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神奈川県 中井町

平成20年第2回定例会(第2日) 本文




2008年06月13日:平成20年第2回定例会(第2日) 本文

             会 議 の 記 録
                          平成20.6.13

議長  皆さん、こんにちは。
 出席議員は定足数に達しております。議会は成立いたしました。6月定例会第2日目の会議を開きます。
                           (14時35分)
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。


議長  日程第1「議案第26号専決処分の承認を求めることについて(中井町税条例の一部を改正する条例)」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  こんにちは。御苦労さまでございます。
 それでは、議案第26号専決処分の承認を求めることについての提案説明をいたします。
 今回の中井町税条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部を改正する法律(平成20年法律第21号)が平成20年4月30日に公布され、同日から施行されたことに伴い、中井町税条例の一部を改正する必要が生じましたので、専決処分したものであります。
 1点目の改正といたしましては、法人でない社団または財団が収益事業を行う場合には法人とみなされることになったため、第4条及び12条中の「法人等」を「法人」に改めるものであります。2点目の改正は、第12条の法人町民税均等割税率表の文言の整理と、最高税率から最低税率までの表記を逆に配列した改正をするものであります。3点目についてですが、中井町税条例附則で定めている引用条文の法附則第16条第8項を法附則第15条の9第1項に改正するものであります。
 よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。以上です。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結します。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第26号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第2「議案第27号中井町国民健康保険税条例の一部を改正する条例」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  議案第27号中井町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 今回の改正内容は、地方税法等の一部改正に伴い、課税限度額の見直しと、後期高齢者医療制度創設に伴い軽減措置を受けることができるよう、所要の改正を行うものであります。
 課税限度額については、医療分を56万円から47万円に引き下げる一方、新たに設けられました後期高齢者支援金分に限度額12万円を規定するものであります。また、後期高齢者医療制度への移行により、国保加入世帯の負担がふえることがないよう、軽減判定の継続措置等、所要の改正を行うものであります。
 なお、本議案につきましては、5月29日に開催されました国民健康保険運営協議会において了承されておりますので、申し添えさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。以上です。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。


成川保美  この国民健康保険税条例の一部改正ということでございますが、まず大きく見て、我が町の対象者はどの程度に…国民健康保険の被保険者にかかわる後期高齢者支援金などの世帯割が、特定世帯と特定世帯以外の世帯に分かれるということの部分があると思うんですが、その部分で、我が町の対象者はどの程度になるのか。
 また、一定の所得以外の世帯に対して、均等割、平等割を減額する中において、6割軽減、4割軽減というのがございますが、それらの対象者の割合数値は、大体、我が町においてどの程度になるか、大きな大体の数値で結構でございますので、おわかりだったら教えていただきたいと思います。


町民課長  ただいまの質問にお答えいたします。
 今回の条例改正によりまして、影響額ですけども、限度額のほうにおきましてはですね、医療分と支援金分合わせまして3万円の増になります。そして、20年度約70世帯が限度額になろうかというふうに推測されておりますので、約210万ほどの増になろうかと思われます。
 それでですね、もう1点のですね、特定世帯になった場合にですね、どのくらいの件数がなるかということでありますけども、この件につきましてはですね、この地方税法等の一部改正がですね、衆議院で再可決されたのが4月30日でありまして、今現在、それに対するシステム改修のほうがですね、行われてまだありません。これはですね、8月の本算定までに行うということになっております。ですのでですね、今の段階で、特定世帯がですね、何世帯、また6割軽減世帯が何世帯、4割軽減世帯が何世帯ありまして、それがどのぐらい、2分の1になるかというようなことが、今現在把握できておりませんので、御了承願いたいと思います。


成川保美  総体的に3万円増ということで、70世帯が210万増と。それ以外については、6割軽減、4割軽減に対しては、中井町の方たちはどの程度になるかわからないというお答えだったと思うんですが、では、違う角度からなんですが、国保単身世帯となった場合、5年間の軽減措置がございます。その中において、単純な例なんですけど、夫は後期高齢者医療制度加入になったと。そして、妻は国保加入で残った場合に、国保の平等割額が2分の1となるということになっていると思います。そういうふうにした場合にトータル的に、もし…単純にで結構でございます。一般的に支払う額は多くなるのか、少なくなるのかをお尋ねしたいと思います。
 そして、この5年間軽減措置が終わった場合にはどういう形になるのか、お尋ねしたいと思います。


町民課長  お答えいたします。
 平等割が2分の1になりまして、国保世帯と後期高齢者が20年度から一緒になりますけども、それを比べた場合ですね、国民健康保険世帯も減額になりますし、後期高齢のほうも減額になるというふうに思われます。
 それとですね、5年後はどうなるのかというようなことですけども、これはですね、あくまでも軽減措置ということでありますので、5年後には元に戻るというようなことになろうかと思います。


成川保美  なかなか年金暮らしの人たちにしてみれば、ちょっと厳しいかなと思う部分があるんですが、では、被用者の保険の被扶養者であった者に対しての軽減措置2年ということになっております。それは、65歳以上ということなんですが、65歳以上の場合はどうなるのかということをお尋ねしたいと思います。そしてこれは、条例改正することによって、国保の運営自体はどのようになるのか、また、これは低所得者に対して手厚い条例改正となっているのかどうかお尋ねいたします。


町民課長  被扶養者のですね、軽減措置というものはですね、被扶養者、75歳以上の人がですね、御主人といたしますと、その方が自分のですね、社会保険に入っていたというような方でありまして、その奥さんがですね、いた場合、75歳以上で後期高齢に御主人が移りますと、奥さんの場合はですね、息子さんの扶養になるか、国民健康保険に入るかというようなことになろうかと思います。国民健康保険になった場合はですね、その均等割と平等割を2年間2分の1ということになるということで、軽減になろうかと思います。
 その影響額ですけども、中井町ではですね、75歳以上で、本人がですね、社会保険に入っていられる方はそれほどいないというふうに思われます。10世帯もなく、1けたの世帯しかないというふうに推測しておりますので、影響額としてはそれほどなろうかということだと思います。
 低所得者に対して手厚いかというようなことになると思いますけども、75歳以上で社会保険の本人ということになれば、その方は低所得者ではなく、それなりの収入がある方ではないかというふうに思われます。


議長  ほかに質疑ございませんか。
 質疑ないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第27号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第3「議案第28号中井町消防団条例の一部を改正する条例」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  議案第28号中井町消防団条例の一部を改正する条例の提案説明をいたします。
 消防組織法の改正に伴い、条例中に引用しております条項に移動が生じたことから、条例を改正するものです。よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
           (「議事進行」の声あり)
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第28号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第4「議案第29号中井町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  議案第29号中井町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の提案説明をいたします。
 非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に伴い、条例に定める非常勤消防団員等に対する損害補償に係る補償基準額の加算額について、配偶者以外の扶養親族に係る加算額を200円から217円に引き上げるものであります。よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
           (「議事進行」の声あり)
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第29号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第5「議案第30号神奈川県後期高齢者医療広域連合規約の変更について」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  議案第30号神奈川県後期高齢者医療広域連合規約の変更について説明申し上げます。
 高齢者の医療の確保に関する法律施行令の全部改正及び県内すべての市町村で後期高齢者医療に関する条例が制定され、市町村の事務が明確になったことに伴い、地方自治法第291条の3第1項の規定により、神奈川県後期高齢者医療広域連合規約を変更することについて、関係市町村と協議する必要があるので、地方自治法第291条の11の規定により提案するものであります。よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。以上です。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
           (「議事進行」の声あり)
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第30号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成多数、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第6「議案第31号平成20年度中井町水道事業会計補正予算(第1号)」を議題とします。
 町長から提案理由の説明を求めます。


町長  議案第31号平成20年度中井町水道事業会計補正予算(第1号)について提案説明を申し上げます。
 今回の補正予算につきましては、久所浄水場から富士見台配水池への送水するNo.1ポンプ交換のための補正でございます。なお、修繕費の財源といたしましては、建設改良積立金を取り崩し、収支の均衡を図りました。よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。以上です。


議長  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。


古宮一広  今回、富士見台配水池への送水ポンプの交換ということなんですけれど、当然、2台で交互運転をしているのかと思います。そういった中で、このポンプのですね、設置された…今まで使っていたポンプのですね、設置されて、要するに経過年数と、基本的ないわゆる減価償却の年数、そして、これらのポンプが、交換の際、他メーカーとのいわゆるチェンジができるのかどうか、その辺はどうなんでしょう。お尋ねいたします。


上下水道課長  ただいまの関係、ポンプの経過年数ですけども、14年が一応経過しているというところです。通常、耐用年数的には15年ぐらいが目安ということなんですけども、やっぱりその辺のところについては経年劣化ということの中で、水の中につかっているというようなことで、絶縁不良が落ちまして、今、漏電してポンプがとまってしまうという状況になっております。そんな形の中で、今回交換をするということですけども、先ほど…今、古宮議員のほうからポンプ2台ということなんですけど、浄水場にはポンプが3台設置してありますけれども、通常使うときには、1号、2号が大体常時は使っているんですけど、夏場の大きいときには、一応そうとこがあるということで、一応基本的には1号は予備的に置いてあるんですけど、今、ここで絶縁不良というようなことで、何らかの原因によって水が浸透したというようなことになると思うんですけども、これについても経年劣化という中で、ここで交換するという状況です。以上です。


議長  メーカーのほう。(「互換性はどうなのか」の声あり)


上下水道課長  このメーカーにかわるものということですけども、大きなポンプということなので、その辺のところは対応できないというようなことになります。


古宮一広  さっきのですね、経年劣化によるものだということなんです。私が聞いた減価償却というのは、企業会計の中で法定による減価償却が何年のものかというのをお尋ねしているわけですよね。それははっきりしていただく。当然だと思うんですよね。減価償却すれば、当然、企業会計でしたら減価償却の積み立てをしているとか、そういった中で、こういったための対応が常にできるような形が、法定による減価償却だと思うんですね。
 今言いましたメーカーの互換性、これもやはり…これがいわゆる他メーカーとの互換性がありませんと、常に最初に入れたポンプメーカーによって、またそれを修理しなければならないと。そういったことになりますと、いわゆる入札とか、そういったことができないわけですね。そういった意味で、私は互換性がどうなのかと。やはり経費を削減する中で、そういった互換性のあるものであればですね、もっと入札によるものとか、随契でなくですね、できると思うんですけれど、その辺が実際にどう見てもできないものか、多少お金をかければできるものなのか。その辺の検討はされたかどうかをお尋ねします。


上下水道課長  減価償却については15年だと思います。その中で、あと互換性の関係なんですけども、ポンプの容量も1分間に今3.1トンという形の中で、容量というようなことの中で、大きなものですので、全体を互換性ということで、別につくりかえるという形の中で、また施設の中の状況も影響がかかるということの中で、先ほど互換性としては厳しい…ないというような形で申し上げたところです。以上です。


古宮一広  通常、いわゆる送水場のポンプは2台とか3台とか、いわゆる交互運転ですね、ポンプの。これをしていると思うんですよね。常に基本となるのがそのポンプの制御盤、コントロール盤ですね。これらをもとにそのポンプが作動するわけです。ですから、それに対していわゆるポンプの口径等はですね、私は、修正というか、異型チーズとかそういうものは使えるわけですね。常にできると思うんですね。
 ですから、そういう意味で、ポンプを、これだけ高額なポンプを入れかえるわけですから、そういったことができるのかどうかというのをやはりきちんと研究してですね、調査をしてですね、こういうものの入れかえに当たってほしいということで、質問を終わります。以上です。


議長  ほかに質疑ございますか。
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第31号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第7「農業委員会委員の推薦について」を議題とします。
 農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定により議会が推薦することになっております。
 お諮りします。推薦の農業委員は2名とし、推薦の方法は指名推薦とし、議会運営委員長より推薦することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認めます。したがって、議会運営委員長より推薦することに決定しました。議会運営委員長、お願いいたします。


議会運営委員長(相原啓一)  それでは、報告いたします。農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の議会推薦の委員として、中井町半分形456番地、森丈嘉君、中井町北田346番地、市川博君の2名を推薦いたします。御賛同のほど、よろしくお願いいたします。


議長  どうもありがとうございました。
 ただいま、議会運営委員長より推薦がありました。中井町半分形456番地の森丈嘉君が推薦されました。これにつきまして、森丈嘉君の退場を求めます。
             (森 丈嘉君退場)
 ただいま議会より推薦されました森丈嘉君につきまして、御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、森丈嘉君を推薦することに決定いたしました。
 森丈嘉君の入場を許します。
             (森 丈嘉君入場)
 次に、中井町北田346番地の市川博氏が推薦されました。これに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、市川博氏を推薦することに決定いたしました。
 以上、森丈嘉君、市川博氏を推薦します。町長の御選任のほどお願いします。


町長  ただいま御推薦いただきました森丈嘉君、市川博君の2名を農業委員に選任いたします。2名の方には、今後の農業委員活動に精励していただきますようお願い申し上げるとともに、議会議員各位の御推挙に敬意を表する次第でございます。ありがとうございました。


議長  続きまして、日程第8「総務経済常任委員会審査報告(所管事務の調査について)」を議題とします。
 委員長から報告を求めます。


総務経済常任委員長(岸野照男)  報告します。
 平成19年11月より委員会で審議を重ねてまいりました交通対策につきましては、高齢者、学生、自家用車を保有しない町民など、公共交通機関であるバスは、日常生活には欠かすことはできません。また、路線バスの運行されていない地区や、路線バスが運行されていない時間への対策も必要との意見がありました。そのようなことから、総務経済常任委員会としては、自動車を保有しない人の足を奪うことがなく、また地域の活性化を図る上で、「町の公共交通に関する決議」を提出することといたしました。
 なお、地上デジタル放送の受信対策については、引き続き研究することといたしました。以上、報告を終わります。(私語あり)


議長  委員長、ただいま決議の提出を求めましたか。(私語あり)
 はい、わかりました。
 ただいま、総務経済常任委員長より決議の提出が求められています。
 ここで暫時休憩します。
                           (15時10分)


議長  再開します。
                           (15時12分)
 ただいまお配りした決議を日程に追加します。


議長  お手元の日程表の日程第11を日程第12とし、日程第10を日程第11とし、日程第9を日程第10とし、日程第9「議案第32号町の公共交通に関する決議について」を議題とします。
 提出者から議案の朗読を求めます。


総務経済常任委員長(岸野照男)  議案第32号町の公共交通に関する決議について。
 町の公共交通に関する決議を別紙のとおり提出する。
 平成20年6月13日提出。
 中井町議会総務経済常任委員長 岸野照男、副委員長 加藤義英、委員 森丈嘉、同 武井一夫、同 尾上孝、同 成川保美、同 相原啓一。
 町の公共交通に関する決議。
 本町は、軌道はないものの道路網の整備はおおむね行き届いており、日常生活の足として自家用車を利用する住民が多い。
 一方、自動車を保有しない人の日常生活を支える交通手段として、民間路線バスの運行は重要な役割を果たしている。
 しかし、路線バス運行の縮小・撤退は、改正道路運送法により、事業者の判断にゆだねられている。そのため、一部の不採算バス路線に対し生活交通維持対策負担金として、平成15年度から現在まで町が一部を負担し、事業者の撤退を引き止めている状況であるが、自家用車による送迎・少子化などにより、バス利用者は年々減少し、不採算路線の維持はますます厳しくなっている。
 路線バス運行の縮小・撤退は、地域住民とりわけ高齢者、児童、障がい者等、交通弱者の生活の足を奪うことになり、地域の活性化にも多大な影響が生じる。
 住民にとって公共交通機関である路線バスは日常生活に欠かせない移動手段であり、次のとおり路線バス運行の維持と生活交通の対策を図られたい。
 1、法定協議会の設置について。
 既存の路線バスの運行を維持しさらなる利用促進を図るため、平成19年10月施行の地域公共交通の活性化及び再生に関する法律による、事業者や住民を交え積極的に議論する「協議会」を早急に設置すること。
 2、生活交通の確保について。
 バス停から離れた地域や路線バスが運行されない時間帯の解消手段として、利用者の要求に応じて運行する乗り合いタクシー(デマンド交通)について検討すること。
 以上、決議する。
 平成20年6月13日。
 神奈川県足柄上郡中井町議会。


議長  お諮りします。
 議案第32号について、質疑はありませんか。


小清水招男  町の公共交通に関する決議ということで、委員会で審議をされた結果でこの決議書が出てきているわけでありますけども、この法定協議会の設置についてと、2番の生活交通の確保について、この2つのことを町に求められているのかなというふうに思いますが、審議…委員会の中の審議経緯につきまして、もう少し詳細に述べていただきたいと思います。以上です。


総務経済常任委員長(岸野照男)  お答えいたします。
 1の法定協議会の設置と、バス停…生活交通の確保については、町に一体として提言、提出するものであります。
 なお、平成14年の2月に道路運送法の一部改正によりまして、不採算バス路線、これは業者の判断によって休・廃止ができるということになりましたので、各地で住民の足をどう確保するか四苦八苦されておりまして、コミュニティバスとか乗り合いタクシーとかデマンド型のタクシー、あるいは介護、福祉、そういう運送ということで、代替策を講じておりますし、また、運送業者に対して運送補助、これをしてどうにか撤退しないようにつなぎとめているというのが現状であります。
 また、平成18年の10月にもまた一部改正がありまして、その中では、町あるいはNPO等が、自家用車を使っての有償での運送事業を行うことができるということになりました。これにデマンド交通等が入ってくると思いますけども、このデマンド交通は、御存じのように会員登録制で、予約によって利用者の玄関から指定された場所の入り口までドア・ツー・ドアということで、住民の足を確保するということでございます。
 そういうことで、導入されている市町村等を我々も視察してまいりました。中井の地形からいって、デマンド交通が最適ではないかということで、検討結果、デマンド交通を採用ということでありますけども、これは、あくまでもその町内、市内、村の中だけのということがネックでありまして、中井の地形から考えますと、JRにしろ私鉄にしろ、外へ出なければならないということで、我々も、行政境を越えてできるような制度があったらなということで検討してまいりましたけども、昨年の5月公布、10月施行ということで、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律というものができました。
 この法律は、我々が懸念しておりましたけれども、生活交通圏、これが市町村をまたがっている場合には、連携して、協調して、事業を計画したり実施することができるという条文が入ってまいりました。そのための総合連携計画、そして、その中で重点施策として行う事業、これが国から認定されますと、支援されるということで、この法律は、国、県、そして町、国が支援する、県も協力する、町もこの活性化・再生に向けて努力、努めなければならないという義務規定になっております。
 そういうことで、中井は鉄道がない、駅がないということで、行政境を越えて行けるということで、この法律で、ある程度我々の考えていたことが解消をされるのではないかということで、委員会の中でもデマンド交通、これは新規の交通システムですけども、これを採用する。そして、この法律の中にあります協議会、この協議会、いろいろ利害関係者とか事業者とか、町が主体になってやるわけですけども、その中でいろいろ検討してもらう。もちろんその中には、デマンド交通、住民の利用者代表者等も入りますので、デマンド交通、これを中心に考えての協議会を早期に設立してもらいたいという意見がまとまりました。
 そういうことで、この法律によりまして、新規交通システムの充実や、また既存のバス路線の再生化、これが期待できるということでありますので、我々委員会は、町に対して早急に協議会を立ち上げていただいて、町民の足確保のために、まちづくり等も含めた中で進めていただきたいということで、提言した…提出するものでございます。以上です。


議長  ほかに質疑ありますか。


原 憲三  今、委員長は、既存バス路線のですね、活性化が期待できるというお話があったんですけど、どういうような状況の中でそういうお答えですかね。お話しお願いします。


総務経済常任委員長(岸野照男)  お答えいたします。
 新しい交通システムを採用することによって、独居世帯、独居老人、1人で住んでいられる方々も、今まではバス停まで行って、雨の日、風の日、雪の日も1人ぽつんと立っていて、そこでバスを利用してということでしたけども、これを利用することによって、気軽に心安く外に出られる。閉じこもることもないだろうということで、そういう人も含めていろいろ町に、あるいは外へ出かけるようになれば、商店街等も、あるいは周りの店、そういうところも、また町自体も元気づくであろうという形で、町の活性化に影響は大なるものがあるだろう、そのように考えております。


議長  ほかに質疑ございますか。


小沢長男  公共交通のですね、運行についての問題の中で、ここにある平成19年度の地域交通の活性化及び再生に関する法律によって、事業者や住民を交え積極的に議論する協議会を早急に設置するということ、これはいいと思うんですが、ただ、このですね、デマンド交通、乗り合いタクシーですよね。これをですね、検討するという。私も以前に、福祉タクシーですよね、それぞれ個々の家庭まで迎えに行けるようなタクシーをやっているところがですね、国内でもあちこちありますので、それらも提案してきたわけですけども、町行政としてはですね、要するにコミュニティバスや巡回バスも含めた中で検討するという方向を示してきたわけですが、そういうふうな中で、町の検討結果なり内容なりも十分検討されたのかどうかですね。
 当然、私もこういうような乗り合いタクシーは、個人的にはやはりこういうやり方がいいと思っていますけども、本来、何がよいかということをですね、もっと協議する中で方向性を決めていくべきだと思うんですが、この決議の中ではですね、「ようし、乗り合いタクシーについて検討する」という、決めちゃっているんですよね、一方的に。これを議会で決議しちゃっていいかどうかというちょっと問題を私は感じるんですけども、その点大丈夫かという点ですよね。本来はもっと幅広く、コミュニティバスも含めた中で十分検討すべきだと思うんですが、その点はどうなのかお尋ねいたします。


総務経済常任委員長(岸野照男)  その件につきましても、委員会の中では、過去のこともいろいろと十二分に検討した結果でございます。


小沢長男  私個人としてもね、先ほど申しましたように、やはり福祉タクシーなりですね、お年寄りを玄関先に迎えに行くとかですね、そういうことは、当然私が提案してきましたからいいんですが、これだけで決めて、これを…だから問題はですね、これを検討すると決めつける決議なんですよ、これははっきり言って。ほかのものは検討するなということじゃないと思うんですが、それだけに絞っちゃっていいのかどうかと、その点は…それは委員会の決議としてはいいと思うんです。委員会としてあちこち視察した中で、これがいいんだと決められたことは結構なことなんですけども、議会で決議をするということになると大きな問題だと思うんですね。議員全体の意思決定ですから。その点でいいのかどうか、それを十分検討されたかどうかですね、お尋ねいたします。


総務経済常任委員長(岸野照男)  条文につきましては、委員会の中で十二分に議論を尽くしたものでございます。


古宮一広  今、町の公共交通に関する決議という中で、やはり決議の重要性から考えますと、私は、やはりこの「乗り合いタクシー(デマンド交通)について検討すること」、これを今15番議員が質問されましたけど、私も全く同じ意見であります。といいますのは、やはりこのデマンド交通だけに限定してまいりますと、ただ単に交通弱者、これをどの範囲までひっくるめるか、高齢者だけなのか、独居の人なのか、それとも、じゃあ児童・生徒はどうなのか。中井町の中ではそういった方々も大勢いらっしゃる。その交通弱者の対策を、このデマンドタクシーだけで単純に解決ができるかどうか。私はその辺を危惧するわけです。
 賛同者が多ければ当然通ることでしょうけれど、やはりこういった表現が、議会の議決によって、また執行者側が受け取る考え方が違ってくると思うんです。今までは、確かにもう行政は、やはり全体のことを考えながら進めていくよと。公共交通にしても、1市2町のこういった協議会ですか、このものも立ち上げてですね、既に検討しているわけです。生活交通の足の確保はもうごく当たり前のことですけれど、この文言にあるこういった表現が、私はこれは修正してほしいなと。でないと、やはり執行側も、これにある程度議会の意思を尊重するならですね、この決議に沿った形のものが出てくる可能性もあるわけです。
 高齢者だけではありません。やっぱり中井町はですね、バスの通っていないところ、子供たちが遠くても傘を差しながら、雨の日でもね、傘を差しながらとか、そういった形で通学している地域もあるわけですよ。これだけでは私は解決にならないと思うんですが、委員長、どうですか。


総務経済常任委員長(岸野照男)  今、お話がありました対象者についてでございますけれども、これは、障害者等だけを対象としているところもありますけども、我々委員会の中では、全住民を対象にして、空白地域、空白時間、これらの解消ができるようにということでこの決議案をまとめております。また、この「検討する」ということは、当然、協議会の中にも利用者、その代表者等が入ってきまして、その中で議論をしてもらう。当然、出てくるはずですので、ここで「検討すること」という表現にもなっております。以上です。


古宮一広  くどいようですけれど、私は、やはり議会の決議、それなりの重みがあると、そのように感じておりますし、基本的には交通弱者の足を確保する、大変重要なことでございますから、反対するわけにはまいりませんけれど、少なくともやはり表現を少し修正してほしいなと、そう思うんですけれども。


総務経済常任委員長(岸野照男)  委員会の中で決まった文言でございます。(私語あり)


議長  ただいま14番議員古宮君より修正が求められておりますので、暫時休憩します。
                           (15時33分)


議長  再開します。
                           (15時52分)


総務経済常任委員長(岸野照男)  先ほどは失礼いたしました。私ども委員会は、あの表現でいいということでやってまいりましたけども、休憩時間中に検討をいたしまして、議案を差しかえていただき、審議していただきたいと思います。(私語あり)
 修正した箇所を読まさせていただきます。
 2番の生活交通の確保についてというところで、「バス停から離れた地域や路線バスが運行されない時間帯の解消手段として、利用者の要求に応じて運行するデマンド交通等について検討すること」ということでよろしくお願いいたします。


議長  修正案をお目通しいただいたものと思われますので、それについて質疑ありますか。
           (「議事進行」の声あり)
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 委員長、自席にお戻りください。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第32号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第10「文教民生常任委員会審査報告(所管事務の調査について)」を議題とします。
 委員長から報告を求めます。


文教民生常任委員長(杉山祐一)  報告します。
 継続審査となっていました所管事務調査の子育て支援センターについては、委員会で現状と課題について審議いたしました。その結果、子育て支援センターは4月に開設し、2カ月を経過し、運営内容を確認させていただいたところ、順調に運営されていると思われる。名称も決定し、アンケートも今後実施されるとのことであるが、利用者は井ノ口方面の人が多く、全町的な利用がなされていないと思われるので、対象者にPR等されるとともに、保護者への支援を含めて運営をされたい。今後も委員会として注視していくことで、子育て支援センターの審査報告を終わります。
 また、後期高齢者医療制度について、委員会で現状と課題について審議いたしました。4月から本制度が開始され、国民からの不満、問い合わせ、苦情が多く寄せられていることから、制度を廃止し、以前の老人保健に戻すとの意見もありましたが、制度が発足し、運用が開始されたばかりであり、低所得者のさらなる負担軽減、制度を見直すことにより、高齢者が安心して生活ができるよう、「後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書」を国に提出することにいたしましたので、決議を求めます。
 また、「75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議」について、委員会で現状と課題について審議いたしました。75歳以上の高齢者は、前年度まで、国民健康保険加入者の人間ドックの補助がありましたが、本年4月より、後期高齢者医療制度の開始により人間ドックの補助制度がなくなりました。このことにより、低所得者、高齢者の負担軽減、健康の維持、疾病の早期発見等を図る上で、補助制度の創設が必要であるとのことから、「75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議」を提出することにいたしましたので、決議を求めます。
 また、「火葬料補助増額を求める決議」について、委員会で現状と課題について審議いたしました。町民の多くは、小田原市及び秦野市の火葬場を利用されているが、使用料金に差異がある。使用料の高い小田原市斎場の額に最高限度額を合わせることにより、町民の負担軽減を図る必要があるとのことから、「火葬料補助増額を求める決議」を提出することにいたしましたので、決議を求めます。
 なお、後期高齢者医療制度については、国に意見書を提出することといたしましたが、今後も制度を注視する必要があることから、引き続き調査・研究することにいたしました。以上、報告を終わります。


議長  ただいま、意見書及び決議の提出が求められています。
 暫時休憩します。
                           (15時59分)


議長  再開いたします。
                           (16時00分)
 ただいまお配りいたしました意見書及び決議を日程に追加します。


議長  お手元の日程表の日程第12を日程第15とし、日程第11を日程第14とし、日程第11を「議案第33号後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書の提出について」とし、日程第12を「議案第34号75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議について」とし、日程第13を「議案第35号火葬料補助増額を求める決議について」とします。
 まず、日程第11「議案第33号後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書の提出について」を議題とします。
 提出者から議案の朗読を求めます。


文教民生常任委員長(杉山祐一)  議案第33号後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書の提出について。
 地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官に対し、後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書を別紙のとおり提出する。
 平成20年6月13日提出。
 中井町議会文教民生常任委員長 杉山祐一、副委員長 植木清八、委員 原憲三、岸光男、小清水招男、古宮一広、小沢長男。
 後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書。
 75歳以上を対象に今年4月から開始した後期高齢者医療制度は早70日余を経過した。参議院において、6月6日この後期高齢者医療制度廃止法案が、賛成多数で可決された。
 しかし、後期高齢者の保健事業は、健康の保持や介護予防の観点からも重要であることから、実態に即した助成措置をとるべきである。
 高齢者が将来にわたって、適切な負担で、安心して医療を受けることができるよう、被保険者の負担軽減を図る観点から、保険料のあり方について再検討を行い、必要となる財源は、国において確実に措置するとともに、制度の円滑な運営を図るため、市町村への財政支援を一層拡充すべきである。また、後期高齢者を対象とした、新たな診療報酬体系については、必要かつ十分な医療が確保できるようすべきである。
 よって、国においては、後期高齢者医療制度について、抜本的な改善を講じられるよう、強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成20年6月13日。
 衆議院議長 河野洋平殿、参議院議長 江田五月殿、内閣総理大臣 福田康夫殿、総務大臣 増田寛也殿、財務大臣 額賀福志郎殿、厚生労働大臣 舛添要一殿、内閣官房長官 町村信孝殿。
 神奈川県足柄上郡中井町議会。


議長  お諮りします。
 議案第33号について、質疑はありますか。


古宮一広  質疑はありませんけれど、討論をぜひお願いします。


議長  ただいま14番古宮一広君より討論の要請がありました。これについて…。
 質疑ありますか。
           (「議事進行」の声あり)
 ここで質疑を終結して、討論を許します。14番古宮一広君の討論を許します。(私語あり)まず、反対討論からお願いします。反対討論ございますか。
 反対討論ないようですので、賛成討論。


古宮一広  本年4月から開始された後期高齢者医療制度は、期待とは裏腹に、70日余りを経過した中で、多方面にわたり保健事業運営にさまざまの課題が浮き彫りとなりました。保険料を少ない年金からの天引きに反発や、事務手続のトラブルが全国的に発生し、スタートからつまずいた感じであります。
 1973年に初めて、70歳以上の窓口負担を無料にする老人保健制度は、高度成長社会を背景に、老人福祉、医療の向上に貢献したことは事実であり、だれしもが認めることと思います。しかし、この制度も、高齢化が進行する中、制度運営に行き詰まり、1983年には70歳以上の医療費は有料化になりました。さらに、2001年からは原則1割負担となり、高齢者には医療が大変な負担となりました。追い打ちをかけるように、年齢制限が強化されました。
 しかし、高齢化に伴う医療費の増加は、現役世代の負担につながると指摘され、この課題を解決するために後期高齢者医療制度が成立、本年4月に開始となりました。制度や運営に関連して発生した課題はあまりにも多く、制度そのものを廃止せよという意見も少なくありません。後期高齢者医療制度の導入では、想定を2倍近く上回るシステム開発費用。新たな制度の疑問やわかりにくさ。例えば、保険料の天引き、被扶養者の軽減措置、激変緩和措置など、後期医療の保険料算定の考え方に個人単位と世帯単位が混在し、混乱に拍車をかけたことが想定されます。
 本医療制度の保険料の格差は、運営が都道府県の広域連合によるものの、その格差は2倍にもなりました。また、この制度開始に合わせて医師に診療報酬で導入された担当医は、患者の同意を得て定期的に診療計画をつくった場合、定額6,000円を支払う仕組みに対し、茨城や秋田などの県医師会は、外来診療の制限にもなりかねないと、会員医師に高齢者の担当医にならないように呼びかけるなど制度に反対という報道もありました。このほか、後期高齢者医療制度は諸課題が山積し、高齢者医療制度の不信感はますます増加しております。
 4月からのスタートとはいえ、高齢者が医療の不安がなく、安心して暮らすことができるよう、抜本的な制度見直しを国に求め、意見書提出の賛成討論といたします。


小沢長男  私は日本共産党を代表いたしまして、後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書案に賛成の討論を行います。
 うば捨て山政策や長寿懲罰制度と言われ、全国から怒りの声が上がっている後期高齢者医療制度の廃止を求める意見も日々高まっています。
 75歳になると嫌でもこの制度に入れられ、収入ゼロでも無理やり保険料を徴収され、保険料は取りっぱぐれがないように、年金から天引きされます。保険料は2年ごとに見直され、75歳以上の医療費や人口がふえるのに従って自動的に引き上げる仕組みですから、団塊の世代が75歳になったときには、保険料は2倍以上になることになります。これまで75歳以上の高齢者からの保険証の取り上げは禁止されていましたが、年金が少なく、天引きできない人が保険料を滞納すれば、保険証を取り上げできる、容赦なしの、命綱まで奪い取る医療制度です。
 その上に、75歳を超えたというだけで、病気の予防から、病院の外来、入院、終末期まで、あらゆるところでひどい差別が行われます。保険でかかれるのはここまでと、治療費に上限をつける定額制の導入のため、糖尿病や高血圧で診療所に通っている人は、検査の回数を減らされたり、手厚い治療が受けづらくなります。後期高齢者の病院追い出し、退院を進める新しい診療報酬を導入したために、「退院支援計画をつくるので、早く退院してください」と促されます。終末期医療にかかる費用を削減し、在宅死をふやそうとする政府の方針に沿って、終末期と診断されると、本人や家族に「延命治療は控えめに」などの誓約書を出すことを勧められます。「早く退院して自宅で療養したい」、「延命治療はしたくない、死ぬなら自宅で」など望んでいる人があっても、制度で押しつけることは許されることではありません。
 なぜ75歳で線引きか、日本共産党の追及に政府は、75歳以上の人は、複数の病気にかかり治療に時間がかかる、認知症の人が多い、いずれ死を迎えるという特性を持っているからと答えています。要するに、やがて死ぬのだからお金をかけるのはもったいないということです。本来政府は、高齢者が楽しく、安心して過ごせるようにすべきですが、このように、この制度は年齢で差別して、高齢者の命を詰める、血も涙もない制度です。制度導入の考え方に根本的な問題があります。
 「国民の老後における健康の保持」を明記していた老人保健法を廃止して、後期高齢者医療制度の導入を決めた医療改悪法は、医療の適正化を中心に据えた高齢者医療確保法を新設しました。健診からの高齢者の排除は、高齢者の健康よりも医療費抑制が大事という、最悪の政策転換のあらわれです。「もう生活改善は無理だから、後は残存能力を維持して」との厚生労働相の発言のように、75歳を超えた健康づくりは不要とばかり、健康診断は行政の義務ではなくなります。
 2025年には、医療費全体で8兆円を削減のうち、5兆円を後期高齢者医療費を削減すると試算しております。こうしてみると、健康よりも医療費削減がこの制度の目的だということがはっきりしてきます。厚生労働省担当者が「医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者がみずからの感覚で感じとっていただく」などと発言しているように、後期高齢者が医療費削減の大的となっています。
 以上のように、75歳以上のすべてのお年寄りを後期高齢者として他の世代から切り離し、際限ない負担増と、安心して医療が受けられなくなるこの制度に対し、多くの高齢者が不安を抱いています。75歳という年齢だけでお年寄りを差別して、高齢者の命を詰める制度であり、制度の根幹が大きく間違っています。
 政府は、「制度の悪いところは改善」などと言っていますが、たびたびの場当たり的な見直しは、制度を運営する地方自治体の現場をさらに混乱させます。根幹が最悪なものを手直しで済むことではなく、制度を一たん廃止して、最初から議論をし直すべきと考えて、私は後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の提出を、議員の皆さんと文教民生常任委員会に提案してきましたが、1人も賛同を得ることができませんでした。私は、この後期高齢者医療制度の中止・廃止を求める者ですが、この後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書案は、後期高齢者医療制度継続を認めるものでありますが、最悪制度の根幹は残りますが、抜本的な改善を求めているため、国民だれしもが安心して医療を受けられ、命が保障されるような、この制度の廃止に等しい新たな医療制度に生まれ変わることを求めて、後期高齢者医療制度見直し改善を求める意見書案に賛成し、討論といたします。(私語あり)


議長  ほかにありませんか。
           (「議事進行」の声あり)
 ないようですので、これをもって討論を終結します。
 採決を行いたいと思います。
 議案第33号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第12「議案第34号75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議について」を議題とします。
 提出者から議案の朗読を求めます。


文教民生常任委員長(杉山祐一)  議案第34号75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議について。
 75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議を別紙のとおり提出する。
 平成20年6月13日提出。
 中井町議会文教民生常任委員長 杉山祐一、副委員長 植木清八、委員 原憲三、岸光男、小清水招男、古宮一広、小沢長男。
 75歳以上の高齢者にも人間ドック補助制度を求める決議。
 町では、国民健康保険加入者を対象に、健康の維持、管理、生活習慣病やその他病気等の早期発見、早期治療等を目的として、人間ドックの補助金交付制度を実施している。
 住民の高齢化に伴い健康への関心は一段と高まり、平成18年度より補助金枠は拡大され、制度の充実が図られてきた。
 しかし、後期高齢者医療制度の開始に伴い、75歳以上の高齢者は人間ドック補助対象から除外された。一般的に人間ドック受診者は継続して利用する者が多い傾向にあり、このままでは制度の目的に反することになり、町民福祉の後退である。
 よって町は75歳以上の高齢者にあっても、人間ドックの補助金交付制度同様の施策を早急に実施されるよう強く求める。
 以上、決議する。
 平成20年6月13日。
 神奈川県足柄上郡中井町議会。


議長  お諮りします。
 議案第34号について、質疑ありますか。
           (「議事進行」の声あり)
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結します。
 委員長、自席にお戻りください。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第34号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第13「議案第35号火葬料補助増額を求める決議について」を議題とします。
 提出者から議案の朗読を求めます。


文教民生常任委員長(杉山祐一)  議案第35号火葬料補助増額を求める決議について。
 火葬料補助増額を求める決議を別紙のとおり提出する。
 平成20年6月13日提出。
 中井町議会文教民生常任委員長 杉山祐一、副委員長 植木清八、委員 原憲三、岸光男、小清水招男、古宮一広、小沢長男。
 火葬料補助増額を求める決議。
 町では、条例に基づき住民が死亡したとき火葬料を補助し、住民福祉の向上に寄与している。近年火葬場を使用する中で、小田原市斎場を利用する住民も多く、補助額との差額が発生しており、全額負担を求める者も少なくない。
 よって町は利用者の多い小田原市斎場の使用料38,000円に合わせ補助限度額の増額を求める。
 以上、決議する。
 平成20年6月13日。
 神奈川県足柄上郡中井町議会。


議長  お諮りします。
 議案第35号について、質疑はありませんか。
 質疑もないようですので、質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 委員長、自席にお戻りください。
 討論を省略して、採決を行うことに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、採決を行います。議案第35号、原案に賛成の方の挙手を求めます。
 賛成全員、よって、本件は原案のとおり可決されました。


議長  日程第14「議員派遣の件について」を議題とします。
 事務局の朗読を求めます。


書記  ( 朗   読 )


議長  お諮りします。お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、別紙のとおり議員を派遣することに決定しました。


議長  日程第15「議員派遣結果報告について」を議題とします。
 5月26日に開催された神奈川県町村議会議長会主催の常任委員会正副委員長・事務局長研修会について、派遣議員を代表しまして、文教民生常任委員長より報告を求めます。


文教民生常任委員長(杉山祐一)  5月26日に神奈川自治会館にて開催されました、神奈川県町村議会議長会主催の常任委員会正副委員長・事務局長研修会につきましては、議員4名が参加し、前全国都道府県議会議長会議事調査部長 野村稔氏を講師に迎え、「常任委員会の運営」の演題で研修を受けました。今後は、研修した内容を踏まえ、議会活動に役立ててまいりたいと存じます。
 以上、報告を終わります。


議長  その他については、お手元に配付のとおり、それぞれ派遣いたしました。
 ここで、御報告申し上げます。
 議会運営委員長から、議会運営に関する事項等について、引き続き調査・研究を要するとの理由により、継続審査の申し出がありました。
 また、総務経済常任委員長から、「地上デジタル放送の受信対策について」、引き続き調査・研究を要するとの理由により、継続審査の申し出がありました。
 さらに、文教民生常任委員長から、「認定こども園について」、「児童・生徒の安全対策について」、「後期高齢者医療制度について」、引き続き調査・研究を要するとの理由により、継続審査の申し出がありました。
 よって、閉会中の継続審査とすることに、御異議ありませんか。
           (「異議なし」の声多数)
 異議なしと認め、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
 以上をもって、6月定例会に付議されました案件は、すべて議了しました。
 執行者から何かございませんか。


町長  6月10日から始まりました第2回定例議会、本日執行側から御提案申し上げましたすべてが可決、承認をいただきましたこと、まず衷心より感謝を申し上げます。
 また、初日の一般質問には、5名の方の熱心な御質問をいただきまして、また厳しい御意見、また御提言等をいただきました。これを、これからのよりよいまちづくりのために生かしてまいりたいというふうに思います。
 また、先ほどから、議員からのいろいろな委員会提案という形の中で、いろいろ大きな、本当に熱心な議論をされました。特に後期高齢者の問題につきましては、私も、以前に政府のほうからこの問い合わせがあったときにも、先日も申し上げましたように、後戻りはできないわけなんですが、やはり低所得者を中心とした大きな見直しはすべきだというふうな、私も提言をさせていただきました。皆さんからもそのような御意見であったというふうに認識をしております。
 確かに、これからのやはり後期高齢者、この問題については、やはりみんなで支えること、また自分みずからもそれなりの負担をというのは、これからの時代ではなかろうかというふうに思います。そういう面でも厳しい時代でありますが、これから互いに助け合って進めるということで、よりよい…国に対してもよりよい改善がされるように期待をするところであります。
 また、合併問題につきましては、これも御案内のように、この2市8町の中でも首長さんが交代をされるというふうな大きな変動がありまして、22年の3月までというのは、私は以前から、まずは無理だというふうな気持ちでおりましたが、案の定そういう状況になりまして、先日の私の新聞発言につきましては、やはり中井町がいつまでもこの状態でいるのがよいかということを私も考えまして、そういう面では生活圏重視だというふうな発言をさせていただきましたのが、あのような報道になりました。だが、私は、それについては失言だというふうな感じは持っておりません。
 また、先日も、そういう気持ちの中で、これからの任意の協議会を参加してどうなんだろうということもございますし、また任意の協議会がこれから果たして立ち上がるかということも、私は疑問ではあるんですが、まずはその参加もしないというふうな言明をさせていただきました。これも、議員の皆さんも同じような気持ちではなかろうかというふうに思ってのことでございます。
 だが、これから、昨年と同様に町民を対象にした、もう一度…もう一度というか、2年続けて、昨年は本当に合併についての懇談会でございましたが、ことしも合併を含めた、またまちづくりの全体についてということで懇談会を持たせていただき、町民からのいろいろな意見を聞き、また議員各位からの御意見をいただきながら、これからの間違いのない選択を、中井町の選択をしていきたいというふうに思います。
 どうかそういう意味でも、中井町の置かれている立場というのは本当に厳しいわけでございますが、皆さんとともによりよいまちづくりのために、一層御協力をお願い申し上げまして、最後のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。


議長  これをもちまして、平成20年第2回中井町議会定例会を閉会いたします。長い間、長時間にわたり御苦労さまでした。
                           (16時35分)


 上記会議の経過は事務局長・金子豊、書記・伊丹早奈恵の記載したものであるが、その内容の相違ないことを証明するために署名する。

 平成  年  月  日


         議     長  武 井 一 夫

         会議録署名議員  小 沢 長 男

         会議録署名議員  森   丈 嘉