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平成17年 6月27日総合交通体系等調査特別委員会−06月27日-01号




平成17年 6月27日総合交通体系等調査特別委員会

              総合交通体系等調査特別委員会会議録
              平成17年6月27日(6月定例会)

                                   議会第3委員会室


  平成17年6月27日  午前10時00分開会
              午前11時03分閉会


  〇総合交通体系等調査特別委員会
   1 付議事項及び所管課について
   2 報告
    ・ 第3回パーソントリップ調査について(都市交通政策課)
    ・ 新たな交通システムの検討について(都市交通政策課)
   3 今後の進め方について


  〇出席委員
    (委員長) 志 田 常 佳
   (副委員長) 遠 藤   哲
     (委員) 安 沢 節 英  木 村 文 祐  高 橋 哲 男  渡 辺 孝 二
          青 柳 正 司  丸 山 俊 一  山 田 修 一  小 山 哲 夫
          青 木   学  小 林 十三子  栗 原   学  中 山   均
          渡 辺 和 光


  〇出席説明員
      都市交通政策課  大 関 正 美



  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。

   総合交通体系等調査特別委員長  志 田 常 佳



○志田常佳 委員長  ただいまから総合交通体系等調査特別委員会を開会いたします。(午前10:00)
 本日の欠席者はございません。
 新潟日報社から本日の委員会を写真撮影及び録音したい旨の申し出がありますが,これを許可することに御異議ありませんか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  許可することに決定しました。
 本日の委員会の進め方についてお諮りします。本日は最初の委員会でありますので,まず付議事項及び所管部・課について御協議いただき,御確認をお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  そのように行います。
 また,本委員会の付議事項を具体的にどのように調査,研究を進めていくか,各委員から御意見をいただきながら確認したいと思います。
 なお,本日は正副委員長で相談し,付議事項に直接関係すると思われる執行部の方々に出席をいただいておりますので,御承知おきください。
 まず,付議事項の確認についてですが,本委員会の付議事項は新しい交通システム及び総合交通体系にかかわる調査・研究となっております。20日の本会議において,新潟駅連続立体交差事業及び総合交通体系調査特別委員会から,今後政令指定都市に向けて市内の新しい交通体系及び国内外と交流するために港,空港と高速交通体系を生かす方策などの調査,研究を続けることが望ましいとの報告を受けたところであり,また合併建設計画においては幹線道路整備について,公共交通網の整備についてが交通体系施策の主要事業となっているところであります。以上のことを参考にしていただき,今後の本委員会の方向づけをしたいと思いますが,いかがでございましょうか。
◆山田修一 委員  言葉で言えばそういうことになるんですが,具体的には中央環状線,幹線道路の整備についてどういうような進捗状況でこれからどうなっていくのか。
 公共交通機関という部分,中身の点では各合併市町村といわば新潟の中心部である新潟市役所とどう交通の連携をつくって整備していくのか。また,政令指定都市を目指していますから,例えば区役所ができた場合に,もとの町村とどういうふうな関係をつくっていくのか。さらには,区役所と区役所間,新潟市全体を結ぶ交通体系はどうあるべきなのか。拠点性の問題,港と空港,中心市街地とそれらの関係をどうするのか。上越新幹線を利用した場合もどうつくっていくのか。その手法として,公共交通機関という例えばバスだとか,新たなまた手段としての新しい交通システムの問題を調査,研究するという理解をすればいいんでしょうか。
○志田常佳 委員長  山田委員のおっしゃるとおりでございます。今具体的に御意見を出していただきましたが,その中から掘り下げて,一つ一つ課題をつくってやるのか,皆さんから協議していただきたいと思っております。
 今後の本委員会の方向づけをしたいと思っておりますが,ここで協議していただきたいので,しばらく休憩をとって,各委員の皆さんから項目を挙げてもらって,そこから調査,研究を始めていきたいと思っております。いかがでございましょうか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  休憩いたします。(午前10:10)
               (休  憩)
○志田常佳 委員長  委員会を再開します。(午前10:30)
 本委員会での調査,研究項目として今皆さん方からお諮りをいただいた点について,これを正副委員長で整理して皆さん方に御報告し,調査,研究を進めていきたいと思いますが,正副委員長に一任していただけますか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  そのように決定します。
 次に,本委員会の所管部・課についてでありますが,ただいま皆さんから御意見をいただいた調査,研究項目から都市計画部の都市交通政策課を主管課として,土木部の土木企画課については常時委員会に出席をお願いし,港湾空港課については,必要に応じその都度出席をお願いすることにしたいと思いますが,いかがでしょうか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  そのように確認します。
 なお,都市計画部長については,連続立体交差事業調査特別委員会の委員長と協議した結果,本委員会に常時出席をお願いすることにいたします。
 ここで,ただいま確認をいただいた本委員会の所管となる方々からあいさつを受けるため,委員会をしばらく休憩します。(午前10:34)
               (休  憩)
○志田常佳 委員長  委員会を再開します。(午前10:36)
 ここで,都市交通政策課長から第3回パーソントリップ調査について並びに新たな交通システムの検討について報告を求められており,これを受けたいと思いますが,いかがでしょうか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  そのように行います。
 資料がありますので,配付させます。
 (別紙資料「新潟都市圏の都市交通のすがた」,「新潟都市圏の都市交通のすがた(概要版)」,「都市交通とまちづくり」配付)
○志田常佳 委員長  都市交通政策課長,説明をお願いします。
◎大関正美 都市交通政策課長  パーソントリップ調査について御説明いたします。
 お手元の資料の「新潟都市圏の都市交通のすがた」,この厚い方で御説明いたします。
 昭和63年の第2回パーソントリップ調査は,都市圏人口が右肩上がりの増加傾向や,新たな拠点開発が進んでいる状況下で増加する交通需要への対応が必要であったことから調査を行ったものであります。第3回パーソントリップ調査は都市圏がある程度成熟し,将来人口もほぼ横ばいという状況下で,生活の質を向上させる魅力的な将来像について住民の意向も踏まえながら,環境問題に対する意識の高まりやグローバル化の進展,都市間競争の激化,少子高齢化など,社会経済情勢を勘案して検討を行ったものであります。
 1ページ,調査の概要が記載してあります。計画策定のコンセプトとして「内外の交流が活発な魅力ある新潟都市圏」,「誰もが安全で快適に移動できる交通環境」を目指すということで,調査対象圏域としましては下の図の4市5町2村となっております。ことしの5月1日に紫雲寺町と加治川村が新発田市と合併したことから,現在は4市4町1村となっており,人口規模は約107万人の都市圏となっております。
 次に,2ページから7ページは都市圏の現状について記載してあります。2ページの人口の動向は,人口増加は鈍化傾向で少子高齢化は進行しており,高齢化率は全国平均を上回っています。また,従業人口は都心部では減少し,郊外部では増加しております。
 3ページの土地利用動向は,市街地の拡大が鎮静化する傾向にあり,かわりに郊外への住宅や商業施設の立地が進行しております。
 次に,5ページ,交通の現況ですが,目的別交通手段をごらんいただきますと,私用目的で自動車の利用が高くなっており,全体を通しても自動車分担率が高いことがわかります。
 7ページは現状の交通問題です。自動車が年々ふえ続けており,高齢者の交通事故の増加,交通混雑の増加,公共交通利用者が減少,特にバスの利用が大幅に減少しております。
 次に,8ページから17ページは将来の都市づくりについて記載しております。まず,9ページをごらんください。「都市間競争に打ち勝つ魅力あふれる都市圏づくりに向けて」ということで,活力ある都市圏,良質な生活環境が創出された都市圏,拠点性と地域個性を生かした魅力ある都市圏,それから持続的に成長する都市圏,この四つの将来目標を掲げております。
 次に,10ページ,11ページは都市圏将来像について,人口の減少がこのまま推移した場合の都市圏の姿ということで,現状のまま自動車依存の傾向の拡大が続くと,現状の問題点に加え,将来は公共交通や中心市街地の衰退を助長するという悪循環が続き,魅力のない住みにくい都市圏になるとしております。
 次に,12ページでは,悪循環からの脱却のため,これからは交通政策と土地利用政策の連携によりコンパクトな都市の形成,公共交通利用の誘導強化など,新たな取り組みが必要であるとしております。
 13ページは,将来の都市圏構造として,環日本海における国際交流拠点の形成と多核連携型の都市圏構造の形成を目指すことを提案しております。
 次に,18ページから39ページですが,都市圏の将来交通計画について提案しております。まず,18ページ,都市圏交通の目標を三つ提案しております。目標の1,産業,商業などさまざまな都市活動や地域間交流に対応した移動しやすい交通体系の確立。目標の2,定時性などの信頼性,天候などに左右されない快適性と交通手段を選べる選択性を向上した災害に強く,質の高い交通体系の確立。目標の3,既存施設が有効活用され,都市の発展と環境にやさしい持続性を支える交通体系の確立を提案しています。
 次に,20ページ,21ページをごらんください。都市圏交通の基本方針です。交通の目標を実現するための方針を交通の構成要素ごとに示してあります。広域交通との連携は,都市間競争に負けない広域交通の積極的な活用,都心部の交通は歩行者や公共交通を中心とした交通環境の形成,放射方向の交通は公共交通と自動車の組み合わせによるネットワークの形成,環状方向の交通は道路によるネットワーク形成,周辺地区の交通は通過交通の削減,歩行環境の改善,生活交通の確保となっており,それに対応した施策を21ページに記載しております。
 次に,22,23ページ,将来交通計画の概要です。広域的な交通と都市圏内の交通とに分けて記載してあります。広域的な交通として広域交通拠点へのアクセス性強化,広域交通拠点間の連携強化ということで,具体的には連続立体交差を初め空港アクセスや羽越本線の高速化などを提案しております。都市圏内の交通としては,放射環状型の幹線道路網の形成ということで,災害に強い交通体系の確立に向けて主要国道や中央環状道路などを提案しております。公共交通と自動車の適切な利用を誘導する都心アクセス軸の形成では,既存道路網の活用や鉄道,高速バスの強化,パーク・アンド・ライドなどを提案しております。道路空間の活用による基幹公共交通軸の形成では,利便性の高い公共交通軸の形成と結節機能の強化を提案しています。
 次に,26ページ,幹線道路網計画について提案しています。(1)の広域交通拠点へのアクセス性強化では,中央環状道路整備などによる高速道路インターチェンジへのアクセス性の向上。(2)の放射環状型の幹線道路網の形成では,国道7号,国道8号,国道49号など主要幹線国道の整備などを提案しています。(3)の公共交通の利便性向上に向けた道路空間の活用では,着実な道路整備にあわせて公共交通の利便性向上のための道路空間の活用。(4)の高速道路の有効活用では,新たなインターチェンジの設置により高速道路の有効活用を提案しております。
 次に,30ページ,公共交通計画について提案しています。(2)の公共交通と自動車の適切な利用を誘導する都心アクセス軸の形成では,主要地区からと都心近郊部からの都心アクセスについて提案しています。(3)では,都心部の魅力を高め,都心居住や中心都市機能の強化を図るため,基幹公共交通軸の形成とルートを提案しています。
 次に,36ページ,安全で快適な自転車・歩行者環境の整備について記載しております。
 また,37ページから39ページは,主要地区における自立的な日常生活圏の形成ということで,それぞれの地区における整備方針を提案しております。
 40ページ,重点施策ですが,将来交通計画の中でも特に行政の積極的なかかわりが必要な施策を重点施策として位置づけたもので,以下の7項目を重点施策として提案しております。1番,新潟駅の広域交通結節機能の強化は,都市圏内外の人と物の流れを活発にして交流を促進する。2番,空港アクセス機能の強化は,都市圏の発展を支え,国内外との交流を促進する。3番,公共交通の利用促進は,通勤・通学時を中心とした公共交通の都心アクセスの利便性を向上するということで,43ページから47ページに詳しく記載しております。
 また,4番,都心部にふさわしい交通環境の創出は,にぎわい創出の先導役となる都心居住の誘導や中心市街地の活性化を向上する。5番,幹線道路網の整備促進は,単に自動車交通処理だけの必要性ではなく,地域連携,災害に強い交通体系,公共交通の利便性向上を目的とした整備を行うということで,50ページに具体的な幹線道路名を記載しております。
 次に,6番の高速道路の有効活用は,スマートインターチェンジの設置や料金施策などにより,既存交通基盤を活用して道路混雑の緩和,環境負荷の軽減を図ります。51ページと52ページに新たなインターチェンジの設置箇所を提案しております。
 7番目,住民意識の向上促進は,各施策の実現性や有効性を高めるため,住民の意識向上を継続的,積極的に推進するということで,以上七つの重点施策を提案しております。
 また,54ページには整備効果について記載しておりますので,あわせてごらんいただきたいと思います。
 パンフレットの説明は以上ですが,今回のパーソントリップ調査の特徴としましては,人口や土地利用動向などいわゆる都市化社会への対応から,まちに住む人の暮らしやすさに重点を置いた成熟型社会に向けて,スマートインターチェンジなど既存社会資本の有効活用策や道路機能の一部見直し強化,自動車交通との適切な役割分担による公共交通の必要性と強化を提案していることであります。
 以上で第3回パーソントリップ調査の説明を終わります。
 続きまして,お手元資料の都市交通とまちづくりというパンフレットについて御説明いたします。
 新たな都市交通のまちづくりについて,平成14年度から3カ年かけまして,新たな交通システムを考える会,新たな交通システム検討協議会という二つの組織で調査,検討を行ってきました。初年度は委託調査ということで現況調査を行いました。平成15,16年,この2カ年で考える会,検討協議会を設置して検討したものでございます。考える会につきましては学識経験者,それから公募による市民参加で2名の方から参加していただいており,主に市民の啓発を重点的に担当してもらっています。このパンフレットは,検討協議会で出された資料について,市民の意見等をいただいて作成したものでございます。検討協議会のメンバーは,関係する行政機関,交通事業者等から構成されておりまして,主に技術的な検討を行ってきたところでございます。
 パンフレット,1ページ,2ページにつきましては先ほど説明しましたパーソントリップ調査の内容と同じものでございます。
 3ページ,新たな交通システムとは,都市規模に対応した中量の輸送力を持ち,さまざまな交通施策を取り入れた公共交通で,輸送力や移動距離などで鉄道とバスの中間を担う交通手段としております。AGT,モノレール,路面電車,LRTなどが新たな交通システムとして位置づけられています。また,新たな交通システムとは,車両と走行路に加えて公共交通優先信号やパーク・アンド・ライドなど利便性を向上する施策を組み合わせたものとしております。
 4ページ,このシステムの具体的な事例を載せております。大きくは,高架タイプ,路面タイプ1,路面タイプ2の三つに分けられ,路面タイプ1は軌道を走るシステムで,路面タイプ2は道路内の専用レーンを走るシステムとなっています。
 次に,5ページをごらんください。都心部にふさわしいシステムということで,新潟市の都心部においては都市規模に見合った輸送力,対財源への優位性,気候面,バリアフリー,ユニバーサルデザイン,導入空間などから路面タイプがふさわしいと考えられ,その路面タイプの中でも特にLRTが適正な輸送力を持ち,国内事例が多いことなどから新潟で最も適したシステムと考えられております。
 次に,6ページは以上のことからLRTを想定してルートや導入効果などの検討を行ったものです。ルートを想定する上で,導入空間や自動車交通流との整合,それから主要拠点の位置,既存公共交通との接続について留意しております。想定したルートは,図で示してありますように新潟駅を中心に白山周辺,県庁,鳥屋野潟南部,新潟空港を結ぶルートを提案し,それぞれルートの特性を記載しております。また,導入に当たっては優先度の高いルートから整備することが望ましいとしております。
 次に,7ページ,新たな交通システムの導入の効果として,全線整備された場合の効果について示したもので,移動に関する効果としては移動時間の短縮,交通事故の減少,定時性の確保などが考えられ,またまちづくりに関する効果としましては環境負荷の軽減,省エネ,商業地域の活性化,福祉への貢献などが考えられます。
 次に,9ページをごらんください。導入空間となる道路や交通結節点整備である新潟駅連続立体交差などの関連事業を考慮し,需要が一番高いと思われる白山周辺,新潟駅,鳥屋野潟南部の区間を例に事業の採算性を検討したものです。試算の条件として,ルート延長は約8キロメートル,予想される利用者は1日約2万2,000人,建設費は約200億円となっており,結果としまして国費補助と運賃のみでは支出に対して収入が大幅に不足することから,事業採算性の向上と運営方法の工夫が必要であり,地方自治体の負担については公共交通についてみずからの課題としてとらえ,参画していく取り組みが重要であるとしております。
 まちづくりの観点からは,限られた道路空間での自動車との共生,既存路線バスの再編やパーク・アンド・ライド等による利用環境の整備,さらには商業,開発計画との連携が重要であることから総合的なまちづくりが求められております。
 最後に,10ページ,実現化に向けて考えていくこととして,図の灰色で示している部分ですが,何もしなければ現状よりさらに交通環境が悪化して住みにくいまちになるとしております。そこで,考える会と協議会ではこれからの取り組みとしまして,取り組み?,?を提案しております。?は先行的な取り組み,?は市民,行政,交通事業者が連携して既存公共交通を改善していき,それにより将来の新たな交通システムの実現を目指すことを提案しております。
 以上,説明を終わらせていただきます。
○志田常佳 委員長  ただいまの説明にお聞きすることはございませんか。
               (な  し)
○志田常佳 委員長  以上で都市交通政策課の報告を終わります。
 次に,今後の進め方についてでありますが,委員長としては先ほど皆様方からいただいた意見を正副委員長で整理した上で,本委員会の付議事項について所管課から随時報告を受け,理解を深めながら進めていきたいと思いますが,いかがでしょうか。
               (異 議 な し)
○志田常佳 委員長  そのように行います。
 以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会します。(午前11:03)