議事ロックス -地方議会議事録検索-


新潟県 十日町市

平成28年  3月 定例会(第1回) 03月09日−市政に対する一般質問−05号




平成28年  3月 定例会(第1回) − 03月09日−市政に対する一般質問−05号







平成28年  3月 定例会(第1回)





          平成28年第1回十日町市議会定例会会議録
             平成28年3月9日(第5日目)

1. 出席議員(25名)
    1番 大 嶋 由紀子 君  2番 福 崎 哲 也 君  3番 村 山 達 也 君
    4番 高 橋 俊 一 君  5番 小 林   均 君  6番 吉 村 重 敏 君
    7番 遠 田 延 雄 君  8番 藤 巻   誠 君  9番 仲 嶋 英 雄 君
   10番 鈴 木 和 雄 君 11番 小 林 弘 樹 君 12番 宮 沢 幸 子 君
   13番 近 藤 紀 夫 君 14番 安 保 寿 隆 君 15番 羽 鳥 輝 子 君
   16番 小 嶋 武 夫 君 17番 飯 塚 茂 夫 君 18番 鈴 木 一 郎 君
   19番 太 田 祐 子 君 20番 涌 井   充 君 21番 川 田 一 幸 君
   23番 村 山 邦 一 君 24番 小野嶋 哲 雄 君 25番 庭 野 政 義 君
   26番 高 橋 洋 一 君
                                              
1. 欠席議員(0名)
                                              
1. 欠  員(1名)
                                              
1. 事務局職員
   事 務 局 長  宮   正 朗 君      次     長  小 杉 綾 子 君
   議 事 係 長  上 野 新 吾 君      主     査  樋 口 潤 子 君
   嘱 託 職 員  池 田 好 恵 君                        
                                              
1. 説明のため出席した者
   市     長  関 口 芳 史 君      副  市  長  村 山   潤 君
   教  育  長  蔵 品 泰 治 君      総 務 部 長  中 村   亨 君
   市 民 福祉部長  大 津 善 彦 君      産 業 観光部長  渡 辺 正 範 君

   未 来 を 拓 く  渕 上 武 士 君      建 設 部 長  池 田 克 也 君
   農 政 担当部長

   建 設 部 技 監  御器谷 昭 央 君      教 育 次 長  富 井   敏 君
   企 画 政策課長  渡 辺 健 一 君      総 務 課 長  重 野 健 一 君
   財 政 課 長  柳     久 君      福 祉 課 長  古 澤 幸 男 君
   産 業 政策課長  鈴 木 政 広 君      観 光 交流課長  渡 辺 盛 一 君
   建 設 課 長  庭 野 和 浩 君      都 市 計画課長  桾 澤 伸 司 君
   教 育 総務課長  高 橋 義 孝 君      学 校 教育課長  島 田 敏 夫 君
   川 西 支 所 長  貴 田 幸 吉 君      中 里 支 所 長  江 口   登 君
   松 代 支 所 長  柳   利 彦 君      松 之 山支所長  中 島 一 男 君
   農 林 課長補佐  庭 野 日出貴 君
                                              
1. 議事日程 第5号
                            平成28年3月9日 午前10時 開議
 第 1 市政に対する一般質問
                                              
1. 本日の会議に付した事件
    日程第1





                       〇                       

              午前10時00分    開  議



○議長(川田一幸君)

  これより平成28年十日町市議会第1回定例会第5日目の会議を開きます。

  ただいままでの出席議員数は25人であります。

                       〇                       



△日程第1 市政に対する一般質問



○議長(川田一幸君)

  本日の議事日程は、配付いたしておきましたとおり市政に対する一般質問であります。順次発言を許します。

                                              

     グローバル化に対応したまちづくりについて



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  おはようございます。3月11日になりますと、東北大震災ということで、5年前、私も翌日に名取のほうに炊き出しに行った、それがつい最近のことと思います。

  本日は、通告に基づきまして一般質問をさせていただきたいと思います。十日町市では第二次総合計画の前期基本計画を示したところであります。2020年のオリンピックを境に日本の経済は大きく変わるのではないかと思います。グローバルな考え方をもとに、十日町がこれから地元でローカルにそれをどうローカナイズするか、そんな点で以下に示された点などについて、もう少し深く掘り下げて産業活性化と地域産業資源の活用について、また中心市街地の具体的なハード事業が完成するなど、そんなタイミングで幾つかの質問をしていきたいと思います。

  まず1つ目に、地域経済の活性化、特に農業と産業について具体的にどのような施策を考えているのか、伺いたいと思います。その中で、TPPがこの2月にニュージーランドのオークランドで署名され、地元の議員がかなり話題性を帯びたということ、そして約2年後に、今国会でも承認されるかと思いますが、この調子でいくと約2年後に実行されるのではないかなというふうに思います。そんな中で、TPPが産業や農業等にどのように影響を与えるかと考えているのか、伺いたい思います。

  2番目に、地域特性を生かした戦略について、これについては既に雪冷熱型データセンターということで、何年か前に十日町も県の候補地として選択されました。その結果、実証実験地としてかなり小規模でありますが、津南が選択され、今実験を行っているところであります。その後他の地域、今現状でいくとほかの地域でも具体的に稼働されたところはあると思いますが、その現状、それからこれからの十日町の取り組みについて伺いたいと思います。

  次に、経済活動に欠かせない鉄道網、もちろん道路も大切ですが、今回については鉄道網についてその活用、特に昨年北陸新幹線の開業後、今までの黒字路線が年間数億というふうに予想外に赤字を生んでおります。このほくほく線をこれから活用するためにどのようにしたらいいか、ほくほく線と飯山線の今後の活用について提言を申し上げたいと考えます。

  具体的には、長野方面、飯山、十日町病院のほうからですけれども、飯山線をほくほく線の高田町踏切を高架橋で上に上げまして、今のほくほく線のホームにつなぐものであります。これが実現すれば、長野方面、飯山線とほくほく線十日町駅をつなぎ、六日町を経由し、直接越後湯沢まで行くルートができます。現在も雪国観光圏ということで、この地域が観光圏として全国的に注目を浴びております。これを結ぶことによって、新幹線、北陸線の飯山線駅、それから上越線の上越新幹線湯沢駅、スイッチバックしますけれども、十日町から逆に行けば妙高高原駅、そこまで電車がつながります。その実現性について伺いたいと思います。

  基本的に言えば昨日近藤議員が十日町駅の活性化について質問されましたけれども、恐らく何分の1かの予算で実現できるのでないかなというふうに考えております。

  最後に、3番目ですが、既に補正予算で雪をキラーコンテンツとして予算が組まれておりました。次年度への繰り越し予算として次年度実行されると思います。ここで地域資源の活用とインバウンド観光の推進についてどのようにお考えなのか、伺いたいと思います。

  以上で最初の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  それでは、小林均議員のご質問にお答えします。

  まず、TPPが産業等にどのような影響を与えるのかというお問いでありますが、初めに農業についてでございます。12月議会でもお答えをしたとおり当市の主要農産物であります米につきましては、聖域を守るとした国会決議のとおり、現在の関税水準が死守されたわけであります。また、これに伴ってアメリカやオーストラリアから無関税輸入枠が新設されたわけでありますけども、政府はこれと同量を備蓄米として毎年買い上げることとしておりまして、無関税輸入枠の新設による新たな国内での供給過剰は発生しないということから、市内米農家、農業への影響はそれほど大きくないものと考えております。

  そして、豚肉、牛肉についてでありますけども、こちらは関税の引き下げによって安価な外国産の輸入がふえる可能性が十分にあると思います。しかし、当地域の妻有ポーク、また和牛肉につきましては、中から高価格帯にあるわけでありまして、直ちに大きな影響を受けるというふうには考えてはおりません。特に中価格帯にあります妻有ポークは、越後もち豚と並ぶ新潟県のブランド豚として消費者からの信頼をかち得て、引き合いが強いというふうに伺っております。そういった意味では、当面影響はほとんどないものというふうに考えます。

  次に、農業以外の分野で当市の産業にTPPがどのような影響を与える可能性があるかというお問いであります。まず、輸入面で見ますと、日本では既に経済連携協定、EPAでありますとか自由貿易協定、FTAによりまして、関係国から無税で多くの品目が入ってきておるわけであります。TPPが新たに発効することによる市内製造業への輸入面での影響でありますけども、自動車部品、また電気電子部品などでは関税の引き下げはないわけでありますので、今後新たに安価な外国製のものが入り込んで市内製造業の仕事を奪うなどの悪影響の可能性は低いというふうに考えます。

  また、材料として考えた場合でありますけども、工業用アルコール類、また絹糸、また繊維製品などにおきまして、TPPによる関税撤廃が決まっておるわけであります。例えば当市に関係が深い繊維類につきましては、それらの主な輸入元はTPPには加盟していない中国であることから、このTPP発効のメリットというものは余りないのではないかというふうに考えます。

  一方、日本からの輸出につきましては、ほとんどの関税が撤廃されるわけであります。TPPを契機に海外市場への事業展開には有利に作用するものと考えます。日本酒でありますとか、また米穀商品、まためん類を初めとする加工食品などでは、積極的な海外展開が期待できるものというふうに考えます。

  さらに、介護等への影響もあるわけでありますが、懸念されておったわけでありますが、外国人労働者の流入規制が緩和された場合には介護職への外国人労働者の就労が促進されるということで、人材不足の緩和が期待される一方、賃金また人材の質の低下が危惧されていたわけであります。しかしながら、TPPの交渉におけるビジネス関係者の一時的入国章の我が国の約束表によりますと、現行で受け入れが認められている専門的人材の範囲を超えて介護、福祉分野での就労が可能な人材の受け入れは約束していないということで、介護、福祉分野において海外からの労働力の参入を促すものにはならないというふうに考えております。

  続いて、医療への影響などですが、日本では原則禁止されております混合診療がもし認められるとすると、保険外診療で高額な新薬などを用いた医療が受けられる機会がふえる反面、科学的根拠のない医療の実施を助長するおそれがあるわけであります。また、保険外診療の診療単価は医療機関が自由に認定できることでありますので、医療機関側が経営的に保険外診療を進めることが考えられるわけであります。患者も医療費が高額になることから、民間の医療保険への加入が進んで将来的に公的医療保険制度の必要性が薄れ、所得の低い人が十分な医療を受けることができなくなる可能性があると危惧されておったわけであります。しかしながら、今回のTPP協定におきましては、混合診療の解禁など我が国の公的医療保険制度のあり方に変更を求めるような規定はなく、さらに我が国は社会事業サービス関係の制度について、将来にわたって留保していることから、TPPにおいて国民皆保険制度への影響はないというふうに考えます。

  続いて、当市の公共事業への影響であります。国は公共事業の国際入札にかかわるTPP協定の政府調達におきまして、都道府県と政令指定都市が発注する一定額以上の公共事業を対象とする現行の制度を変更しておりませんので、十日町への影響はないというふうに考えております。

  次に、2つ目のご質問であります。地域特性を生かした戦略についてでございます。議員ご指摘の雪冷熱を生かしたデータセンターの現状と課題についてということです。

  初めに、県内の現状についてですけども、昨年県が雪冷熱エネルギーを活用したデータセンターにおける電力削減量の調査を行うために、適地の選定と実施事業者の公募を行ったわけであります。その審査の結果、津南町におきまして調査事業を行うということが決定をされまして、現在敷地内には5ラックが収納されるコンテナ型データセンター1基と雪冷熱を供給するための3,100立方メートル規模の雪貯蔵施設が設置されております。この施設は昨年末ごろに竣工して、ことしの春ごろまでに雪をためて事業を開始するとしておりまして、この実証試験によって夏の高温期に雪冷熱を活用することで、どの程度の電気使用量の軽減が図れるかなどについて検証が行われるということであります。

  また、全国の事例では、昨年12月に青森県内に160ラック規模のデータセンターが竣工いたしまして、ことし1月から稼働しております。こちらは、雪冷熱と外気冷房により機器の冷却を行うというもので、これによってデータセンターで使用する電気使用量の3割程度を削減できる見込みというふうに言っております。

  一方で、雪冷熱エネルギーを生かしたデータセンターの設置につきましては、雪冷熱供給施設の建設に膨大な投資が必要になるとともに、夏場の雪の維持管理費も必要となります。また、現在省電力機能など、サーバー自体の能力が向上していることから、雪冷熱エネルギーを導入する費用対効果についてしっかりと検証する必要があります。いずれにいたしましても当市では、雪冷熱エネルギーの使用の有無にかかわらずにデータセンター事業者を企業設置奨励条例の対象としておりますので、要件を満たせば固定資産税の免除や、また各種助成金など積極的なご支援ができる体制をとってまいります。

  次に、北陸新幹線の開業後のほくほく線と飯山線の今後の活用についてということでございます。今ほど議員からのご提案の飯山線十日町駅の長野方面の線路をほくほく線と連結させて、湯沢及び上越方面に乗り入れるという構想につきましては、市といたしましても非常にありがたいお話でありまして、これが仮に実現できれば大変うれしいというふうに思います。

  また、この構想につきましては、JR東日本及び北越急行の鉄道事業者の考え方が重要になるものと思います。2線が結線した場合に観光面で期待される効果といたしましては、乗りかえなく長野駅や飯山駅から越後湯沢駅までの直通列車の企画が可能となりまして、これまでに奥信越ロマンレールプロジェクト事業によって商品開発を行ったものを含め、イベント企画列車などの検討の幅が大いに増すというふうに考えます。また、飯山駅と越後湯沢駅を1本で結ぶ広域観光が実現して雪国観光圏と連携することで、より飯山線の価値を高めることができるというふうに期待をいたします。

  生活交通で期待される効果といたしましては、JR東日本と北越急行が時刻表などを調整することが前提になると思いますけれども、主に通勤、通学等で飯山線とほくほく線を乗り継ぐ利用者には同じホームで乗りかえができるようになることから、利便性の向上が期待できると思います。

  防災面におきましては、被災状況及び復旧状況を踏まえた上で、緊急物資の搬送や、また救命活動等の迅速化を図る選択肢の一つとして考えられると思います。

  次に、地域資源とインバウンド観光の推進についてお答えをいたします。現在全国各地におきまして、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてインバウンド誘客に取り組んでいるわけでございます。国においては、2020年までに訪日外国人観光客を2,000万人に引き上げる目標を掲げておりましたが、既にことし達成する勢いでございます。このような中、当市は市町村合併によりまして、信濃川、清津峡、美人林、多くの棚田、豪雪、また魚沼コシヒカリ、そして大地の芸術祭の作品群など、ほかからうらやましく思われるような、すばらしい観光素材が有機的に結びついておりまして、これらの素材は世界のこういった潮流に合致をしているものと思います。外国人観光客に必ずや認められるものと確信をしております。

  また、この流れに乗ることができれば、2020年東京オリンピック・パラリンピック終了以降、十日町市が大きく変わる可能性が十分にあるものというふうに考えておりまして、これからも継続をして外国人観光誘客に積極的に取り組んでまいる所存でございます。以上でございます。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  今ほど質問について詳しく説明していただきましたけど、まず1番目のTPPについて若干再質問させていただきたいと思います。

  皆さんご承知のとおりTPPに関しては、主要5品目ということでJAが中心になっていろんな交渉をして、結果今このようになったという、そして今の市長のご発言ですと、おおむね対応はしていると、日本の経済にとってもそれほどその影響はないんじゃないかなというふうなお答えだというふうに私は受けとめました。しかし、TPPの批准あるいは実行というのが一つの契機として、JAが相当な対策を練っていることは確かでありますし、昨日村山議員も、あるいは農業関係の議員の方、議会の場でTPPについて相当な質問があったわけですけれども、私は一つ国際的な面あるいはちょっと違ったスタンスから、ちょっと質問をさせていただきたいと思います。

  農業に関しては、担い手不足や耕作放棄地の問題、遊休農地等の増大、農業技術の継承者の問題など、大きな課題が山積しております。今の農政自体も行政あるいは農協が中心となってさまざまな対策、交付金などが投入され、これはまさに今の農業を守るための施策であるかと思います。しかし、きのう村山議員が示した経済指数とか見ますと、どうしてもずっと何十年も右肩下がり、これは人口減少、それからいろんな問題がありまして、農業に対しての環境問題ありまして、取り巻く環境の変化で仕方ないことだと思います。そして、今やっていることは決して無駄なことでなく、今やるべき最大の施策であるというふうには考えておりますが、農業を伸ばすというふうな観点というよりも、数字から見るとどう努力しても下がっていく、それが農業の実態かなというふうに思います。恐らく今現在行政の農林担当の方あるいはJAの方は、先ほど課題とした4つのことについてさまざまな事務作業をし、対応して数値目標を掲げ努力されている、それは十分に承知しておりますけれども、実際これからの農業をどういうふうに持っていくのかというふうな考え方が余りない。私、どこに問題があるかというと、やはりビジョンというか、夢がないというんですか、農業全体に閉塞感がある、これは農業だけじゃなくて十日町の産業全て閉塞感が漂っていると、夢を語るリーダーがいないというか、夢を語る場がないというふうなのが一番の問題点かなというふうに思っています。

  そのためには、やはり行政あるいはJA、そういうところに例えば国会で子育て担当大臣、それから1億総活躍大臣、それから観光局が観光庁に上がった、それから防衛庁が防衛省に昇格した、それから地方創生大臣が新しくできた、そういうことはまさに日本がこれからどういうふうに先に進んでいくかということのあらわれではないかなというふうに思っています。そのためには、今ある農業を守る、維持するというところの仕事に相当携わっていると思いますけれども、何年か後には生産調整が終了し、耕作放棄地もある地域においては解消されたというようなところも聞いております。その中で、やはり組織横断的に、例えば十日町でも今未来を拓く農政担当部長というふうな、そんな名称の部長が今いらっしゃいます、渕上部長がいらっしゃいますけれども、そのような中で今行政の中にある企画政策課のようなものではなく、新たにTPP、また後ほどインバウンドのことも話しますけども、TPP、あるいはそれについて農業や産業について対応する部署をつくるべきではないかなというふうに思います。

  例えば未来を拓く産業と農業の担当部長とか、もう少し幅を広げた、産業と農業をつなげたような部署をつくって、その中で企画担当をつくり、そして部署、部隊をつくり、そして全国あるいは来月もシンガポールで大きな見本展ありますけども、そういうところにみんなで行って、これからの十日町農政を考えると、そんな部署をつくったほうがいいんじゃないかなというふうに思いますが、どうお考えでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  今ほどのご意見を聞いていると、若干反論したくなるようなところもあるんですけども、夢を語るリーダーがいないと言われると非常に何言っているんだろうなと思うんですけども、いずれにしましても組織のことは任せていただいて、ぜひ市民の期待に応えるようなことのできる施策をつくれる集団をつくってまいりたいと思います。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  済みません、誤解しないでください。市長やそういうことを言っているわけではなくて、農政全体の中でのことを言っております。

  そこで、未来を拓く農政担当部長の渕上さん、2年ほど十日町市で今やられていますけれども、今この2年間農政担当して、TPPの問題もありますけども、どのような感想をお持ちでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  未来を拓く農政担当部長。



◎未来を拓く農政担当部長(渕上武士君)

  ご指名いただきました。未来を語れるようなリーダーでなくて大変申しわけありません。

  2年間の感想ということでございますけれども、先ほど議員のほうからも閉塞感という言葉出ましたけれども、確かに2年前こちらに伺ってきたときに、最初に農業関係、残念ながら閉塞感があるなというのは私も感じておりました。それは、近年ずっと米価が下がっているという経済的なことだけではなくて、恐らくマインド的なものなんだろうなと、農業は余りおもしろくないというふうに皆さん思っていらっしゃるのかなというのが、どうしても最初のうち感じてしまったことでございます。ですので、この2年間、私としては夢がないと言われてしまいましたけれども、できるだけ農業というものは楽しいんだということをもう一回再認識してもらいたいと、あとチャレンジする方を応援していきたいと、そのようなことを念頭にずっとやってきたつもりでございます。

  あと閉塞感ということなんですけれども、農業者の皆さんのほうだけではなくて、やはりJAですとか、行政のほうも残念ながらそういう感じはあったかなというのは考えております。とはいえ、JAさんも近年になりまして、米の独自販売のほうに大きくかじを切られたということで、また大分変わってきているんじゃないかなというふうに感じております。行政としても今後変化が激しくなっていくと思いますので、できるだけ機動的に対応できるように業務の見直しなどはしていきたいなと、そのように考えております。以上です。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  ありがとうございます。そこで、JAのことを若干、十日町のこと、私農業のことよくわかりませんが、ちょっとお話をしたいと思いますが、十日町はご存じのとおり魚沼コシヒカリの産地ということで、一般流通価格が幾らでしょうか、1俵2万二、三千円で今流通しているんでしょうか。農家の買い取り価格が、JAの買い取り価格の受け渡し価格はっきりちょっとわかりませんが、1万六、七千円でしょうか、そこで、3,000円、5,000円ぐらいの乖離があります。そして、今十日町の農業者、恐らく半分ぐらいお米をJAに入れないで、自分で今言ったような2万2,000円とか2万5,000円とか、高けりゃ5万円とかいうことで売っているかと思います。これは、何を示しているかというと、JAに頼っていけない、JAに頼っていくと今後余りいいことないんじゃないかなというふうに、そんな農家の方がふえているんじゃないかなというふうに思います。

  きのうも村山議員が示した米の生産価格1万5,000円でしょうか、1万5,000円を超える、全国で農協、あるいは卸業者で1万5,000円を超えて買い取りをしているというところは新潟以外にはブランド米が北海道、秋田、いろんなところで、ゆめぴりかとかいろいろありますけれども、1万5,000円以上で買えるところはかなり少ないんじゃないか、それを考えるとまだまだ十日町あるいは魚沼の地域は高く売れているのかなというふうに思っています。1万5,000円かかっていて、1万六、七千円で売って、1,000円や2,000円で農家がこれから食べていけるんでしょうか。その辺が一つポイントがあるんじゃないかなと思います。

  ただし、これをプラスと考えれば、経済のスワット分析じゃないですけれども、長所を伸ばしていくことを考えれば、例えば北海道や九州なんかの米は1万円以下でしか売れない米です。しかも、そちらはどちらかというと、北海道は違いますけれども、米を県外に売っているよりも県内で消費している県が恐らく相当あるんじゃないかというふうにありますので、それが直接経済に結びついているかどうか、また別としまして、まだ魚沼コシヒカリが高く売れるという状態かなというふうに思います。

  その農業の施策で新商品の開発やいろんなものを今頑張っておりますが、それも一つ、片方に置いといて頑張っていただいて、私は米がもっと売れるにはどうしたらいいか、販売戦略とプロモーション、それを積極的にやるべきじゃないかなというふうに思います。別な言い方をすれば、JAは今まで米中心で、その上にあぐらをかいていた、黙っていても米はどんどん売れていた。しかし、米以外で生活している農業者、特に園芸などですけれども、それは絶えず消費者のところで競争にさらされて今頑張ってきた。どちらかというと、米中心の農業者よりも園芸農家の方のほうがアグレッシブというか、一生懸命頑張って売り地を考えてる。そんな部署を十日町もつくって、あるいはJAでもそういうところを担当する担当官を余計配置するのがこれからの道かなというふうに思います。

  それについて、ちょっと伺いたいと思いますのと、それから先日農水省のほうへちょっと会があって、食品流通局のほうへ行きましたら、十日町には渕上さんという方がいらっしゃるということで言いましたら、北海道からかな、渕上さんの先輩で高橋さんという方がいて、十日町に渕上部長というのがいらっしゃるんですよ、よく知っていると、いつまでいらっしゃるんでしょうかねというふうに私は伺いました。そしたら、成果を出すまで帰さんでいいというふうにおっしゃっていました。ぜひ十日町で成果を出すまでしっかりと農政を、特にTPP今大変重要なこの2年間ですので、少なくともTPPが承認されて実行されて成果が見れるかなというふうなときまで、ぜひいらっしゃっていただければなというふうに思います。

  質問は1つですが、その担当者というか、そういう部門をふやす用意が、準備が、ことしはともかくとして、後ほどあるかどうかちょっと伺いたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  今のお話を伺っていると、JAのお話だったんじゃないかと思うんですけども、JAさんのことはJAさんにお任せしなきゃいけないんですが、私は今後の特に米のことについては、先ほども渕上部長から答弁がありましたけど、JA十日町におかれましてはそのスタンスを大きく切りかえて、独自販売に大きくかじを切ったと、27年産米からということで、非常にそのことは高く評価をしているわけであります。いずれにしましても大ロットで問屋に卸して終わりということになりますと、米の需給過剰感というのは解消されないわけでありまして、やっぱり最終投資家というか、最終消費者の口の中に入らないと米は消費されたことにならないわけでありますので、そういう売り方をJAさんと、我々も、十日町市もやりますし、あと再三お話ししています地場産業振興センターの中にそういった地域商社を今立ち上げて3年目やっているわけですけども、こういうところとしっかり結びついて、要は学校給食であるとか、都会のレストランでありますとか、そこの最後の消費するところに地道な作業ですけども、セールス活動をして売っていくと、これはだからクロステンでまずやりますと、そういうやり方をJAさんがもしご賛同いただいて一緒にやっていただけるとか、そういうふうな話になると非常にいよいよ次のステージに行けるかなと、こういうことであります。ですから、まず私どものできる範囲内で実行してみて、その成果をしっかりと分析する中で、JAさんが出ていただかなければ本当に最後形になりませんので、何とかそういうふうにしていただけることを祈りつつ、セールス担当は1軒1軒きょうも回っていると思いますけど、そういう地道な作業を続けていると、そういうことでございます。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  ありがとうございます。JAとタッグを組んで行政一緒になって農業を守り、これから農業を伸ばしていっていただきたいなというふうに思います。

  次に、雪冷熱データセンターについてですけれども、先ほどるる市長から説明されたとおりであります。投資額は500ラックで数十億円、用地だと2ヘクタールから4ヘクタールということで、今実際北海道やいろんなところで稼働されるというふうに聞いております。私はこの点、投資額、今データセンター皆さんご存じでしょうけど、例えばマイナンバー制度とかいろんなところでデータが莫大もなくふえております。そして、容量についてですけど、500ラックというのが一つのベースだと聞いておりますけれども、皆さんご存じのとおりコンピューターは日進月歩毎年のように容量が倍、倍、コンピューターなんかあれするとわかりますけど、10ギガ、100ギガ、1テラとかどんどん、どんどんふえておりますので、同じ広さでどんどん、どんどん技術革新しております。そして、技術革新がままならないと、老朽化してどうにもならないというのが東京にほとんど存在しております。そして、今地方創生と言っておりますけれども、そういう中枢のいろんなものをデータセンターも含めてですけれども、地方でつくろうというふうにして、多分これも一環かなというふうに思っています。十日町はおかげさまで十日町オスポックさんとか、いろんな何社かのソフト企業があります。このデータセンターができることによって、雇用はそれほどたくさんではありません、ないと思いますけれども、500ラックで60億円、5倍にすれば300億円、そんな固定資産税、ふえますし、用地としても恐らく当間あたりから津南あたりにはたくさんの用地があります。これを地方創生の一つのきっかけとして前向きに進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  データセンターについては、県知事の肝いりの事業で、雪冷熱でというお話で、それを売り物にして誘致したらどうかと、こういうお話だったと思います。たしか2年ぐらい前に、泉田知事が直接そういうことで業者さんですか、コンサルティングの皆さんとお話を詰めて事業化したというものでございます。そういう中で、いろいろ我々も勉強してきたわけでありますけど、データセンターは多分これからどんどん、議員おっしゃるとおりニーズがふえると思います。今どこでできているかというと、やっぱり事業者というか、データの保有者というか、要は都心の外縁部というか、そういった近いところにやっぱりできているみたいです。それプラス雪じゃないですけど、温度を下げるという観点から、北海道だとか青森だとか、そうしたところにもできているというふうに聞いています。

  先ほどもちょっと答弁したとおり、夏の暑いところを冷却するというのもあるわけでありますけど、雪で冷却するというのあるんですけど、全体の温度がまず低いところというのは、一番効率的なようです。例えば日ごろ暑いところで雪があるからといって、そこで雪で下げてといって、雪がなくなったら、また上がるとか、そういうふうになるとやっぱり余り効率的でないというふうに伺っています。ですから、全体の温度が低い、寒冷地ですね、そういったところにはそういったメリットがあるのかなと、先ほどの北海道の例でも3割ぐらい、特に雪以外の夏場の気温が低いことによってかなりエネルギー効率が上がるといいますか、節約できるというものがあるというふうには伺っています。だから、そういう中で十日町の立地が果たして本当に雪があるからだけで引っ張ってこれる、そういうものになるのかどうかという、このことをやっぱりしっかりと検証していかなきゃいけないというふうに思います。

  あと電力でありますとかケーブルでありますとか、そうした設備といいますか、必要な施設が近傍にあることが必要条件というふうに伺っておりまして、そういうものの整備なども多分必要になってくるんじゃないかと思いますので、いずれにしても雪があろうがあるまいが、これから需要があることは間違いないので、どのような形でこの地に、地価が安いというメリットが当然あるわけでありますが、引っ張ってこれるのか、そういったのも一緒にあわせて検証していかなきゃいかんというふうに思います。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  ありがとうございます。おっしゃるとおりで、電力があること、それから光ファイバーの大幹線があること、それは私のちょっと調べたところによると、かなりクリアできて、津南よりもクリアできているのかなというふうに思っております。そして、雪の解けた水も利用できる、農作物とかそういうものにも利用できるのかなというふうに思いますし、これからにわかに出てくるCO2の問題についても相当な効果が出てくるんじゃないかなというふうに思います。

  続きまして、ほくほく線についてです。ほくほく線については、今市長かなり詳しくおっしゃっていただきましたので、私の具体的なお話、そしてきのうの近藤議員に対してのお答えなんかを聞いておりますので、その辺を考慮していただきまして、ぜひとも私がちょっと思っているのは、雪国観光圏リゾート列車を相互乗り入れの計画などが本当に実現できるように努力していっていただければというふうに思います。

  続きまして、インバウンドの件ですけれども、昨年の速報値で2,000万人、1,972万人でしょうか、約2,000万人のインバウンドのお客様が見えています。そして、市でも前回の補正予算で5,000万円ほどでしょうか、予算がつきまして、次年度繰り越しとなり、28年度に幾つかの雪をコンテンツにしたインバウンドについて予算が計上されております。これ相当な金額の予算です。しかも、そして観光庁ではことし、ちょっと私よく調べませんでしたけども、地方に対する補助金が去年200億円だったのが300億円に、1.5倍にふえたというふうなことを聞いております。2020年のオリンピックは17日間で、パラリンピックが13日間と聞いております。たったの30日間ですけれども、これに対して非常に政府あるいは国中挙げていろんな動きがあります。なぜかというと、やっぱりこれ一つの、前回の東京オリンピックじゃありませんけれども、日本全体が、日本を取り巻く環境が一気に変わるターニングポイントなのかなというふうに、少子高齢化も含めてそうですけども、そんな感じがします。ですので、これが2,000万人から3,000万人に二千何年でしょうか、するというふうな次の計画は立てております。しかし、3,000万人にするには恐らく今の飛行場じゃ足りない。そして、昨日市長おっしゃられましたけども、東京で宿泊施設が1万室足りない。そんなことで3,000万人をクリアするには、いろんな意味、いろんなことを対策を練らなきゃいけない。そして、全国的にインバウンドということで、ほとんどの自治体がそれに向かって施策を進めております。十日町がその中で2,000万人が3,000万人になったときに、どのようなことになるかということを踏まえながら施策を組んでいかなけりゃいけないなというふうに思います。

  私、40年ほど前、十日町の雪まつり、ずっとやっておりますけれども、雪まつりのときしか外人を見ない、それも外人というと今だとアジアの方とか西欧の方とか、そういうのが外人というふうに、全て外人なんですけど、当時はどんな方でも外人の一人ということで、年に1人、十日町市で雪まつりのときにしか見れないというのが外人の思い出でした。でも今は毎日、きょう市役所出ても、市役所の中にも外人がいるような、こんな時代の変化をしております。この中で2,000万人から3,000万人になったときに十日町どんなふうに変わっていくのか、その中で私は2つ言いたいんですけれども、一つは若い外人の方が来るゲストハウス、こんなものを招致したらどうか。これは二、三千円で泊まれるところです。外人の旅行者は大体20日間ぐらい旅をします。そして、そのゲストハウスに泊まって、また次のところに行くわけですけれども、中野に蔵というゲストハウスがあります。そこには、中野は十日町もそうですけども、今十日町の外人観光客数が7,000人ぐらいでしょうか、ありますけども、そういう中でゲストハウスができることによって国際的な人が、ゲストハウスの訪問者が8割方外人です、しかも若い方。そして、その人たちはそこで情報を得て、また次の土地へ行くと、そんなことがあります。ゲストハウスに関してどのような意見をお持ちか、市長、お願いします。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  議員のおっしゃるとおり、東京オリンピックに向けて十日町市を大きく変えていかなきゃいかんという思いでおります。そういう中で、やはり外国人の力というのは非常に大きい。外の皆さんの力というのは非常に大きいわけで、とりわけ外国人の目にかなうような、そういう地域になっていきたいと、そうすることによって日本人というのは外国人の意見に弱いですから、逆に今度日本人もまた見直していただけるきっかけにもなり得るんじゃないかと思います。そういった意味で、今シェアハウスなどをつくっておりますし、また今十日町市に来てくれている若者でそういう構想を持っている人間が実際います。先日のトオコンなどでも意見発表した人間で、今十日町市在住ですけれども、そういった方々がいろんなコンテンツを使って、既に取り込み始めて、外国人を引っ張り込んでき始めておりますんで、そうしたものと連携する中で、まずはそういう民間の皆さんに一生懸命やってもらうと、そういうふうな動きを市も一緒に勉強しながら、そういう今度は例えば外の資本の誘致でありますとか、また内在的にこういった商売をやりたいという市民の皆様にまた立ち上がっていただけるような環境づくりをしていきたいというふうに思っております。



○議長(川田一幸君)

  小林均君。



◆5番(小林均君)

  いろいろ質問して、ありがとうございます。時間ももうありませんけれども、キラーコンテンツ、旅に関しては来る方、来た方とできるだけコミュニケーションをとってウエブサイトや旅行観光業者、その辺直接連絡をとり合って新しい企画をされたらいいと思います。十日町から台湾に行って、田中さんという方が台湾でお酒を一生懸命売って頑張っている方がいます。十日町の上野にも丸山さんという方でマレーシアの情報を得て頑張っている方がいます。そういう方とコミュニケーションをとって、これから施策に生かしていただきたいと思います。質問終わります。ありがとうございました。



○議長(川田一幸君)

  暫時休憩いたします。

              午前10時50分    休  憩

                       〇                       

              午前11時00分    開  議



○議長(川田一幸君)

  休憩前に引き続いて会議を開きます。

                                              

     第二次十日町市総合計画前期基本計画について



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  今議会最後となりましたが、精いっぱいやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。

  今回は既にたくさんの議員から総合計画の前期基本計画の質問が出尽くしたようでございますが、私は私の視点といたしまして、質問をさせていただきます。

  「選ばれて住み継がれるまちとおかまち」を基本理念といたしまして、それを実現するための中間的な指針となる前期基本計画が提示されております。この計画は、当市の平成28年度から平成32年度までの極めて重要な期間であります。当計画は、まちづくりの方針として、人にやさしいまちづくり、12施策、活力ある元気なまちづくり、19施策、安心・安全なまちづくり、16施策、まちづくりの推進に向けて、6施策の合計53施策が登載された計画であり、行財政指針となるとともに、個別の各種行政計画の最上位計画となり、予算編成や市民、民間事業者の指針となるものでもあります。このことを踏まえて、以下の質問を行います。

  最初に、平成28年1月8日に平成27年度ふるさとづくり大賞の総務大臣賞受賞が決定いたしまして、当市の地域おこし協力隊制度を活用したまちづくりが評価されました。1月23日には、オークラ千葉ホテルにおいて表彰式及びパネルディスカッションが開催されました。このことは、私はNHKのニュースの報道で市長が表彰状を受ける場面を拝見いたしました。この地方自治体表彰に関しての市長の感想と受けたことによる今後の豊富についてお伺いいたします。

  2点目といたしまして、今議会において多数の議員が質問しておりましたが、このことは前期基本計画が東京オリンピック・パラリンピック開催年と歩調を合わせる年度と重なることや、さらなるグレードアップを目指す大地の芸術祭開催に向けた重要な期間であるためだと認識しております。当前期基本計画に登載されている53の施策は、どの施策も市長部局、全職員で精査され、検討され尽くした施策だと思っております。どの施策が一番大事などということは愚問かもしれませんが、あえて市長が最大限重視し、緊急かつ早急に着手し、貫いていくべき施策は、戦略はどの項目に当たるのかをお伺いいたします。

  これで1回目の質問を終わります。答弁のほどよろしくお願いいたします。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  それでは、太田祐子議員のご質問にお答えをいたします。

  まず、ふるさとづくり大賞受賞に関しての感想とこれからのまちづくりにかける思いについてということでございます。一昨日の村山邦一議員の答弁でも触れましたけれども、十日町市は平成27年度ふるさとづくり大賞、地方自治体表彰、総務大臣賞を受賞をいたしました。ふるさとづくり大賞におきましては、全国各地でそれぞれの心を寄せる地域、ふるさとをよりよくしようと頑張る団体、個人を表彰することによって、ふるさとづくりへの情熱や思いを高めて、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的といたしまして、昭和58年度に創設されて、今回で33回目ということでございます。このたび当市における地域おこし協力隊の取り組みが中長期的な地域コミュニティの育成を見据え、全国に先駆けて協力隊を導入し、効果的に協力隊制度を活用したまちづくりを行っている点並びに70%を超える高い定住率を生み出し、地域課題の解決に寄与した点と、この2点が全国の他地域のモデルとなるとの高い評価を頂戴いたしまして、本当にうれしく思っているところでございます。

  協力隊につきましては、その運用においてはさまざまな課題を抱えている自治体が多いということも伺っておりますけれども、当市において協力隊制度を円滑に運用できた背景には、私は足かけ20年にわたる大地の芸術祭によって、いわゆるよそ者を受け入れる素地が地域に培われていたからではないかというふうに考えています。大地の芸術祭の継続開催によりまして、十日町市の中山間地域集落においては、こへび隊として芸術祭をサポートする若者でありますとか、また外国人作家をも受け入れる、そういった精神土壌が育まれて、外部との交流、協働になれてきていたこと、また協力隊員を自分の孫子のように温かく受け入れる心根の優しい市民性、こうしたことがあって当市における協力隊制度が根づいていったというふうに考えています。

  市といたしましても、43名と多くの協力隊員を任用する過程におきまして、受け入れ希望地区と、また協力隊応募者との面談、そして意見交換の場を設けるなど、地区が求める活動と協力隊応募者の思いをマッチングさせるように努めてきたものでございます。このマッチング作業が意外にも功を奏しまして、協力隊員が地区の思いを感じていただいて、地区に寄り添った地域おこし活動に取り組んでいただくことで、住民が多くの刺激を受けて気づきや成果を積み重ねていって、そしてまた新たな一歩につながっているもの、そして多くの協力隊員が地区にみずからの存在意義を見出していただいて、居心地のよさを感じていただくことで活動地区への定住を決断していただいているのではないかというふうに考えております。

  したがいまして、このたびの受賞につきましては、これまでの協力隊員の活躍はもちろんのことでありますが、地区住民と市との3者による連携、協働の成果ではないかというふうに捉えまして、改めてこれまでの施策、協働によるまちづくりの方向性に誤りがなかったものと確信したところでございます。これからのまちづくりにおきましても、当市を外部視線で見詰めて多くの物事に焦点を当てて、魅力を引き出すきっかけを与えてくれる地域おこし協力隊員の活動や、また外部との交流を積極的に推進することにより、住民による主体的かつ持続的な地域づくりにつなげてまいりたいと、そのように考えております。

  次に、総合計画前期基本計画で定めた53施策の中で、どの項目を緊急かつ早急に着手すべき施策と考えているかというお問いでございます。太田議員もご承知のとおり総合計画においては基本構想におきまして、まず5つの未来戦略というものがございまして、これを10年間で重点的に推進する戦略というふうに位置づけております。そして、その後に策定した前期基本計画におきましても、この5つの未来戦略との整合を図りながら、各施策における施策の展開、また主要事業を設定しているわけであります。具体的に申し上げますと、戦略の1でありますが、人財を育てるという戦略1であります。子育て支援の充実でありますとか、特色ある学校教育の充実などがこれに当てはまるわけであります。

  そして、戦略の2は、人の流れを加速させるということなんですが、これにおいては大地の芸術祭の里ブランドの推進や、また地域資源を活用した観光の推進、そして中山間地対策の強化、充実などを考えております。

  そして、戦略3においては、産業の活性化ということでありますけども、農業生産基盤の整備や新たなビジネスを創出する環境の整備を掲げておりまして、戦略4においては再生可能エネルギーの創出にチャレンジするということで、低炭素、循環型社会の推進、また上下水道の整備などにしっかりと取り組むということにしております。

  そして、最後の戦略5においては、健康な高齢者をふやしたいということでありますが、高齢者福祉、また地域医療の充実、そして福祉のまちづくりの推進、これらの5つの戦略、これが未来戦略ということになっているわけであります。

  いずれにいたしましても特定の施策に注力するということは、むしろそういうことよりも施策全体のバランス、これを見きわめて、また時代も変化してまいりますので、そうしたものにも柔軟な対応を心がけながら基本構想で目指すまちの姿として定めました、「選ばれて住み継がれるまちとおかまち」、このことの実現に向けて全力で邁進してまいりたいと、そういう気持ちでございます。以上であります。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  答弁ありがとうございました。市長としましては、これが特に今年度予算においては重要である、平成28年度予算、思いを込めた予算編成の中での特にというところを再度お聞かせください。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  いろいろバランスよくということなんですけど、ただ新年度予算ということになりますと、やはり子育てのところでしょうかね、子供たちですかね。というのは、いろいろなことを7年目の予算編成になるわけですけど、いろんなことをやってきたんですけど、やはり今国において改めて国策として注力している人口問題です。これに何とか歯どめをかけれないかと、データも月次で上がるごとに見ながらやってまいりましたけど、残念ながら本当にこの問題に対して歯どめをかけることができないというのが現状なんです。そういう中で、やっぱりやることはわかっているわけです。とにかく毎度言っていますけど、亡くなる方の数を調整するのは非常に難しいわけでありますので、生まれてくる子供たちの数をまずふやしたいと、さらに社会増減に関しては出ていく皆さんよりも入ってくる皆さんの数をふやしたいということです、そういうことなんですけど。そこに尽きるわけです。そのことを多分突き詰めて、それぞれの自治体がやっていくと日本はまたバランスのとれたいい社会に戻っていくんじゃないかと、これは確信に近いものがございます。

  そういう中で、ただ合併してこの10年見ますと、450人以上毎年生まれていた子供たちの数がことしは、先日もご指摘いただきましたけど、350人ぐらいではないかというふうに言われているんです。100人ほど減っているわけです。10年たつ中で。本当にじくじたる思いがございます。ただその中で、一つ光明といいますか、それが差しているのはやはり出生率、合計特殊出生率が非常に堅調だと、国が目指す水準よりも十日町市はずっと高いところをいっていて、県内でも一番だと、こういうのがあって、これをさらにしっかりさせることがまず第一です。1人の女性、もしくはそのご夫婦の間に生まれるお子さんの数をふやすと、これは非常に大事な施策で、これにもさらに注力したいと、こう思います。ただ医療費だとか保育料だとか、子育て世代にはとにかく政策をどんどん重ねて、どれがきくかわからないけど、これだけやったら効果が出たと、そういうふうないくしかないと思うんですけど、そういう感覚で取り組んでいるんです。

  ただ残念ながら、それでも生まれてくる子供の数が減っているということは、やっぱり生んでいただける女性の数が少ない、カップルの数が少ないということでありますので、ですからそれはやっぱり今度結婚ということの問題に自治体としても当然踏み込んでいかなきゃならない、さらに要は十日町市に若いカップルにおいでいただくことが大事なわけであります。そういった意味で、今度そういう移住、定住策ということにつながると思います。だから、その両方が効果が出てくると、まさに掛け算で、我々の目指す一つの方向性、子供の数をふやしていくということが達成できることになると思いますので、そのことについて特に頑張ってまいりたいというふうに思っております。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございます。新年度予算に関しましては、私自身が平成25年の12月議会で産後ケアのお話をさせてもらったことが平成28年度新年度予算にしっかりと事業として計上されました。また、不妊治療に関する拡大等々もしっかりと枠を広げていただきましたこと、これはまさに十日町に来ても安心して不妊治療も受けられるし、結婚もできて、産後ケアも必要であれば対応できるという、そういったベースが私は整ったというふうに思っております。先ほど市長から定住を促進という言葉が出てまいりました。私もこうやって地域おこし協力隊の皆さんや、そしてまたさまざまな方たちが十日町市に移住といいますか、定住をしてきていただいているお話も聞いておりますが、具体的に今十日町市にここ5年でも3年でもいいんですが、定住をしてくださったというか、移住をしてくださった方はおおむねどの程度いらっしゃるのか、ちょっと最初にその把握していましたら、お聞かせいただきたいんですが。



○議長(川田一幸君)

  企画政策課長。



◎企画政策課長(渡辺健一君)

  それでは、私のほうからお答えをいたします。

  市では、議員もご存じだと思いますけれども、定住促進助成事業という事業を持っておりまして、残念ながらこの事業に該当したものの数ということでお答えをさせていただきたいと思います。それ以外にも入ってきてくださっている方は当然いらっしゃると思いますが、当市のほうで把握をしている数字ということでございます。

  この制度は、平成26年度からスタートいたしました。転入後1年間の居住実績を踏まえた上での申請ということになりますので、26年度については子育て世帯が2世帯で合計9名の方が転入をされました。そして、平成27年度でございますけれども、27年度においては夫婦のみの世帯が3世帯、そして子育て世帯が16世帯の合計19の申請がございました。これで合計66名の方が転入をされているということでございます。このほか、現在申請問い合わせ中が2件ございます。以上です。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  私ちょっと想像以上に人数がたくさん移住をしていただいているということで、ちょっとその件に関しまして、これは全く私もきのうホームページで、一応空き家バンクのホームページですとか定住促進のところを見たんですが、そういったところからアクセスをして申し込んできたりとか、そうとはまた別に知人であったり友人であったり、そういった口コミでいいところだよみたいなところで来ていただいたかというところまでは調査はしていらっしゃいませんですか。



○議長(川田一幸君)

  企画政策課長。



◎企画政策課長(渡辺健一君)

  両方あると思います。ホームページから、今割とそういう移住ということに関心をお持ちの方がたくさんいらっしゃって、そうしますとまずやっぱり入り口としては各自治体のホームページかなというふうに思います。そういうところで十日町市の施策をごらんをいただいて、お問い合わせをいただいたこともあるでしょうし、それ以外に例えば友人間のそういったお話だとか、あるいはSNSでそういった情報を得てという場合もあるというふうに思っております。以上です。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  次に、その移住をされてきた方たちの就労の場というところまでは、プライベートなので把握をしていらっしゃらないんでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  企画政策課長。



◎企画政策課長(渡辺健一君)

  そこまでは把握をしておりません。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございました。

  それから次に、空き家バンクの件なんですが、空き家バンクのホームページが開設をされておりまして、今物件が11物件でしょうか、登録をされているような状況かと思うんですが、具体的な空き家物件の登録状況と空き家を今登録されていてホームページにアップされている物件に対して、買いたい人が現実的にそういう申し込みがあるのかどうかということと、それから自分の家の空き家を改修して、そういうふうに提供したいという空き家活用事業補助制度ですか、そういったところの申し込み数というのはどういう状況になっていますでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  企画政策課長。



◎企画政策課長(渡辺健一君)

  まず、空き家の物件でございますけれども、議員おっしゃったとおりホームページに掲載をされているのが全部で今のところ11件でございますが、登録の希望の件数が今のところこちらのほうに32件寄せられております。これらについて、宅建業協会さんの協力を得ながら、図面などを起こした上でホームページに載せるという作業を引き続き精力的に続けてまいりたいというふうに思っております。

  現時点なんですが、成約の件数なんですけれども、購入をされたという方が1件、それから賃貸でお借りになられているという方が1件ございます。それから、これを実際に使いたいという場合には、利用者登録というのをしていただくんですが、これが現在全部で7件ございます。購入希望をということで登録をしていただいている方が3件、賃貸でやりたいという方が3件、そして購入でも賃貸でもどちらでも構わないという方が1件いらっしゃるという状況でございます。

  また、空き家活用事業の補助事業の制度の申し込み状況なんでございますけれども、現在まだ行われたという実績はございませんが、空き家改修事業について1件照会がありまして、今年度中に申請をされる予定になっております。以上でございます。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございました。

  それから、竹所にシェアハウスが完成いたしました。そして、今現在募集中ということで、きのうの時点で6人入れるところで3名が入居希望というか、決まったという最新情報が載っておりましたが、この竹所に入居を希望された、今後今3名で11日まで延長ということなんですが、これは今後どういった形で、4月から入居になると思うんですが、それまでの経過というか、状況をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(川田一幸君)

  農林課長補佐。



◎農林課長補佐(庭野日出貴君)

  じゃ、お答えいたします。

  今議員ご指摘のとおり3名の入居が確定しておりまして、現在第2次募集中であります。今後応募がありましたならば、また面接をさせていただきまして、そして入居に向けて作業を進めてまいります。以上です。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございました。

  それと、もう一点、今年度28年度新予算に飛渡地区、新水地区でしょうか、新たにシェアハウスを設置するという概要で予算が計上されておりますが、この飛渡地区のシェアハウスの概要について詳しく教えていただきたいと思います。



○議長(川田一幸君)

  農林課長補佐。



◎農林課長補佐(庭野日出貴君)

  お答えいたします。

  新水地区に予定していますシェアハウスにつきましては、現在設計中であります。概要は木造2階建て、延べ床面積が約240平方メートルの見込みです。その施設におきましては、6人の入居を可能とする施設にしたいと考えております。以上です。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  竹所も新水も、これは一応独身、単身用というふうに理解してよろしいんでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  農林課長補佐。



◎農林課長補佐(庭野日出貴君)

  お答えします。

  そのとおりでございます。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  お試しをしていただいて、いろんなここに書いてございますが、どんな生活をイメージしているのというようなことで、このシェアハウスに入ってどんな生活、来ていただいた方がというので、裏の畑で家庭菜園をやったり、ちょっと本格的な農業のお手伝いをしたり、バイトしながら地域おこしをやってみたり、風景写真を撮りながらアトリエを始めてみたり、棚田を守って特産づくりをしてみたりといったふうに生活していくこと、人生を楽しむことをバランスよく過ごせる方たちに応募してもらいたいと思っていますという、そういったコメントが載っておりますが、私今確認をいたしましたら、単身の方がシェアハウスにお試し居住ということで入っていただいた、来ていただいた方の一番の心配はやはり生活能力、経済的な後ろ盾をどうやって築いていくかというところなんですが、そこら辺のところはどういうふうにお考えでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  農林課長補佐。



◎農林課長補佐(庭野日出貴君)

  お答えいたします。

  入居される方につきましては、基本的にはお仕事をご自身で持っていただきまして、そこで収入の確保を図っていただきながら生活していただくことを基本と考えております。生活面におきましては、その居住地におきまして地域の皆様方と例えば集落の共同作業だとか、また場合によっては農作業のお手伝いとか、そういったことをしていただきながら、協調性を持っていただきながら3年間お試しをしていただきたいと考えております。以上です。



○議長(川田一幸君)

  未来を拓く農政担当部長。



◎未来を拓く農政担当部長(渕上武士君)

  少し補足させていただきます。

  就業に関しては、やはり大きく気になるところであろうかと思うんですけれども、先ほど今後のスケジュールのときにもお話ししましたが、面接をさせていただいております。その際に、これからの収入についてどう考えていますかということも聞かせていただいておりまして、その際に既に仕事が決まっていらっしゃる方もいらっしゃいますし、これから仕事を何か探すという方もいらっしゃると思います。人それぞれどういった仕事をしたいかというところの希望を持って来られている方も多いと思いますので、それによってこちらから、例えば農業であればこういったところで研修を受けることができるですとか、そういったことの情報を出していきたいと思っています。

  なお、現在決まっております3名につきましては、既に職業等決まっているということで、特段こちら側からご紹介することはございませんでした。以上です。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございました。私も今回定住というか、たくさんの人たちが十日町に入っていただきまして、地域おこし協力隊員が終了した後、定住率が非常に高いという、そういった状況で、協力隊の皆さんはある程度、3年間でしょうか、総務省からの基本的な生活の収入源は確保し、3年間協力隊で入った地域の中で活動しながら人脈をつくって、またそこでの仲間づくりもできて定住に結びつくということなんですが、シェアハウスに関しましては非常にちょっと心配をしているところがあります。竹所も新水も本当に地域の方は温かくて、協力的な場所というか、地域でありますが、そこに入っていただいた方が最長3年のシェアハウス期間の中で、本当に私とすれば定住に結びついてもらいたいという、そういう親心であえてやはり来ていただく方に新規就農支援制度の活用ですとか、そういった各地区にある生産組合への就職だとかという、そういうところまで逆に配慮を持ったシェアハウスの推進ということを強く私は思っているわけですが、そこら辺まで覚悟を決めたシェアハウス運営というか、推進なのかというところを確認したいわけです。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  まさに議員のご心配はよくわかるわけでありますけども、前にも議場でもお話しさせていただいたと思いますが、明治大学の小田切先生という方がいらして、その方の本の中に、十日町市で活躍している地域おこし協力隊のOBのことが書かれているんです。先生の論を進める上で、彼の生き方というか、そういったものが非常に大きなベースになって、そういったものを目指したらどうかというふうな書きぶりなんです。その中でおっしゃっているのは、仕事がないから田舎には戻れない、行けないという議論があるんだが、果たしてそうかと。そうじゃない考え方の若者がいますよと、そういう書き方なんです。前も本当に繰り返しになっちゃいますけど、年収300万円の例えばサラリーもらえる仕事がなければ戻れないという人に対する強烈なアンチテーゼになっているんです。大体50万円から60万円ぐらいのなりわいを幾つかつくって、それもご家族で、ご夫婦でつくって、それで暮らすんだと、そして田舎暮らしは都会の暮らしほどお金はかからないという前提の中で、そういう組み立て方をする方がいてと、それは非常に私はこれ大事なことだと思っているんです。仕事がないから来れない、娘が帰ってこれないという話をよっぽど聞かされましたけど、本当にそうかというのがまずあって、この地に魅力を感じてここにまず住みたいという前提から入ってきた方は、そうじゃない考えがありますよというのをぜひいろんな機会捉えて言いたいものですから、ちょっと手挙げてしまいましたけど、そういう発想も大事なんじゃないかと思うんです。

  当然その中で、今ほどの議員のご指摘のとおりやはりその人たちが組み立てていくときにやっぱり農業というのは絶対そこに必ずあるんです。ほぼ例外なくあります。だから、その農業というものに対して、まずしっかりと誘導すると、そしてもし必要ならばいろいろとその道のプロの皆さんにご支援いただく中で、市もそれにご援助していく中で、そこのまず大きな足がかりの一つとしての農業というものを、まずしっかりとお伝えすると、もしくはそのやり方をご教示すると、これは非常に大事だと思います。そういったことをやっぱりしっかりやっていくと思いますし、またいろんな支援制度あるからそういうものを適用していただいてご利用いただくことがまずベースづくりには大事かなと思います。

  さらに、またほかのノウハウもあるから、そういうのはさらにまたいろんな皆様から教えていただく中で、何とかそのなりわいというか、生活のベースをつくっていただけるように、また我々もご支援していきたいと、そういうふうに思っています。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  本当にありがとうございます。私もやっぱり本当によそ者、ばか者、若者というこの3つの者が地域に入ってくることによって、先ほど若干閉塞感等々がありましたが、そういった色の違う人たちが入ってくることによって閉塞感を打ち破っていく突破口としていくということがとても重要だと思っています。特に今議会もそうでしたが、農業関係のそういった後継者不足であるとか、高齢化であるとかというところを切り開いていくのも、早く言えば竹所のシェアハウスであったり、新水の今度できるシェアハウスであるということを私はやっぱりこのふるさと大賞ですか、もらった以上はやはりそういった賞に恥じないためにも、これは何としても成功というか、そこのシェアハウスに住んでよかった、3年たって空き家バンクから家を購入してここに住むと、こういった一つの道筋といいますか、そういったものを描きながらこの事業は進めていかないと、一つ一つはさみで切ったように、この事業、この事業といろいろありますが、横断的という言葉を使われていますが、そういったところで、特に面接のところでは農業の支援策だけではなく、産業、新しく起こしたい起業のメニューとか、そういったところも対応できるような対策になっているんですか。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  まさにそうしたことを想定しながら進めているわけでありますけど、地域おこし協力隊で卒業生の皆さんがやっぱり起業している方も結構いらっしゃいます。すばらしい先生がすぐそばにいると思うんです。彼らの頑張り、そしてまたそのトオコンで入ってきた連中とつながりつつあって、その若者たちが例えばインキュベーションオフィス今度スタートしましたけど、クロステンの中に、そういったところで本当に狭いオフィスに会社をつくって、そこからまさに卵をふ化する施設という意味だそうですけども、インキュベーション施設の中でこれから頑張ろうという人たちもいます。そうした人たちがやっぱりネットワークといいますか、情報が流れるシステムをやっぱりつくるということは大事だと思います。竹所にも飛渡地区にも十日町から全国に発信できる地域おこしのスーパースターと言われている人たちがいるわけです、実際に。マスコミにもどんどん出て、この2つの十日町の西と東の外れなんですけど、ここから新しい地域おこしの流れをつくり出したいと、そういう思いです。それで始めました。だって、公設のシェアハウスなんて余りないです、普通は。もっと自由にいろいろどたばたやってもらってもいいと思っているんですけど、やっぱり面接してやるわけです。ちょっと異例かとも思いますけども、そういう思いで始めさせていただいて、うまく運営ができてくれば、我々の手から放れていってもいいんです。そういう中で、市として、また特徴のあるシェアハウスですから、両方とも。こちらカール・ベンクス仕様でして、こちらは十日町市で中心市街地頑張ってくれた設計士の皆さんがチャレンジしてくれる、またおしゃれなというか、ものができますから、ぜひ市民の皆さんにも注目していただいて、大いに発信したいと思うんです。

  このごろよく言われるのは、いろんな人が来ているらしいねと、かえって若者が来ているらしいねと、じゃ家のせがれはどうしたんだと、こういう話も結構あるらしいんです、いや本当に。家の娘は、じゃ何で帰ってこないんだと、こういう話になっているというふうな話が結構いろんな方から私は聞きますけども。ああいう人は特別なんじゃないかとか、給料もらえてちょっと特別なんじゃないかとは言いますけど、そうじゃないと思います。やっぱりどこの魅力に価値を感じるかという、そういう感性だと思います。それは、我々親も大事なんです。ここはいいところだよと、すばらしいところなんだよということをやっぱり言い続けて、仮に一遍送り出すにしても、いいところだよ、帰ってこいとは言わない、いいところだよと言い続けることがやっぱり大事。そういうのの一番ありがたい発信は、よそ者の皆さんが選んでここに住んでいただけることを、まさにその実例が、またそれで光り輝いて生活していること、そのことが一番の我々の今度ここで生まれた子供たち、外にいる、ここで生まれた子供たちに対するメッセージになると思いますんで、そういう意味も含めて多くの人に見てもらいたい。すごく格好いい生活やっていますから、すばらしいライフスタイル。そういう人たちと十日町の市民、子供たちも触れ合っていただきたいと、そう思います。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ありがとうございます。私、それで今思いのほかたくさんの方が移住をしてきてくださって、66名という形に、そのほかにもいらっしゃると思うんですが、そういうよそから入ってきてくださった皆さんが一堂に選んで住み着いたまちフェアみたいな感じといいますか、個々にいろんなご都合、事情とかで移住をしてきてくださった皆さんが一つの、例えばクロステンでも何でもいいと思うんですが、パーティーとまでは言わなくても立食といいますか、地元の食材とか、そういったもので簡単な立食的なパーティーというか、そういう場所に集合することによって、それぞれが来ていらして、まだもしかしたら心の中で不安に、移住してきたけど、何カ月だね、何年だねとかという、そういった来た人たちのお互いの横の連携、コミュニケーションをつくることによって、また新たな新十日町発見みたいなところが出てきて、そこをまた磨いて、もっと輝かせていけるという、そういったチャンスづくりというのが必要だと感じていますが、いかがでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  まさに非常に大事なことだと思います。ぜひやりたいと思います。もっと言いますと、これ我々が地方創生だ何だとやる前に、既に実は十日町市を選んで来ていただいている方もいっぱいいらっしゃるんです。カール・ベンクスさんもまさにそういう方ですし、松之山地域、水梨だとか、本当に何年も前から誰も言わないうちに、もうここがいいと、お住まいになってずっと自然と向き合ってすばらしい生活している方もいっぱいいらっしゃるんです。そういう方も含めて、多分その人たちは本当に筋金入りの方たちだと思いますんで、そういう先輩方のご意見だとかも非常に貴重な意見だと思いまして、我々も勉強したいし、またこれから入ってきたいという皆さん、今始めたばかりという皆さんに絶対いい経験になると思いますから、そういう機会を設けて大いに、それをまたばねにして発信していきたいかなと、そう思います。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  ぜひもっと前から暮らし続けているプロの移住者の方たちをパネラーか何かにして、そういったことをご企画いただくことをお願いしたいと思います。

  私、そういった新しい新たな方たちが入ってきて、農業をベースにというか、取っかかりとしながらで、今までなかなか芽が出なかった冬期のアグリビジネスチャレンジ事業とか、あと6次産業、やっておりますが、そういったところにやはり感性の新たな、違う人たちの感性でそちらのほうの企画とか発想とかという、そういうふうなほうに持っていけたら、これはまたひとついいなと思うんですが、その辺の仕掛け等々、また現状等についてちょっとお聞かせください。時間がございませんが。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  幾つかありますけども、例えば学校給食で欲しいんだという話をしたら、そういった皆さんが協力隊のOBの皆さん中心に我々がやればすぐ50%にしてあげますよとか、強気のこと言ってびっくりしたんですけど、本当にそういうチャレンジです。地産地消率上げたいと言ったら、じゃもうこれしかないですとか、これやりますとか、本当にありがたい、打てば響くようなお答えをいただいておりますし、また冬期にしてもいろんなチャレンジが、いろんな工場内のそういったところに就業されて頑張っている方もいらっしゃって、いろんな本当に我々にない発想で機動的に取り組んでいただけるもんですから、そういったことをさらに地元の資本と結びつくとか、地元の経営者とうまく結びつく、そういう動きもあるもんですから、そうしたことをしっかりまた、我々も発信していきたいなというふうに思います。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  そのことを踏まえて、さらにこの事業が輝きを増すことを本当に私も願っていますし、できることは応援していきたいと思っています。私、先ほど一番最初に市長は大地の芸術祭で外部からのこへびやら、外国人の作家やらという、そういった土壌ができていることがあるからこそ、よそから来る人たちを受け入れるという大変うれしいお話を聞きました。私そもそも論なんですが、そもそも大地の芸術祭は1995年ごろでしょうか、当時平山県知事のもとで、ニューにいがた里創プランという、そういった県の事業がスタートです。ですので、そこのところをもう一回そもそも論、その中でやってきた経緯、旧6市町村で首長たちは賛成したけど、みんな集まったけど、みんなそれぞれの町村が好きなこと言って、じゃどういう事業をやってニューにいがたの里創プランとしての地域の中でという中で、決まらなくて、決まらなくてということの中で、平山県知事のお考えもあって、今の総合ディレクターでしょうか、が決まったというところの認識を市長はどのようにお考えでしょうか。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  ちょっとご質問の意図がよくわかりませんでした。済みません。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  私、今これだけグレードアップして世界に発信している大地の芸術祭というものが、まだスタート時点からのちょっとボタンのかけ違いで、まだまだ認識を一にすることができないということが非常に私としては心もとないというか、その部分は一回は払拭しなければならないというふうに強く思っているんですが、そういう思いというものは、払拭といいますか、事業費の問題とか、北川さんの問題とかということは、非常に歪曲された形で認識されていると私は思っているんですが、市長としてはそういうところのベースの部分を払拭すべきではないかとお感じですか、どうですかということです。ごめんなさい。



○議長(川田一幸君)

  市長。



◎市長(関口芳史君)

  否定的なご意見お持ちの方もいらっしゃって、それは何でもあると思いますけど。ただ例えばこの事業で北川氏が何か不正なことをしているとか、そんなことは全く私は感じませんし、むしろ赤字が出たときにはみんなで分けたり、そこまでやってお願いできないようなことまでもお願いして、実際そういうふうにやっていただいていますから、そういった意味では本当に北川さんにディレクターとしては本当命がけで頑張っていただいているなというふうには感じていますけど。



○議長(川田一幸君)

  太田祐子さん。



◆19番(太田祐子君)

  いろんな意味で、100人いれば100人が全部賛成ということではなく、いろんな摩擦とか反対があって、また伸びるということもあります。成功に向かって頑張りたいと思います。ありがとうございました。以上で終わります。



○議長(川田一幸君)

  本日の議事日程は終了いたしました。

  お諮りいたします。第6日目の会議は3月17日、予算審査特別委員会終了後に開きたいと思います。これにご異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(川田一幸君)

  ご異議ないものと認めます。

  よって、第6日目の会議は3月17日、予算審査特別委員会終了後に決しました。

  本日の会議はこれにて散会いたします。

              午前11時50分    散  会