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神奈川県 二宮町

平成21年第3回(9月)定例会(第26日目) 本文




2009.09.29 : 平成21年第3回(9月)定例会(第26日目) 本文


会議の状況                     午後1時00分 開議
◯議長【西山幹男君】 皆さん、こんにちは。
 ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりでございます。
   ────────────────────────────────
   日程第1 平成21年
        陳情第8号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出する
              ことについての陳情審査について


◯議長【西山幹男君】 日程第1「所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することについての陳情審査について」平成21年陳情第8号を議題といたします。


◯議長【西山幹男君】 職員をして朗読させます。


◯職員【鐘ケ江学君】 (朗  読)


◯議長【西山幹男君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【西山幹男君】 二見泰弘議員。
      〔2番・総務建設経済常任委員長(二見泰弘君)登壇〕


◯2番・総務建設経済常任委員長【二見泰弘君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。
 去る9月4日の本会議において本委員会に付託されました平成21年陳情第8号「所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することについての陳情」を議題として、去る9月7日午前9時30分より第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、議長、総務部長、総務課長、課税班班長及び傍聴議員でした。陳情者より趣旨説明の後、質疑応答を行い、その後、執行者への参考質疑に入りました。概要は次のとおりです。
 委員「白色申告をしている人の割合は把握していますか」、執行者「白色申告者数は776名、ちなみに、青色申告者数は1,192名」。委員「家族で働いている割合は把握しているか」、執行者「776名の事業主に対し、26名が専従者扱い」。委員「青色申告の場合、税理士に頼んでいる事業者数はわかるか」、執行者「自分でやっているか、税理士に任せてあるかは調査をしていないのでわからない」。委員「商工会で申告の指導、相談などをしているが、町から要請しているのか」、執行者「税制上の関係で個々のお願いはしていない」。
 以上で参考質疑を終了し、意見交換はなく討論に入りました。採択の討論として「青と白の差別感がある。青だから優遇され、白は零細商売の方が多いと思う。配偶者と家族の控除が認められていないのは差別だと思う」。不採択の討論として「商売をしている以上、お金の収支を明確にすることは当然。まずは、簿記をつけること。これを行うことにより税申告すれば家族労働も経費として認められる」。
 以上で討論を終結し陳情第8号を採決したところ、賛成少数で不採択と決しました。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。


◯議長【西山幹男君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
             (「省略」との声あり)


◯議長【西山幹男君】 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。


◯議長【西山幹男君】 鳥海恭子議員。


◯8番【鳥海恭子君】 ただいまの陳情に対する委員長の報告には反対であります。日本共産党議員団は、委員長報告に反対をし、陳情は採択すべきであると、委員長報告に対する反対討論を行います。
 所得税法第56条は、配偶者とその親族が事業に従事したとき対価の支払いは必要経費に参入しないと定めており、中小業者の営業などを支える配偶者や親族などの働き分は必要経費に認められないことになっております。事業主の所得から控除される金額は、配偶者の場合は86万円、家族の場合は50万円とされ、わずかな控除しかなく、社会的にも経済的にも全く自立できないため、他の職業を求めざるを得ない、そのために後継者不足に拍車をかけています。税法上では、青色申告にすれば賃金を経費とすることができますが、同じ労働に対して、青色や白色の申告の仕方が働き分を認めたり、認めなかったりする制度そのものが矛盾しています。
 イギリスやドイツ、フランス、アメリカなど、世界の主要国では、自家労賃を必要経費として認めています。アメリカは家族従業者であるかどうかを問わず、正当な給料は事業経費として控除が認められます。イギリスでも、事業目的のために行われた経費として控除が認められています。ドイツでも事業経費として支払われた金額をすべて控除するのが原則です。フランスでは、家族従業員に対する報酬は、損金または必要経費として控除されます。このように、主要国では家族従業者にきちんと給料を支払い、事業経費として控除されることは当然であり、また、世界の流れでもあります。
 この問題は、税金の問題ではなく、1人の働く人間として、働いていることを認めるのかどうかという人権問題であります。民法、労働法や社会保障上での家族従業者の人権保障の基礎をつくるためにも、所得税法56条を廃止することを求めます。
 以上の点から陳情は採択すべきであることを申し上げて、委員長報告に対する反対の討論といたします。


◯議長【西山幹男君】 原冨士徳議員。


◯12番【原冨士徳君】 私は、委員長報告に対して賛成の立場で討論を行います。
 本議会に平塚民商婦人部から昨年12月に続き、全く同様の職税法第56条の廃止を求める陳情が出されました。12月議会に続き、本議会でも委員長報告は所得税法第56条撤廃を求める陳情に対し、委員会審査では不採択であったと聞き、私はきわめて妥当な判断であったと思います。一部陳情に対する賛成意見のように、青色申告と白色申告では、同じような仕事をしていながら家族労働が認められない給料が認められないということは、国権の認める法の平等からしてもおかしな制度だとしていますが、平等であるがゆえにどのような方法を選択するかは当事者の判断に委ねられているのではないかと思います。白色申告には白の利点があり、青色申告には事務作業が増えることもあるが、事業内容を明らかにすることにより必要な経費を認める、記帳帳簿類の管理を行えば事業主にも家族従業員にも正当な賃金を支払うことは当然に認められています。
 民主商工会の全国組織である全商連のホームページでは、この第56条に対し、明治時代の家長制度を引き継ぐ、人権を認めない時代おくれの憲法だと酷評していますが、いささか誤解があるのではないかと思います。神奈川県内では、葉山、三浦で、全国では60余りの団体でこの陳情を採択していますが、日本国では、個人の事業活動には公序良俗に反しない限り何の制約もなく自由に行うことが認められ、税務申告でも法人から白色申告まで、本人の考え方、自分の事業にどの方法が適当かを選び決めればいいことであり、選択者の都合により「一部変更しろ」「廃止しろ」では制度の混乱を招くだけではなく、はなはだ不適当な陳情だと私は思いますので、委員長の報告に賛成をいたします。


◯議長【西山幹男君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより平成21年陳情第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を委員長の報告のとおり不採択に決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり不採択と決しました。
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   日程第2 議案第56号
        議案第57号
        議案第58号
        議案第59号
        議案第60号
        議案第61号 平成20年度決算の認定について


◯議長【西山幹男君】 日程第2「平成20年度決算の認定について」町長提出議案第56号、第57号、第58号、第59号、第60号、第61号を一括議題といたします。


◯議長【西山幹男君】 職員をして朗読させます。


◯職員【鐘ケ江学君】 (朗  読)


◯議長【西山幹男君】 委員長の報告を求めます。


◯議長【西山幹男君】 杉崎俊雄議員。
       〔1番・決算審査特別委員長(杉崎俊雄君)登壇〕


◯1番・決算審査特別委員長【杉崎俊雄君】 平成20年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。
 平成20年度決算審査特別委員会は、本定例会第11日目、9月14日に付託を受けた、町長提出議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第58号「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第59号「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第60号「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を、平成21年9月17、18、24、25日の4日間にわたり第一委員会室において、町長、副町長、教育長、部長、課長以下担当職員の出席を求め慎重審議いたしました。
 特別委員会では、決算書、監査委員の意見書、説明資料をもとに平成20年歳入歳出予算の執行実績及び適否を審査するため、活発なる質疑応答を行い、採決の結果、町長提出議案第56号、第57号、第59号、第61号については賛成多数で、町長提出議案第58号、第60号については全会一致で原案のとおり認定すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。
平成20年度決算審査意見
 1)計画した事業は、未執行の理由を検証し、翌年度予算に反映されたい。
 2)地方交付税は不確定な要素もあるが、積極的な予算計上に努められたい。
 3)国民健康保険税の滞納増加が見られるので、収納率向上になお一層の努力をされたい。
 4)在宅介護の金銭的、精神的ケアの充実を図られたい。
 5)在宅障害者援護事業及び在宅生活支援事業のさらなる充実を図られたい。
 6)下水道使用料や繰越金を適切に積算し健全な運営に努められたい。
 7)ラディアンの利用率向上を図るため魅力ある企画を実施されたい。
 8)学校給食は地元の農産物の活用を図られたい。
 以上が決算審査特別委員会の審査意見のまとめでございますが、このほかにも、委員会の審議では多数の要望、提案、意見が出されておりますので、執行者の皆様におかれましては、それらの内容を十分に検討、調査、研究され、前向きに実施の方向で努力していただくようお願いを申し上げまして委員長報告とさせていただきます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長【西山幹男君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。


◯議長【西山幹男君】 原議員。


◯12番【原冨士徳君】 委員長にちょっとお伺いしたいのですが、決算審査意見の中で、第7番目、「ラディアンの利用率向上を図るため魅力ある企画を実施されたい」というのがありますが、これは、以前までやっていたような文化振興協会等によって事業をやれということなのですが、それをちょっとよくわからないので、その点をご説明いただきたいと思います。


◯議長【西山幹男君】 杉崎委員長。


◯1番・決算審査特別委員長【杉崎俊雄君】 全体です。文化振興協会もあるし、いろいろな団体もあるでしょうから、いろいろなところも含めてです。特に団体とか文化振興協会を決めたものではございません。みんなでいい企画を持ち合ってやりましょうということです。


◯議長【西山幹男君】 これより一括討論に入ります。


◯議長【西山幹男君】 城所 努議員。


◯9番【城所 努君】 日本共産党二宮町議員団を代表して、平成20年度の各会計決算の討論を行います。
 議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」に反対をいたします。
 今年度は、坂本町長2年目を迎え、本格的に予算を組んだ年度でした。そして、次の3事業を最重要事業に位置づけました。それは、平成20年度完成を目指す恒久的なごみ積み替えの積替施設、次が新学校給食センターの整備、吾妻山効率的な運営、この3事業でした。この3事業が、なぜ最重要事業なのか疑問がありますけれども、それは別にして、20億円で県住宅供給公社から購入した園試跡地の取得問題こそ、平成20年度の最重要事業ではなかったでしょうか。ところが、町長施政方針では、最後に、「園試跡地については、議会からの陳情書の採択、関係機関の協力で取得できる見通しであり、今後は有効利用を考え……」と述べるにとどまり、20年度の当初予算で債務負担行為を起こし、町開発公社に対し23億4,500万円の損失補償を設定したにもかかわらず、最大課題の財政問題などに一言も触れなかったのはなぜでしょうか。その後の経緯を見れば、園試跡地取得問題こそ、この年度の最重要事業だったのではないでしょうか。この件に対する、あるいは町幹部の認識の甘さ、問題意識の欠落を指摘せざるを得ません。
 次に、福祉はどうなったかという問題です。特に高齢者に対する施策が冷たく打ち切られたり、削減が強行されました。その第1は、老人同居奨励金を冷たく打ち切りました。この制度は昭和63年度から実施され、88歳以上の老人と同居している世帯に奨励金を支給し、老人との同居を奨励し、老人に対する家庭生活の安定を図るとともに、老人福祉の充実を図る、このことを目的に実施された制度で、1世帯3万円が支給されていました。この間、平成12年から16年まで1歳ずつ対象年齢の引き上げや支給額の改正はありましたが、二宮町独自の福祉施策として評価を得てきました。平成19年度決算では229世帯、687万円の事業でしたが、これを独居老人との格差がある、介護保険など、高齢者を支える制度が充実したという理由でこの制度を打ち切りました。このことは経費節減が最大の目的です。高齢者のこの事業復活を強く求めるものです。
 経費節減を目的に敬老祝金も削減されました。敬老祝金も高齢者に対し敬老の意を表し、福祉の増進を目的として、19年度まで77歳、88歳、99歳になった高齢者に年額わずか2万円でしたが、支給されてきました。ところが、町は、今後、高齢化率が高くなるという理由で、対象者が一番多い77歳への支給を1万円に引き下げ、88歳は変更なしの2万円、対象者が一番少ない99歳は3万円にするという改正が行われました。この結果、平成19年度決算では730万円だったものが、20年度決算では482万円に、248万円も町負担を減らしました。町負担を減らすことだけを目的とした改正は本当に正しいことなのでしょうか。
 今、高齢者を取り巻く環境はどうでしょうか。今年度から導入された後期高齢者医療制度の高負担、税制改革や国保税の値上げなど、高齢者を取り巻く環境は厳しさを増しています。高齢者を対象にした経費節減に強く反対をするものです。
 また、在宅障害者援護事業や老人福祉費の在宅生活支援事業の執行率の低さも指摘をするものです。在宅重度身体障害者入浴サービス事業、障害者在宅設備改良事業補助金、身体障害児者補装具交付金などの執行率は70%台であります。また、在宅生活支援事業も執行率は85%台であります。この分野は、いわゆる、社会的に弱い立場の層への支援対策であります。担当課も執行率を上げようと努力しているというふうに思いますけれども、なお一層、執行率を高めるよう強く要望をするものです。
 百合が丘保育園の延長保育は、この年度から議会にも報告されず、有料化されました。保護者負担は全体で5万400円とのことで、保護者から有料化について余り苦情もなく了承したとの説明ですが、取れるところからは容赦なく取ろうという町の姿勢に強く反対するものです。また、予算審議をしているにもかかわらず、新たに保護者負担が生じることを何も説明しない町当局の姿勢に強く抗議するものです。
 今年度から、40歳から74歳までを対象とした特定検診が実施されました。しかし、これまで負担のなかった70歳から74歳までの高齢者、非課税者、障害者から1割の負担金を徴収するという改悪が行われました。一方、基本検診も2,500円から3,000円に、胃がん、子宮がん、乳がんなどの検診すべて値上げが実施されました。その結果どうだったでしょうか。健康診査委託料の当初予算は1,871万円に対し、決算では1,539万円で、執行率は82.25%。がん集団検診委託も、当初予算370万円に対し、決算は317万円で、執行率は85.6%と低くなっています。この結果は、高齢者や障害者への1割負担や健診料の値上げが影響していると認識すべきではないでしょうか。健康診査は病気の早期発見、早期予防を図り、重症化を防ぎ、そのことによって医療費を抑制する、これも目的であり、健康診査の受診率が低下していることは重要な問題だと認識し、有料化や値上げを行わないこと、そして受診率低下の要因をよく調査し、次年度に生かすことを強く求めるものです。
 次に、生物多様性基礎調査事業で、報告書200冊をつくる予定の印刷製本費4万2,000円が未執行になりました。本来なら予算額も少額ですから、ここで指摘をするほどの件ではありませんが、決算委員の質問に担当課はのらりくらりと未執行を正当化しようとする職員の態度に不愉快に思ったのは私だけでしょうか。今後このような不誠実な受け答えをしないよう強く求めるものです。
 以上の点を指摘して一般会計決算に反対をするものですが、二宮町の納税者の平均年収は平成18年度、519万8,982円だったものが、20年度では512万7,124円で、約7万円も収入が低くなって、生活は厳しくなっている状況の中で、安易な受益者負担の導入をしないよう強く要望をするものです。
 議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」も反対をいたします。この年度から後期高齢者支援分が加わり、国保加入者にとって新たな負担増になりました。また、所得割額も100分の4.8から100分の5.8に、均等割額も2万1,000円から2万4,000円に、世帯平等割も1万9,000円から2万2,000円に引き上げられる条例改正が行われました。町提出の決算資料によると、後期高齢者支援分、これは赤ちゃんから74歳全体に負担が生じますが、1人当たりの負担額は2万985円となっています。さらに、介護納付金、40歳から64歳までの家庭にかかりますが、1人当たり1万9,953円が2万6,110円に引き上げられました。その結果、1世帯当たりの国保税は14万3,099円で、昨年度比3.85%の負担増、1人当たり8万1,760円で、9.67%の負担増になりました。負担軽減のための一般会計からの繰入金は、1人当たりわずか約2,800円であります。こうした高負担によって収入未済額が増えています。医療給付費は4,000万円から6,000万円、介護納付金は232万円が2倍の533万円に、この年度から始まった後期高齢者支援分をわずか1年で1,473万円も収入未済額になるという、まさに憂慮すべき状況にあると言えます。
 私は総括質疑でも指摘しましたが、現在1億4,000万円の基金を活用して負担軽減を強く求め、国民健康保険特別会計決算に反対をするものです。
 議案第58号「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」は、精算決算であり、特に問題点もありませんので賛成をいたします。
 議案第59号「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」ですが、保険料総額は2億7,399万4,000円で、1人当たりの保険料は約9万433円になり、当初予算の見込額1人平均8万3,000円の保険料よりも増えています。収入未済額も55人で142万円という結果で、高齢者の嘆きが聞こえてきそうです。この制度は75歳以上の高齢者に医療、保険料でも差別するもので、その保険料は原則天引きです。この制度は民主与党も日本共産党も廃止を主張していますが、一刻も早い廃止が望まれますが、高齢者いじめのこの会計に強く反対をいたします。
 議案第60号「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、総合相談事業のさらなる充実や特定高齢者介護予防事業など、執行率が低い事業の利用を高めるよう要望し、賛成をいたします。
 議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、下水道使用料が甘い積算で当初予算額に990万円不足し、また、繰越金3,500万円を計上したのに1,082万円も歳入不足になったこと。そのことによって町道7号線雨水対策工事3,000万円が減額になり、それをこれに充てる、穴埋めをするという失敗をいたしました。これは前年度に引き続く失態であります。このことは当初予算での積算の甘さを露呈したことになり、このような決算に賛成することはできず、よって、下水道事業特別会計に反対をするものです。


◯議長【西山幹男君】 松木義明議員。


◯6番【松木義明君】 私は、町長提出議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第58号「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第59号「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第60号「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、以上6会計を決算審査特別委員会委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。
 平成20年度の決算は、坂本町長が就任して2年目に編成された6会計であります。平成20年度の4月には、役場内の各部署を機構改革されました。決算においては、立場が大きく変わった部や課で決算がなされたことと推察されます。
 私は、平成20年度二宮町一般会計、特別会計の歳入歳出決算書及び付属書類、二宮町監査委員会委員の財政健全化に基づく各種財政指標の監査審査意見書、そして4日間にわたる決算審査特別委員会委員と執行者との質疑応答や意見要望を通して得られた事項を参考に賛成討論を組み立てました。数値につきましては、諸資料として皆さんのお手元に配付されておりますので、詳細については省略させていただきます。
 まず、一般会計の歳入に関する事項として、自主財源においては、歳入決算総額に対し、構成比率で66.2%と、前年度に比べて1.7%の増に対し、依存財源で構成比率33.8%、前年度に比べて5.8%のマイナスでありましたが、トータルでは1.0ポイントの減で、経済不況の中、頑張られたと評価したいと思います。
 監査委員会委員からの報告の中でも、財政健全化審査が行われました。その結果は、「財政健全化を判断する各指標において健全性を保っており、二宮町の財政状況は何ら問題はありません」でした。世界経済の悪化を受け、予算の執行には特段の配慮がなされ、不要不急なものを削減したり、不用額の理由の中からうかがうことができましたが、もう少し予算策定時に精査をしておけば効率的な執行がなされたのではないかと感じ取るところもありました。
 工事関係の執行状況から、道路関係では、町道27号線(内原)及び町道272号線拡幅改良工事などが行われました。農道関係では、中里地内農道改良工事が年度を通して継続的に実施されております。消防関係では、第一分団詰所建設工事が担当職員をはじめ、地元の協力、地域の歴代地区長、消防団関係者、山西地区の議員もあちこちの用地交渉に走りました。その結果、もとの位置におさまりました。感慨無量であることを申し添えさせていただき、工事関係の評価といたします。
 教育関係では、山西小学校の非常階段改修工事及び体育館の屋根の改修工事、社会福祉センターの空調設備改修工事などが実施されましたが、私はここであえて、今後このような方法はいかがなものかと監査意見の中から申し上げさせていただきます。完成検査引き渡し後の保証期間内には、屋外にあっては、晴天時や雨天時に現場確認をされ適切な指摘ができる体制づくりが必要ではないでしょうか。また、建設されてから20年、30年経過した設備の修繕計画等に基づいた計画的なものとした上で、それぞれの施設機能が十分発揮されるような維持管理が必要ではないでしょうか。
 国民健康保険特別会計については、平成20年4月から後期高齢者医療制度がスタートしたことにより、後期高齢者支援金などで国保加入者の負担増は否めません。75歳以上の後期高齢者医療制度に移行した方々から、国保加入者だったときよりも保険料が高くなったとの声も聞かされました。この制度については国のほうでも考えておられるようであります。いずれにしても、国保加入者も後期高齢者も安心して医療が受けられる制度にしていただきたいと願っています。
 国保の財政調整基金について申し上げます。平成20年度決算では、前年度繰越金が9,393万6,577円となり、6,000万円を財政調整基金に積み立てました。また平成21年への繰越金になる平成20年度国保特別会計決算の歳入歳出差引額が7,930万7,738円となり、先日の本会議の増額補正を行い、医療給付費の過年度精算分と合わせて1億2,000万円の積み立てを行っています。国保加入者にとっても、経済不況の折りですから、諸般の事情があろうかと思いますが、財政調整基金の活用についても今後のご検討を望むものであります。
 次いで、老人保健医療特別会計ですが、平成20年3月分までで廃止となり、精算分だけで、収支規模は前年度と比べ1割程度となっています。支払基金交付金と国庫支出金で全体の約66%を占めております。円滑な精算が進むようにお願いいたします。
 次に、後期高齢者医療特別会計ですが、先ほど触れましたとおり、後期高齢者が安心して医療が受けられる制度にしていただきたいとお願いをしておきたいと思います。
 次に、介護保険特別会計についてです。平成12年度から始まった制度も9年目を迎え、介護保険加入者も増加するとともに、介護サービスを受ける方々も増加しております。それに伴い事業費も伸びている現状に、担当職員のご苦労もあると思いますが、円滑な事業運営をお願いいたします。
 最後に下水道事業特別会計につきましては、百合が丘一色汚水幹線工事や枝線工事が行われ、山西地区では町道7号線の雨水対策工事が実施されました。町では、財政逼迫の折り、下水道事業の継続と加入率向上はもちろんですが、いろいろな困難な事情もあると思いますが、重要な事業ですので積極的な取り組みをお願いいたします。
 以上、平成20年度一般会計、平成20年度特別会計の6会計を、決算審査特別委員会の委員長報告に賛成の立場で討論をいたしました。
 以上です。


◯議長【西山幹男君】 次、神保順子議員。


◯3番【神保順子君】 私は、ネット二宮・市民自治の会を代表いたしまして、議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第58号「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第59号「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第60号「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」に対しまして、賛成の立場で討論をいたします。先だっての決算特別委員会の場においても討論させていただきましたので、重複する点についてはご了承ください。
 20年度決算においては、町民参加や協働のまちづくりがいかになされているか、また、公開性の視点においても留意し、審議いたしました。坂本町政になって2度目の決算となりますが、年々緊縮していく町財政、さらには、さまざまなものが高騰する中で各課職員の努力によって堅実に、なおかつ安定的に財政運営がなされたことは評価に値し、また、町土地開発公社を経由しての県供給公社からのラディアン裏用地の買い取りや一色コミュニティーセンター第1分団所の建設などは多額の費用が予想されるところでしたが、費用を抑えての建設取得となったことは評価すべき点であると感じます。
 ラディアン裏用地買い取りについては、多くの町民がその取得を切望しましたが、ただ、その活用方法については町民への納得できる説明は不十分と感じております。町民参加のもと、より町民が望む活用のされ方を望むものです。そして、今回の買い取りなどにより、町の将来負担比率がアップしました。今後10年間の財政計画が示されたことで、ある程度の見通しはできましたが、歳入が減額していく中でいかに有効に歳出を抑えていくかが課題となります。町民がだれしも公平と思える税の使い道を精査していくこと、町民がまた将来の町の財政運営に関心が持てるよう、町は多くの情報を町民に提供し、一緒にまちづくりが進められるシステムの構築をしていただきたいと望みます。
 その中で、総合計画策定事業については、二宮総合長期プランは町民参加のもとでつくられたものです。協働のまちづくりを進める上でも町長にも深くご認識いただき、形骸化させることなく着実に町民の意思を反映したまちづくりを進めてください。また、協働のまちづくりの観点から、スタートして3年が経過した協働まちづくり補助金事業は年々改良がなされ、より透明性、公開制、公平性を目指した補助金となっていると大きく評価いたします。審査の方法などについてはさらに工夫、改良を重ね、充実させていっていただき、今後も継続してこの事業を進めていってくださることを望みます。
 ごみの減量については多くの町民の協力のもと、着実に減量が進められており、この成果においては、これまでの町の努力が大変うかがえるところです。中でも、燃えるごみの削減で可燃ごみ処理処分委託料が予算に比べ1,612万円現額、外部搬出の運搬委託料が、同じく650万円減額となったことは、ごみ減量化再利用事業の大きな成果と実感いたします。また、じん芥処理事業の薬品処分、閉鎖に伴う工事、オイルタンク砂充填工事、最終処分場施設運営事業など、処分場閉鎖に伴う事業が執行されたことも評価いたします。
 町の65歳以上の人口は今後増加の一途をたどります。19年度から20年度にかけて後期高齢者は4.6%の伸びを示し、今後の医療、介護費の増大が懸念され、介護予防のための施策の充実が望まれます。特定高齢者の抽出には苦労されると思いますが、介護認定前の支援にさらなる努力と工夫を望みます。要支援の方の20年度の利用は、地域包括が延べ1,368件、事業者が591件、合わせて1,959件ありました。多くの高齢者が要介護状態にならないよう、引き続き努力していただきたいと考えます。福祉予算が増加していく中で、介護保険事業者と連携をとられながら充実したサービスの提供が行えたと考えます。
 元町の家も開所し順調に稼働していることは地域福祉の充実が図られているものと受けとめました。今、高齢者介護は介護保険の充実で一定の成果が上がりましたが、医療を必要とする要介護者の受け皿が足りないのが現状です。県、国にも支援、また制度をより充実させるよう働きかけてください。
 民生費は、歳出の構成比が25.7%を占めており、その中でも大きなものは国や県が負担しての事業が多く、心身障害者医療費給付補助事業や自立支援給付事業、保育所運営児童経費、児童手当支給事業などで約4割を占めています。さらには、これに特別会計繰出金を合わせれば約7割となりますが、民生費全体の中での子育て支援事業522万円の歳出は、子育てサロン利用者5,337人、また、次世代育成支援行動計画へのアンケート調査の回収率が53.7%であったことなどから、子育て支援事業には多くの町民の関心や必要性の高さなどがうかがえると思います。高齢者福祉事業においては評価いたしますが、子育て支援事業についてはさらなる努力をお願いいたします。
 教育費については、新学校給食センターの整備事業が大きな割合を占めていますが、その中においても緊急性を要する施設の補修を速やかに修繕費で対応しているなど、子どもたちの安全に対する対策が講じられていると評価いたします。次回の予算については、子どもたちがより安全に学校生活が送ることができるよう、不審者対策のためのインターホン設置など、各学校と連携をとりながら進めていってくださることを要望いたします。
 生涯学習においては、年々減額されている図書館運営事業ですが、町民満足度調査では1位の評価を得ています。図書館運営が衰退することなく町民の意思を反映させ事業を進めていってください。その他の課の事業におかれましては適正に運営が図られているものと判断いたしました。
 議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、特定健診事業のさらなる充実、向上に努めていただきたいと考えます。
 議案第58号「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、議案第59号「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」は、老人保健から後期高齢者へ移行したスタート時には多くの混乱がありました。しかし、現在では後期高齢者医療制度も順調に動いていることを評価いたします。
 議案第60号「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、今後、施設介護から在宅での家族介護に移行していく中で、家族の負担軽減が図られるよう、ケアマネジャー、また地域事業所との連携をより強化し、介護の社会化を進めていっていただきたいと切に願うものとし、賛成いたします。
 議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、水洗化への接続率が伸びず、そのための対策を講じていくとの説明がありましたが、今後、公共下水道においては県全体の全体計画の見直しが図られていくことから、接続だけにこだわらず、合併浄化槽の導入なども視野に入れていただくことを要望し賛成いたします。
 以上、議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算」、また議案第57号から議案第61号までの平成20年度における特別5会計歳入歳出決算においては賛成討論といたします。


◯議長【西山幹男君】 暫時休憩いたします。
 休憩後の会議は午後2時20分からはじめます。
                          午後2時00分 休憩
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                          午後2時20分 再開


◯議長【西山幹男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。


◯議長【西山幹男君】 原冨士徳議員。


◯12番【原冨士徳君】 私は、町長提出議案第56号「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、議案第57号「平成20年度二宮町国民健康保険歳入歳出決算の認定について」、以下下水道特別会計まで、いずれも委員長報告に賛成の立場で討論を行います。
 決算審査とは、町議会がみずから決定した事業と予算が適正に執行されたかどうかを審査し、その行政効果や経済効果を測定し町民にかわり評価、検証するきわめて重要な作業です。この審査結果は次年度以降の予算編成や行政執行に生かされていかなければ意味のないこととなります。そのような考えのもと、私は、特別委員会を傍聴し、20年度一般会計決算、5特別会計決算内容について、委員各位の真剣で細部にわたる質問に対し、職員の明確かつ適切な説明は、議員各位、町民の信頼に耐え得るものと思います。また、大いに評価されるべきは、委員長の采配により時間の配分もよく、粛々と予定どおり進行されたことは、今後の各委員会の進行にも大いに参考にすべきだと思います。
 平成20年度一般会計予算と5特別会計には、その編成が適正であると判断し賛成した私としては、平成20年度の予算の執行状況には大いに関心があり、決算審査の要点である財政の健全化と財政運営から、予算、決算上の単年度収支の均衡が保たれているか、歳入状況を的確に把握し、歳出執行の資金管理が厳正に行われているか、町として行わなければ仕事を能力の範囲内で十分に行っているかなどを重点に置き、私なりに検証をさせていただきました。
 平成20年度一般会計歳入決算総額75億2,490万円、歳出決算総額71億9,765万円、差し引き3億2,750万円余りが余剰金となり21年度に繰り越されたわけですが、繰り越された額が多いから財政構造がいいとは一概に言えないと言われています。繰越額は財政調整の範囲内が妥当とされていますから、多過ぎるとは言いませんが、繰越額を1億円減じて2億2,70050万円でもできたのではないかと思います。
 歳入の52%を占める町税39億7,800万円については、平成18年、19年度と比較すると、やや増加という結果となりましたが、自己財源が歳出全体に占める割合は約52%と低く、交付税に依存せざるを得ない状態ですが、この自己財源は町民人口の減少と高齢化率の高まりで担税者が経ることを意味し、今後の財源確保に大きな不安を感じることから、これからも適切で効率のいい行政運営を望むものです。
 平成20年度決算の報告では、町債発行残高が一般会計59億1,800万円、下水道特別会計70億8,200万円、合計すると130億円となり、徐々に増加しつつあります。現状での公債比率は6.4%と低く、健全なる内容とされていますが、22年度以降は、21年度の経済不況での税収、交付税の減少、給食センターの建設、多目的広場の用地購入などで町債発行額の増加が予想され、公債費負担率の現在の10.4%以上となれば、今後、経常経費率が下がらない限り、現在でも少ない投資的経費を削減せざるを得なくなることは必定です。
 歳出の主なものは人件費17億1,600万円、物件費15億2,500万円、扶助費の7億6,300万円ですが、いずれも今後、増加することが予想されます。これからは、歳入全体が増えない限り、乾いた雑巾をさらに絞るようなことを職員各位に求めるようになるのではないでしょうか。このような事態を回避するために、坂本町長が提案するブランドづくり、むだのない行政運営を成功させ、町内みんなが、心豊かで安心な日常を過ごせるよう、職員各位は、その先兵となっていただきたいと思います。
 次に、個別事業については私なりの感想を述べさせていただきます。町内で6番目の一色防災コミュニティーセンター事業は、事業費5,643万円余りをもって、20年、21年度継続事業で行われ、現在完成しておりますが、計画から発注、完成まで担当した職員のご苦労は評価いたしますが、建設工事が終わったら事業が完成したではなく、施設の完成したときが新たな事業のスタートだと思い、与えられた施設を利用し、どのような事業が展開できるか、今後は、単なる地域の集会施設ではなく、名称のとおり、地域のコミュニティーの中心施設になるような利用方法を提案し、投資資金額を上回る効果を期待いたします。
 次に、土地改良事業ですが、食料自給率の低い我が国においては、農業をどうするかは国家的な課題で、二宮町の農業でも持てる農地を最大限、目標に沿った利用をすべきです。そのため、農作業の省力化、作業効率を高めるために農道整備を行っています。20年度は事業費1億1,700万円のうち、県支出金6,000万円、町一般財源5,700万円をもって行われた農業環境整備事業は今後も継続実行されていくと思いますが、整備された農業環境をどのように生かしていくかが課題となります。自給率が低いと言いながら、農産物の低価格、利益が出ない農作業に嫌気を持ち、専業農家の減少は、今後の営農者の高齢化とともにさらに増えると思います。これまで多額を投資してきた農業関連事業ですが、投資に見合う効果を確認できるかと言えば、いささか疑問もありますが、二宮町の生産力を高めるために必要な投資だと思います。しかし、このままでいいとは思いません。これまでの農業政策を見直し、新たな展開も必要だと思います。農業委員会には、委員会本来の目的を果たしていただき、二宮町農業の今後のあるべき姿の提案を求めます。
 農道整備においては、広域農道、農免道路、一般農道、ふるさと農道などがありますが、地域の現状に合わせた、規格にとらわれない、無理のない投資を行い、二宮を、一次産業から第六次産業まで高めたり、給食センター購入食材に積極的に導入するなど、具体的な方法で農業者の収益を改善させなければ、農業を楽しむ人はいても、農業はないものと思います。
 次に、毎年、話題となる図書館の図書購入費問題ですが、日本国内で毎年出版される図書刊行物は5万6,000種以上に及ぶと言われ、すべてを揃えたり、多くの来館者の希望を満たすには大変な作業と予算を必要とします。既に少数ではありますが、図書館の広域化を進め、近隣との共通カードにより、共同利用、共通貸し出しを行っている事例もあります。近隣自治体の図書館で自由に借りたり、利用できれば、一図書館で多くの蔵書を増やす必要もなくなり、費用の軽減も図れます。行政のサービスがどこまで必要なのか意見が分かれるところですが、行政サービスの基本は、できる範囲で最良のサービスとあります。蔵書の拡大も必要ですが、機能の向上を図れば、もっと多くの効果も期待できると思います。
 次に、町施設に設置されている自動販売機の設置基準ですが、現在は各施設ごとに条件を決め、電気料だけを徴収している場所、販売料金の一部を徴収している施設など、各課により対応が分かれています。施設によっては売上高のない施設もあったりして統一が難しいかもしれませんが、統一した契約基本は持つべきだと思います。次年度以降、契約するならば共通の条件のもとで設置されることが妥当だと思いますので、改善されることを望みます。
 次に、じん芥収集運搬委託、瓶類収集運搬委託料、し尿収集運搬委託料ですが、これまではそれなりに理由があり、現在の契約方法を踏襲してきたのだと思いますが、月額均等払いの契約は現状を把握するには非常に不都合な契約方法だと思います。日常の生活の中で出されるごみ量ですから、季節変動、景気変動が当然あると思います。それらに応じた契約にして町民の協力が予算にまで反映できる方法を考慮していただけることを望みます。
 次に、土地賃貸借契約についてですが、二宮は他の自治体と比較にならないほど多くの借地契約をしています。必要があるから借りる、買うことより初期投資が少なくて済むから、売買交渉及び地権者の同意が得やすいなど、いろいろな事情があるとは思いますが、せめて自動販売機と同様、統一した基本指針が必要ではないかと思います。
 最後に、一般会計決算の総体について述べたいと思います。二宮町は無理な投資を避け、身の丈に合った行政運営を心がけてきたからこそ、現在でも財政内容はきわめて健全な内容を維持できていると思いますが、今後、福祉、教育にかかわる扶助費、人件費の増加は避けることができず、経常経費率はさらに高まり、現在でも少ない投資的経費はさらに縮小されるのではないかと思います。自治体の財政力をあらわす方法として財政力指数が取り上げられます。0.86という財政力指数は、県下の自治体では低いものの、全国レベルでは上位にランクされています。自治体の基本である交付税に依存しない自治体運営を目標とし、目指すためには、20年度、21年度と継続されているブランドづくり委員会を連続させ、町経済の拡大につなげ、まず、町民が豊かになった結果として税収入が拡大して町も豊かになったとなるようにお願いして賛成の討論といたします。
 議案第57号から議案第61号までの特別会計についても賛成ですが、後期高齢者医療特別会計、下水道特別会計について一言申し上げたいと思います。後期高齢者医療特別会計については、新政権下のもとにおいては廃止するような話が話題となっているようですが、もし、廃止というような事態になれば国家の混乱は必定だと思います。私は、この制度の求める目的は悪いものではない。ただし、各連合に任されている運営方法には問題があると思います。これからは、各連合でその地域に合った運用方法を見出し、さらに充実すべきだと思いますから、担当する職員におかれましては大変なことだと思いますが、制度維持に今後も努力をしていただくことをお願いし賛成いたします。
 議案第61号「平成20年度二宮町下水道事業特別会計」についても賛成ですが、特別委員会の中でも何かと多い下水道特別会計ですが、今後、人口の減少、高齢化の高まりなどを勘案すれば、当初、見積もられている使用上水量も下方修正する必要が迫られると思います。上水使用料が減れば、当然、下水道処理量も減りますから、これまでどおりの計画では矛盾が生じることが心配されます。担当する職員においては、それらの問題点は既に折り込み済みかと思いますが、今後の事業計画には慎重な対応を求めることを要望して賛成いたします。


◯議長【西山幹男君】 これをもって討論を終結いたします。
 これより、「平成20年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第56号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立多数であります。よって、議案第56号は原案のとおり認定されました。


◯議長【西山幹男君】 これより、「平成20年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第57号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立多数であります。よって、議案第57号は原案のとおり認定されました。


◯議長【西山幹男君】 これより、「平成20年度二宮町老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第58号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立全員であります。よって、議案第58号は原案のとおり認定されました。


◯議長【西山幹男君】 これより、「平成20年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第59号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立多数であります。よって、議案第59号は原案のとおり認定されました。


◯議長【西山幹男君】 これより、「平成20年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第60号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立全員であります。よって、議案第60号は原案のとおり認定されました。


◯議長【西山幹男君】 これより、「平成20年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第61号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立多数であります。よって、議案第61号は原案のとおり認定されました。
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   日程第3 議会運営委員会の閉会中の継続審査について


◯議長【西山幹男君】 日程第3「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。
 議会運営委員長より、次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申し出がありました。賛成の議員の起立を求めます。
               (賛成者起立)


◯議長【西山幹男君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。
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◯議長【西山幹男君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。平成21年第3回二宮町議会定例会を閉会するに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
 秋本番、過ごしやすい季節となりました9月4日より9月29日までの26日間と長い定例会でしたが、総括質疑、一般質問、決算審査特別委員会等が真剣に審議され、執行者方の親切丁寧な答弁により、実り多い定例会でした。数多い提案、要望、また課題を検証されまして、22年度予算に向けて町政に反映されますよう要望いたします。
 国政においては、戦後初めての政権交代が行われる、第93代、60人目の首相に民主党の鳩山由紀夫氏が9月16日に指名され、社会民主党、国民新党との3党連立政権が誕生、発足いたしました。官僚依存からの脱却を強調され、国家戦略室、行政刷新会議を設置し、マニフェスト実現と日本の政治行政システムの大転換を目指し、国民の期待を背負いスタートいたしました。また、就任早々、日米首脳会談をはじめ外交デビューを立派に果たされました。今後もさらなる活躍を期待します。
 二宮町においては、いろいろな行事が多く、議員の皆さんをはじめ、執行者の皆さん方も健康に十分留意され、楽しく、明るい、住みよいまちづくりのため、さらなる活躍をお願い申し上げまして閉会のあいさつといたします。
 以上で平成21年第3回二宮町議会定例会を閉会いたします。
 なお、この後、午後3時より議会全員協議会を開催しますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。
                          午後2時40分 閉会




   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

      二宮町議会  議  長  西 山 幹 男

             署名議員  松 木 義 明

             署名議員  原 冨 士 徳