


  (10)議案第10号 平成22年度滑川市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)


  (11)議案第11号 平成22年度滑川市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)


  (12)議案第12号 平成22年度滑川市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)


  (13)議案第13号 平成22年度滑川市下水道事業特別会計補正予算(第2号)


  (14)議案第14号 平成22年度滑川市水道事業会計補正予算(第2号)


  (15)議案第17号 滑川市食育推進条例の制定について


  (16)議案第18号 滑川市コミュニティバス条例の制定について


  (17)議案第19号 滑川市定住促進住宅条例の制定について


  (18)議案第24号 滑川市工業振興条例の一部を改正する条例の制定について


  (19)議案第25号 滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について


  (20)議案第26号 滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について


  (21)議案第28号 滑川市老人等ホームヘルパーの派遣に関する条例を廃止する条例の制定について


  (22)議案第32号 区域外の公の施設の設置について


 以上の22議案につきましては、分離採決を行い、議案第1号平成23年度滑川市一般会計予算につきましては、賛成少数で否決すべきものと決定をいたしました。


 議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定については、賛成少数で否決すべきものと決定をいたしました。


 議案第25号滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。


 議案第26号滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。


 その他の18議案につきましては、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。


  (23)請願第1号 高齢者のパークゴルフパスポート券に関する請願


 本請願につきましては、「平成22年7月からパークゴルフ利用者の入園料の無料化や年間パスポートの減額を行っている。また、県内の施設において、高齢者の割引を行っている施設が少ないなど、類似施設の状況を見ながら検討する」との当局意見を聞き、賛成多数で趣旨採択といたしました。


 続きまして、本日、3月23日水曜日午前9時から。場所、大会議室。出席委員、原明委員、高木悦子委員、石倉正樹委員、開田晃江委員、野末利夫委員、森結委員、前田新作委員、そして私、計8名。よって、欠席はございません。説明のため出席した者、上田市長、久保副市長、坪川産業民生部長、松木建設部長、稲谷商工水産課長、此川まちづくり課長。


結果


 雇用促進住宅を取り巻く状況について、当局から緊急の説明を聞き、産業厚生建設委員会として次のとおり付帯決議をつける。


 「雇用促進住宅購入に際し、東北地方太平洋沖地震の影響で、現在、雇用促進住宅には多数の入居がある。今後、国の政策の変更があるかもしれないことから、予算については当面凍結を含めて執行を見合わせることとし、情勢の変化を見て、再度検討すること」。


 以上、報告終わります。


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◎質疑





○議長(中川 勲君)  これより、各常任委員長の報告に対する質疑に入ります。ただいまの各常任委員長の報告に対し、ご質疑ありませんか。


     (質疑する者なし)


○議長(中川 勲君)  ご質疑がないので、これにて質疑を終結いたします。


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◎討論





○議長(中川 勲君)  これより、議案第1号から議案第34号まで並びに請願についての討論入ります。


 まず、議案第1号に対し討論の通告がありますので、発言を許します。


 2番高木悦子君。


     〔2番 高木悦子君登壇〕


○2番(高木悦子君)  それでは、本定例会に提案されました議案第1号平成23年度滑川市一般会計予算について、反対の立場で意見を述べます。


 私は、滑川市の財政に関して、さらなる行政改革を進めながら、歳入規模という身の丈に合った事業を展開していくのであれば、おおむね健全な状態を維持できるものと思っておりますと、1年前にも反対討論で述べさせていただきました。


 上田市長におかれましては、滑川市の財政に関して、「危機的」との判断を掲げられて昨年の市長選挙を戦われました。その後、どのような財政改革、行政改革が展開されるのかと期待をして、初めての本格的予算編成である23年度予算案を精査させていただきました。


 しかし、財政が危機的というのは口だけのことで、「市長がやりたいことは全部やる」という予算案であったことが残念でなりません。


 一つが雇用促進住宅の全棟買い取りであります。


 今回の東日本大震災の発生により、現在、避難者の方々を多く受け入れておりますが、日本政府として年単位の住宅政策を検討しなければならないという状況になりました。


 このことから、産業厚生建設委員会を急遽開催し、当面の間、雇用促進住宅の購入に関する部分を凍結も含めた予算執行の見合わせをすると示されたわけですが、それ以前は滑川市全体としての住宅政策を検討してこなかったことも、委員会の中で副市長が認められたように、住宅政策に基づかない取得計画であったことが明らかとなりました。


 滑川市当局からは、滑川市の将来人口推計などにおける所得階層を想定した公営住宅のあり方であるとか、これからの住宅政策をどうするのかという話ではなく、採算が合うから買うといったことが前面に立っておりました。


 第4次総合計画の人口推計でも議論しましたが、滑川市が今後10年間、3万4,000人の人口を維持し続けるということを、具体的な人口増加対策も提示していないのに想定していること。「きっと7割以上の入居率を確保できるはず」などという未確定な要素で、必要不可欠ではない、築40年以上の老朽化した上小泉団地を購入して、将来の滑川市民に負担を負わせていいのでしょうか。


 2つ目がもっと大きな事業です。スポーツ・健康の森公園です。


 検討委員会の中では、基本計画もいまだに固まっておりません。10億円というどんぶり勘定の総額だけが提示され、夜間照明についてもまだ検討していないので、これから一体幾らかかるのかわからない。維持管理費もあいまいであり、でき上がった施設を活用するためのソフト事業も具体化されておりません。どのように使われるのかもわからないのに、一体私たち市議会は何を判断すればいいのでしょうか。全体像も明確にされていない、不完全な事業計画と言わざるを得ません。


 今後、3年間で市民の皆さんの税金から2億7,000万円近く、市民の皆さんに新たに背負わせる借金が、最低でも3億円とその利息。夜間照明を追加すると、さらに数千万円はかかるでしょう。これから、後出しじゃんけんで、一体幾らの負担を滑川市民に負わせるつもりなのでしょうか。


 11日に発生した東日本大震災で、住むところも家族の命も失った皆さんを、国は数十兆円規模でこれから支援をしていかなければなりません。年間何日稼働するかがわからない陸上競技場に、国から3億5,300万円もの補助金が本当に来るのでしょうか。


 上田市長は、市民会館大ホールを改修するよりも新川文化ホールを使えばいいんだよとおっしゃっておりましたが、隣の魚津市にも富山市にもある、公認を受けた陸上競技場を使えばいいではないですか。被災をした方々の生活復旧を差し置いて、補助金を受け取ることにすら、私は嫌悪感を覚えます。まして、このスポーツ・健康の森公園をつくることによって、あれほど上田市長が危険だ、非常事態だと訴えてきた実質公債費比率を増加させる予算案を提出されたことが不思議でなりません。将来の私たちに一体幾らの負担を背負わせて市長の任期を全うされる気なのでしょうか。


 市民の皆さんは、今回の東日本大震災の様子を目の当たりにして、滑川市の避難所は大丈夫なのかと本当に不安に感じていらっしゃいます。まずは、小学校や市民の皆さんの避難所の耐震化に早急に取り組むことが最優先すべきことではないでしょうか。その上で、子どもたちがサッカーの練習ができる芝生の広場、家族で休日を憩うことができる広場、ウオーキング、ランニングができるコースの整備など、確実な歳入と実質公債費比率を上昇させない規模で、滑川市の身の丈にあったスポーツ・健康の森公園を、時間をかけて検討されても遅くはないのではないでしょうか。


 今の滑川市民の皆さんに対してのみならず、将来の子や孫の世代に対しても責任ある私たち市議会議員は、このような予算案に対して賛成をしてはならないと私は思っております。


 以上の理由から、議案第1号平成23年度滑川市一般会計予算について反対をするものであります。


○議長(中川 勲君)  16番前田新作君。


     〔16番 前田新作君登壇〕


○16番(前田新作君)  平成23年3月定例会に提案されております議案第1号平成23年度滑川市一般会計予算について、反対の立場で意見を申し上げます。


 平成23年度滑川市一般会計予算でありますが、昨年の市長選において上田市長は、滑川市の財政は危機的な状況であり、破綻しかねないと言っておられました。また、マニフェストと予算編成や言動について、大きな乖離が見られております。


 まず第1点目といたしまして、子どもにツケを回さないと言っておきながら、臨時財政対策債等の借金をした予算編成になっていることであります。これにつきましては、後年度に交付税によって措置される制度でありますが、やはり借金は借金であります。


 次に第2点目といたしまして、財政調整基金を取り崩した予算となっていることであります。上田市長は、昨年の市長選において、財政調整基金は災害等の発生に備えて確保し絶対に取り崩すべきでないと言っておられたが、平成23年度予算において3億5,000万円取り崩す予算となっております。このことから、言っていることと、やっていることには違いがあることを指摘しておきます。


 次に第3点目は、マニフェストについてであります。これも昨年の市長選では、私のマニフェストは金のかからないものである。金のかかるものは手づくりで実施すると言っておきながら、現在計画されておりますスポーツ・健康の森公園整備計画では、先ほどもありましたように、総事業費約10億円の予定であります。財源の内訳は、地方債3億円、国の補助金3億5,000万円、県補助金2,000万円、totoの補助金2,800万円、寄付金3,000万円、そして一般財源2億8,000万円であると聞いております。


 その中で、国の補助金3億5,000万円について、まだ事業認可を受けていないものである。また、地方債3億円についても、後世の子どもや孫にツケを回すものである。市長のマニフェストに違反しております。さらには、手づくりの事業と言っておきながら、ボランティアでの芝や樹木の植栽分は約2,000万円と聞いております。事業全体の2%にしかなりません。何が手づくりなのかわかりません。家庭に例えて言えば、「スーパーで揚げたトンカツとカットされたキャベツを買ってきて、皿に盛りつけて、これが手づくり料理」と言っているのと何ら変わりません。手づくりならば、市長が公言された重機等を借り上げ、体協や陸協のメンバーで工事をしていただくことではありませんか。何が金のかからないマニフェストですか。


 また、この事業においては、緊急性はありません。今回発生した東北関東大震災などの災害に対応するには、避難場所になっている市民大ホールの耐震化が、緊急性があります。上田市長は耐震化の予定であった第2期まちづくり交付金事業を中止されております。


 次に、マニフェストで滑川市の財政危機を訴えておきながら、何ら新年度予算に反映されておりません。このたび計画された第4次滑川市総合計画においても、実質公債費比率が現在より高い数値になると予想されております。このことから、今定例会に提案されております滑川市健全な財政に関する条例は、単に努力目標としか言えません。某新聞の論評でも、財政再建への取り組みが見えてこない。市長の本気度を示してほしいと評しております。また、財政健全化条例の目標数値のうち、起債残高は既に目標数値をクリアしております。そして、財政調整基金の残高も、目標数値に近いものになっています。今さら、この条例について、制定の必要はないんではないかなと思っております。


 そして、滑川市の財政状況は、おおむね健全であると理解しております。このような健全な状況になったのは、決して上田市長の手腕によるものではありません。市職員の努力と中屋前市長の成果であります。ご存じのように、中屋前市長在任8年で約42億円の起債残高の縮小と財政調整基金への積み立てをされた結果であります。


 参考までに、平成21年度末の起債残高は約105億円であります。そして、今年度末の、平成22年度末の見込み残高も約105億円であります。現在において、少なくなっていないのは事実であることを申し添えておきます。


 そして、この一般会計予算が否決された場合に、大変になるということで、市民の間でうわさになっております。たとえ当初予算が否決されても、当局がやはり臨時議会を開催し、暫定予算によって行政事務の執行は可能であります。また、否決された中味を修正して、再議決も可能であると聞いております。否決された場合、市役所の機能がとまってしまうと市民の皆さんに不安をあおっておられるようでありますが、市役所の電気も水道もとまる。すべての業務がとまると、このようなことにはなりません。当局は専決対応、また繰越金の利用といったような選択肢もありますので、心配は要らないと思っております。


 予算の中味は当局の責任であります。やはり「だめなものはだめ」と言わないと、めちゃくちゃな予算が計上されていても、議会は「ノー」と言えないということになります。何のための議会なのか。それよりも、ここできちんと当初予算に「ノー」と言っておくほうが、将来の滑川市、滑川市民にとって重要であることを申し添えておきます。


 以上のことを指摘いたしまして、私は、平成23年度滑川市一般会計予算についての反対討論といたします。


○議長(中川 勲君)  7番古沢利之君。


     〔7番 古沢利之君登壇〕


○7番(古沢利之君)  議案第1号、平成23年度予算案に対して意見を述べます。


 今回の予算案は上田市長にとって、初めての本格予算と言えるものであります。それだけに、さまざまな意味で上田カラーを出したものと言えるかもしれません。市長選で示されました、いわゆるマニフェストを実現したいとの思いが強く出たのかもしれませんが、他方その姿勢のあまり、いわば前のめりの印象を強く受けるのであります。


 スポーツ・健康の森公園の計画は、当初、今もありましたが、市民の手づくりということが強調されておりました。したがって、全体計画が約10億円という大きな規模になったことには驚いた次第であります。


 また、基本構想や基本計画案が示される前に予算措置がなされるということに、同意するわけにはいきません。まさに前のめりの姿勢であります。手づくりを言われるならば、もっと多方面の意見を集約する手間を惜しんではならないと考えます。


 また、経費節減のためと称して、工事の一部を自衛隊に請け負わせるという手法にも同意できません。自衛隊は、自治体の発注する工事を請け負う組織とは思えません。地元業者に仕事をしてもらい、税金が地元で循環することを考えるのが当然であります。


 また、スポーツ・健康の森公園の計画は、市長が強く打ち出されていた実質公債費比率の逓減との関係からも、もっと慎重に検討されるべきであります。この計画では約3億円の起債が予定されております。


 私は、1つの財政指標をもって財政状況を語るのは正しい姿勢だとは思いません。しかし、市長は実質公債費比率に強いこだわりを持っておられました。それゆえに、今回、いわゆる財政健全化のための条例を提案されたものと思います。しかし、その思いの一方で、目指すところへの道筋、展望が示されているとは言えないと思うわけであります。第4次総合計画の前期5年間の計画では、平成24年の16.2%から27年度には16.9%へとむしろ増加することになっております。条例の目指そうとするところと、政策の整合性が疑問だと言わなければなりません。


 さらに、毎年指摘していることですが、ほたるいかミュージアムに、ことしも9,300万円の委託料が計上されております。毎年1億円近くを費やさねばならない観光施設となっております。もっと市民のための施設に性格を変えるように見直しを求めるものであります。


 最後に1点、私は今回予定されていた雇用促進住宅の買い取りには一定の評価をするものであります。国の雇用促進住宅の廃止方針は極めて乱暴なものでありました。以前にも指摘したことがありますが、当初は、「現に入居者がいることを勘案して」とされていたこともほごにされて、前倒しで決められたという経過があります。国のこうした方針、さらに自治体に後始末を押しつけるというやり方は、理不尽そのものだと思っています。しかし、入居者の生活を守る最後の手段として、自治体が買い取るということもやむを得ない手段というふうに考えるわけであります。


 今回の大震災を踏まえて、この雇用促進住宅には新たな役割が期待されております。積極的な活用を期待します。今回の予算は積極面も幾つか含みながら、しかしながら、冒頭申し上げたとおり、賛成できないということを申し上げて、私の意見といたします。


○議長(中川 勲君)  14番森結君。


     〔14番 森  結君登壇〕


○14番(森 結君)私は、今定例会に提案されたすべての議案について賛成の立場で討論をいたします。


 平成23年度一般会計予算113億7,754万1,000円、対前年度比2.6%増、特別会計86億7,896万9,000円、対前年度比2.9%増、さらに企業会計7億4,777万8,000円、対前年度比6.6%減、予算総額では208億428万8,000円となり、対前年度比2.4%増の当初予算は、ほぼ妥当なものと評価をしたいと思います。市長提案理由説明要旨に沿って予算執行にあたられたいと思います。


 今ほど反対討論の中では、財政が厳しいという言葉をとらえて、厳しいのになぜこういう事業ができるかというのが反論の趣旨だったかと思いますが、厳しいながらでもいろいろやるのが政治であると私は思っております。


 そこで、今ほど予算案は、ほぼ妥当なものと評価すると申し上げましたが、その「ほぼ」について若干意見を述べたいと思います。


 今議会では全議員が質問に立ち、複数の議員で議論された一つには、今ほどから問題になっております市の財政問題がありました。大変厳しい財政状況の認識の違い、矛盾の指摘等が今ほど言われたところかと思います。次に、雇用促進住宅購入、スポーツ・健康の森事業であったかと思います。いずれも、これらも相当厳しい指摘があったところでございます。


 これにつきましては、私も多少の疑念はあるわけでありますが、いわゆる市長の公約、マニフェストの実行であり、財政の許される限りの範疇で容認をしたいと思います。やはり市長は、マニフェストを掲げて当選した以上は、市民の信頼があるということの前提でこういうことをされるのも当然ではないかと思いますが、難しい面もあったかなというふうには思っております。


 ただし、雇用促進住宅の、定住促進住宅として示された10年計画については、絶対に達成することが必須条件であります。とはいえ、先ほどもありましたように、東日本大震災の影響によって、取り扱い方が若干変わることは避けられないと思います。当初は10年計画で黒字事業に持っていくということでありましたが、10年は11年、場合によっては12年に延長されることもやむを得ないかなというふうには思っております。


 次いで、スポーツ・健康の森公園については、事業費が約10億円と聞いてびっくりしましたが、そのことも踏まえながら、実用性を重視し、華美なものとならぬよう事業費の節減に努められたいと思います。


 残念ながら、産業厚生建設委員会では、予算案は支出の部分で否決されましたが、総務文教消防委員会では可決されており、私は、予算は歳入歳出一体のものであり、切り離せるものではないと思っております。


 次に、各種条例案について申し上げます。


 本議会には多岐にわたって提案をされておりますが、特に予算案と直結する議案第19号、定住促進住宅条例については、委員会では否決とされておりますが、雇用促進住宅買い取り予算とリンクしており、予算案の成立とあわせてご理解を得たいと思います。幸いなことに、先ほども言いましたが、総務文教消防委員会では、第1号議案の予算案は可決されており、ご理解は得られるものと思っております。


 また、争点となった議案第25号、妊産婦医療費の助成、議案第26号、子ども医療費の助成、この2議案は、いずれも所得制限の撤廃をするという条例改正であります。妊産婦医療費、子ども医療費の助成は、高額所得者に対しては助成の対象から外されており、それぞれ、その方は4%弱おられるふうに聞いております。私は、高額所得者の方はそれなりに高額の税金を払っておられるのですから、福祉の受給、サービスの受給に制限があるのは不公平であり、差別ではないかと思いますので、所得制限の撤廃には賛成をするものであります。


 以上、私の賛成討論をいたしましたが、予算案の一部に賛同しかねる部分があって反対されますと、予算案全体を否決することになります。賛同のできない部分については、今後の議会活動の中で、当局に対して指摘、改善を求められたらいかがでしょうか。どうか議員各位には、大局的な立場に立って、理解が得られますようお願いをいたします。


 なお、せっかくの機会でありますので申し上げますが、一部報道機関では、滑川市議会は、さきの市長選のしこりから、市長派、反市長派の対立があると断言しておりますが、私は一体何派に仕分けされておるのでありましょうか。また、議会の質問戦での一部をつまみ食いし、対立激化とかエール交換などと報道し、ただただ議会の混乱をあおるような報道には義憤を感じるのは私だけでしょうか。きょうもテレビカメラさんも入っておられますが、普通は滅多に来られない方が来ておられる。これは、やはりこの議会で予算案が否決されることを期待しておられるんじゃないかと思いますが、そうはならないように、ぜひ皆さんお願いをいたします。


 最後に申し上げます。


 去る11日、議会中に地震がございました。日本未曾有の大震災であり、「東日本大震災」と命名をされました。また、別の呼び方もあるようでございます。復興には十数年、被害総額は、阪神淡路大震災の約10兆円をはるかに上回る16兆円、また他の機関では19兆円とも言われております。今後、国からの補助金や交付金が、被災地への傾斜配分も予想されます。


 今後、市の財政は、ますます厳しさを増すのは必定であります。市長におかれましては、今後の市政運営には細心の注意を払われるよう要望して、私の討論を終わります。


 ありがとうございました。


○議長(中川 勲君)  次に、議案第15号及び議案第19号に対し討論の通告がありますので、発言を許します。


 2番高木悦子君。


     〔2番 高木悦子君登壇〕


○2番(高木悦子君)  次に、本定例会に提案されました議案第15号滑川市健全な財政に関する条例の制定について、反対の立場で意見を述べます。


 私も、財政の健全化、そして滑川市財政の持続性をだれよりも憂えている一人でございます。市民の皆さんに情報を公開し、市民の皆さんが広く地方自治に参画できる姿を希望しており、住民自治基本条例の制定について、市議会でも何度も提案をしてまいりました。


 今回の滑川市健全な財政に関する条例の内容では、市民の皆さんへの情報公開などは義務づけているので、この点では制定の意義も認められますが、であれば、住民自治基本条例の制定に踏み込むべきではないかと私は考えております。


 もう一つは、さまざまな財政指標に関して努力目標が掲げられておりますが、先ほどの一般会計予算案の反対討論でも述べましたが、財政健全化の条例を制定しようとしている上田市長自らが財政指標を悪化させる予算案を提出するということを容認するような条例に一体何の意味があるのでしょうか。


 逆に、実質公債費比率以外の財政指標に関しては、富山県の平均や類似規模の自治体の平均と比較をしても、滑川市の財政指標は決して悪い状況にあるわけではなく、改めて努力目標の指標を掲げることに意義があるとも思えません。


 このような中途半端な条例案で、「この条例をつくったんだから、財政健全化に向けて滑川市は取り組んでいるのだ」などと思われては、実質的な健全化が一向に進むことはないのではないでしょうか。


 以上の理由から、議案第15号滑川市健全な財政に関する条例の制定について反対をするものであります。


 それでは、引き続き、議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定についても反対の立場で意見を述べます。


 今回、雇用促進住宅を、上小泉・吾妻町・北野、3宿舎の全棟を買い取るための予算案が、凍結を含めて、当面執行を見合わせるという判断になりました。今後、雇用促進住宅の取り扱いがどうなるのかは、国の方向性が示されるまで流動的にならざるを得ません。また、産業厚生建設委員会では、これまで議論をしてこなかった住宅政策を23年度において検討していきたいという方向が示されたばかりです。


 以上、条例制定の根本となっている条件が整っていないわけですから、そもそもこの条例案は撤回をすべきものであると判断をしております。


 「一たん条例をつくっておいて、見直しがあれば、そのときになって修正をすればいいではないか」と主張される方もあるかもしれませんが、条例が制定されるという意義は、そのような軽いものでないと私は考えております。


 避難をされてきた方々の受け入れは長引くでしょう。国の方針が示されるにも、相当な期間を要するでしょう。何も急ぐ必要はないのです。滑川市の住宅政策をしっかりと議論を重ね、その上で雇用促進住宅の取り扱いをどうするのかを考えてから、間違いのない条例制定をすべきであると私は考えます。


 以上の理由から、議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定について反対をするものであります。


○議長(中川 勲君)  1番水野達夫君。


     〔1番 水野達夫君登壇〕


○1番(水野達夫君)  それでは、私のほうから、今定例会に提出されております議案第15号滑川市健全な財政に関する条例の制定について並びに議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。


 まず、議案第15号滑川市健全な財政に関する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。


 この条例については、地方自治法、地方財政法に規定されている地方公共団体の財政の運営に関する基本原則で定められているもののほか、滑川市の財政運営に関し、健全化に向けての指針を規定するものであると理解しております。


 条例制定に至った理由は、以下の3つであります。1つ、持続可能な財政基盤の強化と健全な財政運営の確立を目指すため。2つ、財政に関する情報をわかりやすく公表するため。3つ、透明性の高い財政運営の推進と説明責任を果たすため。これら3つの理由により、市民の皆様方に今の滑川市の財政状況をわかりやすく公表することを義務づけるこの条例には大賛成であります。


 私は、平成22年12月定例会の一般質問において、財政健全化条例よりも自治体の憲法とも言われる自治基本条例が先ではないかという発言もいたしました。市当局からは、自治基本条例に関しては市民の機運の醸成を待ってから行うものであり、時期尚早であると議論がかみ合わなかったところも事実であります。その際にも、まず財政健全化条例の制定に向けて全力を挙げたいと市当局の答弁もあり、市長のマニフェストに掲げた最重点の公約でもあり、今議会に提案されたものだと思っております。


 条例制定の順序については、私の思いと多少逆の部分もあります。しかし、私は、ふるさと滑川のまちづくりを、だれがどんな役割を担い、どのような方法で決めていくのかという基本ルールを定める自治基本条例の制定について、今後、市民の皆様と一緒にゆっくりと時間をかけながら意見交換をし、制定していただけることを期待して、今議会中の総務文教消防委員会の席上、上田市長に「自治基本条例の制定についても前向きに検討していただけないか」と尋ねております。その際、上田市長のほうより、今後前向きに検討する旨の発言もいただいたところであります。


 繰り返しになりますが、この条例制定により、市民の皆様方と財政情報を共有すること、財政健全化に向けた目標値を定め、滑川市は今後の健全な財政運営を行うことについては早急に実施すべきであり、賛成するものであります。議員各位のご賛同をお願いすることを申し上げます。


 続きまして、議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定について、賛成立場で意見を述べさせていただきます。


 この条例制定の理由は、市内に居住し、または市内に居住しようとする者に住宅を賃貸し、定住の促進を図るために定住促進住宅及び共同施設を取得するものだと理解しております。


 人口減少時代に突入した今、人口流出の防止は、全国あらゆる地方自治体において喫緊の課題であります。


 定住人口を増加させること、低廉な住宅に対する住民ニーズなどを考慮すれば、定住促進住宅を取得することは滑川市の住宅政策上、必要であると私は思う立場から、この条例に賛成するものであります。


 将来の維持費がかかるという反対理由に関しても、収支の見込みを見てみますと、取得後10年間の収支見込みでは、平成22年3月31日現在の雇用促進住宅の家賃収入(入居率は55.7%)で試算すると、住宅取得費、管理運営費、大規模改修費、将来の解体費用まで見込んでも採算が取れるものであります。


 また、新家賃での収支見込みによれば、収支の分岐点は入居率約54%と見込んでおり、人口流出の流れをとめる努力を十分にしていただければ、収支のバランスは維持でき、採算が取れるものであると思っておりますし、先ほど森議員からもありましたように、10年後の収支計画をそのとおり実行できるようにすることが必須条件であるとも思っております。


 さて、滑川市には、昭和47年から51年にかけて建設された市営住宅(駅前住宅)が3棟64戸、今現在あります。建設から約40年がたち、老朽化も進んでおり、耐震化もなされていません。


 一方、雇用促進住宅上小泉宿舎は、駅前住宅よりまだ古く、昭和45年の建設ではありますが、耐震工事の実施や、2棟に関しては2部屋を1部屋にした改造、給排水工事など大規模な更新工事が計画に基づいて実施されております。


 昨今の地震災害等で市民の皆様方の防災意識が高まってもいることから、市営住宅の耐震化についても、今後当然議論されるべきものであり、その際の代替として十分機能できる住宅でもあると思っております。


 また、3月11日に発生した東北関東大震災より避難されてきた方々を受け入れたところ、3月17日から4日間で計124名が今入居されている現状であります。入居された方の中には、早速この地で職を探している方、滑川市に定住したいという方もいるやに聞いております。


 定住を促進し、少しでも人口の流出を食いとめるためにも今回の取得は賛成であり、議員各位のご賛同をお願いすることを申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。


○議長(中川 勲君)  次に、議案第25号及び議案第26号に対し討論の通告がありますので、発言を許します。


 2番高木悦子君。


     〔2番 高木悦子君登壇〕


○2番(高木悦子君)  では、本定例会に提案されました議案第25号滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で意見を述べます。


 今回、妊産婦の入院・通院医療費の助成について所得制限を撤廃するという条例の改正案が上程されました。


 現在の所得制限が対象となる世帯はわずか4%しかなく、逆に96%もの世帯の方々の入院・通院医療費を無料化しているという事実に驚きを覚えました。


 今回の所得制限の撤廃の理由に、所得を把握したりする事務の手間が、無料化する医療費の額に比べて大きいからというものが一つありました。


 滑川市の財政は危機的だ、異常事態だと言う同じ口が、「滑川市の財政は医療費無料化を全世帯に拡大できるほどに豊かだったのですか」と聞くと、「滑川市の財政は大丈夫です」と答えるのです。一体どちらが事実なのですか。


 一方で、国民健康保険会計は、財政調整基金が底をつき、予備費がほとんどない状態で、6月には健康保険税の値上げが間違いなく実施されるでしょう。いわゆる国民健康保険加入世帯は、滑川市でも所得階層は高い人たちではありません。一般的に所得が高くない国民健康保険世帯の保険税を引き上げる一方で、所得が1,000万円以上もあるような高額所得世帯の医療費は無料化するというのでは、同じ滑川市民でありながら、あまりにもアンバランスと言わざるを得ません。


 以上の理由から、議案第25号滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対をするものであります。


 引き続き、議案第26号滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についても、反対の立場で意見を述べます。


 この条例制定に反対する理由は、先ほどの妊産婦の入院・通院医療費の助成について所得制限を撤廃するという条例の改正案とほぼ同じ理由によるものでございます。


 私も、市民の皆さんが「これをつくってほしい」「あれを無料化してほしい」「もっとサービスを充実してほしい」という、さまざまな声にこたえていきたいという気持ちは同じです。


 ですが、市民の皆さんのニーズ、要望には歯どめがありません。どこでできること、できないことを判断するのかは、滑川市の懐具合、財政状況が許せるところを見極めなければなりません。


 市長が提案した事業の内容の優先順位が間違っていないのか、市長が提案した住民サービスは滑川市の身の丈に合っているものなのか、今だけではなく将来の子どもや孫の世代に負担を残すものではないのか、それを判断するのが私たち市議会の使命であると私は考えております。


 私たち市議会議員が財政を省みることなく、滑川市当局が提案した事業に賛成しかないというのは、市民の皆さんに対して、滑川市の将来に対して、こんなに無責任なことはないと私は思っています。


 あり余る財源があり、市民ニーズに100%こたえられ、国民健康保険税や雇用保険料の値上げなどもしなくていいよという滑川市の財政状態であるのならば、どれだけばらまきをされようが、反対をするものではありません。幾らでも滑川市民の皆さんにいい顔をしていただければと思います。


 ですが、財政は危機的なんでしょう? 実質公債費比率は、今後ますます悪化するのでしょう? なぜ所得制限まで撤廃する必要があるのかが理解できません。


 以上の理由から、議案第26号滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対をするものであります。


○議長(中川 勲君)  9番開田晃江君。


     〔9番 開田晃江君登壇〕


○9番(開田晃江君)  それでは、私は、議案第25号滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに賛成の立場で意見を申し上げます。


 平成23年、今定例会において提案されております議案第25号の妊産婦医療費の所得制限の撤廃に、大いに賛成するものでございます。


 女性が結婚し、妊娠して母になる。当たり前のことのように思ってしまうことですが、本当はとても神秘的で感動的な出来事だと思っています。妊娠がわかって10カ月間、おなかの中で子どもを宿しながら生活をする。その部分に病気なり心配、必ずついてくるものと思っております。子どもが成長するに従って、女性が母親となる、その瞬間であると思っていますが、検診のたびの心配、これは私も同じどきどきをしながらその時期を過ごしてきました。


 生まれてくる我が子に出会う喜びは、ここにいらっしゃる男性の皆さんも、喜びと感動はひとしおでしょう。でも、母親は、このときの感動は一生忘れない。お天気のよささえ覚えております。


 この喜び、そして感動、これを与えてくれるのが子どもです。時には夫婦の危機的状態もあるでしょうし、心配も悩むこともあるでしょう。それでも、「子はかすがい」といいます。この世の中で一番大切と思っている子ども、一人の人間を産んでもらう妊産婦さんの皆さんに、所得制限の撤廃は当たり前と思っています。


 日本国憲法の第3章、国民の権利及び義務、第25条、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」。


 このように憲法でも、みんな平等とうたっております。今回、高収入の人も普通の人も、子どもを産んでくださる皆さんに、収入が多いとか少ないとか関係なく助成されることで、子どもの人生のスタートが平等であると思っています。滑川市の子どもたちは市民の宝として大切に育ってほしいものと思っております。


 また、所得の多い方々はたくさんの物を買っていただき、大いに経済効果を上げていただきたい、また経済の循環をしてもらいたいと思っています。滑川市においては納税という形で大いに貢献もしていただきたいと思っています。これもまた、逆から見れば、滑川市の活性化につながっているというふうに考えております。


 今回、この妊産婦医療費の所得制限撤廃は、富山県でも、射水市、黒部市、小矢部市、朝日町、入善町がもうスタートしようと準備をしていると聞いています。どうぞこれからも大いに未来に向けた安心を市民の皆さんに届け続けていただきたいと思います。


 以上の点で、今議会に上程されております議案第25号、大賛成であり、賛成討論とさせていただきます。


 引き続きまして、議案第26号滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、これも賛成の立場で意見を申し上げさせていただきます。


 私たち親は子どもの病気やけがが一番の心配事です。その意味では、昨年10月から中学3年生までの医療費助成は本当にありがたく、子どもを生み育てるための安心の第一番だと思っています。


 今回、所得制限撤廃の条例が上程されていることに、とても喜んでいます。「子ども第一主義」の滑川市は、いろいろな角度から子どもを慈しみ、君たちが中心という政策を打ち出してきていますが、この所得制限撤廃は、胸を張って、「医療費補助は中学3年生まで無料です。所得制限はありません」と言えるでしょう。日本中がこの非常事態です。このようなときに、もう一歩進んだ取り組みを進めるべきと思っております。


 子どもの成長に分け隔てをしてはならないと思います。近年少子高齢化で年々子どもたちは減りつつある中で、滑川市は平成20年ぐらいから、少しずつですが、子どもの出生数も増えております。生まれてくる子どもたち、しっかり育ててくれている若い両親、そのすべてが滑川市の宝です。収入の格差で分け隔てのないように、よろしくお願いをいたします。


 また、所得制限の撤廃の思いは、第25号の議案と同じでありますが、収入があろうとなかろうと、滑川市の子どもは同じ。どのような状況であっても、現在の小・中学生の子どもたちが、今度は医療費が全額負担になって所得がない―実を言いましたら、昨年、「この所得制限はなくならないんですか」と市民の方に聞かれたこともあります。このことが、子どもたちに「ああ、今度はそれが、僕の医療費はただになった」ということがわかれば、えこひいきのない、あるいはみんなと一緒という模範を私たち大人から見せてあげていただきたいと思っております。しっかり育っていただき、やがては立派な社会人になってくれることを念じております。


 以上の観点から、議案第26号、大賛成で賛成討論とさせていただきます。


○議長(中川 勲君)  これにて、討論を終結いたします。


         ──────────◇──────────





◎採決


 (議案第1号〜議案第34号)





○議長(中川 勲君)  これより、起立により採決を行います。


 申し出がありますので、分離して採決を行います。


 はじめに、議案第1号平成23年度滑川市一般会計予算を採決いたします。


 この案件に対する総務文教消防委員長の報告は原案のとおり可決でありますが、産業厚生建設委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。


 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。


 次に、議案第15号滑川市健全な財政に関する条例の制定についてを採決いたします。


 この案件に対する総務文教消防委員長の報告は、原案のとおり可決であります。


 この案件を委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議案第15号は、総務文教消防委員長の報告のとおり可決されました。


 次に、議案第19号滑川市定住促進住宅条例の制定についてを採決いたします。


 この案件に対する産業厚生建設委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。


 本案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議案第19号は原案について可決されました。


 次に、議案第25号滑川市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。


 この案件に対する産業厚生建設委員長の報告は、賛成多数で原案のとおり可決であります。


 この案件を委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議案第25号は、産業厚生建設委員長の報告のとおり可決されました。


 次に、議案第26号滑川市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。


 この案件に対する産業厚生建設委員長の報告は、賛成多数で原案のとおり可決であります。


 この案件を委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議案第26号は、産業厚生建設委員長の報告のとおり可決されました。


 議案第2号平成23年度滑川市国民健康保険事業特別会計予算から議案第14号平成22年度滑川市水道事業会計補正予算(第2号)まで、議案第16号滑川市公共施設整備基金条例の制定についてから議案第18号滑川市コミュニティバス条例の制定についてまで、議案第20号滑川市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第24号滑川市工業振興条例の一部を改正する条例の制定についてまで及び議案第27号滑川市教育センター設置条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第34号富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の変更についてまで、29議案を一括して採決いたします。


 この案件に対する各常任委員長の報告は、賛成全員で可決または承認であります。


 この案件に対する各常任委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立全員。


 よって、議案第2号から議案第14号まで、議案第16号から議案第18号まで、議案第20号から議案第24号まで及び議案第27号から議案第34号までの29議案は、各常任委員長の報告のとおり可決または承認されました。


         ──────────◇──────────





◎採決


 (請願第1号)





○議長(中川 勲君)  次に、請願第1号高齢者のパークゴルフパスポート券に関する請願の採決を行います。


 本請願に対する産業厚生建設委員長の報告は、趣旨採択であります。


 本請願を産業厚生建設委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、請願第1号高齢者のパークゴルフパスポート券に関する請願は、趣旨採択とすることに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎議案の追加提案(議案第35号)





○議長(中川 勲君)  ただいま市長から、議案第35号人権擁護委員候補者の推薦についてが追加して提案されました。


 議案書を配付いたしますので、しばらくお待ち下さい。


     〔事務局職員、議案書配付〕


○議長(中川 勲君)  日程第2、議案第35号人権擁護委員候補者の推薦についてを上程議題といたします。


         ──────────◇──────────





◎提案理由説明





○議長(中川 勲君)  市長から提案理由の説明を求めます。


 上田市長。


     〔市長 上田昌孝君登壇〕


○市長(上田昌孝君)  ただいま追加して提案いたしました議案についてご説明申し上げます。


 議案第35号は、人権擁護委員候補者の推薦についてであります。


 滑川市に置かれている人権擁護委員のうち1名が平成23年6月30日をもって任期が満了しますので、今回、深井齊君を候補者として推薦いたしたいので、議会の意見を求めるものであります。


 なにとぞ慎重ご審議のうえ、適正な議決をいただきますようお願い申し上げます。


○議長(中川 勲君)  お諮りいたします。


 ただいま議題となっております議案第35号につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、なお事案の性質上、質疑並びに討論を行わないことといたしたいと思います。


 これに、ご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第35号につきましては、直ちに採決することに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎採決





○議長(中川 勲君)  これより、起立により採決を行います。


 議案第35号人権擁護委員候補者の推薦について、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立全員。


 よって、議案第35号は、これに同意することに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎議員提出議案第1号〜議員提出議案第4号





○議長(中川 勲君)  次に、日程第3、議員提出議案第1号TPP交渉参加反対に関する意見書から日程第6、議員提出議案第4号民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書まで、以上4件を一括上程議題といたします。


         ──────────◇──────────





◎提案理由説明





○議長(中川 勲君)  提案者より提案理由の説明を求めます。


 8番浦田竹昭君。


     〔8番 浦田竹昭君登壇〕


○8番(浦田竹昭君)  議員提出議案第1号TPP交渉参加反対に関する意見書。提出者、水野達夫議員、古沢利之議員、開田晃江議員、澤谷清議員、砂原孝議員、野末利夫議員、森結議員、私、8名。代表して、案文の朗読をもって提案理由説明とさせていただきます。





           TPP交渉参加反対に関する意見書(案)


 政府は11月9日「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定した。このなかでTPP交渉への参加・不参加を先送りしたものの「関係国との協議を開始する」と判断したことは、極めて遺憾である。


 また、国の根幹にかかわる問題であるにもかかわらず、国民的な十分な議論もしないまま、来年6月には参加の是非について判断しようとしている。


 TPPは、関税撤廃の例外措置を認めない完全な貿易自由化を目指した交渉であり、例外を認めないTPPを締結すれば、洪水のごとく農産物が輸入され、日本農業を壊滅へと導くことは必定である。


 いかに農家所得が補償されても、輸入は増大し、国内の生産基盤は崩壊する。


 また、農業・食料・運輸等の関連産業も廃業が相次ぎ、地方の雇用が失われることが必至である。


 これでは、国民の圧倒的多数が望む食料自給率の向上や農業のもつ多面的機能の発揮は不可能と言わざるを得ない。


 EPAは、交渉参加国の相互発展と繁栄を本来の目的とすべきである。わが国がTPP交渉に参加しても、この目的は到底達成できるものではない。


 したがって、我々は、わが国の食料安全保障と両立できないTPP交渉への参加には反対であり、断じて認めることはできない。


 以上が、当議会議員の総意であり、貴職に対し強く申入れを行うものである。


 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。


                           平成23年3月23日 滑川市議会





 議員各位の賛同を切にお願いするものであります。


 以上でございます。


     (「議長」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  16番前田新作君。


○16番(前田新作君)  ただいま、発言といたしまして「来年6月」ということで述べられましたが、「本年6月」の誤りではないかと思いますが、そこをきちんとしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(中川 勲君)  わかりました。そのように訂正させます。


 1番水野達夫君。


     〔1番 水野達夫君登壇〕


○1番(水野達夫君)  それでは、私のほうから、議員提出議案第2号地方住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充を求める意見書。提出者、古沢利之議員、森結議員、そして私、水野。3名を代表して、私のほうから案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。





    地方住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充を求める意見書(案)


 昨年12月28日、政府は「アクション・プラン−出先機関の原則廃止に向けて」(以下アクション・プラン)を閣議決定した。アクション・プランは出先機関の事務・権限をブロック単位で移譲することとし、その枠組としての広域実施体制の法案を平成24年の通常国会に提出、平成26年度中の事務・権限の移譲を目指すとしている。


 その中で、主に都市部の自治体が特に要望してきた一般国道と一級河川、公共職業安定所(ハローワーク)を名指しして事務・権限の移譲を提起し財源の移譲、人員の移管に関わる必要な措置、仕組を検討・構築する、などしている。アクション・プランでは、名指しした国道や河川の移管について、「広域的に移動する道路利用者の観点に留意する」、「河川管理は国民の生命財産に影響を与えかねないものであることに留意」、「関係市町村長意見を聞く」と留意点も表明している。


 また、公共職業安定所については、労働政策審議会が意見表明しているとおり、国が責任をもって直接実施することによって機能的にその役割を発揮できるものであり、地方移管では国民の勤労権が阻害されてしまう。


 雇用問題をはじめとして、医療・年金・貧困など様々な社会不安が増大しているなか今、国・地方行政の役割が重要となっている。国民・住民の安心・安全を守るために行政サービスを拡充することが必要である。「地域主権改革」の名のもとに、国が直接責任を持って行う行政サービスを放棄し地方支分部局の原則廃止を行うことは、地方自治体に責任を押しつけるだけでなく、「地域住民が自らの判断と責任において、地域の諸課題に取組む。」として、自己責任を強要するものである。国の責任放棄は許されない。そのため、以下の項目について、強く要望するものである。


 1.「地域主権改革」の名の下に、国の責任放棄によって行政サービスの低下を招くことの無いようにすること。


 2.国の出先機関改革にあたっては、廃止・地方移管を前提としないこと。


 3.住民の安心・安全を支える行政の拡充をはかるため必要な人員を確保すること。


 4.国民の生命・財産を守るために必要な公共事業については、引き続き国がその責任において実施することとし、国土交通省北陸地方整備局の出先機関を廃止しないこと。


 5.職業安定行政は国が直接責任を持って実施し、ハローワーク滑川の地方移管を行わないこと。


 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。


                           平成23年3月23日 滑川市議会





 議員各位の賛同を切にお願いするものであります。


 以上であります。


○議長(中川 勲君)  6番中島勲君。


     〔6番 中島 勲君登壇〕


○6番(中島 勲君)  それでは、議員提出議案第3号尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し、万全の領域警備を求める意見書、続きまして議員提出議案第4号民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書、この2つの議案について、提出議員11名を代表して、私のほうから、案文の朗読をもって提案の理由説明とさせていただきます。





          尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し、


            万全の領域警備を求める意見書(案)


 昨年9月に発生した尖閣諸島領域侵犯事件について、那覇地検は1月21日、海上保安庁艦船に衝突した中国船船長を不起訴(起訴猶予)処分とした。重大かつ悪質な事件であるにも関わらず、不起訴処分としたことは、今後、同様の事件が発生した際の前例を残すこととなり、到底この措置に納得することはできず、厳重に抗議する。


 昨年の事件はわが国の領域警備に対する国民の信頼を大きく損なわせている。わが国は、四方を海に囲まれ世界第6位の排他的経済水域を誇っている。豊かな海と6852からなる島嶼の安全確保は、わが国にとって死活的に重要な国益である。


 よって、国会及び政府にあっては、昨年の尖閣諸島領域侵犯事件を風化させないためにも、以下の事項について速やかに実現を図り、領域警備に対する国民の信頼回復に努めるよう強く求める。


 1.海上保安庁艦船に対する衝突等による損害額を公表し、中国政府に対して損害賠償請求を速やかに行うこと。


 2.わが国の領土・主権を毅然たる態度で守る意志を内外に明確にするため、領域警備に関する必要な法整備を速やかに講じること。


 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。


                           平成23年3月23日 滑川市議会





 引き続き、民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書であります。





    民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書(案)


 民主党は平成21年衆議院選挙で、無駄削減や国の総予算の組み替えを行うことなどで財源を捻出し、子ども手当や高速道路無料化等の政策を推進していくことを国民に約束した。そして、そのマニフェストに対する信頼をもって政権を託された。


 しかし、今年度予算や来年度予算案を見ても、新規の国債発行額が税収を上回る異常事態となっており、平成23年度末の国と地方の長期債務残高は、892兆円にも及ぶ見通しである。このような中、このまま民主党の主張するマニフェストを推進していくことには限界がある。


 特に子ども手当については、多くの地方議会で地方負担反対の声が上げられ、来年度予算案に地方負担を計上しない自治体もあり、地方からも反発の声が広がっている。


 そのような中、菅首相は、マニフェストの検証を今年の9月を1つの区切りとして行う旨を述べているが、日本経済を破綻させないためにも一刻も早いマニフェストの撤回・見直しが急務である。


 また菅首相は、社会保障と税の一体改革の与野党協議を呼びかけているが、まずは子ども手当を初めとするバラマキ政策の撤回・見直しが大前提であることは明白である。国民のマニフェストそのものに対する信頼も揺らいでおり、財源の甘い見通しによりマニフェストの実現が不可能だったことを率直に国民に謝罪すべきである。


 そして、マニフェストの撤回・見直しを行う以上、衆議院を解散して国民に信を問い直すことを強く要望する。


 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。


                           平成23年3月23日 滑川市議会





 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。


         ──────────◇──────────





◎質疑





○議長(中川 勲君)  ただいまの提出案件に対し、ご質疑はありませんか。


     (質疑する者なし)


○議長(中川 勲君)  ご質疑がないので、質疑を終結いたします。


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◎討論





○議長(中川 勲君)  これより、討論に入ります。


 討論を希望される議員は申し出を願います。


     (申し出る者なし)


○議長(中川 勲君)  申し出がないので、討論を終結いたします。


         ──────────◇──────────





◎採決





○議長(中川 勲君)  これより、起立により採決を行います。


 議員提出議案第1号TPP交渉参加反対に関する意見書を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立全員。


 よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。


 次に、議員提出議案第2号地方住民の安心・安全を支える行政サービスの拡充を求める意見書を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立少数。


 よって、議員提出議案第2号は、否決されました。


 次に、議員提出議案第3号尖閣諸島領海侵犯事件の不起訴処分に抗議し、万全の領域警備を求める意見書を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。


 次に、議員提出議案第4号民主党衆議院選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(中川 勲君)  起立多数。


 よって、議員提出議案第4号は、原案のとおり可決されました。


         ──────────◇──────────





◎都市計画審議会委員の推薦





○議長(中川 勲君)  日程第7、都市計画審議会委員の推薦について議題といたします。


 都市計画審議会委員の任期が平成23年3月31日をもって満了いたしますので、この際、議会として推薦の意思表示をしておくのがよいかと思います。


 これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議会において推薦する議員を定めることに決定いたしました。


 推薦する議員については、議長から指名することにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議長から指名いたします。


 都市計画審議会委員に、中島勲君、浦田竹昭君を推薦したいと思いますが、これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、ただいま指名のとおり推薦することに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎新川畜産公社理事の推薦





○議長(中川 勲君)  日程第8、新川畜産公社理事の推薦について議題といたします。


 新川畜産公社理事には当市より2名推薦しておりますが、任期が平成23年5月31日をもって満了いたしますので、この際、議会として推薦の意思表示をしておくのがよいかと思います。


 これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議会において推薦する議員を定めることに決定いたしました。


 推薦する議員については、議長から指名することにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議長から指名いたします。


 新川畜産公社理事に、原明君、野末利夫君を推薦したいと思いますが、これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、ただいま指名のとおり推薦することに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎(仮称)富山県東部消防広域化協議会委員の推薦





○議長(中川 勲君)  日程第9、(仮称)富山県東部消防広域化協議会委員の推薦について議題といたします。


 推薦依頼は2名です。任期が平成23年4月からです。この際、議会として推薦の意思表示をしておくのがよいかと思います。


 これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議会において推薦する議員を定めることに決定いたしました。


 推薦する議員については、議長から指名することにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、議長から指名いたします。


 (仮称)富山県東部消防広域化協議会委員に、中島勲君、中川勲を推薦したいと思いますが、これにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、ただいま指名のとおり推薦することに決定いたしました。


         ──────────◇──────────





◎議員派遣





○議長(中川 勲君)  次に、日程第10、議員派遣について議題といたします。


 会議規則第143条第1項の規定に基づき、お手元に配付してある3件の議員派遣について、派遣することにご異議ありませんか。


     (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(中川 勲君)  ご異議なしと認めます。


 よって、3件の議員派遣については決定いたしました。


 なお、2月の議員派遣については、会議規則第143条第1項ただし書きの規定により、議長において決定いたしております。参考として配付しておりますので、ご確認ください。


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                                  平成23年3月23日


             議 員 派 遣 に つ い て


 地方自治法第100条第13項及び会議規則第143条の規定により下記のとおり議員を派遣する。


                    記


1 第86回北信越市議会議長会定期総会


(1)派遣目的 定期総会出席


(2)派遣場所 長野県長野市


(3)派遣期間 平成23年4月7日から8日まで(2日間)


(4)派遣議員 開田晃江


2 東京滑川会総会


(1)派遣目的 東京滑川会総会出席


(2)派遣場所 東京都


(3)派遣期間 平成23年5月21日から22日まで(2日間)


(4)派遣議員 開田晃江


3 第87回全国市議会議長会定期総会


(1)派遣目的 定期総会出席


(2)派遣場所 東京都


(3)派遣期間 平成23年6月14日から15日まで(2日間)


(4)派遣議員 開田晃江


         ──────────────────────


参 考


                                平成23年専決第1号


                                決裁平成23年2月10日


             議 員 派 遣 に つ い て


 地方自治法第100条第13項及び会議規則第143条の規定により下記のとおり議員を派遣する。


                    記


・ 魚津市鹿熊地内の養鶏場建設検討特別委員会行政視察


(1)派遣目的 魚津市鹿熊地内で建設予定の養鶏場に対する


        行政課題の調査のため


(2)派遣場所 新潟県胎内市、村上市


(3)派遣期間 平成23年2月15日から16日まで(2日間)


(4)派遣議員 水野達夫、高木悦子、原  明、岩城晶巳、


        石倉正樹、中島 勲、古沢利之、開田晃江、


        中川 勲、澤谷 清、砂原 孝、野末利夫、


        森  結、高橋久光、前田新作


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◎閉会の挨拶





○議長(中川 勲君)  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了いたしました。


 市長から挨拶があります。


 上田市長。


    〔市長 上田昌孝君登壇〕


○市長(上田昌孝君)  平成23年3月定例会を閉会されるにあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。


 本定例会は、去る3月7日に開会されてから本日までの17日間にわたり、提案申し上げました平成23年度一般会計予算をはじめとした重要諸案件につきまして、議員各位には本会議並びに各委員会を通じ、慎重なご審議を賜りましたところ、いずれも原案どおり議決をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。


 また、ただいまは、人権擁護委員候補者の推薦についてご同意を賜り、お礼を申し上げます。


 私としては、このたびの産業厚生建設委員会で、新年度当初予算についてご同意が得られず、本会議での採決で可決となったことについては、非常に大きく受けとめております。信念を持って編成した予算ではありますが、議員各位からのご意見も尊重し、見直しの努力は重ねてまいりたいと思います。


 間もなく新たな年度を迎えることになりますが、引き続き市政各般にわたる施策を強力に推進し、市勢の伸展と住民福祉の向上に努力してまいりたいと存じます。


 さて、3月11日に発生した東北関東大地震において、被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を市民ともどもお祈り申し上げたいと思います。


 また、支援物資を募ったところ、市内外約2,400人の多くの方々からご提供をいただき、本日まで3回、物資を福島県相馬市へ届けております。支援物資の受け付け・仕分け作業にあたっては、約120人に上るボランティアのご協力をいただき、まことにありがとうございました。


 いよいよ陽春の候、桜の便りが聞かれる季節となり、議員各位には何かとご多忙のこととは存じますが、一層健康にご留意され、今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願いいたしまして、ごあいさつといたします。


 どうもありがとうございました。


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◎閉会の宣告





○議長(中川 勲君)  これをもちまして、平成23年3月滑川市議会定例会を閉会いたします。


 ご苦労さまでございました。


                午後3時17分閉会