議事ロックス -地方議会議事録検索-


富山県 富山市

平成22年6月定例会 (第5日目) 本文




2010.06.23 : 平成22年6月定例会 (第5日目) 本文


議事の経過
            ───◇   ◇   ◇───
               開       議
                             午前10時  開議
◯ 議長(五本 幸正君)
 ただいまから、本日の会議を開きます。
 議事日程は、お手元に配布のとおりであります。
            ───◇   ◇   ◇───
           議案第91号から議案第102号まで
           及び報告第3号から報告第6号まで


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、日程第1 議案第91号から議案第102号まで及び報告第3号から報告第6号までを一括議題といたします。
 ただいま議題となりました各案件につきましては、各常任委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。

            委員長報告・質疑・討論・採決


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、総務副委員長 村山 栄一君。
  〔総務副委員長 村山 栄一君 登壇〕


◯ 総務副委員長(村山 栄一君)
 おはようございます。
 委員長が都合により出席できませんので、私がかわって総務委員会に付託されました各案件の審査結果について御報告いたします。
 当委員会に付託されました予算案件1件、条例案件2件、その他の案件3件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・承認すべきものと決しました。
 以上、総務委員会の委員長報告といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 質疑なしと認めます。
 次に、厚生委員長 笹木 豊一君。
  〔厚生委員長 笹木 豊一君 登壇〕


◯ 厚生委員長(笹木 豊一君)
 厚生委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
 当委員会に付託されました条例案件3件、契約案件1件、その他の案件2件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・同意・承認すべきものと決しました。
 以下、審査の概要を申し上げます。
 市民病院所管分の議案第95号 富山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、次のような討論がありました。
 まず、反対討論について申し上げます。
 子宮頚部検査料の引上げについて、算定の根拠、現場の労働に対する正当な評価ということについて理解はできるが、市民病院は、市民の健康を守るというメッセージを送るという役割も持っていると考えるので、料金は据え置くべきである。
 また、無痛分べん加算についても、一定の理解はできるが、出産される若い世代の中には生活困難な方も急増していると聞く。出産時にかかる費用の負担が重くなるので再検討できないかという観点からの反対討論がありました。
 次に、賛成討論について申し上げます。
 このたびの改正について、公立病院であるからといって料金を低く抑えればよいというものではない。現場の苦労や他の病院との比較からも妥当な金額であり、ある程度の適正な受益者負担はあってしかるべきであるという観点からの賛成討論がありました。
 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。
 以上、厚生委員会の委員長報告といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 質疑なしと認めます。
 次に、経済教育委員長 宮前 宏司君。
  〔経済教育委員長 宮前 宏司君 登壇〕


◯ 経済教育委員長(宮前 宏司君)
 経済教育委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
 当委員会に付託されました予算案件1件、条例案件1件、その他の案件2件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・承認すべきものと決しました。
 以上、経済教育委員会の委員長報告といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 質疑なしと認めます。
 次に、建設委員長 浅名 長在ェ門君。
  〔建設委員長 浅名 長在ェ門君 登壇〕


◯ 建設委員長(浅名 長在ェ門君)
 建設委員会に付託されました各案件の審査結果について御報告いたします。
 当委員会に付託されました予算案件1件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。
 以上、建設委員会の委員長報告といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 質疑なしと認めます。
 これより、議案第91号から議案第102号まで及び報告第3号から報告第6号まで、以上16件を一括して討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 24番 赤星 ゆかり君。
  〔24番 赤星 ゆかり君 登壇〕


◯ 24番(赤星 ゆかり君)
 おはようございます。
 今6月定例会に市長から提案されました議案16件のうち、議案第95号及び議案第98号の2件に対して、日本共産党として賛成できませんので、その理由を述べます。
 まず、議案第95号 富山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件のうち、1つは分べん介助料に無痛分べん加算の新設です。
 産婦人科と麻酔科が連携して行う無痛分べんを新たに行うこと自体は、市民病院において麻酔専門医を充実し、安心・安全な医療と患者さんの選択肢を増やす努力をされていることの一つと受けとめます。また、医療行為を正当に評価することは当然と私たちも考えています。しかしながら、初産の人の平均分べん所要時間が12時間から15時間、2回目以降の場合は平均6時間から8時間であることから、診療報酬に基づいて3段階に設定したとのことですが、6時間以内が6万円、6時間を超え12時間以内が8万円、12時間を超える場合は10万円という加算額は、出産する女性や家族にとっての負担が大変大きいものです。また、何時間で生まれるかは、本人にもだれにもわかりません。時間によっては10万円の加算というのは大変不安ではないでしょうか。
 入院、分べんに対する出産育児一時金も、42万円まで段階的に引き上げられてきました。出産や子育てにかかる費用の軽減こそ求められています。市民の負担をなるべく低く抑えるべきではないでしょうか。
 もう1点は、子宮頚部検査料の1,300円から2,200円への改定です。昨日、県議会では、子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める意見書が採択され、この後、議員提出議案として堤案される予定の子宮頸がんを予防するワクチン接種への公費助成等を求める意見書案の中でも、年間約1万5,000人が子宮頸がんと診断され、そのがんが原因で年間約3,500人が亡くなっていること。20代、30代での発症者が増加していること。子宮頸がん検診の受診率の低い現状を憂い、早期発見のため、より一層、子宮頸がん検診の受診促進を図ることが必要と指摘しています。
 2009年度から、子宮頸がんの検診費用が無料になる20歳から5年ごとのクーポン券送付などの措置が講じられていますが、毎年検診を受ける努力をしている女性や、半年に一度の受診を勧められるお医者さんもいらっしゃいます。女性が何か体に異常を感じて産婦人科を受診した際に、「そういえば、最近、子宮頸がん検診はいつ受けられましたか?」と。「そういえば、何年か受けていません」「では、検査しておきましょうか」という場合もよくあることです。
 多くの女性にとって子宮頸がん検診は、体と心への負担から、決して進んで受けたいものとは言えません。経済的負担ぐらいは心配なく、いつでも安心して検診を受けやすいようにしておくことが、市民病院であればなおさら、今、市民にメッセージとして発することが大事ではないでしょうか。このようなときに、この検査料を1,300円から2,200円に引き上げられることに納得がいかないのです。よって、この条例案には賛成しかねるものです。
 次に、議案第98号 土地処分の件は、富山市下新本町地内の5,919.22平方メートルの市所有の土地を、大手スーパーマーケット会社に2億7,312万2,000円で売却するものです。未利用地の売却の手続として競争入札にかけたところ、応札がなく、先着順で決定したとのことです。
 手続上は問題がなくとも、まちづくりへの影響はどうでしょうか。ここから約500メートル以内に富山スーパー2強と言われるライバル大手スーパーがあり、この地にスーパーが出店すれば競争が加熱すると、中山議員の一般質問でも指摘をしたところです。大規模小売店舗法の規制緩和などにより野放しにされてきた大型店の出店・撤退によって、歩いて買い物できる地域商店街は衰退や消滅し、まちなかでも買い物難民となる人が増え、大型店の無秩序な出店と撤退のもとで住民生活が翻弄されてきました。大手スーパーが名乗りを上げたわけですから、少なくとも、地域の商店や暮らしへの影響等を調査し、十分な検討を行うべきです。また、そうした手続をまちづくり条例として定めるべきです。
 今回の議案は単純に土地処分の件ですが、未利用地だから売却したというのでは、市民、住民が意見を言う余地がありません。当該土地はライトレールの駅も近くにあります。貴重な市民の財産を住民と一緒に検討することがあってもよかったのではないでしょうか。土地売却の賛否を問うこの場面でしか意見を言えないのであれば、反対と言わざるを得ません。
 議員の皆さん、この土地処分に関して日本共産党は、まちづくり、開発行為や土地利用のあり方の視点から、市の考え方に疑問を投げかけ反対をするものです。皆さんの御賛同を呼びかけ、反対討論といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 17番 市田 龍一君。
  〔17番 市田 龍一君 登壇〕


◯ 17番(市田 龍一君)
 ただいま議題となっております議案第95号 富山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件、議案第98号 土地処分の件、以上2件を一括して、自由民主党の賛成討論を行います。
 まず、富山市病院事業につきましては、市民の多様化する医療ニーズにこたえて、信頼される病院となるよう努めるとともに、経営の健全化に取り組まれているところであります。
 このたび提案されております無痛分べんの実施及び人間ドック等の充実については、近年、正常分べんの選択肢の一つとして認知されてきた無痛分べんを新たに実施するものと、部位別ドックの需要に対応して、肺がんドックを新設するなど人間ドックの充実を図るものであり、市民の多様化する医療ニーズにこたえるための改正であり、評価されるものであります。
 料金設定につきましては、無痛分べんにおいては、安心・安全な分べんを妊婦さんに提供するため、麻酔科医の麻酔管理のもとに、産婦人科医と麻酔科医が連携して分べんを行うもので、無痛分べん加算は、麻酔管理や薬剤などの診療報酬点数による金額を参考にして適切に設定されており、長時間に及ぶ場合でも安心していただけるよう、料金の上限も設定されております。
 また、人間ドックにあわせて行う子宮検査の料金につきましては、従来の検査料が低額であったことから、今回の改定等にあわせて見直しをされるもので、妥当であると考えております。
 次に、土地処分の件につきましては、従前から市が保有する遊休地については、売却や貸付などの有効活用が図られており、今回の土地の処分に当たりましても、広く一般の方に売却するため、広報や市のホームページで掲載されたものであります。
 また、募集の際には、公序良俗に反することや風俗営業などを行わないことを条件としており、適正に措置されたものであることから、賛成するものであります。
 以上、自由民主党の賛成討論といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 以上で、討論は終結いたしました。
 これより、議案第95号、議案第98号、以上2件を一括して起立により採決いたします。
 各案件に対する委員長報告は原案可決であります。
 各案件は委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立多数であります。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決されました。
 次に、議案第91号から議案第94号まで、議案第96号、議案第97号、議案第99号から議案第102号まで及び報告第3号から報告第6号まで、以上14件を一括して採決いたします。
 各案件に対する委員長報告は原案可決・同意・承認であります。
 各案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決・同意・承認されました。
            ───◇   ◇   ◇───
          議案第103号から議案第107号まで


◯ 議長(五本 幸正君)
 次に、日程第2 議案第103号から議案第107号まで、以上5件を一括議題といたします。

           提案理由説明・質疑・討論・採決


◯ 議長(五本 幸正君)
 森市長から提案理由の説明を求めます。
  〔市長 森  雅志君 登壇〕


◯ 市長(森  雅志君)
 おはようございます。
 ただいま提出いたしました案件について申し上げます。
 契約案件については、水橋中部小学校校舎改築主体工事の請負契約締結の件など3件であります。
 人事案件については、富山市固定資産評価員の選任に関し、案のとおり議会の同意を求めるもの、並びに任期満了に伴います人権擁護委員の候補者の推薦に関し、案のとおり議会の意見を求めるものであります。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議案第103号から議案第105号まで、以上3件の工事請負契約締結の件、議案第106号 富山市固定資産評価員の選任に関し同意を求める件、議案第107号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求める件、以上5件の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 以上で、議案の質疑は終結いたしました。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議案第103号から議案第106号まで、以上4件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。
 以上で、討論は終結いたしました。
 これより、議案第103号から議案第106号まで、以上4件を一括して採決いたします。
 各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、各案件は同意されました。
 次に、議案第107号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。
 以上で、討論は終結いたしました。
 お諮りいたします。議案第107号につきましては、異議なしとの意見とすることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、本案件につきましては異議なしとの意見とすることに決定いたしました。
            ───◇   ◇   ◇───
       議員提出議案第12号から議員提出議案第15号まで


◯ 議長(五本 幸正君)
 次に、日程第3 議員提出議案第12号から議員提出議案第15号まで、以上4件を一括議題といたします。

           提案理由説明・質疑・討論・採決


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議員提出議案第12号 子宮頸がんを予防するワクチン接種への公費助成等を求める意見書の件を田畑 裕明君から提案理由の説明を求めます。
  〔7番 田畑 裕明君 登壇〕


◯ 7番(田畑 裕明君)
 議員提出議案第12号 子宮頸がんを予防するワクチン接種への公費助成等を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。
 我が国では、年間約15,000人が子宮頸がんと診断され、そのがんが原因で年間約3,500人が死亡している。
 女性特有のがんである子宮頸がんは、原因のほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものとされているが、昨年、そのウイルス感染を防ぐワクチンが承認された。
 世界の多くの国々で既にワクチンが承認され、欧米諸国では、十代前半を対象に、公費によるワクチン接種が受けられるという現状にあるが、日本においては接種費用が、4万円から5万円と高額な自己負担を伴うことから、この負担の軽減を図ることが接種普及に向け、大きな課題であると思われる。
 また、子宮頸がんは早期発見が可能ながんであるとされているが、子宮頸がん検診の受診率は、低いのが現状である。
 近年、20歳から30歳代の発症者が増加していることから、このがんで死亡率を低下させるためには、十代へのワクチン接種と既にHPVに感染している可能性が高い成人女性に対して、より一層、子宮頸がん検診の受診促進を図ることが必要である。
 よって、国におかれては、次の措置を講じられるよう強く要望する。
1 子宮頸がん予防ワクチン接種への助成制度を創設すること。
2 子宮頸がん予防ワクチンについて、予防接種法に基づく定期接種に位置付けること。
3 子宮頸がん検診の受診率向上のため、啓発活動に積極的に取り組むとともに、市町
 村事業への支援の充実を図ること。
 以上であります。
 何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議員提出議案第12号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 次に、議員提出議案第13号 中期的な経済・財政運営の方針の策定により財源確保の道筋を示し財政の健全化を求める意見書の件を南  俊正君から提案理由の説明を求めます。
  〔9番 南  俊正君 登壇〕


◯ 9番(南  俊正君)
 議員提出議案第13号 中期的な経済・財政運営の方針の策定により財源確保の道筋を示し財政の健全化を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。
 我が国の財政は、世界的な景気後退の中で税収が大きく減少し、国と地方を合わせた長期債務残高が今年度末に862兆円に達するなど、危機的な状況にある。
 平成22年度予算で歳出が膨らんだ要因が民主党の財源確保の見通しのない、選挙対策のためのマニフェストにあることは明らかである。子ども手当に象徴される理念なきばらまき政策は国民の財政に対する不信感、将来に対する不安感を増幅させている。歳出と歳入を一体的に改革し、財源の裏付けのある社会保障制度を確立することが急務である。
 よって、国会及び政府におかれては、中期的な経済・財政運営の方針を策定し、財源確保の道筋を明確に示すとともに、財政を健全化するため、次の施策を推進されるよう強く要望する。
1 年金、医療、介護などの社会保障制度をさらに充実させるため、経済状況の好転と
 徹底した行政改革の実施を前提に、消費税を含む税制の抜本改革を行うこと。
2 健全財政の維持を内閣の責任とする「財政責任法」を法制化し、「恒久政策には恒
 久財源」との原則を確立すること。
3 財源の裏付けがなく、政策目的や効果が不明な子ども手当を全面的に見直し、保育
 所の整備・拡充や幼児教育無償化など、子育て家庭が真に必要とするサービスを実施
 すること。
4 公務員の天下りの根絶や独立行政法人などでの税金の無駄遣いの撲滅、国家公務員
 人件費の2割削減など、徹底した行政改革を実施すること。
 以上であります。
 何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いをいたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議員提出議案第13号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 次に、議員提出議案第14号 保育制度に関する意見書の件を谷口 寿一君から提案理由の説明を求めます。
  〔1番 谷口 寿一君 登壇〕


◯ 1番(谷口 寿一君)
 議員提出議案第14号 保育制度に関する意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。
 少子化が急速に進行する中、子どもが心身ともに健やかに成長する環境の整備が求められており、特に、保育制度の充実は国の喫緊の課題となっている。
 このような中、政府では、子ども・子育て新システム検討会議において、保護者と保育所の直接契約制度の導入、幼保一体化の実現、一般財源化による市町村の自由裁量による給付設計など、保育制度の抜本的な改革が検討されている。
 こうした改革が進めば、地域の財政状況の格差により、保育の地域間格差や保育の質の低下を招くことにつながるとともに、優先的に保育サービスの利用を受ける必要のある子どもが、保育サービスを受けることができない事態が生じるおそれもある。
 よって、国会及び政府におかれては、すべての子どもたちの健やかな育ちを保障し、国の責任において、保育の質がしっかりと確保され、より充実した保育制度となるよう、次の事項について、特段の配慮がなされるよう強く要望する。
1 少子化対策の根幹である保育所の子育て支援は、国の重要施策であり、今後も国が
 責任を持って行い、地域の財政状況に影響を受けない財源を確保すること。
2 保育所の最低基準は、子どもの健やかな育ちを守るために必要であり、市町村の財
 源に左右されない質の高い保育を確保するために、今後も国として、地域の実情を踏
 まえた子どもの安全を担保できる保育所最低基準を維持すること。
 以上であります。
 何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議員提出議案第14号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 次に、議員提出議案第15号 国民健康保険に対する国庫負担率の引き上げを求める意見書の件を赤星 ゆかり君から提案理由の説明を求めます。
  〔24番 赤星 ゆかり君 登壇〕


◯ 24番(赤星 ゆかり君)
 ただいま議題となっております議員提出議案第15号 国民健康保険に対する国庫負担率の引き上げを求める意見書につきましては、社会民主党議員会と日本共産党の共同で提案いたします。意見書案文は、お手元に配布してあるとおりです。
 両議員団を代表いたしまして、提案理由の説明をさせていただきます。
 国民健康保険は、憲法第25条を医療面で具体化した、国民皆保険制度を実現する社会保障制度です。加入者は、自営業者や無職の人、高齢者などが多いことから低所得者の方も多く、ますます国民の所得は減っているのに保険料は上がり、高くて払えない人が多くなっています。
 国民健康保険事業年報によりますと、1人当たり保険料は、全国平均で1984年には3万9,020円だったものが、2007年度には8万4,367円と2倍以上に上がっています。ここまで高くなってしまった最大の原因は、国が国民健康保険会計への国庫負担率を50%から25%に引き下げてしまったことです。
 富山市の国民健康保険事業特別会計における本年度の歳入合計は359億円余りですが、そのうち国庫負担金は81億円余りで、歳入全体に占める割合は22.6%です。
 一方、市の一般会計からの繰入金は本年度当初予算で20億円を超え、前年度の17億7,000万円余りに比べても大幅増加です。
 住民の命と健康を守るため、市としても保険料の値下げや減免制度の拡充にさらなる努力をしていただきたいところですが、自治体の努力だけでは解決できません。国において一日も早く国庫負担率の引上げを実施されることが切実に求められています。
 これを富山市民の総意として意見書を可決し、送付することが市議会の責任との強い思いから、この意見書を提案させていただきました。
 ぜひとも皆さんの御賛同をいただきますようお願いし、提案理由説明といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、議員提出議案第15号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議員提出議案第12号から議員提出議案第15号まで、以上4件を一括して討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 5番 中山 雅之君。
  〔5番 中山 雅之君 登壇〕


◯ 5番(中山 雅之君)
 ただいま議題となっております議員提出議案第13号 中期的な経済・財政運営の方針の策定により財源確保の道筋を示し財政の健全化を求める意見書についての反対討論、議員提出議案第14号 保育制度に関する意見書についての賛成討論、議員提出議案第15号 国民健康保険に対する国庫負担率の引き上げを求める意見書についての賛成討論、以上を一括して討論を行います。
 まず、議員提出議案第13号 中期的な経済・財政運営の方針の策定により財源確保の道筋を示し財政の健全化を求める意見書についてです。
 「消費税増税を含む税制の抜本改革」を求めていますが、これには反対です。民主党が参議院議員通常選挙の公約で消費税増税を含む税制の抜本改革の協議を求め、菅首相が自由民主党の提案した10%の税率が参考になると明言したことで、消費税増税問題が参議院議員通常選挙の大争点に浮上しています。時期や規模は違いますが、公明党もみんなの党も含めて、消費税増税大連立といった様相を見せています。
 消費税は、何よりも所得の少ない人に重くのしかかる最悪の不公平税制です。これを社会保障の財源にすることは本末転倒です。社会保障を支える財源を消費税に求める必要はありません。年間5兆円に上る軍事費を初め大型開発などの無駄遣いに徹底したメスを入れるとともに、行き過ぎた大企業・大金持ち減税を抜本的に見直すことなどによって、7兆円から12兆円の財源を生み出すことができます。
 議員提出議案第14号 保育制度に関する意見書については賛成です。
 保育所最低基準については、民主党政権の地域主権改革一括法案は、国の保育所最低基準そのものをなくし、都道府県の条例に委任するとしています。避難用すべり台の設置義務がなくなるなど、子どもの命にかかわる規制まで緩和され、待機児童を抱える自治体では、子ども1人当たりの面積の基準を引き下げられるようにしています。
 子どもたちの健康と安全を脅かし、保育所の保育環境と保育士の労働条件を大きく悪化させ、安心して預けられる保育への父母の信頼を失わせてしまうものです。国の最低基準をなくすのではなく、改善・向上を図ることです。欧米の保育所では、子どもの一日の生活リズムに合ったスペースを保障するのが当たり前です。厚生労働省の委託研究でも、現在の最低基準以上の空間が必要と指摘しています。自治体は独自に最低基準を上回る環境整備を進めており、国の補助を実態に見合ったものに改めさせることが重要です。
 国民健康保険を安心できる医療制度とするには、根本的な制度改革が必要です。低所得者が多く加入する国民健康保険は、そもそも手厚い国庫負担なしには制度が成り立ちません。しかもこの間、大企業の雇用破壊で失業者や非正規労働者が国民健康保険に流入し、構造改革によって自営業者や農林漁業者の経営難、廃業が加速するなど、国民健康保険の貧困化が急速に進行しています。
 2008年度の国民健康保険料の収納率は、前年度比2.1ポイント低下の88.3%と、国民皆保険制度となった1961年以降最低となりました。歴代政権は、1984年の国民健康保険法改悪を皮切りに、国民健康保険に対する国の責任を次々と後退させてきました。国民健康保険への国庫負担を計画的に1984年度の水準に戻し、国民健康保険料をだれもが払える水準に引き下げ、国民健康保険財政の立直しを図ることです。
 以上で意見書に対する討論とし、皆さんの御賛同を求めるものです。


◯ 議長(五本 幸正君)
 以上で、討論は終結いたしました。
 これより、議員提出議案第12号を採決いたします。
 本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。
 次に、議員提出議案第13号を起立により採決いたします。
 本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。
 次に、議員提出議案第14号を起立により採決いたします。
 本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。
 次に、議員提出議案第15号を起立により採決いたします。
 本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立少数であります。よって、本案件は否決されました。
 ただいま議決されました意見書の提出先、方法につきましては、議長にその取扱いを一任されるようお願いいたします。
            ───◇   ◇   ◇───
      平成22年分請願第3号から平成22年分請願第7号まで


◯ 議長(五本 幸正君)
 次に、日程第4 平成22年分請願第3号から平成22年分請願第7号まで、以上5件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっております各請願につきましては、会議規則第85条第1項ただし書きの規定により、直ちに審査を行います。
 請願文書表はお手元に配布のとおりであります。

              討 論 ・ 採 決


◯ 議長(五本 幸正君)
 これより、平成22年分請願第3号から平成22年分請願第7号まで、以上5件を一括して討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 5番 中山 雅之君。
  〔5番 中山 雅之君 登壇〕


◯ 5番(中山 雅之君)
 ただいま議題となっております平成22年分請願第6号 富山県の最低賃金を大幅に引上げて景気回復を求める請願、平成22年分請願第7号 転職・再就職の準備に必要な富山地域職業訓練センターの存続を求める請願、平成22年分請願第4号 所得税法第56条の廃止を求める意見書についての請願、平成22年分請願第5号 日本軍「慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書採択を求める請願、平成22年分請願第3号 富山市議会の一般質問制限の撤回と自由な討論を求める請願、以上についての賛成討論を行います。
 国民の生活危機、貧困と格差の広がりの克服と地域経済の再建へ、労働者の生活の安定は重要です。最低賃金制度は、使用者が労働者に支払う最低賃金を国が定めるもので、すべての労働者に適用されます。しかし、現実は、年収200万円以下のワーキングプアと言われる労働者が1,000万人を超えるようになっています。労働者がまともな生活ができるようにするためにも、労働者全体の賃金を底支えするためにも、最低賃金の引上げが必要です。
 職場、地域の運動と世論が広がり、最低賃金法が40年ぶりに改定されました。改定最低賃金法では、最低賃金決定基準として、生計費とかかわって日本国憲法25条の生存権規定が盛り込まれました。この改定にふさわしい最低賃金の大幅引上げを求めます。
 雇用を守り広げるために、職業訓練や再就職支援は重要です。国は、独立行政法人雇用・能力開発機構の廃止により、全国82カ所の地域職業訓練センターすべてを廃止して、希望する自治体に建物を譲渡すると自治体に通知しました。
 地域職業訓練センターが地方における人材確保や人材育成、中小企業への技術支援に果たしている役割を十分に考慮して、国の責任で地域職業訓練センターを存続されることを強く要望します。
 所得税法第56条は、配偶者や子どもなど、家族従業者がどんなに長時間働いても、その働き分を税法上経費と認めず、事業主の所得に合算するものです。この規定は女性の地位を認めない明治時代の名残であり、直ちに廃止すべきです。廃止を求める政府に対する意見書は、現在、242自治体で採択され、広がってきています。
 女性の人権、差別の問題としては、日本が国際的に批判されている日本軍「慰安婦」問題の早期解決を強く求めます。戦後65年、韓国併合100年の節目の年に、大きな変化をつくろうではありませんか。
 これら意見書提出にぜひ皆さんの御賛同をいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
 最後に、市民の皆さんの政治を変えたいとの願いは切実です。市民の雇用や暮らしなどの危機的な状況の中で、議員と議会の役割が問われています。活発な議論を通して、市民が納めた税金の使い方をチェックする。景気・雇用対策や福祉を充実させ、市民の権利、民主主義を守ることです。みずから質問を制限して、市民の声が届かない議会では、議会の存在意義すら問われます。一般質問の制限の撤回と自由な討論を求める市民の声にこたえましょう。
 以上、請願に対する賛成討論といたします。


◯ 議長(五本 幸正君)
 以上で、討論は終結いたしました。
 これより、平成22年分請願第3号 富山市議会の一般質問制限の撤回と自由な討論を求める請願、平成22年分請願第5号 日本軍「慰安婦」問題に対して、政府の誠実な対応を求める意見書採択を求める請願、平成22年分請願第6号 富山県の最低賃金を大幅に引上げて景気回復を求める請願、平成22年分請願第7号 転職・再就職の準備に必要な富山地域職業訓練センターの存続を求める請願、以上4件を一括して起立により採決いたします。
 各請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立少数であります。よって、各請願は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、平成22年分請願第4号 所得税法第56条の廃止を求める意見書についての請願を起立により採決いたします。
 本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。
            ───◇   ◇   ◇───
              議 員 派 遣 の 件


◯ 議長(五本 幸正君)
 次に、日程第5 議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件につきましては、お手元に配布のとおり決定いたしたいと思います。これに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕


◯ 議長(五本 幸正君)
 起立多数であります。よって、そのように決定いたしました。
 以上で、本定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。
            ───◇   ◇   ◇───
              市 長 あ い さ つ


◯ 議長(五本 幸正君)
 森市長あいさつ。
  〔市長 森  雅志君 登壇〕


◯ 市長(森  雅志君)
 6月定例市議会をお願いいたしましたところ、去る6月11日の開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼申し上げます。
 審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政の運営に資してまいりたいと考えております。
 今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
            ───◇   ◇   ◇───
               閉       会


◯ 議長(五本 幸正君)
 平成22年6月富山市議会定例会を閉会いたします。
                           午前10時45分 閉会