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富山県 滑川市

平成18年 3月定例会(第1号 3月 6日)




平成18年 3月定例会(第1号 3月 6日)





 
               平成18年3月


         滑川市議会定例会会議録 第1号





平成18年3月6日(月曜日)


          ──────────────────────


             議 事 日 程  第 1 号


                      平成18年3月6日(月)午前10時開議


第1 会議録署名議員の指名


第2 会期の決定


第3 議案第1号 平成18年度滑川市一般会計予算


第4 議案第2号 平成18年度滑川市国民健康保険事業特別会計予算


第5 議案第3号 平成18年度滑川市下水道事業特別会計予算


第6 議案第4号 平成18年度滑川市飲料水供給事業特別会計予算


第7 議案第5号 平成18年度滑川市工業団地造成事業特別会計予算


第8 議案第6号 平成18年度滑川市老人保健医療事業特別会計予算


第9 議案第7号 平成18年度滑川市農業集落排水事業特別会計予算


第10 議案第8号 平成18年度滑川市介護保険事業特別会計予算


第11 議案第9号 平成18年度滑川市水道事業会計予算


第12 議案第10号 平成17年度滑川市一般会計補正予算(第6号)


第13 議案第11号 平成17年度滑川市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)


第14 議案第12号 平成17年度滑川市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)


第15 議案第13号 平成17年度滑川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)


第16 議案第14号 平成17年度滑川市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)


第17 議案第15号 平成17年度滑川市水道事業会計補正予算(第1号)


第18 議案第16号 滑川市国民保護対策本部及び滑川市緊急対処事態対策本部条例の制定


         について


第19 議案第17号 滑川市国民保護協議会条例の制定について


第20 議案第18号 滑川市障害者介護給付審査会の委員の定数等を定める条例の制定につ


         いて


第21 議案第19号 滑川市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について


第22 議案第20号 滑川市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について


第23 議案第21号 滑川市の議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条


         例の一部を改正する条例の制定について


第24 議案第22号 滑川市各種委員会委員等の報酬及び費用弁償並びに実費弁償に関する


         条例の一部を改正する条例の制定について


第25 議案第23号 滑川市の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい


         て


第26 議案第24号 滑川市手数料条例の一部を改正する条例の制定について


第27 議案第25号 滑川市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の


         制定について


第28 議案第26号 滑川市重度心身障害者等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定


         について


第29 議案第27号 滑川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について


第30 議案第28号 滑川市公害防止条例の一部を改正する条例の制定について


第31 議案第29号 滑川市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について


第32 議案第30号 滑川市消防団条例の一部を改正する条例の制定について


第33 議案第31号 地方自治法第179条による専決処分の承認を求めることについて


          専決第14号 平成17年度滑川市一般会計補正予算(第5号)


第34 議案第32号 不動産の処分について


第35 議案第33号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規


         約の変更について


第36 議案第34号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規


         約の変更について


第37 議案第35号 富山県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規


         約の変更について


第38 議案第36号 新川育成牧場組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更


         について


第39 議案第37号 証明書等の交付等に係る事務の委託に関する規約の変更について


第40 議案第38号 辺地に係る総合整備計画の策定について


第41 議案第39号 滑川市民会館の指定管理者の指定について


第42 議案第40号 滑川市営駐車場の指定管理者の指定について


第43 議案第41号 滑川市自転車駐車場の指定管理者の指定について


第44 議案第42号 滑川市農村研修センターの指定管理者の指定について


第45 議案第43号 滑川市農村環境改善センターの指定管理者の指定について


第46 議案第44号 滑川市産業研修センターの指定管理者の指定について


第47 議案第45号 滑川市勤労身体障害者教養文化体育施設の指定管理者の指定について


第48 議案第46号 滑川市漁民センターの指定管理者の指定について


第49 議案第47号 滑川市漁業用作業保管施設の指定管理者の指定について


第50 議案第48号 滑川市ほたるいか観光施設の指定管理者の指定について


第51 議案第49号 滑川市海洋深層水分水施設の指定管理者の指定について


第52 議案第50号 浜加積地区福祉センターの指定管理者の指定について


第53 議案第51号 滑川市老人福祉センターの指定管理者の指定について


第54 議案第52号 滑川市シルバーワークプラザの指定管理者の指定について


第55 議案第53号 滑川市ゲートボール場の指定管理者の指定について


第56 議案第54号 滑川市陶芸の館の指定管理者の指定について


第57 議案第55号 滑川市知的障害者生活支援センターの指定管理者の指定について


第58 議案第56号 滑川市運動公園の指定管理者の指定について


第59 議案第57号 滑川市東福寺野自然公園の指定管理者の指定について


第60 議案第58号 滑川市総合体育センターの指定管理者の指定について


第61 議案第59号 滑川市みのわテニス村の指定管理者の指定について


第62 議案第60号 滑川市下梅沢テニスコートの指定管理者の指定について


第63 議案第61号 滑川市千鳥スキー場の指定管理者の指定について


第64 報告第1号 地方自治法第180条による専決処分について


          専決第13号 損害賠償請求に係る和解に関する件


          ──────────◇──────────


              本日の会議に付した事件


日程第1 会議録署名議員の指名


日程第2 会期の決定


日程第3 議案第1号 平成18年度滑川市一般会計予算


日程第4 議案第2号 平成18年度滑川市国民健康保険事業特別会計予算


日程第5 議案第3号 平成18年度滑川市下水道事業特別会計予算


日程第6 議案第4号 平成18年度滑川市飲料水供給事業特別会計予算


日程第7 議案第5号 平成18年度滑川市工業団地造成事業特別会計予算


日程第8 議案第6号 平成18年度滑川市老人保健医療事業特別会計予算


日程第9 議案第7号 平成18年度滑川市農業集落排水事業特別会計予算


日程第10 議案第8号 平成18年度滑川市介護保険事業特別会計予算


日程第11 議案第9号 平成18年度滑川市水道事業会計予算


日程第12 議案第10号 平成17年度滑川市一般会計補正予算(第6号)


日程第13 議案第11号 平成17年度滑川市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)


日程第14 議案第12号 平成17年度滑川市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)


日程第15 議案第13号 平成17年度滑川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)


日程第16 議案第14号 平成17年度滑川市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)


日程第17 議案第15号 平成17年度滑川市水道事業会計補正予算(第1号)


日程第18 議案第16号 滑川市国民保護対策本部及び滑川市緊急対処事態対策本部条例の


           制定について


日程第19 議案第17号 滑川市国民保護協議会条例の制定について


日程第20 議案第18号 滑川市障害者介護給付審査会の委員の定数等を定める条例の制定


           について


日程第21 議案第19号 滑川市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について


日程第22 議案第20号 滑川市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について


日程第23 議案第21号 滑川市の議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関す


           る条例の一部を改正する条例の制定について


日程第24 議案第22号 滑川市各種委員会委員等の報酬及び費用弁償並びに実費弁償に関


           する条例の一部を改正する条例の制定について


日程第25 議案第23号 滑川市の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定に


           ついて


日程第26 議案第24号 滑川市手数料条例の一部を改正する条例の制定について


日程第27 議案第25号 滑川市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部を改正する条


           例の制定について


日程第28 議案第26号 滑川市重度心身障害者等医療費助成条例の一部を改正する条例の


           制定について


日程第29 議案第27号 滑川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について


日程第30 議案第28号 滑川市公害防止条例の一部を改正する条例の制定について


日程第31 議案第29号 滑川市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について


日程第32 議案第30号 滑川市消防団条例の一部を改正する条例の制定について


日程第33 議案第31号 地方自治法第179条による専決処分の承認を求めることについて


            専決第14号 平成17年度滑川市一般会計補正予算(第5号)


日程第34 議案第32号 不動産の処分について


日程第35 議案第33号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及


           び規約の変更について


日程第36 議案第34号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及


           び規約の変更について


日程第37 議案第35号 富山県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及


           び規約の変更について


日程第38 議案第36号 新川育成牧場組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の


           変更について


日程第39 議案第37号 証明書等の交付等に係る事務の委託に関する規約の変更について


日程第40 議案第38号 辺地に係る総合整備計画の策定について


日程第41 議案第39号 滑川市民会館の指定管理者の指定について


日程第42 議案第40号 滑川市営駐車場の指定管理者の指定について


日程第43 議案第41号 滑川市自転車駐車場の指定管理者の指定について


日程第44 議案第42号 滑川市農村研修センターの指定管理者の指定について


日程第45 議案第43号 滑川市農村環境改善センターの指定管理者の指定について


日程第46 議案第44号 滑川市産業研修センターの指定管理者の指定について


日程第47 議案第45号 滑川市勤労身体障害者教養文化体育施設の指定管理者の指定につ


           いて


日程第48 議案第46号 滑川市漁民センターの指定管理者の指定について


日程第49 議案第47号 滑川市漁業用作業保管施設の指定管理者の指定について


日程第50 議案第48号 滑川市ほたるいか観光施設の指定管理者の指定について


日程第51 議案第49号 滑川市海洋深層水分水施設の指定管理者の指定について


日程第52 議案第50号 浜加積地区福祉センターの指定管理者の指定について


日程第53 議案第51号 滑川市老人福祉センターの指定管理者の指定について


日程第54 議案第52号 滑川市シルバーワークプラザの指定管理者の指定について


日程第55 議案第53号 滑川市ゲートボール場の指定管理者の指定について


日程第56 議案第54号 滑川市陶芸の館の指定管理者の指定について


日程第57 議案第55号 滑川市知的障害者生活支援センターの指定管理者の指定について


日程第58 議案第56号 滑川市運動公園の指定管理者の指定について


日程第59 議案第57号 滑川市東福寺野自然公園の指定管理者の指定について


日程第60 議案第58号 滑川市総合体育センターの指定管理者の指定について


日程第61 議案第59号 滑川市みのわテニス村の指定管理者の指定について


日程第62 議案第60号 滑川市下梅沢テニスコートの指定管理者の指定について


日程第63 議案第61号 滑川市千鳥スキー場の指定管理者の指定について


日程第64 報告第1号 地方自治法第180条による専決処分について


            専決第13号 損害賠償請求に係る和解に関する件


          ──────────◇──────────


出席議員(16名)


    1番 高 木 悦 子 君    2番 原     明 君


    3番 岩 城 晶 巳 君    4番 中 島   勲 君


    5番 古 沢 利 之 君    6番 浦 田 竹 昭 君


    7番 開 田 晃 江 君    8番 中 川   勲 君


    9番 澤 谷   清 君    10番 砂 原   孝 君


    11番 野 末 利 夫 君    12番 高 橋 久 光 君


    13番 前 田 新 作 君    14番 上 田 昌 孝 君


    15番 相 川 隆 二 君    16番 島 川   実 君


欠席議員(な し)


          ──────────◇──────────


             説明のため出席した者の職氏名


  市   長              中 屋 一 博 君


  助   役              出 村 眞佐範 君


  収 入 役              齊 藤   博 君


  総務部長               佐 伯 宗 茂 君


  企画情報課長             坪 川 宗 嗣 君


  総務課長               佐 藤 孝 男 君


  総務部参事財政課長事務取扱      梶 谷 正 夫 君


  総務部参事税務課長事務取扱      高 田 俊 信 君


  市民課長               清 河 哲 雄 君


  産業民生部長             近 堂 昭 夫 君


  生活環境課長             石 田   修 君


  福祉課長               小 幡 卓 雄 君


  産業民生部次長保険介護課長事務取扱  高 田 健 作 君


  産業民生部参事商工水産課長事務取扱  中 川   保 君


  市街地活性化推進室長         浜 田 茂 行 君


  産業民生部参事農林課長事務取扱    大 黒 隆 文 君


  建設部長               神 保 二三夫 君


  土木課長               椎 名 敏 夫 君


  都市開発課長             脇 坂 義 美 君


  下水道課長              杉 野   司 君


  参事会計課長事務取扱         松 本 高 志 君


  水道課長               福 田   宏 君


  消 防 長              石 倉 俊 明 君


  消防署長               岡 本 好 治 君


  教育委員長              高 倉 恵満子 君


  教 育 長              中 屋 久 孝 君


  教育委員会事務局次長学務課長事務取扱 有澤  義 則 君


  生涯学習課長             高 辻   進 君


  スポーツ課長               稲 谷 幹 男 君


          ──────────◇──────────


          職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名


  事務局長               新 夕  正 隆


  副主幹                上 坂  清 治


          ──────────◇──────────





◎開会の宣言





○議長(砂原 孝君)  ただ今から平成18年3月滑川市議会定例会を開会いたします。


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◎開議


  午前10時00分





○議長(砂原 孝君)  ただちに、本日の会議を開きます。


 本定例会における説明員の出席要求に対し、お手元に配布してあるとおり、それぞれ出席の報告がありました。


 本日の議事日程につきましては、お手元へ配布したとおりであります。


           ──────────◇──────────





◎会議録署名議員の指名





○議長(砂原 孝君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員には、会議規則第77条の規定により、議長において5番古沢利之君、6番浦田竹昭君を指名いたします。


           ──────────◇──────────





◎会期の決定





○議長(砂原 孝君)  日程第2、会期の決定を議題といたします。お諮りいたします。


 (発言を求める者あり)


○議長(砂原 孝君)  12番高橋久光君。


○12番(高橋久光君)  本定例会の会期を本日から3月22日までの17日間としては如何かと存じますので、お諮り願います。


○議長(砂原 孝君)  ただいま、12番高橋久光君より、本定例会の会期を本日から3月22日までの17日間ということでありますが、これにご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(砂原 孝君)  ご異議なしと認めます。


 よって本定例会の会期を、本日から3月22日までの17日間とすることに決定しました。


            ──────────◇──────────





◎議案第1号から議案第61号及び報告第1号の一括上程





○議長(砂原 孝君)  日程第3、議案第1号平成18年度滑川市一般会計予算から、日程第63、議案第61号滑川市千鳥スキー場の指定管理者の指定についてまで及び日程第64号、報告第1号地方自治法第180条による専決処分についての以上62件を一括上程議題といたします。


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◎市長の提案理由説明





○議長(砂原 孝君)  市長より提案理由の説明を求めます。


 中屋市長。


     [市長 中屋一博君登壇]


○市長(中屋一博君)  本日、ここに平成18年3月定例市議会が開催されるにあたり、提出いたしました平成18年度予算案並びにその他の案件の説明につきまして、その概要を申し上げ、併せて当面の諸問題について、私の所信の一端を申し上げたいと存じます。


 はじめに


 去る2月の市長選挙におきまして、私は、無投票で再び滑川市の舵取り役として、市政を担当させていただくことになりました。


 もとより浅学非才の私にとりましては、誠に身に余る光栄であり、その責任の重大さをひしひしと感じているところであります。


 私はかねてより、ふるさとを愛する情熱は誰にも負けない、そんな想いを「愛郷無限」の四文字に託し、3万4千市民がお互いに心を通い合わせ、自助、共助、公助の理念のもとでのまちづくりを訴えてまいりました。


 そして今回、マニフェストとして提示した、活力と活気のあるまちづくり、香り高い文化のまちづくり、安心と安全のまちづくり、日本一の福祉のまちづくりの公約を、市民参画による効率的な行政運営によって具現化を図ってまいりたいと考えております。


 今日、地方公共団体をめぐる財政環境は、滑川市誕生以来、かつてない厳しいものがあります。しかも、少子高齢化や国際化、情報化などが進展する中、一方では、価値観の多様化など、社会構造に大きな変化が見られることなどから、市町村行政は新たに生じている様々な課題に対応していかなければなりません。


 そのためにも、私はあらゆる機会を捉えて、各界各層、各地域のご意見に耳を傾け、市民ニーズを積極的に汲み取るとともに、議会のご協力も得て、自己決定、自己責任を旨として、職員の潜在能力を掘り起こすとともに、私の持てる力はもちろんのこと、この身この一身を滑川市発展のために捧げ、小さくともキラリと光るまちづくりを目指したいと存じます。


 議員各位、市民各位におかれましては、これまで以上のご理解とご協力をお願いいたします。


1 予算編成の基本方針


 つぎに、平成18年度予算編成の基本方針について申し上げます。


(1)経済の見通し


 最近の我が国経済は、これまでの輸出や生産などに見られた弱い動きを脱し、企業部門の好調さが雇用や所得環境の改善を通じて家計部門へ波及しており、民間需要中心の回復が続いております。


 新年度においても、消費や設備投資は引き続き増加し、物価についてもデフレ脱却の展望が開けるなど、我が国経済は、引き続き民需を中心とした緩やかな回復を続けると見込まれているところであります。


 こうした中で、政府においては、デフレからの脱却を確実なものとするため、日本銀行と一体となって政策努力の更なる強化・拡充を図ることとしております。


(2)国の予算、地方財政など


 平成18年度の国の予算は、これまでの「改革断行予算」という基本路線を継続しながら、その重点強化期間最後の重要な予算として構造改革に一応の目途をつけるものとして位置づけられており、歳出全般にわたる徹底的な見直しを行い、従来の歳出改革路線を堅持・強化するとしているところであります。


 一方、地方財政につきましては、平成18年度の地方財政計画において、その規模を対前年度比0.7パーセントの減としながらも、三位一体の改革の推進により、国から地方への税源移譲とともに、地方の安定的な財政運営に必要な地方交付税や臨時財政対策債等の措置が行われることで、一般財源の不足見込額が補てんされたところであります。


(3)本市の予算


 本市の平成18年度の予算編成にあたっては、引き続き厳しい財政環境の中で、こうした国の予算や地方財政計画等も勘案しながら、事業の休廃止や経費の徹底的な見直し・削減を行ったうえで、真に市民の福祉向上のために必要な経費や本市の特色ある施策の展開に必要な経費を盛り込むなど、メリハリのある予算として編成したところであります。


 歳入につきましては、まず市税では、固定資産税の評価替えによる減があるものの、税制改正に伴う個人市民税の増収が見込まれることなどから、市税全体では、対前年度比3.7パーセントの増としております。地方交付税では、普通交付税について前年の実績ベースも勘案して、対前年度比7.0パーセント減としておりますが、地方譲与税では、三位一体の改革による国庫補助負担金減額の補てん措置が行われることにより、64.9パーセント増となっております。このほか国庫支出金については、補助金改革があるものの、本市では、まちづくり交付金等の確保により地方財政計画上の減より小さい7.5パーセントの減にとどまっているところです。また市債については、まちづくり事業や小学校大規模改造事業などのため、32.9パーセント増となりましたが、構成比においては10.0パーセントと地方財政計画の13.0パーセントより低いものとなっているところであります。


 一方、歳出につきましては、西部小学校大規模改造や市民交流プラザの整備を推進するほか、生活関連の社会資本である公共下水道や道路・河川などの着実な整備を図ることとしております。


 また、安全・安心なまちづくりに向けた施策として「安全なまちづくり推進センター」の設置や、市国民保護計画の策定、自主防災組織率の向上、緊急時の救命率向上のため自動体外式除細動器(AED)の主要公共施設や全小中学校への配置、さらには子供たちの安全を守るための通学路防犯灯の増設、学校安全パトロール隊の支援等を行うこととしております。


 このほか、地域活性化に向けた施策として、地域住民が主体となった地域づくりを推進する「地域コミュニティ活性化事業」の創設や旧町部の課題を検討する協議会の設置、「空き家・空き地情報バンク」の開設、また健康・福祉の向上のための施策として、介護保険制度の改正に伴う「地域支援事業」の開始や国と歩調をあわせた児童手当の拡充、障害福祉計画の策定、入院医療費無料化の小学校3学年までの拡大等に特に配慮したところであります。


 こうした中においても、行財政改革の趣旨をふまえて種々の見直しを図ったところであり、まず市の単独補助金につきましては前年度に引き続き徹底した見直しにより廃止・削減等を行っており、合計8件、298万8千円の削減をしたところであります。また市議会におかれても、議会改革のため議員定数を減員されたことから、平成17年度に比べ1,387万2千円の削減効果があったところであります。


 なお、介護保険事業特別会計においては、新年度からの新しい介護保険制度を円滑に推し進めるため、介護保険事業勘定と介護サービス事業勘定の二つの勘定に区分して会計することとしております。


 このように、予算編成にあたっては、効率的な行政の推進と財政の健全化を基調として、極力、地方債の抑制にも努めた編成を行ったところでありますが、市の主要プロジェクトも盛り込んだところから、平成18年度一般会計予算は、対前年度当初と比べて2.7パーセントの増となっているところであります。


2 歳出予算の概要


 つぎに、歳出予算の概要について申し上げます。


 平成18年度の会計別予算規模は、


 一般会計 123億5,240万5千円(対前年度当初予算比2.7パーセント増)


 特別会計 109億1,270万3千円(対前年度当初予算比4.7パーセント増)


 企業会計  6億8,253万円 (対前年度当初予算比4.9パーセント減)


 予算総額は、239億4,763万8千円で、前年度と比較して3.4パーセントの増となるところであります。


 つぎに、基本施策別に予算の概要をご説明申し上げます。


(1)都市基盤の整備


 まず、都市基盤の整備について申し上げます。


 私達のふるさと滑川を、活気に満ちた魅力あるまちとするため、国の公共事業等が縮減される中においても、未来のあるべき姿を展望しつつ都市基盤の整備を推進してまいりたいと存じます。


? 都市計画


 滑川駅南土地区画整理事業につきましては、工事が概成している中で、一日も早い完成が待たれるところであり、紹介者報奨制度を導入し保留地の積極的な処分に努めるとともに、地権者にとっても大きな節目である換地処分に向け、所要の業務を鋭意実施することとしております。


 都市計画道路加島町下島線(第2工区)につきましては、平成17年度に新規着工をみたところでありますが、県施行の沖田川広域河川改修事業の促進を図る観点からも、引き続き事業の積極的な進捗を図ることとしております。


 また、都市計画道路につきましては、市街区の発展を取り巻く社会情勢の変化に照らし合わせ、その計画の見直しに着手することとしております。


? 公園・緑地


 東福寺野自然公園につきましては、さらなる利用者増を図るため、本年度設置したふわふわドームに引き続き、すべり台、ロープ・ネット登り、二連ブランコ等が合体した大型複合遊具を設置することとしており、その他の公園などについても維持管理等の充実を図り、市民に親しまれる公園づくりに努めてまいります。


? 地域交通


 コミュニティバス事業につきましては、利用者は増加傾向にありますが、平成19年春に予定されている市民交流プラザのオープンにあわせ、市営バス、福祉バスとの運行管理の一元化や運行計画、路線の検討を行うとともに、三つのバス事業の民間への業務委託等についても検討することとしております。


? 道路交通網


 一般国道8号バイパスにつきましては、魚津市江口地区まで暫定2車線で供用されているところでありますが、いまだ交通混雑が頻繁に起きている状況にあり、引き続き富山市水橋砂子坂から魚津市までの早期4車線化の実現に向けて、関係機関に強く要望してまいります。


 市道下梅沢上小泉線の歩道設置事業につきましては、西部小学校の通学路でもあることから、引き続き歩道整備工事を進めることとしており、その他の身近な生活道路の改良や舗装等につきましても、鋭意整備を進め、市民の要望に対応してまいりたいと考えております。


 菰原跨線橋にかかる歩道新設事業につきましては、県において平成17年度から着工されており、新年度ではJR横断部の上部工・下部工の建設を行うとのことでありますので、 市といたしましても、事業の円滑な推進のため、積極的に協力してまいります。


 北陸新幹線建設事業につきましては、地元地権者や関係土地改良区等のご協力のもと、2月には、本市内においても工事着手がなされたところでありますが、鉄道・運輸機構においては、次年度以降の予算の確保にも努めながら、平成24年度内の完工を目指すとしているところであります。


? 河 川


 中川水系総合流域防災事業(沖田川工区)につきましては、県において、新年度早々にも放水路の本体工事に着手するとのことであり、これにかかる物件移転補償や土地買収交渉につきましては市が主体となり推進する予定であります。


 市単独の河川事業につきましては、地域住民の安全・安心の確保を図るため、逐次、整備を進めてまいりたいと存じます。


? 上水道


 上水道につきましては、国庫補助事業の石綿管更新事業が平成17年度をもって終了する見込みでありますが、今後とも老朽管等を順次更新することで、更に有収率の向上に努めてまいります。


また、老朽化が著しい横道配水池の改築につきましては、平成21年度の完成を目途に、新年度では基本設計を策定することとしております。


? 下水道


 下水道につきましては、本年度末において、魚躬・野町・曲渕・中村地内等で供用開始の運びとなることから、区域内の住民の皆様方に対し、速やかな宅内排水設備工事を実施していただくよう積極的に働きかけてまいります。


 また、新年度におきましては、追分・中野島・二ツ破・菰原地内等において管渠埋設工事を実施するほか、今後の下水道事業の整備促進を図るため、旧8号線以南の地区における事業認可区域の拡大を図ることとしております。


(2) 社会環境の整備


 つぎに、社会環境の整備について申し上げます。


 社会構造等の変化に的確に対応し、安心して暮らせるまちづくりを目指して、福祉や医療などをはじめとする社会環境の整備にさらに力を注いでまいります。


? 地域福祉


 地域福祉の推進につきましては、これまでも自助・共助・公助の理念の下に、地域住民や各種団体、行政がともに手を取り合い協働することが必要なことから、市内全地区に「福祉見回り隊」を組織するとともに、地域の福祉の拠点として地区公民館を「地区福祉センター」と位置づけ、整備を図ってきたところであります。新年度では、北加積地区と東加積地区において地区福祉センターの増築が完成する予定であり、市内全地区で整備が完了することから、お互いに心の通い合う温かい福祉のまちづくりが実現されるよう努めてまいります。


 障害者福祉につきましては、身体・知的・精神障害のそれぞれの福祉サービスの一元化や施設・事業体系の再編、利用者負担の見直し等を内容とする障害者自立支援法が4月から施行されるところであり、公平なサービス利用の確保など新たな制度が円滑に実施されるよう障害者介護給付審査会を設置するとともに、知的障害者更生施設「四ツ葉園」にコーディネーターを設置するなど、新たに障害者自立支援事業を実施いたします。


 また、新しい制度の理念を踏まえ、障害者の方々が自立した豊かな生活がおくられるよう、新たに障害者福祉計画を策定することとしております。


 このほか、引き続き重度心身障害者の医療費助成や、福祉タクシー券の交付、スポーツ・レクレーション大会の開催、手話奉仕員の養成と派遣事業などの諸施策を通して、障害者の日常生活を容易にするとともに、社会参加の促進に努めてまいります。


 昨年は、国全体で出生数が百十万人を下回り、ついに戦後初めて人口が減少したところであり、急速な少子化は社会全体で取り組むべき大きな課題となってきております。このため昨年策定した「次世代育成支援行動計画」を着実に推進することで、次世代を担う子供たちが健やかに生まれ育つための環境づくりに積極的に取り組んでまいりたいと存じます。


 児童手当につきましては、国の制度改正にあわせ支給対象を小学校6学年までに拡大するとともに、市単独事業としての医療費の無料化事業につきましても、入院医療費について、これまでの小学校未就学児までを小学校3学年までと対象年齢を拡大することで、一層の制度の充実を図ります。


 上小泉保育園の改築につきましては、次世代育成対策施設整備交付金の交付を受けることで、平成17年度、18年度の2ヵ年事業として助成をすることといたしております。


? 高齢者福祉


 高齢者福祉につきましては、高齢者ができる限り寝たきりなどの要介護状態に陥ることがなく老後を安心して暮らせる社会、高齢者が健康で長寿を喜びあえる社会の実現に努めてまいる所存であります。


 このため引き続き、軽度生活援助、生きがい活動支援通所サービスや食事自立のための配食サービス、無料入浴券の給付、緊急通報体制の整備、種々の高齢者生きがい事業などを実施してまいります。


 また、シルバー人材センターにつきましては、事業活動は順調に推移しているところでありますが、新年度では新たに、高齢者世帯の買物代行援助事業に取り組むこととしており、市としては今後とも業務の委託や紹介等に協力してまいります。


 なお、今日、本市の65歳から74歳までの前期高齢者の方々には大変お元気な方が多く、まだまだ社会に貢献したいとの意欲を大きく持っておられます。私はこれらの方々を「滑川壮年」とネーミングするとともに、その豊かな経験と能力を社会で活かしていただけることは、日本一の福祉都市の実現にまた一歩近づくのではないかと考えており、多くの方々のご意見もお聞きしながら、その具体的方策について検討してまいります。


 介護保険につきましては、サービスの利用者及び利用量が年々大幅に増加していることに加え、2015年からは、いわゆる団塊の世代が前期高齢期を迎えることから、長期的な視野に立った持続可能な制度としていくため、大幅な制度改正が行われ、4月から施行されるところであります。


 今回の見直し内容は、高齢者が住み慣れた地域での生活を継続するための地域密着型サービスや自立支援の観点にたったサービスを行う新予防給付という新たなサービスに加え、要支援、要介護になるおそれのある高齢者を対象に、介護予防に効果的な事業を実施する地域支援事業が創設されるなど、介護予防に重点がおかれたものとなっております。


 このため、新しい制度が円滑に実施されるよう市健康センターにおいて、高齢者の生活機能低下の早期発見等を行うことで要支援になる可能性の評価を行うとともに、地域支援事業等を実施する地域包括支援センターを設置し、保健師や社会福祉士などの専門職員も配置することとしております。また、同センターでは、新予防給付にかかるケアプランの策定業務も実施することとしております。


 介護保険料につきましては、今後の高齢者人口や要介護認定者数の推移見込み、国が発表した介護報酬の改定等を踏まえ、各年度におけるサービス種類ごとの利用量や総費用を算出することで、65歳以上の方々の保険料を算定したところであり、現行の4,061円に対し0.8パーセント増の改定となる、4,101円とすることとしております。


? 保健医療


 生活習慣病等の予防対策につきましては、糖尿病予備軍を中心とした予防意識の向上や禁煙等のための個別健康教室の開催、基本健康診査の事後指導の充実、さらには最近注目されている内臓脂肪症候群の予防・普及など、生活習慣の改善支援等に重点をおいて取り組むこととしております。


? 市民生活の安全・安心


 市民が、災害や事故、事件等からその生命、身体、財産等を守り、安全で安心な生活を送れるようにすることは最も重要な課題のひとつであります。


 交通安全につきましては、平成17年の本市における交通事故件数は210件、死亡者数2名とそれぞれ減少しておりますが、県内では依然として全交通事故死者数に占める高齢者の割合が高いことから、市としても、新たに高齢者自転車大会を開催するなど、交通安全教育の充実や関係機関及び関係団体と協力し、交通安全対策を推進してまいりたいと考えております。


 防犯につきましては、市立の3保育所にカメラ付きインターホンを設置するとともに、引き続き「子ども110番の家」や、「走る子ども110番の車」、防犯パトロール隊等の、住民による自主的な防犯活動を推進することとしており、さらには、新たに「安全なまちづくり推進センター」を設置すること等により、市民総ぐるみによる安全で安心なまちづくりを推進してまいります。


 消防につきましては、消火栓及び防火水槽の計画的な増設を図るとともに、消防分団詰所のシャッター改修工事及び西加積分団詰所の水洗化改修工事を実施することとしております。


 自動体外式除細動器(AED)につきましては、心肺停止時など一刻を争う緊急時の救命器具として、一定の講習により一般人でも簡単に使用できるものでありますが、このたび本市出身の篤志家から4台の寄付があったことから、市内全小中学校及び市民会館など主要公共施設等に、これを含めて合計17台を設置することとしております。


 防災につきましては、自主防災組織の組織率を飛躍的に拡大したいと考えており、現在、未組織の町内会に強く働きかけているところであります。また、新たに自主防災組織のリーダー等を対象として、地域の防災意識の高揚や活動の活性化に資するための防災講演会を開催したいと考えております。


 国民保護計画につきましては、いわゆる国民保護法に基づき、新年度に市国民保護協議会や対策本部等の組織を設置するとともに、本市の国民保護計画を策定してまいります。


? 環境・緑化


 廃棄物対策につきましては、市民各位のご理解とご協力により、ゴミの総排出量は減少傾向にあるとともに、リサイクル可能な資源ゴミは、増加しているところでありますが、今後とも、電動生ゴミ処理機等の購入補助制度や、資源再利用推進報奨金制度、消費者団体等によるマイバッグ運動の継続などにより、ゴミの減量化を推進してまいります。


 平成17年度では、地域住民のご協力のもと、真夏の小河川の水などを利用した昔ながらの打ち水等を行うタウンオアシス事業を実施したところでありますが、新年度以降においても打ち水活動が続けられるよう、関係団体等と協議・連携を図ってまいります。


 平成14年に閉鎖した旧ごみ焼却場につきましては、今年度に解体に向けた事前調査を実施したところであり、新年度では、「循環型社会形成推進地域計画」を策定するとともに、解体や跡地利用についても計画したいと考えております。


 このたび、市内江尻の株式会社北陸富士の敷地内において、基準値を上回るフッ素等が検出されました。幸いにもこれまでのところ地下水等への影響は確認されておりませんが、現在、同社において汚染土壌の除去を行うとともに、周辺の地下水や土壌への影響の有無について調査を行っているところであります。市としても、引き続き県と連携を図りながら、地下水調査結果の監視等に万全を期してまいりたいと考えております。また併せて、市内企業等に対する環境基準遵守の啓発普及に努めてまいります。


 このほか公害防止対策としては、引き続き大気汚染常時観測局による監視、河川・事業所の水質検査や騒音・振動測定、専門機関による悪臭調査を実施することとしております。


 花と緑のまちづくりにつきましては、引き続き桜のまち推進事業による桜の苗の配布や県道富山魚津線、柳原環状線等でのフラワーライン化の推進に努めるとともに、町内会や関係諸団体の協力を得ながら、花と緑の啓発に取り組んでまいります。


(3) 産業の振興


 つぎに、産業の振興について申し上げます。


 市勢の躍進の原点は、産業の発展にあります。企業立地や地場産業の活性化は、就業機会の拡大と市民の家計所得の向上につながり、活力に満ちた豊かなまちづくりに大きく寄与するものであります。


 ? 農 業


 農業につきましては、平成18年産の本市水稲の生産目標数量の配分は、前年の目標数量の達成状況や適正な過剰米の区分出荷などが行われたことにより、前年より多い約8,015トンとなったところであります。


 市といたしましては、今後とも地域水田農業ビジョンが円滑に推進されるよう、水田農業構造改革交付金制度における団地化型への移行の誘導や、この交付金の対象にならない農家に対する支援などを行うとともに、依然県平均を下回っている一等米比率の向上を図るため、「美味しい・安全・安心」富山米実践モデル事業を実施することとしております。


 国においては、これまでの農家全般を対象とした施策を大転換し、平成19年度からは対象者を認定農業者や集落営農組織といった「担い手」に集中する「品目横断的経営安定対策」に移行することしております。このため、この制度の啓発普及に努めるとともに、地域の「担い手」の育成や組織化を最重要課題として取り組んでまいります。


 また、「品目横断的経営安定対策」と車の両輪をなすとされる「農地・水・環境保全向上対策」のモデル事業につきましては、堀江地内において取り組むこととしております。


 このほか、大豆、さといも、白ネギ、りんご、チューリップ球根、花壇苗などの地域特産物の振興を図るとともに、引き続き関係機関と連携しながら、地産地消の推進に努めることとしております。


 中山間地域の振興につきましては、本年度から新たな制度により中山間地域活性化支援事業が始まったところでありますが、現在は11集落で取り組まれております。引き続き新年度においては、未だ実施されていない集落に対し取り組みを働きかけてまいります。


 滑川市農業公社につきましては、農地保有合理化及び農作業受委託推進事業や担い手育成支援事業などに加え、食育や地産地消の推進、さらには農村研修センター及び農村環境改善センターの指定管理者となるなど事業の拡大を図ってまいります。


 有害鳥獣対策につきましては、昨年県が策定した「ツキノワグマ保護管理暫定指針」に基づき対応を強化するなど、関係機関と連携しながら被害の防止に努めてまいります。


 また、昨年の集中豪雨などにより小森地内において発生した自然災害につきましては、2次災害を防止する観点から復旧治山事業を実施することとしております。


 農業集落排水事業につきましては、北加積地区において鋭意工事を進めているところであり、新年度においては横道・金屋・大榎地内等において管渠埋設工事を実施することとしております。


 ? 水産業


水産業につきましては、魚価・漁獲量の低迷や漁業従事者の高齢化などにより、漁業をとりまく環境は大変厳しいものとなっていることから、引き続き、稚魚の放流事業等に助成を行い、つくり育てる栽培漁業を促進するとともに、漁業経営の安定化に資するための助成措置を講ずることとしております。


 本市漁業のメインとなるホタルイカ漁につきましては、この3月1日から漁が始まったばかりでありますが、解禁初日の水揚げは、水温が低かったことなどから3キロにとどまり、昨年の10分の1となっており、一方、県水産試験場が発表した本年の富山湾の総漁獲量予報では、平年をやや下回る1,500トン程度になるとの見込みであります。市としては、これからの本格的なシーズンに向け漁獲量の増大を期待するとともに、ほたるいか観光によるイメージアップなどを通して、全国的な販路の拡大を図り、全国ブランド「滑川のほたるいか」の確立に努めてまいります。


 ? 観 光


 本年のほたるいか海上観光につきましては、実施期間を4月8日から5月7日までの30日間とし、市観光協会で実施することにしております。


 実施にあたりましては、漁業協同組合をはじめ民間業者の協力やほたるいかミュージアムとの連携を図りながら、素晴らしい観光を楽しんでもらえるように努めるとともに、マスコミの観光取材等を通じて、「ほたるいかのまち滑川」を全国にアピールしてまいりたいと存じます。


 また、民間主導のまちおこしイベントとしての「ふるさと龍宮まつり」は本年で5回目となりますが、市民あげての地域おこしの大イベントとなるよう、引き続き支援してまいります。


 ? 深層水


 深層水は本市の貴重な資源であり、産業や観光等の分野において、成長性のある特色を生かした取組みが期待されております。


 まず、ほたるいかミュージアムにつきましては、生きたほたるいかのライブ展示や龍宮ホタルの発光ライブショーに加え、その捕獲と飼育の様子をディスプレイで上映するなど、ミュージアムとしての魅力向上を図りながら、ほたるいかと深層水の発信に努めてまいります。


 深層水体験施設タラソピアにつきましては、去る2月に入場者数が30万人を突破したところでありますが、さらなる誘客を図るため、昨年好評だった「深層水足湯コーナー」の充実を図ることとしております。


 海洋深層水分水施設アクアポケットにつきましては、昨年1月にオープン以来2万人を超える利用者があったところであり、今後一層、一般市民の利用を促進するとともに、産業界での活用について働きかけてまいります。


 ? 工 業


 工業の振興につきましては、これまでも優良企業の誘致活動を推進してきたところでありますが、平成16年12月に安田工業団地内に株式会社ホシナパックの新築工事が完成したことから、市工業振興条例に基づき、県とともに助成いたします。また、昨年末の12月に、富士ゼロックスイメージングマテリアル株式会社の増築工事が完成したところであり、市といたしましては県の対応方針をまって、条例に基づき助成する予定としております。


 一方、中小企業対策につきましては、引き続き各種制度資金の預託を行い、経営の安定等に資するよう努めてまいります。


 ? 商 業


商業の振興につきましては、引き続き商工会議所と緊密な連携を図り、商店街改造資金融資制度や、商品券販売拡大推進事業などの支援をしてまいります。


 市民交流プラザにつきましては、多世代交流の促進や保健・医療・福祉の拠点として、また中心市街地の活性化にも寄与する総合的施設として、昨年12月26日に起工式を行い、平成19年春の完成に向け、建設工事を進めているところであります。また、この市民交流プラザを非常時の防災拠点としても機能させるために、非常用発電装置を設置することとしております。


 このほか、まちづくり交付金を活用して、県道滑川停車場線のバスベイの新設や、無散水融雪装置の設置、また、公園通り通路の改良を行うこと等により、人が集い賑わう区域を形成できるよう整備してまいります。


 ? 薬 業


滑川市の伝統的な産業である薬業を取り巻く情勢は、後継者不足に加え、医薬品販売制度が見直しされることとなっており、配置販売従事者には大変厳しい状況となっております。


 このため引き続き、家庭薬配置販売業育成資金の預託や市薬業会の活動等に対し助成を行うほか、県薬業連合会が中心となって開催する「富山くすりフェア」などにも助成し、「くすりの滑川」のPRに支援してまいります。


 ? 労 働


最近の雇用情勢につきましては、厳しさが残るものの、有効求人倍率が継続的に1倍台を維持するなど改善が進んでおりますが、今後とも県や関係機関と連携しながら雇用の安定について企業などに働きかけをしてまいります。


 また、ハローワーク滑川公共職業安定所の辰野地内への移転新築につきましては、国において3月上旬に建築工事の入札を予定されているとのことであり、市としても円滑な移転に協力してまいります。


 (4) 教育文化の向上


 つぎに、教育文化の向上について申し上げます。


 教育は人づくり、まちづくりの礎であります。きらりとひかる郷土づくりを実現する鍵は、まさしく「人」の力であり、今後とも、教育と文化のまちづくりを一層推進してまいります。


 ? 学校教育


学校教育につきましては、子どもたち一人ひとりの個性を大切にし、人間性や創造性を育む教育を推進するため、一層の環境の整備に取り組んでまいります。


 西部小学校につきましては、昨年完成した増築事業に引き続き、新年度からは、耐震補強・大規模改造事業を平成19年度までの第一期工事と平成20年度の第二期工事に分けて施行することとしております。


 全国で子どもたちが被害者となる痛ましい事件が相次いで発生しており、児童生徒の登下校時等における安全の確保が一層求められております。このため、本市におきましても関係機関、諸団体などと連携しながら、学校安全パトロール隊の結成をお願いしてきたところ、全ての学校区で取り組んでいただいているところでありますが、新年度ではパトロール隊のユニフォーム等の支援を行うなど、引き続き活動の推進に努力してまいります。また通学路等の防犯灯の拡充を図ることとしており、市役所内の関係部局で連携をとりながら、具体的な増設場所等を検討してまいります。


 地域に開かれた学校を目ざす学校評議員制度につきましては、これまでの指定モデル校による試行の実績を踏まえ、新年度からは全小中学校で導入することとしております。


 障害を有するなど特殊教育を必要とする児童生徒につきましては、日々の学校生活を介助するニーズが高まっていることから、新たにスクールケアサポーターを設置することとし、特殊教育の一層の充実を図ってまいります。


 また、児童生徒の情操教育を進めるため、市内の小中学校にりんごや柿など実のなる樹木を植栽することとしております。


 幼児教育の振興につきましては、これまでも幼稚園児の保護者の経済的な負担軽減に努めるとともに、私立幼稚園に対する支援を行ってきたところであり、新年度においては、早月加積幼稚園遊戯室の改修工事に対し、支援してまいります。


 ? 生涯学習・文化・スポーツの振興


生涯学習の振興につきましては、くらしの窓や各種教養教室、ふるさと市民大学、福寿大学の開講など、市民ニーズに対応した多彩な講座や教室の開催に努めてまいります。


 公民館活動につきましては、従来の学習やコミュニティ活動だけでなく、各種福祉施策の推進や地域住民の気軽な相談の場としても利用されるよう積極的な運営に努めてまいります。また、自治公民館施設の充実のため、新年度では、曲渕町内会の自治公民館建設に対し支援することとしております。


 芸術・文化の振興につきましては、博物館において、新年度は、明治から昭和期の滑川の俳句活動の歴史を物語る郷土文人遺作展や、郷土で活躍する現代作家展などを開催することとしているほか、平成19年度に本市で開催される「奥の細道サミット」の準備を進めてまいります。


 スポーツの振興につきましては、子どもから高齢者まで、各種教室やイベントなどを積極的に展開されている「なめりCANクラブ」に対し、活動がさらに充実・発展するよう引き続き支援してまいります。


 スポーツ競技力向上対策につきましては、市体育協会等と連携を図り、引き続き全国大会等で活躍できる選手の養成・強化やジュニア層を中心とする底辺の拡大に努めてまいります。また、「滑川ほたるいかマラソン大会」が、新年度で第10回大会の節目を迎えることから、記念大会にふさわしいものとなるよう支援してまいります。


 総合体育センターにつきましては、より利用者のニーズに合致した運営管理がなされるよう、これまでの文化・スポーツ振興財団への管理委託から、市体育協会を指定管理者とすることとしております。


(5) その他


? 行政改革について


 本市の行政改革につきましては、平成16年2月に策定した第四次行政改革大綱に基づき積極的に推進しているところであります。


 とりわけ平成17年度におきましては、国の新地方行革指針に基づき、平成21年度までの5箇年で具体的かつ重点的に取り組む「集中改革プラン」を、この度、策定したところであります。


 この集中改革プランでは、440件にわたる事務事業の見直しをはじめ、各種業務や施設管理の民間委託等の推進、定員管理の適正化などの7項目について、できるだけ具体的な数値や取り組み目標を明示するよう努めたところであり、今月下旬には、行政改革実施計画の平成17年度末進捗状況と併せ、市民に公表する予定にしております。


 公の施設の管理につきましては、市の直営施設を除き37施設で4月1日から指定管理者制度に移行することとしておりますが、とりわけ利用料金制を採用するほたるいかミュージアムやタラソピア、みのわテニス村、東福寺野自然公園等の施設では、指定管理者の経営努力がこれまで以上に期待されることから、市といたしましても利用料金制の効果が大きく発揮されるよう、支援・指導してまいります。


 また、市立の3保育所の民営化や田中幼稚園の存廃問題について検討・協議するため、新年度においては、外部委員も含めた「保育所民営化検討委員会」及び「田中幼稚園問題懇談会」を設置することとしております。このほか、年2回実施している市税等の特別滞納整理を引き続き実施するとともに、新たに市のホームページにバナー広告を取り入れるなど、歳入の確保にも鋭意取り組み、健全財政の確保維持に努めてまいります。


? 地域情報化の推進について


 ケーブルテレビ事業につきましては、引き続きネットスリー(Net3)と協力しながら、親しみのある身近なコミュニティ番組の制作や、加入率の向上を図るとともに、ケーブルインターネット利用の普及など、情報化の推進に努めてまいります。


 中山間地域における携帯電話の不感地帯の解消につきましては、蓑輪地区について、平成18年度補助採択の見込みがたったことから、移動通信用鉄塔施設の整備を行うこととしております。


? 旧町部活性化と地域コミュニティ活性化対策について


 旧町部の活性化対策については、防災・防犯、福祉、伝統・文化、商業の活性化など多様な観点からの検討が必要なことから、庁内各課の横断的な検討委員会を設置して旧町部の抱える課題を洗い出し、検討を重ねてきたところであります。


 とりわけ、空き家・空き地の問題は極めて深刻なことから、新年度において、新たな居住者や活用者を求めるため、情報を収集・提供する「空き家・空き地情報バンク」を設置することとしております。また、関係町内会の代表者や有識者などとともに地域の現状や課題、解決策などを話し合う協議会を設置することとしております。


 地域コミュニティの活性化につきましては、町内会など地域の各種団体が創意と工夫をもって主体的に取り組むソフトの事業を支援することが有効であることから、新年度において新たに「地域コミュニティ活性化事業」を創設することとしております。


? 富山医療福祉専門学校について


 富山医療福祉専門学校については、本年4月に看護学科が学年定員40人の規模で開講されるところであり、市といたしましては、医療関係の人材育成の観点のみならず、若者が交流し集う活気あふれるまちづくりの観点からも、支援・協力をしてまいりたいと考えております。


? その他


 戸籍電算化システムの導入につきましては、17年8月から第一次稼動ともいうべく現在戸籍と平成改製原戸籍が稼動したところでありますが、新年度では、除籍と昭和改製原戸籍について、破損の防止や差別的表現による人権問題への対応の観点からも電子データ化を図り、新年度末の稼動を目途に作業を推進してまいりたいと考えております。


 姉妹都市交流につきましては、那須塩原市との姉妹都市提携について、昨年9月に市議会において議決をいただいたところであり、この3月24日に那須塩原市において、姉妹都市盟約の調印を行うこととしております。


 北海道豊頃町との交流では、新年度に、本市の小学生20名が同町を訪問し、ホームスティなどで交流を深めることとしております。


 また、昨年の7月に実施した「市民ふれあいトーク」の中から、旧東海カーボン跡地周辺の景観向上にかかる提案を受けて、コスモス等の花卉の植栽について調査試行してまいります。


3 歳入予算の概要


 つぎに、歳入予算の概要について申し上げます。


 まず一般会計につきましては、歳入予算の見積りにあたり、国の経済見通しや地方財政計画、税制改正、三位一体の改革の影響等を踏まえるとともに、市内企業の収益動向などを勘案し、見込み得る額を計上したところであります。


 地方交付税は、本市の実績を基礎としながら、前年度比5.9パーセント減の国の指針等をもとに、基準財政需要額及び基準財政収入額を試算のうえ計上しております。


 国・県支出金など、それぞれの事業に伴うものは、補助金改革の動向を見極めながら歳出に見合う額を、市債につきましては、地方債計画等をもとに適債事業を見極めるとともに、極力抑制に努めて計上しております。


 使用料、手数料は、行政改革大綱のもと受益者負担の原則を踏まえ、過去の実績などを勘案し、見込み得る額を計上しております。


 繰入金は、懸案の大型プロジェクトや広域事業等の負担金などにあてるため財政調整基金等を取り崩すこととして計上しております。


 また、特別会計につきましては、使用料、繰入金、市債などの収入について、実績などをもとに精査検討のうえ計上しております。


4 予算以外の案件


 つぎに、予算以外の案件について申し上げます。


 条例関係といたしましては、新たに制定するものとして、「滑川市国民保護対策本部及び滑川市緊急対処事態対策本部条例の制定について」など3件、改正するものとして、「滑川市防災会議条例」の一部改正など12件を提案しております。


 条例以外の案件といたしましては、「地方自治法第179条による専決処分の承認を求めることについて」など31件、その他報告1件を提案しております。


5 平成17年度補正予算について


 つぎに、平成17年度補正予算について申し上げます。


 議案第10号は、一般会計補正予算(第6号)であります。


 今回の補正予算額は、1億8,276万7千円であり、補正後の予算額は129億2,955万3千円となります。


 補正予算の内容としましては、医療費等の見込みの確定等に係るもの、国・県支出金の確定などに伴い増額又は減額するもの、事業の執行見込みを精査のうえ増額又は減額するものなどであります。


 増額の主なものといたしましては、国民健康保険事業特別会計繰出金3,102万3千円、工業振興事業費補助金1,724万8千円、水田農業構造改革県単助成事業499万7千円、財政調整基金積立金2億880万円など、一方、減額するものといたしましては、保育所建設補助金4,443万4千円、中山間地域等交付金事業費2,015万9千円、高質空間形成整備事業1千万円などであります。


 また、繰越明許費としましては、介護予防拠点整備事業費など2件を設定しております。


 議案第11号から議案第15号までは、それぞれ国民健康保険事業、老人保健医療事業、農業集落排水事業、介護保険事業、水道事業の各特別会計や企業会計の補正予算であります。


 以上をもちまして、本定例会に提案いたしました諸案件の説明といたします。


 なにとぞ、慎重ご審議のうえ、適正な議決をいただきますようお願い申し上げます。


○議長(砂原 孝君)  暫時休憩いたします。


                  午前10時56分休憩


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◎午前11時09分開議





○議長(砂原 孝君)  休憩前に引き続き開議を開きます。


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◎全体委員会


 (議案の補足説明)





○議長(砂原 孝君)  暫時休憩いたします。


 ただちに全体委員会を開きます。


 今定例会では、平成17年度補正予算を先議しますので、議案第10号から議案の順序により、補足説明を求めます。


                午前11時10分休憩


             (議案の補足説明が行なわれる)


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◎午後4時26分開議





○議長(砂原 孝君)  以上で全体委員会を閉じます。


 休憩前に引き続き、本会議を開きます。本日の会議はこれまでとし、明日午前10時から会議を開き、議案に対する当局の補足説明を求めます。


 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。


                午後4時26分散会