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新潟県 新潟市

平成17年 6月23日文教経済常任委員会−06月23日-01号




平成17年 6月23日文教経済常任委員会

               文教経済常任委員会会議録

             平成17年6月23日(6月定例会)

                              議会第2委員会室


 平成17年6月23日 午前10時00分開会
            午後 2時29分閉会


 〇文教経済常任委員会
  1 請願・陳情審査
   ・ 請願第7号 「新潟市におけるスケート競技のための環境整備について」(第2項)
   ・ 請願第17号「アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書の提出について」
   ・ 請願第18号「政府米の買い入れと備蓄の充実を求める意見書の提出について」
   ・ 請願第23号「学校給食を行政が直接責任を持って実施することを求めることについて」(第1項〜第3項)
   ・ 請願第24号「北朝鮮による拉致事件について詳しく記述している中学校公民教科書の採択を求めることについて」(第1項〜第3項)
   ・ 請願第26号「新潟市の中学校教科書選定と開かれた採択に向けての一層の推進に関することについて」
   ・ 請願第27号「北朝鮮による拉致事件を初め,人権や国家主権について最も詳しく記述し,学習指導要領に最も合致している中学校公民教科書の採択を求めることについて」
   ・ 請願第28号「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し,BSEの万全な対策を求める意見書の提出について」
   ・ 陳情第7号 「農家が意欲を持って稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める意見書の提出について」
   ・ 陳情第25号「生活保護基準以下の最低賃金の抜本改正を求める意見書の提出について」
   ・ 陳情第31号「遺伝子組み換え稲の栽培実験中止を求める要望及び意見書の提出について」
  2 行政視察について


 〇文教経済常任委員協議会
  1 請願・陳情の趣旨説明
   ・ 請願第26号「新潟市の中学校教科書選定と開かれた採択に向けての一層の推進に関することについて」
   ・ 請願第27号「北朝鮮による拉致事件を初め,人権や国家主権について最も詳しく記述し,学習指導要領に最も合致している中学校公民教科書の採択を求めることについて」
   ・ 請願第28号「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し,BSEの万全な対策を求める意見書の提出について」
   ・ 陳情第31号「遺伝子組み換え稲の栽培実験中止を求める要望及び意見書の提出について」
  2 報 告
   ・ 新津西部学校給食センター建設事業の概要について(保健給食課)
   ・ 国に対する要望事項について(農林水産部)
  3 所管事務説明
   ・ 教育ビジョンの策定状況について(教育委員会総務課)


 〇出席委員
  (委員長) 渡 辺  均
 (副委員長) 青 柳 正 司
  (委 員) 金 子 益 夫   佐 藤 幸 雄   大島 甚一郎   遠 藤  哲
        金 子  孝   田 村  清   大 泉  弘   宮 腰  弼
        渋 谷 明 治   柏  一 二   小 泉 仲 之   新 保 正 樹
        鷲 尾 令 子   山 田 洋 子   中 山  均   大 野  久
        轡 田  朗   山 際  敦


 〇出席説明員
   農林水産部長  山 田 四 郎     教育委員会総務課長  眞 島 幸 平
   学校指導課長  伊 藤  充     保健給食課長     片 田 幹 博
   体育課長    渡 辺  茂      農業振興課長     高 橋 行 雄



以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。

     文教経済常任委員長
            渡 辺   均



○渡辺均 委員長  ただいまから文教経済常任委員会を開会いたします。(午前10:00)
 本日の欠席者はありません。
 本日は日程に従い,請願,陳情の審査を行います。
 なお,保健給食課から【新津西部学校給食センター建設事業の概要について】報告の申し出があります。この報告は,請願第23号の審査の参考となるものでありますので,その審査の前に協議会においてこの報告を受けたいと思いますが,いかがでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように行います。
 また,農林水産部長から【国に対する要望事項について】のうち,当委員会の所管部分について報告の申し出がありましたので,請願・陳情審査終了後,協議会においてこの報告を受けたいと思いますが,いかがいたしましょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように行います。
 また,農林水産部長の報告に続きまして,先般お決めいただいた所管事務の説明,【教育ビジョンの策定状況について】教育委員会総務課から説明を受けたいと思いますが,いかがでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように行います。
 本定例会において当委員会に新たに付託されました請願,陳情は,お手元に配付の付託一覧表のうち請願第26号,第27号,第28号及び陳情第31号の4件であります。このほか7件は,継続審査中のものであります。
 ここで,審査の順序についてお諮りいたします。
 まず,新たに付託された請願3件及び陳情1件について,協議会において提出者から順次趣旨説明を受け,その後これらの審査を行い,続いて継続審査中の請願,陳情の順に審査を行いたいと思いますが,いかがでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように行います。
 なお,関連があります請願第17号と第28号を一括して,また請願第24号第1項から第3項までと第27号を一括して審査したいと思いますが,いかがでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように行います。
 なお,審査の終わった方から順次お引き取りいただいて結構です。
 ここで,請願,陳情の趣旨説明を受けるため委員会を休憩し,協議会を開会いたします。(午前10:04)
 初めに,請願第26号「新潟市の中学校教科書選定と開かれた採択に向けての一層の推進に関することについて」趣旨説明を受けたいと思います。
 説明者を御紹介いたします。
 新しい歴史教科書をつくる会,新潟県支部副支部長の中村五郎さんです。
 説明者の方は席にお着きください。
 本日は,趣旨説明においでいただきまして,ありがとうございました。
 説明は,おおむね5分程度前後でお願い申し上げます。
 また,説明者の方は,発言に当たっては挙手をお願いいたします。
 なお,説明者より説明資料を配付したいとの旨の申し出がありますが,いかがいたしましょうか。
 配付することに御異議ありませんか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  それでは,資料を配付します。
 (別紙資料「中学校学習指導要領(抜粋)」,「教科書問題の経緯」配付)
○渡辺均 委員長  それでは,中村さんお願いします。
◎中村五郎氏 本日は,大変貴重なお時間を趣旨説明ということでお割きいただきまして,大変ありがとうございます。まずもって御礼を申し上げます。
 教科書採択問題につきましては,委員の皆様はもう十分御承知のことと存じますが,本日は請願書に書きましたような趣旨で参上いたしました。時間がございませんので,要点のみ申し上げます。御承知のように教科書の採択は,4年に1度採択が行われておりまして,ことしの8月に行われるわけでございまして,現在採択事務が全国で進行中でございます。どの教科書を子供に使わせるかということにつきましては,全国の採択区という区域の中にある市町村教育委員会にその権限が付託されておりまして,こちらは新潟採択区でございまして,新潟市教育委員会がその権限を持っていることは御承知のとおりだと思います。
 ところが,実際は全国もそうなんですが,なかなか文字に書いてあるようなわけにはいっておりませんでして,採択されてきました教科書はいろいろ事実と違う,まことにもって日本の国のためにならない歪曲された史実がたくさん載せてある教科書が従来から採択されてきております。その採択のルールにつきましても,文部科学省におきましては再三局長通達等で十分そのルールを明確にし,公表するようにという指導がありますが,実際は密室の中で行われていると言っても差し支えないような状態でございます。私が皆さんのお手元に配らせていただきました資料の2枚目をごらんください。そこには,簡単な図が載っております。これが我が国の教科書の採択の仕組みでございます。一番下に採択地区内市町村教育委員会というのがございまして,こちらが権限を持っております。どの教科書を使おうが好きでございます。上には文部科学大臣と書いてあります。こういう仕組みになっておりまして,中には都道府県教育委員会がございます。いろいろ説明する時間がありませんが,教育委員会と申しましても全国そうなんですが,実はどうなっているかといいますと,この中に書いてある採択地区協議会というのがあります。これは,複数の市町村で構成されている場合,新潟市の場合今回合併によりましてかなり広域になりましたので,大勢になっているかと思いますが,その下に選定委員会,その下に調査員というのがございます。すなわち,教科書というものはほとんど全国の国民も父母も,ほとんどだれも見たことがないというのが現実でございまして,皆さん御存じない教科書が実際は使われているのでございます。正しい教科書であれば何も問題はないのですが,大変偏った反日的,自虐的な記述内容がたくさんありまして,これは文部科学省の学習指導要領にも違反する問題でございます。
 学習指導要領もお手元に配りましたので,それをごらんください。この四角の中に中学校における学習指導要領の抜粋がございます。第2節,社会でございます。社会科というのは御承知のように歴史分野と公民分野がございまして,歴史教科書と公民教科書があります。ここに載せましたのは歴史分野が載っておりまして,上の第1,目標と書いてあるのは社会科全体ですから,これは共通する文言でございます。歴史的分野,1,目標というところの中ほどの(1)をごらんください。アンダーラインを引いたところだけ申し上げます。我が国の文化と伝統の特色を広い視野に立って考えさせるとともに,我が国の歴史に対する愛情を深め,国民としての自覚を育てる。(2),国家,社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物と現在に伝わる文化遺産をその時代や地域との関連において理解させ,尊重する態度を育てる。いろいろそのほかにも書いてございますが,私がきょう申し上げたいのはこの2点でございまして,これに準拠する教科書でなければならないことは,再三再四文部科学省は通達を出しておりますが,実際はそのように行われていないのでございます。
 それで,いよいよ今採択事務が行われておりまして,どうぞ議会の皆様におきまして適切な教科書が新潟市の子供たちに与えられますように,何とぞ教育委員会さんの方にお働きかけをお願いしたいのでございます。開かれた採択のルール等々につきましてもお話はたくさんしたいのでございますが,時間がございませんでして,資料をごらんいただけばわかると思いますので,大変失礼でございますが,この辺でもう5分になろうかと思いますので,説明を終わらせていただきます。
 以上のような説明で多少言葉が足りませんけれども,我が国の将来のため,子供たちのため,国家のため,今教科書会社は8社あるんですが,国に対する愛情を育てるとか,あるいは伝統,文化だとか,そういったことについてどの教科書が文部科学省の示す学習指導要領に一番準拠した内容を盛っているのか,私は固有名詞もここで挙げたいのでございますが,あえてここでは申しませんが,どうぞ皆様御勉強いただきまして,教育委員会さんの方に十分その辺をごしんしゃくくださいまして,歴史教科書,公民教科書,両教科書につきまして,すばらしい新潟市の教科書採択がなされますように,お願いを申し上げた次第でございます。大変ありがとうございました。
 以上でございます。
○渡辺均 委員長  中村さん,短い時間でありましたけど,どうもありがとうございました。
 この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。
◆柏一二 委員  提出者の新しい歴史教科書つくる会は,教科書を発行されているんでしょうか。
◎中村五郎氏 いえ,発行しておりません。
◆柏一二 委員  どういう関係なんでしょうか。
◎中村五郎氏 新しい歴史教科書をつくる会というのは,今から8年前,平成9年に創立総会を1月に開きましてできたものでございます。今は全国47都道府県隅々まで約50団体できておりますが,教科書をつくるという仕事はしておりません。
 以上でございます。
◆柏一二 委員  つくっていらっしゃらないけども,八つの教科書の発行会社があるなど,いろいろ教科書の発行に関して割合に詳しいんですが,私どもがお話を聞くところによると,つくる会ではそういう趣旨の本を出版はしないけども,いろいろ編集をされて,つくる会が大きな関与した教科書があるという話なんですけども。
◎中村五郎氏 私は本部の人間でございません。私は,新潟県支部の人間で,一会員でございますので,隅々まで全部精通しているわけでございませんが,私の知る範囲ではこの会が教科書会社の編集についていろいろ口出しをしたり,関与しているという事実は多分ないと思います。
 以上でございます。
◆柏一二 委員  私どもがいろいろ本を読んだり,関係する書類を読みますと,つくる会の教科書は出版会社があって,その会社が出版を引き受けた形になっております。その出版した会社の名前で登録をしているという内容なんですよね。要するに今言われたような内容を含んだ教科書はつくる会という教科書会社ではなく,出版を引き受けた会社の名前で登録されているという記事があります。それに相違ありませんか。
◎中村五郎氏 そういうふうにお感じになっている方は,この問題について非常に御熱心な方の中でも結構多いのではないかと思います。でも,私はそれは事実と違うと思います。多分そういうふうに密接,不離な関係というよりも,つくっている教科書会社が出している教科書が極めて私どもの団体の主張と一致している,ほとんどそのものずばり記載しているものですから,そういうふうな風評なりお話が出ているかと思います。
 ついでに申し上げますと,その1社以外の7社につきましては,随分長い歴史がありまして,特にその中でも二,三社は新潟県どころか,全国の教科書のほとんどのシェアを持っているような教科書会社でございます。ところが,その教科書は非常に問題が多いために,特に問題になったのが宮沢談話といいまして,宮沢喜一さんが内閣官房長官をやっておられたときに,官房長官談話を出したんですが,それが近隣諸国条項と言われているものでした。それがいいものならよかったんですが,とんでもない内容だったものですから,騒ぎが大きくなりまして,今日まで尾を引っ張っているという状態でございます。いろいろ話が長引くと悪いので,そういうきっかけでこの会が誕生したということでございます。
◆柏一二 委員  私が聞きたいのは,それも結構ですけども,私も民権通信という資料を見たんですけども,ここにはいろいろ書いてあって,つくる会の教科書は扶桑社が出版を引き受ける形になっているとなっております。そして,今お話を聞いても,つくる会の趣旨が入った教科書があると。そうしますと教科書をつくった団体とつくる会の関係というのは密接にあるわけですよね。つくる会の意思,今中村さんが言われたようなことが盛られた教科書が今検定を受けた中に入っているわけですよね。そうしますと,私が初めに言ったとおり,その教科書というのは,つくる会の考えを持った内容を含めた教科書が扶桑社という出版会社を経由して検定を受けている教科書になっているというふうに理解してよろしいでしょうか。
◎中村五郎氏 そういうふうに理解される方,それから私のように直接つながっている関係ではないんだというふうに考える方など,いろいろあろうかと思いますので,あえて私はそれを否定しませんが,私はそうではないと思っております。
 それで,ついでに申し上げたいことは,何が一番大事かといいますと,内容の問題でございまして,その他の教科書,今扶桑社という話が出ましたので,扶桑社と申し上げますが,そこが出している新しい歴史教科書,新しい公民教科書というものの内容が反対側から言わせますと非常に戦争賛美であるとか,あるいは右に偏っているとかというふうな御意見があるのを聞いております。でも,どなたがごらんになっても,いろいろ評価もたくさん出ているんですが,極めて客観的で,しかも戦争に対する,過去の日本の歴史についての否定的な文言もたくさん他社よりも厳しく載っているのが実際でございまして,戦争賛美なんてことは全然ありません。そのほか北朝鮮の拉致問題などを取り上げたのはその会社の教科書だけ,新しい歴史教科書が4年前に出した教科書に載っているだけでございまして,他の教科書会社は一社も載っておりません。そんな状況でございます。
◆柏一二 委員  ありがとうございます。そこで,今私がお聞きしたかったのは,請願項目に開かれた教科書の採択の中身を公表せいというのがあるんですよね。そういう請願をされたつくる会と新しい教科書の関連がはっきりしないんですよね。つくる会という会と,そういう内容を含んだ教科書をつくっておられる会社とは密接な関係があるということを確認したいので,ぜひお聞きしたいわけであります。
◎中村五郎氏 先ほど申しましたように,両方の考え方というか,いろんな考え方があると思います。ですから,委員がおっしゃいますような考え方を持たれる人も十分あると思います。別に私は否定しません。だけど,その問題がどういう意味合いを持つのかと考えますと,私から言わせますと問題ではないのでありまして,何が問題かというのは中身の問題でございます。中身につきまして先ほど図で申し上げましたけれども,実際は教科書地区協議会で教科書が決まるんです。この下の選定委員会というのがありますが,これは学校の現場の先生方と一部の方なんですが,ここが大問題でございまして,非常に全国で騒がれている問題なんです。極めて偏っている,あるいは我が国のことについてすべて日本は悪いと書いている。子供たちがとてもじゃないが自信や誇りを持てるような内容ではないというのが,今までの教科書でございます。
 以上でございます。
◆柏一二 委員  この話は,つくる会と扶桑社とは密接な関係にあるということを私は認識して,次の質問したいと思います。いいですね,それで。
◎中村五郎氏 必ずしも否定しません。
◆柏一二 委員  そして,お聞きしたいのは,教科書とは民主的なルールで教育委員会が権限を持って採択するとあります。そういう中で一教科書の特定の内容を主張する団体が議会に請願をして,そしてその決定が行政や教育委員会に波及するということについて,この趣旨からすれば,議会がそういう教科書の選定に一定の権力を行使するということは,中村さんが言われた公平なルールという観点から見ると,私はほかの業者から見てもルール違反だと思うんですけども,どうでしょうか。
◎中村五郎氏 私はルール違反とも全然思いませんし,これはどんな団体であっても,採択するもしないも市議会でお決めになることでありまして,請願,陳情を出すのはだれでも出せるものだと理解しております。
◆柏一二 委員  では,請願の採択の後,議会にどのような発言をしてほしいのか,どういうふうなことを期待するんでしょうか,請願した趣旨について。
◎中村五郎氏 私は市議会議員でございませんので,何とも申し上げられません。議会の皆さんが御協議なさいましてお決めになる内容でございますので,どうぞよろしくお願い申し上げますと言うだけでございます。
◆轡田朗 委員  この件名の中で,開かれた採択に向けての一層の推進に関するということで言われていますね。開かれた採択というのは,具体的にはどういうことですか。
◎中村五郎氏 資料の中の採択地区協議会の役割を見てください。現実には採択地区協議会が決定機関となり,下部機関が教科書候補を1誌または数誌に限定する絞り込みや順位づけをしたり,教職員組合等の介入を招きやすい学校票や教職員票をもとに採択するなど,採択権限を空洞化する状況が現在まで行われてまいりました。それが現状でございます。
◆轡田朗 委員  その点に関しては,平成13年のときに各地区の採択区における公開度に関するランクが出ましたよね。この新潟地区はどこに存在するか御存じですか。
◎中村五郎氏 そのことにつきましては不認識でございました。済みません。
◆轡田朗 委員  新潟はトップなんですよ。一番公開度が透明だと,この地区は。これ以上の公開度はないところに新潟は位置していたんです。したがって,この場において開かれた採択というふうになると,結局今言われているいろいろ内容的なものを問題にしてくるけど,この内容的なものというのはそれぞれ見解があります。ただこの請願の趣旨からすると,では開かれた採択というのは何をいうんですかということなんですよ。平成12年から13年に向けてどの地区がどういうランクに上がってきたかというのがあります。私は,その当時新津にいました。新津はもう少しランクが低かった。だけど,平成13年に上がったんですよね。そういう意味からすると,それぞれ開かれたという感じについては,オープンにして全部の教科書のさまざまな問題点を摘出して,全部見ているというランクになって,新潟というのは一番これ以上ないというランクになったんです。そうすると,この請願の趣旨というのは新潟市議会に出す意味というのはほとんどないんですよ。では調査員の中身を問題にするのか。協議会のシステムを問題にするのかというようなところだったら,それはまた別な話,あるいは内容についてこの部分が問題だというんだったら,それはまた別な話なんです。
◎中村五郎氏 現実に新潟市が今まで4年間使ってこられた歴史教科書,公民教科書は他社の6社とほとんど同じ東京図書だったか教育出版だったか,どちらかなんですが,ほとんど同列でございまして,かなり偏っております。それで,ルールを明確にしなさいというのは文部科学省が言っていることなので,ぜひルールを明確に決めていただいて,そしてそれを事前公表していただきたい。それから,事後についてもその結果が出たことについての公表ももちろんお願いしたいということでございます。
◆轡田朗 委員  この開かれたという請願の本題から言うと,新潟市議会に出すのは適切ではないというふうに思っています。参考に一つ聞きたいんですけども,今回採択してほしいと言われているその教科書は,前回平成13年のときに修正を要請されて現実に153カ所の修正を受け入れた,その教科書ということですか。
◎中村五郎氏 改訂版というのが今回出ておりまして,前回とはかなり内容も体裁もいろいろ変わりましたようでございます。現在展示会が開催中でございますから,皆さんごらんくだされば一目瞭然でございますので,そういうことと認識しております。
◆佐藤幸雄 委員  今轡田委員が言いましたけども,要旨の中に国家,社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物とか,るる書いてありますが,今のあなた方の活動は日本の歴史という流れの中で日本の歴史をしっかりと認識して日本の歴史教科書をつくってほしいというところに基点があるんですよね。
◎中村五郎氏 私どもが言っているのは,我が国の教科書は他国の教科書ではございません。日本の子供たちを育てるための教科書でございますので,そこのところにポイントを置いております。
◆佐藤幸雄 委員  今の教科書はいろんな面で従軍慰安婦だとか,その当時にあった言葉であるかないかわかりませんが,そういうものが記述されていたり,南京虐殺であれ,そういう史実と違うような認識,史実がどうであったか私は認識しておりませんが,少なくともあなた方はそういう認識で史実とは違ったものが記載されているので,こういう偏った教科書は子供たちに教えるべきでないというふうなお考えでつくられた会なんですよね。
◎中村五郎氏 今具体的にお話になりました南京大虐殺事件あるいは慰安婦強制連行なる言葉は,前回の教科書では扶桑社を除く全教科書が載せました。今回は,全社引っ込めたというふうに聞いておりまして,扶桑社効果とかと言われています。それは国会の政府答弁でも行われておりますが,事実ではない,つくり話が流布されたためにそういうふうになったんです。いろいろ政府与党の要人の人たちの対外的な発言の中身等々におきましても間違ったことがたくさんありまして,混乱はしたんですが,結論はそういう南京大虐殺とか慰安婦強制連行とかという事実はなかったということは今明らかでございます。それで今は載っておりません。
◆佐藤幸雄 委員  そうすると,その史実と違うようなことは,ほかの教科書は今回出ていないんですか。
◎中村五郎氏 その部分についてはです。
◆佐藤幸雄 委員  そうすると,先回4年前に私も結構教科書について勉強させてもらいましたけれども,現実的にさっき言われたような文言が入っている偏った教科書がなぜできたかというと,さっきあなたもお話しになっていましたが,調査員,それから選定委員,最終的には教育委員会が決定権限を持っているけれども,その過程の中で教育委員会が教科書を全部見て,それなりの公平の見方をしたかというところに疑問があったということなんですよね。
◎中村五郎氏 8社もある教科書会社が各教科の教科書を出すわけですから,それを全部精読する作業が本来できるわけがないんですが,非常に無理なシステムなんでけれども,なおかつそれが教育委員会の権限,責任であるというふうに規定されている以上,教育委員さんにおかれましてはどういう方法でもってしても,本当に学習指導要領に準拠したものを選出してもらわなければなりません。それが私どもの考えです。
◆渋谷明治 委員  この請願文書表の裏のページに,1,2,3と書いてあります。1は,中学校歴史教科書採択に当たってと,2は教育委員会において使用される教科書の何々と,3が適切な採択にかかわる審議環境の確保のためにとあります。私の考えからすると教育委員会において,今轡田委員が述べられた教科書採択事務の公開度が新潟の場合非常に高いということが,まず評価されていることが1点。しかし,子供全体にかかわる教育なので,公開を求めることについてはすべての国民や関係者が教科書はどのような形で採択され,どのような内容だったかということを知る上では非常にいいことなので,私はこの趣旨に賛成です。
 ただ,私がここで問題にしたいと思っているのは,1番の問題では,自覚を高めるとかありますが,これを聞いているとそのままのように思われますが,今教科書問題には二つの問題があります。一つは,従軍慰安婦の問題は8社とも全然扱っておりませんというふうにありますが,私はきのう8社の教科書を全部見てきました,歴史と公民の両方,2冊全部。これによれば,ちゃんと載っていますから,正確に見て,できれば正確にお知らせ願えればありがたいと思います。
 それから,拉致問題で言いますと,拉致問題を扱っているのは1社だけだと,こうあなたはおっしゃったんですが……
◎中村五郎氏 前回ですね。今回は,拉致問題はほとんど登場したはずです。そういうふうに聞いております。
◆渋谷明治 委員  せっかくそういうことで熱心におやりになっていらっしゃるんですから,これは私も見てまいりましたが,8社のうち,拉致問題を載せていないのはたしか3社だったと思います。あと5社は載っているんですよね。これは御存じではないですかね。
◎中村五郎氏 私もいろいろ本部からの情報等で認識している程度で,中身を精読しておりません。今御指摘の点は本当に申しわけなく思っております。ただ流れとしてはっきりしているのは,前回までは扶桑社だけがそういう拉致問題などを取り上げておりまして,今回は一斉に各社が慌てて取り上げて,取り上げないと文部科学省の検定に合格しないということになって大騒ぎをして載せたという状態になっております。
◆渋谷明治 委員  もう一度聞きますが,何を載せなければ文部科学省はその教科書を採用しないと言うんですか。
◎中村五郎氏 私は文部科学省の役人でもないので,文部科学省の採択基準というものはわかりませんが,間違いなく学習指導要領に準拠したものを選びなさいということは通達に明記してあるのを私は見ておりまして,これは間違いありませんので,その一言だけですべてが理解できると思うんですね。日本の子供たちを育てる教科書が日本のことはすべて悪いことばかり並べている。それが事実であれば書くべきですが,事実でないうわさ話,つくり話のたぐいまで載せる,あるいはセンター試験にもその問題が出題されまして,間違った答えを正解として出題したものですから,去年は大騒ぎになったわけでございますが,そういう経過がいろいろありました。要は日本の国の教科書でございますので,日本の国の子供たちが正しく健やかに育って,国際社会で役立つ人間になるような教科書をぜひ御採択いただきたいということでございます。
◆渋谷明治 委員  私は教科書にはできる限り憲法だとか法律だとか,あるいは条約だとか国民生活,世界の共通の常識,こういうものの資料などが添付されているのがすばらしい教科書だと思います。その点で言うと,あなたは扶桑社のことをおっしゃっているんではないかなと思っていますけども,この教科書はその点では他の7社に比べてどんな数値になっているかおわかりですか。
◎中村五郎氏 細部にわたって私も精読しておりませんので,お答えいたしかねます。
◆渋谷明治 委員  あと1点だけに絞ります。
 あなた方が出されている中で,気に食わぬことがあるんです。この請願文書表の3項目めになると思うんですが,こう書いてあるんです。前回全国各地で教育委員会や教育委員への不当な圧力が加えられ,中立,公平であるべき教科書採択がゆがめられましたが,そのようなことが再び起こらないため,適切な審議環境を確保する観点から,教育委員会の公開,非公開と,こういうふうにありますが,前回はどのような圧力があったというふうに認識されていますか。あなたの文章ですから,これはわからないわけないでしょう。
◎中村五郎氏 私が聞いております,あるいは見ている範囲で申しますと,全国各地で脅迫電話あるいはひどいのは放火まであったそうですが,教育委員等々の関係者に対する脅迫あるいは嫌がらせ,電話,投書等々が全国で渦巻いたというふうに聞いております。それは間違いない事実だと,私は認識しております。
◆渋谷明治 委員  今新潟のことで出ているんです。新潟ではそういう事実はあったんですか。
◎中村五郎氏 そのことは,私は聞いておりませんので,なかったのではないかと思いますが,わかりません。
◆山際敦 委員  私も勉強不足なので一つお聞きしたいんですけど,まず教科用図書検定と教科書検定とありますけど,一応8社すべてそれを通っているわけですよね。そうなってくると,明らかに偏っているとか,そういったことは言えないのではないかと思うんですけど,いかがでございましょうか。
◎中村五郎氏 私もそう言いたい一員でございます。文部科学省の一定の教科書検定基準というものがあって,それによって精査して検定合格という判こを押した以上は,そんなものがあってはならないはずなんです。それがまた今大問題になっておりまして,検定というものがありながら,事実内容は有名無実とは申しませんが,かなり検定では甘い作業が通っているという非難が相当あることを聞いております。
◆山際敦 委員  今お話をお聞きしますと,内容の記述の誤りをただすというよりも,何かかくあらねばならないというふうなお話に聞こえるんですけど。
◎中村五郎氏 私の言い方も非常に皆さんにお聞き苦しさを感じさせたと思いますが,私の個人的な考えを申しますと,日本の教育荒廃が叫ばれていて久しいんですが,この教科書問題も大きな問題でございますので,将来の国家,社会のために何とか最もいい教科書を選んでいただかなければならない,それだけの話でございます。
◆山際敦 委員  先ほどから最も適している教科書とか最もとおっしゃいますけど,最もということは1社に限定された言い方でよろしいんですか。
◎中村五郎氏 私は選ぶ側でありませんでして,最終的には新潟市教育委員会におかれては中学校歴史教科書あるいは公民教科書,それぞれ1冊ずつしか御選定にならないはずでございまして,決して複数ということはあり得ませんので,それは1社でございます。
◆小泉仲之 委員  今のところをお聞きしたいんですけれど,今中村さんからいただいたチラシを読みますと,平成17年度全国の教育委員会に採択ということで,扶桑社の改訂新しい歴史教科書を子供たちにという資料をいただいて説明を受けているんですけれど,これを参考にしてくれというんですけど,要するにこの部分をストレートに見ますと,この第1項目めの趣旨というのは扶桑社の教科書を採択してほしいということを要望しているんでしょうか。
◎中村五郎氏 公式にそういうことは申し上げられませんし,ここにつけましたのは委員の皆様の御参考になればと思いましただけでございます。
◆小泉仲之 委員  それと,新潟市の教育委員は,この議会の中で満場一致で委員の皆さんを選任しているわけですね。その一人ひとりの教育委員の皆さんは新潟市の教育について非常に熱心で,かなり高い見識を持っているということで議会の方で選任をしているわけです。そういう皆さんが教科書を選ぶわけでございますし,この間も選んできたわけでございます。ということを考えるならば,皆さんたちは新潟市の教科書の選択でどこかおかしい部分が今まであったいうふうに考えているのかということと,それから今後教育委員会でどうしていただきたいのかという,そういう明確な何かお考えがあるのかだけをお聞きしたいと思います。
◎中村五郎氏 御質問はまことにポイントを突かれた御質問で,私といたしましてはより具体的に明確にお答えしたいことはやまやまでございますが,ここは公の場でございまして,私が私見を挟むこともいけないし,また答弁する言葉につきましても相当の深い考えを持ってお答えしななければならず,軽率なお答えはできませんが,もちろん個人的にはいろいろ言いたいことがあります。しかし,再三申しますようにはっきりしていることは,8社のうちどの教科書が一番いいのか,私は教育委員さんという方は,人格高潔あるいは教育に関する識見が高いというようなことにつきましては,全国の都道府県教育委員会を初め市町村教育委員会,どの教育委員さんもそうでなければならないはずだし,特に新潟市の場合はそういう方がおなりであろうと拝察しておりますけれども,結果としまして,本当にいい教科書が選定されていたかどうかという結果だけを見ますと,必ずしもそういうことになっていないので,私はここでお願いをしているわけでございます。
◆中山均 委員  今の御発言で,私見を交えるつもりはないと,交えるわけにいかないというふうにおっしゃったんですけれども,ただ先ほどの答弁を聞いておりまして,1点気にかかったのは従軍慰安婦の問題で,つくり話が流布されて,前は教科書に全部従軍慰安婦,強制連行が載って,今回は引っ込めたというふうなお話がありましたけれども,そもそも事実として全教科書に従軍慰安婦が全部強制連行されたというふうには書かれていないですよね。強制連行というのは労働力を引っ張ってきたという意味で書かれているし,従軍慰安婦という言葉も使っていない教科書もあります。慰安婦という言葉は使っていますけどね。そういう人たちをこういうことに従事させたというような書き方をされています。でもすべての教科書がすべて従軍慰安婦という言葉を使って,すべて強制連行したというふうには書かれていない。そういう意味からいっても,そもそも言っておられる事実関係が僕は言い過ぎなところが結構あると思うんですよ。それで,国会答弁の件にしても,いわゆる奴隷狩りのようにしてかき集めろというふうに政府が指示した文書がないというふうに言っているだけで,陸軍省の文書とかで,例えば日本軍の兵士があちこちで強姦とかを働くから,慰安所を設置してちゃんとやらなければいけませんよという陸軍省の通達があったり,さまざまな資料がある。だから,歴史的な事実として,言葉はどうであるかは別にして,そのような形で従事させられた,もちろん政府直結の強制的な奴隷狩りをしろという文書は見つかっていないけれども,そういう現象があちこちにいっぱいあったことは事実です。それをあたかも全部つくり話が流布されてこういうふうになってしまったというような言い方については,おっしゃりたいことはわかるし,そこに論争があることも存じておりますが,そこは答弁の仕方として全部間違っているとか,史実に基づかないとかという断定的におっしゃられるのは少し不穏当ではないかと思うんです。
 僕はここで歴史論争をするつもりはないですけれども,そのあたりだけきょう御答弁いただいた御発言について,もし修正可能なら自分の御意見を曲げろというつもりはありませんが,自分の私見としてそういうふうにおっしゃったんだということを確認したいんですけども,いかがですか。
◎中村五郎氏 おっしゃる点は私見ではないということはありません。御指摘の点は多々あったかと思います。ただ私が申し上げたいことは委員の皆様方は御理解いただけると思いますので,ぜひともよろしくお願い申し上げます。
◆柏一二 委員  確認して終わりますけども,この問題は4年前に私どもの旧白根市議会でも論議しました。それで,教育委員会には正当な選択をしてほしいということで出てきたわけでありまして,公開制はあります。
 それで,請願の項目は三つあります。2点目の開かれた採択を創生する,ルールを公表するというのはいいですよ。私は,ぜひこれをやってほしいと思うんです。1点目については黙ってこのチラシを見るとそのとおりなんですよね。しかし,ほかにも教科書会社があるけども,こういうチラシを配ってやっている教科書会社はないんです,一つも。教科書を今展示していますけども,市民や皆さんに見てもらって教育委員会がこれから検討する内容を見てほしいということでありまして,しかしこういうふうに事前につくる会が教科書会社を選定して,この教科書を選べということを堂々と配って宣伝をしているというのは私は珍しいと思うんです。1の最も適した教科書というのは自明の理ですよね。そして,出版社の扶桑社とあなた方は密接な関係があって,一業者的な立場で請願を出しているということだと私は思うんですけども,1番はどうも特定の教科書を選定することということで,私は断じてもいいと思うんです。
そして,教育委員会の皆さんの良心に沿った教科書の採択について,このような事前運動が展開されるということ自体,私は異常なやり方だと思うんですよ。最も適している教科書は扶桑社の改訂版新しい公民教科書ということになるんでしょうか。歴史教科書となるんでしょうか。
◎中村五郎氏 先ほど皆様のお手元に出させていただきましたのは,委員の皆様方の御参考にまでと思って出させていただきましたが,これを作成した扶桑社の気持ちとしては,私の推察では,はっきり言うと自信があるということではないでしょうか。我こそはという自信にあふれた言い方ではないでしょうか。そういうことで出しておりまして,普通の物品販売のようなことではなくて,そういうサイドから出ているものと私は理解しております。
 以上です。
◆柏一二 委員  このチラシは扶桑社がつくったのではないんですよ,つくる会がつくったチラシなんですよ。ぜひその点はお間違いなく。
 もう一点は,3点目の公開,非公開を適切に判断しというのはどういうことでしょうか。そうすると,公開もある,非公開もあると,区別をせいということなんでしょうか。そうしますと,公開すべきはどの点,非公開はどの点を非公開とするのか,提出者としてはどういうことを言われたいのか,判断の基準についてお尋ねします。
◎中村五郎氏 文部科学省が通達を出しているはずでございますので,私どもはそれに準拠されていればいいと思うんです。従来は,全国の市町村で行われていたことは必ずしもそれが遵守されていないという現実が数多く見られたというふうに聞いております。新潟市はわかりません。
◆柏一二 委員  今現実は非公開ですので,公開して開かれた採択をするというのは,私は賛成です。しかし,3点目のこの中には,公開,非公開を適切に判断しとあるんですよね。そうすると公開も非公開も適切に分けてやれということになっていますよね。あなたが言われるのは,公開も非公開もあってもいいという使い分けをするわけですよね。そうすると圧力があった部分は非公開になるし,公開してもいい部分は公開するということで,結果的には非公開の部分が多くなると思うんです。その判断する基準をどの点に置いているのか,お尋ねします。
◎中村五郎氏 大変申しわけございません。提出しました文書も必ずしも完璧な文書とは言えません。私もこの文書の作成にかかわっていなくて,たまたまきょう出席いたしまして,その御指摘の点は,そう言われてもやむを得ないなという面も感じられます。完璧でもございません。ただ言わんとするところは,皆さんから御理解いただいたと思いますので,何とぞ委員の皆様方のお力でぜひすばらしい選択をお願いしたいと思っております。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第26号の趣旨説明を終わります。説明者の方は大変御苦労さまでございました。
 次に,請願第27号「北朝鮮による拉致事件を初め,人権や国家主権について最も詳しく記述し,学習指導要領に最も合致している中学校公民教科書の採択を求めることについて」趣旨説明を受けたいと思います。
 説明者を御紹介します。
 子供を守る親の会,新潟県連絡協議会事務局長の藤崎孝子さんです。
 説明者の方は席にお着きください。
 本日は,趣旨説明においでいただき,ありがとうございました。
 説明は,おおむね5分程度でお願いします。
 また,説明者の方は,発言に当たっては挙手をお願い申し上げます。
 それでは,藤崎さんお願いします。
◎藤崎孝子氏 趣旨説明をさせていただきます。
 中学校の学習指導要領,公民的分野の目標の一番初めに掲げられておりますことは,個人の尊厳と人格の尊重の意義,特に自由,権利と責任,義務の関係に広い視野から正しく認識させ,民主主義に関する理解を深めるとともに,国民主権を担う公民として必要な基礎的教養を培うとあります。また,国際的な相互依存関係の深まりの中で,世界平和の実現と人類の福祉の増大のために各国が相互に主権を尊重し,各国民が協力し合うことが重要であることを認識させるとともに,自国を愛し,その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させるとあります。私たちが子供の公民の教科書,または授業において学んでほしいと願うのはまさにこのことであります。公の心をつくるという大切な学びに,だれの目から見ても明らかに人権の侵害であり,国家主権を侵され,今現在も解決することができないこの拉致問題を簡単に扱うのではなく,防衛,外交,領土にもかかわる多角的な表記がなされている教科書を選んでいただき,子供たちに学ばせることが全国でも拉致認定者の一番多い新潟で暮らす者として当然の願いであると思っております。また,国家間の相互の主権の尊重と協力との関連で,国旗及び国歌の意義並びにそれらを相互に尊重することが国際的な儀礼であることを理解させ,それらを尊重する態度を育てるように配慮することと学習指導要領にあります。国旗,国歌に対する意識や態度は,主権国家であればどの国も真剣に教えていることであります。自国の国旗や国歌に対して,誇りを感じることができるように教育するのは,公民においては重要なことであり,絶対に必要なことであります。国際の場においても礼を失するような振る舞いがなされないためにも,しっかりと国旗,国歌の意義を教える教科書を選んでいただけるよう強く願いまして,ここに請願をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○渡辺均 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。
◆渋谷明治 委員  私も中地区で,代表の方も中地区でいらして非常に親しみを感じますが,何点かについてお伺いをさせていただきたいと思います。
 拉致問題を扱っている教科書はさっきの方は1社,扶桑社だけだとおっしゃった。おたくさんは8社のうち何社がそれを取り扱って,それでその中のどの会社が一番丁寧に拉致問題の扱いをしているというふうに御認識されているか,おわかりでしたらお願いしたいと思います。
◎藤崎孝子氏 答えになるかどうかわかりません。新潟のこの地で拉致問題があったことを取り上げている会社はたくさんあると存じております。教科書展示会に行かせていただきました。何社か取り上げておることは認識しております。その中で,例えば軽く触れるだけということではなく,きちんとこういう角度も,こういう角度もというふうに触れていただける問題であると認識しておりまして,そういう教科書が選ばれることが望ましいのではないかと思って請願させていただきました。
 以上です。
◆渋谷明治 委員  教科書については,私も一生懸命勉強させていただきました。その中で,拉致問題を扱っていない会社は8社のうち3社,それから5社は扱っている。その中身で言いますと,1ページのほんの隅にちょっと載っておったりするのは帝国書院です。それから,日本書院はなし,清水書院もなし,それから教育出版は写真,コラムでちょっと出ていました。それから,大阪出版はなし,東京書籍は165ページ,日本……
○渡辺均 委員長  なるべく簡潔にお願いします。
◆渋谷明治 委員  大事な話ですから。扶桑社の方は丁寧なんです。表紙のすぐ後に写真が2枚あって,先ほどの方が配付されたチラシに出ていますように横田めぐみさんのパンフレットの紹介が出ておって,人権の項で,なお登場すると。そのほかに143ページにまた写真,コラム入りと。これが一番丁寧なので,この教科書が一番適当ということですか。
◎藤崎孝子氏 今御説明いただいたものを聞かせていただきましても,扶桑社はすばらしいと思います。
◆渋谷明治 委員  次に,国歌,国旗というのが出ていますが,これも大体各社は2ページ載せているんですよね。今私が指摘した会社だけは,3ページにわたってコラム入りで竹島問題の写真も含めて取り扱っている。これも,この教科書が一番群を抜いているんですが,これは提出者の考えと合致するんでしょうかね。
◎藤崎孝子氏 端的に驚いてしまったんですが,扶桑社の方ですかとお聞きしたいぐらいの説明をいただきまして,私は今のを聞いても,この請願で言わせてもらっていますことの内容が,そのまま扶桑社の教科書に出ているのであれば,そういう教科書を採択していただきたいなと思います。
◆渋谷明治 委員  最後に先ほどの方にも私は述べたんだけど,拉致問題とか国旗,国歌だけでなくて,すべての教科書が取り扱う日本国憲法,大日本国憲法,教育基本法,労働基準法,障害者基本法,環境基本法,同和対策審議会答申,国際連合の憲章,それから日米安保条約,これらはすべての教科書8社とも全部内容はいろいろありますが,取り上げている。
 それで,この子供を守る親の会の性格からして,1点だけ気になることがあるんです。それは,子どもの権利条約の問題です。他の7社は全部この条文がある。しかし1社だけないんですよ。あなたの会がほかの点ではいいなというふうにおっしゃっていらっしゃるんですが,その教科書にはこれがない。これぐらいは少なくとも教科書に入っているとよかったなと思うんですが,その認識はありますか。
◎藤崎孝子氏 委員の方が子供を守る親の会という名称でどのようなイメージをお持ちかは,今のでよくわかったんですけれども,私どもが子供を守る親の会として活動させていただきますのは,公の心を育てる,そういうことが大事であるのではないかと。権利は本当に大切なことだと思います。それと並行して義務,責任,そういったものが大事なのではないかと,そう考えて活動させていただいています。ですから,子どもの権利条約とおっしゃいましたが,それを第一番に挙げさせていただく会ではございません。その御認識でよろしくお願いいたします。
◆轡田朗 委員  子供を守る親の会は,私は聞きなれなかったんですけども,新潟県にどのぐらいの数の方がおられて,具体的に日常の活動というのはどんなことをされているのか,お聞かせください。
◎藤崎孝子氏 活動を考える者は200名ほどございます。その中で,子供を守る親の会といいますけれども,お子さんのいらっしゃらない方ももちろんいらっしゃいます。具体的な活動といいますのは,小さな勉強会といいますか,そういったことを繰り返しながら何が一番必要なんだろうか,いいんだろうか,そういうことを身近に話ができるようにしていきたいというような会でございます。ですから,こうやって請願を出させていただくのも大それたことのように思うんですけれども,今この時期にさせていただきたいということで,皆の意見が固まりましてこういう形にさせていただいています。
◆轡田朗 委員  今の子供というのは,私は大変だと思うので,そういう意味では子供というのは全般的に被害者という感じがするんですけども,そういう中で子供を守るというふうにそういうトータルな名前をつけると,ほかにもさまざまな問題意識あるいは問題の運動というのがあると思うんですけれども,その辺というのは具体的に何かないんですか。例えばこういう問題を絞り上げていく過程の中で,現実子供というのはあらゆるところから被害を受けているわけで,そういうのに対するさまざまな問題というか,運動というか,どこに対してどういうことをやっているんだというようなことはないんでしょうか。
◎藤崎孝子氏 今おっしゃられた内容で,具体的にこうしているとお答えするような内容はないかと存じます。問題として考えていることはさまざまありますけれども,具体的にどこをどうしているかということは,今お目にかかっているこの請願が一番でございます。
◆轡田朗 委員  これを絞り上げたということですか。
◎藤崎孝子氏 そうです。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第27号の趣旨説明を終わります。説明者の方は本当に御苦労さまでした。
 次に,請願第28号「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し,BSEの万全な対策を求める意見書の提出について」趣旨説明を受けたいと思います。
 説明者を御紹介します。
 食とみどり,水を守る新潟県民会議事務局次長の宮崎靖さんです。
 どうぞ席にお座りください。
 本日は,趣旨説明においでいただきまして,大変ありがとうございます。
 説明は,おおむね5分程度でお願い申し上げます。
 また,説明者の方は発言に当たっては,挙手をお願いします。
 なお,説明者より説明資料を配付したい旨の申し出がありますが,いかがいたしましょうか。
配付することに御異議ありませんか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  それでは,資料を配付します。
 (別紙資料「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し,BSEの万全な対策を求める請願について」配付)
○渡辺均 委員長  それでは,宮崎さんお願いします。
◎宮崎靖氏 貴重な時間よろしくお願いいたします。
 それでは,今ほど資料を配付させていただきましたので,A判の用紙になりますけれども,そこに私が本日述べたいことを記載させていただきましたので,読み上げさせていただきたいというふうに思っております。
 大きく分けて2点の項目を請願項目とさせていただきました。1点目につきましては,米国産牛肉の輸入再開問題についてでございます。米国産牛肉の輸入再開に反対する立場でお願いをしたいというふうに思っております。今アメリカから牛肉及び牛肉加工品の輸入がストップしています。これは,2003年12月にアメリカでBSEの感染牛が確認されたからです。今現在2頭目が発生したのではないかという情報もマスコミを通じて情報を得ております。日本はBSEの発生国からの輸入はすべてとめています。BSEについては未解明の部分が多く,しかも昨年12月には国内で初めて変異型クロイツフェルト・ヤコブ病を原因とする死者も発生をしております。こうした中で米国産牛肉の早期輸入再開をアメリカ政府は迫っております。しかし,米国産牛肉には次のような問題があり,私たちは拙速な輸入再開に強く反対をしております。
 項目として,一つ目です。BSEの検査は,アメリカではたった1%以下しか行われていないということです。米国には1億頭もの牛がいて,毎年3,500万頭規模の屠畜処理がされております。そのうち昨年BSE検査が行われたのは約20万頭で,全体の1%以下しかありません。それも主に病気が疑われるもののみです。来年度は検査頭数を減らすとも伝えられております。安全対策を強化する予定もありません。
 二つ目の項目として,牛の月齢がわからないということです。米国では,牛の生産や流通の履歴がわかるトレーサビリティー制度がありません。いつ生まれたのか,月齢が不明です。そのため,肉質や骨化の状況などを検査官が見て月齢を判定するという仕組みを米国側が提案をし,日本も科学的検証が十分なされないままこれを受け入れました。しかし,人間が短時間で正確に月齢を判断できるかどうか疑問視をされております。
 三つ目です。日本とは違う特定危険部位の処理です。BSEの原因である異常プリオンは牛の特定の部分に蓄積すると言われております。日本では屠畜されるすべての牛の脳,脊髄,回腸遠位部,扁桃腺を特定危険部位と定義し,その除去を行い,焼却処分されております。米国でもこれらは特定危険部位と定義をされ,除去を行っておりますが,30カ月齢以上に育った牛に限られております。もし日本で発見されたような30カ月齢以下の若い牛に感染が起こっていても,全頭検査も危険部位の除去も行われておらず,流通してしまう危険性がございます。
 四つ目です。いまだに肉骨粉が飼料として流通しております。アメリカでは除去された特定危険部位は処分されず,BSE感染源と言われる肉骨粉の原料にされております。肉骨粉は牛の飼料とすることは禁止をされておりますが,豚や鳥,ペット,魚に与えられることは認められております。そのため,飼料の製造や運搬の過程で危険な肉骨粉が牛の飼料にまじってしまうおそれがございます。また,肉骨粉が入っている飼料は国内向けには牛その他の反すう動物には与えてはならないという表示が義務づけられておりますが,輸出向け飼料には表示は義務づけられておりません。アメリカ議会の見張り役である米国会計検査院,GAOの監査報告でも飼料の規制が不十分だという報告がなされております。
 消費者は選ぶことができません。米国産牛肉の輸入を認めて消費者の選択に任せるべきだという意見もございます。しかし,外食や給食などに使用された場合は原産地表示の義務がなく,選択の余地はございません。アメリカのための日本の検査見直し,これは2番の項にもかかわることかと思いますが,日本は20カ月齢以下の牛を検査の対象から外すことになりました。しかし,日本の牛肉は8割以上が20カ月齢以上で,多くは検査を引き続き行うことになります。検査を行う現場から線引きをすることで,作業が煩雑になるとの声も上がっております。一方,輸入される米国産牛肉の約9割が20カ月齢以下の牛です。検査の基準を見直すことは,結局アメリカからの輸入のための対策ではないかと思われます。
 二つ目の項目として,日本のBSE対策についてです。私どもは,全頭検査を継続して万全な対策を継続していただきたいということを求めております。BSEは,いまだ未解決の部分が多く残されています。食品安全委員会の中でも特定危険部位の除去に関する監視体制の構築,牛を屠畜する際のピッシング,このピッシングは屠畜の際に失神させた牛の頭部にワイヤー状の器具を挿入して脳神経組織を破壊する作業で,危険部位の脳や脊髄が漏れ出すおそれがございます。これの廃止,飼料対策を含めた対策強化がこれから実施される予定であり,月齢見直しはこれらの一連の対策の実効性が確認された後に行うのが合理的判断であると主張する科学者もいらっしゃいます。さらに,検査緩和を行うと若齢牛での検査ができずに検査感度を改良する技術開発にも支障が出てくることが予想されております。全頭検査の緩和を行うことは時期尚早であり,全頭検査の継続が必要だと思われます。ぜひ御理解をいただき,御了解をいただければというふうに思っております。
 これで説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○渡辺均 委員長  この際,委員の方で説明者にお聞きすることはありませんか。
◆大島甚一郎 委員  総じておっしゃっていることはよくわかるんでございますけれども,今アメリカ産牛肉の輸入をやめてから,経済的な影響というのはどういう御認識でいるかということを一つお願いします。
◎宮崎靖氏 経済的な影響というのは確かにあるかとは認識をしておりますが,私どもは安全性を第一に考えております。
◆大島甚一郎 委員  ここに迅速な輸入再開に反対しと言っているんですけども,私は逆に万全な対策の方が急務だと思うんですよ。万全な対策ができて輸入するという考え方の方が正しいと思うんですが,どうですか。
◎宮崎靖氏 そのとおりだというふうに思います。アメリカ国内においても日本と同じような対策をとっていただき,ここで指摘させていただきましたけれども,いろんな問題点がございますので,そこを改善していただいて,それをアメリカがやっているんだということが証明されれば,アメリカ牛が輸入されてもよろしいかと思っております。
◆渋谷明治 委員  なかなかよくまとめて御説明いただいてありがとうございます。私も常々そういう立場なんですが,平成17年6月12日に各社が報道しているんですけども,アメリカでBSEの疑いの感染牛が確認なら2例目という記事はごらんになったことがございますか。
◎宮崎靖氏 はい。見させていただいております。
◆渋谷明治 委員  そこで,農林水産省によると米国が昨年6月に体制を拡充した検査で,一たん感染の疑いが出たが,確認検査で白と判定された牛3頭について,日本などで用いられている別の方法による再検査を実施した結果,1頭が再び疑いのある牛と判定される異例の経過をたどったと,最後の方に農林水産省によるとこの牛は既に焼却され,食品としては流通していないと述べた上で,正常に歩けないへたり牛だったとしているだけで,感染が確認されるまでは牛の発見場所や年齢などは公表しない方針だというふうになっている。これをごらんになったと言うんだけども,アメリカの検査と日本の検査の違いがもしわかれば教えていただきたいのと,それから最後の農林水産省が述べていることがその後に進展があったのかどうか,要するに感染が確認されるまでは牛の発見場所や年齢など公表しないという方針が今でも堅持されているのかどうか,もしおわかりでしたらお願いします。
◎宮崎靖氏 1点目の御質問の検査方法でございますけれども,専門家でございませんので,勘弁いただきたいんですが,私の知る限りで御回答したいと思いますけれども,一つ目はエライザ法という検査で1次検査をしております。これでは陽性の疑いがあるということでございました。それで,二つ目の検査として免疫組織科学的検査で確認をした場合では,陰性だったということでございます。それで,アメリカではこれは問題ないということにしていたようですけれども,3番目にアメリカの農務省の監査局,OIGというところだそうですけれども,ここの勧告でもう一度検査ということで,また別な方法のウエスタンブロット法という検査をしました。それで陽性が出たということでございます。
 日本の制度で言えば,これは完全なBSE牛です。ただアメリカの検査は日本と違いますので,まだ疑わしいということになっています。そこで,アメリカの研究所で今検証中ということで,今月末ぐらいをめどに結果が出るのではないのかというふうに聞いておりますが,いまだに結果が出たというふうには聞いておりません。
 2点目の御質問の農林水産省の考え方については,私は存じておりません。
○渡辺均 委員長  ほかにございませんでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第28号の趣旨説明を終わります。説明者の方は御苦労さまでした。
 次に,陳情第31号「遺伝子組み換え稲の栽培実験中止を求める要望及び意見書の提出について」趣旨説明を受けたいと思います。
 説明者を御紹介します。
 新潟県総合生活協同組合執行役員の長谷川均さんです。
 説明者の方は,席にお着きください。
 説明は,おおむね5分程度でお願い申し上げます。
 なお,説明者より資料を配付したい旨の申し出がありますが,いかがしましょうか。
配付することに御異議ありませんか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  それでは,資料を配付します。
 (別紙資料「「遺伝子組換え稲の栽培実験中止を求める意見書」提出を求める陳情書」配付)
○渡辺均 委員長  それでは,長谷川さんお願いします。
◎長谷川均氏 皆さん,長時間本当に御苦労様でございます。御紹介いただきました新潟総合生協の執行役員をしております長谷川と申します。こういう陳述の機会をいただきましたことを心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。きょうの陳情の趣旨を,少しお話をさせていただきたいと思いますが,5分間ということでございますので,なかなか要点を伝えることが難しいかもしれませんけれども,精いっぱい努めさせていただきたいというふうに思っています。
 私たち総合生協は,県下35万人ほどの組合員で組織している消費者団体としての生活協同組合でございます。陳情は,現在進められつつある上越市稲田における独立行政法人北陸センターにおいての遺伝子組み換え稲,カラシナ由来の抗菌性たんぱく質を持つ複合耐病性稲の野外の圃場実験についての中止を求める意見書の採択をお願いしたいということでございます。
 私たち消費者は,特に食の安全,安心ということで真剣に取り組んできた歴史を持っていますけれども,なぜこの米どころ,優良産地である新潟県において,そしてまただれも望んでいない遺伝子組み換え稲なんでしょうか。皆さんも御承知のとおり生協やスーパーなどにおいてお米を初めしょうゆ,豆腐,納豆,みそ,さまざまな商品にしっかり表示をして,資料の最後の方にも新潟市で表示を求める意見書採択を平成9年にやっていただいております。全国的に消費者の意識が遺伝子組みかえ作物の人体に対する安全性,環境に及ぼす生態系に対する影響,こういったものを懸念して,そしてそういうものは当然消費者は買わないというような形ですべての商品に表示をして,我が社のものをぜひ買っていただきたいというようなことを訴えているわけであります。
 そういう状況の中で突然4月29日に第1回の北陸センターでの説明会があり,そして5月31日に県下の多くの生産者,農家の皆さんや消費者の反対にもかかわらず,第1回の田植えを強行いたしました。この第1回目の田植えは,青刈りをする稲でございますが,これから6月下旬に実施されようとしています第2回目の田植えは,北陸センターはプレスリリースも出さずに,今度は花を咲かせて実をとるという実験を行おうとしています。その田植えを何としても中止をしていただきたい。まだ日にちは確定しておりませんけれども,そういう状況でございます。
 私たち消費者の団体の社会的な責任として,県下の生活協同組合,総合生協だけではなくて,ほかの市民生協さんであるとかさまざまな団体に呼びかけて,また反対をしている多くの農家の方々や消費者から集まっていただいて,予想を上回る300人近い方が出席して新潟市内でもシンポジウムを開催してきたところであります。消費者の素朴な疑問といいますか,今環境への生態系への問題とか人体,生物,そういったところへの影響についても懸念をされている遺伝子組みかえ稲を,わざわざ米の優良産地である新潟県でやらなければならない必然性は何もないというふうに思っております。この間の北陸センターの説明では,依然とそこに対する疑念が払拭できない。ましてことしは,農協初め県が推奨しているBL品種の導入年度でございまして,消費者サイドからするとそれとこの上越の遺伝子組み換え稲が混同して,BL品種はもともと戻り交配ということで自然交配なわけですけれども,そういう風評被害も出始めているというような状況でございまして,全国的にも大変注目されています。資料にもつけておきましたけれども,上越からお米を買っている生協,77万人ほどの組合員を持つ首都圏コープ事業連合なども反対の意見書を北陸センターに提出して警鐘を鳴らしています。全国的な注視の状況になっていますので,ぜひ委員の皆さんから慎重な御審議をいただいて,ぜひ陳情を採択いただいてセンターの方への要望書,また環境省や厚生労働省に対しては,意見書を提出いただくことをお願いしたいと思います。
 以上です。
○渡辺均 委員長  この際,委員の方々で説明者にお聞きすることはありませんか。
◆大泉弘 委員  不安は当然それぞれあるかと思うんですが,ここにも書いておられますが,新潟県は,いもちに抵抗性のある種もみに全部切りかえて新潟県産のコシヒカリを特定できるようにして今やっているところであります。今言われたように自然交配というのは,まさにそのとおりでありますけども,遺伝子組みかえについて私ども議会でも薬科大学の教授からいろいろ説明をしていただいた経緯がありまして,果たしてすべてが危険かということになりますと,その辺をどう判断するのかはそれぞれ立場があると思うんです。何年もかけて自然交配をする経過よりも,例えばカラシナのそういう抵抗性を組み込むことによって害のない,しかも農薬を使わなくても済む,そういう水稲ができたら,つくる方も非常につくりやすい,また自然環境についても環境破壊にならないと思うんでありますけど,その点についてはどう思われますか。
◎長谷川均氏 私はもちろん研究者の皆さんが実験に頑張っていただいていることを否定するものではないわけですけれども,いよいよ屋外実験ということで,私は田植えの日にも行ったわけですけれども,ただ金網のフェンスが張ってあるだけであって,一般のこの辺の田んぼと全く変わりがない状態の中で実験が行われるという状況です。今までは屋内での実験だったわけですけれども,その安全性なども人工腸液とか胃液がたんぱく質に分解するというような安全性の面からの実験なども,ただそれ一つなわけですよね。もっともっと屋内での実験がされるべきだというふうに私たちは思っています。そういう中で初めて屋外の実験ということで,余りにも貧弱な屋内での実験の実績の中で,そこでのリスクが当然生じている部分についても開示がなされていないというような状況もございます。そしてBL品種の風評被害も混同されたりというような状況もございます。そういう点で泉田知事や,また農協中央会の資料もつけておきましたけれども,柳澤会長のコメントや上越市の皆さんの危惧,疑念が新聞等でも報道されているとおり,大変重要なのではないかというふうに思っておりますので,何としてもそういう不十分な中での実験は中止をしていただきたいという立場でございます。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で陳情第31号の趣旨説明を終わります。説明者の方は大変御苦労さまでございました。
 ここで協議会を休憩し,委員会を再開いたします。(午前11:43)
 続いて,順次審査を行います。
 初めに,請願第26号「新潟市の中学校教科書選定と開かれた採択に向けての一層の推進に関することについて」審査を行います。
 ここで,審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございませんでしょうか。
◆山際敦 委員  1点お聞きしたいんですけど,この請願の2項目,3項目では使用される教科書採択事務に関するルールの公表など審議の公開,公表を求めているんですけど,現状はどのようになっておりますでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  公開についてでございますが,現在新潟市では採択終了までは委員でありますとか,その採択の審議内容でありますとかは非公開にしておりますが,採択後はすべて情報公開によって公開しております。
◆山際敦 委員  採択が終わった後は議事録もすべて公開しているということでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  すべての議事録を情報公開によって公開しております。
◆渋谷明治 委員  先ほど請願人からるるございましたが,第1の問題は両名あるいは以前に出ている請願も含めて,請願人の説明によれば1社に絞った教科書が適当というふうにとれる請願書になっていると思うんですが,その辺の認識はどのように感じられましたか。
◎伊藤充 学校指導課長  請願は国民の権利でありますので,請願の適否につきましては,委員会で御審議いただくものと考えております。
◆渋谷明治 委員  二つ目の請願の子供を守る親の会の藤崎さんという方のとき私が8社の教科書の中身を全部述べたときに,1社の教科書が最もふさわしいという,2項にわたってその旨を述べていらっしゃる。そうなってくると,あなたは論議するのは自由ですよと言うんだけども,ここでもし採択されればその1社に絞りなさいと,このことが最も妥当だというふうに述べているわけだから,そういうことを議決することになってしまうということになりませんか。
◎伊藤充 学校指導課長  今は請願第26号だったでしょうか,それとも……
○渡辺均 委員長  第26号です。渋谷委員に御確認しますが,それは26号ということで御質問なされたんでしょうか。
◆渋谷明治 委員  それでいいですよ。
◎伊藤充 学校指導課長  請願第26号にあります1社に絞るというふうなことにつきましては,1にかかわっていたというふうに考えておりますが,指導要領に書かれていることについて最も適している教科書を選定することという請願でございます。今回検定された教科書はすべて文部科学省の検定を通った教科書でありますので,すべてが指導要領にかなっているというふうに考えておりますので,適正にその採択業務をやっていきたいと考えております。
◆渋谷明治 委員  課長がどういう認識をしようが,それは構いませんが,新しい歴史教科書をつくる会のメンバーがあなたのところへこの資料を持って行っているかどうかわからないけども,平成17年度夏,全国の教育委員会にて採択,○○社の改訂版新しい歴史教科書を子供たちの手にというのがありますよね。これは明確にこの1社に絞ったものというふうになりはしませんか。
◎伊藤充 学校指導課長  今見させていただきましたばかりでありますが,このような形でそれがどのような教科書会社にかかわるのかにつきましては,どうこう申し上げることはできませんけれども,とにかく私どもはすべての教科書が検定を通ってきた教科書だというふうにして考えております。
◆渋谷明治 委員  次の問題なんですが,教科書を選ぶときに白表紙といいまして,会社名は一切つけないでやる。これがそれなんですが,これは18年度版白表紙の新しい歴史教科書,こっちは18年度版白表紙新しい公民教科書,この冊子が全国に無料でばらまかれて文部科学省から再三再四注意を受けているということについては御存じですか。
◎伊藤充 学校指導課長  文部科学省でも事前にそのような形で配付することについては,好ましくないとの指示を出していることは知っております。
◆渋谷明治 委員  この会社が注意を受けたことについては承知していますか。
◎伊藤充 学校指導課長  それにつきましては承知しておりません。
◆渋谷明治 委員  国会でも問題になっている話ですから,今度改めて国会の議事録を見て参考にしていただければ幸いに思います。
 次の話ですが,この教科書を1点に絞ってやるということに関して言えば,教育基本法,それから学校教育法35条,中学校は小学校における教育基礎の上に心身の発達に応じて中等普通教育をすることを目的とするというふうに書いてあって次の36条につながっていますが,こういう規定,それから地方教育行政の組織及び運営に関する法律の3章には,教育委員会及び地方公共団体の長の職務権限として23条の5号,6号で,学校の組織編制,教育課程,学習指導,生徒指導及び職業指導に関すること,教科書その他の教材の取り扱いに関することというふうになっております。教育基本法10条は申し上げることはございません。これは,再三再四議会で問題になっているからおわかりだと思います。問題は,こういう公平性を保つというふうになっていることからして,もしこれを1点に絞ってこの会社のものを採用するということになってくると,独禁法違反にもなるのではないか。独禁法がどう述べているかというと,教科書業における特定の不公平な取引の方法を定めていて,その第1,2,3の項目の中で教科書の発行を業とするものが直接であると間接であるとを問わず,他の教科書の発行を業とするもの,またはその発行する教科書を中傷し,その他不正な手段をもって他のものの発行する教科書の使用または選択を妨害することを禁じている。これもその一つですよね。
 それから,もう一つは,他のものはだめで,これだけを押しつけることは,この独禁法にも触れることになるんですが,その辺の認識はいかがでございましょうか,お伺いをいたします。
◎伊藤充 学校指導課長  このような形で請願をすることについての法律的な見解かというふうに思っておりますが,全国的にほかの市町村でもこのような請願について採択されたことがあると聞いております。それからそれについて司法によって違法性が問われたというふうなことは聞いておりませんので,違法であるというふうには私どもは現在考えておりません。
◆渋谷明治 委員  あなた方が教科書を選ぶんですよね。そのときにこういうやり方はいかがなものかというふうに聞いているんですよ。
◎伊藤充 学校指導課長  さまざまなところで,さまざまな議論をしていただくことがいいことでありますし,また我々は常に公正,厳正に教科書採択事務を進めていきたいと考えております。
◆渋谷明治 委員  その答弁はすばらしい答弁である。そこで,あと2点だけに絞って質問しますが,公民教科書と学習資料の法令についての参考資料を委員会にお配りいただいた上で,お聞きしたいと思います。
○渡辺均 委員長  ここでお諮りいたします。
 渋谷委員の方から皆様方に資料をお配りしたいということですが,よろしいでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  では,お配りさせていただきます。
 (別紙資料「公民教科書と学習資料の法令」配付)
◆渋谷明治 委員  お配りいただいてありがとうございました。2人の趣旨説明者にも伺ったんですが,子供たちの教科書ですから,できる限り資料も多く,余り多過ぎて入らないと困るんですけども,その辺私はどう判断していいか,正直に言ってわからないです,素人ですから。多ければ多いのがいいのか,それとも抜粋したのがいいのか,それは教育委員会が判断する,専門家が判断することなんですけれども,私ども素人からするとできるだけたくさんの資料を子供が目に触れられるような教科書が望ましいのではなかろうかなというふうに思っています。この資料にある教科書はそれぞれ検定を合格しているわけなので,私どもはこの一番右側の丸の少ない教科書を選べとか,あるいは一番丸の多い教科書を選べということは,専門家でありませんから述べるべきではない。あくまでも教育委員会は教育基本法とか,あるいは学習指導要領だとか憲法だとか,そういう精神で今までやってこられたんだろうと思います。その立場をしっかり踏まえて今ここで判断せいと言ったって,私どもにはどうにも難しいんですが,その辺は今展示されているわけで,そこで判断してあくまでも公平で子供に最もふさわしい教科書の選定をすべきだと思うんですが,そういう考え方で間違いないでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教科書につきましては,さまざまな観点から分析を重ね,公正,厳正に採択事務を今後も行っていきたいと考えております。
◆轡田朗 委員  二つだけ。一つは,検定でチェックされた箇所が前回幾つぐらい出たか,わかったら教えてください。
 二つ目は,新潟採択区で,先ほどから出ているおどかしの電話だとか,さまざまなそういう事例があるのかないのか,あればどのぐらいあるのか。
                 (「休憩」との声あり)
○渡辺均 委員長  それでは,この後審査が長くなるようでございますので,ここで委員会を休憩し,午後1時に再開したいと思います。(午後0:01)
                   (休  憩)
○渡辺均 委員長  それでは,委員会を再開いたします。(午後1:00)
◎伊藤充 学校指導課長  先ほど質問がありました修正箇所の件についてでございますが,新聞の記事によりますと一番多く修正を受けた教科書は124件,そして75件の検定意見に従って修正が実施されたということでございます。
 それから,もう一点,教育委員会等への圧力というふうなことでありますが,今私の承知している限りそういうことはありません。
◆佐藤幸雄 委員  数学とか理科とか,ほかの教科のことはその専門の先生方だけで調査するのは構わないんだけども,調査員という人は現実的には何人ぐらいの先生方がこの調査員になっておられるんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  中学校の教科書の場合,各教科に分かれておりまして,合計49名の教員でございます。各教科にいたしますと一番多い教科は7名,一番少ない教科は4名となっております。
◆佐藤幸雄 委員  歴史教科書はどうですか。
◎伊藤充 学校指導課長  社会科,歴史,公民,地理を含めまして6名になっております。
◆佐藤幸雄 委員  それは,公民も社会もみんな同じ先生が選ぶんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  はい,そうでございます。
◆佐藤幸雄 委員  これは,先生方がほとんどですか。
◎伊藤充 学校指導課長  全員が教員でございます。
◆佐藤幸雄 委員  その先生をだれが指名するんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  選定委員の推薦に基づいて,この専門調査員の推薦が上がってまいりまして,それを教育委員会が委嘱いたします。
◆佐藤幸雄 委員  歴史教科書については,教科書を販売する側がその調査員による調査に通るような教科書をずっと今までつくってきて,今回こういう歴史認識の問題が大きく膨れ上がって少しずつ変わってはきているけども,現実問題として社会教科の担当の人たちの主観である程度選ばれてきたということなんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  専門調査員は,教科用図書選定委員会設置要綱で定められておりまして,それによりますと小学校,中学校,養護学校の校長及び教員の中から選ぶものとし,委員会の推薦に基づき教育委員会が委嘱するというふうになっておりまして,社会科の場合社会科に造詣が深い教員というふうなことになっており,それらの教員の研究成果に基づいて選定委員会が選ぶというふうなことになっております。
◆佐藤幸雄 委員  教科書は8社から出ていますよね。その中から調査員が選定して選定委員会か何かに選別して上げるんですか。何冊ぐらい選別して上げるんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  専門調査員は選別いたしませんで,社会科の場合8社の教科書をすべて分析をいたしまして,それぞれの教科書にかかわる特徴等を研究結果として選定委員会に提出いたします。
◆佐藤幸雄 委員  選定委員会から採択地区協議会に上げるのは,それも同じような経過でいくんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  選定委員会は,その調査専門委員会の研究結果をもとにして協議をいたしまして,それぞれ絞り込んで上げます。社会科の場合8社ありますが,その中から3社に絞って,そのほかの研究結果とともに教育委員会へ提出いたします。
◆佐藤幸雄 委員  そうすると,最終的には地区協議会で3社に絞ったその教科書を教育委員会が5人のメンバーで会議を開いて決めるんですか。個々にそういうものに意見をするんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  選定委員会から上げられた3社及びその他のものも含めて教育委員が目を通して教育委員会を開きまして,そこで審議いたしまして,結果的に採択をいたします。
◆佐藤幸雄 委員  ここに恐らく偏ったという表現が出てくるのは,先ほど申しましたように数学や理科というものはそういう専門の先生方が教える範囲で済むんでしょうが,こと歴史認識ということになると日本の教員だけの歴史認識で果たしていいのかというところにいろんな話が出ているんだと思うんです。社会科だけを取り出すということができるのかどうかわからないけれども,そういった大きい問題になっていますよね。歴史問題について,国を騒がすような問題になっているので,そこら辺の選定の問題についてはそういう広義な中で歴史家を入れるとか,そういったことにはならないのですか。
◎伊藤充 学校指導課長  委員御指摘のとおり,教員が選ぶというふうなことについてはいろいろと指摘がございますので,選定委員会につきましては教員のほか5人の一般有識者を交え,その方々が全員で協議をして教育委員会の方に答申することになっております。
◆佐藤幸雄 委員  一応そうなっているけども,現実問題としては調査員が上げたものに対して意見を付すと言ったって,そうそう意見を言うような人が余りいないというふうに私は聞いているんですが,その辺はどうですか。
◎伊藤充 学校指導課長  それぞれのお立場から貴重な意見を伺っております。
◆山田洋子 委員  ここの中で教育委員会の方に説明するところがございますよね。教育委員に対しては,選定委員の方が説明されるんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会における説明でしょうか。
◆山田洋子 委員  はい。教育委員会における説明です。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会における説明は,選定委員から上がってきた資料を事務局が朗読する等で説明しております。
◆山田洋子 委員  情報公開度トップということですので,どういう意見が上がっているかということについて私の方で請求すれば,その選定委員会の意見というものを公開されるものでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  選定委員会,それから調査専門委員会,教育委員会とも公開されるものであります。
◆山田洋子 委員  それでは,選定委員会の意見そのものも公開されるというふうに思ってよろしいわけですね。
◎伊藤充 学校指導課長  はい。選定委員会の会議録もすべて採択後情報公開によって公開いたしております。
◆山田洋子 委員  私の聞き方が悪くて済みません。会議録ではなくて,各教科書に対してどういう意見が具申されているのかということについての公開はあるんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  そのような一切の資料も採択後であれば情報公開によって公開されます。
◆山田洋子 委員  ありがとうございました。それでは,この内容についてお聞きします。3種類を最終的には選定委員会の方で絞り込んで教育委員会の方に提出するということになっておりますが,読んでおりますとなかなか3種類と言われても絞り込めないんだがなというような御発言,あるいは3種類以外にも何かこちらの方が魅力があるのではないかというような御意見というようなものは,齟齬のないようによく検定をしてくださいというような表現をとられているんですが,そういう3種類に絞り込むということについては法律的に決まっていることなんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  法律的にはというふうなことは決まってはおりませんけれども,文部科学省,そして県,市というふうにこの教科書採択業務が説明されてこちらの方でやるわけですが,そのような中で3種類を絞り込み,その3種類だけでなくてすべての教科書を対象として,もう一遍教育委員会で協議をして採択をするというふうなことになっております。
◆山田洋子 委員  そうおっしゃいますけれども,この文章を読んでおりますと,選定委員から上がってきた以外の教科書を選ぶとなれば,相当な理由がない限りこれを選ぶことは仕組みとしてはいかがなものかという委員からの御意見が出ているんですけれども,そういうことについてはいかがお考えでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  あくまでも選定委員会のものは参考でございまして,教育委員会が責任を持って選定に当たることになっております。
◆山田洋子 委員  歴史とか地理とか社会科に関しては6名ということだったので,意見が割れるとしても3・3は無理なので4・2とかということになるから,圧倒的多数の例えばA社という出版社を推すという形になるのかもしれませんが,6人しかいないのであればおのおのの人が2冊なり3冊なりの教科書を,理由をつけて選定するというような方式とか,そういう方式はできないものでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  さまざまな方式があると思いますので,それにつきましては県及び文部科学省の意見を聞きながら研究をしてまいりたいと考えております。
◆山田洋子 委員  地方分権の時代なので,ぜひそういうことについても積極的に考えていってもらいたいと思いますが,ここの中にも少し意見があったんですけれども,究極はそれぞれ学校で教える先生方が自分たちの教えやすい,あるいは自分たちに合った教科書を選ぶという方法があるのではないかなというようなことを思うんですが,いかがでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  それにつきましては,もちろんさまざまな状況があると思いますが,やはり私ども新潟市教育委員会といたしまして教科書採択に対する基本方針というものを定めておりますので,その基本方針によって現場の教員の研究に基づき,市民を含めた選定委員会の意見も聞き,教育委員会で採択してまいりたいと考えております。
◆山田洋子 委員  ここにもたびたび現場の先生方というお話が出てきているわけなんですけれども,そうはいっても選ぶ基準を見ますとその時々に現場を重視したり,もちろん教科によっても違うので,一概にそれがいいとか悪いとかは言えませんけれども,例えば地理的分野,社会のところなんですけど,あるAという書物は身近な地域の中で金沢が出ているという点ではA書がよいと思うというような書き方をしているんですね。ということは,その地域性とかを大事にしていかなければいけないということなんですが,新潟市がこれだけ大きくなって地域性においてますますいろいろ差異が出てくる点で一律にこういう教科書がいいのではないかというような,そういう選定の仕方というのはむしろ問題があるのではないかというような気がするんですが,いかがでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教科書採択区につきましては,県教育委員会が定めており,その形の上で私どもが採択業務を進めておりますので,その意見については県の方にお話ししたいと思っております。
◆山田洋子 委員  それから,委員はそのたびごとに皆さん違うのでしょうか。3年前の委員と今回の委員というのはまるっきり違う方がなられているんでしょうか,そこを一つお聞きしたいと思います。
◎伊藤充 学校指導課長  教科やさまざまな状況によって異動もありますので,同じ方もおられれば全く違う方もおります。そうですから,いつも同じではありません。
◆山田洋子 委員  49名中何人ぐらいがかわられたんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  13年度のものについてはお話しできますが,今年度のものについてはお話ができません。
◆山田洋子 委員  それから,きのう教科書を見に行ってきたんですけれども,ここの中でとても気になったのがありまして,もちろん文部科学省からみんな認められている教科書でございますので,どうこう言うことができないのかもしれませんけれども,多分これは新潟市で先回採択されたものと同じ教科書だと思うんですが,元寇の役のところで,元は日本に遠征軍を派遣しましたというような表現が使ってあるんですよね。それから,伊藤博文が安重根に暗殺されたんですが,それが伊藤博文を射殺するという事件,これを読んで,この表現は日本の歴史教科書としては不適切なのではないかなという気がしたんですが,その点についてのお考えを。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほども申し上げましたように,文部科学省が検定した教科書でございますので,我々はそれにのっとって採択事務を進めたいと思っております。
◆山田洋子 委員  あともう一つ,扶桑社という教科書について,それを採択しないでくれという署名が来ているというお話をお伺いしたので,その真偽のほどをお伺いしたいなと思うんですが,どうでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会の方へは個別の名前は出してはおりませんけれども,教科書採択に関する請願に対し,教育委員会へ要請しますというふうなことにつきましての要請は来ております。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がございましたらお願いいたします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第26号の審査を終わります。
 次に,請願第24号「北朝鮮による拉致事件について詳しく記述している中学校公民教科書の採択を求めることについて」第1項から第3項まで及び請願第27号「北朝鮮による拉致事件を初め,人権や国家主権について最も詳しく記述し,学習指導要領に最も合致している中学校公民教科書の採択を求めることについて」一括して審査を行います。
 審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がありましたらお願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第24号第1項から第3項まで及び第27号の審査を終わります。
 次に,請願第17号「アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書の提出について」及び請願第28号「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対し,BSEの万全な対策を求める意見書の提出について」一括して審査を行います。
 審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がありましたら,お願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第17号及び第28号の審査を終わります。
 次に,陳情第31号「遺伝子組み換え稲の栽培実験中止を求める要望及び意見書の提出について」審査を行います。
 審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
◆大泉弘 委員  今回の請願は遺伝子組み換え稲の栽培中止を求める請願なんですけども,私どもの地元に薬科大学がございまして,そこの田中教授から遺伝子組みかえ大豆,その生まれる経過とかいろんなことを勉強させてもらった経緯があります。ただ単に中止するだけではこれからの栽培技術というか,食品の関係,そういう面で非常に私もどうもすとんと落ちないところがあるんです。今既に腎臓病の人あるいは糖尿病の人が食べても普通の米より負担が少ないという,そういう米も販売されている実績もありますし,まだ消費者の皆さんに遺伝子組みかえについての認識が浸透していないような面もありますけれども,カラシナの耐病性を組み込んだ今回の稲の栽培実験については担当課としてどのように考えておられるか,まずお聞きしたいんですけど。
◎高橋行雄 農業振興課長  今委員の方からもお話がありましたように,稲につきましてはさまざまな病気,あるいは害虫等が収穫を不安定にし,それをつくっている農家の経営を変動させる要素にもつながっている部分がございます。生産を安定させるという意味では,病気に強い稲あるいは害虫の被害のない稲,こういったものができればそういったものを使いたいという気持ちは農業生産する側の方にとってみれば大きな願いとしてあるんだろうというふうに考えております。
 こうした中で,ただ従来のこれまでの品種の栽培改良というものは,自然の交雑の力を利用した中で人為的に優位なものを選択をし,それを選抜して品種として仕上げてきたというところにあるわけですけども,遺伝子組みかえの技術につきましてはその種の自然に交雑をする力の範囲を超えて,人為的にその遺伝子を導入するというところに違いがあるわけでございます。この点につきましてさまざまな不安が市民,国民の間に広くあるというところだろうというふうに考えております。ただ私といたしましては,広く技術としては遺伝子組みかえ技術につきましては,研究を進めていく必要があるだろうというふうに思っておりますが,安全につきましてはやはり慎重に理解を求めて進めていくべきだろうというふうに考えております。
◆大泉弘 委員  今回の請願は風評被害,またほかの作物等に影響があるようなことでの中止を求める請願のわけなんですけども,そういう意味で今課長が言われたように,まさに遺伝子組みかえの技術の重要性も含めてこれからの食料の問題を考えたときに,当然こういう技術というのはこれから進歩していかなければだめですし,食料の安定供給の中では農薬ができたことによってこれだけの人口増加について重要な役目があったわけですよね。ただ農薬に関しての危険性とか,環境保全とかいろんな問題が出てきている中で,農薬を使わなくても安心,安全でつくれる稲や,あるいはほかの作物を進めていくには当然こういう実験をある程度進めることによって成果があらわれるのではないかと,私はそういう認識にいるわけです。その点を消費者にすべてが最初から危ないんだという意識が植えつけられるような,そういうことは私はいかがなものかと思っているわけでして,そういう点でこれからも例えば研究会なりを積極的にやっていくおつもりがおありかどうかを含めて,遺伝子組みかえすべてが危ないとかではなくて,いろんな問題で重要であり,必要な面もあるんだということの浸透の方が大事かと思うんですけども,その点についてどう思われますか。
◎高橋行雄 農業振興課長  遺伝子組みかえ技術につきまして,それを農作物に応用することの研究については,先ほど申し上げましたとおり私は必要なことだというふうに考えております。ただ農産物については,安心,安全がないと,なかなか消費者から農作物を買っていただけないという部分もございますので,そういった面にはやはり慎重に配慮していく必要があるというふうに考えております。
 ただ新潟市の中で,ただいま遺伝子組みかえ作物等については栽培されておらないというふうに考えておりますので,私どもの課の立場として遺伝子組みかえ作物についての研究,討議をするということではなく,状況を注意深く見守っていきたいというふうに考えております。
◆轡田朗 委員  私も新津ですけども,この陳情の趣旨の一つは遺伝子組みかえ自体を否定しているという感じではなくて,野外圃場でつくるということに対する交雑を心配していると思うんですよね。野生のさまざまなものというのはあれほど繁茂しているけど,自然に交雑するという機会は非常に少ないんですよね。ただ稲というのが遺伝子組みかえをすることによって交雑する可能性がより高くなるとか,そういうことに対する認識というのは,恐らくそこがきちっとすれば実験を進めていった方がいいと思うんだけども,今交雑しないという担保がないままにやっていることに対する不安があると思うので,この辺に対する見解をお伺いしたい。
◎高橋行雄 農業振興課長  今回上越で行われている試験につきましては,上越の研究所内での隔離圃場で行われているものでございます。一番近いところで26メートルの距離をとっているということでございます。今委員がおっしゃいましたように,稲そのものは基本的には自家受粉ということでございますが,ただ花粉が風に乗って飛散をするおそれがあるということは考えられるわけでございます。このために,栽培の実験計画書の中では,花粉が飛散しないように,5月下旬に植えたいもち病の検体の花粉については開花前に刈り取りをするということになっておりますし,これから植えるものにつきましては開花期に袋かけをする,あるいは栽培区を不織布で覆うという花粉が飛ばないような措置をとるという計画になっております。また,一般の農家の圃場からは200メートル以上離れていると聞いております。
◆柏一二 委員  1点お聞きしますけど,陳情書の中にありますとおり100を超す団体が反対をしているわけですよね。そういう中で,遺伝子組みかえの技術が必要ということでやるのであれば結構ですけども,技術は常に先端を行くわけですけども,しかしその被害をこうむるのは農家であり,消費者であります。そういう皆さんが反対しているものに対して,これだけ強行するということの方が危険だと思うんですよ。返せば,説明に納得いかないということで,不安を残しているわけですよ。そういうものをなぜ強行してやるのかという問題について,これは国の仕事という問題ですけども,県や市としても,こういう問題に大きな関心を持っていると思うんですけども,将来不安が現実になった場合だれが補償するんでしょうか。損害賠償などはだれがするということになるんでしょうか。
◎高橋行雄 農業振興課長  今仮定のお話でございまして,私が承知している範囲では,もし不測の事態が起きた場合に国は必要な措置をとることができるという条項があるだけで,具体的な損害賠償の問題につきましては何とも現在承知しておらない状況でございます。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,各委員から御意見がございましたら,お願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で陳情第31号の審査を終わります。
 次に,請願第7号「新潟市におけるスケート競技のための環境整備について」第2項の審査を行います。
 審査の参考とするために所管課にお聞きしたいことはございますでしょうか。
◆大野久 委員  スケート競技についての請願が出ていまして,中身を見るとどうも私の考えていることと少し違うようだけども,しかし願意は大体いいところにいっていると思います。そこで,教育委員会にお伺いしますが,まずスケートにかかわる問題について,教育委員会はどういう御認識をしているのか,聞かせていただきたい。
◎渡辺茂 体育課長  スケートについては,競技そのものがありますし,一般市民の方も気軽に楽しめる冬場のスポーツとして認識しております。
◆大野久 委員  私がお聞きしたいのは,教育委員会がウインタースポーツというものに対してどういう御所見を持っているのか。というのは,このスポーツを教育的な視点で見た場合にどうなんだと,あるいは地政学的な目で見たらどうなんだろうという,この二つがあるのではないだろうかと。私が言いたいのは,教職員の諸君が新潟市に転勤してくると前の前任地の学校の話をよくすることがあるんですね。その中で,私が一番心を打たれたのは,冬になると山の子供たちの目が光ると,ところが新潟へ来ると冬は子供たちの目がよどんでしまう。その違いというものは,スポーツというものの中で,雪国である山の方はスキーというものがあって非常に楽しみにして,子供は目を光らせて冬を待っていると。ところが新潟へ赴任してくると,冬になると子供たちは萎縮してしまう。その違いというのは,ウインタースポーツというか,そういう冬のスポーツを子供たちがやる機会がない,そこに問題があるのではないだろうか。考えてみると,新潟県というところは大きいものですから,山の方へ行くと雪が降る。長岡あたりへ行くと同じ雪国でも雪合戦とか,あるいはそういうものしかできない。ところが,海岸端の方へ来るとほとんど雪がない。冬に雪が降っても,それをスポーツとして扱う機会がない。そんなような考え方で見ていると新潟はスケートというものがなじむのではないかと,こんなふうな思いがしてならないわけです。だから,教育的な視点でスケートという問題をどう見ていくか,そしてまた新潟市の,新潟県の雪国という共通認識の中でも実態が三つに分かれるという地政学的なハンディを我々はスケートというものによってどう埋めていくんだろうかと,こんなような思いがこの請願者の中にあるのではないだろうかと。したがってそれを取り扱う直接的な責務を持っているのは教育委員会ですから,そういう視点でこの問題についてどういうふうにお考えか,ひとつお聞かせ願いたい。
◎渡辺茂 体育課長  大野委員がおっしゃるとおりでございまして,確かに冬場になりますとスポーツをする場所がある程度制限されるということでございますが,幼児期における健全育成,あるいは学校教育の一環としてもスケートは大いに楽しまれてきた,利用されてきたところであります。ただこれまで30年間にわたって民間で運営してきたものが急遽撤退しまして,それについて必要性は感じておりますけども,市が単独で建設,運営していくことについては,まだ調査,研究が必要だというふうに認識しております。
◆山田洋子 委員  この請願が出たのが平成15年9月なんですけれども,当時全国大会にスケートで出られた学生,子供がいると思うんですが,その状況はどんなふうになっておりますでしょうか。
◎渡辺茂 体育課長  機会があるたびにスケート関係者からいろんな情報を聞いておるわけですけども,競技人口は若干減ってきましたが,それぞれ大学等に進んで活躍しているというふうに伺っています。
◆山田洋子 委員  大学へ進まれて,そのまま活躍していらっしゃる方はいいんですが,その後に継ぐ人たちはどうなっていますでしょうかということをお聞きしたいんですが。
◎渡辺茂 体育課長  ジュニアの選手ですけども,シーズンになりますと柏崎と上越のリンクに通って練習をやっているという状況で,地元にあるときよりも人数は減ったということを伺っています。
◆山田洋子 委員  スケートの強化という意味で,例えば市の方で多少なりとも応援していらっしゃるようなことはあるんでしょうか。
◎渡辺茂 体育課長  特にジュニア強化というのはいろんな種目別団体で強化費をやっているのがありますけども,ようやくスケート連盟,そしてアイスホッケー協会,両方が体育協会にこの4月に再加入した段階でございますので,事業計画等についてはこれからになると思っています。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がありましたら,お願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第7号第2項の審査を終わります。
 次に,請願第18号「政府米の買い入れと備蓄の充実を求める意見書の提出について」審査を行いたいと思います。
 審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がありましたら,お願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第18号の審査を終わります。
 次に,請願第23号「学校給食を行政が直接責任を持って実施することを求めることについて」第1項から第3号までの審査を行いますが,審査の参考とするため保健給食課から報告を受けたいと思います。
ここで,委員会を休憩して協議会を再開します。(午後1:43)
それでは,保健給食課から【新津西部学校給食センター建設事業の概要について】報告をお願いします。資料がありますので,配付させていただきます。
 (別紙資料「新津西部学校給食センター建設事業の概要」配付)
◎片田幹博 保健給食課長  新津西部学校給食センター建設事業について,現在の状況を御報告させていただきます。
 この建設事業は,旧新津市との合併建設計画に盛り込まれた事業でございます。事業の概要につきましてはお手元の資料1ページに記載しておりますが,必要に応じまして後ろの資料もごらんいただきながら,順次説明させていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 まず,1ページの概要を順次説明いたします。1の建設地につきましては,新津地区の北上3丁目地内の能代川沿いの北上ポンプ場に隣接しております。そして,主要地方道新潟新津線に面したところでございます。敷地面積6,308平方メートルの土地に鉄骨づくり一部2階建て,延べ床面積1,993平方メートルの施設を建設する予定としております。
 なお,3ページ目に位置図がございます。ごらんいただきますと地図の真ん中に新津駅が四角で囲んでございまして,その上の方,川が流れているところが能代川でございます。そのわきに道路が走っていまして,主要地方道新潟新津線,この丸で囲んであるところでございます。
 1ページ目に戻っていただきまして,概要の3の受配校につきましては右の表のとおり,現在の自校方式の第一・第二小学校,幼稚園,そして西部と書いてあるのが今の西部学校給食センターでございます。そして,右側,金津と書いてありますのが,金津の給食センターでございますが,それぞれで調理しておりまして,受配校は15校でございます。なお,幼稚園は同じ名前の小学校に併設もしくは隣接しております。
 調理能力は,最大で4,200食でございます。2ページ目の新津地区学校給食実施状況と書いてある表でございますが,この表の一番下の欄に新西部の15校のトータルが出ておりまして,ことしの5月1日現在の児童,生徒,教職員の合計は3,971人となっております。
 また,1ページに戻っていただきまして,5の事業期間につきましては,17年度で給食センターの建設と受配校での給食の配送を受けるための施設整備を行う予定でございます。現在の予定では7月に工事着手し,来年1月の竣工,その後検査,引き渡しを受け,3月に試験稼働,開始準備を行いまして,平成18年4月の稼働ということを目指してございます。
 また,運営方法につきましては,7にございますように給食調理業務,給食の各学校への配送及び回収業務は民間業者へ委託する予定でございます。なお,献立の作成や食材の発注等は,これまでどおり県費の栄養士が行ってまいります。
 次に,4ページ目の給食センターの完成予想図は先ほど申し上げました主要地方道新潟新津線の方から見た図となっております。
 次に,その中の施設でございますが,5ページの1階平面図をごらんいただきたいと思います。1階は,調理施設がございまして,大きく申し上げますと,左側のプラットホームから食材を搬入いたします。国が定めた学校給食衛生管理の基準や大量調理マニュアルに沿って食品の受け取り,食品洗浄や皮むきなどの下処理と調理のスペースがいろいろと区切られてございまして,完全に分離されております。さらに,真ん中の下ほどにサラダ・あえもの室と書いてありますが,サラダ,あえものを調理するための専用スペースを設けるなど,調理過程ごとに衛生管理の徹底を図ることができます。
 また,これまでも外部に委託しておりました炊飯につきましても,真ん中の一番上の方に炊飯室というところがございます。炊飯室を設けまして御飯とおかずを一緒にセンターより配送します。そして,右側の出荷室から配送し,各学校からの回収は右側下の回収室で回収いたします。
 さらに,アレルギーのある子供さんへの対応のための専用スペース,アレルギー室でございますが,それも調理室の一角に設けてまいります。
 また,次の6ページの2階平面図でございますが,2階は調理員の更衣室や休憩室なども入っておりまして,1階の調理施設が窓越しに見学できる会議室,真ん中ほどの下のところに会議室と書いてあって,見学窓と書いてございますが,会議室を設置しております。通常は調理施設に外部の方が入ることはできませんが,2階から保護者などの皆様から実際の調理作業の様子を見学していただくことができます。また,施設内の回転がまや給食備品などの具体的な設備につきましては,昨年度完成しました実施設計により整備を進めてまいります。より使いやすいものとするため,現在新津地区の栄養士や新津教育事務所,新津支所の関係職員,そして私どもの課の職員で最終的な調整を重ねているところでございます。
 この新しいセンターの稼働によりまして,最新の施設整備で衛生管理の徹底を図り,これまで以上に安全な給食が提供できるものと考えております。運営面につきましても,食物アレルギーのある子供さんたちには,これまでどおり除去食などの対応を行ってまいりますし,主食の米もこれまでどおり新津地区産を使用してまいります。新津地区の地場産野菜等の使用につきましても,できるだけ対応していくなど地産地消の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 なお,保護者や市民の方々に対しましては,今申し上げてまいりました建物の概要や運営の基本的な方針などにつきまして,先月2回にわたり新津地区市民会館で説明会を開催し,説明したところでございます。
 以上,よろしくお願いいたします。
○渡辺均 委員長  以上で保健給食課の報告を終わります。
 ここで,協議会を休憩し,委員会を再開いたします。(午後1:52)
 次に,請願第23号第1項から第3項までの審査を行います。
 なお,この請願には新たに2,000名余の賛同者からの署名が追加されたことを申し添えます。
 審査の参考とするために所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
◆山田洋子 委員  いろいろと丁寧にありがとうございました。それで,お聞きしたいんですけれども,食育ということについてはどんなふうにお考えになっておりますでしょうか。
◎片田幹博 保健給食課長  私どもの課の重要な課題の一つとして,食育の一層の推進ということがございます。この施設についても当然県費の栄養士が張りつきますので,私どもの課と連携しながら食育については推進してまいりたいと思います。
◆山田洋子 委員  食欲が出るというような状態というのは,例えばお昼近くなったなと思うとどこかからお米を炊いているようなにおいがするとか,そういうようなにおいが自分の食欲をそそったりする,そういうことも重要な食育だと思いますが,いかがでございましょうか。
◎片田幹博 保健給食課長  確かに山田委員のおっしゃられますとおりそういうこともございますが,それだけではなくいろんな面から子供さんへの食育ということは可能だと思いますし,私どもは給食センターを幾つも抱えて,私も実際食べましたが,そのにおいという点ではきちんとありますし,いろんな面からの食育ということで考えていきたいと思います。
◆山田洋子 委員  資料を見させていただくと,今自校方式でやっておられる第一・第二小学校は1,000名ぐらいいらっしゃるみたいなんですけれども,そこも含めてなさるということはどういうことなんでしょうか。
◎片田幹博 保健給食課長  これは,数年来旧新津市の方で状況を総合的に考えまして,この方法が一番旧新津市さんの状況に合ったいい方法だということで方針を立てられたものでございます。合併建設計画に盛り込まれたその事業について,旧新津市の基本的方針を私どもが受けまして,事業を進めていることろでございます。
◆山田洋子 委員  そうすると,中学校給食は新潟市の場合は自分の希望制というか,そういう方式をとっているんですが,こちらの場合はどうなっているんでしょうか。
◎片田幹博 保健給食課長  ほかの給食センターと同じで,同じものを食べていただきます。選択制ということは,中学校のスクールランチの場合でございまして,ここのものはほかのセンターと同様でございます。
◆金子孝 委員  今まで新津で給食関係に従事した職員の皆さんは,今後どのような配置転換を行っていきますか,お聞きしたいと思います。
◎片田幹博 保健給食課長  人事の方は私どもの所管ではございませんが,一般的に申し上げるならば総合的な配置を見て配置されるものと思います。
◆渋谷明治 委員  ただいまの説明の中で,2回ほど説明会を新津でおやりになったと。多分西部学校給食センターの概要についての説明をなさったと思うんですが,この説明の際に何人ぐらい集まって,どういう意見が出たのか,わかりましたらお聞かせください。
◎片田幹博 保健給食課長  説明会は5月25日と5月30日に2回行いました。両日とも同じ内容で説明しております。新津支所の隣の市民会館大ホールで行いまして,参加者は1日目の25日が54名,2日目が56名でございました。
御意見についてはさまざまな意見がございました。例えば4,200食の大量調理で食物アレルギーなどへのきめ細かな対応や地産地消の取り組みができるのかというような御質問や,あるいは食物アレルギーや地産地消の取り組み,学校への配送計画などの具体的な案を示して市民理解が得られるまでは自校方式の維持や建設事業の執行を保留してほしいなど,さまざまな質疑,御意見,御要望が出されました。
◆渋谷明治 委員  それに対してあなた方担当課は説明をされて了解を得られたというふうに認識されているんですか。
◎片田幹博 保健給食課長  食物アレルギーへの対応,そして地産地消については先ほど私の方で説明しましたようなことを説明いたしました。それから,具体的なことについては,先ほど説明申し上げましたとおり,今現在新津地区の栄養士や教育事務所,そして新津支所の関係職員,私どもの課の職員で最終的な調整を重ねているところでございますので,その状況を説明しております。
◆渋谷明治 委員  私も1回だけ参加させていただきました。お話を伺っていて,あなた方の説明している例えば食アレルギーに対して職員の配置はどうなるのか,この説明書のどこの部分でその食事をつくるのか,どういう方法で搬送するのか,そういうことについての具体的なものはほとんどなかった。何時に食事ができ上がって,何時までにそれを届けるかということも,そういうふうにしたいとか,ああいうふうにしたいということは述べられましたが,具体的にこうなります,ああなります,そうできますという話はなかったように思うんですが,いかがですか。
◎片田幹博 保健給食課長  基本的な考え方を説明した上で,例えばそのような具体的な仕様につきましては,調理開始時間や終了時間などのタイムスケジュールに関する条件とか具体的なアレルギー対応など,これについてできるだけ今後委託する業者などへの仕様にきちんとうたうなど,今準備を進めているところでございまして,その辺のところは十分説明したつもりでございます。
◆渋谷明治 委員  学校給食という場合はセンター方式もあれば,新潟のような中学校給食もあれば,自校方式もある。皆さん方はこのことについては超ベテランなんです。新しくこれを始めるに当たっては,これこれの人員配置をしますよ,こういう食器を使いますよ,これはこうしますよという,聞かれたものはきちんとベテランだったら説明できると思いますが,私も参加していたんですが,十分納得が得られる説明ではなかったということがまず1点。
 それから,もう一つ,県費の職員を配置するというのは栄養士さんと何を配置するんです。その職員はどこにいるんですか。この公設でつくったところの一角に事務所か何か設けて,そこで職務をするんですか,それともどうなさるんですか。人的な配置は何人になるんですか。
◎片田幹博 保健給食課長  まず,具体的な計画がまだないのはおかしいのではないかというふうな趣旨の御質問の点につきましては,私どもはそれぞれの学校に例えば配送時間とかそういうものはいろんなケースを想定して幾通りの案も考えております。そして,アレルギー対応へ何人の職員をつけるかというふうなものもスペース等を十分検討していますが,その中でどれが一番いいのかということについて最終的な調整を行っている段階でございます。そのような趣旨で説明会では説明したところでございます。
 そして,もう一点,県費栄養士さんですが,今学校給食センターには当然センターの中におります。それと同様でございます。センターの中に県費栄養士がいるということでございます。
◆渋谷明治 委員  例えば食アレルギーに関してならこの場所で,この方法とこの方法とこの方法があるということを説明して,ではその方法をとってもらおうかと,できればこの方法を採用してもらいたいと,こういう話ならいいですよ。新津の給食の場合は本会議で小山議員が質問しましたように,新津時代は各学校ごとに説明会を持ったというんですよ。今回皆さんはたった1カ所にまとめておやりになっただけなんでしょう。その中でもいろんな意見が出てきて,皆さんがまだちゃんと納得できない,お答えにならない,これを何が何でもおれたちが決めたんだから,あとは皆さんに伝えるだけだということは,ふさわしいものでないと思うんですよ。だから,もう一度丁寧に納得が得られるように,皆さんがおやりになるのがいいのであれば,自信を持って丁寧にやるべきだと思うんです。あるいは署名も何万も集まってきている。この辺はこの意見を踏まえて,さらにふさわしい説明をすべきだと思うんですが,どうですか。
◎片田幹博 保健給食課長  旧新津市が数年かけてやっている過程の中で,当初PFI方式で計画されて関係する学校ごとに保護者の方々を対象に説明会を開催したわけです。その後運営方針が公設民営に変更になりましたが,この運営方針を前提にした設計委託費が旧新津市議会において議決されたところでありまして,この時点で私どもは建設計画全体についてはおおむね理解が得られているとお聞きしておりました。私どもとしましても,合併建設計画に盛り込まれた給食センター建設事業について,重ねて御理解いただくよう保護者や市民の方々に対しましてこれまでの経緯,建物の概要,運営の基本的な方針についての説明会を開催したところでございますので,本市の考え方については十分御説明をさせていただいたものと思っております。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員から御意見がありましたらお願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で請願第23号第1項から第3項までの審査を終わります。
 次に,陳情第7号「農家が意欲を持って稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める意見書の提出について」審査を行います。
 審査の参考とするため所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,各委員から御意見がありましたらお願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で陳情第7号の審査を終わります。
 次に,陳情第25号「生活保護基準以下の最低賃金の抜本改正を求める意見書の提出について」審査を行います。
 審査の参考とするため所管課にお聞きすることはございますでしょうか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  なければ,次に各委員からの御意見がございましたらお願いします。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で陳情第25号の審査を終わり,請願,陳情の審査を終わります。
 ここで,委員会を休憩し,協議会を再開いたします。(午後2:07)
 それでは,続いて農林水産部長から【国に対する要望事項について】報告をお願いします。
◎山田四郎 農林水産部長  皆さんのお手元に平成18年度国家予算に対する新潟市の要望,要望事項の概要説明書及び平成18年度国家予算に対する要望書,この2冊が行っているかと思います。それに基づいて御説明をいたします。
 農林水産部所管の平成18年度国家予算に対する要望事項でございますが,要望事項の概要説明書3ページをお開き願います。農林水産部の要望事項につきましては,2,大地とともに育つ田園政令市に関連いたしまして,1項目でございます。初めに,1の農業農村整備事業につきましては,3事業ございます。(1)のむらづくり交付金,新潟・亀田・横越地区は8路線におきまして農業生産基盤整備や農村環境整備事業などを総合的に実施するもので,今年度新規採択をされ,事業着手いたします。平成18年度は引き続き事業促進を図るため,要望するものでございます。
 次に,(2)のむらづくり交付金,木崎地区につきましては農村環境整備事業を総合的に実施するため,平成16年度基本計画を作成し,17年度実施計画の作成に取り組んでおります。18年度は,むらづくり交付金事業地区として木崎地区を新規採択を要望いたすものでございます。
 次に,(3)の国営かんがい排水事業,新川流域地区につきましては,西蒲原地区全体の排水を担います新川河口排水機場と黒埼地区などの排水を担っております新川右岸排水機場がともに老朽化が著しくなっておりますことから,国営事業による更新事業をお願いしているものでございます。平成18年度事業実施の早期着工を要望いたすものでございます。
 以上です。
○渡辺均 委員長  ただいまの報告にお聞きすることはございますでしょうか。
◆渋谷明治 委員  むらづくり交付金は新規採択なんだけど,事業内容というのはどういうことを指すんですか。
◎山田四郎 農林水産部長  木崎地区のむらづくり交付金でございますが,事業内容といたしまして,平成18年度から23年度にかけて農業集落排水施設整備を3路線,いわゆる排水路の整備でございます。それから自然環境生態系保全施設整備は集落の道路の整備でございますが,それを1路線,計4路線の整備をお願いするものでございます。
◆渋谷明治 委員  国家要望を見ていてつくづく工夫が必要ではないのかなというふうに思うのは,基盤整備,排水とか,そういうのは確かに熱心にやるんですが,今一番農家が求めているものは,今までの農業をこのままではやっていけなくなるのではないか,そういう意味では2代目は続かないという現状が今一番深刻だというふうに私は聞いているんですよ。その辺の要望があってもいいのではなかろうかと。先ほどの陳情の中で,新しい研究を始めて病虫害や品種改良みたいな研究はいいことだと思っていますよ,進めることは。ただ私が言いたいのは,せっかく道路整備を尽くしたって,物をつくったって,農家が耕作放棄したのでは全く金がもったいないみたいになってくる。そこで,農業を継続できるような中身の要望書というのはそちらの方で検討したことはありますか。そうだとすれば,どういうのが妥当だと思っていますか。
◎山田四郎 農林水産部長  今回の要望につきましては,18年度国家予算に対する要望ということでまとめておりまして,予算要望ということに限定して新潟市の要望につきましてはさせていただいておるところでございます。
◆渋谷明治 委員  私もそういう答弁が来るんじゃないかと思った。それではどういう時期にどういう要望をするんですか。この新潟市は田園型政令指定都市になるために合併して,いっぱい農地を抱える大きな市になったんですよ。だったら農業をどういうふうに進めたらいいかということを検討して,いい案を農家と一緒につくり上げて,政策要望するのはどんなのがあって,いつごろそれをおやりになるのか,そういう検討をされたことはございますか。
◎山田四郎 農林水産部長  新市の農業について,国,北陸農政局に対しての要望というのは何度か行っておりまして,市長が直接北陸農政局長とお会いをした中で,昨年度も2回新市の農業についての意見交換というか,アドバイスを含めた形で新潟市長と北陸農政局長との懇談という形で実施をしております。その中で,新市の農業について要望なども行っているところでございます。
◆渋谷明治 委員  その項目を後でお教えいただければありがたいと,要望を付して終わります。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で農林水産部の報告を終わります。
 次に,所管事務説明を行います。
 【教育ビジョンの策定状況について】教育委員会総務課から説明をお願いいたします。
 資料がありますので,配付いたします。
 (別紙資料「(仮称)新潟市教育ビジョンについて」配付)
◎眞島幸平 教育委員会総務課長  教育ビジョン策定の進捗状況につきまして,資料に基づきまして説明いたします。ことしの2月に当委員会に進捗状況を報告しましたが,その時点と同じような説明の部分もあるかもしれませんが,改めて策定目的から説明いたしますので,よろしくお願いいたします。
 では,教育ビジョンの策定目的から御説明いたします。政令指定都市としての将来像の中で,新潟市の教育が目指す方向とあり方を明確に示すため,現在まだ仮称ですが,教育ビジョンを策定するものであります。ビジョンの範囲は,教育委員会が所管しております学校教育,それから生涯学習の分野としております。ビジョンの構成は,基本構想,基本計画,それから実施計画という二つで構成されるものということとしております。基本構想,基本計画につきましては,平成18年度から26年度までの9年間の計画期間とするものでありまして,16年,17年で策定をいたします。17年度中には基本構想,基本計画を策定したいというふうに考えております。
 それと,検討委員会のスケジュールについて説明いたします。外部の有識者や公募の市民の方などで構成いたします検討委員会を昨年8月に第1回目を開催してから,全体会と,それから教育行政部会,生涯学習部会,学校教育部会の3部会の開催によりまして活発な議論を重ねておるところでありまして,平成16年度には9回,17年度に入ってからは現在6回開催いたしまして,7月25日には全体会を開催する予定にしております。ビジョンの素案となる中間報告案がまとまった段階で,中間報告発表会を開催し,市民の皆さんから御意見等をいただき,今年度中にビジョンの基本構想,基本計画を完成させていきたいというふうに考えております。
 次に,1枚はぐっていただきまして,現在までの検討の内容について,その概要を御紹介したいと思います。ここに示してあります記述の内容につきましては,あくまでもまだ現在検討中でありまして,素案の素案的なものということで,これからの議論でさらに修正されていく場合もありますので,御承知おきをしていただきたいというふうに考えております。
 基本構想は,基本目標とそれぞれの方向から構成し,基本計画は基本施策と施策から構成するものを現在考えております。まず,上の基本目標としまして,まだ素案中の素案ということで,資料には検討中という表示もさせていただきました。基本目標としまして学力,体力に自信を持ち,世界とともに生きる心豊かな子供,それから2点目としまして,生涯を通じて学び育ち,人間力あふれる新潟市民,自立した学びと開かれた学びを支援する学習環境の三つを掲げ,それぞれの方向として次のように示しております。
 教育行政の方向としまして,生涯にわたる教育や学習に対するニーズと課題に対する現場指導の体制づくり,それから学・社・民の融合による人づくり,地域づくり,学校づくり,地域(区)というふうに書いてありまして,地域の特色を磨き伸ばす,学びと育ちへの支援,生涯学習の方向としまして,生涯学習,スポーツ施設を拠点として市民一人ひとりが生涯にわたり学びを通して生きがいが持てる住みたいまちづくり,学校の中への地域活動の拠点づくりの推進,それから住民とパートナーシップをつくる職員の資質の向上及び専門職資格の取得とみずから学ぶ力の形成,それから学校教育の方向としまして,自分の力に自信を持ち,地域を誇れる子供,それから授業力,組織マネジメント力,人間力を備え,市民感覚に富んだ教師,学校間連携や外部の力を生かした学校づくり,地域,保護者,学校がともに学校教育を考える参画型のシステムづくりという方向で今現在整理しております。
 さらに,基本計画でありますが,ここも現在進行中ということで,検討中という表示をさせていただきましたが,基本施策に掲げていきたいと考えております項目としまして14点あります。まず,確かな学力の育成,それから豊かな心と健やかな体の育成,世界とともに生きる力の育成,自立と社会参加を目指した特別支援教育の推進,校種間・学校間連携を生かした特色ある学校・園づくりの推進,人権を守り,ともに支え合う社会の推進,家庭教育の充実と子育て支援,生涯を通じて学び育つ学習機会の充実,まちづくりに生かす生涯スポーツの推進,学・社・民の融合による人づくり,地域づくり,学校づくり,子供の安全確保と学校・園の安全管理,学校教育,生涯学習環境の整備,市民に信頼される教育関係職員の育成,それから最後にニーズと課題にこたえる教育行政の推進という柱を掲げております。それぞれの基本施策に対応する幾つかの施策につきましては,現在体系づけも含めまして検討中であります。まだまだ施策レベルでの整備は現在整理中ですので,きょう柱立ての案ということで示させていただきました。よろしくお願いします。それから,具体的な実施事業ということで,実施計画の策定につきましては,18年度に策定をする予定です。
 説明は,以上です。
○渡辺均 委員長  ただいまの説明にお聞きすることございますでしょうか。
◆山田洋子 委員  教育ビジョンの基本構想,基本計画についてということなんですけれども,一体新潟市の教育を変えたいと思っているのか思っていないのか,学校を変えようと思っているのか思っていないのか,その辺のところが全然見えてこないんですけど,それについてのお考えはいかがですか。
◎眞島幸平 教育委員会総務課長  現在いろんな課題を抱えておりまして,学校が子供たちのために主体的になってやっていくという部分がありますが,現在学校だけではなかなか支え切れない部分があるというのも現実にあるというふうに考えておりまして,地域と,それから家庭,それぞれがみんな一緒になって支えていくような教育を今後推進したいということで,今までとは違う教育を進めたいという思いはあります。
◆山田洋子 委員  私は地域とか家庭とかそういうものとスクラムを組んでやっていくということに反対ではないですし,いいことだと思っていますが,教育とは何ぞやという原点がもう少し問われなければいけない時期に来ているのではないかなと思うんですよね。それで,きれいな言葉がいっぱい並んでいて,基本計画の心豊かだとか世界とともに生きるとか,こんな人間がいるのかしらとむしろ思うんですよね。少なくとも私にはほとんど当てはまらないなという感じがするんですけれども,そういうきれいな言葉をいっぱい並べるのは結構でございますけれども,本当にこういうふうに新潟市は教育を変えたいんだなとか,こういうふうな方向性を示しているんだなという,そういうものが見えなければお金を使っていろいろすることはないのではないかと。端的に言いますと,むしろ今のままでいいのではないかと思うんですが。
◎眞島幸平 教育委員会総務課長  お伺いしたいと思います。ありがとうございました。
○渡辺均 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺均 委員長  以上で【教育ビジョンの策定状況について】を終わります。
 以上で協議会を閉会いたします。(午後2:27)
 なお,委員の方は少しお残りください。
 委員会を再開します。(午後2:28)
 ここで,行政視察についてお諮りしたいと思います。
 行政視察については1班で行うこととし,視察期間は7月26日火曜日から28日木曜日までで,調査事項は倉敷市が「国際文化都市倉敷」英語教育推進特区について,神戸市が人と自然との共生ゾーン特区についてであります。
 以上のとおり行いたいと思いますが,これに御異議ございませんでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように決定いたしました。
 なお,行程等の詳細につきましては,正副委員長に御一任願い,後日各委員あてにお送りさせていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺均 委員長  そのように決定いたしました。
 以上で本日の日程を終了し,委員会を閉会いたします。(午後2:29)