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新潟県 新潟市

平成17年 5月 6日文教経済常任委員協議会−05月06日-01号




平成17年 5月 6日文教経済常任委員協議会

               文教経済常任委員協議会会議録

              平成17年5月6日(5月臨時会)
                                   議会第2委員会室


  平成17年5月6日 午後1時38分開会
            午後2時59分閉会

  〇文教経済常任委員協議会
   1 報 告
    ・ 小学校における不適切な指導について(学校指導課)


  〇出席委員
   (委員長)  渡 辺 有 子
  (副委員長)  渡 辺  均
   (委 員)  金 子 益 夫   佐 藤 幸 雄   安 沢 節 英   永 井 武 弘
          田 村  清   大 泉  弘   宮 腰  弼   青 柳 正 司
          渋 谷 明 治   柏  一 二   青 木  学   室 橋 春 季
          本 図 良 雄   新 保 正 樹   小 林 義 昭   佐 藤  憲
          渡 辺 和 光   轡 田  朗


  〇出席説明員
     学校指導課長   伊 藤  充



以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。

     文教経済常任委員長
            渡 辺 有 子



○渡辺有子 委員長  ただいまから文教経済常任委員協議会を開会いたします。(午後1:38)
 本日の欠席者はありません。
 ここで,新潟日報社から本日の委員協議会を写真撮影並びに録音したい旨の申し出がありますが,これを許可することに御異議ありませんでしょうか。
                  (異 議 な し)
○渡辺有子 委員長  そのように許可することに決定いたしました。
 また,NHK新潟放送局,BSN新潟放送,NST新潟総合テレビ及び新潟テレビ21から本日の委員会を通してテレビ撮影したいとの希望ですが,これを許可することに御異議はありませんか。
                  (異 議 な し)
○渡辺有子 委員長  そのように許可することに決定いたしました。
 本日は,学校指導課より【小学校における不適切な指導について】報告を受けたいと思いますが,これに御異議ありませんか。
                  (異 議 な し)
○渡辺有子 委員長  そのように行います。
 それでは,学校指導課より報告をお願いします。
 資料がありますので,配付いたします。
 (別紙 新聞記事の写し 配付)
◎伊藤充 学校指導課長  小学校における不適切な指導について御報告いたします。
 資料として新聞記事を配付しております。内容は,小学校教員による不適切な指導によりまして児童が不登校に陥ったという事案であります。この小学校の3年1組の担任,36歳でございますが,平成16年3月7日月曜日,学級の朝の会におきまして,この1組の担任は同学級の児童,以降Aと呼ばせていただきます,Aに対しまして,提出物等がまだ未提出であったことを厳しく指導いたしました。さらに,他の児童とともに「追放」であるとか「脳みそなし」,「おばかさん」などという言葉を発して指導しております。また,昼ごろでありますが,この1組の担任は2時間目と3時間目の休み時間にこの子供が,課題に取り組まなかったというふうなことに対しまして,学級の他の児童に指示をしまして,その子供の机,いすを3組の教室に運ばせた後,その学級の3人の児童がAの両腕を抱えて,あるいは背中を押して3組に連れていかせました。そして,その後3組で給食をとらせまして,5時間目の読書の時間,そして最後の帰りの会まで3組で過ごさせております。帰りの会終了後,1組の担任はAに対して,あしたまでに反省文を書くように指示しております。
 その次の日,3月8日火曜日でございますが,この日につきましてはAの机は3組にあったままでございます。そうでありますので,Aは3組の朝の会に出ております。3組の担任が課題や反省文をやってきているかどうか確認したところ,課題は少しいたしましたけれども,反省文は書いていないというふうなことを返答いたしましたので,3組の担任は人間は3歩歩いて忘れる鶏とは違う,鶏なら鳥小屋に行かなければならないなどというふうなことの指導をいたしました。また,この朝の会の途中でございますが,1組の担任は3組にAを迎えに行ったわけでありますが,反省文について課題を頑張った様子が見られないというふうなことから,Aに対して,「もう3年生にはいられない,1年生のところに行こう」などと話しまして,他の児童3人に指示をして机を1年2組の廊下まで運ばせております。この際,Aが泣いて謝ったために机を3年1組の隣の生活科室というところに動かすように指示をいたしました。Aは,そこで一人で反省文を書きましたが,同室には暖房が入っておらず,寒い状態でありました。
 それから,3時間目が始まりまして,Aが一人でドリルをやっているわけですが,2組の担任がそれを見つけまして,Aに机を持たせて自分の2組の教室に移動させました。その際,2組の他の児童は図書室での授業だったので,Aは2組の担任と2人で過ごしたわけであります。
 4時間目,昼休み,それから清掃と,Aは2組で過ごしました。清掃が終わった後,1組に自分で机を運び,5時間目は自分の1組で算数と国語のワークテストをしておりました。帰りの会の後,1組の担任はAに対しまして,3組にいるためには計算ドリル,国語の物語,作文などをやるべきこと,それからそのほか終わっていないようなものについてはしっかりやること,そして頑張って来るように話し,下校させております。Aは,翌3月9日から現在まで不登校状態であります。
 今3月7日と8日の不適切な指導について報告いたしましたが,実はこのほかにも関連する事故について,調査の結果明らかになっておりまして,この1組の担任は,Aに対して以前からほかのクラスの子供たちとの会話の中で,「おばかです」であるとか,「あんぽんたんです」であるとか,そのような不適切な言葉を使って指導しておりましたので,そのようなことがクラスの児童の中にも浸透していたのではないかと思われます。
 また,2月末からは,学級の黒板に課題を忘れてきた場合名前を書いて,それを提出したら消していくわけですが,そういうときに,その課題の未提出者等の氏名を記すにとどまりませんで,そのわきに4年生になれない子などと記載していたという事実がわかっております。
 それから,1組の担任のほかにも3学年の学級担任による類似の行為についても明らかになっております。これにつきましては,3年3組でございますが,この担任が3年3組のBという子供に対しまして,平成16年6月14日の3時間目,4時間目,給食の時間,清掃の時間,それから11月25日木曜日の1時間目と2時間目にBの机を自分で運ばせまして,2組の教室で授業を受けさせたという事実が明らかになっております。
 また,平成17年2月28日,同じ3組の担任が今度はCに対しまして,掃除の時間と5時間目に,これは机を運ばせませんでしたけども,2組の教室で授業を受けさせたということがありました。
 また,3年2組の担任も自分のクラスのDという子供に対しまして,3月28日に1組の教室に机といすを運んで授業を受けさせたということが明らかになっております。
 保護者からの通報によってこれが発覚したわけでありますが,学校ではその後保護者に謝罪するとともに,子供の家を訪問して謝罪しております。
 それから,これにつきましての背景として考えられることでございますが,報告によりますと,この学校の3学年というのは,3人の学級担任がいるわけですが,その3人の学級担任が平成16年4月から3年生全員に対して足並みをそろえて学習指導や生活指導,特別活動を行ってきて,このことにより指導の徹底を図るとともに,きめ細かな指導ができると考えていた節があります。しかしながら,その考えは他の児童をほかの学級に追いやるといった,当然ながら人権的に非常に問題がある,やってはいけない体罰にかかわるというふうな指導でありまして,この指導が児童の学習権を奪うもの,そして,大変不適切な指導であるというふうな認識を阻害していたというのは否めない事実であります。また,子供たち一人ひとりがそれぞれ個別の状況があるにもかかわらず,それらの個別状況を配慮しない単なる足並みをそろえるという一律の指導が,児童の心に傷を与えるような不適切な言動の感覚を麻痺させてしまったというふうなこともわかっております。
 また,本来であれば校長,教頭によるきめ細かな観察によってこのような差別にかかわったり,人権侵害にかかわったりする指導が行われないはずでありますが,管理職によるその観察がなされていなかったこともありまして,これらの事実の把握を行い,そして改善するに至らなかったというふうなことであります。
 市教育委員会では,まず不登校になった子供の心のケアを最重要,最優先に考えまして,教育相談センターとの緊密な連携を図って,当該児童の心のケアに全力を尽くしたいと考えております。
 また,この学校につきましては校長,教頭,当該教員を初めといたしまして,児童一人ひとりの指導について,心に寄り添った対応をするように厳しく指導いたしました。また,他の学校につきまして,このようなことが再び起こってはならないわけでありますので,校長会,教頭会の機会で指導するとともに,具体的に各すべての小・中学校において教職員の人権意識の向上にかかわる研修会を開催することを現在計画しております。今現在子供が不登校になっているというふうな事実を重く受けとめ,今後このようなことが起きないように各学校を指導していきたいと考えております。
○渡辺有子 委員長  ただいまの説明に対して質疑はございませんか。
◆佐藤憲 委員  1点だけお聞かせください。学校の先生の処分がどのようなものか説明がなかったんですが,そこら辺をお聞かせください。
◎伊藤充 学校指導課長  教職員の処分につきましては,小・中学校の教職員が県費負担教職員であることから,県に報告書を上げました。現在,その処分権がある県の指示を待っているところであります。
◆小林義昭 委員  資料の説明をお願いいたします。1ページ目は両方とも4月27日の記事なんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  はい,そうでございます。
◆小林義昭 委員  2ページ目は,4月28日と1月2日というふうにあるけど,これは何ですか。
◎伊藤充 学校指導課長  4月28日分が2枚ありまして,そのうちの1枚目,2枚目という意味でございます。
◆小林義昭 委員  わかりました。今まで個人的な不祥事がいろいろ発生したりしておりますけど,それだったらいいということではないですけれど,それよりも今回の事態というのはある意味では学校を挙げて,一教員という問題だけではなくて,学校現場でそういうことが行われたということは,極めて重大な問題として新潟市教育委員会は総括をする必要があるというふうに思うんです。この新聞に出た以降皆さん方は把握をしてから,教育委員会というのは招集されたんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会につきましては,5月の教育委員会で報告したいと考えております。
◆小林義昭 委員  それはどうしてですか。
◎伊藤充 学校指導課長  ようやく調査が終わりまして,県の方に報告書を提出いたしましたので,それをもとに今月教育委員会が開催されますので,そこで報告したいと考えております。
◆小林義昭 委員  私は,新潟市教育委員会を含めてこの種の問題の認識というのは非常に甘いというふうに考えているんです。県に出す前に,新潟市の教育現場で起きた問題のわけですから,新潟市の教育現場の最高責任者というのは教育委員会のわけですから,そこでなぜ相談をしたり,今後どうするのかという話し合いがないんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  私が先ほど申し上げましたのは,事実経過の把握が終わりましたので,5月の教育委員会の定例会に報告したいというふうな話でございます。
◆小林義昭 委員  その定例会というのはいつなんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  5月16日月曜日でございます。
◆小林義昭 委員  伊藤課長は教育現場の人間ですけど,教育現場の皆さん方というのは,この種の問題というのは非常に認識が甘いというんでしょうか,私はこれを聞いたときにすぐ佐藤教育長に電話をして委員会で説明してもらおうというふうに思っていたんですよ。つまりこれは,個人的な不祥事ということではなくて,ほかのクラスも含めて同じような形で行われて,それが校長まで上がらないでいたということで,教育現場というのはこういうことが案外受け入れられる体質になっているのではないかということを懸念しているんですが,その点はどうなんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  現在児童の人権につきましては,非常に重要なことというふうに考えまして,さまざまな研修会において事細かく指導しております。そして,何よりも児童一人ひとりが自分たちの学校生活で自己実現するようなことが非常に重要と考え,今まで指導してまいりましたが,実際にこのようなことで学校の隅々までそれが行き渡っていなかったというようなことを認識し,非常に重大に受けとめております。
◆小林義昭 委員  そんなに重大だと思っていれば,何で臨時に教育委員会を開催しないんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  これが起きましたとき,各教育委員にはそれぞれ電話で報告しておりまして,現在調査がまとまったというふうなことで,今お話をしておりますが……ちょっと済みません。
○渡辺有子 委員長  しばらく休憩いたします。(午後1:58)
                   (休  憩)
○渡辺有子 委員長  再開いたします。(午後1:59)
◎伊藤充 学校指導課長  調査の中身もまとまりましたので,臨時の教育委員会の開催について,この協議会が終わりましたら検討したいと思っております。
◆小林義昭 委員  事の問題からいえば私たちに説明するのも当然ですけど,臨時に教育委員会を開いていただいて,そして善後策だとか皆さん方自身の総括もきちっとそこで議論してもらわなかったら何のための教育委員会なのか。そして皆さん方にはプロパーがそろっているわけですから,早急に日程調整をしなければならないというふうに思うんです。
 それと,1ページ目の読売新聞の3段目にありますが,家族には学校に復帰できるよう最善を尽くしたいと話したが,継続的に行われたものではないと校長は取材に対して答えているわけです。先ほどの伊藤課長のお話ですと,この担当教員は今回初めて行ったわけではなくて,それ以前から行っていたようなんですが,この校長の認識というのは,これ以降は改まったわけなんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほど申し上げましたように,以前から担当の教諭は不適切な言葉を使って指導しておりました。このことを継続的というのであれば,これはまさに継続的に行われていたものというふうに考えられます。
◆小林義昭 委員  それから,給食はよそのクラスへ行って食べなさいと言われた,そのよそのクラスの担当教員からすれば,まさに異常なことのわけですけど,これは学校で相談なりというのはされたものなんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  1組の担任がそこに行けと言って,そこで過ごしたというふうなことで,相談というふうなことではなかったのですけれども,それを異常というふうに考えずに受け入れたというふうなこと自体が,教員の人権感覚が正常でなくなっているというふうな形だというふうに思っております。
◆小林義昭 委員  課長もそういうふうに思っていますよね。しかし,臨時の教育委員会を開くべきだということを指摘されるまで加藤部長も含めて認識がなかったということは,つまりこの異常な人権感覚に対して皆さん方はそんなに異常だと思っていないのではないんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほども申し上げましたように,このような言動についての人権感覚は,おっしゃるとおりだというふうに考えております。
◆小林義昭 委員  もう終わりますが,先ほどのAさんとかということについて,もう少しわかりやすく書いたものは何かないんでしょうか。方程式のように言われても,さっぱりよくわからないんですが。
◎伊藤充 学校指導課長  もう一度説明させていただきましょうか。
◆小林義昭 委員  文書で出せるものはないんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  今のところ文書で出せるものはありません。
◆小林義昭 委員  では結構です。
◆渡辺和光 委員  小林委員の質問に関連するんですが,先ほど課長の方から今回の事件の背景として,足並みをそろえて学年で指導していく,学習していくというようなことで力を入れていたようだというふうに言われたんですが,そういった足並みをそろえていくのは今の学校教育指導要領の改編によって,総合的な学習の取り組みをしていく課程の中で,どの学年,どの学校も同じような取り組みを多分しているというふうに思うんです。それが背景として今回のことが起きたということに結びつくというのが,どうもわかりづらいなと思うんですが,その辺についてもう少し詳しく聞かせていただきたい。
◎伊藤充 学校指導課長  現在学校では,地域に応じた指導であるとか,個に応じた指導であるとかというふうなことについて力を尽くして,それぞれ学校の教育課題を解決しようとしております。ただこの学校のこの学年におきましては,学年全体の子供たちを1人の担任ではなくて3人の担任でそれぞれ指導していこうというふうなことで話をしておりましたので,そのようなことからこういうふうなやってはいけないことについて感覚的に麻痺していったのではないかと考えられます。
◆渡辺和光 委員  今回の件については,1人の教師の指導によって起こったのがきっかけになっていますけれど,結果としてたらい回しを受けたというようなことを見たときに,組織的な構造があったのではないかと思います。これまで教育委員会としては,いじめとか不登校とかというのはずっと優先的に取り組んできた大きな課題の一つだと思うんですが,先生が子供を指導していく上でのそういう指導を教育委員会として,してきたのかどうか。教師が子供に対するいじめとか,体罰とか,例えば廊下に立たせるとかということは,いろんなところで出てきているのは承知をしているんですが,今回こういった度を超えた対応,人権侵害にもかかわるような事案が起こったことについて,教育委員会としていじめというものについてどのように先生方に対して研修を講じてきたのか,聞かせてください。
◎伊藤充 学校指導課長  いじめ問題につきましては,不登校とともに新潟市の子供たちにとりまして,一刻も早く改善しなければいけない問題でありますし,いじめ自体は決して起こしてはいけない問題でありますので,月1遍開かれます校長会,教頭会はもとより,市の総合教育センターで開催されます初任者研修を初め12年研であるとか,その教員のライフステージに対応したそれぞれの研修の中で,学校としていじめを起こしてはいけないというふうなことについて,具体的ないじめの事例等を交えながら指導してまいりました。
◆渡辺和光 委員  最後の1点ですが,市の方では今回の件が起こって,この児童の心のケアへの取り組みを最優先課題にしていきますと。それは当然のことだと思いますし,その一方で,今後こういった事象がほかの学校,またはその学校で起きないような対応をしていかなくてはならないだろうと思います。校長会,教頭会での人権意識の研修や教員の研修というものをしていくというようなお話がありましたけど,早急に計画を立てて取り組みをしていくべきだと思いますが,その計画について具体的にどういったスパンの中でやっていかれようとするのか,お示しください。
◎伊藤充 学校指導課長  校長,教頭につきましては,5月の校長会,教頭会で指導していきたいと思いますし,各学校における教職員の人権意識高揚の研修会につきましても,5月中,遅くても6月の中旬までにはすべての小・中学校で開催したいと考えております。
◆青木学 委員  まず,確認をしますが,3学年というのは3クラスだけなんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  はい,そうでございます。
◆青木学 委員  マスコミの情報で確認をしたときに,反省を促すために例えば廊下に出すというのはまだ理解できる部分ですけども,ほかの教室に追放するというか,行かせるというのは,どうしてこういうことができるのかなというのが理解できなかったところなんです。今の課長の説明では,3学年の3クラスの担任が意思疎通をして対応していこうというふうになっていたということで,それは別に悪いことではないと思いますけども,そこではっきりしないのがその3人の教員の間で,例えばクラスでこういう言うことを聞かない子供がいるから,そういう場合には自分のクラスを追い出してほかのクラスに入れましょうというふうな,そういう確認もあったんですか,そういう意思疎通もあったんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  そういう確認があったというふうに学校からは報告を受けてはおりません。ただ先ほども申し上げましたように,例えば総合的な学習の時間などではさまざまな課題があります。子供が追求したい課題はいろいろあるわけでして,課題ごとにグループはそこの組の担任のところに行って,そこで総合の授業を受けるということで,例えば自然環境については別の組の担任のところに行って自然環境の課題を追求をするとかというような,そういうふうな総合的な学習の時間等があったためにこのような形で非常に人権意識に問題のあることについて,ブレーキがかからなかったというふうに考えております。
◆青木学 委員  では,これも確認になりますが,その生徒を送られてきた方の教員というのは,例えば1組の教員の方にどうして今回こういうふうになったのかというふうな確認は全くしなかったんですか。何の抵抗もなく受け入れたということなんですか。どうしてこの子供さんを自分のクラスの方に送ってきたんですかというふうな,そこでのコミュニケーションというのはなかったんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほど申し上げましたように,前もってそういうふうなことを相談したわけではありませんが,今回送るときに今こういうふうな子供がいるから送ってもいいかというふうなことについては,お話をして了承して行ったというふうなことであります。
◆青木学 委員  この3人の教員というのは3学年になって初めてこのメンバーになったんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  3人おりますが,そのうち1人は2年生から引き続き持っております。それから,ほかの2人は3年生になってからの教員でございます。
◆青木学 委員  2年生からの持ち上がりというのがこの1組の担任でしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  いいえ。2組の担任でございます。
◆青木学 委員  それから,不登校になったAという子供さんは何か提出物を忘れた人というふうなことで,黒板に名前を書くなんていうこともありましたが,割としょっちゅうそういう忘れ物だとかが多かったんでしょうか,あるいは課題を提出しなかったりとかということがあったんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  課題を提出するのが遅い子供であったというふうに聞いております。
◆青木学 委員  これはプライバシーとかの問題にかかわってきますけれども,例えばこの4月から発達障害者支援法の施行とか,学習障害だとか,ADHDだとかということで,いろいろ想定できなかった部分もあるかもしれませんけども,そうしたことによって課題の提出がおくれてきたとか,そういうことではないんですか。その辺の状況はわかりますか。
◎伊藤充 学校指導課長  そういうふうなことがあるというようなことは聞いておりません。
◆青木学 委員  それから,1組の教員に対して校長は日ごろからどういうふうに評価されていたんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  子供に対しては大変熱心に指導する教諭であるというふうなことは言っていたと思います。ただ,そのほかのことについては今資料を持っておりませんもので,はっきり申し上げることはできません。
◆青木学 委員  現場での細かいやりとりはあると思うんですが,校長がその教員をどう評価していたかというのは,課長は知らないんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  現在資料を持っておりませんでして,先ほど申し上げましたように,熱心に指導する教諭であったというふうなことについては知っております。
◆青木学 委員  資料がなくても課長が直接校長から聞く機会がなかったかにしても,部下の職員が聞いて課長にそういうは報告してないんですか。単なる熱心な教員だけだったなんていうことにはならないでしょう。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほど申し上げましたように,大変熱心に子供の力をつけるというふうな教員であるというふうなことは聞いておりますし,今までさまざまな形で問題があったというふうなことについては報告を受けておりません。
◆青木学 委員  処分は県教委の対応を待つということですけども,たしか報道では4年生の担任になったか,あるいはほかの学校に行かれたとかそういうことがあったのではないかと思いますが,その辺を最後に聞かせてもらいたいんですけれども。
◎伊藤充 学校指導課長  4年生というのは。
◆青木学 委員  私の勘違いかもしれませんが,今回の3人の教員は今回の件で何か異動があったということはなかったでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  異動そのものはございません。
◆青木学 委員  では,今も通常どおりに授業を続けているということなんですね。
◎伊藤充 学校指導課長  学年は違いますが,1名は同じ学年で,2名は違う学年で授業しております。
◆永井武弘 委員  この件が起きたのは3月の7日,8日で,市の教育委員会が報告を受けたのが4月16日ということですが,これでいいですか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会に電話の一報が入りましたのが3月16日水曜日でございます。それで,そのときに市教委としましては,報告書を提出するようにというようなことと,それから先ほど申し上げましたように子供の心のケアを一番に考えること,それから保護者に対して誠意ある謝罪をすること,そして再発防止について指導しております。
◆永井武弘 委員  いつもそうなんですが,市教育委員会への連絡が遅いということは,この問題だけではないんですが,その件についての課長の考え方は,いかがですか。
◎伊藤充 学校指導課長  今回の事件のような重大なことにつきましては,とにかく報告,連絡,相談というようなことを徹底するように,それぞれ校長会で言っておりますが,結果的に状況に応じて遅い場合もありますので,今後一層指導してまいりたいと思います。
◆柏一二 委員  いじめや不登校については社会問題になりまして,いろんな指導もあります。しかし,今回は教師がそれをした側に回るということになりました。しかしながらこれを見ますと,夏休みに問題が出ていますし,長期間にわたるこういうものが,なぜ学校の中で問題化しないのか。先生方の話し合いの場がないのかという問題ですけども,それがあれば防げると思うんですけども,そういう問題について学校内ではどのような縦の連絡と横の連絡があるんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  学校では,職員会議と申しまして月に1遍ぐらい,情報交換の会であるとか,それから子供を語る会といいまして,特に丁寧に指導しなければいけないような子供についての情報交換会を持っております。しかしながら,今回このような形で全くそれが保護者の指摘があるまで校長が知らなかったというふうなことにつきましては,大変重大なことだと思っております。これについては,学年の中でたまたま行われていたことを当事者の学年の教員がお互いにチェックする機能がなかったこと,それから他の学年及び管理職がこれをチェックする機能がなかったことから,このようなことで長期化したものというふうに考えております。今後お互いのチェック機能を高める面につきましても,研修会の中で指導させていきたいと考えております。
◆柏一二 委員  学年の全体の問題になればだれかがそれを知る義務があるし,また指導する義務がありますよね。そういうものがあると思うんですけども,それはないんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育計画で差別や人権に配慮した指導が計画どおり行われているかをチェックするのは教務主任及び校長,教頭でありますので,そこでチェックすることが残念ながらできていなかったのだというふうに考えております。
◆柏一二 委員  よその学校でもそういうことはあるということでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  先ほど申し上げましたように,さまざまなチェック機能が本来働いてしかるべきでありますし,当然ながら我々はそのチェック機能を働かせて子供の人権や差別に配慮した指導を行うというふうなことを指導しております。そのほかの学校でそういうふうな報告はありませんけれども,今後ほかの学校でもこのようなことが起こらないようにきちんと指導なり,それから研修なりを積んでいきたいと考えております。
◆柏一二 委員  1点だけにして終わりますけども,学校では子供たちは弱い立場です。子供たちの権利を守るために国連の子どもの権利条約がありますけども,そういうことを教育現場で子供たちに教えて,そういうものが子供たちの権利としてあるんだと,子供たちが自己主張できるような環境づくりが欲しいと思うんです。そういう子どもの権利条約については徹底をしているんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  それに従って指導しておりますが,さらにお話のようにそれが行き渡るように指導してまいりたいと思います。
◆新保正樹 委員  1点聞かせてください。学校側から市の教育委員会に報告があったのは3月16日ですね。この新聞が出たのは4月27日。考えてみるとこの報道がなされなかったら我々委員会に対しての報告というのは,いつやる予定だったのか。新聞が出たことによってきょうの報告になったのではないかと。3月16日に報告があった時点で,当委員会に報告があってもよかったのではないかと。そんな点では何か議会と教育委員会がぎくしゃくしている感じを今一連の課長の答弁を聞いていて思うんです。何か言うとまたおしかりを受けるのではないかということで,なるべくこの報告をしたくなかったのではないのかなというふうな気がかりがあるんですが,その点の課長の明快なる答弁をお願いします。
◎伊藤充 学校指導課長  今の御指摘でありますが,そのようなことは一切ありません。実は,この子供が3月9日以来不登校になっておりまして,さまざまな形で子供自身も登校について悩んでおります。したがいまして,この子供の登校の状況を見ながらとは考えておりましたが,そのようなことでありまして,決して議員が御指摘のような考えはありません。
◆新保正樹 委員  早急に報告することを要望して,終わります。
◆轡田朗 委員  一つなんですけども,読売新聞の中には教師たちの嫌がらせのほんの一部というように保護者が言っていますよね。それから,新潟日報には学年ぐるみの行き過ぎた指導に保護者から怒りの声が上がっていると。4月19日には保護者会を開いて謝罪をしたというふうになっていますね。これは,3教諭だけだったというふうにして限定されたような話として区切っていいんですか。それとももう少しいろんなところに波及するような問題があったんですか。
 それから,保護者会ではどのような意見が出たのかというのをお聞かせください。
◎伊藤充 学校指導課長  そのほかにもあるというふうな件につきましては,この1組の担任以外の3年生の2人の担任の行為を言っております。また1組の担任の今回問題になった3月7日,8日のAさんの問題以外に前にもあったというふうな意味であります。
 それから,保護者会でございますが,4月19日にPTA総会が開かれております。そこであったお話だと思っておりますが,その前に3月18日に役員会を1遍開いておりまして,そこで報告しております。その後,4月19日にPTA総会を開いてあるわけですが,このときには,保護者の間からこういうふうなことがあって遺憾であるということと,それから他の児童に対しても机を他のクラスに移動させて授業を受けさせた事実があるのではないかというふうな意見も出ておりました。
◆室橋春季 委員  何点かお聞かせ願いたいと思っております。
 一つ目は,このかかわった3名のそれぞれの学級担任の当該小学校の在籍といいますか,異動してきて勤務している年数,それから校長先生と教頭先生,教務主任,それぞれその学校に何年おられているのか,そこをまず確認したいんですが。
◎伊藤充 学校指導課長  まず,1組の担任のこの学校での勤務年数は4年であります。それから,2組の担任につきましては2年であります。それから,3組の担任については1年であります。それから,教頭はことしが1年目でございます。それから,校長は2年目であります。教務主任については今資料がありません。
◆室橋春季 委員  なぜこんな質問をするかといいますと,この3人の連携が余りにも私は密に感じるんです。この3人が共通の学年で勤務しているのは1年間だけなんですよ。この3人が連携を密にすることは決して悪いことではありませんし,体罰一般を否定するわけではありませんけれども,余りにも連携がいいものですから,そのあたりについては皆さんの一律な指導によって,ここまで足並みがそろうということは私は考えづらいんです。保護者会にももっとほかにも意見が出されたのではないかというふうに思わざるを得ないんですけれども,そういう事例がたび重なっている結果起こっていることではないかなというふうに推測できるんですが,皆さんの方の調査ではどういうふうな結果だったんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  私どもの調査では,先ほど申し上げましたように,課題別で学習を進める総合的な学習の時間などで学級を解体して,それぞれ課題に応じて学級担任をかえて指導を行うというふうなことが常時行われておりましたので,たまたまそのようなことからこのような不適切なことに歯どめがかからなくなったのではないかというふうに考えております。
◆室橋春季 委員  必ずしもそうではないんじゃないかなという気はしないでもないんですが,このAという子供の事例だけは最初に情報が伝わって報道がされて,その後報告してなかった3件のケースについても,また改めて発覚をしたというところからしましても,どうもそのあたりが私どもとしては疑わしいというふうに思うわざるを得ないんですよ。事実経過はともかくとしまして,そのあたりのことは教育委員会としてはどのように考えているのかなというふうに思っているんです。どういうことかといいますと,先生方は異動しているわけですよ。この学校だけの問題ではないのかもしれない。そういった目で私としては見てもらいたいなというふうに思っているんですけれども,そのあたりはいかがなものですか。
◎伊藤充 学校指導課長  そのほかの子供たちにつきましては,先ほど申し上げましたように,この3人の教員がそれぞれに行っていたわけであります。それから,そのほかの学校について確かに私どもも非常に心配しておりますが,そのようなことがないように指導及び研修会等を通じまして,学習をする子供たち一人ひとりが本当に学校に来てよかったというような学習が実現するように,今後とも教育委員会として指導を続けていきたいと思っております。
◆室橋春季 委員  指導はぜひ続けてもらいたいとは思います。そういう意味でも,もう一歩突っ込んでお聞きしたいんですけれども,いわば情報が外に漏れない,結果としてわからなかったわけですし,たまたま1件目が出て,その後に2件目もひょんなことから出てくると。情報を外に漏らさない環境になっています。そうではなくて,職場であったり教育現場でありますから,そこが主体性を持って頑張ってもらいたいんですけれども,そのことを一定程度チェックしながら情報が共有できるような環境をつくっていくことが教育委員会の使命だというふうに思うんです。そういう意味では大きな問題だと思うんですが,そのあたりはいかがですか。
◎伊藤充 学校指導課長  私も委員の意見に同感であります。私ども教育委員会も3月7日と8日の児童Aに対することについては報告を受けておりましたが,そのほかのこの1組の担任がAについてどんなことを言ったかであるとか,そのほかの同じ学年の教員がほかの子供たちに対してどうしていたかというのが,後になってから私どもに追加して報告されたということでありました。学校の中の情報がもう少し私どもにも,また多くの地域の方々やPTAの方々にも広く情報が流れるような形でなければ,地域と一体となったこれからの学校づくりはとてもできないと考えております。そのために私どもは,さらに学校をサポートするために学校を訪問したりする機会をふやしたいというふうに考えておりますし,また地域の人たちがもっと自由な形で学校に入れるような,そういうシステムをこれから考えていきたいと思っております。
◆室橋春季 委員  大いにそれに頑張っていただきたいと思います。そこで,先ほど在校年数をお聞きいたしましたけれども,校長先生,教頭先生,教務主任がその事態を掌握していなかったという御報告でした。それは極めて遺憾なことです。それから同じ学年の3人の担任の先生が一緒にやっているわけですから,当然その中に学年主任が含まれていたというふうに思うんです。本来管理を徹底するという意味で,果たしてそれでいいのかどうかは問題があるんですけれども,教育的な意味で求められている学年主任の役割,教頭の役割,教務主任の役割というのが阻害されるような状況というのは,これがなぜ起きたのかというのは非常に疑問なんです。強いて言えば,在校年数1年,2年というこの短さとの関係もあるのかなということもありましてお聞きしたんですけれども,その背景,原因について教育委員会としてはどういうふうに分析をされたんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  在校年数の短さと今回の事件についての関連は,今のところまだ見出せておりません。ただやはり学年の中だけで物事を考え,処理していくという体制自体は,このような問題を多く生んでいくことになります。今現在は開かれた学校ということを目標としておりますので,学校の中に対しても開かれた学校であるべきでありますし,それから外に対しても当然開かれた学校であるべきであります。私どもはこれからそのような視点を大切にして指導を続けてまいりたいと思っております。
◆室橋春季 委員  最後になりますが,この3学年の各クラスには副任というものはいなかったんですか。つまり子供たちに対する教育的指導を進めていく体制と,時には行き過ぎることを抑止する力というのは働くものですけれども,そのために副任を置くとか,いろんな努力をこの間してきたと思うんですね。ここでは副任はいなかったんですか。
◎伊藤充 学校指導課長  副任は,主に中学校でおりますけれども,小学校の場合は一般的には学級担任が集まって学年部というのを構成いたしまして,そこで学年主任が1人,学級の子供たちや学級の教職員についてさまざまな形で学年主任の役職を果たすということで,副任はおりません。
◆室橋春季 委員  最後に,暴言のことだけではなくて,いわば教育的な措置を講じていくシステムそのものに大きな問題があるというふうに思っておりますので,ぜひそこの是正に向けて頑張っていただきたいということを要望して,終わります。
◆渋谷明治 委員  私は28日の日に校長先生にお会いできまして,懇談をしてまいりました。校長先生がおっしゃるには,新聞の報道については表現の違いが若干ありますが,ほぼ内容は正確に報道されておりますと述べられました。
 そこで伺いたいんですが,日本国憲法では23条,26条で教育権をうたっていますよね。教育基本法では,第2条,3条,4条,これは見ればわかるとおりです。それから,もう一つは,先ほど柏委員がおっしゃいましたように,子どもの権利条約がある。不登校になると,どれだけその子供さんに学校に親しんでもらうか,学校に来ていただくだけでも本当に苦労してやっているんです。今回の件は全く逆なことやっている。教育委員会は,この憲法,教育基本法,子どもの権利条約,どの法に照らし合わせてみてどういう問題があったと判断していますか。
◎伊藤充 学校指導課長  憲法なり教育基本法なり学校教育法なり,それぞれ条項で規定されておりますが,一番具体的には学校教育法の体罰をしてはいけないという点がこれに直接的に当たると思います。ただ当然ながら体罰をしてはいけないという法の背景には,憲法なり教育基本法なり,あるいはさまざまなそのような宣言等があります。具体的には体罰をしてはいけないというふうな条項に違反すると考えております。
◆渋谷明治 委員  そこで,今何人かの委員から話がありましたけど,1人の先生が行き過ぎて対応したというなら私はわかるんです。ところが,これは3人の先生がやったことです。この問題が系統的でないとすれば,1人の先生が,それはうまくないよと,すぐその場で,先生,あなたは子供をこっちによこしたけど,それはだめだよと,それはそのクラスで粘り強くやる必要があるんだということを言わなければならない。それがすうすうといったということは,事実はわかりませんが,この学年のこの子が特別に相性が合わなくて,ぽっと出てきたというふうに考えられるのではないのか。熱心さというのはわかりますが,ここは何がまずかったのかというところをえぐらなければならない。そこで,私が一番この問題で大事だと思っているのは子どもの権利条約でして,ここにはこう書いてあります。子供にとって一番よいことは何かを考えなければならないと訴えかけるものだと。それは,大人にとってどうあるべきかを問いかけるものでもありますと。そして,子供には生きる権利と,それから育つ権利と,それから守られる権利,それから参加する権利と,4点ほどがポイントになっている。そこで教育委員会に伺いたい。子どもの権利条約とか教育基本法を先生方にどれぐらいの時間を割いて,どんな研修をなさっているんですか。あなた方は,よく研修する,研修すると言うけども,一番大事な根本ですよ,これは。カリキュラムがあったら示していただきたい。
◎伊藤充 学校指導課長  今お話しになった法規面につきましても大変重要なことであります。それで,先ほど教員のライフステージに応じて研修をしているというふうなことをお話ししましたけれども,12年経験した教員につきまして全員が研修する機会がありまして,そこのときに法規面すべてにつきまして4時間ほど全員に指導しております。したがいまして,今回の1組と2組の担任2人は,12年研で指導しておりますし,またそのほか子どもの権利条約につきましても機会をとらえて指導はしております。基本的にはその12年研において体系的に法律については指導しております。
◆渋谷明治 委員  それは,どんな教科書に基づいてやっていますか。あなた方は教科書があるでしょう,研修をやっているんだから。
◎伊藤充 学校指導課長  教科書や資料を配付しながらしておりますが,今現在資料は持っておりません。
◆渋谷明治 委員  教師の対応によって不登校になってしまったわけだ。私は,個人を責める気はないんだけど,教師の側から不登校をつくったなんていうのは全く許されないことなんですよ。1人ではなくて,3人が関係したことが教育委員会ではわかったと。その後の対応は,私は教育委員会の最大の欠点だと思っている。まず,私たちに対する報告がない,これはたしか委員長かどなたかが催促したら,では協議会を開きますか,説明しましょうかと。小林委員が臨時の教育委員会の開催を指摘したらやっとこれから臨時の教育委員会を開くと。教育の根本にかかわる問題ですよ。子供ができる,できないの問題でない。もう一度申し上げますが,不登校になった子供さんから学校においでいただくために,どれだけ時間をかけて苦労されるか。子供にも努力してもらうし,学校側も,お父さん,お母さん方も苦労される。不登校になった子供の親は本当に死ぬ思いなんですよ。それだけ重大な問題なんです。子供にとって一番よいことは何かを考えなければならないというのが教師なんですよ。この問題に触れたときに,あなた方は教育した,教育したと言っていますが,教育の仕方がまずかった。今学校の新聞を見てみなさい。点数が上がったか上がらなかっただけですよ。だから,2学期制にしなければならないと,授業数をふやさなければならないと,子供の置かれた最もよい条件でどうやっていこうということがない。そういう方向からこれが出てきたのではないですか,違いますか,課長。
◎伊藤充 学校指導課長  今委員御指摘の子供にとってどうかという視点,それから子供たちがどうするべきかという視点は,委員がおっしゃるとおりであります。私どもはそれをもう一遍さまざまな施策,それから研修内容に照らし合わせてこのようなことが二度と起こらないように指導なり施策を考えてまいりたいと思っております。
◆渋谷明治 委員  こういう教育基本法とか憲法とか子どもの権利条約をあなた方は研修をしたと言うから,その研修内容を後でお示しいただきたいということだけ述べて,終わります。
◆金子益夫 委員  今回,担任教師のこうしたことが不登校の子供をつくってしまったということは,あってはならない問題であります。教育とはそもそも非常に金と時間がかかる大変な問題であります。しかしこれは一番大切なことであり,民族の存亡にもかかわる問題だというふうに思っております。私は,旧豊栄市では常に地域と学校の対話が行き交う学校を目指してということでやってまいったつもりであります。合併して1カ月半たちまして,吸収された市町村には教育委員会がなくなったわけでありますが,こうした問題が起きたとき,今担当課長のお話を聞いて,適切な指導という面ではそれなりのものがなされるのかなという期待感はございますけれども,迅速という面ではエリアが大きくなって学校の数が大変に多くなってまいりますと危惧される面があるんですが,この1点だけを聞いておきたいと思います。
◎伊藤充 学校指導課長  委員御指摘のように,大きくなればなるほど場合によってはきめ細かな指導などが行き届かなくなるような可能性もあるかと考えております。そのため,教育委員会といたしましては合併された旧12市町村域を五つに分けまして,合併された市町村の学校に対するきめ細かな指導でありますとか,それから学校からの相談でありますとかというふうなことで,地区担当指導主事をそこの教育事務所,具体的に言えば新津,豊栄,白根,それから中蒲については亀田,そして西蒲については現在10月に巻町が合併するというふうなことを踏まえまして,現在は学校指導課内に置いておりますが,5人の地区担当指導主事を置きまして,そこで地区のさまざまな相談であるとか学校訪問等を行っております。確かに大きくなりますと,それだけきめ細かな指導がやりにくくなるようなことがございますので,このような地区担当指導主事を置くとともに,週1遍地区担当指導主事と私どもの情報交換会を開くなどして,今後ともきめ細かな指導に努めたいと考えております。
◆金子益夫 委員  意のあるところは理解できますが,今ほど渋谷委員御指摘のとおり人権という問題,子供の権利の問題,いろいろ考えたときに適切なその後の指導がどうあるべきかということの方がよりウエートがあると思うんです。そういう中で,適切な指導をされて一日も早くこの子が教室に戻れるように切望してやみません。終わります。
◆本図良雄 委員  1点だけお聞きをしたいんですが,今後の対応について3点のお話がありました。当該児童の心のケアについてというような点と,それから学校に対しては一人ひとりの児童にまさに心のこもった指導していくんだという点,3点目は他の学校に対してもそのようなことについて校長会あるいは教頭会の場で,いろんな研修会でやっていくと,こういう3点の方向性が出されているわけなんですが,私は視点が少し足りないのではないかと思うんです。これは,ある意味では大人の視点なんですよね。逆に,子供の目線に立った対応策とは何かという点が,これからはあっていいのではないかと思っているんですが,その辺についてはどういうふうな考え方があるか,お聞きをしたいんですが。
◎伊藤充 学校指導課長  子供の視点に立ちますと,本来学校で自分たちを守り,そして自分たちの健やかな成長を保障してくれるはずの教員がこのようなことをやったということで,子供の視点に立てばそのようなことが全くあってはいけないわけであります。ただ我々は教員として,今までさまざまなことを指導してまいりましたが,さらに私たち教員が子供にとって自分たちの指導がどのように受けられているのか,自分たちが子供に言ったこと及び子供に示した行動がどのように受けられるのかという視点を教員一人ひとりに持たせることが,子供の視点に立った指導を行うというふうなことになっていくと考えられますので,これから計画しております研修会でありますとか,それから校長会,教頭会におきまして,今御指摘いただきました子供の視点ということを十分に踏まえて,子供たちを見られる教員になるように指導してまいりたいと思っております。
◆本図良雄 委員  ぜひともそういう方向で頑張ってもらいたいんですが,子供にとっては何が嫌なのかといった部分は物すごく大事なことだと思うんです。つまりそのことが把握をできている,できてないということが今日の結果だと思うんですよ。先ほど学校指導課の方で調査と言いましたけども,これは子供に対しても調査というか,そういう聞き取りみたいなことをやったのかどうかというのはどうなんでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  実際本人は今不登校になっております。それから,机を運んだという児童には,教師が机を運ばせたというふうなことで非常に子供にも悪い影響を与えておるわけでありますが,さまざまなことを考慮しまして,子供自身に対する聞き取りはやってはおりません。それについて指導した教師から子供の見方等について聞き取りをしております。また,このようなことをやった教師については,子供の前で自分の考えでありますとか,それからそのときどうしてやったかというふうなことについて謝罪をしております。
◆本図良雄 委員  冒頭に申しましたけども,子供にとって嫌なこと,例えば学校で嫌なことがあったということは明らかになってこない。つまり隠ぺいされていくという状況になると思うんですよ。だから,常に子供からこういう嫌なことがありましたよということが言えるような学校づくりをしてもらいたいと思っております。要望です。
◆渡辺均 委員  これを見ますと,例えば両腕をつかんで出した子,あるいはその保護者,もちろんこの児童が一番の被害者ですけれども,きょう,マスコミがこうやって入ってくるということ自体,非常に怖いことなんですよね。こういう事実関係の報道のあり方というのは非常に怖い,これはマスコミのペン一つで,あるいは画面一つで周知されるわけですから。教育委員会にお願いなんですけれども,事実関係をしっかり押さえながら,各当事者の方々の心をしっかり感じながら報道するようにマスコミにお願いできるような形で指導していただければと思います。私も6年間PTA会長をやっていまして,こういう事件は本当に多いと思いました。紙一重で間違えればこういう事件になることはたくさんあります。その辺に気を使っていただくように指導することについては,いかがでしょうか。
◎伊藤充 学校指導課長  教育委員会といたしましては,今現在不登校になっている子供のことが一番気がかりでございますし,その子供が一日も早く学校に出てきていただけることを願っております。また,この子供たちだけでなくて,教員の指示によって机を運んだ子供たち,それから教員の言葉によってさまざまな影響を受けた子供たち,そのような子供たちがたくさんおりますので,学校と,そして教育委員会,そしてその地域,PTA,それから専門機関が一体となりながら,子供たちのケアに全力を挙げたいと思いますし,また教育委員会といたしましてはこのようなことが決して再発しないように,今後とも対処していきたいと考えております。
◆渡辺均 委員  本当にしっかりと対応してください。
◆大泉弘 委員  皆さんからいろんな質問や意見が出たんですけども,問題なのはここにありますけども,ほかにも3児童が対象になっていて,学校側が教育委員会に報告しなかったということです。そして,児童は先生を選べないという点では,その児童にとって一生を左右する大事件だと思います。それから,16年度の3学年だけが学年同士で連携をとってやっていたのかどうか。これを考えればほかにも,そういう事例はいっぱいあると思うんです,この学校を含めて。ここに2月の下旬の参観日に4年生になれない子と学習参観日に書いておくこと自体,学校の教育現場では考えられないことですので,そういう面で教育委員会としてはもっときちっと学校現場を見て,そして子供たちのために何をするのか,それを十分にこの事件を契機として努力してもらいたい。要望しておきます。
◎伊藤充 学校指導課長  そのような形で,今後とも学校現場をよく訪問しながらサポートしてまいりたいと思っております。
○渡辺有子 委員長  ほかにありませんか。
                   (な  し)
○渡辺有子 委員長  なければ以上で学校指導課の報告を終わります。
 以上で本日の日程を終了し,協議会を閉会いたします。(午後2:59)