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神奈川県 二宮町

平成21年第4回(12月)定例会(第7日目) 本文




2009.12.10 : 平成21年第4回(12月)定例会(第7日目) 本文


会議の状況                     午前9時30分 開議
◯議長【西山幹男君】 皆様、おはようございます。
 ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。
 議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。
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   日程第1 一般質問


◯議長【西山幹男君】 日程第1「一般質問」を行います。通告順に従い、これより質問を許可します。


◯議長【西山幹男君】 鳥海恭子議員。
            〔8番(鳥海恭子君)登壇〕


◯8番【鳥海恭子君】 それでは、一般質問を行います。私は通告に従い、参政権を行使するための郵便投票の周知について一般質問を行います。
 12月3日から9日は障害者基本法で定められた障害者週間です。これは、障がい者が社会、経済、文化、その他のあらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として制定された週間です。もちろんこの中に参政権の行使も加わっています。日本では20歳になると参政権を得て選挙をする資格を得るわけです。それは権利であり、また義務でもあります。今年は、8月、9月と2回の国政選挙がありました。広報「にのみや」の8月号には衆議院選挙のお知らせが載っています。それには郵便投票についての記述があります。「郵便での投票」と書いてありますが、「身体障害者手帳、戦傷病者手帳をお持ちで一定の要件を満たす方、及び介護保険の被保険者証の要介護状態区分が要介護5の方は事前に郵便投票証明書の申請をすることで郵便で投票することができます。この手続きに1週間程度必要」と書いてあります。また、入院、入所中の方の投票は、県の選挙管理委員会が指定する病院や老人ホームなどに入院、入所されている方は、施設の代表者に申し出ると施設内での投票ができます。また、以下ありますが、このことが書かれています。
 また、総務省明るい選挙推進協会発行のパンフレットには、「郵便投票による不在者投票ができます。また、代理記載の制度もあります」と書かれています。このパンフレットによりますと、障がいの程度や障がいの種類によって郵便投票ができるものが限られています。要旨1ですが、広報以外に障がいのある方にどのようにお知らせをしているのか、お聞かせください。
 また、福祉課で伺いましたら、7月のデータですが、視覚障害者1級の方は14名、肢体不自由の1級の方は139名、内部障がいの1級の方が159名、そして要介護5の方は153名。このうち自宅で介護を受けている方は35名、施設入所の方は78名とのことです。しかし、この方々の中には、成年後見人制度を受けておられる方もあるでしょうから全員とは申しませんが、郵便投票ができると思われる方へ何らかの形で知らせるべきではないでしょうか。
 それにしても、この郵便投票の煩雑さは大変なものです。障がい者の方はなおのことと思います。しかし、今回初めて10月に参院補選で郵便投票をなさった男性は、国民として1票を投じ、政治に参加したいという強い思いがありました。その熱い思いが奥様を動かし、町の選管へ何回もいらっしゃったとお聞きしました。この方はもとお医者様です。内蔵を悪くされ、視覚障害1級になり、足も悪く、家の中でも杖使ってやっと歩いておられる方です。この方は、「私たち障がい者は人間らしい生活をしたいと思っている。障害者自立支援法は、この人間らしく生きたいという思いの前に立ちはだかっている。その思いを伝える手段は選挙の1票しかない。これを行使するしかないのです。今回、初めて郵便投票ができましたが、障がい者の多くはこの制度を知らないでしょう。ぜひ、知らせる努力を町に求めます」と言われ、私も胸が熱くなりました。要旨2についてもご答弁を求めます。よろしくお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 総務部長。


◯総務部長【池田茂男君】 それでは、鳥海議員の質問の要旨に沿って、私のほうからお答えをさせていただきます。
 1点目の住民等による不在者投票の周知については、選挙があるごとに、先ほども読んでいただきましたが、広報を通じて選挙投票日、期日前投票の期間及び投票会場、不在者投票の手続きなどを、おっしゃったとおり周知を図っているところでございます。郵便での投票は、自宅から動けず、まして、投票所まで行かれない方の投票制度で、身体障害者手帳を所有する方で、両下肢、体幹、移動機能障害、内臓器官障害、免疫障害などに該当し、所定の級に認定される方、並びに介護保険で要介護5に認定の方及び戦傷病者手帳で上記の障がいに認定される方が対象となっているものでございます。選挙管理委員会から証明書を発行し、その後、選挙があるごとに通知しますので、手続きの上、自宅で投票ができるという制度でございます。
 現在、この制度で証明書の所持者は18名おり、そのうち、直近での選挙での投票者は8名でございました。老人ホーム、病院等に入所されている方は、指定施設であれば投票できますので、この制度では、自宅で療養している方が対象になっているということでございます。
 上記障がいのほか視覚障害、上肢障害をお持ちで、自筆で候補者名等の記載ができない方には、家族や代理人等をあらかじめ定めておく代理記載の方法もございます。町内には1級から3級までの身体障害者手帳を所持する方はおよそ670人でございまして、この中には未成年者も含まれますが、大方、有権者で、上記障がいに該当する方は450人前後と思われます。また、介護保険で要介護5に認定の方は約150名おられますが、自宅で介護を受けられている方は半数の約75名でございます。
 郵便等の不在者投票の周知については、広報によるお知らせのほか、障害福祉担当者の協力を得まして、窓口に来られた方や、相談を受けに来たときに案内をお願いし、周知を図っていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。
 2点目の投票率向上のための方策では、最近、自己都合で投票できる期日前投票を利用する方が年々多くなっているということでございます。この傾向を押し進めるために、投票事務従事者に女性や若者の登用を積極的に進めて、明るい雰囲気づくりに努め、有権者が気安く立ち寄ることができる環境づくりにする一方、選挙啓発に対しては、町選挙管理委員会と、二宮町明るい選挙推進協議会と合同で成人式や公共施設での啓発物品の配布、選挙時には啓発看板を載せた庁用車の運行、また、防災無線や懸垂幕を活用しての選挙啓発を図っているところでございます。
 また、神奈川県では、若者の政治と選挙に関しての意識を推進するため、大学生による選挙啓発のあり方も共同研究しているところでございます。一方、国では、今後も国民投票の施行でさらに年齢の引き下げが検討されているところでございます。若い世代から国政や地方自治に関心を持つような仕組みを取り入れ、理解を深めることが必要とされております。町でも、来年度から議会のテレビ放映も予定しております。町行政と議会の仕組みの透明化を進めることで、さらに関心が高まることを期待しているところでございます。以上、述べましたとおり、行政を透明化することで理解を深め、ひいては投票率を高めることになると確信しております。
 なお、郵便等による不在者投票の周知については、これまでどおり、選挙あるごとに広報に掲載し、本当に投票したくても投票所まで行かれない方に制度の適用を図っていきたいと考えております。また、郵便等による不在者投票の数が、直近の選挙では8名ですので、今後、わかりやすい通知文を工夫して投票に結びつけられるよう努力していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 今の総務部長のお答えの中に、直近の選挙では郵便投票が8名とおっしゃいました。この二宮の選挙結果というところでは、「在外者投票」というところで10名となっておりますが、違いますか。それと、もう1つ、この補選のほうでは、有権者30名、そして投票者2名です。30日の衆議院選挙のほうでは、26名の有権者に対して10人の方が投票して35.71%の投票率であったというふうにありますが、ちょっと今のお答えと違うのではないかと思います。
 それは後に置いて説明させていただきますが、これが、「郵便投票による不在者投票ができます」という総務省から出ているものです。これは、まず、窓口へ行く。そして窓口で申請書というものをもらって、それを証明書の交付を申請しますということで署名をして町に出す。この申請書を出すのは、郵便ではないわけですね。町のほうから、郵便投票証明書というのが郵便によって送られてくる。そして、今度は、その投票証明書の投票用紙と投票用封筒を請求して、また、町から投票用紙と投票用の封筒が郵便によって本人に送られてくる。そしてやっと投票し、投票用紙を封筒に入れて、また郵便により送り返すということで成立するということですね。この煩雑さというのはものすごく大変ではないかという思いがします。
 例えば、先ほど申し上げました男性の方は、奥様が役場に来られて、こういう手続きをして持って帰られて、また郵便で送り返した。そうすると投票用紙が送られてきて、それに書いて送り返したという手続きです。そして、この方は視覚障害です。もちろん、もとお医者様ですから字は何でも書けると思いますが、「ここに書くのよ」という形で書かれたそうです。例えば、点字などで送り返すことはできないのかということも、その方がおっしゃっていました。小さいときから目が見えなくて1級になったということは、普通の字を習うのではなくて点字を習うわけですから、その点字投票というのはできないか。総務省のものを幾ら読んでも「点字投票ができます」ということは書いてありませんので、そのこともお伺いしたい1つです。
 それから、今、総務部長のお答えになった点で言えば、町の広報を中心にして、窓口へ来られた方にはきちんとお話もし、やりますがということですが、家におられて、だれも役場に来られないという方については全くつんぼ桟敷に置かれる、ただ、テレビや何かで、ああ、選挙があるらしい、でも、私にはその手だてはない、結局棄権をする、そういうことになりかねない。別に、選挙に関心がないわけではないけれども、私も1票を投じたい、本当に参政権を得ている自分だからという思いがあっても、なかなかそれが手だてがなくてできない、そういう方のために町はどうしてくれるのだろうかという思いは、私も、この方のお話をいろいろ伺って、そう思ったわけですが、まずその辺のことについて、字の書けない方の点字の投票と、したくてもできないという方のために、広報だけのお知らせ、窓口へ来ればやりますよということでは答弁にはならないと思うので、お願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 選管書記長。


◯選挙管理委員会書記長【添田充正君】 最初にご質問のあった人数の関係でございますけれども、今、委員さんが言われておりますのは、選挙結果の広報を見て数字をお話になりましたが、この在外者投票と郵便投票とは全く関係ありませんで、郵便等による投票は、その一段上にあります不在者投票の中の1つでございます。先ほど申し上げましたとおり、直近の選挙におかれましては、18名の登録者のうち8名が投票しております。
 それから、次にご質問がありました、手続きが大変面倒ではないかということも含まれているかと思いますが、この点につきましては、先ほど回答しましたとおり、身体障害者手帳で、所定の級と所定の障がいを持っているかということが原則になりますので、申請に来られたときに、その手帳のコピーとか、申請をしていただければ、今度は、もうこの方は確実に証明書が発行されるということがわかれば、証明書と投票用紙とは同時にその方に郵便で送らせていただいております。また、投票用紙の請求がすぐにできますように、それ以外の方につきましては、選挙が近づきますと、18名の方に、こういう選挙がいつあります、投票をされる方は投票用紙の請求をお願いしますということで、案内と請求用紙、それから郵送がすぐにできるように町の選挙管理委員会あての封筒をつけて送らせていただいております。ですから、便宜を図っているような方向で考えております。
 それから、一番最後におっしゃった質問で、お一人で生活されていて、なかなかそういう方には周知というか、町のほうの選管に請求ができないのではないかという趣旨のご質問でした。1人で生活しておられる方も、やはり、家族とか、あるいはそれを時々でも見ていただける方は必ずいらっしゃると思います。そういう方か、あるいはご本人から電話一本いただければ、私はこういう障がいを持っていて動けないのだということがわかれば、便宜を図って、こちらから出向くとか、どなたかかわりに来ていただける方があれば、そういった方に説明書をお渡しして、なるべく投票に結びつくようなお話をさせていただくようにしております。
 先ほどの点字の郵便投票ができないかということですけれども、これは、今の選挙の仕組みにつきましては、期日前投票、あるいは当日の投票では点字投票ができるようなことになっておりますけれども、郵便投票においては、代理記載制度というものがございますので、点字ではできるような仕組みではございません。


◯議長【西山幹男君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 大変難しいなというふうには思いますが、周知をするために障がいを持っている方や皆さんが、ほんとに1票を行使できるような、そのための周知の方法として、やはりもう一工夫が必要ではないか。今、18名の方には事前に両方のやりとりができるような封筒を差し上げて送っているというふうにおっしゃっていただきました。それはその方々にはほんとうにありがたいことだと思いますので、ぜひ続けていただきたいと思います。もしそうだとしたら、もう一回り広げていただきたい。18名に送って、それでも、戻ってきたというか、それは8名だったわけです。それは意識の問題もありますが、もう1つ、やはり、ぜひお願いしますみたいなことが必要ではないか。国民に与えられた権利ですから、それを行使していただく、だれに入れていいのかわからないということもあるかもしれませんが、そこはやはりぜひ工夫をしていただきたいと思います。
 この数には、参議院補選のことについても郵便投票としての数というのは出てこないわけですね。不在者投票の数なのですね。例えば、この不在者投票の中には、外国に滞在している、日本全国そうですけれども、そういう方も含まれるということですね。今回、3件ほど私のところに、初めてなのですけれども、選挙のことについてお話がありました。というのは、北海道に手術のために行った。今、通院中だけれどもということで、奥様は二宮にいらっしゃる。そして、この広報を見て、「あっ、お父さんもできる」という感じで役場へ来られた。それで、やはりなかなか難しくて理解に苦しんだそうですが、それでも、間に合ったということで、「よかったわ」と。この間、ご主人が帰っていらしていたので伺いましたら、「ああ、何なくできました。向こうで投票しましたよ」と。こちらへ送り返したようです。そういう方もありました。
 「郵便投票もありますよ」ということで申し上げた方が、時間がギリギリになってしまってできなかったという方もおりました。カナダにいらっしゃる娘さんが投票したいと言っているけれどもというのも、その方もきっと時間が間に合わなかったのだと思います。領事館を通してとか、外務省に行ってとかいうことがあるので時間不足だったのだと思います。確かに、窓口に来られる方は少々大変なことがあっても理解できますが、そうではない方への周知の方法をもう一工夫していただきたいと思います。
 投票率の向上ですが、そのことは、先ほどの部長のご答弁では、そのまま今までの推移をしていくのかと思いますが、一般の人も、もちろん投票率を上げなければいけないと思いますが、こういう人たちの投票こそ、やはり大事ではないかと思います。そのことについても、ぜひまた、町長にもご答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 選管書記長。


◯選挙管理委員会書記長【添田充正君】 前半の部分で、ちょっと説明を加えさせていただきたいと思います。まず、在外者投票と申しますのは、日本国籍を持っている方が諸外国へ行って、そちらで3カ月以上居住しているということで、領事館、大使館の方に認められた場合に、その方が外国へ行く前に住んでおられた町村に対して在外選挙人証、それによって国政選挙に参加できるという内容でございます。今、申し上げた、この青い紙で申しますと、当日有権者数が28人、諸外国に行っておられて、二宮町で証明を出している方が28名おられます。そのうちの10名が、この衆議院のときには投票をされたという票でございます。
 それから、もう1つの不在者投票と申しますのは、今、北海道の例がございましたが、投票できる権利はだれしも持っておりますので、便宜を図る意味で不在者投票とか、期日前投票があって、だれでも投票に参加できるような仕組みがつくられているわけです。ただ、担当者といたしましては、直前に、あしたの選挙のために、さあ何かやってくれというのは大変難しいわけで、1週間前や10日前、こういうケースがあるのだけれども、こういう場合はどういう手続きが必要ですかというようなお話があれば、今、言ったように、だれでも投票できるような便宜、あるいは、法律がつくられておりますので、何かしらの方法があるかと思います。
 ちなみに、病院とか老人ホーム、県の認める病床が50床あるというのが基準ですが、そういったところは指定施設ということで認定されておりまして、入院先の施設長に申し出をすれば投票ができるような制度、あるいは、二宮町に住民票が置いてあるのだけれども、仕事先、あるいは療養先で、今、生活をして投票日まで二宮町に戻ってこられないという方には、普通の不在者投票と申しまして、二宮町の投票用紙を申請のあった方に送って、それを受け取った方は、最寄りの市町村の選挙管理委員会で投票して、それが二宮町に送られてくるということで、1週間とか、そういった期間がないと、そういう手続きができないような状況でございます。また、今、質問がありましたような郵便投票という制度も、この不在者投票の中に入っております。私のほうからのお答えは以上です。


◯議長【西山幹男君】 総務部長。


◯総務部長【池田茂男君】 2点目の投票率向上の関係でございますけれども、私の記憶で行きますと、一般質問の中で、こういう選挙の質問は今までなかったと思います。特に今年は、政権交代という中で構造が変わったわけですが、特に国民、町民の関心が高まった中で選挙が行うことができたということで、二宮町で行きますと、衆議院は約74%の投票率があったということで、町長、議会議員で行きますと、二宮町でも70%台で推移しておりますが、それに匹敵するような投票率ではなかったかと思います。そういう中で、議員さんのおっしゃるような障がい者の投票という問題が出てくるわけです。今のご質問の中で、いろいろな問題を提起されましたので、今後は、選挙管理委員会とか、明るい選挙推進協議会という団体もございますので、そういった中で協議しながら投票率アップに向かっていきたい。
 あと、総務省の制度の中で行っておりますので、国の制度に従ってやっておりますが、周知の方法とか、そういうものは先ほど議員が言われたとおり工夫しながら投票率向上を図っていきたい。ただ、窓口に来たから教えるということだけではなくて、先ほど担当のほうからの話もございましたように、選挙の期間中は忙しくてそれはできませんけれども、ふだんからそういうPR、周知、そういう質問があれば出向いていくとか、そういう形をとりたいと思っておりますので、ご理解願いたいと思います。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 鳥海議員、要望です。


◯8番【鳥海恭子君】 このパンフレットが、先だって、「大変少ないのですよ」とおっしゃった中から私が1部いただいたのですが、これを見ますと、ああ、面倒くさいなと思いながらも、次に出したから戻ってくるな、また出さなければいけないなというのが矢印で書いてある。これを窓口で皆さん、いらっしゃる方には渡しているかと思いますが、18名のうち8名が投票されたということですから、これを送るとき、お電話なり何なりするときに、ぜひ、これも一緒に送られてはいかがと思います。そのことを申し上げて、よろしくお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 鳥海恭子議員の1件目の一般質問を終結いたします。
 続いて、2件目をお願いいたします。
            〔8番(鳥海恭子君)登壇〕


◯8番【鳥海恭子君】 それでは、通告に従い、2件目の公園整備のあり方について一般質問を行います。
 町の公園から子どもたちが大変大好きなブランコが消えて久しくなりました。補正予算がつき工事も始まっており今年度中には完成予定とのこと、子どもたちも待ち焦がれていることでしょう。
 さて、私は、公園にお年寄りの健康遊具を設置することを提案いたします。先月、狛江市の公園を見てきました。狛江市は、この健康遊具を設置してある公園は4カ所ですが、好評なので増やそうという計画もあるそうです。私が見にいったのは、多摩川にほど近い、木立の中にある公園の一角です。この一角には保育園もありました。少子高齢化の進む二宮町です。11月30日の高齢化率は26.35%、だんだん上がってきています。お年寄りの健康維持のため、生活習慣病予防にも役立ち、楽しく無理なくできる、まさに健康遊具だと思いました。お年寄りの健康は医療の削減にもつながっていくのではないでしょうか。
 私が見てきた公園には8種類の遊具が設置され、使い方と、体のどの部分に効果があるのか、また、鍛えられるのかというのが絵解きで解説され、ボードが立っておりました。その日は五、六人のお年寄りが背中を伸ばしたり、ブランコのような紐の短い遊具にぶら下がっている方など、思い思いの遊具で楽しんでおられました。何人かの方に伺うと、これができてから毎日来ている。無理なくできるのがいい、この遊具で体を柔らかくしてからジョギングしているなど、皆さんが楽しく元気をもらえたと喜んでおられたのが大変印象的でした。お年寄りが元気になる、何とすてきなことでしょう。二宮でも、ぜひ、2種類か3種類の健康遊具をつくってみてください。これは、お年寄りだけでなく小さな子どもも危険なく使えます。あらゆる年代の方が運動不足解消のためにも利用できるものです。ぜひ、実現させてください。お願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 おはようございます。それでは、通告に従い、公園整備についてお答えいたします。
 現在、町内における公園のうち、児童遊園地と子どもの広場につきましては、子どもが社会性や創造性に目覚める大事な時期に児童遊園地での健全な遊びが果たす役割は非常に大きいものがあり、早急な対処が必要であるという趣旨に、9月の補正予算におきましてご了承いただき、遊具の更新を進めているところでございます。一方、都市公園につきましては、今回、児童遊園地の遊具更新で活用しております国よりの臨時交付金の対象外となっていることから、今後、別メニューの補助金を活用し、吾妻山公園の再整備とあわせて整備を検討してまいりたいと考えております。
 こうしたことから、まず、この都市公園の再整備の中で、ご質問要旨にございます高齢者の健康維持のための健康遊具の設置につきましても、これからますます進むであろう社会の高齢化に向けた対応策の1つとして検討していくことも必要であると考えております。詳細につきましては都市経済部長からご回答させていただきます。
 ふれあいトークの席などでも同じようなご希望というか、そういうものは出ております。担当課でもカタログを検討したりして一応、前向きに、そういう気持ちというか、用意はしておりますが、まず、子どものためのものを先に仕上げてしまわなければいけないということで、順番から行くともうちょっとということで、意識してそういうことも、緑が丘にはもうついているところもあったりして、これからほかの地区にもそういうものが必要な時代だということは認識しております。よろしくお願いします。


◯議長【西山幹男君】 都市経済部長。


◯都市経済部長【柏木 博君】 それでは、公園整備についてお答えいたします。
 9月補正でご了承いただきました児童遊園地等遊具更新工事につきましては、国の地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用しまして実施しております。これは、児童の健全な発育と安全を確保するための施設として二宮条例で位置づけられている児童遊園地が、交付金を利用できる項目の中の少子化対策に該当する施設であることから、これを活用し、現在、事業を進めているところでございます。
 一方、吾妻山、せせらぎ公園を含めて16カ所の都市公園につきましては、今回の交付金とは別に、国の補助メニューで、都市公園安全安心対策緊急総合支援事業というものがございますので、まずは、この活用が求められることから、同じく、この補助メニューを活用する予定の吾妻山公園の再整備とあわせまして、平成25年度を目途に再整備について検討したいと考えております。
 こういったことを踏まえまして、ご質問の高齢者の健康維持のための健康遊具の設置につきましても、この都市公園の再整備の中で検討してまいりたいと考えております。現在、進めております児童遊園地等遊具更新工事につきましては、活用する交付金が平成21年度限りの交付のため、早急な対応が求められた中での執行となりました。しかしながら、都市公園に関しましては、補助メニューについては、現在のところ、平成25年度までの期間の中での執行が可能となっておりますので、地域の方々と十分な協議をしながら再整備を検討し、よりよい公園づくりができれば幸いと考えております。
 こうした中、既に地区長連絡協議会におかれましては、地域環境研究会の中で自主的に都市公園の再整備について、いろいろと研究を始めていただいておりますので、今後、その成果もご報告いただけると思っています。また、地区における老人会や社協部会等のご意見もお伺いしたいと考えております。
 なお、現在、緑が丘にございます運動公園には、背伸ばしベンチ、腹筋ベンチ、バネつき平均台、ツイストボードといった4種類の健康遊具が設置されております。さらに各公園には、立ったまま腕立て伏せができる遊具のかわりとなります鉄棒等がありますので、工夫によっては健康遊具のかわりとして活用していただける遊具もあろうかと思いますので、都市公園の再整備を実施するまでの当面の間は、こういったものをご利用していただくなどしてご協力をいただければ幸いと考えております。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 確かに、緑が丘も結構、利用があるようです。マラソンとかジョギングとかをしながら、あそこで体をならしてまた走り出すということをやっていらっしゃる方もいらっしゃるので結構、利用があることは事実です。そして、緑が丘のプールの手前のところ、私の家の近くからあそこまで行く方は滅多にありませんで、よほど足の強い方ならいいでしょうが、そうはいかないということがありますので、この狛江のように8つそろえることはないわけで、今、部長がおっしゃった、腕立て伏せが立ってできるとか、そういうのは、棒が立っているということなのか、鉄棒でやるということですか、ああ、そうですか。確かに工夫すれば何でもできるのかもしれませんが、なかなかそうはいかないでしょう。狛江にあったのは、15cmぐらいの角材が置いてあったり、それが3つ並べてあって、その先のところに足がひっかかるような木があって、そこで腹筋とか背筋を鍛えるということもあって、この器具を使ってこうすると、ここのところが丈夫になるというボードがとてもすてきな、お金もかかるのかなと思いますが、大勢の方が利用しているということは狛江のほうから聞いております。
 確かに、鉄棒があればこれはできるかもしれませんが、やはり、私たちの年代では鉄棒は鉄棒という感覚でしかないようなことがありますので、ボードみたいなものが、こんなこともできますということが書かれてあれば、ああそうかと思う部分もありますので、そんなこともあったらいいと思います。その狛江で皆さんが元気でやっていらっしゃったというのは、高さも、その角材が1つ、間に入るぐらいの低さです。ですから、小さいお子さんでも、足の悪い方でも、片足をちょっとおろせば、すぐ下におりることができるというほんとうに安全が確保されたいろいろなものでした。ですから、そういうものを緑が丘にあるというだけではなくて、吾妻山にいろいろなアスレチックがあります。道路があって、その向こう側に何か難しいものがいっぱいありますが、あんなに難しくなくてもいいですから、若者にはあれはとても好評だと思いますが、そうではなく、お年寄りの方が簡単にできるものを、ぜひ、吾妻山の再整備のところで、「これは小さいお子さんからお年寄りまで使えますよ」みたいなものがあってつくっていただきたいと思います。吾妻山再整備の中で、いかがでしょうか。


◯議長【西山幹男君】 都市経済部長。


◯都市経済部長【柏木 博君】 今、議員さんからいろいろなことを言われましたが、例え話で、私の母が88歳になっております。うちの地区には公園等もございませんので、家の中でいすを使ったり、台を使って足を伸ばしたり、背を伸ばしたりもしています。ですから、先ほども議員さんの中で、工夫をしたらということでありますが、ぜひ、そういうことは第一に考えていただいて、工夫をしていただいてやっていただくのが第一番だと思います。
 また、先ほどから申しておりますけれども、まだ児童公園のほうに全部できておりませんので、早急に子どもたちの遊具をしてから、また、先ほども言いましたように、25年を目途にこういうことを行っていくということを町でも考えておりますので、あと数年間は工夫してやっていただくことをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯議長【西山幹男君】 鳥海議員。


◯8番【鳥海恭子君】 児童遊園の子どもたちの声だったのですが、実は、ブランコが取り払われて、ブランコが大好きだったという3歳の男のお子さんだったのですが、「何でなくなっちゃったの?」と聞かれて、いつもそこへ連れていくのはおばあちゃんなのです。そのおばあちゃんが、「ブランコが壊れそうだから取ったのよ」と言ったら、「だれが取ったの?」と言ったと。「これは、町長さんが危ないねと言って取ったのよ」と。でも、その方はそう言ってお孫さんにわからせたと。でも、「いつできるの? いつできるの?」と聞かれていると。今年度中にはというお返事もしてありますが、待ち焦がれているブランコだと思います。
 お年寄りも確かに家では、足の屈伸とか何か、テレビでもよくやっています。家でできれば、家でやるのは、こういうことができます、ああいうことができますということをやっていますけれども、なかなか1人では続かないのです。ですから、ご近所の2人、3人と連れ立って行ってみようかと。今週はここに行ってみようということで、お友達同士、仲よくできる、仲間が必要なのです。カラオケだって1人で歌っていたのではつまらないそうです、大勢で歌うから楽しいのです。そういうこともありますので、ぜひ、また、よろしくお願い申し上げて要望といたします。


◯議長【西山幹男君】 鳥海恭子議員の2件目の一般質問を終結いたします。
 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前10時45分から始めます。
                         午前10時25分 休憩
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                         午前10時45分 再開


◯議長【西山幹男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次の方、お願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 小笠原陶子議員。
            〔4番(小笠原陶子君)登壇〕


◯4番【小笠原陶子君】 よろしくお願いいたします。通告に従い、一般質問をいたします。
 10月26日の議会全員協議会にて、平成22年度予算編成方針が提示されました。そこには予算編成の基本的な方針と考え方が記され、また、「重点施策の選定について」の中に、特に重点的に取り組む施策、事業として7つの項目が列挙されておりました。順番はついていませんで○印で羅列されている中で、農業の再生、漁業の復活への取り組み、梅沢海岸の整備(防潮堤の整備)、吾妻山公園の再整備、風致公園の整備、ごみ処理広域化への対応、駅南北エレベーターの整備、新学校給食センターの整備・運営。基本方針には、「不況による本格的な税収減を控え、国政においても政権交代により大幅な路線変更が計画され、困難な予算編成を強いられる」と記されています。また、「来年度は建設事業に予算が集中することにより一般的な事務事業については大幅な見直しをせざるを得ない」とも述べられています。これからの町運営は、限られた財源をどこに優先順位をつけて予算執行するのか、今まで以上に厳しい選択が迫られると強く認識するところであります。
 そこで、さきに挙げられた7月の項目の中に梅沢海岸の整備(防潮堤の整備)についての質問であります。この予算編成の基本的な方針の資料配布のほかに、経済課の部長、課長、また町長から「二宮漁港整備計画の変更について」という資料と1枚の平面図を添えた説明もありました。二宮漁港整備基本設計を進めようとしていた矢先、19年9月の台風被害で状況が一変し、簡易な南防波堤をつくるという計画でしたが、海岸保全上、好ましくないとの判断で県からの許可がおりませんでした。予算としましては18年度の183万7,500円で二宮漁港整備計画を策定し、19年に1,392万3,000円で二宮漁港整備計画基本設計を策定しました。そこで、町は結局、海の中ではなく、海に面した後背地の整備だけは進めたいとの考えに方向を変え、防潮堤だけをつくる計画が打ち出されています。
 防潮堤の予算についてですが、平成19年の基本設計では、防潮堤だけで概算事業費が1億1,235万円、駐車場が1,443万2,000円となっております。防潮堤計画は平面図と担当課からの口頭説明でした。そこから推しはかりますと、現在、トイレのある地面の高さから1.5mから1.2mぐらいのコンクリートの堤防を梅沢海岸線沿いに張りめぐらすこととなります。海へ行くために、その間の数カ所に門扉をつけて人々が往来する形がとられるとのことでした。そもそも、この防潮堤計画は、防波堤設置を計画とセットで設計されているものです。大きな波を、まず防波堤で防御し、その後方を防潮堤でとめるというサブ的な役割を求められていたわけです。それが海岸保全の観点から、これ以上、海に突起物をつくれないとなって、防潮堤だけをつくることは不完全な計画ではないかと思われます。今度の防潮堤計画は、これから再び波の強さや潮の流れを計算した上で、その強い波に対応できる防潮堤をつくることになるのではないかと思います。
 しかし、ご存じのように、近年、地球温暖化で台風は日本国土に迫ってから発生し、今までにない動きをしています。実際、西湘バイパスでさえ崩してしまう大きな波が来ることを想定することとなります。すると、相当がっちりした突堤で、なおかつ波返しがつく大きな防潮堤をつくらなければ、その設置の意味を成さないのではないでしょうか。そうなると、今の駐車場のあるところから全く海が見えなくなるということが予測されます。すごい圧迫感です。
 きのうの一般質問で町長は、「二宮町のよさは、残された自然、開発されていない懐かしい景色」と言っていました。また、「生物多様性調査結果を受けて二宮の自然を守っていきたい」と答えられています。そこにコンクリートびっしりはいかがなものでしょうか。担当課に確認したところ、漁業者には説明しているが、近隣住民にはご意見を伺うことはやっていないということでした。
 そこで、梅沢で育った方数人にご意見を伺うと、「そんな突堤は要らない。あの浜が見えなくなるなんてとんでもない」とのご意見でした。そこで、そういったご意見をかんがみ、景観を重視して低い突堤をつくったとしたら、それは意味を成さないですから、ないほうがましということになります。
 茅ヶ崎海岸では、今年の台風18号のときは、海岸から3mぐらいの高さにある漁業組合の南側にある広いウォークボードの広場が、高波が持ってきた砂でいっぱいになったそうです。自然の力のすごさを実感します。現在の五ツ浦漁場近辺は、もとが砂地ですから波が上がってきて砂が来ても自然に任せれば済みますが、なまじ、コンクリートやアスファルトで固めると、その管理がかえってお金がかかるのではないかとも危惧いたします。海岸に構造物をつくる場合は十分な調査・研究が必要です。中途半端な構造物はかえって危険ではないかと心配です。この防潮堤を含めた海岸の整備についてここまで申し上げたことをもう一度まとめます。
 1つは、大きな目的である大波の防御として果たして有効なものができるのか。また、景観が台無しになるが、その自然な景観の価値が低下することをどう考えているのか。2つ目は、防潮堤整備を条件として駐車場の整備をすることは費用対効果が見込めるのか。3つ目は、二宮町は京浜地区のベッドタウンとして町、サラリーマンが圧倒的多数を占めている町として大変財源が厳しい中、あの漁場を使う3軒の事業者のために億単位の予算をつぎ込むことになるが、それが公平な税金の運用と考えるのか、お伺いいたします。
 なお、昨日の神保議員の質問の中で町長が答弁されました。その答弁の中で、「神保議員はよそから嫁に来たからわからない」とか、「二宮町で育っていないからわからない」という言い方をされていましたが、それは不適切な言い方だったと思います。現在の二宮町は、よその自治体からの転入者が半数を超えています。ぜひ、頭を切りかえてご答弁いただきますよう、よろしくお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 それでは、小笠原議員の一般質問にお答えいたします。
 二宮漁港整備計画につきましては、平成19年9月の台風9号の被害を受けました二宮海岸砂浜の流出から、漁港整備と海岸侵食との調整が必要になりました。その後、神奈川県との調整を図ってまいりましたが、最終的には二宮漁港整備計画の大幅な変更をせざるを得ない状況になりました。現在の計画につきましては10月26日開催の議会全員協議会においてご説明させていただきましたとおりですが、海岸保全対策を最優先に考え、二宮漁港整備計画における海域部の整備、つまり、南防波堤などの整備については当面、困難であるということを受けとめざるを得ないということで、整備計画を変更して工事着手順位といたしましては、梅沢海岸漁港の背後地の住宅への高波防止対策を第一優先と考え、まずは防潮堤を整備することといたしました。
 続いて、防潮堤が完成すれば、駐車場や直販所の漁港背後地の整備についても安心して行えるようになります。二宮の漁業を復活させる意味からも、防潮堤整備を先行して実施していくことが時代に対応するものと判断させていただきました。各項目についての質問は都市経済部長より答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 都市経済部長。


◯都市経済部長【柏木 博君】 それでは、初めに、大波の防御として有効性と景観への影響についてのご質問ですが、二宮漁港整備計画におきましては、平成19年度に実施いたしました二宮漁港整備基本設計において、漁港の抱える課題といたしまして、漁港背後地の高波に対する防御の必要性から、漁港の陸域部における防潮施設の整備が挙げられております。防潮堤の整備は、まず、漁港背後地整備を安全に進めるためにも必要な整備です。駐車場、道路、漁業施設用地整備をする前提に漁港背後地の前面に高波防止対策をとり、舗装や構造物を守る役割を果たします。防潮堤は漁業関連施設を守り、そして、漁港背後地には住宅地が迫っておりますので、その安全対策に大きな効果をもたらします。防潮堤の景観につきましては、当初は漁港整備の中で南防波堤をつくるという前提で防潮堤の規模を想定していましたが、現在の計画では、防潮堤を先行させますので、防潮堤の強度等については、今後、基本設計を行い、国の補助事業として採択いただける基準の中で検討していくことになります。防潮堤の機能を優先せざるを得ませんが、もちろん、海岸の景観にも配慮し検討してまいります。
 次に、要旨2の防潮堤とあわせて計画されている駐車場整備の費用対効果についてのご質問でございますが、駐車場の整備につきましては、防潮堤の整備後になりますが、今後のスケジュールはまだはっきりしておりません。いずれにいたしましても、駐車場等の整備ができれば管理面におきましても、施設使用の有料化も検討できます。
 なお、駐車場整備だけの費用対効果は難しいものと思います。将来的には、構内道路、直販施設、漁具保管修理施設用地などの整備をすることで二宮漁港としての機能が高まり、安全で効率的な漁業活動とともに、日帰り観光の駐車場として総合的に管理しやすくなるものと考えております。
 続きまして、要旨3の、財源が厳しい中でこの事業を実施することの必要性についてのご質問でございます。漁業者は年々、減少していることは事実ですが、通告書の中では、漁業者が3軒ということですが、二宮の漁業は、定置網業が主体で11人の漁業者が携わっております。また、地引き網漁、刺し網漁、ワカメの養殖などを営む漁業者が3件で、二宮町漁業協同組合に現在23名の方が加入していることを申し添えておきます。
 さて、二宮町は、相模湾の中でも好漁場と言われる瀬の海を目の前に、古くから定置網漁業、地引き網、刺し網などが営まれてきました。中でも定置網につきましては現在も活発に行われておりまして、平成20年においては、相模湾にある8カ所の定置網漁場の中で第3位の漁獲高の437.0トンという実績があります。このようなことを踏まえ、町の将来目標として漁業の復活も視野に入れた漁業活動の活性化、二宮漁港周辺の活性化として漁港を核とした観光交流の促進などを目標に掲げ、防潮堤整備を推進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 通告の要旨1で、十分景観に配慮するというようなお話がございましたが、波を遮るための防潮堤をつくった場合に、それが波をとめるためのもののわけですから、人間の腰から下とか、肩から下というわけにはいかないのではないかと思います。毎日の生活の中では、要するに、台風とかが来ない限りは、そこまで潮が迫ってきているわけではないわけで、あそこに防潮堤をつくるということは、台風に対する防御のための準備だというふうに考えます。そうしたときに、台風というものを前提に設計することにならなければ意味がないと思うわけで、今だって別に、日々の暮らしはなくても何にも困らないで暮らしているわけです。その台風のときに遮るための高さは、景観を守るというのはとても厳しいですが、どういう工夫をするつもりなのか、お伺いいたします。
 全協では、議員が質問した課長か部長のお答えに、1.5mから1.2mで、1.5mだと圧迫感があるから1.2mぐらいで抑えたいみたいなお話もありました。私は、1.2mのものを立ててどこまで大型台風が阻止できるのかというところで疑問を感じるわけで、それについて1つ、お伺いいたします。
 それから、駐車場の件に関してはまだはっきりしていないということです。まだ予算もつくかどうかわからない中で、あれもやりたい、これもやりたいというわけにはいかないというところもあると思いますが、当初、漁港計画をするに当たって、平成の初期から始めた漁港整備計画は、やめるわけにはいかない中で、簡易なところで予算をかけずに整備しながら後背地を充実させて、国立小児病院跡地まで道を設置するということで、私たちがいただいている資料にも、国立小児病院のほうまで海岸から広い道路が行くような設計図になっております。それを見たときに、当然、駐車場もセットに整備する図になっているわけで、今はそこまで考えられないといっても、全く白紙状態ではなくて一定の絵は描かれているわけですから、お伺いしております。
 そうなりますと、いろいろな状況が変わっている中で、ここで防潮堤計画も再度、調査しながら新しいものをつくるようですが、今後、基本設計をすると先ほどお答えをいただきましたが、国立小児病院跡地の利用計画と一体化したというところをも含めた再度の見直しという、まちづくりの方針の再度の確認と見直しと町の将来計画という部分をしっかりやっていかないと、もし、多少予算がついて道がつけられる状況になったときに、その上は、別に今のままだったりしたら、こんなところに太い道路は要らなかったということにならないとも限らないわけですし、その辺の根本的な計画をどう考えていくのかということが町民にはわかりづらいと思いますので、そこのところを今後、防潮堤の基本設計をやるだけではなく、全体を再度見直すことが必要になってくると思いますが、それについてお考えをお示しください。個人の家でも、一部をリフォームをするときに全体の使い勝手を考えながらリフォームしていくと思いますので、その防潮堤だけをつくればいいというふうに、防潮堤をやるのは後ろを守るためで、後ろの整備のためだと言っているのですから、後ろの整備を、今後どういうふうに計画を持っていくのかというところも再度、確認したいと思います。
 3の、「財源の厳しい中で」と私が申し上げたことに対して、現状の漁業者は、組合に入っている人は23名、加入しているということでした。1けたと2けたと違うということがおっしゃりたいのかもわかりませんが、二宮には約1万世帯の人口がある中で、軒数で言おうが、加盟者で言おうが、非常に少ない状況になっております。人間、もうかることはやってみたいわけですから、これが経済を成り立っていく仕組みまで持っていくにはとても時間がかかると思います。3番の要旨に対するお答えに対して、将来を見据えてというところをもうちょっと具体的にご説明いただければありがたいと思います。
 それから、今議会の初日に町長は、答弁席から「先週の木曜日に砂浜再生の陳情に大磯町長とともに国会議員を通して国交省などに渚の砂浜再生の陳情に行きました」というお話がありました。国が動けば、沖に、350億円つくかどうかは別としまして、国のほうの砂浜再生の計画などもある中で、まだ、絶対にそれは予算がつくかどうかわからない状況なわけです。それをここで慌ててまた、結局、結果としては今までの設計のお金も1,600万円くらい、海の藻くずになってしまうのではないかという感じですから、この基本計画に急いで金をかけないほうが得策ではないかというふうにも思うわけですが、その辺についてはいかがでしょうか。


◯議長【西山幹男君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 いろいろお答えしなければいけないのですが、まず、勝又代議士のところを訪問して一緒に国交省にお願いにいきました。国の直轄事業ということで何とか実現してほしいと。一方、河野太郎代議士のほうからもいろいろとアプローチをしていただいて、とにかく二宮の海の再生、砂浜をもとに戻したいということを、また、小沢一郎幹事長にもじかに会うことができて、その後、二宮にもホットラインを持つ人がいることがわかって、そこにもお願いに行って、1月にその人から「二宮の海をよろしく」という直訴をしていただくことにもなっているわけです。これが、この町が長年にわたって侵食され続けてきた砂浜を、大磯ともどもですが、何とかもとに戻したいという願い、これはもう全くそのとおりで、全町民の願いだということは承知しておりますし、民主党の政権にかわっても、変わらずお願いをし続ける。いろいろと陳情の仕方も変わりましたが、何とか風穴をあけて実現する方法を見つけて陳情し続けるということで、そういう行動を起こしてまいりました。可能性が非常に出てきておりますが、これが一遍に350億円はつかない。国も大変らしいです。ですから、我々が政務官にお願いしてきたのは、35億円の10年でいいのですよと。とにかく国の直轄事業で、相模湾の二宮の海を何とか砂浜を戻す工事を始めるということだけでもお願いしたいという話をしてまいりました。
 ご存じのように、二宮の沖合というのは、富山湾、駿河湾、そして二宮の沖の相模湾、日本で3つの大きな海溝というか、それが陸地に迫っている特殊な地形を持った海なのです。特に二宮の沖は、瀬の海というのがあって、その先、富士山が10個入るくらいの大きな深い海底がすぐそこにある、特殊な事情であるために、大磯では、もうかなり砂が戻っておりますが、二宮沖のそういうところに滑り込んだ砂が戻れないという特殊な事情があるということは、国でも、また県のほうでもよく承知しております。その中で、相模湾だけがそういう工事がしてないのです。駿河湾も富山湾ももうしてあるのです。海底に工作物を沈めて、ボルト締めした、そういう工法をやってあるのです。これを何とか、首都圏に近いといえども、相模湾だけがやってないのだからということも陳情の内容になっています。
 ところが、それがうまくいって工事が始まることになっても、県、または町でもそうですが、いろいろとお願いした図面の中に梅沢海岸が入っていないのです。梅沢海岸の東側、その工事がお墓の下から始まるのです。本来は、二宮の沖ですから、押切川の、あの延長線上ぐらいからそういう工事が、沖合200mにずっと工作物を沈めてくれる工事があれば少しは安心感もあるのですが、今の計画では、たまたまここ、梅沢海岸が二宮漁港区域となっているからかどうかわかりませんが、それがちょうど外れたところから始まるのです。それが区域になってしまっています。
 先ほど、費用対効果とか、そんなことをやる必要があるのかというご質問でしたが、一昨年の台風9号のときに、その日の夜、私たちは職員としてみんなここで寝泊まりして、現場にも真っ暗な中を駆けつけて行きました。今のトイレの、もうちょっと北側ぐらいまで、もう波が来ていて、大きな石がゴロゴロして、そのときに、あそこに新しく来られた方々が、「何とかしてくれ」というような、皆さん、大きな声で私たちに言いました。命の問題なのです。これは、いろいろな理由があります。だけど、あの法律的に許されたということで開発された海のそばにあんな崖をつくってたくさんの人が住んでしまったのです。今さらそれをどかして、「どこかへ行け」とは言えません。そういう人たちが、知事にも言いましたけれども、災害に巻き込まれる可能性が非常にあります。沖合突堤が横に90mという計画がオーケーが出ていれば、そこで多少なりとも防げる。また、内側の防潮堤は軽微なもので済んだのです。
 ところが、知事が、どういう理由か、とにかく「大変金がかかる」ということは言われましたが、幾ら頑張っても「だめだ」という一点張りです。それに対して、余り「おかしいじゃないか、4年間、知事がいたときに、なぜ県は二宮と一緒になってやろう、やろうということでやったんだ。2期目になって急にだめだと言い出すのはおかしいですよ」ということを私はさんざん主張したのだけれども、とにかく、知事が「だめ」と言うと、きのうまで「やりましょう」と言っていた県の職員が、手のひらを返したように「だめです」と言い出すのです。これをずっとやっていたら、海のことだけではなくて、二宮はいろいろなことをお世話になっています。ごみでも何でもお世話になっているのです。そっちのほうにさわってしまうのです。これでは、とてもじゃないけど、二宮は、全体を見れば、こんなことを突っ張っていられないということで、知事に私が、「知事、あの話はやめることにした。突堤をつくるのは、やめます。おっしゃるとおりにいたしますから」と言ったら、喜んで知事が、「やっとおれの言うことがわかったか」と言いました。「いや、知事、突堤はつくらない。だけど、そのかわり防潮堤だけはどうしてもつくってもらわないと災害が起きてしまう」「ああ、それはそうだな」と。ほんとに今、そういう話をしたのです。「それだったら県のほうでも、何かメニューを探して協力してあげるよ」という話があって、じゃあ、町も来年を目指して防潮堤をやろうと。
 要するに、災害が起きてしまうわけです。あそこは西湘バイパスが橋げたなのです。ほかは全部、もしいろいろなことが起きてものり面が塞いでくれるのです。まさに、今度、西湘バイパスが二度と崩落しないように、かなり強固なものをつくっています。15m、柱をずっと深く埋めて、下から波が掘らないようにしようということで工事が進んでいます。あと2年たてば終わりますが、あそこだけはそういう工事がないのです。では、どうなるのか。100年に一度と言われたこの間の台風です。だから、また100年たつまで何にもないという保証はどこにもないのです。ですから、町としては、景観、いろいろわかっています。生態系、いろいろなことはわかります。だけど、そこにすぐそばまで住んでしまっている人がいる以上はやらざるを得ない。少々、海が見えない、いろいろな不都合が起きても、そこにいる人の命を守るのが先ですよ、どうしたって。それは今の新しい工法で、防潮堤と、ただこうやって壁ができるというのではなくて、今はこういうものができ始めたのです。そういう技術も進んでいるわけです。
 私は素人ですから、個人的に、川を塞ぐのですから、あの梅沢川の出口をどうやってやるのか不思議でしょうがないのですけれども、それがどうなるのか、ちょっと頭の中では組み立てができないのですが、いずれにしても、秋山丸がいるところからずっと200mやるんです。それができないと、いや、やらなくてもいいと言えば、やらなくてもいいのですよ、余計なお金はかけたくないのだから。けれども、とにかく突堤をやめますといった以上、その内側は絶対にやらなければだめなのです。これは将来にわたって、いつ来るかわからない。津波が来るかもしれない、台風が来るかもしれない。あそこだけをちゃんとしないと。
 というのは、袖が浦海岸のところに掬川さんという家があります。この間の台風で、もうまさに自分の家が崩れるくらいになったんです。掬川さんには一時避難をしてもらって、とにかく怖いからといって第2分団の2階に住んでもらったり、いろいろなことをしたのです。もうほんとうに洗われてしまっているわけです。ところが、あそこは、やはり、橋げたなのです。そこは、今度の西湘バイパスの工事の中に含まれているから、そこにきれいに、強固に、この間、みんなで見学に行ったと思いますが、そういうことが起きないような工事ができています。ところが、梅沢海岸はそれがないのです。同じ橋げたを今度、橋げたそのものが動かないようにとか、今大きな工事をやっていますが、その程度で、波に対しての予防策は全くとっていないのです。本来は、砂浜がずっと沖合まであれば、それが緩衝材になって、大きな波が来ても、途中でだんだんやさしくなると。ところが、今はそういうことは望めないわけです。
 勝又代議士がこう言っていました。「国交省とか、みんなで今、ダムをつくるのをやめようと、コンクリートとか何とか、これはその裏返しの話なのだ」と。相模川、酒匂川、今、上流で堰ができてしまって、それは我々が飲む水のことだから何とも言えませんが、松田町へ行くと、両岸よりも真ん中の中州のほうが砂が積もって高いのです。当然、海に来る砂が減っているのはわかっているわけです。だから、沖合にそういうものをつくる、またつくる範囲にあれば、まだそこに養浜したものが行ったり来たりして砂浜ができる可能性があるけれども、あそこは範囲ではないわけです。
 そんなこともあって、やはり、これは今後、その内側をどうするのかという議論の前に、まず、防潮堤はつくらなければ人災が起きる。その保証をだれがするのですかということになれば、私がするのだから、やりますよと。知事も「それはわかった。それは当たり前だ、やろう」というふうになっているのです。だから、これだけは、きのうの神保さんの質問の絵をどうのということ以前に、もうやらなければいけない。お金をかけなければいけないということなのです。ですから、計画を進めていきたい。来年度から始めていこうと思います。来年中に来てしまうかもしれない、わからないのです。ハラハラしているわけです。ですから、費用対効果とか、お金がないからとか、お金がないから国、また県の補助金をもらおうと。それも県にいろいろなメニューを探してもらっています。そういうことで、とにかくこれだけはつくり上げなければいけない。
 そして、以前、西山喜徳郎町長のときに、そういうことをしないであそこの砂浜を全部整備したことがあるのです。一晩の台風でめくり上がってしまって、アスファルトが全部崩壊したのです。そういうことには今度はなりたくないので、防潮堤ができた暁には、この間、本人からいただいた400坪の土地もあるわけです。そういうところを駐車場にするとか、何か開発すれば、そこで海に来た人がとめる場所があるわけだし、今は雑然と、車が毎週、土曜日、日曜日にすごい人が来ています。体育館の下の道まで駐車してしまっています。そのようなことは海としても、先ほどの景観としても芳しいことではない。きちんと整備ができる、つい立てができれば、その後ろは安心してお金をかけられるということになるから、それを次のステップとしてやっていったらどうかということです。
 まず、防潮堤、これだけはどういうことを言われても譲れないのです。譲れないというか、命の問題だから。この間の漁港の懇話会の中に、そこの住宅の人も一緒にメンバーとして入っていました。そういう人もわかっています。何とかしろということです。こっちから言えば、そこへ来てしまって、ちょっとということがあるのですが、その人は法律的に守られて権利を持ってしまったわけです。そういうことでやらなければいけないということです。よろしくご理解のほどをお願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 都市経済部長。


◯都市経済部長【柏木 博君】 それでは、最初の防潮堤の有効性と、2番の駐車場の計画、3番目に漁港の将来の計画ということですが、1番と2番目は私のほうから、3番目は経済課長から回答をさせていただきます。
 最初に防潮堤の有効性と必要性につきましては、今、町長がお答えになりましたが、私のほうとしましては、とにかく景観も大事なのですが、人命を守るということがもっと大事だということでございまして、町の優先順位から見ますと人命のほうが景観よりは上だということで、早急につくらせていただくということでございます。その点で、先ほど議員さんのほうから、台風は年に何回しか来ないので、ふだんは景観がいいほうがいいというお話がありましたが、地震もそうなのです。昨日の一般質問にもございましたが、地震がいつ来るかわからないのです。ふだん、地震につきましては、町民全体が地震に備えて対策をとっているわけです。それと同じように、台風が年に1回か2回、また何年に1回かもしれませんが、来たときの大事さというのがありますので、防潮堤をつくって町民を守るという使命感が大事だということでございます。
 2番目の駐車場の計画につきましては、最終的に背後地ができますと、背後地からいろいろな地場産を主要とした販売所等をつくりまして、それで小児病院のほうまで行って、小児病院から、あの広場を使いまして、また国道に出られる道路がございますので、その道路を使ってすべてを山西地区の活性化につなげていきたいということでございます。
 それから、もう1点、やはり駐車場を先につくるかということにつきましては、財源の確保ということがあります。現在、漁港再生交付金ということで全体で計画を進めてきましたが、ここで、漁港の突堤をつくらないということでございますので、今後、防潮堤の整備には、その時点の補助メニューを探しまして防潮堤をつくるということですので、その後、背後地の整備に取りかかるということで、補助金のメニューを今後探すということもありまして、今、駐車場がいつできるかということは不明でございます。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 経済課長。


◯経済課長【渡辺康司君】 それでは、将来を見据えた部分で、将来を見据えたということになりますと、当初の漁港整備計画全体、この中で今の道路の関係も含めまして、将来、漁港を整備していけば、まず、現在、定置網というのを主流でやっておりますが、そういうものの船がつけることで、二宮には、あともう1カ所、定置網を設置する場所がございます。そういったものを増設したり、あるいは、先ほどから出ております直販所を設置したり、メインは観光という、1つの観光交流を促進して、人をそこに呼び込んで直販所の常設ができるだろうという予測のもとで、吾妻山の観光と、さらに海を結びつけた観光交流の促進、それを町長が常々言っております、年間を通じた通年型の観光に持っていき、観光と漁業を結びつけた経済の活性化を図っていく。
 それから、大きな問題では、地産地消ということで、まず、二宮に地元に魚が揚がると、今、陸路として朝市などの場合は、小田原から水揚げされたものを二宮のほうに陸送して朝市などをやっていますが、最終的な将来目標としては、漁港ができることによって、そういう地産地消が一層推進していくということで、総合的には、防潮堤ができればということではなくて、漁港整備ができた場合には、ただいま申し上げましたようないろいろな経済効果につながっていくという一番の基礎となります防潮堤を、まずは整備すれば、背後地等の整備も速やかになりますし、また、時期が来れば、またさらなる漁港整備をもう少し推進することができるのではないかということで、将来展望を見ております。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 町長のお話で、景観も大事だけれども人命のほうがもっと大事だと言われれば、確かにそうで、命にかえられないものはないと思いますから、今のお話の中で、景観なんて言っている場合ではないということだとよくわかりました。ということは、相当頑丈な防潮堤をつくっていただかなければ意味がないと私は思いますので、1.2mぐらいで波がザップンザップン来てしまったらつくった意味がないわけですから、そこは十分検討していただくと思うんです。ですから、そうなったら、地域の住民に、やはり、逐次、情報を開示してほしいと思います。
 この防潮堤の計画があるということも何人か伺った人は、区長には聞いていませんので区長が知っているかどうわかりませんが、わかっていない人もいます。梅沢海岸に防潮堤ができる、防潮堤で海が全く見えなくなるくらい高い突堤ができてしまうということは、町民の心に、残念というか、何とも言えない気持ちが出てくるのはやむを得ないと思うんです。今後、全協では、22年に先ほど言った基本設計をやっていきたいということでしたから、もう来年です。それに向けて町民の肩にご理解をいただきながら、一部の方の、海沿いに新しく家を建てた方を守るためにやらざるを得ないということを十分わかっていただくための働きかけを今後どういうふうにしていくのかということを1点、お伺いしたいと思います。


◯議長【西山幹男君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 イメージとして、防潮堤をつくると1年中、こういう工作物で海が見えないようになっているというイメージになっているのかどうかわかりませんが、台風が来たときにそうなるのです。窓をあける、戸をあけるみたいにふだんはあいているのです。あいている部分を何カ所、どういうふうにつくるのか、それは専門家がこれからやるのですが、そこから海は見えるし、人の出入りはいつもできるし、また、実際にひげのおじさんみたいに、海でいろいろな仕事をしている人たちは、毎日の生活の中で海へ行ったり来たりするわけです。地引きもそうです。そのようなことで、全く閉鎖してしまうことにはならない。ただ、いざというときにそのドアをずっとしめてやる。
 今、小笠原議員が言われたとおりに、沖合にないですから、かなり地下に深く土台をつくっておかないと倒れてしまう。最初は1億2,000万円という概算でそのぐらいでやろうとしましたが、2億円以上かかるのです。それは見えないところに深く基礎をつくっておかないと役に立たないわけです。ですから、そういうような今までと違う変化は起きますけれども、地域住民との話し合いというのは、その専門家が、こういう図面ができましたよというときに、今、我々のイメージだけで物を言って誤解されても困りますから、つくることはつくるのですが、こういうものをやりたいと。でも、それに対していろいろな意見があります。「それはおかしいではないか」とか、「こうしてほしい」という要望が来ると思います。当然それはやっていきます。そういうことを繰り返しながら、最終的にみんなが合意して着工ということになりますから、その辺はきちんと心得て十分やりますが、いずれにしても、普通の平穏なときは、とにかく窓というのか、あいていると、そういうふうになっていますから、そこのところを利用すれば、普通の今の生活そのものは支障なくできるはずです。
 ただ、景観と言われると、何をもって、毎日、海をながめている人ばかりが町民ではないわけだから、何よりも、「いざ鎌倉」のときに、そこからつくるわけにはいかないものだから、つくっておかなければいけないということです。ほんとうは西湘バイパスがつくってくれれば一番いいのです。そのときに上からガーッとおりてくるようなシャッターみたいなものがあるといいなと、冗談で思っていました。ふだんは上がっていて、そういうものが一番いいのですが、そういうことはできないということです。そういうことですから、住民説明はもちろんきちんと、そういう支度ができたとき、変更がきく範囲のときに話をしていきたいと思います。先ほど言った川のところをどのようにやるのか自分ではちょっと不思議に思っておりますが、そういうようなこともありますから、ちゃんと専門家のいろいろなアドバイスを受けてやっていきたいというふうに考えます。


◯議長【西山幹男君】 小笠原議員。


◯4番【小笠原陶子君】 最後ですから要望ですけれども、質疑の中で、この防潮堤は、あくまでも漁港計画の1つとして、先にやれる予算がつくところをやっていきたいという位置づけで防潮堤をやるということを確認しました。それで、防潮堤をつくるに当たっては、扉がつくのは重々承知で、大磯も信号の手前に扉があって、ふだんはあけておりますけれども、あれがいざとなったらしまるという形になりますが、あの辺のコンクリートも相当大きな高さになっておりまして、西湘バイパスからおりてくるところのコンクリートなどは、もう西湘バイパスを守るための要塞のようになっております。ああいうものになる可能性も高いのかなと思っております。
 要望なのですけれども、町長はきちんと地区住民には計画ができた時点で伝えていくということでしたが、二宮の海を愛する1万世帯の多くの皆様にわかるように、地域の一部の方だけではなく、広く皆さんにわかるように政策形成過程からきちんと伝えていただきたいと要望するのが1点。
 それから、ああいう状況だからしょうがないというのではなく、現在も私はきれいに使われているとは思いません。というのは、ごみを拾うキャンペーンに行ったときに、漁業小屋のあたりに一番ごみが落ちているという経験がございました。そういった常日ごろの使い勝手もきちんとやっていただきたいと思います。それから、海岸で樹脂を燃やすことをやめていただきたいということをあわせて要望して終わります。


◯議長【西山幹男君】 小笠原陶子議員の一般質問を終結いたします。
 次の方、お願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 根岸ゆき子議員。
            〔5番(根岸ゆき子君)登壇〕


◯5番【根岸ゆき子君】 では、通告に従い一般質問をいたします。
 件名は「町のシンボルである吾妻山の管理と整備について」です。吾妻山について、若干、昔の資料なども見せていただきましたので、ここで改めて簡単に歴史に触れたいと思います。吾妻山は、さかのぼること昭和5年、吾妻山神社の境内拡張のため、神社が525坪を地主より買収。神聖な山でもあり、また、食料難だった時代は自給自足の糧として活用されてきました。ほんとうに生活の一部としての吾妻山の存在がありました。昭和25年ごろには都会に仕事に出かける人が増え、それに比例するように吾妻山の荒廃が目立つようになったこともあり、昭和26年には町は観光協会を発足、ハイキングコースを整備しました。昭和30年、県から風致地区として指定されました。このとき、県内でも先駆けの風致地区としては、吾妻山の現在に至る景観保全に影響を及ぼしたと考えられます。
 昭和46年、社会福祉センター及び庁舎を吾妻山の登り口につくることを決定。昭和48年、レクリエーション園地として、社会教育の予算において吾妻山公園の整備が位置づけられました。公共施設事業、公園地化事業、どちらも開発に伴う自然破壊を危惧する住民反対運動の議論を起こしながらの工事でした。現在は、ある一定の開発も落ち着き、管理は昨年から町直営としてスタートしています。荒廃地を何とかしたいと思い立ってから30年ほど経過して公園ができ、そして、吾妻山公園はそれから30年弱で再整備をかけようとしています。老朽化した箇所も目立ち、子どもたちは芝生で転げ回り、滑り台やアスレチックでもよく遊んでいますので、補助金を効率的に活用して、過ごしやすく楽しい空間づくりのために、町には計画を立ててほしいと思います。
 さて、きのうの一般質問の中でも吾妻山に触れるやりとりがありました。その中で、「吾妻山の自然を大事にしたもので、田舎っぽい町を売りにしたい、通年の四季を楽しめる山としてたくさんの人に来てほしい」という町長の考えが明朗に述べられ、それには私たちも、全くそうあるべきである、自然と素朴さを残してほしいと同感するものです。基本的合意があるものと理解をし、順次、質問をいたします。
 まず、今年度事業、593万円でつくられる再整備基本設計についてお聞きします。委託先の都市再生機構の出してきた設計概要には、既存施設の劣化状況の調査を行い、公園施設再整備計画を策定する。現況公園の魅力向上のための再整備計画を立案する。当該公園と(仮称)二宮風致公園との利用上のネットワークを検討、提案する。公園整備のための年度計画を立案するとあります。計画には、町の方針が反映されるべく、業者と打ち合わせを進めている最中だと思います。主催者である町がどのような構想を描いているのでしょうか、具体的なイメージをお示しください。
 そして、公園自体の計画も大事であることに加えて、吾妻山に町内外の人が愛着を持っている現状に対し、山全体をどのように生かしていったらよいのか、改めて町民と共有する必要があると考えますが、町長はどうとらえていらっしゃいますか。今が町民と議論をつくるよい機会ではないかと考えます。山全体といっても私有地がほとんどであるため町が勝手に方向性をつくることもできない。だからこそ、吾妻山がどのようにあると町民にとってのシンボルになり続けるのか、議論を高める仕掛けがあってもよいのではないでしょうか。町民が歴史を理解し、誇りを持って生活できることは次の時代へと引き継がれると感じます。
 最後に「開発への認識について問う」という通告要旨にいたしました。既に自然を大事にして活用するというやりとりの後、きょうの時点では、自然を損なう開発は行わないという返事をただもらって済んでしまうようなことにならないためにお聞きしたいのは、民間開発には現在、どの程度のルールが課せられているのでしょうか。現状のあり方で行けば、将来の景観を残せるものであるのかどうか。何をもって「自然を大事にして」と言うことができるのか、お聞きします。あわせまして、町長は、吾妻山への動き歩道設置についてふれあいトークなどで話をされていますが、その真意についても伺いたいと思います。よろしくお願いします。


◯議長【西山幹男君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 それでは、根岸議員の質問にお答えいたします。
 まず、要旨1の吾妻山公園再整備計画につきましては、現在、基本計画を策定しているところでございます。内容といたしましては、来年度から平成25年度までの4年間におきまして、管理棟、トイレ、園路、遊具、小動物園エリアの既存施設のリニューアルを実施することとしております。そして、これらの施設を一部、バリアフリー化することによって活用することができる国の補助メニューである都市公園安全安心対策緊急総合支援事業の助成を得た中で再整備を行う計画を進めているところでございます。
 この中で、今後、日帰り観光の拠点となり得る施設への転換を目指しまして、小動物園エリアは多機能性を持たせた休憩施設への再整備も検討しているところであります。また、これにあわせまして、最大の魅力である山頂などからの眺望を開園当初のように取り戻すべく、また、混み入って生態的にも、景観的にもよい状態とは言えなくなりつつある樹木の適正管理を目的に現在、高木の剪定事業を進めているところでもございます。いずれにいたしましても、今後ともすばらしい自然と眺望を守り生かしていく方向性は変わらないと考えております。
 要旨2の吾妻山の活用方針と町民との共有化についてです。今回の平成25年度までに実施予定の再整備につきましては、既存施設のリニューアルが主眼ということでございますので、正式に整備方針が決まりましたら広報などで周知を図ってまいりたいと考えております。また、吾妻山公園は開園から22年経過しておりますので、今では既に町民の財産として共有しているもと考えております。
 次に要旨3の吾妻山周辺の開発の認識についてですが、吾妻山周辺は市街化調整区域であるとともに風致地区に指定されており、一定の条件が整わなければ開発はできないことになっております。また、住宅を建てる場合などにおいても建ぺい率に大きな制約があり、大幅な樹木の伐採も制限されております。さらに開発ができる場合においても、道路や給排水などのライフラインの整備を考えた場合、山のすそ野以外での開発は困難であり、吾妻山周辺部は、現在、法的に最大限の規制がなされている地域であると考えております。今後につきましても、今の吾妻山の姿を大きく変えようというようなことはないよう、将来的にも市街化調整区域及び風致地区として吾妻山周辺環境の保全を図ってまいりたいと考えております。


◯議長【西山幹男君】 根岸議員。


◯5番【根岸ゆき子君】 先ほどの質疑のやりとりのところで、再整備計画についてはいろいろな会の意見をもらいたいといったのは、このことではありませんか。


◯議長【西山幹男君】 ちょっと続けてください。


◯5番【根岸ゆき子君】 私も、吾妻山のことをいろいろと職員の方に教えていただいて、実際にはどういうふうになっているのか、数字とか、場所とか、よく聞いてもわからなかったものですから少し図面に落としてみました。当然ご存じだと思いますが、ここのブルーの地区が風致地区で、ここのオレンジ色のところが特別風致といって、8m以下での建物の規制です。ここの真ん中のところが吾妻山公園です。町民の方が開発に対するご心配を受けたという部分が、こういうすそ野の部分の開発であったと。そこはそのまま民地でありますという話もあって仕方がないのですが、特別風致地区にもかかっている部分であり、多くの町民の人にとって、また、吾妻山に遊びにこようとする人にとっては、山全体が町のものであって吾妻山公園なのではないか。なぜあそこが開発がかかってしまったのか、なぜ崩されてしまったのかという声を結構聞きます。
 だからこそ、今、公園の整備計画の部分だけの話を聞いたのですが、いろいろな人たちに、吾妻山全体がこういう現状であって、線で囲まれていても、吾妻山の認識というのは、多分、こちらの中里の上のほうも吾妻山であるという認識を皆さん、多く持っていらっしゃると思いますので、この山全体に関して、今こういう現状ですよと。白いところを地主さんが持っているという意味では、地主さんの世代交代をしていってしまう中で、どれだけほんとうに自然が守られていく将来をつくっていかれるのかということは、確かに町民の方が心配に思うところは当然だと思います。ですから、吾妻山に関する使い方の方針というか、今、議論をきちんと高めていく必要性があるのではないか。
 「吾妻山を皆さんの財産として共有化できております」というのは、何をもって、どこをもって、だれの、言い方は悪いですが、思い込みでというか、そのようになっているのかと言えないこともないです。私もそう思っていますよ、そうであろうと。ただ、この現状を見ると、将来的に、新しく越してきた人は、「なぜ吾妻山が崩れてしまうの?」という声もある。それはきちんと理屈はあります。あと、地主さんたちがということもあり、将来的には世代交代をしていく中で、きちんと地主さんたちともそういう話ができるのか、あるいは、吾妻山を愛する人たちが何らかの会の中でというのでもいいでしょうが、「吾妻山をこういうふうにしていったらいいよね」というような議論が尽くされれば、ここで「先代の人たちもそう考えていたよね」というような意見交換、例えば、吾妻山憲章みたいなことでも私はいいと思いますが、何か形でもってつくっていく必要性が今、あるのではないかというふうに問うておりますが、そういうことについてはどうでしょうか。
 動く歩道について、登壇で1行、述べさせていただきました。ふれあいトークなどでも町長が述べられております。住民の方もいろいろなご意見があると思いますが、町民に既にそうやって発信してしまっている動く歩道について、今お答えがなかったものですから、それについてのお考えをお聞かせください。


◯議長【西山幹男君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 吾妻山が町民の共有のものというふうになっているのではないか、町民のものというか、本来は地主さんのものです。町が地代を払って借りているだけの話です。でも、その効果が、これだけ町外の方が訪れるようになって、たまたま菜の花を鈴木さんにやっていただいたということで、アッという間に、またそれを宣伝した民間のボランティアにもたくさん協力してもらったということが相乗効果になって、去年は群馬とか秋田からとか、京都に二宮の人が旅行に遊びに行ったら、「どちらからですか」と聞かれて「二宮です」と言ったら、「あの、菜の花の二宮ですか」と言われたと。かなりこの町が全国区になったのです。そういういろいろなこと、例えば、歌手の2人が川崎で路上ライブをやっていると、二宮町という歌を歌っているわけですから、最初はだれも振り向いてくれない、二宮なんてどこにあるのだというようなことが、最近では、あの菜の花の二宮だというふうになったと、かなりそういう意味では存在感が出てきたのです。
 それが、悲しいかな、トイレは、小学生の遠足で藤沢の子がいっぱい来るなんていうときにばったり会ったんですが、登って、トイレに行きたいのだけれども、もう満員で大変な騒ぎをしているわけです。いろいろなそういうところが老朽化しています。来てみたら、みんな遊具がこうやって縛られてしまっていて使えない。いろいろな意味で、それだけの支持率が上がった山だから、ここでお金をかけて、もう1回リニューアルしなければいけないだろうと。封鎖した遊具をそのままではいけないだろうというようなもろもろのことを考えてこういう計画に踏み切ったわけです。あわせて、どうせそういうことをするなら、それが町の拠点となって、シンボルとして、そこから、訪れる方々が町のあちこちを散策してもらうことを仕掛けて、ウォーキングのまちづくりをしようということにだんだん結びついていくわけです。
 私は花屋でしたから、例えば、秋に吾妻山に行って、アケビがなっているとか、カラスウリがいっぱいあるなとか、通路にやたらそういうものがあるとみんな取られたりするので、ちょっと分け入るとそこに野ブドウがなっていたり、木イチゴが咲いていたりとか、そういうことがまだ欠けているんです。こういうものは、人工的に苗を買えば幾らでもできてしまうのだけれども、イメージとしては、せっかく訪れる人が、春は菜の花と桜でいいのですが、秋は余りないのです。そんなものも、根っこから取られたらだめですが、1回植えれば毎年出てくるわけですから、そういうものを増やしていくとか、今の魅力にプラスしていく山として、もっと、アッと思うようなものを加えていくものも、今度の図面に、私も個人的な意見として言いたいと思っています。まだそういう場面ではないのです。
 ヒガンバナの黄色が咲いたと。ヒガンバナはいろいろな色があるのですが、普通は赤です。でも、黄色が咲くということだけでも話題になるわけです。ですから、いろいろな魅力があの山にあって、そこを「リニューアル」という言葉がどういうイメージになっているかわかりませんが、全く変えてしまうということは思っていなくて、ただ、30年もたつとみんな木がかなり大きくなってしまっているので、それはちょっと剪定してもらって30年近く前の山の姿に何とか戻れば、眺望もはるか横浜まで見える、そういうようなことになるわけですから、それは木のためにもそういうことはしなければいけない。ただ、ボウボウにしておけばいいものではない。そういうこともあって、剪定とか、そういうことはやるにしても、全体を全く変えてしまうというようなことはないわけです。むしろ、それに付加価値をつけるようなことをやっていきたい。トイレも、ほんとは垂れ流しです。それをきちんとしたバイオのトイレにするとか、いろいろなことを手がけていけばいいのではないかということで、そういう意味のリニューアルです。
 先ほど開発という問題がありました。宮川さんのところ、あれを言っていると思います。ここは、そこにこの間まで家があって、その自分の宅地を開発するというのは、法律的にも規制がかけられないのです。隣のマンションもできてしまいました。あれは、あの工事をやっている最中に高さ制限を急いでやって、二度とああいうことができないようにはしました。でも、あれは間に合わなかったからできてしまった。でも、その後に、隣がやったからといって、これは全くそういうこうとではないので、こればかりは、知らない人から見ると、吾妻山を崩してまた宅地造成をしているのかと、あそこには十何戸できます。でも、それも法律の枠内だからどうしようもないということで、それは、よく説明をして理解してもらうしかないと思います。
 最後に、今年もやりましたし、一昨年もやりました、なかなか、自力で上がれないお年寄りを、町の福祉のほうとか、消防とか、いろいろ協力し合ってみんなでやって、頂上まで車でピストンで上げて、今年は62人でしたが、すごく喜ばれました。今年の経験は、一昨年、すごく喜んだおばあちゃんがもうその後、亡くなった。でも、家族はすごくそれが本人の印象に残ってよかったと。冥土の土産みたいで、ほんとうにお年寄りは喜ぶのです。自分では来られない。中には、「私はここでサイマイモをやっていたんだよ」と言う人も、お年をとって、もう来られなくなってしまった。そういう人も福祉で募集して、みんなでヨイショヨイショとそこまで連れていって、婦人会にもちょっとしたものをつくってもらったりして、わずかな時間ですけれども、楽しく過ごすと。
 そういうときに、町が毎年、それを事業としてすればいいです。けれども、それは町の人です。町外でチラシを見たり、報道を見て二宮に来てしまった。ところが、来ても登り切れないから帰ってしまったという人もかなりいるのです。やはり、障がいを持つ方とかお年寄りが、せっかく二宮に来られたら、何とかしてスッと上がることができるようなものはないかということで、これは今、模索中です。会津若松の白虎隊のところに動く歩道があるというので行ってきました。会津若松の飯盛山というのは、あんな山でも地主さんが1人なのです。動く歩道は別会社がやっているのです。社長に会っていろいろ聞いてみると、「利益が出ています」と言うのです。要するに、事業としてやって、これからは採算が合わない、きのう神保さんのお話もそうですけれども、町負担が増えてしまう、そういうことはなるべく避けなければいけないです。でも、プラスマイナス0以上になるのなら、そういうことで、お年寄りや障がい者のためにそういう設備をするというのは、片方では開発という、余計なことをするなという意見もあります。でも、そういうことで町が売り出すのだったら、どんな人でも行かれる山にしたいということもあるわけです。その辺の選択は難しいです。でも、余計な経費が余りにもかかって、ランニングコストがすごくかかるようなことはできないのです。それはもうわかっています。
 ただ、今、自分として魅力的だなと思っているのは、会津若松は冬の3カ月は観光地ですけれども、雪で閉鎖なのです。二宮は観光地ではないですから、それだけの集客はないにしても、その3カ月はない町なのです。そこで、もっと詳しく精査して、どのぐらいの利益が出てどのぐらいの経費がかかるということを今、やっています。これは、なかなか、スッとやってしまうということではないです。また、あれは傾斜の角度があります。それ以上急なところは、エスカレーターならいいのですが、動く歩道はできない。エスカレーターも、私は見にいったり何かして、江ノ電にいろいろなことを聞いてきましたが、とてもお金がかかり過ぎて二宮ではできないということがわかったのです。それはできない。でも、動く歩道は、地面を掘るのはこんなものでいいです。それから、高架で、足をつければこのぐらいの箱がずっと行くのです。できるのはできそうなのだけれども、今度は傾斜がきつくて、1回ではもちろん行かれない。2回やっても難しいということで今、検討中です。
 なぜそういうことを考えるかというのは、町でいろいろなイベントをやって、そういうお年寄りを頂上に上げたとか、いろいろなことを踏まえながら、やはり、そういう人たちの願いもあるのだなということで、しかも、そんなに財政を圧迫しないことならそういうことも取り入れるべきではないかということで、今、それはやるというふうになったわけではなくて、これからやっていきたいというところにあるわけで、最初の図面の中にはそれはまだ載っていません、まだ調査中です。そのくらいのことですから、ぜひ、また、そういう話が煮詰まったときには皆さんにご相談しながらやっていきたいと考えております。
 以上です。


◯議長【西山幹男君】 都市整備課長。


◯都市整備課長【橋本幸治君】 町長の説明の補足です。吾妻山のトイレにつきましては、当然、浄化槽を設置しておりますし、法定点検等も受けて、その浄化した水を排水するところについては、排水管ではなくて地面に浸透式だということをやっておりますので、よろしくお願いいたします。
 吾妻山憲章というお話がございましたが、みどりの基本計画、17年3月がございます。この基本理念そのものが、吾妻山を含めて緑を守っていくということで、この基本理念にしっかり明記されておりますので、これで必要なものはあるのではないかと思っております。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 根岸議員。


◯5番【根岸ゆき子君】 そうですか。では、みどりの基本計画、私も、みどりの基本計画は見たことがあっても、そこのところを詳しく見たことがないので読みたいと思います。ただ、吾妻山をこんなふうにしていきたいというはっきりとした全体像だからこそ、昨日も町長がおっしゃっていたように、人材をブランド化みたいなお話がありました。おもてなしの心を大事にして、吾妻山をみんなが大事に思って、その気持ちを持って町外から来る人にももてなしをしていくということをつくるためにも、吾妻山全体の、みどりの基本計画の中にはめ込まれてしまっているからといって、吾妻山が理念的に特化されて、何か、みんなの共有化した意識の中にきちんと浸透しているというには、多分まだ薄い存在になるのではないかというふうにも感じますので、ちょうど、こういう計画をつくるに際して、町長もふれあいトークなどでもお話しされることもあるでしょうから、吾妻山の将来像、こういうふうにしていきたいということはしっかりと語って、そして、町民の人たちとぜひとも議論をつくるような仕掛けを、いろいろな場面でできるようにしていっていただきたいというふうに考えます。
 全体像に関しまして、1つは、町民との議論の場ということがそうなのですが、地主さんがほとんど、先ほどの地図で改めて私も確認したときに、ほんのこの一部のところでしか、町の町有地がないのです。ポツポツ、これからも、もしかして寄付という場面があるのかもわかりませんが、吾妻山の公園にしても、やはり借地であると。でも、山全体を買い取るというのも難しい。自由にできるのが、この町の土地だけかといったら、そうではない、吾妻山全体の部分を考えていかなければならないところで、吾妻山全体がどうあったらいいのかということをしていただきたいのです。
 地主さんが世代交代をしていきます。将来どうあるべきか、そこのところをちゃんと押さえていくということが1つのポイントだというふうに思っております。世代交代していく中で、そのことについて、今、町長としてはどう考えているのかということをお伺いいたします。
 もう1つの動き歩道についても、確かに、バリアフリーということを考えれば、傾斜12度、屋根をつけなければいけないとか、滑らないようにとか、お年寄りが乗るのだったら人をつけなければいけないということで、つづら折りにもなりますし、そうすると、もうかなりの大きな開発になってくるというふうに私は想像しておりますので、まだ検討というか、1つの案の段階だということでしたので、動く歩道以外のことでも、自然とか、これからの時代に合わせたようなアイデア、違うアイデアをもう少し出していただいて、それを広く含めた形での検討をお願いしたいと思います。


◯議長【西山幹男君】 町長。簡潔にご回答をお願いいたします。


◯町長【坂本孝也君】 相続による持ち主の変化というのは、もう何人かおられるみたいです。ところが、これは原議員からの意見もありましたが、町が借りている地代が非常に高いわけです。だから、相続しても、ああいう山は、ほんとうは相続すると高額な相続税がかかるようになっているのです。にもかかわらず相続をしてしまうわけです。それで売らないわけです。ですから、これは、多分、余り期待できないと思います。継続して町が借りるようになっていくだろうと思います。何とか、いい時期が来たら、「地代を下げてくれ」というようなことを言わなければいけない時期もあると思っていますが、今のところは年間1,500万円ぐらいのお金が地代としてかかっています。ですから、寄付してくれるというのがあれば、もちろん「よろしくお願いします」と言いますけど、62人の地主さんからすると、ちょっとそういうことは全く起きないということです。ですから、現状のままを、いかに維持するかということですから、そういうふうにしていかなければいけない。
 そういうことはこちらに置いておいても、吾妻山を中心とした経済効果が全然違うところで起きたということになれば、その税金でつくった吾妻山の維持費というものは、こちらのほうで取り戻せるというような考え方をしないと、なかなか1つの事業をやっていかれないのです。ですから、そういうことも踏まえて理解をしていただきたい。
 もう1つ、動く歩道以外は、この間、北区王子というところで、動く歩道ではなくて、動くケーブルカーができていました。区でつくったもので、駅のすぐそばに公園があって、そこへ30人乗りでしたか、みんなで乗ってきました。それは、レールの上をずっと電車みたいな車両が動いていくんですが、そこは無料でした。できたばかりだと言っていました。ただ、それはお金がたくさんかかりそうなのです。そういうものもあるということでいろいろやっていますが、事故が階段で起きなければいいのですが、何とか大変な人がこれから1月、2月、土日祭日は来ます。人も、今度は町が菜の花をやることになりましたので、いろいろなボランティアの人もお願いして、そこで何とかして管理をしようということでやっています。ほんとうに将棋倒しにでもなったら大変なことなのです。そういうことも、女坂というか、そういうのは、中里から上がってきてくれれば少しは楽に上がることができる。そういうような、もっと上がることができるような道をつくらなければということもあります。いずれにしても、登り口が、今のこれでは、子どもたちはいいのですが、そういう意味で、不安な材料です。人気が先行して整備か追いつかないというのが現状です。
 以上です。


◯議長【西山幹男君】 根岸議員、要望です、簡潔にお願いいたします。


◯5番【根岸ゆき子君】 議長のお許しをいただきましたので、発言をいたします。
 要望をいたします。きのうの一般質問でも随分やりとりをお聞きしましたので、そういう将棋倒しの心配に対しては、違うルートでのたくさんの登り口をそのために整備もしておりますので、そこはもう少し歩きやすいような歩道づくりの幾つものルートを確保することが必要だと思います。動く歩道につきましては、ちょっと調べて想定をいたしますと、つづら折りに屋根をつけて、人もつけてということになると、明らかにすごく大きな開発になると想像いたしますので、環境に優しい、多少道路をこぎれいにしても、電気を使ったものであるとか、生き物を使ったものであるとか、これからの時代に合ったやり方でもって、自然を大事にしたやり方でお年寄り、あるいは弱者の方が上に登って景観を見せてあげるという手法を凝らしていただきたいというふうにお願いいたします。
 それから、再整備計画については必要だと思います。リニューアルですし、もう何十年もたっておりますので、安全面に配慮いたしまして、具体的に聞きたいと言った割には、例えば、多機能性の施設は何かというような、具体性に欠けるようなご答弁ではありましたけれども、計画の段階で、ぜひともいろいろな方からもご意見をいただけるような、情報の公開には努めていっていただきたい。基本的に町が整備することは私もわかりましたので、よりよい計画を進めてください。
 吾妻山の62人の地主さんとおっしゃいましたが、私は、吾妻山全体の部分を町民の人が愛する吾妻山として、経済波及効果もそうなのでしょうけれども、自然破壊が極力抑えられるような、もちろん、地主さんを含めての町民全体の議論を巻き起こしていただくような機会をぜひとも設けていただきますようにお願いいたしまして、要望といたします。


◯議長【西山幹男君】 根岸ゆき子議員の一般質問を終結いたします。
 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時20分から始めます。
                          午後0時14分 休憩
   ────────────────────────────────
                          午後1時20分 再開


◯議長【西山幹男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次の方、お願いいたします。


◯議長【西山幹男君】 城所 努議員。
            〔9番(城所 努君)登壇〕


◯9番【城所 努君】 それでは、通告に基づいて一般質問を行います。
 件名は「今後の納税者の推移と対策について」であります。国民の注目と関心を呼んだ政府の事業仕分けで、地方自治体への影響も心配され、12月7日付けの神奈川新聞によると、事業仕分けによる県内自治体アンケートによると、二宮町は、下水道事業と農道整備事業、この2事業を挙げたと報道されています。また、このほか、地方交付税、交付金見直し、介護予防事業の削減、保育所運営費負担金の見直しなど、町政運営にも大きな影響を受けることが危惧されております。
 こうした状況の中で、平成22年度の予算編成方針によると、町税の減収幅を最小限の約2%と見込み、21年度より約7,515万円の減少を見込んでいます。また、9月議会の決算資料、個人町民税の年代別比較によると、町民税額、年額ですが、20歳代が平均7万6,000円、30歳代は11万8,000円、40歳代は18万4,000円、50歳代では21万2,000円、60歳代では14万円、ちなみに70歳代は9万6,500円となって、納税者の町民税の平均は14万2,251円と報告されています。この資料でも明らかなように、働き盛りの50歳代、当然ですけれども、50歳代が町民税を一番多く納めていることになります。
 一方、町民税を納める年代別人数、これは課税人数とも言いますが、21年度、今年と24年度を比較すると、数字ばかりで申しわけありませんけれども、こうなります。20歳から29歳、平成21年度の納税者数は1,673人、24年度では1,478人、マイナス195人。30歳から39歳、平成21年度は2,552人、24年度では2,309名、マイナス243人。40歳から49歳では、21年度は2,631人、24年度では2,919人で、この40歳代は288人プラスになると見ています。また、50歳代から59歳は、21年度は2,479人、24年度では2,074人となって約405人減少するというふうに見ています。また、60歳から69歳は、21年度は2,692人、24年度は3,009名、60歳代が317人増えるというふうに見込んでおります。ちみなに、70歳から79歳は、21年度は1,577人で、24年度は1,656人、ここでもプラス79人となって、まさに納税の主役が60歳から69歳に移った。60歳代が一番人数が多いということが、この資料でも明らかであります。
 40歳代は増加傾向にありますけれども、気がかりなことは、将来、二宮町を支えるであろうと20歳代、30歳代の減少です。私は、町も、若い人がなぜ減少するのか、調査をする必要があるのではないかと思います。今後を考えると、安心して子育てができる、あるいは、安らぎがあるなど、20歳代から30歳代、あるいは40歳代が、この二宮町に定住できる魅力あるまちづくりが求められているのではないかと思います。今後のまちづくりからも、また、税の確保からも、その対策が急務だと私は思っていますが、こうした納税者の今後の人口推移、これについて町の見解を求めたいと思います。


◯議長【西山幹男君】 町長。
            〔町長(坂本孝也君)登壇〕


◯町長【坂本孝也君】 城所議員の質問にお答えをいたします。
 人口の現在の推移ですけれども、平成3年に始めて3万人台になり、現在では2万9,600人台を維持しております。自然の増減では減少傾向にあり、社会的な増減においては増加傾向で、これは小規模な土地の分譲が増加の原因によるものと考えられます。このような状況は一時的なものと感じております。一方では、全国的に生産年齢人口の減少が見られ、当町においても定年を迎え退職する方が多く、若い層の方が増加する状況が見られず、町税の減収は避けられない事態であると危機感を持っております。しかし、人口を増やすための方法を考えた場合、大きな企業を誘致することや、高層ビルの建設によることはだれしもが望むまちづくりではないかと思っております。このような背景がある中、町の将来を考えると、このまま手をこまねいていてはいられないと感じております。
 そこで、自然豊かな住みよい環境にある町の特性を生かしたまちづくりが重要と考え、今後、展開される農業の再生、漁業の復活、日帰り観光を軸とし、二宮ブランドを産業振興の柱に、将来に向け、存在感のある二宮町を目指していきたいと考えております。しかし、これらの事業展開には時間を要するため、その間、住民サービスの低下につながらないよう、柔軟で効率的な行財政運営を行うため、客観的な取り組みを判断することで、その結果を政策の立案や改善の情報として提供する行政評価の充実による実効性の高い計画推進や、政権交代により歳入の状況が不透明ではありますが、重要施策の実施に伴う補助金などの確保、経常経費の節減や受益者負担の公平性などにより、財政基盤を強化してまいります。このように、事業を改革、改善し、財源を確保しながら各施策を充実させることで人口増への転換を図ってまいりたいと考えます。
 次に、町税についてお答えいたします。歳入の根幹である町税については、ご承知のとおり、町民税、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税があり、平成21年度予算では38億2,500万円で、歳入全体の約53%を占めており、いかに税収の確保が大事であるかを痛感しております。ここ数年、社会情勢の変化や景気の悪化により、町税も毎年落ち込みを示しているのが現状となっております。具体的には、21年度の町民税では、景気の影響を受け、収入の落ち込みにより、平均課税額や課税人数が減となっております。また、固定資産税でも評価替えの土地のため減少となっておりますが、救いとしましては、当町には大きな企業がないため、他市町が抱えている法人町民税の大きな落ち込みはなかったことです。
 ご質問の要旨にあります納税者の変化などにつきましては総務部長よりご説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。


◯議長【西山幹男君】 総務部長。


◯総務部長【池田茂男君】 それでは、城所議員のご質問にお答えさせていただきます。「町の資料によると」ということですけれども、今回の納税者の資料につきましては、9月議会の決算委員会の際に資料提出したものの関係でございます。これは、景気の悪化等により、町の根幹を成す町税が今後どのように推移していくのかの見通しを立てる上でも重要であると考え推計したもので、あくまでも平成21年度の町民税の課税人数をもとに算出したものとなっております。
 先ほど議員からも説明がございましたように、また、重複しますけれども、具体的には、平成21年度の課税人数は1万4,260人でございます。そのうち、20歳代から30歳については4,225人、50歳代については2,479人となっております。これが平成24年度になりますと、20歳代から30歳が3,787人で438人の減少となり、50歳代では、2,074人で405人の減少となっています。また、これとは反対に、40歳代では288人の増となり、60歳代でも317人の増となります。これは、団塊の世代の人たちが60歳に入ったというものです。結果として21年度の町民税の課税人数が、24年度になりますと全体で46人の人数減という推計になります。以上が納税者の推移でございます。
 町でも、税収の確保対策が今まで以上に重要と考え、認識しております。その1つとして、4月より、月末の日曜日には、休日納税窓口を開設し、平日に金融機関に行かれない方々の利便性の向上や、滞納をしている方に対して、呼び出し等による納税者相談等も行って、幅広く呼びかけているところでございます。
 また、今後の取り組みといたしましても、滞納額の圧縮、事業所の特別徴収の推進、安定した町税の確保のために口座振替の推進なども行ってまいりたいと思います。これらについても、税収の確保において必要不可欠であるという認識を持っておりますので、最重要として今後とも滞納等の整理については尽力していきたいということでございます。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 論点がちょっと違うので困るのですが、私が一番問題にしているのは、20歳代、30歳代の人たちが、今、言った人数、減るわけです。20歳代では195人、30歳代から39歳では243人、こういう若い層が今後減っていく傾向にある。一番の主役が今度、60歳代に移っていくということです。こういう年代構成が町として、今後のまちづくりにとっても、税の確保の点から言っても、注視して、若い人たちが二宮町に定住できることを強く認識しないと、今後のまちづくりからいっても非常にいびつといいますか、いわゆる、高齢者だけの町になってしまうという心配をしているわけです。だから、今回の質問は、こうすれば20歳代、30歳代が確保できるとか、私もそんないい知恵はないのです。ただ、問題意識を町が持って、そういうまちづくりを今後進めていかないといけないのではないか。
 例えば、広報「にのみや」に「子育てを楽しめるあたたかいまちへ」というのが載っています。その中で、例えば、次世代育成支援行動、これが地域の子育て支援とか、母性、乳児・乳幼児の健康確保、教育環境の整備とか生活環境の整備、職業、家庭生活の両立支援、要保護児童への対応、こういうものが次世代育成行動評価として今までやってきたわけです。来年が後期の育成支援になってくるわけです。今までもこういうことをやってきた。けれども、若い世代がなかなか町に定住しない、減っていってしまうということをもっと深刻に考えなければいけないと私は思います。
 ここにアンケート調査をやったとか出ていますが、20歳代、30歳代の人に対していろいろアンケートをとって、どういうまちづくりが望ましいのか、どうすれば定住できるのかという意識調査をやっていく必要があるのだろうと思います。今のお話だと、税の確保とか、そういうことだけではなくて、今後の二宮町の将来像が、これを見ると非常に危惧されるでしょう。あなた方、そう思いませんか。これをつくっていて、計算して、私はびっくりしてしまったのです。60歳代が3,000人を超えて、60歳代が一番多い納税の二宮町になっているわけです。これをただ、しょうがないのだという形で見逃していくのか、それとも、みんなが知恵を絞って若い人たちに定住してもらう、二宮から余り離れていかないと、そういう町を目指さなければいけないのではないかというふうに思うのです。そういう観点からどのように町は考えているのか、どういう認識を持っているのかということを聞いているので、もう一度お答え願います。


◯議長【西山幹男君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 まさに、今、城所議員の言う、今後、これからの二宮町のあり方と、そういう時代背景に対して、非常に緊張した取り組みをしていかなければいけないというのは、肝に銘じてわかっております。そういうことのあらわれで、若い世代を中心とした昼間のふれあいトークをやってみたのです。まさに、我々がちょっと死角になっていたのかなとか、ちょっと盲点だったのかなと思うような積極的な意見がどんどん出てきました。これはほんとにやってよかったと思っております。しかも、彼女たち、若い世代のお母さん方は提案型なのです。町長、こうしたらどうだと、いろいろと要望事項はたくさん言いますけれども、それを言ったときに、「こうしたらどうですか、こうしたらお金がかからないようにできますよ」と、こういうことを言っていただけるのです。今度の土曜日も中町、上町でふれあいトークが夜ありますけれども、そういうところには若いお母さん方は時間的に出てこられない。昼間やってくれという要望が去年の中里のふれあいトークで、たった1人の若いお母さんが出てきて、そういう話をされました。それでは、それをやりましょうということで今年から始めて4回終わっており、あと1回、2月にラディアンでやりますが、ほんとうに積極的な意見を言います。
 その中に、町外の同じようなお母さん方から、「二宮町に住みたいと思っているのだけれども、二宮ってどんな町?」と民から民で、要するに、行政に聞くのではなくて、仲間同士という感じで質問が来る。ところが、今まで町としてそういう対応を怠っていたというか、忘れていたというか、そういうことを余りしていなかったもので「わかりません」という返事をしてしまっていましたということを報告されました。二宮は土地が安く、環境もいいし、そこに住んでみたいという要望を持った人に対して、それが同じ二宮の町に住んでいる人から情報発信ができなかったということですよ。「いろいろ、なかなかいいですよ」という答えがあれば、その方々は二宮に越してきた可能性があったのです。ところが、その入り口で断られたというか、魅力がないというように判断してしまったと、そういう事例報告があって、これは由々しきことだと、こういう思いがしました。
 その後、その若いお母さん方に、二宮は今こうなっている、これからこうするのだという情報をたくさん与えなければいけないということもあって、また、彼女たちが、「私たちはメールの世界なので、メルマガをやりなさいと」という提案があった。そこで、今、ケーブルテレビのそういういろいろな危険情報とか火災情報という中に、1つ、大きくそれをやっていこうと。この広報の中にも載っていますが、今、情報、現実に町が取り組んでいること、また、これから取り組みをしていこうとしていることを若いお母さん方に知らせることによって、せめてそういうことは防げるのではないか。ほんとうにびっくりしてしまった事例です。とはいっても、現実にたくさんの若い人たちがなかなか来られない。また、いてもその人が出ていってしまうというのが現実の話です。
 今、開成町は人口がどんどん増えています。うちの職員にも開成町から来ている人がいますので彼に聞いてみました。町としての魅力は、私は外から見ていて、そんなに特別魅力がある町なのかなと。町の大きさは二宮より小さいですけれども、特別子育てが充実しているとか、すごく福祉がいいとか、いろいろなそういう条件が、二宮と比べて遜色ない、そんなでもないのではないか。アジサイが有名だけれども、それだけで魅力ということにはならないし、新しい住宅がたくさんできた。思いつくのは、南足柄もそうですし、お勤め先が環境としてそばにあるということです。二宮は、平塚にはあるけれども、そういうお勤め先という感じがありますが、横浜、東京に勤めている方々がたくさんいる。そういう方々が、近くにマンションを借りてしまったり、いろいろして、そこから仕事場へ行くことが顕著に行われているのかなと。朝、お勤めの人は二宮のJRから全員が座っていかれる環境があります。ほとんど、立って行く人はいないぐらい皆さん座っていっています。しかし、その距離、1時間から1時間ちょっとの距離について、やはりもっと近くに住みたいと思うのかなというのが、条件として開成町と違うものを持ってしまっているのかなと。でも、それ以上に、先ほどの、海があったり、環境としては、また子育てとしてはすごくこれからいい町を目指そうと、これからつくっていこうという途中ではございますが、負けない町ができるのではないかと思っております。
 これは、例えば、仕掛けて、県の住宅供給公社の百合が丘の二十幾つでしたか、上のほう、3階以上がガラガラになっています。現実に今年も公社に行って、何とか町営住宅並みに町が補填をするからどうですかという話をまた持ちかけたんです。例えば、3万円の家賃のところを町が1万円、町が毎月出してあげるから、町外にいる若い世帯はいらっしゃいませんかというようなことが現実にできないかなということですが、前から言っていますように耐震工事ができていないのです。そこでまた困ってしまったのです。だけど、入居してくる人は今でもいるのです。耐震ができている棟と、できていない棟があるのかなという感じでいたのですが、その辺のことも今の段階で不透明というか、きちんとしていないのに町がそういうことはできないということでまた止まってしまったのです。そのようなことを考えたりはしておりますが、とりあえず、今、現実に施策として若い世代を誘致するということは、これというものはありません。
 きのう、きょうのテレビ報道で、名古屋市の税金を1割下げるから、それによって市外から来る人をたくさん増やして、結果的には人数を増やすことによって税収を確保するのだという今の民主党の市長の考え方もずっと見ていますが、そういう思い切ったことまでは二宮ではできないし、とりあえず、今、すぐやれることは、本年度中に子育てサロンができます。駅のエレベーターもやります。このエレベーターなども、子どもを乗せてベビーカーを押していきながら買い物にいって、エスカレーターはあっても、階段からおりるなんていうのは至難の業だという意見をお母さん方から出されました。障がい者と年寄りのためにエレベーターをつくるのかなと、私はそういうイメージでいましたが、そういうことももちろんですが、若いお母さん方、今のお母さんはおんぶしないで抱っこしてしまうから、抱っこしてベビーカーを持って、買い物袋を持ってコンコースからおりてくる。とても怖くてできないと。ああ、そういうことかと思いました。そういうことも現実には、エレベーターができれば南北の流通はもっと便利になるということとか、1つ1つ、それなりの政策を、先ほどのブランコもそうですが、遊具の復活とか、そういうものももちろんやっていきますし、何とか今いる若いお母さん方に子育てがしやすい町だということを進めていきながら、一方では、先ほどから言っている、二宮の環境を生かしながらの産業を押し進めていく魅力のある町、存在感のある町というようなことになって、それが二宮に住んでもらえることになるのかなと。「住んでよかった、住みたい町」というのをテーマにやっていくことに今なっております。具体的にもっともっと、すぐにということにはなかなかなれないのかなと。
 一方では、税収の落ち込みはもう目に見えてわかっていますから、税外収入の確保というのも必要なことだと、これは、それを補うだけのものが確保できるかというと、現実には、なかなかそこまでは行かないのですが、やはり、受益者負担ということで使用料一斉値上げをしたり、いろいろやってきました。そういうことで、何とか税外収入も確保しなければいけない。
 それから、もう1つは、今、最近の税務課の対応は、日曜日も門戸を開いているから来ていただきたいという姿勢です。ところが、先輩職員に聞くと、「昔は夜遅くまで、夜中まで取りに行かされた、集金に歩いたよ」と。もう1回、そういうことをやってみようと思っています。やはり、滞納者には、それなりにこちらから出向いて、納税をしていただくということは、待っているだけではとても無理でしょうと。それから、督促を出すのは当たり前だし、差し押さえ、大変ですが、どんどん行かせています。でも、それなりの条件がそろえば行かなければいけないということで、それは行っています。何しろ2億円あるので、そのような状況で、片方ではかなり頑張って税収を確保する、片方では、納める方々がたくさん来られるまちづくりをしていく、いろいろなそういう相乗効果で何とか財源を確保しています。
 もう1つは、使う側の職員の意識改革は、城所議員がご指摘のとおりで、まだ甘いのです。もう少し自覚を持たないと、自分たちが今、崖っぷちにいるのだと、最終的に職員、私を含めて給料が2割カットになると、そのくらいの覚悟を持って仕事に取り組まないと結局は吸収合併の身になるのだよということは再三言ってあります。来年の予算を今、組んでいます。町長査定もこれから始まりますが、我々が汗をかいてやるということが必要になってきているのです。人がどんどん増えてきて、いろいろしてまた豊かな町になれば、それはそれでいろいろなところで税金を使っていくのも、ゆとりのある使い方ができるのかもしれないけれども、今、現実にすぐにそういうことができないとなれば、やはり、我々が汗をかいてその分を補うということは当たり前で、それをしなければいけないということも、意識改革をしていこうということもやっております。
 ですから、人口ピラミッド、ふれあいトークに来た人みんなに、最初にこれを見せるのです。こういうことで、あと5年たつとこうなると、これがだんだん上がってきたらどうなると思いますか。ものすごく逆三角形ですから、当然、町民の要望はこたえられない、そういうことが顕著にこのグラフにあらわれているではないですか。だから、こういうことをしなければいけない。だから、国からの補助金、県の補助金を頼りにしているだけでは、とても皆さんを満足することはできないのだから、自分たちの力で産業を起こすのだということを一方でやりながら、という段階にいるというのはほんとうにご指摘のとおりで、また、それなりに動き始めていますということも、また、ご報告させていただきたいと思います。
 以上です。


◯議長【西山幹男君】 城所議員。


◯9番【城所 努君】 先ほども言いましたけれども、これはすぐに、逆ピラミッド形、今、卵みたいになっているのかな、それがすぐ直ることにはならないというのは私もわかります。ただ、そういうふうにピラミッド形にしていくように目指さないとだめなのです。
 私の息子のことなのですけれども、杉崎惣一宅のすぐ前あたりに家を建てた。そこに入ってくるのは、ほとんど満杯というか、家がどんどん建っているんです。ところが、入っているのは若い人ばかりです。同じ年代です。だから、近所の人が言うのです。今まで子どもの声がしなかった。今は子どもたちがキャアキャアする声が聞こえてきてほんとうによかったと。一面では、そういう若い人たちが新しい家を求めて来ているということもあるのです。
 私もいい知恵はないんだけれども、町長が今、一生懸命にお話になったけれども、職員そのものが、こういう形になっていて、若い人たちの定住、あるいは呼び込みも含めて、職員そのものが全体でそういう意識を持たないと、そういう意識改革も必要だと思うんです。税務課とか総務課だけがわかっていて、私も、改めてこれを計算してみたら、60歳代が町の主役になってしまっているわけです、3,000人を超えてしまうということになるでしょう。これは仕方ないのだけれども、ここにも子育てアンケートとか、子育て支援ふれあいトークとか出ていますが、例えば、そういう30歳代、あるいは20歳代の人たちにアンケート調査みたいなものをして、積極的な動きを町自体がしないといけないのではないか。私も言うだけしか能がないのだけれども、そういう問題意識を、我々も含めて、庁舎全体がそういう認識を持つべきなのだろうと強く思うんです。
 だから、例えば、交通の便を言いましたが、私は電車に余り乗らないのでよくわかりませんが、二宮に新宿湘南ライン、ああいう電車がとまって通勤にも便利になるとか、JRに対してのそういう働きかけとか、一面では、そういうことも必要なのだろうと思うんです。いびつな今の納税者の人口構成を少しでも早く正常化していくために、積極的に問題意識を持って取り組んでほしいと思います。
 私が言えるのは、先ほど言ったような、若い人たちへのアンケート調査をやったと書いてありますが、どんなアンケート調査かわかりませんが、そういうものを抽出してやって、今度の次世代育成の問題がどうなってやっているのかわかりませんが、いずれにしても、若い人たちが定住できる、あるいは、よそから移ってこられる、そういう新しいまちづくりを今後、進めていかなければいけないと思います。1つは、そういうアンケートをもう一度やってみるということを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。


◯議長【西山幹男君】 町長。


◯町長【坂本孝也君】 担当のほうから後ほどお答えをさせますが、最近も、来年度4月から職員になるべく、新採用8人、面接をしたりしていろいろして決まりました。我々が面接をするときに、町外の希望者、「あなたは二宮に越してこられますか」ということが条件になるぐらい、そういうことも、ここのところずっとやっています。可能な限り、二宮の住民として役場に勤めてほしいということを、わざわざよその町に税金を渡すことはないのだからということで、ほとんど「はい」と言って、みんな、ひとり者が多いですが、単身のアパートに入って通ってきています。そういうことの積み重ねが人口をどんどん増やしていくわけですから。
 今、城所議員が言ったように、息子さんの、ああいう宅地開発によっての新しい住宅、うちの裏にもそういうところができました。これから何カ所かそういうところがあります。これも限界があって、そんなにどんどん、10年も続きはしないと思うんです。一方では、お年寄りが亡くなる、生まれる赤ちゃんの数が少ない、だから自然に減っていく。ですから、どうしても今のままだと避けて通れないことになっていますから、まだ、今、宅地開発で、言われたとおり若い人がどんどん来始めています。ですから、何とか2万9,500台が2万9,600台になったのです、100人ぐらい増えているんです。自然増、自然減を上回る、新しく流入の方がいるということで100人ぐらい増えた。そういうことが行われる間に、もっともっとまちづくりを進めて、そこに住んでみたいとか、行ってみたいとか、魅力ある町だなという町を、その間につくり上げておかないと、土地には限界がありますから、もう今度はどんどん減り始めるということが起きてしまうのではないかと思いを持っております。
 先ほど言われた意識改革、まさにそのとおりで、今、崖っぷちにいるのだという意識を、我々、行政に携わる人間が持っていないと、予算が余ったら翌年に繰り越せと、何でもかんでも使ってしまえばいいのだということではない。そのようなことから、いろいろと工夫をしてやらないと、ほんとうにそのときが来てギブアップということになったら困るわけです。それでなくても、今、いろいろな地区要望がたくさん出ていますし、それをやり切れないので、先送り、先送りというふうなことも現実に起きています。ただ、まだ、福祉とか教育とか、大事なところは何とかしてやりこなそうということができていますが、そのうちだんだんとそういうことも、待ってくれ、待ってくれになってしまいます。そうすると、相乗的に、魅力のない町だなと、そういうふうになっていくと、一挙にこの町離れが起きるということは可能性としてあります。ですから、そうならない町をつくっていくのだということで、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 アンケートとか、そういうことについて担当のほうからお願いします。


◯議長【西山幹男君】 健康福祉部長。


◯健康福祉部長【佐川眞一君】 細かい資料は持ち合わせていないのではっきり申し上げられないのは大変申しわけありませんが、次世代育成行動計画を現在策定中であります。それに当たりまして、前年度、アンケート調査を実施して、現在、策定しております。策定に当たりましては、策定委員会を設置しております。民間の方は、めぐみ幼稚園の栗山園長先生を会長にお願いしまして、民間委員、教育委員会、健康福祉課、それぞれの委員11名で策定しているところでございます。内容は今、持ち合わせていないのでわからないのですが、そういう中で今、やっているということです。
 特に健康福祉部の話をさせていただきますと、健康福祉部は人数もいて、お金もたくさん使わせていただいています。そんな中で、先ほども出ていますように、これからの財政状況等を考えますと、今、私のほうで考えているのは、まず、医療費をどうやって削減していくか、健康づくりという面で、予防も含めて取り組んでいかなければいけない問題。もう一方では、ここで今、話題になっております若い世代の定住増加をどういうふうにやっていくかということがポイントだと考えております。それに向かって今、若い世代につきましては計画をつくっておりますので、もうしばらくすれば発表できると思いますので、ご了解いただきたいと思います。
 以上でございます。


◯議長【西山幹男君】 政策担当参事。


◯政策担当参事【佐久間良輔君】 私のほうからアンケートの関係で、過去からの総合計画上で町民満足度調査ということでアンケートをとらせていただいております。その中で町民が何を施策として町へ望むかということで、以前から議会の中でもご指摘いただいているように、どうしても回答が少ないというような観点から、先ほど町長がお答えしましたように、情報発信の中で、もう少しきめ細かなアンケートを実施したいと思っております。それは、来年から後期の計画に入るということで、それとまた、25年度からは新たな総合計画の出発の年になりますので、今、議員から提案がありましたアンケートについては、町民満足度調査の中できめ細やかなものができればいいかなというふうに実施は考えさせていただいております。
 それから、ちょっとかたいお話で申しわけありませんが、来年からの行政改革を町がどういうふうに押し進めるかということで、ちょうどここで大綱をまとめる外部の委員さんからの意見がまとまりました。その中でも、ちょっと読み上げさせていただきますが、財政基盤の強化の中で、核家族化が進み、生産年齢の人口の減少のみならず、生産年齢の人口増となる年少人口の減少も顕著であるため、長期的な財源確保対策として納税ができる世代の人口、これが今、「生産年齢人口」と言わせていただいておりますが、ここで働き盛りの若い年齢層が住みよい町のあり方を検討しなさいというような1項目も出ていると同時に、先ほども話がありました、通勤時の電車でも座れる交通アクセスのよさ、また、自然に恵まれた住環境を備えた町であることを町の魅力として今後は取り組んでいかないと、先ほど来、町長がお答えします、また、きのうも議論がありました、定住人口、また交流人口の流動というんでしょうか、それらをあわせた形でまちづくりを総合計画の中で位置づけていかないと、二宮町という存在感のあるまちづくりはできないと思っていますので、今、提案のありましたアンケートについてはぜひ実施し、次期の諸計画に結びつけるようなものとしていきたいと考えております。
 以上です。


◯議長【西山幹男君】 城所議員、要望です。


◯9番【城所 努君】 ぜひ、問題意識を持って取り組んでほしいと思います。これは、ほんとうに、大きく言えば町の将来がかかっているような話だと思うんです。ですから、計画をつくればいいというものでもないわけで、計画をつくったなら計画をつくったなりの行動計画が求められていますので、ぜひ、その辺はよろしくお願いしたいと思います。


◯議長【西山幹男君】 城所 努議員の一般質問を終結いたします。
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◯議長【西山幹男君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。
 なお、あす11日は午後1時より本会議を開催いたします。ご苦労さまでした。
                          午後2時08分 散会